JP2015057043A - Combine harvester - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、コンバインに関するものである。 The present invention relates to a combine.
従来より、コンバインには、脱穀装置によって脱穀選別した後の穀粒を貯留するために、穀粒貯留装置が備えられている。
そして、刈取脱穀作業中に穀粒貯留装置に貯留された穀粒を、トラックの荷台等へ排出するために、螺旋コンベア式の穀粒排出装置が備えられている。
Conventionally, a combine has been provided with a grain storage device in order to store the grain after threshing and sorting by a threshing device.
And in order to discharge | emit the grain stored by the grain storage apparatus to the loading platform etc. of a truck during cutting and threshing work, the spiral conveyor type grain discharge apparatus is provided.
この穀粒排出装置として、特許文献1には、機体フレーム上に搭載された穀粒貯留装置の後側に立設した搬送筒を、穀粒貯留装置の底部に備えた搬送螺旋の軸心と同軸の軸心を中心として機体外側方へ回動自在に構成し、この回動位置を任意の位置で保持するブレーキ装置を備えた技術が開示されている。
As this grain discharging apparatus, in
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、搬送筒の回動位置を摩擦力で保持するものであるため、この搬送筒の姿勢が不安定となり、排出作業中に搬送筒の姿勢が変わって排出位置がずれ、穀粒が地面にこぼれて損失となる欠点がある。
However, in the technique described in
また、刈取走行中や路上走行中に、起立姿勢に格納していた搬送筒が、機体の振動によって機体外側方へ回動し、障害物に干渉して破損しやすくなる欠点がある。
この発明は、穀粒排出作業において搬送筒の姿勢を安定させて穀粒の損失を低減すると共に、走行中において搬送筒の格納姿勢を安定させて破損を防止することを目的としたものである。
In addition, there is a drawback that the conveying cylinder stored in the standing posture is rotated outward by the vibration of the airframe during the cutting and running on the road, and is easily damaged by interference with the obstacle.
An object of the present invention is to stabilize the posture of the conveying cylinder in the grain discharging operation to reduce grain loss and to stabilize the storing attitude of the conveying cylinder during traveling to prevent breakage. .
この発明は、上述の課題を解決するために、次の技術的手段を講じる。
即ち、請求項1記載の発明は、走行装置(20)を備えた機体フレーム(3)の左右一側の部位に脱穀装置(18)を設け、機体フレーム(3)の左右他側の部位には穀粒排出用の搬送筒(6)を備えた穀粒貯留装置(1)を設け、機体フレーム(3)の前側に刈取装置(21)を設けたコンバインにおいて、前記搬送筒(6)の基部を前後方向の軸心回りに機体外側方へ回動自在に支持し、該搬送筒(6)と機体フレーム(3)側に備えた固定部の間を鎖などの索状の連結部材(73)で連結することによって搬送筒(6)の回動位置を保持する保持装置(70A)を設けたことを特徴とするコンバインとしたものである。
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention takes the following technical means.
That is, the invention according to
請求項2記載の発明は、前記穀粒貯留装置(1)を機体外側方へ回動自在に軸支する縦軸(19)を、前記機体フレーム(3)側に固定した支持フレーム(17)に備え、前記保持装置(70A)を、該支持フレーム(17)と搬送筒(6)の間を前記連結部材(73)で連結する構成とした請求項1記載のコンバインとしたものである。
The invention according to
請求項3記載の発明は、前記保持装置(70A)は、前記連結部材(73)による支持フレーム(17)と搬送筒(6)の連結間隔を変更することによって、搬送筒(6)の回動保持位置を調節する構成とした請求項2記載のコンバインとしたものである。
According to a third aspect of the present invention, the holding device (70A) is configured to rotate the transport cylinder (6) by changing a connection interval between the support frame (17) and the transport cylinder (6) by the connection member (73). The combine according to
請求項4記載の発明は、前記搬送筒(6)を機体フレーム(3)上の格納位置に起立姿勢で固定するロック装置(9b)を設けた請求項3記載のコンバインとしたものである。
請求項5記載の発明は、前記搬送筒(6)の基部における機体外側の部位に、該搬送筒(6)の内部に連通する掃除口(36)を形成した請求項1から請求項4のいずれか一項記載のコンバインとしたものである。
The invention according to
According to a fifth aspect of the present invention, the cleaning port (36) communicating with the inside of the conveying cylinder (6) is formed in a portion outside the machine body at the base of the conveying cylinder (6). It is a combine according to any one of the above.
