JP2017164275A - 巻上げドラムおよびカーテン開閉装置 - Google Patents

巻上げドラムおよびカーテン開閉装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤの巻上げを適確に行い、カーテン等の開閉動作を滑らかに、また、確実に行うことを可能にする巻上げドラムおよびカーテン開閉装置を提供する。
【解決手段】スマートドラム7に、主軸と、前記主軸に固定され該主軸とともに回転する巻芯部と、前記主軸に固定され該主軸とともに回転し、前記巻芯部を回転駆動する第1ワイヤが掛けられるプーリ部とを備え、前記巻芯部は、回転軸方向にテーパー角を有する周壁を有し、巻上げた下引きワイヤ11の位置決めを行う誘導溝を、前記回転軸方向に対して垂直となって周回するように前記周壁に設けており、前記プーリ部は、前記巻芯部のテーパー状の小径側に配置されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば天窓等による換気を調整するカーテンの開閉駆動を行う巻上げドラムおよび当該巻上げドラムを用いたカーテン開閉装置に関するものである。
従来より、例えば養鶏舎などでは、高所に設けられている窓などによって換気を行う場合には、ワイヤ等の巻上げ、また、巻上げたワイヤを送り出すことによってカーテン等シート材の開閉や、窓部材などを開閉する開閉装置等を設置している。これらの開閉装置は、上記のワイヤを巻上げるドラムと、このドラムを回転させる駆動手段等を備えている(例えば、特許文献1参照)。
このような装置は、長尺のワイヤを効率良く巻回するため、ワイヤを巻上げる芯部材等に溝切りを行い、この溝に沿ってワイヤを誘導して緊密に巻上げるように構成されている。このワイヤを誘導する溝は、一連のらせん状に設けられ、即ち、ねじ切り溝と同様に形成されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−289106号公報 特開平10−169340号公報
従来の巻上げドラムは上記のように構成されており、ワイヤを巻上げる芯部分に設けられた溝は、当該ドラムの回転軸に対して斜めに傾いている。
上記のように、らせん状の溝を設けた場合、外部からワイヤをドラムへ引き寄せる向きと、当該ドラムにワイヤを巻き付ける向きが若干ずれることから、巻上げ途中のワイヤが溝から少しでも離脱すると、再び上記の溝に沿って巻上げることが困難になり、ワイヤが乱雑に重なる場合がある。
このようにワイヤが乱雑に重なり合って巻上げられると、ドラム回転中に巻上げ負荷が局部的に変動することになり、巻上げを安定継続させるためには大きな回転駆動力が必要になる。また、巻回されたワイヤを滑らかに引き出すことが難しくなるという問題点があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、ワイヤの巻上げを適確に行い、カーテン等の開閉動作を滑らかに、また、確実に行うことを可能にする巻上げドラムおよびカーテン開閉装置を提供することを目的とする。
本発明に係る巻上げドラムは、主軸と、前記主軸に固定され該主軸とともに回転する巻芯部と、前記主軸に固定され該主軸とともに回転し、前記巻芯部を回転駆動する第1ワイヤが掛けられるプーリ部とを備え、前記巻芯部は、回転軸方向にテーパー角を有する周壁を有し、巻上げた第2ワイヤの位置決めを行う誘導溝を、前記回転軸方向に対して垂直となって周回するように前記周壁に設けており、前記プーリ部は、前記巻芯部のテーパー状の小径側に配置されることを特徴とする。
また、本発明に係る巻上げドラムは、主軸と、前記主軸に固定され該主軸とともに回転する巻芯部と、前記主軸に固定され該主軸とともに回転し、前記巻芯部を回転駆動する第1ワイヤが掛けられるプーリ部とを備え、前記巻芯部は、回転軸方向にテーパー角を有する周壁を有し、巻上げた第2ワイヤの位置決めを行う誘導溝を、前記回転軸方向に対して垂直となって周回するように前記周壁に設けており、前記プーリ部は、
前記巻芯部のテーパー状の大径側に配置されることを特徴とする。
また、前記巻芯部は、前記テーパー状の大径側から小径側へ前記第2ワイヤを巻上げるように、前記テーパー状の大径側の部位に前記第2ワイヤの一端部を固定させることを特徴とする。
また、前記巻芯部は、前記テーパー状の小径側から大径側へ前記第2ワイヤを巻上げるように、前記テーパー状の大径側の部位に前記第2ワイヤの一端部を固定させることを特徴とする。
