JP2017002854A - エンジンの潤滑油供給機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト削減を図ることができるエンジンの潤滑油供給機構を提供する。【解決手段】排気側カムシャフト34A及び吸気側カムシャフト34Bのカム36へと潤滑油を供給するエンジン1の潤滑油供給機構であって、内側に配置される内側部材22が設けられたシリンダヘッドカバー20と、内側部材22の下端に当接された状態でシリンダヘッドカバー20に取り付けられるバッフルプレート50と、バッフルプレート50及び内側部材22の互いの当接部に区画される潤滑油路60と、を具備し、潤滑油路60は、内側部材22の下端面25と当接された部分に、下方へ凹んだ溝状の下側溝部51を具備する。【選択図】図6

Description

本発明は、吸排気バルブを開閉させる動弁機構の潤滑部へと潤滑油を供給するエンジンの潤滑油供給機構の技術に関する。
従来、吸排気バルブを開閉させる動弁機構の潤滑部へと潤滑油を供給するエンジンの潤滑油供給機構の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載のエンジンの潤滑油供給機構は、潤滑油路が形成された給油部材を具備する。給油部材は、動弁機構の潤滑部の上方に配置され、潤滑油路を流通する潤滑油を上方から当該潤滑部へと吐出する。
このような構成により、前記エンジンの潤滑油供給機構は、所定の油路を介して給油部材の潤滑油路へと供給された潤滑油を、動弁機構の潤滑部へと供給することができる。
特開2013−253542号公報
しかしながら、前記エンジンの潤滑油供給機構においては、当該潤滑油供給機構の製造に際して潤滑油路が形成された給油部材を予め準備すると共に、当該準備した給油部材をカムキャップに取り付ける作業が必要となるため、コスト高になるという問題があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、コスト削減を図ることができるエンジンの潤滑油供給機構を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、吸排気バルブを開閉させる動弁機構の潤滑部へと潤滑油を供給するエンジンの潤滑油供給機構であって、内側に配置される内側部材が設けられたシリンダヘッドカバーと、前記内側部材に下方から当接された状態で前記シリンダヘッドカバーに取り付けられる下側部材と、前記下側部材及び前記内側部材の互いの当接部に区画される潤滑油路と、を具備し、前記潤滑油路は、前記下側部材の前記内側部材との当接部に、下方へ凹んだ溝状の下側溝部を具備するものである。
請求項2においては、前記潤滑油路は、前記内側部材の前記下側部材との当接部に、前記下側溝部と上下方向に対向すると共に上方へ凹んだ溝状の上側溝部を具備するものである。
請求項3においては、前記下側部材は、前記シリンダヘッドカバーの内側にオイルセパレータ室を区画するバッフルプレートであるものである。
請求項4においては、前記潤滑油路には、前記互いの当接部が溶着されることにより、前記潤滑油路の周囲をシールするシール部が形成されるものである。
請求項5においては、前記下側部材は、前記シール部により前記シリンダヘッドカバーに取り付けられるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、コスト削減を図ることができる。
請求項2においては、潤滑油路の大きさ(内径)を容易に大きくすることができる。
請求項3においては、コスト削減をより一層図ることができる。
請求項4においては、潤滑油の漏れを防止することができる。
請求項5においては、コスト削減をより一層図ることができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンのシリンダヘッドカバー内の断面図。 シリンダヘッドカバー及びバッフルプレートを示す底面斜視図。 シリンダヘッドカバー及びバッフルプレートを示す分解斜視図。 バッフルプレートを示す平面図。 図4におけるB−B矢視断面図。 図1における矢印Aが示す領域の拡大図。 シリンダヘッドカバー及びバッフルプレートを示す底面図。 別実施形態に係るシリンダヘッドカバー及びバッフルプレートを示す分解斜視図。 別実施形態に係る図1における矢印Aが示す領域の拡大図。
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る潤滑油供給機構を具備するエンジン1の構成について説明する。
