JP2017012036A - Grain discharge device of combine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コンバインで貯留した穀粒を排出する穀粒排出装置に関する。 The present invention relates to a grain discharging apparatus for discharging grains stored by a combine.
従来のコンバインの穀粒排出装置として、特開2001−299063号公報には次の技術が記載されている。 As a conventional combine grain discharging apparatus, Japanese Patent Laid-Open No. 2001-299063 describes the following technology.
すなわち、コンバイン等の走行機体に搭載したグレンタンク内の穀粒を機外へ排出する排出オーガを備え、前記走行機体の運転部に設けた手動操作レバー装置を入り切り操作することにより、前記排出オーガへの動力伝達を断続するオーガクラッチが入り作動又は切り作動するように構成した排出オーガ装置の操作装置において、前記手動操作レバー装置に、その初期の入り切り操作に連動して、オーガクラッチを入り切り位置まで作動させるようにしたアクチュエータを連結した構成である。 That is, a discharge auger that discharges grains in a grain tank mounted on a traveling machine body such as a combiner to the outside of the machine is provided, and the manual operation lever device provided in the operation unit of the traveling machine body is turned on and off to operate the discharge auger. In the operation device of the discharge auger device configured to engage or disengage the auger clutch that interrupts power transmission to the manual operation lever device, the auger clutch is moved to the on / off position in conjunction with the initial on / off operation of the manual operation lever device. It is the structure which connected the actuator made to act | operate to.
前記のコンバインの穀粒排出装置では、オーガクラッチを作動する手動操作レバーを操作するか、オーガクラッチモータを作動させることにより、オーガクラッチを接続又は遮断する構成であるが、オーガクラッチモータの配線が断線したりモータが焼損したりすると、手動操作レバーの操作が重くなってオーガクラッチの断続が難しくなる。 The combine grain discharging apparatus is configured to connect or disconnect the auger clutch by operating a manual operation lever that operates the auger clutch or by operating the auger clutch motor. If the wire breaks or the motor burns out, the operation of the manual operation lever becomes heavy and it becomes difficult to connect and disconnect the auger clutch.
そのために、本発明では、コンバインの穀粒排出装置で、オーガクラッチを作動するアクチュエータが作動不能になった緊急時に簡単な操作でオーガクラッチを接続してグレンタンクからの穀粒排出を可能にすることを課題とする。 Therefore, in the present invention, in the combine grain discharging device, the actuator for operating the auger clutch is connected to the auger clutch by a simple operation in the event of an emergency so that the grain can be discharged from the glen tank. This is the issue.
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。 The problems of the present invention are solved by the following technical means.
請求項1に記載の発明は、グレンタンク(1)の底部に設ける搬送螺旋(8)にエンジン(E)の駆動力を伝動するオーガクラッチ(12)を、操縦部(25)に備えたクラッチ操作具(25d)で接続及び遮断操作するコンバインのグレンタンク穀粒排出装置において、クラッチ操作具(25d)とオーガクラッチ(12)を融通機構で連結すると共に、オーガクラッチ(12)を直接断続操作するクラッチハンドル(8j)をオーガクラッチ(12)の近傍に設けたことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置とする。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、前記クラッチハンドル(8j)を機体フレーム(3)上の側面カバー(52)内で外部から手を差し込んで操作可能に設けた請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置とする。
The invention according to
請求項1に記載の発明によれば、オーガクラッチ(12)は操縦部(25)に設けるクラッチ操作具(25d)でもオーガクラッチ(12)に設けるクラッチハンドル(8j)でも断続して搬送螺旋(8)の駆動を制御してグレンタンク(1)から穀粒を排出することが出来るが、オーガクラッチ(12)から離れた位置に設けるクラッチ操作具(25d)が作動不能の故障になっても、オーガクラッチ(12)に設けるクラッチ操作具(25d)を使って直接搬送螺旋(8)の駆動を断続出来るので、収穫作業中にグレンタンク(1)から穀粒を排出する作業が中断して穀粒排出作業の能率が低下することを防止できる。 According to the first aspect of the present invention, the auger clutch (12) is intermittently connected to either the clutch operating tool (25d) provided in the control section (25) or the clutch handle (8j) provided to the auger clutch (12). 8) The grain can be discharged from the glen tank (1) by controlling the drive, but even if the clutch operating tool (25d) provided at a position away from the auger clutch (12) becomes inoperable failure Since the drive of the conveyance spiral (8) can be intermittently interrupted by using the clutch operating tool (25d) provided in the auger clutch (12), the operation of discharging the grain from the grain tank (1) is interrupted during the harvesting operation. It is possible to prevent the efficiency of the grain discharging operation from being lowered.
