JP2017007963A - ポンプフォーマー用洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプフォーマーから均一な泡が吐出し、泡に弾力があり、メイクの上から使用しても泡が持続し、洗い上がりにつっぱり感がなく、さっぱりした感触が得られるポンプフォーマー用洗浄剤組成物の提供。
【解決手段】以下のa〜d成分を含有し、b成分に対するa成分の質量比(a/b)が0.2≦a/b≦1.5であり、c成分及びd成分の合計に対するb成分の質量比(b/(c+d))が0.5≦b/(c+d)≦2であることを特徴とするポンプフォーマー用洗浄剤組成物。
a.炭素数が8〜22の脂肪酸塩:2〜8質量%
b.炭素数8〜22のアルキル基を有するアルキルグルコシド:2〜20質量%
c.炭素数3〜6のグリコール:1〜10質量%
d.2〜10個の単糖から成るオリゴ糖:1〜10質量%
【選択図】なし

Description

本発明は、ポンプフォーマーにより泡状に吐出されるポンプフォーマー用洗浄剤組成物に関する。
起泡性の洗浄料を使用するときは、通常、手の平や泡立てネット等で泡立てることによって、被洗浄部への滞留性が高まり洗浄力を向上させる効果が期待できると共に、起泡状態の粘性により緩衝効果が生じ、被洗浄部への物理的負荷を低減する効果も期待できる。しかし、使用時に泡立てる作業は使用者の負担となり、起泡の程度によっては、洗浄力の向上効果および物理的負荷の低減効果が充分に発揮されないこともある。
そのため、洗浄剤を泡状に吐出することができるポンプフォーマーが登場している。ポンプフォーマーは内部に多孔質膜を備えており、洗浄料が多孔質膜を通過する際に空気と混合されることにより泡状に吐出される。したがって、ポンプフォーマーでは多孔質膜を通過させる必要があるので、洗浄料によっては目詰まりを起こす可能性があり、均一な泡が吐出されないことがあった。
そこで、ポンプフォーマーに適した組成物が提案されている。例えば、特許文献1においては、アルキルグルコシド等の界面活性剤、エタノール、クエン酸を組み合わせた液体洗浄剤物品が提案されている。また、特許文献2においては、アルキルグリセリルエーテル、アルキルグルコシド、アルキルベンゼンスルホン酸塩、マグネシウムを組み合わせた液体洗浄剤組成物が提案されている。
しかしながら、これらの洗浄剤組成物は泡の弾力が充分ではなかった。
そこで、泡質に優れる脂肪酸塩と共にグリコールや糖を組み合わせた組成物が提案されている。例えば、特許文献3では、脂肪酸塩、有機酸塩、ステアリン酸ペンタグリセリド等の非イオン性界面活性剤を組み合わせた洗浄剤が提案されている。特許文献4では、脂肪酸塩等の陰イオン性界面活性剤、グリコシルトレハロース、加水分解植物タンパクを組み合わせた洗浄剤組成物が提案されている。また特許文献5においては、脂肪酸塩、両性界面活性剤、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルアルカノール型非イオン性界面活性剤等を組み合わせた液体洗浄剤組成物が提案されている。さらに特許文献6においては、ミリスチン酸カリウム等の脂肪酸塩とグリコールとを組み合わせた洗浄剤組成物が提案されている。
しかしながら、これらの組成物は、メイクの上から使用すると泡の持続性が不十分であったり、洗い上がりにつっぱり感を生じさせるという問題があった。
特開2008−150499号公報 特開2008−260852号公報 特開平8−92064号公報 特開2010−180182号公報 特開2014−156538号公報 特開2014−210720号公報
本発明は、ポンプフォーマーから均一な泡が吐出し、泡に弾力があり、メイクの上から使用しても泡が持続し、洗い上がりにつっぱり感がなく、さっぱりした感触が得られるポンプフォーマー用洗浄剤組成物の提供を目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、脂肪酸塩、アルキルグリコシド、グリコール、オリゴ糖を所定の配合比で組み合わせることによって、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、以下のa〜d成分を含有し、b成分に対するa成分の質量比(a/b)が0.2≦a/b≦1.5であり、c成分及びd成分の合計に対するb成分の質量比(b/(c+d))が0.5≦b/(c+d)≦2であることを特徴とするポンプフォーマー用洗浄剤組成物である。
