JP2017001674A - 吐出容器用の倍力装置およびそれを備えた噴射装置 - Google Patents

吐出容器用の倍力装置およびそれを備えた噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】吐出容器のステムの押し下げ操作を容易とする倍力装置およびその倍力装置を備えた噴射装置を提供する。【解決手段】ポンプ式の吐出容器11と、その吐出容器11のステムを操作する倍力装置12とからなる噴射装置10。倍力装置12は、倍力機構を構成する第1レバー32と、倍力機構を構成する第2レバー33とを有し、それら2つの倍力機構が直列に連結されているものである。吐出容器11は操作力の力を大きく蓄積できるように構成されており、操作後、所定量の内容物を噴射させるまでに時間差を与えることができる。そのため、噴射装置10は、ポンプ式であるにも関わらず、一回の操作で内容物を長く噴霧することができる。【選択図】図1

Description

本発明はステムを備えた吐出容器に用いられる倍力装置およびそれを備えた噴射装置に関する。
特許文献1には、操作筒(作動部)を押し下げることにより開放される弁を有し、操作1回あたりの内容物の噴出量を多くしたディスペンサポンプが開示されている。このディスペンサポンプは、定量室を容器の上部に形成することにより、定量室を形成するシリンダの直径を大きくして大容量の定量室を形成している。そして、操作筒(作動部)を押し下げる倍力機構としててこ機構を採用している。
特開平5−229577号公報
しかし、特許文献1のディスペンサポンプは、力の増幅が十分とは言えず、操作しにくい問題がある。
本発明は、吐出容器のステムの押し下げ操作を容易とする倍力装置およびその倍力装置を備えた噴射装置を提供することを目的としている。
本発明の吐出容器用の倍力装置は、吐出容器の作動部に連結される荷重部と、吐出容器の上部に取り付けられ、前記荷重部を下方に押圧する操作部材とからなり、前記操作部材が、吐出容器の上部に取り付けられる筒状の本体と、前記本体の上端開口部に上下回動自在に取り付けられる第1レバーと、前記本体の上端開口部に上下回動自在に取り付けられる第2レバーとを備え、前記第1レバーは、前記本体の上端開口部に回動自在に取り付けられる第1支点と、前記荷重部に連結される第1作用点と、前記第1作用点と先端との間に設けられる第1力点とを有し、前記第2レバーは、前記本体の上端開口部に回動自在に取り付けられる第2支点と、前記第1力点と連結される第2作用点と、第2作用点と先端との間に設けられ、使用者の力を受ける第2力点とを有することを特徴としている。ここで本発明における吐出容器とは、作動部を下方に作動させることにより開放されるものを言う。
本発明の倍力装置であって、前記第1力点と第2作用点とがそれぞれを回転軸としたリンク機構で連結しているものが好ましい。しかし、前記第1力点と第2作用点とがカム機構で連結していてもよい。
本発明の倍力装置であって、操作により下方に回動された第1レバーを復帰させる、または、操作により下方に回動された第2レバーを復帰させる復帰用スプリングを有するものが好ましい。
本発明の倍力装置であって、前記第2支点が前記第1支点より上方にあるものが好ましい。
本発明の噴射装置は、ステムを備えたポンプ式の吐出容器と、本発明の倍力装置とを備えたことを特徴としている。
このような噴射装置であって、前記吐出容器の噴射孔に所定の圧力になると開放する弁が設けられているものが好ましい。
