JP2017006045A - 釣り用リール - Google Patents
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Abstract
【課題】アーバー径を変更できるスプールを備えた釣り用リールを提供する。【解決手段】釣り用リール1は、ライン(釣り糸)Lを巻き取るスプール2と、スプール2を支持するリール本体3と、を備える。スプール2は、スプール軸部21と、スプール軸部21に固定されたフランジ部22a又は22bと、スプール軸部21を囲んで配置される複数のピン(胴部材)20と、を含む。複数のピン20は、フランジ部22a又は22bにおける複数の第1の位置P1であってスプール軸部21から第1の距離R1を有する複数の第1の位置P1と、フランジ部22a又は22bにおける複数の第2の位置P2であってスプール軸部21から第2の距離R2を有する複数の第2の位置P2と、に選択的に固定可能である。リール本体3は、スプール2がスプール軸部21を中心として回転可能な状態となるように、スプール2を支持する。【選択図】図2
Description
本発明は、釣り竿に取り付けられて、ライン(釣り糸)を巻き取ったり、巻き取られているラインを送り出したりするための釣り用リールに関する。
釣り用リールにラインを巻き取ると、ラインに巻き癖がついてしまうことがある。ラインに巻き癖がつくと、ラインが扱いにくくなってしまう。フライフィッシング(毛ばり釣り)においては、錘(おもり)を使わないか、使うとしても軽い錘しか付けないので、巻き癖は特に問題になり得る。
釣り用リールは、ラインを巻き取るスプールと、スプールを回転可能とし且つスプールを収容するリール本体と、を備えている。スプールの胴部(巻き取り軸)の径を、本明細書においてはアーバー径という。アーバー径が小さいと、釣り用リールに巻き取られたラインの曲率半径が小さくなるので、強い巻き癖がついてしまう。そこで、最近のフライフィッシング用のリールでは、巻き癖がつきにくいように大きなアーバー径を有する「ラージアーバー」のものが人気となっている。
ラージアーバーのリールにおいては、アーバー径を大きくしたことと引き換えに、ラインの巻き容量が犠牲となっている。しかし、状況によっては、巻き容量を大きくしたい場合がある。例えば、太いラインや長いラインを使う場合には、ラインの総体積(ラインの断面積×長さ)が大きくなるので、巻き容量を大きくしないとラインをすべて巻き取れなくなることも起こり得る。
特開2004−290019号公報には、フランジの小さいスプールから、フランジの大きいスプールに交換することにより、巻き容量を大きくすることが記載されている。しかし、アーバー径を変更することは記載されていない。特開2004−290019号公報において、もともとのアーバー径が「小さい」場合に、アーバー径を変更できないのであれば、ラインを巻き取ると強い巻き癖が「常に」ついてしまう。一方、もともとのアーバー径が「大きい」場合に、フランジの大きいスプールに交換できるようにするためには、スプールを収容するリール本体のサイズを非常に大きくしなければならない。さらに、特開2004−290019号公報によれば、スプールごと交換しなくてはならないので、材料コストがかさみ、資源が無断となってしまう。
登録実用新案第3188190号公報には、スプールの胴部に下巻きをしてスプールの胴部の嵩上げをし、所望の糸巻き容量のスプールにすることが記載されている。これにより実質的にアーバー径の変更に近い結果となる。しかしながら、登録実用新案第3188190号公報によれば、下巻きのための追加部品が必要となる。また、下巻きのための追加部品の重さが加わるので、釣り用リールを取り付けた釣り竿全体の重量が増え、釣り竿が扱いにくくなってしまう。さらに、下巻きのための追加部品の重さによって、スプールという回転部材の重量が増えるので、スプールの角運動量を一定とするとスプールの角速度が小さくなる、すなわち、スプールのスムーズな回転が阻害される。
米国特許第6851637号明細書には、1つのリール本体に、アーバー径の小さいスプールを取り付けてもよいし、アーバー径の大きいスプールを取り付けてもよいことが記載されている。しかし、スプールごと交換しなくてはならないので、材料コストがかさみ、資源が無断となってしまう。
本発明の1つの観点に係る釣り用リールは、
釣り糸を巻き取るスプールと、前記スプールを支持するリール本体と、を備えた釣り用リールであって、
前記スプールは、
軸部と、
前記軸部に固定されたフランジ部と、
前記軸部を囲んで配置される複数の胴部材であって、前記フランジ部における複数の第1の位置であって前記軸部から第1の距離を有する前記複数の第1の位置と、前記フランジ部における複数の第2の位置であって前記軸部から第2の距離を有する前記複数の第2の位置と、に選択的に固定可能な前記複数の胴部材と、
を含み、
前記リール本体は、前記スプールが前記軸部を中心として回転可能な状態となるように、前記スプールを支持する。
