JP2017009089A - 摩擦係合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成の簡素化、外形寸法の小型化及び軽量化を図ることができると共に、クラッチ(摩擦係合要素)の慣性質量を小さく抑えることが可能な摩擦係合装置を提供すること。
【解決手段】駆動力が入力される入力部材(5)と第1、第2回転軸(51,52)それぞれとの間で駆動力の伝達の有無を切り換える第1、第2クラッチ(10,20)を備えたツインクラッチ式のクラッチ装置(1)において、第1モータ(91)で第1ピストン部材(61)を回転させることで第1螺合部(63)の螺合により第1ピストン部材(61)を軸方向に移動させて第1クラッチ(10)を係合制御し、第2モータ(92)で回転伝達部材(70)を回転させることで第2螺合部(64)の螺合により第2ピストン部材(62)を軸方向に移動させて第2クラッチ(20)を係合制御するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動源からの駆動力が入力される入力部材と第1、第2回転軸それぞれとの間で駆動力の伝達の有無を切り換える第1、第2摩擦係合要素を備えた摩擦係合装置に関する。
従来、例えば特許文献1に示すように、車両に搭載されたエンジン(駆動源)と変速機との間に設けるクラッチ装置(摩擦係合装置)として、エンジンからの駆動力が入力される入力軸と第1、第2回転軸(出力軸)それぞれとの間で駆動力の伝達の有無を切り換える第1、第2クラッチ(第1、第2摩擦係合要素)を備えたいわゆるツインクラッチ(デュアルクラッチ)式のクラッチ装置(摩擦係合装置)がある。
図7は、特許文献1に開示された従来のクラッチ装置を示す図である。同図に示すクラッチ装置100は、エンジン(図示せず)からの駆動力を伝達する入力部材105と、変速機ケース130など固定側の部材に対して回転自在に支持された第1回転軸(出力軸)151と、第1回転軸151に対して相対回転自在に設けられた第2回転軸(出力軸)152と、入力部材105と第1回転軸151との間の駆動力の伝達の有無を切り換える第1クラッチ110と、入力部材105と第2回転軸152との間の駆動力の伝達の有無を切り換える第2クラッチ120とを備えている。
第1クラッチ110は、入力部材105と一体回転する第1アウターカバー115と、第1回転軸151と一体回転する第1インナーカバー125と、これら第1アウターカバー115と第1インナーカバー125との間で軸方向に沿って積層された複数の摩擦材を有する第1摩擦係合部111と、当該第1摩擦係合部111の複数の摩擦材を押圧するため第1ピストン部材161とを備えている。第1ピストン部材161は、第1アウターカバー115との間に画成された第1油室171に充填される作動油の油圧で動作する。同様に、第2クラッチ120は、入力部材105及び第1アウターカバー115と一体回転する第2アウターカバー215と、第2回転軸152と一体回転する第2インナーカバー225と、これら第2アウターカバー215と第2インナーカバー225との間で軸方向に沿って積層された複数の摩擦材を有する第2摩擦係合部121と、当該第2摩擦係合部121の複数の摩擦材を押圧するため第2ピストン部材162とを備えている。第2ピストン部材162は、第2アウターカバー215との間に画成された第2油室172に充填される作動油の油圧で動作する。
上記構成のクラッチ装置100では、第1油室171に供給する作動油の油圧で第1ピストン部材161を軸方向に移動させて第1クラッチ110を係合制御することで、入力部材105と第1回転軸151との間の駆動力の伝達の有無を切り換える。また、第2油室172に供給する作動油の油圧で第2ピストン部材162を軸方向に移動させて第2クラッチ120を係合制御することで、入力部材105と第2回転軸152との間の駆動力の伝達の有無を切り換える。
