JP2017000418A - 商品陳列用什器 - Google Patents
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Abstract
【課題】保管し易いうえに、商品の種類や設置場所に応じて占有空間及び陳列面積を自在に変更することができ、様々な売り場に合う汎用性の高い商品陳列用什器を提供すること。
【解決手段】折り畳み可能な支持脚1と、展開した支持脚1の上部に着脱自在な商品載置用の天板2とを夫々複数備えると共に、折り畳んだ支持脚1及び天板2を収容する筐体3を備え、支持脚1が、多角形の筒状体であり且つ扁平状に折り畳み自在である商品陳列用什器Aとし、保管し易いうえに、商品の種類や設置場所に応じて占有空間及び陳列面積を自在に変更することを可能にし、様々な売り場に合う汎用性の高いものにした。
【選択図】図1
【解決手段】折り畳み可能な支持脚1と、展開した支持脚1の上部に着脱自在な商品載置用の天板2とを夫々複数備えると共に、折り畳んだ支持脚1及び天板2を収容する筐体3を備え、支持脚1が、多角形の筒状体であり且つ扁平状に折り畳み自在である商品陳列用什器Aとし、保管し易いうえに、商品の種類や設置場所に応じて占有空間及び陳列面積を自在に変更することを可能にし、様々な売り場に合う汎用性の高いものにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、店舗において商品を陳列するのに用いられる商品陳列用什器に関するものである。
従来の商品陳列用什器としては、商品陳列台の名称で、特許文献1や特許文献2に記載されているものがある。特許文献1に記載の商品陳列台は、左右両側面、正面及び背面を有する基礎箱部と、基礎箱部の上縁に折り曲げ可能に接続された断面略V字状の陳列箱部とを備えている。この商品陳列台は、陳列箱部を上方に回動させて基礎箱部の上部に斜めに固定し、その陳列箱部内に自立し難い商品を陳列するものであり、不使用時には扁平状に折り畳むことができる。
また、特許文献2に記載の商品陳列台は、内側に芯材を一体的に有する角筒状の陳列台本体と、陳列台本体の芯材に上側から嵌合する芯材固定板と、陳列台本体の上部に嵌合して芯材固定板により下面が保持される商品陳列板とを備えた構成である。
上記の特許文献1及び2に記載された商品陳列台は、店舗における陳列用の棚、台及びケース等といった既存什器とは別に、新商品、特売品又は推奨品などの陳列や、既存什器の補助として使用される場合が多く、その材料には一例として段ボールが用いられる。このような商品陳列台は、いわゆるPOP用品の一つとして、特定の商品の陳列及び宣伝広告に使用されていることも周知である。
しかしながら、上記したような従来の商品陳列用什器(商品陳列台)にあっては、いずれも一定の占有空間及び一定の陳列面積を有するものであるから、商品の種類や設置場所が制限され易いという問題点があった。
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、保管し易いうえに、商品の種類や設置場所に応じて占有空間及び陳列面積を自在に変更することができ、様々な売り場に合う汎用性の高い商品陳列用什器を提供することを目的としている。
本発明に係わる商品陳列用什器は、折り畳み可能な支持脚と、展開した支持脚の上部に着脱自在な商品載置用の天板とを複数備えると共に、折り畳んだ支持脚及び天板を収容する筐体を備え、支持脚が、多角形の筒状体であり且つ扁平状に折り畳み自在であることを特徴としている。
本発明に係わる商品陳列用什器は、複数の支持脚と複数の天板が一つの筐体に収容されているので、保管時の占有空間は筐体に相当する分のみであり、筐体だけでの商品の陳列も可能である。そして、商品陳列用什器は、商品の種類や設置場所などに応じて、筐体から適数の支持脚及び天板を取り出し、展開した支持脚に天板を装着して、その天板に商品を陳列する。このように、商品陳列用什器は、保管し易いうえに、商品の種類や設置場所に応じて占有空間及び陳列面積を自在に変更することができるので、様々な売り場に合う汎用性の高いものとなる。
