JP2017003511A - センサ装置およびその製造方法 - Google Patents

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Hirobumi Kato
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Abstract

【課題】既存のセンサ装置に対して耐環境性の機能を付加したセンサ装置およびその製造方法を提供する。【解決手段】台座部材12をエポキシ接着剤15で接着したメタルベース13に電極31を接続し、メタルベース13をポリイミドが溶け込んでいる電解液30に浸し、電極31と電解液30の中の電極とに電圧を印加して電解液30の中のポリイミドをメタルベース13に被着してポリイミド被膜32を成膜する。これにより、圧力センサセル10aは、メタルベース13の、圧力媒体に晒される面がポリイミドで薄く均一にコーティングされるので、耐腐食性能を向上させることができる。【選択図】図4

Description

本発明はセンサ装置およびその製造方法に関し、特に既存の方法により製造されたセンサ装置に対して耐食性の機能が付加されたセンサ装置およびその製造方法に関する。
自動車においては、環境規制をクリアするため、各種のセンサ装置が用いられており、中には、1MPa以上の圧力を計測することを目的とした圧力センサ装置がある。このような圧力センサ装置は、圧力媒体を導入するためのメタルベース、導入された圧力を検出する半導体デバイスユニットと、この半導体デバイスユニットを収容する樹脂ケースとを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
半導体デバイスユニットは、導入された圧力媒体を受圧することにより生じるひずみを検出して電気信号に変換する半導体センサチップと、この半導体センサチップを保持する台座部材とを備え、台座部材は、メタルベースにエポキシ接着剤によって接着されている。半導体センサチップは、樹脂ケースにインサートされた端子部にボンディングワイヤによって配線され、検出された電気信号は、端子部を介して外部に出力される。
ここで、台座部材は、熱膨張係数が小さく耐熱性に優れたガラスでできている。台座部材の中心には、圧力媒体が通る貫通孔が設けられている。台座部材と半導体センサチップとは、静電接合によって気密状態に接合されている。
台座部材は、また、メタルベースに接着されている。メタルベースは、熱膨張係数が台座部材のガラスの熱膨張係数に近い42アロイと呼ばれる材料を用いている。42アロイは、ニッケル42重量%、鉄57重量%、微量の添加物よりなる合金で、常温付近での熱膨張係数が低く、かつ、ガラスと係数が近いことから、ガラス封着される半導体製品の金属部分によく使われる材料である。メタルベースにこの合金を用いることにより、熱膨張係数差に起因する応力で、半導体デバイスユニットまたはエポキシ接着剤が破損されることを防ぐことができる。
特開2005−98976号公報
しかしながら、42アロイは、その材質より、非常に錆び易いという欠点を抱えている。このような欠点に対しては、ニッケルなどでの電気めっき処理が有効であるが、処理費用コストが高く、製品の価格競争力を削ぐ形となっていた。
安価なめっき材質を選択すれば、上記処理費用コストを下げることは可能であるが、半導体デバイスユニットと接着するための、実績のあるエポキシ接着剤との相性が懸念され、製品特性への影響の可能性がある。特に、高圧の圧力媒体が導入される部位で使用される接着剤は、最も考慮されるべきファクタのひとつであり、製品の信頼性を維持する新たな接着剤を開発するのにコストがかかってしまう。
また、安価なめっき材質では、強酸物質が飛来する環境下での耐腐食性能が絶対的に不足しており、ただちに腐食することが懸念されるため、新用途アプリケーション展開の妨げにもなっていた。
