JP3214515U - 仮設用朝顔装置システム - Google Patents

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正文 松下
正文 松下
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東阪工業株式会社
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Abstract

【課題】仮設足場に設置する朝顔装置全体の部品数を減らし、組み付け時間の短縮が図れる仮設用朝顔装置システムを提供する。【解決手段】仮設用朝顔装置システムは、左右縦部材9および上下横部材よりなるシート取り付け枠8にメッシュシート15が張り止められ、両縦部材の下端部が4本の支柱のうち左端の支柱2および左から2番目の支柱2に連結部材を介して上下揺動自在に連結されている左側の朝顔装置4Aと、左右縦部材9および上下横部材よりなるシート取り付け枠8にメッシュシート15が張り止められ、両縦部材の下端部が右から2番目の支柱2および右端の支柱2に連結部材を介して上下揺動自在に連結されている右側の朝顔装置4Bと、左側の朝顔装置の右側の縦部材と右側の朝顔装置の左側の縦部材との隙間を塞ぐように、両縦部材における建物側の面にメッシュシート15Xが張り止められている中間の朝顔装置4Cとを備えている。【選択図】図1

Description

この考案は、仮設用朝顔装置システムに関する。
建築現場において作業用部材や工具などの落下物を受け止めるための仮設用朝顔装置は、本出願人が先に提案した下記特許文献に開示されている。
特許第5999539号公報
上記特許文献の朝顔装置では、4本以上所要数並んだ支柱に組み付けられた朝顔装置において、2つの朝顔装置の間にある朝顔装置は、両側の朝顔装置と同様に朝顔装置を組まねばならず、部品数が多くなってコストが嵩む上、作業性に問題があった。
本考案の目的は、仮設足場に設置する朝顔装置全体の部品数を減らし、組み付け時間の短縮が図れる仮設用朝顔装置システムを提供するにある。
請求項1の考案による仮設用朝顔装置システムは、
左右の縦部材(9)ならびに両縦部材(9)の上端部どうしおよび下端部どうしに渡し止められている上横部材(13)および下横部材(12)よりなるシート取り付け枠(8)に、メッシュシート(15)が張り止められ、両縦部材(9)の下端部が、仮設足場に左右方向に間隔をおいて立てられかつ隣り合うものどうしが複数の桟(1)で連結せられている4本の支柱(2)のうち左端の支柱(2)および左から2番目の支柱(2)の所定高さ位置に、連結部材(11)を介して、反建物側に向かって上下揺動自在に連結されている左側の朝顔装置(4A)と、
左右の縦部材(9)ならびに両縦部材(9)の上端部どうしおよび下端部どうしに渡し止められている上横部材(13)および下横部材(12)よりなるシート取り付け枠(8)に、メッシュシート(15)が張り止められ、両縦部材(9)の下端部が、前記4本の支柱(2)のうち右から2番目の支柱(2)および右端の支柱(2)の所定高さ位置に、連結部材(11)を介して、反建物側に向かって上下揺動自在に連結されている右側の朝顔装置(4B)と、
左側の朝顔装置(4A)の右側の縦部材(9)と右側の朝顔装置(4B)の左側の縦部材(9)との隙間を塞ぐように、両縦部材(9)における建物側の面にメッシュシート(15X)が張り止められている中間の朝顔装置(4C)とを備えているものである。
請求項2の考案は、請求項1記載の仮設用朝顔装置システムにおいて、中間の朝顔装置(4C)のメッシュシート(15X)の左右両縁部に長さ方向に間隔をおいて複数の穴(5A)が形成されており、これらの穴(5A)に、左側の朝顔装置(4A)の右側の縦部材(9)および右側の朝顔装置(4B)の左側の縦部材(9)における建物側の面に長さ方向に間隔をおいて設けられた複数のピン(6)が嵌め入れられているものである。
請求項3の考案は、請求項2記載の仮設用朝顔装置システムにおいて、左側の朝顔装置(4A)および右側の朝顔装置(4B)の各連結部材(11)が、反建物側が開放された平面視逆コ形部(7)と、平面視逆コ形部(7)の建物側部分に連なって設けられかつ支柱(2)に取り付けられるクランプ(3)と、平面視逆コ形部(7)の内側に左右に並んで配置されかつ反建物側に向かって上下揺動自在に取り付けられている2つの縦部材下端部嵌め入れ用短筒(10)とを有しており、