ところで、図7に示す従来のクラッチ装置100は、ピストン部材161,162やそれらを駆動するための油室171,172などを有することで、部品点数が多くその構造が複雑であると共に、クラッチ装置100の外形寸法が大型化している。さらに、クラッチ装置100の外形寸法が大型化していると共に部品点数が多いことで、第1クラッチ110及び第2クラッチ120の慣性質量が大きいという問題もある。また、ピストン部材161,162を駆動するための油室171,172及びその周辺に配置した可動部などに密封構造のためのシール部材を設けていることで、継続使用による可動部の磨耗が生じやすいという問題もある。また、第1、第2クラッチ110,120は油室171,172に供給される作動油の油圧で駆動されている。この油圧はオイルポンプ(図示せず)で発生させる必要がある。そのため、オイルポンプを駆動するための動力によるエネルギー損失が生じるという問題もある。
特開2001−140936号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、構成の簡素化、外形寸法の小型化及び軽量化を図ることができると共に、摩擦係合要素の慣性質量を小さく抑えることが可能な摩擦係合装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明にかかる摩擦係合装置は、駆動源からの駆動力が入力される入力部材(5)と、ケース(30)など固定側の部材に対して回転自在に支持された第1回転軸(51)と、第1回転軸(51)に対して相対回転自在に設けられた第2回転軸(52)と、第1回転軸(51)と一体回転可能に設けられた第1回転部材(15)と、第2回転軸(52)と一体回転可能に設けられた第2回転部材(25)と、第1回転部材(15)と第2回転部材(25)との間に配置されて、入力部材(5)と一体回転可能に設けられた中間部材(35)と、第1回転部材(15)と中間部材(35)との間で第1回転軸(51)又は第2回転軸(52)の軸方向に沿って積層された複数の摩擦材(11a,11b)を含む摩擦係合部(11)を有し、入力部材(5)と第1回転軸(51)との間の駆動力の伝達の有無を切り換えるための係合制御を行う第1摩擦係合要素(10)と、中間部材(35)と第2回転部材(25)との間で軸方向に沿って積層された複数の摩擦材(22a,22b)を含む摩擦係合部(22)を有し、入力部材(5)と第2回転軸(52)との間の駆動力の伝達の有無を切り換えるための係合制御を行う第2摩擦係合要素(20)と、ケース(30)に固定された第1固定部材(81)と、ケース(30)に対して回転可能に支持された回転伝達部材(70)と、第1摩擦係合要素(10)の摩擦係合部(11)を押圧して係合させるための第1ピストン部材(61)と、第1ピストン部材(61)を第1固定部材(81)に螺合させてなる第1螺合部(63)と、第2摩擦係合要素(20)の摩擦係合部(22)を押圧して係合させるための第2ピストン部材(62)と、第2ピストン部材(62)を回転伝達部材(70)に螺合させてなる第2螺合部(64)と、第1ピストン部材(61)を回転させるための第1電動機(91)と、第2ピストン部材(62)を回転させるための第2電動機(92)と、を備え、第1電動機(91)で第1ピストン部材(61)を回転させることで、第1螺合部(63)の螺合により第1ピストン部材(61)を軸方向に移動させて第1摩擦係合要素(10)を係合制御し、第2電動機(92)で回転伝達部材(70)を介して第2ピストン部材(62)を回転させることで、第2螺合部(64)の螺合により第2ピストン部材(62)を軸方向に移動させて第2摩擦係合要素(20)を係合制御することを特徴とする。
また、この摩擦係合装置では、入力部材(5)と中間部材(35)を接続する接続部材(24)を備え、接続部材(24)は、入力部材(5)及び中間部材(35)に対して一体回転可能かつ軸方向に相対移動可能に設けられていると共に、第2ピストン部材(62)に対して相対回転可能に設けられており、第2ピストン部材(62)は、接続部材(24)を介して第2摩擦係合要素(20)の摩擦係合部(21)を押圧するようにしてもよい。また、回転伝達部材(70)は、中間部材(35)に対して相対回転可能に支持されていてもよい。また、ケース(30)に固定された第2固定部材(82)を備え、前記第2ピストン部材(62)は、前記第2固定部材(82)に対して相対回転不能かつ軸方向に摺動可能に支持されていてもよい。
