JP2017190141A - 液剤吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】テコの原理を利用してヘッド部を押し下げることができ、且つ、ヘッド部を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器に近い操作感を実現することが可能な構造の液剤吐出容器を提供する。【解決手段】液剤吐出容器100は、容器本体10に装着される装着部52と、装着部52に対して揺動可能に第1軸支部91にて軸支された第1揺動部60と、第1揺動部60に対して揺動可能に第2軸支部92にて軸支された第2揺動部70と、第2揺動部70に支持されている操作部20と、操作部20が押し下げられる際に第1揺動部60からヘッド部30に対して押下力を伝達する作用部と、操作部20が押し下げられる際に、第1揺動部60に対する第2揺動部70の揺動方向を、装着部52に対する第1揺動部60の揺動による操作部20の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、液剤吐出容器、液剤吐出器付きキャップ、液体吐出器用アタッチメント及び液剤吐出容器詰め品に関する。
特許文献1から8には、テコの原理を利用できる構造の液剤吐出容器について記載されている。これら液剤吐出容器は、押下操作を受け付ける操作部が、一箇所の軸支部において軸支された構造となっており、操作部を押し下げ操作することによって、テコの原理を利用してヘッド部が押し下げられるようになっている。
実開平5−7359号公報 実開平5−51469号公報 特開2000−335618号公報 特開2007−297083号公報 特開2010−5599号公報 特開2010−83527号公報 特開2010−132343号公報 特開2011−230842号公報
しかしながら、各特許文献1から8に記載の技術では、操作部を押し下げ操作する際に、操作部が軸支部を支点として揺動する。このため、ヘッド部を直に押し下げるタイプの通常の液剤吐出容器と比べて、操作部の操作感が大きく異なり、操作性が必ずしも良好ではない。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、テコの原理を利用してヘッド部を押し下げることができ、且つ、ヘッド部を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器に近い操作感を実現することが可能な構造の液剤吐出容器、液剤吐出器付きキャップ、液体吐出器用アタッチメント及び液剤吐出容器詰め品に関する。
本発明は、液剤を貯留する容器本体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、前記装着部に対して第1軸支部において揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1揺動部に対して第2軸支部において揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部によって直接又は間接に支持されているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記操作部が押し下げられる際に、前記第1揺動部に対する前記第2揺動部の揺動方向を、前記装着部に対する前記第1揺動部の揺動による前記操作部の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、を備える液剤吐出容器を提供するものである。
また、本発明は、液剤を貯留する容器本体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記ヘッド部又は前記第2揺動部の一方に形成されているガイド部と、前記ヘッド部又は前記第2揺動部の他方に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って摺動する被ガイド部と、を備え、前記ガイド部は弧状に形成されており、前記ガイド部の水平方向寸法は、前記操作部が押し下げられる際の水平方向における前記第2軸支部の移動距離に等しく、前記ガイド部の上下方向寸法は、前記操作部が押し下げられる際の下方への前記ヘッド部の移動距離と、前記操作部が押し下げられる際の前記ガイド部に対して相対的に下方への前記被ガイド部の移動距離と、の和に等しい液剤吐出容器を提供するものである。
また、本発明は、液剤を貯留する容器本体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、水平な軸を持つ第3軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支されているとともに水平な軸を持つ第4軸支部において前記第2揺動部に対して揺動可能に軸支されている第3揺動部と、を備え、前記第1軸支部の軸方向に、前記第1軸支部、前記第2軸支部、前記第3軸支部及び前記第4軸支部を視たときに、前記第1軸支部と前記第2軸支部との距離と、前記第3軸支部と前記第4軸支部との距離と、が互いに等しいとともに、前記第1軸支部と前記第3軸支部との距離と、前記第2軸支部と前記第4軸支部との距離と、が互いに等しい液剤吐出容器を提供するものである。
また、本発明は、液剤を貯留する容器本体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記ヘッド部と一体に形成され、前記操作部が押し下げられる際に前記第2揺動部をガイドし摺動させるガイド部と、を備え、前記第2揺動部は、前記第2軸支部を基準として水平方向において前記第1軸支部側の位置で前記ガイド部に沿って摺動する液剤吐出容器を提供するものである。
また、本発明は、液剤を貯留する容器本体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第3軸支部において前記第2揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第3軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第3揺動部と、前記第3揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記ヘッド部又は前記第3揺動部の一方に形成されていて前記装着部に対する前記ヘッド部の移動方向と平行に延在しているガイド部と、前記ヘッド部又は前記第3揺動部の他方に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って下方に摺動する被ガイド部と、を備える液剤吐出容器を提供するものである。
また、本発明は、液剤を貯留する容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、前記装着部に対して第1軸支部において揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1揺動部に対して第2軸支部において揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部によって直接又は間接に支持されているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記操作部が押し下げられる際に、前記第1揺動部に対する前記第2揺動部の揺動方向を、前記装着部に対する前記第1揺動部の揺動による前記操作部の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、を備える液剤吐出器付きキャップを提供するものである。
また、本発明は、液剤を貯留する容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、を備える液剤吐出器付きキャップに装着して用いられる液体吐出器用アタッチメントであって、前記装着部に装着される第2装着部と、前記第2装着部に対して第1軸支部において揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1揺動部に対して第2軸支部において揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部によって直接又は間接に支持されているとともに前記第2装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記操作部が押し下げられる際に、前記第1揺動部に対する前記第2揺動部の揺動方向を、前記第2装着部に対する前記第1揺動部の揺動による前記操作部の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、を備える液体吐出器用アタッチメントを提供するものである。
また、本発明は、本発明の液剤吐出容器と、前記容器本体に充填された前記液剤と、を備える液剤吐出容器詰め品を提供するものである。
本発明によれば、テコの原理を利用してヘッド部を押し下げることができ、且つ、ヘッド部を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器に近い操作感を実現することができる。
第1の実施形態に係る液剤吐出容器詰め品の側面図である。 第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの側面図である。 第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側面図である。 図3のA−A線に沿った平断面図であり、第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップにおける操作部よりも下の部分を示す。 第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す前方からの斜視図である。 第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す後方からの斜視図である。 第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側断面図である。 第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側面図であり、操作部が押下された状態を示す。 第2の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す前方からの斜視図である。 第2の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す後方からの斜視図である。 第2の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側面図である。 第2の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側面図であり、操作部が押下された状態を示す。 第3の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す前方からの斜視図である。 第3の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す後方からの斜視図である。 第3の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側面図である。 第3の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側断面図である。 第3の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側面図であり、操作部が押下された状態を示す。 第4の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す前方からの斜視図である。 第4の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側面図である。 第4の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側面図であり、操作部が押下された状態を示す。 第5の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側面図である。 第5の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す前方からの斜視図である。 第5の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す後方からの斜視図である。 第5の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側断面図である。 第5の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップの上部を示す側面図であり、操作部が押下された状態を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1の実施形態〕
先ず、図1から図8を用いて第1の実施形態を説明する。
本実施形態に係る液剤吐出容器100は、液剤150を貯留する容器本体10と、容器本体10に装着される装着部52と、装着部52に対して上下動可能に装着部52に保持され装着部52に対して相対的に押し下げられることにより液剤150を通過させるヘッド部30と、ヘッド部30を通過した液剤150を吐出する吐出口41と、を備える。
更に、液剤吐出容器100は、装着部52に対して第1軸支部91において揺動可能に軸支され、第1軸支部91を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部60と、第1揺動部60に対して第2軸支部92において揺動可能に軸支され第2軸支部92を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部70と、を備える。
