JP2016535808A - ポリアミドの変性 - Google Patents

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Abstract

本発明は、未変性ポリアミドと比較して、増大された分子量および実質的に同じかまたはわずかに増大された粘度対剪断重量比を有する改良された変性ポリアミドに関する。それらの改良された性質を与えるようにポリアミドを変性するための方法であって、初期分子量を有するポリアミドが、少なくとも1種の有機ペルオキシド、少なくとも1種の共反応剤および/または1種のフリーラジカル捕捉剤と接触させられて、増大された分子量および実質的に同じ粘度対剪断速度比を有する改良されたポリアミドを形成する、方法も開示される。本開示はさらに、有機ペルオキシドを含むポリアミド組成物、およびその変性ポリアミドから製作される物品にも関する。

Description

本発明は、未変性ポリアミドと実質的に同じかまたはわずかに高い粘度対剪断速度比を維持しながらも、増大された分子量、改良された溶融強度、改良されたクリープ抵抗性を有する、改良された変性ポリアミド、およびそのような改良された変性熱可塑性ポリアミドを提供するための方法に関する。
本発明はさらに、少なくとも1種のポリアミド、有機ペルオキシド、および任意選択的に少なくとも1種の共反応剤(coagent)および/またはフリーラジカル捕捉剤を含む、増大された溶融強度を有する改良された組成物の使用にも関する。その改良された組成物は、各種の繊維、フィルム、発泡製品、押出し加工製品、または成形された熱可塑性プラスチック製品にすることができる。
本発明はさらに、その改良された組成物から製造される物品であって、その改良された組成物は、そのようにして得られる組成物が熱硬化性となるかまたは架橋されることが可能となるのに十分な量の有機ペルオキシドを含む、物品にも関する。
本発明はさらに、押出し成形、射出成形、圧縮成形、熱成形、トランスファー成形、および回転成形操作を介する、改良されたポリアミド樹脂製品の創製にも関する。
最初の市販の合成熱可塑性ポリマーの1つとして、ポリアミド樹脂は、多くの用途において広く使用されてきた。(アラミドも含めて)ポリアミドは一般的に、布帛、パイプ、および防弾繊維(ballistic fiber)として使用される。ポリアミドとしては、Arkema,Inc.によってRilsan(登録商標)およびHiprolon(登録商標)のブランド名で販売されているものが挙げられる。
1つの用途においては、ポリアミドは、天然ガスの輸送および使用のための、天然ガスパイプを作製するのに使用されている。ポリアミドを用いて作製されたパイプは、天然ガス用のパイプとして使用した場合、圧力定格(pressure ratings)として認識されるような、圧力の限界を有している可能性がある。内圧がより高くなると、変形、たとえば、膨張およびパイプの直径の変化が起こり、悪影響をもたらす可能性がある。この変形は、典型的にはポリマーの「クリープ」と呼ばれている。クリープ抵抗性を増大させようとすると、溶融させたポリアミドの粘度の過度な上昇が付随する可能性がある。過度の高粘度は望ましくなく、その理由は、それによって、ポリアミド物品を押出し加工することが一層困難となったり、および/または商業的に実用困難となったりするからである。さらに、ポリアミドのガスパイプを使用しつづけると、天然ガスの圧力のために、直径が大きくなって変形する可能性がある。
ポリアミドを成形する場合、溶融および加工する前に、典型的にはポリアミドを乾燥させて水分をすべて除去して、鎖の切断および分解、さらには物理的性質、たとえば強度の低下をもたらす可能性がある加水分解を防止する。ポリアミドを乾燥させようとすると、時間とエネルギーとの両方でコスト増大がもたらされる。
さらなる情報は、以下の特許に記載されている:米国特許出願公開第20120142887号明細書、米国特許出願公開第201001081073号明細書、米国特許出願公開第20040118468号明細書、米国特許出願公開第20060185750号明細書、米国特許第7,915,336号明細書、米国特許第6,863,981号明細書、米国特許第5,270,377号明細書、および米国特許第4,619,962号明細書。
したがって、押出し成形条件下における良好な粘度を依然として維持しながらも、ポリアミドの強度を向上させて、より高いクリープ抵抗性が得られれば望ましい。押出し成形で受容可能な粘度を維持しながらも、より高いクリープ抵抗性を有するポリアミドであれば、当業者に公知の押出し成形プロセスによって、たとえば、パイプ、異形材、繊維、シート、フィルム、および不織布用途でポリアミド物品を製造することが可能となる。このことは、射出成形、圧縮成形、熱成形、トランスファー成形、および回転成形操作についてもあてはまる。
加工前にポリアミドを乾燥させるという追加の工程なく、しかもポリアミドの加水分解またはポリアミド物品の劣化を回避することが可能な、ポリアミドを加工するための方法が開発されれば望ましい。
本発明は、有機ペルオキシドを用いてポリアミドを変性することにより、硬化可能な熱可塑性または熱硬化性組成物を与える、改良されたポリアミドを提供する方法に関する。少なくとも1つの実施形態においては、その方法は、ポリアミドを少なくとも1種の有機ペルオキシドと、その粘度対剪断速度比を未変性ポリアミドのそれと実質的に同じに維持しながらも、そのポリアミドの分子量を増大させるのに十分な条件下で接触させることを含む(本明細書で使用するとき、「未変性ポリアミド(unmodified polyamide)」という用語は、少なくとも1種の有機ペルオキシドと接触させたことがないポリアミドを意味している)。
また別の実施形態においては、その変性ポリアミドが、未変性ポリアミドよりも高い粘度を有している。このことは、溶融強度の改良には役立つが、その粘度は、パイプ、異形材もしくは繊維、またはその他の物品を作製するための加工の際のポリマーの流動を妨げるのに十分な高さではない。
1つの実施形態においては、本発明は、改良された変性ポリアミドを得るための方法であって、(1)初期分子量を有する第一の(すなわち、未変性の)ポリアミドを提供する工程、(2)前記第一のポリアミドを少なくとも1種の有機ペルオキシドと、第一のポリアミドと比較して増大した分子量および実質的に同じかまたはより高い粘度対剪断速度比を有する第二のポリアミドを得るのに十分な条件下で接触させる工程を含む方法に関する。その接触工程は、(1)共反応剤、(2)フリーラジカル捕捉剤、(3)ペルオキシド反応性のポリオレフィン、および(4)ゴムの1種または複数の存在下に起こさせることができる。
1つの実施形態においては、その未変性ポリアミドが、「そのままで(as is)」で使用される、すなわち、有機ペルオキシドとの接触前にそれが乾燥にかけられていない。
1つの実施形態においては、その未変性ポリアミドが、本明細書に教示される変性にかける前に、その樹脂の供給会社によって推奨される湿分レベルまで乾燥される。1つの実施形態においては、その未変性ポリアミドを変性プロセスの前に乾燥させて、それにより、その乾燥された未変性ポリアミド樹脂の湿分レベルが、重量で0.10%未満、好ましくは0.07%未満になるようにしてもよい。
本発明はさらに、少なくとも1種のポリアミド、少なくとも1種の有機ペルオキシド、ならびに任意選択的に少なくとも1種の共反応剤および/またはフリーラジカル捕捉剤を含むか、それらから実質的になるか、またはそれらからなる、組成物にも関する。そのポリアミドは、ホモポリマー、コポリマー、またはそれらの混合物であってもよく、かつ結晶質もしくは非晶質またはそれらの混合であってもよい。
1つの実施形態においては、有機ペルオキシドに加えて、その組成物が、以下のものからなる群から選択される1種または複数のポリアミドを含むか、それらから実質的になるか、またはそれらからなる:PA4、PA46、PA9、PA11、PA12、PA610、PA612、PA1010、PA1012ポリアミド、たとえば、Rilsan(登録商標)ポリアミド、Hiprolon(登録商標)ポリアミド(たとえば、Hiprolon(登録商標)70、Hiprolon(登録商標)90、Hiprolon(登録商標)200、Hiprolon(登録商標)400、Hiprolon(登録商標)11、Hiprolon(登録商標)211)、Pebax(登録商標)ポリエーテルブロックポリアミド、ならびにPlatamid(登録商標)コポリアミド(これらはすべて、Arkema Inc.(King of Prussia,PA)から入手可能である)。
1つの実施形態においては、ポリアミドに加えて、その組成物が、以下のものからなる群から選択される少なくとも1種のペルオキシドを含むか、それらから実質的になるか、またはそれらからなる:ジアシル、ペルオキシジカーボネート、エンド、ジアルキル、ペルオキシケタール、ペルオキシエステル、モノペルオキシカーボネート、ヒドロペルオキシド、ケトンペルオキシド、およびトリオキセパンペルオキシド。
1つの実施形態においては、ポリアミドおよび有機ペルオキシドに加えて、その組成物が、以下のものからなる群から選択される少なくとも1種の架橋共反応剤を含むか、それらから実質的になるか、またはそれらからなる:クラス1共反応剤、クラス2共反応剤、およびハイブリッド共反応剤(たとえば、Sartomer(Exton,PA)から入手可能なもの)。クラス1共反応剤としては、アクリル系、メタクリル系、およびビスマレイミドタイプの共反応剤が挙げられる。クラス2共反応剤は、少なくとも1個のアリル基および/または芳香族基、好ましくは2個のアリル基、最も好ましくは3個のアリル基を有し、たとえば、トリアリルシアヌレートもしくはトリアリルイソシアヌレートまたはそれらのブレンド物が挙げられる。
1つの実施形態においては、そのフリーラジカル捕捉剤が、ヒドロキノンおよびニトロキシドフリーラジカルからなる群から選択される。
1つの実施形態においては、その組成物は、ペルオキシド反応性のポリオレフィンおよび/またはゴムを実質的に含まない。
本発明はさらに、本明細書に記載された方法に従って製造されるポリアミド物品も目的としている。1つの実施形態においては、その改良されたポリアミドが、熱可塑性または熱硬化性である。
本発明はさらに、ポリアミド物品を製造するための方法にも関する。1つの実施形態においては、ポリアミド物品を製造するための方法は、以下の工程を含む:(1)少なくとも1種のポリアミドおよび少なくとも1種のペルオキシド、ならびに/または少なくとも1種のポリアミドと少なくとも1種のペルオキシドとのプレブレンド物を提供する工程、および(2)熱を加えて、溶融されたポリアミドと少なくとも1種の有機ペルオキシドとの混合物を形成する工程、(3)その溶融されたポリアミド混合物を成形する工程であって、成形は、押出し成形、射出成形、圧縮成形、トランスファー成形、および回転成形からなる群から選択されるプロセスによって実施され、それによって有機ペルオキシドを実質的に含まないポリアミド物品が成形され、溶融状態にあるポリアミドが、ペルオキシドが分解することによって変性される、工程。
また別の実施形態においては、本発明は、熱可塑性または熱硬化性ポリアミド物品を製造するための方法を目的としており、以下の工程を含む:
(1)ポリアミドを溶融させて、溶融されたポリアミドを得る工程;
(2)その溶融されたポリアミドを少なくとも1種の有機ペルオキシドと混合する工程であって、その少なくとも1種の有機ペルオキシドは少なくとも約0.010phr〜20.0phrの量で存在する、工程、
(3)その溶融されたポリアミドを成形する工程であって、成形が、押出し成形、射出成形、圧縮成形、熱成形、トランスファー成形、および回転成形からなる群から選択されるプロセスによって実施される、工程。
本発明はさらに、ウェットなポリアミドを加工するための方法、ポリアミドパイプを作製するための方法、およびポリアミドをグラフトさせるための方法にも関する。
本発明はさらに、本明細書に記載された方法によって作製される物品も目的としている。
本明細書における1つの実施形態においては、本明細書に記載された改良された変性ポリアミドが、未変性ポリアミドよりも高い衝撃強度、増大された引張強度、および/または増大されたクリープ抵抗性を有しながらも、未変性ポリアミドと比較して実質的に同じかまたはより高い粘度対剪断速度比を有している。予期せず次のようなことが見出された:有機ペルオキシドの添加を用いて変性したポリアミドから、顕著に改良された(G’貯蔵剪断弾性率(elastic shear modulus)を使用して表されるような)強度を有しながらも、未変性(すなわち、ペルオキシド非含有の)ポリアミドと、実質的に同じか、またはそれよりも高い粘度(単位:パスカル−秒)対剪断速度比を維持しているポリアミドが得られる。したがって、本発明の改良されたポリアミドは、未変性ポリアミドと比較して、粘度において実質的に変化なしに改良された流動性を有している。
本発明の改良された変性ポリアミドは、改良された環境的耐応力亀裂性および摩耗抵抗性を有している。ペルオキシド変性されたポリアミドのまた別の利点は、それらによって、公知の発泡剤を使用して作製される、軽量で、低密度の発泡ポリアミド物品を製造することが可能となるという点にもある。このことは、粗原料コストの低減の面からも有利であり、また、ゴミ処分場の廃棄物を低減させるため、環境的にも望ましい。
本開示の、ある種の実施形態に従った実施例1に記載された、粘度対振動数(または剪断速度)のグラフである。それは、ポリアミド(Rilsan(登録商標)BESHV BLK T)の粘度対剪断速度を、未変性(ペルオキシド無し)とペルオキシド変性ポリアミドとで比較したグラフである。 本開示の、ある種の実施形態に従った実施例1に記載された、剪断弾性率対振動数のグラフである。それは、ポリアミド(Rilsan(登録商標)BESHV BLK T)の剪断弾性率(単位:kPa)対振動数(剪断速度)のグラフであり、ここでは、未変性(ペルオキシド無し)とペルオキシド変性ポリアミドとが比較されている。 本開示の、ある種の実施形態に従った実施例1に記載された、タンジェント・デルタ対振動数のグラフである。それは、ポリアミド(Rilsan(登録商標)BESHV BLK T)のタンジェント・デルタ(G”/G’)対振動数(剪断速度)のグラフであり、ここでは、未変性(ペルオキシド無し)とペルオキシド変性ポリアミドとが比較されている。 実施例2に記載したようにして2軸スクリューエクストルーダー中でポリアミドを変性した後の、190℃でのポリアミドの剪断弾性率対時間のグラフである。 実施例2に記載したようにして2軸スクリューエクストルーダー中でポリアミドを変性した後の、190℃でのポリアミド11のタンジェント・デルタ対振動数のグラフである。 実施例2に記載したようにして2軸スクリューエクストルーダー中でポリアミドを変性した後の、190℃でのポリアミド11の粘度対剪断速度のグラフである。 実施例3の記載による、剪断弾性率対時間のグラフである。変性ポリアミドの剪断弾性率は、Alpha Technologies RPA装置を用い、190℃で、1度の円弧の歪み、振動数100サイクル/分で測定した。 実施例3の記載による、粘度対剪断速度のグラフである。
