JP2017007435A - ステアリング装置 - Google Patents

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雅芳 作田
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Atsumune Hase
篤宗 長谷
祐 明法寺
Hiroshi Myohoji
祐 明法寺
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Abstract

【課題】組立順序の自由度が高くて組立性に優れたステアリング装置を提供する。【解決手段】テレスコ調整時にロアージャケット8に対してアッパージャケット7がコラム軸方向Xに移動する。このとき、テレスコストッパ110が、アッパージャケット7と一体移動する当接部材43(一体移動部材)に当接することで、アッパージャケット7のテレスコストローク範囲の一端位置が規制される。コラム軸方向Xと直交する方向に延びる締付軸21(軸部材)が、ロアージャケット8に支持される。テレスコストッパ110は、第1部分111と、テレスコ調整時に当接部材43と当接する第2部分112とを含む。第1部分111は、締付軸21が収容された収容部114を区画し、収容部114に締付軸21を径方向Rに組み入れ可能なスリット115を形成する。【選択図】図6

Description

本発明はステアリング装置に関する。
特許文献1では、車体後方側(アッパー側)のインナーコラムにねじ固定されたストッパが、車体前方側(ロアー側)のアウターコラムの軸方向に延びる長孔により案内されて、インナーコラムが、テレスコピック移動する。アウターコラムには、前記長孔の開口部を覆うカバーが、ねじ固定されており、そのカバーに、エネルギ吸収プレートが形成されている。
特許文献1では、ストッパの前板に取り付けられた緩衝部材が、前記衝撃エネルギ吸収プレートに当接することで、インナーコラムの車体前方側のテレスコピック移動端が規制される。
また、ストッパの後板に取り付けられた緩衝部材が、長孔の車体後方側の内側面に当接することで、インナーコラムの車体後方側のテレスコピック移動端が規制される。
特開2011−178304号公報
特許文献1の構造の組立においては、下記の組立順序に限定される。すなわち、アウターコラムにインナーコラムが挿通された後に、ストッパが、アウターコラムの長孔に配置された状態でインナーコラムに、ねじ固定される。その後、カバーが、長孔およびストッパを覆う状態で、アウターコラムに、ねじ固定される。
特許文献1のようにしてテレスコピック移動端を規制する構造に限らず、他の構造であっても、組立順序に制限があると、組立性が低下する。
本発明の目的は、組立順序の自由度が高くて組立性に優れたステアリング装置を提供することである。
請求項1の発明は、コラム軸方向(X)に伸縮可能なステアリングシャフト(3)と、ロアージャケット(8)と前記ロアージャケットに嵌合されてテレスコ調整のために前記ロアージャケットに対して前記コラム軸方向に摺動するアッパージャケット(7)とを含み、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムジャケット(6)と、前記アッパージャケットに設けられテレスコ調整時に前記アッパージャケットと一体移動する一体移動部材(43)と、前記ロアージャケットに支持され、前記コラム軸方向と直交する方向(J)に延びる軸部材(21)と、前記軸部材が収容された収容部(114)を区画し前記収容部に前記軸部材を前記軸部材の径方向に組み入れ可能なスリット(115)を形成した第1部分(111)と、テレスコ調整時に前記一体移動部材と当接する第2部分(112)とを含み、前記アッパージャケットのテレスコストローク範囲の一端位置を規制するテレスコストッパ(110;110P;110Q;110R)と、を備えるステアリング装置(1)を提供する。
請求項2のように、前記テレスコストッパは前記軸部材の周方向(K)に回転可能であり、前記ロアージャケットに直接または間接的に支持され、前記テレスコストッパの前記第2部分が前記一体移動部材と前記コラム軸方向に対向するように前記軸部材回りの前記テレスコストッパの回転位置を規制する規制部材(120;120P;120,120Q)を備えていてもよい。
請求項3のように、前記規制部材と前記一体移動部材とは、前記軸部材の軸方向(J)に離隔していてもよい。
請求項4の発明は、コラム軸方向に伸縮可能なステアリングシャフトと、ロアージャケットと前記ロアージャケットに嵌合されてテレスコ調整のために前記ロアージャケットに対して前記コラム軸方向に摺動するアッパージャケットとを含み、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムジャケットと、前記アッパージャケットに設けられテレスコ調整時に前記アッパージャケットと一体移動する一体移動部材と、前記ロアージャケットに支持され、前記コラム軸方向と直交する方向に延びる軸部材と、前記軸部材に回転可能に支持され、前記一体移動部材と前記コラム軸方向に対向してテレスコ調整時に前記一体移動部材と当接することにより前記アッパージャケットのテレスコストローク範囲の一端位置を規制可能な規制位置と前記規制位置から退避する退避位置とに変位するテレスコストッパ(110)と、を備えるステアリング装置を提供する。