〈第1実施形態〉
図1〜図4は、本発明に係わる商品陳列用什器の第1実施形態を説明する図である。なお、以下の説明における『正面』、『背面』及び『側面』は、各部品の構成を理解し易くするためのものであって、各部品の方向性を限定するものではなく、配置する際の向きは自由である。
図1〜図4は、本発明に係わる商品陳列用什器の第1実施形態を説明する図である。なお、以下の説明における『正面』、『背面』及び『側面』は、各部品の構成を理解し易くするためのものであって、各部品の方向性を限定するものではなく、配置する際の向きは自由である。
図1に示す商品陳列用什器Aは、折り畳み可能な支持脚1と、展開した支持脚1の上部に着脱自在な商品載置用の天板2とを夫々複数備えると共に、折り畳んだ支持脚1及び天板2を収容する筐体3を備えている。そして、商品陳列用什器Aは、支持脚1が、多角形の筒状体であり且つ扁平状に折り畳み自在である。
また、商品陳列用什器Aは、複数の支持脚1が、平面視における面積を異ならせた少なくとも二種類の支持脚11,12であると共に、複数の天板2が、平面視における面積を異ならせた少なくとも二種類の天板21,22である。なお、二種類以上にすることも当然可能である。
この実施形態の商品陳列用什器Aは、平面視における面積が相対的に大きい第1支持脚11と、同面積が相対的に小さい第2支持脚12とを夫々3個ずつで、合計6個の支持脚1(11,12)を備えている。また、商品陳列用什器Aは、平面視における面積が相対的に大きい第1天板21と、同面積が相対的に小さい第2天板22とを夫々3個ずつで、合計6個の天板2(21,22)を備えている。
第1支持脚11は、図2に示すように、正面部11A、背面部11B及び左右の側面部11Cを有する角型の筒状体である。正面部11A、背面部11B及び側面部11Cは、互いに折り曲げ自在に連結してある。また、正面部11A及び背面部11Bは、夫々の中央に、高さ方向全長にわたる谷折り部Vを有している。これにより、第1支持脚11は、図2(C)中に点線で示すように、正面部11A及び背面部11Bを谷折り部Vで内側に折るようにして、扁平状に折り畳み自在であり、なお且つ展開も自在である。
上記の第1支持脚11は、左右の側面部11Cの幅寸法W1が、一平面状態(谷折り部Vを折らない状態)の正面部11A及び背面部11Bの夫々の幅寸法W2よりも小さい。この第1支持脚11の側面部11Cの幅寸法W1及び高さ寸法Hは、後記する第2支持脚12、第1及び第2の天板21,22、及び筐体3に関連する基準寸法になっている。また、第1支持脚11は、左右の側面部11Cの上端に、所定の長さにわたる連結用リブ4を有している。
第2支持脚12は、第1支持脚11と同等の構成であり、図3に示すように、正面部12A、背面部12B及び左右の側面部12Cを有する角型の筒状体である。正面部12A、背面部12B及び側面部12Cは、互いに折り曲げ自在に連結してあり、正面部12A及び背面部12Bの中央に谷折り部Vを有している。これにより、第2支持脚12は、図3(C)中に点線で示すように、正面部12A及び背面部12Bを谷折り部Vで内側に折るようにして、扁平状に折り畳み自在であり、なお且つ展開も自在である。
上記の第2支持脚12は、左右の側面部12Cの幅寸法W3が、一平面状態(谷折り部Vを折らない状態)の正面部12A及び背面部12Bの夫々の幅寸法W4よりも大きく、且つ第1支持脚11の側面部11Cの幅寸法W1(図2参照)と等しい(W2>[W1=W3]>W4)。また、第2支持脚12は、第1支持脚11の高さ寸法Hと等しい高さ寸法Hを有すると共に、側面部12Cの上端に、第1支持脚11の連結用リブ4(図2参照)と同様の連結用リブ4を有している。
第1天板21は、図2に示すように、周囲に枠部5を有する正方形状を成しており、一辺の長さ寸法Waが、第1支持脚11の側面部11Cの幅寸法W1に対応し、同幅寸法W1よりも若干大きいものとなっている。また、第1天板21は、枠部5の底部において、2組の対向辺のうちの少なくとも一方の組に、前記連結用リブ4に対応する連結用スリット6が設けてある。なお、第1天板21は、底面の縁部全周に、展開した第1支持脚11の上端外周に嵌合する枠部を設けることも有効であり、これにより第1支持脚11の展開状態をより確実に保持し得る。
