JP2017012400A - 除染方法及び除染システム - Google Patents

除染方法及び除染システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017012400A
JP2017012400A JP2015131792A JP2015131792A JP2017012400A JP 2017012400 A JP2017012400 A JP 2017012400A JP 2015131792 A JP2015131792 A JP 2015131792A JP 2015131792 A JP2015131792 A JP 2015131792A JP 2017012400 A JP2017012400 A JP 2017012400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decontamination
gas
humidity
input
target space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015131792A
Other languages
English (en)
Inventor
国平 与謝
Kunihei Yosa
国平 与謝
浩基 緒方
Hiromoto Ogata
浩基 緒方
瑞世 四本
Mizuyo Yomoto
瑞世 四本
香恵 末田
Kae Sueda
香恵 末田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2015131792A priority Critical patent/JP2017012400A/ja
Publication of JP2017012400A publication Critical patent/JP2017012400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】きわめて簡易な工程及び構成でありながら、適切な環境状態の下に除染ガスを投入可能な除染方法及び除染システムを提供する。【解決手段】除染ガスGを投入しようとする建物12の除染対象空間14内の湿度を測定し、測定された湿度が推奨範囲Rに属する場合に投入可能であると判定すると共に、推奨範囲Rに属さない場合に投入不可であると判定する。そして、投入可能であると判定された除染対象空間14への除染ガスGの投入を開始する。【選択図】図2

Description

本発明は、建物の除染対象空間内を除染する除染方法及び除染システムに関する。
従来から、建物の除染対象空間内(単に「空間内」ともいう)に除染ガスを供給することで、空間内を除染する除染方法が知られている。例えば、空間内の環境状態にかかわらず一定水準の除染効果を得るために、個々の環境状態に適した除染条件を決定する技術が種々提案されている。
特許文献1では、除染ガスの濃度(以下、ガス濃度)が目標値に調整された空間内の絶対湿度を計測し、該絶対湿度及び目標値を用いて除染ガスの凝縮温度を推定した後、この推定値よりも高くなるように空間内の温度を調整する方法が提案されている。
特開2013−215675号公報(請求項1等)
ところで、本発明者の鋭意検討によれば、日本国内又はこれに類する環境状態の下、冬期における除染効果は、他の時期と比べて相対的に低下することを見出した。そこで、一定水準の除染効果を確保するため、作業の実施時期に適した除染条件(特許文献1の例では、ガス濃度及び温度)を採用することが望ましい。
しかし、特許文献1にて提案される方法では、空間内のガス濃度を測定すると共に、この測定結果に基づいて空間内のガス濃度を目標値に近づけるための各種装置が別途必要となる。具体的には、除染ガスの種類に応じたガス測定器のみならず、空間内のガス濃度を精度よく制御するための別異の制御装置が必要となる。その結果、除染システム全体の導入コストが高騰するという問題が生じる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、きわめて簡易な工程及び構成でありながら、適切な環境状態の下に除染ガスを投入可能な除染方法及び除染システムを提供することを目的とする。
本発明に係る「除染方法」は、除染ガスを投入しようとする建物の除染対象空間内の湿度を測定する測定工程と、測定された前記湿度が推奨範囲に属する場合に投入可能であると判定すると共に、前記推奨範囲に属さない場合に投入不可であると判定する判定工程と、投入可能であると判定された前記除染対象空間への前記除染ガスの投入を開始する投入工程を備える。
測定された湿度が推奨範囲に属する場合に投入可能であると判定し、除染対象空間への除染ガスの投入を開始するので、実際の湿度が推奨範囲に属する状態下にて一定水準の除染効果を確保可能となる。これにより、きわめて簡易な工程及び構成でありながら、適切な環境状態の下に除染ガスを投入できる。
また、前記投入工程では、前記湿度にかかわらず一定量の前記除染ガスを投入することが好ましい。除染ガスの投入量を一定にすることで誤って過度に投入されるのを未然に回避可能となり、除染対象空間をなす建材の腐食を抑制又は防止できる。しかも、湿度の違いに起因する投入量の調整作業が一切不要となる。