請求項5のように、前記ロアージャケットは、スリット(26)と前記スリットの両側に配置された一対の被締付部(19)とを含んで弾性的に縮径可能であり、前記一対の被締付部の締付軸挿通孔(29)に支持された前記軸部材としての締付軸(21)と前記締付軸を回転操作する操作レバー(20)とを含み、前記締付軸を介して前記一対の被締付部を締め付けることで前記ロアージャケットに前記アッパージャケットを所定のテレスコストローク位置に保持させる締付機構(18)を備えていてもよい。
請求項1の発明では、ロアージャケットに対してアッパージャケットおよび軸部材が組み付けられた後に、軸部材をテレスコストッパのスリットを通して収容部に組み入れるようにして、軸部材に対してテレスコストッパを径方向から組み付ける(いわゆる後組付けする)ことができる。このため、組付時において、ロアージャケットに対して、アッパージャケットおよび軸部材の何れを先に組み付けてもよい。組付順序の自由度が増大することにより組付性が向上する。
請求項2の発明では、テレスコストッパが一体移動部材とコラム軸方向に対向するように、軸部材回りのテレスコストッパの回転位置が規制部材によって規制される。これにより、テレスコストッパが、テレスコ調整時にアッパージャケットのテレスコスストローク範囲の一端位置を規制可能な位置に規制される。
請求項3の発明では、アッパージャケットをロアージャケットに対してコラム軸方向に装着するときに、一体移動部材が規制部材と干渉することがない。
請求項4の発明では、組付時において、ロアージャケットに対して軸部材およびテレスコストッパが組み付けられてテレスコストッパが退避位置にある状態で、アッパージャケットを組み付けることができる。組付順序の自由度が増大することにより、組付性が向上する。
請求項5の発明では、テレスコストッパを支持する軸部材として締付機構の締付軸を用いるので、テレスコストッパを支持する軸部材を締付軸とは別に設ける場合と比較して、構造を簡素化することができる。
本発明の第1実施形態のステアリング装置の模式的側面図である。 第1実施形態のステアリング装置の概略斜視図である。 第1実施形態のステアリング装置の断面図であり、図1のIII−III線に沿って切断された断面図に相当する。 (a)は第1実施形態において、ツースロック機構の概略分解斜視図であり、(b)は第1実施形態のテレスコストッパの拡大斜視図である。 第1実施形態におけるツースロック機構の模式的側面図である。(a)は噛合状態を示し、(b)は噛合解除状態を示している。 第1実施形態のステアリング装置の要部の模式的側面図である。(a)は、テレスコストッパを締付軸に組み付ける工程を示している。(b)は、テレスコストッパが締付軸に組み付けられた状態を示している。(c)は、テレスコ調整時に、テレスコストッパがアッパージャケットのテレスコストローク範囲の上端位置(テレスコロング位置)を規制する状態を示している。 第1実施形態のステアリング装置の要部の模式的平面図であり、ロアージャケットに対してアッパージャケットをコラム軸方向に組み付ける工程を示している。 本発明の第2実施形態のステアリング装置の要部の模式的側面図である。(a)は、テレスコストッパを締付軸に組み付ける工程を示している。(b)は、テレスコストッパを退避位置に変位させた状態で、ロアージャケットに対してアッパージャケットを組み付ける工程を示している。(c)は、テレスコストッパが進出位置に変位された状態を示している。 本発明の第3実施形態のステアリング装置の要部の模式的側面図である。(a)は、テレスコストッパを締付軸に組み付ける工程を示している。(b)は、テレスコストッパが締付軸に組み付けられた状態を示している。 本発明の第4実施形態のステアリング装置の要部の模式的側面図である。(a)は、テレスコストッパを締付軸に組み付ける工程を示している。(b)は、テレスコストッパが締付軸に組み付けられた状態を示している。 本発明の第5実施形態において、テレスコストッパの概略図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るステアリング装置1の概略側面図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2が一端(軸方向上端)に連結されたステアリングシャフト3と、インターミディエイトシャフト4等を介してステアリングシャフト3と連結された転舵機構5とを備える。
転舵機構5は、操舵部材2の操舵に連動して転舵輪(図示せず)を転舵する例えばラックアンドピニオン機構である。操舵部材2の回転は、ステアリングシャフト3およびインターミディエイトシャフト4等を介して転舵機構5に伝達される。また、転舵機構5に伝達された回転は、図示しないラック軸の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪が転舵される。
