JP2017005833A - 無停電電源装置及び該装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法 - Google Patents

無停電電源装置及び該装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設定されたバックアップ時間を保障することができる無停電電源装置を提供する。
【解決手段】商用電源と電子機器との間に接続され、商用電源の異常時には内蔵するバッテリに充電されている電力を電子機器へ供給する無停電電源装置であって、商用電源からの電力を電子機器へ供給するとともに、商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニット10と、電源制御ユニットからの電力をバッテリに充電するとともに、商用電源の異常時にはバッテリに充電されている電力を電子機器へ供給するバッテリユニット11と、商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断し、保障されない場合には、電子機器の消費電力を低減させるメッセージを電子機器へ送信する制御部12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用電源の異常時に電力を供給する無停電電源装置に関する。
従来から、商用電源に異常(例えば、停電など)が発生すると、商用電源から内蔵するバッテリへ切り替えて、接続されたサーバやスイッチングハブなどの電子機器(以下、電子機器とも言う)へ電力を供給する無停電電源装置がある。無停電電源装置は、一般的に、商用電源と電子機器との間に接続されている。無停電電源装置は、商用電源が正常に機能しているとき(正常時)には、商用電源からの電力を内蔵するバッテリに充電するとともに、商用電源からの電力を電子機器へ供給する。一方、無停電電源装置は、商用電源が停電などで正常に機能しないとき(異常時)には、商用電源からの電力が供給されないため、電力を充電した内蔵するバッテリから電子機器へ電力を供給する。このような機能を有する無停電電源装置の一例が下記の特許文献1に開示されている。通常、異常時における内蔵するバッテリからの電子機器への電力供給は、あらかじめ設定されたバックアップ電力供給時間の間、保障(確保)される。
特開2009−140507号公報
しかし、電子機器側、すなわち負荷側の消費電力が高い場合もあり、このような場合、バックアップ電力供給時間を保障するためのバッテリ出力可能容量が不足する場合がある。電子機器側の消費電力が高くなる場合としては、例えば、サーバへのアクセス数の増加によりCPUやデータストレージの負荷が増大する場合や、導入後のメモリやハードディスクなどの周辺機器の増設によりサーバの負荷が増大する場合などがある。また、バッテリの劣化などにより、本来バッテリが出力可能である容量を出力できずに想定する出力容量を下回り、電子機器側に対してバックアップ電力供給時間を保障することができなくなってしまうことがある。
本発明は、上記課題に鑑み、設定されたバックアップ電力供給時間を保障することができる無停電電源装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無停電電源装置は、商用電源と電子機器との間に接続され、前記商用電源の異常時には内蔵するバッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給する無停電電源装置であって、前記商用電源からの電力を前記電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力を前記バッテリへ供給する電源制御ユニットと、前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給するバッテリユニットと、前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断し、保障されない場合には、前記電子機器の消費電力を低減させるメッセージを前記電子機器へ送信する制御部とを備える。ここで、制御部は、後述する情報統合管理ユニットに相当する。
また、本発明の無停電電源装置において、前記制御部が、前記電源制御ユニットから前記電子機器の消費電力の情報、前記バッテリユニットからバッテリの出力可能容量をそれぞれ取得し、取得した前記消費電力の情報と前記出力可能容量に基づいて、前記バックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断することは好ましい態様である。
また、本発明の無停電電源装置において、前記電源制御ユニット及び前記バッテリユニットを、それぞれ複数設け、前記制御部が、各電源制御ユニットから前記電子機器の消費電力の情報、各バッテリユニットからバッテリの出力可能容量をそれぞれ取得し、取得した前記消費電力の情報と前記出力可能容量とに基づいて、前記バックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断することは好ましい態様である。
また、本発明の無停電電源装置において、前記制御部が、前記電子機器が複数存在する場合には、消費電力の多い電子機器から順に前記メッセージを送信することは好ましい態様である。
また、本発明の無停電電源装置は、商用電源と電子機器との間に接続され、前記商用電源の異常時には内蔵するバッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給する無停電電源装置であって、前記商用電源からの電力を前記電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニットと、前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給する複数のバッテリユニットと、前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断し、保障されない場合には、前記バッテリユニットごとに前記バッテリの電力を前記電子機器へ供給させるとともに、電力供給余力がなくなったバッテリユニットの交換又はバッテリユニットへの充電を促すための処理を行う制御部とを備える。