左側の朝顔装置(4A)の右側の縦部材(9)が、これを支柱(2)に連結するための連結部材(11)における左側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒(10)に嵌め入れられ、右側の朝顔装置(4B)の左側の縦部材(9)の下端部が、これを支柱(2)に連結するための連結部材(11)における右側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒(10)に嵌め入れられており、
中間の朝顔装置(4C)のメッシュシート(15X)が、左右いずれか一方の縁部に形成された複数の穴(5A)のそれぞれから、左側の朝顔装置(4A)の右側の縦部材(9)を支柱(2)に連結するための連結部材(11)における右側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒(10)および右側の朝顔装置(4B)の左側の縦部材(9)の下端部を支柱(2)に連結するための連結部材(11)における左側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒(10)の中心どうしの間隔(S1)に相当する距離(S2)だけ同他方の縁部側に入り込んだ箇所に形成された穴(5B)をさらに有しているものである。
請求項4の考案は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の仮設用朝顔装置システムにおいて、中間の朝顔装置(4C)のメッシュシート(15X)が左右両側の朝顔装置(4A)(4B)のシート取り付け枠(8)下端より所定長さだけはみ出す大きさに形成せられ、このメッシュシート(15X)のはみ出し部(151)が建物側に折り曲げられて左から2番目の支柱(2)および右から2番目の支柱(2)に紐(20)で止められているものである。
請求項1の考案による仮設用朝顔装置システムによれば、中間の朝顔装置のメッシュシートは両隣の朝顔装置に保持され、両隣の朝顔装置と同様のシート取り付け枠がなくても設置することができるので、部品数が削減でき、組み付け時間の短縮が図れる。
請求項2の考案による仮設用朝顔装置システムによれば、中間の朝顔装置のメッシュシートの左右両縁部に形成された複数の穴に、左側の朝顔装置の右側の縦部材および右側の朝顔装置の左側の縦部材それぞれの建物側の面に設けられた複数のピンを嵌め入れるだけで、同メッシュシートを張り止めることができるので、左右両側の朝顔装置を仮設足場に設置したままの状態で、簡単に短時間で組み付け作業を行いうる。
請求項3の考案による仮設用朝顔装置システムによれば、中間の朝顔装置のメッシュシートが、左右両縁部に形成された複数の穴に加えて、左右いずれか一方の縁部の穴から、左側の朝顔装置の右側の縦部材を支柱に連結するための連結部材における右側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒および右側の朝顔装置の左側の縦部材の下端部を支柱に連結するための連結部材における左側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒の中心どうしの間隔に相当する距離だけ同他方の縁部側に入り込んだ箇所に形成された穴をさらに有しているので、左右両側の朝顔装置の間に、これらと同様のシート取り付け枠を備えた中間の朝顔装置を設置する場合に使用するメッシュシートと共用することができる。
請求項4の考案によれば、中間の朝顔装置のメッシュシートのはみ出し部が建物側に折り曲げられて2本の支柱に紐で止められているものであるから、足場の上方からの落下物が、両隣の朝顔装置のシート取り付け枠の下端より若干建物寄りに落下してもこれを受け止めることができる。
本考案のメッシュシートの一部を切り欠いた仮設用朝顔装置システムの斜視図である。 枠下横部材が、支柱に取り付けられた連結部材に連結せられ、連結部材の短筒に縦部材の下端部が嵌め入れられた状態を示す部分拡大斜視図で、メッシュシートは略されている。 本考案による仮設用朝顔装置システムの部分拡大平面図である。
本考案を実施するための形態を、以下図面を参照して説明する。