ステアリングシャフト3は、例えばスプライン嵌合やセレーション嵌合によって相対摺動可能に嵌合された筒状のアッパーシャフト3Uとロアーシャフト3Lとを有している。操舵部材2は、アッパーシャフト3Uの一端に連結されている。また、ステアリングシャフト3は、コラム軸方向Xに伸縮可能である。
ステアリング装置1は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持する中空のコラムジャケット6を備える。コラムジャケット6は、筒状のインナージャケットとしてのアッパージャケット7と、アッパージャケット7に嵌合した筒状のアウタージャケットとしてのロアージャケット8とを備える。
ステアリングシャフト3は、コラムジャケット6内に挿通されており、複数の軸受9,10を介してコラムジャケット6によって回転可能に支持されている。アッパージャケット7は、軸受9を介してコラム軸方向Xに同行移動可能にアッパーシャフト3Uに連結されている。ロアージャケット8は、軸受10を介してロアーシャフト3Lを回転可能に支持している。アッパージャケット7がロアージャケット8に対してコラム軸方向Xに移動することによって、コラムジャケット6は、ステアリングシャフト3とともにコラム軸方向Xに伸縮可能である。
ステアリング装置1は、車体13に固定される固定ブラケット14と、固定ブラケット14によって支持されたチルト中心軸15と、ロアージャケット8の外周に固定され、チルト中心軸15によって回転可能に支持されたコラムブラケット16とを備える。コラムジャケット6およびステアリングシャフト3は、チルト中心軸15の中心軸線であるチルト中心CCを支点にしてチルト方向Yに回動可能(チルト可能)となっている。
チルト中心CC回りにステアリングシャフト3およびコラムジャケット6を回動(チルト)させることで、操舵部材2の位置を調整できるようになっている(いわゆるチルト調整)。また、ステアリングシャフト3およびコラムジャケット6をコラム軸方向Xに伸縮させることで、操舵部材2の位置を調整できるようになっている(いわゆるテレスコ調整)。
図1および図6(c)を参照して、ステアリング装置1は、アッパージャケット7のテレスコストローク範囲の上端位置(テレスコロング位置)を規制するテレスコストッパ110を備えている。具体的には、テレスコストッパ110は、テレスコ調整時に、アッパージャケット7と一体移動する一体移動部材としての当接部材43に当接することにより、アッパージャケット7のテレスコロング位置を規制する。
図1および図3を参照して、ロアージャケット8は、コラム軸方向Xに延びる案内溝27を形成している。案内溝27には、アッパージャケット7に固定された被案内突起28が嵌合している。案内溝27は、被案内突起28を介してアッパージャケット7のコラム軸方向Xの移動を案内しつつ、ロアージャケット8に対するアッパージャケット7の回転を規制する。また、案内溝27のコラム軸方向Xの上方側XUの溝端27Uが被案内突起28と当接することにより、ロアージャケット8からのアッパージャケット7の抜けが防止される。
図1に示すように、案内溝27において、コラム軸方向Xの下方側XL(車両前方側)の溝端27Lは、テレスコショート時のテレスコストッパとして機能する。すなわち、テレスコ調整時に、コラム軸方向Xの下方側XLの溝端27Lは、アッパージャケット7と一体移動する被案内突起28と当接することにより、アッパージャケット7のテレスコストローク範囲の下端位置(テレスコショート位置)を規制する。
ステアリング装置1は、車体13に固定される取付板24を含むブラケット17と、ロアージャケット8のコラム軸方向Xの上部に一体に設けられた一対の被締付部19を締め付けることによりチルトロックおよびテレスコロックを達成する締付機構18とを備える。
図1およびステアリング装置1の概略斜視図である図2に示すように、締付機構18は、操作レバー20と、軸部材としての締付軸21と、回転カム31および非回転カム(一方の締付部材32)を含む力変換機構30と、ナット33と、他方の締付部材34と、ワッシャ36および針状ころ軸受37を含む介在部材35とを備えている。
操作レバー20は、運転者が回転操作する操作部材として機能する。軸部材としての締付軸21は、コラム軸方向Xと直交する方向に延びている。締付軸21は、操作レバー20と一体回転可能である。締付軸21の中心軸線C1が、操作レバー20の回転中心に相当する。
図2に示すように、ロアージャケット8は、コラム軸方向Xの上端から下方に延びるスリット26を含む。一対の被締付部19は、スリット26の両側に配置されている。一対の被締付部19が両側から押圧クランプされて締め付けられることにより、ロアージャケット8は、弾性的に縮径可能である。
図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。図3に示すように、ブラケット17は、車体13に取り付けられた取付板24と、取付板24からチルト方向Yの下方に延びる一対の側板22とを備えている。
