JP2016538990A - キャピラリーピストン組立体のピストンの把持を容易にする設計を有した容積式ピペットシステム - Google Patents

キャピラリーピストン組立体のピストンの把持を容易にする設計を有した容積式ピペットシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、容積式抽出ピペット(1)とキャピラリーピストン組立体(84)とを備え、キャピラリーピストン組立体(84)のピストン(82)が、ピペットを搭載する把持装置(20)によって保持されることを意図された上端部を有し、装置(20)が複数の把持トング(26)を備えるピペットシステム(100)に関する。本発明によれば、システムは、キャピラリー(80)がピペットの先端(6)に適合され、把持装置(20)がピストン(82)から上方へと離れるときに、本装置がそのトング(26)を開放構成にし、ピストン(82)の上端部周りに配置されたトングが、ピストン(82)の上端部の保持をそれらが提供する閉止構成へと自動的に切り替わる所定の位置まで下方へと動かされ得るように設計される。

Description

本発明は、容積式抽出ピペットとキャピラリーピストン組立体とを備えたピペットシステムの分野に関し、キャピラリーピストン組立体のキャピラリーは、ピペットの先端に適合される。
容積式ピペットは、実際にはキャピラリーピストン形式の消耗品と協働することを意図され、そのピストンは、取り出されまたは再使用される前に、抽出されるサンプルと直接的に接触するように設けられる。容積式ピペットは次いでより公知の空気移動ピペットの1つからの様々な設計を有し、そこでピストンは、ピペットと一体である。
概して容積式ピペットは、粘性、揮発性および/または汚染液体を抽出するために使用される。「キャピラリーピストン」形式の消耗品とのそれらの組合せは、ピペットが汚染されるのを防ぐことを可能とする。
このようなピペットは、たとえば特許文献1および特許文献2から知られる。
特許文献1に記載された形式の従来の容積式ピペットにおいて、制御脚部が提供され、その底端部は、ピストンの上端部の把持装置の移動を操作し、ピペットと協働することを意図されたキャピラリーピストン組立体に属する。この把持装置は、「トング」とも称される。
ピペットは、その上端部に配置された制御ノブを介して制御脚部(control stem)によって2つの一連の下方ストロークを働かせることができるようにも設計される。制御脚部の第1のストロークは、抽出されたサンプルを吐出するためのストロークに対応する。それは、第1のばね、好適には圧縮ばねの対向する回帰力によって成される。制御脚部の第2のストロークは、ピストン把持トングの存在および開放に対応する。それは、第1のばねと同じ方向に沿って配置され、より顕著な剛性を有する第2のばね、好適には圧縮ばねの対向する回帰力によって成される。
より詳細には、この第2のストロークは、それらを挟む被覆管からトングを引き込むこととなる。トングがそれらの被覆管からひとたび解放されると、それらは、ピペットにおける消耗品の挿入においてピストンの上端部を容易に通ることができ、それは、同時にピペットの先端においてキャピラリーの適合を実行する。
第2のばねの回帰力の影響による制御脚部の上昇の第1のフェーズは、締め付けられた位置においてトングによりピストンの上端部を保持させて、被覆管においてトングを後退させる。より低い剛性を有する第1のばねの回帰力の影響によって上昇する制御脚部の第2のフェーズは、ピストンを挟むトングと同様にこの脚部のピペット本体に対する上部位置への移動を生じさせる。
それにもかかわらず、第2のストロークは、第1のばねの回帰力と対比するために実質的に必要な第2のばねの反作用の回帰力によって操作者の親指のみを用いて成され、したがって、ピペットストロークに対応する、第1のストロークの終端(the end)において操作者に対して感度の高い信号のその伝達機能を果たすのを可能とする。
本態様を向上させるため、特許文献2に記載されたようなピペットが設けられてきた。提供された設計において、取り出し機能は、ピペット機能から分離される。トングの間のピストンの上端部の導入は、顕著な剛性を備えた第2のばねの反作用する回帰力を有することなく成される。実際、キャピラリーの適合が完了したとき、トングの間のピストンの導入が次いで開始され、操作者からのより小さな力(effort)を要する駆動により、制御脚部の簡易な移動によって成され、トングを覆う弾性戻り手段の剛性によって本質的に条件付けされる。しかしながらこれらの弾性手段は、ピペット操作の間ピストンを保持する機能を提供するために顕著な剛性を有さなければならない。さらに、この解決法においては、繰り返されるピペット操作を実行する操作者に問題を生じさせないように、こうしたピストンの保持を可能とする十分に顕著な剛性と十分に小さな剛性との間において発見困難な妥協が存在する。
仏国特許出願公開第2446672号 仏国特許出願公開第2980123号
