JP2017003634A - 光モジュール及び光レセプタクル - Google Patents

光モジュール及び光レセプタクル Download PDF

Info

Publication number
JP2017003634A
JP2017003634A JP2015114425A JP2015114425A JP2017003634A JP 2017003634 A JP2017003634 A JP 2017003634A JP 2015114425 A JP2015114425 A JP 2015114425A JP 2015114425 A JP2015114425 A JP 2015114425A JP 2017003634 A JP2017003634 A JP 2017003634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
housing
side metal
fiber stub
optical module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015114425A
Other languages
English (en)
Inventor
寿樹 西澤
Toshiki Nishizawa
寿樹 西澤
祐司 三橋
Yuji Mihashi
祐司 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Electronics Corp
Original Assignee
NTT Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Electronics Corp filed Critical NTT Electronics Corp
Priority to JP2015114425A priority Critical patent/JP2017003634A/ja
Priority to PCT/JP2016/061197 priority patent/WO2016194467A1/ja
Priority to CN201620490399.0U priority patent/CN205787253U/zh
Publication of JP2017003634A publication Critical patent/JP2017003634A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/022Mountings; Housings
    • H01S5/0239Combinations of electrical or optical elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/02Details
    • H01L31/0232Optical elements or arrangements associated with the device

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

【課題】筐体側金属ホルダとコネクタ側金属ホルダとがなす間隙による破断の発生を、強度を増すことで防ぐモジュールを提供する。
【解決手段】光モジュールは、光電変換素子が内蔵された金属筐体及び光レセプタクル23を備える光モジュールであって、光レセプタクル23は、ファイバスタブ27と、ファイバスタブ27を保持し、金属筐体に取り付けられる筐体側金属ホルダ24と、ファイバスタブ27が挿入され、筐体側金属ホルダ24と接触しない間隙を形成するようにファイバスタブ27を保持するコネクタ側金属ホルダ25と、間隙を絶縁性部材30で塞ぐように形成された絶縁部と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、光コネクタに保持された光ファイバに光信号を送信し、あるいは光ファイバからの光信号を受信する光モジュール及び光レセプタクルに関する。
近年のデータトラフィックの増加に伴い、40Gbit/sあるいは100Gbit/sといった高速な信号伝送が可能な光伝送システムが実現されている。このような高速な光伝送システムの光インタフェースとして、「CFP(Centumgigabit Form Factor Pluggable)」などの小型の光トランシーバが規格化されている。光送受信トランシーバには、TOSA(Transmitter Optical Sub−Assembly)やROSA(Receiver Optical Sub−Assembly)といった光モジュールが用いられている。
図1は、関連技術に係る光モジュールの構造を説明する図であり、光モジュールは、
金属筐体11と、電気インタフェース12と、光レセプタクル部13とで構成される。光レセプタクル部13は、筐体側金属ホルダ14と、コネクタ側金属ホルダ15と、ファイバスタブ17と、フランジ16とで構成される。図1は関連技術に係る光モジュールの斜視図であり、図2は側面図である。
図3は、関連技術に係る光モジュールにおける光レセプタクル部13の断面図である。光モジュールは、図1に示すように半導体レーザ(TOSAの場合)やフォトダイオード(ROSAの場合)といった光デバイス、信号処理を行うICなどが封入される金属筐体11、半導体レーザやフォトダイオード、ICと電気信号を送受信する電気インタフェース12、および光コネクタが接続される光レセプタクル部13とで構成される。