ロアージャケット8の一対の被締付部19は、一対の側板22間に配置され、対応する側板22の内側面22bにそれぞれ沿う板状をなしている。各側板22の内側面22bが、それぞれ対応する被締付部19の外側面19aに対向している。
ロアージャケット8の各被締付部19には、締付軸21が挿通される円孔からなる締付軸挿通孔29が形成されている。締付軸21と、ロアージャケット8と、アッパージャケット7と、ステアリングシャフト3とは、チルト調整時に、チルト方向Yに一体に移動する。
締付軸21は、ブラケット17の両側板22のチルト用長孔23およびロアージャケット8の両被締付部19の締付軸挿通孔29に挿通するボルトからなる。締付軸21の一端に設けられた大径の頭部21aは、操作レバー20と一体回転可能に固定されている。
力変換機構30は、締付軸21の頭部21aと一方の側板22との間に介在し、操作レバー20の操作トルクを締付軸21の軸力(一対の側板22を締め付けるための締付力)に変換する。
力変換機構30は、回転カム31と、非回転カムである一方の締付部材32とを含む。回転カム31は、操作レバー20と一体回転可能に連結され、締付軸21に対して締付軸21の中心軸方向である締付軸方向Jの移動が規制されている。一方の締付部材32は、回転カム31に対してカム係合し、一方の側板22を締め付ける。
締付機構18のナット33は、締付軸21の他端のねじ部21bにねじ嵌合している。他方の締付部材34は、他方の側板22の外側面22aを押圧して締め付ける。介在部材35は、他方の締付部材34とナット33との間に介在している。
介在部材35は、ナット33と他方の締付部材34との間に介在するワッシャ36と、ワッシャ36と他方の締付部材34との間に介在する針状ころ軸受37とを備える。
ナット33とブラケット17の他方の側板22との間に、他方の締付部材34と、介在部材35とが介在している。回転カム31と、一方の締付部材32(非回転カム)と、他方の締付部材34と、介在部材35とは、締付軸21の外周によって支持されている。
一方の締付部材32(非回転カム)および他方の締付部材34は、それぞれ対応する側板22の外側面22aを押圧して締め付ける締付板部32a,34aと、それぞれ対応するチルト用長孔23に嵌合されたボス部32b,34bとを有している。各ボス部32b,34bと対応するチルト用長孔23との嵌合によって、各締付部材32,34の回転が規制されている。
また、一方の締付部材32(非回転カム)および他方の締付部材34は、締付軸21によって締付軸方向Jに移動可能に支持されている。
操作レバー20のロック方向への回転に伴って、回転カム31が一方の締付部材32(非回転カム)に対して回転することにより、一方の締付部材32が締付軸方向Jに移動されて、両締付部材32,34(の締付板部32a,34a)によって、ブラケット17の一対の側板22の外側面22aが押圧されて締め付けられる。
これにより、ブラケット17の各側板22の内側面22bが、ロアージャケット8の対応する被締付部19の外側面19aを締め付ける。その結果、ロアージャケット8のチルト方向Yの移動が規制されて、チルトロックが達成される。また、両被締付部19が締め付られることで、ロアージャケット8が、弾性的に縮径してアッパージャケット7を締め付ける。これにより、アッパージャケット7のコラム軸方向Xの移動が規制されて、テレスコロックが達成される。
図4(a)を参照して、アッパージャケット7のテレスコストローク範囲の上端位置(テレスコロング位置)を規制するテレスコストッパ110は、軸部材としての締付軸21によって相対回転可能に支持されている。
テレスコストッパ110は、第1部分111と、第2部分112と、係合凸部113とを備える。
拡大図である図4(b)に示すように、第1部分111は、例えばC形環状をなしており、収容部114およびスリット115を区画している。収容部114は締付軸21を収容している。C形環状をなす第1部分111は、一対の周方向端部111aを有している。
スリット115は、第1部分111の一対の周方向端部111a間に形成されている。スリット115は、図6(a)および(b)に示すように、収容部114に締付軸21を径方向Rに組み入れ可能である。すなわち、テレスコストッパ110は、締付軸21に対して締付軸21の径方向Rに装着可能である。
第1部分111と締付軸21とが相対回転可能である。このため、テレスコストッパ110は、締付軸21に対して相対回転可能である。
第2部分112は、テレスコ調整時に、図6(c)に示すように、アッパージャケット7と一体移動する一体移動部材としての当接部材43に当接することにより、アッパージャケット7のテレスコロング位置を規制するストッパ部として機能する。