請求項6記載の発明は、前記搬送筒(6)を上昇回動側に付勢する付勢装置(80)を設けた請求項1から請求項4のいずれか一項記載のコンバインとしたものである。
請求項7記載の発明は、前記付勢装置(80)を、穀粒貯留装置(1)を支持する支持フレーム(17)に対して回動自在に軸着した支持部材(75)と、該支持部材(75)に対して摺動自在に嵌合すると共に下端部を搬送筒(6)側に軸着したロッド(76)と、該ロッド(76)の上端部と前記支持部材(75)の間に装着した圧縮スプリング(78)から構成した請求項6記載のコンバインとしたものである。
The invention according to
The invention according to
請求項8記載の発明は、前記保持装置(70A)と前記付勢装置(80)を搬送筒(6)の前後両側に振り分けて配置した請求項6記載のコンバインとしたものである。
請求項9記載の発明は、前記搬送筒(6)が機体フレーム(3)上に起立して収納された状態で、前記付勢装置(80)が機体背面視における搬送筒(6)の投影範囲内に収まる構成とした請求項6記載のコンバインとしたものである。
The invention according to claim 8 is the combine according to
The invention according to claim 9 is the projection of the transfer cylinder (6) in the rear view of the fuselage when the transfer cylinder (6) is stood and stored on the fuselage frame (3). The combine according to
請求項1記載の発明によると、穀粒排出作業時には、搬送筒(6)を前後方向の軸心回りに機体外側方へ回動させ、この搬送筒(6)と機体フレーム(3)側に備えた固定部の間を鎖などの索状の連結部材(73)で連結してこの搬送筒(6)の回動位置を保持するので、穀粒排出作業中に搬送筒(6)の姿勢が安定し、排出位置のずれによる穀粒のこぼれが少なくなり、穀粒の損失を低減することができる。 According to the first aspect of the present invention, during the grain discharging operation, the transport cylinder (6) is rotated around the axial center in the front-rear direction, and the transport cylinder (6) and the body frame (3) side are turned. Since the fixed part provided is connected by a cord-like connecting member (73) such as a chain to hold the rotational position of the transfer cylinder (6), the attitude of the transfer cylinder (6) during the grain discharging operation Is stable, grain spillage due to the displacement of the discharge position is reduced, and grain loss can be reduced.
請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加え、穀粒貯留装置(1)を機体外側方へ回動自在に支持する強固な支持フレーム(17)と搬送筒(6)の間を連結部材(73)で連結するので、穀粒排出作業中に搬送筒(6)の姿勢がなお安定し、排出位置のずれによる穀粒のこぼれが少なくなり、穀粒の損失を更に低減することができる。
According to the invention described in
請求項3記載の発明によると、上記請求項2記載の発明の効果に加え、支持フレーム(17)と搬送筒(6)の連結間隔を変更することによって、搬送筒(6)の回動保持位置を調節することができ、穀粒排出作業の能率が高まる。
According to the invention described in
請求項4記載の発明によると、上記請求項3記載の発明の効果に加え、収穫作業時には、搬送筒(6)がロック装置(9b)によって起立姿勢で固定されるので、機体の振動等によって、搬送筒(6)が機体外側方へ回動して障害物に衝突するような不具合を少なくすることができる。