釣り糸を巻き取るスプールと、前記スプールを支持するリール本体と、を備えた釣り用リールであって、
前記スプールは、
軸部と、
前記軸部に固定されたフランジ部と、
前記軸部を囲んで配置される複数の胴部材であって、前記フランジ部における複数の第1の位置であって前記軸部から第1の距離を有する前記複数の第1の位置と、前記フランジ部における複数の第2の位置であって前記軸部から第2の距離を有する前記複数の第2の位置と、に選択的に固定可能な前記複数の胴部材と、
を含み、
前記リール本体は、前記スプールが前記軸部を中心として回転可能な状態となるように、前記スプールを支持する。
本発明の別の観点に係る釣り用リールは、
釣り糸を巻き取るスプールと、前記スプールを支持するリール本体と、を備えた釣り用リールであって、
前記スプールは、
第1部分と第2部分とを有する軸部と、
前記軸部の前記第1部分に固定された第1フランジ部及び前記軸部の前記第2部分に固定された第2フランジ部と、
第1端部と第2端部とをそれぞれ有し、前記軸部を囲んで配置される複数の胴部材であって、
前記第1フランジ部における複数の第1の位置であって前記軸部から第1の距離を有する前記複数の第1の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の一方が固定され、前記第2フランジ部における複数の第3の位置であって前記軸部から前記第1の距離を有する前記複数の第3の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の他方が固定された第1の状態と、
前記第1フランジ部における複数の第2の位置であって前記軸部から第2の距離を有する前記複数の第2の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の一方が固定され、前記第2フランジ部における複数の第4の位置であって前記軸部から前記第2の距離を有する前記複数の第4の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の他方が固定された第2の状態と、
を選択的にとり得る前記複数の胴部材と、
を含み、
前記リール本体は、前記スプールが前記軸部を中心として回転可能な状態となるように、前記スプールを支持する。
釣り糸を巻き取るスプールと、前記スプールを支持するリール本体と、を備えた釣り用リールであって、
前記スプールは、
第1部分と第2部分とを有する軸部と、
前記軸部の前記第1部分に固定された第1フランジ部及び前記軸部の前記第2部分に固定された第2フランジ部と、
第1端部と第2端部とをそれぞれ有し、前記軸部を囲んで配置される複数の胴部材であって、
前記第1フランジ部における複数の第1の位置であって前記軸部から第1の距離を有する前記複数の第1の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の一方が固定され、前記第2フランジ部における複数の第3の位置であって前記軸部から前記第1の距離を有する前記複数の第3の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の他方が固定された第1の状態と、
前記第1フランジ部における複数の第2の位置であって前記軸部から第2の距離を有する前記複数の第2の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の一方が固定され、前記第2フランジ部における複数の第4の位置であって前記軸部から前記第2の距離を有する前記複数の第4の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の他方が固定された第2の状態と、
を選択的にとり得る前記複数の胴部材と、
を含み、
前記リール本体は、前記スプールが前記軸部を中心として回転可能な状態となるように、前記スプールを支持する。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に説明される実施形態は、本発明の一例を示すものであって、本発明の内容を限定するものではない。また、実施形態で説明される構成及び動作のすべてが本発明の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
<1.概要>
図1〜図6は、本発明の1つの実施形態を示す。図1〜図3は、アーバー径を大きくした状態を示し、図4〜図6は、アーバー径を小さくした状態を示す。釣り用リール1は、ラインLを巻き取るスプール2と、スプール2を回転可能とし且つスプール2を収容するリール本体3と、を備えている。
図1〜図6は、本発明の1つの実施形態を示す。図1〜図3は、アーバー径を大きくした状態を示し、図4〜図6は、アーバー径を小さくした状態を示す。釣り用リール1は、ラインLを巻き取るスプール2と、スプール2を回転可能とし且つスプール2を収容するリール本体3と、を備えている。
