JP2017009153A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る建物1は、建物1の屋上面1aに室外機10を固定可能な固定部材20が略平行に離間させて2個配置され、固定部材20と該固定部材20に固定された室外機10を一体とみなした系の重心位置G3と一体とみなした系が倒れる場合の支点A21とを結ぶ線L21と、屋上面1aとの間に形成される角度θが45°以下であることを特徴とする。
【選択図】図22
Description
まず、1台の室外機10の場合について説明する。図2は、室外機10が1台の場合の角度θを説明するための図であって、同図には、強風により、右方向に室外機10が倒れようとする場合の、支点A1まわりのモーメントが示されている。なお、図2に示すG1は、2台の室外機10と固定部材20とを一体とみなした系の重心位置を示している。また、固定部材20と室外機10とを一体とみなした系を、以下では「一体系」とも称する。
続いて、2台の室外機10の場合について説明する。図14は、例えば強風により、左方向に室外機10が倒れようとする場合の、支点A11まわりのモーメントについて説明するための図である。なお、G2は、2台の室外機10と固定部材20とを一体とみなした系の重心位置を示している。
続いて、異なるサイズの室外機10の場合について説明する。図22は、例えば強風により、図22の左方向に異なるサイズの室外機(室外機10、小型室外機10b)が倒れようとする場合の、支点A21まわりのモーメントについて説明するための図である。なお、G3は、異なるサイズの室外機10と固定部材20とを一体とみなした系の重心位置を示している。
また、固定部材20は、その底面が建物1の屋上面1aに敷かれた防水シート30に接触して配置されている。なお、図28〜34に示すように、固定部材20が設置される場所、言い換えれば、固定部材20の底面と接触する部分においては、防水シート30の破れ等の対策として、防水シート30の1層増し貼りが施されている。また、固定部材20の長手方向(図28では上下方向)の両端部側(固定部材20が長手方向に移動したと仮定したときに、固定部材20の底面と接触する領域)においては、防水シートの2層増し貼り(2層増貼防水シート31)が施されている。このように、2層増貼防水シート31を屋上面1aに敷くことにより、例えば強風や地震により固定部材20に力が作用して、固定部材20が防水シート30表面上を滑って移動したときに、固定部材20の底面と2層増貼防水シート31の表面とが接触して固定部材20の移動を抑えることができる。つまり、2層増貼防水シート31は、固定部材20が滑って移動したときに、固定部材20の底面と接触して固定部材20の滑りを抑制する機能(滑り止め機能)を有している。
続いて、室外機10の好適な配置について説明する。図29に示すように、室外機10の給気側の面11を向かい合せるように配置しても良い。これにより、室外機10同士の排気がそれぞれに干渉しないようにすることができる
上記では、固定部材20に対して室外機10を固定する例を説明したが、この固定部材20が、建物の梁或いは柱等に固定された柱脚40(図37等)に固定されていても良い。このように固定部材20を柱脚40に固定することにより、地震、台風を含む強度面でより高い信頼性を確保することができる。
続いて、室外機に接続される冷媒管及び当該冷媒管を覆うパイプ状部材の構成について説明する。図53〜図60に示すように、建物1の屋上等と隣接する下階を隔てる部材1cを貫通するようにパイプ状部材50が設けられ、当該パイプ状部材50の内部には、冷媒管13が配設されている。この冷媒管13は、屋上等に配置された室外機10と、例えば屋上等と隣接する下階に配置された室内機(図示略)とを接続して、内部に冷媒が流通するように構成されている。なお、図53〜図60には、パイプ状部材50の内部に配設される配管として、冷媒管13のみが示されているが、当該冷媒管13の他、加湿管、電源線等(以下、冷媒管13、加湿管、電源線等を含む配管を「冷媒管13等」とも称する)も配設される。
屋内に配置された室内機の結露水等を引くためのドレイン配管(図示略)は、建物1の壁内又は壁面外側(外壁面)に沿って、室内機より下方に引き落とされている。つまり、室内機のドレイン配管は下方に引き落とされ、室内機に接続される冷媒管13は上方に引き上げられて、屋上等に配置された室外機10と接続される。このように、室外機10を屋上置きした場合であっても、室内機に接続されるドレイン配管及びゴミ捨て配管等は下方側へ引き回されている。なお、ドレイン配管が本発明における排出管に相当するものである。
屋上等に配置された室外機10と屋内に配置された室内機との関係について説明する。屋上等に配置された室外機10のうち少なくとも1つは、屋上等に最も近い下階(例えば3階の建物1の場合には、3階のエリア)に配置された室内機と接続されていることが好適である。言い換えれば、屋上等に配置された室外機10と、屋上等の直下の屋内に配置された室内機とを接続することがコスト及び施工性を考慮すると好適である。