また、本発明の無停電電源装置において、前記制御部が、前記電源制御ユニットから前記電子機器の消費電力の情報、各バッテリユニットからバッテリの出力可能容量をそれぞれ取得し、取得した前記消費電力の情報と前記出力可能容量に基づいて、前記バックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断することは好ましい態様である。
また、本発明の無停電電源装置において、前記制御部が、前記バックアップ電力供給時間が保障されない場合には、前記電子機器の消費電力を低減させるメッセージを前記電子機器へ送信することは好ましい態様である。
また、本発明の無停電電源装置は、商用電源と電子機器との間に接続され、前記商用電源の異常時には内蔵するバッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給する無停電電源装置であって、前記商用電源からの電力を前記電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニットと、前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給するバッテリユニットと、前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断し、保障されない場合には、前記バッテリユニットの予備としての予備バッテリユニットを前記電子機器への電力供給源として設定する制御部とを備える。
また、本発明の無停電電源装置において、前記制御部が、前記電源制御ユニットから前記電子機器の消費電力の情報、前記バッテリユニットからバッテリの出力可能容量をそれぞれ取得し、取得した前記消費電力の情報と前記出力可能容量に基づいて、前記バックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断することは好ましい態様である。
また、本発明の無停電電源装置において、前記制御部が、前記バックアップ電力供給時間が保障されない場合には、前記電子機器の消費電力を低減させるメッセージを前記電子機器へ送信することは好ましい態様である。
また、本発明の無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法は、商用電源からの電力を電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニットと、前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給するバッテリユニットと、前記電子機器への電力供給を制御する制御部とを備える無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法であって、前記制御部が、前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断するステップと、保障されない場合には、前記電子機器の消費電力を低減させるメッセージを前記電子機器へ送信するステップとを含み、設定されたバックアップ電力供給時間を保障する。
また、本発明の無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法は、商用電源からの電力を電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニットと、前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給する複数のバッテリユニットと、前記電子機器への電力供給を制御する制御部とを備える無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法であって、前記制御部が、前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断するステップと、保障されない場合には、前記バッテリユニットごとに前記バッテリの電力を前記電子機器へ供給させるとともに、電力供給余力がなくなったバッテリユニットの交換又はバッテリユニットへの充電を促すための処理を行うステップとを含み、設定されたバックアップ電力供給時間を保障する。
また、本発明の無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法は、商用電源からの電力を電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニットと、前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給するバッテリユニットと、前記電子機器への電力供給を制御する制御部とを備える無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法であって、前記制御部が、前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断するステップと、保障されない場合には、前記バッテリユニットの予備としての予備バッテリユニットを前記電子機器への電力供給源として設定するステップとを含み、設定されたバックアップ電力供給時間を保障する。
本発明によれば、設定されたバックアップ電力供給時間を保障することができる。
第1、第2の実施の形態における無停電電源システムの構成の一例を示す構成図である。 第1乃至第3の実施の形態に係る無停電電源装置を実現するハードウェア構成の一例を示す構成図である。 第1乃至第3の実施の形態における無停電電源システムの状態を示す状態情報の表示画面の一例を示す図である。 第1乃至第3の実施の形態における各サーバの消費電力を示すテーブルの一例を示す図である。 第1の実施の形態における商用電源の異常時における無停電電源装置の動作フローの一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における商用電源の異常時における無停電電源装置の動作フローの一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における無停電電源システムの構成の一例を示す構成図である。 第3の実施の形態における商用電源の異常時における無停電電源装置の動作フローの一例を示すフローチャートである。
<第1の実施の形態>