1つの実施形態においては、改良された変性ポリアミドを得るための方法は、次の工程を含む:(1)初期分子量を有する第一の(すなわち、未変性の)ポリアミドを提供する工程、(2)前記第一のポリアミドを少なくとも1種の有機ペルオキシドと、第一のポリアミドと比較して増大した分子量および実質的に同じかまたはより増大した粘度対剪断速度比を有する第二の(すなわち、変性された)ポリアミドを得るのに十分な条件下で接触させる工程。その接触工程は、以下のものの1種または複数の存在下に起こさせることができる:共反応剤、フリーラジカル捕捉剤、ペルオキシド反応性のポリオレフィン、およびゴム。
1つの実施形態においては、ポリアミドを変性させるための方法は、有機ペルオキシド配合物を使用してポリアミドを架橋させることを含む。その有機ペルオキシド配合物は、少なくとも1種の有機ペルオキシド、ならびに任意選択的に少なくとも1種の共反応剤および/またはフリーラジカル捕捉剤を含むか、それらから実質的になるか、またはそれらからなる。1つの実施形態においては、ポリアミド樹脂を変性させるためのその方法は、未変性ポリアミドを有機ペルオキシド配合物と、好ましくは最低で半減期の6〜8倍の時間で樹脂中でペルオキシドを分解させるのに十分な温度で、かつ最終的な硬化された組成物の重量を基準にして、3%未満のペルオキシド、好ましくは2%未満のペルオキシド、好ましくは1%未満のペルオキシド、好ましくは0.5%未満のペルオキシド、好ましくは0.3%未満のペルオキシド、より好ましくは0.1%未満のペルオキシド、最も好ましくは0%のペルオキシドのレベルにまでペルオキシドを分解させるのに十分な温度で、組み合わせる工程を含む。本明細書で使用するとき、「実質的にペルオキシドフリーな(substantially peroxide free)」という文言は、最終的な硬化された組成物の重量を基準にして、0.2%以下のペルオキシドを指している。
1つの実施形態においては、その有機ペルオキシドが、純粋な固体であるか、および/または80℃以上の温度で10時間の半減期を有している。1つの実施形態においては、その有機ペルオキシドが、純粋な液体であるか、および/または95℃以上の温度で10時間の半減期温度(half−life temperature)を有している。
1つの実施形態においては、その有機ペルオキシドが、90kcal/moleを超える、より好ましくは95kcal/moleを超えるエネルギー、最も好ましくは100kcal/moleを超えるフリーラジカルエネルギーを有する少なくとも1種のフリーラジカルを発生させることができる。
1つの実施形態においては、ポリアミドの変性が、ポリマー粘度対剪断速度の比を実質的に増大させることなく、それによって、加工性能が保持される。たとえば、ポリアミドを押出し成形、射出成形、または圧縮成形する性能が保持される。これが意味しているのは、改良されたポリマーの粘度が、200℃で0.1sec-1〜29sec-1の剪断速度での改良されていないポリマーの粘度(単位:パスカル−秒)の0%〜100%の範囲内、好ましくは200℃で0.1sec-1〜29sec-1の剪断速度での改良されていないポリマーの粘度(単位:パスカル−秒)の0%〜75%の範囲、より好ましくは0%〜50%の範囲、さらにより好ましくは0%〜35%、さらにより好ましくは0%〜25%、さらに好ましくは0%〜10%、最も好ましくは0%〜5%である。ポリアミドを変性させることによって、ポリマー粘度対剪断速度の比を高めて、その変性ポリマーが、それから完成物品を形成することが可能であるような流動性能を維持しているのが好ましい。
1つの実施形態においては、ポリアミドの変性が、ポリマー粘度対剪断速度の比を増大させ、それによって、加工性能が保持される、たとえば、ポリアミドを押出し成形、射出成形、または圧縮成形する性能が保持される。これが意味しているのは、改良されたポリマーの粘度が、200℃で0.1sec-1〜29sec-1の剪断速度での改良されていないポリマーの粘度(単位:パスカル−秒)の0%〜10,000%の範囲内、好ましくは200℃で0.1sec-1〜29sec-1の剪断速度での改良されていないポリマーの粘度(単位:パスカル−秒)の0%〜1000%の範囲、より好ましくは0%〜500%の範囲、さらにより好ましくは0%〜250%、さらにより好ましくは0%〜100%、最も好ましくは0%〜50%である。ポリアミドを変性させることによって、ポリマー粘度対剪断速度の比を高めて、その変性ポリマーが、それから完成物品を形成することが可能であるような流動性能を維持しているのが好ましい。
本明細書で使用するとき、「架橋」という用語は、ポリアミド鎖の間、および可能であれば共反応剤との間の結合が部分的または完全に作り出されることを指している。架橋はさらに、ポリアミド鎖の間の鎖の絡み合いを増大させてもよい。本発明の1つの実施形態においては、ポリアミド鎖が有機ペルオキシドを用いて架橋されておらず、最終の硬化された組成物のどの部分も有機ペルオキシドを含まない。
本明細書で使用するとき、「ポリアミド」という用語は、市販されているものも含めて、繰り返しのアミド基を有するポリアミドポリマーを含む。本発明において使用されるポリアミドは、ホモポリマー、コポリマー、ターポリマー、および/またはグラフトポリマー、およびそれらの混合物であってよく、また、結晶質、非晶質、またはそれらの混合物であってよい。
ポリアミドは、脂肪族、準芳香族、芳香族、および/または脂肪族グラフトポリアミドのポリマーおよび/またはコポリマー、および/またはそれらの樹脂のブレンド物を含み、非限定的に挙げれば、たとえば以下のものである:PA4、PA6、PA66、PA46、PA9、PA11、PA12、PA610、PA612、PA1010、PA1012、PA6/66、PA66/610、PAmXD6、PA6I、Rilsan(登録商標)ポリアミド、Hiprolon(登録商標)ポリアミド、Pebax(登録商標)ポリエーテルブロックポリアミド、Platamid(登録商標)コポリアミド、Cristamid(登録商標)コポリアミド、さらに非限定的に挙げれば、たとえばHiprolon(登録商標)70、Hiprolon(登録商標)90、Hiprolon(登録商標)200、Hiprolon(登録商標)400、Hiprolon(登録商標)11、Hiprolon(登録商標)211(すべて、Arkema,Inc.から入手可能)。好適なポリアミドとしてはさらに以下のものが挙げられる:Cathay Industrial Biotech(Shanghai,China)から入手可能なTERRYLブランドのポリアミド(PA46、PA6、PA66、PA610、PA512、PA612、PA514、PA1010、PA11、PA1012、PA12、PA1212)、DSM(Singapore)から入手可能なExcoPAXX(登録商標)ポリアミド、Evonik(Germany)から入手可能なVestamide(登録商標)ポリアミド、準芳香族ポリアミド(たとえば、PA6T、ポリ(ヘキサメチレンテレフタルアミド)、たとえばTrogamid(登録商標)ポリアミド(Evonikから入手可能)およびAmodel(登録商標)ポリアミド(Solvay(Alpharetta,Georgia)から入手可能)、またはKingfa Sci.&Tech Co(China)からのVicnyl(登録商標)ポリアミド(PA10T、PA9Tを含む)、およびDuPont(Wilmington,Delaware)からの、ナイロン(登録商標)、Zytel(登録商標)RSおよび「PLS」製品ライン(たとえば、RSLC、ガラス強化を含むLC、および耐衝撃変性グレード)、Elvamide(登録商標)マルチ−ポリマーポリアミド、Minlon(登録商標)、Zytel(登録商標)LCPA、Zytel(登録商標)PLUSポリアミド、ならびに芳香族タイプのポリアミド(たとえば、ポリ(パラフェニレンテレフタルアミド)、たとえば、DuPontからのKevlar(登録商標)およびNomex(登録商標)ポリアミド、Teijin(Netherlandおよび日本)からのTeijinconex(登録商標)、Twaron(登録商標)およびTechnora(登録商標)ポリアミド、およびKermel,Swicofil AG(Switzerland)からのKermel(登録商標)ポリアミド、Solvay/Avantiumからの、たとえば糖(たとえば、5−ヒドロキシメチルフルフラール)から誘導される2,5−フランジカルボン酸および/または2,5−ヒドロキシメチルテトラヒドロフランモノマーのようなYXY構造ブロックモノマーを使用して誘導される、「バイオ−ポリアミド」タイプのポリアミド(これには、Rhodia/Avantiumからのバイオ−ベースのポリアミド、Solvay/RhodiaからのTechnyl(登録商標)コポリアミド、たとえば、Technyl(登録商標)66/6も含まれる)、ホットメルト接着剤の、EvonikからのVestamelt(登録商標)ポリアミド、Shanghai Farsseing Hotmelt Adhesive Co.からのH1001wポリアミド、LanxessのDurathan(登録商標)ポリアミド、たとえば、Durathan(登録商標)C131F PA6/6Iコポリアミド、Croda Coatings&PolymersによるPriplast(登録商標)変性コポリアミドエラストマー、Rowak AGによるRowalit(登録商標)ポリアミド、Shanghai Xinhao Chemical Co.からのNylonxx(登録商標)およびNylonxp(登録商標)ポリアミド、BASFからのUltramid(登録商標)ポリアミドグレード、EMS−GriltechによるGriltex(登録商標)コポリアミド、およびHuntsmanからのEuremelt(登録商標)コポリアミド。
本発明の有機ペルオキシド配合物は、少なくとも1種の有機ペルオキシド、または複数の有機ペルオキシドのブレンド物を含むか、それらから実質的になるか、またはそれらからなっている。
1つの実施形態においては、有機ペルオキシドは、硬化可能な組成物の中に、約0.01phr(100部のポリアミド樹脂あたりのペルオキシドの部数)〜20phrの範囲の量で存在する。他の実施形態においては、有機ペルオキシドは、約0.1phr〜10phr、より好ましくは約0.1phr〜5phrの範囲の量で存在する。
1つの実施形態においては、ポリアミドを変性する方法で、そのポリアミドを、熱硬化性樹脂にも、または熱可塑性樹脂にもすることができる。ポリアミドを熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂にするのに必要な有機ペルオキシドの量は、そのポリアミドの組成に依存して変化させることができ、その量は当業者であれば容易に決めることができる。典型的には、有機ペルオキシドをより高い濃度で添加すると、熱硬化性のポリアミドを生成させることができる。たとえば、1phrを超える量で有機ペルオキシドを添加すると、熱硬化性ポリアミドを生じさせることができる。逆に、有機ペルオキシドの量を限定することによって、熱硬化性ポリアミドが生成するのを抑制することもできる。
本発明の1つの実施形態に従って使用することが可能な有機ペルオキシドとしては、以下のものが挙げられる:ジアシルペルオキシド、ペルオキシエステル、トリオキセパン、モノペルオキシカーボネート、ペルオキシケタール、ペルオキシジカーボネート、エンドペルオキシド、およびジアルキルペルオキシド。1つの実施形態においては、有機ペルオキシドは、ペルオキシケタール、モノペルオキシカーボネート、ジアルキルペルオキシド、エンドペルオキシド、およびペルオキシエステルからなる群から選択される。
ペルオキシエステルの例としては以下のものが挙げられるが、これらに限定されるわけではない:ペルオキシフタル酸ジ−tert−ブチル、ペルオキシフタル酸ジ−tert−アミル、ペルオキシ安息香酸tert−ブチル、ペルオキシ安息香酸tert−アミル、2,5−ジ(ベンゾイルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサキサン、ペルオキシマレイン酸tert−ブチル、ペルオキシマレイン酸tert−アミル、ペルオキシ−2−エチルヘキサン酸tert−ブチル、ペルオキシイソ酪酸tert−ブチル、ペルオキシイソ酪酸tert−アミル、ジ(tert−ブチルペルオキシ)フマレート、ペルオキシ(2−エチル酪酸)tert−ブチル、ペルオキシ−2−エチルヘキサン酸tert−ブチル、ペルオキシ−2−エチルヘキサン酸tert−アミル、2,5−ジ(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン、ペルオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサン酸t−ブチル、ペルオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサン酸t−アミル、1,1−ジメチル−3−ヒドロキシ−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルペルオキシ−3−カルボキシプロピオネート、tert−アミルペルオキシ−3−カルボキシプロピオネート、3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチル−2−エチル−ペルオキシヘキサノエート、過酢酸t−ブチル、過酢酸t−アミル、およびそれらの組合せ。
