JP2006292494A - 計器 - Google Patents

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Hiroshi Ono
博司 大野
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】 バックラッシュをなくすことのできる計器を提供する。
【解決手段】 目盛盤11の目盛を指し示す指針12と、この指針12を支持する回転軸13と、この回転軸13に取り付けられた出力ギア14と、この出力ギア14に噛合する駆動ギア15と、この駆動ギア15を回動させるモータ16とを備えた計器であって、モータ16に電流が流されたときに回転軸13が回動する方向と逆方向に出力ギア14を常時付勢するスプリング23,摺動部材30,突起24を設けて出力ギア14と駆動ギア15との間のバックラッシュを防止する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、少なくとも2つのギアを介して指針の回転軸を回動させる計器に関する。
従来から、目盛盤の目盛を指し示す指針と、この指針を支持する回転軸と、この回転軸に取り付けられた第1ギアと、この第1ギアに噛合する第2ギアと、この第2ギアを回動させるモータとを備えた計器が知られている(特許文献1参照)。
かかる計器は、モータに電流が流れると、第2ギアが回転し、この第2ギアの回転とともに第1ギアが回転して回転軸が回転し、この回転軸の回転により指針がその電流に応じて目盛盤の目盛を指し示すようになっている。
特開2003−214911号公報
ところで、このような計器にあっては、噛み合う第1ギアの歯と第2ギアの歯との間の隙間によりバックラッシュが生じる。このため、第2ギアの回転が停止しているとき、第1ギアはそのバックラッシュの分だけ自由に回動することができ、指針の指示位置が特定できないという問題がある。
この発明の目的は、バックラッシュをなくすことのできる計器を提供することにある。
この発明は、目盛盤の目盛を指し示す指示部材と、この指示部材を支持する回転軸と、この回転軸に取り付けられた第1ギアと、この第1ギアに噛合する第2ギアと、この第2ギアを回動させるモータとを備えた計器であって、
前記モータに電流が流されたときに前記回転軸が回動する方向と逆方向に、前記第1ギアを常時付勢する付勢機構を設けて第1ギアと第2ギアとの間のバックラッシュを防止することを特徴とする。
この発明によれば、バックラッシュをなくすことができ、指示部材による指示位置を常に特定することができる。
以下、この発明に係る計器の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2は車両用の計器10を示したものであり、この計器10は、目盛盤11の目盛を指し示す指針(指示部材)12、この指針12を支持する回転軸13と、この回転軸13の下部に取り付けられた出力ギア(第1ギア)14と、この出力ギア14に噛合する駆動ギア(第2ギア)15と、この駆動ギア15を回動させるモータ16と、出力ギア14を時計回りに付勢する付勢機構20とを備えている。回転軸13はケースKに回転自在に取り付けられており、上下方向(図1において)に移動しないようになっている。すなわち、出力ギア14は上下方向に移動しないようになっている。
付勢機構20は、回転軸13に沿って上下動自在に取り付けられた基板21と、この基板21の下面に取り付けられた摺動部材30と、基板21を下方に付勢するスプリング23と、出力ギア14の側面14Sに設けられた突起24等とから構成されている。スプリング23は目盛盤11と基板21との間に取り付けられている。基板21は、回転軸13の回動によって回動しないようになっている。
摺動部材30は、図3示すように筒体31から構成され、この筒体31の周壁32の下面(図3において上面)が回転軸13と直交する面に対して所定の角度θで傾斜した摺接面33となっている。また、摺接面33は、図4に示すように平面視で回転軸13に対して同心円状となっている。
突起24は側面視が三角形状に形成され、その上端である先端部24aが鋭角となっていて、スプリング23の付勢力により摺動部材30の摺接面33に圧接している。
次に、上記のように構成される計器10の動作について説明する。
モータ16に電流が流れると、駆動ギア15に矢印Q1方向の回転力が与えられ、出力ギア14が矢印Q2方向に回転していく。このとき、図7に示すように駆動ギア15の歯15Aが出力ギア14の歯14Aの側面14Aaに当接して、出力ギア14を矢印Q2方向へ回転させていく。そして、出力ギア14とともに指針12が回転していき、指針12がモータ16の電流値に応じた目盛を指し示す位置まで駆動ギア15は回転していく。
指針12が所定の目盛を指し示しているとき、摺動部材30はスプリング23により下方に付勢されているので、突起24の先端部24aが摺動部材30の摺接面33に圧接している。
この圧接により、すなわちスプリング23の付勢力Fにより、摺動部材30は図5に示すように反作用として突起24から(−F)の力を受けることになる。
この力(−F)は、摺動部材30の摺接面33と平行方向の成分F1と、垂直成分F2とに分けられ、成分F1によって出力ギア14は図7に示すQ3方向に付勢され、常に出力ギア14の歯14Aの側面14Aaに駆動ギア15の歯15Aが当接することになる。
そして、駆動ギア15がQ4方向(Q1と反対方向)に回動していくと、突起24は成分F1と摺接面33の摩擦力との合成力を受けて摺接面33に沿って移動する。すなわち、出力ギア14は矢印Q3方向へ回動し、出力ギア14の歯14Aの側面14Aaが駆動ギア15の歯15Aに当接して出力ギア14および駆動ギア15が回動していき、バックラッシュは発生しないことになり、指針12による精度の高い表示が可能となる。
ここで、図5に示すように、スプリング23の付勢力をFとすると、摺動部材30の摺接面33に平行な成分の力F1は、F1=Fsinθとなる。突起24と摺動部材30の摺接面33との摩擦力は、スプリング23の付勢力Fと摩擦係数μと傾斜角度θより、μFcosθとして求められる。突起24が摺動部材30の摺接面33を移動するためには、Fsinθ>μFcosθでなければならない。
すなわち、tanθ>μとする必要がある。さらに、スプリング23の付勢力Fによって駆動ギア15を回動させない必要がある。
ここで、出力ギア14の中心軸線14bから突起24の先端部24aまでの距離をR1とし、出力ギア14の半径をR2とすると、出力ギア14を回転させる力F1は、出力ギア14と駆動ギア15とが接する点では、
F1=(R1/R2)Fsinθとなる。
出力ギア14の歯数T1と駆動ギア15の歯数T2とのギア比をm(T1/T2)とすると、駆動ギア15に加わる力F3は、
F3=(R1/R2)(Fsinθ)/mとなる。
モータ16の駆動力をFrとすると、モータ16を駆動させて指針12を動かすためには駆動力FrをF3よりも大きくする必要がある。
このため、スプリング23の付勢力Fと、摺動部材30の摺接面33の傾斜角度θと、出力ギア14の半径R2と、ギア比mと、駆動力Frとの関係は、
Fr>(R1/R2)(Fsinθ)/mを満たす必要がある。
そして、μFcosθ<Fsinθ<(R2/R1)×m×Frの関係を満たせば、出力ギア14が駆動ギア15に接する位置まで回転し、且つ駆動ギア15を回転させることなく出力ギア14を停止させることができ、かつモータ16によって出力ギア14を回転させることができる。すなわち、バックラッシュを防止して指針12を適正な目盛の位置へ移動させることができる。
また、回転軸13がケースKに対して上下方向に移動しないようになっているとともに、基板21および摺動部材30が回転軸13に対して上下動するようになっているので、指針12と目盛盤11との距離は指針12の回転位置に係わりなく、常に一定である。
以上、この発明の最良の実施の形態の実施例を説明したが、この実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない程度の設計変更は、この発明に含まれるものであり、例えば、突起24を基板21に設け、摺接部材30を出力ギア14に設けてもよく、またスプリング23で直接摺動部材30を付勢するようにしてもよい。
この発明の最良の実施の形態である実施例の計器の構造を概念的にしめした斜視図である。 図1に示す計器の縦断面図である。 図1に示す計器の摺動部材を示した斜視図である。 図3の摺動部材の平面図である。 摺動部材と突起との力の関係を示した説明図である。 出力ギアと駆動ギアと突起との位置関係を示した説明図である。 出力ギアと駆動ギアの噛合関係を示した説明図である。
符号の説明
10 計器
11 目盛盤
12 指針
13 回転軸
14 出力ギア(第1ギア)
15 駆動ギア(第2ギア)
20 付勢機構
23 スプリング
24 突起
30 摺接部材
33 摺接面