以下、第1の実施の形態について図面を参照して説明する。図1には、第1の実施の形態に係る無停電電源装置101を含む無停電電源システム100の構成の一例を示す構成図が示されている。無停電電源システム100は、無停電電源装置101以外に、電子機器102を含んでいる。無停電電源システム100では、商用電源104から供給される電力を無停電電源装置101が受け、電力伝送線を用いて電源制御ユニット10aないし10cを通じて、受けた電力を電子機器102や、無停電電源装置101内のバッテリユニット11aないし11dへ供給している。
無停電電源装置101は、電源制御ユニット10aないし10c、バッテリユニット11aないし11d、情報統合管理ユニット12から構成されている。なお、無停電電源装置101の構成は一例であり、電源制御ユニットの数及びバッテリユニットの数はこれに限られるものではなく、また他の構成要素を含むような構成であってもよい。
電源制御ユニット10aないし10cは、商用電源104から供給される電力を受け、電力伝送線を介して、バッテリユニット11aないし11d及び電子機器102へ電力を供給するものである。電源制御ユニット10aないし10cは、例えば、不図示の整流器及びインバータを含むものである。整流器は、商用電源104から受けた交流電力を直流電力に変換し、変換された直流電力をインバータへ出力する又はバッテリユニット11aないし11dのバッテリへ充電させるものである。インバータは、整流器又はバッテリユニット11aないし11dからの直流電力を交流電力に変換して、電子機器102へ出力するものである。これにより、高品質の電力出力が可能となる。
バッテリユニット11aないし11dは、それぞれが不図示のバッテリを有し、電源制御ユニット10aないし10cから供給される電力をそれぞれのバッテリに充電するとともに、商用電源104の異常時には、あらかじめ設定されたバックアップ電力供給時間(以下、単に「バックアップ時間」とも呼ぶ。)を保障するために、バッテリに充電された電力を電子機器102へ供給するものである。
上記バックアップ時間とは、あらかじめパソコン(管理用)103などによって情報統合管理ユニット12に設定されるバックアップ時間であり、商用電源104の異常時にバッテリユニット11aないし11dのバッテリ電力で電子機器102(ここでの説明では、サーバ1(負荷)ないしサーバ3(負荷)とする)を運転する時間、すなわち異常時における電子機器102への電力供給時間である。このバックアップ時間は、バッテリユニット11aないし11dの総定格出力容量(VA)と総定格出力容量(W)から決められるか、又はサーバ1ないし3の消費電力(W)から決められる。また、バックアップ時間を保障するとは、設定されたバックアップ時間の間は無停電電源装置101から電力供給が行われることを言う。なお、バックアップ時間の情報は、例えば、後述するRAM22やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などに格納されている。
情報統合管理ユニット12は、無停電電源装置101の動作全体の制御を行うものであり、電源制御ユニット10aないし10c及びバッテリユニット11aないし11dと電源用ネットワークを介して接続されている。情報統合管理ユニット12の詳細な動作については後述する。
電子機器102は、サーバ1(負荷)、サーバ2(負荷)、サーバ3(負荷)、スイッチングハブ4から構成されており、無停電電源装置101との間では、例えばシリアル通信方式によってデータ通信を行っている。なお、以下では、サーバ1(負荷)をサーバ1、サーバ2(負荷)をサーバ2、サーバ3(負荷)をサーバ3とそれぞれ呼ぶ。サーバ1ないし3は、スイッチングハブ4を介して接続される端末5と情報の送受信を行い、所望の処理を実現するものであり、商用電源104の異常時には無停電電源装置101から電力供給を受けて処理を維持することができるよう構成されている。スイッチングハブ4は、サーバ1ないし3と端末5との間に配置され、各サーバと端末との間の通信接続を切り替えるものである。
端末5は、スイッチングハブ4を介してそれぞれのサーバに接続し、情報の送受信を行い、所望の処理を行うものであり、例えばインターネットなどを介して接続されたエンドユーザ用のパソコンなどである。具体的には、端末5は、無停電電源装置101の状態をメール受信したり、受信した無停電電源装置101の状態を端末5の表示部(ディスプレイなど)に表示したりする。
なお、サーバの数、スイッチングハブの数、端末の数は、上述したものに限られるものではなく、異なる数であっても実施可能である。
パソコン(管理用)103は、無停電電源装置101に接続可能であって、無停電電源装置101に対して所定の指示を送信したり、無停電電源装置101から所定の情報を受信し、パソコン(管理用)103の表示部(ディスプレイなど)に受信した情報を表示したりするものである。
ここで、商用電源104の正常時と異常時における無停電電源装置101の動作について説明する。なお、後述する第2及び第3の実施の形態においても同様である。
無停電電源装置101は、商用電源104の正常時、バッテリユニット11aないし11dのバッテリがフル充電でない場合には、商用電源104からの電力を電子機器102及びバッテリユニット11aないし11dへ供給し、バッテリユニット11aないし11dのバッテリがフル充電の場合には、商用電源104からの電力を電子機器102へ供給する。バッテリユニット11aないし11dのバッテリへの正常時の充電、及び後述する正常時へ回復した際の充電は、無停電電源装置101の電源制御ユニット10aないし10cが、例えばバッテリユニットのユニット番号の小さい順に行う。フル充電になると、無停電電源装置101の電源制御ユニット10aないし10cは、次のバッテリユニットのバッテリの充電を行う。
一方、商用電源104の異常時には、無停電電源装置101は、商用電源104からの電力が供給されなくなるため、商用電源104からバッテリユニット11aないし11dのバッテリ電源に切り替えて、バッテリユニット11aないし11dから電子機器102へ電力を供給する。具体的には、無停電電源装置101は、商用電源104の異常を検知すると、商用電源104からバッテリユニット11aないし11dのバッテリ電源へ切り替えたことを示す切換メッセージなどを電子機器102へ送信し、バッテリユニット11aないし11dから電子機器102へ電力供給を開始する。このときの切換メッセージは、例えば情報統合管理ユニット12がサーバ側へ送信する。バッテリユニット11aないし11dのバッテリ出力可能容量では、バックアップ時間の保障ができない場合には、後述する実施の形態ごとの情報統合管理ユニット12による処理が開始される。
