JP2017014664A - 繊維製品 - Google Patents

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昌平 山田
Shohei Yamada
昌平 山田
國貞 秀明
Hideaki Kunisada
秀明 國貞
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Abstract

【課題】第一糸材における芯糸に対する鞘糸の撚り戻りを極力抑えることにある。【解決手段】第一糸材11と、第一糸材11よりも収縮しやすい第二糸材の双方を構成糸として備えるとともに、第一糸材11が、芯糸20と、芯糸20に対してスパイラル状に巻装される鞘糸21とを有する繊維製品において、鞘糸21が、複数又は単数の機能性線材からなるとともに、芯糸20に対する鞘糸21の撚り返し率が34%よりも大きく設定される。【選択図】図3

Description

本発明は、芯糸と鞘糸を有する第一糸材と、第一糸材よりも収縮しやすい第二糸材を備えた繊維製品に関する。
この種の第一糸材として、特許文献1に開示の糸材が公知である。この糸材は、芯糸と、複数の鞘糸(導電糸、結束糸)を有する。芯糸は、加撚された紡績糸又はマルチフィラメントである。また導電糸は、金属繊維フィラメント(単糸)であり、結束糸は、ナイロンやポリエステル繊維のモノフィラメント糸である。公知技術では、導電糸を芯糸にスパイラル状に巻装したのち、結束糸を、導電糸の撚り方向とは逆にして芯糸にスパイラル状に巻装する。このように導電糸上に結束糸を交叉状に配置することで、結束糸にて導電糸を芯糸に対して押え込むことができる。
上述の第一糸材は、例えば乗物用シートのシートカバー(繊維製品の一例)の構成糸に使用できる。このとき例えば天然繊維又は化学繊維製の第二糸材(第一糸材よりも収縮しやすい糸材)をベースの構成糸として、第一糸材を構成糸の一部に使用する。そして第一糸材と第二糸材にてシートカバー(織物)を製織したのち、各種加工(加熱処理や揉み作用)を施す。こうして作成されたシートカバーは、通電可能な第一糸材(導電糸)を有することから、静電容量式センサの電極やヒータとして使用できる。
特開平10‐8340号公報
ところで上述の第一糸材の構成(鞘糸を芯糸にスパイラル状に巻装する構成)では、芯糸に対して鞘糸が撚り戻ろうとする力(鞘糸のトルク)が生じることが知られる。そして第一糸材をシートカバーの構成糸として使用する場合、上述の各種加工時において、芯糸に対する鞘糸(導電糸)の撚り戻りが促進されて、鞘糸にスナール(捩れ)が発生することがあった。このため上述のシートカバーでは、鞘糸(導電糸)のスナール部分がシートカバー表面から飛び出すなどして、シート性能の極端な悪化(応力集中による導電糸の断線、異物感や温度ムラの発生等)が見られることがあった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、第一糸材における芯糸に対する鞘糸の撚り戻りを極力抑えることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の繊維製品は、第一糸材と、第一糸材よりも収縮しやすい第二糸材の双方を構成糸として備える。そして第一糸材が、芯糸と、芯糸に対してスパイラル状に巻装される鞘糸とを有するのであるが、この種の繊維製品では、芯糸に対する鞘糸の撚り戻りを極力抑えられることが望ましい。そこで本発明では、上述の鞘糸が、複数又は単数の機能性線材(例えば撚り合わされた複数の導電糸)からなるとともに、芯糸に対する鞘糸の撚り返し率が34%よりも大きく設定されることで、鞘糸が撚り戻ろうとする力が極力抑えられることとなる。
本発明に係る第1発明によれば、第一糸材における芯糸に対する鞘糸の撚り戻りを極力抑えることができる。