したがって、トングの間においてピストンの上端部を導入するこのフェーズのため、ピペットのさらなる人間工学の最適化のための要求がある。
したがって、本発明の目的は、少なくとも部分的に先行技術の実施形態に関する上述した欠点を解決することにある。
そのため、本発明の対象は、容積式抽出ピペットとキャピラリーピストン組立体とを備えたピペットシステムであり、キャピラリーピストン組立体のキャピラリーは、ピペットの先端に適合されることを意図され、キャピラリーピストン組立体のピストンは、ピペット操作の間ピペットを搭載する把持装置によって保持されることを意図された上端部を有し、その把持装置は、複数の把持トングを備える。
本発明によれば、システムは、キャピラリーピストン組立体のキャピラリーがピペットの先端に適合されて把持装置がピストンから上方へと離れたときに、把持装置が、そのトングを開放構成にし、ピストンの上端部周りに配置されたトングがピストンの上端部の保持部をそれらが提供する閉止構成へと自動的に切り替わる所定の位置まで下方へと動かされ得るように設計される。
さらに、本発明は、ピストンの上端部の導入が開放構成において配置されたトングで成されることを特徴とする。したがって、この挿入のときにおいてトングをこじ開ける(prise open)ために働かせる操作者の特定の力が存在しない。ピストンの上端部のこの簡易化された把持機構によって、ピペットの人間工学が実質的に改良される。
好適には、その把持装置は、開放構成においてトング係止手段を含み、その係止手段は、トングに対して摺動可能に取り付けられた係止解除制御部材を含む。さらに、ピペットは、開放構成から閉止構成への自動的な切り替えが、把持装置のその下方への移動の間、この部材に対して支承するピストンの上端部によって引き起こされる係止解除制御部材の移動によって駆動されるように設計される。
好適には、把持装置は、
− トングに取り付けられたヘッドと、
− ヘッドおよびトング周りに配置され、それが覆うこれらのトングに対するその相対位置の機能としてトングが開放され/閉止されることを可能とする、被覆管形状の底端部を含む外側本体と、
− 開放構成におけるトング係止手段と、
を含む。
好適には、そのトング係止手段は、ボールを備えた係止システムを形成する。しかしながら、本発明の精神から逸脱することなく、任意の他の自動的な係止/係止解除原理が実現され得る。
より詳細には、そのトング係止手段は、
− 把持装置のヘッドの、外側へと径方向に開放する穴内に収容された係止ボールと、
− 外側本体の内側表面において設けられた溝と、
− トングおよびヘッドをその外側本体に対して上方へと付勢する第1の弾性戻り手段と、
− 少なくとも第1の部分および第1の部分よりも低い第2の部分の一方を備える軸棒システムと、を含み、これらの第1の部分および第2の部分は、第1の径と第1の径より小さな第2の径とをそれぞれ有し、この軸棒システムの下方の端部は、その係止解除制御部材によって形成される。
さらに、トング係止手段は、
− トングの開放構成において、係止ボールが、溝内に部分的に収容されることによってヘッドの穴から径方向に外方へと突出してそこで軸棒システムのその第1の部分との接触によって保持され、その第1の弾性戻り手段は、溝の軸線上端部に対する当接部において係止ボールを運び、
− 軸棒システムの第2の部分が係止ボールに面するとき、第1の弾性戻り手段と溝の軸線上端部の連結駆動が係止ボールを径方向に後退した内方にヘッドの穴内へと溝の外まで付勢し、第1の弾性戻り手段が外側本体に対するトングおよびヘッドの、トングを、外側本体の被覆管形状の底端部によって覆われた閉止構成へと運ぶ相対位置までの上方移動を生じさせるのを可能とするように設計される。
好適には、システムは、把持装置の外側本体とピペットの固定された要素との間に配置された第2の弾性戻り手段を備える。
好適には、システムは、取り出しボタンの押圧、続く取り出しボタンの解放によって得られたキャピラリーピストン組立体の取り出し操作の間、把持装置のトングが、閉止構成から開放構成へと自動的に切り替え、開放構成(the latter)が、取り出し操作の終端において維持されるように設計される。したがって、トングは、新規のキャピラリーピストン組立体のピストンの簡易化された把持のために再び準備される。
好適には、ピペットは、ヘッドとこのヘッドに取り付けられたトングとを移動させるための制御脚部を含む。
第1の可能性によれば、その制御脚部は、キャピラリーピストン組立体のピペット制御脚部の機能と取り出し脚部の機能とを果たすように設計される。
第2の可能性によれば、その制御脚部は、キャピラリーピストン組立体の取り出し脚部の機能を果たすように設計され、ピペットはさらに移行部へとその把持装置を駆動可能なピペット制御脚部を含む。
後者のケースにおいて、本発明は、ピペット操作機能およびキャピラリーピストン消耗品取り出し機能を可能とする要素を分離する設計に基づく。