第2天板22は、図3に示すように、周囲に枠部5を有する長方形状を成しており、長辺の長さ寸法Wbが、第1天板21の一辺の長さ寸法Wa(図2参照)に等しく、短辺の長さ寸法Wcが、長辺の長さ寸法Wbのほぼ半分である([Wa=Wb]>Wc)。また、第2天板22は、枠部5の底部における長辺の部分に、前記連結用リブ4に対応する連結用スリット6が設けてある。なお、第2天板22は、第1天板21と同様に、底面の縁部全周に、展開した第2支持脚12の上端外周に嵌合する枠部を設けることも有効であり、これにより第2支持脚12の展開状態をより確実に保持し得る。
ここで、先述したように、第1支持脚11の側面部11Cの幅寸法W1は、一平面状態の正面部11A及び背面部11Bの幅寸法W2よりも小さく、正方形状である第1天板21の一辺の長さ寸法Waに対応している。したがって、第1天板21の一辺の長さ寸法Waは、第1支持脚11の正面部11A及び背面部11Bの幅寸法(一平面状態の幅寸法)W2よりも明らかに小さい。
また、第2支持脚21の側面部12Cの幅寸法W3は、一平面状態の正面部12A及び背面部12Bの幅寸法W4よりも大きく、長方形状である第2天板21の長辺の長さ寸法Wbに対応している。したがって、第2天板22の短辺の長さ寸法Wcは、第2支持脚22の正面部22A及び背面部22Bの幅寸法(一平面状態の幅寸法)W2よりも明らかに小さい。
さらに、第1及び第2の天板21,22は、いずれも同等の厚さ寸法Tを有し、第1天板21の一辺の長さ寸法Waと、第2天板22の短辺の長さ寸法Wcとの和が、第1及び第2の支持脚11,12の高さ寸法Hにほぼ等しい(Wa+Wb?H)。
筐体3は、上面、下面、左右側面、及び背面を有する直方体状、換言すれば正面を開放させた直方体状であり、且つ上面が商品載置用の天板3Aとして形成してある。図示の筐体3は、平面視において正方形状を成すと共に、上面の周囲に枠部7を有し、これにより上面を商品載置用の天板3Aに形成している。
また、筐体3は、その内部が、支持脚1(11,12)の高さ寸法Hよりもやや大きい高さ寸法と、第1支持脚11の側面部11Cの幅寸法W2よりもやや大きい奥行き寸法とを有すると共に、折り畳んだ支持脚1の6個分の厚さ寸法と、天板2(21,22)の3個分の厚さ寸法との和よりもやや大きい幅寸法を有している。
上記の商品陳列用什器Aは、支持脚1(11,12)、天板2(21,22)及び筐体3のうちの少なくとも一つが、紙及び/又はプラスチックの段ボール製であって、これにより、比較的安価で軽量なものとなる。また、商品陳列用什器Aは、より望ましくは、支持脚1、天板2及び筐体3の全てを段ボール製とすれば、比較的安価で軽量である効果を充分に発揮すると共に、持ち運びやリサイクルにも容易に対処することができる。
上記の商品陳列用什器Aは、図1に示すように、筐体3の内部の一方側(右側)に、折り畳んだ6個の支持脚1を収容し、筐体3の内部の他方側に、各々3個である第1及び第2の天板21,22を上下に収容する。支持脚1と天板2の収容位置は、図示例と逆でも構わない。
この際、商品陳列用什器Aは、支持脚1の諸寸法W1〜W4,H、天板2の諸寸法Wa〜Wc,T、及び筐体3の内部寸法を上述した如く設定したので、筐体3内に、全ての支持脚1及び天板2を整然とコンパクトに収容することができる。また、上記の寸法設定により、筐体3内の隙間を最小限にし得るので、搬送時における部品の偏りやがたつきを防止することができ、部品の損傷も防ぐことができる。
上記の商品陳列用什器は、複数の支持脚1と複数の天板2が一つの筐体3に収容されているので、保管時の占有空間は筐体3に相当する分(体積分)のみであり、筐体3だけで商品を陳列することも可能である。なお、この実施形態では、筐体3の上面が、枠部7を有する天板3Aとして形成してあるので、筐体3だけで商品を陳列し得るものであり、後記するように、筐体3と支持脚1及び天板2とを組み合わせて用いることができる。