ここで、第1軸支部91の軸の方向は、水平方向であることが好ましい一例であるが、装着部52に対する第1揺動部60の揺動の方向が下向き成分を持つ方向及びその反対方向になる限りにおいて、水平方向に対して交差する方向であっても良い。
同様に、第2軸支部92の軸の方向は、水平方向であることが好ましい一例であるが、第1揺動部60に対する第2揺動部70の揺動の方向が下向き成分を持つ方向及びその反対方向になる限りにおいて、水平方向に対して交差する方向であっても良い。
更に、第1軸支部91の軸と第2軸支部92の軸とが互いに平行であることが好ましい一例であるが、第2揺動部70が押し下げられることにより第2軸支部92を介して第1揺動部60に押下力が伝達されるとともに第1揺動部60が第1軸支部91を支点として揺動する限りにおいて、第1軸支部91の軸と第2軸支部92の軸とは、互いに平行でなくても良い。
更に、液剤吐出容器100は、第2揺動部70によって直接又は間接に支持されているとともに装着部52に対して相対的に押し下げられる操作部20と、第1軸支部91と第2軸支部92との間に位置し操作部20が押し下げられる際に第1揺動部60からヘッド部30に対して押下力を伝達する作用部(例えば、作用面63と突起部33とにより構成される)と、を備える。
更に、液剤吐出容器100は、操作部20が押し下げられる際に、第1揺動部60に対する第2揺動部70の揺動方向を、装着部52に対する第1揺動部60の揺動による操作部20の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、を備える。
また、本実施形態に係る液剤吐出容器詰め品200は、本実施形態に係る液剤吐出容器100と、容器本体10に充填された液剤150と、を備えて構成されている。
図1から図7の各図に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が押し下げられていない通常時の状態(常態)である。一方、図8に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が下限位置まで押し下げられた状態(以下、単に押下状態という場合がある)である。
図1〜図4、図7及び図8における左方向が前方、図1〜図4、図7及び図8における右方向が後方であるものとし、図1〜図3、図7及び図8における紙面の奥側方向が左方、図1〜図3、図7及び図8における紙面の手前側方向が右方であるものとする。
本実施形態では、液剤150として、泡状にして吐出されるものを例示する。このような液剤としては、ハンドソープを代表例として挙げることができるが、これに限られず、洗顔料、クレンジング剤、食器用洗剤、整髪料、ボディソープ、髭剃り用クリーム、ファンデーションや美容液等の肌用化粧料、染毛剤、消毒薬など、泡状で用いられる種々のものを例示することができる。
ただし、本発明における液剤150としては、泡状にして吐出されるものに限られず、流動性の液剤のまま吐出されるものも含まれ、そのような液剤150としては、ハンドソープ、洗顔料、クレンジング剤、食器用洗剤、整髪料、ボディソープ、髭剃り用ジェル、ファンデーションや美容液等の肌用化粧料、染毛剤、消毒薬などを例示することができる。
容器本体10には、常圧で、または加圧されて、液剤150が貯留される。液剤吐出容器100は、常圧で貯留された液剤150を空気と接触させることにより、または加圧下で貯留された液剤150を吐出時に大気圧に解放させることにより、液剤150を泡状に変化させる。本明細書では、泡状の液剤150を泡体と呼称して、容器本体10に貯留されている非泡状の液剤150と区別する。
液剤吐出容器100は、例えば、機械式のポンプ容器であり、操作部20を介して間接的にヘッド部30を押下操作することにより、液剤150を泡体として吐出する。
ただし、本実施形態とは異なり、ボンベ等に貯留された高圧ガスなどを用いて液剤150(泡体)を吐出するように、液剤吐出容器が構成されていても良い。
容器本体10の形状は特に限定されないが、例えば、図1に示すように、容器本体10は、筒状の胴部11と、胴部11の上側に連接されていて上方に向けて内腔の平断面積が縮小する肩部12と、肩部12の上側に連接されている円筒状の口頸部13と、胴部11の下端を閉塞している底部14と、を有する形状となっている。容器本体10の材料は特に限定されないが、容器本体10は、例えば、合成樹脂により成形されている。口頸部13の上端には開口が形成されている。
ここで、本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50は、液剤吐出容器100の構成のうち容器本体10を除く部分により構成されている。
すなわち、液剤吐出器付きキャップ50は、液剤150を貯留する容器本体10に装着される装着部52と、装着部52に対して上下動可能に装着部52に保持され装着部52に対して相対的に押し下げられることにより液剤150を通過させるヘッド部30と、ヘッド部30を通過した液剤150を吐出する吐出口41と、装着部52に対して第1軸支部91において揺動可能に軸支され、第1軸支部91を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部60と、第1揺動部60に対して第2軸支部92において揺動可能に軸支され第2軸支部92を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部70と、第2揺動部70によって直接又は間接に支持されているとともに装着部52に対して相対的に押し下げられる操作部20と、第1軸支部91と第2軸支部92との間に位置し操作部20が押し下げられる際に第1揺動部60からヘッド部30に対して押下力を伝達する作用部(例えば、作用面63と突起部33とにより構成される)と、操作部20が押し下げられる際に、第1揺動部60に対する第2揺動部70の揺動方向を、装着部52に対する第1揺動部60の揺動による操作部20の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、を備えている。
装着部52は、例えば螺合等の止着方法によって口頸部13に対して着脱可能に装着されている。これにより、口頸部13には、装着部52、ヘッド部30、操作部20、第1揺動部60及び第2揺動部70を含む液剤吐出器付きキャップ50の全体が装着されている。口頸部13に液剤吐出器付きキャップ50が装着されることにより、液剤吐出器付きキャップ50によって口頸部13の開口が閉塞されている。
装着部52は、内周面にねじ山が形成された筒状部と、筒状部の上端を当該上端の中央部を除いて閉塞している天面部と、を有している。
液剤吐出器付きキャップ50は、更に、装着部52の天面部から上方に向けて起立している筒状の起立筒53を備えている。
ヘッド部30は、ヘッド本体部31と、ヘッド本体部31から水平方向成分を持つ方向に突出し、吐出口41が形成されているノズル部40と、を備えている。
ヘッド本体部31は、起立筒53の軸方向(つまり上下方向)に起立筒53に対して相対移動可能に、起立筒53によって保持されている。ヘッド本体部31は、例えば、起立筒53の外周面に沿って配置されている外筒部32と、起立筒53の内周面に沿って配置されている内筒部34(図7)と、を有する二重筒構造となっている。起立筒53、外筒部32及び内筒部34の軸方向がそれぞれ上下方向となっており、平面視において、起立筒53の外方に外筒部32が配置され、起立筒53の内方に内筒部34が配置されている。そして、外筒部32及び内筒部34、ひいてはヘッド本体部31の全体は、起立筒53により上下方向にガイドされている。起立筒53の上端部は、内筒部34の内部空間に連通している。内筒部34の上端面は閉塞されている。より詳細には、外筒部32の上端面が閉塞されている。
ノズル部40は、筒状に形成され、ヘッド本体部31の上端部から前方に向けて水平に突出している。ノズル部40の基端部の内部空間は、内筒部34の上端部の内部空間と連通している(図7参照)。吐出口41は、例えば、前向きに開口する状態でノズル部40の先端に形成されている。
ヘッド部30が操作部20により押し下げられていない通常の状態(常態)においては、図2に示すバネ体58の作用により、起立筒53に対するヘッド部30の上下方向位置が上限位置となる(図1から図7)。
一方、ユーザーが操作部20に対して押下操作を行うことにより、詳細は後述するが、第2揺動部70及び第1揺動部60を介してヘッド部30に押下力が伝達され、ヘッド部30はバネ体58の付勢に抗して押し下げられる。その結果、図8に示すように、外筒部32が起立筒53に対して相対的に下降して外筒部32が装着部52に近づき、例えば、外筒部32により起立筒53が覆われた状態となる。
操作部20に対する押下操作が解除されると、ヘッド部30は、バネ体58の付勢に従って上昇し、常態に復帰する。その際、操作部20も押下操作前の位置に復帰する。
図2に示すように、液剤吐出器付きキャップ50は、ヘッド部30、起立筒53、装着部52及びバネ体58の他に、ピストン55、ハウジング56、吸引管57及び泡生成部51を備えている。
ハウジング56は、ピストン55及びバネ体58を収容しているとともに、起立筒53、内筒部34、及びノズル部40の内部を介して吐出口41と連通している。
吸引管57は、容器本体10内の液剤150を吸い上げる管であり、ハウジング56の内部と連通しているとともに、ハウジング56から下方に垂下している。
液剤吐出器付きキャップ50が口頸部13に装着された状態で、ハウジング56及び吸引管57は容器本体10の内部に位置する。
ピストン55は、ハウジング56内において上下方向に往復動が可能となっている。ピストン55の下端には球状の弁体59が形成されている。弁体59は、ハウジング56および吸引管57に貯留された液剤150の流下を抑止する。
ユーザーが操作部20を押し下げることによって第2揺動部70及び第1揺動部60を介してヘッド部30が押し下げられると、ピストン55によりその下端の弁体59の上昇(開放)が規制された状態で、ピストン55はハウジング56の内部の空気圧を上昇させる。ピストン55には、ハウジング56とヘッド部30とを連通させる小孔の液流路(不図示)が設けられている。液流路の開口面積は十分に小さいため、ヘッド部30を押し下げることによってハウジング56の空気圧が上昇し、その後に液剤150はハウジング56からヘッド部30に押し上げられる。ヘッド部30には、外部と連通する空気流路(不図示)が設けられている。
液剤吐出器付きキャップ50の内部には液剤150の流路上に泡生成部51が設けられている。泡生成部51では、液剤150に対して空気が吹き付けられることにより、液剤150が粗い泡になる。この粗い泡が泡生成部51における後段部分に配置されたメッシュを通過することにより、きめ細かく均一な泡体となる。そして、この泡体が、内筒部34の内部からノズル部40内に導入され、ノズル部40を介して吐出口41から吐出される。
操作部20の押下操作が解除されると、バネ体58が弾性復帰することによってピストン55が上方位置に復帰する。これによりハウジング56の内部は低圧となり、弁体59が開放されて新たな液剤150が吸引管57を介してハウジング56に吸い上げられる。なお、空気流路を通じて液剤吐出器付きキャップ50の内部に外部の空気が取り込まれることによって液剤吐出器付きキャップ50の内部は大気圧に維持される。
ここで説明した液剤吐出器付きキャップ50の構造および動作は一例であり、その他の広く知られている構造のものを本実施形態に適用しても何ら差し支えが無い。
なお、図3、図5、図6及び図8の各図においては、液剤吐出器付きキャップ50の上部の構成の外観のみを示しており、液剤吐出器付きキャップ50の構成のうち、泡生成部51、ピストン55、ハウジング56、バネ体58、弁体59及び吸引管57等の図示を省略している。
また、図7においても、泡生成部51、ピストン55、ハウジング56、バネ体58、弁体59及び吸引管57等の図示を省略している。
なお、後述する他の実施形態においても、液剤吐出器付きキャップ50を示す各図(断面図を除く)においては、液剤吐出器付きキャップ50の上部の構成の外観のみを示しており、液剤吐出器付きキャップ50の構成のうち、泡生成部51、ピストン55、ハウジング56、バネ体58、弁体59及び吸引管57等の図示を省略している。また、後述する他の実施形態の断面図においても、泡生成部51、ピストン55、ハウジング56、バネ体58、弁体59及び吸引管57等の図示を省略している。
図4及び図5に示すように、液剤吐出器付きキャップ50は、更に、装着部52の前部上面から立設された左右一対の柱状の支持部54を備えている。例えば、図4に示すように、平面視において、左側の支持部54はヘッド本体部31の左端部の前方位置に配置されており、右側の支持部54はヘッド本体部31の右端部の前方位置に配置されている。
また、液剤吐出器付きキャップ50は、左右一対の第1揺動部60を備えている。左側の第1揺動部60の一端部は、左側の支持部54に対して第1軸支部91において軸支されており、同様に、右側の第1揺動部60の一端部は、右側の支持部54に対して第1軸支部91において軸支されている。左右の第1軸支部91は、互いに同軸に配置されている。
また、液剤吐出器付きキャップ50は、左右一対の第2揺動部70を備えている。
左側の第1揺動部60の他端部は、左側の第2揺動部70の一端部に対して第2軸支部92において軸支されており、同様に、右側の第1揺動部60の他端部は、右側の第2揺動部70の一端部に対して第2軸支部92において軸支されている。左右の第2軸支部92は、互いに同軸に配置されている。更に、第1軸支部91と第2軸支部92とは互いに平行に配置されている。
容器本体10に液剤吐出器付きキャップ50が装着され、且つ、容器本体10が水平な載置面上に配置された状態で、第1軸支部91及び第2軸支部92は、例えば、それぞれ水平に配置されるようになっている。