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、クラッチハンドル(8j)が機体フレーム(3)上の圃場面から離れた位置に設けられて側面カバー(52)で覆われているので、藁屑や泥が付着することなく、クラッチ操作具(25d)でオーガクラッチ(12)の断続が行えない時に、作業者が側面カバー(52)の下から手を差し込んでクラッチハンドル(8j)を操作してオーガクラッチ(12)の断続を行って、グレンタンク(1)から穀粒の排出を行える。 According to the second aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect of the invention, the clutch handle (8j) is provided at a position away from the field scene on the body frame (3), and the side cover ( 52), so that no dust or mud adheres to the clutch operating tool (25d) and the auger clutch (12) cannot be intermittently connected by the operator from under the side cover (52). Is inserted, the clutch handle (8j) is operated, the auger clutch (12) is intermittently connected, and the grain can be discharged from the glen tank (1).
この発明の実施の形態を、汎用型のコンバインを例示して説明する。なお、以下の説明では、コンバインの前進方向を前といい、前に向かって機体の左右を左側・右側というが、本発明の構成を限定するものではない。また、コンバインは、自脱型のコンバインであっても良い。 The embodiment of the present invention will be described by exemplifying a general-purpose combine. In the following description, the forward direction of the combine is referred to as the front, and the left and right sides of the fuselage are referred to as the left side and the right side, but the configuration of the present invention is not limited. The combine may be a self-removing combine.
(機体構成)
図1〜図3に示すように、コンバインは、機体フレーム3の下方に走行装置20を設け、機体フレーム3の上部左側の部位には脱穀装置18を搭載し、機体フレーム3の上部右側の部位には穀粒排出用の搬送筒6を備えたグレンタンク1を搭載し、機体フレーム3上におけるグレンタンク1の前側の部位には電子ガバナ式或いはコモンレール燃料噴射式のエンジンEを搭載し、走行装置20の前方位置には昇降調節自在な刈取装置21を設けて構成する。
(Airframe configuration)
As shown in FIGS. 1 to 3, the combine is provided with a
(原動部、走行装置、操縦部の構成)
図1、図3に示すように、前記エンジンEは、上面に座席25cを備えた開閉自在なエンジンカバーE1によって覆う。このエンジンカバーE1の外側面は目抜き鉄板で形成され、エンジン冷却用の外気を濾過しながら吸入する構成とする。
(Structure of driving part, traveling device, control part)
As shown in FIGS. 1 and 3, the engine E is covered by an openable and closable engine cover E1 having a
前記走行装置20は、機体フレーム3の前部に、エンジンEから静油圧式無段変速装置(図示省略)を介して駆動されるミッションケースMを取り付け、このミッションケースMから駆動される左右の駆動輪22と、転輪支持フレーム23aに軸支された多数の転輪23および最後部の緊張輪23bにわたって、クローラ24を巻きかけて構成する。また、最も前方に位置する転輪23の下側から緊張輪23bの下側にわたって、クローラ24の外れを防止するクローラガイド23cを配置する。このクローラガイド23cは、その前後方向における3箇所で、転輪支持フレーム23aにボルト締結して取り付ける。
The traveling