本実施形態に係るエンジン1は、吸気側及び排気側の構造がそれぞれ略同一に構成される。以下では説明の便宜上、主として排気側の構造(図1に示す左側の構造)について説明し、吸気側の構造(図1に示す右側の構造)については適宜省略するものとする。エンジン1は、主としてシリンダヘッド10、シリンダヘッドカバー20、動弁機構30、カムキャップ40及びバッフルプレート50を具備する。
シリンダヘッド10は、シリンダブロック(不図示)と共にエンジン1の主たる構造体となるものである。シリンダヘッド10は、前記シリンダブロックの上部に固定される。シリンダヘッド10は、主としてシリンダヘッド側軸受部11及びオイルギャラリー12を具備する。
シリンダヘッド側軸受部11は、後述する排気側カムシャフト34Aを下方から回転可能に支持するものである。シリンダヘッド側軸受部11は、正面視において上方が開放された半円状の凹部となるように、シリンダヘッド10の左部に形成される。
オイルギャラリー12は、エンジン1の各部へと潤滑油を供給する油路である。オイルギャラリー12は、シリンダヘッド10の左側壁を前後方向に通るように形成される。
シリンダヘッドカバー20は、シリンダヘッド10の上部を覆うものである。シリンダヘッドカバー20は、下側が開口された箱状に形成される。シリンダヘッドカバー20は、シリンダヘッド10の上部に載置され、ボルト等によって適宜固定される。シリンダヘッドカバー20の内側には、内側部材22が設けられる。
なお、内側部材22の構成についての詳細な説明は後述する。
動弁機構30は、エンジン1の排気ポート(不図示)を所定のタイミングで開閉させるものである。動弁機構30は、主として排気バルブ31A、ロッカアーム32、ラッシュアジャスタ33及び排気側カムシャフト34Aを具備する。
排気バルブ31Aは、エンジン1の排気ポート(不図示)を開閉するものである。排気バルブ31Aは、その長手方向を略上下方向に向けて配置される。排気バルブ31Aの下端は、前記排気ポートまで延設される。排気バルブ31Aの上下中途部は、シリンダヘッド10に摺動可能に挿通される。
ロッカアーム32は、排気バルブ31Aを開閉駆動させるものである。ロッカアーム32には、前後方向に向けた軸線を中心として回転可能なローラ35が設けられる。ロッカアーム32の一端は、排気バルブ31Aの上端に上方から当接する。
ラッシュアジャスタ33は、バルブクリアランスを調整するものである。ラッシュアジャスタ33は、ロッカアーム32の他端に下方から当接される。
排気側カムシャフト34Aは、ロッカアーム32を所定のタイミングで揺動させるものである。排気側カムシャフト34Aによりロッカアーム32が揺動されると、当該ロッカアーム32により排気バルブ31Aが開閉駆動される。排気側カムシャフト34Aは、その長手方向を前後方向に向けた状態で、シリンダヘッド10のシリンダヘッド側軸受部11に載置される。排気側カムシャフト34Aは、主としてカム36を具備する。
カム36は、回転中心(排気側カムシャフト34Aの中心)から外周までの距離が一定でない板状に形成された部分である。カム36は、ロッカアーム32のローラ35に上方から当接する。カム36は、排気側カムシャフト34Aの軸心回りに回転することにより、ロッカアーム32を揺動させる。
カムキャップ40は、シリンダヘッド10の上部に固定され、当該シリンダヘッド10との間で排気側カムシャフト34Aを保持するものである。カムキャップ40は、長手方向を左右方向に向けた略直方体状に形成される。カムキャップ40は、主としてカムキャップ側軸受部41を具備する。
カムキャップ側軸受部41は、排気側カムシャフト34Aを上方から回転可能に支持するものである。カムキャップ側軸受部41は、正面視において下方が開放された半円状の凹部となるように、カムキャップ40の左部に形成される。カムキャップ側軸受部41は、シリンダヘッド10のシリンダヘッド側軸受部11と対向する位置に形成され、当該シリンダヘッド側軸受部11と共に排気側カムシャフト34Aを回動可能に支持する。
バッフルプレート50は、シリンダヘッドカバー20の内側にオイルセパレータ室21を区画するものである。バッフルプレート50は、シリンダヘッドカバー20に取り付けられる。オイルセパレータ室21は、ブローバイガスを吸気系に戻す前に、当該ブローバイガスからオイルを分離して回収することができる。
