JP2017013878A - パッケージ - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の目的は、トレーに異物が入り込みにくく、かつ、水蒸気を適切に排出できるパッケージを提供することである。
トレーに内容物が収容されたパッケージが加熱されているとき、トレーの収容空間から貫通部を介して水蒸気が排出される。このため、フランジのうちの貫通部と面している凹部が形成されている部分は温度が高い。上記パッケージによれば、フランジが本体の開口の周囲の全体に形成されているため、エンドユーザーは加熱が終了したパッケージのフランジのうちの凹部が形成されている部分以外の部分、すなわち、比較的温度の低い部分を把持することができる。このため、パッケージを持ち運びやすい。
図1または図2に示されるように、内容物が収容される前のパッケージ1はトレー10、および、トレー10に取り付け可能な蓋50を備える。なお、図1および図2はトレー10と蓋50とがシールされていない状態のパッケージ1を示している。
図3に示されるように、蓋50がトレー10から取り外され、トレー10の収容空間21に液状内容物110が収容される。液状内容物110の一例は、ソース等の調味料である。
図6に示されるように、エンドユーザーは液状内容物110が収容され、シール部60が形成されているパッケージ1を購入後、パッケージ1を電子レンジ等の加熱手段(図示略)により加熱する前に蓋50をトレー10から一旦取り外す。このため、シール部60が剥離する。エンドユーザーは蓋50をトレー10から取り外した後、固形状内容物120を液状内容物110に追加する。固形状内容物120の一例は、肉および野菜である。
(1)トレー10の収容空間21に液状内容物110を収容した後、本体20に対する蓋50の回転位置を第1の位置に設定した状態でシール予定部40と蓋50とをシールすることにより、トレー10の開口11の縁と貫通部51との間にシール部60が形成される。このため、貫通部51と収容空間21とが繋がることがシール部60により妨げられ、貫通部51からトレー10の収容空間21に異物が入り込まない。
図9および図10を参照して、第2実施形態のパッケージ1について説明する。なお、第1実施形態と共通する構成については第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3の部分233は本体220の短手方向に延びている。第3の部分233には凹部233Aが形成され、凹部233Aの内部の空間233Bは本体220の収容空間221と繋がっている。
蓋250は平面視において四角形状であり、パッケージ1の高さ方向に貫通している貫通部251を備える。蓋250の層構造、および、各層を構成する材料は第1実施形態の蓋50と同一である。貫通部251はパッケージ1の平面視において円形状の孔である。
エンドユーザーは図9に示されるパッケージ1を購入後、パッケージ1を電子レンジ等の加熱手段(図示略)により加熱する前に、蓋250をトレー210から一旦取り外す。このため、シール部260が剥離する。
図11〜図15を参照して、第3実施形態のパッケージ1について説明する。なお、第1実施形態と共通する構成については第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12に示されるように、パッケージ1の蓋350は平面視において円形状であり、貫通部351、および、フランジ330の穴333,334(図11参照)に挿入される2つの突起352を備える。蓋350の層構造、および、各層を構成する材料は第1実施形態の蓋50と同一である。
図13に示されるように、突起352は円柱形状であり、パッケージ1の高さ方向の下方に延びている。
図14に示されるように、パッケージ1はトレー310の収容空間321に液状内容物110が収容された後、本体320に対する蓋350の位置が第1の位置となるように蓋350がトレー310に取り付けられ、シール予定部340にシール加工が施される。このため、シール予定部340であった部分に蓋350とトレー310とがシールされた部分であるシール部360が形成される。シール部360は開口311の縁と貫通部351との間にも形成されるため、貫通部351とトレー310の収容空間321とが繋がることがシール部360により妨げられる。
(7)蓋350に突起352が形成され、トレー310のフランジ330に穴333,334が形成されているため、突起352を穴333または穴334に挿入することにより本体320に対する蓋350の回転位置の位置決めを行いやすい。
図16〜図20を参照して、第4実施形態のパッケージ1について説明する。なお、第1実施形態と共通する構成については第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