本発明の吐出容器用の倍力装置は、吐出容器の作動部に連結される荷重部と、吐出容器の上部に取り付けられ、前記荷重部を下方に押圧する操作部材とからなり、前記操作部材が、吐出容器の上部に取り付けられる筒状の本体と、前記本体の上端開口部に上下回動自在に取り付けられる第1レバーと、前記本体の上端開口部に上下回動自在に取り付けられる第2レバーとを備え、前記第1レバーは、前記本体の上端開口部に回動自在に取り付けられる第1支点と、前記荷重部に連結される第1作用点と、前記第1作用点と先端との間に設けられる第1力点とを有し、前記第2レバーは、前記本体の上端開口部に回動自在に取り付けられる第2支点と、前記第1力点と連結される第2作用点と、第2作用点と先端との間に設けられ、使用者の力を受ける第2力点とを有するため、つまり、第1レバーによって構成される倍力機構と、第2レバーによって構成される倍力機構とを直列に連結しているため、吐出容器のステムを小さい力で押し下げることができる。
本発明の倍力装置であって、前記第1力点と第2作用点とがそれぞれを回転軸としたリンク機構で連結している場合、作動開始から終了まで、第1レバーおよび第2レバーがスムースに動く。
本発明の倍力装置であって、前記第1力点と第2作用点とがカム機構で連結している場合、初動作の力を小さくすることができる。
本発明の倍力装置であって、操作により下方に回動された第1レバーを復帰させる、または、操作により下方に回動された第2レバーを復帰させる復帰用スプリングを有する場合、使用後、第1レバーおよび第2レバーの復帰力を小さくできる、または、それらが自動に復帰する。
本発明の倍力装置であって、前記第2支点が前記第1支点より上方にある場合、操作部材の構造が簡単である。
本発明の噴射装置は、ステムを備えたポンプ式の吐出容器と、本発明の倍力装置とを備えているため、軽い操作力で吐出容器を作動させることができる。
本発明の噴射装置であって、前記吐出容器の噴射孔に所定の圧力になると開放する弁が設けられている場合、吐出容器内ないしステムと噴射孔との間の流路通路内で内容物を加圧することができ、操作後、所定量の内容物を噴射させるまでに時間差を与えることができる。そのため、ポンプ式の吐出容器であるにも関わらず、一回の操作で内容物を長く噴霧することができる。
本発明の噴射装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1の吐出容器を示す側面断面図である。 図3a〜図3cは、それぞれ図1の倍力装置を示す斜視図、背面図、側面断面図である。 図4aは図1の倍力装置の操作直後の力のモーメントを示す概略図であり、図4bはその拡大図である。 図5a〜図5dは図1の噴射装置の操作工程を示す状態図である。 本発明の倍力装置の他の実施形態を示す側面断面図である。 図7aは図6の倍力装置の操作直後の力のモーメントを示す概略図であり、図7bはその拡大図であり、図7cは操作中の拡大図である。 本発明の倍力装置のさらに他の実施形態を示す概略図である。
図1の噴射装置10は、ポンプ式の吐出容器11と、その吐出容器11のバルブを開閉操作する倍力装置12とからなる。倍力装置12は、倍力機構を構成する第1レバー32と、倍力機構を構成する第2レバー33とを有し、それら2つの倍力機構が直列に連結されているものである。
吐出容器11は、図2に示すように、内容物Cを収容する容器本体16と、その開口部に取り付けられるポンプ部材17とを備えている。
容器本体16は、底を備えた円筒状の胴部16aと、その上端から上方に向かって縮径するテーパー状の肩部16bと、その上端から上方に延びる円筒状の首部16cと、その上端に設けられ、半径方向外側に突出する容器のフランジ部16dとを有する。容器本体16は、合成樹脂製であっても、金属製であってもよい。
ポンプ部材17は、容器本体16の開口部に保持される筒状のハウジング21と、ハウジング21の下端連通孔21cに取り付けられる逆止弁22と、ハウジング21内を上下方向に摺動するプランジャ23と、その上端に設けられる噴射ボタン24とを有する。
ハウジング21は、内面が垂直面からなる円筒状を呈しており、プランジャ23のピストン26の上下の摺動を許すシリンダである。上端には半径方向外側に突出するポンプのフランジ部21aが形成されている。そして、底部21bの中心には、下端連通孔21cが形成されている。この実施形態では、下端連通孔21cは、複数の孔が環状に設けられた環状孔21c1と、その中心に形成された中心孔21c2とからなる。