さらに、42アロイの錆び易いという性質は、圧力媒体に依存するので、必ずしも、すべてのセンサ装置に対策が必要とされるものではない。このため、耐腐食性能が要求される環境下に適用されるセンサ装置に対してのみ、できるだけコストをかけることなく、耐環境性能を向上させたいという要請がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、既存の方法により製造されたセンサ装置に対して耐環境性の機能が付加されたセンサ装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明では上記の課題を解決するために、センサチップと、中央に第1の貫通孔を有し、一方の端面に前記センサチップが接合された台座部材と、第2の貫通孔を有するメタルベースと、前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔とが連通するように前記台座部材の他方の端面を前記メタルベースに接着するエポキシ接着剤と、前記センサチップおよび前記台座部材を収容するように前記メタルベースに接合された樹脂ケースと、少なくとも前記メタルベースの前記第2の貫通孔の内壁と前記台座部材が接着されている面とは反対側の面とに被着されたポリイミド被膜と、を備えたセンサ装置が提供される。
本発明では、また、台座部材をエポキシ接着剤で接着したメタルベースに第1の電極を接続し、前記メタルベースをポリイミドが溶け込んでいる電解液に浸し、前記第1の電極と前記電解液の中の第2の電極とに電圧を印加し、前記電解液の中の前記ポリイミドを前記メタルベースに被着させてポリイミド被膜を成膜する、ことからなるセンサ装置の製造方法が提供される。
上記構成のセンサ装置およびその製造方法は、台座部材をエポキシ接着剤でメタルベースに接着した構成を変更することなく、メタルベースのみにポリイミド被膜を成膜するため、センサ装置の機能を維持しながら耐環境性の機能のみを付加できるという利点がある。
既存の圧力センサセルを示す平面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図1のB−B矢視断面図である。 第1の実施の形態に係る圧力センサセルの製造方法を示す説明図である。 第1の実施の形態に係る圧力センサセルを示す断面図である。 第1の実施の形態に係る圧力センサセルが適用された圧力センサをメタルベースの長手方向に切断したときの断面図である。 第1の実施の形態に係る圧力センサセルが適用された圧力センサをメタルベースの短手方向に切断したときの断面図である。 第2の実施の形態に係る圧力センサセルを示す平面図である。 図8のC−C矢視断面図である。 第3の実施の形態に係る圧力センサセルを示す平面図である。 図10のD−D矢視断面図である。 第4の実施の形態に係る圧力センサセルを示す平面図である。 図12のE−E矢視断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、圧力センサセルに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の各実施の形態の説明において、他の実施の形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。また、各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
図1は既存の圧力センサセルを示す平面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は図1のB−B矢視断面図である。
図1ないし図3に示すように、圧力センサセル10は、圧力センサチップ11、台座部材12、メタルベース13および樹脂ケース14を備えている。圧力センサチップ11および台座部材12は、半導体デバイスユニットを構成している。この半導体デバイスユニットの台座部材12は、エポキシ接着剤15によってメタルベース13に接着されている。
圧力センサチップ11は、たとえば、半導体シリコンの第1の面(図1では下面)の中央を凹設することにより厚さを薄くしたダイヤフラム16を有し、このダイヤフラム16が測定しようとする圧力媒体の圧力を受ける受圧部を構成している。半導体シリコンの第2の面(図1では上面)、すなわち、ダイヤフラム16の受圧面とは反対側の面には、圧力媒体の印加によるダイヤフラム16の変位を検出するための回路が形成されている。
台座部材12は、たとえば、パイレックス(登録商標)ガラスやテンパックスガラスなどのガラス材料で形成されており、中心には、圧力媒体が通る貫通孔17が設けられている。台座部材12は、ダイヤフラム16が貫通孔17に臨むように位置合わせし、静電接合によって圧力センサチップ11と接合されている。この静電接合により、圧力センサチップ11と台座部材12とは、それらの間を高い気密性を保った状態で接合され、気密性の高い構造を実現している。
