JP2017007748A - 巻き取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外周面のテーパ角を大きくしなくても巻き取りドラムの小径側端部から大径側端部までひもが重なることなく整列巻を行える。
【解決手段】巻き取り装置は、巻き取りドラム9を回転させることで主ひも3Aと補助ひも3Bに連結した物干し竿を昇降させる。巻き取りドラム9を回転することで主ひも3Aの巻き取りまたは繰り出しを行い、補助ひも3Bは連結部材で主ひも3Aに連結して連動させる。巻き取りドラム9に対向して第一調整プーリー10Aと第二調整プーリー10Bを上下に配置し、主ひも3Aを挟んで出し入れする。巻き取りドラム9は外周面を小径側端部から大径側端部までテーパ状に形成し、第一及び第二調整プーリー10A,10Bは、小径側端部の領域に大径側から縮径する急傾斜のテーパー部10cを巻き取りドラム9と逆向きに形成し、巻き取りドラム9に巻き取る主ひも3Aの方向をガイドする。
【選択図】図3

Description

本発明は、巻き取りドラムの回転によってひもを巻き取ったり繰り出したりして物干し竿等の昇降部材を昇降させるようにした巻き取り装置に関する。
従来、物干し竿等を自動的に昇降させる巻き取り装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この物干し竿の巻き取り装置は、物干し竿を吊り下げるロープを巻き取りドラムに取り付け可能としている。モータを回転させることで巻き取りドラムを正逆回転させて、ロープを巻き取りドラムから離れた位置に設けたプーリーを介して巻き取ったり繰り出したりして、物干し竿を昇降作動させている。
そして、ロープを巻き取りドラムに巻き取る際に、巻き取りドラムの外周面をテーパ状に形成してその小径側端部から大径側端部に向けてロープを順次整列させて一列に巻き取る。また、大径側端部の外周面に突起状リブを所定間隔で周方向に形成したことで、突起状リブの始端では滑り落ちる方向にテンションを作用させて巻き取ったロープを緊密に整列させる。そして、更にロープの巻き取りが進行すると突起状リブに乗り上がりながら一様に巻き取られ、テーパー角度を大きくしなくてもロープが不揃いな巻き取り状態に巻かれる等の乱巻きを防止して一様に配列された整列巻きに巻き取ることができる、としている。
特許第5122897号公報
しかしながら、巻き取りドラムの小径側端部の外周面でロープを巻き始める際、外周面の1回目に巻いた後の2回目でロープはテーパ面とプーリーの設置位置により大径側にずれて巻き取られるようにしているが、ロープは1回目の巻回ロープに乗り上がって重なることがあった。巻き取りドラムの最初にロープが重なってずれるとその後もずれていく。
その場合、巻き取りドラムの小径側端部でロープが重なって複数回巻回されると、ロープがフランジ部を乗り越えて巻き取りドラムとガイドの間に挟まって引っかかるおそれがあった。
そのため、テーパ状の外周面を有する巻き取りドラムでは、全体に整列巻を行うためには巻き取り始めの小径側端部での巻き取りを整列状態で正しく巻き取ることが重要である。しかし、特許文献1に記載された巻き取り装置は、プーリーを巻き取りドラムの外周面の大径側に離れて設置すると共に大径側端部に突起状リブを設置しただけでは小径側端部でのロープの巻き始めの整列巻をできないおそれがあった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、外周面のテーパ角を大きくしなくても巻き取りドラムの小径側端部から大径側端部までひもが重なることなく整列巻を行えるようにした巻き取り装置を提供することを目的とする。
本発明による巻き取り装置は、巻き取りドラムを回転させることでひもを移動させて昇降部材を昇降させる巻き取り装置であって、昇降部材にひもを介して連結されていて回転することでひもの巻き取りまたは繰り出しを行って昇降部材を昇降させる巻き取りドラムと、巻き取りドラムに対向して配置されていてその外周面にひもを当接させて巻き取りドラムによるひもの巻き取りをガイドするプーリーと、を備え、巻き取りドラムとプーリーは互いに逆方向に外径が変化するテーパー部を有していることを特徴とする。
