JP2017003782A - 光学素子切替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学部品を位置決めする係合機構の安定的な機能を確保可能とする。
【解決手段】ケーシング122と、4つの光学素子126を保持しケーシング122に移動可能に支持されるターレット130と、ケーシング122に支持されターレット130に係合し4つの光学素子126それぞれを光軸O上に位置決めをする係合機構138と、を備える光学素子切替装置120において、ターレット130には、4つの光学素子126それぞれを位置決めするためのデテント130Aが設けられ、係合機構138は、ケーシング122に支持されデテント130Aに対して押圧力を与える板ばね138Cと、板ばね138Cで支持される軸部材138BBと、軸部材138BBに回転可能に支持されデテント130Aに係合するベアリング部材138Bと、を備え、軸部材138BBは板ばね138Cに掴持されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、顕微鏡などを含む画像測定装置に用いられる光学素子切替装置に係り、特に、光学部品を位置決めする係合機構の安定的な機能を確保可能な光学素子切替装置に関する。
従来、特許文献1に示すような光学素子切替装置が用いられている。この光学素子切替装置は、固定部材と、1つ以上の光学部品を保持し固定部材に移動可能に支持される可動部材と、固定部材に支持され可動部材に係合し1つ以上の光学部品それぞれを光軸上に位置決めをする係合機構と、を備える。この光学素子切替装置では、可動部材に設けられた位置決めのための凹部に、係合機構を構成するベアリング部材を落とし込んで、各光学部品の位置決めを行う構成となっている。
特開2002−228937号公報
しかしながら、このような構成の光学素子切替装置では、ベアリング部材を回転可能に支持する軸部材が、板ばねの屈曲部に配置されているだけの状態となっている。このため、板ばねの押圧力のばらつきや板ばねの屈曲部の大きさのばらつきによっては、板ばねの屈曲部から軸部材が脱落してしまうおそれがあった。
本発明は、前記の問題点を解決するべくなされたもので、光学部品を位置決めする係合機構の安定的な機能を確保可能な光学素子切替装置を提供することを課題とする。
本願の請求項1に係る発明は、固定部材と、1つ以上の光学部品を保持し該固定部材に移動可能に支持される可動部材と、該固定部材に支持され該可動部材に係合し該1つ以上の光学部品それぞれを光軸上に位置決めをする係合機構と、を備える光学素子切替装置において、前記可動部材には、前記1つ以上の光学部品それぞれを位置決めするためのデテントが設けられ、前記係合機構が、前記固定部材に支持され該デテントに対して押圧力を与える板ばねと、該板ばねで支持される軸部材と、該軸部材に回転可能に支持され前記デテントに係合するベアリング部材と、を備え、前記軸部材が前記板ばねに掴持されていることにより、前記課題を解決したものである。
本願の請求項2に係る発明は、前記係合機構を、前記光学部品の側面側から前記デテントに前記押圧力を与える配置としたものである。
本願の請求項3に係る発明は、前記係合機構が一対の支持部を備え、該一対の支持部で前記板ばねの両端部を支持し、前記軸部材を、該板ばねに対してデテント側であって、該板ばねの該両端部の間にある該板ばねの部分に当接させたものである。
本願の請求項4に係る発明は、前記軸部材が、前記ベアリング部材を支持する保持部と、該保持部の両外側に配置され、前記板ばねに当接する当接部と、更に該当接部の両外側にくる係着部とを一体で備え、該係着部を、該当接部に当接する板ばねの部分の位置とは該係着部に対して反対側の位置に延在する板ばねの部分で掴持したものである。
本願の請求項5に係る発明は、前記可動部材を、円盤形状とし、前記固定部材に対して回転することで、前記1つ以上の光学部品の切り替えを行うようにしたものである。
本願の請求項6に係る発明は、前記可動部材を、電動駆動するようにしたものである。
本発明によれば、光学部品を位置決めする係合機構の安定的な機能が確保可能となる。
