JP2017000145A - 水産加工品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明はこのような課題に着目してなされたもので、旨味を溶出させない新製法により、ボイルした乾燥品よりボイル前の成分が保持され、旨味成分が格段に増加する製造条件を見つけ、旨味成分が格段に増加したノンボイル乾燥品を製造することである。その結果、ボイル後乾燥したものに比べて、肉質が柔らかく、咀嚼性が優れ、呈味成分が1.1倍以上増加され、かつ保存性も保たれた水産加工品を提案した。
【選択図】なし
Description
(1)通常ボイル後乾燥する水産物について、ボイルを行わないで直接乾燥する際に光照射を行うことにより製造されたノンボイル水産乾燥品であって、従来のボイル後乾燥したものに比べてボイル前の呈味成分が保持され、かつ呈味成分が1.1倍以上増加されていることを特徴とする水産乾燥品。
(2)ノンボイル乾燥牡蠣であって、色彩色差径による測定で、表面の色調が明度L=4.52〜31.95、色度a= 1.93〜4.93、b=6.19〜16.97と従来のボイル乾燥品に比べて黄褐色が濃く飴色に変色し、内部構造が密集せず、咀嚼性が優れていることを特徴とする牡蠣乾燥物
(4)ボイルしない水産物にUV−A域の紫外線を照射し、従来のボイル後乾燥したものに比べてボイル前の呈味成分が保持され、ボイルによる内部構造の硬化も生じないので咀嚼性が優れ、殺菌効果も備えることを特徴とするノンボイル水産加工品の製造方法
(5)水産物がホタテ、牡蠣、あわびを含む貝類、ワカメ、昆布を含む海藻類、ナマコを含む棘皮動物(きょくひどうぶつ)、ホヤを含む脊椎動物(せきついどうぶつ)、いか、たこを含む頭足類、えび、かにを含む甲殻類、あじ、いわしを含む魚類であることを特徴とする請求項1に記載の水産加工品。
生ホタテを蒸し器で10分間ボイルした後に、取り出して冷却する。冷却されたボイルホタテを木製の乾燥機(縦650mm,横940mm、長さ1500mm)に入れ、25℃の設定温度で15時間乾燥を行い、ボイルホタテ非照射乾燥物を製造した。もう一方のサンプルとして、ホタテをボイルせず、そのまま同じ木製の乾燥機に入れてUV−A域の紫外線を照射する光源により同様な25℃の設定温度で15時間UV−A照射乾燥を行い、ノンボイルUV−A照射ホタテ乾燥物を製造した。UV−A照射強度は1.05mW/cm2である。図1はボイルしたホタテおよびボイルしないホタテを実験材料にして、UV−Aを照射しない非照射の場合、UV−Aを照射した場合の17種類の遊離アミノ酸総量を示し、アミノ酸量に及ぼす光照射の影響を示した結果である。ボイルさせたホタテに紫外線UV−Aを照射しても紫外線UV−Aを照射しない場合と比べてアミノ酸総量はほとんど増えていない。これは沸騰により酵素が失活したためではないかと考えられる。
(1)色調の評価
従来品の蒸し牡蠣は、牡蠣をスチームコンベクションオーブン(蒸気加熱器)により蒸気で蒸すことにより製造される。そこで、生牡蠣を蒸し器で10分間ボイルした後に、取り出して冷却する。冷却されたボイルホ牡蠣を電気食品乾燥機(大紀産業(株)製:Mini2II)に入れ、ダンパー▲5▼の状態で25℃の設定温度で15時間乾燥を行い、ボイル牡蠣非照射乾燥物を製造した。もう一方のサンプルとして、牡蠣をボイルせず、そのまま電気食品乾燥機に入れてUV−A域の紫外線を照射する光源により同様な条件のダンパー▲5▼の状態で25℃の設定温度で15時間UV−A照射乾燥を行い、ノンボイルUV−A照射牡蠣乾燥物を製造した。UV−A照射強度は1.05mW/cm2である。