より詳細には、本明細書において、消耗品の取り出しが、特許文献2に記載された方法における制御脚部とは別個の、専用の脚部によって成されることが提供される。さらに、制御脚部による消耗品の偶発的な取り出しの危険性は、ない場合よりも(to nothing)好適に低減される。本発明によるピペットの扱いにおいて、操作者は、こうした損失(loss)の危険性を心配することなく制御脚部を起動することができ、これは、概して改良された人間工学、抽出の再現性および生産性を可能とする。
これらの改良は、使用される取り出し技術によってさらに改善され、それは、トングを使用するピストンの押圧に基づき、この同じピストンは、当接部によるそのコースにおいて(in its course)キャピラリーを駆動する。それゆえ、操作者のためにセンサ的信号を生成する目的のために第1の弾性戻り手段と第2の弾性戻り手段との間の剛性の大きな差を提供することはもはや必要ではないため、消耗品の取り出しを確実とするために伝達される力は、比較的小さくすることができる。
本発明のさらなる利点および特徴は、以下の非限定的な詳細な説明から明らかとなる。
本説明は、添付の図面を参照しつつなされる。
図1は、本発明の好適な実施形態による、容積式ピペットシステムの縦断面図を示す。 図2aは、2つの様々な構成における、前図において示されたピペットシステムを搭載する把持装置の拡大図を示す。 図2bは、2つの様々な構成における、前の図において示されたピペットシステムを搭載する把持装置の拡大図を示す。 図3は、前の図において示されたピペットシステムの操作を概略化する様々な図を示す。 図4は、前の図において示されたピペットシステムの操作を概略化する様々な図を示す。 図5は、前の図において示されたピペットシステムの操作を概略化する様々な図を示す。 図6は、前の図において示されたピペットシステムの操作を概略化する様々な図を示す。 図7は、前の図において示されたピペットシステムの操作を概略化する様々な図を示す。 図8は、前の図において示されたピペットシステムの操作を概略化する様々な図を示す。 図9は、前の図において示されたピペットシステムの操作を概略化する様々な図を示す。 図10は、前の図において示されたピペットシステムの操作を概略化する様々な図を示す。 図11は、前の図において示されたピペットシステムの操作を概略化する様々な図を示す。 図12は、本発明の別の好適な実施形態による容積式ピペットシステムの縦断面図を示す。 図13は、前のピペットシステムのための図10の一方に対して同一の状態における前の図のピペットシステムの図を示す。
最初に図1を参照すると、本発明の好適な実施形態によるピペットシステム100が示される。システム100は、容積式抽出ピペット1と消耗品のキャピラリーピストン組立体84とを備える。
以下の詳細な説明を通して、「上」および「底」という語は、ピペット位置またはこの同じ位置に近い位置において鉛直に保持されたピペットによって考慮されるものである。さらに、ピペットシステムの構成要素が、ピペットの長手方向軸線10において中心化された回転形状を本質的に有することに留意されたい。
ピペット1は、外側本体を有し、その上部は、操作者のための操作部2を形成し、その底部4は、組立体84のキャピラリー80が適合されることを意図する先端6によって、底部へと向かって終端して、よりテーパー化される。好適には底部4は、組み立て/分解を容易にするように、本体2を形成する操作部において取り付けられてねじ込まれる。
ピペットは、ピペットの外側本体の内側において摺動可能に収容された制御脚部8を含む。脚部8は中空であり、ピペットの長手方向軸線10に沿って配置される。その上端部は、本体2を形成する操作部から上方へと突出し、彼/彼女の手の一方で本体2を把持する操作者の親指によって起動されることを意図された制御ノブ12を運ぶ。例示により、脚部8は、非円形の、本明細書において六角形または八角形の形状の横断面を有する。それは、抽出される体積を調整するためにねじ部14を通して摺動可能に収容され、その内側中空部は、脚部8の外側表面に対して相補的形状を有し、その外側表面は、ねじ加工され、本体2を形成する操作部の下方の端部においてねじ込まれて取り付けられる。
公知の方法において、そのノブ12による制御脚部8の回転は、調整ねじが軸線10の方向に沿ってピペットの外側本体に対して動かされるのを可能とし、こうして抽出されることを意図されたサンプル体積を変形させる。
制御脚部8の底端部16は、本体外側のピペットの底部4によって形成された空洞部18内に摺動可能に取り付けられた把持装置20に対して軸線方向に支承される。それは、キャピラリーピストン組立体84のピストン82の上端部の把持装置20であり、この上端部はピストンヘッドとも称される。
把持装置20の設計は、図1、図2aおよび図2bを参照して詳細化される。まず、それは図1および図2a内に示され、装置20は、ピストン82の上端部の容易な導入をそれらが可能とする開放構成において把持トングを有し、一方で、図2bにおいて、装置20は、ピペット操作の間にピストン82のこの上端部が保持されるのをそれらが可能とする閉止構成における把持トングを有する。