前記静油圧式無段変速装置は、操縦部25の左側に備えた変速レバー25aの前後傾動操作によって変速されるように、この静油圧式無段変速装置のトラニオン軸と変速レバー25aを電気的に連繋している。尚、前記静油圧式無段変速装置には、油圧モータ側の斜板角度を2位置に切り換えて出力を2段階に変速する機構を備える。変速レバー25aの後側には、グレンタンク1の搬送螺旋8の駆動を断続するオーガクラッチ12を操作するレバーであるクラッチ操作具25dを設けている。クラッチ操作具25dはクラッチ補助モータ(図示省略)を介して後述のオーガクラッチ12に連結している。
In the hydrostatic continuously variable transmission, the trunnion shaft of the hydrostatic continuously variable transmission and the
また、前記ミッションケースMには、このミッションケースM内の伝動軸を制動する駐車ブレーキを備え、操縦部25のステップ上に配置した駐車ブレーキペダルの踏み込み操作によってこの駐車ブレーキが制動作動するよう連繋している。
The transmission case M is provided with a parking brake that brakes the transmission shaft in the transmission case M, and is linked so that the parking brake is braked by depressing the parking brake pedal disposed on the step of the
図示を省略するが、ミッションケースMの後部に後方へ向けたPTO軸に駆動力を伝動するPTO駆動ケースを設けることも可能である。このPTO駆動ケース内で1速、2速、逆転の切換を行い、左右駆動輪22の回転差が大きい旋回時にはPTOクラッチを切るようにする。 Although not shown, it is also possible to provide a PTO drive case for transmitting a driving force to the rearward PTO shaft at the rear of the mission case M. In this PTO drive case, the first speed, the second speed, and the reverse rotation are switched so that the PTO clutch is disengaged when the left and right drive wheels 22 have a large rotational difference.
また、操縦部25の前部には、左右方向への操作によって機体を旋回させ、前後方向への操作によって刈取装置21を昇降させる刈取昇降レバー25bを設ける。
Further, a
(刈取装置の構成)
図1、図3に示すように、前記刈取装置21は、分草杆26b、掻込リール26、掻込オーガ26a、刈刃27、脱穀装置18の扱室に連通する搬送コンベア26cを備え、脱穀装置18および操縦部25の前側(機体フレーム3の前側)に配置し、油圧シリンダー(図示省略)の伸縮作動によって昇降する。
(Configuration of mowing device)
As shown in FIGS. 1 and 3, the reaping device 21 includes a weed slag 26 b, a take-
(脱穀装置の構成)
前記脱穀装置18は、扱胴を内装する上部の扱室と、揺動選別棚、唐箕、一番移送螺旋、ニ番移送螺旋(いずれも図示省略)を内装する下部の選別室から構成する。
(Configuration of threshing device)
The threshing
一番移送螺旋には、一番揚穀螺旋を備えた一番揚穀筒18aの基部を接続する。
The first transfer helix is connected to the base of the
図1に示すように、脱穀装置18の後端部には脱穀後の排藁を細かく切断して排出する排藁切断装置18bを装着し、この排藁切断装置18bの後部には、切断された排藁を既刈地側(機体右側)へ排出案内する排塵カバー18cを装着する。
As shown in FIG. 1, the rear end portion of the threshing
脱穀装置18の内部には、唐箕を設けて穀粒の選別を行っているが、この唐箕の駆動軸に唐箕駆動モータを設け、脱穀クラッチの入りに伴って唐箕駆動モータを駆動するようにすると、コンバインの一時的駆動負荷の増大に伴ってエンジンEの回転が増大しても唐箕の駆動軸の回転が低下することなく、穀粒の選別が悪くならない。エンジンEの回転低下が続くようであれば、唐箕駆動モータの回転も制御によって低下させる。
The threshing
(グレンタンクの構成およびグレンタンクの位置保持構成)