無停電電源装置101は、商用電源104が異常状態から正常状態に回復すると、バッテリユニット11aないし11dのバッテリがフル充電でない場合には、商用電源104からの電力を電子機器102及びバッテリユニット11aないし11dへ供給し、バッテリユニット11aないし11dのバッテリがフル充電の場合には、商用電源104からの電力を電子機器102へ供給する。
次に、無停電電源装置101を実現するハードウェア構成の一例について図2を用いて説明する。なお、後述する第2及び第3の実施の形態に係る無停電電源装置のハードウェア構成についても同様である。図2に示すハードウェア構成は、例えば、CPU(Central Processor Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、HDD(Hard Disk Drive)23、通信インタフェース24、バス25、電源制御ユニット26、バッテリユニット27を備えている。CPU21、RAM22、HDD23、通信インタフェース24、電源制御ユニット26、バッテリユニット27は、例えば、バス25を介して互いに接続されている。
CPU21は、バス25を介して、HDD23などに格納される無停電電源装置101の各種処理を行うためのプログラムを読み込み、読み込んだプログラムをRAM22に一時的に格納し、そのプログラムにしたがって各種処理を行うものであり、主として上述した情報統合管理ユニット12(後述する情報統合管理ユニット73)として機能する。
RAM22には、CPU21に実行させるためのOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの一部が一時的に格納される。また、RAM22には、CPU21による処理に必要な各種データが格納される。HDD23には、無停電電源装置101の各種処理を行うためのアプリケーションプログラムや、無停電電源装置101の処理に必要なデータなどが格納される。
通信インタフェース24は、外部(電子機器102やパソコン(管理用)103)とデータの送受信を行うものである。バス25は、各装置間の制御信号、データ信号などの授受を媒介する通信路である。電源制御ユニット26、バッテリユニット27は、それぞれ電源制御ユニット10aから10c、バッテリユニット11aないし11dに対応するものであり、バス25を介してCPU21からの指示を受け、指示に対応する処理、例えば後述する処理であって、各サーバの消費電力の情報や、バッテリユニットのバッテリ出力可能容量の情報を情報統合管理ユニット12へ送る処理を行う。
次に、無停電電源装置101の情報統合管理ユニット12の詳細な動作について説明する。情報統合管理ユニット12は、商用電源104の状態を監視し、商用電源104に異常が発生していないかを確認するとともに、定期的に、各電源制御ユニットから各サーバの消費電力の情報と、各バッテリユニットからバッテリ出力可能容量の情報とを取得する。
ここで、各電源制御ユニットには、電力を供給するサーバがあらかじめ割り振られていてもよい。例えば、電源制御ユニット10aはサーバ1へ電力を供給し、電源制御ユニット10bはサーバ2へ電力を供給し、電源制御ユニット10cはサーバ3へ電力を供給すると割り振られていてもよい。これにより、各電源制御ユニットは、割り振られたサーバへ供給している電力(サーバの消費電力)を情報統合管理ユニット12へ送信し、情報統合管理ユニット12は各サーバの消費電力の情報を取得することができる。
または、上述のように、電力供給をするサーバが各電源制御ユニットに割り振られているのではなく、各電力制御ユニットがそれぞれのサーバに電力を供給するようにしてもよい。例えば、電力制御ユニット10aは、サーバ1へ100w、サーバ2へ130w、サーバ3へ180wの電力を供給し、電力制御ユニット10bは、サーバ1へ200w、サーバ2へ100w、サーバ3へ60wの電力を供給し、電力制御ユニット10cは、サーバ1へ300w、サーバ2へ30w、サーバ3へ100wの電力を供給するようにしてもよい。これにより、各電源制御ユニットは、各サーバへ供給している電力(サーバの消費電力)を情報統合管理ユニット12へ送信し、情報統合管理ユニット12は各サーバの消費電力の情報を取得することができる。
情報統合管理ユニット12は、例えばPMBus(Power Management Bus)インタフェースを用いて、電源制御ユニット10aないし10cや、バッテリユニット11aないし11dと通信を行っており、このインタフェースを通じて上記各情報を取得する。
情報統合管理ユニット12は、商用電源104に異常が発生していない場合、図3に示すような無停電電源システム100の状態を示す情報を、パソコン(管理用)103や端末5のディスプレイなどの表示部に表示させることも可能である。図3に示すバックアップ時間には、上述した設定するバックアップ時間が示され、この場合、180秒のバックアップ時間となっている。また、図3に示す消費電力容量には、取得されたサーバ1ないし3の消費電力の総和が示され、バッテリ出力可能容量には、取得されたバッテリユニット11aないし11dのバッテリ出力可能容量の総和が示される。また、図3に示す運転状態は、各電源制御ユニット及び各バッテリユニットが正常に運転しており、無停電電源システム100の運転に異常がないことから、正常と示されている。
一方、情報統合管理ユニット12は、商用電源104に異常が発生したと判断した場合、取得したサーバ1ないし3の消費電力と、バッテリユニット11aないし11dのバッテリ出力可能容量とに基づいて、現状況下におけるバックアップ可能時間を算出する。ここで、現状況下におけるバックアップ可能時間とは、商用電源104に異常が発生したときに、取得したバッテリユニット11aないし11dのバッテリ出力可能容量で、サーバ1ないし3を稼働させることが可能な時間を言う。具体的には、現状況下におけるバックアップ可能時間は、下記の式(1)で算出される。
バックアップ可能時間(分)=皮相電力量(VAh)/皮相電力(VA)×(無停電電源装置の電力変換効率)×60(分)・・・(1)
皮相電力量は各バッテリユニットから取得したバッテリ出力可能容量の総和であり、皮相電力は各電源制御ユニットから取得した各サーバの消費電力量の総和であり、電力変換効率は入出力される電力が変換される効率を値で表したものである。