図10はボイルしない生牡蠣をUV−A照射乾燥したノンボイル牡蠣乾燥物表面形状を、ボイル後乾燥した従来品の蒸し牡蠣を比較して示したものである。従来品の蒸し牡蠣に比べてノンボイルUV−A照射乾燥牡蠣の方が、薄い黄褐色から濃い黄褐色へと飴色が濃くなっている。約3週間天日干しした牡蠣の表面性状を図11に示す。UV−A照射乾燥牡蠣は天日干し程濃くなく、見栄えが良くなっている。飴色に変色するのは紫外線による影響と考えられる。
牡蠣が飴色に変色したことは、鮮魚のメト化も考えられないこともないが、アミノ酸由来のアミノ基と糖由来のカルボニル基の共存で起こる非酵素的褐変であるメイラード反応が紫外線によって促進されたと考えられる。図11に示した約3週間天日干しした牡蠣の表面がUV−A照射乾燥物以上に濃い飴色に変色していることが、その現象を裏付けている。
生牡蠣を原料に製作したノンボイルUV−A照射乾燥牡蠣の15種類のアミノ酸含量を、ボイルした牡蠣を乾燥しただけのボイル非照射乾燥牡蠣と比較した結果を図13に示す。図中、ASPはアスパラギン酸、SERはセリン、GLUはグルタミン酸、GLYはグリシン、HISはヒスチジン、ARGはアルギニン、ALAはアラニン、PROはプロリン、TYRチロシン、VALバリンは、METはメチオニン、LYSはリジン、ILEはイソロイシン、LEUはロイシン、PHEはフェニルアラニンの各アミノ酸の略称である。牡蠣には苦味成分のアルギニンが一番多く含まれ、次いで旨味成分のグルタミン酸、甘味成分のアラニン、プロリンである。ボイルしないでUV−A照射を行うことにより、各アミノ酸含量がボイル乾燥牡蠣より0.6〜5.1倍増大していることがわかる。各アミノ酸の増加倍率は牡蠣の収穫時期および鮮度によって変動する。
ボイルしない生の牡蠣にUV−A照射乾燥したノンボイル牡蠣乾燥物に含まれる牡蠣の主要な成分である多糖類のグリコーゲン量の変化を図15に示した。グリコーゲンは単独では無味無臭だが、ほかの味と一緒になるとコクと旨味が出ると言われている。疲労回復と脳の活性化、血糖値の調節に大きく関与している物質である。UV−A照射することにより、乾燥カキのグリコーゲン量は1.27倍増加する。
UV−Cは殺菌に用いられる紫外線である。UV−AはUV−Cより波長が長く、エネルギー的にも小さい光である。光照射乾燥法は酵素活性を高めることにより、呈味成分等を増加させるので、UV−A照射強度を強くすると酵素も失活されるので、UV−A照射強度を強くできない。光照射乾燥法に用いられるUV−A照射強度下での殺菌効果は不明であった。
そこで、ボイルしない生牡蠣を非照射、UV−A照射の2通りの照射方法で乾燥された牡蠣の一般生菌数を比較して図16に示す。一般生菌数は、6時間乾燥した牡蠣を10℃の恒温器で20日間保管し、標準寒天培地培養法で測定したものである。UV−A照射は非照射に比べて、生菌数が1/55に減少し、殺菌効果があり、保存性が増すことが初めて明らかになった。6時間乾燥した直後の牡蠣の一般生菌数は、非照射、UV−A照射ともに300以下であるので、乾燥中でなく、10℃の貯蔵中に菌が増殖したことを示している。
ノンボイルUV−A照射乾燥牡蠣のアミノ酸含量とグリコーゲン含量が増大することが分析結果から明らかになった。実際に食べてみる官能評価結果を図17に示す。ノンボイル非照射乾燥の牡蠣乾燥物を基準に、ノンボイルUV−A照射牡蠣乾燥物を色、牡蠣の香り、味、食感、総合の5項目につき、7段階(−3,−2、−1、0,1,2,3)で10名のパネラーで評価した。外観は好ましくないという評価があったものの、「ノンボイルUV−A照射乾燥牡蠣は牡蠣の味が強く出ている。牡蠣フライのような生牡蠣を食べている感じがする。」に代表されるように、牡蠣の香り、味、旨みと甘味、歯ごたえや弾力や硬さを示す食感および全体評価ともUV−A照射した牡蠣の方の評価が高かった。