乗物用シートの斜視図である。 シートカバー一部の正面図である。 第一糸材一部の側面図である。 芯糸一部と鞘糸一部(撚り返し率100%)の側面図である。 参考例にかかる芯糸一部と鞘糸一部(撚り返し率0%)の側面図である。 ワイヤ撚線機一部の透視側面図である。 収縮前のシートカバー一部の概略正面図である。 収縮後のシートカバー一部の概略正面図である。 シートカバー一部の正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図9を参照して説明する。図1及び図2には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DWを付す。また図2及び図9では、便宜上、各糸材の一部にのみ符号を付す。図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。またこれらシート構成部材は、各々、シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。
そして本実施形態では、シートクッション4のシートカバー4S(繊維製品の一例)が通電可能とされており、静電容量式センサの電極又はヒータとして機能する。このシートカバー4Sの少なくとも一部は、第一糸材11と第二糸材12を構成糸として有する織物であり、第一糸材11が、芯糸20と、芯糸20に対してスパイラル状に巻装される鞘糸21を有する(図2及び図3を参照、各部材の構成は後述)。そして鞘糸21が、導電糸(機能性線材の一例)にて構成されることにより、シートカバー4Sが通電性を有することとなる。この種の構成では、鞘糸21の撚り戻りによるスナール(捩れ)が発生することで、シートカバー4S表面から鞘糸21が飛び出すことが懸念される。そこで本実施形態では、後述の構成にて、芯糸20に対する鞘糸21の撚り戻り(スナールの発生)を極力抑えることとした。以下、各構成について詳述する。
[シートカバー]
シートカバー4Sは、袋状の面状部材であり、複数の表皮ピース(第一表皮ピース40f,第二表皮ピース40s等)を縫合して形成できる(図1及び図2を参照)。第一表皮ピース40fは、シート中央形状に倣った略矩形の面状部材であり、第二表皮ピース40sは、シート側部形状に倣った形状の面状部材である。これら各表皮ピースは、布帛(織物,編物,不織布)、皮革(天然皮革,合成皮革)又はこれらの複合材にて適宜形成できる。なお各表皮ピースの裏面側(シートパッドを臨む側)には、パッド材14(典型的に発泡樹脂製の面材)と、裏基布16(例えば不織布)を積層状に配置できる。そして本実施形態では、第一表皮ピース40fが、通電可能な織物とされて、第一糸材11(蛇行状に配置する糸材)と、第二糸材12と、接続部材30を有する(図2及び図9を参照、各部材等の構成は後述)。そして第一表皮ピース40fを電源9に電気的につなげることにより、シートカバー4Sを、静電容量式センサの電極やヒータとして機能させることができる。
[第一糸材(芯糸)]
第一糸材11は、第一表皮ピース40fの構成糸であり、芯糸20と、鞘糸21を有する(図2〜図5を参照)。芯糸20は、フィラメント糸、紡績糸、延伸糸及び伸縮加工糸(仮撚加工糸や座屈糸)等の糸材である。芯糸20として、複数の糸材を引き揃えるなどして使用することができ、また単数の糸材を使用することもできる。ここで芯糸20(材質)は特に限定しないが、植物系及び動物系の天然繊維、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる化学繊維及びこれらの混繊糸を例示できる。
(鞘糸)
鞘糸21は、複数又は単数の機能性線材からなり、本実施形態では、撚り合わされた複数の導電糸で形成できる(図3を参照)。導電糸は、通電可能な導電性の線材であり、典型的に比抵抗(体積抵抗率とも呼ぶ)が10〜10−12Ω・cmである。ここで「比抵抗(体積抵抗率)」とは、どのような材料が電気を通しにくいかを比較するために用いられる物性値であり、例えば「JIS C 2525 7.2C」に準拠して測定できる。例えば導電糸として、しなやかな金属や合金などの糸材、炭素繊維(ポリアクリロニトリル系炭素繊維又はピッチ系炭素繊維)のフィラメント、メッキ線材が好適に使用できる。メッキ線材は、非導電性又は導電性の線材(芯材)と、金属又は合金のメッキ層を有する。なお導電糸の本数は特に限定しないが典型的に2〜7本である。また鞘糸21の撚数は、鞘糸21の太さ(繊度)、後述のフィラメント数(シングルカバリング、ダブルカバリング)などに応じて適宜設定でき、典型的に20〜2000T/mの範囲に設定できる。