According to the invention described in
請求項5記載の発明によると、上記請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明の効果に加え、搬送筒(6)の基部に形成した掃除口(36)を開放すると共にこの搬送筒(6)を機体外側方へ回動させることによって、この掃除口(36)が下を向き、搬送筒(6)内の残留穀粒等を容易に除去することができるようになる。
According to the invention described in
請求項6記載の発明によると、上記請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明の効果に加え、穀粒排出作業時に、搬送筒(6)を機体外側方へ下降回動させて排出位置を調節するに際して、付勢装置(80)による上昇回動側への付勢力によって、この搬送筒(6)が急激に下降回動することを防止できる。そして、搬送筒(6)を上昇回動操作するときには、この搬送筒(6)が付勢装置(80)によって上昇回動側に付勢されているため、操作力が軽減され、操作性が向上する。
According to the invention described in
請求項7記載の発明によると、上記請求項6記載の発明の効果に加え、搬送筒(6)を上昇回動側に付勢する付勢装置(80)の構造を簡素化できると共に、この付勢装置(80)の作動状態を安定させることができる。
According to the invention of
請求項8記載の発明によると、上記請求項6記載の発明の効果に加え、搬送筒(6)の回動位置を保持する保持装置(70)と、この搬送筒(6)を上昇回動側に付勢する付勢装置(80)とが、搬送筒(6)の前後両側に振り分けて配置されているため、これら保持装置(70)と付勢装置(80)が互いに干渉することがなく、作動状態が安定する。
According to the invention described in claim 8, in addition to the effect of the invention described in
請求項9記載の発明によると、上記請求項6記載の発明の効果に加え、搬送筒(6)を機体フレーム(3)上に起立させて収納した状態では、付勢装置(80)が搬送筒(6)よりも機体外側へ突出しないので、刈取作業時に、未刈穀稈が搬送筒(6)に干渉しにくく、刈取作業を円滑に行なうことができる。 According to the ninth aspect of the present invention, in addition to the effect of the sixth aspect of the invention, the urging device (80) is transported in a state where the transport cylinder (6) is stood and stored on the body frame (3). Since it does not protrude to the outer side of the machine body from the cylinder (6), the uncut rice cake hardly interferes with the conveying cylinder (6) during the cutting operation, and the cutting operation can be performed smoothly.
この発明の実施の形態を、普通型のコンバインを例示して説明する。
(機体構成)
図1〜図3に示すように、コンバインは、機体フレーム3の下方に走行装置20を設け、機体フレーム3の上部左側の部位には脱穀装置18を搭載し、機体フレーム3の上部右側の部位には穀粒排出用の搬送筒6を備えた穀粒貯留装置1を搭載し、機体フレーム3上における穀粒貯留装置1の前側の部位には電子ガバナ式或いはコモンレール燃料噴射式のエンジンEを搭載し、走行装置20の前方位置には昇降調節自在な刈取装置21を設けて構成する。
(原動部、走行装置、操縦部の構成)
図1、図3に示すように、前記エンジンEは、上面に座席25cを備えた開閉自在なエンジンカバーE1によって覆う。このエンジンカバーE1の外側面は目抜き鉄板で形成され、エンジン冷却用の外気を濾過しながら吸入する構成とする。
The embodiment of the present invention will be described by exemplifying an ordinary combine.
