JP2017001573A - 車両用座席のエアサスペンション装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1のエアサスペンション装置によれば、ベースフレームと座部フレームとがXリンクを介して連結されるとともに、これらフレームの間にエアスプリングが設けられている。Xリンクの交差部にはカムが設けられ、このカムと対向して切換制御弁が設けられている。座部フレームの高さに応じてXリンクの交差角度が変わることでカムが回動して、切換制御弁に付属の一対のスイッチがオンオフされる。これによって、切換制御弁が作動して、コンプレッサからの圧縮エアをエアスプリングに導入したり、排気したりする。しかし、特許文献1には、エアサスペンション装置の中立高さを調整する記載は無い。
特許文献2のエアサスペンション装置においては、さらに、コイルバネによって座部フレーム又はエアスプリングを上昇方向へ付勢するとともに、このコイルバネの下端部の高さをウォームギヤ等からなるギア機構によって昇降させることで、バネ力を調節している。ギア機構にはノブが設けられている。このノブを操作することで、ギア機構が駆動され、コイルバネの下端部が昇降される。
また、インジケータを設けた高さ調整機能付きエアサスペンション装置も知られている。
本発明は、上記事情に鑑み、車両用座席のエアサスペンション装置における高さ調整操作を容易化することを目的とする。
ベースフレームと、
前記ベースフレームの上方に配置された座部フレームと、
前記座部フレームを前記ベースフレームに対して昇降可能に連結するXリンクと、
前記座部フレームを弾性的に支持するエアスプリングと、
前記座席フレームの中立高さを調整する高さ調整機構と
を備えた車両用座席のエアサスペンション装置において、
前記高さ調整機構が、
前記中立高さの目標高さを設定する目標設定手段と、
前記エアスプリングへの圧縮エアの導入及び排気を行う作動手段と、
前記座部フレームの高さに応じて検知信号を出力する検知手段と、
前記検知信号に基づいて、前記中立高さが前記目標高さになるよう、前記作動手段を操作する制御手段と
を含むことを特徴とする。
前記制御手段が、前記指令に応じて前記作動手段を操作することが好ましい。
これによって、目標設定手段で目標高さを設定後、指令手段で開始指令を出したとき、前記自動調整が実行される。したがって、目標高さの設定時と高さ調整の実行時とをずらすことができ、目標高さの設定を安定姿勢で行うことができる。自動調整の終了後は、指令手段を待機状態(高さ調整動作の開始指令の入力待ち状態)に戻すことが好ましい。
前記目標設定手段と連携して移動する検知側移動部材と、
前記座部フレームと連携して移動する座部側移動部材と、を更に含み、
前記検知手段が、前記検知側移動部材に対する前記座部側移動部材の相対位置に応じてオンオフされることが好ましい。
これによって、座部フレームの高さを確実に検知でき、検知結果に基づいて座部フレームの中立高さが上記所望の高さになるように自動調整することができる。
これによって、座部側移動体を座部フレームの高さに確実に連動させることができ、ひいては検知手段によって座部フレームの高さを確実に検知することができる。
これによって、座部側移動部材が高さ調整の有効範囲を超えて不必要に変位するのを防止することができる。
図1〜図9は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1に示すように、車両用座席1のエアサスペンション装置3は、ベースフレーム4と、座部フレーム5とを備えている。ベースフレーム4の上方に座部フレーム5が配置されている。座部フレーム5の上側に座部クッション2が設置される。
なお、設定ノブ12の配置位置は、必ずしも座部フレーム5の前端部に限られず、適宜改変可能である。
設定側移動部材31の前端部に設定ノブ12が固定されている。
図4及び図7に示すように、2つのスイッチ41,42の端子41a,42aが、スイッチ作動凸部35を挟んでその両側に突出しているとき、移動部材32,33どうしの相対位置が中立位置となる。
なお、指令ボタン59の配置位置は、必ずしも座部フレーム5の前端部に限られず、適宜改変可能である。
通常時、エアコンプレッサ21は停止され、かつソレノイドバルブ22は閉止されている。エアスプリング7には圧縮エアが閉じ込められている。指令ボタン59は、通電(電圧印加)されることによって待機状態(高さ調整の開始指令待ち状態)になっている。
乗員が車両用座席1に着座すると、その荷重とエアスプリング7のばね力とが釣り合う高さ(中立高さ)で座部フレーム5が安定する。