図17に示されるように、パッケージ1の蓋450は平面視において四角形状であり、貫通部451、および、フランジ430の穴433,434(図16参照)に挿入される2つの突起452を備える。蓋450の層構造、および、各層を構成する材料は第1実施形態の蓋50と同一である。
図18に示されるように、突起452は円柱形状であり、パッケージ1の高さ方向の下方に延びている。
図19に示されるように、パッケージ1はトレー410の収容空間421に液状内容物110が収容された後、本体420に対する蓋450の位置が第1の位置となるように2つの突起452が穴433に挿入されて蓋450がトレー410に取り付けられ、シール予定部440にシール加工が施される。このため、シール予定部440であった部分に蓋450とトレー410とがシールされた部分であるシール部460が形成される。シール部460は開口411の縁と貫通部451との間にも形成されるため、蓋450の貫通部451とトレー410の収容空間421とが繋がることがシール部460により妨げられる。
上記各実施形態に関する説明は、本発明に従うパッケージが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従うパッケージは、例えば以下に示される各実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・実施形態1の変形例のパッケージ1によれば、フランジ30の一対の第3の部分33のうちの少なくとも一方が省略される。
・実施形態2の変形例のパッケージ1によれば、2つ以上の貫通部251を備える。
・実施形態3の変形例のパッケージ1によれば、2つ以上の貫通部351を備える。
・実施形態1の変形例のパッケージ1によれば、凹部32Aが省略される。この変形例のパッケージ1は本体20に対する蓋50の位置が第1の位置のとき、貫通部51が第1の部分31と面し、本体20に対する蓋50の位置が第2の位置に設定されている場合、貫通部51が本体20の収容空間21と直接的に繋がる。
上記の各実施形態に記載の事項を上位概念化した事項を以下に記載する。
内容物を収容可能な空間である収容空間を形成する本体、および、前記本体の開口の周囲に形成されたフランジを備えるトレーと、前記トレーに取り付けられることにより前記本体の開口を閉じる蓋とを備え、前記フランジは、貫通している貫通部を備え、前記蓋は前記トレーに取り付け可能な回転位置または位置を複数備え、前記本体に対する前記蓋の回転位置または位置が第1の位置に設定される場合、前記フランジのうちの前記蓋とのシールが予定されている部分であるシール予定部よりも前記フランジの縁寄りの部分に前記貫通部が配置され、前記本体に対する前記蓋の回転位置または位置が第2の位置に設定される場合、前記貫通部と前記収容空間とが繋がるパッケージ。
10,210,310,410 :トレー
11,211,311,411 :開口
20,220,320,420 :本体
30,230,330,430 :フランジ
32A,233A,332,432 :凹部
32B,233B,332A,432A:凹部空間
40,240,340,440 :シール予定部
50,250,350,450 :蓋
51,251,351,451 :貫通部
110 :液状内容物(内容物)
120 :固形状内容物(内容物)
Claims (4)
- 内容物を収容可能な空間である収容空間を形成する本体、および、前記本体の開口の周囲に形成されたフランジを備えるトレーと、
前記トレーに取り付けられることにより前記本体の開口を閉じる蓋とを備え、
前記蓋は、貫通している貫通部を備え、さらに前記トレーに取り付け可能な回転位置または位置を複数備え、
前記本体に対する前記蓋の回転位置または位置が第1の位置に設定される場合、前記フランジのうちの前記蓋とのシールが予定されている部分であるシール予定部よりも前記フランジの縁寄りの部分に前記貫通部が配置され、前記本体に対する前記蓋の回転位置または位置が第2の位置に設定される場合、前記貫通部と前記収容空間とが繋がる
パッケージ。 - 前記フランジは、前記フランジの表側に開口し、前記収容空間と繋がる空間である凹部空間を形成する凹部を備え、
前記本体に対する前記蓋の回転位置または位置が前記第2の位置に設定される場合、前記貫通部と前記凹部空間とが繋がることにより前記貫通部と前記収容空間とが繋がる
請求項1に記載のパッケージ。 - 前記フランジは前記本体の開口の周囲の全体に形成される
請求項1または2に記載のパッケージ。 - 前記収容空間に内容物が収容され、前記本体に対する前記蓋の回転位置または位置が前記第1の位置に設定され、前記シール予定部と前記蓋とがシールされている
請求項1〜3のいずれか一項に記載のパッケージ。
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