なお、室外機10のメンテナンスを行う場合に、室外機10の引き上げ又は引き下げを行う装置を、本実施形態における建物1の屋上に設けても良い。室外機10の引き上げ又は引き下げを行う装置としては、図61に示すようなウィンチアーム81が挙げられる。同図に示すように、ウィンチアーム81を屋上から建物外(屋上の外周より外側)に張り出せる程度に、屋上面1aの外周に近接した位置にパイプ82を立設し、このパイプ82にウィンチアーム81を取り付けて室外機10を搬送する。このようにウィンチアーム81に連結されるパイプ82を立設可能な構造を、建物1の屋上面1aに設ける。パイプ82を立設可能な構造としては、例えば建物1の梁又は柱に固定した柱脚(図61では図示せず)に設けることが好適である。なお、ウィンチアーム81は、図61に示すように、地上から引き上げた室外機10を建物1の屋上等に搬送可能なように(或いは屋上等に設置された室外機10を地上に搬送可能なように)、パイプ82を中心として所定方向(図61のR方向)に回動可能に構成されている。
1a:屋上面
10:室外機
12:冷媒管取出部
13:冷媒管
20:固定部材
21:金属レール
22:コンクリート
30:防水シート
40:柱脚
50:パイプ状部材
60:カバー
70:隙間埋め部材(湿気防止部材)
81:ウィンチアーム
G1、G2、G3:重心位置
A1、A2、A11、A12、A21、A22:支点
Claims (20)
- 屋内の空調を行う空調設備の室外機を備えた建物であって、
前記建物の屋上面に前記室外機を固定可能な固定部材が、略平行に離間させて2個配置され、
前記固定部材と該固定部材に固定された前記室外機を一体とみなした系の重心位置と前記一体とみなした系が倒れる場合の支点とを結ぶ線と、前記屋上面との間に形成される角度が、45°以下であることを特徴とする建物。 - 前記一体とみなした系が倒れる場合の支点のすべてに対し、前記線と前記屋上面との間に形成される角度が45°以下であることを特徴とする請求項1に記載の建物。
- 前記角度が26°以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物。
- 前記室外機が1台のみ配置される場合には、前記固定部材の長さ方向に対し略中央に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建物。
- 前記室外機が、室内に配置された複数の室内機と接続されていることを特徴とする請求項4に記載の建物。
- 前記室外機が2台配置される場合には、前記2台の室外機それぞれが略平行に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建物。
- 前記室外機のうち少なくとも1つは、前記建物の屋上に最も近い下階に配置された室内機と接続されていることを特徴とする請求項6に記載の建物。
- 前記室外機の冷媒管取出部それぞれは、前記室外機の同じ方向に揃えられていることを特徴とする請求項6に記載の建物。
- 前記室外機は、前記室外機の給気側の面を向かい合わせるように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の建物。
- 前記固定部材は、前記建物の屋上面よりも上方に突出した壁体の少なくとも1つに対し、略平行又は略垂直に配置されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の建物。
- 前記固定部材は、前記屋上面に設けられた防水シートに接触配置されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の建物。
- 前記固定部材の長さが120cm以上であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の建物。
- 前記固定部材の重量が50kg以上であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の建物。
- 前記固定部材が金属レールとコンクリートで構成されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の建物。
- 前記固定部材が、前記建物の梁又は柱に固定された柱脚に固定されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の建物。
- 前記建物の屋上と隣接する下階を隔てる部材を貫通するパイプ状部材が配置され、
前記パイプ状部材の内部には、前記屋上の室外機と接続される冷媒管が配設されていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の建物。 - 前記建物の屋上の下階に配置された室内機と、前記屋上に配置された室外機とを接続する冷媒管は、前記下階の側面側壁面を貫通して設けられていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の建物。
- 前記下階を隔てる部材を貫通するパイプ状部材の内部には、前記パイプ状部材と前記冷媒管との隙間を埋める湿気防止部材が設けられ、
前記湿気防止部材は、前記屋上側と室内側に設けられていることを特徴とする請求項16又は17に記載の建物。 - 室内に配置された室内機の結露水を排出する排出管は、前記建物の壁内又は前記建物の外壁面を介して前記室内機より下方に引き落とされていることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の建物。
- 3階以上の階層を有することを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の建物。
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