モノペルオキシカーボネートの非限定的な例としては、以下のものが挙げられる:OO−tert−ブチル−O−(イソプロピル)モノペルオキシカーボネート、OO−tert−アミル−O−(イソプロピル)モノペルオキシカーボネート、OO−tert−ブチル−O−(2−エチルヘキシル)モノペルオキシカーボネート、OO−tert−アミル−O−(2−エチルヘキシル)モノペルオキシカーボネート、ポリエーテルポリ(OO−tert−ブチルモノペルオキシカーボネート)、OO−t−ブチル−O−ポリカプロラクトンモノペルオキシカーボネート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(イソプロポキシカルボニル−ペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(イソプロポキシカルボニル−ペルオキシ)ヘキシン−3、およびそれらの組合せ。
ペルオキシケタールの非限定的な例としては、以下のものが挙げられる:1,1−ジ(tert−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1−tert−アミルペルオキシ−1−メトキシシクロヘキサン、1−tert−ブチルペルオキシ−1−メトキシシクロヘキサン、1,1−ジ(tert−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、1,1−ジ(tert−アミルペルオキシ)シクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ジ(tert−ブチルペルオキシ)バレレート、4,4−ビス(tert−ブチルペルオキシ)吉草酸、エチル−3,3−ジ(tert−アミルペルオキシ)ブタノエート、エチル−3,3−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ブタノエート、エチル−3,3−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ブチレート、2,2−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ブタン、2,2−ジ(tert−アミルペルオキシ)ブタン(Lup 520)、2,2−ジ(tert−ブチルペルオキシ)プロパン、2,2−ジ(tert−アミルペルオキシ)プロパン、2,2−ジ(tert−ブチルペルオキシ)4−メチルペンタン、2,2−ビス(4,4−ジ[tert−アミルペルオキシ]シクロヘキシル)プロパン、およびそれらの組合せ。
ジアシルペルオキシドの例としては以下のものが挙げられるが、それらに限定されるわけではない:ジデカノイルペルオキシド、ジラウロイルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、ジ(メチルベンゾイル)ペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、およびそれらの組合せ。
ジアルキルペルオキシドの非限定的な例としては、以下のものが挙げられる:ジクミルペルオキシド、イソプロペニルクミルクミルペルオキシド、イソプロピルクミルクミルペルオキシド、m/p−ジ−tert−ブチルペルオキシジイソプロピルベンゼン(a,a’−ビス(tert−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン)、tert−ブチルペルオキシイソプロピルベンゼン(tert−ブチルクミルペルオキシド)、m−イソプロピロルクミルt−ブチルペルオキシド(tert−ブチル3−イソプロピロルクミルペルオキシド)、tert−ブチル−3−イソプロペニルクミルペルオキシド(m−イソプロペニルクミルtert−ブチルペルオキシド)、tert−ブチル−4−イソプロペニルクミルペルオキシド、tert−ブチル−3−イソプロピルクミルペルオキシド、m/p−アセチルクミルt−ブチルペルオキシド、2,4−ジアリルオキシ−6−tert−ブチルペルオキシド−1,3,5−トリアジン、3,3,5,7,7−ペンタメチル−1,2,4−トリオキセパン(たとえば、AKZO NOBEL TRIGONOX(登録商標)311)、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン(たとえば、AKZO NOBEL TRIGONOX(登録商標)301)、ジ−tert−ブチルペルオキシド、2−メトキシ−2−tert−ブチルペルオキシプロパン、ジ−tert−アミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−アミルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、1,3−ジメチル−3(t−ブチルペルオキシ)ブチルN[1−{3−(1−メチルエテニル)フェニル}1−メチルエチル]カルバメート、4−(tert−アミルペルオキシ)−4−メチル−2−ペンタノール、4−(tert−ブチルペルオキシ)−4−メチル−2−ペンタノール、3−(t−ブチルペルオキシ)−3−メチル−2−ペンタノン、4−メチル−4(tert−ブチルペルオキシ)−2−ペンタノン(たとえば、LUPEROX(登録商標)120)、1−メトキシ−1−tert−ブチルペルオキシシクロヘキサン、2,4,6−トリ(tert−ブチルペルオキシ)トリアジン、tert−ブチル−1,1,3,3−テトラメチルブチルペルオキシド、3−メチル−3(tert−ブチルペルオキシ)−2−ブタノール(たとえば、LUPEROX(登録商標)240)、3−メチル−3(tert−アミルペルオキシ)−2−ブタノール(たとえば、LUPEROX(登録商標)540)、およびそれらの組合せ。
モノマー性の官能化されたジアルキル−タイプのペルオキシドの例としては以下のものが挙げられるが、それらに限定されるわけではない:1−(2−tert−ブチルペルオキシイソプロピル)−3−イソプロペニルベンゼン(これは、tert−ブチル−3−イソプロペニルクミルペルオキシド、またはm−イソプロペニルクミルtert0ブチルペルオキシドとも呼ばれる)、1−(2−tert−ブチルペルオキシイソプロピル)−4−イソプロペニルベンゼン、1−(2−tert−ブチルペルオキシイソプロピル)−3,4−ジイソプロペニルベンゼン、1,3−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン−5−イソプロペニル、1,4−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン−2−イソプロペニル、1−(2−tert−アムルペルオキシイソプロピル)−3−イソプロペニルベンゼン、1−(2−tert−アミルペルオキシイソプロピル)−4−イソプロペニルベンゼン、1−(2−tert−アミルペルオキシイソプロピル)−3,4−ジイソプロペニルベンゼン、1,3−ジメチル−3(t−ブチルペルオキシ)ブチル N[1{3(1−メチルエテニル)フェニル}1−メチルエチル]カルバメート、2,4−ジアリルオキシ−6−tert−ブチルペルオキシド−1,3,5−トリアジン、およびそれらの組合せ。
上述のモノマー性または二重結合含有ペルオキシドと共に使用することが可能なエンドペルオキシドの例としては以下のものが挙げられるが、それらに限定されるわけではない:3,3,5,7,7−ペンタメチル−1,2,4−トリオキセパン(TRIGONOX(登録商標)311)および3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン(TRIGONOX(登録商標)301)。
少なくとも1つの実施形態においては、ジアルキルタイプのペルオキシドから選択される有機ペルオキシドが、m/p−ジ(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、t−ブチルクミルペルオキシド、およびそれらの組合せからなる群から選択される。
1つの実施形態においては、有機ペルオキシドは、少なくとも1種の酸官能基を含む。1つの実施形態においては、その有機ペルオキシドが不飽和である。
最も好ましい有機ペルオキシドは、以下のものからなる群から選択される:t−ブチルクミルペルオキシド;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン;m/p−ジ(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、ジ−t−ブチルペルオキシド;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3;ジクミルペルオキシド;t−ブチルペルオキシベンゾエート;1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン;n−ブチル−4,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)バレレート;3,3−ジ(t−ブチルペルオキシ)酪酸エチル;ペルオキシ酢酸t−ブチル;OO−t−ブチル−O−2−エチルヘキシルモノペルオキシカーボネート;OO−t−ブチル−O−イソプロピルモノペルオキシカーボネート;およびポリエーテルポリt−ブチルペルオキシカーボネート。
1つの実施形態においては、有機ペルオキシドに加えて、その「有機ペルオキシド配合物」は、共反応剤、フリーラジカル捕捉剤、およびその他の添加剤から選択される少なくとも1種の追加の成分を含むか、それらから実質的になるか、またはそれらからなる。1つの実施形態においては、有機ペルオキシドに加えて、その有機ペルオキシド配合物は、少なくとも1種の共反応剤および少なくとも1種のフリーラジカル捕捉剤を含むか、それらから実質的になるか、またはそれらからなる。
1つの実施形態においては、その有機ペルオキシド配合物はさらに、フリーラジカル捕捉剤を含んでもよい。本開示の実施形態に従って使用することが可能なフリーラジカル捕捉剤としては、ニトロキシドリビングフリーラジカルおよびヒドロキノンが挙げられるが、それらに限定されるわけではない。
フリーラジカル捕捉剤の非限定的な例としては、以下のものが挙げられる:TEMPOフリーラジカル(2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシフリーラジカル)、SG−1フリーラジカル(ニトロキシド、1−(ジエトキシホスフィニル)−2,2−ジメチルプロピル1,1−ジメチルエチルフリーラジカル)、低速度重合性のモノマー(slow polymerizing monomer)、アルファメチルスチレンダイマー、メトキシアリルフェニルアリルエーテル(MAPAE)、ジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)、キノン化合物、ヒンダードフェノール抗酸化剤タイプのラジカル捕捉剤、およびそれらの組合せ。それらのフリーラジカル捕捉剤は、単独で使用しても、または組み合わせて使用してもよい。
ニトロキシドリビングフリーラジカルとしては、次のものが挙げられるが、それらに限定されるわけではない:SG−1フリーラジカル,4−OH TEMPOフリーラジカル、TEMPOフリーラジカル、PROXYLフリーラジカル(2,2,5,5−テトラメチル−1−ピロリジニルオキシフリーラジカル)、およびそれらの組合せ。
TEMPOフリーラジカルおよびそれらの誘導体としては、たとえば以下のものが挙げられる:4−ヒドロキシTEMPOフリーラジカル(4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシフリーラジカル)、TEMPO−ポリマー結合またはPS−TEMPOフリーラジカル、4−(2−ブロモアセトアミド)−TEMPOフリーラジカル、4−(2−ヨードアセトアミド)−TEMPOフリーラジカル、4−アセトアミド−TEMPOフリーラジカル、4−アミノ−TEMPOフリーラジカル、4−カルボキシ−TEMPOフリーラジカル、4−ヒドロキシ−TEMPOベンゾエートフリーラジカル、4−マレイミド−TEMPOフリーラジカル、4−メトキシ−TEMPOフリーラジカル、4−オキソ−TEMPOフリーラジカル、4−ホスホノオキシ−TEMPO水和物フリーラジカル、およびそれらの組合せ。
PROXYLフリーラジカルおよびそれらの誘導体としては、たとえば以下のものが挙げられる:3−(2−ヨードアセトアミド)−PROXYLフリーラジカル、3−[2−(2−マレイミドエトキシ)エチルカルバモイル]−PROXYLフリーラジカル、3−カルバモイル−PROXYLフリーラジカル、3−シアノ−PROXYLフリーラジカル、3−マレイミド−PROXYLフリーラジカル、3−(2−ブロモ−アセトアミド−メチル)−PROXYLフリーラジカル、3−(2−(2−ヨードアセトアミド)アセトアミド)−PROXYLフリーラジカル、3−(2−イソチオシアナト−エチル−カルバモイル)−PROXYLフリーラジカル、3−(3−(2−ヨードアセトアミド)−プロピル−カルバモイル)−PROXYLフリーラジカル、およびそれらの組合せ。