情報統合管理ユニット12は、算出したバックアップ可能時間と、あらかじめ設定されたバックアップ時間とを比較し、設定されたバックアップ時間が保障できるか否かを判断する。
情報統合管理ユニット12は、設定されたバックアップ時間が保障されないと判断した場合、例えば、消費電力の大きいサーバ順に、サーバの消費電力を低減させる低減指示をサーバ側へ送信してもよい。各サーバの消費電力が図4に示すような場合、情報統合管理ユニット12は、消費電力の大きいサーバ順、すなわちサーバ2、サーバ3、サーバ1の順に消費電力を低減させる低減指示を送信する。これにより、サーバの消費電力を低減させることができ、設定されたバックアップ時間を保障することができる。この場合、消費電力の大きいサーバ順に消費電力を低減させる低減指示を送信し、設定されたバックアップ時間が保障されるまで、低減指示を順に送信し続けるが、すべてのサーバ又は所定の複数のサーバに一斉に低減指示を送信するようにしてもよい。これにより、一度に複数のサーバの消費電力を低減させることができるため、設定されたバックアップ時間の保障を素早く実現することができる。
次に、商用電源104の異常時における無停電電源装置101の動作フローの一例について図5を用いて説明する。図5に示すように、情報統合管理ユニット12は、定期的に、各電源制御ユニットからサーバ1ないし3の消費電力の情報と、各バッテリユニットからバッテリ出力可能容量の情報とを取得する(ステップS501)とともに、商用電源104の状態を監視し、商用電源104に異常が発生していないかを確認する(ステップS502)。商用電源104に異常が発生している(ステップS502のYES)と判断すると、情報統合管理ユニット12は、取得したサーバ1ないし3の消費電力と、バッテリユニット11aないし11dのバッテリ出力可能容量とに基づいて、現状況下におけるバックアップ可能時間を算出する(ステップS503)。
情報統合管理ユニット12は、算出したバックアップ可能時間と、あらかじめ設定されたバックアップ時間とを比較し、算出されたバックアップ可能時間が設定されたバックアップ時間を上回るか否かを判断する(ステップS504)。下回る場合(ステップS504のYES)、すなわち設定されたバックアップ時間を保障できない場合、情報統合管理ユニット12は、サーバ1ないし3の消費電力を低減させるための低減指示を、例えば消費電力の大きいサーバ順にサーバ側に対して送信する(ステップS505)。このとき、情報統合管理ユニット12は、例えば、低減指示として、サーバ1ないし3における消費電力の上限値を上述したシリアル通信方式によって送信するようにしてもよい。これにより、サーバ1ないし3は、消費電力の上限値に収まるような処理、例えば、サーバ1ないし3のCPUクロックの制限やハードディスクなどの周辺機器のアクセスの制限を行う。なお、情報統合管理ユニット12は、サーバ1ないし3の消費電力を低減させるための低減指示をサーバ1ないし3に対して送信するようにしているが、低減指示の代わりに、例えば、サーバの重要度などに応じて、一時停止しても支障のない又は支障の少ないサーバを選択して、停止させる指示を選択されたサーバのみに送信するようにしてもよい。
一方、算出されたバックアップ可能時間が設定されたバックアップ時間を上回る場合(ステップS504のNO)、設定されたバックアップ時間の保障ができるため、情報統合管理ユニット12は処理を終了する。また、ステップS502において、商用電源104に異常が発生していないと判断すると(ステップS502のNO)、ステップS501に戻り、情報統合管理ユニット12は、ステップS501以降の処理を行う。
<第2の実施の形態>
以下、第2の実施の形態について図面を参照して説明する。第2の実施の形態に係る無停電電源装置を含む無停電電源システムの構成は、第1の実施の形態に係る無停電電源装置を含む無停電電源システムの構成と同様であるため、第2の実施の形態の説明は図1を用いて行う。なお、以下で説明する情報統合管理ユニット以外の図1に記載の構成(電子機器102、各電源制御ユニット、各バッテリユニット)については、第1の実施の形態のものと基本的に同様であるため、説明を省略する。
ここで、第2の実施の形態における情報統合管理ユニットの詳細な動作について説明する。情報統合管理ユニット12は、第1の実施の形態のように、算出したバックアップ可能時間と設定されたバックアップ時間とを比較し、設定されたバックアップ時間が保障できるか否かを判断する。情報統合管理ユニット12は、設定されたバックアップ時間が保障されないと判断した場合、バッテリユニット11aないし11dのうち、例えばユニット番号の小さい順にサーバ側へ電力を出力させ、バッテリユニットの電力出力が困難になった場合、すなわちバッテリユニットの電力供給余力がなくなった場合、次のバッテリユニットから電力を出力させる指示を出す。このとき、情報統合管理ユニット12は、電力供給余力がなくなったバッテリユニットの交換又はバッテリユニットへの充電を促すための処理、例えば電力供給余力がなくなったバッテリユニットのユニット番号などをパソコン(管理用)103や端末5のディスプレイなどの表示部に表示させる指示などを行う。これにより、電力出力が困難になったバッテリユニットの交換や、電力出力が困難になったバッテリユニットへの充電(電力補充)を促すことができる。
次に、商用電源104の異常時における無停電電源装置101の動作フローの一例について図6を用いて説明する。図6に示すように、情報統合管理ユニット12は、定期的に、各電源制御ユニットからサーバ1ないし3の消費電力の情報と、各バッテリユニットからバッテリ出力可能容量の情報とを取得する(ステップS601)とともに、商用電源104の状態を監視し、商用電源104に異常が発生していないかを確認する(ステップS602)。商用電源104に異常が発生していると判断すると(ステップS602のYES)、情報統合管理ユニット12は、取得したサーバ1ないし3の消費電力と、バッテリユニット11aないし11dのバッテリ出力可能容量とに基づいて、現状況下におけるバックアップ可能時間を算出する(ステップS603)。