本発明にかかる摩擦係合装置によれば、第1電動機で第1ピストン部材を回転させることで第1螺合部の螺合により第1ピストン部材を軸方向に移動させて第1摩擦係合要素を係合制御する。また、第2電動機で回転部材を回転させることで第2螺合部の螺合により第2ピストン部材を軸方向に移動させて第2摩擦係合要素を係合制御する。このように電動機でピストン部材を駆動して摩擦係合要素の締結・解放を制御することで、従来構成の摩擦係合装置のように作動油の油圧を用いて摩擦係合要素の締結・解放を制御する必要がないので、ピストン部材を駆動するアクチュエータの効率を効果的に高めることができる。また、ピストン部材を駆動するための油室及びそれに付随する構造が無いので、その分、クラッチ装置の構成の簡素化及び軽量化、外形寸法の小型化を図ることができる。
また、この摩擦係合装置では、第1、第2摩擦係合要素の構成部品のうち、少なくとも第1、第2ピストン部材は、入力部材から第1、第2回転軸へ伝達される駆動力によって回転する構成部品(第1回転部材、第2回転部材、中間部材など)には含まれていない。すなわち、第1、第2ピストン部材は、上記の入力部材から第1、第2回転軸へ伝達される駆動力によって回転する構成部品とは一体に回転しないようになっている。これにより、従来構造のクラッチ装置と比較して第1、第2摩擦係合要素の慣性質量を小さく抑えることができる。したがって、摩擦係合装置におけるエネルギーの損失を抑えることができるので、摩擦係合装置を搭載した車両の燃費(燃料消費率)の向上を図ることができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる摩擦係合装置によれば、構成の簡素化、外形寸法の小型化及び軽量化を図ることができると共に、摩擦係合要素の慣性質量を小さく抑えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るクラッチ装置を示す側断面図である。 図1のA部分の拡大図である。 クラッチ装置の要部を示す斜視図である。 中間部材を示す斜視図である。 接続部材を示す斜視図である。 クラッチ装置のトルクフローを示す図である。 従来のクラッチ装置の構成例を示す図である。 従来のクラッチ装置と本発明にかかるクラッチ装置の慣性質量の比較について説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るクラッチ装置を示す側断面図である。図2は、図1のA部分の拡大図である。図3は、クラッチ装置の要部を示す斜視図である。これらの図に示すクラッチ装置1は、車両に搭載されたエンジン(駆動源)と変速機との間に設けられたいわゆるツインクラッチ式のクラッチ装置(摩擦係合装置)である。このクラッチ装置1は、クランクシャフト2及びフライホイール3を介して入力された図示しないエンジンからの駆動力が伝達される入力部材5と、変速機ケース30など固定側の部材に回転自在に支持された第1回転軸51と、第1回転軸51に対してベアリング55を介して同軸上で相対回転自在に設けられた第2回転軸52と、入力部材5と第1回転軸51との間で駆動力の伝達の有無を切り換えるための係合制御を行う第1クラッチ(第1摩擦係合要素)10と、入力部材5と第2回転軸52との間で駆動力の伝達の有無を切り換えるための係合制御を行う第2クラッチ(第2摩擦係合要素)20とを備えている。また、クラッチ装置1は、第1クラッチ10の摩擦係合部11を押圧して係合させるための第1ピストン部材61と、第2クラッチ20の摩擦係合部21を押圧して係合させるための第2ピストン部材62とを備えている。なお、以下の説明で軸方向というときは、第1回転軸51及び第2回転軸52の軸方向(図1の左右方向)を指すものとする。
なお、本実施形態のクラッチ装置1を備えた車両に搭載される変速機は、その図示及び詳細な説明は省略するが、複数の変速段を形成する有段式の変速機であって、一の回転軸上に設けた奇数変速段用の第1変速機構と、他の回転軸上に設けた偶数変速段用の第2変速機構を備えた構成の変速機とすることができる。そして、例えば、本実施形態のクラッチ装置1の第1クラッチ10の下流側に第1変速機構を設けた一の回転軸を配設し、第2クラッチ20の下流側に第2変速機構を設けた他の回転軸を配設する。これにより、第1クラッチ10と第2クラッチ20の締結・解放の切り換えと第1、第2変速機構による奇数・偶数変速段の設定とによって複数変速段の切り換えを行ういわゆるツインクラッチ式の変速機を構成することができる。すなわちこの場合、第1クラッチ10が奇数変速段用のクラッチとなり、第2クラッチ20が偶数変速段用のクラッチとなる。