a.炭素数が8〜22の脂肪酸塩:2〜8質量%
b.炭素数8〜22のアルキル基を有するアルキルグルコシド:2〜20質量%
c.炭素数3〜6のグリコール:1〜10質量%
d.2〜10個の単糖から成るオリゴ糖:1〜10質量%
本発明のポンプフォーマー用洗浄剤組成物は、ポンプフォーマーから均一な泡が吐出し、泡に弾力があり、メイクの上から使用しても泡が持続し、洗い上がりにつっぱり感がなく、さっぱりした感触が得られるものである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明のポンプフォーマー用洗浄剤組成物は、a成分(脂肪酸塩)、b成分(アルキルグルコシド)、c成分(グリコール)およびd成分(オリゴ糖)を含有する。
〔a成分〕
本発明に用いられるa成分は炭素数8〜22の脂肪酸塩である。脂肪酸塩は脂肪酸と塩基性化合物とを反応させることによって得られる。脂肪酸としては、飽和脂肪酸でも不飽和脂肪酸でもよく、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ヒドロキシステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸が挙げられる。また、これら脂肪酸の二種以上を含む混合脂肪酸を使用することもでき、例えば、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸等が挙げられる。
塩基性化合物としては、例えば、アルカリ金属、アンモニア、アルカノールアミン、塩基性アミノ酸等を使用することができる。アルカリ金属としては、例えば、ナトリウム、カリウムが挙げられ、アルカノールアミンとしては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンが挙げられ、塩基性アミノ酸としては、例えば、リジン、アルギニンが挙げられる。
本発明では、これら脂肪酸塩の中でも、泡の弾力およびメイクの上から使用しても泡が持続する効果が得られる観点から、炭素数が8〜18の脂肪酸アルカリ金属塩が好ましい。好ましい脂肪酸塩として、具体的には、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム、パルミチン酸カリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム等が挙げられる。
〔b成分〕
本発明に用いられるb成分は炭素数8〜22のアルキル基を有するアルキルグルコシドである。炭素数8〜22のアルキル基としては、例えば、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基が挙げられる。炭素数8〜22のアルキル基は、水酸基等の官能基を有していてもよく、例えば、12−ヒドロキシオクタデシル基等のヒドロキシアルキル基も炭素数8〜22のアルキル基に含まれる。好ましいアルキルグルコシドとしては、具体的には、デシルグルコシド、ドデシルグルコシド、テトラデシルグルコシド、ヘキサデシルグルコシド等が挙げられる。
グルコシドとしては、炭素数5または6の還元糖に由来する残基が挙げられる。還元糖としては、アルドースとケトースの何れであっても良い。アルドースとして、具体的には、リボース、リキソース、キシロース、アラビノース、アピオース、アロース、タロース、グロース、グルコース、アルトロース、マンノース、ガラクトース、イドースを挙げることができ、ケトースとしてはキシルロース、リブロース、プシコース、フルクトース、ソルボース、タガトースを挙げることができる。グルコシドとしてはこれらの還元糖が縮合したものも使用することができる。
本発明では、これらアルキルグルコシドの中でも、メイクの上から使用しても泡が持続する効果、および洗い上がりの感触の観点から、炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルグルコシドが好ましく、炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルグルコシドが特に好ましい。還元糖としては炭素数5または6のアルドースが好ましく、中でもグルコースが特に好ましい。