本開示の1つの実施形態において使用することが可能なその他のニトロキシドフリーラジカルとしては、たとえば以下のものが挙げられる:16−ドキシル−ステアリン酸メチルエステルフリーラジカル、2,2,3,4,5,5−ヘキサメチル−3−イミダゾリニウム−1−イルオキシメチルスルフェートフリーラジカル、2,2,6,6−テトラメチル−4−(メチルスルホニルオキシ)−1−ピペリジノキシフリーラジカル、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)2,2,5,5−テトラメチル−3−イミダゾリニウム−1−イルオキシフリーラジカル、4−フェナシリデン−2,2,5,5−テトラメチルイミダゾリドアゾリジン−1−イルオキシフリーラジカル、4−フェニル−2,2,5,5−テトラメチル−3−イミダゾリン−1−イルオキシフリーラジカル、5−DOXYL−ステアリン酸フリーラジカル(2−(3−カルボキシプロピル)−4,4−ジメチル−2−トリデシル−3−オキサゾリジニルオキシフリーラジカル)、メチル5−DOXYLフリーラジカル(2−(4−メトキシ−4−オキソブチル)−4,4−ジメチル−2−トリデシル−3−オキサゾリジニルオキシフリーラジカル)、1−ヒドロキシ−2,2,4,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートフリーラジカル、1−ヒドロキシ−2,2,5,5−テトラメチル−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−カルボン酸フリーラジカル、4−[(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)オキサレートフリーラジカル、トリス(1−ヒドロキシ−2,2,4,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)ホスホイントリカルボキシレートフリーラジカル、CYPMPO(2−(5,5−ジメチル−2−オキソ−2−ラムダ−5−[1,3,2]ジオキサホスフィナン−2−イル)−2−メチル−3,4−ジヒドロ−2Hピロール−1−オキシドフリーラジカル、5−(2,2−ジメチル−1,3−プロポキシシクロホスホリル)−5−メチル−1−ピロリンN−オキシドフリーラジカル、およびそれらの混合物。
非ニトロキシドタイプのリビングフリーラジカル化合物を使用してもよい。非ニトロキシドタイプのフリーラジカルの非限定的な例としては、以下のものが挙げられる:3−ベータ−ドキシル−5−アルファ−コレスタンフリーラジカル、ガルビノキシルフリーラジカル(これは、2,6−ジ−tert−ブチル−アルファ−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−オキソ−2,5−シクロヘキサジエン−1−イリデン)−パラ−トリルオキシフリーラジカルとも呼ばれる)、およびそれらの混合物。
ラジカル捕捉剤の例としては、低速度重合性のモノマーも挙げられる。本明細書で使用するとき、「低速度重合性のモノマー」という文言は、低速度で反応するモノマーを指しており、当業者にはよく理解されているものである。低速度重合性のモノマーとしては、たとえば、マレイン酸ジブチル、アリルマロン酸エステル、ノニルマレイン酸エステル、およびフマル酸ジエチルが挙げられる。
本発明の実施形態において使用することが可能なキノンタイプのフリーラジカル捕捉剤としては、たとえば、キノン、ヒドロキノン、およびフェノールもしくはカテコールタイプのフリーラジカル捕捉剤が挙げられる。キノンタイプのフリーラジカル捕捉剤の非限定的な例としては、以下のものが挙げられる:p−ベンゾキノン、ヒドロキノン(1,4−ベンゼンジオールまたは1,4−ジヒドロキシベンゼン)、ヒドロキノンモノメチルエーテル(4−ヒドロキシアニソール、MEHQ、または4−メトキシフェノール)、ヒドロキノンモノメチルエーテル、ヒドロキノンモノフェニルエーテル、MTBHQ(モノ−t−ブチルヒドロキノン)、ジ−t−ブチルヒドロキノン、ジ−t−アミルヒドロキノン、トルヒドロキノン、p−ベンゾキノン、p−ベンゾキノンジオキシム、2,6−ジクロロ−1,4−ベンゾキノン、2,3,5,6−テトラメチル−1,4−ベンゾキノン、2,5−ジクロロ−3,6−ジヒドロキシ−p−ベンゾキノン、メチル−p−ベンゾキノン、6−アニリノキノリン−5,8−キノン、ピロロキノリンキノン、2−アリル−6−メトキシベンゾ−1,4−キノン、キンヒドロン(ヒドロキノン:ベンゾキノンの1:1錯体)、2,5−ビス(モルホリノメチル)ヒドロキノン、2−フェニルヒドロキノン、1,2,4−ベンゼントリオール(ヒドロキシヒドロキノン)、4−メルカプトフェノール、ブロモヒドロキノン、クロロヒドロキノン、ピロカテコール(1,2−ベンゼンジオール、または1,2−ジヒドロキシベンゼン、またはカテコール)、tert−ブチルカテコール、レソルシノール(1,3−ベンゼンジオール)、およびそれらの組合せ。
ヒンダードフェノール抗酸化剤は、単独で使用してもよく、または本明細書に開示されている他のラジカル捕捉剤と組み合わせて使用してもよい。ヒンダードフェノール抗酸化剤の非限定的な例としては、ヒドロキシル基が結合している環炭素に隣接した環炭素に結合した少なくとも1個の三級ブチル基を有する芳香族化合物を含む化合物が挙げられる。ヒンダードフェノール抗酸化剤の例としては、以下のものが挙げられる:BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)、IRGANOX(登録商標)1010(フェノール系ベースの抗酸化剤)、IRGANOX(登録商標)1076(単官能ヒンダードフェノール)(これらはいずれも、CIBAから入手可能である)、ならびにETHANOX(登録商標)703(2,6−ジ−tert−ブチル−N,N−ジメチルアミノ−p−クレゾール)(Albermarle Corp.から入手可能な抗酸化剤)。
使用することが可能なその他のフリーラジカル捕捉剤としては、たとえば以下のものが挙げられる:トリエタノールアミン、各種のアルコール、アミン(たとえば、ジエチルヒドロキシルアミン)、その他のヒドロキシアルキルアミン、バイオフラボノイド、および極めて容易に抜き出される水素(たとえば、アリル系水素および三級水素)を有する不飽和分子(たとえばメトキシアリルフェニルアリルエーテル、アルファメチルスチレン、アルファメチルスチレンダイマー、マレイン酸ジブチル、アリルマロン酸エステル、各種のモノ−アリル性化合物、マレイン酸ノニルエステル、およびフマル酸ジエチル)。バイオフラボノイドの例としては、たとえば、ナリンゲニンまたはトコフェロール(これは、トコトリエノールとも呼ばれる)が挙げられる。トコフェロールは、その多くがビタミンE作用を有するタイプの化合物である。トコフェロールは、一般的に安全であるとみなされ、天然油、たとえばチョウジ油に含まれる。
少なくとも1つの実施形態においては、そのフリーラジカル捕捉剤がヒドロキノン、たとえばモノ−tert−ブチルヒドロキノンである。
1つの実施形態においては、その有機ペルオキシド配合物はさらに、少なくとも1種の共反応剤も含む。本明細書で使用するとき、「共反応剤」という文言は、分子の中にフリーラジカル反応に関与することが可能な1個または複数のサイトを含む化合物を指している。本発明に開示の実施形態において使用することが可能な共反応剤を非限定的に挙げれば、アクリル系、メタクリル系、アリル系、ビニル、ノルボルネン、ビスマレイミド、ポリブタジエンのタイプの共反応剤であり、それらは、たとえばSartomer and Cray Valleyから市販されている。
少なくとも1つの実施形態においては、その共反応剤がクラス2またはタイプIIであり、少なくとも1個のアリル性官能価および/または芳香族官能価を有する共反応剤、およびそれらの混合物である。クラス2の共反応剤は当業者には周知である。
使用することが可能な、モノおよび/またはポリ不飽和共反応剤の非限定的な例としては、以下のものが挙げられる:アルファ−メチルスチルレンダイマー(たとえば、NOFMER(登録商標)MSD)、各種のトリアリルおよびトリアリル官能性化合物、たとえばトリアリルシアヌレート(2,4,6−トリス−(2−プロペニルオキシ)−1,3,5−トリアジン)、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテート、トリメチロイルプロパントリアリルエーテル、トリメチロイルプロパンジアリルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、1,3,5−トリアリル−1,3,5−トリアジナン−2,4,6−トリオン、トリアリルトリメセート(1,3,5−ベンゼントリカルボキシレート)、ジアリルマレエート、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、アリルのメタクリレート、ジメタクリレート、ジアクリレート、トリメタクリレートおよびトリアクリレート化合物(たとえば、トリメチロイルプロパントリメタクリレートまたはトリメチロイルプロパントリアクリレート)、N,N’−フェニレンビスマレイミド、ジ(イソプロペニル)ベンゼン、ジビニルベンゼン、亜鉛ジアクリレート、およびジアリルエーテル。
使用することが可能なその他の共反応剤の例としては、Sartomerから入手可能な以下の化合物が挙げられる:Saret(登録商標)SR500、Saret(登録商標)SR515、Saret(登録商標)516、Saret(登録商標)516、Saret(登録商標)516HP、Saret(登録商標)SR517、Saret(登録商標)SR517HP、Saret(登録商標)SR517HPD、Saret(登録商標)SR519HP、Saret(登録商標)SR519HPD、Saret(登録商標)SR521、Saret(登録商標)SR521HP、Saret(登録商標)SR522D、SR507A;トリアリルシアヌレート、SR523;二重官能性メタクリレート架橋共反応剤、SR533;トリアリルイソシアヌレート、CN790;アクリレート化接着促進剤、CD401;シクロヘキサンジメタノールジメタクリレート、CD406;シクロヘキサンジメタノールジアクリレート、CD421A;3,3,5−トリメチルシクロヘキシルメタクリレート、CD535;ジシクロペンタジエニルメタクリレート、CD542;エトキシル化(8)ビスフェノールAジメタクリレート、CD545;ジエチレングリコールメチルエーテルメタクリレート、CD552;メトキシポリエチレングリコール(550)モノメタクリレート、CD553;メトキシポリエチレングリコール(550)モノアクリレート、CD560;アルコキシル化ヘキサンジオールジアクリレート、CD561;アルコキシル化ヘキサンジオールジアクリレート、CD563;アルコキシル化ヘキサンジオールジアクリレート、CD564;アルコキシル化ヘキサンジオールジアクリレート、CD590;芳香族アクリレートモノマー、CD591;アクリレートエステル、CD595;アクリレートエステル、CD612;エトキシル化(4)ノニルフェノールメタクリレート、CD613;エトキシル化ノニルフェノールアクリレート、CD730;トリエチレングリコールエチルエーテルメタクリレート、CD802;アルコキシル化ジアクリレート、CD9021;高度プロポキシル化(5.5)グリセリルトリアクリレート、CD9043;アルコキシル化ネオペンチルグリコールジアクリレート、CD9051;三官能酸のエステル、CD9054;三官能酸のエステル、CD9055;酸性アクリレート接着促進剤、CD9075;アルコキシル化ラウリルアクリレート、CD9088;アルコキシル化フェノールアクリレート、CN2603;エポキシアクリレートオリゴマー、CN9021;アクリリックエステル、M−Cure EP201;エポキシ樹脂/アクリレートモノマーブレンド物、M−Cure EP211;エポキシ樹脂/アクリレートモノマーブレンド物、M−Cure EP300;エポキシ樹脂/アクリレートモノマーブレンド物、M−Cure EP310;エポキシ樹脂/アクリレートモノマーブレンド物、M−Cure EP400;エポキシ樹脂/アクリレートモノマーブレンド物、M−Cure EP40;エポキシ樹脂/アクリレートモノマーブレンド物、MCURE 100;エポキシ/アミン系のための芳香族アクリレート変性剤、MCURE 200;エポキシ/アミン系のための芳香族アクリレート変性剤、MCURE 201;エポキシ/アミン系のための脂肪族アクリレート変性剤、MCURE 202;エポキシ/アミン系のための脂肪族アクリレート変性剤、MCURE 203;エポキシ/アミン系のための芳香族ウレタンアクリレート変性剤、MCURE 300;エポキシ/アミン系のための脂肪族アクリレート変性剤、MCURE 400;エポキシ/アミン系のための脂肪族アクリレート変性剤、PRO11315;プロポキシル化ネオペンチルグリコールジアクリレート、SR101;エトキシル化ビスフェノールAジメタクリレート、SR150;エトキシル化ビスフェノールAジメタクリレート、SR203;テトラヒドロフルフリルメタクリレート、SR205;トリエチレングリコールジメタクリレート、SR206;エチレングリコールジメタクリレート、SR209;テトラエチレングリコールジメタクリレート、SR210;ポリエチレングリコールジメタクリレート、SR210A;ポリエチレングリコールジメタクリレート、SR212B;1,3−ブチレングリコールジアクリレート、SR213;1,3−ブタンジオールジアクリレート、SR214;1,4−ブタンジオールジメタクリレート、SR214A;1,4−ブタンジオールジメタクリレート、SR217;脂環式アクリレートモノマー、SR230;ジエチレングリコールジアクリレート、SR231;ジエチレングリコールジメタクリレート、SR238;1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、SR238B;1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、SR239;1,6−ヘキサンジメタクリレート、SR242;イソデシルメタクリレート、SR247;ネオペンチルグリコールジアクリレート、SR248;ネオペンチルグリコールジメタクリレート、SR252;ポリエチレングリコール(600)ジメタクリレート、SR256;2−(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、SR257;ステアリルアクリレート、SR259;ポリエチレングリコール(200)ジアクリレート、SR262;1,12−ドデカンジオールジメタクリレート、SR268;テトラエチレングリコールジアクリレート、SR272;トリエチレングリコールジアクリレート、SR278;アクリレートエステル、SR285;テトラヒドロフルフリルアクリレート、SR295;ペンタエリスリトールテトラアクリレート、SR297;1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、SR297A;1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、SR306;トリプロピレングリコールジアクリレート、SR306F;トリプロピレングリコールジアクリレート、SR306HP;トリプロピレングリコールジアクリレート、SR313A;ラウリルアクリレート、SR339;2−フェノキシエチルメタクリレート、SR240;2−フェノキシエチルアクリレート、SR340;2−フェノキシエチルメタクリレート、SR344;ポリエチレングリコール(400)ジアクリレート、SR348;エトキシル化(2)ビスフェノールAジメタクリレート、SR349;エトキシル化(3)ビスフェノールAジアクリレート、SR350;トリメチロールプロパントリメタクリレート、SR351;トリメチロールプロパントリアクリレート、SR351H;トリメチロイルプロパントリアクリレート、SR351HP;トリメチロイルプロパントリアクリレート、SR351LV;低粘度トリメチロイルプロパントリアクリレート、SR355;ジ−トリメチロールプロパンテトラアクリレート、SR368;トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、SR368D;トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、SR395;イソデシルアクリレート、SR399;ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、SR399LV;低粘度ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、SR415;エトキシル化(20)トリメチロールプロパントリアクリレート、SR420;アクリリックモノマー、SR423A;イソボルニルメタクリレート、SR440;イソオクチルアクリレート、SR444;ペンタエリスリトールトリアクリレート、SR454;エトキシル化(3)トリメチロールプロパントリアクリレート、SR454HP;エトキシル化(3)トリメチロールプロパントリアクリレート、SR480;エトキシル化(10)ビスフェノールジメタクリレート、SR484;オクチルデシルアクリレート、SR489D;トリデシルアクリレート、SR492;プロポキシル化(3)トリメチロールプロパントリアクリレート、SR493D;トリデシルメタクリレート、SR494;エトキシル化(4)ペンタエリスリトールテトラアクリレート、SR495B;カプロラクトンアクリレート、SR499;エトキシル化(6)トリメチロールプロパントリアクリレート、SR501;プロポキシル化(6)トリメチロールプロパントリアクリレート、SR502;エトキシル化(9)トリメチロールプロパントリアクリレート、SR504;エトキシル化(4)ノニルフェノールアクリレート、SR506A;イソボルニルアクリレート、SR508;ジプロピレングリコールジアクリレート、SR508IJ;ジプロピレングリコールジアクリレート、SR531;環状トリメチロールプロパンホルマールアクリレート、SR534;アクリリックエステル、SR534D;アクリリックエステル、SR540;エトキシル化(4)ビスフェノールAジメタクリレート、SR541;エトキシル化(6)ビスフェノールAジメタクリレート、SR550;メトキシポリエチレングリコール(350)モノメタクリレート、SR551;メトキシポリエチレングリコール(350)モノアクリレート、SR562;アルコキシル化ヘキサンジオールジアクリレート、SR585;アクリリックエステル、SR586;アクリリックエステル、SR587;アクリリックエステル、SR588;アクリレートエステル、SR601;エトキシル化(4)ビスフェノールAジアクリレート、SR602;エトキシル化(10)ビスフェノールAジアクリレート、SR603;ポリエチレングリコール(400)ジメタクリレート、SR606A;ポリエステルジアクリレート、SR610;ポリエチレングリコール(600)ジアクリレート、SR611;アルコキシル化テトラヒドロフルフリルアクリレート、SR614;アルコキシル化ノニルフェノールアクリレート、SR644;ポリプロピレングリコール(400)ジメタクリレート、SR740A;ポリエチレングリコールジメタクリレート水溶液、SR833S;トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、SR9003B;プロポキシル化(2)ネオペンチルグリコールジアクリレート、SR9009;三官能メタクリレートエステル、SR9011;三官能メタクリレートエステル、SR9012;三官能アクリレートエステル、SR9020;プロポキシル化(3)グリセリルトリアクリレート、SR9020HP;プロポキシル化(3)グリセリルトリアクリレート、SR9035;エトキシル化(15)トリメチロールプロパントリアクリレート、SR9036A;エトキシル化(30)ビスフェノールAジメタクリレート、SR9038;エトキシル化(30)ビスフェノールAジアクリレート、SR9041;ペンタアクリレートエステル、SR9045;アルコキシル化ネオペンチルグリコールジアクリレート、SR9050;単官能酸エステル、SR9053;三官能酸エステル、SR9087;アルコキシル化フェノールアクリレート、SR9209A;アルコキシル化脂肪族ジアクリレート、CN UVE 150/80;エポキシアクリレート(20%トリプロピレングリコールジアクリレートとのブレンド物)、CN UVE 151;エポキシアクリレート、CN104A60;エポキシアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN104A75;エポキシアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN104A80Z;エポキシアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN104B80;エポキシアクリレート(SR238とのブレンド物)、CN104D80;エポキシアクリレート(SR9020とのブレンド物)、CN104Z;エポキシアクリレート、CN110;エポキシアクリレートオリゴマー、CN110A80;エポキシアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN111 US;エポキシ化大豆油アクリレート、CN112C60;エポキシノボラックアクリレート(SR351とのブレンド物)、CN113D70;アクリリックオリゴマー/モノマーブレンド物、CN116;変性エポキシアクリレート、CN117;変性エポキシアクリレート、CN118;変性エポキシアクリレート、CN119;変性エポキシアクリレ
ート、CN120A75;エポキシアクリレート(SR−306とのブレンド物)、CN120A80;エポキシアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN120B80;エポキシアクリレート(SR238とのブレンド物)、CN120C60;エポキシアクリレート(SR−351とのブレンド物)、CN120C80;エポキシアクリレート(SR351とのブレンド物)、CN120D80;エポキシアクリレート(SR9020とのブレンド物)、CN120Z;エポキシアクリレートオリゴマー、CN121;低粘度エポキシアクリレート、CN131;低粘度芳香族モノアクリレート、CN131B;低粘度アクリリックオリゴマー、CN132;低粘度ジアクリレートオリゴマー、CN133;低粘度トリアクリレートオリゴマー、CN136;変性エポキシアクリレート、CN146;アクリリックオリゴマー、CN147;酸性アクリレートオリゴマー、CN152;低粘度モノアクリレートオリゴマー、CN153;エポキシアクリレートオリゴマー、CN154;エポキシメタクリレート、CN160;アクリレート化アマニ油オリゴマー、CN1963;ウレタンメタクリレート、CN2003B;変性エポキシアクリレートオリゴマー、CN2102E;エポキシアクリレート、CN2200;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2201;塩素化ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2203;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2207;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2255;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2256;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2260;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2261;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2261LV;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2262;ポリエステルアクリレート、CN2264;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2267;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2270;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2271E;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2273;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2279;ポリエステルアクリレート、CN2281;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2282;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2283;ポリエステルアクリレート、CN2285;アクリリックオリゴマー、CN2295;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2298;アクリレート化ポリエステルオリゴマー、CN2302;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2303;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2304;ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN2601;臭素化芳香族アクリレートオリゴマー、CN2602;エポキシアクリレートオリゴマー、CN292;ポリエステルアクリレート、CN2920;脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー、CN2921;ウレタンアクリレートブレンド物、CN293;アクリレート化ポリエステルオリゴマー、CN2930アクリレートオリゴマー、CN294E;アクリレート化ポリエステルオリゴマー、CN296;ポリエステルアクリレート、CN299;アクリレート化ポリエステルオリゴマー、CN301;ポリブタジエンジメタクリレート、CN303;ポリブタジエンジメタクリレート、CN307;疎水性アクリレートエステル、CN308;疎水性アクリレートエステル、CN309;疎水性アクリレートエステル、CN310;疎水性脂肪族ウレタンアクリレート、CN3100;低粘度オリゴマー、CN3105;低粘度オリゴマー、CN3108;特殊オリゴマー/モノマーブレンド物、CN3211;脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー、CN3216;アクリレート安定化添加剤、CN4001;アクリレートオリゴマー、CN4002;フッ素化アクリレートオリゴマー、CN4003;フッ素化アクリレートオリゴマー、CN501;アミン変性ポリエーテルアクリレートオリゴマー、CN549;アクリリックオリゴマー、CN550;アミン変性ポリエーテルアクリレートオリゴマー、CN551;アミン変性ポリエーテルアクリレートオリゴマー、CN704;アクリレート化ポリエステル接着促進剤、CN736;塩素化ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN738;塩素化ポリエステルアクリレートオリゴマー、CN750;塩素化ポリエステル、CN820;アクリリックオリゴマー、CN821;アクリリックオリゴマー、CN822;アクリリックオリゴマー、CN823;アクリリックオリゴマー、CN9001;脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9002;脂肪族ウレタンアクリレート、CN9004;脂肪族ウレタンアクリレート、CN9005;脂肪族ウレタンアクリレート、CN9006;脂肪族ウレタンアクリレート、CN9007;脂肪族ウレタンアクリレート、CN9008;ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9009;脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9010;脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9011;脂肪族ウレタンオリゴマー、CN9013;ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9014;疎水性脂肪族ウレタンアクリレート、CN9018;ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9019;ウレタンアクリレートブレンド物、CN9022;ウレタンアクリレートエステル、CN9024;ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9025;ウレタンアクリレート、CN9026;ウレタンアクリレート、CN9027;芳香族ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9028;脂肪族ウレタンアクリレート、CN