図1および図2に示す仮設用朝顔装置システムは、左右両側の朝顔装置(4A)(4B)を備えており、各朝顔装置(4A)(4B)は、仮設足場に所定間隔をおいて立てられ、複数の桟(1)で連結せられた2本の支柱(2)に向かってのび支柱(2)に嵌められたクランプ(3)を有する連結部材(11)の平面視逆コ形部(7)の内側にシート取り付け枠(8)の縦部材(9)下端部嵌め入れ用角短筒(10)が2つ並んで反建物側に向かって上下個別に揺動自在に取り付けられ、左右2本の支柱(2)に配された連結部材(11)にある前記2つの角短筒(10)のうち内側の相対する角短筒(10)の側部にシート取り付け枠(8)の下横部材(12)が渡し止められ、このシート取り付け枠(8)の縦部材(9)上端部が上横部材(13)の両端に設けられ縦部材側に口の開いている有底角短筒(14)に嵌め入れられ、このようにして得られたシート取り付け枠(8)にメッシュシート(15)が張り止められ、左右縦部材(9)の真中より支柱(2)と反対側位置に支持部材上端部取り付け片(16)が垂下状に固定せられ、両支持部材上端部取り付け片(16)に支柱側下端部の上方位置において支柱(2)に取り付けられた支持部材下端部保持部材(17)に下端部が保持された支持部材(18)の上端部が揺動自在に取り付けられ、左右縦部材(9)の上端に嵌め入れられかつ上横部材(13)に連結せられ有底角短筒(14)に取り付けられた4本の紐(19)が一番上の桟(1)に上から引っ掛けられて下におろされ、支持部材(18)の中程に設けられた紐下端取り付け用逆U形部材(23)に取り付けられている。なお、支持部材下端部保持部材(17)は、これに設けられたクランプ(3)により、支柱(2)に取り付けられている。前記複数の桟(1)で連結せられた2本の支柱(2)の後方にも同様の複数の桟(1)で連結せられた2本の支柱(2)が立てられ、前後のそれぞれ相対する支柱(2)において、支持部材(18)の下端に対応する位置にある横断面コ形金具に2つの棚板(21)それぞれの左右横桟(22)の前後に設けられた下方突出部が嵌め入れられている。
左側の朝顔装置(4A)におけるシート取り付け枠(8)の右側の縦部材(9)と、右側の朝顔装置(4B)におけるシート取り付け枠(8)の左側の縦部材(9)との隙間を塞ぐように、両縦部材(9)における建物側の面にメッシュシート(15X)が張り止められ、それによって中間の朝顔装置(4C)が形成されている。
中間の朝顔装置(4C)のメッシュシート(15X)の左右両縁部に長さ方向に間隔をおいて複数の円形の穴(5A)が形成されており、これらの穴(5A)に、前記2本の縦部材(9)における建物側の面に長さ方向に間隔をおいて設けられた複数のピン(6)が嵌め入れられている。
また、メッシュシート(15X)は、その右縁部に形成された複数の円形の穴(5A)のそれぞれから、左側の朝顔装置(4A)の右側の縦部材(9)を支柱(2)に連結するための連結部材(11)における右側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒(10)および右側の朝顔装置(4B)の左側の縦部材(9)の下端部を支柱(2)に連結するための連結部材(11)における左側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒(10)の中心どうしの間隔(S1)に相当する距離(S2)だけ左側に入り込んだ箇所に形成された円形の穴(5B)を有している。したがって、このメッシュシート(15X)は、左右両側の朝顔装置(4A)(4B)の間にこれらと同様のシート取り付け枠を備えた中間の朝顔装置を設置する場合に使用するメッシュシートと共用することができる。また、メッシュシート(15X)の上下縁部にも、中間の朝顔装置がシート取り付け枠を有するものとなされた場合に、その上下横部材の建物側の面に形成されたピンに嵌め入れるための穴(5C)が形成されている。各穴(5A)(5B)(5C)の周縁には、ハトメが取り付けられている。各ピン(6)は、先端が上向きのL形ピンよりなるが、一部または全部のピン(6)を折れピンに代えてもよい。
メッシュシート(15X)は、左右両側の朝顔装置(4A)(4B)のシート取り付け枠(8)下端より所定長さだけはみ出す大きさに形成せられ、このメッシュシート(15X)のはみ出し部(151)が建物側に折り曲げられて両側の支柱(2)に紐(20)で止められている。