Claims (4)

  1. 目盛盤の目盛を指し示す指示部材と、この指示部材を支持する回転軸と、この回転軸に取り付けられた第1ギアと、この第1ギアに噛合する第2ギアと、この第2ギアを回動させるモータとを備えた計器であって、
    前記モータに電流が流されたときに前記回転軸が回動する方向と逆方向に、前記第1ギアを常時付勢する付勢機構を設けて第1ギアと第2ギアとの間のバックラッシュを防止することを特徴とする計器。
  2. 前記付勢機構は、回転軸と同心円状であって且つ回転軸の回転方向に対して所定角度で傾斜している摺接面を有する摺接部材と、前記摺接面に先端が接触する突起と、この突起または前記摺接部材を回転軸の軸方向に付勢して前記先端を摺接面に圧接させることにより第1ギアに前記逆方向の回転力を付与させるスプリングとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の計器。
  3. 前記スプリングの付勢力Fと、前記突起と摺接面との間の摩擦係数μと、前記摺接面の傾斜角度θと、第1ギアの軸線から前記先端部までの距離R1と、第1ギアの半径R2と、第1ギアと第2ギアとのギア比mと、前記モータの回転力Frとが以下の関係を満たすことを特徴とする請求項2に記載の計器。
    μFcosθ<Fsinθ<R2/R1×m×Fr
  4. 第1ギアは軸方向に対して固定し、前記摺接部材を第1ギアの軸方向に対して移動可能にしたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の計器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007219124A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Nidec Copal Electronics Corp 表示装置
KR100982236B1 (ko) * 2008-07-07 2010-09-14 엘아이지넥스원 주식회사 백래쉬 측정 장치 및 방법

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