設定ノブ12への操作力によって座部フレーム5を直接的に昇降させるものではないから、上記操作力は小さくて済む。
指令ボタン59は、待機状態に戻る。
また、設定ノブ12の操作時には座部フレーム5が昇降することなく、その後指令ボタン59をオンした時に座部フレーム5が昇降するから、目標高さの設定を安定姿勢で行うことができる。
図10〜図12は、本発明の第2実施形態を示したものである。図10に示すように、第2実施形態では、制御手段として、リレー回路50に代えてマイクロコンピュータ51が用いられている。検知手段40は、2つのスイッチ41,42に代えて、1つの検知スイッチ43が用いられている。検知スイッチ43は、第1実施形態における第1スイッチ41と同じ位置に配置されている。つまり、第1実施形態の第2スイッチ42が省略されている。
図11に示すように、座部フレーム5の現在高さよりも目標高さを高く設定した場合には、座部側移動部材33が検知側移動部材32に対する中立位置(図10)よりも前方(図11において左)に位置することになる。このため、検知スイッチ43の端子43aがスイッチ作動凸部35によって押されて引っ込んでいる。
指令ボタン59は、待機状態(高さ調整の開始指令待ち状態)に戻る。
この図10の状態から指令ボタン59を押下した場合の動きは、図12の状態から指令ボタン59を押下した場合と同様である。
例えば、高さ調整動作開始の指令手段としては、指令ボタン59に代えて、座部フレーム5への着座に感応する着座センサであってもよい。車両のエンジン起動のキー操作によって高さ調整開始の指令が出されるようにしてもよい。
検知手段40は、座部フレーム5の高さを直接又は間接的に検知するものであればよく、非接触センサでもよく、光学センサであってもよい。
設定ノブ12によって検知側移動部材32を直接的に移動させるようになっていてもよい。設定側移動部材31と検知側移動部材32とが一体になっていてもよい。
座部側移動部材33が、スライド端6eと一体に連なっていてもよい。
3 エアサスペンション装置
4 ベースフレーム
5 座部フレーム
6 Xリンク
6e スライド端
7 エアスプリング
10 高さ調整機構
12 設定ノブ(目標設定手段)
13e ガイド溝後端縁(規制手段)
13f 後壁(規制手段)
20 作動手段
21 エアコンプレッサ(圧縮エア源)
22 ソレノイドバルブ
32 検知側移動部材
33 座部側移動部材
34 引張コイルバネ(付勢手段)
40 検知手段
43 検知スイッチ(検知手段)
50 リレー回路(制御手段)
51 マイクロコンピュータ(制御手段)
59 開始ボタン(指令手段)
Claims (5)
- ベースフレームと、
前記ベースフレームの上方に配置された座部フレームと、
前記座部フレームを前記ベースフレームに対して昇降可能に連結するXリンクと、
前記座部フレームを弾性的に支持するエアスプリングと、
前記座席フレームの中立高さを調整する高さ調整機構と
を備えた車両用座席のエアサスペンション装置において、
前記高さ調整機構が、
前記中立高さの目標高さを設定する目標設定手段と、
前記エアスプリングへの圧縮エアの導入及び排気を行う作動手段と、
前記座部フレームの高さに応じて検知信号を出力する検知手段と、
前記検知信号に基づいて、前記中立高さが前記目標高さになるよう、前記作動手段を操作する制御手段と
を含むことを特徴とする車両用座席のエアサスペンション装置。 - 前記高さ調整機構が、高さ調整動作の開始を指令する指令手段を、更に備え、
前記制御手段が、前記指令に応じて前記作動手段を操作することを特徴とする請求項1に記載のエアサスペンション装置。 - 前記高さ調整機構が、
前記目標設定手段と連携して移動する検知側移動部材と、
前記座部フレームと連携して移動する座部側移動部材と、を更に含み、
前記検知手段が、前記検知側移動部材に対する前記座部側移動部材の相対位置に応じてオンオフされることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアサスペンション装置。 - 前記座部側移動部材が、前記Xリンクのスライド端によって一方向へ押されるとともに付勢手段によって前記一方向とは反対方向へ付勢されていることを特徴とする請求項3に記載のエアサスペンション装置。
- 前記高さ調整機構が、前記座部側移動部材の前記反対方向への移動可能位置を規制する規制手段を、更に含むことを特徴とする請求項4に記載のエアサスペンション装置。
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