そして、商品陳列用什器Aは、商品の種類や設置場所などに応じて、筐体3から必要な数の支持脚1及び天板2を取り出し、展開した支持脚1に天板2を装着して、その天板2に商品を陳列する。より具体的には、図2に示すように、展開させた第1支持脚11の連結用リブ4に第1天板21の連結用スリット6を係合し、図3に示すように、展開させた第2支持脚21の連結用リブ4に第2天板22のスリット6を係合する。このように、支持脚1と天板2は、極めて簡単に組み立てることができる。
このとき、商品陳列用什器Aは、第1天板21の一辺の長さ寸法Waが、第1支持脚11の正面部11A及び背面部11Bの幅寸法(一平面状態での幅寸法)W2よりも明らかに小さいので、第1支持脚11は、図2に示すように、正面部11A及び背面部11Bが一平面にはならず、谷折り部Vで折れ曲がった状態に維持される。これにより、第1天板21を装着した第1支持脚11は、6面から成る筒状体となり、下端の6辺で自立することで安定性がより高いものとなる。
また、第2支持脚12にあっても、正面部22A及び背面部22Bの幅寸法(一平面状態での幅寸法)W2よりも、第2天板22の短辺の長さ寸法Wcが明らかに小さいので、図3に示すように、正面部12A及び背面部12Bが一平面にはならず、谷折り部Vで折れ曲がった状態に維持される。これにより、第2天板22を装着した第2支持脚12は、第1支持脚11と同様に、6面から成る筒状体となり、下端の6辺で自立することで安定性がより高いものとなる。
図4は、筐体3、及び天板2を装着した支持脚1の配置例を示す図であり、筐体3と、2組の第1支持脚11及び第1天板21と、2組の第2支持脚12及び第2天板22とを直列配置している。この際、筐体3は、側面若しくは背面を配列の正面側にすれば、内部が見えなくなって外観体裁も良好である。
商品陳列用什器Aは、支持脚1の諸寸法W1〜W4及びH、並びに天板2の諸寸法Wa〜Wc及びTを上述した如く設定したので、配列の正面が略同一面状に揃う。この際、第2天板21は、平面視で正方形状であるから、図4(A)中の右側に示す第1支持脚11のように、側面部11Cを正面側にしても配置の正面を揃えることができる。また、2組の第2支持脚12及び第2天板22は、図示の状態から90度回転させても、配列の正面を揃えることができる。さらに、第2天板22は、第2支持脚12だけでなく、第1支持脚11に装着することも可能である。
上記の筐体3、及び天板2を装着した支持脚1の配置は、図示例以外に非常に多くの組み合わせがあることは言うまでもなく、売り場の状況等に応じて数や配置を適宜選択すれば良い。また、商品陳列用什器Aは、必ずしも筐体3や支持脚1を配列させて用いるものではなく、それらを個別に使用することができるので、店舗における棚、台及びケース等の既存什器の隙間などに配置して、売り場面積の有効利用を図ることができる。さらに、支持脚1と天板2を分解することも極めて容易であり、不使用時には、支持脚1を扁平状に折り畳んで、天板2とともに筐体3に収容しておけば良い。
このように、商品陳列用什器Aは、保管し易いうえに、組み合わせのバリエーションが豊富であり、商品の種類や設置場所に応じて占有空間及び陳列面積を自在に変更することができるので、様々な売り場に合う汎用性の高いものとなる。
図5〜図7は、本発明に係わる商品陳列用什器の第2〜第9の実施形態を説明する図である。なお、以下の各実施形態において、第1実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
〈第2実施形態〉
図5(A)及び(B)に示す商品陳列用什器Aは、筐体3の正面において、支持脚1の収容空間に対応する正面カバー30を備えている。正面カバー30は、一例として、紙及び/又はプラスチックの段ボール製であり、正面部30Aの両側に、筐体3への差し込み部30B,30Bを有し、正面部30Bの上部中央には、引き出し用の切欠部30Cが形成してある。この商品陳列用什器Aは、筐体3において、正面カバー30により、収容した支持脚1を覆い隠して良好な外観体裁を得ることができるうえに、重力方向に対する筐体3の補強機能も得ることができる。