図4〜図8に示すように、前記グレンタンク1は、箱型の容器に形成し、底部には、互いに左右逆方向に傾斜する左右の傾斜面を備え、この左右の傾斜面の間の谷部に、機体前後方向の搬送螺旋8を配置し、この搬送螺旋8をエンジンEの駆動力で駆動する構成とする。
(Glen tank configuration and Glen tank position holding configuration)
As shown in FIGS. 4 to 8, the
図5に示すように、グレンタンク1の内壁1aの上部には、前記一番揚穀筒18aの上端部を接続する穀粒投入口1bを開口させる。
As shown in FIG. 5, at the upper part of the
図6に示すように、グレンタンク1の上壁1cには、メンテナンス用の点検口1dを開口させ、この点検口1dを覆う開閉自在な点検蓋1eを設ける。
As shown in FIG. 6, an
グレンタンク1の下部における前壁1fから後壁28の間に、図12に示す搬送螺旋8を設ける。即ち、図7、図9、図10、図12に示すように、搬送螺旋8の前端部をベアリング8aを介して前壁1f側に軸受し、この前壁1fから前方へ突出した搬送螺旋8の軸端には、入力プーリ8bを備える。
A conveying spiral 8 shown in FIG. 12 is provided between the front wall 1 f and the
図10に示すように、前記入力プーリ8bと、エンジンEから排出クラッチ(図示省略)を介して駆動される出力プーリ8eにわたって伝動ベルト8fを巻き掛け、テンションアーム8dの先端部に軸支したテンションローラ8gを、この伝動ベルト8fに上側から当接させてオーガクラッチ12を構成する。テンションアーム8dはアーム軸8kで支持部材に軸支して、テンションローラ8g側にリターンスプリング8mを張り掛け、テンションローラ8gと反対側端部に操縦部25に設けるクラッチ操作具25dで動作するクラッチ補助モータに融通的に引張りばね8nを繋ぎ、この部分でクラッチハンドル8jをテンションアーム8dに固着している。クラッチハンドル8jの握り部は機体フレーム3上で側面カバー52の下端から下方へ突出している。
As shown in FIG. 10, a
クラッチ操作具25dを操作してクラッチ補助モータが引張りばね8nを引くと、テンションアーム8dがリターンスプリング8mの引張り力に抗して回動してテンションローラ8gを伝動ベルト8fに押しつけてクラッチが入った状態となって搬送螺旋8が駆動される。クラッチ補助モータが故障したり配線が断線したりすると、引張りばね8nの引き力が弱まってリターンスプリング8mの引き力によってテンションアーム8dが回動してテンションローラ8gが伝動ベルト8fの張りを緩めるようになって、動力の伝動を断つようになる。
When the clutch
クラッチが入った状態ではクラッチハンドル8jの握り部は上に回動した状態になり、クラッチハンドル8jの握り部を押し下げると引張りばね8nを張ってテンションローラ8gが伝動ベルト8fの張りを緩めるようになって、動力の伝動を断つようになる。
When the clutch is engaged, the grip portion of the
クラッチハンドル8jはその先端が機体フレーム3上に接近して側面カバー52の下方に突出して、作業者が機外から手で持って内側下方へ押し下げるとテンションローラ8gが伝動ベルト8fから離れて動力伝動を断ち、搬送螺旋8の駆動を停止する。このクラッチハンドル8jの握り部は機体フレーム3上でグレンタンク1の搭載部と操縦部25の搭載部で形成される内隅部でエンジンカバーE1の後内側で側面カバー52内にあるために藁屑や泥などが付着し難い。
The tip of the
クラッチ補助モータの故障によって操縦部25のクラッチ操作具25dを入れてもクラッチが入らない緊急時には、作業者はクラッチハンドル8jの握り部を外上方へ引き上げると、クラッチが入って搬送螺旋8が駆動されて穀粒の排出を続けられるようになり、握り部から手を放すとリターンスプリング8mでクラッチが切れるので、安全である。
In an emergency where the clutch does not engage even when the
リターンスプリング8mの引張り力は、クラッチ切操作が困難にならず安定して切位置を保持できる程度とする。
The pulling force of the
クラッチハンドル8jの握り部に補助パイプを外嵌して操作すると、軽くクラッチ入りにすることが出来る。
When the auxiliary pipe is externally fitted to the grip portion of the
なお、側面カバー52にクラッチハンドル8jの握り部を止める引掛け部を設けて、手放しでクラッチ入り状態を保持できるようにしても良い。
Note that a hook portion for stopping the grip portion of the
図7、図9に示すように、グレンタンク1の前部に、このグレンタンク1の前部を脱穀装置18側に接近した位置に保持する保持装置1gを設ける。