装置20は、顎部とも称される把持トング26によって下方へと延びる取り出しヘッドとも称される、ヘッド21を含む。2つのトングまたはそれ以上のトングが存在する。例示により、両方の顎部がそれらが径方向にこじ開けられる開放構成に戻されるのを可能とする弾性戻り手段32とともに2つのトング26が提供される。そのため、手段32は、トング26の内側に配置され、径方向に後部外方を付勢するばねとして実現することができる。さらに、概して円環形状のばね32は、径方向内方へと応力付与されたときに減らされ得る径を有する。図中に示された例において、ばね32は、トング26の内側表面を付勢する螺旋状のばねとして実現される。
ヘッド21およびトング26によって形成されたこの一体の組立体の周りにおいて、装置20は、空洞部18において摺動可能に取り付けられ、トング26を覆う被覆管形状の底端部25を含む外側本体24を含む。被覆管25およびトング26は、ともに機械的ベル(mechanical bell)を形成する。したがって、被覆管25がトング26に対して上部位置にあるとき、後者は、下方へと突出し、図2aに示される開放構成にそれらを配置することによってばね32の影響によってこじ開けられ得る。一方で、被覆管25がトング25に沿って下方に動かされたとき、後者は、図2bにおいて示されたそれらの閉止構成へと至るように径方向に後退する。したがって、トングの被覆管の径方向歪みは、径方向に後退するようにばね32を付勢させる。換言すれば、トング26の開放/閉止は、この被覆管によって覆われるこれらのトング26に対する被覆管25の相対位置の機能である。
最後に、把持装置20は、開放構成においてトング係止手段を備える。
好適には、トング係止手段は、ボールを備えた係止システムを形成する。より詳細には、システムは、把持装置20のヘッド21を通して設けられた穴29に収容されて径方向に離散した係止ボール27を含む。これらの穴29は、外側本体24の内側表面に設けられた軸線10の溝31に面して外側へと径方向に開放する。
係止手段は、第1の弾性戻り手段、好適にはトング26およびヘッド21によって形成された組立体を外側本体24に対して上方へと付勢する圧縮ばね64も含む。そのため、ばね64は、ヘッド21において設けられた上部肩66とこのばね64が存在する外側本体24の内側表面において設けられた底部肩68との間で圧縮される。
係止手段は、さらに第1の部分33aと第1の部分より低い第2の部分33bとを備える軸棒システム33を備える。これらの第1の部分33aおよび第2の部分33bは、部分33a、33bの両方の間に配置された円錐形または類似形状を有する移行部33cを備える第1の径と、第1の径よりも小さな第2の径と、をそれぞれ有する。この軸棒システム33は、一体部品において作られ、下方の部分33bと一体のその下方の端部は、以下で説明される係止解除制御部材54を形成することに留意されたい。
軸棒システム33は、取り出し脚部46の穴35に摺動可能に取り付けられる。穴35は、下方に突出し、圧縮ばね37は、穴35の底部と軸棒システム33において設けられた肩部39との間に、より大きな径を有する第1の部分33aにおいて挿入される。
図2aに示されるトング26の開放構成において、係止ボール27は、径方向の穴29から外方へと径方向に突出する。これらのボール27は、後者の底部を接触させることによってこうして部分的に溝31内に収容される。それらは、より大きな径を有した軸棒システム33の第1の部分33aとの内側径方向接触によって、溝の底部において保持され、これらのボールが溝から外れ出るのを防ぐ。さらに、ばね64は、ヘッド21およびボール27を外側本体24に対して上方へと押し、これは、これらのボールを溝の軸線上端部31aに対して当接させる。この上端部31aに対して支承することによって、ボールは、ヘッド21およびトング26が本体24に対してそれらの上部位置に至るのを防ぎ、これは、被覆管25が埋め込まれて保持されるのを可能とし、こうしてそのトングを開放構成にして把持装置20の係止を提供する。
さらに、図2bに示されたトングの閉止構成において、ボール27は、溝31の外側に上方で外側本体24の空洞部39に外側の径方向を接触させて配置される。さらに、これらの同じボールは、軸棒システム33のより小さな径を有する第2の部分33bと径方向内側接触し、これは、ヘッド21およびトング26がばね64の伸張の影響によって、空洞部29におけるボール27の摺動を通して本体24に対して上方へと摺動するのを可能とする。上部位置は、ばねの全伸張によっておよび/または把持装置20の外側本体24における当接によって到達される。
この閉止構成を得るため、軸棒システム33は、ばね37を圧縮することによって穴35内の取り出し脚部46に対して動かされなければならない。ばね37のこの圧縮された状態は、より顕著な剛性を有してヘッド21を上方へと押すばね64によって付与される対向する力によって保持される。さらに、トングのこの閉止構成は、ピペット操作の間の構成によって保持され、これは以下で説明される。