図5(A)及び(B)に示す商品陳列用什器Aは、筐体3の正面において、支持脚1の収容空間に対応する正面カバー30を備えている。正面カバー30は、一例として、紙及び/又はプラスチックの段ボール製であり、正面部30Aの両側に、筐体3への差し込み部30B,30Bを有し、正面部30Bの上部中央には、引き出し用の切欠部30Cが形成してある。この商品陳列用什器Aは、筐体3において、正面カバー30により、収容した支持脚1を覆い隠して良好な外観体裁を得ることができるうえに、重力方向に対する筐体3の補強機能も得ることができる。
〈第3実施形態〉
図5(C)及び(D)に示す商品陳列用什器Aは、筐体3の正面において、収容空間全体に対応する正面カバー31を備えている。正面カバー31は、一例として、紙及び/又はプラスチックの段ボール製であり、正面部31Aの両側に、筐体3への差し込み部31B,31Bを有し、正面部31Bの上部中央には、引き出し用の切欠部31Cが形成してある。この商品陳列用什器Aは、筐体3において、正面カバー31により、収容した支持脚1及び天板2を覆い隠して、より一層良好な外観体裁を得ることができるうえに、重力方向に対する筐体3の補強機能も得ることができる。
図5(C)及び(D)に示す商品陳列用什器Aは、筐体3の正面において、収容空間全体に対応する正面カバー31を備えている。正面カバー31は、一例として、紙及び/又はプラスチックの段ボール製であり、正面部31Aの両側に、筐体3への差し込み部31B,31Bを有し、正面部31Bの上部中央には、引き出し用の切欠部31Cが形成してある。この商品陳列用什器Aは、筐体3において、正面カバー31により、収容した支持脚1及び天板2を覆い隠して、より一層良好な外観体裁を得ることができるうえに、重力方向に対する筐体3の補強機能も得ることができる。
〈第4実施形態〉
図5(E)及び(F)に示す商品陳列用什器Aは、筐体3の内部に、支持脚1の収容空間33Aと、天板2の収容空間33Bとを左右に区画する仕切板34を備えている。仕切板34は、一例として、紙及び/又はプラスチックの段ボール製である。この商品陳列用什器Aは、仕切板34により、支持脚1及び天板2の夫々の収容性が向上すると共に、重量方向に対する筐体3の補強機能も得ることができ、第2及び第3実施形態の正面カバー30,31と組み合わせた構成にすることも有効である。
図5(E)及び(F)に示す商品陳列用什器Aは、筐体3の内部に、支持脚1の収容空間33Aと、天板2の収容空間33Bとを左右に区画する仕切板34を備えている。仕切板34は、一例として、紙及び/又はプラスチックの段ボール製である。この商品陳列用什器Aは、仕切板34により、支持脚1及び天板2の夫々の収容性が向上すると共に、重量方向に対する筐体3の補強機能も得ることができ、第2及び第3実施形態の正面カバー30,31と組み合わせた構成にすることも有効である。
〈第5実施形態〉
図6に示す商品陳列用什器Aは、補助脚35を備えている。図示例の補助脚35は、背面部35Aと、左右の側面部35B,35Bとを互いに折り曲げ自在に連結したものであり、一例として、紙及び/又はプラスチックの段ボール製である。また、補助脚35は、背面部35A及び側面部35Bの幅及び高さの寸法が、正方形状を成す第1天板21の枠部5の内法寸法よりも若干小さいものとなっており、左右の側面部35Bの上端に、天板2の連結用スリット(図2及び図3参照)に対する連結用リブ35Cを有している。
図6に示す商品陳列用什器Aは、補助脚35を備えている。図示例の補助脚35は、背面部35Aと、左右の側面部35B,35Bとを互いに折り曲げ自在に連結したものであり、一例として、紙及び/又はプラスチックの段ボール製である。また、補助脚35は、背面部35A及び側面部35Bの幅及び高さの寸法が、正方形状を成す第1天板21の枠部5の内法寸法よりも若干小さいものとなっており、左右の側面部35Bの上端に、天板2の連結用スリット(図2及び図3参照)に対する連結用リブ35Cを有している。