台座部材12の圧力導入手段であるメタルベース13は、その中心に、圧力媒体が通る貫通孔18が設けられている。台座部材12とメタルベース13は、それらの貫通孔17,18の中心が一致するように位置合わせされて、エポキシ接着剤15により接着される。メタルベース13は、たとえば、42アロイで形成されており、樹脂ケース14の相対する一対の辺から一部が突出した大きさを有している。
樹脂ケース14は、図示の例では、平面形状が矩形状を有し、その中央の開口部19に、圧力センサチップ11および台座部材12を収容するようにメタルベース13に接合されている。樹脂ケース14は、その相対する一対の辺を貫通するように信号端子20が4本ずつ埋設されている。信号端子20は、樹脂ケース14の内部に露出している内部露出個所と、樹脂ケース14の外部に露出している外部露出個所とを有している。信号端子20の内部露出個所は、圧力センサチップ11とボンディングワイヤ21により電気的に接続されている。
樹脂ケース14は、また、圧力センサチップ11、ボンディングワイヤ21および信号端子20の内部露出個所を覆うようにゲル状の封止材料22によって充填されており、ボンディングワイヤ21およびそのボンディング部分を保護している。
以上の圧力センサセル10は、圧力センサチップ11が接合された台座部材12をメタルベース13にエポキシ接着剤15に接着し、次に、樹脂ケース14をメタルベース13に接着し、ボンディングワイヤに21による配線を行って構成される。その後、樹脂ケース14に封止材料22を充填して、圧力センサセル10が完成される。この圧力センサセル10は、耐腐食性能が要求されない通常の環境下で使用される圧力センサとして使用される。
上述した構成の圧力センサセル10では、メタルベース13の貫通孔18を介して圧力媒体が導入され、圧力センサチップ11のダイヤフラム16が圧力を受けると、ダイヤフラム16が圧力媒体の導入方向に変位する。そのダイヤフラム16の変位は、ダイヤフラム16の受圧面とは反対側の圧力センサチップ11の表面に形成された電気回路によって検出され、その圧力検出信号は、ボンディングワイヤ21を介して信号端子20に出力される。次に、以上のような圧力センサチップ11が耐腐食性能を獲得できる方法について説明する。
<第1の実施の形態>
図4は第1の実施の形態に係る圧力センサセルの製造方法を示す説明図、図5は第1の実施の形態に係る圧力センサセルを示す断面図である。
第1の実施の形態に係る圧力センサセル10aは、上記の圧力センサセル10に対し、電気めっき処理と同じ原理を用いて、メタルベース13の露出している表面に耐食コーティングを施すようにしている。すなわち、半導体デバイスユニットがエポキシ接着剤15でメタルベース13に接着された圧力センサセル10を電解液30に浸し、メタルベース13の上部露出面に電極31を電気的に接続し、電極31と電解液30の中に設けた電極とに直流電圧を印加する。電解液30には、ポリイミドが溶け込んでおり、メタルベース13に接続された電極31と電解液30の中の電極とに電圧を印加することで、電解液30の中のポリイミドがメタルベース13に引き寄せられる。これにより、電解液30と接触され、同電位となっているメタルベース13の表面、すなわち、メタルベース13の貫通孔18の内壁と、台座部材12が接着され、樹脂ケース14が接合された面を除く外周面とにポリイミド被膜32が成膜される。なお、メタルベース13の電解液30への浸し方によっては、メタルベース13の樹脂ケース14が接合された面であって樹脂ケース14よりも外側の面にもポリイミド被膜32が成膜されることがある。ただし、そのような面は、圧力媒体に晒される面ではないので、その面に成膜されるポリイミド被膜32は、特に必要とされるものではない。なお、図4および図5では、ポリイミド被膜32は、厚さを誇張して示してあるが、圧力媒体の伝達のためにメタルベース13にあけられた貫通孔18が塞がれることのないように、薄く均一に形成されている。しかも、ポリイミド被膜32は、電解液30に浸されているメタルベース13のみに被着され、電解液30が毛細管現象により台座部材12の貫通孔17まで浸入したとしても、非導電性のエポキシ接着剤15および台座部材12に被着されることはない。
メタルベース13の表面に所定の厚みのポリイミド被膜32が成膜されると、メタルベース13から電極31が取り外され、圧力センサセル10aは、電解液30から引き上げられる。その後、圧力センサセル10aは、必要に応じて、洗浄および乾燥が施されて製品となる。