この実施形態は、スプール2の胴部(巻き取り軸)を複数のピン20で構成した点に、第1の特徴を有している。また、これらのピン20を、図1〜図3に示されるようにスプール2の回転中心Oからそれぞれ「第1の距離R1」だけ離れた「第1の位置P1」に固定したり、図4〜図6に示されるようにスプール2の回転中心Oからそれぞれ「第2の距離R2」だけ離れた「第2の位置P2」に固定したりすることができる点に、第2の特徴を有している。
「第1の位置P1」にピン20が固定された場合、「第1の距離R1」が、ほぼアーバー径に相当し、「第2の位置P2」にピン20が固定された場合、「第2の距離R2」が、ほぼアーバー径に相当する。
「第1の距離R1」>「第2の距離R2」であるとすると、複数のピン20を「第1の位置P1」に固定すればラージアーバーとなり、ラインの巻き癖を抑制できる。複数のピン20を「第2の位置P2」に固定すればスモールアーバーとなり、巻き容量を大きくすることができる。このようにして、1つのスプール2でアーバー径を変更することができる。
複数のピン20を「第1の位置P1」に固定するときは、複数のピン20は「第2の位置P2」には不要であり、複数のピン20を「第2の位置P2」に固定するときは、複数のピン20は「第1の位置P1」には不要なので、重量の増加や資源の無駄も抑制できる。
<2.詳細>
<2−1.リール本体3>
リール本体3は、スプール回転軸30と、リング部材31と、円盤部材32と、を備えている。リング部材31と円盤部材32とは、ほぼ同じ外径を有しており、これらは互いに複数の連結ピン33により連結され固定されている。また、図示しない釣り竿にリール本体3を固定するための固定具34が、少なくとも1つの連結ピン33に固定されていてもよい。
<2−1.リール本体3>
リール本体3は、スプール回転軸30と、リング部材31と、円盤部材32と、を備えている。リング部材31と円盤部材32とは、ほぼ同じ外径を有しており、これらは互いに複数の連結ピン33により連結され固定されている。また、図示しない釣り竿にリール本体3を固定するための固定具34が、少なくとも1つの連結ピン33に固定されていてもよい。
スプール回転軸30は、円盤部材32の中央に支持されている。スプール回転軸30は、円盤部材32に対して回転可能となっている。円盤部材32には、スプール回転軸30の回転方向を規制するための図示しないラチェット機構が設けられており、このラチェット機構は、スプール回転軸30の回転方向を切り替えできるように構成されてもよい。
<2−2.スプール2>
スプール2は、円筒空洞状のスプール軸部21と、第1及び第2フランジ部22a及び22bと、を備えている。スプール軸部21の一方の端部である第1部分21aには第1フランジ部22aが固定され、スプール軸部21の他方の端部である第2部分21bには第2フランジ部22bが固定されている。
スプール2は、円筒空洞状のスプール軸部21と、第1及び第2フランジ部22a及び22bと、を備えている。スプール軸部21の一方の端部である第1部分21aには第1フランジ部22aが固定され、スプール軸部21の他方の端部である第2部分21bには第2フランジ部22bが固定されている。
スプール回転軸30が、スプール軸部21の第2部分21bに挿入され、スプール軸部21の第1部分21aまで貫通し得る。スプール軸部21を貫通したスプール回転軸30に、ネジ35がねじ込まれて固定されたとき、スプール2はスプール回転軸30の周りに回転可能な状態でリール本体3に支持されるようになっている。上述のようにスプール回転軸30が円盤部材32に対して回転可能である場合、スプール2はスプール回転軸30と一体となって回転してもよい。スプール2には、スプール2を手で回転させるときに使用されるハンドル23も設けられている。
スプール2の第1フランジ部22a及び第2フランジ部22bの各々には、複数のピン20をそれぞれ固定するための複数の貫通孔41及び複数の貫通孔42が形成されている。第1フランジ部22aに設けられた複数の貫通孔41の位置が「第1の位置P1」に相当し、第2フランジ部22bに設けられた複数の貫通孔41の位置が「第3の位置P3」に相当する。第1フランジ部22aに設けられた複数の貫通孔42の位置が「第2の位置P2」に相当し、第2フランジ部22bに設けられた複数の貫通孔42の位置が「第4の位置P4」に相当する。あるいは、第1フランジ部22aでも第2フランジ部22bでも、複数の貫通孔41は、スプール2の回転中心Oからそれぞれ「第1の距離R1」だけ離れている点で同じであるので、「第1の位置P1」及び「第3の位置P3」をまとめて「第1の位置P1」と称してもよい。第1フランジ部22aでも第2フランジ部22bでも、複数の貫通孔42は、スプール2の回転中心Oからそれぞれ「第2の距離R2」だけ離れている点で同じであるので、「第2の位置P2」及び「第4の位置P4」をまとめて「第2の位置P2」と称してもよい。