9029;ウレタンアクリレートオリゴマー、CN902j75;臭素化ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9030;ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9031;ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9039;ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9060;ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9061;ウレタンアクリレートオリゴマーブレンド物、CN9062;二重硬化性ウレタンアクリレートオリゴマー、CN9101;脂肪族アリルオリゴマー、CN9102;脂肪族アリルウレタン、CN9165US;アクリレートエステル、CN9167US;芳香族ウレタンアクリレート、CN9178;脂肪族ウレタンアクリレート、CN929;三官能ウレタンアクリレート、CN9290US;脂肪族ウレタンアクリレート、CN944B85;ウレタンアクリレート(SR238とのブレンド物)、CN945A70;三官能ウレタンアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN959;脂肪族ウレタンジアクリレートオリゴマー(アクリレートモノマー希釈剤添加)、CN961H81;ウレタンアクリレート(SR256とのブレンド物)、CN962;ウレタンアクリレート、CN963A80;ウレタンアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN963B80;ウレタンアクリレート(SR238とのブレンド物)、CN963E75;ウレタンアクリレート(SR−454とのブレンド物)、CN963E80;ウレタンアクリレート(SR454とのブレンド物)、CN963J85;ウレタンアクリレート(SR506とのブレンド物)、CN964;ウレタンアクリレート、CN964A85;ウレタンアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN965;ウレタンアクリレート、CN966B85;ウレタンアクリレートオリゴマー/モノマーブレンド物、CN966H90;ウレタンアクリレート(SR256とのブレンド物)、CN966J75;ウレタンアクリレート(SR506とのブレンド物)、CN968;ウレタンアクリレート、CN969;脂肪族ウレタンアクリレート、CN970A60;ウレタンアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN970E60;ウレタンアクリレート(SR454とのブレンド物)、CN971A80;ウレタンアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN971J75;ウレタンアクリレート/アクリリックエステルブレンド物、CN972;ウレタンアクリレート、CN973A80;ウレタンアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN973H85;ウレタンアクリレート(SR256とのブレンド物)、CN973J75;ウレタンアクリレート(SR506とのブレンド物)、CN975;6官能ウレタンアクリレート、CN977C70;ウレタンアクリレート(SR351とのブレンド物)、CN978;ウレタンアクリレート、CN9782;芳香族ウレタンアクリレート、CN9783;芳香族ウレタンアクリレート、CN9788;脂肪族ウレタンアクリレート、CN980;ウレタンアクリレート、CN9800;脂肪族シリコーンアクリレート、CN981;ウレタンアクリレート、CN981B88;ウレタンアクリレート(SR−238とのブレンド物)、CN982A75;ウレタンアクリレート(SR306とのブレンド物)、CN982B88;ウレタンアクリレート(SR238とのブレンド物)、CN983;ウレタンアクリレート、CN985B88;ウレタンアクリレート(SR−238とのブレンド物)、CN986;脂肪族ウレタンアクリレート、CN989;脂肪族ウレタンアクリレート、CN9890;メラミンアクリレート、CN9893;脂肪族ウレタンアクリレート、CN990;ケイ素化ウレタンアクリレートオリゴマー、CN991;ウレタンアクリレート、CN992;芳香族ウレタンアクリレート、CN996;脂肪族ウレタンアクリレート、CN997;芳香族ウレタンアクリレートオリゴマー、CN999;芳香族ウレタンアクリレート、Sarbox SB400;芳香族酸メタクリレートハーフエステル(PMアルコール溶媒中)、Sarbox SB401;芳香族酸メタクリレートハーフエステル(EEPエステル溶媒中)、Sarbox SB402;芳香族酸メタクリレートハーフエステル(PMアルコール/EEPエステル溶媒中)、Sarbox SB405;芳香族酸アクリレートハーフエステル(pmアセテート溶媒中)、Sarbox SB500E50;芳香族酸メタクリレートハーフエステル(SR−454中)、Sarbox SB510E35;芳香族酸メタクリレートハーフエステル(SR454中)、Sarbox SB510M35;芳香族酸メタクリレートハーフエステル(SR339中)、Sarbox SB520A20;芳香族酸アクリレートハーフエステル(SR306中)、Sarbox SB520E35;芳香族酸アクリレートハーフエステル(SR454中)、Sarbox SB520M35;芳香族酸アクリレートハーフエステル(SR339中)、Sarcryl CN816;Sarcryl(登録商標)官能性アクリリックオリゴマー、Sarmet(登録商標)CN2400;金属アクリレート、Sarmet(登録商標)CN2401;金属アクリレート、Sarmet(登録商標)CN2402;金属アクリレート、Sarmet(登録商標)CN2403;金属アクリレート。
1つの実施形態においては、その共反応剤が、アリルタイプの共反応剤、たとえばトリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、およびそれらの混合物からなる群から選択される。
本発明において使用することが可能な添加剤としては、たとえば、帯電防止添加剤および充填剤、さらにはその他の当業者に公知の添加剤が挙げられる。静電気の蓄積を抑制するために、導電性充填剤を添加してもよい。導電性充填剤の例としては、カーボンブラック、金属、および導電性ポリマーが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。少なくとも1つの実施形態においては、その導電性充填剤を銀およびカーボンブラックから選択することができる。
補強用フィラーを使用してもよい。補強用フィラーとしては、たとえば、ナノチューブ、繊維(たとえば、ガラス繊維)、および当業者に公知のその他の充填剤が挙げられる。
本発明のポリアミド組成物の中で使用される添加剤のタイプと量は、そのポリアミドが使用される分野に依存する。そのような決定は、当業者に公知である。
当業者に公知のポリマーを保護するための抗酸化剤、光安定剤およびUV吸収剤を、本発明において使用してもよい。ポリアミドを保護するために使用できる1つのタイプの抗酸化剤として、ヒンダードフェノール抗酸化剤が挙げられる。光安定剤としては、たとえば、ヒンダードアミン光安定剤(HALS)が挙げられる。
本発明に開示の他の実施形態は、溶融されたポリアミドを、上述のような有機ペルオキシド配合物と接触させることによる、ポリアミドをグラフトさせる方法にも関する。共反応剤を使用するときに、少量のフリーラジカル捕捉剤を使用するかまたは使用せずに、有機ペルオキシドおよび架橋性共反応剤を使用することによって、いくつかのポリアミド鎖が相互に結合される、予期しないグラフトが起きる可能性がある。
本開示の少なくとも1つの実施形態においては、ポリアミド物品を製造するための方法は、少なくとも1種のポリアミドと少なくとも1種の有機ペルオキシドとのブレンド物を加熱して、その少なくとも1種のポリアミドと少なくとも1種の有機ペルオキシドとの溶融混合物を形成する工程、およびその溶融されたポリアミド混合物を成形する工程であって、その成形は、押出し成形、射出成形、圧縮成形、トランスファー成形、または回転成形によって実施され、それによって有機ペルオキシドを実質的に含まないか、またはまったく含まないポリアミド物品が形成される、工程を含む。
本開示の方法を使用して、ウェットなポリアミドまたは乾燥させたポリアミドを加工することができる。たとえば、ウェットなポリアミドペレットを、そのペレットを乾燥させたり湿分調整したりすることなく溶融させて、溶融させたポリアミドを得て、それを前述のようにして、有機ペルオキシド配合物と接触させることができる。
本開示の少なくとも1つの実施形態は、ポリアミドパイプを製造する方法に関する。有機ペルオキシド配合物の存在下に、溶融されたポリアミドを押出し加工することによってパイプを成形することができる。そのパイプは、溶融されたポリアミドを有機ペルオキシド配合物と接触させることなく成形したパイプと比較して、改良されたクリープ抵抗性を有することができる。
また別の実施形態では、以下のものを含む変性ポリアミド組成物も目的としている:20〜35メッシュの粉体化ポリアミド、および:(i)少なくとも1種のペルオキシド、または(iii)少なくとも1種のペルオキシドおよび少なくとも1種の共反応剤、または(iii)少なくとも1種のペルオキシド、少なくとも1種の共反応剤、および少なくとも1種のフリーラジカル捕捉剤。この組成物を、回転成形の金型に加えることができる。その金型は、成形された架橋ポリエチレン物品を含む。そのプロセスは、ポリエチレン物品を含む金型に、未変性ポリアミド組成物に有機ペルオキシド配合物をプラスしたものを添加する工程、その組合せをオーブンに戻す工程、および適切な時間−温度プロファイルでその組合せ物を回転成形する工程を含む。回転成形の間に、本発明の組成物のポリアミド部分が、そのポリエチレンライニング物品の内側を被覆し、結合し、その間にペルオキシドは分解する。この方法を使用すると、ポリエチレン物品の上に変性ポリアミドの内部層/コーティングが得られ、それによって、改良された衝撃強度とポリエチレン層に対するポリアミドの接着とがもたらされ、その結果、PE外側層に対するポリアミド内部層の接着性の低さ、層分離、および最終製品の燃料タンクの耐衝撃強度の低さなどの従来技術の欠点が克服される。
使用されるペルオキシド配合物の量および使用されるポリアミドのタイプに依存して、熱可塑性または熱硬化性のポリアミドの内部層を作ることが可能であり、それが外側のポリエチレン層に接着され、それにより、そのポリアミドの内部層が、大気へのガソリンの移行に対するバリヤーとして機能するために、ガソリン燃料タンクにとっては致命的な層分離が回避される。
有機ペルオキシド配合物を用いて変性された硬化可能なポリアミドは、たとえば繊維、押出し加工シート、および発泡物品など、広く各種の用途で使用することができる。
用途の例としてはさらに、以下のものが挙げられる:パイプ、ガス管、カーペット、靴(インナーおよびアウターシューソールを含む)、ガスケット、ギア−、およびパイプを含めた自動車部品、エレクトロニクスおよび大小の家庭電化製品において有用な各種の成形品、回転成形された燃料タンク、ならびにその他の物品、たとえば、航空機の部品および内装パネル、風力発電タービンの部品、ソーラーパネルのバックシート、金型成形もしくは押出し成形のコネクター、またはその他各種の金型成形もしくは押出し成形した器具または異形材など。
1つの実施形態においては、熱硬化性ポリアミドを作製するための方法が提供され、前記方法は、ポリアミドの粉体またはマイクロペレットを、ジアルキルペルオキシド、アリル系またはアクリル系いずれかの官能基を有する架橋性共反応剤、およびフリーラジカル捕捉剤を含む有機ペルオキシド配合物とブレンドする工程を含む。次いでそのプレブレンドされた組成物を、そのポリアミドを溶融させるのに十分な温度に加熱された金型の中に、ペルオキシドの半減期の少なくとも6倍の、分解を起こさせるのに十分な時間入れておく。
1つの実施形態においては、改良されたポリアミドを作製するための方法が提供され、前記方法は、(1)ポリアミドを提供する工程、および(2)前記ポリアミドを少なくとも1種の有機ペルオキシド配合物と、サイズ排除クロマトグラフィーで測定してより高いMw/Mn(多分散性)とより高いMz(Z平均ポリマー分子量)とを有する第二のポリアミドが製造できる条件下で反応させる工程を含む。この第二のポリアミドは、ムービングダイレオメーターまたは動的機械分析で測定して、より高い剪断弾性率を有するであろう。
1つの実施形態においては、改良されたポリアミドが、ポリアミドを有機ペルオキシド配合物と接触させて、ペルオキシド変性されたポリアミドを形成することによって得られ、そのペルオキシド変性ポリアミドは、ペルオキシド変性プロセスの後では、未変性ポリアミドと比較して、ムービングダイレオメーターを使用するかまたは動的機械分析によって測定して、明確により高い剪断弾性率およびより低いタンジェント・デルタを与える。
本明細書に記載された実施例および実施形態は、単に説明のためのものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく、修正および置きかえをすることが可能である。
実施例1
この実施例においては、未乾燥の(「ウェットな」)PA11樹脂サンプルを、数種の有機ペルオキシド配合物を用い、樹脂中でそのペルオキシド配合物が分解するのに十分な条件下で、200℃で変性して、それにより前記ポリアミドを変性した。これらの実施例においては、最低でも半減期の10倍の時間でペルオキシドを分解させた。最低でも半減期の10倍の時間で有機ペルオキシドを分解させたら、その変性された樹脂(それらは、有機−ペルオキシドフリーにもなっていた)を、200℃で検討して、貯蔵剪断弾性率(G’)(単位:kPa)およびクリープ抵抗性(G”/G’)=タンジェント・デルタが改良されたかどうかを調べた。「ウェットな」PA11を使用したにも関わらず、それら2つの物理的性質は、変性されていない(すなわち、いかなる有機ペルオキシド配合物とも接触させていない)対照の樹脂と比較すると、予期せず改良されていた。