(Airframe configuration)
As shown in FIGS. 1 to 3, the combine is provided with a traveling
(Structure of driving part, traveling device, control part)
As shown in FIGS. 1 and 3, the engine E is covered by an openable and closable engine cover E1 having a
前記走行装置20は、機体フレーム3の前部に、エンジンEから静油圧式無段変速装置(図示省略)を介して駆動されるミッションケースMを取り付け、このミッションケースMから駆動される左右の駆動輪22と、転輪支持フレーム23aに軸支された多数の転輪23および最後部の緊張輪23bにわたって、クローラ24を巻きかけて構成する。また、最も前方に位置する転輪23の下側から緊張輪23bの下側にわたって、クローラ24の外れを防止するクローラガイド23cを配置する。このクローラガイド23cは、その前後方向における3箇所で、転輪支持フレーム23aにボルト締結して取り付ける。
The traveling
前記静油圧式無段変速装置は、操縦部25の一側に備えた変速レバー25aの前後傾動操作によって変速されるように、この静油圧式無段変速装置のトラニオン軸と変速レバー25aを電気的に連繋している。尚、前記静油圧式無段変速装置には、油圧モータ側の斜板角度を2位置に切り換えて出力を2段階に変速する機構を備える。また、前記ミッションケースMには、このミッションケースM内の伝動軸を制動する駐車ブレーキを備え、操縦部25のステップ上に配置した駐車ブレーキペダルの踏み込み操作によってこの駐車ブレーキが制動作動するよう連繋している。また、操縦部25の前部には、左右方向への操作によって機体を旋回させ、前後方向への操作によって刈取装置21を昇降させるレバー25bを設ける。
(刈取装置の構成)
図1、図3に示すように、前記刈取装置21は、分草杆26b、掻込リール26、掻込オーガ26a、刈刃27、脱穀装置18の扱室に連通する搬送コンベア26cを備え、脱穀装置18および操縦部25の前側(機体フレーム3の前側)に配置し、油圧シリンダー(図示省略)の伸縮作動によって昇降する。
(脱穀装置の構成)
前記脱穀装置18は、扱胴を内装する上部の扱室と、揺動選別棚、唐箕、一番移送螺旋、ニ番移送螺旋(いずれも図示省略)を内装する下部の選別室から構成する。
In the hydrostatic continuously variable transmission, the trunnion shaft of the hydrostatic continuously variable transmission and the transmission lever 25a are electrically connected so that the transmission is shifted by a forward / backward tilting operation of the transmission lever 25a provided on one side of the
(Configuration of mowing device)
As shown in FIGS. 1 and 3, the reaping
(Configuration of threshing device)
The threshing
一番移送螺旋には、一番揚穀螺旋を備えた一番揚穀筒18aの基部を接続する。
図1に示すように、脱穀装置18の後端部には脱穀後の排藁を細かく切断して排出する排藁切断装置18bを装着し、この排藁切断装置18bの後部には、切断された排藁を既刈地側(機体右側)へ排出案内する排塵カバー18cを装着する。
(穀粒貯留装置の構成および穀粒貯留装置の位置保持構成)
図4〜図8に示すように、前記穀粒貯留装置1は、箱型の容器に形成し、底部には、互いに左右逆方向に傾斜する左右の傾斜面を備え、この左右の傾斜面の間の谷部に、機体前後方向の搬送螺旋8を配置し、この搬送螺旋8をエンジンEの駆動力で駆動する構成とする。
The first transfer helix is connected to the base of the first cereal cylinder 18a provided with the first cereal helix.
As shown in FIG. 1, the rear end portion of the threshing
(Configuration of grain storage device and position holding configuration of grain storage device)
As shown in FIGS. 4-8, the said