図17に示した乾燥物と同様に色と食感は余り差が出なかったが、「ノンボイルUV−A照射乾燥牡蠣の味が、にんにくの香りとトマトの旨みにマッチして、地中海料理としてふさわしい」「従来品の蒸し牡蠣は、牡蠣の味があまりしないのに対し、本来の牡蠣の味がして美味しい。」「基準物と比べて調味液にマッチしている。」「基準物に比べて味が濃い。」等のような評価が得られ、味付け牡蠣の場合でも、総合で、+1が4名、+2が6名で、UV−A照射した牡蠣の評価が高かった。
ホタテ、牡蠣以外の魚介類として、貝類以外の魚介類として脊椎動物であるホヤを選び、同様な効果が現れるか検証した。生ホヤを蒸し器で10分間ボイルした後に、取り出して冷却する。冷却されたボイルホヤを電気食品乾燥機(大紀産業(株)製:Mini2II)に入れ、ダンパー▲5▼の状態で25℃の設定温度で15時間乾燥を行い、ボイルホヤ非照射乾燥物を製造した。もう一方のサンプルとして、ホヤをボイルせず、そのまま電気食品乾燥機に入れてUV−A域の紫外線を照射する光源により同様な条件のダンパー▲5▼状態で25℃の設定温度で15時間UV−A照射乾燥を行い、ノンボイルUV−A照射ホヤ乾燥物を製造した。UV−A照射強度は1.05mW/cm2である。
図19に乾燥前の生ホヤとボイルした直後のホヤの写真を比較して示す。ボイルすることにより、ホヤは硬く収縮し、小さくなっていることがわかる。身が収縮するということは、アミノ酸等の呈味成分が含まれるエキス分が流出する現象が起きる。
ホタテ、牡蠣と同じ貝類であるあわびを材料に同様な効果が現れるか検証した。生あわびを蒸し器で10分間ボイルした後に、取り出して冷却する。冷却されたボイルあわびを電気食品乾燥(大紀産業(株)製:Mini2II)に入れ、ダンパー▲5▼の状態で25℃の設定温度で15時間乾燥を行い、ボイルあわび非照射乾燥物を製造した。もう一方のサンプルとして、あわびをボイルせず、そのまま電気食品乾燥機に入れてUV−A域の紫外線を照射する光源により同様な条件のダンパー▲5▼の状態で25℃の設定温度で15時間UV−A照射乾燥を行い、ノンボイルUV−A照射あわび乾燥物を製造した。UV−A照射強度は1.05mW/cm2である。
図23に乾燥前の生あわびの表面性状を、図24にボイルした直後のあわびの表面性状を比較して写真で示す。ボイルすることにより、あわびのみずみずしさは薄れ、肉質が収縮しているが、肉質が硬いのでホヤほど小さくなってはいない。また、ボイルすることによって外側の表面の褐変が進んでいる。
ボイル乾燥物とノンボイル乾燥物のかたさ、凝集性(もろさ、咀嚼性、ガム性)、粘性、弾性、付着性等の力学的特性の違いを検証するために、ホタテと牡蠣を材料に、レオメーター((株)サン科学製:CR−3000EH−S)で波形解析を行った。円柱系プランジャーを用い、進入距離10.0mm、テーブル移動速度は50mm/min、ロードセル最大応力は200Nの条件で行った。プランジャーは一度サンプルを押して進入したのち、上昇し元に戻り、再度サンプルに進入する反復回数2回の条件で行った。サンプルとして、ホタテと牡蠣を選び、非照射乾燥機とUV−A照射乾燥機で、一方はボイルした後非照射乾燥機に、もう一方はそのままの状態でUV−A照射乾燥機に入れ、同一の乾燥時間、乾燥温度でボイルホタテ非照射乾燥物とノンボイルUV−A照射ホタテ乾燥物、およびボイル牡蠣非照射乾燥物とノンボイルUV−A照射牡蠣乾燥物を作成した。UV−A照射強度は実施例1および実施例2の場合と同じである。
(1)保存性試験
