JP2017008490A - 杭体施工方法 - Google Patents

杭体施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017008490A
JP2017008490A JP2015121901A JP2015121901A JP2017008490A JP 2017008490 A JP2017008490 A JP 2017008490A JP 2015121901 A JP2015121901 A JP 2015121901A JP 2015121901 A JP2015121901 A JP 2015121901A JP 2017008490 A JP2017008490 A JP 2017008490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
pile body
bag
hole
construction method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015121901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6513502B2 (ja
Inventor
紀幸 中津
Noriyuki Nakatsu
紀幸 中津
友浩 谷川
Tomohiro Tanigawa
友浩 谷川
裕司 田屋
Yuji Taya
裕司 田屋
翼 志田
Tsubasa Shida
翼 志田
昌宏 菅田
Masahiro Sugata
昌宏 菅田
富男 土屋
Tomio Tsuchiya
富男 土屋
雅樹 横山
Masaki Yokoyama
雅樹 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Mitani Sekisan Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Mitani Sekisan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd, Mitani Sekisan Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP2015121901A priority Critical patent/JP6513502B2/ja
Publication of JP2017008490A publication Critical patent/JP2017008490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6513502B2 publication Critical patent/JP6513502B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】既製杭方式において、杭体又は接合体の位置や傾きを容易に調整する事が可能であると共に、杭体の杭頭部が施工面よりも上方に突出していない場合であっても、上記の調整が可能な杭体施工方法を提供すること。
【解決手段】杭体施工方法は、施工面から鉛直下方向に沿った杭孔10を形成する杭孔形成工程と、杭孔10に杭体20を挿入する杭体挿入工程と、杭体20の外周面、又は杭体20に対して接合された柱60の外周面のうち、杭孔10の内周面と対向する位置に袋状体50を設置する袋状体設置工程と、袋状体50に注入材を注入して当該注入材により杭体20又は柱60を押圧することにより、杭体20又は柱60の位置又は傾きを調整する調整工程と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、杭体施工方法に関する。
従来、地盤に杭体を施工する杭体施工方式として、場所打ち杭方式と既製杭方式とが提案されている。場所打ち杭方式は、スクリュー等を用いて地盤に杭孔を掘削すると共に杭孔の上部にケーシングを建込み、次に当該ケーシングにより位置及び傾きが調整されるように円筒状の鉄筋を杭孔に挿通し、最後に杭孔の内部に鉄筋を覆うようにコンクリートを充填する方式である(例えば、特許文献1参照)。
既製杭方式は、掘削ヘッドの先端から杭周固定液又は根固め液を注入しながら地盤を掘削して杭孔を形成していき、最後に、杭周固定液及び根固め液が注入された杭孔に既製杭を挿入する方式である。この既製杭方式によれば、場所打ち杭方式と比べて現場での作業を省略でき、場所打ち杭方式よりも短期間で杭体を施工する事が可能である。
特開2007−224657号公報
ここで、従来の場所打ち杭方式や既製杭方式では、地中に杭体を形成した後に、杭体自体を動かして位置や傾きを調整する事により、杭体の精度の微調整を行う事が困難であった。すなわち、場所打ち杭方式では、杭孔全体にコンクリートを充填して固化させて杭体を形成させるため、杭体と杭孔との間に杭体を動かすための隙間は無く、杭体を動かす事はできなかった。また、既製杭方式では、杭体の位置や傾きを調整するためには、杭孔の内面から既製杭の外面に至るようにジャッキ(機械式ジャッキや液体作動式ジャッキ等)を取り付ける必要があるが、上記の従来の既製杭方式では、上述したように杭孔の内部に杭周固定液及び根固め液が注入されているため、このような杭孔の内部にジャッキを配置した場合には当該ジャッキが破損してしまう可能性があった。さらに、杭孔の内面は単なる地盤であるため、ジャッキを取り付けるために十分な強度を維持する事が困難であった。したがって、既製杭又は既製杭に接合される柱の位置や傾きを調整する事を目的として既製杭を動かす場合には、既製杭の杭頭部のうち施工面より上方に突出した部分を重機で動かしたり、当該突出した部分の隣にジャッキを組み立てて動かしたりして調整する必要がある等、手間を要していた。