As shown in FIGS. 7 and 9, a holding device 1 g that holds the front portion of the
この保持装置1gは、グレンタンク1の内壁1aの上部前端に上下回動自在に軸支したフック1hを、一番揚穀筒18aの上端部に連結した係止棒1iに引っ掛ける機構と、グレンタンク1の前壁1fの下端部に上下摺動自在に保持した係止ピン1jを、機体フレーム3の外端部上面に形成した係止孔(図示省略)に嵌合させる機構から構成する。
The holding device 1g includes a mechanism for hooking a
前記フック1hと、グレンタンク1の前壁1fの下部における左右方向中間部に軸支した操作ハンドル1kを、連繋プレート1mで連繋し、操作ハンドル1kを機体外側方へ引き操作することによって、フック1hが上方回動して係止棒1iから外れる構成としている。
The
図9に示すように、前記係止ピン1jは、逆L字形状に屈折しており、グレンタンク1の前壁1fの下端部に固定した断面コ字形状のホルダ1nに貫通支持し、この係止ピン1jを下降側へ常時付勢するスプリング1pを備える。このスプリング1pの弾性力に抗して係止ピン1jを引き上げ、この係止ピン1jの下端部が機体フレーム3の上面に形成した係止孔から抜けた位置で、この係止ピン1jの下降を規制する規制部材1qを、前壁1fにおけるホルダ1nの上側の部位に固着している。
As shown in FIG. 9, the
この構成により、グレンタンク1を機体フレーム3上の収穫作業位置に保持する状態では、上下位置規制部材1rが保持部材1sの下側の隙間に嵌って上下方向の移動が規制され、係止ピン1jの下端部が機体フレーム3の上面の係止孔に挿入されてグレンタンク1の下部の横方向移動が規制され、フック1hが係止棒1iに引っ掛かってグレンタンク1の上部の横方向移動が規制される。
With this configuration, when the
一方、グレンタンク1を機体フレーム3上から外側方へ移動させてメンテナンスを行う場合には、係止ピン1jを引き上げ操作して規制部材1qに係止し、操作ハンドル1kを外側方へ引き操作してフック1hを係止棒1iから離脱させる。これによってグレンタンク1の位置保持が解除され、機体外側方のメンテナンス位置へ引き出せるようになる。
On the other hand, when the maintenance is performed by moving the
(グレンタンクの上側回動支持部の構成)
図6、図8に示すように、前記機体フレーム3上における第3筒部材7よりも機体内側の部位に縦方向の第1支持フレーム16を立設し、この第1支持フレーム16の上部には機体左右方向の第2支持フレーム17の中間部を固定し、この第2支持フレーム17の機体内側端部を脱穀装置18に連結するとともに、第2支持フレーム17の機体外側端部には、第1縦軸5と同軸心でグレンタンク1を回動自在に支持する第2縦軸19を設ける。即ち、グレンタンク1は、その後側下部を第1縦軸5で回動自在に支持され、その後側上部を第2縦軸19で回動自在に支持される。
(Configuration of Glenn tank upper rotation support part)
As shown in FIGS. 6 and 8, a vertical
前記第2筒部材4は第1支持フレーム16の下部に連結する。この第2筒部材の下部4は、機体フレーム3の上面に連結する。
The second cylinder member 4 is connected to the lower portion of the
(搬送筒の構成)
図13、図14に示すように、前記グレンタンク1の後壁28の下部には、前記搬送螺旋8の後端部を後方へ突出させるための穴を開口し、この穴を囲うように、後壁28の後側面に、円筒状の第1筒部材2を固定する。
(Conveyor tube configuration)
As shown in FIGS. 13 and 14, a hole for projecting the rear end portion of the conveying spiral 8 rearward is formed in the lower portion of the
この第1筒部材2の他側部と機体フレーム3上に固定した円筒状の第2筒部材4の一側部を接合および分離自在に第1縦軸5で軸着し、この第2筒部材4の他側部と搬送筒6を備えた第3筒部材7の一側部を、搬送螺旋8の軸心を中心として相対回動自在に接合する。この第2筒部材4と第3筒部材7の接合は、第2筒部材4の外周部にボルト29で固定した複数のL字型の保持具30によって、第3筒部材7の外周部を挟み付けることで行われる。
The other side portion of the first