本発明の第1実施形態に係る画像測定装置の一例を示す模式図 画像検出ユニットを示す模式図(一部カバーを外した正面図(A)、側面図(B)) 画像検出ユニットの一部の断面を示す側面図 画像検出ユニットを示す模式図(上面外観図(A)、上面概略透視図(B)) 光学素子切替装置の構成要素の関係を示す概略関係図 係合機構を示す模式図(左側面図(A)、正面図(B)) 係合機構を示す模式図(下面図(A)、左側面図(B)、背面図(C)) 本発明の第2実施形態に係る光学素子切替装置を示す上面図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
本発明に係る第1実施形態について、図1〜図7を用いて説明する。
最初に、図1を用いて、光学素子切替装置が用いられる画像測定装置の概略構成について説明する。
画像測定装置100は、図1に示す如く、ベース102と、ベース102上に立設された1対のコラム104と、1対のコラム104間に渡されたビーム(図示せず)と、を備える。ビーム上には、X方向及びZ方向へ移動するXZ移動機構(図示せず)が配置されており、それらは上部カバー106の内側に収納されている。XZ移動機構上には、画像検出ユニット110が取り付けられている。画像検出ユニット110には、照明系108が設けられている。なお、ベース102には、ベース面102AをY方向へ移動可能とするY移動機構(図示せず)が組み込まれている。このため、ベース面102Aに載置される被測定物に対して、画像検出ユニット110を相対的に3次元的に移動させることができ、画像測定装置100は被測定物を3次元で測定することが可能とされている。
次に、図2(A)、(B)〜図5を用いて、画像検出ユニット110及び光学素子切替装置120の概略構成について説明する。
画像検出ユニット110は、図2(A)、(B)、図3に示す如く、対物レンズ112と、光学素子切替装置120で切り替えられる光学素子126と、対物レンズ112と光学素子126で形成される画像を検出するCCDカメラ114と、を備える。つまり、画像検出ユニット110は、光学素子切替装置120で切り替えられる光学素子126で、様々な画像(例えば、倍率が異なるような画像)を検出することができる。
光学素子切替装置120は、図2(A)、(B)〜図5に示す如く、ケーシング(固定部材)122と、ターレット(可動部材)130と、駆動装置134と、係合機構138と、位置確認機構142と、を備える。なお、図5に示す如く、パルスモータなどの駆動装置134は制御基板CU(例えば、図示しないコントローラに内蔵)に接続されている。そして、制御基板CUから出力される駆動信号により、駆動装置134は駆動される。このため、光学素子切替装置120は、画像検出ユニット110の光軸Oに対して、ターレット130に保持された光学素子126を電動で移動させ切り替えるパワーターレットとして機能する。なお、図5に示す如く、制御基板CUには、記憶部MRが設けられており、駆動装置134の駆動制御のための各種初期値などが記憶されている。
以下に、光学素子切替装置120の各構成要素について説明する。
ケーシング122は、図2(A)、(B)〜図4(A)、(B)に示す如く、ターレット130だけでなく、駆動装置134と、係合機構138と、位置確認機構142と、を支持している。そして、ケーシング122は、対物レンズ112とCCDカメラ114も支持し、画像検出ユニット110のケーシングとしても機能している。
ターレット130は、図2(A)、(B)、図3、図5に示す如く、4つの光学素子126を保持しケーシング122に移動可能に支持されている。具体的には、ターレット130は、図4(B)、図5に示す如く、円盤形状とされている。そして、ターレット130では、回転中心から等距離の径方向位置で、周方向に等間隔で(90度毎)光学素子126が保持されている。なお、ターレット130の中心には、シャフト129が連結されている。このため、シャフト129を中心に、ターレット130がケーシング122に対して回転することで、4つの光学素子126の切り替えが行われる構成となっている。シャフト129には、図3、図4(B)、図5に示す如く、従動プーリ136が設けられている。