複数のピン20の各々は、第1フランジ部22aと第2フランジ部22bとの間で、スプール軸部21と平行となるように配置される。図1〜図3に示されるように、複数のピン20の各々の第1端部20aは、第1フランジ部22aの外側から貫通孔41を介してピン20の第1端部20aにねじ込まれるボルト25によって、第1の位置P1に固定することができる。このとき、複数のピン20の各々の第2端部20bは、第2フランジ部22bの外側から貫通孔41を介してピン20の第2端部20bにねじ込まれるボルト25によって、第3の位置P3に固定することができる。
ボルト25を外せば、複数のピン20の固定を解除して複数のピン20を移動させることができる。すなわち、図4〜図6に示されるように、複数のピン20の各々の第1端部20aは、第1フランジ部22aの外側から貫通孔42を介してピン20の第1端部20aにねじ込まれるボルト25によって、第2の位置P2に固定することができる。このとき、複数のピン20の各々の第2端部20bは、第2フランジ部22bの外側から貫通孔42を介してピン20の第2端部20bにねじ込まれるボルト25によって、第4の位置P4に固定することができる。なお、ピン20の第1端部20a及び第2端部20bは互いにほぼ同一の形状に加工されてもよく、ピン20を反転させることにより第1端部20aと第2端部20bとを入れ替えて第1フランジ部22a及び第2フランジ部22bに固定できるようにしてもよい。ピン20は中空円筒状であってもよく、図3、図6に示されるように円柱状であってもよい。
図1〜図3に示されるように、「第1の位置P1」及び「第3の位置P3」には8本のピン20を固定することができ、図4〜図6に示されるように、「第2の位置P2」及び「第4の位置P4」には6本のピン20を固定することができる。「第1の位置P1」及び「第3の位置P3」にピン20を固定する場合に比べて、「第2の位置P2」及び「第4の位置P4」にピン20を固定するときは、2本のピン20とその両端の4個のボルト25が余剰となる。これらの余剰を別途の小物入れ等に保管しておけば、後で「第1の位置P1」及び「第3の位置P3」に8本のピン20をセットし直すことができる。
<3.その他>
「第1の位置P1」及び「第3の位置P3」に固定できるピン20の数は8本でなくてもよく、また、「第2の位置P2」及び「第4の位置P4」に固定できるピン20の数は6本でなくてもよい。これらの本数は、実用的範囲内の任意の本数(例えば5本以上20本以下)でよい。なお、第1及び第2フランジ部22a及び22bには、貫通孔41及び貫通孔42以外にも多数の孔が形成されているが、そのほとんどは重さ軽減のための孔であって、図示した例においてピン20を固定するのは貫通孔41及び貫通孔42だけである。貫通孔41及び貫通孔42と、その他の孔とを区別するために、貫通孔41及び貫通孔42の孔径と、その他の孔の孔径とが異なるようにしてもよい。例えば、その他の孔の孔径は、ピン20が通過してしまうほどに大きい孔径にしたり、或いは、ボルト25の雄ネジ部分を挿入できないほどに小さい孔径にしたりしてもよい。
「第1の位置P1」及び「第3の位置P3」に固定できるピン20の数は8本でなくてもよく、また、「第2の位置P2」及び「第4の位置P4」に固定できるピン20の数は6本でなくてもよい。これらの本数は、実用的範囲内の任意の本数(例えば5本以上20本以下)でよい。なお、第1及び第2フランジ部22a及び22bには、貫通孔41及び貫通孔42以外にも多数の孔が形成されているが、そのほとんどは重さ軽減のための孔であって、図示した例においてピン20を固定するのは貫通孔41及び貫通孔42だけである。貫通孔41及び貫通孔42と、その他の孔とを区別するために、貫通孔41及び貫通孔42の孔径と、その他の孔の孔径とが異なるようにしてもよい。例えば、その他の孔の孔径は、ピン20が通過してしまうほどに大きい孔径にしたり、或いは、ボルト25の雄ネジ部分を挿入できないほどに小さい孔径にしたりしてもよい。
以上の説明においては、スプール2の胴部(巻き取り軸)を複数のピン20で構成する場合について説明したが、胴部材はピン20に限られず、フランジに固定できる複数の部材であればよい。
以上の説明においては、第1及び第2フランジ部22a及び22bにそれぞれピン20の第1及び第2端部20a及び20bが固定される場合について説明したが、ピン20が第1の位置と第2の位置とに選択的に固定可能となっていればよく、ピン20の固定箇所は両端の2箇所でなくてもよい。
以上の説明においては、スプール2の回転中心Oからピン20が固定される位置までの距離が「第1の距離R1」と「第2の距離R2」の2種類である場合について説明したが、スプール2の回転中心Oからピン20が固定される位置までの距離は3種類以上であってもよい。