図5に示すように、穀粒貯留装置1の内壁1aの上部には、前記一番揚穀筒18aの上端部を接続する穀粒投入口1bを開口させる。
図6に示すように、穀粒貯留装置1の上壁1cには、メンテナンス用の点検口1dを開口させ、この点検口1dを覆う開閉自在な点検蓋1eを設ける。
As shown in FIG. 5, a
As shown in FIG. 6, a maintenance inspection port 1 d is opened on the
穀粒貯留装置1の下部における前壁1fから後壁28の間に、図12に示す搬送螺旋8を設ける。即ち、図7、図9、図10、図12に示すように、搬送螺旋8の前端部をベアリング8aを介して前壁1f側に軸受し、この前壁1fから前方へ突出した搬送螺旋8の軸端には、入力プーリ8bを備える。図12に示すように、ベアリング8aを前壁1fに保持するボス部材8cを設け、このボス部材8cの外周にテンションアーム8dの基部を回動自在に嵌合させる。これにより、搬送螺旋8とベアリング8aとボス部材8cとテンションアーム8dがアッセンブリーで交換可能となる。図9に示すように、前記入力プーリ8bと、エンジンEから排出クラッチ(図示省略)を介して駆動される出力プーリ8eにわたって伝動ベルト8fを巻き掛け、テンションアーム8dの先端部に軸支したテンションローラ8gを、この伝動ベルト8fに下側から当接させる。このテンションアーム8dの先端部にはテンションスプリング8hの下端部を係止し、このテンションスプリング8hの上端部を、前壁1fに固着したステー8iに係止する。この構成により、図10に示すように、前壁1fと伝動ベルト8fの間に、テンションアーム8dとテンションスプリング8hが配置され、これらの配置に必要な空間がコンパクトになる。これによって、穀粒貯留装置1の容量の拡大を図ることができる。
A conveying spiral 8 shown in FIG. 12 is provided between the front wall 1 f and the
前記テンションアーム8dの基部には、このテンションアーム8dをテンションスプリング8hの張力に抗して回動操作するハンドル8jを取り付けている。このハンドル8jの操作によって伝動ベルト8fの張力を緩め、伝動ベルト8fを入力プーリ8bから外すことができる。
A handle 8j for rotating the
図7、図9に示すように、穀粒貯留装置1の前部に、この穀粒貯留装置1の前部を脱穀装置18側に接近した位置に保持する保持装置1gを設ける。
この保持装置1gは、穀粒貯留装置1の内壁1aの上部前端に上下回動自在に軸支したフック1hを、一番揚穀筒18aの上端部に連結した係止棒1iに引っ掛ける機構と、穀粒貯留装置1の前壁1fの下端部に上下摺動自在に保持した係止ピン1jを、機体フレーム3の外端部上面に形成した係止孔(図示省略)に嵌合させる機構から構成する。
As shown in FIGS. 7 and 9, a holding device 1 g that holds the front part of the
This holding device 1g has a mechanism for hooking a
前記フック1hと、穀粒貯留装置1の前壁1fの下部における左右方向中間部に軸支した操作ハンドル1kを、連繋プレート1mで連繋し、操作ハンドル1kを機体外側方へ引き操作することによって、フック1hが上方回動して係止棒1iから外れる構成としている。
By connecting the
図9に示すように、前記係止ピン1jは、逆L字形状に屈折しており、穀粒貯留装置1の前壁1fの下端部に固定した断面コ字形状のホルダー1nに貫通支持し、この係止ピン1jを下降側へ常時付勢するスプリング1pを備える。このスプリング1pの弾性力に抗して係止ピン1jを引き上げ、この係止ピン1jの下端部が機体フレーム3の上面に形成した係止孔から抜けた位置で、この係止ピン1jの下降を規制する規制部材1qを、前壁1fにおけるホルダー1nの上側の部位に固着している。
As shown in FIG. 9, the locking pin 1j is refracted in an inverted L shape and is supported by a holder 1n having a U-shaped cross section fixed to the lower end portion of the front wall 1f of the
図10に示すように、前壁1fの下端には後方へ向けて折り曲げた部位を有し、この部位に、上下位置規制部材1rを固定する。一方、機体フレーム3の上面には、上下位置規制部材1rの厚みよりも僅かに高い位置に、保持部材1sを固定する。
As shown in FIG. 10, the lower end of the front wall 1f has a portion bent rearward, and the vertical