また、ターレット130には、図3、図4(B)に示す如く、デテント130Aが設けられている。デテント130Aは、ケーシング122に対して係合機構138で所定位置(所定の角度)に保持され、ターレット130上の4つの光学素子126それぞれを位置決めする部材である。具体的に、デテント130Aは、ターレット130の外周側面で構成されている(つまり、デテント130Aは、光軸Oとほぼ平行、言い換えれば光学素子126の側面とほぼ平行に設けられている)。そして、4つの光学素子126それぞれに対応して、デテント130Aには位置決めのための略V字形状の凹部130Bが備えられている。本実施形態では、光学素子126が4つとされていることから、凹部130Bは、ターレット130に90度間隔で設けられている。なお、本実施形態では、光学素子126が、例えば、倍率の異なる中間レンズであるが、偏光板や位相板などであってもよい。
駆動装置134は、図5に示す如く、ケーシング122に支持されターレット130を移動(回転)させるための装置である。具体的には、電動のパルスモータなどである。駆動装置134には、駆動プーリ135が設けられ、タイミングベルト137を介して、ターレット130に連結された従動プーリ136を回転させる構成となっている。つまり、ターレット130は、駆動装置134によって、電動駆動される。
係合機構138は、図2(A)、図3、図4(B)に示す如く、ケーシング122に支持されターレット130に係合し4つの光学素子126それぞれを光軸O上に位置決めをする機構である。具体的に、係合機構138は、保持部材138Aと、ベアリング部材138Bと、軸部材138BBと、板ばね138Cと、を備える。
図4(B)、図6(B)、図7(C)に示す如く、保持部材138Aは、一対の支持部138AAを備えるコの字形状の部材であり、デテント130Aに対峙するように、ケーシング122の内側に固定されている。一対の支持部138AAのターレット130側(デテント130A側)に設けられた凹部138AAAで、板ばね138Cの両端部が支持されている。なお、板ばね138Cは、ボルトBTで一方の支持部138AAに固定されている。
図6(B)、図7(C)に示す如く、板ばね138Cの中央部にはそれぞれ、ベアリング部材138Bを非接触で配置可能とする開口部138CAが設けられている。そして、図6(B)に示す如く、その開口部138CAを跨ぐように、板ばね138Cにはデテント130A側が凹形状となるように屈曲された2つの屈曲部138CBが設けられている。屈曲部138CBは、ベアリング部材138Bを支持する軸部材138BBの当接部138BBBと、その凹形状の部分で当接している。つまり、屈曲部138CBは、軸部材138BBに対して、ターレット130の径方向外側に配置されている。即ち、この屈曲部138CBで、軸部材138BBをターレット130側に押圧する構成となっている。よって、板ばね138Cは、(ケーシング122に支持され)ベアリング部材138Bを介して、(ほぼ光学素子126の側面と平行である)デテント130Aに対して押圧力を与えることができる(即ち、係合機構138は、光学素子126の側面側からデテント130Aに押圧力を与える配置とされている)。また、屈曲部138CBが設けられた板ばね138Cの部分は、その両端部で一対の支持部138AAにより支持されている。言い換えれば、軸部材138BBの軸心方向と直交する方向(X方向)における屈曲部138CBの設けられた板ばね138Cの両端部は、いずれも支持部138AAで支持されている。つまり、軸部材138BBは、板ばね138Cに対してデテント130A側であって、板ばね138Cの両端部の間にある板ばね138Cの部分(屈曲部138CB)に当接している構成である。
なお、図6(B)、図7(C)に示す如く、板ばね138Cには、紙面上下方向(Z方向)に突出する形態で、拡張部138CCが一体的に設けられている。即ち、拡張部138CCの両端部は、一対の支持部138AAでは直接的に支持されていない部分となっている。拡張部138CCには、軸部材138BBの係着部138BBCを掴持可能に屈曲させた掴持部138CDが延在している。これにより、軸部材138BBは、板ばね138Cに掴持されている。なお、掴持部138CDは、軸部材138BBに対して屈曲部138CBとは反対側の位置に拡張部138CCから延在し、軸部材138BBに巻きつく形態となっている。