装置20の外側本体24は、先端6近傍において底部4に設けられた肩部40に面して離れた下方に方向づけられたさらに肩部38を含む。圧縮ばねのような第2の弾性戻り手段42は、把持装置20の組立体およびその上方への伸張における支承部に配置された制御脚部8の上部位置において戻しばねを構成するため、肩38、40の両方の間で支承して収容される。この圧縮ばね42によって負荷される回帰力は、実際に制御脚部8を底部4に対してその上部位置に配置する(assume)ように導き、従来の上部当接部(図示せず)は、この目的を達成するためにピペットの外側本体の任意の部分2、4において設けられる。ばね42は、ばね64の1つより低い剛性を有する。
上述したように、本実施形態において、中空の制御脚部8の内側において摺動可能に取り付けられた取り出し脚部46が設けられる。この取り出し脚部46は、制御脚部8の内側表面に対して相補的な外側表面を有する。その上端部は、制御ノブ12と本体2を形成する操作部との間に配置され、取り出しボタン48を支持する(carries)。そのため、ボタン48は、ピン形状の支持部材50によって支持され、それは、取り出し脚部8において取り付けられ、図1において参照される制御脚部において設けられた長方形の経路52と交差する。したがって、ピン50は、軸線10の方向に沿った摺動に対応する脚部8、46の両方の間の相対移動の間、長方形の経路52内で摺動可能である。
ここで取り出し脚部46の底端部54は、把持装置のヘッド21の上端部と接触し、したがって、両要素は、方向10に沿って移行部へと同時に移動する。したがって脚部46は、ヘッド21およびトング26の移動制御機能を果たす。
本実施形態において、ピペット制御脚部および取り出し脚部は、分離され、それぞれピペットの機能と以下に説明されるようなキャピラリーピストン組立体の取り出し機能とを果たすことを意図される。
ここで図1から図8を参照すると、ピペットシステム100の操作が説明される。
まず、図1を参照すると、操作部2によってピペットを把持する操作者は、好適には「ラック」とも称されるボックス内に配置された消耗品のキャピラリーピストン組立体84のキャピラリー80に先端6を係合する。ピペット1に鉛直下方の圧力を付与することによって、彼/彼女は、従来の空気移動ピペットの先端における従来のキャピラリーまたはコーンの適合と同じ方法で先端6におけるキャピラリー80の適合を得る。この点において、トング26は、開放構成において保持され、それは、前の消耗品84の取り出しの後、自動的に得られる。開放されたトングを備えたこの構成は、ピペットを売買する前に製造によって作られ得る。
次いで、図3を参照すると、操作者は、トング26を開放構成にして制御脚部8および把持装置20を下方へと移動させるために制御ノブを押す。この移動は、装置20の外側本体24の上端部に対して支承する脚部8の底端部16によって成される。したがってばね42は、圧縮する傾向があるのに対し、ばね64の最初の圧縮は、変化しないままである。実際に、制御脚部8は、いかなる相対運動も脚部8、46の両方の間でまたは外側本体24とこれらの脚部によってそれぞれ制御されるヘッド21との間で生じないように、その取り出し脚部46およびそのボタンを下方にして駆動する。例示により、制御脚部8による取り出し脚部46の駆動は、ピン50に対して支承する長方形の経路52の上端部によって成される。
把持装置20のこの下降の間、トング26は、ピストン82の上端部周りで開放係合を保持される。それらの開放構成のため、導入の力はかなり小さくすることができ、または、選択的になくすることさえできる。
トング26の間へのピストン82の導入の後、把持装置20の継続する下降は、このピストンの上端部と軸棒システム33の底端部によって形成された係止解除制御部材54との間で接触させる。
下降が継続するため、係止解除制御部材54におけるピストン82の上端部の支承は、軸棒システムをヘッド21、トング26、ボール27および外側本体24によって形成された移行部の一体の組立体に対して下方へと移動させる。軸棒システムの第2の部分33bがボール27に面する所定の位置に装置20が至るとき、トングは、その保持を提供するためピストン82の上端部においてそれらが閉止する閉止構成に自動的に切り替える。この所定の位置は、好適には、底部4に対して外側本体24が底部当接する数ミリメートル前に至る。
したがって、トング26の開放構成から閉止構成へのこの自動的な切り替えは、軸線10に沿った移行部における係止解除制御部材54の移動によって駆動される。部材54のこの移動は、制御脚部8によって駆動される把持装置20の下方移動の間のピストン82の支承によって引き起こされる。より詳細には、軸棒システムの第2の部分33bが係止ボール27に面するとき、ばね64と溝31の軸線上端部31aとの連結駆動は、この溝から外れるように係止ボールを付勢する。このため、好適には環状の軸線端部31aは、傾斜された形状であり、または、ラウンド加工された表面でさえあり、下方へと径方向内方に方向づけられる。実際に、これは、ボール27をヘッド21の穴29内の径方向に後退した内方へと、溝31から外れるまで導く。
