JP2017002800A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給ラインの掃気のための部品点数を少なくし、供給ラインの掃気の効率の向上を図ることができる燃料噴射装置を提供すること。【解決手段】燃料噴射装置1は、ディーゼルエンジンに用いられるものである。燃料噴射装置1は、蓄圧室2と燃料噴射弁3と燃料タンク4と供給ライン5とインタンクポンプ6とインラインポンプ51と昇圧ポンプ52と掃気ライン7とを有する。供給ライン5は、燃料タンク4と蓄圧室2とを接続する。インタンクポンプ6は、燃料タンク4内に配され、燃料タンク4内の燃料を供給ライン5へ圧送する。インラインポンプ51は、供給ライン5の一部を構成し、インタンクポンプ6から供給された燃料を蓄圧室2側へ圧送する。また、インラインポンプ51は非容積式である。掃気ライン7は、供給ライン5におけるインラインポンプ51と昇圧ポンプ52との間に一端が接続され、供給ライン5内に溜まった空気を抜く。【選択図】図1

Description

本発明は、インタンクポンプと非容積式のインラインポンプとを有する燃料噴射装置に関する。
ディーゼルエンジンに用いられる燃料噴射装置として、特許文献1には、燃料を高圧状態にて蓄える蓄圧容器と、燃料を低圧状態にて蓄える燃料タンクと、これらを接続する供給ラインとを有するものが開示されている。供給ラインは、燃料タンク内の燃料を供給ラインに導入するためのポンプとして、供給ライン内に配置されたいわゆるインラインポンプを有する。また、該インラインポンプは、容積式(具体的にはトロコイド式)である。
特開2014−202075号公報
しかしながら、特許文献1に記載の燃料噴射装置には、以下の課題がある。
一般的に、燃料噴射装置は、その組み付け後や燃料タンクの燃料切れ発生後等に供給ライン内の空気を抜く、掃気を行う必要がある。特許文献1に記載の燃料噴射装置のように、供給ライン内に燃料を供給するためのポンプとしてインラインポンプのみを有するものにおいて、供給ラインの掃気は、次のようにして行う。すなわち、上記燃料噴射装置においては、供給ラインに燃料タンク側の端部から燃料を充填していき、供給ライン内の空気を外部に押し出すことにより掃気が行われる。しかし、上記燃料噴射装置は、供給ライン内に燃料を供給するためのポンプとしてインラインポンプしか有さない。そのため、供給ラインを掃気するときに、供給ラインに別途ハンドポンプ等を接続して燃料を導入させる必要がある。
また、上記低圧ポンプは燃料の吸入部と吐出部とが連通していない容積式であるため、低圧ポンプの上流側の配管から下流側の配管まで燃料を充填させることが困難である。それゆえ、上記燃料噴射装置においては、供給ラインに、掃気時の燃料を充填させるためのバイパス経路を低圧ポンプと並列に別途接続する必要がある。さらに、上記のようにバイパス経路を接続したとしても、インラインポンプ内の掃気はできない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、供給ラインの掃気のための部品点数を少なくし、供給ラインの掃気の効率の向上を図ることができる燃料噴射装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、ディーゼルエンジンに用いられる燃料噴射装置であって、
燃料を高圧状態にて蓄える蓄圧室と、
該蓄圧室に蓄えられた燃料を噴射する燃料噴射弁と、
燃料を低圧状態にて蓄える燃料タンクと、
該燃料タンクと上記蓄圧室とを接続する供給ラインと、
上記燃料タンク内に配され、該燃料タンク内の燃料を上記供給ラインへ圧送するインタンクポンプと、
上記供給ラインの一部を構成し、上記インタンクポンプから供給された燃料を上記蓄圧室側へ圧送する非容積式のインラインポンプと、
上記供給ラインの一部を構成し、上記インラインポンプから供給された燃料を上記高圧状態に加圧するとともに上記蓄圧室へ圧送する昇圧ポンプと、
上記供給ラインにおける上記インラインポンプと上記昇圧ポンプとの間に一端が接続され、上記供給ライン内に溜まった空気を抜く掃気ラインと、を有することを特徴とする燃料噴射装置にある。
上記燃料噴射装置は、インタンクポンプとインラインポンプとを有する。それゆえ、供給ラインの掃気時には、インラインポンプの駆動を停止すると共にインタンクポンプを駆動することにより、供給ラインに燃料を充填させて容易に掃気を行うことができる。そのため、供給ラインの掃気の際に、ハンドポンプ等を供給ラインに接続する必要がない。それゆえ、掃気の作業効率を向上させることができる。