ここで、本実施形態では、板ばね138Cによる軸部材138BBの「掴持」した状態は、板ばね138Cによる軸部材138BBの外周への当接開始位置とその当接終了位置との距離が軸部材138BBの直径よりも短くなっていることで、実現される。つまり、板ばね138Cによる軸部材138BBの「掴持」した状態は、外力により板ばね138Cを変形させなければ、軸部材138BBを軸部材138BBの軸心方向から直交する方向に移動させて板ばね138Cから外すことができない状態を意味することとする。具体的には、図6(B)、図7(C)に示す如く、掴持部138CDは、軸部材138BBの外周の略3/4に巻きつくように屈曲されている。この態様により、掴持部138CDの最先端部と掴持部138CDによる軸部材138BBの当接開始位置との距離が軸部材138BBの直径よりも短くされている。
図6(A)、(B)、図7(A)、(B)、(C)に示す如く、軸部材138BBは、板ばね138Cに支持されている。軸部材138BBの保持部138BBAには、ベアリング部材138Bが、転動体などを介して回転可能に支持されている。つまり、軸部材138BBは、中央部にベアリング部材138Bを支持する保持部138BBAと、その両外側に配置され、板ばね138Cに当接する当接部138BBBと、更にその両外側にくる係着部138BBCとを一体で備えている構成である。そして、係着部138BBCは、図6(B)、図7(C)に示す如く、当接部138BBBに当接する板ばね138Cの部分(屈曲部138CB)の位置とは係着部138BBCに対して反対側の位置に延在する板ばね138Cの部分(掴持部138CD)で掴持されている構成である。ベアリング部材138Bは、円筒形状である。そして、ベアリング部材138Bは、軸部材138BBを介して板ばね138Cに押圧されて、デテント130Aに係合する構成(直接接触する構成)となっている。
位置確認機構142は、どの光学素子126が光軸O上に位置決めされたかを確認可能とする機構である。つまり、位置確認機構142は、係合機構138が凹部130Bに係合した際に光軸O上に位置決めされた光学素子126の確認(特定)を可能とする。位置確認機構142は、図3、図4(A)、図5に示す如く、(3つの)センサ144とインデックスプレート146とを備える。センサ144は、例えば、発光素子と受光素子とから構成されるフォトカプラなどである。インデックスプレート146は、円盤形状でありターレット130を支持するシャフト129に固定されている。インデックスプレート146の周方向の複数個所(例えば90度毎に3か所)には、光学素子126の位置に対応するスリット(図示せず)が設けてある。例えば、そのスリットをセンサ144の発光素子からの光が通過し受光素子でその光を受光した際には、センサ144が‘H’信号を出力する。そして、インデックスプレート146で、センサ144の発光素子からの光が遮られた際には、センサ144が‘L’信号を出力する。これらの‘H’信号及び‘L’信号は、図5に示す如く、制御基板CUに出力される。結果的に、各光学素子126を移動制御した位置(角度)は、センサ144の出力を制御基板CUで処理することで確認することができる。
このように、本実施形態では、ベアリング部材138Bを回転可能に支持する軸部材138BBが板ばね138Cに掴持されている。このため、板ばね138Cの強さが適切でなく、ターレット130の移動によりデテント130Aの衝突(接触)で、軸部材138BBががたついて持ち上がり脱落しまうといったことを防止することができる。また、軸部材138BBの固定のために、軸部材138BBを板ばね138Cに接着剤で固着することをした場合に生じる軸部材138BBの位置・角度ずれ、取り外しの困難性、接着剤の使用による観察に不適切なガスの発生などを防止することができる。
また、本実施形態では、板ばね138Cの強さを従来よりも弱くできるので、軸部材138BBとベアリング部材138Bの小型・軽量化、及びターレット130の移動のための駆動装置134の小型化及び低消費電力化を容易に実現することができる。同時に、ベアリング部材138Bがデテント130Aに絶えず係合していても、デテント130A及びベアリング部材138Bの摩耗を低減することができる。さらに、板ばね138Cの強さを低減できることと相まって、ベアリング部材138Bのデテント130Aとの係合で生じる音及び振動もさらに低減することができる。
また、本実施形態では、係合機構138が、光学素子126の側面側からデテント130Aに押圧力を与える配置とされている。このため、ターレット130の光学素子126の配置と形状の自由度を高くでき、且つ光学素子切替装置120の光軸O方向への長さも短くすることが可能となる。なお、これに限らず、光学部品の配置される面側から係合機構が、デテントに押圧力を与える配置となっていてもよい。
