JP6408387B2 - ハニカムスクリーン装置の昇降機構 - Google Patents

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本発明は、建物開口部等における遮光・断熱を行うためのハニカムスクリーン装置におけるハニカムスクリーンの昇降機構に関するものであり、更に具体的には、折り畳み可能な可撓のシート状材料により形成した筒状部が単層または複数層で一方向に順次連接された形態に形成され、上記筒状部により形成された中空部が水平方向に向き、該中空部が上下方向に多重化されたハニカムスクリーンを上下方向に展張・折り畳みするための昇降機構に関するものである。
ハニカムスクリーンを上下方向に展張・折り畳み自在としたハニカムスクリーン装置は特許文献1等により従来から知られている。この既知のハニカムスクリーン装置は、折り畳み可能な可撓のシート状材料により形成した筒状部が単層または複数層で一方向に順次連接された形態を有し、上記筒状部により形成された中空部が水平方向に向き、該中空部が上下方向に多重化されたところのハニカムスクリーンを、その上下端において、それぞれ、上枠を構成してハニカムスクリーンの昇降機構を収容するヘッドボックス、及び該ハニカムスクリーンの下部を保持して重錘としての機能をも備える下枠に取り付け、該下枠に間隔を置いて取り付けた複数のコードを、それぞれハニカムスクリーン内を通して上方に導出し、それらのコードにより下枠を吊下して、該コードの上端を上記ヘッドボックス内に収容した昇降機構に保持させ、該昇降機構の駆動により下枠を昇降させて、ハニカムスクリーンを折り畳み、或いは上下方向に展張させるように構成したものである。
そして、上記各コードの上端を保持する昇降機構としては、上記ヘッドボックス内への上記各コードの導入部位に、それぞれのコードの巻筒をそれらの軸線が一直線をなすように軸受で支持させて配設し、各巻筒をそれらの中心を貫通する単一の角軸により回転させるようにした機構を採用している。
昇降機構としてこのような構成を備えたものでは、下枠の吊下に用いる複数のコードの長さが一定である必要があり、それらの長さに差異があったり、差異が生じたりすれば、吊下している下枠が水平に保持されず、傾きが生じることになる。
上記複数のコードの長さは、上記昇降機構の組み付け段階で正確に同長になるようにすることも必要ではあるが、ユーザーによるハニカムスクリーン装置の使用の段階で、何らかの無理な操作力が一部のコードに作用してそれを伸長させることもあり、更に、下枠の昇降段階で該下枠が他物との接触によりいずれかの側に傾斜し、それに伴ってヘッドボックス内にあるコードの一部に弛みが生じると、その弛み部分がヘッドボックス内において上記巻筒やその軸受、或いは他の部材の一部に引っ掛かったり、絡まってしまうこともあり、そのような場合にはヘッドボックス内の昇降機構を分解してコード長を元の状態に戻す必要があるが、その作業は一般的に非常に困難である。
特開2007−197906号公報
本発明の技術的課題は、上記ハニカムスクリーン装置における昇降機構を、簡単、シンプルな構成で、下枠を吊下するコードがヘッドボックス内において他物に引っ掛かったり絡まったりすることがなく、巻筒に整然と巻かれるようにし、万が一該コードが絡まるようなことがあっても、簡単に復元可能に構成することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、折り畳み可能な可撓のシート状材料により形成した筒状部が単層または複数層で一方向に順次連接された形態に形成され、上記筒状部により形成された中空部を水平方向に向けて該中空部が上下方向に多重化されたハニカムスクリーンの上下端を、それぞれ上枠及び下枠に取り付け、該下枠を昇降機構により上下方向に駆動可能にすることにより、該ハニカムスクリーンを展張・折り畳み自在としたハニカムスクリーン装置において、上記昇降機構が、上記上枠を構成するヘッドボックス内に、下枠の長手方向の複数位置にそれぞれ取り付けて上記ハニカムスクリーン内を上方に導出した複数のコードをそれぞれ巻き取る単一の円筒状の巻軸を備え、該巻軸は上記ヘッドボックス内の軸受によりその回転及び軸線方向の移動を可能にして支持させると共に、それを回転させる駆動機構に接続し、且つ該巻軸はその一端から内挿された螺杆と螺合する螺旋溝を備えることにより、巻軸自体の回転に伴って該巻軸がその軸線方向に移動するものとし、その巻軸の1回転当