上記の商品陳列用什器Aにおける補助脚35は、図6(D)に示すように、背面部35Aに左右の側面部35B,35Bを重ねるように折り畳んだ状態で、第1天板21の枠部5の内側に収容することができ、第1天板21とともに筐体3に収容し得る。
また、補助脚35は、図6(E)に示すように、第1支持脚11の第1天板21上に載置され、連結用リブ35Cを別の第1天板21の連結用スリットに係合させた状態にすることで、上下二段の陳列棚を形成する。このように、補助脚35を備えた商品陳列用什器Aは、組み合わせのバリエーションをさらに増加させることができる。
〈第6実施形態〉
図7(A)及び(B)に示す商品陳列用什器Aは、連結具36を備えている。図示例の連結具36は、形材状の部品であって、下向きに開放された断面形状を有しており、一例としてプラスチック製である。この連結具36は、支持脚1(11)に装着した天板2(21)の枠部5と、別の支持脚1(12)に装着した天板2(22)の枠部5とに跨がるように装着し、直接的には天板同士を連結し、間接的に支持脚同士をも連結する。この連結具36を備えた商品陳列用什器Aは、自立させた複数の支持脚1を連結することにより、全体の安定性をより一層高めることができる。
図7(A)及び(B)に示す商品陳列用什器Aは、連結具36を備えている。図示例の連結具36は、形材状の部品であって、下向きに開放された断面形状を有しており、一例としてプラスチック製である。この連結具36は、支持脚1(11)に装着した天板2(21)の枠部5と、別の支持脚1(12)に装着した天板2(22)の枠部5とに跨がるように装着し、直接的には天板同士を連結し、間接的に支持脚同士をも連結する。この連結具36を備えた商品陳列用什器Aは、自立させた複数の支持脚1を連結することにより、全体の安定性をより一層高めることができる。
〈第7実施形態〉
図7(C)に示す商品陳列用什器Aは、クリップ37を備えている。図示のクリップ37は、第1支持脚11の側面部11Cに設けてあるが、筐体3や第2支持脚12、若しくは天板2に設けることも可能である。このクリップ37を備えた商品陳列用什器Aは、クリップ37により、図中仮想線で示すポスターやチラシ等の広告類50を保持することができ、POP用品としての機能を高めることができる。
図7(C)に示す商品陳列用什器Aは、クリップ37を備えている。図示のクリップ37は、第1支持脚11の側面部11Cに設けてあるが、筐体3や第2支持脚12、若しくは天板2に設けることも可能である。このクリップ37を備えた商品陳列用什器Aは、クリップ37により、図中仮想線で示すポスターやチラシ等の広告類50を保持することができ、POP用品としての機能を高めることができる。
〈第8実施形態〉
図7(D)に示す商品陳列用什器Aは、ポケット38を備えている。図示のポケット38は、第1支持脚11の側面部11Cに設けてあるが、筐体3や第2支持脚12に設けることも可能であり、これらと同じ材料を用いて一体化することも可能である。このポケット38を備えた商品陳列用什器Aは、ポケット38に、図中仮想線で示すチラシ等の広告類50を自由に取り出せるように収容することができ、POP用品としての機能を高めることができる。
図7(D)に示す商品陳列用什器Aは、ポケット38を備えている。図示のポケット38は、第1支持脚11の側面部11Cに設けてあるが、筐体3や第2支持脚12に設けることも可能であり、これらと同じ材料を用いて一体化することも可能である。このポケット38を備えた商品陳列用什器Aは、ポケット38に、図中仮想線で示すチラシ等の広告類50を自由に取り出せるように収容することができ、POP用品としての機能を高めることができる。
〈第9実施形態〉