また、前記判定工程では、前記湿度が閾値以上である場合に投入可能であると判定することが好ましい。一般的には、除染対象空間内の湿度が低いほど除染効果が相対的に低下する傾向がみられる。そこで、推奨範囲の下限に相当する閾値を設けると共に、湿度がこの閾値以上である場合に投入可能であると判定することで、一定量の除染ガスでありながら一定水準の除染効果を確保できる。逆に言えば、湿度が閾値未満である低湿度下での投入を避けることで、除染剤の使用量を極力減らすことができる。
また、前記除染ガスの種類に応じて前記閾値を決定する決定工程を更に備えることが好ましい。これにより、除染ガスの種類に応じて、除染対象空間内における湿度と除染効果の間の関係性が異なる傾向を反映可能となり、除染ガスの投入量を適切に設定できる。
また、前記決定工程では、前記除染ガスが過酸化水素ガスである場合、前記閾値を30〜40%RHのうちいずれかの値に決定することが好ましい。
また、投入不可と判定された場合に前記除染対象空間内を加湿する加湿工程を更に備えることが好ましい。これにより、除染ガスを投入可能である環境状態に早期に導くことができる。
本発明に係る「除染システム」は、除染ガスを投入しようとする建物の除染対象空間内の湿度を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された前記湿度が推奨範囲に属する場合に投入可能であると判定すると共に、前記推奨範囲に属さない場合に投入不可であると判定する判定手段と、前記判定手段により投入可能であると判定された前記除染対象空間内への前記除染ガスの投入を開始する投入手段を備える。
本発明に係る除染方法及び除染システムによれば、きわめて簡易な工程及び構成でありながら、適切な環境状態の下に除染ガスを投入できる。
第1実施形態に係る除染システムの全体構成図である。 各実施形態の除染システムを用いた除染方法に関するフローチャートである。 推奨範囲の決定方法に関する概略説明図である。 第1実施形態の変形例に係る除染システムの全体構成図である。 第2実施形態に係る除染システムの全体構成図である。 第2実施形態の変形例に係る除染システムの全体構成図である。
以下、本発明に係る除染方法について、除染システムとの関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
<除染システム10の全体構成>
図1は、第1実施形態に係る除染システム10の全体構成図である。この除染システム10は、建物12内に形成される除染対象空間14を除染するシステムである。除染システム10は、除染対象空間14内に空気Aを供給する給気系統16と、除染対象空間14内の空気Aを排出する排気系統18と、給気系統16及び排気系統18を構成する各種機器を制御するPLC(Programmable Logic Controller)制御盤20とから基本的に構成される。
給気系統16の給気ダクト22には、上流側から順に、空調機24、ダンパ26、定風量装置28(CAV;Constant Air Volume)、再加熱器30(RH;ReHeater)、及び高効率粒子捕集フィルタ32(HEPAフィルタ;High Efficiency Particulate Air Filter)が設けられている。空調機24は、フィルタ、冷却コイル、加熱コイル及び加湿器を含んで構成され、給気の温度及び湿度を調整する温調・湿調機能を有する。
排気系統18の排気ダクト34には、上流側から順に、圧力調整ダンパ36(PCD;Pressure Control Damper)、ダンパ38、ダンパ40、及び排気ファン42が設けられている。ダンパ40と排気ファン42の間には、排気ダクト34の分岐路である還気ダクト44が設けられている。還気ダクト44内のダンパ46が「開」状態である場合、空気Aの一部は、還気ダクト44を通じて空調機24側に還流される。
除染対象空間14の壁面上には、室内環境を測定する環境測定器50が取り付けられている。環境測定器50は、除染対象空間14内の温度を測定する温度センサ51、除染対象空間14内の湿度を測定する湿度センサ52(測定手段)を含んで構成される。
除染対象空間14の床面上には、除染ガスGを投入する可搬型の除染装置(以下、可搬型除染装置54)が設置されている。可搬型除染装置54は、ガス化された除染剤を放出することで、除染対象空間14内に除染ガスGを投入する投入部56(投入手段)を有する。除染ガスGとしては、除染対象空間14をなす建材に与える影響が比較的小さいガス、具体的には、過酸化水素ガス、二酸化塩素ガス、オゾンガス、過酢酸ガス、エチレンガスを使用できる。
<除染システム10を用いた除染方法>
第1実施形態に係る除染システム10は、以上のように構成される。続いて、図1の除染システム10を用いた除染方法について、図2のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
除染ガスGを用いて建物12内を除染する場合、除染ガスGの投入量を極力少なくすることで、建材の腐食を避けることが必要である。具体的には、小型の除染室に収容したプレフィルドシリンジを除染する場合と比べて、数十分の1〜数百分の1の投入量に抑えなければならない。
また、除染対象空間14の容積は比較的大きいため、除染ガスGが充満するまでの所要時間が大きくなる。つまり、建物12内を除染する場合は特に、作業時間が大幅に長くなる傾向がみられる。そこで、工程及び構成を簡易にするだけでなく、特定の環境状態下にて膨大になり得る作業時間を短縮できる除染方法を提案する。