たりの移動距離を上記コードの径と同じかそれよりも僅かに大きくし、上記巻軸の表面に該巻軸の母線に沿って内底が拡幅された凹溝を設けて、該凹溝にその口部を覆うコードクリップ部材を上記母線方向に摺動自在に嵌挿し、該コードクリップ部材に前記コードの端部を係止させる係止部を設けると共に、該係止部から離れた位置で上記凹溝内底側の拡幅により形成された凹溝口縁に係止する固定部材により、該コードクリップ部材を上記凹溝に沿う任意位置に固定可能にし、上記巻軸が、その外周における各コードの巻き領域及び該コードの弛みが予想される領域に、該コードが引っ掛かる凹凸をもたない形態に形成されていることを特徴とするハニカムスクリーン装置の昇降機構が提供される。
本発明に係る上記昇降機構の好ましい実施形態においては、上記固定部材として、コードクリップ部材の下面に固定用ナットが嵌入する凹部を形成し、該凹部上からそこに嵌入した上記固定部材を形成する固定用ナットに固定ねじを螺締し、該固定用ナットの側辺側突部を上記凹溝口縁に係止させるのが望ましい。
また、本発明に係る上記昇降機構の他の好ましい実施形態においては、上記巻軸をヘッドボックス内に支持する軸受が、ヘッドボックス内にその長手方向に沿って設けたガイド部に沿ってガイドされる摺接部を有すると共に、上記ヘッドボックスの底部に設けた孔に弾性的に嵌入してその位置に該軸受を保持させる軸受ストッパを有し、該軸受ストッパに、下枠に取り付けてヘッドボックス内に導入するコードを挿通するための通孔を開設したものとして構成される。
更に、本発明に係る上記昇降機構の他の好ましい実施形態においては、上記巻軸をハニカムスクリーンが展張される方向に回転させる限度を、巻軸の端蓋からその軸線方向に突出させた突子が、前記駆動機構による巻軸の回転に伴って軸線方向に移動し、上記ヘッドボックスにおける前記螺杆の支持部材に設けた巻軸ストッパに係止して停止する位置に設定することができる。
本発明によれば、上記ハニカムスクリーン装置における昇降機構を、簡単、シンプルな構成で、下枠を吊下するコードがヘッドボックス内において他物に引っ掛かったり絡まったりすることがなく、巻筒に整然と巻くことができ、万が一該コードが絡まるようなことがあっても、簡単に復元させることができる。
本発明に係る昇降機構を備えたハニカムスクリーン装置の実施例を示す正面図である。 上記実施例の側断面図である。 上記実施例におけるヘッドボックスの平断面図である。 上記ハニカムスクリーン装置において用いるハニカムスクリーンの構成の一部を模式的に示す説明図である。 上記実施例におけるコードの巻軸に対して該コードを取り付ける構成の概要を示す要部分解斜視図である。 上記ヘッドボックス内に巻軸を支持する軸受を取り付ける態様を示す要部側断面図である。 上記ヘッドボックス内に巻軸を支持する軸受を取り付ける態様を該ヘッドボックスの断面によって示す要部断面図である。 上記ヘッドボックス内に上記軸受を取り付ける直前の状態を示す要部側断面図である。 同要部平面図である。 上記巻軸にコードを取り付ける構成を示す要部分解斜視図である。 上記巻軸にコードが巻き取られた状態を示す要部斜視図である。 巻軸の一端の端蓋に内挿する螺杆と該螺杆の支持部材の構成を示す要部側面図である。 上記巻軸の一端に取り付けられている端蓋の側断面図である。
図1〜図3は、本発明に係るハニカムスクリーンの昇降機構を備えたハニカムスクリーン装置の実施例を示している。
このハニカムスクリーン装置は、基本的には、図1、図2及び図4に示すように、折り畳み可能な可撓のシート状材料により形成した筒状部2が複数層で一方向に順次連接された形態の蜂の巣状断面を有する素材を、上記筒状部2により形成された中空部3が水平方向を向くようにして上下方向に多重化されたハニカムスクリーン1を用い、その上下端を、それぞれ上枠を構成するヘッドボックス10と下枠11とに取り付け、該下枠11を後述の昇降機構15によって上下方向に駆動可能にすることにより、該ハニカムスクリーン1を展張・折り畳み自在としたものである。
上記ハニカムスクリーン1は、例えば、図4に示すように、折り畳み可能な可撓のシート状材料を、一方端の折り目4a及び他方端の折り目4bに沿って交互に反対方向に一定の幅で折り畳み、その折り畳みによって相互に重ねられたシート状材料面を、折り畳みを行った折り目4a,4bから上記幅のほぼ3分の1の位置において、上記折り目4a,4bに平行する接合部5に沿って接合し、それを各折り畳み部分において繰り返すことにより、筒状部2が表裏2層に形成されたものとすることができる。なお、上記ハニカムスクリーン1は、上述した構成に限らず、シート状材料により形成した筒状部2が単層または複数層で一方向に順次連接された各種形態に形成することができる。