図10に示したように、牡蠣を乾燥する際にUV−A照射すると、非照射乾燥に比べて一般生菌数は1/55に減少する。その殺菌効果は、UV−A照射によるものなのか?乾燥による含水率の減少によるものなのか?を詳しく検証するために、水産物をサンプルとして実験を行った。非照射乾燥機とUV−A照射乾燥機の2台の乾燥機を用い、生牡蠣を非照射乾燥機とUV−A照射乾燥機にそれぞれ入れ、同一の乾燥時間、乾燥温度で乾燥を行った。得られた両方の乾燥物を蒸し器で軽く数分間蒸して、ノンボイル非照射乾燥牡蠣とノンボイルUV−A照射乾燥牡蠣を作成した。UV−A照射強度は実施例2の場合と同じである。
食品中の水分は大きく、結合水と自由水の2種類の形で存在する。結合水とは、食品中の炭水化物やタンパク質に存在する官能基と水素結合によって結合して束縛された水で、微生物の生育や酵素反応には利用されない水を示す。一方の自由水とは食品成分と束縛されずに存在し、蒸発や氷結にかかわり移動する水を示し、微生物もよく利用でき、食品の保蔵性に直接関係する水である。食品の水分と保蔵性との関係を判断する上で、有効な指標が水分活性値Aw(water activity)である。水分活性値とは、食品中に含まれる全水分量に対する自由水の指標であり、水分活性が高い食品は、自由水が多く、微生物が繁殖しやすい食品群である。水分活性が、0.9以上で普通細菌が、0.8以上で普通カビが生育可能であり、果実の水分活性は0.985〜0.990で常温だと腐敗やカビが生える。水分活性を低くして、食品の保存性を高めるために、果実ジャムは、スクロースや自由水を結合水に変えて水分活性の値を低くして保存性をあげている。
塩の香りがする風速1.0〜3.0m/sの潮風が常に吹く、海に面した南向きの高台の干し場で、晴天の日が続く10月中旬にイカを4日間天日干しした。昼間の外気温は最高気温20℃である。早朝に市場に水揚げされたイカをさばいて干し場に干し、夕方になると一旦、軽く通風している部屋に入れ室内干しを行う。翌朝再び干し場に干し、夕方室内干しを行う。この操作を4日間繰り返して、天日干しスルメを作成した。比較例として4日間ずっと室内干ししたスルメも作成した。天日干しスルメと室内干しスルメの一般生菌数をCPC法で測定した。天日干しするめの一般生菌数は2.3×107(2,300万個)とかなり多く、室内干しの生菌数は1.1×107(1,100万個)の2倍以上ある。晴天の日の太陽のUV−Aの照射強度が最大0.80mW/cm2程度ある。室内干しに比べ、天日干しは直射日光で品温が高くなる傾向があるが、0.80mW/cm2程度のUV−Aを照射しただけでは、殺菌効果は表れないことを意味している。なお、得られた乾物スルメの水分活性値Awは0.528と小さく、2.3×107(2,300万個)の生菌数でも腐敗はしない。
UV−A照射乾燥機を用いて、生イカをサンプルとして非照射乾燥とUV−A照射乾燥を行い、得られた一夜干しイカの細菌検査を行った。乾燥時間は4時間、16時間および60時間であり、通風温度は22.0℃である。UV−A照射強度は、場所により異なるが0.26〜0.65mW/cm2の領域下にサンプルを置いて実験を行った。一般生菌数、含水率、水分活性値、pH、大腸菌類の5項目について、非照射乾燥とUV−A照射乾燥とを比較して図33に示す。図には(3)の天日干しスルメの細菌検査のデータも同時に示す。22℃と温風温度が低い場合、乾燥時間16時間の水分活性値が0.9までは、一般生菌数の値にそれ程の差はみられない。それが、乾燥時間60時間、含水率19%、水分活性値が0.62と乾燥が進むにつれて、UV−A照射の殺菌効果が現れ、一般生菌数は1/26と大幅に減少する。乾燥の進行につれても、UV−A照射によって含水率、水分活性値、pH、大腸菌類に変化は見られない。一般生菌数だけがUV−A照射によって減少し、乾燥の進行につれてUV−A照射による殺菌効果が顕著に発現されることが明らかになった。