情報統合管理ユニット12は、算出したバックアップ可能時間と、あらかじめ設定されたバックアップ時間とを比較し、算出されたバックアップ可能時間が設定されたバックアップ時間を下回るか否かを判断する(ステップS604)。下回る場合(ステップS604のYES)、すなわち設定されたバックアップ時間を保障できない場合、情報統合管理ユニット12は、サーバ1ないし3の消費電力を低減させるための低減指示をサーバ1ないし3に対して送信する(ステップS605)。このとき、情報統合管理ユニット12は、第1の実施の形態と同様、低減指示として、サーバ1ないし3における消費電力の上限値を上述したシリアル通信方式によって送信するようにしてもよい。
情報統合管理ユニット12は、バッテリユニット11aないし11dのうち、例えばユニット番号の小さい順に電力を出力させるよう、ユニット番号の最も小さいバッテリユニットへ電力出力の指示を出す(ステップS606)。情報統合管理ユニット12は、電力出力の指示を出したバッテリユニットのバッテリの電力出力容量があるか否かを判断し(ステップS607)、電力出力容量がない場合(ステップS607のYES)には、次のバッテリユニットへ電力出力の指示を出す(ステップS608)。
情報統合管理ユニット12は、電力出力余力がないバッテリユニットのユニット番号をパソコン(管理用)103や端末5のディスプレイなどの表示部に表示させる指示を出す(ステップS609)。これにより、電力出力余力がなくなったバッテリユニットの交換や、電力出力余力がなくなったバッテリユニットへの充電(電力補充)が促される。その後、情報統合管理ユニット12は、各バッテリユニットからバッテリ出力可能容量を取得する(ステップS610)。情報統合管理ユニット12は、取得したバッテリ出力可能容量と、ステップS601で取得したサーバ1ないし3の消費電力とに基づいて、現状況下におけるバックアップ可能時間を算出する(ステップS611)。情報統合管理ユニット12は、算出されたバックアップ可能時間が設定されたバックアップ時間を下回るか否かを判断し(ステップS612)、上回る場合(ステップS612のNO)、設定されたバックアップ時間の保障ができるため、各サーバの消費電力を元に戻す旨の指示をサーバ側へ送信する(ステップS613)。
なお、ステップS602において、商用電源104に異常が発生していないと判断すると(ステップS602のNO)、情報統合管理ユニット12は、ステップS601に戻り、ステップS601以降の処理を行う。また、ステップS604において、算出されたバックアップ可能時間が設定されたバックアップ時間を上回る場合(ステップS604のNO)、設定されたバックアップ時間を保障できるため、情報統合管理ユニット12は、サーバ側へ消費電力の低減指示を出している場合にはステップS613へ進み、低減指示を出していない場合には処理を終了する。また、ステップS607において、バッテリユニットの電力出力容量がある場合(ステップS607のNO)には、情報統合管理ユニット12は、ステップS607に戻り、ステップS607以降の処理を行う。また、ステップS612において、算出されたバックアップ可能時間が設定されたバックアップ時間を下回る場合(ステップS612のYES)、設定されたバックアップ時間を保障できないため、情報統合管理ユニット12は、ステップS607に戻り、ステップS607以降の処理を行う。
<第3の実施の形態>
以下、第3の実施の形態について図面を参照して説明する。図7には、第3の実施の形態に係る無停電電源装置701を含む無停電電源システム700の構成の一例を示す構成図が示されている。第3の実施の形態の無停電電源システム700は、第1の実施の形態の無停電電源システム100と比較して、無停電電源装置の構成が異なるのみで、他の構成要素である電子機器102については同様である。また、パソコン(管理用)103、商用電源104、端末5についても第1の実施の形態と同様である。そのため、第1の実施の形態と同様のものについては同一の符号を付し、その説明については省略する。
無停電電源装置701は、電源制御ユニット70aないし70c、バッテリユニット71aないし71d、予備バッテリユニット72、情報統合管理ユニット73から構成されている。電源制御ユニット70aないし70cは、第1の実施の形態における電源制御ユニット10aないし10cと基本的な機能については同様であるが、予備バッテリユニット72に対して、電力伝送線を介して商用電源104からの電力を供給することが可能となっている。
また、バッテリユニット71aないし71dは、第1の実施の形態におけるバッテリユニット11aないし11dと基本的な機能については同様であるが、第1の実施の形態と違って、予備バッテリユニット72と電力伝送線を介して接続されている。
予備バッテリユニット72は、バッテリユニット71aないし71dによる電力出力余力がなくなった(終了した)際に、あらかじめ設定されたバックアップ時間を保障するために用いられる予備としてのバッテリ機能を有するものである。
無停電電源装置701の情報統合管理ユニット73の詳細な動作について説明する。情報統合管理ユニット73は、第2の実施の形態と同様、算出したバックアップ可能時間と設定されたバックアップ時間とを比較し、設定されたバックアップ時間が保障できるか否かを判断する。情報統合管理ユニット73は、設定されたバックアップ時間が保障されないと判断した場合、バッテリユニット71aないし71dのうち、例えばバッテリユニットのユニット番号の小さい順にサーバ側へ電力を出力させ、バッテリユニットの電力出力余力がなくなった場合、次のバッテリユニットから電力を出力させる指示を出す。このとき、情報統合管理ユニット73は、電力出力余力がなくなったバッテリユニットのユニット番号をパソコン(管理用)103や端末5のディスプレイなどの表示部に表示させる指示を出すようにしてもよい。
情報統合管理ユニット73は、バッテリユニット71aないし71dから電力出力余力がなくなると、電子機器102への電力供給を継続させるために、電力供給源として予備バッテリユニット72を電力供給できるように設定する。これにより、各サーバへ電力供給が引き続き行われ、設定されたバックアップ時間が保障される。なお、情報統合管理ユニット73は、予備バッテリユニット72が動作した場合、バッテリユニット71aないし71dが劣化したと判断し、パソコン(管理用)103や端末5へバッテリユニット71aないし71dの入れ替えを通知するようにしてもよい。