〔c成分〕
本発明に用いられるc成分は炭素数3〜6のグリコールである。具体的には、例えば、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、イソプレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられる。
本発明では、これらグリコールの中でも、泡の弾力の観点から、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコールが好ましく、ブチレングリコール、ジプロピレングリコールが特に好ましい。
〔d成分〕
本発明に用いられるd成分は2〜10個の単糖から成るオリゴ糖である。単糖としては、例えば、グルコース、ソルビトール、キシリトール、アラビノース、リボース、キシロース、フルクトース、フコース、ガラクトース、マンノース、ラムノース、ソルボースが挙げられる。
d成分としては、これら単糖や他の単糖から選ばれる2〜10個の単糖がグリコシド結合によって結合したオリゴ糖を用いることができる。具体的には、例えば、スクロース、マルトース、ラクトース、ラクトロース、メルビオース、トレハロース、ジフルクトース、パラチノース、マルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキサオース、マルトヘプタオース、ラフィノース、グリコシルトレハロース、分岐オリゴ糖、ニゲロオリゴ糖、ゲンチオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、キシロオリゴ糖、還元デンプン糖化物、カップリング・シュガー等が挙げられる。
本発明では、これらオリゴ糖の中でも、メイクの上から使用しても泡が持続する効果の観点から、2〜8個の単糖から成るオリゴ糖が好ましく、2〜6個の単糖から成るオリゴ糖が特に好ましい。具体的には、好ましいオリゴ糖として、スクロース、マルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキサオース、マルトヘプタオース、ラフィノース、グリコシルトレハロース等が挙げられる。中でも好ましくは、グリコシルトレハロースである。
〔ポンプフォーマー用洗浄剤組成物〕
本発明のポンプフォーマー用洗浄剤組成物(以下、本発明の洗浄剤組成物ともいう。)における各成分の含有量について説明する。
本発明の洗浄剤組成物におけるa成分の含有量は、組成物全量中、2〜8質量%であり、好ましくは3〜7質量%、特に好ましくは4〜6質量%である。a成分の含有量が少なすぎる場合には、ポンプフォーマーから均一な泡が吐出しないことがあり、泡に弾力がなく、洗い上がりのさっぱりした感触が得られないことがある。a成分の含有量が多すぎる場合には、ポンプフォーマーから均一な泡が吐出しないことがある。
本発明の洗浄剤組成物におけるb成分の含有量は、組成物全量中、2〜20質量%であり、好ましくは3〜18質量%、特に好ましくは4〜15質量%である。b成分の含有量が少なすぎる場合には、メイクの上から使用した時に泡が持続しないことがあり、b成分の含有量が多すぎる場合には、泡に弾力がなくなったり、洗い上がりのさっぱりした感触が得られなかったりすることがある。
本発明の洗浄剤組成物におけるc成分の含有量は、組成物全量中、1〜10質量%であり、好ましくは2〜10質量%、特に好ましくは4〜10質量%である。c成分の含有量が少なすぎる場合には、ポンプフォーマーから均一な泡が吐出しないことがあり、c成分の含有量が多すぎる場合には、泡の弾力がなくなったり、洗い上がりのさっぱりした感触が得られなかったりすることがある。
本発明の洗浄剤組成物におけるd成分の含有量は、組成物全量中、1〜10質量%であり、好ましくは2〜9質量%、特に好ましくは3〜8質量%である。d成分の含有量が少なすぎる場合には、メイクの上から使用した時に泡が持続しないことがあり、d成分の含有量が多すぎる場合には、ポンプフォーマーから均一な泡が吐出しないことがあり、洗い上がりのさっぱりした感触が得られないことがある。
本発明において、b成分に対するa成分の質量比(a/b)は0.2≦a/b≦1.5であり、好ましくは0.4≦a/b≦1.3、特に好ましくは0.5≦a+b≦1である。a/bが小さすぎる場合には、泡に弾力がなくなったり、洗い上がりにさっぱりしながらつっぱりのない感触が得られなかったりすることがある。a/bが大きすぎる場合には、メイクの上から使用した時に泡が持続しないことがある。