ステップS1の「決定工程」において、作業者は、除染対象空間14の容量・形状等を考慮しつつ除染ガスGの投入条件を決定する。この投入条件には、例えば、[1]除染ガスG(或いはガス化前の除染剤)の種類・投入量・投入速度・除染時間の他、[2]除染対象空間14内の環境状態(例えば、湿度の推奨範囲R)も含まれる。ここで「推奨範囲R」は、除染対象空間14の除染に適した運用範囲を意味し、実験的又は経験則的に求められる。
図3は、推奨範囲Rの決定方法に関する概略説明図であり、典型的な実験データをグラフ化した図である。グラフの横軸は湿度(単位:%)であり、グラフの縦軸はBI死滅率(単位:%)である。本グラフにおける「湿度」はいわゆる相対湿度を示すが、これ以外の指標、具体的には容積絶対湿度又は重量絶対湿度であってもよい。
ここでは、BI(生物学的インジケータ)として、Mesa Labs 社製の「Geobacillus stearothermophilius ATCC12980(登録商標)」(菌数は、10CFU/ml)を用いている。除染ガスGとして35%水溶液を気化した過酸化水素ガスを用いている。また、除染ガスGの投入量は一定(3g/m)であり、投入完了後からの保持時間(以下、除染時間)は30分間である。
本図から理解されるように、除染対象空間14内の湿度が高くなるにつれてBI死滅率が単調に増加し、湿度が50%を超えるとBI死滅率の値が飽和する。換言すれば、一定量の除染ガスGを投入した場合、湿度が高いほど除染効果が高くなる一方、湿度が低いほど除染効果が低くなる。
例えば、死滅率が80%を超える湿度範囲を「推奨範囲R」と定義するとき、推奨範囲Rの下限値は閾値Th=32%である。特に、除染ガスGが過酸化水素ガスである場合、閾値Thを30〜40%(RH)のうちいずれかの値に決定してもよい。閾値Thをこの範囲内に設定することで、図3に示す通りの十分な除染効果が見込まれる。
このように、作業者は、除染ガスGの種類に応じて準備された投入条件テーブルを参照することで、除染対象空間14における推奨範囲R(下限値又は上限値)を決定する。なお、推奨範囲Rの技術的根拠及び決定方法は上記した例に限られず、任意の手法を用いてもよい。
ところで、除染システム10の通常状態では、PLC制御盤20の動作制御により、ダンパ26、38、40、46はいずれも「開」に設定されている。これにより、空気Aは、空調機24、定風量装置28、再加熱器30、除染対象空間14、圧力調整ダンパ36及び排気ファン42(或いは、還気ダクト44)の順に流れる。
作業者は、PLC制御盤20を操作することで、除染対象空間14における湿度の設定値を、閾値Thよりも大きい値に変更する。そうすると、PLC制御盤20は、変更された設定値を含む指示信号を空調機24側に送信する。空調機24は、除染対象空間14内の湿度を設定値に近づける空調運転を行う。
ステップS2の「測定工程」において、環境測定器50の湿度センサ52は、除染対象空間14内の湿度を測定する。この測定値は、PLC制御盤20又は環境測定器50が備える表示器に逐次表示される。
ステップS3の「判定工程」において、作業者は、ステップS2での測定結果に基づいて除染ガスGの投入可否を判定する。つまり、作業者は、現時点で表示された測定値を参照し、除染対象空間14内の湿度が推奨範囲Rに属する場合に「投入可能」であると判定する。一方、作業者は、湿度が推奨範囲Rに属さない場合に「投入不可」であると判定する。
ここで、湿度が閾値Th以上である場合に「投入可能」であると判定してもよい。上述した通り、一般的には、除染対象空間14内の湿度が低いほど除染効果が相対的に低下する傾向がみられる。そこで、推奨範囲Rの下限に相当する閾値Thを設けると共に、湿度がこの閾値Th以上である場合に投入可能であると判定することで、一定量の除染ガスGでありながら一定水準の除染効果を確保できる。逆に言えば、湿度が閾値Th未満である低湿度下での投入を避けることで、除染剤の使用量を極力減らすことができる。
ステップS4において、作業者は、ステップS3での判定結果に応じて、除染対象空間14内に除染ガスGを投入可能であるか否かを決定する。例えば、湿度の測定値が閾値Thよりも小さいために判定結果が「N/A」であった場合(ステップS4:投入不可)、ステップS5に進む。
ステップS5の「加湿工程」において、除染システム10は、除染対象空間14内を間接的に加湿する。この実施形態では、空調機24による加湿動作を実行させたまま一定時間だけ待機する。そうすると、加湿された空気Aが給気ダクト22を通じて供給され、除染対象空間14内の湿度が上昇する。この工程により、除染ガスGを投入可能である環境状態に早期に導くことができる。
以下、実際の湿度が推奨範囲R内に収まるまでの間、定期的又は非定期的に、ステップS2〜S5を順次繰り返す。例えば、湿度の測定値が閾値Thよりも大きいために判定結果が「OK」となった場合(ステップS4:投入可能)、次のステップS6に進む。
ステップS6の「投入工程」において、可搬型除染装置54は、ステップS1で決定された投入条件に従って除染ガスGを投入する。除染前状態では、PLC制御盤20の動作制御により、ダンパ26、38、40、46はいずれも「閉」に設定されている。これにより、除染対象空間14への給気が停止されると共に、除染対象空間14からの排気が停止される。除染対象空間14内に搬入した可搬型除染装置54を作動させることで、可搬型除染装置54は除染ガスGの投入動作を開始する。