ここで、第1揺動部60は、例えば棒状に形成されている。より詳細には、例えば、第1揺動部60は、それぞれ棒状に形成されている第1部分61及び第2部分62を含んで構成されている。
第1部分61の一端部は、第1軸支部91にて支持部54に軸支され、第1部分61の他端部は第2部分62の一端部に連結されている。第2部分62の他端部は、第2軸支部92にて第2揺動部70に軸支されている。
第1部分61及び第2部分62は、それぞれ第1軸支部91及び第2軸支部92に対して直交する面内において延在している。
図3に示すように、第1揺動部60は、常態において、第1軸支部91を起点として第2軸支部92に向かって後方斜め上方に延伸する姿勢となるようになっている。
一方、押下状態では、図8に示すように第2軸支部92が押し下げられ、例えば、第1揺動部60は第1軸支部91を起点として後方に延伸する姿勢となるようになっている。
上述のように、液剤吐出器付きキャップ50は、操作部20が押し下げられる際に第1揺動部60からヘッド部30に対して押下力を伝達する作用部を備えている。
本実施形態の場合、作用部は、第1軸支部91と第2軸支部92との間において第1揺動部60の下面に形成された作用面63と、外筒部32の側面から側方に突出している突起部33と、により構成されている。本実施形態の場合、液剤吐出器付きキャップ50は、左右一対の作用部を備えている。そして、左側の作用部は、例えば、外筒部32の下端部における左側面から左方に突出している突起部33(図示略)と、左側の第1揺動部60の第1部分61の上端部の下面により構成された作用面63と、により構成されている。また、右側の作用部は、例えば、外筒部32の下端部における右側面から右方に突出している突起部33(図示略)と、右側の第1揺動部60の第1部分61の上端部の下面により構成された作用面63と、により構成されている。
各作用面63は、対応する突起部33の上に載せられており、第1揺動部60が第1軸支部91を支点として第2軸支部92が下がる方向に揺動することにより、突起部33を押し下げる。この際に、作用面63は突起部33に対して摺動する。
なお、ここで説明した例とは逆に、第1揺動部60に突起部33が形成されている一方で、ヘッド部30に作用面63が形成されていても良い。この場合、作用面63の上に突起部33が載せられており、第1揺動部60が第1軸支部91を支点として第2軸支部92が下がる方向に揺動することにより、突起部33が作用面63を押し下げ、この際に、作用面63は突起部33に対して摺動する。
すなわち、作用部は、ヘッド部30又は第1揺動部60の一方から水平方向成分を持つ方向に突出した状態に形成されている突起部33と、ヘッド部30又は第1揺動部60の他方に形成され突起部33に対して摺動しながら突起部33を下方に押し下げるか又は突起部33により下方に押し下げられる作用面63と、を含む。
そして、作用面63は、第1揺動部60の揺動角度が第1角度のとき(例えば常態)と、この揺動角度が第1角度とは異なる第2角度のとき(常態よりも押下状態に近く且つ押下状態よりも常態に近い状態(不図示))と、の各々において、作用面63における突起部33との接触部位が装着部52に対するヘッド部30の移動方向(例えば下方)に対して直交する(例えば水平となる)曲面形状に形成されている。
これにより、第1揺動部60からヘッド部30に対して伝達される力の損失を抑制できるため、操作部20の押下に必要な力を抑制できる。
より好ましくは、作用面63は、突起部33に対して常に水平面で接触するようになっている。
なお、突起部33の上面には面取り加工が施されていることが好ましい。
また、第2揺動部70は、例えば、棒状の第1部分71と、第1部分71に対して交差する方向に延びている第2部分72と、を含んで構成されている。第1部分71及び第2部分72は、それぞれ第2軸支部92に対して直交する面内において延在している。第1部分71と第2部分72とは、側面視においてV字状に交差している。
各第1揺動部60の第2部分62の他端部は、各第2揺動部70の一端部(例えば下端部)である第1部分71の一端部(例えば下端部)に対してそれぞれ第2軸支部92にて軸支されている。
第1部分71と第2部分72とは一端部どうしを共有している。
また、第2部分72の他端部は、第1部分71の延在経路から外れた位置に配置されている。より詳細には、第2部分72の他端部は、第1部分71の両端を通る直線の下側に配置されている。
また、各第2揺動部70の他端部である第1部分71の他端部は、操作部20の側部に対して、固定部95において固定されている。したがって、操作部20は第2揺動部70と一体に設けられている。
例えば、操作部20の左右両側部からは、断面非円形(例えばDカット形状)の突起がそれぞれ側方に突出しており、これら突起が、第1部分71の他端部に形成された断面非円形(例えばDカット形状)の嵌入孔に対してそれぞれ嵌入することによって、操作部20と第1部分71とが相互に固定されている。
本実施形態の場合、揺動規制部は、ヘッド部30の側面に形成されているガイド溝(ガイド部)111と、第2揺動部70の第2部分72の他端部に形成されている被ガイド突起(被ガイド部)73と、を含んで構成されている。
より詳細には、液剤吐出器付きキャップ50は、第2揺動部70の各々と対応する左右一対の揺動規制部を備えている。
左側の揺動規制部は、ヘッド本体部31の左側面に形成されたガイド溝111と、左側の第2揺動部70の第2部分72の他端部から右方に向けて突出している被ガイド突起73と、を含んで構成されている。
同様に、右側の揺動規制部は、ヘッド本体部31の右側面に形成されたガイド溝111と、右側の第2揺動部70の第2部分72の他端部から左方に向けて突出している被ガイド突起73と、を含んで構成されている。
各ガイド溝111は、例えば、後方に向けて下り傾斜しているとともに後方斜め上に向けて凸の弧状(例えば螺旋円弧状)に形成されている。なお、各ガイド溝111は、第1軸支部91及び第2軸支部92に対して直交する面内において延在している。
各ガイド溝111には、それぞれ対応する被ガイド突起73が嵌め込まれている。各被ガイド突起73は、操作部20が押し下げられる際に、対応するガイド溝111によりガイドされて、該ガイド溝111に沿って摺動する。
なお、ここで説明した例とは逆に、ガイド溝111が第2揺動部70に形成されているとともに、被ガイド突起73がヘッド本体部31に形成されていても良い。
すなわち、揺動規制部は、ヘッド部30又は第2揺動部70の一方に形成されているガイド部(例えばガイド溝111)と、ヘッド部30又は第2揺動部70の他方に形成されていて操作部20が押し下げられる際にガイド部に沿って摺動する被ガイド部(例えば被ガイド突起73)と、を含んで構成されている。
ここで、常態において、第1揺動部60は、その一端部が第2軸支部92によって支えられるとともに、作用面63において突起部33によって支えられることにより、一定の姿勢(第1軸支部91を起点として第2軸支部92に向かって後方斜め上方に延伸する姿勢)に維持される。
また、常態において、第2揺動部70は、その一端部が第2軸支部92において第1揺動部60によって支えられるとともに、被ガイド突起73がガイド溝111によって支えられることにより、一定の姿勢に維持される。より詳細には、第1部分71は、第2軸支部92を起点として固定部95に向かって前方斜め上方に延伸する姿勢となり、第2部分72は、第1部分71よりも水平に近い姿勢で、第2軸支部92を起点として前方斜め上方に延伸する姿勢となる。
操作部20を押下すると、操作部20と一体に第2揺動部70が下方に移動する。この際に、第2軸支部92は第1軸支部91を中心とする弧状に下方に向けて移動し、被ガイド突起73はガイド溝111に沿って下方に向けて弧状に(螺旋円弧状に)ガイドされる。
このため、操作部20を押下する際には、第1揺動部60は、第1軸支部91を支点として装着部52に対して相対的に揺動(図3において時計回りに揺動)する。
ここで、操作部20が押し下げられる際に第2揺動部70の傾斜角度が一定に維持されるように、ガイド部(ガイド溝111)の形状が設定されている。
より詳細には、例えば、上記のように第1軸支部91の軸及び第2軸支部92の軸がそれぞれ水平且つ互いに平行に配置されているとともに、操作部20が押し下げられる際に、水平方向における第2軸支部92の移動距離L1(図3)と、水平方向における被ガイド部(被ガイド突起73)の移動距離L2(図3)と、が互いに等しく、下方への第2軸支部92の移動距離L3(図3)が、下方へのヘッド部30の移動距離L4(図3)とガイド部に対して相対的に下方への被ガイド部の移動距離L5(図3)との和に等しくなるように、ガイド部(ガイド溝111)の形状が設定されている。
操作部20が押し下げられる際に、図3において、第1揺動部60は第1軸支部91を支点として装着部52に対して相対的に時計回りに揺動するのに対して、第2揺動部70は第2軸支部92を支点として第1揺動部60に対して相対的に反時計回りに揺動する。
つまり、揺動規制部は、操作部20が押し下げられる際に、第1揺動部60に対する第2揺動部70の揺動方向を、装着部52に対する第1揺動部60の揺動による操作部20の姿勢変化を相殺する方向に規制する。
ただし、操作部20が押し下げられる際に、第2揺動部70は、装着部52に対しては、揺動せずに相対的に下方に移動する。
なお、作用部(作用面63及び突起部33)の配置は、第1軸支部91と第2軸支部92との間に作用部が位置している限りにおいて、特に限定されない。作用部がこのような配置となっていることにより、操作部20を押下することによって、テコの原理を利用して、ヘッド部30を押し下げることができる。
例えば、作用部が第1軸支部91と第2軸支部92とのおよそ中間位置に配置されている場合には、操作部20を押下することによって、直にヘッド部30を押下する場合と比べておよそ1/2の大きさの力でヘッド部30を押し下げることができる。
操作部20の形状は特に限定されないが、例えば、操作部20は平板状(盤状)に形成されている。操作部20の平面形状は、例えば、円形又は楕円形などとすることができるが、その他の形状であっても良い。
操作部20は、例えば、ヘッド部30の上方において水平に配置されている。本実施形態の場合、操作部20は、固定部95よりも前方に突出しているとともに、固定部95よりも後方にも突出している。
ここで、図4に示すように、左側の第1揺動部60の第2部分62は、第2揺動部70の厚み(左右幅寸法)分だけ、当該第1揺動部60の第1部分61に対して左側にオフセットして配置されている。また、左側の第2揺動部70は、平面視において、左側の第1揺動部60の第2部分62の右側に隣接して配置されている。これにより、左側の第1揺動部60の第1部分61と第2揺動部70とが左右方向において互いに同位置に配置されている。
同様に、右側の第1揺動部60の第2部分62は、第2揺動部70の厚み分だけ、当該第1揺動部60の第1部分61に対して右側にオフセットして配置されている。また、右側の第2揺動部70は、平面視において、右側の第1揺動部60の第2部分62の左側に隣接して配置されている。これにより、右側の第1揺動部60の第1部分61と第2揺動部70とが左右方向において互いに同位置に配置されている。
更に、左側の支持部54は左側の第1部分61の右側に配置され、右側の支持部54は右側の第1部分61の左側に配置されている。これにより、図4に示すように各支持部54の少なくとも一部分が装着部52の上方位置に配置されていても、ヘッド部30の平面寸法を十分な大きさに設定することを実現できる。
なお、ガイド溝111は、外筒部32の側部に形成されていても良いが、本実施形態の場合、ヘッド本体部31は、外筒部32から左右両側方に張り出しているとともに外筒部32よりも後方に突出した形状のガイド形成部110を外筒部32と一体に有しており、ガイド溝111はガイド形成部110の側面に形成されている。
ガイド形成部110は、側面視において弧状(螺旋円弧状)に形成されており、ガイド溝111は、側面視においてガイド形成部110が延在する方向に沿って延在している。
なお、液剤吐出器付きキャップ50は、例えば、左右対称に形成されている。
液剤吐出器付きキャップ50、液剤吐出容器100及び液剤吐出容器詰め品200は、以上のように構成されている。
ここで、本実施形態に係る液剤吐出容器100は、以下のようにも定義される。すなわち、液剤吐出容器100は、液剤150を貯留する容器本体10と、容器本体10に装着される装着部52と、装着部52に対して上下動可能に装着部52に保持され装着部52に対して相対的に押し下げられることにより液剤150を通過させるヘッド部30と、ヘッド部30を通過した液剤150を吐出する吐出口41と、水平な軸を持つ第1軸支部91において装着部52に対して揺動可能に軸支され第1軸支部91を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部60と、第1軸支部91の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部92において第1揺動部60に対して揺動可能に軸支され第2軸支部92を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部70と、第2揺動部70に一体に設けられているとともに装着部52に対して相対的に押し下げられる操作部20と、第1軸支部91と第2軸支部92との間に位置し操作部20が押し下げられる際に第1揺動部60からヘッド部30に対して押下力を伝達する作用部(例えば作用面63及び突起部33)と、ヘッド部30又は第2揺動部70の一方に形成されているガイド部(例えばガイド溝111)と、ヘッド部30又は第2揺動部70の他方に形成されていて操作部20が押し下げられる際にガイド部に沿って摺動する被ガイド部(例えば被ガイド突起73)と、を備えている。そして、ガイド部は弧状(例えば螺旋円弧状)に形成されており、ガイド部の水平方向寸法は操作部20が押し下げられる際の水平方向における第2軸支部92の移動距離(L1)に等しく(つまり、ガイド溝111の水平方向寸法であるL2が移動距離L1に等しく)、ガイド部の上下方向寸法は操作部20が押し下げられる際の下方へのヘッド部30の移動距離L4と、操作部20が押し下げられる際のガイド部に対して相対的に下方への被ガイド部の移動距離L5と、の和に等しい(つまり、ガイド溝111の上下方向寸法であるL3が移動距離L4とL5との和に等しい)。