(撚り返し率)
本実施形態では、後述する巻装工程において、芯糸20に対してスパイラル状に鞘糸21を巻装する(図3〜図5を参照)。このとき芯糸20に対する鞘糸21の撚り返し率が34%よりも大きく設定される(詳細後述)。ここで撚り返し率とは、後述の計算式1から導き出される値であり、芯糸20に対して鞘糸21がスパイラル状に一回巻き付く際(芯糸20に鞘糸21を一巻きする際)の鞘糸21自身の撚り度合いのことである。例えば撚り返し率100%では、芯糸20に鞘糸21を一巻きする際に鞘糸21自身の撚りがかからない状態となる(なお図4では、便宜上、軸心方向に延びる二点破線を鞘糸21周面に入れてその撚り状態を示す)。また撚り返し率0%(参考例)では、芯糸20に鞘糸21を一巻きする際に鞘糸21自身の撚りが一回(360°)かかった状態となる(なお図5では、便宜上、軸心方向に延びる二点破線を鞘糸21周面に入れてその撚り状態を示す)。そして撚り返し率50%では、芯糸20に鞘糸21を一巻きする際に鞘糸21自身の撚りが1/2回(180°)かかった状態となる。
計算式1:撚り返し率(%)=(1-|T-T|/T)×100(なお各式中、Tは、カバリング前における特定の鞘糸の撚り数(T/m)を示す。またTは、第一糸材無中(カバリング後)の特定の鞘糸21を固定した状態で、残りの糸材(芯糸、他の鞘糸)を除去した状態における特定の鞘糸の撚り数(T/m)を示す。そしてT3は、芯糸への特定の鞘糸のカバリング数(T/m)を示す。)
そして本実施形態では、上述の通り芯糸20に対する鞘糸21の撚り返し率が34%よりも大きく設定され、好ましくは50%〜100%の範囲に設定され、さらに好ましくは75%〜100%の範囲に設定される。ここで上記撚り返し率が34%以下であると、芯糸20に対する鞘糸21の撚り戻りを抑えることができず、鞘糸21が寄り付いてスナールが発生することを回避できない。そして上記撚り返し率を50%〜100%(さらに好ましくは75%〜100%)の範囲に設定することで、芯糸20に対する鞘糸21の撚り戻りが好適に抑えられ、更に鞘糸21のスナール指数(後述)の上昇も極力抑えられる。
(スナール指数)
また本実施形態では、鞘糸21のスナール指数(トルク強さ)を0〜50の範囲に設定することが好ましく、より好ましくは0〜30の範囲に設定する。鞘糸21のスナール指数は、例えば「JIS L1013(2003) 9.17.1 スナール指数A法」に準拠して測定できる。そして鞘糸21のスナール指数を上記範囲に設定することで、鞘糸21が撚り戻ろうとする力を好適に抑えることができる。ここで鞘糸21のスナール指数が50より大きいと、鞘糸21が撚り戻ろうとする力を抑えることができずスナール(捩れ)が発生する危険性が高まる。
ここで第一糸材11中の鞘糸21の本数は特に限定しないが、例えば1本(シングルカバリング)又は複数本であり、特に2本(ダブルカバリング)などの偶数本であることが好ましい。例えば芯糸20に対して鞘糸21(単数)をシングルカバリングすることで、第一糸材11の部品点数を抑えて製造コスト等を低減することができる(図3を参照)。また芯糸20に対して鞘糸21をダブルカバリングすることにより、第一糸材11の強度や導電性を向上させることもできる。なおシングルカバリング時の鞘糸21の撚り方向はS撚又はZ撚のいずれでもよく、ダブルカバリング時には、一方の鞘糸21をS撚とし、他方の鞘糸21をZ撚とすることが好ましい。
[第一糸材の製造]
本実施形態では、後述のワイヤ撚線機WMにて、芯糸20に対してスパイラル状に鞘糸21を巻装することで(巻装工程にて)第一糸材11を作成できる(図3及び図6を参照)。ここで第一糸材11の製造装置として、チューブラー型やプラネタリー型などのワイヤ撚線機を例示できる。これらチューブラー型やプラネタリー型のワイヤ撚線機は撚返し率をほぼ100%とすることが可能であり、鞘糸21のトルクを消すことに優れる(後述の試験例を参照)。
(ワイヤ撚線機)