上記ハニカムスクリーン1は、上述のように、その上下端を、それぞれハニカムスクリーン1の昇降機構15を収容するヘッドボックス10の下面、及び下枠11の上面に取り付け、そして下枠11の長手方向の複数位置に間隔を置いて取り付けた複数の吊下コード12を、それぞれハニカムスクリーン1内を貫通させて上方に導出し、該吊下コード12の上端を上記ヘッドボックス10内に収容した昇降機構15に保持させて、それらの吊下コード12により下枠11を吊下し、該昇降機構15の駆動により下枠11を昇降させてハニカムスクリーン1を折り畳み、或いは上下方向に展張させるように構成している。
上記昇降機構15は、上記ヘッドボックス10内に、下枠11の複数位置に取り付けた各吊下コード12をそれぞれ巻き取る円筒状の単一の巻軸16を備えている。該巻軸16は、上記ヘッドボックス10内の複数の軸受30によりその回転及び軸線方向の移動を可能にして支持させると共に、それを回転させる駆動機構17に接続させたものである。該駆動機構17としては、ヘッドボックス10の端部内に回転自在に支持させているプーリー(図示省略)に、該ヘッドボックス10の前面に垂下するように設けた操作コード18を巻き掛け、該操作コード18の一方を引くことにより上記プーリーを介して回転する角軸19を、上記巻軸16の端蓋20内の角孔20aに摺動自在に嵌挿することにより、巻軸16を回転可能にする機構を図示しているが、かかる構成に限らず、既知の各種回転機構を採用することができる。
なお、上記巻軸16は、ヘッドボックス10内において駆動機構17により回転を与えられると同時に、後述のようにその軸線方向に移動するので、その長さは少なくとも当該移動距離を移動できる長さである必要があり、つまり、巻軸16はこの移動のためにヘッドボックス10内の移動可能距離よりも、少なくとも上記移動距離だけ短いことが必要である。また、上記角軸19は、巻軸16が移動する範囲において常に端蓋20の角孔20aに嵌挿されている長さをもつことが必要であり、上記複数の軸受30も常に巻軸16を支持できる位置にあることが必要である。更に、該軸受30は、後述のように、それに設けた軸受ストッパ33を通して下枠11の複数位置に取り付けた各吊下コード12をそれぞれ巻軸16に巻き取るようにするため、少なくとも吊下コード12の数だけはあることが必要であり、その配設位置も、下枠11に対する吊下コード12の取付位置に対応させる必要がある。
また、上記巻軸16は、図11〜図13に示すように、上記角軸19を嵌装した側とは反対側の端蓋21内に螺旋溝21aを備えると共に、該螺旋溝21aに内挿してそれに螺合する螺杆22を、ヘッドボックス10内において上記端蓋21に対面させて設けた支持部材23(図1及び図3参照)に固定的に設けている。
このように、上記巻軸16は、その端蓋21に対して固定的に設置した螺杆22を螺合しているため、上記駆動機構17により巻軸16を回転させたとき、その回転に伴って該巻軸16がその軸線方向に移動することになる。
上記巻軸16は、上述したように、上記ヘッドボックス10内の複数の軸受30により回転及び軸線方向の移動を可能にして支持させているが、該軸受30の複数をヘッドボックス10内の所要位置に取り付けるため、該軸受30は、図5〜図9に示すように、ヘッドボックス10内の長手方向に沿って設けた複数のガイド部10a,10bによりガイドされる摺接部30a,30bをその周囲に有すると共に、それらの内側に巻軸16を受ける円筒状の軸受面31を有している。
また、上記軸受30は、ヘッドボックス10の底部10cに設けた複数の孔13に弾性的に嵌入してそれらの位置に該軸受30をそれぞれ固定的に保持させる軸受ストッパ33を有している。該軸受ストッパ33は、軸受30の本体から突出させた図8のように弾性変形可能な舌片33aの下面に、上記孔13に嵌入する短筒33bを突設したものである。そして、該軸受ストッパ33における短筒33b内には、下枠11に取り付けてヘッドボックス10内に導入した吊下コード12を挿通するための通孔33cを開設している。