なお、バッフルプレート50の構成についての詳細な説明は後述する。
また、具体的な説明は省略したが、エンジン1は、吸気側の構造(図1に示す右側の構造)として、吸気ポート(不図示)を所定のタイミングで開閉させる(吸気側の)動弁機構30を具備する。吸気側の動弁機構30は、図1に示すように、排気側の動弁機構30と同様に、主として吸気バルブ31B、ロッカアーム32、ラッシュアジャスタ33及び吸気側カムシャフト34Bを具備する。
上述の如き構成のエンジン1において、潤滑油供給機構は、排気バルブ31A及び吸気バルブ31Bを開閉させる(排気側及び吸気側の)動弁機構30の潤滑部(本実施形態においては、排気側カムシャフト34A及び吸気側カムシャフト34Bのカム36)へと所定の油路を介して潤滑油を供給する。前記所定の油路には、バッフルプレート50及びシリンダヘッドカバー20(より詳細には、シリンダヘッドカバー20の内側部材22)の互いの当接部に区画される潤滑油路60が含まれる。
なお、潤滑油路60の構成についての詳細な説明は後述する。
以下では、図1から図3、及び図6を用いて、シリンダヘッドカバー20の内側部材22の構成について詳細に説明する。
内側部材22は、シリンダヘッドカバー20の天板から下方へ向けて突出された部分である。内側部材22は、シリンダヘッドカバー20の天板と一体的に形成される。内側部材22は、複数の略直方体状の部材が、これらの延びる方向(長手方向)を種々の方向(前後方向や左右方向)へ向けて配置され、適宜組み合わされた形状に形成される。図1に示すように、内側部材22の下端は、上下方向位置において、シリンダヘッドカバー20の内側(前後及び左右側板の下端よりも上方)に配置される。図3に示すように、内側部材22の下端には、凹凸のない平面である下端面25が形成される。下端面25は、後述するようにバッフルプレート50と当接される部分(当接部)となる。内側部材22は、合成樹脂により構成される。
なお、以下の説明では、底面視において、内側部材22の下端面25及び後述する下側溝部51(潤滑油路60)が延びる方向を長手方向と称し、前記長手方向に対して垂直な方向を短手方向と称する。
内側部材22の下端面25は、潤滑油路60の一部を構成する部分である。より詳細には、内側部材22の下端面25は、潤滑油路60の内周面のうち、上側の内周面を構成する部分である。内側部材22の下端面25は、底面視において一(始)端部から複数の他(終)端部へ向けて、屈曲や分岐を適宜行いながら延びるように形成される。こうして、内側部材22の下端面25は、底面視において潤滑油の流通経路(すなわち、潤滑油路60)に沿うような形状に形成される。なお、本実施形態においては、図6に示すように、内側部材22の下端面25のうち、短手方向において端部27・27に挟まれて中央に位置する中央部26が、潤滑油路60の上側の内周面を構成する部分となる。
以下では、図1から図6を用いて、バッフルプレート50の構成について詳細に説明する。
バッフルプレート50は、底面視において略矩形状の板状に形成される。バッフルプレート50は、板面を上下方向へ向けると共に、長手方向を前後方向へ向けた状態で配置される。バッフルプレート50は、底面視においてシリンダヘッドカバー20の内側よりも小さく形成される。バッフルプレート50は、シリンダヘッドカバー20の内側部材22に下方から当接された状態で取り付けられる。こうして、バッフルプレート50は、上下方向位置において、シリンダヘッドカバー20の内側に配置される。バッフルプレート50は、合成樹脂により構成される。バッフルプレート50は、主として下側溝部51、導入口52及び吐出口53を具備する。
下側溝部51は、潤滑油路60の一部を構成する部分である。より詳細には、下側溝部51は、潤滑油路60の内周面のうち、上側以外の内周面を構成する部分である。下側溝部51は、下方へ凹んだ溝状に形成される。下側溝部51の上側は、上方へ開放される。下側溝部51は、底面視において大きさ及び形状が、内側部材22の中央部26と略同一に形成される。すなわち、下側溝部51は、底面視において一(始)端部から複数の他(終)端部へ向けて、屈曲や分岐を適宜行いながら延びるように形成される。こうして、下側溝部51は、底面視において潤滑油の流通経路(すなわち、潤滑油路60)に沿うような形状に形成される。バッフルプレート50において、下側溝部51及びその周囲は、シリンダヘッドカバー20の内側部材22と当接される部分(当接部)となる。