ワイヤ撚線機WMは、本体部2wと、一対のボビンBM1,BM2を有する(図6を参照)。本体部2wは、円筒状の中空部材であり、一側が三角錘状とされて開口(合流部4w)が形成される。本実施形態では、本体部2wを、図示しない支持部材に取付けつつ、本体部2wの軸線周りに回転可能とする。また一対のボビン(第一ボビンBM1,第二ボビンBM2)は、本体部2wに並列して収納されており、本体部2wの回転に追従しない状態で保持される。そして第一ボビンBM1に鞘糸21が巻装されて本体部2w奥方に配置し、第二ボビンBM2に芯糸20が巻装されて合流部4w近くに配置する。本実施形態では、芯糸20が、第二ボビンBM2から直線状に引出されつつ合流部4wを通過して装置外に延長する。また鞘糸21が、第一ボビンBM1から引出されつつ、途中に配置の輪状部材6w,8wにて本体部2wの内面側に湾曲したのち、芯糸20の周囲から合流部4wを通過する。そして本体部2wの回転とともに、芯糸20と鞘糸21を合流部4wから引出すことで、芯糸20に対して鞘糸21がスパイラル状に巻装される(巻装工程が行われる)。こうして芯糸20に鞘糸21を巻装しながら第一糸材11を形成したのち、完成した第一糸材11を装置外の第三ボビンBM3に順次巻取ることができる。
[第二糸材]
第二糸材12は、第一糸材11よりも収縮しやすい糸材であり、紡績糸、フィラメント、延伸糸又は伸縮加工糸(仮撚加工糸や座屈糸)を例示できる(図2を参照)。第二糸材12(材質)として、植物系及び動物系の天然繊維、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる化学繊維及びこれらの混繊維を例示できる。なお天然繊維では、綿、麻又は羊毛が風合いに優れるため、シートカバー4Sの構成糸として用いることが好ましい。また化学繊維では、ポリエステル繊維(例えばポリエチレンテレフタレートのフィラメント)やナイロン繊維は耐久性と風合いと強度に優れるため、シートカバー4Sの構成糸として用いることが好ましい。なお第二糸材12の繊度は特に限定しないが、例えば30〜3000dtex程度の糸材を使用することができる。
[シートカバーの製造]
本実施形態では、第一表皮ピース40f(織物)の経糸又は緯糸として、第一糸材11と第二糸材12(12a〜12i)を適宜使用する(図2、図7及び図8を参照)。例えば経糸としての第二糸材12を整経したのち、緯糸としての第一糸材11と第二糸材12を適宜打ち込むことができる。また経糸として、第一糸材11と第二糸材12を使用することもできる。そして本実施形態では、第一表皮ピース40f(織物)のベースとなる部分を第二糸材(例えば経糸としての第二糸材12a〜12c、緯糸としての第二糸材12d〜12i)にて形成する(図7を参照)。このとき緯糸の一部に第一糸材11を使用して、ベース部分の幅方向に沿うように織り込む。そして第二糸材12a〜12iにて誘導点10a,10b及び拘束点10c(ともに後述)を形成することで、第二糸材12の収縮により第一糸材11を部分的に張引して蛇行状に配置することとした。なお第一糸材11と交差させる第二糸材(誘導点及び拘束点を構成する糸材)は、第一表皮ピース40fの表面意匠を構成する糸材でもよく、表面意匠とは無関係の糸材でもよい。例えば表面意匠とは無関係の(表面側に現れない)第二糸材を誘導点(10a,10b)及び拘束点10cの形成に用いることで、第一糸材11の表面意匠への影響を極力排除できる。
(誘導点)
誘導点(第一誘導点10a,第二誘導点10b)は、第一表皮ピース40fの面方向に第一糸材11の変位を許容する部位であり、経糸一部(第二糸材12a,12c)で構成される(図7を参照)。ここで第二糸材12aと第二糸材12cは第一糸材11(緯糸)よりも外方に配置しており、第一表皮ピース40f表面からの第一糸材11の飛び出しを規制できる。そして第一誘導点10aは、経糸の延びる方向で見て、第一糸材11の一側(図7で見て上側)の糸飛ばし長さ(緯糸の飛ばし量)が、第一表皮ピース40fの他の箇所に比べて大きい箇所である。また第二誘導点10bは、経糸の延びる方向で見て、第一糸材11の他側(図7で見て下側)の糸飛ばし長さが他の箇所に比べて大きい箇所である。
(拘束点)