操作レバー20の操作によって締付軸21が回転しても、テレスコストッパ110は、テレスコストッパとしての機能を発揮できる位置に保持されている。具体的には、図4(a)に示すように、規制部材120が、ロアージャケット8の一方の被締付部19に一体に設けられている。規制部材120は、図6(b)に示すように、係合凸部113のコラム軸方向Xの上方側XU(車両後方側)の端面113aと当接することにより、締付軸21回りのテレスコストッパ110の回転位置を規制し、図4(a)および図6(b)に示すように、テレスコストッパ110(の第2部分112)が当接部材43とコラム軸方向Xに対向するようにしている。
図4(b)に示すように、テレスコストッパ110において、前記ストッパ部として機能する第2部分112と、テレスコストッパ110の回転位置を規制するために規制部材120に当接する係合凸部113とは、締付軸方向Jに離隔している。係合凸部113は、第1部分111および第2部分112の少なくとも一方から締付軸方向Jに突出している。
規制部材120と当接部材43とは、締付軸方向Jに離隔している。このため、図7に示すように、ロアージャケット8に対してアッパージャケット7をコラム軸方向Xに組み付けるときに、当接部材43が規制部材120と干渉しない。
図4(a)および模式的側面図である図5(a)に示すように、ステアリング装置1は、二次衝突時のテレスコ方向の初期拘束の安定化のために(換言すると、二次衝突の初期にアッパージャケット7のテレスコ位置を保持するために)、締付機構18による締付時に歯どうしを噛み合わせるツースロック機構TLをさらに備える。
ツースロック機構TLは、第1歯41を形成しアッパージャケット7とコラム軸方向Xに一体移動する第1歯形成部材40と、第1歯41と噛み合う第2歯51を形成し支点回りに回転支持された第2歯形成部材50と、締付軸21の回転に第2歯形成部材50の運動を連動させる連動機構60とを備える。
また、第2歯形成部材50は、前記支点回りに回転支持される第1部分52と第1部分52から離隔し第2歯51を形成した第2部分53とを含む。
また、ツースロック機構TLは、第1部分52をコラム軸方向Xに案内する第1案内機構70と、第2部分53を第1歯41と第2歯51の噛合状態でコラム軸方向Xと直交する直交方向Zに案内する第2案内機構80とを備える。
図4(a)に示すように、第1歯形成部材40は、コラム軸方向Xに長手に延びる板材を用いて形成され、アッパージャケット7の外周面に溶接等によって固定されている。第1歯形成部材40は、その表面40aに、コラム軸方向Xに延びる凹溝42を形成している。
凹溝42は、コラム軸方向Xに延びて締付軸方向Jに互いに対向する一対の内壁面を有している。これら一対の内壁面には、それぞれコラム軸方向Xに並べられた複数の第1歯41を含む一対の第1歯列41Lが形成されている。
一対の第1歯列41Lの第1歯41の歯先同士が、締付軸方向Jに対向している。第1歯41の歯筋方向D(歯幅方向に相当)は、コラム軸方向Xおよび締付軸方向Jの双方と直交するように凹溝42の深さ方向に延びている。
第1歯形成部材40は、図示しないボルト等によってアッパージャケット7の外周面に固定されていてもよい。また、第1歯形成部材40は、アッパージャケット7と単一の材料で一体に形成されていてもよい。
第2歯形成部材50は、第2部分53において第1歯形成部材40側の面に、第2歯51が複数並べて形成された一対の第2歯列51Lを設けている。図4(a)に示すように、一対の第2歯列51Lは、互いの第2歯51の歯先を互いに逆向きの外側方に向けている。各第2歯列51Lの第2歯51は、対応する第1歯列41Lの第1歯41に対して歯筋方向Dから噛み合い可能である。
一対の第1歯列41Lが締付軸方向Jの両側に配置され、歯筋方向Dがコラム軸方向Xおよび締付軸方向Jに対して直交しているので、二次衝突時に第2歯51と第1歯41との間で、歯とびが発生することを抑制することができる。
第1案内機構70は、第2歯形成部材50の第1部分52から両外側方へ突出する一対の第1軸71と、ロアージャケット8の一対の被締付部19にそれぞれ設けられたコラム軸方向Xに延びる長孔からなる一対の第1案内孔72とにより構成される。
第1案内孔72は、対応する第1軸71を挿通させてコラム軸方向Xにスライド可能に支持する。第1軸71は、前記支点としての中心軸線C2を有している。第1案内孔72の案内により、第1軸71は、締付軸21に対して平行な状態で、コラム軸方向Xに移動可能である。
第2案内機構80は、ロアージャケット8の一対の被締付部19の支持孔38に両端が支持された第2軸81と、第2歯形成部材50に設けられて第1歯41と第2歯51との噛合状態で直交方向Z[図5(a)も参照]に延びる長孔からなり、第2軸81が挿通された第2案内孔82とにより構成される。
図4(a)および図5(a)に示すように、連動機構60は、第2歯形成部材50を第1軸71の中心軸線C2回りに噛合側(第2歯51が第1歯41に噛合する側)へ回転付勢する付勢部材90と、付勢部材90に抗して、第2歯形成部材50を噛合解除側へ駆動する解除部材100とを備える。
付勢部材90は、被締付部19の係止部としての係止孔39に係止された第1端部91と、第2歯形成部材50の第2歯51と反対側で第2部分53に押圧係合した第2端部92と、第1端部91と第2端部92との間で締付軸21に巻き回されたコイル部93とを含むねじりばねからなる。