次に、動作を説明する。
液剤吐出容器100から泡体を吐出するためには、操作部20に対して押下操作を行う。これにより、第2揺動部70及び第1揺動部60を介してヘッド部30が押下され、ヘッド部30はバネ体58の付勢に抗して押し下げられる。ヘッド部30が押し下げられることにより、ノズル部40の吐出口41から泡体が吐出される。
ここで、操作部20が押し下げられる際に、操作部20と一体に第2揺動部70が下方に移動し、それに伴い、被ガイド突起73はガイド溝111に沿って下方に向けて螺旋円弧状にガイドされ、且つ、第2軸支部92は第1軸支部91を中心とする弧状に下方に向けて移動する。したがって、第1揺動部60は第1軸支部91を支点として装着部52に対して相対的に揺動(図3において時計回りに揺動)する。この際に、突起部33が第1揺動部60の作用面63により下方に押し下げられるので、ヘッド部30が下降する。
このとき、ガイド溝111が被ガイド突起73の移動方向を規制することによって、第1揺動部60に対する第2揺動部70の揺動方向が、装着部52に対する第1揺動部60の揺動による操作部20の姿勢変化を相殺する方向に規制される。その結果、第2揺動部70の傾斜角度が一定に維持され、操作部20は水平に維持される。
また、操作部20を押下する力を解除すると、ヘッド部30はバネ体58の付勢に従って、常態の位置まで上昇する。この際に、突起部33が作用面63を押し上げることにより、第1揺動部60は第1軸支部91を支点として装着部52に対して相対的に揺動(図3において反時計回りに揺動)するため、第2軸支部92は第1軸支部91を中心とする弧状に上方に向けて移動する。よって、第2揺動部70及び操作部20が持ち上げられるが、その際に、被ガイド突起73がガイド溝111によってガイドされることにより、第2揺動部70の傾斜角度が一定に維持される。よって、操作部20は水平に維持されたまま、常態の位置まで復帰(上昇)する。
以上のような実施形態によれば、液剤吐出容器100は、液剤150を貯留する容器本体10と、容器本体10に装着される装着部52と、装着部52に対して上下動可能に装着部52に保持され装着部52に対して相対的に押し下げられることにより液剤150を通過させるヘッド部30と、ヘッド部30を通過した液剤150を吐出する吐出口41と、装着部52に対して第1軸支部91において揺動可能に軸支され第1軸支部91を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部60と、第1揺動部60に対して第2軸支部92において揺動可能に軸支され第2軸支部92を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部70と、第2揺動部70によって直接又は間接に支持されているとともに装着部52に対して相対的に押し下げられる操作部20と、第1軸支部91と第2軸支部92との間に位置し操作部20が押し下げられる際に第1揺動部60からヘッド部30に対して押下力を伝達する作用部(作用面63と突起部33とにより構成される)と、を備えている。これにより、テコの原理を利用してヘッド部を押し下げることができる。
1回の吐出操作により吐出される液剤150の容量が比較的多いタイプの液剤吐出容器100においても、十分に軽い力で操作部20を押下することによって、ヘッド部30を押し下げることができる。
また、本実施形態のように液剤150を泡体として吐出するタイプの液剤吐出容器100では、液剤150をそのままの状態で吐出するタイプの液剤吐出容器と比べて液剤150の吐出のためのヘッド部30の押し圧が大きくなるが、十分に軽い力で操作部20を押下することによって、ヘッド部30を押し下げることが可能である。
また、液剤150の粘度が標準的なものよりも高粘度の場合であっても、十分軽い力で操作部20を押下することによって、ヘッド部30を押し下げることができる。
そして、液剤吐出容器100は、更に、操作部20が押し下げられる際に第1揺動部60に対する第2揺動部70の揺動方向を、装着部52に対する第1揺動部60の揺動による操作部20の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部を備えている。
これにより、操作部20を押し下げる際における操作部20の姿勢の変化を抑制できるため、ヘッド部30を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器に近い操作感を実現することができる。よって、ヘッド部30を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器の操作に慣れたユーザーにとって、慣れた操作となるため、安心感をもって使用することができる。そして、操作部20を安定的に押し下げることができ、操作部20を押し下げる際における液剤吐出容器100全体の安定性も良好に維持できる。
より詳細には、揺動規制部は、操作部20が押し下げられる際に第2揺動部70の傾斜角度が一定に維持されるように構成されているとともに、操作部20は第2揺動部70と一体に設けられている。よって、操作部20が押し下げられる際に操作部20の姿勢が一定に(例えば水平に)維持されるため、ヘッド部30を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器と同等の操作感を実現できる。
〔第2の実施形態〕
次に、図9から図12を用いて第2の実施形態を説明する。
本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と同様に構成されている。
図9から図11の各図に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が押し下げられていない通常時の状態(常態)である。一方、図12に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が下限位置まで押し下げられた状態(押下状態)である。
図11及び図12における左方向が前方、図11及び図12における右方向が後方であるものとし、図11及び図12における紙面の奥側方向が左方、図11及び図12における紙面の手前側方向が右方であるものとする。
本実施形態の場合、第1揺動部60は、例えば、直線状の棒状に形成されている後部66と、後部66の前端から二股に分岐している左右一対の前側分枝部64、65と、を備えて構成されている。
平面視において、第1揺動部60は、前側分枝部64、65の後部によって、内筒部34及び起立筒53の後部の周囲を半円状に囲んでいる。また、前側分枝部64、65の各々の前部は、直線状の棒状に形成されており、前側分枝部64、65の後部の前端から前方に延出している。左側の前側分枝部65は、常態においてヘッド本体部31の左側に位置し、右側の前側分枝部64は常態においてヘッド本体部31の右側に位置している。
図11及び図12に示すように、側面視においては、後部66と前側分枝部64とは同一直線上に位置している。なお、図11及び図12では前側分枝部64などの奥に隠れて見えないが、前側分枝部65も後部66と同一直線上に位置している。
左側の前側分枝部64の前端部は、左側の支持部54の上端部に対して第1軸支部91にて軸支されている。同様に、右側の前側分枝部64の前端部は、右側の支持部54の上端部に対して第1軸支部91にて軸支されている。本実施形態の場合も、左右の第1軸支部91は、互いに同軸に配置されている。
また、後部66の後端部は、第2揺動部70の下端部に対して第2軸支部92にて軸支されている。
本実施形態の場合、第1揺動部60は、例えば前側分枝部64及び前側分枝部65の上側にそれぞれ設けられた環状の部分である環状部67を有しており、環状部67の上部の下面により作用面63が構成されている。
また、本実施形態の場合、ヘッド本体部31は、例えば、外筒部32を有していない。そして、左側の突起部33は、例えば、内筒部34の上端部における左側面から左方に突出しており、右側の突起部33は、例えば、内筒部34の上端部における右側面から右方に突出している。
そして、左側の突起部33の上に左側の環状部67の作用面63が載せられており、右側の突起部33の上に右側の環状部67の作用面63が載せられている。
本実施形態の場合、揺動規制部は、装着部52に対して第3軸支部93において揺動可能に軸支されているとともに第2揺動部70に対して第4軸支部94において揺動可能に軸支されている第3揺動部80を含んで構成されている。
第3揺動部80は、例えば、第1揺動部60から左右の環状部67を除いたものと同様に形成されている。すなわち、第3揺動部80は、例えば、直線状の棒状に形成されている後部86と、後部86の前端から二股に分岐している左右一対の前側分枝部84、85と、を備えて構成されている。
平面視において、第3揺動部80は、前側分枝部84、85の後部によって、内筒部34及び起立筒53の後部の周囲を半円状に囲んでいる。また、前側分枝部84、85の各々の前部は、直線状の棒状に形成されており、前側分枝部84、85の後部の前端から前方に延出している。左側の前側分枝部85は、常態においてヘッド本体部31の左側に位置し、右側の前側分枝部84は常態においてヘッド本体部31の右側に位置している。
図11及び図12に示すように、側面視においては、後部86と前側分枝部84とは同一直線上に位置している。また、図11及び図12では前側分枝部84などの奥に隠れて見えないが、前側分枝部85も後部86と同一直線上に位置している。
左側の前側分枝部84の前端部は、左側の支持部54の上端部に対して第3軸支部93にて軸支されている。同様に、右側の前側分枝部84の前端部は、右側の支持部54の上端部に対して第3軸支部93にて軸支されている。左右の第3軸支部93は互いに同軸に配置されている。
また、後部66の後端部は、第2揺動部70の下端部に対して第2軸支部92にて軸支されている。
そして、第1軸支部91の軸と、第2軸支部92の軸と、第3軸支部93の軸と、第4軸支部94の軸と、が互いに平行に配置されている。
より詳細には、例えば、左右の支持部54の各々の上端部には、左右に並ぶ一対のブラケット54aが、それぞれ立設された状態で設けられている。
そして、左側の支持部54の一対のブラケット54aの上部に対して、左側の前側分枝部65の前端部が第1軸支部91にて軸支され、右側の支持部54の一対のブラケット54aの上部に対して、右側の前側分枝部64の前端部が第1軸支部91にて軸支されている。
更に、左側の支持部54の一対のブラケット54aの下部に対して、左側の前側分枝部85の前端部が第3軸支部93にて軸支され、右側の支持部54の一対のブラケット54aの下部に対して、右側の前側分枝部84の前端部が第3軸支部93にて軸支されている。
また、例えば、第2揺動部70の下端部には、左右に並ぶ一対のブラケット74が、それぞれ垂下する状態で設けられている。
そして、一対のブラケット74の上部に対して、後部66の後端部が第2軸支部92にて軸支されているとともに、一対のブラケット74の下部に対して、後部86の後端部が第4軸支部94にて軸支されている。
従って、第1揺動部60の下側に第3揺動部80が配置されている。
更に、第1軸支部91の軸方向に、第1軸支部91、第2軸支部92、第3軸支部93及び第4軸支部94を視たときに(すなわち側面視において)、第1軸支部91と第2軸支部92との距離と、第3軸支部93と第4軸支部94との距離と、が互いに等しいとともに、第1軸支部91と第3軸支部93との距離と、第2軸支部92と第4軸支部94との距離と、が互いに等しい。
つまり、第1揺動部60における第1軸支部91と第2軸支部92との間の部分と、第3揺動部80における第3軸支部93と第4軸支部94との間の部分と、一対のブラケット54aにおける第1軸支部91と第3軸支部93との間の部分と、一対のブラケット74における第2軸支部92と第4軸支部94との間の部分と、により平行クランク機構が構成されている。
このため、本実施形態の場合も、揺動規制部は、操作部20が押し下げられる際に、第1揺動部60に対する第2揺動部70の揺動方向を、装着部52に対する第1揺動部60の揺動による操作部20の姿勢変化を相殺する方向に規制する。
より詳細には、本実施形態の場合も、操作部20が押し下げられる際に操作部20の姿勢が一定に(例えば水平に)維持されるため、ヘッド部30を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器と同等の操作感を実現できる。
また、本実施形態の場合、第2揺動部70の形状は特に限定されないが、例えば、図11に示すように、第2揺動部70は、上方に向けて前方に変位する形状に屈曲しており、その上端部の前側に操作部20を水平に保持している。
本実施形態の場合も、液剤吐出器付きキャップ50は、例えば、左右対称に形成されている。
なお、本実施形態に係る液剤吐出容器は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と、上記の第1の実施形態と同様の容器本体10(図1参照)と、を備えて構成されている。
また、本実施形態に係る液剤吐出容器詰め品は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出容器と、容器本体10に充填された液剤と、を備えて構成されている。