この構成により、穀粒貯留装置1を機体フレーム3上の収穫作業位置に保持する状態では、上下位置規制部材1rが保持部材1sの下側の隙間に嵌って上下方向の移動が規制され、係止ピン1jの下端部が機体フレーム3の上面の係止孔に挿入されて穀粒貯留装置1の下部の横方向移動が規制され、フック1hが係止棒1iに引っ掛かって穀粒貯留装置1の上部の横方向移動が規制される。
With this configuration, in a state where the
一方、穀粒貯留装置1を機体フレーム3上から外側方へ移動させてメンテナンスを行う場合には、係止ピン1jを引き上げ操作して規制部材1qに係止し、操作ハンドル1kを外側方へ引き操作してフック1hを係止棒1iから離脱させる。これによって穀粒貯留装置1の位置保持が解除され、機体外側方のメンテナンス位置へ引き出せるようになる。
(穀粒貯留装置の上側回動支持部の構成)
図6、図8に示すように、前記機体フレーム3上における第3筒部材7よりも機体内側の部位に縦方向の第1支持フレーム16を立設し、この第1支持フレーム16の上部には機体左右方向の第2支持フレーム(請求項の「支持フレーム」)17の中間部を固定し、この第2支持フレーム17の機体内側端部を脱穀装置18に連結するとともに、第2支持フレーム17の機体外側端部には、第1縦軸5と同軸心で穀粒貯留装置1を回動自在に支持する第2縦軸(請求項における「縦軸」)19を設ける。即ち、穀粒貯留装置1は、その後側下部を第1縦軸5で回動自在に支持され、その後側上部を第2縦軸19で回動自在に支持される。
On the other hand, when the
(Configuration of upper rotation support part of grain storage device)
As shown in FIGS. 6 and 8, a vertical
前記第2筒部材4は第1支持フレーム16の下部に連結する。この第2筒部材の下部4は、機体フレーム3の上面に連結する。
(搬送筒の構成)
図13、図14に示すように、前記穀粒貯留装置1の後壁28の下部には、前記搬送螺旋8の後端部を後方へ突出させるための穴を開口し、この穴を囲うように、後壁28の後側面に、円筒状の第1筒部材2を固定する。
The
(Conveyor tube configuration)
As shown in FIGS. 13 and 14, a hole is formed in the lower part of the
この第1筒部材2の他側部と機体フレーム3上に固定した円筒状の第2筒部材4の一側部を接合および分離自在に第1縦軸5で軸着し、この第2筒部材4の他側部と搬送筒6を備えた第3筒部材7の一側部を、搬送螺旋8の軸心を中心として相対回動自在に接合する。この第2筒部材4と第3筒部材7の接合は、第2筒部材4の外周部にボルト29で固定した複数のL字型の保持具30によって、第3筒部材7の外周部を挟み付けることで行われる。
The other side portion of the first
前記第3筒部材7内の穀粒通路はL字型に屈曲させてあり、内部には、前記搬送螺旋8の後端部から継ぎ手31を介して連動される中間螺旋軸32と、この中間螺旋軸32から第3筒部材7内に一体形成したベベルギヤケース33内のベベルギヤ連動機構34を介して連動される揚穀螺旋軸35の下端部を内装する。前記継ぎ手31は、搬送螺旋8後端部に固定した横向きのピンと、中間螺旋軸32の前端部に固定した爪状部が係合する構成であり、第2筒部材4に内装される。
The grain passage in the
前記第3筒部材7の上端部には、搬送筒6の下端部を連結し、この搬送筒6の内部に前記揚穀螺旋軸35が内装される。
前記第3筒部材7の上部における機体外側の部位には、掃除口36を開口し、蓋37を着脱自在に設ける。搬送筒6が機体外側方へ回動すると、この掃除口36が下向きに開口した状態となり、第3筒部材7内に残留していた穀粒などが落下排出される。
The lower end portion of the
A cleaning
前記第3筒部材7の後側壁から前記ベベルギヤケース33を後方へ突出させて一体形成し、この突出端部を円筒形状として軸部10とし、機体フレーム3上に固定した板状の支持部材11によって、この軸部10を軸受け支持する。
(保持装置の構成)
図4、図8に示すように、前記第2支持フレーム17の上部における第1支持フレーム16との連結部の近傍から、第3支持フレーム70を後方へ突出させて設ける。この第3支持フレーム70の下面には、第2支持フレーム17の後側面にわたる補強プレート71を取り付ける。
The
(Configuration of holding device)
As shown in FIGS. 4 and 8, a