前記第3筒部材7内の穀粒通路はL字型に屈曲させてあり、内部には、前記搬送螺旋8の後端部から継ぎ手31を介して連動される中間螺旋軸32と、この中間螺旋軸32から第3筒部材7内に一体形成したベベルギヤケース33内のベベルギヤ連動機構34を介して連動される揚穀螺旋軸35の下端部を内装する。前記継ぎ手31は、搬送螺旋8後端部に固定した横向きのピンと、中間螺旋軸32の前端部に固定した爪状部が係合する構成であり、第2筒部材4に内装される。
The grain passage in the
前記第3筒部材7の上端部には、搬送筒6の下端部を連結し、この搬送筒6の内部に前記揚穀螺旋軸35が内装される。
The lower end portion of the
前記第3筒部材7の上部における機体外側の部位には、掃除口36を開口し、蓋37を着脱自在に設ける。搬送筒6が機体外側方へ回動すると、この掃除口36が下向きに開口した状態となり、第3筒部材7内に残留していた穀粒などが落下排出される。
A cleaning
前記第3筒部材7の後側壁から前記ベベルギヤケース33を後方へ突出させて一体形成し、この突出端部を円筒形状として軸部10とし、機体フレーム3上に固定した板状の支持部材11によって、この軸部10を軸受け支持する。
The
(保持装置の構成)
図4、図8に示すように、前記第2支持フレーム17の上部における第1支持フレーム16との連結部の近傍から、第3支持フレーム70を後方へ突出させて設ける。この第3支持フレーム70の下面には、第2支持フレーム17の後側面にわたる補強プレート71を取り付ける。
(Configuration of holding device)
As shown in FIGS. 4 and 8, a
第3支持フレーム70の後部下面には、ステー72を固着し、このステー72に鎖73の一端を固定する。前記のステー72は、機体側面視において、搬送筒6よりも後方へ所定距離だけ離れた位置に配置する。上述の「鎖」とは、金属製の輪を数多くつなぎ合わせて、ひもや綱のようにしたものである。尚、この鎖73に代えて、繊維をより合わせた綱などの索状の連結部材を使用してもよい。引張強度が高く、且つ、しなやかな索状の連結部材が好ましい。
A
上記の鎖73の他端側に、搬送筒6の長さ方向中央部に固定したL字形状のフック74を引っ掛けることによって、第3支持フレーム70側のステー72と搬送筒6の間を連結する。
By hooking an L-shaped hook 74 fixed to the lengthwise center of the
以上により、搬送筒6の回動位置を保持する保持装置70Aが構成される。
The holding
これによって、搬送筒6の機体外側方への回動位置を保持することができる。
Thereby, the rotation position of the
また、鎖73に対するフック74の引っ掛け位置を変更する(掛け変える)ことによって、第3支持フレーム70側のステー72と搬送筒6の連結間隔を変更する。これによって、第3支持フレーム70側のステー72と搬送筒6の連結間隔が変更され、搬送筒6の機体外側方への回動位置を調節することができる。
Further, by changing (hanging) the hook 74 on the
(付勢装置の構成)
図4、図8に示すように、第2支持フレーム17の後側側面における第1支持フレーム16との連結部よりも機体外側方へ偏倚した部位に、前後方向の軸心回りに回動自在な支持部材75を取り付ける。
(Configuration of biasing device)
As shown in FIGS. 4 and 8, the
この支持部材75は円柱形状とし、その回転軸心に直交する方向に貫通孔を形成し、この貫通孔に丸棒状のロッド76を摺動自在に挿入する。
The
そして、ロッド76の上部において、ロッド76の上端部に備えたストッパー77と支持部材75の間には、圧縮スプリング78を装着する。
A
また、ロッド76の下端部は、搬送筒6におけるフック74の固定部よりも基部側の部位に、取付軸79で回動自在に軸着する。
In addition, the lower end portion of the
以上により、搬送筒6を上昇回動側に付勢する付勢装置80が構成される。
As described above, the urging
これによって、搬送筒6を上方回動操作するときに、圧縮スプリング78の弾発力によって操作力が軽減され、一方、搬送筒6を下方回動させるときには、この搬送筒6が急激に下方回動することが防止できる。
As a result, when the
また、搬送筒6の前側に付勢装置80が配置され、搬送筒6の後側に保持装置70Aが配置される。即ち、搬送筒6の前側と後側に、付勢装置80と保持装置70Aが振り分け状態で配置される。
Further, an urging
また、搬送筒6を機体フレーム3上に起立させて収納した状態で、付勢装置80は、機体背面視における搬送装置6の投影範囲内に収まる構成としている。
Further, the urging
(ロック装置の構成)
図8、図15、図16、図17に示すように、前記第1支持フレーム16の上部には、機体外側方へ突出する固定側ステー44aを固定する。この固定側ステー44aの突出端部は、機体前方へ折り曲げて案内面を形成する。