ハウジング21の外面と、首部16cの内面とは嵌合するように設計されているが、液体の内容物Cが漏れないように、かつ、外部の空気を容器本体16内に導入できるように容器本体16と外部とが連通するように構成されている。なお、ハウジング21の外面と首部16cの内面との間に逆止弁を設けてもよい。
ハウジング21の内径は10〜50mm、特に15〜40mmである。その容量は5〜50ml、特に10〜40mlとなっている。
逆止弁22は、円板状の弁本体22aと、その中心から下方に延びる連結棒22bとからなる弾性体である。例えば、天然ゴム、合成ゴムあるいは合成樹脂から成形される。連結棒22bの先端は、半径方向外側に突出する係止突起22b1となっている。係止突起22b1は、先端側に向かって外径が小さくなるように鏃形状となっている。連結棒22bの外径はハウジング21の下端連結孔21cの中心孔21c2の内径より小さく、係止突起22b1の基部の外径はハウジング21の下端連結孔21cの中止孔21c2の内径より大きい。つまり、逆止弁22の連結棒22bをハウジング21の中心孔21c2に挿入することにより、逆止弁22は弁本体22aと連結棒22bの係止突起22b1との間にハウジング21の底部21bが介在されるように配置され、ハウジング21の下端で上下動自在に固定される。
このように構成されているため、逆止弁22は、ハウジング21から容器本体11に向かう流れに対してはハウジング21の底部に向かって移動し、弁本体22aが環状孔21c1および中心孔21c2を閉じる(図1、図5a〜5cの状態)。一方、逆止弁22は、容器本体11からハウジング21に向かう流れに対してハウジング21の底部から離れるように移動し、弁本体22aが連通孔21b1を開く(図5d参照)。
なお逆止弁は、ハウジング21から容器本体11への流れを阻止し、容器本体11からハウジング21への流れを許すものではあれば特に限定されるものではない。例えば、弁体を一方の開口部に付勢させた逆止弁であってもよい。ハウジング21の連通孔22bは弁体を収容する筒状の孔となる。
プランジャ23は、ハウジング21の内面を密に摺動するピストン26と、その上面から上方に延びるステム27とからなる。プランジャ23(ピストン26およびステム27)の中心には、内容物貯留室Sと外部とを連通する中心孔23aが形成されている。ピストン26およびステム27とは、一体に成形されているが、上下動を連動するように連結されていれば別体としてもよい。
ピストン26の外周はハウジング21の内面と密に摺動する摺動部26aとなっている。
ステム27は筒体であり、中部側面に左右方向に突出する連結軸27aが形成されている(図1参照)。
このプランジャ23の中心孔23aの内径は、0.3〜5mm、特に0.5〜3mmであるのが好ましい。中心孔23aの径が0.3mmより小さいと、流路抵抗が大きくなりすぎ、吐出しにくくなる。中心孔23aの径が5mmより大きいと中心孔内に残る内容物が多くなる。また、プランジャ23の中心孔23aの内径は、ハウジング21の内径の1/10〜1/50、特に1/15〜1/40である。
噴射ボタン24は、ステム27の上端を挿入するステム係合部24aと、噴射孔24bと、それらを繋ぐ内部通路24cとからなる。内部通路24cの先端の拡径空間には、所定の圧力になると噴射孔24bを開放する圧力弁25が設けられている。圧力弁25は、内部通路24cの下流側に設けられた拡径室25aと、その拡径室内を上下流移動自在に設けられる弁体25bと、その弁体25bを上流側に付勢するバネ25cとからなる。通常時、弁体25bは拡径室25aの上流開口部で付勢され、内部通路24cを閉じている。圧力弁25の開放圧力としては、0.1〜0.35MPa、特に0.15〜0.3MPaとするのが好ましい。