上記軸受30は、その周囲に設けた摺接部30a,30bをヘッドボックス10内の複数のガイド部10a,10bによりガイドさせて、図8に示すような位置に移動させたのち、同図の矢印の方向に若干押圧すれば、軸受ストッパ33をヘッドボックス10の底部10cの孔13に弾性的に嵌めることができ、それにより該軸受を所定の位置に簡単に固定することができる。
なお、上記ヘッドボックス10の底部10cに設けた複数の孔13は、図1から明らかなように、該孔13により位置決めされる上記軸受ストッパ33の通孔33cが、下枠11からの吊下コード12の上昇位置にあるように配設されるべきものである。
上記巻軸16に前記吊下コード12を巻き付けるため、該吊下コード12の先端を該巻軸16に固定する必要があり、そのため、図5、図11及び図12に示すように、巻軸16の表面には該巻軸16の母線に沿って内底が拡幅された凹溝16aを設け、該凹溝16aにその口部を覆うコードクリップ部材35を上記母線方向に摺動自在に嵌挿し、該コードクリップ部材35に前記吊下コード12の端部を係止させるようにしている。該吊下コード12の端部を係止させる係止部35aは、コードクリップ部材35の先端に切り込み等を設けることにより構成し、該切り込みの内側に吊下コード12の先端の結び目12aを係止させるようにしているが、他の係止手段を用いることもできる。
なお、コードクリップ部材35は、吊下コード12の最大巻き長さを考慮してそれ以上にすることが望まれる。
更に、該コードクリップ部材35を巻軸16における上記凹溝16aに沿う任意位置に固定可能にするため、図示の実施例では、該コードクリップ部材35における上記係止部35aを設けた側とは反対側の端部付近の下面に、固定用ナット36が嵌入する凹部35bを形成し、該凹部35b上からそこに嵌入した固定用ナット36に固定ねじ37を螺締して、該固定用ナット36の側辺側突部36aを、凹溝16a内底側の拡幅により形成された凹溝口縁16bに係止締結できるようにしているが、上記固定用ナット36に代えて、ばねその他の手段で上記凹溝口縁16bに係止する固定部材をコードクリップ部材35に付設して、該コードグリップ部材35を凹溝16aに取り付けることもできる。
このような吊下コード端の固定構造は、筒状をなす上記巻軸16自体の構造が、表面に凹溝16aを設けて該凹溝16aの口部をコードクリップ部材35で覆った単純な筒状形態であり、該コードクリップ部材35の凹溝16aに対する固定も、コードクリップ部材35の下面側に固定用ナット36を収容できる程度の凹部35bを設けるために該コードクリップ部材35に外側への僅かな膨らみが生じる程度であって、巻軸16の外周における各吊下コード12の巻き領域40や、該吊下コード12の弛みが予想される領域に、該吊下コード12が引っ掛かったりする凹凸をもたない形態であり、そのため、吊下コード12に弛みが生じたときにそれがもつれたり絡んだりするのを抑制することができる。
なお、巻軸16を支持する軸受30は、巻軸16の外周における各吊下コード12の巻き領域40を区画する機能をも発揮し、少なくともその存在によって吊下コード12にもつれを生じさせる可能性は殆どない筈である。
しかも、上述した吊下コード端の固定構造によれば、コードクリップ部材35への吊下コード12の係脱を、巻軸16の表面において行うことができ、万が一、該コードが絡まるようなことがあっても簡単に復元することができ、また、吊下コード12の伸び等があって下枠11が傾斜するようなことがあっても、上記固定ねじ37を緩めて巻軸16の表面に沿ってコードクリップ部材35を所要量だけ移動させ、該固定ねじ37を再度締めるだけの作業などで、装置の不具合を簡単に解消することができ、しかもコードクリップ部材35の位置決めを容易に行うことができる。
また、上記螺杆22と上記端蓋21の螺旋溝21aとにより上記巻軸16に与えられる該巻軸の1回転当たりの軸方向移動距離、つまり上記螺杆22のねじピッチは、上記吊下コード12の径と同じかそれよりも僅かに大きくして、上記駆動機構17による巻軸16の回転により吊下コード12が該巻軸16に巻かれるとき、巻軸16に対して吊下コード12が巻かれる範囲の長さが巻軸16の移動長さとほぼ一致するようにしているので、巻軸16に対して吊下コード12が整然と巻かれ、この構成によっても、吊下コード12に絡みなどが生じるのを抑制することができる。