Alpha Technologies RPA(登録商標)2000の動的機械分析装置を使用して、「ウェットなPA11」、すなわち予備乾燥させていないPA11を用い、1重量%の有機ペルオキシド(ポリアミドの重量を規準にして1重量パーセントの有機ペルオキシド)を含む、いくつかの未変性および変性のポリアミド組成物について、200℃で評価した。RPA(登録商標)2000装置を使用すると、各種の動的レオロジー的評価も含めた、複数の試験を次々と実施することが可能である。たとえば、この装置では、ASTM D5289に従った剪断弾性率対時間温度プロファイルの測定、D6601に従った粘度対剪断速度比の測定、およびD7605に従った未変性ポリアミドのポリマー粘度の試験という方法で分析を実施することができる。
各種のペルオキシド配合物の試験の場合において、ASTM D5289−12(Standard Test Method for Rubber Property − Vulcanization Using Rotorless Cure Meters)を使用して、一定温度での剪断弾性率の増加(単位:dN−m)対時間(単位:分)を測定した。
ASTM D6601−12(Standard Test Method for Rubber Properties − Measurement of Cure and After Cure Dynamic Properties Using a Rotorless Shear Rheometer)を使用して、一定温度での剪断弾性率の増加(単位:dN−m)対時間(単位:分)を測定し、次いでポリマーの変性が完了した後に、最終的なポリマーの粘度対剪断速度比の効果を検討した。
ASTM D7605−11(Standard Test Method for Thermoplastic Elastomers − Measurement of Polymer Melt Rheological Properties and Congealed Dynamic Properties Using Rotorless Shear Rheometers)を使用して、ペルオキシド変性の前のポリマー粘度を試験した。
サイズ排除クロマトグラフィー法を使用して、本明細書の実施例5に記載したようなMz(すなわち「Z平均分子量」)を測定した。Mv(すなわち「粘度平均分子量」)は、ASTM D2857−95(2007)(Standard Practice for Dilute Solution Viscosity of Polymers)およびASTM D789−07(Standard Test Methods for Determination of Solution Viscosities of Polyamide(PA))を使用して測定した。これらの方法では、「Mark Houwink」式、[n]=K(Mv)aを使用している。
まとめると、いくつかの有機ペルオキシド配合物を用いてポリアミド11(Rilsan(登録商標)グレードのPA11)を変性すると、貯蔵剪断弾性率、G’(単位:kPa)が予期せず高くなった。貯蔵剪断弾性率は、増大したポリマー分子量に比例する。したがって、剪断弾性率が高いほど、ポリマー分子量も高い。貯蔵剪断弾性率G’(kPa)はヤング率すなわち引張弾性率にも比例するため、ペルオキシド変性によってポリアミドの剛性も高くなった。以下の表I、IIおよびIIIにデータを示す。
「ペルオキシド無し」は、有機ペルオキシド変性をまったく加えない、ポリアミド11対照ポリマーの性能である。ペルオキシド2、ペルオキシド3、およびペルオキシド4はすべて、1phr(100部の樹脂あたりの部数)の使用レベルでポリアミド11ポリマーの中に組み入れた。それらのペルオキシドの組成を以下に示す。
ペルオキシド2
37.4重量%のm/p−ジ(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン(純度>97%)
2.6重量%のモノ−t−ブチルヒドロキノン
60.0重量%のトリアリルシアヌレート
ペルオキシド3
37.4重量%のtert−ブチルクミルペルオキシド(純度>95%)
2.6重量%のモノ−t−ブチルヒドロキノン
60.0重量%のトリアリルシアヌレート
ペルオキシド4
100重量%のtert−ブチルクミルペルオキシド(純度>95%)
ポリマーのタン・デルタ(減衰率とも呼ばれる)が高いことは、制振性(vibration control)が高いことを意味しており、弾性がより低く、より大量のポリマーが流動する。より大量のポリマーが流動することは、ポリマーのクリープが高いことを意味している。クリープ抵抗性を良くするには、より低いタンジェント・デルタが好ましい。結果として、タンジェント・デルタ(G”/G’)対振動数の数値が、ポリマーの間での物理的性能の差を区別するのに役立つ。
ペルオキシド変性したポリアミドと比較して、未変性ポリアミドが低剪断(振動数)で高いタン・デルタ値を有していることは、仕上がり部品(パイプ)におけるポリマーの流動性またはクリープ変形が高いことを意味している。
ペルオキシド3と反応させたポリアミドは、上で試験したペルオキシド変性した組成物の内では、最良のクリープ抵抗性を与えた。より高い振動数(rad/sec)(剪断速度)で試験した場合には、タンジェント・デルタは、(より高い分子量が形成されたことの指標である)ポリマー分子量によっても影響される。高い剪断でタンジェント・デルタが低いことは、分子量がより高く、流動に対する抵抗性が大きく、および/または分子量分布がより高いことを意味している。したがって、ペルオキシド3によって変性されたポリアミドが良好な「低クリープ」応答を有しているのは、より高い振動数で得られたタンジェント・デルタが低いことに基づき、その変性ポリマーの分子量または分子量分布がより高いことがその理由であった。ペルオキシド3によって変性されたポリアミドはさらに、最も高いG’(kPa)剛性も有していた。
図1は、表Iのデータを参照したものであり、未変性およびペルオキシド変性したポリアミドについての粘度対剪断速度比のグラフを示している。
図2は、表IIのデータを参照したものであり、ポリアミドの剪断弾性率対振動数(剪断速度)のグラフを示している。
図3は、表IIIのデータを参照したものであり、ポリアミドのタンジェント・デルタ対剪断速度のグラフを示している。
実施例2
押出し成形のためのサンプルを調製するためには、Rilsan(登録商標)BESNO(PA11)のペレットをガラスジャーの中に入れ、それに対して、ペルオキシド配合物であるペルオキシドE2−1およびペルオキシドE2−2を、それぞれ別途のガラスジャーの中に0.05重量%の濃度で秤込んだ。アルミニウムフォイルでライニングした蓋を用いてそれらのガラスジャーを密封し、振盪させて、有機ペルオキシド配合物を均質に分散させた。有機ペルオキシドでコーティングされたRilsan(登録商標)BESNOペレットを、少なくとも24時間寝かせておいてから押出し成形にかけた。
16mmの同方向回転2軸エクストルーダーを使用して、各種のペルオキシド配合物を用いたRilsan(登録商標)BESNO(ポリアミド11)の変性を行った。この実施例は、低レベルのペルオキシドを使用しても効果的なポリアミド変性を得ることが可能であることを示している。ペルオキシド配合物は、0.05重量%の濃度(これは、500ppm(百万分率)と均等である)で使用した。BESNOポリアミドは、押出し成形にかける前に、最初に真空オーブンを使用した真空下で80℃以上〜90℃以下の温度で、最低でも4時間かけて乾燥させて、最大湿分含量0.08%以下の最大湿分含量に達するようにした。その乾燥させたポリアミドペレットをオーブンから取り出し、密閉した容器の中で冷却した。次いでその乾燥させたRilsan(登録商標)BESNOポリアミドのペレットをペルオキシドとブレンドし、直ちに以下の条件を有する2軸スクリューエクストルーダーにかけた。
スクリュー速度(rpm):18
ゾーン1(℃):240
ゾーン2(℃):245
ゾーン3(℃):245
ゾーン4(℃):250
ゾーン5(℃):250
ゾーン6(℃):250
ゾーン7(℃):245
ゾーン8(℃):245
ゾーン9(℃):240
ダイ(℃):230
フィード速度(ポンド/時):1.0
そのようにして得られた押出し成形したポリアミドポリマーを、次いでRPAレオメーターで試験して、次の物理的性質を測定した:剪断弾性率、タンジェント・デルタ、および粘度(実施例1に記載の適切なASTM法を使用)。2種の異なったペルオキシド配合物(ペルオキシドE2−1およびペルオキシドE2−2)は、0.05重量%の濃度で評価した。
ペルオキシドE2−1
37.4重量%のtert−ブチルクミルペルオキシド(純度>95%)
2.6重量%のモノ−t−ブチルヒドロキノン
60.0重量%のトリアリルシアヌレート
ペルオキシドE2−2
97.4重量%のtert−ブチルクミルペルオキシド(純度>95%)
2.6重量%のモノ−t−ブチルヒドロキノン
エクストルーダーの中でペルオキシドが順調かつ完全に分解するようなエクストルーダー条件を選択して、完全にペルオキシドフリーな押出し加工ポリアミドが残るようにした。対照として役立つように、乾燥させたRilsanポリアミドポリマーを、ペルオキシド無添加でエクストルーダーに通し(未変性ポリアミド)、図4、図5および図6では、「ニートのRilsan、押出し成形品」と表示した。
図4からは、わずか0.05重量%のペルオキシド配合物を使用した後でも、ポリアミドの剪断弾性率を増大させることが可能であることがわかる。剪断弾性率は、Alpha Technologies RPA装置を用い、190℃で、1度の円弧の歪み、振動数100サイクル/分で測定した。より高い剪断弾性率が望ましく、その理由は、それが引張弾性率にも比例して、溶融状態および固体状態のいずれ場合のポリマー強度が高くなることを示しているからである。このデータは、有機ペルオキシドを使用すると、ペルオキシド変性を採用しなかった、ニートのRilsan、押出し成形品と比較して、ポリマーの溶融強度が高くなることを示している。ポリマーの溶融強度を高くすることは、繊維およびフィルムの製造作業に有用である。
図5からは、わずか0.05重量%のペルオキシド配合物を使用した後でも、ポリアミドのタンジェント・デルタを低下させることが可能であることがわかる。タンジェント・デルタを低くすることは、それが改良されたクリープ抵抗性を有するポリマーを意味しているため、望ましい。改良されたクリープ抵抗性を有するポリマーは、重量または圧力のような力が加わったときの変形が小さくなる傾向を有するであろう。
図6は、押出し成形の変性プロセスの後でも、ポリマーの溶融粘度にはほとんど変化が無いことを示している。そのようにして得られた押出し成形物は、滑らかであり、外見上は未変性ポリマーと同じである。
実施例3
この実施例においては、いくつかの異なったペルオキシドを、Rilsan(登録商標)BESNOポリアミド11と、190℃で、すべてのペルオキシドを完全に分解させるのに十分な時間反応させ、ここで、そのペルオキシド配合物は、貯蔵剪断弾性率G’(dN−m)を、未変性ポリアミドの剪断弾性率1dN−mから、約2dN−mまたはそれ以上に倍増させるような濃度で使用した。次いで、この新規に変性されたPA−11を動的機械分析にかけて、粘度(単位:パスカル−秒)対剪断速度(単位:1/秒)を求めた。図7は、すべての変性した樹脂が、未変性の「Rilsan」よりもわずかに高い粘度であることを示している。
ペルオキシドE3−1は、1phrで使用し、ペルオキシドE3−2は0.25phrで使用し、ペルオキシドE3−3は0.50phrで使用し、およびペルオキシドE3−4は0.25phrで使用した。この実施例で使用した各種の有機ペルオキシドに関するさらなる情報を、以下に示す。
ペルオキシドE3−1
ポリエーテルポリ−tert−ブチルペルオキシカーボネート、エチルベンゼン中50%
ペルオキシドE3−2
OO−tert−ブチルペルオキシ−O−2−エチルヘキシルモノペルオキシカーボネート 95%
ペルオキシドE3−3
2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン 95%
ペルオキシドE3−4
m/p−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、純度>97%
190℃でのポリアミドの剪断弾性率をプロットしたものを図7に示す。ペルオキシドE3−1およびE3−2は、ペルオキシエステルのファミリーに属し、特にはモノペルオキシカーボネートのタイプに属する。これらのペルオキシドは、より低い半減期温度を有しており、そのため、熱的により安定なジアルキルタイプのペルオキシドの属するペルオキシドE3−3およびE3−4よりも反応が早い。この実施例からわかることは、これらの有機ペルオキシドを適切に選択して使用すれば、ポリアミドの剪断弾性率を顕著に増大させ、したがって、ポリマー溶融強度、ポリマー分子量、およびヤング率または引張強度を増大させるということである。
図7においては、変性ポリアミドの剪断弾性率を、Alpha Technologies RPA装置を用い、190℃で、1度の円弧の歪み、振動数100サイクル/分で測定した。この図におけるペルオキシドは、有機ペルオキシドをまったく反応させなかったニートのRilsan(登録商標)BESNOと比較して、ポリアミドの剪断弾性率を顕著に改良した(増大させた)。まとめると、これらのペルオキシドはいずれも、ニートのRilsan(登録商標)BESNOの剪断弾性率を2倍以上にした。ペルオキシドE3−1の場合においては、弾性率がほぼ3倍になった。
図8は、ペルオキシドE3(1〜4)として同定されている各種のペルオキシドを使用すると、有機ペルオキシドとは反応させなかったニートのRilsan(登録商標)BESNOの曲線よりも高いポリアミド粘度(ポリアミドの分子量が高いため)となる効果を示している。
実施例4
押出し成形のためのサンプルを調製する目的で、Rilsan(登録商標)BESNO(PA11)ペレットをガラスジャーの中に入れ、それに対して、ペルオキシドE4−1を、0.00重量%、0.125重量%、および0.250重量%の濃度でそのガラスジャーの中に秤込んだ。アルミニウムフォイルでライニングした蓋を用いてそれらのガラスジャーを密封し、振盪させて、有機ペルオキシドを均質に分散させた。有機ペルオキシドでコーティングされたRilsan(登録商標)BESNOペレットを、少なくとも24時間寝かせておいてから押出し成形にかけた。