また、カーテン材の一端部に固定された巻上げ芯材を前記主軸として挿通させる貫通孔を、前記巻芯部および前記プーリ部の回転軸部位に設けたことを特徴とする。
また、前記プーリ部は、前記第1ワイヤを複数回巻回するドラム状に形成されていることを特徴とする。
また、前記プーリ部は、巻回する前記第1ワイヤの位置決めを行う誘導溝を巻軸部位に設けたことを特徴とする。
また、前記プーリ部と前記巻芯部とを所定距離離間して前記主軸に固定したことを特徴とする。
本発明に係るカーテン開閉装置は、上記のいずれかの巻上げドラムと、前記巻上げドラムのプーリ部に掛けられた第1ワイヤの巻上げおよび送り出しを行って前記プーリ部を双方向に回転させるウインチと、前記巻上げドラムの巻芯部に一端部を固定した第2ワイヤに張力を付与するように該第2ワイヤの他端部を固定するワイヤ固定部と、上端を構造体に固定したカーテン材の下端に固定され、延設方向の端部を前記巻上げドラムの主軸と接続して前記カーテン材の巻上げおよび送り出しを前記巻上げドラムの回転に応じて行う巻上げ芯材とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ワイヤの巻上げおよび送り出しを円滑に行うことができ、ワイヤの位置決めを行いながら左右どちらの回転方向にも巻上げることが可能になる。
本発明の実施例によるカーテン開閉装置の概略構成を示す説明図である。 図1のカーテン開閉装置に備えられたスマートドラムの構成を示す説明図である。 ワイヤを巻上げたスマートドラムの状態を示す説明図である。 本実施例のカーテン開閉装置に備えられたスマートドラムの他の構成を示す説明図である。 本実施例のカーテン開閉装置に備えられたスマートドラムの他の構成を示す説明図である。 本実施例のカーテン開閉装置に備えられたスマートドラムの他の構成を示す説明図である。 本実施例のカーテン開閉装置に備えられたスマートドラムの他の構成を示す説明図である。
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
[実施例]
図1は、本発明の実施例によるカーテン開閉装置の概略構成を示す説明図である。この図は、例えば家畜の飼育舎などの建造物にカーテン開閉装置を設置した概略態様を示している。図示したカーテン開閉装置は、例えば布製のシート(カーテン材)1、シート1の下端部位に取り付けられる巻き芯パイプ(巻上げ芯材)3、シート1の下端を巻き芯パイプ3に固定するパッカー4を備えている。
また、前述の窓もしくは開口部を覆うようにシート1を張った状態において、当該シート1の両側端を各々覆う袖カバー5を備えている。
シート1の上端部および各袖カバー5は、建造物の窓枠部分等、またはその近傍となる木ズリなどの構造体に、固定部材2を用いて取り付け固定されている。
また、シート1の揺れ等を抑える揺れ止めロープ6、巻き芯パイプ3の一端部に固定されたスマートドラム(巻上げドラム)7、スマートドラム7に巻回された下引ワイヤ11の一端を前述の壁部等に固定するワイヤ止め8を備えている。
また、スマートドラム7ならびに巻き芯パイプ3を上下方向に移動させる上引ワイヤ12が掛けられた大滑車9、上引ワイヤ12の巻上げおよび送り出しを行うウインチ10を備えている。
ワイヤ止め8は、前述の窓枠もしくは開口部の下端部よりも下方の壁部等に固定されており、大滑車9は、シート1の上端部よりも上方の位置(例えば壁部あるいは天井部)に設置固定されている。
また、図示したウインチ10は、手動で上引ワイヤ12の巻上げ、または送り出しを行うように構成されたもので、操作者が容易に操作できる位置に、例えば建造物の壁部あるいは支柱などに固定されている。
図2は、図1のカーテン開閉装置に備えられたスマートドラムの構成を示す説明図である。この図は、スマートドラム7を側方視したときの形状を示したものである。
スマートドラム7は、前述の巻き芯パイプ3の一端部に固定する主軸21、下引ワイヤ11を巻回する巻芯部22、上引ワイヤ12を掛けるプーリ部23によって構成されている。
主軸21の先端にはプーリ部23が固定されており、プーリ部23に連設して巻芯部22が設けられている。プーリ部23および巻芯部22は、いずれも主軸21と同一の中心軸上に設置されており、これらが一体回転するように固定されている。また、いずれの部分も上記中心軸に対して垂直な断面は真円に形成されている。