入力部材5は、略円筒状の部材であり、フライホイール3が備えるスプリング4の内径側に設けた接続板6とリベット7で接続されている。入力部材5は、リベット7を取り付けた部分から内径側に若干延びており、その先が軸方向の第2クラッチ20側に屈曲して後述する接続部材24に対応する位置まで延伸している。なお、第2回転軸52は、ベアリング53を介してクランクシャフト2及びフライホイール3に対して回転自在に支持されている。
第1クラッチ10の外径側には、変速機ケース30に固定された第1固定部材81が設置されている。第1固定部材81は中心に円形状の開口部を有する略円板状の部材であり、その外周縁の複数個所がボルト81cの締結で変速機ケース30に固定されている。また、入力部材5の外径側には、変速機ケース30に固定された第2固定部材82が設置されている。第2固定部材82は中心に円形状の開口部を有する略円板状の部材であり、その外周縁の複数個所がボルト82cの締結で変速機ケース30に固定されている。入力部材5の外周面と第2固定部材82の内周縁との隙間には、環状のオイルシール8が設置されている。
また、クラッチ装置1は、第1回転軸51と一体回転可能に設けられたアウターカバー(第1回転部材)15と、第2回転軸52と一体回転可能に設けられたインナーカバー(第2回転部材)25と、アウターカバー15とインナカバー25との間に配置されて入力部材5と一体回転可能に設けられた中間部材35とを備えている。アウターカバー15は、その内径端が第1回転軸51の外周面にスプライン係合部51aでスプライン係合しており、外径端には、第1クラッチ10の外周側に配置される略円筒状のドラム部(アウタードラム)15aが一体に形成されている。また、アウターカバー15のドラム部15aは、第1固定部材81に対してスラストベアリング12で相対回転自在に支持されている。また、インナーカバー25は、その内径端が第2回転軸52の外周面にスプライン係合部52aでスプライン係合しており、外径端には、第2クラッチ20の内周側に配置される略円筒状のドラム部(インナードラム)25aが一体に形成されている。また、アウターカバー15の内径端とインナーカバー25の内径端との軸方向の隙間には、コイルバネ(付勢手段)56が介在している。コイルバネ56の付勢力によってアウターカバー15とインナーカバー25が軸方向で互いに離間する方に付勢されている。
図2に示すように、第1クラッチ10の摩擦係合部11は、アウターカバー15のドラム部15aと中間部材35との間で軸方向に沿って積層された複数のアウタープレート(摩擦材)11a及びインナープレート(摩擦材)11bを備える。アウタープレート11aは、アウターカバー15のドラム部15aの内周面に係合(スプライン係合)しており、インナープレート11bは、中間部材35の外周面35b(図4参照)に係合(スプライン係合)している。これらアウタープレート11aとインナープレート11bは軸方向に沿って交互に積層されている。アウタープレート11aは、アウターカバー15のドラム部15aと一体回転可能かつ軸方向に若干移動が可能な状態で係合している。同様に、インナープレート11bは、中間部材35と一体回転可能かつ軸方向に若干移動が可能な状態で係合している。また、積層された複数のアウタープレート11a及びインナープレート11bの軸方向の一方の端部(図1の右側の端部)には、エンドプレート13が設けられている。エンドプレート13は、アウターカバー15の内側面に当接していることで、アウタープレート11a及びインナープレート11bの軸方向の移動を係止する。また、積層された複数のアウタープレート11a及びインナープレート11bの軸方向の他方の端部(図1の左側の端部)には、エンドプレート14が設けられている。エンドプレート14には、スラストベアリング12を介して第1ピストン部材61が当接している。エンドプレート14は、第1ピストン部材61に押圧されて軸方向に移動可能である。