このポリイミド被膜32は、めっき以上の耐食性を有し、また、液状物質なので、適用が容易であり、かつ、材料コストも安価である。しかも、このポリイミド被膜32の成膜処理は、圧力センサセル10を組み立てた後に実施される後処理であるため、それ以前の製造工程をそのまま利用することができる。しかも、メタルベース13のみにポリイミド被膜32を成膜するため、圧力センサセル10aは、その機能を維持しながら耐環境性の機能のみを安価に付加することができる。
図6は第1の実施の形態に係る圧力センサセルが適用された圧力センサをメタルベースの長手方向に切断したときの断面図であり、図7は第1の実施の形態に係る圧力センサセルが適用された圧力センサをメタルベースの短手方向に切断したときの断面図である。
図示の圧力センサ40は、第1の実施の形態に係る圧力センサセル10aをコネクタ部材41と継手部材42とで上下から挟み込み、継手部材42の開口縁部をかしめることにより、圧力センサセル10aとコネクタ部材41と継手部材42とを一体化している。
コネクタ部材41は、圧力センサセル10aを収容するハウジング部43と、圧力センサ40の出力を外部へ取り出すためのソケット部44とが一体成形された構成となっている。ハウジング部43とソケット部44との間には、かしめられた継手部材42の開口縁部が係止される段差部45が形成されている。ハウジング部43とソケット部44との間の仕切り部分には、信号端子46が埋設されている。信号端子46の一端は、ハウジング部43内に露出し、信号端子46の他端は、ソケット部44内に露出している。ハウジング部43内に露出する信号端子46の基端部分は、圧力センサセル10aの信号端子20にレーザー溶接により電気的に接続されている。
ハウジング部43とソケット部44との間の仕切り部分には、貫通孔47が設けられている。この貫通孔47は、半導体デバイスユニットを納めた樹脂ケース14の開口部19の空間が密閉状態とならないようにするために設けられている。これにより、コネクタ部材41に圧力センサセル10aを取り付けた際に上記の仕切り部分との間に形成される空間が大気開放されるので、その空間の気体が温度変化による膨張収縮で圧力センサ40の特性が変動するのを防止している。
継手部材42は、コネクタ部材41のソケット部44が接合される側とは反対側に圧力導入部48を有し、この圧力導入部48は、圧力媒体が封入された筐体49に接合されている。これにより、筐体49内の圧力媒体は、継手部材42の圧力導入部48、メタルベース13の貫通孔18および台座部材12の貫通孔17を通って圧力センサチップ11のダイヤフラム16に導かれる。
また、圧力導入部48の内側端面には、凹部50が形成され、その凹部50には、Oリング51が配置されて、メタルベース13と圧力導入部48との間を気密に封止している。このOリング51により、圧力導入部48を通ってメタルベース13の貫通孔18へ導かれた圧力媒体が、メタルベース13の貫通孔18以外の部分に流れ込むのを防いでいる。
また、コネクタ部材41のハウジング部43と継手部材42との間にも、その間を封止するOリング52が設けられている。このOリング52により、圧力媒体がOリング51を介して漏れた場合に圧力媒体が外部に漏れ出すのを防いでいる。
<第2の実施の形態>
図8は第2の実施の形態に係る圧力センサセルを示す平面図、図9は図8のC−C矢視断面図である。
第2の実施の形態に係る圧力センサセル10bは、第1の実施の形態に係る圧力センサセル10aと比較してメタルベース13の外周が樹脂ケース14に覆われて一体化されている点で相違している。このため、圧力センサセル10bを電解液30に浸してメタルベース13にポリイミド被膜32を形成させるときに、メタルベース13は、ポリイミド被膜32を被着すべき部分以外に露出されている部分がない。そこで、この圧力センサセル10bでは、半導体デバイスユニットを収容する樹脂ケース14の開口部19からメタルベース13にアクセスすることができるように、樹脂ケース14に電極導入窓60が形成されている。
メタルベース13の露出面にポリイミド被膜32を形成するときには、電極導入窓60に電極31を挿入してメタルベース13に電気的に接触させた状態でメタルベース13を電解液30に浸し、電極31に電圧を印加する。
なお、この圧力センサセル10bでは、電極導入窓60を半導体デバイスユニットを収容する樹脂ケース14の開口部19内に設けてあるので、メタルベース13にポリイミド被膜32を形成させる工程は、開口部19に封止材料22を封入する前になる。
<第3の実施の形態>
図10は第3の実施の形態に係る圧力センサセルを示す平面図、図11は図10のD−D矢視断面図である。