また、既製杭の杭頭部が施工面よりも上方に突出していない構造の場合(例えば逆打ち工法において既製杭の杭頭に構真柱を接合する場合)には、そもそも既製杭を動かす事が困難であるため、既製杭方式を採用する事ができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、既製杭方式において、杭体(上記の「既製杭」に対応)又は接合体(上記の「既製杭に接合される柱」に対応)の位置や傾きを容易に調整する事が可能であると共に、杭体の杭頭部が施工面よりも上方に突出していない場合であっても、上記の調整が可能な杭体施工方法を提供する事を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の杭体施工方法は、施工面から鉛直下方向に沿った杭孔を形成する杭孔形成工程と、前記杭孔に杭体を挿入する杭体挿入工程と、前記杭体の外周面、又は前記杭体に対して接合された接合体の外周面のうち、前記杭孔の内周面と対向する位置に袋状体を設置する袋状体設置工程と、前記袋状体に注入材を注入して当該注入材により前記杭体又は前記接合体を押圧することにより、前記杭体又は前記接合体の位置又は傾きを調整する調整工程と、を含む。
請求項2に記載の杭体施工方法は、請求項1に記載の杭体施工方法において、前記杭体の杭頭部は前記施工面よりも下方に位置し、前記接合体の少なくとも一部は前記施工面よりも上方に位置しており、前記調整工程において、前記袋状体に前記注入材を注入して当該注入材により前記接合体を押圧することにより、前記杭体又は前記接合体の位置又は傾きを調整する。
請求項3に記載の杭体施工方法は、請求項1又は2に記載の杭体施工方法において、前記袋状体を、前記杭体の外周面における、前記杭孔の内周面と対向する位置のうち最も上端の位置に設置する。
請求項4に記載の杭体施工方法は、請求項1から3のいずれか一項に記載の杭体施工方法において、前記接合体は、前記杭体の杭頭部に接合される柱である。
請求項5に記載の杭体施工方法は、請求項1から4のいずれか一項に記載の杭体施工方法において、前記注入材は、セメントミルクである。
請求項1に記載の杭体施工方法によれば、杭体に設置した袋状体に注入材を注入することにより杭体又は接合体の位置又は傾きを調整するので、既製杭方式において、杭体又は接合体の位置や傾きを容易に調整する事が可能であると共に、杭体の杭頭部が施工面よりも上方に突出していない場合であっても、上記の調整が可能である。
請求項2に記載の杭体施工方法によれば、袋状体に注入材を注入して当該注入材により接合体を押圧することにより、前記杭体又は前記接合体の位置又は傾きを調整するので、杭体が施工面よりも下方に位置しているために外部から視認できない場合であっても、杭体又は接合体の位置又は傾きを調整する事が可能となる。
請求項3に記載の杭体施工方法によれば、袋状体を、杭体の外周面における、杭孔の内周面と対向する位置のうち最も上端の位置に設置するので、杭体の杭頭部に設置される柱等と最も近い位置で調整ができ、調整の精度を向上させる事が可能となる。
請求項4に記載の杭体施工方法によれば、接合体は、杭体の杭頭部に接合される柱であるので、杭体に対して接合される柱の位置や傾きの精度を向上させる事が可能となる。
請求項5に記載の杭体施工方法によれば、注入材はセメントミルクであるので、袋状体を杭孔の内部に埋め殺す事ができ、袋状体を杭体の外部へと撤去する手間や費用を削減する事が可能となる。
本発明の実施の形態に係る杭体施工方法にて施工された基礎構造体を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る杭体施工方法の手順1にて施工された基礎構造体を示す断面図である。 杭体施工方法の手順2にて施工された基礎構造体を示す断面図である。 図3のA部の拡大図である。 杭体施工方法の手順3にて施工された基礎構造体を示す断面図である。 図5のB部の拡大図である。 変形例に係る基礎構造体を示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る杭体施工方法の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態は、杭体を施工する杭体施工方法に関する。この杭体は、建築物の基礎となる地盤に形成される杭である。なお、この杭体を用いて施工される建築物の用途は任意であり、例えばオフィスビル、飲食施設、娯楽施設、又は居住施設等として利用することができる。また、建築物の総階数や形状については任意である。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
図1は、本実施の形態に係る杭体施工方法にて施工された基礎構造体1を示す断面図である。この図1に示すように、本実施の形態に係る基礎構造体1は、杭孔10、杭体20、根固め部30、杭周固定部40、袋状体50、及び柱60を備えて構成されている。ここで、以下では、必要に応じて、これら図1や図2におけるX−X’方向を「幅方向」と称し、特にX方向を「右方向」、X’方向を「左方向」と称する。また、Y−Y’方向(X−Z平面に直交する方向)を「奥行き方向」と称し、特にY方向(向かって手前の方向)を「前方向」、Y’方向(向かって奥の方向)を「後方向」と称する。また、Z−Z’方向を「高さ方向」と称し、特にZ方向を「上方向」、Z’方向を「下方向」と称する。また、基礎構造体1の各部を基準として、基礎構造体1の中心に近づく方を「内側」、基礎構造体1の中心から遠ざかる方を「外側」と称して説明する。
ここで、建築物を施工するためには、本実施の形態に係る基礎構造体1を地盤2に対して複数箇所に施工するが、各基礎構造体1はいずれも同様の構造であり、同様に施工する事ができるため、本実施の形態においてはこれらの複数の基礎構造体1のうち、一つの基礎構造体1についてのみ着目して説明する。
(構成−杭孔)