例えば、可搬型除染装置54の投入部56は、タンクから供給された過酸化水素水をプレートヒータで加熱することで過酸化水素ガスを発生させる。好ましくは、除染対象空間14内の湿度にかかわらず一定量の除染ガスGを投入する。なぜならば、除染ガスGの投入量を一定にすることで誤って過度に投入されるのを未然に回避可能となり、除染対象空間14をなす建材の腐食を抑制又は防止できるからである。しかも、湿度の違いに起因する投入量の調整作業が一切不要となる。
投入された除染ガスGは、空気Aの給気及び排気が停止される状態下に、除染対象空間14内に滞留する。除染ガスGの投入動作が完了した後に、所定の除染時間(概ね数十分から数時間程度)だけ待機することで、除染対象空間14内の除染が行われる。
ステップS7の「排出工程」において、除染システム10は、ステップS6で投入された除染ガスGを除染対象空間14から排出する。具体的には、給気及び排気の停止を解除させたまま一定時間だけ換気動作を行う。除染後状態では、PLC制御盤20の動作制御により、ダンパ26、38、40は「開」に、ダンパ46は「閉」にそれぞれ設定されている。これにより、ガスGは、空気Aと共に、除染対象空間14、圧力調整ダンパ36及び排気ファン42の順に流れた後、建物12の外部に排出される。また、排出工程を実行する代わりに、除染剤を分解する除染剤分解装置を用いて除染剤の濃度を低減させてもよい。
最後に、可搬型除染装置54を搬出し、除染対象空間14内の除染作業を終了する。除染対象空間14内を加湿した後に除染ガスGの投入を開始することで、加湿せずに投入する場合と比べて除染剤の投入量が少なくて済む。特に、乾燥時期に建物12内を除染する際に、作業時間を大幅に短縮できる場合がある。
<この除染方法による効果>
この除染方法は、除染ガスGを投入しようとする建物12の除染対象空間14内の湿度を測定する測定工程(ステップS2)と、測定された湿度が推奨範囲Rに属する場合に投入可能であると判定すると共に、推奨範囲Rに属さない場合に投入不可であると判定する判定工程(ステップS3)と、投入可能であると判定された除染対象空間14への除染ガスGの投入を開始する投入工程(ステップS6)を備える。
第1実施形態に係る除染システム10は、湿度センサ52を用いて湿度を測定し(S2)、作業者が除染ガスGの投入可否を判定し(S3)、可搬型除染装置54の投入部56から除染ガスGを投入する(S6)。この場合、既設の空調設備が備える湿度測定機能(湿度センサ52)及び湿度調整機能(空調機24)を利用する。
このように、測定された湿度が推奨範囲Rに属する場合に投入可能であると判定し、除染対象空間14への除染ガスGの投入を開始するので、実際の湿度が推奨範囲Rに属する状態下にて一定水準の除染効果を確保可能となる。これにより、きわめて簡易な工程及び構成でありながら、適切な環境状態の下に除染ガスGを投入できる。
また、除染ガスGの種類に応じて閾値Thを決定する決定工程(S1)を更に設けてもよい。これにより、除染ガスGの種類に応じて、除染対象空間14内における湿度と除染効果の間の関係性が異なる傾向を反映可能となり、除染ガスGの投入量を適切に設定できる。
<変形例>
図4は、第1実施形態の変形例に係る除染システム10Aの全体構成図である。この除染システム10Aは、除染システム10(図1参照)と比べて、空調機58及び可搬型除染装置60の構成が異なっている。なお、第1実施形態と同一の構成については、図1と同じ参照符号を付与すると共に、構成の説明を省略する場合がある。
空調機58は、空調機24(図1)と同様に、外気の温度を調整する温調機能を有する一方、外気の湿度を調整する湿調機能を有さない。可搬型除染装置60は、上述した投入部56の他、除染対象空間14内の湿度を測定する測定部62(測定手段)、除染ガスGの投入可否を判定する判定部64(判定手段)、及び、除染対象空間14内を直接的に加湿する加湿部66を更に備える。
この除染システム10Aを用いた除染方法は、基本的には図2のフローチャートに従って実行される。以下、第1実施形態(図1)との差異点について詳しく説明する。
ステップS1において、可搬型除染装置60は、作業者の操作に応じて除染ガスGの投入条件を決定する。具体的には、作業者は、可搬型除染装置60を除染対象空間14内に搬入した後、投入条件を決定するための設定操作を行う。これにより、可搬型除染装置60は、入力された各種情報に基づいて推奨範囲Rを含む投入条件を決定する。
ステップS2において、可搬型除染装置60の測定部62は、除染対象空間14内の湿度を測定する。ステップS3において、可搬型除染装置60の判定部64は、ステップS2での測定結果に基づいて除染ガスGの投入可否を判定する。
上記した通り、空調機58は湿調機能を有さないので、給気系統16を介して除染対象空間14内を加湿することができない。そこで、ステップS5において、可搬型除染装置60の加湿部66は、投入不可であると判定された場合、除染対象空間14内を直接的に加湿する。