図3に示す光レセプタクルとして機能する光レセプタクル部13は、筐体に接続されファイバスタブ17を保持する筐体側金属ホルダ14、スタブフェルール17’の中心部に光導波路21を有し、接続された光コネクタ(不図示)と金属筐体11内の光デバイスとの光結合を行うファイバスタブ17、筐体側金属ホルダ14とは間隙を設けて離間され、ファイバスタブ17を保持するコネクタ側金属ホルダ15とで構成される。コネクタ側金属ホルダ15は、ファイバスタブ17を保持するスタブホルダ18、スタブホルダ18とファイバスタブ17とがなす間隙に挿入され、光コネクタのフェルール(不図示)が嵌入されるセラミックスリーブ22、セラミックスリーブ22を内包しスタブホルダ18と固定される金属製のスリーブシェル19、スリーブシェル19に設けられた突起部であるフランジ16とで構成される。ファイバスタブ17のスタブフェルール17’は、例えばジルコニアやプラスチックなど、相応の強度を持つ絶縁性の材料で形成される。
コネクタ側金属ホルダ15のスリーブシェル19に設けられたフランジ16部分を基準に光トランシーバのパッケージ100に嵌合されることで、光モジュールは光トランシーバのパッケージに固定される。光コネクタに備わる光ファイバを把持したフェルール(不図示)がコネクタ側金属ホルダ15のセラミックスリーブ22内部に挿入され、該フェルールの先端がファイバスタブ17の一端に光学的に接続されることで、光コネクタに保持された光ファイバ(不図示)と金属筐体11内の光デバイスとが、光学的に結合され、光信号の送受信が可能となる。
耐電磁障害や静電気放電対策の観点から、光モジュールの筐体は金属またはメタライズが施されたセラミックであり、かつ電気的に安定とするため接地される。一方、光トランシーバのパッケージは、一般的に接地されることはなくフローティング電位となっている。
該パッケージに嵌合するフランジ16ならびにコネクタ側金属ホルダ15は、セラミックスリーブ22を除くと金属性部材で構成されるため、光トランシーバのパッケージ100と同じ電位(フローティング電位)となる。外部からの電磁波や静電気に起因するノイズが金属筐体11内の半導体レーザやフォトダイオード、ICに影響を及ぼさないよう、筐体側金属ホルダ14とコネクタ側金属ホルダ15とは離間され、それらは絶縁性のファイバスタブ17を介して接続固定される。
特開2009−103988号公報
光モジュールは前述のとおり、フランジ16を介して光トランシーバに固定される。光トランシーバ内では、光モジュールの電気インタフェース12が光トランシーバ内部の信号処理回路と接続されるが、実装形態によっては、光モジュールの金属筐体11に片方向からの荷重がかかることがある。例えば、図2において、金属筐体11には図中下方向あるいは上方向への荷重がかかることがありうる。
このような場合、図2及び3において、発明者らは、筐体側金属ホルダ14と、コネクタ側金属ホルダ15とがなす間隙に位置するファイバスタブ17に、集中的に応力が発生することを見出した。そして、このファイバスタブ17に集中的な応力が発生することで、ファイバスタブ17が破断してしまう可能性がある、という課題があった。
前記課題を解決するために、本発明は、光モジュールにおける筐体側金属ホルダとコネクタ側金属ホルダとがなす間隙による破断の発生を、強度を増すことで防ぐことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、光モジュールにおける筐体側金属ホルダとコネクタ側金属ホルダとがなす間隙を、絶縁性部材で塞ぐ。
具体的には、本発明に係る光モジュールは、
光電変換素子が内蔵された金属筐体及び光レセプタクルを備える光モジュールであって、
前記光レセプタクルは、
ファイバスタブと、
前記ファイバスタブを保持し、前記金属筐体に取り付けられる筐体側金属ホルダと、
前記ファイバスタブが挿入され、前記筐体側金属ホルダと接触しない間隙を形成するように前記ファイバスタブを保持するコネクタ側金属ホルダと、
前記間隙を絶縁性部材で塞ぐように形成された絶縁部と、を備える。
本発明に係る光モジュールでは、
前記絶縁部は、
前記間隙が熱硬化型樹脂又は紫外線硬化型樹脂で塞ぐように形成されていてもよい。
本発明に係る光モジュールでは、
前記絶縁部は、
前記間隙がセラミックで塞ぐように形成されていてもよい。
本発明に係る光モジュールでは、
前記ファイバスタブは、予め形成された突起形状の突起部分を有し、
前記間隙が前記ファイバスタブの前記突起部分で塞ぐように形成されてもよい。
本発明に係る光モジュールでは、
前記筐体側金属ホルダ及び前記コネクタ側金属ホルダとで形成された前記間隙を円筒状の絶縁性ホルダで覆うようにして封止してもよい。
具体的には、本発明に係る光レセプタクルは、
ファイバスタブと、
前記ファイバスタブを保持し、光電変換素子が内蔵された金属筐体に取り付けられる筐体側金属ホルダと、
前記ファイバスタブが挿入され、前記筐体側金属ホルダと接触しない間隙を形成するように前記ファイバスタブを保持するコネクタ側金属ホルダと、
前記間隙を絶縁性部材で塞ぐように形成された絶縁部と、を備える。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、光モジュールにおける筐体側金属ホルダとコネクタ側金属ホルダとがなす間隙における破断の発生を、強度を増すことで防止することができる。
関連技術に係る光モジュールの斜視方向の構成図の一例を示す。 関連技術に係る光モジュールの側面方向の構成図の一例を示す。 関連技術に係る光モジュールにおける光レセプタクル部の断面図の一例を示す。 第1の実施形態に係る光モジュールの構成図の一例を示す。 第2の実施形態に係る光モジュールの構成図の一例を示す。 第3の実施形態に係る光モジュールの構成図の一例を示す。 本実施形態に係る光モジュールにおける実験例の一例を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(第1の実施形態)