杭孔10は、杭体20を挿入するための孔であって、施工面から鉛直下方向に沿って形成されている。ここで、「施工面」とは、杭孔10の掘削を開始する地点と同一レベルの面である。例えば、地表面に重機等を配置し、地表面から杭孔10の掘削を開始する場合には、地表面が施工面になる。あるいは、地表面から所定高さ(例えば1m)程度だけ掘り下げ、当該掘り下げた地点に重機等を配置して掘削を開始する場合には、当該掘り下げた地点と同一レベルの面が施工面となる。この杭孔10の具体的な形状は任意であり、本実施の形態においては円筒形の孔であるものとするが、杭体20の支持性能を向上させるためには、杭孔10における底部(根固め部30が位置する部分)を拡大掘削する事が好ましい。なお、この杭孔10の大きさは、内部に杭体20及び袋状体50を挿入可能な限り任意であるが、杭孔10の径が大きい程、杭孔10の位置ずれや傾きが大きい場合であっても、杭体20を正しい位置に設置する事ができる。ただし、杭孔10の径が大き過ぎると、杭体20と杭孔10との間に設置する袋状体50も、それに応じて大きくする必要があるため適切な大きさとする事が好ましく、本実施の形態においては、杭孔10と杭体20とのクリアランスが100mmから150mm程度となるように形成されている。なお、杭孔10の内周面に当接するように円筒形の鋼管を配置しても構わないが、本実施の形態においてはこのような鋼管を設けないものとする。
(構成−杭体)
杭体20は、杭孔10に挿入される構造体であって、杭孔10の内部に鉛直方向に沿って配置されている。この杭体20は、杭孔10の内部において、根固め部30及び杭周固定部40に囲繞されるように配置されている。具体的には、杭孔10の軸心と杭体20の軸心とが略一致するように配置されており、杭体20の杭頭部は施工面と略同一平面上に位置し、杭体20の杭底部は杭孔10の底部よりも上方に位置している。
ここで、当該杭体20は、代表的には、公知の鋼管杭、PHC杭、PRC杭、又はSC杭等の既製杭であるが、これらに限らず、公知の様々な既製杭を適用できる。例えば、本実施の形態においては、杭体20は、外殻となる鋼管の内部にコンクリートを充填して構成した既製杭であるものとするが、鉛直方向に沿って配筋された主筋と、当該主筋を覆うように配筋されたフープ筋と、これらの主筋及びフープ筋を覆うように形成された円柱形状のコンクリートとを備えて構成しても構わない。
(構成−根固め部)
根固め部30は、杭体20の底部を固定するための底部固定手段である。この根固め部30は、杭体20の支持性能を向上させるためのものであり、杭孔10における底部の位置に、杭体20の底部を覆うように形成されたセメント硬化体である。すなわち、根固め部30は、断面視凹状の略円柱形状のセメント硬化体であって、上端に形成された凹部に杭体20の杭底部が隙間なく収まるような形状に形成されている。この根固め部30の形成方法は任意で、例えばセメントミルクである根固め液31(後述する図2参照)を杭孔10の内部に注入して、当該根固め液31に杭体20を落とし込んだ状態で根固め液31を硬化させることにより形成できる。なお、この根固め液31の水とセメントとの配合比率は任意で、公知の値を適用できる。
(構成−杭周固定部)
杭周固定部40は、杭体20の周囲を固定するための周囲固定手段である。この杭周固定部40は、杭孔10における根固め液31が注入された領域、及び杭体20が配置された領域を除く領域に形成されたセメント硬化体である。すなわち、杭周固定部40は、円筒形状のセメント硬化体であって、軸心に形成された孔部に杭体20が隙間なく収まるような形状に形成されている。この杭周固定部40の形成方法は任意で、例えばセメントミルクである杭周固定液41(後述する図2参照)を、根固め液31の上から杭孔10の内部に注入して、当該杭周固定液41に杭体20を落とし込んだ状態で杭周固定液41を硬化させることにより形成できる。なお、この根固め液31の水とセメントとの配合比率は任意で、公知の値を適用できるが、本実施の形態では根固め液31よりも少ない比率のセメントで形成される。
(構成−袋状体)
袋状体50は、杭体20の位置又は傾きを調整する調整手段である。この袋状体50は、杭体20の外周面のうち、杭孔10の内周面と対向する位置に設置されており、杭体20の周囲に対して複数箇所(本実施の形態では、杭体20の前方、後方、右方、及び左方の計4箇所)に取り付けられている。ここで、袋状体50を設置する上下位置は任意であるが、本実施の形態においては、杭体20の外周面における、前記杭孔10の内周面と対向する位置のうち最も上端の位置に設置されている。
そして、各袋状体50の下部の一部分は杭周固定部40に埋没しており、他の部分は杭周固定部40の上方に露出している。ただし、袋状体50の位置はこのような位置に限定されず、より下方の位置に設けても良く、例えば杭体20の高さ方向中央位置等に袋状体50を配置し、袋状体50の全部が杭周固定部40に埋没していても良い。特に、地盤2の強度等に応じて袋状体50の設置位置を変更する事が望ましく、杭孔10の内周面のうち強固な地盤2が存する位置に袋状体50を設置する事が望ましい。また、本実施の形態においては、いずれの袋状体50も同一高さに設置するものとして説明するが、各袋状体50の高さ方向の位置をずらして配置しても構わない。そして、袋状体50の外面のうち一部の面は杭体20の外周面に対して当接しており、他の一部の面は杭孔10の内周面に対して当接している。なお、複数の袋状体50は、いずれもそれぞれ相互に同様に構成されており、以下ではこれら複数の袋状体50のうち一つの袋状体50にのみ着目して説明する。
ここで、袋状体50の内部の空隙部には、硬化した注入材51(後述する図6参照)が注入されている。「注入材」51とは、袋状体50に注入される流体であって、気体、液体、又は固体のいずれでも構わず、例えば空気や水であっても構わないが、本実施の形態においては、注入材51としてセメントミルクを用いるものとして説明する。なお、袋状体50の形状は、内部に注入材51を注入可能な空隙部を有する限りにおいて任意であり、本実施の形態においては、膨張した際の形状が略直方体形状である袋であるものとして説明する。