第2クラッチ20の摩擦係合部21は、中間部材35とインナーカバー25のドラム部25aとの間で軸方向に沿って積層された複数のアウタープレート(摩擦材)21a及びインナープレート(摩擦材)21bを備える。アウタープレート21aは、中間部材35の内周面35a(図4参照)に係合(スプライン係合)しており、インナープレート21bは、インナーカバー25のドラム部25aの内周面に係合(スプライン係合)している。これらアウタープレート21aとインナープレート21bは軸方向に沿って交互に積層されている。アウタープレート21aは、中間部材35と一体回転可能かつ軸方向に若干移動が可能な状態で係合している。同様に、インナープレート21bは、インナーカバー25のドラム部25aと一体回転可能かつ軸方向に若干相対移動が可能な状態で係合している。また、積層されたアウタープレート21a及びインナープレート21bの軸方向の一方の端部(図1の右側の端部)には、エンドプレート23が設けられている。エンドプレート23は、サークリップなどの係止具23aで係止されていることで、アウタープレート21a及びインナープレート21bの軸方向の移動を阻止する。また、積層されたアウタープレート21a及びインナープレート21bの軸方向の他方の端部(図1の左側の端部)には、エンドプレート(以下、「接続部材」という。)24が設けられている。接続部材24には、スラストベアリング22を介して第2ピストン部材62が当接している。接続部材24は、第2ピストン部材62に押圧されて軸方向に移動可能である。
図1に示すように、中間部材35は、径方向におけるアウターカバー15のドラム部15aとインナーカバー25のドラム部25aとの間に配置される略円筒状の部材である。図4は、中間部材35を示す斜視図である。同図に示すように、中間部材35の内周面35aには、第2クラッチ20のアウタープレート21aを軸方向に移動可能に係合させるためのスプライン係合部36が形成されており、外周面35bには、第1クラッチ10のインナープレート11bを軸方向に移動可能に係合させるためのスプライン係合部37が形成されている。また、図1に示すように、中間部材35の軸方向の一方の端部(図1の右側の端部)35cには、回転伝達部材70との間に介在するスラストベアリング38が設けられている。中間部材35は、このスラストベアリング38を介して回転伝達部材70に対して相対回転可能に設置されている。
図5は、接続部材24を示す斜視図である。同図及び図1に示すように、接続部材24は略円形環状の部材である。接続部材24の外周面24bには、中間部材35の内周面35aにスプライン係合するスプライン係合部26が形成されており、内周面24aには入力部材5の軸方向の端部(図1の右側の端部)5aの内周面にスプライン係合するスプライン係合部27が形成されている。接続部材24は、径方向における入力部材5と中間部材35との間でこれら両方にスプライン係合していることで、入力部材5と中間部材35の両方と一体に回転するようになっている。その一方で、接続部材24は、入力部材5と中間部材35に対して軸方向に若干移動が可能な状態で設置されている。
第1ピストン部材61は、中心に略円形の開口部を有する円形環状の平板状の部材である。第1ピストン部材61の軸方向の側面(図1の右側の側面)の外周縁には、軸方向に突出する環状のフランジ部61aが形成されている。一方、第1固定部材81の軸方向の側面(図1の左側の側面)の内周縁には、軸方向に突出する環状のフランジ部81aが形成されている。そして、第1ピストン部材61のフランジ部61aの内周面と第1固定部材81のフランジ部81aの外周面との間には、互いが螺合(ネジ係合)する第1螺合部(ネジ係合部)63が設けられている。第1螺合部63の螺合によって、第1ピストン部材61が第1固定部材81に対して回転することで、第1ピストン部材61が軸方向に沿って直線的に移動(進退移動)するように構成されている。また、第1ピストン部材61の外周面には、後述する第1ピニオンギヤ71と噛合する歯列からなるギヤ歯部(第1ギヤ歯部)61bが設けられている。
また、クラッチ装置1には、第2固定部材82に対してベアリング(ボールベアリング)83を介して相対回転可能に支持された回転伝達部材70が設けられている。回転伝達部材70は、中心に円形の開口部が形成された略円形平板状の部材である。回転伝達部材70は、その外径端に設けたスプライン係合部84が第2固定部材82にスプライン係合していることで、第2固定部材82に対して軸方向に移動可能に支持されている。回転伝達部材70の軸方向の側面(図1の左側の側面)には、軸方向に突出する環状のフランジ部70aが形成されている。一方、第2ピストン部材62の軸方向の一方の側面(図1の右側の側面)の外周縁には、軸方向に突出する環状のフランジ部62aが形成されている。そして、回転伝達部材70のフランジ部70aの外周面と第2ピストン部材62のフランジ部62aの外周面との間には、互いが螺合(ネジ係合)する第2螺合部(ネジ係合部)64が設けられている。第2螺合部64の螺合によって、回転伝達部材70と第2ピストン部材62が相対回転することでそれらが軸方向に相対移動するように構成されている。また、回転伝達部材70の外周面には、後述する第2ピニオンギヤ72と噛合する歯列からなるギヤ歯部(第2ギヤ歯部)70bが設けられている。なお、第1ピストン部材61と回転伝達部材70は、径方向のほぼ同位置において軸方向で互いに隣接して設置されている。