本発明によれば、ひもの方向をプーリーでガイドして巻き取りドラムで巻き取ったり繰り出したりして昇降部材を昇降させることができ、特に巻き取りドラムのテーパー部の小径側端部でひもを巻き取り始める際、プーリーのテーパー部でひもの方向を次第に巻き取りドラムの大径側にガイドするため、ひもは巻き取りドラムの小径側端部で重ねて巻かれることなく、順次大径側に移動しながら巻き取られるため、その後もきれいに整列巻きを行える。
また、プーリーは、巻き取りドラムの小径側端部に対向する位置にテーパー部を設けていることが好ましい。
プーリーのテーパー部によって巻き取りドラムの小径側端部に数回巻回するひもの位置をガイドするため、互いに重ならないように並んでひもを複数回巻回できて、その後のひもの巻回をガイドするためのテーパー部がプーリーに形成されていなくても巻き取りドラムにひもをスムーズに整列して巻回できる。
また、プーリーは、外周面全長に亘ってテーパー部を設けていることが好ましい。
プーリーの外周面全長にテーパー部を形成することで、巻き取りドラムの小径側端部から大径側端部まで巻回するひもの位置をガイドするため、巻き取りドラムの全長に亘って確実に互いに重ならないように整列させてひもを巻回できる。
また、巻き取りドラムの長手方向に交差する方向にひもを挟んでプーリーを対向して設けてもよい。
対向して設けた一対のプーリーの間をひもが通って巻き取りドラムに巻き取られて、或は繰り出されるため、ひもの巻き取りと繰り出しは一対のプーリーによってガイドされる。
また、昇降部材は物干し竿であることが好ましい。
プーリーによってガイドして巻き取りドラムによってひもを巻き取ったり繰り出したりすることで、ひもを上昇させたり降下させたりして物干し竿を昇降させることができる。
本発明による巻き取り装置によれば、特に巻き取り始めの巻き取りドラムの小径側端部ではプーリーのテーパー部で大径側から小径側にひもが移動するために、巻き取りドラムでは確実に外周面に沿って整列巻を行うことができる。そのため、巻き取りドラムの小径側端部でひもが重ねて巻かれることがなく、巻き取りドラムの外周面を急傾斜のテーパー面にしなくても確実に小径側端部から大径側に向けて規則正しく巻き付けられて整列巻を行える。
本発明の実施形態による物干し竿の巻き取り装置の要部正面図である。 実施形態による物干し竿の巻き取り装置の内部構造を示す要部縦断面図である。 実施形態による物干し竿の巻き取り装置の内部構造を示す要部水平断面図である。 図2に示す筐体内の巻き取りドラムと調整プーリーの拡大正面図である。 図3に示す筐体内の巻き取りドラムと調整プーリーの拡大平面図である。 (a)は第一ガイドプーリーと外れ止め部材の配置構成を示す図、(b)は外れ止め部材の斜視図である。 主ひもを物干し竿にガイドする第一ガイドプーリーを示すものであり、(a)は本体ケースに取り付けた状態の図、(b)はガイドプーリーの一端部の斜視図、(c)は本体ケースにガイドプーリーを取り付けた外面図である。 図5に示す調整プーリーを経由した巻き取りドラムでのひもの巻き取り状態を示す説明図である。 実施形態による物干し竿の巻き取り装置の変形例による巻き取りドラムと調整プーリーを示す平面図である。
以下、本発明による巻き取り装置の実施形態としての物干し竿の巻き取り装置1について図1から図8に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態による物干し竿の巻き取り装置1を示すものであり、例えば図示しない物干しルームやサンルーム等の上部や天井に設置された本体ケース2の下面から2本のひも3が進退可能に吊り下げられており、その下端部には物干し竿4が連結されている。2本のひも3は主ひも3Aと補助ひも3Bとで構成され、主ひも3Aは物干し竿4の一端に固定され、補助ひも3Bは物干し竿4の他端に固定されている。