また、c成分及びd成分の合計に対するb成分の質量比(b/(c+d))は0.5≦b/(c+d)≦2であり、好ましくは0.8≦b/(c+d)≦2、特に好ましくは0.8≦b/(c+d)≦1.5である。b/(c+d)が小さすぎる場合には、泡に弾力がなくなったり、洗い上がりにさっぱりしながらつっぱりのない感触が得られなかったりすることがある。b/(c+d)が大きすぎる場合には、メイクの上から使用した時に泡が持続しないことがある。
上記a成分、b成分、c成分およびd成分の合計含有量(a+b+c+d)は、洗浄剤組成物として求められる性能により適宜調整することができ、本発明の洗浄剤組成物は、通常、他の添加剤や残部として水を更に加えて100質量%として調製される。
本発明の洗浄剤組成物はポンプフォーマー用として好適に使用することができる。ポンプフォーマーは、キャップの頭部を手指で押圧することにより本発明の洗浄剤組成物を泡沫状に吐出させる機能を有し、単数または複数の一定の孔径を有する多孔体を備えている。多孔体としては、ネット、スポンジなどが挙げられるが、目詰まり解消の点からネットを用いることが好ましい。ネットのメッシュは、好ましくは100〜400メッシュである。このようなポンプフォーマーを用いることによって、本発明の洗浄剤組成物と空気とを所定の割合で混合し、使用時においてクリーミィな泡を形成することができる。
本発明の洗浄剤組成物には、化粧料に常用されている添加物を、本発明の洗浄剤組成物の性能を損なわない範囲で、配合することも可能である。例えば、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;流動パラフィン、スクワラン、ワセリン等の炭化水素系油;セラミド、コレステロール、蛋白誘導体、カチオン化セルロース等のカチオン性高分子;キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー等の酸性高分子;グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸等の有機酸類;食塩等の無機塩類;アルカリ等のpH調製剤;アスコルビン酸、トコフェロール、ヘスペリジン等のビタミン類及びその誘導体;殺菌剤;キレート剤;抗酸化剤;血行促進剤;紫外線吸収剤;紫外線散乱剤;動植物由来の天然エキス;アミノ酸類;感光素;色素;顔料および香料等を配合できる。
〔実施例1〜8および比較例1〜9〕
表2〜3に示す洗浄剤組成物を調製し、4項目について下記評価基準により評価を行った。但し、共通添加成分として表1に示す10成分を使用した。実施例の評価結果を表2に、比較例の評価結果を表3にそれぞれ示す。
なお、ポンプフォーマーとして、M1ポンプフォーマー(大和製罐(株)製)を用いた。
Figure 2017007963
(1)泡の均一性
20名の男女(30〜50才)をパネラーとして、洗浄剤組成物を充填したポンプフォーマーから吐出した時の泡の均一性について下記のように判定し、20名の合計点を求めた。
2点:均一で細かい泡であると感じた場合。
1点:やや不均一で、ごく一部に粗い泡があると感じた場合。
0点:不均一で、粗い泡が多いと感じた場合。
求められた合計点から下記の基準にて評価し、30点以上を合格と判定した。
◎:35〜40点:ポンプフォーマーから吐出した泡が極めて均一である。
○:30〜34点:ポンプフォーマーから吐出した泡が均一である。
△:25〜29点:ポンプフォーマーから吐出した泡があまり均一ではない。
×:0〜24点:ポンプフォーマーから吐出した泡が不均一である。
(2)泡の弾力
20gの各洗浄剤組成物に80gの精製水を加え100gとし、25℃にてミルサーを用いて5秒間攪拌して調製した泡について、B型粘度計を用いて粘度を測定し(1号ローター、6rpm、20秒)、下記の基準にて評価した。粘度が600mPa・s以上の場合を合格と判定した。
◎:800mPa・s以上:泡の弾力が極めて高い。
○:600mPa・s以上、800mPa・s未満:泡の弾力が高い。
△:500mPa・s以上、600mPa・s未満:泡の弾力があまり高くない。
×:500mPa・s未満:泡の弾力が低い。
(3)メイクの上から使用した時の泡の持続性