巻芯部22は、主軸21の先端側から基端側へ向かって径が次第に大きくなるように形成されており、詳しくは、下引ワイヤ11の巻き取り芯となる円柱部分がテーパー状に形成され、当該円柱部分の延設方向もしくは巻芯部22の回転軸方向にテーパー角を有している。
この巻芯部22のテーパー状に形成された周壁には、誘導溝24が設けられている。誘導溝24は、上記周壁のテーパー面において、巻芯部22の回転軸を垂直に横切るように設けられている。
即ち、巻芯部22の回転円周と同一方向に誘導溝24が形成されている。なお、この誘導溝24は、連通するらせん状に形成されたものではなく、前述のテーパー状の周壁を周回する溝、即ち不連続の溝を密に、あるいは適当な間隔を空けて、複数個並べたものである。
また、巻芯部22は、テーパー状の大径側の端部に、円状壁の鍔部が設けられている。
図3は、ワイヤを巻上げたスマートドラムの状態を示す説明図である。図3(a)は、図1に例示したように巻き芯パイプ3の図中左端にスマートドラム7を備えたもので、図3(b)は、巻き芯パイプ3の右端にスマートドラム7を備えたものを示している。
スマートドラム7は、主軸21の基端側を巻き芯パイプ3の左右何れかの端部に挿入し、当該スマートドラム7と巻き芯パイプ3が同一回転するように、ボルトおよびナット等を用いて固定されている。即ち、プーリ部23は、巻き芯パイプ3の延設方向外端側に配置され、上引ワイヤ12が掛けられている。
誘導溝24が設けられた巻芯部22は、プーリ部23と巻き芯パイプ3との間に配置され、シート1全体を窓等の下端まで張った状態、即ち、窓等を全閉とした状態において、所定長さの下引ワイヤ11が巻回される大きさを有している。また、巻芯部22に巻上げられた下引ワイヤ11は、巻芯部22とワイヤ止め8との間において後述する張力が生じるように当該下引ワイヤ11の下端がワイヤ止め8によって固定されている。
下引ワイヤ11の上端は、前述の巻芯部22の鍔部に、例えば圧着スリーブ31を用いて固定されている。詳しくは、例えば、テーパー状の大径側に配置された鍔部に挿通孔を設けておき、この挿通孔に下引ワイヤ11の上端を誘導溝24が設けられた側から挿通し、上記鍔部の外側(巻き芯パイプ3側)に突出した部分に圧着スリーブ31を圧着して、下引ワイヤ11の上端を巻芯部22のテーパー状大径側に配置固定している。
巻芯部22は、上記の鍔部に下引ワイヤ11の上端を固定し、当該巻芯部22のテーパー状の大径側から小径側へ向かって下引ワイヤ11を巻回させている。
巻芯部22に巻回された下引ワイヤ11は、巻芯部22の小径側からワイヤ止め8へ向かって張設され、前述のように当該下引ワイヤ11の下端が固定されている。
ここで、スマートドラム7は回転軸が水平となるように配置されているので、ワイヤ止め8は、巻芯部22から延びた下引ワイヤ11を、巻き芯パイプ3に対して垂直下方へ引っ張る位置に、即ち巻芯部22の直下に設置固定されていることが好ましい。
上記のようにスマートドラム7に巻回された下引ワイヤ11は、窓等を遮蔽するシート1に張力を付与するように備えられ、シート1の下端に対して下方へ(好ましくは真下へ)引っ張る力を加えている。
前述のように下引ワイヤ11には下方へ、好ましくは真下へ向かって張力が作用していることから、後述するようにスマートドラム7を回転駆動してシート1の下端側を下方へ移動させ、下引ワイヤ11がスマートドラム7(巻芯部22)へ巻上げられる際には、この下方へ引っ張る張力によって誘導溝24の例えば上側に位置する溝に嵌る。さらにスマートドラム7の回転が継続すると、前述の張力が作用している下引ワイヤ11は、巻芯部22に巻き付く際に、順次、誘導溝24の例えば上側に位置している溝によって位置決めされ、テーパー状大径側から小径側へ向かって巻き付けられて行く。
なお、テーパー状の周壁面に設けられた誘導溝24は、前述のようにスマートドラム7もしくは巻芯部22の回転軸に対して垂直に形成されていることから、当該スマートドラム7を左右どちらの方向に回転させた場合でも、誘導溝24によって位置決めを行いながら下引ワイヤ11を巻上げることが可能である。
シート1の下端、即ち巻き芯パイプ3は、大滑車9に掛けられた上引ワイヤ12によって吊り上げ支持されている。上引ワイヤ12の一端は、前述のようにウインチ10において巻上げ可能に固定されており、他端は例えば大滑車9の構造体に設けられた上引ワイヤ固定部(図示省略)に固定されている。上引ワイヤ12は、大滑車9のコロ(図示省略)と上引ワイヤ固定部との間において下方に張設され、この部分にスマートドラム7のプーリ部23が掛けられてシート1下端の巻き芯パイプ3を吊り上げ支持している。
