JP2017013098A - 双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷却ロール10はロール本体2とその外周部に配設される外周スリーブ1とからなり、外周スリーブ1とロール本体2との接触面にロール幅方向25に延びる冷却水の流路8をロール周方向に多数設け、ロールの幅中央部領域23に配置した冷却水供給部4から分岐部11において流路8に冷却水を供給し幅方向左右に冷却水を分岐してロールの冷却を行い、冷却水供給部4はロール幅方向25で異なった場所に分散して配置される。これにより、冷却遅れ部が幅方向1箇所に集中することがなく、幅方向の冷却ムラを防止することが可能となる。
【選択図】図1−1
Description
(1)一対の冷却されたロール間に溶融金属を連続的に供給し、この溶融金属を急冷凝固して薄板を製造する双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロールであって、
該冷却ロールはロール本体とその外周部に配設される外周スリーブとからなり、外周スリーブとロール本体との接触面にロール幅方向に延びる冷却水の流路をロール周方向に複数設けられ、ロール本体の幅中央部領域に各流路毎に冷却水供給部が設けられ、当該冷却水供給部から幅方向両側の流路に分岐させて当該流路内を両側の端部側に向かって冷却水が流通可能であり、ロール本体の幅方向両端部に流路から冷却水を回収する冷却水回収部を有し、
前記冷却水供給部は、ロール周方向に隣接する流路の冷却水供給部に対して、ロール幅方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロール。
但し、幅中央部領域とは、ロール幅の一方の端部から1/3幅〜2/3幅の範囲内を言い、ロール周方向に隣接するとは、ロールの周に添った一方向に隣接することを言う。
(2)前記冷却水供給部は90%以上の流路において、ロール幅方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする(1)に記載の双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロール。
(3)前記冷却水供給部とロール周方向に隣接する流路の冷却水供給部とのロール幅方向距離が、外周スリーブ外面から流路外周面までの距離の2倍以上であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロール。
(4)冷却水供給部と幅方向両側の流路が交差する分岐部において、流路開口相当部を遮断する分流壁を設けることを特徴とする上記(1)〜(3)いずれか1つに記載の双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロール。
冷却ロール10はロール胴長810mm、直径500mmであり、厚み15mmの銅合金製外周スリーブ1と、その内周のロール本体2からなる。外周スリーブ1の内表面に冷却水流路8を設ける。流路8の外周面は直径480mmであり、周長1508mmに対し1周あたり48本(中心角7.5°毎)、流路幅12mm、深さ5mm、流路間壁幅約19mmの冷却水流路8を設ける。ロール幅中央1/3部内(810mm幅を270mm幅ずつ3分割したときの中央270mm幅部)が幅中央部領域23となる。冷却ロール10内部の冷却水経路については、図3に示すような経路を用いている。ロール本体2の幅中央部領域23に流路8への冷却水供給部4を設け、冷却水供給部4から分岐部11において幅方向両側の流路8に分岐させて当該流路8内を両側の幅端部22側に向かって冷却水が流通可能であり、ロール本体2の両方の幅端部22に流路8から冷却水を回収する冷却水回収部7を有する。
尚、本実施例は、冷却水供給部と、ロール周方向に隣接する流路の冷却水供給部とのロール幅方向距離は40mmであり、外周スリーブ外面から流路外周面までの距離の2倍の距離は20mmであるので、請求項3の条件も具備している。
冷却ロール10はロール胴長1350mm、直径800mmであり、厚み20mmの銅合金製外周スリーブ1と、その内周のロール本体2からなる。外周スリーブ1の内表面に冷却水流路8を設ける。流路8の外周面は直径770mmであり、周長2419mmに対し1周あたり80本(中心角4.5°毎)、流路幅12mm、深さ5mm、流路間壁幅約18mmの冷却水流路8を設ける。ロール幅中央1/3部内(1350mm幅を450mm幅ずつ3分割したときの中央450mm幅部)が幅中央部領域23となる。冷却ロール10内部の冷却水経路については、図1に示すような経路を用いている。ロール本体2の幅中央部領域23に流路8への冷却水供給部4を設け、冷却水供給部4から分岐部11において幅方向両側の流路8に分岐させて当該流路内を両側の幅端部22側に向かって冷却水が流通可能であり、ロール本体の幅方向両端部に流路8から冷却水を回収する冷却水回収部7を有する。