図7(E)に示す商品陳列用什器Aは、シート39を備えている。図示のシート39は、第1支持脚11の側面部11Cに設けてあるが、筐体3や第2支持脚12、若しくは天板2に設けることも可能であり、例えば、薄い金属シート、プラスチックシート、又はマグネットシート等である。このシート39は、金属シート(強磁性シート)やマグネットシートを用いれば、マグネット40により、図中仮想線で示すポスターやチラシ等の広告類50を保持することができ、広告類を取り付けた吸盤(図示せず)を吸着保持させておくこともできる。このシート39を備えた商品陳列用什器Aにあっても、POP用品としての機能を高めることができる。
図7(E)に示す商品陳列用什器Aは、シート39を備えている。図示のシート39は、第1支持脚11の側面部11Cに設けてあるが、筐体3や第2支持脚12、若しくは天板2に設けることも可能であり、例えば、薄い金属シート、プラスチックシート、又はマグネットシート等である。このシート39は、金属シート(強磁性シート)やマグネットシートを用いれば、マグネット40により、図中仮想線で示すポスターやチラシ等の広告類50を保持することができ、広告類を取り付けた吸盤(図示せず)を吸着保持させておくこともできる。このシート39を備えた商品陳列用什器Aにあっても、POP用品としての機能を高めることができる。
なお、本発明に係わる商品陳列用什器は、その構成が上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能であり、段ボール以外に、プラスチックや金属(主に軽金属)などの材料で各部品を作製することもでき、各部品に適宜の着色や装飾を施したり、各実施形態の構成を組み合わせたりすることができる。また、支持脚、天板及び筐体は、材料に段ボールを用いる場合には、単数若しくは複数の段ボールを折り合わせたり組み立てたりすることにより、適当な厚みや強度を確保することができ、しかも、材料にプラスチックや金属を用いた場合には、耐久性がより向上すると共に、清掃し易いなどの利点がある。
さらに、本発明に係わる商品陳列用什器は、店舗以外の場所で商品以外の物品を載置する場合にも当然使用可能であるが、上述した夫々の効果から明らかなように、様々な状況が想定される店舗での商品の陳列に非常に有用なものである。
A 商品陳列用什器
1 支持脚
2 天板
3 筐体
3A 筐体の天板
11 第1支持脚
12 第2支持脚
21 第1天板
22 第2天板
1 支持脚
2 天板
3 筐体
3A 筐体の天板
11 第1支持脚
12 第2支持脚
21 第1天板
22 第2天板
Claims (4)
- 折り畳み可能な支持脚と、展開した支持脚の上部に着脱自在な商品載置用の天板とを夫々複数備えると共に、折り畳んだ支持脚及び天板を収容する筐体を備え、
支持脚が、多角形の筒状体であり且つ扁平状に折り畳み自在であることを特徴とする商品陳列用什器。 - 複数の支持脚が、平面視における面積を異ならせた少なくとも二種類の支持脚であり、
複数の天板が、平面視における面積を異ならせた少なくとも二種類の天板であることを特徴とする請求項1に記載の商品陳列用什器。 - 筐体が、上面、下面、左右側面、及び背面を有する直方体状であり且つ上面が商品載置用の天板として形成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品陳列用什器。
- 支持脚、天板及び筐体のうちの少なくとも一つが、段ボール製であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の商品陳列用什器。
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JP2015117298A JP2017000418A (ja) | 2015-06-10 | 2015-06-10 | 商品陳列用什器 |
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- 2015-06-10 JP JP2015117298A patent/JP2017000418A/ja active Pending
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