人工皮革の上に下記メイク組成物を均一に塗布し、ポンプフォーマーから吐出した0.1gの洗浄剤組成物をその上に置いた。泡が消えるまでの時間を測定し、下記の基準にて評価した。泡が消えるまでの時間が10秒以上の場合を合格と判定した。
◎:20秒以上:泡の持続性が極めて高い。
○:10秒以上、20秒未満:泡の持続性が高い。
△:10秒未満:泡の持続性が低い。
<メイク組成物>
46質量%:ジメチコン
22質量%:シクロペンタシロキサン
16質量%:酸化チタン
14質量%:シリカ
2質量%:酸化鉄
(4)洗い上がりの感触
20名の男女(30〜50才)をパネラーとして、ポンプフォーマーから吐出した3gの洗浄剤組成物を使用して顔を洗い、洗い流した後の感触について下記のように判定し、20名の合計点を求めた。
2点:さっぱりしながらもつっぱり感がなかったと感じた場合。
1点:さっぱりしながらややつっぱり感を感じた、または、ややさっぱりしながらつっぱり感を感じなかった場合。
0点:さっぱりとしていなかった、または、つっぱり感を感じた場合。
求められた合計点から下記の基準にて評価し、30点以上を合格と判定した。
◎:35〜40点:さっぱりしながらもつっぱり感が全くなかった。
○:30〜34点:さっぱりしながらもつっぱり感がなかった。
△:25〜29点:さっぱりしながらややつっぱり感を感じた、または、ややさっぱりしながらつっぱり感を感じなかった。
×:0〜24点:さっぱりとしていなかった、または、つっぱり感を感じた。
Figure 2017007963
Figure 2017007963
表2および表3に記載された※1〜※3の成分の含有量は有効成分の含有量である。
ヤシ油脂肪酸カリウムは炭素数8〜18の飽和脂肪酸塩の混合物であり、各飽和脂肪酸塩の含有比率はC8:C10:C12:C14:C16:C18=5:6:55:17:10:7(質量比)である。
※1のORAMIX NS 10はデシルグルコシド(還元糖部位がグルコースであり、炭素数10のアルキル基を有する。)である。
※2のマイドール12は、ドデシルグルコシド(還元糖部位がグルコースであり、炭素数12のアルキル基を有する。)である。
実施例1〜8の結果より、本発明の洗浄剤組成物は、ポンプフォーマーから均一な泡が吐出し、泡に弾力があり、メイクの上から使用しても泡が持続し、洗い上がりにつっぱり感がなく、さっぱりした感触が得られるものであった。
一方、比較例1〜9の洗浄剤組成物では充分な性能が得られていない。
つまり、比較例1ではa成分を用いていないため、ポンプフォーマーから均一な泡が吐出せず、泡に弾力がなく、洗いあがりの感触が悪かった。
比較例2ではb成分を用いていないため、泡に弾力がなく、メイクの上から使用した時に泡が持続せず、洗いあがりの感触が悪かった。
比較例3ではc成分を用いていないため、ポンプフォーマーから均一な泡が吐出しなかった。
比較例4ではd成分を用いていないため、メイクの上から使用した時に泡が持続しなかった。
比較例5ではb成分が20質量%を超えて配合されているため、泡に弾力がなく、洗いあがりの感触が悪かった。
比較例6ではc成分が10質量%を超えて配合されているため、泡に弾力がなく、洗いあがりの感触が悪かった。
比較例7ではd成分が10質量%を超えて配合されているため、ポンプフォーマーから均一な泡が吐出しなかった。
比較例8ではa成分とb成分の質量比(a/b)が1.5を超えているため、メイクの上から使用した時に泡が持続しなかった。
比較例9ではc成分及びd成分の合計に対するb成分の質量比(b/(c+d))が2を超えているため、メイクの上から使用した時に泡が持続しなかった。

Claims (1)

  1. 以下のa〜d成分を含有し、b成分に対するa成分の質量比(a/b)が0.2≦a/b≦1.5であり、c成分及びd成分の合計に対するb成分の質量比(b/(c+d))が0.5≦b/(c+d)≦2であることを特徴とするポンプフォーマー用洗浄剤組成物。
    a.炭素数が8〜22の脂肪酸塩:2〜8質量%
    b.炭素数8〜22のアルキル基を有するアルキルグルコシド:2〜20質量%
    c.炭素数3〜6のグリコール:1〜10質量%
    d.2〜10個の単糖から成るオリゴ糖:1〜10質量%

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