第3支持フレーム70の後部下面には、ステー72を固着し、このステー72に鎖(請求項の「連結部材」)73の一端を固定する。前記のステー72は、機体側面視において、搬送筒6よりも後方へ所定距離だけ離れた位置に配置する。上述の「鎖」とは、金属製の輪を数多くつなぎ合わせて、ひもや綱のようにしたものであり、請求項における「索状の連結部材」に相当する。尚、この鎖73に代えて、繊維をより合わせた綱などの索状の連結部材を使用してもよい。引張強度が高く、且つ、しなやかな索状の連結部材が好ましい。
A
上記の鎖73の他端側に、搬送筒6の長さ方向中央部に固定したL字形状のフック74を引っ掛けることによって、第3支持フレーム70側のステー72と搬送筒6の間を連結する。
By hooking an L-shaped hook 74 fixed to the lengthwise center of the
以上により、搬送筒6の回動位置を保持する保持装置70Aが構成される。
これによって、搬送筒6の機体外側方への回動位置を保持することができる。
また、鎖73に対するフック74の引っ掛け位置を変更する(掛け変える)ことによって、第3支持フレーム70側のステー72と搬送筒6の連結間隔を変更する。これによって、第3支持フレーム70側のステー72と搬送筒6の連結間隔が変更され、搬送筒6の機体外側方への回動位置を調節することができる。
(付勢装置の構成)
図4、図8に示すように、第2支持フレーム17の後側側面における第1支持フレーム16との連結部よりも機体外側方へ偏倚した部位に、前後方向の軸心回りに回動自在な支持部材75を取り付ける。
The holding
Thereby, the rotation position of the
Further, by changing (hanging) the hook 74 on the
(Configuration of biasing device)
As shown in FIGS. 4 and 8, the
この支持部材75は円柱形状とし、その回転軸心に直交する方向に貫通孔を形成し、この貫通孔に丸棒状のロッド76を摺動自在に挿入する。
そして、ロッド76の上部において、ロッド76の上端部に備えたストッパー77と支持部材75の間には、圧縮スプリング78を装着する。
The
A
また、ロッド76の下端部は、搬送筒6におけるフック74の固定部よりも基部側の部位に、取付軸79で回動自在に軸着する。
以上により、搬送筒6を上昇回動側に付勢する付勢装置80が構成される。
In addition, the lower end portion of the
As described above, the urging
これによって、搬送筒6を上方回動操作するときに、圧縮スプリング78の弾発力によって操作力が軽減され、一方、搬送筒6を下方回動させるときには、この搬送筒6が急激に下方回動することが防止できる。
As a result, when the
また、搬送筒6の前側に付勢装置80が配置され、搬送筒6の後側に保持装置70Aが配置される。即ち、搬送筒6の前側と後側に、付勢装置80と保持装置70Aが振り分け状態で配置される。
Further, an urging
また、搬送筒6を機体フレーム3上に起立させて収納した状態で、付勢装置80は、機体背面視における搬送装置6の投影範囲内に収まる構成としている。
(ロック装置の構成)
図8、図15、図16、図17に示すように、前記第1支持フレーム16の上部には、機体外側方へ突出する固定側ステー44aを固定する。この固定側ステー44aの突出端部は、機体前方へ折り曲げて案内面を形成する。
Further, the urging
(Configuration of locking device)
As shown in FIGS. 8, 15, 16, and 17, a fixed
一方、前記搬送筒6の長さ方向中央部に、ステー44を介してホルダ41を固定し、このステー44における機体内側方へ突出した突出片とホルダ41における後端の起立片の間には、ロックピン43を摺動自在に支持し、上記の突出片と起立片の間におけるロックピン43の外周の部位には圧縮スプリング42を装着する。
On the other hand, a
ロックピン43における後側の起立片から後方へ突出した部位には、操作ハンドル40と一体のカム40aを回動自在に軸着する。
前記ステー44の機体内側方へ突出した端部は、後方へ折り曲げて案内面を形成する。搬送筒6が起立回動するとき、ステー44の案内面が固定側ステー44aの案内面に摺接して位置合わせがなされる。
A
An end portion of the
搬送筒6が起立するとき、ロックピン43の前端部が固定側ステー44aの案内面によって押し込まれながら移動し、この固定側ステー44aに形成した孔に挿通されて、搬送筒6を格納位置にロックする構成である。
When the
以上により、ロック装置9bが構成される。
搬送筒6におけるロック装置9bよりも先端側の部位には、操作用の把持部45を設ける。
(穀粒貯留装置のその他の構成)
図4、図9、図11に示すように、穀粒貯留装置1の下部外側面を覆うカバー52を設ける。
Thus, the lock device 9b is configured.