そして、本体ケース2の端部には主ひも3Aの巻き取りドラム9や複数のギア等を収納した拡幅した筐体5が設置され、筐体5の下面にはハンドル6が操作杆6aを介して吊り下げられている。このハンドル6を回すことでひも3及び物干し竿4の上昇と降下を操作することができる。
本実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1では、例えば不使用時には物干し竿4は上昇させて本体ケース2の下面に当接させておく。また、使用時には物干し竿4を降下させて洗濯物を取り付け、その後適宜高さまで上昇させて高い位置に洗濯物を掛けた物干し竿4を保持するようにしている。
次に、図2〜図5に基づいて物干し竿4の巻き取り装置1の作動機構について説明する。
図2及び図3において、巻き取り装置1の筐体5内にはハンドル6の操作杆6aの上端部を収納したギアボックス8が内蔵されている。ギアボックス8内には巻き取りドラム9と第一及び第二調整プーリー10A,10Bが対向して配設され、巻き取りドラム9の回転中心に嵌合されたギアシャフト11の外周面に設けられた図示しない回転ギアと操作杆6aの上端部に固定された図示しない手動ギアとが直接または他のギアを介して噛合している。
そのため、ハンドル6を正逆回転させることで、互いに噛合する手動ギアと回転ギアを介してギアシャフト11と巻き取りドラム9を一体に正逆回転させることができる。
図4及び図5に示す筐体5内の拡大図において、巻き取りドラム9は中心軸をなすギアシャフト11の長手方向に所定間隔を開けて設けたフランジ部13,14の間に筒状でテーパーが形成された外周面15が設けられている。外周面15は滑らかで傾斜角の比較的小さいテーパー面を有している。図5において、外周面15は操作杆6aから離れた方向の端部が最も小径(小径側端部という)であってその外側にフランジ部13が固定され、操作杆6aに近接する方向の端部が最も大径(大径側端部という)であってその外側にフランジ部14が固定されている。
フランジ部13の外側にはカラーを介して第一ベースプレート16が設置され、フランジ部14の外側にはカラーを介して第二ベースプレート17が設置されている。
また、巻き取りドラム9は、外周面15のフランジ部13側の小径側端部に鉤穴型の穴部18が形成され、その内部には主ひも3Aの一端部3cが球状の拡径部を形成して配設され、穴部18のスリット部18aに主ひも3Aの一端部3cが位置すると係合して外れないようになっている。巻き取りドラム9の外周面15に近接する位置に配列された一対の調整プーリー10A、10Bはスリット部18aから繰り出された主ひも3Aを挟んで上下に配列されている。なお、一対の調整プーリー10A,10Bは巻き取りドラム9のギアシャフト11とほぼ平行な回転軸を有している。
これらの第一及び第二調整プーリー10A、10Bの外周面は巻き取りドラム9の小径側端部側が大径とされ、他端に向けて途中までは急傾斜のテーパー状に縮径されたテーパー部10cが形成され、その後は同一径をなす円筒部10dとされている。第一及び第二調整プーリー10A、10Bにおける部分的なテーパー部10cは巻き取りドラム9の小径側端部近傍の領域に対向して配設されている。このテーパー部10cの長さは巻き取りドラム9における小径側端部から例えば主ひも3Aの複数巻き分、例えば2巻きまたは3巻き分程度の長さに設定されているが、それ以上の長さでもよい。
巻き取りドラム9の穴部18に一端部3cを固定された主ひも3Aは外周面15に巻き付けられて一対の調整プーリー10A、10B間を通って本体ケース2内を他端側に向けて延びている。図2及び図3において、本体ケース2内には巻き取りドラム9に近接した位置に第一ガイドプーリー20Aが設置され、巻き取りドラム9から離間した他端部近傍に第二ガイドプーリー20Bが設置されている。第一及び第二調整プーリー10A,10Bは巻き取りドラム9の長手方向に交差する方向に延びる主ひも3Aを挟むにように上下に配設されている。