このように構成されたポンプ式の吐出容器11は、プランジャ23のステム27を下降させることにより、プランジャ23のピストン26が下降して内容物貯留室Sが収縮される。この圧力により内容物貯留室Sの内容物Cは、プランジャ23の中心孔23aを介して噴射ボタン24に送られ、噴射ボタン24内にて所定の圧力まで蓄圧され、その後、噴射孔24bより噴霧される。そのため、内容物貯留室Sの容積(定量)だけ内容物Cは噴霧される。
なお、噴射ボタン24に圧力弁25を設け、かつ、ステム23の噴射通路の内径を小さくして流路抵抗をシリンダ(ハウジング21)に対して大きくしているため、操作力の力が吐出容器11内に大きく蓄積される。例えば、内容物貯留室Sと噴射孔24bの間の通路全体で内容物が加圧されたり、操作部材(第1レバーおよび第2レバー)やピストン26が弾性変形したりすることが考えられる。そのため、プランジャ23の押し下げ操作が完了(実質的に内容物の噴霧の開始)してから定量の内容物Cの噴霧が終了するまでの間に時間差(実質的な噴霧時間)ができる。さらに、内容物貯留室Sの容積(定量の噴射量)を0.5〜10ml、特に1〜5mlとすることにより、時間差を例えば、1〜15秒、好ましくは2〜10秒とすることができる。つまり、一回の操作で定量の内容物を一定期間噴霧できる。そのため、使用者は操作した状態で吐出容器11を緩やかに上下左右に振ることにより、一回の操作で内容物Cを空間に広く噴霧することができる。なお噴射孔24bより上流における内容物Cの加圧は、圧力弁25または流路抵抗のみで行うようにしてもよい。しかし、圧力弁25の開放圧力を大きくしすぎると、内容物Cが噴射されず通路内に残量するおそれがある。一方、開放圧力を小さくしすぎると、噴霧時間をかせぐことができない。そのため、圧力弁25および流路抵抗を設けることにより、好ましい噴霧時間を稼ぐことができる。なお、圧力弁の開放圧力および通路の流路抵抗は、噴霧時間に応じて適宜選択することができる。
なお、押し下げられたプランジャ23が外力により復帰されるとき、圧力弁25により噴射孔24bから空気の導入が遮断されているため内容物貯留室Sは減圧され、それと同時に逆止弁22を開き、内容物Cが内容物貯留室Sに供給される(図5d参照)。このとき、容器本体11と外部とは連通しているため、外部の空気を容器本体内に導入し、容器本体11が減圧となることはない。
倍力装置12は、図3a〜3cに示すように、ステム(作動部)27に連結される連結軸(荷重部)27aと、吐出容器11の上部に取り付けられる操作部材28とからなる。この実施形態では、倍力装置の荷重部と吐出容器の作動部とが一体となっているが、上下動を連動するように連結されていれば別体としてもよい。
操作部材28は、吐出容器の上部に取り付けられ、連結軸(荷重部)27aを介してステム(作動部)27を下方に押圧する装置である。詳しくは、吐出容器11の上部に固定される筒状の本体31と、本体31の上端開口部に中心に向かって上方に延び、かつ、上下回動自在に取り付けられる棒状の第1レバー32と、第1レバー32と中心を挟んで相対するように、本体31の上端開口部に中心に向かって上方に延び、かつ、上下回動自在に取り付けられる棒状の第2レバー33と、第1レバー32と第2レバー33とを連結するリンク部材34とを有する。
本体31の内面には、ポンプのフランジ部21aが係合される上環状溝31aと容器のフランジ部16dが係合される下環状溝31bとの2本の溝が形成されている(図3c参照)。また、本体31の前部(図3cの左側)には、第1レバー32の第1軸31cが設けられている。本体31の後部(図3cの右側)には、上方に延びる支持部31dが設けられており、その上端には第2レバー33の第2軸31eが設けられている。支持部31dの後方には、補強リブ31d1が複数上下に設けられている(図3b参照)。さらに、支持部31dの両側にあたる本体31には、第1レバー32を常時上方に付勢する復帰用バネ35を支持する下側バネ受け31fが形成されている(図3b参照)。