A
(Other configuration of grain storage device)
As shown in FIGS. 4, 9, and 11, a
このカバー52は、後壁28よりも後側の部位から、前壁1fよりも前側の部位までを一体で覆う前後幅を有した側面視矩形の板体である。このカバー52の下部内側面には、機体フレーム3側の係止棒(図示省略)に係止するフック部52aを固着し、カバー52の上部内側面には、穀粒貯留装置1の下部外側面に固定した係止棒52bに嵌合する位置規制部材52cと、この係止棒52bに引っ掛かるフックを有したロックハンドル52dを固定する。
The
このカバー52を装着した状態では、このカバー52の前部によって、上述の入力プーリ8b、伝動ベルト8f、係止ピン1j等が露出し、これらの操作を容易に行なうことができる。
When the
図4、図11に示すように、穀粒貯留装置1の低部における搬送螺旋8の上側の位置に、この穀粒貯留装置1の前壁1fと後壁28の間を連結する棒状部材53を設ける。図7、図9に示すように、穀粒貯留装置1の前壁1fにおける搬送螺旋8よりも高い位置に、メンテナンス用の開口部54を形成し、この開口部54を着脱自在な蓋体55で塞ぐ。これにより、蓋体55を取り外し、搬送螺旋8の上側に配置する穀粒流下案内板56を開口部54から入れ、棒状部材53に載せながら後方へ挿し込むことによって、この穀粒流下案内板56の装着および離脱作業を容易に行うことができる。
As shown in FIGS. 4 and 11, a rod-
図11に示すように、穀粒貯留装置1の底部における搬送螺旋8の直下の部位に開口部57を形成し、この開口部57を塞ぐ底板58を設ける。この底板58は、穀粒貯留装置1の底部下面に固定した支持部材59に対して、機体外側方から挿し込んで装着する構成である。即ち、支持部材59の機体内側の端部には、底板58の内側端部を保持する保持部59aが屈折形成され、底板58の内側端部には、保持部59aに嵌り合う屈折部が下向きに折り曲げて形成されている。底板58の外側端部は上側に折り曲げ、支持部材59の外側端部の縦面に重ねてボルト60で締結して固定する。穀粒貯留装置1の底部における機体外側の部位には、この穀粒貯留装置1内に残留した穀粒を取り出す取出口90が形成され、この取出口90には機体外側方へ向けて下がり傾斜したシュータ91が備えられている。このシュータ91の前側と後側には、シュータ91から流下する穀粒等を回収する袋を装着するための支持杆92が取り付けられている。
As shown in FIG. 11, an
1 穀粒貯留装置
3 機体フレーム
6 搬送筒
9b ロック装置
17 第2支持フレーム(支持フレーム)
18 脱穀装置
19 縦軸
20 走行装置
21 刈取装置
36 掃除口
70A 保持装置
73 連結部材(鎖)
75 支持部材
76 ロッド
78 圧縮スプリング
80 付勢装置
DESCRIPTION OF
18
75
Claims (9)
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013191228A JP2015057043A (en) | 2013-09-14 | 2013-09-14 | Combine harvester |
CN201320668764.9U CN203675628U (en) | 2012-11-30 | 2013-10-28 | Combine harvester |
MYUI2013702068A MY180378A (en) | 2012-11-30 | 2013-10-30 | Combine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013191228A JP2015057043A (en) | 2013-09-14 | 2013-09-14 | Combine harvester |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015057043A true JP2015057043A (en) | 2015-03-26 |
Family
ID=52815418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013191228A Pending JP2015057043A (en) | 2012-11-30 | 2013-09-14 | Combine harvester |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015057043A (en) |
-
2013
- 2013-09-14 JP JP2013191228A patent/JP2015057043A/en active Pending
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