JP2017000407A - 歯ブラシ - Google Patents
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[1]ハンドル部、前記ハンドル部の先端に延設されたネック部、及び前記ネック部の先端に設けられたヘッド部が一体に形成されたハンドル体と、前記ヘッド部の植毛面に植設された複数の毛束と、を備える歯ブラシにおいて、前記ハンドル部は、ショアA硬度が90超の硬質樹脂で形成された棒状のハンドル芯部と、前記ハンドル芯部の外側に前記硬質樹脂よりもショアA硬度が低い軟質樹脂で形成された軟質部と、を備え、前記ハンドル部中の前記ハンドル芯部の体積VAに対する前記軟質部の体積VBの比(VB/VA)が1超である、歯ブラシ。
[2]前記ハンドル部の軸方向において、前記ハンドル部の軸方向に垂直な断面の総断面積に対する前記ハンドル芯部の断面積の割合が最小になる部分が、当該割合が最大になる部分よりも後端側に位置する、[1]に記載の歯ブラシ。
[3]前記ハンドル芯部が前記ネック部側から後端に向かって細くなっている、[1]又は[2]に記載の歯ブラシ。
本実施形態の歯ブラシ1は、図1〜4に示すように、ハンドル体10と、ハンドル体10に植設された複数の毛束12とを備える。
ハンドル体10は、棒状のハンドル部14と、ハンドル部14の先端に延設され、ハンドル部14よりも細いネック部16と、ネック部16の先端に設けられ、複数の毛束12が植設されるヘッド部18と、を備えている。
この例のハンドル部14とネック部16とは、それらの境界部分の平面視における両側の外縁15a,15bが、ハンドル部14からネック部16にかけて徐々に近づく、変曲点a,bを有する曲線状となるように一体に形成されている。このように、ハンドル部14とネック部16の境界部分においては、ハンドル部14からネック部16にかけて幅が徐々に狭くなっている。
ハンドル部14は、ブラッシング時に手で握られる部分であり、棒状のハンドル芯部20と、ハンドル芯部20の表面に形成された軟質部22と、を備えている。ハンドル芯部20は、硬質樹脂で形成されている。軟質部22は、軟質樹脂で形成されている。
なお、本発明においては、硬質樹脂とは、ショアA硬度が90超の樹脂を意味する。また、軟質樹脂とは、硬質樹脂よりもショアA硬度が低い樹脂、すなわちショアA硬度が90以下の樹脂を意味する。
ハンドル部14の太さ及び長さは、歯ブラシ1を使用する対象者に応じて適宜設計できる。この例のハンドル部14の太さは、ネック部16側の端部が徐々に縮径し、後端が丸みを帯びている以外は、軸方向にほぼ一定になっている。
ハンドル部の断面形状は、前記した形状には限定されず、例えば、矩形状、円形状等であってもよい。
ハンドル芯部20の太さ及び長さは、ハンドル部14の太さ及び長さに応じて適宜設計することができる。この例のハンドル芯部20は、ハンドル部14における先端から後端寄りの部分まで形成されている。
ハンドル芯部の軸方向の長さは、本発明の効果を損なわない範囲であれば、特に限定されない。
この例では、ハンドル芯部20の後端は、軟質部22に覆われた状態になっている。なお、本発明では、ハンドル芯部の後端は露出していてもよい。ハンドル芯部の後端は露出していても、本発明の効果に悪影響は及ぼさない。
VB/VAは、1超10以下が好ましく、1超7以下がより好ましい。VB/VAが下限値以上であれば、ハンドル部を手で握ったときのフィット感が向上する。VB/VAが上限値以下であれば、ブラッシング時の歯ブラシの操作性が向上する。
また、平面視でハンドル体10における軸方向に直交する幅方向をy軸とする。このとき、y軸は、ハンドル部14とネック部16の境界部分の平面視における、それぞれの外縁15a,15bについて、ハンドル体10の中心軸から遠ざかる方向を正とする。すなわち、図4におけるハンドル部14とネック部16の境界部分の上側の外縁15aについては、y軸は上方向が正となるように決める。図4におけるハンドル部14とネック部16の境界部分の下側の外縁15bについては、y軸は下方向が正となるように決める。
また、ハンドル部における後端寄りの部分の柔軟性が高いことで、その部分を握る際に過剰に力がかかっても、その力が軟質部の凹みによって充分に吸収されるため、ヘッド部の毛束から歯に与えられる力を緩和する効果がより高くなる。そのため、ブラッシング時に誤って歯に過剰な力を与えてしまうことをより抑制することができる。
なお、ハンドル部の軸方向において、割合Qが最小になる部分を割合Qが最大になる部分よりも後端側に位置させる場合、ハンドル部における割合Qが最小になる部分よりも後端側に、割合Qが最小値よりも大きい部分があってもよい。
なお、割合QAが100%であるとは、その部分においてハンドル芯部が周方向に全体にわたって露出していることを意味する。
なお、割合QCが0%であるとは、その部分にはハンドル芯部が存在せず軟質部のみで形成されていることを意味する。