ここで、本実施形態に係る液剤吐出容器は、以下のようにも定義される。すなわち、液剤吐出容器は、液剤150を貯留する容器本体10と、容器本体10に装着される装着部52と、装着部52に対して上下動可能に装着部52に保持され装着部52に対して相対的に押し下げられることにより液剤150を通過させるヘッド部30と、ヘッド部30を通過した液剤150を吐出する吐出口41と、水平な軸を持つ第1軸支部91において装着部52に対して揺動可能に軸支され第1軸支部91を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部60と、第1軸支部91の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部92において第1揺動部60に対して揺動可能に軸支され第2軸支部92を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部70と、第2揺動部70に一体に設けられているとともに装着部52に対して相対的に押し下げられる操作部20と、第1軸支部91と第2軸支部92との間に位置し操作部20が押し下げられる際に第1揺動部60からヘッド部30に対して押下力を伝達する作用部(例えば作用面63及び突起部33)と、水平な軸を持つ第3軸支部93において装着部52に対して揺動可能に軸支されているとともに水平な軸を持つ第4軸支部94において第2揺動部70に対して揺動可能に軸支されている第3揺動部80と、を備えている。
そして、第1軸支部91の軸方向に、第1軸支部91、第2軸支部92、第3軸支部93及び第4軸支部94を視たときに、第1軸支部91と第2軸支部92との距離と、第3軸支部93と第4軸支部94との距離と、が互いに等しいとともに、第1軸支部91と第3軸支部93との距離と、第2軸支部92と第4軸支部94との距離と、が互いに等しい。
ここで、図12に示すように操作部20を押し下げることによってヘッド部30を押し下げた際に、第1揺動部60の前側分枝部64(及び前側分枝部65)の後部、並びに、第3揺動部80の前側分枝部84(及び前側分枝部85)の後部が、起立筒53に対して干渉することなく、起立筒53の上端よりも下の位置に下降するようになっている。よって、操作部20の押し下げ幅(上下ストローク)を十分に確保できる結果、ヘッド部30の押し下げ幅(上下ストローク)も十分に確保することができる。
なお、本実施形態において、液剤吐出器付きキャップ50は、必ずしも、平行クランク機構を有していなくても良い。操作部20が押し下げられる際に、第1揺動部60に対する第2揺動部70の揺動方向を、装着部52に対する第1揺動部60の揺動による操作部20の姿勢変化を相殺する方向に規制できる限りにおいて、側面視において、第1軸支部91から第2軸支部92までの距離と第3軸支部93から第4軸支部94までの距離とが相違していたり、第1軸支部91から第3軸支部93までの距離と第2軸支部92から第4軸支部94までの距離とが相違していたりしても良い。
〔第3の実施形態〕
次に、図13から図17を用いて第3の実施形態を説明する。
本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と同様に構成されている。
図13から図16の各図に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が押し下げられていない通常時の状態(常態)である。一方、図17に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が下限位置まで押し下げられた状態(押下状態)である。
図15から図17における左方向が前方、図15から図17における右方向が後方であるものとし、図15から図17における紙面の奥側方向が左方、図15から図17における紙面の手前側方向が右方であるものとする。
本実施形態の場合、第1揺動部60は、例えば、平面視において環状の形状に形成されており、第1揺動部60の中央には開口60aが形成されている。
また、本実施形態の場合、ヘッド本体部31は、例えば、外筒部32を有していない。ノズル部40は、ヘッド本体部31の上端部から前方斜め上方に向けて突出している。
そして、ヘッド本体部31の内筒部34が第1揺動部60の開口60aに挿通されている。
また、本実施形態の場合、支持部54は、例えば、起立筒53の前部から斜め上前方に向けて起立している。第1揺動部60の前端部は、支持部54の上端部に対して第1軸支部91にて軸支されている。本実施形態の場合、第1軸支部91の数が1つである点でも第1の実施形態と相違している。
また、第2揺動部70は操作部20と一体に形成されており、第2揺動部70は操作部20とともにヘッド部30を上側から覆うカバーを構成している。このカバーの下面側には、下向きに開口する凹部20aが形成されている。
第2揺動部70の上側に操作部20が形成されており、操作部20の上面には、下向きに窪んだ凹部22が形成されている。
第2揺動部70の一端部は第2軸支部92にて第1揺動部60の後端部に対して軸支されている。本実施形態の場合も、第1軸支部91及び第2軸支部92はそれぞれ水平に配置され、且つ、互いに平行に配置されている。
側面視において、第2揺動部70は、第2軸支部92を折り返し点として第1揺動部60に対して折り返され、当該第2揺動部70の他端側が前側となる姿勢で、ノズル部40の上に載せられている。つまり、第2揺動部70は、その後端部が第2軸支部92にて第1揺動部60に軸支されている。
より詳細には、第2揺動部70の前端の壁部には、下向きに開口する形状の切欠形状部75が形成されており、切欠形状部75の上縁75aは、ノズル部40の上面42に載せられている。なお、ノズル部40は切欠形状部75を前後に通過しており、ノズル部40の先端部は切欠形状部75から前方に突出している。
第1揺動部60の左右両側部は、部分的に上下方向寸法が大きくなっている部分を有しており、当該部分の内面には、内向きに開口する凹部68が形成されている。すなわち、第1揺動部60の左側部の内面には、右向きに開口する凹部68が形成され、第1揺動部60の右側部の内面には、左向きに開口する凹部68が形成されている。
本実施形態の場合、作用面63は、凹部68の上端位置を確定する内周面、すなわち下向きの面により構成されている。また、突起部33は、第2の実施形態と同様に、内筒部34の上端部の左右両側面からそれぞれ側方に向けて突出している。そして、各突起部33に、対応する作用面63が載せられている。
本実施形態の場合、揺動規制部は、ヘッド部30のノズル部40の上面42により構成されているガイド部と、第2揺動部70の切欠形状部75の上縁75aにより構成されている被ガイド部と、を含んで構成されている。
なお、本実施形態に係る液剤吐出容器は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と、上記の第1の実施形態と同様の容器本体10(図1参照)と、を備えて構成されている。
また、本実施形態に係る液剤吐出容器詰め品は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出容器と、容器本体10に充填された液剤と、を備えて構成されている。
本実施形態の場合、操作部20を押し下げると、操作部20と一体の第2揺動部70が下降する。このため、第2軸支部92が下降するのに伴い作用面63が突起部33を押し下げるため、ヘッド部30が下降する。
この際に、上縁75aが上面42に沿ってノズル部40の基端側(後方)に向けて摺動する(図15から図17の変化を参照)。
本実施形態の場合は、操作部20が押し下げられる際に、操作部20及び第2揺動部70の傾斜角度が変化する。ただし、第1揺動部60の傾斜角度の変化がそのままに操作部20及び第2揺動部70の傾斜角度の変化に反映される訳ではない。揺動規制部の作用により、第1揺動部60に対する第2揺動部70の揺動方向が、装着部52に対する第1揺動部60の揺動による操作部20の姿勢変化を相殺する方向に規制されるため、操作部20及び第2揺動部70の姿勢の変化(傾斜角度の変化)が抑制される。
よって、本実施形態の場合も、ヘッド部30を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器に近い操作感を実現することができる。
また、本実施形態の場合、ノズル部40の上面42と第2揺動部70の切欠形状部75の上縁75aとによって揺動規制部が構成されているため、液剤吐出器付きキャップ50の部品点数の増加を抑制することができる。
なお、操作部20の押し下げ前の状態では、図15に示すように、第1揺動部60は、その上端部を除き、操作部20の凹部20aよりも下方に位置している。
これに対して、操作部20が押し下げられた際には、図17に示すように、第1揺動部60は凹部20a内に収容される。すなわち、操作部20を押し下げる際に、第1揺動部60が第2揺動部70及び操作部20に対して干渉しないようになっているため、操作部20の押し下げ幅(上下ストローク)を十分に確保できる結果、ヘッド部30の押し下げ幅(上下ストローク)も十分に確保することができる。
ここで、本実施形態に係る液剤吐出容器100は、以下のようにも定義される。すなわち、液剤吐出容器100は、液剤150を貯留する容器本体10と、容器本体10に装着される装着部52と、装着部52に対して上下動可能に装着部52に保持され装着部52に対して相対的に押し下げられることにより液剤150を通過させるヘッド部30と、ヘッド部30を通過した液剤150を吐出する吐出口41と、水平な軸を持つ第1軸支部91において装着部52に対して揺動可能に軸支され第1軸支部91を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部60と、第1軸支部91の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部92において第1揺動部60に対して揺動可能に軸支され第2軸支部92を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部70と、第2揺動部70に一体に設けられているとともに装着部52に対して相対的に押し下げられる操作部20と、第1軸支部91と第2軸支部92との間に位置し操作部20が押し下げられる際に第1揺動部60からヘッド部30に対して押下力を伝達する作用部(例えば作用面63及び突起部33)と、ヘッド部30と一体に形成され操作部20が押し下げられる際に第2揺動部70をガイドし摺動させるガイド部(例えばノズル部40の上面42)と、を備え、第2揺動部70は、第2軸支部92を基準として水平方向において第1軸支部91側(図15、図16及び図17において第2軸支部92の左側)の位置でガイド部に沿って摺動する。
〔第4の実施形態〕
次に、図18から図20を用いて第4の実施形態を説明する。
本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50は、以下に説明する点で、上記の第3の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と相違し、その他の点では、上記の第3の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と同様に構成されている。
図18及び図19に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が押し下げられていない通常時の状態(常態)である。一方、図20に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が下限位置まで押し下げられた状態(押下状態)である。
図19及び図20における左方向が前方、図19及び図20における右方向が後方であるものとし、図19及び図20における紙面の奥側方向が左方、図19及び図20における紙面の手前側方向が右方であるものとする。
本実施形態の場合、第1揺動部60は、例えば、平面視において環状の形状に形成されている環状部69を有している。環状部69の中央には開口60aが形成されている。
更に、第1揺動部60は、第2の実施形態と同様の後部66を有している。後部66は、環状部69の後端部から後方に延出している。
更に、第1揺動部60は、第2の実施形態と同様の環状部67を環状部69の左右両側部の上側に有している。
本実施形態の場合、第2揺動部70及び操作部20の構造は、第2の実施形態(図9〜図12)と同様である。また、作用部(作用面63及び突起部33)の構造も第2の実施形態と同様である。
また、本実施形態の場合、ノズル部40の後部は、ヘッド本体部31の内筒部34の上端部から上方に起立し、ノズル部40の前部は、当該ノズル部40の後部の前端から前方に向けて延出している。
そして、液剤吐出器付きキャップ50は、ヘッド部30から上に突出している突起部35を有しており、この突起部35によってガイド部が構成されている。より詳細には、突起部35の背面であるガイド面36によってガイド部が構成されている。
突起部35は、例えば、左右方向に一定の幅を有する板状部材であり、図19に示すように、側面視において、後方に向けて凸の弧状に形成されている。
また、本実施形態の場合、例えば、操作部20の前端面に被ガイド部23が形成されている。被ガイド部23は、例えば、前方に向けて凸の曲面形状に形成されている。
常態においては、被ガイド部23は、ガイド面36の上端部に接している(図19参照)。
なお、本実施形態に係る液剤吐出容器は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と、上記の第1の実施形態と同様の容器本体10(図1参照)と、を備えて構成されている。
また、本実施形態に係る液剤吐出容器詰め品は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出容器と、容器本体10に充填された液剤と、を備えて構成されている。
本実施形態の場合も、操作部20を押し下げると、操作部20と一体の第2揺動部70が下降する。このため、第2軸支部92が下降するのに伴い作用面63が突起部33を押し下げるため、ヘッド部30が下降する。
この際に、被ガイド部23がガイド面36に沿って下方に摺動する(図19から図20の変化を参照)。