次に、商用電源104の異常時における無停電電源装置701の動作フローの一例について図8を用いて説明する。ステップS801ないしS808までは、第2の実施の形態に係る無停電電源装置101の商用電源104の異常時における動作フローを示す図6のステップS601ないしS608までの処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS808の後、情報統合管理ユニット73は、バッテリユニット71aないし71dのすべてのバッテリユニットの電力出力余力がないか否かを判断し(ステップS809)、すべてのバッテリユニットの電力出力余力がない場合(ステップS809のYES)、電子機器102へ電力供給が継続されるように、予備バッテリユニット72を電力供給源として設定する(ステップS810)。このときに、情報統合管理ユニット73は、予備バッテリユニット72が動作することにより、バッテリユニット71aないし71dが劣化したと判断し、パソコン(管理用)103や端末5へバッテリユニット71aないし71dの入れ替えを通知するようにしてもよい。
一方、すべてのバッテリユニットの電力出力余力がなくなっていない場合(ステップS809のNO)、又はステップS810の処理の後に、情報統合管理ユニット73は、バッテリの電力出力余力がなくなったバッテリユニットのユニット番号などの情報を、パソコン(管理用)103や端末5のディスプレイなどの表示部に表示させる指示を送信する(ステップS811)。
情報統合管理ユニット73は、各バッテリユニットからバッテリ出力可能容量を取得する(ステップS812)。情報統合管理ユニット73は、取得したバッテリ出力可能容量と、ステップS801で取得したサーバ1ないし3の消費電力とに基づいて、現状況下におけるバックアップ可能時間を算出する(ステップS813)。情報統合管理ユニット73は、算出されたバックアップ可能時間が設定されたバックアップ時間を下回るか否かを判断し(ステップS814)、上回る場合(ステップS814のNO)、設定されたバックアップ時間の保障ができるため、各サーバの消費電力を元に戻す旨の指示をサーバ側へ送信する(ステップS815)。
なお、ステップS802において、商用電源104に異常が発生していない場合には(ステップS802のNO)、情報統合管理ユニット73は、ステップS801に戻り、ステップS801以降の処理を行う。また、ステップS804において、算出されたバックアップ可能時間が設定されたバックアップ時間を上回る場合(ステップS804のNO)、設定されたバックアップ時間を保障できるため、情報統合管理ユニット73は、サーバ側へ消費電力の低減指示を出している場合にはステップS815へ進み、低減指示を出していない場合には処理を終了する。また、ステップS807において、バッテリユニットの電力出力容量がある場合(ステップS807のNO)には、情報統合管理ユニット73は、ステップS807に戻り、ステップS807の処理を行う。また、ステップS814において、算出されたバックアップ可能時間が設定されたバックアップ時間を下回る場合(ステップS814のYES)、設定されたバックアップ時間を保障できないため、情報統合管理ユニット73は、ステップS807に戻り、ステップS807以降の処理を行う。
なお、上述した各実施の形態では、無停電電源装置の主な処理をCPUによるソフトウェア処理によって実行するものとして説明したが、この処理の全部又は一部をハードウェアやファームウェアによって実現するようにしてもよい。
また、上述した各実施の形態は、上述したものに限定されるものではなく、各実施の形態の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
1、2、3 サーバ
4 スイッチングハブ
5 端末
10a、10b、10c、26、70a、70b、70c 電源制御ユニット
11a、11b、11c、11d、27、71a、71b、71c バッテリユニット
12、73 情報統合管理ユニット
100、700 無停電電源システム
101、701 無停電電源装置
102 電子機器
103 パソコン(管理用)
104 商用電源
21 CPU
22 RAM
23 HDD
24 通信インタフェース
25 バス
72 予備バッテリユニット

Claims (13)

  1. 商用電源と電子機器との間に接続され、前記商用電源の異常時には内蔵するバッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給する無停電電源装置であって、
    前記商用電源からの電力を前記電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力を前記バッテリへ供給する電源制御ユニットと、
    前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給するバッテリユニットと、
    前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断し、保障されない場合には、前記電子機器の消費電力を低減させるメッセージを前記電子機器へ送信する制御部と、
    を備えることを特徴とする無停電電源装置。
  2. 前記制御部は、前記電源制御ユニットから前記電子機器の消費電力の情報、前記バッテリユニットからバッテリの出力可能容量をそれぞれ取得し、取得した前記消費電力の情報と前記出力可能容量に基づいて、前記バックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の無停電電源装置。
  3. 前記電源制御ユニット及び前記バッテリユニットを、それぞれ複数設け、
    前記制御部は、各電源制御ユニットから前記電子機器の消費電力の情報、各バッテリユニットからバッテリの出力可能容量をそれぞれ取得し、取得した前記消費電力の情報と前記出力可能容量とに基づいて、前記バックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の無停電電源装置。
  4. 前記制御部は、前記電子機器が複数存在する場合には、消費電力の多い電子機器から順に前記メッセージを送信することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の無停電電源装置。
  5. 商用電源と電子機器との間に接続され、前記商用電源の異常時には内蔵するバッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給する無停電電源装置であって、