導入口52は、潤滑油を下側溝部51(潤滑油路60)へ導入する部分である。導入口52は、下側溝部51の底面から下方へ延びて、バッフルプレート50を上下方向に貫通するように形成される。導入口52は、バッフルプレート50の左前端部近傍に形成される。導入口52は、所定の油路を介してオイルギャラリー12と連通される。導入口52は、下側溝部51(潤滑油路60)の始端部に形成される。
吐出口53は、下側溝部51(潤滑油路60)を流通する潤滑油を動弁機構30の潤滑部へと吐出(供給)する部分である。吐出口53は、下側溝部51の底面から下方へ延びて、バッフルプレート50を上下方向に貫通するように形成される。吐出口53は、複数設けられ、下側溝部51の各終端部(動弁機構30の潤滑部に対応する位置)にそれぞれ形成される。具体的には、吐出口53は、排気側カムシャフト34A及び吸気側カムシャフト34Bのカム36の概ね上方に形成される。
上述の如き構成のバッフルプレート50は、内側部材22に下方から当接された状態でシリンダヘッドカバー20に取り付けられる。こうして、バッフルプレート50がシリンダヘッドカバー20に取り付けられると、バッフルプレート50及び内側部材22の互いの当接部に潤滑油路60が区画される。
以下では、図1から図3、図6及び図7を用いて、バッフルプレート50とシリンダヘッドカバー20との取り付け態様、及び当該取り付けにより区画される潤滑油路60の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、バッフルプレート50は、シリンダヘッドカバー20に取り付けられる際、シリンダヘッドカバー20と上下方向に対向する位置に配置される。そして、バッフルプレート50はシリンダヘッドカバー20と上下方向に重ね合わされ、バッフルプレート50の上側面(より詳細には、下側溝部51及びその周囲)とシリンダヘッドカバー20の内側部材22の下端面25とが当接される。バッフルプレート50の上側面と内側部材22の下端面25とが当接されると、バッフルプレート50の下側溝部51の上方に内側部材22の中央部26が配置される。こうして、下側溝部51の上方が内側部材22の中央部26によって閉塞され、バッフルプレート50及び内側部材22の互いの当接部に、略密閉された空間である潤滑油路60が区画される。
潤滑油路60は、内側部材22の下端面25やバッフルプレート50の下側溝部51と同様に、底面視において一(始)端部から複数の他(終)端部へ向けて、屈曲や分岐を適宜行いながら延びるように形成される。潤滑油路60の短手方向の断面視形状は、略矩形状となるように形成される。潤滑油路60は、前記始端部から複数の終端部へ向けて、潤滑油を流通させることができる。
また、バッフルプレート50とシリンダヘッドカバー20との取り付けは、バッフルプレート50及び内側部材22の互いの当接部へのレーザ光を用いたレーザ溶着により行われる。
より詳細には、図6に示すように、バッフルプレート50とシリンダヘッドカバー20との取り付けにおいては、バッフルプレート50の上側面と内側部材22の下端面25とが当接された状態で、バッフルプレート50側から内側部材22の下端面25側へ向けてレーザ光(図6に示す黒矢印参照)が照射される。こうして、バッフルプレート50及び内側部材22の互いの当接部においてレーザ光が照射された部分は、互いに溶着される。すなわち、バッフルプレート50と内側部材22とが接合され、当該バッフルプレート50がシリンダヘッドカバー20に取り付けられる。
ここで、図7に示す太破線は、バッフルプレート50及び内側部材22の互いの当接部においてレーザー光が照射された部分を示している。このように、レーザ光の照射は、潤滑油路60の近傍の部分に、当該潤滑油路60を取り囲むように行われる。すなわち、溶着された部分(以下では、「シール部61」と称する)は、潤滑油路60の周囲に略隙間なく形成されることにより、当該潤滑油路60をシールしている。こうして、シール部61によって、潤滑油路60を流通する潤滑油が当該潤滑油路60から漏れるのを防止することができる。
以下では、上述の如き構成のエンジン1の潤滑油供給機能における、動弁機構30の潤滑部(排気側カムシャフト34A及び吸気側カムシャフト34Bのカム36)への潤滑油の供給態様について説明する。