第3の実施の形態に係る圧力センサセル10cは、メタルベース13の外周が樹脂ケース14に覆われて一体化されているが、第2の実施の形態に係る圧力センサセル10bと比較して、電極導入窓60の設置場所を変更している。すなわち、この圧力センサセル10cは、樹脂ケース14の信号端子20が出ていない側にそれぞれ突出部61が突出している。電極導入窓60は、その突出部61にメタルベース13までアクセスすることができるように形成されている。
メタルベース13の露出面にポリイミド被膜32を形成するときには、電極導入窓60に電極31を挿入してメタルベース13に電気的に接触させた状態でメタルベース13を電解液30に浸し、電極31に電圧を印加する。この圧力センサセル10cでは、樹脂ケース14の突出部61に電極導入窓60を設けたので、ポリイミド被膜32の形成工程は、半導体デバイスユニットをメタルベース13に接着後なら、いつでもよい。
<第4の実施の形態>
図12は第4の実施の形態に係る圧力センサセルを示す平面図、図13は図12のE−E矢視断面図である。
第4の実施の形態に係る圧力センサセル10dは、信号端子20のひとつである信号端子62を電極31が接続される接続部として利用している。この信号端子62は、たとえば、樹脂ケース14をインサート成形する前に、あらかじめ一端をメタルベース13に接合しておくことでメタルベース13と電気的に接続されている。したがって、メタルベース13にポリイミド被膜32を形成するときには、電極31は、信号端子62に接続することで、メタルベース13に電気的に接続される。
電極31が接続される信号端子62は、電極31を接続するための専用の端子としてもよく、または、圧力センサチップ11の表面に形成された電気回路のグランド端子と共用してもよい。
10,10a,10b,10c,10d 圧力センサセル
11 圧力センサチップ
12 台座部材
13 メタルベース
14 樹脂ケース
15 エポキシ接着剤
16 ダイヤフラム
17,18 貫通孔
19 開口部
20 信号端子
21 ボンディングワイヤ
22 封止材料
30 電解液
31 電極
32 ポリイミド被膜
40 圧力センサ
41 コネクタ部材
42 継手部材
43 ハウジング部
44 ソケット部
45 段差部
46 信号端子
47 貫通孔
48 圧力導入部
49 筐体
50 凹部
51,52 Oリング
60 電極導入窓
61 突出部
62 信号端子

Claims (7)

  1. センサチップと、
    中央に第1の貫通孔を有し、一方の端面に前記センサチップが接合された台座部材と、
    第2の貫通孔を有するメタルベースと、
    前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔とが連通するように前記台座部材の他方の端面を前記メタルベースに接着するエポキシ接着剤と、
    前記センサチップおよび前記台座部材を収容するように前記メタルベースに接合された樹脂ケースと、
    少なくとも前記メタルベースの前記第2の貫通孔の内壁と前記台座部材が接着されている面とは反対側の面とに被着されたポリイミド被膜と、
    を備えたセンサ装置。
  2. 前記メタルベースは、前記樹脂ケースよりも部分的に外側に突出され、かつ、突出された部分の前記樹脂ケースが接合された面が露出している請求項1記載のセンサ装置。
  3. 前記メタルベースの外周が前記樹脂ケースによって覆われている請求項1記載のセンサ装置。
  4. 前記樹脂ケースは、前記センサチップおよび前記台座部材を収容する開口部から前記メタルベースにアクセスできる電極導入窓を有している請求項3記載のセンサ装置。
  5. 前記樹脂ケースは、前記メタルベースの外周を覆っている突出部に前記メタルベースにアクセスできる電極導入窓を有している請求項3記載のセンサ装置。
  6. 前記樹脂ケースは、前記センサチップと接続される信号端子を有し、前記信号端子の1つが前記メタルベースに電気的に接続されている請求項3記載のセンサ装置。
  7. 台座部材をエポキシ接着剤で接着したメタルベースに第1の電極を接続し、
    前記メタルベースをポリイミドが溶け込んでいる電解液に浸し、
    前記第1の電極と前記電解液の中の第2の電極とに電圧を印加し、前記電解液の中の前記ポリイミドを前記メタルベースに被着させてポリイミド被膜を成膜する、
    ことからなるセンサ装置の製造方法。
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