ひとたびボールが溝31から引き出されると、部分的に圧縮されたばね42は、伸張することができ、図4において図示したような閉止構成内にトング26を運ぶ相対位置までトング26およびヘッド21の外側本体24に対する上方移動を生じさせることができる。より詳細には、たとえばばね64の全ての伸張まで上昇する、より低い剛性を有したばね42、および/またはヘッド21およびトング26の圧縮によるばね64の伸張の影響によって下方に動かされるのが外側本体24である。数ミリメートルにわたる、ばね64の伸張の影響による、ヘッド21と外側本体24との間の突然の相対移動の間、「クリック(click)」の類(sort)が生じることに留意されたい。
偶発的に、ピストン82の上端部周りで機械的ベル25、26が閉止される閉止構成へのこの切り替えの後、ばね42によって負荷される回帰力に対する制御ノブにおけるさらなる圧力によって下降が継続される。このストロークの端部の間、ばね42は、圧縮され続け、トング26は、ピストン82の上端部に沿って摺動する。システム100は、外側本体24のストロークの端部がばね42の最大圧縮に対応し、さらにピストン82の底端部の基部において配置された環状部83におけるトング26の軸線方向当接部に一致するように設計され、この環状部83は、キャピラリー80において軸線方向当接部におけるそれ自体である。さらに、図5において図示された制御脚部8の下降の端部において、ピストン82は、把持装置20において正確に配置され、これは次の高精度のピペットを保証する。
次いで、制御ノブ12は、ピストン82を把持する把持装置20とともに取り出し脚部8、46を上部位置内に運び戻すために解放される。この上部位置は、図6において示される。後者から、操作者は、制御ノブを用いて従来のようにピペット操作を実行することができる。しかしながら、液体抽出工程を簡易化するため、制御脚部が液体の吸引を生じさせるためにピストンとともに上昇する間、制御脚部8は、サンプルが抽出されるまで図5に示された底部位置に保持され得る。
次いで、抽出された液体の吐出は、ピストンを把持するために実行されたのと同様に、そのボタン12を介して制御脚部の移動によって実行される。実際に、ストロークは、ばね42の全圧縮まで底部位置内に制御脚部8を運ぶのと同じである。制御ノブにおける動作が、トングの開放を駆動するばね64において生じず、ピペットばねと称されるばね42においてのみ生じるため、この吐出の間、トング26が開放し消耗品84が取り出される危険性は、存在しない。
最後に、その制御ノブ48によって起動される取り出し脚部46を用いて、消耗品の組立体84が取り出される。この取り出しは、図7から図11に示される。
戻しばね64の剛性は、第1のストロークの間、このばねがほとんど圧縮されないが、取り出し脚部46の歪みを把持装置の外側本体24へと伝達する、といったものである。したがって、図7に示されるように、ヘッド21の上端部に対して支承する脚部46は、その把持装置20全体を下方へと駆動する。さらに、制御脚部8は、外側本体24の上端部に対する残りの支承による摩擦および/または重力によって、この下方移動に続く。
制御脚部8および外側本体24の移動がばね64の最大圧縮によって移行部において停止され、取り出しボタン48が下方へと起動され続けたとき、取り出し脚部の第2のストロークが次いで生じ、その間、脚部46の相対移動が係止したままの脚部8に対して生じる。図1を参照して説明したように、この相対移動は、制御脚部の長方形の経路52におけるピン50の移動によって可能とされる。
したがって、図8において図示されたこの第2のストロークの間、ヘッド21およびトング26は、下降され、ボール27における円錐形移行部33cの支承は、後者を溝31に入れることによって径方向に外方移動させる。同時に、トング26は、ピストン82の環状部83において軸線方向に支承し、この環状部は、取り出し歪みを、先端6から係合解除を開始するキャピラリー80へと伝達する。
図9に示されるように、取り出し脚部46の下降は、継続し、ばね64を拘束したままであり、溝31の底部におけるボール27のこの同じ溝の底部軸線端へと下降する下方への摺動を伴う。次いでトング26は、ピストン82の環状部83を介してキャピラリー80の係合解除を生じさせ続け、同時に、それらは、これらのトングに対する被覆管25の後退によって、漸次的に開放し、この被覆管は、底部4に対して実際に固定されたままである。
ヘッド21およびトング26は、ボール27が溝31の底端部における軸線方向当接部に到着したときに、それらの底部位置に至る。図10にも示されたこの瞬間から、取り出しボタンは、さらに押され得ない。さらに、この点において、キャピラリー80は、先端6から全体的に分離され、開放されたトング26はピストン82を自由にする。次いで、消耗品の組立体84は、取り出され、専用の容器(図示せず)内に重力によって下降することができる。