(1):桟
(2):支柱
(3):クランプ
(4A):左側の朝顔装置
(4B):右側の朝顔装置
(4C):中間の朝顔装置
(5A):穴
(5B):穴
(6):ピン
(8):シート取り付け枠
(9):縦部材
(10):縦部材下端部嵌め入れ用角短筒
(11):連結部材
(12):シート取り付け枠の下横部材
(13):シート取り付け枠の上横部材
(14):有底角短筒
(15):(左右両側の朝顔装置の)メッシュシート
(15X):(中間の朝顔装置の)メッシュシート
(151):はみ出し部
(16):支持部材上端部取り付け片
(17):支持部材下端部保持部材
(18):支持部材
(19):紐
(20):紐
(21):棚板
(22):左右横桟
(23):紐下端取り付け用逆U形部材

Claims (4)

  1. 左右の縦部材ならびに両縦部材の上端部どうしおよび下端部どうしに渡し止められている上横部材および下横部材よりなるシート取り付け枠に、メッシュシートが張り止められ、両縦部材の下端部が、仮設足場に左右方向に間隔をおいて立てられかつ隣り合うものどうしが複数の桟で連結せられている4本の支柱のうち左端の支柱および左から2番目の支柱の所定高さ位置に、連結部材を介して、反建物側に向かって上下揺動自在に連結されている左側の朝顔装置と、
    左右の縦部材ならびに両縦部材の上端部どうしおよび下端部どうしに渡し止められている上横部材および下横部材よりなるシート取り付け枠に、メッシュシートが張り止められ、両縦部材の下端部が、前記4本の支柱のうち右から2番目の支柱および右端の支柱の所定高さ位置に、連結部材を介して、反建物側に向かって上下揺動自在に連結されている右側の朝顔装置と、
    左側の朝顔装置の右側の縦部材と右側の朝顔装置の左側の縦部材との隙間を塞ぐように、両縦部材における建物側の面にメッシュシートが張り止められている中間の朝顔装置とを備えている、仮設用朝顔装置システム。
  2. 中間の朝顔装置のメッシュシートの左右両縁部に長さ方向に間隔をおいて複数の穴が形成されており、これらの穴に、左側の朝顔装置の右側の縦部材および右側の朝顔装置の左側の縦部材における建物側の面に長さ方向に間隔をおいて設けられた複数のピンが嵌め入れられている、請求項1に記載の仮設用朝顔装置システム。
  3. 左側の朝顔装置および右側の朝顔装置の各連結部材が、反建物側が開放された平面視逆コ形部と、平面視逆コ形部の建物側部分に連なって設けられかつ支柱に取り付けられるクランプと、平面視逆コ形部の内側に左右に並んで配置されかつ反建物側に向かって上下揺動自在に取り付けられている2つの縦部材下端部嵌め入れ用短筒とを有しており、
    左側の朝顔装置の右側の縦部材が、これを支柱に連結するための連結部材における左側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒に嵌め入れられ、右側の朝顔装置の左側の縦部材の下端部が、これを支柱に連結するための連結部材における右側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒に嵌め入れられており、
    中間の朝顔装置のメッシュシートが、左右いずれか一方の縁部に形成された複数の穴のそれぞれから、左側の朝顔装置の右側の縦部材を支柱に連結するための連結部材における右側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒および右側の朝顔装置の左側の縦部材の下端部を支柱に連結するための連結部材における左側の縦部材下端部嵌め入れ用短筒の中心どうしの間隔に相当する距離だけ同他方の縁部側に入り込んだ箇所に形成された穴をさらに有している、請求項2に記載の仮設用朝顔装置システム。
  4. 中間の朝顔装置のメッシュシートが左右両側の朝顔装置のシート取り付け枠下端より所定長さだけはみ出す大きさに形成せられ、このメッシュシートのはみ出し部が建物側に折り曲げられて左から2番目の支柱および右から2番目の支柱に紐で止められている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の仮設用朝顔装置システム。
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