ここで、本実施形態の場合、操作部20が押し下げられる際に第2揺動部70の傾斜角度が一定に維持されるように、ガイド面36の形状が設定されている。
これにより、本実施形態の場合は、第3の実施形態とは異なり、操作部20が押し下げられる際に、第2揺動部70の傾斜角度が一定に維持され、操作部20は水平に維持される。
また、操作部20の前端面よって被ガイド部23が構成されていることによって、液剤吐出器付きキャップ50の部品点数の増加を抑制できる。
また、図20に示すように操作部20を押し下げることによってヘッド部30を押し下げた際に、第1揺動部60の環状部69の後部の少なくとも下部が、起立筒53に対して干渉することなく、起立筒53の上端よりも下の位置に下降するようになっている。よって、操作部20の押し下げ幅(上下ストローク)を十分に確保できる結果、ヘッド部30の押し下げ幅(上下ストローク)も十分に確保することができる。
〔第5の実施形態〕
次に、図21から図25を用いて第5の実施形態を説明する。
本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と同様に構成されている。
図21及び図24の各図に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が押し下げられていない通常時の状態(常態)である。一方、図25に示す状態は、操作部20及びヘッド部30が下限位置まで押し下げられた状態(押下状態)である。
図21、図24及び図25における左方向が前方、図21、図24及び図25における右方向が後方であるものとし、図21、図24及び図25における紙面の奥側方向が左方、図21、図24及び図25における紙面の手前側方向が右方であるものとする。
本実施形態の場合、第1揺動部60は、例えば、環状の形状に形成されており、第1揺動部60の中央には開口60aが形成されている。そして、ヘッド本体部31は、例えば、外筒部32を有しておらず、ヘッド本体部31の内筒部34が第1揺動部60の開口60aに挿通されている。これらの点は第3の実施形態(図13〜図17)及び第4の実施形態(図18〜図20)とも同様である。
ただし、本実施形態の場合、第1揺動部60は、例えば、側面視において湾曲しており、常態では、例えば前方斜め上方に向けて凸の姿勢となり(図21)、押下状態では例えば後方斜め上方に向けて凸の姿勢となる(図25)ようになっている。
突起部33は、第4の実施形態と同様に、内筒部34の上端部の左右両側部からそれぞれ側方に突出している。そして、各突起部33の上に、第1揺動部60の左右両側部が載せられている。第1揺動部60において、操作部20を押し下げる際に、突起部33に対して接触して該突起部33を押し下げる部分(面)が作用面63である。
また、支持部54は、例えば、第4の実施形態(図18〜図20)と同様に構成され、且つ、配置されている。そして、第1揺動部60の前端部が支持部54の一対のブラケット54aの上端部に対して第1軸支部91にて軸支されている。本実施形態の場合、第1軸支部91の数が1つである点でも第1の実施形態と相違している。
また、第1揺動部60の後端部は第2軸支部92にて第2揺動部70の一端部に対して軸支されている。
第2揺動部70は、側面視において直線的な形状に形成されていても良いし、適宜屈曲した形状に形成されていても良い。一例として、図25に示すように押下げ状態において、第2揺動部70が第1揺動部60の後部の湾曲形状に沿って配置されるように、第2揺動部70も湾曲した形状に形成されている。
第2揺動部70の他端部には、第3軸支部93にて第3揺動部80が揺動可能に軸支されている。ここで、本実施形態の場合、第3揺動部80は、平板形状の操作部20の一部分(例えば下部)によって構成されている。
第2揺動部70に対する第3揺動部80の揺動の方向は、下向き成分を持つ方向及びその反対方向である。
すなわち、本実施形態の場合、液剤吐出器付きキャップ50は、第2揺動部70に対して第3軸支部93において揺動可能に軸支され第3軸支部93を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第3揺動部80を備え、操作部20は第3揺動部80と一体に設けられている。
より詳細には、第3軸支部93は水平に配置されている。より詳細には、第1軸支部91及び第2軸支部92もそれぞれ水平に配置され、且つ、第1軸支部91、第2軸支部92及び第3軸支部93が互いに平行に配置されている。
更に、液剤吐出器付きキャップ50は、例えば、それぞれ筒状に形成された左右一対の軸支筒96(図22、図23)を備えている(左側の軸支筒96については不図示)。各軸支筒96は、水平に設けられ、第3軸支部93の軸部材の左右両端部を回転可能に保持している。各軸支筒96の端部は、被ガイド形成部120に対して固定部95にて固定されている。
したがって、被ガイド形成部120に固定された軸支筒96が、第3軸支部93の軸部材を介して、第2揺動部70を揺動可能に軸支している、と言える。
第3揺動部80の左右両側部の下面からは、それぞれ上下に延在する棒状に形成された一対の被ガイド形成部120が垂下している。
被ガイド形成部120の内面、すなわち左側の被ガイド形成部120の右側面及び右側の被ガイド形成部120の左側面には、それぞれ上下に延在する被ガイド溝121が形成されている。
更に、液剤吐出器付きキャップ50は、それぞれ上下に延在する棒状に形成された左右一対のガイド部130を備えている。
左側のガイド部130は、例えば、左側の突起部33の先端(左端)に固定され、当該突起部33の上方及び下方に延出している。
右側のガイド部130は、例えば、右側の突起部33の先端(右端)に固定され、当該突起部33の上方及び下方に延出している。
左右のガイド部130は、例えば、それらの上端部が左右の被ガイド溝121に嵌まり込んでおり、対応する被ガイド溝121を上下にガイドしている。
そして、本実施形態の場合、ガイド部130と被ガイド溝121とによって揺動規制部が構成されている。
すなわち、本実施形態の場合、揺動規制部は、ヘッド部30に形成されているガイド部130と、第3揺動部80に形成されていて操作部20が押し下げられる際にガイド部130に沿って摺動する被ガイド部(被ガイド溝121)と、を含んで構成されている。
そして、ガイド部130は、装着部52に対するヘッド部30の移動方向(上下方向)と平行に(つまり上下方向に)延在している。
本実施形態の場合、ノズル部40は、例えば、操作部20と一体に(つまり第2揺動部70と一体に)設けられており、操作部20の前端部から前方に突出している。ノズル部40の基端部(後端部)の下面には、泡体をノズル部40内に導入するための導入孔43(図24)が形成されている。
一方、内筒部34の天面部には、泡体を外部に導出させる導出孔37(図24)が形成されている。
そして、導出孔37と導入孔43とは、連結管140により相互に連結されている。したがって、操作部20の押下げに伴い導出孔37から導出される泡体は、連結管140及び導入孔43を介してノズル部40に流入し、更に、ノズル部40を通してノズル部40の先端の吐出口41から吐出される。
ここで、連結管140は、例えば、伸縮式に構成されており、一例として、蛇腹構造のものとなっている。
ただし、操作部20の押下げに伴い連結管140が内筒部34及び起立筒53の内部に入り込むように液剤吐出器付きキャップ50が構成されていても良い。
なお、ここでは、ノズル部40が操作部20と一体に(つまりヘッド本体部31とは別体に)設けられている例を説明したが、ノズル部40は、他の実施形態と同様にヘッド本体部31と一体的に設けられていることも好ましい。この場合、連結管140は不要となる。
本実施形態の場合、操作部20が押し下げられる際に、操作部20及び第3揺動部80と一体に設けられた被ガイド形成部120がガイド部130に沿って下方にガイドされるため、操作部20は、水平を維持した状態で、第3揺動部80及び被ガイド形成部120とともに下降する。
この際に、第2揺動部70は、第3軸支部93を支点として第3揺動部80に対して揺動することが許容された状態で、下降する。したがって、第2軸支部92も下降するため、第1揺動部60は、第1軸支部91を支点として装着部52に対して揺動(図21において時計回りに揺動)する。
よって作用面63が突起部33を押し下げることとなるため、ヘッド本体部31が下降する。
ここで、図21に示す状態(常態)から図25に示す押下げ状態に移行する過程で、第2揺動部70は、例えば、一旦は図21における反時計回りに揺動した後、図21における時計回りに揺動する。
なお、本実施形態に係る液剤吐出容器は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出器付きキャップ50と、上記の第1の実施形態と同様の容器本体10(図1参照)と、を備えて構成されている。
また、本実施形態に係る液剤吐出容器詰め品は、全体の図示は省略するが、本実施形態に係る液剤吐出容器と、容器本体10に充填された液剤と、を備えて構成されている。
ここで、本実施形態に係る液剤吐出容器は、以下のようにも定義される。すなわち、液剤吐出容器は、液剤150を貯留する容器本体10と、容器本体10に装着される装着部52と、装着部52に対して上下動可能に装着部52に保持され装着部52に対して相対的に押し下げられることにより液剤150を通過させるヘッド部30と、ヘッド部30を通過した液剤150を吐出する吐出口41と、水平な軸を持つ第1軸支部91において装着部52に対して揺動可能に軸支され第1軸支部91を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部60と、第1軸支部91の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部92において第1揺動部60に対して揺動可能に軸支され第2軸支部92を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部70と、第1軸支部91の軸に対して平行な軸を持つ第3軸支部において前記第2揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第3軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第3揺動部と、
前記第3揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、
前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、
前記ヘッド部又は前記第3揺動部の一方に形成されていて前記装着部に対する前記ヘッド部の移動方向と平行に延在しているガイド部と、
前記ヘッド部又は前記第3揺動部の他方に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って下方に摺動する被ガイド部と、
を備える液剤吐出容器。
以上のような第5の実施形態によれば、液剤吐出容器は、第2揺動部70に対して第3軸支部93において揺動可能に軸支され第3軸支部93を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第3揺動部80を更に備え、操作部20は第3揺動部80と一体に設けられている。これにより、第1〜第4の実施形態のように回動箇所が第1軸支部91及び第2軸支部92の2箇所である場合よりも更に、ヘッド部30を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器に近い操作感を実現することができる。
より詳細には、液剤吐出容器は、ヘッド部30に形成されているガイド部130と、第3揺動部80に形成されていて操作部20が押し下げられる際にガイド部130に沿って摺動する被ガイド部(被ガイド溝121)と、を含んで構成されており、ガイド部130は、装着部52に対するヘッド部30の移動方向と平行に延在している。これにより、操作部20を真下に押し下げることができる。つまり、操作部20を水平方向に移動させることなく、操作部20を押し下げることができるため、ヘッド部30を直に押し下げるタイプの液剤吐出容器と同等の操作感を実現することができる。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。各実施形態において説明された事項は適宜、組み合わせることが可能である。
液剤吐出容器100及び液剤吐出器付きキャップ50の各構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
また、上記の各実施形態では、第1揺動部60、第2揺動部70及び操作部20等の構成が液剤吐出器付きキャップ50の一部構成として予め組み込まれている例を説明した。ただし、本発明は、これらの例に限らず、第1揺動部60、第2揺動部70及び操作部20等を備えていない一般的な構造の液剤吐出器付きキャップに、第1揺動部60、第2揺動部70及び操作部20等の構成をアタッチメント(以下、液体吐出器用アタッチメントと称する)として後付けで装着できるようにしても良い。このようにすることにより、一般的な構造の液剤吐出器付きキャップに液体吐出器用アタッチメントを後付けで装着することによって、上記の各実施形態と同様の効果が得られる。