(構成−柱)
柱60は、杭体20に対して接合される接合体である。この柱60は、杭体20の杭頭部に対して接合されており、建築物の一部を構成する公知の柱である。当該柱60は、地上階に位置する地上柱、または地下階に位置する地下柱のいずれでも構わない。また、当該柱60の全体が施工面よりも上方に位置していても構わないし、柱60の一部が施工面よりも下方に位置していても構わない。ただし、本実施の形態においては、柱60の全体が施工面よりも上方に位置している。また、この柱60は本設の柱又は仮設の柱のいずれでも構わないが、本実施の形態の柱60は本設の柱である。また、この柱60の具体的な形状は任意であり、本実施の形態では、杭体20よりも径の小さい円柱形状体であるものとして説明するが、例えば角柱形状体であっても構わない。
(施工方法)
続いて、本実施の形態に係る杭体施工方法について説明する。当該杭体施工方法は、概略的に、袋状体50に注入材51を注入して、当該注入材51により杭体20又は柱60を押圧することにより、杭体20又は柱60の位置又は傾きの調整を図る方法に関する。ここで、「杭体20又は柱60の位置又は傾きの調整を図る」とは、代表的には、柱60の傾きを所定の傾き(例えば、1/500)以内にする事であるが、柱60の底部の位置や、杭体20の杭頭の位置を杭芯から所定距離(例えば100mm)以内にする事等も含む。ここで、本実施の形態に係る杭体施工方法は、概略的に、杭孔形成工程、根固め液注入工程、杭周固定液注入工程、袋状体設置工程、杭体挿入工程、計測工程、調整工程、及び柱設置工程を含む。
(施工方法−手順1)
図2は、本実施の形態に係る杭体施工方法の手順1にて施工された基礎構造体1を示す断面図である。この図2に示すように、まずは、杭孔形成工程、根固め液注入工程、及び杭周固定液注入工程を順次行う。
杭孔形成工程は、施工面から鉛直下方向に沿った杭孔10を形成する工程である。このように杭孔10を形成する具体的な方法は任意で、例えば公知の掘削ヘッドを用いて地盤2を掘り下げていく方法を採用できる。ここで、杭孔形成工程においては、図1に示すように、杭体20の外周面と杭孔10の内周面との間に袋状体50を配置可能なよう、杭体20の径よりも袋状体50の分だけ大きい径の杭孔10を形成する。
根固め液注入工程は、上述した杭孔形成工程にて形成した杭孔10の底部に根固め液31を注入する工程である。この根固め液31の量やセメントの配合比率等は任意で、例えば地盤2の固さや杭体20の大きさ等に応じて適宜決定して良い。
杭周固定液注入工程は、上述した杭孔形成工程にて形成した杭孔10における、根固め液31の上方に杭周固定液41を注入する工程である。この杭周固定液41の量やセメントの配合比率等は任意で、例えば地盤2の固さや杭体20の大きさ等に応じて適宜決定して良い。なお、これらの杭孔形成工程、根固め液注入工程、及び杭周固定液注入工程は、適宜順番を変えて、あるいはいずれか一部の工程のみを適宜組み合わせて実行する事ができる。
(施工方法−手順2)
図3は、杭体施工方法の手順2にて施工された基礎構造体1を示す断面図、図4は、図3のA部の拡大図である。これらの図3及び図4に示すように、続いて、袋状体設置工程、及び杭体挿入工程を行う。
袋状体設置工程は、後述する杭体挿入工程において杭孔10に挿入する杭体20の外周面のうち、杭孔10の内周面と対向する位置に袋状体50を設置する工程である。ここで、袋状体50を杭体20に設置する方法は任意であるが、本実施の形態においては、図4に示すように、テープ52a及びテープ52bを用いて取り付けるものとして説明する。
このうちテープ52aは、杭体20を杭孔10の内部に挿入した際において、杭周固定液41によって袋状体50が捲り上がってしまう事を防止するためのテープであり、図示のように、袋状体50の両側端部及び下端部を覆うように取り付けられる。なお、袋状体50の上端部にも当該テープ52aを取り付けても構わないが、本実施の形態では上述したように袋状体50の上端部が杭周固定液41に浸からず、上端部のテープ52aを取り付ける必要はないため、取り付けられていない。
また、テープ52bは、後述する杭体挿入工程において袋状体50を杭体20に対してより強固に接着するためのテープであって、各袋状体50の外側を囲繞するように上下二箇所に取り付けられる。なお、このテープ52bは、後述する調整工程において、袋状体50に注入材51(セメントミルク)を注入して袋状体50が膨張した際には破断する。
ここで、袋状体50は、ホース53を介してプラント54と相互に接続されており、プラント54から送り出した注入材51が、当該ホース53を介して袋状体50の内部に注入される構造となっている。なお、このホース53は、各袋状体50に対して一本ずつ取り付けられており、杭体20の上端に対して2本のバンド55で留められている。
杭体挿入工程は、杭孔10に杭体20を挿入する工程である。具体的には、上述した袋状体設置工程において外周面に袋状体50を設置した杭体20を、クレーン等で吊り上げて杭孔10の内部に杭体20の自重で(必要に応じて杭体20に対して軸心を中心とする回転を加えて)挿入していき、杭体20の下端部が上述した根固め液31に至る位置まで杭体20を挿入する。なお、この際に、杭体20の軸心の位置が杭孔10の軸心の位置と大きくずれている場合には、杭孔10の外に組み立てた公知のジャッキにより、又は杭孔10の外に配置した公知の重機により、杭体20の軸心の位置ずれをある程度調整しても構わない。また、当該杭体20には、予め傾斜計70を設置した状態で、杭孔10への挿入を行う。この傾斜計70の設置箇所は任意であるが、本実施の形態においては、図示のように、杭体20の杭頭部に設置するものとして説明する。
(施工方法−手順3)