そして、巻き取りドラム9から長く繰り出された主ひも3Aは第二ガイドプーリー20Bを巻回して戻り、更に第一ガイドプーリー20Aを巻回して本体ケース2の下面に形成した開孔を通って下方に延びて物干し竿4に連結される。第一及び第二ガイドプーリー20A,20Bには図7(a)に示すようにひも3がずれないように複数のフィン20cが形成され、更にフィン20cからひも3が外れないように外れ止め部材21が設置されている。
図6(a)、(b)に示す外れ止め部材21は、第一ガイドプーリー20Aのフィン20c間を巻回するひも3が外れないようにガイドする例えば断面略円弧状のガイド壁21aと本体部21bとを備えている。ガイド壁21aと第一ガイドプーリー20Aのフィン20cとの距離は主ひも3Aの外径より小さいことが好ましい。本体部21bは本体ケース2の側面にねじ固定されており、第一ガイドプーリー20Aを巻回する主ひも3Aを本体ケース2の外部に誘導する上面から下面を貫通するガイド孔21cを備えている。
ガイド孔21cはその下端部から突出する筒状突部21dが本体ケース2の凹部形状をなす下面に形成した開孔に挿入されることで、主ひも3Aが本体ケース2の開孔のエッジでこすれて損傷しないようにした。
なお、第二ガイドプーリー20Bに設置した外れ止め部材21も同一形状であり、第一ガイドプーリー20Aの外れ止め部材21と対称に配設されている。
また、図3において、第二ガイドプーリー20Bの近傍には主ひも3Aと略平行に補助ひも3Bが配設され、補助ひも3Bの一端部は主ひも3Aとひも連結部材22によって連結されている。補助ひも3Bは第二ガイドプーリー20Bで巻回されて外れ止め部材21に形成されたガイド孔21cと本体ケース2の下面の開孔2aを貫通する筒状突部21dを通って下方に延びて物干し竿4に連結される。同様に主ひも3Aも第一ガイドプーリー20Aから外れ止め部材21のガイド孔21cと本体ケース2の下面の開孔2aを貫通する筒状突部21dを通って下方に延びている。
そして、主ひも3Aと補助ひも3Bの他端部は物干し竿4の内部で係止部材25によってそれぞれ固定されている(図2参照)。
なお、図7(a)、(b)、(c)において、第一ガイドプーリー20Aと第二ガイドプーリー20Bはその中空部に円筒状のシャフト24が嵌挿されており、シャフト24の一方または両方の端部24aは外周面の一部が平面状に切除されて断面D字形状に形成されている。
そして、シャフト24のD字状の端部が嵌合される本体ケース2の外壁に設けた穴27もD字状に形成されており、この穴27にシャフト24のD字状端部23aが嵌合することで第一または第二ガイドプーリー20A、20Bが主ひも3Aや補助ひも3Bの摺動で回転したとしてもシャフト24は回転しないように固定保持される。これによって、第一または第二ガイドプーリー20A、20Bが回転する際、シャフト24を固定するビスが緩んで第一または第二ガイドプーリー20A、20Bが本体ケース2から外れることを防止できる。
本実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1は上述の構成を備えており、次にその作用を説明する。
まず、不使用状態で物干し竿4が本体ケース2の凹部形状をなす下面に当接した状態に保持される。そして、ハンドル6を回転させることでギアボックス8に内蔵されたギア群を介してギアシャフト11と巻き取りドラム9を回転させる。これによって、巻き取りドラム9に巻き取られた主ひも3Aが繰り出されて第一及び第二調整プーリー10A,10Bの間を通して走行する。繰り出された主ひも3Aは本体ケース2内の他端側の第二ガイドプーリー20Bを介して戻されて、更に第一ガイドプーリー20Aを介して外れ止め部材21のガイド孔21c及び下面2bの開孔2aに嵌合した筒状突部21dを通して本体ケース2の下方に降下する。
これと同時に第二ガイドプーリー20B近傍に位置する補助ひも3Bは、ひも連結部材22によって主ひも3Aと一体に移動し、第二ガイドプーリー20Bを介して外れ止め部材21のガイド孔21c及び開孔2aに嵌合した筒状突部21dを通して本体ケース2の下方に降下する。そのため、主ひも3Aと補助ひも3Bが同時に降下して、物干し竿4は水平状態を維持しながら降下する。