ウインチ10を操作して、上引ワイヤ12を当該ウインチ10に巻上げたときには、前述の大滑車9のコロと上引ワイヤ固定部との間の、上引ワイヤ12の長さが短くなってスマートドラム7ならびに巻き芯パイプ3が上方へ引き上げられる。
また、上記のように大滑車9からプーリ部23に掛けられている上引ワイヤ12の長さが短くなってスマートドラム7が引き上げられるときには、当該プーリ部23が回転駆動されて、シート1が下端側から巻き芯パイプ3に巻上げられる。
このように巻き芯パイプ3を上昇させてシート1を巻上げるときには、スマートドラム7が回転することによって巻芯部22から下引ワイヤ11が送り出される。
また、ウインチ10を操作して、当該ウインチ10に巻上げられている上引ワイヤ12を送り出したときには、前述の大滑車9のコロと上引ワイヤ固定部との間の、上引ワイヤ12の長さが長くなってスマートドラム7ならびに巻き芯パイプ3が下方へ下降する。
また、上記のように大滑車9からプーリ部23に掛けられている上引ワイヤ12の長さが長くなるときには、上記のコロと上引ワイヤ固定部との間の上引ワイヤ12の長さが短くなる場合と逆方向にプーリ部23が回転駆動され、巻上げられているシート1が巻き芯パイプ3の下降に伴って引き出され、窓等の面前に張り出される。
このように巻き芯パイプ3を下降させてシート1を引き出すときには、スマートドラム7が回転することによって、前述のように巻芯22部に下引ワイヤ11が巻き上げられて行く。
図4〜図7は、本実施例のカーテン開閉装置に備えられたスマートドラムの他の構成を示す説明図である。
図4に示したスマートドラム7aは、前述のスマートドラム7と同様に構成されている巻芯部22およびプーリ部23を備えている。スマートドラム7aは、中心軸部分に貫通孔40を有しており、この貫通孔40に巻き芯パイプ3の端部が挿通され、当該巻き芯パイプ3に固定されている。なお、スマートドラム7aは、図示を省略した例えばボルトナットなどの固定手段により、巻き芯パイプ3と一体となって回転するように固定される。
なお、スマートドラム7aは、図1に示したカーテン開閉装置においては、スマートドラム7と同様な向き、および位置に設置され、下引ワイヤ11および上引ワイヤ12が同様に掛けられる。
図5に示したスマートドラム7bは、スマートドラム7およびスマートドラム7aと同様な巻芯部22を備えている。スマートドラム7bは、テーパー状の巻芯部22の小径側端部に幅広のプーリ部23bを備えている。巻芯部22とプーリ部23bは、一体形成あるいは一体となって回転するように接続固定されている。
プーリ部23bは、例えば図1ならびに図3に示した上引ワイヤ12を複数回、巻回することが可能なプーリ幅を有しており、ドラム状に形成されている。
図5(a)に示したプーリ部23bは、両端のリム間をつなぐ巻軸部分が平滑に形成されており、滑らかに上引ワイヤ12を巻上げ、また、巻回状態の上引ワイヤ12を送り出すように構成されている。なお、このプーリ部23bには、上引ワイヤ12に代えてベルト状のものを掛けてスマートドラム7bを回転駆動するように構成してもよい。
図5(b)に示したプーリ部23bは、プーリ幅内の部位、即ちリム間の巻軸部分に誘導溝24aが形成されており、上引ワイヤ12を巻上げるとき誘導溝24aによってワイヤ間を調整し、例えば適度に密着させて巻回するように構成されている。誘導溝24aは、例えば、前述の巻芯部22に形成された誘導溝24と同様に、プーリ部23bの回転軸に対して垂直に形成された周回溝が、複数設けられたものである。なお、この周回溝はらせん状に連なったものではなく、不連続に形成されている。
図5に示したスマートドラム7bは、図2に示したもののように主軸21を備え、主軸21を巻き芯パイプ3に固定するように構成してもよく、あるいは、図4に示したもののように貫通孔40を設けて巻き芯パイプ3を挿通し、この巻き芯パイプ3に固定する構成でもよい。ここで、スマートドラム7bは、図1に示したカーテン開閉装置においては、スマートドラム7と同様な向きおよび位置に設置される。