また、上記燃料噴射装置は、非容積式のインラインポンプを有する。すなわち、インラインポンプは燃料の吸入部と吐出部とが連通している。そのため、供給ラインの掃気時には、インラインポンプの上流側の配管から下流側の配管まで燃料を充填させることが容易である。それゆえ、インラインポンプを介して供給ラインの掃気を行うことができる。その結果、供給ラインにおいてインラインポンプと並列に、掃気のためのバイパス経路を別途接続する必要がないと共に、インラインポンプ内の掃気の効率を向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、供給ラインの掃気のための部品点数を少なくし、供給ラインの掃気の効率の向上を図ることができる燃料噴射装置を提供することができる。
実施形態1における、燃料噴射装置の構成を示す説明図。 実施形態1における、インタンクポンプの構成を示す断面図。 実施形態1における、インラインポンプの構成を示す断面図。
(実施形態1)
燃料噴射装置の実施形態につき、図1〜図3を用いて説明する。
本実施形態の燃料噴射装置1は、ディーゼルエンジンに用いられるものである。燃料噴射装置1は、図1に示すごとく、蓄圧室2と燃料噴射弁3と燃料タンク4と供給ライン5とインタンクポンプ6とインラインポンプ51と昇圧ポンプ52と掃気ライン7とを有する。
蓄圧室2は、燃料を高圧状態にて蓄える。燃料噴射弁3は、蓄圧室2に蓄えられた燃料を噴射する。燃料タンク4は、燃料を低圧状態にて蓄える。供給ライン5は、燃料タンク4と蓄圧室2とを接続する。インタンクポンプ6は、燃料タンク4内に配され、燃料タンク4内の燃料を供給ライン5へ圧送する。インラインポンプ51は、供給ライン5の一部を構成し、インタンクポンプ6から供給された燃料を蓄圧室2側へ圧送する。また、インラインポンプ51は非容積式である。昇圧ポンプ52は、供給ライン5の一部を構成し、インラインポンプ51から供給された燃料を高圧状態に加圧するとともに蓄圧室2へ圧送する。掃気ライン7は、供給ライン5におけるインラインポンプ51と昇圧ポンプ52との間に一端が接続され、供給ライン5内に溜まった空気を抜く。
燃料噴射装置1は、ディーゼルエンジンの各気筒に燃料噴射弁3により燃料(軽油)を噴射するための装置である。燃料噴射弁3により噴射される燃料は、燃料タンク4から、供給ライン5を介して蓄圧室2に圧送され、蓄圧室2から燃料噴射弁3に供給される。
燃料タンク4は、燃料を貯めておくためのタンクである。燃料タンク4内の圧力は、大気圧である。燃料タンク4内の燃料は、インタンクポンプ6の駆動により、供給ライン5に圧送される。
インタンクポンプ6は容積式である。本実施形態において、図2に示すごとく、インタンクポンプ6は、容積式のポンプの一種であるトロコイド式のポンプである。すなわち、インタンクポンプ6は、内周部に複数の歯611が形成されたアウタロ―タ61と、アウタロ―タ61の内周側に収容され、アウタロ―タ61よりも一つ少ない数の歯621が外周側に形成されたインナロータ62とをトロコイドケース60内に収容してなる。インタンクポンプ6は、アウタロ―タ61及びインナロータ62を、互いに相対的に回転させると共に、トロコイドケース60に対しても回転させる。そして、回転に伴い、アウタロータ61の歯611とインナロータ62の歯621との間に形成された隙間の体積を増減させ、燃料を、トロコイドケース60に形成した吸入開口部601から吸入したり、吐出開口部602から吐出したりする。
図1に示すごとく、インタンクポンプ6によって燃料タンク4から供給ライン5内に供給された燃料は、燃料フィルタ11を介してインラインポンプ51に圧送される。燃料が燃料フィルタ11を通過することにより、燃料が濾過される。