そして、物干し竿4の主ひも3Aと補助ひも3Bに設定した下端位置の高さまで降下させて洗濯物を取り付ける。この位置で、主ひも3Aは図4及び図5に示すように巻き取りドラム9から全て繰り出された状態になる。その後、ハンドル6を逆方向に回転させることで物干し竿4を適宜高さまで上昇させる。その際、ハンドル6の回転で巻き取りドラム9を逆方向(図4で時計回り方向)に回転させると、主ひも3Aは図4及び図5に示す小径側端部の位置から巻き取りを開始する。
即ち、主ひも3Aの一端部が穴部18のスリット部18aで係止された位置から巻き取りドラム9を回転させて主ひも3Aを巻き取り始めると、第一及び第二調整プーリー10A,10Bの各テーパー部10cでガイドされて巻き取りドラム9の小径側端部のフランジ部13の位置で1巻きされ、更に2巻き目に移行する。
すると、巻き取りドラム9の小径側端部近傍に対向する位置で、主ひも3Aは上下の調整プーリー10A、10Bで挟まれた状態で上側の第一調整プーリー10Aのテーパー部10cに当接して巻き取りドラム9に戻されるため、主ひも3Aはテーパー部10cに当接して巻き取りドラム9の外周面15の拡径側にスライド移動する。
そのため、巻き取りドラム9の外周面15で主ひも3Aは1巻き目に重なることなく2巻き目に移行して巻き取られる。しかも、巻き取りドラム9の外周面15はテーパー面を形成するから2巻き目の主ひも3Aは1巻き目の主ひも3Aに押し付けられて緊密に並ぶ。その後、主ひも3Aは第一調整プーリー10Aの円筒部10dに当接して巻き取りドラム9に3巻き目以降が巻き付けられる。
こうして、図8に示すように、主ひも3Aは第一及び第二調整プーリー10A,10Bにガイドされつつ巻き取りドラム9のテーパー状の外周面15に小径側端部から大径側に向けて移行しながら整列状態に巻き取られる。巻き取りの初期段階で外周面15に小径側端部から大径側に向けて移行しつつ整列巻きされると、第一及び第二調整プーリー10A,10Bの各テーパー部10cを経過した後の円筒部10dに移行した状態でも順次外周面15の大径側に向けて整列巻きが行われる。そして、物干し竿4は主ひも3Aと補助ひも3Bを同時に巻き上げて上昇させられる。
なお、本実施形態において、図4に示すように、物干し竿4を降下させるには巻き取りドラム9を反時計回りに回転させることで主ひも3Aを繰り出すことができ、物干し竿4を上昇させるには巻き取りドラム9を時計回りに回転させることで主ひも3Aを巻取ることができる。そして、主ひも3Aの巻き取り始めの1巻き目と2巻き目には主ひも3Aは上側の第一調整プーリー10Aのテーパー部10cによってガイドされて重ならないように整列して巻き取られる。
他方、巻き取りドラム9の反時計回りの回転で主ひも3Aを繰り出し終えた後、更に巻き取りドラム9を反時計回りに回転させることで今度は主ひも3Aを巻き取り始めることができる。この場合には、下側の第二調整プーリー10Bのテーパー部10cによって主ひも3Aがガイドされて重ならないように整列して巻き取ることができる。
上述のように本実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1によれば、ハンドル6を回転操作することで物干し竿4の上昇と降下を行える。しかも、主ひも3Aを巻き取りドラム9の外周面15に巻き取り始める際、小径側端部で巻き取り始める時に主ひも3Aを通過させる第一及び第二調整プーリー10A,10Bの間で、第一または第二調整プーリー10A,10Bのテーパー部10cによって大径側から小径側に主ひも3Aが移動するため、巻き取りドラム9の外周面15では小径側端部から大径側に向かって重なることなく整列巻を行える。そのため、巻き取りドラム9の小径側端部で主ひも3Aが重ねて巻かれることがなく、外周面15を急傾斜のテーパー面にしなくても確実に小径側から大径側まで順次巻き付けられて整列巻を行える。