(Configuration of locking device)
As shown in FIGS. 8, 15, 16, and 17, a fixed
一方、前記搬送筒6の長さ方向中央部に、ステー44を介してホルダ41を固定し、このステー44における機体内側方へ突出した突出片とホルダ41における後端の起立片の間には、ロックピン43を摺動自在に支持し、上記の突出片と起立片の間におけるロックピン43の外周の部位には圧縮スプリング42を装着する。
On the other hand, a
ロックピン43における後側の起立片から後方へ突出した部位には、操作ハンドル40と一体のカム40aを回動自在に軸着する。
A
前記ステー44の機体内側方へ突出した端部は、後方へ折り曲げて案内面を形成する。
搬送筒6が起立回動するとき、ステー44の案内面が固定側ステー44aの案内面に摺接して位置合わせがなされる。
An end portion of the
When the
搬送筒6が起立するとき、ロックピン43の前端部が固定側ステー44aの案内面によって押し込まれながら移動し、この固定側ステー44aに形成した孔に挿通されて、搬送筒6を格納位置にロックする構成である。
When the
以上により、ロック装置9bが構成される。 Thus, the lock device 9b is configured.
搬送筒6におけるロック装置9bよりも先端側の部位には、操作用の把持部45を設ける。
A
(穀粒貯留装置のその他の構成)
図4、図9、図11に示すように、グレンタンク1の下部外側面を覆うカバー52を設ける。
(Other configuration of grain storage device)
As shown in FIGS. 4, 9, and 11, a
このカバー52は、後壁28よりも後側の部位から、前壁1fよりも前側の部位までを一体で覆う前後幅を有した側面視矩形の板体である。このカバー52の下部内側面には、機体フレーム3側の係止棒(図示省略)に係止するフック部52aを固着し、カバー52の上部内側面には、グレンタンク1の下部外側面に固定した係止棒52bに嵌合する位置規制部材52cと、この係止棒52bに引っ掛かるフックを有したロックハンドル52dを固定する。
The
このカバー52を装着した状態では、このカバー52の前部によって、上述の入力プーリ8b、伝動ベルト8f、係止ピン1j等が露出し、これらの操作を容易に行なうことができる。
When the
図4、図11に示すように、グレンタンク1の低部における搬送螺旋8の上側の位置に、このグレンタンク1の前壁1fと後壁28の間を連結する棒状部材53を設ける。図7、図9に示すように、グレンタンク1の前壁1fにおける搬送螺旋8よりも高い位置に、メンテナンス用の開口部54を形成し、この開口部54を着脱自在な蓋体55で塞ぐ。これにより、蓋体55を取り外し、搬送螺旋8の上側に配置する穀粒流下案内板56を開口部54から入れ、棒状部材53に載せながら後方へ挿し込むことによって、この穀粒流下案内板56の装着および離脱作業を容易に行うことができる。
As shown in FIGS. 4 and 11, a rod-shaped
図11に示すように、グレンタンク1の底部における搬送螺旋8の直下の部位に開口部57を形成し、この開口部57を塞ぐ底板58を設ける。この底板58は、グレンタンク1の底部下面に固定した支持部材59に対して、機体外側方から挿し込んで装着する構成である。即ち、支持部材59の機体内側の端部には、底板58の内側端部を保持する保持部59aが屈折形成され、底板58の内側端部には、保持部59aに嵌り合う屈折部が下向きに折り曲げて形成されている。底板58の外側端部は上側に折り曲げ、支持部材59の外側端部の縦面に重ねてボルト60で締結して固定する。グレンタンク1の底部における機体外側の部位には、このグレンタンク1内に残留した穀粒を取り出す取出口90が形成され、この取出口90には機体外側方へ向けて下がり傾斜したシュータ91が備えられている。このシュータ91の前側と後側には、シュータ91から流下する穀粒等を回収する袋を装着するための支持杆92が取り付けられている。
As shown in FIG. 11, an
図18は、刈取穀稈の株元を脱穀装置の側部に設ける搬送装置で挟持して後方へ送りながら穂先を扱室に挿入して脱穀する自脱型コンバインの搬送装置を示している。 FIG. 18 shows a transport device for a self-removal combine that threshs by inserting the tip into a handling chamber while holding the stock of the harvested cereal rice bran by a transport device provided on the side of the threshing device and feeding it backward.