インラインポンプ51は、インタンクポンプ6側から供給された燃料を加圧して昇圧ポンプ52側に圧送するように構成されている。図3に示すごとく、インラインポンプ51は、非容積型のポンプの一種であるカスケードポンプである。すなわち、インラインポンプ51は、複数の羽根部511を有すると共に回転可能に配置されたインペラ512と、インペラ512を収容するカスケードケース513とを有する。カスケードケース513内におけるインペラ512の外周側の領域には、燃料を通過させるための略円環状の燃料通過領域514が形成されている。また、カスケードケース513には、燃料通過領域514に燃料を導入するための導入口515と、燃料通過領域514から燃料を吐出するための吐出口516とが形成されている。カスケードケース513の導入口515と吐出口516とは、燃料通過領域514を介して連通している。また、燃料通過領域514における導入口515と吐出口516との間には、導入口515から燃料通過領域514に導入された燃料が、再度導入口515側に向かわないようにするための隔壁518が形成されている。
インラインポンプ51は、ディーゼルエンジンが備えるクランク軸(図示略)によって駆動するよう構成されている。本実施形態においては、インラインポンプ51のインペラ512の回転軸517が、クランク軸に連結されており、クランク軸の回転と連動して回転する。例えば、クランク軸が1回転するごとに、インペラ512は半回転又は1回転する等のように駆動されている。インラインポンプ51のインペラ512を回転させることにより、導入口515からカスケードケース513内の燃料通過領域514に燃料を導入し、導入した燃料にインペラ512の回転方向に沿った流れを発生させ、吐出口516から昇圧ポンプ52側に吐出する。
インラインポンプ51から吐出された燃料は、昇圧ポンプ52側に圧送される。このとき、インラインポンプ51から吐出される燃料の圧力は、レギュレータバルブ12により所定圧力以下に調整される。レギュレータバルブ12は、インラインポンプ51から吐出される燃料の圧力が所定以上となる場合に、インラインポンプ51の吐出側と吸入側とを連通させるものである。
また、インラインポンプ51から吐出された燃料は、吸入調整弁13を介して、昇圧ポンプ52に圧送される。吸入調整弁13は、インラインポンプ51から昇圧ポンプ52へ圧送される燃料の量を調整するものである。吸入調整弁13の開閉により、インラインポンプ51から昇圧ポンプ52へ圧送される燃料の量を調整している。つまり、吸入調整弁13は、開弁時間を制御することにより、インラインポンプ51から昇圧ポンプ52へ圧送される燃料の量を調整できるようになっている。
昇圧ポンプ52は、インラインポンプ51側から供給された燃料を高圧状態に加圧して、蓄圧室2に圧送するように構成されている。昇圧ポンプ52は、いわゆるプランジャポンプである。昇圧ポンプ52は、回転可能なカム軸521と、カム軸521の中心軸に対して偏心して設けられると共に、カム軸521と一体的に回転するカム522と、カム522の外周面に対して摺動可能に配され、カム522の回転運動に伴ってシリンダ526内にて往復運動するプランジャ523とを有する。カム522によって、カム軸521の回転運動をプランジャ523の往復運動に変換している。カム522及び、カム522とプランジャ523との間の摺動部は、カム室524に収容されている。シリンダ526内部には、プランジャ523の往復運動によって容積が変化する加圧室525が形成されている。
加圧室525のインラインポンプ51側には、加圧室525とインラインポンプ51とを連通又は遮断する吸入側逆止弁527が設けられており、蓄圧室2側には、加圧室525と蓄圧室2とを連通又は遮断する吐出側逆止弁528が設けられている。プランジャ523が加圧室525の容積を大きくする向きに動くとき、吸入側逆止弁527が開くとともに吐出側逆止弁528が閉じ、燃料が吸入側逆止弁527を介して加圧室525に導入される。そして、プランジャ523が、加圧室525の容積が最大となる位置において静止し、加圧室525の容積を小さくする向きに動き始めると、吸入側逆止弁527も閉じる。そして、加圧室525に導入された燃料は、吸入側逆止弁527及び吐出側逆止弁528の双方が閉じた状態にて、プランジャ523が加圧室525の容積を小さくする向きに動き続けることにより、加圧される。そして、加圧室525内の燃料の圧力が、一定以上となると、吐出側逆止弁528のみが開き、燃料が蓄圧室2に圧送される。
蓄圧室2は、燃料を高圧状態にて蓄えておくためのものである。蓄圧室2内の燃料の圧力が、燃料噴射弁3から燃料を噴射する際の圧力となる。
次に、掃気ライン7について説明する。