解除部材100は、締付軸21が一体回転可能にスプライン嵌合された嵌合孔101(スプライン孔)を有する環状の本体102と、本体102の外周から突出する解除部としての解除突起103とを備えている。
解除突起103は、締付軸21のロック解除方向への回転に伴って、第2歯形成部材50の第2部分53に設けられた係合部としての係合突起54と係合することにより、付勢部材90に抗して、第2歯形成部材50を噛合解除側へ回転させる。
操作レバー20をロック方向[図5(b)において反時計回り]に回転操作すると、締付軸21とともに解除部材100が、図5(b)に示す状態から図5(a)に示す状態へと、反時計回りに回転される。
これにより、解除部材100の解除突起103が、第2歯形成部材50の係合突起54との係合を解除するため、付勢部材90が、第2歯形成部材50を、支点(第1軸71の中心軸線C2)を中心として時計回りに回転駆動し、第2歯51は、第1歯41に対して歯筋方向Dから噛み合う[図5(a)参照]。これにより、ツースロックによるテレスコロックが達成される。
逆に、操作レバー20をロック解除方向[図5(a)において時計回り]に回転操作すると、締付軸21とともに解除部材100が、図5(a)に示す状態から図5(b)に示す状態へと、時計回りに回転される。
これにより、解除部材100の解除突起103が、第2歯形成部材50の係合突起54を押し上げるため、第2歯形成部材50は、支点(第1軸71の中心軸線C2)を中心として反時計回りに回転駆動され、第2歯51が、第1歯41から歯筋方向Dに沿って離間し、噛合が解除される[図5(b)参照]。これにより、ツースロックによるテレスコロックが解除される。
本実施形態では、図6(a)に示すように、ロアージャケット8に対してアッパージャケット7および軸部材としての締付軸21が組み付けられた後に、図6(b)に示すように、締付軸21をテレスコストッパ110のスリット115を通して収容部114に組み入れるようにして、締付軸21に対してテレスコストッパ110を径方向Rから組み付けることができる。したがって、ロアージャケット8に締付軸21を組み付けた後に、テレスコストッパ110を組み付ける、いわゆる後組み付けが可能となる。
したがって、組付時において、図6(a)に示すようにテレスコストッパ110を組み付ける前の段階では、ロアージャケット8に対して、アッパージャケット7および締付軸21(軸部材)の何れを先に組み付けてもよい。これにより、組付順序の自由度が増大することにより組付性が向上する。
また、図6(b)に示すように、締付軸21の周方向Kに回転可能なテレスコストッパ110が一体移動部材としての当接部材43とコラム軸方向Xに対向するように、締付軸21回りのテレスコストッパ110の回転位置が規制部材120によって規制される。これにより、テレスコストッパ110が、テレスコ調整時に、図6(c)に示すように、アッパージャケット7のテレスコスストローク範囲の上端位置(テレスコロング位置)を規制可能な位置に規制される。
また、図4(a)に示すように、規制部材120と当接部材43(一体移動部材)とが、締付軸方向Jに離隔している。このため、図7に示すように、アッパージャケット7をロアージャケット8に対してコラム軸方向Xに嵌合させるときに、当接部材43が規制部材120と干渉することがない。
また、テレスコストッパ110を支持する軸部材として、締付機構18の締付軸21を用いるので、テレスコストッパ110を支持する軸部材を締付軸21とは別に設ける場合と比較して、構造を簡素化することができる。
(第2実施形態)
図8(a)〜(c)は、本発明の第2実施形態のステアリング装置の要部の模式的側面図である。
第2実施形態では、締付軸21に回転可能に支持されたテレスコストッパ110が、当接部材43(一体移動部材)とコラム軸方向Xに対向する規制位置[図8(c)参照]と、前記規制位置から退避する退避位置[図8(b)参照]とに変位するように、締付軸21(軸部材)によって第1回転方向Z1および第2回転方向Z2に回転可能に支持されている。
テレスコストッパ110の規制位置は、テレスコ調整時にテレスコストッパ110が当接部材43(一体移動部材)に当接することにより、アッパージャケット7のテレスコストローク範囲の上端位置を規制可能な位置である。
図8(a)に示すように、テレスコストッパ110が、ロアージャケット8に組み付けられた締付軸21(軸部材)に径方向Rに組み付けられる。
次いで、図8(b)に示すように、ロアージャケット8に対して締付軸21およびテレスコストッパ110が組み付けられてテレスコストッパ110が退避位置にある状態で、アッパージャケット7が、コラム軸方向Xに組み付けられる。このため、組付順序の自由度が増大することにより、組付性が向上する。
アッパージャケット7が組み付けられた後に、図8(c)に示すように、テレスコストッパ110が、規制位置に回転変位されて、規制部材120により回転規制される。