また、クラッチ装置1には、図3に示すように、第1ピストン部材61を回転させるための第1モータ(第1電動機)91と、第2ピストン部材62を回転させるための第2モータ(第2電動機)92とが設けられている。第1モータ91の回転軸91aには、減速機91bを介して第1ピニオンギヤ71が取り付けられており、第2モータ92の回転軸92aには、減速機92bを介して第2ピニオンギヤ72が取り付けられている。第1ピニオンギヤ71は、第1ピストン部材61の第1ギヤ歯部61bと噛合している。第2ピニオンギヤ72は、回転伝達部材70の第2ギヤ歯部70bと噛合している。
上記構成のクラッチ装置1では、第1モータ91を正転駆動すると、第1ピニオンギヤ71が回転し、その回転が第1ギヤ歯部61bを介して第1ピストン部材61に伝達される。こうして、第1ピストン部材61が正転方向に回転すると、第1螺合部63の螺合により第1ピストン部材61が軸方向で第1クラッチ10側(図1の右側)に移動する。これにより、スラストベアリング12を介して第1ピストン部材61で第1クラッチ10の摩擦係合部11が押圧されて第1クラッチ10が締結される。その一方で、第1モータ91を逆転駆動すると、第1ピニオンギヤ71が回転し、その回転がギヤ歯部61bを介して第1ピストン部材61に伝達される。こうして、第1ピストン部材61が逆転方向に回転すると、第1螺合部63の螺合により第1ピストン部材61が軸方向で第1クラッチ10から離れる側(図1の左側)に移動する。これにより、第1ピストン部材61による第1クラッチ10の摩擦係合部11の押圧が解除されて第1クラッチ10が解放される。なお、第1ピストン部材61による第1クラッチ10の摩擦係合部11の押圧が解除されると、コイルバネ56の付勢力によってアウターカバー15が軸方向の一方(図1の右側)へ付勢されることで、第1クラッチ10の摩擦係合部11の各摩擦材11a,11bが互いに離間するようになっている。
また、このクラッチ装置1では、第2モータ92を正転駆動すると、第2ピニオンギヤ72が回転し、その回転が第2ギヤ歯部70bを介して回転伝達部材70に伝達される。こうして、回転伝達部材70が正転方向に回転すると、第2螺合部64の螺合により第2ピストン部材62が軸方向で第2クラッチ20側(図1の右側)に向かって移動する。これにより、スラストベアリング22を介して第2ピストン部材62で第2クラッチ20の摩擦係合部21が押圧されて第2クラッチ20が締結する。その一方で、第2モータ92を逆転駆動すると、第2ピニオンギヤ72が回転し、その回転が第2ギヤ歯部70bを介して回転伝達部材70に伝達される。こうして、回転伝達部材70が逆転方向に回転すると、第2螺合部64の螺合により第2ピストン部材62が軸方向で第2クラッチ20から離れる側(図1の左側)に向かって移動(直線移動)する。これにより、第2ピストン部材62による第2クラッチ20の摩擦係合部21の押圧が解除されて第2クラッチ20が解放される。なお、第2ピストン部材62による第2クラッチ20の摩擦係合部21の押圧が解除されると、コイルバネ56の付勢力によって、インナーカバー25が軸方向の一方(図1の左側)へ付勢されることで、摩擦係合部21の各摩擦材22a,22bが互いに離間するようになっている。
図6は、クラッチ装置1のトルクフローを示す図で、同図(a)は、第1クラッチ10を締結した状態を示す図、同図(b)は、第2クラッチ20を締結した状態を示す図である。なお、同図では、トルク(駆動力)の流れを一点鎖線で示している。クラッチ装置1では、図1に示すクランクシャフト2に入力されたエンジンの駆動力による回転がフライホイール3を介して入力部材5に伝達されて、該入力部材5が回転する。入力部材5が回転すると、入力部材5とスプライン係合している接続部材24及び中間部材35も一体に回転する。