このような本体31は、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂などで形成されている。この形態では、射出成形などで成形された前半体と後半体とを合わせて一体としている。
第1レバー32は、本体31の第1軸31cを受ける第1軸受け(第1支点)32aと、ステム27の側面に形成された連結軸27aを回転自在に受ける連結孔(第1作用点)32bと、後述するリンク部材34の一方の軸を受けるリンク用下方軸(第1力点)32cとを有する(図3a参照)。このリンク用下方軸32cにおいて、第2レバー33の下方への力を受ける。また、第1レバー32の連結孔32bの付近は、ステム27を上下に通す上下貫通孔32eが形成されている。さらに、また先端部32dの下端には、第1レバー32を常時上方に付勢する復帰用バネ35を支持する上側バネ受け32fが設けられている。なお、先端部32dの上面32d1(図3c参照)は、第1レバー32の軸と実質的に平行な平面となっている。ただし、第1レバーの先端部32dの上部は、第2レバー33と干渉しなければ、特に限定されるものではない。
第1レバー32の長さは、下方に押圧しきったとき、その先端が本体31から突出しないように長さとなっている。
この第1レバー32は、本体31の第1軸受け31cおよび本体31の支持部31dを両側から覆うように右半体と左反対とを合わせて一体としている。なお、第1レバー32と本体31とは、第1レバー32の基部が回動自在に連結できればよく、軸と軸受けが逆となってもよい。
第2レバー33は、第2レバー本体36と、その先端に設けられるトリガー37とからなる。
第2レバー本体36は、本体31の第2軸31eを受ける第2軸受け(第2支点)36aと、後述するリンク部材34の他方の軸を受けるリンク用上方軸(第2作用点)36bと、ステム24を上下に通す貫通孔36cと、トリガー部37(第2力点)が連結される先端部36dとを有する。なお、第2レバー本体36の基部の外形は、第2軸受け(第2支点)36aを中心とした湾曲部36eと、その前端と連結し、第1レバー32の上面32d1と平行な下面36fと、その前端に設けられた段部33gとからなっている。下面36fは、第2レバー33が一番開いているとき、第1レバー32の先端部32dの上面32d1の若干上方で、平行となるように設けられている。ただし、第2レバー本体36の基部の外径は、第1レバー32と干渉しなければ、特に限定されるものではない。
第2軸受け(第2支点)36aは、本体31の支持部31dの先端に設けられている分だけ、第1レバー32の第2軸受け(第1支点)32aより上方に設けられている。つまり、第2レバー33は、第1レバー32の上方に設けられている。
リンク上方軸受け36bは、第2レバー33の中央(貫通孔33c)より基部側に設けられている。
貫通孔36cは、第2レバー33が回動するときにもステム24と第2レバー33とが緩衝しないように形成されている。
トリガー37は、第2レバー本体36の先端部36dから第2レバー本体36の軸に対して略垂直に延びている。
第2レバー本体36の長さ、および、トリガー37の角度は、第2レバーを押し切ったとき、トリガー37が本体31と略平行となるように設けられている(図5c参照)。これによりトリガー37に力を加えやすく、操作しやすい。しかし、トリガー37の形状は、全体の大きさおよび/または第2レバー本体の角度に応じて決定され、使用者が握り易いように適宜選択される。
リンク部材34は、平板状のものであり、第1レバー32のリンク下方軸32cを受ける下方軸孔34aと、第2レバーのリンク上方軸33bを受ける上方軸孔34bとが形成されている。このリンク部材34は、第1レバー32および第2レバー33の両側を覆うように左右一体で設けられている。