ステップS6において、可搬型除染装置60の投入部56は、投入可能であると判定された後に、自動又は手動により除染ガスGの投入動作を開始する。例えば、可搬型除染装置60及びPLC制御盤20の間で無線通信を行うことで、除染ガスGの投入動作及びダンパ26、38、40、46の開閉動作を連動させてもよい。
以上のように、変形例に係る除染システム10A(可搬型除染装置60)の場合、測定部62を用いて湿度を測定し(S2)、判定部64を用いて除染ガスGの投入可否を判定し(S3)、投入部56から除染ガスGを投入する(S6)。この場合、可搬型除染装置60が備える湿度測定機能(測定部62)、湿度調整機能(加湿部66)、及び判定機能(判定部64)を利用する。この構成であっても、除染システム10(第1実施形態)の場合と同様の作用効果が得られる。
[第2実施形態]
<除染システム70の全体構成>
図5は、第2実施形態に係る除染システム70の全体構成図である。給気系統16、排気系統18及びPLC制御盤20については、第1実施形態の構成(図1の除染システム10)と同様である。なお、第1実施形態と同一の構成については、図1と同じ参照符号を付与すると共に、構成の説明を省略する場合がある。
除染システム70は、可搬型除染装置54(図1)に代わって、除染ガスGを投入する据付型の除染装置(以下、据付型除染装置72)を含んで構成される。据付型除染装置72は、供給管74に向けて液状の除染剤を供給する供給機76と、供給管74からの除染剤を気化させながら除染対象空間14内に散布する散布機78(投入手段)とを備える。
<除染システム70を用いた除染方法>
第2実施形態に係る除染システム70は、以上のように構成される。この除染システム70を用いた除染方法は、基本的には図2のフローチャートに従って実行される。以下、第1実施形態との差異点を中心に説明する。
作業者は、除染対象空間14の容量・形状等を考慮しつつ除染ガスGの投入条件を決定する(ステップS1)。環境測定器50の湿度センサ52は、除染対象空間14内の湿度を測定する(ステップS2)。作業者は、ステップS2での測定結果に基づいて除染ガスGの投入可否を判定する(ステップS3)。
作業者は、ステップS3での判定結果に応じて、除染対象空間14内に除染ガスGを投入可能であるか否かを決定する(ステップS4)。除染システム10の空調機24は、必要に応じて、除染対象空間14内を間接的に加湿する(ステップS5)。
ステップS6において、据付型除染装置72は、ステップS1で決定された投入条件に従って除染ガスGを投入する。除染前状態では、PLC制御盤20の動作制御により、ダンパ26、38、40、46はいずれも「閉」に設定されている。除染対象空間14の外側に設置された据付型除染装置72を作動させることで、据付型除染装置72は除染ガスGの投入動作を開始する。
例えば、供給機76は、タンクに貯留する過酸化水素水を所定の供給速度にて供給管74に供給する。散布機78は、供給管74からの過酸化水素水をプレートヒータで加熱することで過酸化水素ガスを発生させる。これにより、投入された除染ガスGは、空気Aの給気及び排気が停止される状態下に、除染対象空間14内に滞留する。
除染システム10は、ステップS6で投入された除染ガスGを除染対象空間14から排出する(ステップS7)。以上のように、除染対象空間14内の除染作業を終了する。
<除染システム70による効果>
第2実施形態に係る除染システム70は、湿度センサ52を用いて湿度を測定し(S2)、作業者が除染ガスGの投入可否を判定し(S3)、据付型除染装置72の散布機78から除染ガスGを投入する(S6)。この場合、既設の空調設備が備える湿度測定機能(湿度センサ52)及び湿度調整機能(空調機24)を利用する。
この構成であっても、除染システム10(第1実施形態)の場合と同様の作用効果が得られる。つまり、きわめて簡易な工程及び構成でありながら、適切な環境状態の下に除染ガスGを投入できる。
<変形例>
図6は、第2実施形態の変形例に係る除染システム70Aの全体構成図である。この除染システム10Aは、除染システム10(図1参照)と比べて、空調機58、据付型除染装置80及びPLC制御盤86の構成が異なっている。
空調機58は、図4の場合と同様に、給気の温度を調整する温調機能を有する一方、給気の湿度を調整する湿調機能を有さない。据付型除染装置80は、供給管74に向けて除染剤及び水を供給する供給機82と、供給管74からの除染剤及び水を気化させながら除染対象空間14内に散布する散布機84(投入手段、加湿手段)とを備える。PLC制御盤86は、除染ガスGの投入可否を判定する判定部88(判定手段)を備える。
この除染システム70Aを用いた除染方法は、基本的には図2のフローチャートに従って実行される。以下、第2実施形態(図5)との差異点について詳しく説明する。
ステップS1において、PLC制御盤86は、作業者の操作に応じて除染ガスGの投入条件を決定する。具体的には、PLC制御盤86は、作業者による入力操作に応じて、推奨範囲Rを含む投入条件を決定する。
ステップS2において、湿度センサ52は、除染対象空間14内の湿度を測定すると共に、PLC制御盤86に向けて測定信号を出力する。ステップS3において、PLC制御盤86の判定部88は、湿度センサ52からの測定信号及び決定された推奨範囲Rに基づいて除染ガスGの投入可否を判定する。