オイルギャラリー12を流通する潤滑油は所定の油路を介して、バッフルプレート50に形成された導入口52へと供給される。導入口52へと供給された潤滑油は、当該導入口52を介して潤滑油路60へと導入される。潤滑油路60へと導入された潤滑油は、導入口52が形成された部分を始端部として、当該潤滑油路60を複数の終端部へ向けて流通する。複数の終端部へと流通した潤滑油は、当該終端部に形成された吐出口53を介して、当該潤滑油路60の下方へと吐出される。吐出口53から吐出された潤滑油は、当該吐出口53の概ね下方に配置された動弁機構30の潤滑部へと供給される。
このように、エンジン1の潤滑油供給機能においては、バッフルプレート50及び内側部材22の互いの当接部に形成された潤滑油路60に潤滑油を流通させ、動弁機構30の潤滑部へと潤滑油を供給することができる。
以上のように、本発明の一実施形態に係るエンジン1の潤滑油供給機構は、
吸気バルブ31B及び排気バルブ31Aを開閉させる動弁機構30の潤滑部(排気側カムシャフト34A及び吸気側カムシャフト34Bのカム36)へと潤滑油を供給するエンジン1の潤滑油供給機構であって、
内側に配置される内側部材22が設けられたシリンダヘッドカバー20と、
前記内側部材22に下方から当接された状態で前記シリンダヘッドカバー20に取り付けられるバッフルプレート50(下側部材)と、
前記バッフルプレート50(下側部材)及び前記内側部材22の互いの当接部に区画される潤滑油路60と、を具備し、
前記潤滑油路60は、前記バッフルプレート50(下側部材)の前記内側部材22との当接部(下側溝部51及びその周囲)に、下方へ凹んだ溝状の下側溝部51を具備するものである。
このような構成により、例えばエンジン1の潤滑油供給機構の製造に際して潤滑油路60が形成された給油部材を予め準備したり、当該準備した給油部材をカムキャップ40等へ取り付ける作業をしたりする必要がなく、バッフルプレート50をシリンダヘッドカバー20に取り付けさえすれば、潤滑油路60を形成することができる。すなわち、エンジン1の潤滑油供給機構においては、コスト削減を図ることができる。
また、本発明の一実施形態に係るエンジン1の潤滑油供給機構において、
前記バッフルプレート50(下側部材)は、前記シリンダヘッドカバー20の内側にオイルセパレータ室21を区画するものである。
このような構成により、一般的にシリンダヘッドカバー20に取り付けられる部材であるバッフルプレート50をシリンダヘッドカバー20に取り付けさえすれば、潤滑油路60を形成することができる。このように、エンジン1の潤滑油供給機構においては、潤滑油路60を形成するために、当該潤滑油路60を形成するための専用の部品を用いる必要がないため、部品点数の削減を図ることができ、ひいてはコスト削減をより一層図ることができる。
また、本発明の一実施形態に係るエンジン1の潤滑油供給機構において、
前記潤滑油路60には、前記互いの当接部が溶着されることにより、前記潤滑油路60の周囲をシールするシール部61が形成されるものである。
このような構成により、エンジン1の潤滑油供給機構においては、シール部61によって、潤滑油路60を流通する潤滑油の漏れを防止することができる。
また、本発明の一実施形態に係るエンジン1の潤滑油供給機構において、
前記バッフルプレート50(下側部材)は、前記シール部61により前記シリンダヘッドカバー20に取り付けられるものである。
このような構成により、バッフルプレート50のシリンダヘッドカバー20への取り付けに際して、例えばボルト等の取付具を用いる必要をなくすことができる。すなわち、シール部61は、潤滑油路60を流通する潤滑油の漏れを防止する機能と共に、バッフルプレート50をシリンダヘッドカバー20に取り付ける機能を有している。このように、エンジン1の潤滑油供給機構においては、シール部61が2つの機能を兼ねているために部品点数の削減を図ると共に、前記取付具を用いた取り付け作業をなくすことができ、ひいてはコスト削減をより一層図ることができる。
なお、本実施形態に係る吸気バルブ31B及び排気バルブ31Aは、本発明に係る吸排気バルブの実施の一形態である。
また、本実施形態に係る排気側カムシャフト34A及び吸気側カムシャフト34Bのカム36は、本発明に係る動弁機構の潤滑部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る内側部材22は、本発明に係る内側部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るシリンダヘッドカバー20は、本発明に係るシリンダヘッドカバーの実施の一形態である。