更に、上記巻軸16は、それをハニカムスクリーン1が展張される方向に回転させる限度を超えて、つまり、図2に示すように、下枠11が建物開口部下枠43に達する状態を超えて更に巻軸16を回転させると、吊下コード12に弛みが生じたり、該吊下コード12が逆巻きされたりして、それが大きなトラブルの原因になる可能性がある。この問題を解消するため、上記ハニカムスクリーン装置においては、図11〜図13に示すように、巻軸16の端蓋21からその軸線方向に突出させた三角状突子25が、前記駆動機構17による巻軸16の回転に伴って上記ヘッドボックス10内における螺杆22の支持部材23に向かって軸線方向に移動し、該支持部材23に設けた三角状の巻軸ストッパ26に係止して停止するように構成している。そのため、駆動機構17による下枠11の下降限度を安定的に設定し、その限度位置において下枠11を確実に停止させることができる。なお、巻軸16の端蓋21の三角状突子25を固定側の巻軸ストッパ26に安定的に係止させるため、上記螺杆22と巻軸の端蓋21におけるねじの切り始めの位置を適切に調整することが望まれる。
1 ハニカムスクリーン
2 筒状部
3 中空部
10 ヘッドボックス(上枠)
11 下枠
12 吊下コード
15 昇降機構
16 巻軸
17 駆動機構
21a 螺旋溝
22 螺杆
30 軸受
35 コードクリップ部材

Claims (4)

  1. 折り畳み可能な可撓のシート状材料により形成した筒状部が単層または複数層で一方向に順次連接された形態に形成され、上記筒状部により形成された中空部を水平方向に向けて該中空部が上下方向に多重化されたハニカムスクリーンの上下端を、それぞれ上枠及び下枠に取り付け、該下枠を昇降機構により上下方向に駆動可能にすることにより、該ハニカムスクリーンを展張・折り畳み自在としたハニカムスクリーン装置において、
    上記昇降機構が、上記上枠を構成するヘッドボックス内に、下枠の長手方向の複数位置にそれぞれ取り付けて上記ハニカムスクリーン内を上方に導出した複数のコードをそれぞれ巻き取る単一の円筒状の巻軸を備え、該巻軸は上記ヘッドボックス内の軸受によりその回転及び軸線方向の移動を可能にして支持させると共に、それを回転させる駆動機構に接続し、且つ該巻軸はその一端から内挿された螺杆と螺合する螺旋溝を備えることにより、巻軸自体の回転に伴って該巻軸がその軸線方向に移動するものとし、その巻軸の1回転当たりの移動距離を上記コードの径と同じかそれよりも僅かに大きくし、
    上記巻軸の表面に該巻軸の母線に沿って内底が拡幅された凹溝を設けて、該凹溝にその口部を覆うコードクリップ部材を上記母線方向に摺動自在に嵌挿し、該コードクリップ部材に前記コードの端部を係止させる係止部を設けると共に、該係止部から離れた位置で上記凹溝内底側の拡幅により形成された凹溝口縁に係止する固定部材により、該コードクリップ部材を上記凹溝に沿う任意位置に固定可能にし、
    上記巻軸が、その外周における各コードの巻き領域及び該コードの弛みが予想される領域に、該コードが引っ掛かる凹凸をもたない形態に形成されている
    ことを特徴とするハニカムスクリーン装置の昇降機構。
  2. 上記固定部材として、コードクリップ部材の下面に固定用ナットが嵌入する凹部を形成し、該凹部上からそこに嵌入した上記固定部材を形成する固定用ナットに固定ねじを螺締し、該固定用ナットの側辺側突部を上記凹溝口縁に係止させている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のハニカムスクリーン装置の昇降機構。
  3. 上記巻軸をヘッドボックス内に支持する軸受が、ヘッドボックス内にその長手方向に沿って設けたガイド部に沿ってガイドされる摺接部を有すると共に、上記ヘッドボックスの底部に設けた孔に弾性的に嵌入してその位置に該軸受を保持させる軸受ストッパを有し、該軸受ストッパに、下枠に取り付けてヘッドボックス内に導入するコードを挿通するための通孔を開設している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカムスクリーン装置の昇降機構。
  4. 上記巻軸をハニカムスクリーンが展張される方向に回転させる限度を、巻軸の端蓋からその軸線方向に突出させた突子が、前記駆動機構による巻軸の回転に伴って軸線方向に移動し、上記ヘッドボックスにおける前記螺杆の支持部材に設けた巻軸ストッパに係止して停止する位置とした、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のハニカムスクリーン装置の昇降機構。
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