ばね64の回帰力が取り出しボタンにおける操作者の駆動によって反作用されるため、圧縮ばね37は、伸張し、軸棒システム33を下方へと押すことができる。こうして、図4に示されたピストンの把持の間、あらかじめ蓄えていたエネルギーを戻す。この自動的な操作の間、ボールは、溝31内に収容されるため、図10に示され得るように、より大きな径を有する第1の部分33aは、ボール27の間に導入される。
取り出しボタンにおいて圧力が解放されると、最初に伸張するのがばね64であり、それはヘッド21とトング26と溝31内に摺動するボール27と軸棒システム33とによって形成された組立体を上昇させる。偶発的に、この上昇において、圧縮ばね37においていかなる力も付与されないため、ヘッド21および軸棒システム33の相対位置が変化(evolve)しないことに留意されたい。したがって、より大きな径を有する第1の部分33aは、上昇の間、ボール27の間に収容されたままであり、図11に示され得るように、それは、溝31の軸線上端部31aと接触してボールが到着するときに停止される。したがって、この状態において、把持装置20は配置され、そのトング26を開放構成にして保持される。この状態は、ばね42の伸張によって引き起こされた上昇の第2の部分の間維持され、その伸張の間、装置20は、底部4内の上昇の間、図11に示されたその構成を維持する。上昇の終端においてピペット1は、図1を参照して既に説明した形状を有する。
提供された設計は、取り出しボタン48の押圧、続く取り出しボタンの解放によって得られた消耗品84の取り出し操作の間、トング26が、自動的に閉止構成から開放構成へと切り替わり、後者が取り出し操作の終端において維持される、という点において有利である。したがって、これらのトングは、新規の消耗品84のピストンの、本発明特有の簡易化された把持のために再び準備される。
ここで図12を参照すると、本発明の別の好適な実施形態によるピペットシステム100が示される。本実施形態は、前述したものと複数の類似点を有する。したがって、図において、同じ参照符号を支承する要素は、同一または類似した要素に対応する。
したがって、この実施形態は、単純にピペット制御脚部8とは別個のいかなる取り出し脚部も設けられず、実際に後者がピペット制御脚部の機能とキャピラリーピストン組立体取り出し脚部の機能とを果たすように設計された、という事実によって、前述した実施形態とは異なる。
したがって、前述の実施形態との唯一の構造的違いは、軸棒システム33、把持装置20のヘッド21の上端部に対して支承し、もはや自由のままである外側本体24の上端部に対しては支承しない、脚部8の底端部16、を収容するのが制御脚部8である、という事実にある。
前述した実施形態との関係において説明される異なる操作は、概してなお適用可能である。唯一の特筆すべき違いは、取り出し操作が制御ノブ12の押圧によって成され、もはや押されていた取り出しボタンによらない、という点である。これは、前述の実施形態のシステムのための図10の一方に対して同一の状態におけるシステム100を示す図13において示される。図13において、溝31の底端部に対する当接部にボール27を運ぶまで連続的にばね42およびばね64の圧縮を生じる制御脚部8の下降が示される。
当然のことながら、様々な変更は当業者によって導入され得、本明細書は、非限定的な例示によってのみ記載されたものである。
1 ピペット
2 本体
4 底部
6 先端
8 制御脚部/取り出し脚部
10 長手方向軸線
12 制御ノブ
14 ねじ部
16 底端部
18 空洞部
20 把持装置
24 外側本体
25 底端部/被覆管
26 トング
27 係止ボール
32 弾性戻り手段
33 軸棒システム
42 圧縮ばね/弾性戻り手段
46 制御脚部/取り出し脚部
48 取り出しボタン
50 ピン
52 長方形の経路
54 底端部/係止解除制御部材
64 ばね/弾性戻り手段
80 キャピラリー
82 ピストン
84 消耗品
100 ピペットシステム

Claims (10)

  1. 容積式抽出ピペット(1)とキャピラリーピストン組立体(84)とを備えたピペットシステム(100)であって、前記キャピラリーピストン組立体(84)のキャピラリー(80)が、前記容積式抽出ピペットの先端(6)に適合されることを意図され、前記キャピラリーピストン組立体(84)のピストン(82)が、ピペット操作の間、前記容積式抽出ピペットを搭載する把持装置(20)によって保持されることを意図された上端部を有し、前記把持装置が複数の把持トング(26)を備える、ピペットシステム(100)において、
    前記キャピラリーピストン組立体の前記キャピラリー(80)が前記容積式抽出ピペットの先端(6)に適合されて前記把持装置(20)が前記ピストン(82)から上方へと離れたたときに、前記把持装置が、そのトング(26)を開放構成にし、前記ピストン(82)の前記上端部周りに配置された前記トングが、前記ピストン(82)の前記上端部の保持をそれらが提供する閉止構成へと自動的に切り替わる所定の位置まで下方へと動かされ得るように、設計されたことを特徴とするピペットシステム(100)。