図5は、杭体施工方法の手順3にて施工された基礎構造体1を示す断面図、図6は、図5のB部の拡大図である。これらの図5及び図6に示すように、続いて、計測工程、及び調整工程を行う。
計測工程は、杭体20の位置(平面位置)や傾きを計測する工程である。このように杭体20の平面位置を計測する方法は任意であるが、例えば、杭体20を公知の光波測距儀等で確認し、杭体20に設けられた傾斜計70の値及び長さに基づいて、杭体20の任意のレベルでの位置を計測する方法を採用できる。また、杭体20の傾きについては、傾斜計70の値に基づいて容易に計測できる。なお、これらのような方法の具体的な手順については公知であるため説明を省略する。
調整工程は、袋状体50に注入材51を注入して当該注入材51により杭体20を押圧することにより、杭体20の位置又は傾きを調整する工程である。具体的には、まず、プラント54から注入材51を送出し、ホース53を介して袋状体50の内部に送り込んで袋状体50を膨張させ、袋状体50を杭体20の外周面と杭孔10の内周面との隙間に密着させる。なお、このように袋状体50を膨張させることにより、テープ52bが破断するため、テープ52bが袋状体50の膨張を阻害してしまう事を防止できる。そして、さらに袋状体50の内部に注入材51を注入することにより、袋状体50の内部に内圧が加わることによって、杭孔10の内周面と杭体20の外周面との相互間に反力が付加され、袋状体50により杭体20を押圧できる。なお、この調整工程は、上述した根固め液31及び杭周固定液41が硬化する前に行う必要がある。
具体的な調整方法は任意であるが、例えば本実施の形態のように、杭体20の前後左右の四箇所に袋状体50を設置した場合には、杭体20を動かしたい方向と逆側に配置された袋状体50に対して注入材51を注入することにより、杭体20を当該動かしたい方向へと動かす事ができる。あるいは、動かしたい方向に配置された袋状体50の内部に注入された注入材51を、ホース53を介して吸引する事で、当該袋状体50による反力を低減でき、杭体20を当該動かしたい方向へと動かす事ができる。なお、実際には、このように杭体20の調整を行う際には、上述した計測工程を並行して行い、杭体20の位置や傾きを確認しながら注入材51を注入していき、適正な位置又は傾きとなるように杭体20を動かす事が好ましい。
なお、調整の基準は任意で、例えば杭体20の杭頭部における軸心と杭孔10の軸心の位置ずれが基準長さ(例えば100mm)以下となるように杭体20の傾きを調整しても良いし、杭体20の傾きが基準角度(例えば1/500)以内となるように杭体20の傾きを調整しても良い。例えば杭体20の傾きを調整する場合には、杭体20の杭頭に対して取り付けられた傾斜計70にて杭体20の傾きを確認しながら上記の調整を行う事により、杭体20の傾きを基準角度以内に調整できる。
以上の工程を完了後、根固め液31及び杭周固定液41が硬化して、根固め部30及び杭周固定部40が形成された後に、杭体20の杭頭部に柱60を接合することにより、図1に示す基礎構造体1を形成する事が可能である。なお、このように柱60を接合する具体的な方法は任意である。また、本実施の形態においては、上記のように杭体20を施工した杭孔10に打設した後に、杭体20に柱60を接合するものとして説明したが、これに限らず、杭体20と柱60を予め一体に接合した状態で、杭体20及び柱60を杭孔10に挿入しても当然構わない。この場合には、例えば柱60の頭部を適正な位置に固定した状態で、杭体20の杭頭部の位置及び傾きを確認しながら袋状体50に注入材51を注入して杭頭部を動かすことにより、柱60の傾きと杭頭部の位置とを同時に調整しても良い。このような調整方法については、柱60の代わりに後述する構真柱90を設ける場合にも同様に採用できる。
なお、袋状体50については杭孔10の内部に埋め殺す形となるが、袋状体50の内部に注入された注入材51はセメントミルクであり、杭周固定部40と同等以上の強度を実現するため問題無い。このように注入材51をセメントミルクとすることにより、袋状体50を杭孔10の外部に撤去する手間を省略できる。以上にて、本実施の形態に係る杭体施工方法の説明を終了する。
(実施の形態の効果)
このように、本実施の形態の杭体施工方法によれば、杭体20に設置した袋状体50に注入材51を注入することにより杭体20又は柱60の位置又は傾きを調整するので、既製杭方式において、杭体20又は柱60の位置や傾きを容易に調整する事が可能であると共に、杭体20の杭頭部が施工面よりも上方に突出していない場合であっても、上記の調整が可能である。
また、袋状体50を、杭体20の外周面における、杭孔10の内周面と対向する位置のうち最も上端の位置に設置するので、杭体20の杭頭部に設置される柱60と最も近い位置で調整ができ、調整の精度を向上させる事が可能となる。
また、接合体は、杭体20の杭頭部に接合される柱60であるので、杭体20に対して接合される柱60の位置や傾きの精度を向上させる事が可能となる。
また、注入材51はセメントミルクであるので、袋状体50を杭孔10の内部に埋め殺す事ができ、袋状体50を杭体20の外部へと撤去する手間や費用を削減する事が可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、実施の形態に係る杭体施工方法によって、施工にかかる手間、費用、及び時間を削減する事ができない場合であっても、従来と異なる技術により杭体20を施工できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
(寸法や材料について)
発明の詳細な説明や図面で説明した基礎構造体1の各部の寸法、形状、材料、比率等は、あくまで例示であり、その他の任意の寸法、形状、材料、比率等とすることができる。
(調整について)