図4は、本発明の第1の実施形態に係る光モジュールの構成を説明する図であり、光レセプタクルとして機能する光レセプタクル部23の断面図を示す図である。光モジュールは、図1〜3に示した関連技術に係る光モジュールと同様に、半導体レーザやフォトダイオードといった光デバイス、信号処理を行うICなどが封入される金属筐体、半導体レーザやフォトダイオード、ICと電気信号を送受信する電気インタフェース、および光コネクタが接続される光レセプタクル部23とで構成される。
光レセプタクル部23は、金属筐体に接続されファイバスタブ27を保持する筐体側金属ホルダ24、スタブフェルール27’の中心部に光導波路21を有し、接続された光コネクタ(不図示)と金属筐体内の光デバイスとの光結合を行うファイバスタブ27、筐体側金属ホルダ24とは電気的に絶縁され、ファイバスタブ27を保持するコネクタ側金属ホルダ25と、さらに筐体側金属ホルダ24とコネクタ側金属ホルダ25とがなす間隙に充填される絶縁性部材30とで構成される。コネクタ側金属ホルダ25は、ファイバスタブ27を保持するスタブホルダ28、スタブホルダ28とファイバスタブ27とがなす間隙に挿入され、光コネクタのフェルール(不図示)が嵌入されるセラミックスリーブ22、セラミックスリーブ22を内包しスタブホルダ28と固定される金属製のスリーブシェル29、スリーブシェル29に設けられた突起部であるフランジ26とで構成される。
このように、第1の実施形態に係る光モジュールでは、筐体側金属ホルダ24とコネクタ側金属ホルダ25との間に絶縁性部材30を充填されて接続するようにしたため、両金属ホルダの一体性が高められ、ファイバスタブ27に応力が集中することを避けることができるようになる。また、筐体側金属ホルダ24とコネクタ側金属ホルダ25と間の絶縁性も依然として確保できる。
第1の実施形態で用いることができる絶縁性部材30としては、種々の材料や構成のものが適用できる。例えば、絶縁性部材30として、熱硬化型の絶縁性樹脂を用いることができる。以下、絶縁性部材30として熱硬化型樹脂を用いる場合の、光モジュールの製造方法を説明する。
まず、図1及び図2に示したような、筐体側金属ホルダ24とコネクタ側金属ホルダ25と間に間隙を設けた光モジュールを製造する。次いで、熱硬化型樹脂をシリンジに入れ、ディスペンサを用いて熱硬化型樹脂を間隙近傍に吐出する。
熱硬化型樹脂は、毛細管現象により間隙に吸い込まれるようにして注入される。このようにして間隙を熱硬化型樹脂で充填した後、光モジュールを適当な温度と時間で加熱処理して硬化させることで、第1の実施形態に係る光モジュールが完成する。なお、絶縁性部材30として、紫外線硬化型の絶縁性樹脂を用いてもよい。その場合は、紫外線硬化型の絶縁性樹脂を間隙に充填した後、該間隙に適当な時間だけ紫外線を照射して絶縁性樹脂を硬化させるようにすればよい。
または光レセプタクル部23単体の状態で上記実装を行い、絶縁性部材30が間隙に充填された光レセプタクル部23を用いて光モジュールを完成させてもよい。絶縁性部材30としては、これ以外にも、例えば予め適切なサイズに加工された、環状のセラミックリングを用いるようにしてもよい。
“適切なサイズ”とは、例えば、筐体側金属ホルダ24とコネクタ側金属ホルダ25との間に設けられた間隙とほぼ同程度の厚みであり、またその内径はファイバスタブ27の外径とほぼ同程度、外径は筐体側金属ホルダ24あるいはコネクタ側金属ホルダ25の外径と同程度となる、外観ドーナツ形状のリングである。
このようなセラミックリングを絶縁性部材30として用いた光モジュールは、以下のようにして製造することができる。まず、筐体側金属ホルダ24の内部にファイバスタブ27を挿入・固定する。筐体側金属ホルダ24の開放端にセラミックリングを取り付けた後、突出したファイバスタブ27にスタブホルダ28を挿入する。スタブホルダ28とファイバスタブ27とがなす間隙にセラミックスリーブ22を挿入し、最後にスリーブシェル29を挿入し固定する。
このようにして、絶縁性部材30としてセラミックリングを用いた第1の実施形態に係る光レセプタクル部23が完成する。この光レセプタクル部23と半導体レーザやフォトダイオード、ICが内蔵された金属筐体とを光結合させ、光レセプタクル部23と金属筐体をYAG溶接などのスポット溶接で接合させ、光モジュールが完成する。
図4からも分かるとおり、第1の実施形態に係る光モジュールは、関連技術に係る光モジュールと外観に大きな相違はなく、関連技術に係る光モジュールと比べて実装上の互換性を損なうことはない。また、わずかな部材あるいは工程の追加により、光モジュールを光トランシーバに実装した際に生じるファイバスタブ27への応力集中を大幅に緩和し、これをもって、ファイバスタブ27の破断を防ぐことができるようになる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る光モジュールの構成を説明する図であり、光レセプタクル部33の断面図を示す図である。本実施形態に係る光モジュールは、ファイバスタブ37に設けられた突起部が、筐体側金属ホルダ34とコネクタ側金属ホルダ35とがなす間隙を充填している点で、第1の実施形態で開示した光モジュールと異なる。それ以外については第1の実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る光モジュールでは、関連技術に係るファイバスタブ17に代わり、外周に円盤状の突起部を設けたファイバスタブ37を用いている。この円盤状の突起部は、例えば、筐体側金属ホルダ34とコネクタ側金属ホルダ35と間に設けられた間隙とほぼ同程度の厚みであり、かつ、筐体側金属ホルダ34あるいはコネクタ側金属ホルダ35の外径と同程度の外径であればよい。