すなわち、本発明は、液剤150を貯留する容器本体に装着される装着部52と、装着部52に対して上下動可能に装着部52に保持され、装着部52に対して相対的に押し下げられることにより液剤150を通過させるヘッド部30と、ヘッド部30を通過した液剤150を吐出する吐出口41と、を備える液剤吐出器付きキャップに装着して用いられる液体吐出器用アタッチメントであって、装着部52に装着される第2装着部(不図示)と、第2装着部に対して第1軸支部において揺動可能に軸支され第1軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、第1揺動部に対して第2軸支部において揺動可能に軸支され第2軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、第2揺動部によって直接又は間接に支持されているとともに第2装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、第1軸支部と第2軸支部との間に位置し操作部が押し下げられる際に第1揺動部からヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、操作部が押し下げられる際に第1揺動部に対する第2揺動部の揺動方向を第2装着部に対する第1揺動部の揺動による操作部の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、を備える液体吐出器用アタッチメントを提供する。
液体吐出器用アタッチメントの各構成のうち、第2装着部は、例えば、装着部52の周囲に着脱可能に装着される環状の形状のものを例示することができるが、装着部52に対して固定的に装着されるものであっても良いし、或いは、装着部52以外の部位に対して装着されるものであっても良い。
また、液体吐出器用アタッチメントの第1軸支部91、第1揺動部60、第2軸支部92、第2揺動部70、操作部20、作用部及び揺動規制部としては、上記の各実施形態と同様のものを用いることができる。ただし、液体吐出器用アタッチメントは、ヘッド部30に対して着脱可能に又は固定的に装着されるヘッドカバー(不図示)を備えているとともに、このヘッドカバーが、突起部33を備えていることが好ましい。この場合、例えば、第1揺動部60の作用面63がヘッドカバーの突起部33を押し下げることにより、ヘッドカバーとともにヘッド部30が下降し、ヘッド部30が上昇する際には当該ヘッド部30とともにヘッドカバーが上昇するようになっている。
更に、このヘッドカバーは、必要により、ガイド部(ガイド溝111、ノズル部40の上面42、ガイド面36を有する突起部35等)又は被ガイド部を備えていても良い。
上記のように、操作部20と第2揺動部70とは、例えば、一体に構成することができる。
また、液体吐出器用アタッチメントは、第2の実施形態と同様に第3揺動部80、第3軸支部93及び第4軸支部94等を有していても良いし、第5の実施形態と同様に第3揺動部80及び第3軸支部93等を有していても良い。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含する。
<1>液剤を貯留する容器本体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、前記装着部に対して第1軸支部において揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1揺動部に対して第2軸支部において揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部によって直接又は間接に支持されているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記操作部が押し下げられる際に、前記第1揺動部に対する前記第2揺動部の揺動方向を、前記装着部に対する前記第1揺動部の揺動による前記操作部の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、を備える液剤吐出容器。
<2>前記揺動規制部は、前記ヘッド部又は前記第2揺動部の一方に形成されているガイド部と、前記ヘッド部又は前記第2揺動部の他方に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って摺動する被ガイド部と、を含んで構成されている<1>に記載の液剤吐出容器。
<3>前記操作部が押し下げられる際に前記第2揺動部の傾斜角度が一定に維持されるように、前記ガイド部の形状が設定されている<2>に記載の液剤吐出容器。
<4>前記第1軸支部の軸及び前記第2軸支部の軸がそれぞれ水平且つ互いに平行に配置されており、前記操作部が押し下げられる際に、水平方向における前記第2軸支部の移動距離と、水平方向における前記被ガイド部の移動距離と、が互いに等しく、下方への前記第2軸支部の移動距離が、下方への前記ヘッド部の移動距離と前記ガイド部に対して相対的に下方への前記被ガイド部の移動距離との和に等しくなるように、前記ガイド部の形状が設定されている<2>又は<3>に記載の液剤吐出容器。
<5>前記ヘッド部は、ヘッド本体部と、前記ヘッド本体部から水平方向成分を持つ方向に突出し、前記吐出口が形成されているノズル部と、を備え、前記ガイド部は前記ノズル部の上面により構成されている<2>から<4>のいずれか一項に記載の液剤吐出容器。
<6>前記ガイド部は前記ヘッド部から上に突出している突起部により構成されている<2>から<4>のいずれか一項に記載の液剤吐出容器。
<7>前記揺動規制部は、前記装着部に対して第3軸支部において揺動可能に軸支されているとともに前記第2揺動部に対して第4軸支部において揺動可能に軸支されている第3揺動部を含んで構成され、前記第1軸支部の軸と、前記第2軸支部の軸と、前記第3軸支部の軸と、前記第4軸支部の軸と、が互いに平行に配置されている<1>に記載の液剤吐出容器。
<8>前記第1軸支部の軸方向に、前記第1軸支部、前記第2軸支部、前記第3軸支部及び前記第4軸支部を視たときに、前記第1軸支部と前記第2軸支部との距離と、前記第3軸支部と前記第4軸支部との距離と、が互いに等しいとともに、前記第1軸支部と前記第3軸支部との距離と、前記第2軸支部と前記第4軸支部との距離と、が互いに等しい<7>に記載の液剤吐出容器。
<9>前記操作部は前記第2揺動部と一体に設けられている<1>から<8>のいずれか一項に記載の液剤吐出容器。
<10>前記第2揺動部に対して第3軸支部において揺動可能に軸支され、前記第3軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第3揺動部を更に備え、前記操作部は前記第3揺動部と一体に設けられている<1>に記載の液剤吐出容器。
<11>前記揺動規制部は、前記ヘッド部に形成されているガイド部と、前記第3揺動部に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って摺動する被ガイド部と、を含んで構成されている<10>に記載の液剤吐出容器。
<12>前記ガイド部は、前記装着部に対する前記ヘッド部の移動方向と平行に延在している<11>に記載の液剤吐出容器。
<13>液剤を貯留する容器本体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記ヘッド部又は前記第2揺動部の一方に形成されているガイド部と、前記ヘッド部又は前記第2揺動部の他方に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って摺動する被ガイド部と、を備え、前記ガイド部は弧状に形成されており、前記ガイド部の水平方向寸法は、前記操作部が押し下げられる際の水平方向における前記第2軸支部の移動距離に等しく、前記ガイド部の上下方向寸法は、前記操作部が押し下げられる際の下方への前記ヘッド部の移動距離と、前記操作部が押し下げられる際の前記ガイド部に対して相対的に下方への前記被ガイド部の移動距離と、の和に等しい液剤吐出容器。
<14>液剤を貯留する容器本体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、水平な軸を持つ第3軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支されているとともに水平な軸を持つ第4軸支部において前記第2揺動部に対して揺動可能に軸支されている第3揺動部と、を備え、前記第1軸支部の軸方向に、前記第1軸支部、前記第2軸支部、前記第3軸支部及び前記第4軸支部を視たときに、前記第1軸支部と前記第2軸支部との距離と、前記第3軸支部と前記第4軸支部との距離と、が互いに等しいとともに、前記第1軸支部と前記第3軸支部との距離と、前記第2軸支部と前記第4軸支部との距離と、が互いに等しい液剤吐出容器。
<15>液剤を貯留する容器本体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記ヘッド部と一体に形成され、前記操作部が押し下げられる際に前記第2揺動部をガイドし摺動させるガイド部と、を備え、前記第2揺動部は、前記第2軸支部を基準として水平方向において前記第1軸支部側の位置で前記ガイド部に沿って摺動する液剤吐出容器。
<16>液剤を貯留する容器本体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第3軸支部において前記第2揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第3軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第3揺動部と、前記第3揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記ヘッド部又は前記第3揺動部の一方に形成されていて前記装着部に対する前記ヘッド部の移動方向と平行に延在しているガイド部と、前記ヘッド部又は前記第3揺動部の他方に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って下方に摺動する被ガイド部と、を備える液剤吐出容器。
<17>前記作用部は、前記ヘッド部又は前記第1揺動部の一方から水平方向成分を持つ方向に突出した状態に形成されている突起部と、前記ヘッド部又は前記第1揺動部の他方に形成され、前記突起部に対して摺動しながら前記突起部を下方に押し下げるか又は前記突起部により下方に押し下げられる作用面と、を含み、前記作用面は、前記第1揺動部の揺動角度が第1角度のときと、前記揺動角度が前記第1角度とは異なる第2角度のときと、の各々において、前記作用面における前記突起部との接触部位が前記装着部に対する前記ヘッド部の移動方向に対して直交する曲面形状に形成されている<1>から<16>のいずれか一項に記載の液剤吐出容器。
<18>液剤を貯留する容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、前記装着部に対して第1軸支部において揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1揺動部に対して第2軸支部において揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部によって直接又は間接に支持されているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記操作部が押し下げられる際に、前記第1揺動部に対する前記第2揺動部の揺動方向を、前記装着部に対する前記第1揺動部の揺動による前記操作部の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、を備える液剤吐出器付きキャップ。
<19>液剤を貯留する容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、を備える液剤吐出器付きキャップに装着して用いられる液体吐出器用アタッチメントであって、前記装着部に装着される第2装着部と、前記第2装着部に対して第1軸支部において揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、前記第1揺動部に対して第2軸支部において揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、前記第2揺動部によって直接又は間接に支持されているとともに前記第2装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、前記操作部が押し下げられる際に、前記第1揺動部に対する前記第2揺動部の揺動方向を、前記第2装着部に対する前記第1揺動部の揺動による前記操作部の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、を備える液体吐出器用アタッチメント。
<20><1>から<17>のいずれか一項に記載の液剤吐出容器と、前記容器本体に充填された前記液剤と、を備える液剤吐出容器詰め品。
10 容器本体
20 操作部
23 被ガイド部
30 ヘッド部
31 ヘッド本体部
33 突起部(作用部)
35 突起部
36 ガイド面(ガイド部)
40 ノズル部
41 吐出口
42 上面(ガイド部)
50 液剤吐出器付きキャップ
52 装着部
60 第1揺動部
63 作用面(作用部)
70 第2揺動部
73 被ガイド突起(被ガイド部)
75a 上縁(被ガイド部)
80 第3揺動部
91 第1軸支部
92 第2軸支部
93 第3軸支部
94 第4軸支部
100 液剤吐出容器
110 ガイド形成部
111 ガイド溝(ガイド部)
120 被ガイド形成部
121 被ガイド溝(被ガイド部)
130 ガイド部
150 液剤
200 液剤吐出容器詰め品

Claims (20)

  1. 液剤を貯留する容器本体と、
    前記容器本体に装着される装着部と、
    前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、
    前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
    前記装着部に対して第1軸支部において揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、
    前記第1揺動部に対して第2軸支部において揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、