尚、本実施例は、冷却水供給部と、ロール周方向に隣接する流路の冷却水供給部とのロール幅方向距離は400mmであり、外周スリーブ外面から流路外周面までの距離の2倍は30mmであるので、請求項3の条件も具備している。
図9に示す流路配置を有する比較例の冷却ロール10を用いた。実施例その1と同様、冷却ロール10はロール胴長810mm、直径500mmであり、厚み15mmの銅合金製外周スリーブ1と、その内周のロール本体2からなる。外周スリーブの内表面に冷却水流路8を設ける。流路8の外周面は直径480mmであり、周長1508mmに対し1周あたり48本(中心角7.5°毎)、流路幅12mm、深さ5mm、流路間壁幅約19mmの冷却水流路8を設ける。実施例その1と相違し、冷却水供給部4を配置するロール幅方向の位置(供給部配置位置9)の数は1であり、ロール幅中央部21に位置している。すべての流路8の冷却水供給部4は同じ供給部配置位置9に位置しロール周面に対して一列に並べられている。分流壁5を有し、分流壁5の厚さは10mmとした。
2 ロール本体
3 冷却水全体供給部
4 冷却水供給部
5 分流壁
6 冷却水全体回収部
7 冷却水回収部
8 流路
9 供給部配置位置
10 冷却ロール
11 分岐部
12 冷却水供給管
13 ヘッダー部
14 集合供給部
15 ヘッダー部
16 集合回収部
17 流路間壁
21 幅中央部
22 幅端部
23 幅中央部領域
24 流路開口相当部
25 幅方向
26 周方向
27 効果的な冷却が及ぶ範囲
28 冷却が十分でない位置
Claims (4)
- 一対の冷却されたロール間に溶融金属を連続的に供給し、この溶融金属を急冷凝固して薄板を製造する双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロールであって、
該冷却ロールはロール本体とその外周部に配設される外周スリーブとからなり、外周スリーブとロール本体との接触面にロール幅方向に延びる冷却水の流路をロール周方向に複数設けられ、ロール本体の幅中央部領域に各流路毎に冷却水供給部が設けられ、当該冷却水供給部から幅方向両側の流路に分岐させて当該流路内を両側の端部側に向かって冷却水が流通可能であり、ロール本体の幅方向両端部に流路から冷却水を回収する冷却水回収部を有し、
前記冷却水供給部は、ロール周方向に隣接する流路の冷却水供給部に対して、ロール幅方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロール。
但し、幅中央部領域とは、ロール幅の一方の端部から1/3幅〜2/3幅の範囲内を言い、ロール周方向に隣接するとは、ロールの周に添った一方向に隣接することを言う。 - 前記冷却水供給部は、90%以上の流路において、ロール幅方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロール。
- 前記冷却水供給部とロール周方向に隣接する流路の冷却水供給部とのロール幅方向距離が、外周スリーブ外面から流路外周面までの距離の2倍以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロール。
- 冷却水供給部と幅方向両側の流路が交差する分岐部において、流路開口相当部を遮断する分流壁を設けることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の双ロール式ストリップ連続鋳造装置の冷却ロール。
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CN107052288A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-08-18 | 青岛云路先进材料技术有限公司 | 一种冷却辊 |
CN117733089A (zh) * | 2023-12-21 | 2024-03-22 | 武汉维福利德智能装备制造有限公司 | 一种非晶结晶器 |
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