また、第一及び第二ガイドプーリー20A、20Bはシャフト24の端部24aがD字状に形成され、本体ケース2の外壁のD字の穴27に嵌合させたため、主ひも3A,補助ひも3Bが摺動して第一及び第二ガイドプーリー20A、20Bが摩擦で回転してもシャフト24の回転を阻止できる。
なお、本発明による巻き取り装置は、上述した実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の変形例について上述した実施形態と同一または同様な部品や部分には同一の符号を用いて説明する。
上述した実施形態では物干し竿4の巻き取り装置1について説明したが、本発明はこのような巻き取り装置1に限定されるものではない。例えば、巻き取りドラム9を正逆回転させて主ひも3Aの繰り出しと巻き取りを行うのであれば、図4において、巻き取りドラム9の外周面15に対向して配設した第一または第二調整プーリー10A,10Bに対して巻き始めの段階で穴部18が上側に位置するか下側に位置するかによって、主ひも3Aが当接してガイドされるテーパー部10cを有するいずれか一方の調整プーリー10A,10Bだけが設置されていればよい。
この場合、巻き取りドラム9への主ひも3Aの巻き取り始めの少なくとも1巻き目と2巻き目等が重ならないように第一または第二調整プーリー10A,10Bのテーパー部10cによって巻き取りをガイドできればよい。
また、上述した実施形態において、第一及び第二調整プーリー10A,10Bは巻き取りドラム9の小径側端部に対向する位置に傾斜の大きなテーパー部10cを形成し、その他の長手方向の領域を円筒部10dに形成したが、これに代えて図9に示すように、全長に亘って一様なテーパー部10eとなるように形成してもよい。この場合には巻き取りドラム9の外周面15の全長に亘って小径側端部から大径側端部まで主ひも3Aが重ならないようにガイドして、第一及び第二調整プーリー10A,10Bのテーパー部10eで整列巻きをより確実に行うことができる。
なお、本発明において、第一及び第二調整プーリー10A,10Bはプーリーを構成する。
また、上述した実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1は、ハンドル6の回転操作によって手動で巻き取りドラム9を回転させて一対のひも3と物干し竿4を昇降させるものであるが、モータを用いて電動で巻き取りドラム9を回転させるようにしてもよい。
なお、本発明は物干し竿4の巻き取り装置1に限定されるものではなく、巻き取りドラム9へ主ひも3Aを重ねることなく一重で一列に巻き取ることができれば、他のひもの巻き取り装置にも適用できる。例えばブラインドの巻き取り装置にも適用できる。なお、物干し竿4やブラインド等は昇降部材を構成する。
1 巻き取り装置
2 本体ケース
3 ひも
3A 主ひも
3B 補助ひも
4 物干し竿
6 ハンドル
9 巻き取りドラム
10A 第一調整プーリー
10B 第二調整プーリー
10c、10e テーパー部
15 外周面
20A 第一ガイドプーリー
20B 第二ガイドプーリー
21 外れ止め部材

Claims (4)

  1. 昇降部材にひもを介して連結されていて回転することでひもの巻き取りまたは繰り出しを行って昇降部材を昇降させる巻き取りドラムと、
    前記巻き取りドラムに対向して配置されていてその外周面にひもを当接させて前記巻き取りドラムによるひもの巻き取りをガイドするプーリーと、を備え、
    前記巻き取りドラムとプーリーは互いに逆方向に外径が変化するテーパー部を有していることを特徴とする巻き取り装置。
  2. 前記プーリーは、前記巻き取りドラムの小径側端部に対向する位置にテーパー部を設けている請求項1に記載された巻き取り装置。
  3. 前記プーリーは、外周面全長に亘ってテーパー部を設けている請求項1に記載された巻き取り装置。
  4. 前記巻き取りドラムの長手方向に交差する方向に前記ひもを挟んで前記プーリーを対向して設けた請求項1から3のいずれか1項に記載された巻き取り装置。

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