    前記第2揺動部によって直接又は間接に支持されているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、
    前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、
    前記操作部が押し下げられる際に、前記第1揺動部に対する前記第2揺動部の揺動方向を、前記装着部に対する前記第1揺動部の揺動による前記操作部の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、
    を備える液剤吐出容器。
  2. 前記揺動規制部は、
    前記ヘッド部又は前記第2揺動部の一方に形成されているガイド部と、
    前記ヘッド部又は前記第2揺動部の他方に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って摺動する被ガイド部と、
    を含んで構成されている請求項1に記載の液剤吐出容器。
  3. 前記操作部が押し下げられる際に前記第2揺動部の傾斜角度が一定に維持されるように、前記ガイド部の形状が設定されている請求項2に記載の液剤吐出容器。
  4. 前記第1軸支部の軸及び前記第2軸支部の軸がそれぞれ水平且つ互いに平行に配置されており、
    前記操作部が押し下げられる際に、
    水平方向における前記第2軸支部の移動距離と、水平方向における前記被ガイド部の移動距離と、が互いに等しく、
    下方への前記第2軸支部の移動距離が、下方への前記ヘッド部の移動距離と前記ガイド部に対して相対的に下方への前記被ガイド部の移動距離との和に等しくなるように、
    前記ガイド部の形状が設定されている請求項2又は3に記載の液剤吐出容器。
  5. 前記ヘッド部は、
    ヘッド本体部と、
    前記ヘッド本体部から水平方向成分を持つ方向に突出し、前記吐出口が形成されているノズル部と、
    を備え、
    前記ガイド部は前記ノズル部の上面により構成されている請求項2から4のいずれか一項に記載の液剤吐出容器。
  6. 前記ガイド部は前記ヘッド部から上に突出している突起部により構成されている請求項2から4のいずれか一項に記載の液剤吐出容器。
  7. 前記揺動規制部は、前記装着部に対して第3軸支部において揺動可能に軸支されているとともに前記第2揺動部に対して第4軸支部において揺動可能に軸支されている第3揺動部を含んで構成され、
    前記第1軸支部の軸と、前記第2軸支部の軸と、前記第3軸支部の軸と、前記第4軸支部の軸と、が互いに平行に配置されている請求項1に記載の液剤吐出容器。
  8. 前記第1軸支部の軸方向に、前記第1軸支部、前記第2軸支部、前記第3軸支部及び前記第4軸支部を視たときに、
    前記第1軸支部と前記第2軸支部との距離と、前記第3軸支部と前記第4軸支部との距離と、が互いに等しいとともに、
    前記第1軸支部と前記第3軸支部との距離と、前記第2軸支部と前記第4軸支部との距離と、が互いに等しい請求項7に記載の液剤吐出容器。
  9. 前記操作部は前記第2揺動部と一体に設けられている請求項1から8のいずれか一項に記載の液剤吐出容器。
  10. 前記第2揺動部に対して第3軸支部において揺動可能に軸支され、前記第3軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第3揺動部を更に備え、
    前記操作部は前記第3揺動部と一体に設けられている請求項1に記載の液剤吐出容器。
  11. 前記揺動規制部は、
    前記ヘッド部に形成されているガイド部と、
    前記第3揺動部に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って摺動する被ガイド部と、
    を含んで構成されている請求項10に記載の液剤吐出容器。
  12. 前記ガイド部は、前記装着部に対する前記ヘッド部の移動方向と平行に延在している請求項11に記載の液剤吐出容器。
  13. 液剤を貯留する容器本体と、
    前記容器本体に装着される装着部と、
    前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、
    前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
    水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、
    前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、
    前記第2揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、
    前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、
    前記ヘッド部又は前記第2揺動部の一方に形成されているガイド部と、
    前記ヘッド部又は前記第2揺動部の他方に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って摺動する被ガイド部と、
    を備え、
    前記ガイド部は弧状に形成されており、
    前記ガイド部の水平方向寸法は、前記操作部が押し下げられる際の水平方向における前記第2軸支部の移動距離に等しく、
    前記ガイド部の上下方向寸法は、前記操作部が押し下げられる際の下方への前記ヘッド部の移動距離と、前記操作部が押し下げられる際の前記ガイド部に対して相対的に下方への前記被ガイド部の移動距離と、の和に等しい液剤吐出容器。
  14. 液剤を貯留する容器本体と、
    前記容器本体に装着される装着部と、
    前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、
    前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
    水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、
    前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、
    前記第2揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、
    前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、
    水平な軸を持つ第3軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支されているとともに水平な軸を持つ第4軸支部において前記第2揺動部に対して揺動可能に軸支されている第3揺動部と、
    を備え、
    前記第1軸支部の軸方向に、前記第1軸支部、前記第2軸支部、前記第3軸支部及び前記第4軸支部を視たときに、
    前記第1軸支部と前記第2軸支部との距離と、前記第3軸支部と前記第4軸支部との距離と、が互いに等しいとともに、
    前記第1軸支部と前記第3軸支部との距離と、前記第2軸支部と前記第4軸支部との距離と、が互いに等しい液剤吐出容器。
  15. 液剤を貯留する容器本体と、
    前記容器本体に装着される装着部と、
    前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、
    前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
    水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、
    前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、
    前記第2揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、
    前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、
    前記ヘッド部と一体に形成され、前記操作部が押し下げられる際に前記第2揺動部をガイドし摺動させるガイド部と、
    を備え、
    前記第2揺動部は、前記第2軸支部を基準として水平方向において前記第1軸支部側の位置で前記ガイド部に沿って摺動する液剤吐出容器。
  16. 液剤を貯留する容器本体と、
    前記容器本体に装着される装着部と、
    前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、
    前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
    水平な軸を持つ第1軸支部において前記装着部に対して揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、
    前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第2軸支部において前記第1揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、
    前記第1軸支部の軸に対して平行な軸を持つ第3軸支部において前記第2揺動部に対して揺動可能に軸支され、前記第3軸支部を支点として下向き方向及びその反対方向に揺動可能な第3揺動部と、
    前記第3揺動部に一体に設けられているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、
    前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、
    前記ヘッド部又は前記第3揺動部の一方に形成されていて前記装着部に対する前記ヘッド部の移動方向と平行に延在しているガイド部と、
    前記ヘッド部又は前記第3揺動部の他方に形成されていて、前記操作部が押し下げられる際に前記ガイド部に沿って下方に摺動する被ガイド部と、
    を備える液剤吐出容器。
  17. 前記作用部は、
    前記ヘッド部又は前記第1揺動部の一方から水平方向成分を持つ方向に突出した状態に形成されている突起部と、
    前記ヘッド部又は前記第1揺動部の他方に形成され、前記突起部に対して摺動しながら前記突起部を下方に押し下げるか又は前記突起部により下方に押し下げられる作用面と、
    を含み、
    前記作用面は、前記第1揺動部の揺動角度が第1角度のときと、前記揺動角度が前記第1角度とは異なる第2角度のときと、の各々において、前記作用面における前記突起部との接触部位が前記装着部に対する前記ヘッド部の移動方向に対して直交する曲面形状に形成されている請求項1から16のいずれか一項に記載の液剤吐出容器。
  18. 液剤を貯留する容器本体に装着される装着部と、
    前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、
    前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、
    前記装着部に対して第1軸支部において揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、
    前記第1揺動部に対して第2軸支部において揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、
    前記第2揺動部によって直接又は間接に支持されているとともに前記装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、
    前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、
    前記操作部が押し下げられる際に、前記第1揺動部に対する前記第2揺動部の揺動方向を、前記装着部に対する前記第1揺動部の揺動による前記操作部の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、
    を備える液剤吐出器付きキャップ。
  19. 液剤を貯留する容器本体に装着される装着部と、前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤を通過させるヘッド部と、前記ヘッド部を通過した前記液剤を吐出する吐出口と、を備える液剤吐出器付きキャップに装着して用いられる液体吐出器用アタッチメントであって、
    前記装着部に装着される第2装着部と、
    前記第2装着部に対して第1軸支部において揺動可能に軸支され、前記第1軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第1揺動部と、
    前記第1揺動部に対して第2軸支部において揺動可能に軸支され、前記第2軸支部を支点として下向き成分を持つ方向及びその反対方向に揺動可能な第2揺動部と、
    前記第2揺動部によって直接又は間接に支持されているとともに前記第2装着部に対して相対的に押し下げられる操作部と、
    前記第1軸支部と前記第2軸支部との間に位置し、前記操作部が押し下げられる際に前記第1揺動部から前記ヘッド部に対して押下力を伝達する作用部と、
    前記操作部が押し下げられる際に、前記第1揺動部に対する前記第2揺動部の揺動方向を、前記第2装着部に対する前記第1揺動部の揺動による前記操作部の姿勢変化を相殺する方向に規制する揺動規制部と、
    を備える液体吐出器用アタッチメント。
  20. 請求項1から17のいずれか一項に記載の液剤吐出容器と、
    前記容器本体に充填された前記液剤と、
    を備える液剤吐出容器詰め品。
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