本実施の形態においては、杭体20の杭頭部に傾斜計70を設置し、この傾斜計70により傾きを確認しながら杭体20の位置や傾きを確認するものとして説明したが、これに限らず、杭体20に対して接合された接合体(例えば、やっとこや、構真柱90等)に対して傾斜計70を設置し、当該傾斜計70により傾きを確認しながら、接合体の位置や傾きを調整してもよく、このことによって杭体20の位置や傾きを調整しても構わない。すなわち、本発明は、杭体の位置又は傾きを直接的に調整することに限定されず、接合体の位置や傾きを調整することによって杭体の位置又は傾きを間接的に調整するものを含む。
図7は、変形例に係る基礎構造体80を示す断面図である。なお、この図7は、図5に示す実施の形態の手順3に対応する図である。この図7に示すように、本変形例においては、杭体20の杭頭部に対して構真柱90が接合されている。そして、杭体20の杭頭部は施工面よりも下方に位置し、構真柱90の少なくとも一部は施工面よりも上方に位置している。また、傾斜計70は、構真柱90の頭部に取り付けられている。そして、調整工程において、構真柱90の頭部に取り付けた傾斜計70にて構真柱90の傾き(すなわち、杭体20の傾き)を確認しながら袋状体50に注入材51を注入することにより、杭体20の位置を調整する。このように、当該杭体施工方法は、逆打ち工法においても適用する事が可能である。
また、本変形例においては杭体20に対して袋状体50を取り付けているが、構真柱90の外周面のうち、杭孔10の内周面と対向する位置に袋状体50を設置しても構わない。このような本変形例によれば、袋状体50に注入材51を注入して当該注入材51により構真柱90を押圧することにより、杭体20又は構真柱90の位置又は傾きを調整するので、杭体20が施工面よりも下方に位置しているために外部から視認できない場合であっても、杭体20又は構真柱90の位置又は傾きを調整する事が可能となる。
(袋状体について)
本実施の形態においては、袋状体50の数は4つであるものとして説明したが、内部に注入材51を注入して杭体20を目標の位置又は傾きまで調整する事ができる限り、袋状体50の数は任意である。例えば4つ未満や4つ以上の数でも構わない。また、1つの袋状体50であって、内部の空間が複数に区切られた袋状体50を、杭体20の全周を覆うように配置して、各区切られた空間に適宜注入材51を注入することにより、杭体20の位置又は傾きを調整しても構わない。
また、本実施の形態においては、注入材51を注入した袋状体50を、最終的に杭孔10の内部に埋め殺すものとして説明したが、杭体20の位置を調整し、根固め部30が固結した後に袋状体50を杭孔10の外部に取り出しても構わない。
(柱について)
本実施の形態においては、杭体20を地盤2に施工した後に、柱60を杭体20の杭頭部に接合するものとして説明したが、これに限らず、例えば予め杭体20と柱60とを接合しておき、これら一体となった部材を杭孔10に落とし込んで形成しても構わない。また、本実施の形態では杭体20と柱60とを直接接合したが、これに限らず、杭体20と柱60との間に定着長を確保するためのコンクリート躯体等を形成しても構わない。
(テープについて)
本実施の形態においては、テープ52a及びテープ52bにより袋状体50を杭体20に対して固定し、袋状体50の注入材51を注入した際にテープ52bが破断するものとして説明したが、これに限られない。すなわち、杭体20を杭孔10に挿入する際に袋状体50が捲り上がったりずれてしまったりする事がなく、かつ注入材51を袋状体50に注入した際には袋状体50の膨張を阻害しないように固定可能である限り、任意の手段により固定する事ができる。例えば、テープ52a及びテープ52bの代わりに、ゴム等の袋状体50の膨張に応じて変形するもので袋状体50を固定しても構わない。あるいは、袋状体50の杭体20側の面を接着剤によって杭体20に接着して固定したり、袋状体50をボルトで杭体20に対して固定したり、袋状体50を鉄板等で挟み込んで固定しても構わない。
(杭体挿入工程について)
本実施の形態においては、杭孔10を形成して当該杭孔10に杭周固定液41や根固め液31を注入してから、杭孔10に杭体20を挿入したが、この工程の順序は適宜公知の工程に変更して構わない。例えば公知の中堀工法を採用し、杭体20の中空部を掘削して杭孔10を形成しながら杭体20を沈設しても構わない。
(付記)
付記1の杭体施工方法は、施工面から鉛直下方向に沿った杭孔を形成する杭孔形成工程と、前記杭孔に杭体を挿入する杭体挿入工程と、前記杭体の外周面、又は前記杭体に対して接合された接合体の外周面のうち、前記杭孔の内周面と対向する位置に袋状体を設置する袋状体設置工程と、前記袋状体に注入材を注入して当該注入材により前記杭体又は前記接合体を押圧することにより、前記杭体又は前記接合体の位置又は傾きを調整する調整工程と、を含む。
付記2の杭体施工方法は、付記1に記載の杭体施工方法において、前記杭体の杭頭部は前記施工面よりも下方に位置し、前記接合体の少なくとも一部は前記施工面よりも上方に位置しており、前記調整工程において、前記袋状体に前記注入材を注入して当該注入材により前記接合体を押圧することにより、前記杭体又は前記接合体の位置又は傾きを調整する。
付記3の杭体施工方法は、付記1又は2に記載の杭体施工方法において、前記袋状体を、前記杭体の外周面における、前記杭孔の内周面と対向する位置のうち最も上端の位置に設置する。
付記4の杭体施工方法は、付記1から3のいずれか一項に記載の杭体施工方法において、前記接合体は、前記杭体の杭頭部に接合される柱である。
付記5の杭体施工方法は、付記1から4のいずれか一項に記載の杭体施工方法において、前記注入材は、セメントミルクである。
(付記の効果)
付記1に記載の杭体施工方法によれば、杭体に設置した袋状体に注入材を注入することにより杭体又は接合体の位置又は傾きを調整するので、既製杭方式において、杭体又は接合体の位置や傾きを容易に調整する事が可能であると共に、杭体の杭頭部が施工面よりも上方に突出していない場合であっても、上記の調整が可能である。