また、本実施形態に係るバッフルプレート50は、本発明に係る下側部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る内側部材22の下端面25、及び当該下端面25と当接されるバッフルプレート50の一部分(下側溝部51及びその周囲)は、本発明に係る互いの当接部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る下側溝部51は、本発明に係る下側溝部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るオイルセパレータ室21は、本発明に係るオイルセパレータ室の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るシール部61は、本発明に係るシール部の実施の一形態である。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上述の如き構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、潤滑油路60(下側溝部51)の大きさや形状は、本実施形態の構成に限定するものではない。潤滑油路60(下側溝部51)の大きさや形状は、動弁機構の潤滑部の配置等の種々の条件に応じて、任意に変更することができる。
また、本実施形態においては、バッフルプレート50を例示したが、本発明に係る下側部材はこれに限定するものではない。例えば、本発明に係る下側部材は、シリンダヘッドカバー20の内側にオイルセパレータ室21を区画する機能を有していなくてもよい。
また、本実施形態においては、バッフルプレート50がシール部61のみによりシリンダヘッドカバー20に取り付けられる構成を例示したが、これに限定するものではない。例えば、バッフルプレート50(本発明に係る下側部材)は、シリンダヘッドカバー20への取り付けのために、シール部61以外の部分に(潤滑油路60を流通する潤滑油の漏れを防止するためでなく)当該バッフルプレート50の取り付けのためだけのレーザ溶着が行われてもよい。また、バッフルプレート50は、ボルト等の取付具を用いて取り付けられてもよい。また、バッフルプレート50は、これらの組み合わせによって取り付けられてもよい。
また、本実施形態においては、シール部61がレーザ溶着によって形成される構成を例示したが、これに限定するものではない。シール部61を形成する溶着の種類は、レーザ溶着の他、超音波溶着や、振動溶着、熱板溶着等から、任意のものを選択することができる。
また、内側部材22(さらには、内側部材22の下端面25)の大きさや形状は、本実施形態の構成に限定するものではない。例えば、本実施形態においては、内側部材22の下端面25が潤滑油路60に沿う形状となるように形成される構成を例示したが、これに限定するものではない。内側部材22の下端面25(本発明に係る内側部材の下側部材との当接部)は、下側溝部51と対向する部分を含んだうえで、任意の形状に変更することができる。
こうして、内側部材22及び当該内側部材22の下端面25の形状を変更することにより、例えば当該内側部材22にオイルセパレータ室21のラビリンス構造を形成するための仕切り板としての機能を持たせることもできる。このような構成によれば、エンジン1の潤滑油供給機構において、内側部材22が潤滑油路60の一部を構成する機能と、前記仕切り板としての機能との2つの機能を兼ねるため、さらなる部品点数の削減を図ることができ、ひいてはコスト削減をより一層図ることができる。
また、本実施形態において、内側部材22の下端面25の形状は、凹凸のない平面として構成されたが、これに限定するものではない。内側部材22の下端面25(本発明に係る内側部材の下側部材との当接部)の形状は、任意の形状に変更することができる。
以下では、図8及び図9を用いて、内側部材22の下端面25の形状を変更した構成の一例(別実施形態に係るシリンダヘッドカバー20及びバッフルプレート50)について説明する。
図8及び図9に示すように、別実施形態に係るシリンダヘッドカバー20及びバッフルプレート50において、上述の如き実施形態(以下では、第一実施形態と称する)と変更された点は、内側部材22の下端面25の形状が変更され、上側溝部29を具備する点である。以下では、第一実施形態と変更された点について説明し、当該第一実施形態と同一である点については同一の符号を付することで説明を省略する。