この状態で、第1クラッチ10を締結して第2クラッチ20を解放すると、図6(a)に示すように、入力部材5及び中間部材35の駆動力による回転が第1クラッチ10を介してアウターカバー15に伝達される。アウターカバー15の回転が第1回転軸51に伝達されて、第1回転軸51に駆動力による回転が出力される。その一方で、第1クラッチ10を解放して第2クラッチ20を締結すると、図6(b)に示すように、入力部材5及び中間部材35の駆動力による回転が第2クラッチ20を介してインナーカバー25に伝達される。インナーカバー25の回転が第2回転軸52に伝達されて、第2回転軸52に駆動力による回転が出力される。
以上説明したように、本実施形態のクラッチ装置1では、第1モータ91で第1ピストン部材61を回転させることで螺合部(第1螺合部)63の螺合により第1ピストン部材61を軸方向に移動させて第1クラッチ10を係合制御する。また、第2モータ92で回転伝達部材70を回転させることで螺合部(第2螺合部)64の螺合により第2ピストン部材62を軸方向に移動させて第2クラッチ20を係合制御する。このようにモータ(電動機)91,92でピストン部材61,62を駆動して各クラッチ10,20の締結・解放を制御することで、従来構成のクラッチ装置100のように作動油の油圧を用いて各クラッチの締結・解放を制御する必要がないので、ピストン部材61,62を駆動するアクチュエータの効率を効果的に高めることができる。また、ピストン部材61,62を駆動するための油室及びそれに付随する構造が無いので、その分、クラッチ装置1の構成の簡素化及び軽量化、外形寸法の小型化を図ることができる。
また、本実施形態のクラッチ装置1では、第1、第2クラッチ10,20の構成部品のうち、少なくとも第1、第2ピストン部材61,62は、入力部材5から第1、第2回転軸51,52へ伝達される駆動力によって回転する構成部品には含まれていない。すなわち、第1、第2ピストン部材61,62は、上記の入力部材5から第1、第2回転軸51,52へ伝達される駆動力によって回転する構成部品(アウターカバー15、インナーカバー25、中間部材35など)とは一体に回転しないようになっている。これにより、従来構造のクラッチ装置と比較して、第1、第2クラッチ10,20の慣性質量を小さく抑えることができる。したがって、クラッチ装置1におけるエネルギーの損失を抑えることができるので、クラッチ装置1を搭載した車両の燃費(燃料消費率)の向上を図ることができる。
この点を更に詳細に説明する。図8は、図7に示す従来のクラッチ装置100と本実施形態のクラッチ装置1の慣性質量の比較について説明するための図である。同図では、第1、第2クラッチ10,20(110,120)を介して入力部材5(105)から第1回転軸51(151)及び第2回転軸52(152)に伝達される駆動力によって回転する構成部品に網掛けを施して示している。より詳細には、入力部材5(105)から第1、第2クラッチ10,20(110,120)に入力する駆動力によって回転する構成部品には、左右の斜線が交差する網掛けを施している。また、第1クラッチ10(110)から第1回転軸51(151)に出力される駆動力によって回転する構成部品には、右上から左下に傾斜する斜線の網掛けを施している。また、第2クラッチ20(120)から第2回転軸52(152)に出力される駆動力によって回転する構成部品には、左上から右下に傾斜する斜線の網掛けを施している。
すなわち、図8に示すクラッチ装置1(100)では、網掛けを施した構成部品が第1クラッチ10(110)及び第2クラッチ20(120)の慣性質量に相当する構成部品である。同図(a)に示す従来のクラッチ装置100と同図(b)に示す本実施形態のクラッチ装置1を比較すると明らかなように、本実施形態のクラッチ装置1は、従来の油圧式のクラッチ装置1と比べて第1、第2クラッチ10,20の慣性質量が明らかに小さく抑えられている。特に、第1ピストン部材61及び第2ピストン部材62が第1、第2クラッチ10,20の慣性質量に含まれていないことで、クラッチ装置1全体の慣性質量が小さく抑えられている。また、回転伝達部材70も第1、第2クラッチ10,20の慣性質量に含まれていないことで、クラッチ装置1全体の慣性質量が更に小さく抑えられている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1 クラッチ装置
2 クランクシャフト
3 フライホイール