上側に位置する挟持杆(図示省略)と、下側に位置するフィードチェン100を備えている。挟持杆は、扱室の上部カバーに対してスプリング等の付勢手段によってフィードチェン100側に付勢されている。フィードチェン100は、上側チェンレール101の前後端部にそれぞれ回転自在に支持された張設スプロケット102と、前側下部に設ける駆動スプロケット103に巻回されて駆動される無端のチェンである。上側チェンレール101に上載された作用側のフィードチェン100は、前側から後方に向かって移動する過程で挟持杆との間に穀稈の株元を挟持する。
A clamping rod (not shown) located on the upper side and a
側面視において、挟持杆は、扱室の穀稈供給口から排藁口まで扱ぎ口に沿って後上がり傾斜に設けられている。作用側のフィードチェン100を上載する上側チェンレール101は、前側の張設スプロケット102から後上がり傾斜した後、緩やかに後上がり傾斜して扱室の穀稈供給口の前方に至った後、挟持杆と対向して扱室の穀稈供給口から排藁口まで扱ぎ口に沿って後上がり傾斜する。
In a side view, the sandwiching trough is provided so as to rise rearward along the handling port from the grain supply port to the discharge port of the handling room. The
非作用側のフィードチェン100を上載する下側チェンレール104は、駆動スプロケット103にエンジンの回転を伝動するカウンタ軸の上方の前端から後上がり傾斜して後端に至っている。なお、下側チェンレール104の後端は、後側の張設スプロケット102の前方であって排藁口の下方に設けられている。
The
下側チェンレール104の前端部には、非作用側のフィードチェン100を下側チェンレール104の前端部よりも下方に設けられた駆動スプロケット103に誘導するガイド105が着脱自在に取付けられている。ガイド105は、カウンタ軸の上方に設けられ、略1/4円形状に形成され、その下端を駆動スプロケット103上にして落下したオイルが降り掛かるようにしている。ガイド105の下方に油等の落下によってカウンタ軸等の汚れを防止するためにカウンタプーリ107を覆ってオイル樋106を下側チェンレール104の縦面に連結して設ける。その連結部には穴を設けて、余分のオイルは孔から下側チェンレール104の裏側を通って機外に落下させる。
A
E エンジン
1 グレンタンク
3 機体フレーム
8 搬送螺旋
8j クラッチハンドル
12 オーガクラッチ
25 操縦部
25d クラッチ操作具(穀粒排出レバー)
52 側面カバー
52 Side cover
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015130088A JP2017012036A (en) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | Grain discharge device of combine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015130088A JP2017012036A (en) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | Grain discharge device of combine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017012036A true JP2017012036A (en) | 2017-01-19 |
Family
ID=57827299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015130088A Pending JP2017012036A (en) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | Grain discharge device of combine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017012036A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020054242A (en) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社クボタ | Implement |
-
2015
- 2015-06-29 JP JP2015130088A patent/JP2017012036A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020054242A (en) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社クボタ | Implement |
JP7042725B2 (en) | 2018-09-28 | 2022-03-28 | 株式会社クボタ | Working machine |
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