以上の説明においては、フライフィッシングに用いられる「フライリール」の例を説明したが、本発明は、他の種類の魚釣り用リール(ベイトリール、スピニングリール)にも適用することができる。
以上の説明においては、第1及び第2フランジ部22a及び22bにそれぞれピン20の第1及び第2端部20a及び20bが固定される場合について説明したが、ピン20が第1の位置と第2の位置とに選択的に固定可能となっていればよく、ピン20の固定箇所は両端の2箇所でなくてもよい。
以上の説明においては、スプール2の回転中心Oからピン20が固定される位置までの距離が「第1の距離R1」と「第2の距離R2」の2種類である場合について説明したが、スプール2の回転中心Oからピン20が固定される位置までの距離は3種類以上であってもよい。
以上の説明においては、フライフィッシングに用いられる「フライリール」の例を説明したが、本発明は、他の種類の魚釣り用リール(ベイトリール、スピニングリール)にも適用することができる。
1…釣り用リール、2…スプール、3…リール本体、20…ピン、20a…第1端部、20b…第2端部、21…スプール軸部、21a…第1部分、21b…第2部分、22a…第1フランジ部、22b…第2フランジ部、23…ハンドル、25…ボルト、30…スプール回転軸、31…リング部材、32…円盤部材、33…連結ピン、34…固定具、35…ネジ、41…貫通孔、42…貫通孔、O…回転中心、P1…第1の位置、P2…第2の位置、P3…第3の位置、P4…第4の位置、R1…第1の距離、R2…第2の距離
Claims (2)
- 釣り糸を巻き取るスプールと、前記スプールを支持するリール本体と、を備えた釣り用リールであって、
前記スプールは、
軸部と、
前記軸部に固定されたフランジ部と、
前記軸部を囲んで配置される複数の胴部材であって、前記フランジ部における複数の第1の位置であって前記軸部から第1の距離を有する前記複数の第1の位置と、前記フランジ部における複数の第2の位置であって前記軸部から第2の距離を有する前記複数の第2の位置と、に選択的に固定可能な前記複数の胴部材と、
を含み、
前記リール本体は、前記スプールが前記軸部を中心として回転可能な状態となるように、前記スプールを支持する、
釣り用リール。 - 釣り糸を巻き取るスプールと、前記スプールを支持するリール本体と、を備えた釣り用リールであって、
前記スプールは、
第1部分と第2部分とを有する軸部と、
前記軸部の前記第1部分に固定された第1フランジ部及び前記軸部の前記第2部分に固定された第2フランジ部と、
第1端部と第2端部とをそれぞれ有し、前記軸部を囲んで配置される複数の胴部材であって、
前記第1フランジ部における複数の第1の位置であって前記軸部から第1の距離を有する前記複数の第1の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の一方が固定され、前記第2フランジ部における複数の第3の位置であって前記軸部から前記第1の距離を有する前記複数の第3の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の他方が固定された第1の状態と、
前記第1フランジ部における複数の第2の位置であって前記軸部から第2の距離を有する前記複数の第2の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の一方が固定され、前記第2フランジ部における複数の第4の位置であって前記軸部から前記第2の距離を有する前記複数の第4の位置に前記複数の胴部材の前記第1端部及び前記第2端部の他方が固定された第2の状態と、
を選択的にとり得る前記複数の胴部材と、
を含み、
前記リール本体は、前記スプールが前記軸部を中心として回転可能な状態となるように、前記スプールを支持する、
釣り用リール。
Priority Applications (1)
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JP2015124658A JP5958729B1 (ja) | 2015-06-22 | 2015-06-22 | 釣り用リール |
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JP5958729B1 JP5958729B1 (ja) | 2016-08-02 |
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JP2572329Y2 (ja) * | 1993-11-24 | 1998-05-20 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用リ−ルのスプ−ル |
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2015
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