発明者は特許文献1において、UV−A照射により農水産物に含まれるアミノ酸含量が増大することを提示した。また、特許文献3では、UV−A照射により水産物に含まれるイノシン酸等の核酸系物質であるヌクレオチド含量が増大すること、あるいは農産物に含まれる抗酸化性物質含量等が増大することを提示した。本出願特許においても、ボイルしない牡蠣やホタテの水産物のアミノ酸含量が増大すえることを提示している。アミノ酸含量が増大する理由として、農水産物に含まれる各種酵素がUV−A照射によって活性化されるのではと説明してきた。そこで、UV−A照射がタンパク質分解酵素活性に影響を及ぼしていることを確認するため、試験管スケールで、基質として標準たんぱく質(カゼイン)と酵素(キモトリプシン)を用い、基質量Sと酵素量Eの混合比(S/E),反応時間および照射強度を変化させ、UV−Aを照射することによりアミノ酸含量がどのように増加することを確認し、UV−A照射によるアミノ酸増大効果の検証を行った。UV−A照射強度は0.70mW/cm2である。
UV−Aを照射する光源には蛍光管やLEDが挙げられる。UV−A域の紫外線の波長としては、ピーク波長が約350nmであり、可視光の青域の波長としてはピーク波長が約450nmである。UV−A域と青域の中間領域のピーク波長が405nmのLED光源を用いて牡蠣のノンボイル光照射乾燥物を製作し、色調とアミノ酸含量がどのように変化するのかを分析し、波長の異なる光照射効果の検証を行った。
乾燥方法・装置は実施例2と同じであり、生牡蠣をボイルせず、そのまま電気食品乾燥機(大紀産業(株)製:Mini2II)に入れ、ダンパー▲5▼の状態で25℃の設定温度で15時間乾燥を行い、ノンボイル光照射牡蠣乾燥物を製造し、非照射の場合およびUV−A照射の場合と比較検討した。
Claims (5)
- 通常ボイル後乾燥する水産物について、ボイルを行わないで直接乾燥する際に光照射を行うことにより製造されたノンボイル水産乾燥品であって、従来のボイル後乾燥したものに比べてボイル前の呈味成分が保持され、かつ呈味成分が1.1倍以上増加されていることを特徴とする水産乾燥品。
- ノンボイル乾燥牡蠣であって、色彩色差径による測定で、表面の色調が明度L=4.52〜31.95、色度a=1.93〜4.93、b=6.19〜16.97と従来のボイル乾燥品に比べて黄褐色が濃く飴色に変色し、内部構造が密集せず、咀嚼性が優れていることを特徴とする牡蠣乾燥物
- ノンボイルホタテであって、従来のボイル乾燥品が膨張したサクサク状の構造であるのに対し、なめらかな表面を持つ平滑状の構造を有し、肉質が柔らかく、咀嚼性が優れていることを特徴とするホタテ乾燥物
- ボイルしない水産物にUV−A域の紫外線を照射し、従来のボイル後乾燥したものに比べてボイル前の呈味成分が保持され、ボイルによる内部構造の硬化も生じないので咀嚼性が優れ、殺菌効果も備えることを特徴とするノンボイル水産加工品の製造方法
- 水産物がホタテ、牡蠣、あわびを含む貝類、ワカメ、昆布を含む海藻類、ナマコを含む棘皮動物(きょくひどうぶつ)、ホヤを含む脊椎動物(せきついどうぶつ)、いか、たこを含む頭足類、えび、かにを含む甲殻類、あじ、いわしを含む魚類であることを特徴とする請求項1に記載の水産加工品。
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""紫外線を照射 カキうま味"", 河北新報, JPN6018004755, 24 April 2015 (2015-04-24), ISSN: 0003853630 * |
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