掃気ライン7の一端は、供給ライン5におけるインラインポンプ51と吸入調整弁13との間に接続されている。これにより、供給ライン5の掃気時においては、吸入調整弁13を閉じた状態にしておくことによって、燃料を供給ライン5から掃気ライン7に供給することが可能となる。すなわち、燃料噴射装置1は、供給ライン5における掃気ライン7との接続部53と昇圧ポンプ52との間に配置された開閉可能な開閉弁を有する。本実施形態において、当該開閉弁は吸入調整弁13である。なお、通常運転時において、吸入調整弁13が開いているときは、インラインポンプ51から吐出された燃料は昇圧ポンプ52の加圧室525に送られると共に、掃気ライン7にも燃料の一部が送られる。また、吸入調整弁13が閉じているときは、インラインポンプ51から吐出された燃料は、掃気ライン7に送られる。
掃気ライン7における供給ライン5と反対側の端部は、燃料タンク4内に配されている。つまり、掃気ライン7は、供給ライン5の接続部53と燃料タンク4とを連通させている。これにより、本実施形態において、供給ライン5の掃気は、供給ライン5に燃料タンク4内の燃料を充填していき、掃気ライン7から燃料タンク4内に燃料を排出して燃料タンク4に空気を押し出すことにより行われることとなる。
掃気ライン7は、昇圧ポンプ52のカム室524を介して、供給ライン5の接続部53と燃料タンク4とを連通させている。つまり、昇圧ポンプ52の駆動部(カム522)は、掃気ライン7の一部に配される。これにより、供給ライン5から掃気ライン7に送られてくる燃料がカム室524に充填される。そして、カム室524に充填された燃料によって、昇圧ポンプ52の駆動部であるカム522とプランジャ523との間の摺動部を潤滑させることができる。なお、接続部53とカム室524との間には、掃気ライン7に送られる燃料の流量を調整するための絞り71が設けられている。
掃気ライン7は、燃料噴射弁3及び蓄圧室2とも戻しライン8を介して接続されている。これにより、蓄圧室2及び燃料噴射弁3から漏出する燃料を、戻しライン8及び掃気ライン7を介して燃料タンク4に戻すことができる。すなわち、蓄圧室2から燃料タンク4に戻る燃料は、蓄圧室2内の燃料圧力が所定圧力以上となったときに、蓄圧室2内の圧力を調整するために蓄圧室2から漏出される燃料である。また、燃料噴射弁3から燃料タンク4に戻る燃料は、蓄圧室2から燃料噴射弁3へ供給された燃料のうち燃料噴射弁3によって噴射されない燃料である。
次に、本実施形態における、供給ライン5内の空気を抜く掃気の仕方について説明する。
燃料噴射装置1は、その組み付け後や燃料タンク4の燃料切れ発生後等に、供給ライン5内の掃気を、掃気ライン7を介して行う。掃気は、インラインポンプ51の駆動を停止し、吸入調整弁13を閉じた状態にて、インタンクポンプ6を駆動させて行う。インタンクポンプ6を駆動させることにより、燃料タンク4内の燃料を、上流側から供給ライン5及び掃気ライン7に充填させる。このとき、駆動を停止した状態のインタンクポンプ6内にも、燃料が充填される。これにより、供給ライン5内の空気を、掃気ライン7を介して燃料タンク4に押し出す。以上により、供給ライン5内の空気を、燃料タンク4から外部に排出することができる。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
燃料噴射装置1は、インタンクポンプ6とインラインポンプ51とを有する。それゆえ、供給ライン5の掃気時には、インラインポンプ51の駆動を停止すると共にインタンクポンプ6を駆動することにより、供給ライン5に燃料を充填させて容易に掃気を行うことができる。そのため、供給ライン5の掃気の際に、ハンドポンプ等を供給ライン5に接続する必要がない。それゆえ、掃気の作業効率を向上させることができる。
また、燃料噴射装置1は、非容積式のインラインポンプ51を有する。すなわち、インラインポンプ51は燃料の吸入部(導入口515)と吐出部(吐出口516)とが連通している。そのため、供給ライン5の掃気時には、インラインポンプ51の上流側の配管から下流側の配管まで燃料を充填させることが容易である。それゆえ、インラインポンプ51を介して供給ライン5の掃気を行うことができる。その結果、供給ライン5においてインラインポンプ51と並列に、掃気のためのバイパス経路を別途接続する必要がないと共に、インラインポンプ51内の掃気の効率を向上させることができる。