ハンドル芯部を形成する硬質樹脂としては、ショアA硬度が90超の樹脂を使用することができる。硬質樹脂の具体例としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、セルロースプロピオネート、ポリアリレート、ポリカーボネート、アクリロニトリル・スチレン共重合樹脂等のうち、ショアA硬度が90超の樹脂が挙げられる。なかでも、歯ブラシの品質確保の点から、ショアA硬度が90超のポリプロピレン、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレートが好まししい。
硬質樹脂としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
なお、ショアA硬度は、JIS K 7215に準拠して測定される硬度を意味する。
軟質樹脂としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ネック部16は、ハンドル部14よりも細い円柱状になっており、後端部分がハンドル部14に向かって徐々に拡径し、先端部分がヘッド部18に向かって徐々に拡径している。
ヘッド部18の長さ、幅及び厚さは、特に限定されず、歯ブラシ1を使用する対象者に応じて適宜設計することができる。
ネック部16及びヘッド部18を形成する硬質樹脂は、ハンドル芯部20を形成する硬質樹脂と同じであることが好ましい。なお、ネック部16及びヘッド部18を形成する硬質樹脂は、ハンドル芯部20を形成する硬質樹脂と異なっていてもよい。
毛束12としては、特に限定されず、公知の毛束を採用することができる。毛束12は、円柱状でもよく、角柱状でもよい。毛束12の毛丈及び太さは、毛束12に求められる毛腰等を勘案して決定することができる。
用毛の材質としては、特に限定されず、例えば、ポリアミド(6−12ナイロン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等)、ポリオレフィン(ポリプロピレン等)等が挙げられる。
用毛の太さは、材質等を勘案して決定することができ、横断面が円形の場合、例えば、6〜9mil(1mil=1/1000inch=0.025mm)とされる。
本発明の歯ブラシの製造方法は、特に限定されず、公知の方法を採用できる。
ハンドル体を製造する方法としては、例えば、一次金型を用いた硬質樹脂の射出成形によってハンドル芯部、ネック部及びヘッド部を一体に成形し、その成形物を二次金型内に配置した状態で軟質樹脂を射出し、軟質部を成形してハンドル体を得る方法が挙げられる。
ハンドル体のヘッド部に毛束を植設する方法としては、例えば、平線式植毛法、熱溶着式植毛法、インモールド法等が挙げられる。
例えば、本発明の歯ブラシは、図6に例示した歯ブラシ2であってもよい。図6における図3と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。歯ブラシ2は、ハンドル芯部20の代わりにハンドル芯部20Aを備えるハンドル部14Aを備える以外は、歯ブラシ1と同じである。ハンドル芯部20Aは、その軸方向の長さがハンドル部14Aの軸方向の長さに対して2/3になっている以外はハンドル芯部20と同じである。
歯ブラシ2においても、ハンドル芯部20Aの外側にVB/VAが1超となるように軟質部22が形成されたハンドル部14Aを備えることで、優れた操作性と優れたフィット感とが両立される。
歯ブラシ3においても、ハンドル芯部20Bの外側にVB/VAが1超となるように軟質部22が形成されたハンドル部14Bを備えることで、優れた操作性と優れたフィット感とが両立される。
歯ブラシ4においても、ハンドル芯部20Cの外側にVB/VAが1超となるように軟質部22が形成されたハンドル部14Cを備えることで、優れた操作性と優れたフィット感とが両立される。
10 ハンドル体
12 毛束
14,14A〜14C ハンドル部
16 ネック部
18 ヘッド部
18a 植毛面
20,20A〜20C ハンドル芯部
22 軟質部
Claims (3)
- ハンドル部、前記ハンドル部の先端に延設されたネック部、及び前記ネック部の先端に設けられたヘッド部が一体に形成されたハンドル体と、前記ヘッド部の植毛面に植設された複数の毛束と、を備える歯ブラシにおいて、
前記ハンドル部は、ショアA硬度が90超の硬質樹脂で形成された棒状のハンドル芯部と、前記ハンドル芯部の外側に前記硬質樹脂よりもショアA硬度が低い軟質樹脂で形成された軟質部と、を備え、
前記ハンドル部中の前記ハンドル芯部の体積VAに対する前記軟質部の体積VBの比(VB/VA)が1超である、歯ブラシ。 - 前記ハンドル部の軸方向において、前記ハンドル部の軸方向に垂直な断面の総断面積に対する前記ハンドル芯部の断面積の割合が最小になる部分が、当該割合が最大になる部分よりも後端側に位置する、請求項1に記載の歯ブラシ。
- 前記ハンドル芯部が前記ネック部側から後端に向かって細くなっている、請求項1又は2に記載の歯ブラシ。
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2015
- 2015-06-10 JP JP2015117164A patent/JP6512703B2/ja active Active
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