拘束点10cは、第一表皮ピース40fの面方向に第一糸材11の変位を許容する範囲が誘導点よりも小さい部位である(図7を参照)。本実施形態の拘束点10cは、経糸他部(第二糸材12b)で構成されており、第一誘導点10aと第二誘導点10bの間に形成される。なお第二糸材12bは第一糸材11よりも外方に配置しており、第一表皮ピース40f表面からの第一糸材11の飛び出しを規制できる。そして本実施形態の拘束点10cは、経糸の延びる方向で見て、第一糸材11一側の糸飛ばし長さが第一誘導点10aよりも小さく、また第一糸材11他側の糸飛ばし長さが、第二誘導点10bよりも小さい箇所である。
ここで拘束点10cと誘導点10a(10b)の間隔(一周期の長さ)は特に限定しないが、5〜30mm程度が好ましく、より好ましくは10〜25mmである。そして一周期の長さを5〜30mm程度に設定することで、第一糸材11(剛性に優れて蛇行しにくい導電糸)を好適に蛇行させることができる。また隣り合う拘束点10cの間に、単数又は複数の誘導点(10a又は10b)を形成できる。ここで隣り合う拘束点10cの間の距離が広くなると第一糸材11が引っかかりやすくなるため、隣り合う拘束点10cの間に緯糸に対して複数本の誘導点となる経糸を配置してもよい。誘導点を複数形成する場合、各誘導点の糸飛ばし長さを同一とすることができ、また第一糸材11の蛇行の位置(振幅の幅)に合わせて、各誘導点の糸飛ばし長さを適宜変えてもよい。ただし第一糸材11と交差させる第二糸材(誘導点及び拘束点を構成する糸材)として表面意匠に関係しない経糸を用いる場合、30%以下程度に抑えることが表面意匠の自由度のため好ましい。
なお第一表皮ピース40f中の第一糸材11の配置本数は特に限定しないが、各種機能を好適に発揮させるために、複数の第一糸材11を、所定間隔をあけつつ平行に配置することが好ましい(図2を参照)。例えば第一表皮ピース40fにヒータ機能を持たせる場合、第一糸材11同士の間隔寸法W1を1mm〜60mmに設定することができる。また第一表皮ピース40fにセンサ(電極)機能を持たせる場合、第一糸材11同士の間隔寸法W1を60mmの範囲内に設定することが望ましい。第一糸材11同士の間隔寸法W1が60mmを超えると、第一表皮ピース40fのセンサ機能が悪化(静電容量が低下)して電極として機能しないおそれがある。好ましくは第一糸材11の間隔寸法W1の上限値を30mmとすることで、第一表皮ピース40fがより好適なセンサ機能(静電容量)を備える。
(仕上げ処理)
本実施形態では、第一表皮ピース40fを製織したのち、所定の仕上げ処理を行うことができる(図2、図7及び図8を参照)。この仕上げ処理として、精練工程と、染色工程と、熱セット工程と、風合い出し工程と、後加工剤付与工程と、仕上げセット工程を例示でき、これら上述の工程を全て行うこともでき、1又は複数の工程を省略することもできる。上記各工程では、第一表皮ピース40fに熱処理(乾熱処理又は湿熱処理)を施すことが多く、例えば精練や染色工程では90〜155℃前後の熱処理が施されることが多い。そしてこの加熱処理によって、第一表皮ピース40f中の第二糸材12が面方向に収縮する。また熱処理のほかに化学的な薬品による処理にて、第二糸材12が面方向に収縮することもある。なお第一表皮ピース40fの収縮により、織物の地厚感や伸び付与、仕立て栄えにも効果がある。
本実施形態では、上述の仕上げ処理において、第二糸材12が相対的に収縮することで、第一糸材11(収縮性に劣る糸材)が蛇行状に撓み変形する(図2及び図8を参照)。このとき第一糸材11が、拘束点10cにて拘束された箇所を支点として、誘導点10a,10bにおいて山なりに撓み変形する。すなわち第一糸材11が、第一誘導点10aに沿って一側(図8で見て上側)に向けて山なりに撓み変形するとともに、第二誘導点10bに沿って他側(図8で見て下側)に向けて山なりに撓み変形する。このように本実施形態では、誘導点10a,10bと拘束点10cにて、第一糸材11を面方向にスムーズに蛇行させることにより、第一表皮ピース40fからの第一糸材11の飛び出しを極力阻止できる。そして本実施形態では、芯糸20に対する鞘糸21の撚り返し率を34%よりも大きく設定したことで、鞘糸21が撚り戻ろうとする力が極力抑えられる。このため上述の仕上げ処理において、シートカバー4Sから鞘糸21が飛び出すことが極力阻止されて、シート性能を好適に維持することができる。