また、この円盤状の突起部は、図4に示すファイバスタブ27の外周であって、ファイバスタブ27が筐体側金属ホルダ24に挿入された際に、筐体側金属ホルダ24の開放端に到達する位置に設けるようにすればよい。このように、第2の実施形態に係る光モジュールでは、筐体側金属ホルダ34とコネクタ側金属ホルダ35との間に、ファイバスタブ37に設けた突起部が配置されて接続するようにした。
このため、両金属ホルダの一体性が高められ、ファイバスタブ37に応力が集中することを避けることができるようになる。また、筐体側金属ホルダ34とコネクタ側金属ホルダ35と間の絶縁性も依然として確保できる。
本実施形態に係る光モジュールは、関連技術に係る光モジュールと同様の工程で製造することができる。また、ファイバスタブ37の形状が異なるのみで、光モジュールを構成する部材点数は変わらない。そのため、部材点数及び製造工程数を増加させることなく、光モジュールを光トランシーバに実装した際に生じるファイバスタブ37への応力集中を大幅に緩和し、もって、ファイバスタブ37の破断を防ぐことができるようになる。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る光モジュールの構成を説明する図であり、光レセプタクル部43の断面図を示す図である。本実施形態に係る光モジュールは、筐体側金属ホルダ44とコネクタ側金属ホルダ45とがなす間隙を、円筒状の絶縁性ホルダ41で封止している点で、第1及び第2の実施形態で開示した光モジュールと異なる。それ以外については他の実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る光モジュールでは、関連技術に係る光モジュールに加えて、筐体側金属ホルダ44とコネクタ側金属ホルダ45とを間隙を設けたまま接続し、該間隙を円筒状の絶縁性ホルダ41で封止するようにした。この円筒状の絶縁性ホルダ41は、その材料はセラミックなどの絶縁性材料であり、そのサイズは、例えば、間隙よりも長く、筐体側金属ホルダ44あるいはコネクタ側金属ホルダ45の外径と同程度の内径であり、両金属ホルダと固定しうる程度の厚みであればよい。
このような円筒状の絶縁性ホルダ41を用いた光モジュールは、以下のようにして製造することができる。まず、筐体側金属ホルダ44の内部にファイバスタブ47を挿入・固定する。突出したファイバスタブ47にスタブホルダ48を挿入した後、筐体側金属ホルダ44とスタブホルダ48とがなす間隙を、円筒状の絶縁性ホルダ41で封止・固定する。
スタブホルダ48とファイバスタブ47とがなす間隙にセラミックスリーブ22を挿入し、最後にスリーブシェル49を挿入し固定して光レセプタクル部43が完成する。この光レセプタクル部43と半導体レーザやフォトダイオード、ICが搭載された金属筐体を光学調芯により光結合させ、YAG溶接などのスポット溶接により接続する。このようにして、第3の実施形態に係る光モジュールが完成する。
このように、第3の実施形態に係る光モジュールでは、筐体側金属ホルダ44とコネクタ側金属ホルダ45とがなす間隙を円筒状の絶縁性ホルダ41で封止するようにしたため、両金属ホルダの一体性が高められ、ファイバスタブ47に応力が集中することを避けることができるようになる。
また、筐体側金属ホルダ44とコネクタ側金属ホルダ45と間の絶縁性も依然として確保できる。このように、わずかな部材あるいは工程の追加により、光モジュールを光トランシーバに実装した際に生じるファイバスタブ47への応力集中を大幅に緩和し、もって、ファイバスタブ47の破断を防ぐことができるようになる。
上述した本実施の形態の効果を検証するために実証実験を行い、以下に実験結果を説明する。実証実験では、図1〜3に示した関連技術に係る光モジュールと、第1の実施形態で開示した光モジュールとを比較対象とした。両者とも、パッケージ100を模した固定部材50にフランジ16、56を固定した後、金属筐体に荷重を与えて、筐体側金属ホルダとコネクタ側金属ホルダと間隙で破断が生じる様子を観測した。
実証実験に用いた第1の実施形態に係る光モジュールは、絶縁性部材30として熱硬化型樹脂20を使用した。熱硬化型樹脂20としては、エポキシテクノロジー社製のファイバオプティクス用2液性熱硬化型樹脂353NDを用いた。熱硬化型樹脂20は、ディスペンサを用いて金属ホルダ間に充填された後、温度約85度で約60分加熱して硬化させた。図7は、効果を検証するための実験系を説明する図である。
図7に示すように、光モジュールのフランジ56を固定部材50で固定し、金属筐体51の一の面に対し、当該面に垂直な方向から荷重を与えた。関連技術に係る光モジュールでは、荷重36.2N(ニュートン)を与えたとき、筐体側金属ホルダとコネクタ側金属ホルダとの間隙が破断した。一方、第1の実施形態に係る光モジュールでは、荷重214Nを与えても、筐体側金属ホルダ54とコネクタ側金属ホルダ55と間隙が破損することはなかった。
なお、この荷重を与えた時点で、光モジュールの他の箇所が破損したため、具体的にどの程度の荷重で間隙が破断するか見積もることができなかったが、本発明に係る光モジュールでは、関連技術に係る光モジュールに比べて少なくとも6倍以上の強度が確保できていることが検証された。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
11、51:金属筐体
12:電気インタフェース
13、23、33、43:光レセプタクル部
14、24、34、44、54:筐体側金属ホルダ
15、25、35、45、55:コネクタ側金属ホルダ
16、26、36、46、56:フランジ
17、27、37、47:ファイバスタブ
18、28、38、48:スタブホルダ
19、29、39、49:スリーブシェル
20:熱硬化型樹脂
21:光導波路
22:セラミックスリーブ
30:絶縁性部材
41:絶縁性ホルダ
50:固定部材
100:パッケージ