第2実施形態において、スリット115を有して締付軸21に径方向Rに装着可能なテレスコストッパ110に代えて、図示していないが、周方向に連続した形状を有して締付軸21の径方向Rに装着不能(締付軸21の軸方向に装着可能)なテレスコストッパを用いてもよい。
(第3実施形態)
図9(a)および(b)は本発明の第3実施形態を示している。図9(a)は、第3実施形態において、テレスコストッパ110Pを締付軸21(軸部材)に組み付ける工程を示している。図9(b)は、第3実施形態において、テレスコストッパ110Pが締付軸21に組み付けられた状態を示している。
図9(a)および(b)の第3実施形態が、図6(a)および(b)の第1実施形態と異なるのは、下記である。
すなわち、図6(a)および(b)の第1実施形態では、締付軸21(軸部材)の周方向Kに回転可能なテレスコストッパ110の一方向の回転を規制する規制部材120のみが、設けられている。
これに対して、図9(a),(b)に示される第3実施形態では、規制部材120Pは、第1規制面120Paと、第2規制面120Pbとを有しており、これらの規制面120Pa,120Pbによって、テレスコストッパ110Pの双方向(第1回転方向Z1および第2回転方向Z2)の回転が規制される。
具体的には、テレスコストッパ110Pの係合凸部113Pが、第1係合面113Paと、第2係合面113Pbとを有している。第1規制面120Paは、テレスコストッパ110Pの第1係合面113Paと係合して、テレスコストッパ110Pの第1回転方向Z1の回転を規制する。第2規制面120Pbは、テレスコストッパ110Pの第2係合面113Pbと係合して、テレスコストッパ110Pの第2回転方向Z2の回転を規制する。
第3実施形態の構成要素において、第1実施形態と同じ構成要素には、第1実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。第3実施形態では、第1実施形態と同じ効果を奏する。さらに、車両の振動等が伝達されても、テレスコストッパ110Pを当接部材43(一体移動部材)と軸方向Xに対向する位置に保持しておくことができる。
図示していないが、テレスコストッパ110Pの係合凸部113Pが、第1係合面113Paを有する第1係合凸部と、第2係合面113Pbを有する第2係合凸部とに、独立して構成されてもよい。また、図示していないが、規制部材120Pが、第1規制面120Paを有する第1規制部材と、第2規制面120Pbとを有する第2規制部材とに、独立して構成されてもよい。
(第4実施形態)
図10(a)および(b)は本発明の第4実施形態を示している。図10(a)は、第4実施形態において、テレスコストッパ110Qを締付軸21(軸部材)に組み付ける工程を示している。図10(b)は、第4実施形態において、テレスコストッパ110Qが締付軸21に組み付けられた状態を示している。
図10(a)および(b)の第4実施形態が、図6(a)および(b)の第1実施形態と異なるのは、下記である。
すなわち、図6(a)および(b)の第1実施形態では、締付軸21(軸部材)の周方向Kに回転可能なテレスコストッパ110の一方向の回転を規制する規制部材120のみが設けられている。
これに対して、図10(a),(b)に示される第4実施形態では、規制部材として、第1実施形態の規制部材120と同じ構成である第1規制部材120と、被締付部19から突出形成された第2規制部材120Qとを設けており、両規制部材120,120Qによって、テレスコストッパ110Qの双方向(第1回転方向Z1および第2回転方向Z2)の回転が規制される。
テレスコストッパ110Qが、第1実施形態の係合凸部113と同じ構成の第1係合凸部113Qと、第1部分111から軸直角方向に突出する第2係合凸部116Qとを備えている。
第1規制部材120は、第1係合凸部113Qと当接することにより、テレスコストッパ110Qの第1回転方向Z1の回転を規制する。ロアージャケット8の被締付部19の第2規制部材120Qは、テレスコストッパ110Qの第2係合凸部116Qと当接することにより、テレスコストッパ110Qの第2回転方向Z2の回転を規制する。
図10(b)に示すように、第2規制部材120Qおよび第2係合凸部116Qは、テレスコ調整時の当接部材43(一体移動部材)の移動エリアから、コラム軸方向Xおよび締付軸21の軸方向である締付軸方向[図10(b)において紙面と直交する方向]の双方と直交する直交方向Vに離隔して配置されている。
このため、ロアージャケット8に対してアッパージャケット7を組み付けるときに、当接部材43が、第2規制部材120Qと干渉することがない。また、テレスコ調整時に、アッパージャケット7と一体移動する当接部材43が、第2規制部材120Qや第2係合凸部116Qと干渉することがない。
第4実施形態の構成要素において、第1実施形態と同じ構成要素には、第1実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。第4実施形態では、第1実施形態と同じ効果を奏する。さらに、車両の振動等が伝達されても、テレスコストッパ110Qを当接部材43(一体移動部材)と軸方向Xに対向する位置に保持しておくことができる。