次に操作部材28による倍力機構について説明する。
初めに、図4aに示すように、第1レバー32の第1軸受け(第1支点)32aと連結孔(第1作用点)32bの間の距離をX1とし、第1レバー32の第1軸受け(第1支点)32aとリンク用下方軸(第1力点)32cの間の距離をX2とする(X2>X1)。
また、第2レバー33の第1軸受け(第2支点)33aとリンク用上方軸(第2作用点)33bの間の距離をY1とし、第2レバー33の第1軸受け(第2支点)33aとトリガー部37の先端(第2力点)の間の距離をY2とする(Y2>Y1)。
そして、図4bに示すように、リンク部材34の下方軸孔34aとリンク上方軸孔34bとを結ぶ線をリンク中心線Zとし、第1レバー32の第1軸受け(第1支点)32aとリンク下方軸(第1力点)32bとを結ぶ線Xに対して垂直な線を第1レバー外接線XP、第2レバー33の第2軸受け(第2支点)33aとリンク上方軸33b(第2作用点)37とを結ぶ線Yに対して垂直な線を第2レバー外接線YPとし、リンク中心線Zと第1レバー外接線XPとの間の角度をαとし、リンク中心線Zと第2レバー外接線YPとの間の角度をβとする。
このように構成されているため、倍力機構は次に示すように作用する。つまり、第2レバー33が回動するように、使用者がトリガー37にFの力を加えたとき、第2レバー33による倍力機構が作動し、第2レバー33のリンク用上方軸(第2作用点)36bにはF1の力が加わる。そして、このF1の力が、リンク部材34を介してF2の力として第1レバー32のリンク用下方軸(第1力点)32cに加わる。さらに、第1レバー32による倍力機構が作動し、第1レバー32の連結孔(第1作用点)32bにはF3の力が加わる。これらの力には、次のような式が成り立つ。
「式1」F1=Y2/Y1・F
「式2」F2=F1・cosβcosα
「式3」F3=X2/X1・F2
「式4」F3=(Y2・X2)/(Y1・Y1)・F・cosβ・cosα
つまり、トリガー37に与えられるFの力は、(Y2・X2)/(Y1・Y1)・cosβ・cosα倍となってステム27に伝えられる。そのため、ポンプ式の吐出容器11のようにステム27を押し下げるときに大きな抵抗がかかるものであってもステム27の押し操作を行うことができる。そして、引き下げられたステム27は、第1レバー32を介して復帰用バネ35によって復帰される。
図5に噴射装置10の操作状態を示す。図5aは使用前の状態では、内容物貯留室Sには定量の内容物Cが充填されている。この状態からトリガー37を操作して第2レバー33を回動させる。ここれにより前述したように操作力が増幅されてステム27が押し下げられ、内容物貯留室Sの内容物Cが噴射ボタン24から噴霧される(図5b参照)。トリガー37(第2レバー33)を押し切ると、トリガー37が本体31の側面と平行に当接される(図5c参照)。この状態でも、前述したように圧力弁25と中心孔23aの流路抵抗により蓄積された操作力が徐々に開放されるため、内容物Cの噴霧が実質的な噴霧時間だけ続く。噴霧が完了した後、トリガー37への力を解放すると、復帰用バネ35により第2レバー33(および第1レバー32)が元の位置に戻され、それと同時に逆止弁22が開放され、容器本体11内の内容物Cが内容物貯留室Sに供給され、噴射装置10は図5aの状態に戻る。
図6の倍力装置50は、操作部材51の第1レバーと第2レバーとがカム機構によって連結している。他の構成は、図1の噴射装置10と実質的に同じものである。
操作部材51は、吐出容器11の上部に固定される筒状の本体31と、本体31の上端開口部に中心に向かって上方に延び、かつ、上下回動自在に取り付けられる棒状の第1レバー52と、第1レバー52と中心を挟んで相対するように、本体31の上端開口部に中心に向かって上方に延び、かつ、上下回動自在に取り付けられる棒状の第2レバー53とを有する。本体31は、図1の噴射装置10と実質的に同じものである。