[接続部材]
本実施形態では、第一表皮ピース40fの向きを調節するなどして、第一糸材11をシート幅方向に向けつつ配置する(図2を参照)。つぎに第一表皮ピース40fの両末端部に接続部材30をそれぞれ配設して、第一糸材11の両端に電気的につなげる。そして一対の接続部材30を、電源ケーブル(符号省略)などを介して電源9につなげることで、第一表皮ピース40fを通電可能な状態とすることができる。ここで接続部材30は、第一糸材11と電源9を電気的につなげる部材であり、導線、導電テープ、導電化された布体を例示できる。
[シートカバーの使用]
図1及び図2を参照して、第一表皮ピース40fにてシートカバー4Sを形成したのち、シートパッド4P上に配置する。このとき本実施形態の第一糸材11では、芯糸20に対する鞘糸21の撚り返し率を34%よりも大きく設定したことで、鞘糸21が撚り戻ろうとする力が極力抑えられており、鞘糸21にスナールがほとんど発生しない状態とされる。このため本実施形態によれば、シートカバー4Sの平面内に第一糸材11(鞘糸21)が配置されて、鞘糸21の飛び出しが原因のシートカバー4Sの機能低下を極力回避できる。また本実施形態では、第一糸材11がシートカバー4Sに蛇行状に配置する。このためシートカバー4Sの幅方向に力が加わったときでも第一糸材11(蛇行状)が直線となるように変形することでシートカバー4Sが力を負担し、第一糸材11に過度の力が加わらず断線を抑制できる。
以上説明したとおり本実施形態では、芯糸20に対する鞘糸21の撚り返し率を適切に設定することにより、鞘糸21が撚り戻ろうとする力(トルク)を好適に弱めることができる。こうして芯糸20に対する鞘糸21の撚り戻り(スナールの発生)を極力抑えることにより、シート性能の悪化(応力集中による鞘糸の断線、鞘糸の撚り戻りによる異物感や温度ムラの発生等)を好適に回避できる。また本実施形態では、第一糸材11を蛇行状に配置することにより、シートカバー4S(第一表皮ピース40f)の平面内に極力配置させることができる。このため第一表皮ピース40f(織物)の染色・仕上げ加工時及びシートカバー4Sの使用時に第一糸材11の特定部位に力が集中することがなくなり断線を抑制できる。
以下、本実施形態を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されない。
[実施例1]
本実施例の第一糸材では、芯糸と、二種の鞘糸(上撚鞘糸,下撚鞘糸)を使用した。芯糸として、ポリエチレンテレフタレート(PET)糸(167T/48f)を使用した。また下撚鞘糸として、7本のSUS304線(線径20μm)をZ撚に1.0mmのピッチ長で撚糸した糸材を使用した。また上撚鞘糸として、7本のSUS304線(線径20μm)をS撚に1.0mmのピッチ長でワイヤ撚糸機を用いて撚糸した糸材を使用した。そしてチューブラー型のワイヤ撚線機を用いて、下撚鞘糸(Z撚)を、芯糸に対してS撚方向に2mmのピッチ長にてカバリングを行った。また同時に上撚鞘糸(S撚)を、芯糸に対してZ撚方向に2mmのピッチ長にてカバリングを行うことで実施例1の第一糸材を得た。
そして本実施例では、図7の織組織(蛇行組織)にて第一糸材をヨコ打ち込みし、ファイナルセットの仕上げ加工を行い、実施例1の織物を作成した。なお本実施例では、仕上げ加工(熱処理)に高圧液流染色機(日阪製作所製、商品名:CUT−MR−1SSS)を使用した。仕上げ加工の条件は、設定温度:100℃、昇温時間:2℃/min、保持時間:20min(100℃)、降温時間:1℃/min、滞留速度:140m/minとした。なお第二糸材の経糸として、ポリエチレンテレフタレート(PET)糸(84dtex/36f/2、Z130T/m)、同糸材の緯糸として、ポリエチレンテレフタレート(PET)糸(167dtex/48f)を使用した。そして実施例1の織物では、タテ方向の収縮率が93%、ヨコ方向の収縮率が89%であった。
[実施例2]