上側溝部29は、潤滑油路60の一部を構成する部分である。より詳細には、上側溝部29は、潤滑油路60の内周面のうち、概ね上側の内周面を構成する部分である。上側溝部29は、上方へ凹んだ溝状に形成される。上側溝部29の下側は、下方へ開放される。上側溝部29は、第一実施形態における中央部26に相当する部分に形成される。上側溝部29は、底面視において大きさ及び形状が、内側部材22の中央部26と略同一に形成される。すなわち、上側溝部29は、底面視において一(始)端部から複数の他(終)端部へ向けて、屈曲や分岐を適宜行いながら延びるように形成される。こうして、上側溝部29は、底面視において潤滑油の流通経路(すなわち、潤滑油路60)に沿うような形状に形成される。
こうして、バッフルプレート50は、シリンダヘッドカバー20に取り付けられる際、バッフルプレート50の上側面と内側部材22の下端面25とが当接されると、バッフルプレート50の下側溝部51の上方に内側部材22の上側溝部29が配置される。すなわち、上側溝部29と下側溝部51とは、上下方向に対向して配置される。こうして、下側溝部51の上方が内側部材22の上側溝部29によって閉塞され、バッフルプレート50及び内側部材22の互いの当接部に、略密閉された空間である潤滑油路60が区画される。
このような構成により、潤滑油路60が形成されると、当該潤滑油路60の短手方向の断面視形状は、上方へ凹んだ溝状の上側溝部29と下方へ凹んだ溝状の下側溝部51とにより、略矩形状となるように形成される。
以上のように、別実施形態に係るシリンダヘッドカバー20及びバッフルプレート50を具備するエンジン1の潤滑油供給機構において、
前記潤滑油路60は、前記内側部材22の下端面25(前記内側部材の前記下側部材との当接部)に、前記下側溝部51と上下方向に対向すると共に上方へ凹んだ溝状の上側溝部29を具備するものである。
ここで、シリンダヘッドカバー20の内側はスペースが小さいため、下側溝部51の凹んだ大きさ(下方へと突出する長さ)に制限が設けられる場合がある。しかしながら、上述の如き構成の別実施形態においては、下側溝部51の他、内側部材22の上側溝部29を用いて潤滑油路60を形成するため、前記シリンダヘッドカバー20の内側のスペースに関係なく、潤滑油路60の大きさ(内径)を変更することができる。すなわち、別実施形態においては、潤滑油路60の大きさ(内径)を容易に大きくすることができる。
なお、本実施形態に係る上側溝部29は、本発明に係る上側溝部の実施の一形態である。
1 エンジン
22 内側部材
25 下端面
31A 排気バルブ
31B 吸気バルブ
34A 排気側カムシャフト
34B 吸気側カムシャフト
50 バッフルプレート

Claims (5)

  1. 吸排気バルブを開閉させる動弁機構の潤滑部へと潤滑油を供給するエンジンの潤滑油供給機構であって、
    内側に配置される内側部材が設けられたシリンダヘッドカバーと、
    前記内側部材に下方から当接された状態で前記シリンダヘッドカバーに取り付けられる下側部材と、
    前記下側部材及び前記内側部材の互いの当接部に区画される潤滑油路と、を具備し、
    前記潤滑油路は、前記下側部材の前記内側部材との当接部に、下方へ凹んだ溝状の下側溝部を具備する、
    ことを特徴とするエンジンの潤滑油供給機構。
  2. 前記潤滑油路は、前記内側部材の前記下側部材との当接部に、前記下側溝部と上下方向に対向すると共に上方へ凹んだ溝状の上側溝部を具備する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの潤滑油供給機構。
  3. 前記下側部材は、前記シリンダヘッドカバーの内側にオイルセパレータ室を区画するバッフルプレートである、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの潤滑油供給機構。
  4. 前記潤滑油路には、前記互いの当接部が溶着されることにより、前記潤滑油路の周囲をシールするシール部が形成される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のエンジンの潤滑油供給機構。
  5. 前記下側部材は、前記シール部により前記シリンダヘッドカバーに取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のエンジンの潤滑油供給機構。
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