付記2に記載の杭体施工方法によれば、袋状体に注入材を注入して当該注入材により接合体を押圧することにより、前記杭体又は前記接合体の位置又は傾きを調整するので、杭体が施工面よりも下方に位置しているために外部から視認できない場合であっても、杭体又は接合体の位置又は傾きを調整する事が可能となる。
付記3に記載の杭体施工方法によれば、袋状体を、杭体の外周面における、杭孔の内周面と対向する位置のうち最も上端の位置に設置するので、杭体の杭頭部に設置される柱等と最も近い位置で調整ができ、調整の精度を向上させる事が可能となる。
付記4に記載の杭体施工方法によれば、接合体は、杭体の杭頭部に接合される柱であるので、杭体に対して接合される柱の位置や傾きの精度を向上させる事が可能となる。
付記5に記載の杭体施工方法によれば、注入材はセメントミルクであるので、袋状体を杭孔の内部に埋め殺す事ができ、袋状体を杭体の外部へと撤去する手間や費用を削減する事が可能となる。
1 基礎構造体
2 地盤
10 杭孔
20 杭体
30 根固め部
31 根固め液
40 杭周固定部
41 杭周固定液
50 袋状体
51 注入材
52a テープ
52b テープ
53 ホース
54 プラント
55 バンド
60 柱
70 傾斜計
80 基礎構造体
90 構真柱

Claims (5)

  1. 施工面から鉛直下方向に沿った杭孔を形成する杭孔形成工程と、
    前記杭孔に杭体を挿入する杭体挿入工程と、
    前記杭体の外周面、又は前記杭体に対して接合された接合体の外周面のうち、前記杭孔の内周面と対向する位置に袋状体を設置する袋状体設置工程と、
    前記袋状体に注入材を注入して当該注入材により前記杭体又は前記接合体を押圧することにより、前記杭体又は前記接合体の位置又は傾きを調整する調整工程と、を含む、
    杭体施工方法。
  2. 前記杭体の杭頭部は前記施工面よりも下方に位置し、前記接合体の少なくとも一部は前記施工面よりも上方に位置しており、
    前記調整工程において、前記袋状体に前記注入材を注入して当該注入材により前記接合体を押圧することにより、前記杭体又は前記接合体の位置又は傾きを調整する、
    請求項1に記載の杭体施工方法。
  3. 前記袋状体を、前記杭体の外周面における、前記杭孔の内周面と対向する位置のうち最も上端の位置に設置する、
    請求項1から2のいずれか一項に記載の杭体施工方法。
  4. 前記接合体は、前記杭体の杭頭部に接合される柱である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の杭体施工方法。
  5. 前記注入材は、セメントミルクである、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の杭体施工方法。
JP2015121901A 2015-06-17 2015-06-17 杭体施工方法 Active JP6513502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015121901A JP6513502B2 (ja) 2015-06-17 2015-06-17 杭体施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015121901A JP6513502B2 (ja) 2015-06-17 2015-06-17 杭体施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017008490A true JP2017008490A (ja) 2017-01-12
JP6513502B2 JP6513502B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=57761871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015121901A Active JP6513502B2 (ja) 2015-06-17 2015-06-17 杭体施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6513502B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018154992A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 株式会社竹中工務店 杭体施工方法
JP2019108720A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 株式会社竹中工務店 杭体施工方法
JP2019135353A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 ジャパンパイル株式会社 既製杭を用いた構真柱の建て込み方法
CN114482021A (zh) * 2021-09-26 2022-05-13 南水北调东线江苏水源有限责任公司 预设反向摩阻力联合桩底土固结的方法及形成的灌注桩

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5075502U (ja) * 1973-11-12 1975-07-01
JPS5869037U (ja) * 1981-10-27 1983-05-11 株式会社 技研製作所 仮設抗力杭
JPS62268418A (ja) * 1986-05-14 1987-11-21 Asahi Chem Ind Co Ltd 杭の造成法
JPH0649855A (ja) * 1991-06-13 1994-02-22 Mitani Sekisan Co Ltd 逆打工法用仮設対応支柱の施工方法