本実施例では、下撚鞘糸として、7本のSUS304線(線径20μm)をZ撚に0.67mmのピッチ長で撚糸した糸材を使用した。また上撚鞘糸として、7本のSUS304線(線径20μm)をS撚に0.67mmのピッチ長で撚糸した糸材を使用した。その他の構成は実施例1と同様として実施例2の第一糸材と織物を得た。
[実施例3]
本実施例では、実施例2の下撚鞘糸を使用し、実施例2の上撚鞘糸を使用した。そしてプラネタリー型のワイヤ撚線機(撚り返し率70%に設定)を用いて、下撚鞘糸(Z撚)を、実施例1の芯糸に対してS撚方向に2mmのピッチ長にてカバリングを行った。また同時に上撚鞘糸(S撚)を、芯糸に対してZ撚方向に2mmのピッチ長にてカバリングを行うことで第一糸材を得た。その他の構成は実施例1と同様として実施例3の織物を得た。
[実施例4]
本実施例では、実施例1の下撚鞘糸を使用し、実施例1の上撚鞘糸を使用した。そしてチューブラー型のワイヤ撚線機を用いて、下撚鞘糸(Z撚)を、実施例1の芯糸に対してZ撚方向に2mmのピッチ長にてカバリングを行った。また同時に上撚鞘糸(S撚)を、芯糸に対してZ撚方向に2mmのピッチ長にてカバリングを行うことで第一糸材を得た。その他の構成は実施例1と同様として実施例4の織物を得た。
[実施例5]
本実施例では、チューブラー型のワイヤ撚線機を用いて、鞘糸(実施例2の下燃鞘糸(S撚)を、実施例1の芯糸に対してZ撚方向に2mmのピッチ長にてシングルカバリングを行うことで第一糸材を得た。その他の構成は実施例1と同様として実施例5の織物を得た。
[実施例6]
本実施例では、鞘糸として、7本のSUS304線(線径28μm)をS撚に0.93mmのピッチ長で撚糸した糸材を使用した。そしてチューブラー型のワイヤ撚線機を用いて、鞘糸を、実施例1の芯糸に対してZ撚方向に4mmのピッチ長にてシングルカバリングを行うことで第一糸材を得た。その他の構成は実施例1と同様として実施例6の織物を得た。
[実施例7]
本実施例では、チューブラー型のワイヤ撚線機を用いて、鞘糸(実施例6の鞘糸)を、実施例1の芯糸に対してZ撚方向に2mmのピッチ長にてシングルカバリングを行うことで第一糸材を得た。その他の構成は実施例1と同様として実施例7の織物を得た。
[実施例8]
本実施例では、プラネタリー型のワイヤ撚線機を用いて、鞘糸(実施例6の鞘糸)を、実施例1の芯糸に対してZ撚方向に2mmのピッチ長にてシングルカバリングを行うことで第一糸材を得た。その他の構成は実施例1と同様として実施例8の織物を得た。
[実施例9]
本実施例では、チューブラー型のワイヤ撚線機を用いて、鞘糸(実施例6の鞘糸)を、芯糸に対してZ撚方向に1mmのピッチ長にてシングルカバリングを行うことで第一糸材を得た。その他の構成は実施例1と同様として実施例9の織物を得た。
[実施例10]
本実施例では、芯糸として、クラレ社製ベクトラン(登録商標)T‐102(56T/10f)を使用した。その他の構成は実施例7と同様として実施例10の第一糸材と織物を得た。
[比較例1]
本比較例では、実施例2の下撚鞘糸を使用し、実施例2の上撚鞘糸を使用した。そしてカバリング撚糸機を用いて、下撚鞘糸を、実施例1の芯糸に対してS撚方向に2mmのピッチ長にてカバリングを行った。また同時に上撚鞘糸を、芯糸に対してZ撚方向に2mmのピッチ長にてカバリングを行うことで第一糸材を得た。その他の構成は実施例1と同様として比較例1の織物を得た。
[比較例2]
本比較例では、カバリング撚糸機を用いて、鞘糸(実施例6の鞘糸)を、実施例1の芯糸に対してZ撚方向に2mmのピッチ長にてシングルカバリングを行った。その他の構成は実施例6と同様とした。
[トルク強さ(スナール指数)の評価試験]
本試験では、試験サンプルとして、各実施例(各比較例)の第一糸材中、特定の鞘糸(単数)の両端を固定した状態で、残りの糸材(芯糸,他の鞘糸)を除去したものを用いた。そして特定の鞘糸のトルク強さを、「JIS L1013(2003) 9.17.1 スナール指数A法」に従い評価した。
[製織性の評価試験]
本試験では、各実施例(各比較例)の第一糸材をヨコ糸(緯糸)として使用した。そしてレピア織機を用いてヨコ糸回転数300rpmにてヨコ糸打込みを行い、10m製織時の鞘糸(導電糸)由来の停台回数が1回以下を○、2回以上を×とした。