また、インタンクポンプ6は容積式である。それゆえ、掃気を効率よく行うことができる。すなわち、供給ライン5の掃気時に駆動させるインタンクポンプ6については、比較的、燃料に強い圧力を与えることができる容積式のポンプにすることにより、掃気の効率を向上させることができる。
また、ディーゼルエンジンの場合、低温状態において燃料の粘度が比較的高くなりやすい。そこで、燃料タンク4がインラインポンプ51に加えてインタンクポンプ6をも有し、さらに、インタンクポンプ6を容積式にすることにより、通常運転時においても、燃料タンク4から蓄圧室2への燃料の圧送を効率的に行うことができる。
また、インラインポンプ51は、ディーゼルエンジンが備えるクランク軸によって駆動するよう構成されている。それゆえ、インラインポンプ51を電動式にした場合と比べて、エネルギー効率を高くすることができる。
また、掃気ライン7における供給ライン5と反対側の端部は、燃料タンク4内に配されている。それゆえ、掃気ライン7を通過させた燃料を燃料タンク4に容易に循環させることができる。
また、供給ライン5における掃気ライン7との接続部53と昇圧ポンプ52との間に配置された開閉可能な開閉弁(吸入調整弁13)を有する。それゆえ、供給ライン5の掃気時には開閉弁を閉じることにより、供給ライン5から掃気ライン7に燃料を送ることができる。そのため、供給ライン5の掃気を容易に行うことができる。
また、昇圧ポンプ52の駆動部は、掃気ライン7の一部に配されている。それゆえ、通常運転時においては、掃気ライン7に充填される燃料を、昇圧ポンプ52の駆動部を潤滑させる潤滑油として用いることができる。
以上のごとく、本実施形態によれば、供給ラインの掃気のための部品点数を少なくし、供給ラインの掃気の効率の向上を図ることができる燃料噴射装置を提供することができる。
1 燃料噴射装置
2 蓄圧室
3 燃料噴射弁
4 燃料タンク
5 供給ライン
51 インラインポンプ
52 昇圧ポンプ
6 インタンクポンプ
7 掃気ライン

Claims (6)

  1. ディーゼルエンジンに用いられる燃料噴射装置(1)であって、
    燃料を高圧状態にて蓄える蓄圧室(2)と、
    該蓄圧室(2)に蓄えられた燃料を噴射する燃料噴射弁(3)と、
    燃料を低圧状態にて蓄える燃料タンク(4)と、
    該燃料タンク(4)と上記蓄圧室(2)とを接続する供給ライン(5)と、
    上記燃料タンク(4)内に配され、該燃料タンク(4)内の燃料を上記供給ライン(5)へ圧送するインタンクポンプ(6)と、
    上記供給ライン(5)の一部を構成し、上記インタンクポンプ(6)から供給された燃料を上記蓄圧室(2)側へ圧送する非容積式のインラインポンプ(51)と、
    上記供給ライン(5)の一部を構成し、上記インラインポンプ(51)から供給された燃料を上記高圧状態に加圧するとともに上記蓄圧室(2)へ圧送する昇圧ポンプ(52)と、
    上記供給ライン(5)における上記インラインポンプ(51)と上記昇圧ポンプ(52)との間に一端が接続され、上記供給ライン(5)内に溜まった空気を抜く掃気ライン(7)と、を有することを特徴とする燃料噴射装置(1)。
  2. 上記インタンクポンプ(6)は容積式であることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置(1)。
  3. 上記インラインポンプ(51)は、上記ディーゼルエンジンが備えるクランク軸によって駆動するよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射装置(1)。
  4. 上記掃気ライン(7)における上記供給ライン(5)と反対側の端部は、上記燃料タンク(4)内に配されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料噴射装置(1)。
  5. 上記供給ライン(5)における上記掃気ライン(7)との接続部(53)と上記昇圧ポンプ(52)との間に配置された開閉可能な開閉弁を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射装置(1)。
  6. 上記昇圧ポンプ(52)の駆動部は、上記掃気ライン(7)の一部に配されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料噴射装置(1)。
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