上記した通り、空調機58は湿調機能を有さないので、給気系統16を介して除染対象空間14内を加湿することができない。そこで、ステップS5において、据付型除染装置80は、除染対象空間14内を直接的に加湿する。具体的には、PLC制御盤86は、供給機82に向けて加湿動作を実行する旨の指示信号を送信する。これにより、散布機84は、供給機82から供給された水を気化させた後、この水蒸気を除染対象空間14内に散布する。
ステップS6において、PLC制御盤86は、投入可能であると自身で判定した後に、除染ガスGの投入のための準備動作を実行する。具体的には、PLC制御盤86は、ダンパ26、38、40、46を「開」から「閉」に設定すると共に、供給機82に向けて除染動作を実行する旨の指示信号を送信する。これにより、散布機84は、供給機82から供給された除染剤を気化させた後、この除染ガスGを除染対象空間14内に投入する。
その後、PLC制御盤86は、除染ガスGの投入動作及びダンパ26、38、40、46の開閉動作を逐次制御することで、投入工程(S6)及び排出工程(S7)を適切に実行する。
以上のように、変形例に係る除染システム70Aの場合、湿度センサ52を用いて湿度を測定し(S2)、判定部88を用いて除染ガスGの投入可否を判定し(S3)、散布機84から除染ガスGを投入する(S6)。この場合、既設の空調設備が備える湿度測定機能(湿度センサ52)、据付型除染装置80が備える湿度調整機能(散布機84)、PLC制御盤86が備える判定機能(判定部88)を利用する。この構成であっても、除染システム70(第2実施形態)の場合と同様の作用効果が得られる。
[備考]
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10(A)、70(A)‥除染システム 12‥建物
14‥除染対象空間 16‥給気系統
18‥排気系統 20、86‥PLC制御盤
22‥給気ダクト 24‥空調機(加湿手段)
34‥排気ダクト 52‥湿度センサ(測定手段)
54、60‥可搬型除染装置 56‥投入部(投入手段)
58‥空調機 62‥測定部(測定手段)
64、88‥判定部(判定手段) 66‥加湿部(加湿手段)
72、80‥据付型除染装置 76‥供給機
78‥散布機(投入手段) 84‥散布機(投入手段、加湿手段)
A‥空気 G‥除染ガス
R‥推奨範囲 Th‥閾値

Claims (7)

  1. 除染ガスを投入しようとする建物の除染対象空間内の湿度を測定する測定工程と、
    測定された前記湿度が推奨範囲に属する場合に投入可能であると判定すると共に、前記推奨範囲に属さない場合に投入不可であると判定する判定工程と、
    投入可能であると判定された前記除染対象空間への前記除染ガスの投入を開始する投入工程と
    を備えることを特徴とする除染方法。
  2. 前記投入工程では、前記湿度にかかわらず一定量の前記除染ガスを投入することを特徴とする請求項1に記載の除染方法。
  3. 前記判定工程では、前記湿度が閾値以上である場合に投入可能であると判定することを特徴とする請求項2に記載の除染方法。
  4. 前記除染ガスの種類に応じて前記閾値を決定する決定工程を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の除染方法。
  5. 前記決定工程では、前記除染ガスが過酸化水素ガスである場合、前記閾値を30〜40%RHのうちいずれかの値に決定することを特徴とする請求項4に記載の除染方法。
  6. 投入不可と判定された場合に前記除染対象空間内を加湿する加湿工程を更に備えることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の除染方法。
  7. 除染ガスを投入しようとする建物の除染対象空間内の湿度を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された前記湿度が推奨範囲に属する場合に投入可能であると判定すると共に、前記推奨範囲に属さない場合に投入不可であると判定する判定手段と、
    前記判定手段により投入可能であると判定された前記除染対象空間への前記除染ガスの投入を開始する投入手段と
    を備えることを特徴とする除染システム。
JP2015131792A 2015-06-30 2015-06-30 除染方法及び除染システム Pending JP2017012400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015131792A JP2017012400A (ja) 2015-06-30 2015-06-30 除染方法及び除染システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015131792A JP2017012400A (ja) 2015-06-30 2015-06-30 除染方法及び除染システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017012400A true JP2017012400A (ja) 2017-01-19

Family

ID=57827462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015131792A Pending JP2017012400A (ja) 2015-06-30 2015-06-30 除染方法及び除染システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017012400A (ja)