Claims (6)

  1. 光電変換素子が内蔵された金属筐体及び光レセプタクルを備える光モジュールであって、
    前記光レセプタクルは、
    ファイバスタブと、
    前記ファイバスタブを保持し、前記金属筐体に取り付けられる筐体側金属ホルダと、
    前記ファイバスタブが挿入され、前記筐体側金属ホルダと接触しない間隙を形成するように前記ファイバスタブを保持するコネクタ側金属ホルダと、
    前記間隙を絶縁性部材で塞ぐように形成された絶縁部と、
    を備えることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記絶縁部は、
    前記間隙が熱硬化型樹脂又は紫外線硬化型樹脂で塞ぐように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記絶縁部は、
    前記間隙がセラミックで塞ぐように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  4. 前記ファイバスタブは、予め形成された突起形状の突起部分を有し、
    前記間隙が前記ファイバスタブの前記突起部分で塞ぐように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  5. 前記筐体側金属ホルダ及び前記コネクタ側金属ホルダとで形成された前記間隙を円筒状の絶縁性ホルダで覆うようにして封止している
    ことを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  6. ファイバスタブと、
    前記ファイバスタブを保持し、光電変換素子が内蔵された金属筐体に取り付けられる筐体側金属ホルダと、
    前記ファイバスタブが挿入され、前記筐体側金属ホルダと接触しない間隙を形成するように前記ファイバスタブを保持するコネクタ側金属ホルダと、
    前記間隙を絶縁性部材で塞ぐように形成された絶縁部と、
    を備えることを特徴とする光レセプタクル。
JP2015114425A 2015-06-05 2015-06-05 光モジュール及び光レセプタクル Pending JP2017003634A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015114425A JP2017003634A (ja) 2015-06-05 2015-06-05 光モジュール及び光レセプタクル
PCT/JP2016/061197 WO2016194467A1 (ja) 2015-06-05 2016-04-06 光モジュール及び光レセプタクル
CN201620490399.0U CN205787253U (zh) 2015-06-05 2016-05-26 光模块和光插座