JP2004052342A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Nittoc Constr Co Ltd 鋼管杭埋設工法および鋼管杭体
US20140056649A1 (en) * 2011-04-21 2014-02-27 Ihc Sea Steel Limited Method and apparatus for driving a pile into a substrate

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5075502U (ja) * 1973-11-12 1975-07-01
JPS5869037U (ja) * 1981-10-27 1983-05-11 株式会社 技研製作所 仮設抗力杭
JPS62268418A (ja) * 1986-05-14 1987-11-21 Asahi Chem Ind Co Ltd 杭の造成法
JPH0649855A (ja) * 1991-06-13 1994-02-22 Mitani Sekisan Co Ltd 逆打工法用仮設対応支柱の施工方法
JP2004052342A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Nittoc Constr Co Ltd 鋼管杭埋設工法および鋼管杭体
US20140056649A1 (en) * 2011-04-21 2014-02-27 Ihc Sea Steel Limited Method and apparatus for driving a pile into a substrate

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018154992A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 株式会社竹中工務店 杭体施工方法
JP2019108720A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 株式会社竹中工務店 杭体施工方法
JP2019135353A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 ジャパンパイル株式会社 既製杭を用いた構真柱の建て込み方法
JP7096480B2 (ja) 2018-02-05 2022-07-06 ジャパンパイル株式会社 既製杭を用いた構真柱の建て込み方法
CN114482021A (zh) * 2021-09-26 2022-05-13 南水北调东线江苏水源有限责任公司 预设反向摩阻力联合桩底土固结的方法及形成的灌注桩
CN114482021B (zh) * 2021-09-26 2023-12-29 南水北调东线江苏水源有限责任公司 预设反向摩阻力联合桩底土固结的方法及形成的灌注桩

Also Published As

Publication number Publication date
JP6513502B2 (ja) 2019-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100869815B1 (ko) 매입말뚝용 강관의 선단부 지지력 확대장치 및 매입말뚝시공방법
KR101542126B1 (ko) 연결근이 일체로 구성된 고강도 pc부재용 phc파일, phc파일 제조방법 및 이를 이용한 지하 합벽 시공방법
JP2017008490A (ja) 杭体施工方法
JP2010121404A (ja) 多連トンネルの構築方法および多連トンネル構造
JP6430147B2 (ja) 杭頭を補強する基礎杭の構築方法、杭頭を補強した基礎杭構造
JP2008223339A (ja) 中空杭の杭頭部強化方法及び杭頭部強化用補強材
JP6357324B2 (ja) 建入れ調整方法および建物
JP6702128B2 (ja) 基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法
KR20190109890A (ko) 차수 성능을 향상시키기 위한 흙막이 벽체용 합성 phc 파일
JP5456627B2 (ja) 杭と鉄骨柱との接合構造および接合方法
JP2019027037A (ja) 基礎構造、鋼管杭の杭頭構造、及び基礎構造の施工方法
JP6043454B1 (ja) 地下構造物の構築方法、及び地下構造物
JP2001064958A (ja) 基礎工法
JP6924683B2 (ja) 杭頭免震構造およびその構築方法
KR20150071277A (ko) Pc 소켓형 파일 복합 벽체기초
JP6624797B2 (ja) 杭基礎構造の構築方法および杭基礎構造
JP6877810B2 (ja) 杭体施工方法
JP6924682B2 (ja) 杭頭免震構造およびその構築方法
KR102124772B1 (ko) 자립식 옹벽 및 이를 이용한 시공방법
KR20190012368A (ko) 소형 천공장비를 이용한 인접건물 근접구간 소구경 합성파일 벽체 및 이의 시공방법
KR102156277B1 (ko) 연약지반의 기초 파일 시공 방법 및 이에 적용되는 연약지반의 기초 파일장치
WO2012114529A1 (ja) 杭の補強方法及び杭
JP7102062B2 (ja) 建築物の接合構造
KR101375155B1 (ko) 보강재 관입식 현장 타설 말뚝 시공 공법
JP4475116B2 (ja) 立坑構造及びその構築方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6513502

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250