ペルオキシドE4−1
tert−ブチルクミルペルオキシド(純度>95%):37.4重量%
トリアリルシアヌレート:60.0重量%
モノ−tertブチルヒドロキノン:2.6重量%
16mmの同方向回転並列2軸エクストルーダーを使用して、表IVの条件で、ポリマーサンプルを押出し成形した。それぞれの原料で、エクストルーダーとダイの温度は同じであった。表IVを参照すると、有機ペルオキシドのレベルが高くなるにつれて、エクストルーダーのトルクも高くなり、このことは、ポリアミドポリマーと有機ペルオキシドとの間の反応が起こり、その結果分子量、特に、分子量の増大を示すMzが高くなっていることを示している。実施例5を参照されたい。
実施例5
E4−1ペルオキシド有りおよび無しで押出し成形したRilsan(登録商標)BESNOの分子量分析
実施例4(表IV)からの2種の押出し成形したポリマーのサンプルを、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)、別名SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)による分子量分析にかけた。その実験手順は後に示す。試験にかけたRilsan(登録商標)ポリアミドのサンプルは、Tab−IV−AおよびTab−IV−Bであった。
表Vを参照すると、実施例4で作製した押出し成形したポリアミドのサンプルTab−IV−B(ペルオキシド配合物のペルオキシドE4−1で変性したもの)は、ペルオキシド変性無しで作製した押出し成形したポリアミドのサンプルTab−IV−Aと比較して、Mw/MnとZ平均分子量すなわちMz値との両方で、高い値を示す。
SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)分析は、次のクロマトグラフ装置で実施した:Waters Alliance 2695(Waters Differential Refractometer 2410付き)。データの取得、加工、および報告にはEmpower 3を使用した。10ミクロンのビーズサイズを有するPL Gel mixedBカラムの2本セットを使用し、操作温度は35℃であった。溶出液はDCM:DCAA(4:1v/v)(DCM=ジクロロメタン、DCAA=ジクロロ酢酸)で、流速は1mL/分であった。サンプルは溶出液の中に70℃で約1時間かけて、2.5mg/mLの濃度で溶解させた。いずれのサンプルも完全に溶解した。それぞれのサンプルは、0.45ミクロンのフィルターを通して濾過した。9種で1組のポリスチレン標準を使用して、較正を実施し、DCM:DCAA溶出液を使用したときの溶出時間とlog(MW)を関連づけた。較正曲線は、580〜7,500,000g/moleの範囲のMWを有する9種のポリスチレン標準について少なくとも0.999のR2を有する三次式で表したものである。
実施例6
Pebax(登録商標)4533を200℃で、0.1phrのLuperox(登録商標)Fおよび0.2phrのSR−350(Sartomer製)、ならびに、0.1phrのLuperox(登録商標)Fおよび0.2phrのTAC(トリアリルシアヌレート)と反応させ、次いでレオメーター上200℃で試験して、G’(弾性率)(単位:[Pa])、タンジェント・デルタ(これは、G”/G’すなわち、損失弾性率/弾性率である)、およびエータ*、複素粘性率(単位:[Pa.s])の変化を検討した。
表VIは、変性されていない、比較例/対照として使用されるPebax(登録商標)4533を検討した場合のレオロジーデータを示している。表VIIは、0.1phrで使用されるLuperox(登録商標)Fおよび0.2phrのSR−350(Sartomer製)と200℃で反応させた、Pebax(登録商標)4533である。表VIIIは、0.1phrで使用されるLuperox(登録商標)Fおよび0.2phrのTAC(トリアリルシアヌレート)と200℃で反応させた、Pebax(登録商標)4533である。
予期しなかったことに、表VIIおよびVIIIにおいて、0.1phrのLuperox(登録商標)Fおよび0.2phrの共反応剤(SR−350、TACのいずれか)と反応させると、G’(弾性率)が着実に増大することが見出され、ここでTACは、表VIにおける未変性の対照データと比較すると、「Pa」の単位で測定したG’により大きな増大を与えた。G’は、ポリマーの引張弾性率すなわちヤング率に直接比例するため、このことは、試験したそれぞれの振動数において、ペルオキシドと共反応剤とのブレンド物を使用することによって、表VIにおける未反応すなわち変性の対照物と比較して、Pebax(登録商標)4533の弾性率または強度が増大することを示している。したがって、有機ペルオキシドおよび共反応剤を用いてPebax(登録商標)を変性すると、そのポリマーの物理的性質が向上する。
さらに、Luperox(登録商標)Fおよび共反応剤のいずれか(SR−350またはTAC)を使用すると、表VIにおける未変性の対照物と比較して、タンジェント・デルタも低下し、このこともまた、クリープ抵抗性の改良という点で、性質が改良されていることを示している。

Claims (27)

  1. 少なくとも1種のポリアミド、少なくとも1種の有機ペルオキシド、ならびに任意選択的に共反応剤および/またはフリーラジカル捕捉剤を含む、硬化可能な組成物。
  2. 前記ポリアミドが、ホモポリマー、コポリマーまたはそれらの混合物であり、前記ポリアミドが結晶質もしくは非晶質、またはそれらの混合物である、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ポリアミドが、PA4、PA6、PA66、PA46、PA9、PA11、PA12、PA610、PA612、PA1010、PA1012、PA6/66、PA66/610、PAmXD6、PA6I、PA10T、PA9Tからなる群から選択される少なくとも1種のポリアミドである、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記ペルオキシドが、ジアシル、ペルオキシジカーボネート、エンド、ジアルキル、ペルオキシケタール、ペルオキシエステル、モノペルオキシカーボネート、トリオキセパンペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、m/p−ジ(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、ジ−t−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、ジクミルペルオキシド、t−ブチルペルオキシベンゾエート、1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)バレレート、エチル3,3−ジ(t−ブチルペルオキシ)ブチレート、t−ブチルペルオキシアセテート、OO−t−ブチル−O−2−エチルヘキシルモノペルオキシカーボネート、OO−t−ブチル−O−イソプロピルモノペルオキシカーボネート、ポリエーテルポリt−ブチルペルオキシカーボネート、3,3,5,7,7−ペンタメチル−1,2,4−トリオキセパン、および3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記共反応剤が、少なくとも1個のアリル基および/または芳香族基を有するクラス2共反応剤である、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記フリーラジカル捕捉剤が、ヒドロキノンおよびニトロキシドフリーラジカルからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  7. 前記ポリアミドが、PA11、PA12、PA610、PA612、PA1010、PA1012からなる群から選択される少なくとも1種のポリアミドであり;前記ペルオキシドが、ジアルキル、ペルオキシエステル、ペルオキシケタール、およびモノペルオキシカーボネートペルオキシドからなる群から選択される少なくとも1種のペルオキシドであり;前記共反応剤が、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレート、二塩基酸のジアリルエステル、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、亜鉛ジアクリレート、亜鉛ジメタクリレート、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド、およびアルファメチルスチレンダイマーからなる群から選択される少なくとも1種の共反応剤であり;および前記フリーラジカル捕捉剤が、モノ−tert−ブチル−ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、および4−ヒドロキシTempoからなる群から選択される少なくとも1種のフリーラジカル捕捉剤である、請求項1に記載の組成物。
  8. 前記ポリアミドが、PA11、PA12、PA610、PA612、PA1010、PA1012からなる群から選択され;前記ペルオキシドが、ジ−t−ブチルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、m/p−ジ(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼンからなる群から選択され;前記共反応剤が、トリアリルシアヌレートまたはトリアリルイソシアヌレートからなる群から選択され;および前記フリーラジカル捕捉剤が、モノ−tertブチルヒドロキノン、ヒドロキノンモノ−メチルエーテル、TEMPO、および4−ヒドロキシTEMPOからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  9. ペルオキシド反応性のポリオレフィンおよび/またはゴムを実質的に含まない、請求項1に記載の組成物。
  10. 熱可塑性である、請求項1に記載の組成物。
  11. 熱硬化性である、請求項1に記載の組成物。
  12. 改良されたポリアミドを得るための方法であって、(1)初期分子量を有する第一のポリアミドを提供する工程、(2)前記第一のポリアミドを少なくとも1種の有機ペルオキシドと、増大した分子量および実質的に同じ粘度対剪断速度比を有する第二のポリアミドを得るのに十分な条件下で接触させる工程を含む方法。
  13. 前記接触工程が、共反応剤および/またはフリーラジカル捕捉剤の存在下、かつペルオキシド反応性のポリオレフィンおよび/またはゴムの非存在下で行われる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記有機ペルオキシドとの接触前に、前記第一のポリアミドが乾燥されていない、請求項11に記載の方法。
  15. 前記第二のポリアミドが、前記第一のポリアミドよりも高い衝撃強度、増大した引張強度、および/または増大したクリープ抵抗性を有し、かつ実質的に同じ粘度対剪断速度比を有する、請求項12に記載の方法。
  16. 前記改良されたポリアミドが熱可塑性である、請求項12に記載の方法。
  17. 請求項12に記載の方法により製造されるポリアミド物品。
  18. 改良されたポリアミドを得るための方法であって、(1)初期分子量を有する第一のポリアミドを提供する工程、(2)前記第一のポリアミドを、少なくとも1種の有機ペルオキシドと、増大された分子量および増大された粘度対剪断速度比を有し、それにより、前記増大された粘度が加工の際のポリマーの流動を妨げるほどには高くない、第二のポリアミドを得るのに十分な条件下で接触させる工程を含む方法。
  19. 前記接触工程が、共反応剤および/またはフリーラジカル捕捉剤の存在下、かつペルオキシド反応性のポリオレフィンおよび/またはゴムの非存在下で行われる、請求項18に記載の方法。
  20. 前記有機ペルオキシドとの接触前に、前記第一のポリアミドが乾燥されていない、請求項18に記載の方法。
  21. 前記第二のポリアミドが、前記第一のポリアミドよりも高い衝撃強度、増大された引張強度、および/または増大されたクリープ抵抗性を有する、請求項18に記載の方法。
  22. 前記改良されたポリアミドが熱可塑性である、請求項18に記載の方法。
  23. 請求項18に記載の方法により製造されるポリアミド物品。
  24. ポリアミド物品を製造するための方法であって、
    (1)少なくとも1種のポリアミドおよび少なくとも1種のペルオキシド、ならびに/または少なくとも1種のポリアミドと少なくとも1種のペルオキシドとのプレブレンド物を提供する工程、
    (2)熱を加えて、溶融されたポリアミドと少なくとも1種の有機ペルオキシドとの混合物を形成する工程、および
    (3)前記溶融されたポリアミド混合物を成形する工程であって、成形が、押出し成形、射出成形、圧縮成形、トランスファー成形、および回転成形からなる群から選択されるプロセスによって実施され、それによって前記ポリアミド物品が成形され、前記物品が実質的にペルオキシドフリーである、工程
    を含む方法。
  25. 請求項24に記載の方法により製造されるポリアミド物品。
  26. 熱可塑性または熱硬化性ポリアミド物品を製造するための方法であって、
    ポリアミドを溶融させて、溶融されたポリアミドを得る工程、
    前記溶融されたポリアミドを少なくとも1種の有機ペルオキシドと混合する工程であって、前記少なくとも1種の有機ペルオキシドが少なくとも約0.01phr〜約15phrの量で存在する、工程、
    前記溶融されたポリアミドを成形する工程であって、成形が、押出し成形、射出成形、圧縮成形、トランスファー成形、および回転成形からなる群から選択されるプロセスによって実施される、工程
    を含む方法。
  27. 請求項25に記載の方法により製造される物品。
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