    前記商用電源からの電力を前記電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニットと、
    前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給する複数のバッテリユニットと、
    前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断し、保障されない場合には、前記バッテリユニットごとに前記バッテリの電力を前記電子機器へ供給させるとともに、電力供給余力がなくなったバッテリユニットの交換又はバッテリユニットへの充電を促すための処理を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする無停電電源装置。
  6. 前記制御部は、前記電源制御ユニットから前記電子機器の消費電力の情報、各バッテリユニットからバッテリの出力可能容量をそれぞれ取得し、取得した前記消費電力の情報と前記出力可能容量に基づいて、前記バックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断することを特徴とする請求項5に記載の無停電電源装置。
  7. 前記制御部は、前記バックアップ電力供給時間が保障されない場合には、前記電子機器の消費電力を低減させるメッセージを前記電子機器へ送信することを特徴とする請求項5又は6に記載の無停電電源装置。
  8. 商用電源と電子機器との間に接続され、前記商用電源の異常時には内蔵するバッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給する無停電電源装置であって、
    前記商用電源からの電力を前記電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニットと、
    前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給するバッテリユニットと、
    前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断し、保障されない場合には、前記バッテリユニットの予備としての予備バッテリユニットを前記電子機器への電力供給源として設定する制御部と、
    を備えることを特徴とする無停電電源装置。
  9. 前記制御部は、前記電源制御ユニットから前記電子機器の消費電力の情報、前記バッテリユニットからバッテリの出力可能容量をそれぞれ取得し、取得した前記消費電力の情報と前記出力可能容量に基づいて、前記バックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断することを特徴とする請求項8に記載の無停電電源装置。
  10. 前記制御部は、前記バックアップ電力供給時間が保障されない場合には、前記電子機器の消費電力を低減させるメッセージを前記電子機器へ送信することを特徴とする請求項8又は9に記載の無停電電源装置。
  11. 商用電源からの電力を電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニットと、
    前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給するバッテリユニットと、
    前記電子機器への電力供給を制御する制御部とを備える無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法であって、
    前記制御部は、
    前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断するステップと、
    保障されない場合には、前記電子機器の消費電力を低減させるメッセージを前記電子機器へ送信するステップとを含み、
    設定されたバックアップ電力供給時間を保障することを特徴とする無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法。
  12. 商用電源からの電力を電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニットと、
    前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給する複数のバッテリユニットと、
    前記電子機器への電力供給を制御する制御部とを備える無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法であって、
    前記制御部は、
    前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断するステップと、
    保障されない場合には、前記バッテリユニットごとに前記バッテリの電力を前記電子機器へ供給させるとともに、電力供給余力がなくなったバッテリユニットの交換又はバッテリユニットへの充電を促すための処理を行うステップとを含み、
    設定されたバックアップ電力供給時間を保障することを特徴とする無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法。
  13. 商用電源からの電力を電子機器へ供給するとともに、前記商用電源からの電力をバッテリへ供給する電源制御ユニットと、
    前記電源制御ユニットからの前記電力を前記バッテリに充電するとともに、前記商用電源の異常時には前記バッテリに充電されている電力を前記電子機器へ供給するバッテリユニットと、
    前記電子機器への電力供給を制御する制御部とを備える無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法であって、
    前記制御部は、
    前記商用電源に異常が発生した際、あらかじめ設定された前記電子機器へのバックアップ電力供給時間が保障されるか否かを判断するステップと、
    保障されない場合には、前記バッテリユニットの予備としての予備バッテリユニットを前記電子機器への電力供給源として設定するステップとを含み、
    設定されたバックアップ電力供給時間を保障することを特徴とする無停電電源装置におけるバックアップ電力供給時間保障方法。
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