図6に示したスマートドラム7cは、図2等に示した巻芯部22を有し、当該巻芯部22のテーパー状大径側端部にプーリ部23cを備えたもので、スマートドラム7等と同様に一体となって回転するように構成されている。
即ち、スマートドラム7cは、スマートドラム7のテーパーの傾斜を逆向きに形成したもので、他の部分は概ねスマートドラム7と同様に構成されており、図1のカーテン開閉装置に備えるときには、プーリ部23cが外端側となるように巻き芯パイプ3に固定する。
スマートドラム7cの巻芯部22は、テーパー状の大径側に配置された、例えば鍔部に下引ワイヤ11の上端を固定する。具体的には、上記の大径側の鍔部に挿通孔を設け、図3に示したものと同様に圧着スリーブ31等を用いて固定する。
なお、固定した下引ワイヤ11の上端が、プーリ部23cの回転を妨げないように、換言すると、プーリ部23cに掛けられている上引ワイヤ12などに接触することがないように、当該下引ワイヤ11上端を位置決めして固定する。
スマートドラム7cを、カーテン開閉装置の巻き芯パイプ3先端に備えるときには、上記のように下引ワイヤ11の上端を固定して、巻き芯パイプ3が下方へ移動するときスマートドラム7cの巻芯部22に、テーパー状大径側から小径側へ向かって下引ワイヤ11が巻回されるように設置する。ここで、スマートドラム7cは、巻き芯パイプ3が下方へ移動するとき、即ち、巻き取られているカーテンを引き出す(開く)ときに巻芯部22が左右どちらに回転した場合でも、同様に下引ワイヤ11を巻上げることができる。
図6のプーリ部23cは、図2等のプーリ部23と同様な形状に形成されているが、図5(a)または図5(b)に示したプーリ部23bと同様な形状でもよい。
また、スマートドラム7cは、図2に示したスマートドラム7のように主軸21を備え、主軸21を巻き芯パイプ3に固定するように構成してもよく、また、図4に示したスマートドラム7aのように貫通孔40を設けて巻き芯パイプ3を挿通し、これに固定するように構成してもよい。ここで、スマートドラム7cを巻き芯パイプ3に固定するとき、巻芯部22のテーパー状大径側、即ちプーリ部23cが巻き芯パイプ3の先端側となるように配置固定する。
図7に示したスマートドラム7dは、巻芯部22とプーリ部23dとを離間して主軸21に固定したものである。巻芯部22は、テーパー状大径側の端部が主軸21の先端、即ち、巻き芯パイプ3の先端側に配置固定されるように構成されている。ここで、スマートドラム7dの巻芯部22は、例えば図6のスマートドラム7cの巻芯部22と同様に、テーパー状大径側の鍔部に下引ワイヤ11の上端を固定し、当該巻芯部22のテーパー状の大径側から小径側へ向かって下引ワイヤ11を巻上げるように構成されている。
スマートドラム7dの、巻芯部22とプーリ部23dとの間隔距離は、例えば、巻芯部22に掛けられる下引ワイヤ7の固定位置、即ちワイヤ止め8の配置に応じて設定される。また、上記の間隔距離は、例えばプーリ部23dに掛けられる上引ワイヤ12もしくは大滑車9の設置位置等に応じて設定される。換言すると、スマートドラム7dは、下引ワイヤ11ならびに上引ワイヤ12等の配置に対応するように巻芯部22とプーリ部23dとの間隔を空けて構成されたものである。
プーリ部23dは、図2等に示したプーリ部23と同様な形状に形成されたもので、例えば巻芯部22のテーパー状大径側の端部から所定距離を空けて配置され、主軸21ならびに巻芯部22と同様に回転するように当該主軸21に固定されている。
なお、スマートドラム7dの巻芯部22およびプーリ部23dの回転軸部位に、図4等を用いて説明した貫通孔40等を形成し、これに巻き芯パイプ3を挿通させ、主軸21を用いることなくスマートドラム7dをカーテン開閉装置に設置するように構成してもよい。
また、プーリ部23dは、図5(a)または図5(b)に示したプーリ部23bと同様な形状に構成してもよい。また、スマートドラム7dは、巻芯部22から離間したプーリ部23dを、巻芯部22のテーパー状の小径側に配置し、前述のスマートドラム7等と同様に下引ワイヤ11をテーパー状の大径側から小径側へ巻上げるように構成してもよい。
また、本実施例のカーテン開閉装置に用いるスマートドラムは、プーリ部、巻芯部、誘導溝などを前述のスマートドラム7〜7dと同様に構成し、巻芯部22の小径側から大径側へ向かって下引きワイヤ11を巻き上げるように構成したものでもよい。