Citations (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11319046A (ja) * 1998-05-13 1999-11-24 Tokyu Car Corp 滅菌方法、滅菌装置及び無菌試験装置
JP2005131453A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Osaka Sanitary Kinzoku Kogyo Kyodo Kumiai オゾンによる容器,配管類の洗浄方法及び装置
JP2007202628A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Daikin Ind Ltd 滅菌装置及び滅菌システム
JP2008011926A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Daikin Ind Ltd 滅菌システム
JP2008011928A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Daikin Ind Ltd 滅菌システム
JP2008014523A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Daikin Ind Ltd 空調システム
JP2008104488A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Sakura Seiki Kk オゾン滅菌方法
JP2010099495A (ja) * 2005-10-13 2010-05-06 Daikin Ind Ltd 滅菌システム
JP2010259648A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Tso3 Inc オゾン殺菌方法とその装置
JP2012040143A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Ihi Shibaura Machinery Corp オゾンガス滅菌装置
JP2012152380A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Takeda Chem Ind Ltd 除染方法、及び、その除染方法の実施に使用する除染システム
JP2012520104A (ja) * 2009-03-12 2012-09-06 ステリトロックス・リミテッド 滅菌と除染との少なくとも一方の改良
JP2012200308A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Earekkusu:Kk 除染条件決定方法
JP2012528674A (ja) * 2009-06-04 2012-11-15 サブレ インテレクチュアル プロパティー ホールディングズ エルエルシー ガス状二酸化塩素を用いた閉鎖空間の除染
JP2013144159A (ja) * 2009-09-30 2013-07-25 Tso3 Inc 滅菌方法及び装置
JP2014155593A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Earekkusu:Kk 除染システム
JP2014159360A (ja) * 2013-01-24 2014-09-04 Takasago Thermal Eng Co Ltd 二酸化塩素ガス発生システム、及び二酸化塩素ガス分解装置
JP2014529430A (ja) * 2011-08-19 2014-11-13 ノクシライザー, インコーポレイテッドNoxilizer, Incorporated 隔離エンクロージャの除染

Patent Citations (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11319046A (ja) * 1998-05-13 1999-11-24 Tokyu Car Corp 滅菌方法、滅菌装置及び無菌試験装置
JP2005131453A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Osaka Sanitary Kinzoku Kogyo Kyodo Kumiai オゾンによる容器,配管類の洗浄方法及び装置
JP2010099495A (ja) * 2005-10-13 2010-05-06 Daikin Ind Ltd 滅菌システム
JP2007202628A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Daikin Ind Ltd 滅菌装置及び滅菌システム
JP2008011926A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Daikin Ind Ltd 滅菌システム
JP2008011928A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Daikin Ind Ltd 滅菌システム