本発明は各前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、図11の第5実施形態に示すように、テレスコストッパ110Rに例えばスリット115と反対方向に突出する例えばピン状の持ち手117Rを設けておいてもよい。その場合、テレスコストッパ110Rを締付軸21に組み付けるときに、持ち手117Rを持つことができるので、組み付け作業を行い易く、組付性が向上する。テレスコストッパ110Rを締付軸21に組み付けた後に、テレスコストッパ110Rから持ち手117Rを折り取るようにしてもよい。
また、各前記実施形態において、テレスコストッパが組み付けられる軸部材として、締付軸21以外の軸部材を用いてもよい。
また、ツースロック機構が廃止されていてもよい。その他、本発明は特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1…ステアリング装置、2…操舵部材、3…ステアリングシャフト、6…コラムジャケット、7…アッパージャケット、8…ロアージャケット、17…ブラケット、18…締付機構、19…被締付部、20…操作レバー、21…締付軸、22…側板、26…スリット、30…力変換機構、43…当接部材(一体移動部材)、110;110P;110Q;110R…テレスコストッパ、111…第1部分、111a…周方向端部、112…第2部分、113;113P…係合凸部、113Pa…第1係合面、113Pb…第2係合面、113Q…第1係合凸部、113a…端面、114…収容部、115…スリット、116Q…第2係合凸部、117R…持ち手、120…(第1)規制部材、120P…規制部材、120Pa…第1規制面、120Pb…第2規制面、120Q…第2規制部材、J…締付軸方向(締付軸の軸方向)、K…周方向、R…径方向、V…直交方向、X…コラム軸方向、Z1…第1回転方向、Z2…第2回転方向

Claims (5)

  1. コラム軸方向に伸縮可能なステアリングシャフトと、
    ロアージャケットと前記ロアージャケットに嵌合されてテレスコ調整のために前記ロアージャケットに対して前記コラム軸方向に摺動するアッパージャケットとを含み、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムジャケットと、
    前記アッパージャケットに設けられテレスコ調整時に前記アッパージャケットと一体移動する一体移動部材と、
    前記ロアージャケットに支持され、前記コラム軸方向と直交する方向に延びる軸部材と、
    前記軸部材が収容された収容部を区画し前記収容部に前記軸部材を前記軸部材の径方向に組み入れ可能なスリットを形成した第1部分と、テレスコ調整時に前記一体移動部材と当接する第2部分とを含み、前記アッパージャケットのテレスコストローク範囲の一端位置を規制するテレスコストッパと、を備えるステアリング装置。
  2. 請求項1において、前記テレスコストッパは前記軸部材の周方向に回転可能であり、
    前記ロアージャケットに直接または間接的に支持され、前記テレスコストッパの前記第2部分が前記一体移動部材と前記コラム軸方向に対向するように前記軸部材回りの前記テレスコストッパの回転位置を規制する規制部材を備えるステアリング装置。
  3. 請求項2において、前記規制部材と前記一体移動部材とは、前記軸部材の軸方向に離隔しているステアリング装置。
  4. コラム軸方向に伸縮可能なステアリングシャフトと、
    ロアージャケットと前記ロアージャケットに嵌合されてテレスコ調整のために前記ロアージャケットに対して前記コラム軸方向に摺動するアッパージャケットとを含み、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムジャケットと、
    前記アッパージャケットに設けられテレスコ調整時に前記アッパージャケットと一体移動する一体移動部材と、
    前記ロアージャケットに支持され、前記コラム軸方向と直交する方向に延びる軸部材と、
    前記軸部材に回転可能に支持され、前記一体移動部材と前記コラム軸方向に対向してテレスコ調整時に前記一体移動部材と当接することにより前記アッパージャケットのテレスコストローク範囲の一端位置を規制可能な規制位置と前記規制位置から退避する退避位置とに変位するテレスコストッパと、を備えるステアリング装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項において、前記ロアージャケットは、スリットと前記スリットの両側に配置された一対の被締付部とを含んで弾性的に縮径可能であり、
    前記一対の被締付部の締付軸挿通孔に支持された前記軸部材としての締付軸と前記締付軸を回転操作する操作レバーとを含み、前記締付軸を介して前記一対の被締付部を締め付けることで前記ロアージャケットに前記アッパージャケットを所定のテレスコストローク位置に保持させる締付機構を備えるステアリング装置。
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