また、本実施形態では、一対の支持部138AAで板ばね138Cの両端部を支持し、軸部材138BBが、板ばね138Cに対してデテント130A側であって、板ばね138Cの両端部の間にある屈曲部138CBに当接している。つまり、両端部を保持部材138Aで支持された板ばね138Cで、軸部材138BBを外側からデテント130A側に押圧力を与える構成となっている。このため、板ばね138Cで軸部材138BBを安定して押圧することができ、その押圧力を長期間安定させることができる。なお、これに限らず、一対の支持部で板ばねの両端部を支持し、軸部材が、板ばねに対してデテント側であって、板ばねの両端部の間にある屈曲部に当接していなくてもよい。例えば、屈曲部自体がなくてもよいし、屈曲部が一対の支持部で支持される両端部の間になくてもよい。あるいは、軸部材が屈曲部に対して反デテント側に配置される構成であってもよい。
また、本実施形態では、軸部材138BBが保持部138BBAと当接部138BBBと係着部138BBCとを一体で備え、係着部138BBCは、当接部138BBBに当接する屈曲部138CBの位置とは係着部138BBCに対して反対側の位置に延在する掴持部138CDで掴持される。このため、当接部138BBBと係着部138BBCとが逆の位置関係となっている場合に比べて、板ばね138Cの成形誤差などに起因する軸部材138BBの軸心の配置誤差などを低減でき、軸部材138BBをより正確に板ばね138Cに配置させることができる。これにより、例えば、ベアリング部材138Bのデテント130Aにおける滑りを防止し、光学素子126の位置決めを高い精度で行うことができる。なお、これに限らず、当接部と係着部とが逆の位置関係でもよい。あるいは、係着部が、当接部に当接する板ばねの部分の位置とは係着部に対して同一側の位置に延在してもよい。あるいは、係着部が、掴持部で掴持されるのではなく、単に、当接部に当接する板ばねの部分と係着部に当接する板ばねの部分とで挟み込まれることによって、軸部材が板ばねに掴持される形態となってもよい。
また、本実施形態では、ターレット130が、円盤形状とされ、ケーシング122に対して回転することで、4つの光学素子126の切り替えが行われる。このため、ターレット130への光学素子126の配置位置の違いが基本的になく、光学素子126の位置決めを高い精度で等しく行うことができる。同時に、ターレット130の大きさも、長方形形状である場合に比べて、コンパクトにすることができる。
また、本実施形態では、ターレット130が電動駆動されている。このため、ターレット130に付与される移動のための力は一定とすることができ、それに合わせて板ばね138Cの力を最適化することができる。つまり、光学素子126の正確な位置決めが実現できると同時に、光学素子切替装置120の長寿命化を図ることができる。なお、これに限らず、可動部材が手動で移動される構成であってもよい。
また、本実施形態では、ベアリング部材138Bは、円筒形状とされている。このため、ベアリング部材が球形状である場合に比べて、ベアリング部材138Bがデテント130Aに接触する面積を広くすることができる。即ち、デテント130Aとベアリング部材138Bの摩耗を低減でき、光学素子126の位置決めを高い精度で長期間行うことが可能である。なお、これに限らず、ベアリング部材が、円筒形状とされておらず球形状であってもよい。
即ち、本実施形態によれば、光学部品を位置決めする係合機構の安定的な機能を確保可能となる。
本発明について上記実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでもない。
例えば、第1実施形態では、ターレット130は円盤形状であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2実施形態として図8に示すような構成であってもよい。
本実施形態では、図8に示す如く、光学素子切替装置220が、固定部材222上に直動スライダ(図示せず)を介して、1つの光学素子226を保持する可動部材230を配置する構成である。この光学素子226は、光軸O上に出し入れされる部材である。例えば、可動部材230にラック(図示せず)が設けられ、駆動装置234に設けられたピニオン(図示せず)で、ラックに噛み合い、可動部材230は固定部材222に対して直線状に移動制御される。デテント230Aは可動部材230の(図8の)上側面に設けられ、係合機構238がデテント230Aに対峙するように固定部材222に配置されている。