JP2008014523A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Daikin Ind Ltd 空調システム
JP2008104488A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Sakura Seiki Kk オゾン滅菌方法
JP2012520104A (ja) * 2009-03-12 2012-09-06 ステリトロックス・リミテッド 滅菌と除染との少なくとも一方の改良
JP2010259648A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Tso3 Inc オゾン殺菌方法とその装置
JP2012528674A (ja) * 2009-06-04 2012-11-15 サブレ インテレクチュアル プロパティー ホールディングズ エルエルシー ガス状二酸化塩素を用いた閉鎖空間の除染
JP2013144159A (ja) * 2009-09-30 2013-07-25 Tso3 Inc 滅菌方法及び装置
JP2012040143A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Ihi Shibaura Machinery Corp オゾンガス滅菌装置
JP2012152380A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Takeda Chem Ind Ltd 除染方法、及び、その除染方法の実施に使用する除染システム
JP2012200308A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Earekkusu:Kk 除染条件決定方法
JP2014529430A (ja) * 2011-08-19 2014-11-13 ノクシライザー, インコーポレイテッドNoxilizer, Incorporated 隔離エンクロージャの除染
JP2014159360A (ja) * 2013-01-24 2014-09-04 Takasago Thermal Eng Co Ltd 二酸化塩素ガス発生システム、及び二酸化塩素ガス分解装置
JP2014155593A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Earekkusu:Kk 除染システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102374984B1 (ko) 인큐베이터
JP6402028B2 (ja) 無菌作業システムおよび無菌作業システムにおける物品搬入方法
JP6713344B2 (ja) インキュベータ
EP3138583B1 (en) Decontamination system
CN104566825B (zh) 空调器的控制方法和控制系统
CA2386146A1 (en) Formaldehyde gas sterilizer
KR20160008956A (ko) 실압 제어 시스템 및 실압 제어 방법
CN110579366A (zh) 一种基于净化性能确定新风净化机适用面积的方法
CN204830359U (zh) 一种阳性对照室的压差控制系统
JP2006320486A (ja) 除染システム、及び除染方法
JP2017012400A (ja) 除染方法及び除染システム
US20180306681A1 (en) Air particle measurement apparatus and clean environment equipment
CN110360724A (zh) 温湿度调整装置、控制装置、控制方法及存储介质
JP2019023555A5 (ja)
JP2009195563A (ja) 除染方法、及び除染システム
US9213341B2 (en) Biological safety cabinet with a falling-film evaporator
US9803168B2 (en) Incubator
KR102242853B1 (ko) 환풍기의 필터 수명 알람 시스템
CN104792924B (zh) 一种抽烟环境模拟室的调节控制系统及其模拟方法
JP2012200308A (ja) 除染条件決定方法
JP6795756B2 (ja) アイソレータシステムとアイソレータシステムのエアレーション方法
JP2012159244A (ja) 空調制御システム、空調制御装置、および空調制御方法
JP7383864B1 (ja) 空間除染方法及び空間除染装置
KR101941429B1 (ko) 이산화탄소 농도 측정 기능을 갖는 열교환 환기장치
CN113757797B (zh) 空气调节装置及空气调节管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180510

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190821

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191008