第1レバー52は、リンク用下方軸(第1力点)32cを有さない以外は、図1の噴射装置10の第1レバー32と実質的に同じものである。ただし、第1レバー52は、先端部32dの上面32d1が第2レバー53と直接当接し、第1力点として働く。
第2レバー53は、リンク用上方軸(第2作用点)33bを有さない点、基部の外径が異なる点以外は、図1の噴射装置10の第2レバー33と実質的に同じものである。
第2レバー53の基部の外形は、第2軸受け(第2支点)36aを中心とした湾曲部53aと、その前端と連結し、第1レバー53の上面32d1と平行に設けられた下面53bと、その前端に設けられた湾曲状の段部53cとからなっている。段部53cは、前方に向かって第2レバー53の第2軸受け(第2支点)36aからの距離が連続的に遠くなるように湾曲している。
そのため、第2レバー53は、第2レバー本体36の下面53bが第1レバー52の上面32d1と直接当接し、第2レバー53の回動に伴い上面32d1は段部53b(第2作用点)と当接し、第2レバー53の力を第1レバー52に伝える。さらに、第2レバー53を回動させることにより、上面32d1上を段部53bが滑り、徐々に大きな力を加える。このようにカム機構とすることにより、初動作の力を小さくすることができる。なお、段部53bを第2軸受け36aから徐々に離れる複数の段部としてもよい。
次に操作部材51の倍力機構について説明する。
初めに、図7に示すように、第1レバー52の第1軸受け(第1支点)32aと連結孔(第1作用点)32bの間の距離をX1とし、第1レバー32の第1軸受け(第1支点)32aと上面(第1力点)32d1の間の距離をX2’とする(X2’>X1)。
また、第2レバー53の第1軸受け(第2支点)33aと段部(第2作用点)36gの間の距離をY1’とし、第2レバー53の第1軸受け(第2支点)33aとトリガー部37の先端(第2力点)32cの間の距離をY2とする(Y2>Y1’)。なお、数値Y1’は第2レバー53の回動に応じてY1’’と大きくなる(図7c参照)。
そして、第2レバー53の第1軸受け(第2支点)33aと段部(第2作用点)36gとを結ぶ線Y’に対して垂直な線を第2レバー外接線YP’とし、第1レバー32の第1軸受け(第1支点)32aと上面(第1力点)32d1とを結ぶ線X’に対して垂直な線を第1レバー外接線XP’とし、第1レバー外接線YP’と第1レバー外接線XP’との間の角度をγとする。
このように構成されているため、倍力装置50は次のように作用する。つまり、トリガー37に力Fを加え、第2レバー53が回動させたとき、第2レバー33による倍力機構が作動し、第2レバー33の段部(第2作用点)36gにはF1’の力が加わる。そして、このF1’の力は直接第2レバー53の先端部32dの上面(第1力点)32d1に加わる。そして、このF1’の力が、カム機構を介してF2’の力として第1レバー52の上面(第1力点)32d1に加わる。さらに、第1レバー52による倍力機構が作動し、第1レバー52の連結孔(第1作用点)32bにはF3’の力が加わる。これらの力には、次のような式が成り立つ。
「式5」F1’=Y2/Y1’・F
「式6」F2’=F1’cosγ
「式7」F3’=X2’/X1・F1’
「式8」F3’=(Y2・X2’)/(Y1’・Y1)・F・cosγ
つまり、トリガー37に与えられるFの力は、(Y2・X2’)/(Y1’・Y1)・cosγ倍となってステム27に伝えられる。そのため、図1の噴射装置10と同様に、ステム27の押し操作が簡単である。