  2. 前記把持装置(20)が、前記開放構成においてトング係止手段を含み、前記トング係止手段が、前記トング(26)に対して摺動可能に取り付けられた係止解除制御部材(54)を含み、前記容積式抽出ピペットは、前記開放構成から前記閉止構成への前記自動的な切り替えが、前記把持装置(20)の前記下方への移動の間この部材(54)に対して支承する前記ピストン(82)の前記上端部によって引き起こされる、前記係止解除制御部材(54)の前記移動によって駆動されるように設計されたことを特徴とする請求項1に記載のピペットシステム(100)。
  3. 前記把持装置(20)が、
    前記トング(26)に取り付けられたヘッド(21)と、
    前記ヘッドおよび前記トングの周りに配置され、それが覆うこれらのトングに対するその相対位置の機能としてトング(26)が開放され/閉止されることを可能とする、被覆管形状の底端部(25)を含む外側本体(24)と、
    前記開放構成における前記トング係止手段と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載のピペットシステム(100)。
  4. 前記トング係止手段が、ボールを備えた係止システムを形成することを特徴とする請求項3に記載のピペットシステム(100)。
  5. 前記トング係止手段が、
    前記把持装置の前記ヘッド(21)の、外側へと径方向に開放する穴(29)内に収容された係止ボール(27)と、
    前記外側本体(24)の内側表面において設けられた溝(31)と、
    前記トング(26)および前記ヘッド(21)を前記外側本体(24)に対して上方へと付勢する第1の弾性戻り手段(64)と、
    少なくとも第1の部分(33a)と前記第1の部分よりも低い第2の部分(33b)とを備える軸棒システム(33)と、
    を含み、
    これらの前記第1の部分および前記第2の部分が、第1の径と前記第1の径より小さな第2の径とをそれぞれ有し、この前記軸棒システム(33)の下方の端部が、前記係止解除制御部材(54)によって形成され、
    前記トング係止手段が、
    前記トングの前記開放構成において、前記係止ボール(27)が、前記溝(31)内に部分的に収容されることによって前記ヘッドの前記穴(29)から径方向に外方へと突出してそこで前記軸棒システム(33)の前記第1の部分(33a)との接触によって保持され、前記第1の弾性戻り手段(64)が、前記溝の軸線上端部(31a)に対する当接部において前記係止ボール(27)を運び、
    前記軸棒システム(33)の前記第2の部分(33b)が前記係止ボール(27)に面するとき、前記第1の弾性戻り手段(64)と前記溝の前記軸線上端部(31a)との連結駆動は、前記係止ボール(27)を径方向に後退した内方に前記ヘッド(21)の前記穴(29)内へと前記溝(31)の外まで付勢し、前記第1の弾性戻り手段(64)が前記外側本体(24)に対する前記トング(26)および前記ヘッド(21)の、前記トング(26)を、前記外側本体の前記被覆管形状の底端部(25)によって覆われた閉止構成へと運ぶ相対位置までの上方移動を生じさせるのを可能とするように設計されたことを特徴とする請求項4に記載のピペットシステム(100)。
  6. 前記把持装置(20)の前記外側本体(24)と前記容積式抽出ピペットの固定された要素(4)との間に配置された第2の弾性戻り手段(42)を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のピペットシステム(100)。
  7. 取り出しボタン(48、8)の押圧、続く取り出しボタンの解放によって得られた前記キャピラリーピストン組立体(84)の取り出し操作の間、前記把持装置(20)の前記トング(26)が、前記閉止構成から前記開放構成へと自動的に切り替え、前記開放構成が、前記取り出し操作の終端において維持されるように設計されたことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のピペットシステム(100)。
  8. 前記容積式抽出ピペット(1)が、前記ヘッド(21)とこの前記ヘッドに取り付けられた前記トング(26)とを移動させるための制御脚部(8、46)を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のピペットシステム(100)。
  9. 前記制御脚部(8)が、前記キャピラリーピストン組立体のピペット制御脚部の機能と取り出し脚部の機能とを果たすように設計されたことを特徴とする請求項8に記載のピペットシステム(100)。
  10. 前記制御脚部(46)が、前記キャピラリーピストン組立体(84)の取り出し脚部の機能を果たすように設計され、前記容積式抽出ピペット(1)が、前記把持装置(20)を移行部へと駆動可能なピペット制御脚部(8)をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のピペットシステム(100)。
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