[乗降耐久性試験]
本試験では、シート上での人の動きの一例(上下動、前後動、ツイスト運動)を、臀部模型を備えるロボットによって再現した。より具体的には、20℃の環境の下、臀部模型(座位臀部幅:39cm)を各実施例及び比較例の織物(通電状態)に配置して、77kgの荷重を臀部模型にかけた。そして各織物上で、臀部模型の上下動(50mm)と前後動(30mm)とツイスト運動(15度)をこの順で50万回繰り返した。
下記の[表1]に、各実施例の第一糸材の詳細と、各比較例の第一糸材の詳細を示す。また[表2]に、各実施例の第一糸材及び織物の試験結果と、各比較例の第一糸材及び織物の試験結果を示す。
[結果及び考察]
[表2]を参照して、実施例1〜10では、各鞘糸が好適なスナール指数を有するとともに、製織性が良好でスナールの発生もなかった。そして実施例1〜10の第一糸材は、カバリングを行った形状が保持されて織物に蛇行状に配置された(図9を参照)。上述の試験結果は、実施例1〜10の鞘糸の撚り返し率が極めて良好であった(70〜100%の範囲に収まっていた)ためと考えられる。このことから実施例1〜10の構成によれば、芯糸に対する鞘糸の撚り戻りが好適に抑えられて、シート性能の悪化を好適に回避できることがわかった。これとは異なり比較例1の織物では、鞘糸(SUS撚糸)が寄り付くスナールが発生していた。比較例1にてスナールが発生した原因は、鞘糸の撚り返し率が極めて低く鞘糸に余計な撚りが入っているためにトルクが強くなり、織物が収縮する際に鞘糸が寄り付いたためと考えられる。そして比較例2では、鞘糸のトルクが強く、緯糸の安定した打ち込みができなかった(織物を作製できなかった)。
そして各実施例1〜10及び比較例1の第一糸材(SUS撚糸)に0.06Aの電流を流し(通電し)、サーマルカメラで表面温度を測定した。実施例1〜10の第一糸材では、温度ムラがほとんど生じなかった(極端な温度の高低差の発生が確認できなかった)。これとは異なり比較例1では、スナールの部分は単位長さ当たりの鞘糸が長いため、同部分の温度だけ4℃高い(温度ムラが生じた)ことが確認された。
そして乗降耐久試験後の実施例1〜10の織物を通電しても異常加熱部は見られなかった。これとは異なり乗降耐久試験後の比較例1の織物では異常加熱部が見られた。そこで比較例1の織物を分解調査したところ、スナールの根元で異常加熱部が発生しており、鞘糸の一部(撚糸を構成する素線)が断線していた。
本実施形態の繊維製品は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施例では、機能性線材として導電糸を例示したが、他の機能性線材として、光を伝達する線材(光ファイバー等)や、磁気など電磁気を伝達する線材を例示できる。なお機能性線材は、複数本(撚り合わせ状態や引き揃え状態)の線材又は単数本の線材で形成することができ、複数本の場合には、複数種類の機能性線材を混在させることができる。
また本実施例では、繊維製品としてシートカバー4Sを例示したが、繊維製品の種類を限定する趣旨ではない。繊維製品として、例えば各種シートカバー(4S,6S,8S)等の面状部材や、組紐などの線状部材を例示できる。また本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
9 電源
4P シートパッド
4S シートカバー
10a,10b 誘導点
10c 拘束点
11 第一糸材
12 第二糸材
14 パッド材
16 裏基布
20 芯糸
21 鞘糸
30 接続部材
WM ワイヤ撚線機

Claims (1)

  1. 第一糸材と、前記第一糸材よりも収縮しやすい第二糸材の双方を構成糸として備えるとともに、前記第一糸材が、芯糸と、前記芯糸に対してスパイラル状に巻装される鞘糸とを有する繊維製品において、
    前記鞘糸が、複数又は単数の機能性線材からなるとともに、前記芯糸に対する前記鞘糸の撚り返し率が34%よりも大きい繊維製品。
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