図8の倍力装置60は、操作部材61の本体62が第2レバー63を支持する支持部を有さず、第2レバー63の第2支点63aが第1レバー32の第1支点32aと同じ高さに設けられているものである。この場合、第2レバー63の作用点63bは、第1レバー32の力点32cより下方に位置し、それらはリンク部材34によって連結されている。つまり、第2レバー63の作用点63bで、第1レバー32の力点32cをリンク部材34を介して引っ張るように連結されている。この場合も式1〜式4と同様の倍力効果が得られる。
図1、6、8の倍力装置は、ポンプ式の吐出容器に取り付けているが、ステムを押し下げることにより弁が開放する他の構造の吐出容器に用いてもよい。そのような吐出容器として、例えば、エアゾール容器などが挙げられる。
10 噴射装置
11 吐出容器
12 倍力装置
16 容器本体
16a 胴部
16b 肩部
16c 首部
16d 容器のフランジ部
17 ポンプ部材
21 ハウジング
21a ポンプのフランジ部
21b 底部
21c 下端連通孔
21c1 環状孔
21c2 中心孔
22 逆止弁
22a 弁本体
22b 連結棒
22b1 係止突起
23 プランジャ
23a 中心孔
24 噴射ボタン
24a ステム係合部
24b 噴射孔
24c 内部通路
25 圧力弁
25a 拡径室
25b 弁体
25c バネ
26 ピストン
26a 摺動部
27 ステム
27a 連結軸
28 操作部材
29 トリガー部
31 本体
31a 上環状溝
31b 下環状溝
31c 第1軸
31d 支持部
31d1 補強リブ
31e 第2軸
31f 下側バネ受け
32 第1レバー
32a 第1軸受け(第1支点部)
32b 連結孔(第1作用部)
32c リンク用下方軸(第1力点)
32d 先端部
32d1 先端部の上面(上部)
32e 上下貫通孔
32f 上側バネ受け
33 第2レバー
34 リンク部材
34a 下方軸孔
34b 上方軸孔
35 復帰用バネ
36 第2レバー本体
36a 第2軸受け(第2支点部)
36b リンク用上方軸(第2作用部)
36c 上下貫通孔
36d 先端部(第2力点)
37 トリガー
50 倍力装置
51 操作部材
52 第1レバー
53 第2レバー
60 倍力装置
61 操作部材
62 本体
63 第2レバー
63a 第2支点
63b 第2作用点

Claims (7)

  1. 吐出容器の作動部に連結される荷重部と、
    吐出容器の上部に取り付けられ、前記荷重部を下方に押圧する操作部材とからなり、
    前記操作部材が、吐出容器の上部に取り付けられる筒状の本体と、前記本体の上端開口部に上下回動自在に取り付けられる第1レバーと、前記本体の上端開口部に上下回動自在に取り付けられる第2レバーとを備え、
    前記第1レバーは、前記本体の上端開口部に回動自在に取り付けられる第1支点と、前記荷重部に連結される第1作用点と、前記第1作用点と先端との間に設けられる第1力点とを有し、
    前記第2レバーは、前記本体の上端開口部に回動自在に取り付けられる第2支点と、前記第1力点と連結される第2作用点と、第2作用点と先端との間に設けられ、使用者の力を受ける第2力点とを有する、
    吐出容器用の倍力装置。
  2. 前記第1力点と第2作用点とがそれぞれを回転軸としたリンク機構で連結している、請求項1記載の倍力装置。
  3. 前記第1力点と第2作用点とがカム機構で連結している、
    請求項1記載の倍力装置。
  4. 操作により下方に回動された第1レバーを復帰させる、または、操作により下方に回動された第2レバーを復帰させる復帰用スプリングを有する、
    請求項1〜3いずれか記載の倍力装置。
  5. 前記第2支点が前記第1支点より上方にある、請求項1〜4いずれか記載の倍力装置。
  6. ステムを備えたポンプ式の吐出容器と、
    請求項1〜5いずれか記載の倍力装置とを備えた噴射装置。
  7. 前記吐出容器の噴射孔に所定の圧力になると開放する弁が設けられている、請求項6記載の噴射装置。
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