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015114425A JP2017003634A (ja) 2015-06-05 2015-06-05 光モジュール及び光レセプタクル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017003634A true JP2017003634A (ja) 2017-01-05

Family

ID=57440527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015114425A Pending JP2017003634A (ja) 2015-06-05 2015-06-05 光モジュール及び光レセプタクル

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2017003634A (ja)
CN (1) CN205787253U (ja)
WO (1) WO2016194467A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111505772A (zh) * 2019-07-30 2020-08-07 武汉昱升光器件有限公司 一种光模块

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040022500A1 (en) * 2002-01-21 2004-02-05 Agilent Technologies, Inc. Optical sub assembly
JP2005070499A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Kyocera Corp 光レセプタクル
JP2007011287A (ja) * 2005-05-30 2007-01-18 Kyocera Corp 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2007133225A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Adamant Kogyo Co Ltd 光レセプタクルおよびレセプタクルモジュール
JP2012237840A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール
WO2013125084A1 (ja) * 2012-02-22 2013-08-29 京セラ株式会社 光レセプタクル

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040022500A1 (en) * 2002-01-21 2004-02-05 Agilent Technologies, Inc. Optical sub assembly
JP2005070499A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Kyocera Corp 光レセプタクル
JP2007011287A (ja) * 2005-05-30 2007-01-18 Kyocera Corp 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2007133225A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Adamant Kogyo Co Ltd 光レセプタクルおよびレセプタクルモジュール
JP2012237840A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール
WO2013125084A1 (ja) * 2012-02-22 2013-08-29 京セラ株式会社 光レセプタクル

Also Published As

Publication number Publication date
CN205787253U (zh) 2016-12-07
WO2016194467A1 (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6791910B2 (ja) 一体型光学素子を有する密閉型光ファイバ位置合わせ組立体
US6527458B2 (en) Compact optical transceiver integrated module using silicon optical bench
JP5089617B2 (ja) 光学装置
JP5214532B2 (ja) 光電気複合型コネクタ
JP6170527B2 (ja) 光レセプタクル及び光トランシーバ
JP2006338018A (ja) 光学アセンブリ
JP6234036B2 (ja) 光通信装置
JP2005311363A (ja) 静電破壊耐圧を高めた光アセンブリ
JP2008177310A (ja) 光モジュール及びそれを搭載した光トランシーバ
JP2009294419A (ja) 光サブアセンブリ及び光データリンク
US7874741B2 (en) Optical module and process for manufacturing the same
WO2016194467A1 (ja) 光モジュール及び光レセプタクル
JP2007094145A (ja) 光モジュール
JP2014534472A (ja) コア対コアアライメントを有する光ファイバ
US11656415B2 (en) Optical connector cable
JP2003075688A (ja) 光モジュール及びその製造方法
US20110042558A1 (en) Optical device and method of manufacturing the same
JP6054468B2 (ja) 光モジュール
JP2013231895A (ja) 光モジュール
JP5621862B2 (ja) 光電気複合型コネクタ
JP2012237840A (ja) 光モジュール
JP4911023B2 (ja) 光モジュール
JP5555138B2 (ja) ガラスフェルール付き光ファイバ
JP2012237841A (ja) 光モジュール
JP2019015813A (ja) 光レセプタクル、ファイバスタブ及び光モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170131