以上のように本実施例によれば、巻芯部22の誘導溝24を回転軸に対して垂直に周回するように設けたので、巻上げる下引ワイヤ11の位置決めを適確に行うことができ、巻上げが若干乱れた後に再び密に巻上げを行うことが可能になる。
また、左右どちらの回転方向にも巻上げることができ、カーテン開閉装置を設置する際の作業を簡易にすることができる。
1シート
2固定部材
3巻き芯パイプ
4パッカー
5袖カバー
6揺れ止めロープ
7,7a,7b,7c,7dスマートドラム
8ワイヤ止め
9大滑車
10ウインチ
11下引ワイヤ
12上引ワイヤ
21主軸
22巻芯部
23,23b,23c,23dプーリ部
24,24a誘導溝
31圧着スリーブ
40貫通孔

Claims (9)

  1. 主軸と、
    前記主軸に固定され該主軸とともに回転する巻芯部と、
    前記主軸に固定され該主軸とともに回転し、前記巻芯部を回転駆動する第1ワイヤが掛けられるプーリ部と、
    を備え、
    前記巻芯部は、
    回転軸方向にテーパー角を有する周壁を有し、
    巻上げた第2ワイヤの位置決めを行う誘導溝を、前記回転軸方向に対して垂直となって周回するように前記周壁に設けており、
    前記プーリ部は、
    前記巻芯部のテーパー状の小径側に配置される、
    ことを特徴とする巻上げドラム。
  2. 主軸と、
    前記主軸に固定され該主軸とともに回転する巻芯部と、
    前記主軸に固定され該主軸とともに回転し、前記巻芯部を回転駆動する第1ワイヤが掛けられるプーリ部と、
    を備え、
    前記巻芯部は、
    回転軸方向にテーパー角を有する周壁を有し、
    巻上げた第2ワイヤの位置決めを行う誘導溝を、前記回転軸方向に対して垂直となって周回するように前記周壁に設けており、
    前記プーリ部は、
    前記巻芯部のテーパー状の大径側に配置される、
    ことを特徴とする巻上げドラム。
  3. 前記巻芯部は、
    前記テーパー状の大径側から小径側へ前記第2ワイヤを巻上げるように、前記テーパー状の大径側の部位に前記第2ワイヤの一端部を固定させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の巻上げドラム。
  4. 前記巻芯部は、
    前記テーパー状の小径側から大径側へ前記第2ワイヤを巻上げるように、前記テーパー状の大径側の部位に前記第2ワイヤの一端部を固定させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の巻上げドラム。
  5. カーテン材を巻上げる巻上げ芯材を前記主軸として挿通させる貫通孔を、前記巻芯部および前記プーリ部の回転軸部位に設けた、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の巻上げドラム。
  6. 前記プーリ部は、前記第1ワイヤを複数回巻回するドラム状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の巻上げドラム。
  7. 前記プーリ部は、巻回する前記第1ワイヤの位置決めを行う誘導溝を巻軸部位に設けた、
    ことを特徴とする請求項6に記載の巻上げドラム。
  8. 前記プーリ部と前記巻芯部とを所定距離離間して前記主軸に固定した、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の巻上げドラム。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載の巻上げドラムと、
    前記巻上げドラムのプーリ部に掛けられた第1ワイヤの巻上げおよび送り出しを行って前記プーリ部を双方向に回転させるウインチと、
    前記巻上げドラムの巻芯部に一端部を固定した第2ワイヤに張力を付与するように該第2ワイヤの他端部を固定するワイヤ固定部と、
    上端を構造体に固定したカーテン材の下端に固定され、延設方向の端部を前記巻上げドラムと接続して前記カーテン材の巻上げおよび送り出しを前記巻上げドラムの回転に応じて行う巻上げ芯材と、
    を備えたことを特徴とするカーテン開閉装置。
JP2016051980A 2016-03-16 2016-03-16 巻上げドラムおよびカーテン開閉装置 Active JP6497681B2 (ja)

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