5 入力部材
10 第1クラッチ(第1摩擦係合要素)
11 摩擦係合部
11a アウタープレート(摩擦材)
11b インナープレート(摩擦材)
15 アウターカバー(第1回転部材)
20 第2クラッチ(第2摩擦係合要素)
21 摩擦係合部
21a アウタープレート(摩擦材)
21b インナープレート(摩擦材)
24 接続部材
25 インナーカバー(第2回転部材)
30 変速機ケース
35 中間部材
36 スプライン係合部
37 スプライン係合部
51 第1回転軸
52 第2回転軸
55 ベアリング
56 コイルバネ
61 第1ピストン部材
61a フランジ部
61b ギヤ歯部
62 第2ピストン部材
62a フランジ部
63 第1螺合部
64 第2螺合部
70 回転伝達部材
70a フランジ部
70b ギヤ歯部
71 第1ピニオンギヤ
72 第2ピニオンギヤ
81 第1固定部材
81a フランジ部
82 第2固定部材
91 第1モータ(第1電動機)
91a 回転軸
92 第2モータ(第2電動機)
92a 回転軸
93 第1ピニオンギヤ
94 第2ピニオンギヤ

Claims (4)

  1. 駆動源からの駆動力が入力される入力部材と、
    回転自在に支持された第1回転軸と、
    前記第1回転軸に対して相対回転自在に設けられた第2回転軸と、
    前記第1回転軸と一体回転可能に設けられた第1回転部材と、
    前記第2回転軸と一体回転可能に設けられた第2回転部材と、
    前記第1回転部材と前記第2回転部材との間に配置されて、前記入力部材と一体回転可能に設けられた中間部材と、
    前記第1回転部材と前記中間部材との間で前記第1回転軸又は前記第2回転軸の軸方向に沿って積層された複数の摩擦材を含む摩擦係合部を有し、前記入力部材と前記第1回転軸との間の駆動力の伝達の有無を切り換えるための係合制御を行う第1摩擦係合要素と、
    前記中間部材と前記第2回転部材との間で軸方向に沿って積層された複数の摩擦材を含む摩擦係合部を有し、前記入力部材と前記第2回転軸との間の駆動力の伝達の有無を切り換えるための係合制御を行う第2摩擦係合要素と、
    ケースに固定された第1固定部材と、
    前記ケースに対して回転可能に支持された回転伝達部材と、
    前記第1摩擦係合要素の前記摩擦係合部を押圧して係合させるための第1ピストン部材と、
    前記第1ピストン部材を前記第1固定部材に螺合させてなる第1螺合部と、
    前記第2摩擦係合要素の前記摩擦係合部を押圧して係合させるための第2ピストン部材と、
    前記第2ピストン部材を前記回転伝達部材に螺合させてなる第2螺合部と、
    前記第1ピストン部材を回転させるための第1電動機と、
    前記第2ピストン部材を回転させるための第2電動機と、を備え、
    前記第1電動機で前記第1ピストン部材を回転させることで、前記第1螺合部の螺合により前記第1ピストン部材を軸方向に移動させて前記第1摩擦係合要素を係合制御し、
    前記第2電動機で前記回転伝達部材を介して前記第2ピストン部材を回転させることで、前記第2螺合部の螺合により前記第2ピストン部材を軸方向に移動させて前記第2摩擦係合要素を係合制御する
    ことを特徴とする摩擦係合装置。
  2. 前記入力部材と前記中間部材を接続する接続部材を備え、
    前記接続部材は、前記入力部材及び前記中間部材に対して一体回転可能かつ軸方向に相対移動可能に設けられていると共に、前記第2ピストン部材に対して相対回転可能に設けられており、
    前記第2ピストン部材は、前記接続部材を介して前記第2摩擦係合要素の摩擦係合部を押圧する
    ことを特徴とする請求項1に記載の摩擦係合装置。
  3. 前記回転伝達部材は、前記中間部材に対して相対回転可能に支持されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の摩擦係合装置。
  4. 前記ケースに固定された第2固定部材を備え、
    前記第2ピストン部材は、前記第2固定部材に対して相対回転不能かつ軸方向に摺動可能に支持されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の摩擦係合装置。
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