第2実施形態では、可動部材230は直線移動する。このため、可動部材230の移動による軸部材238BBと凹部230Bとの位置関係の変化は、第1実施形態の場合とは異なり、結果的に凹部230Bによる軸部材238BBの持ち上がりが生じやすい。このため、本実施形態においては、軸部材238BBの保持の効果を、第1実施形態よりも、より顕著に奏することができる。なお、本実施形態では、光学素子226の配置数を円盤形状のときに比べて、容易に増減させることができる。
また、上記実施形態では、光学素子が1つあるいは4つとされていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、光学素子は1つ以上であればよい。
本発明は、顕微鏡などを含む画像測定装置に用いられる光学素子切替装置に広く適用することができる。
100…画像測定装置
102…ベース
102A…ベース面
104…コラム
106…上部カバー
108…照明系
110…画像検出ユニット
112…対物レンズ
114…CCDカメラ
120、220…光学素子切替装置
122…ケーシング
126、226…光学素子
129…シャフト
130…ターレット
130A、230A…デテント
130B、138AAA、230B…凹部
134、234…駆動装置
135…駆動プーリ
136…従動プーリ
137…タイミングベルト
138、238…係合機構
138A、238A…保持部材
138AA…支持部
138B、238B…ベアリング部材
138BB、238BB…軸部材
138BBA…保持部
138BBB…当接部
138BBC…係着部
138C…板ばね
138CA…開口部
138CB…屈曲部
138CC…拡張部
138CD…掴持部
142…位置確認機構
144…センサ
146…インデックスプレート
222…固定部材
230…可動部材
BT…ボルト
CU…制御基板
MR…記憶部
O…光軸
P…移動方向

Claims (6)

  1. 固定部材と、1つ以上の光学部品を保持し該固定部材に移動可能に支持される可動部材と、該固定部材に支持され該可動部材に係合し該1つ以上の光学部品それぞれを光軸上に位置決めをする係合機構と、を備える光学素子切替装置において、
    前記可動部材には、前記1つ以上の光学部品それぞれを位置決めするためのデテントが設けられ、
    前記係合機構は、前記固定部材に支持され該デテントに対して押圧力を与える板ばねと、該板ばねで支持される軸部材と、該軸部材に回転可能に支持され前記デテントに係合するベアリング部材と、を備え、
    前記軸部材は前記板ばねに掴持されていることを特徴とする光学素子切替装置。
  2. 前記係合機構は、前記光学部品の側面側から前記デテントに前記押圧力を与える配置とされていることを特徴とする請求項1に記載の光学素子切替装置。
  3. 前記係合機構は一対の支持部を備え、該一対の支持部で前記板ばねの両端部を支持し、
    前記軸部材は、該板ばねに対してデテント側であって、該板ばねの該両端部の間にある該板ばねの部分に当接していることを特徴とする請求項1または2に記載の光学素子切替装置。
  4. 前記軸部材は、前記ベアリング部材を支持する保持部と、該保持部の両外側に配置され、前記板ばねに当接する当接部と、更に該当接部の両外側にくる係着部とを一体で備え、
    該係着部は、該当接部に当接する板ばねの部分の位置とは該係着部に対して反対側の位置に延在する板ばねの部分で掴持されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光学素子切替装置。
  5. 前記可動部材は、円盤形状とされ、前記固定部材に対して回転することで、前記1つ以上の光学部品の切り替えが行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光学素子切替装置。
  6. 前記可動部材は、電動駆動されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光学素子切替装置。
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