JP2016535127A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 熱可塑性ポリウレタンを含む組成物であって、前記熱可塑性ポリウレタンが、
   ａ）ジイソシアネート、
   ｂ）ポリオールＡ及びポリオールＢを含むポリオール、及び、
   ｃ）鎖延長剤、
   から製造され、場合により、触媒を用いて製造されたものであり、場合により、添加剤及び／又は補助剤をさらに含み、
   塩及び／又はイオン液体、好ましくはイオン液体が前記組成物に含まれ、前記ジイソシアネートが脂肪族及び／又は脂環式ジイソシアネートであり、前記ポリオールＡがエトキシ基及びプロポキシ基を含み、前記ポリオールＢがブトキシ基を含み、前記鎖延長剤がアルカンジオールであることを特徴とする組成物。
2. 前記エトキシ基及プロポキシ基、並びに、前記ブトキシ基のモル％が、それぞれの場合に、前記ポリオールの合計に基づいて、少なくとも５モル％、好ましくは少なくとも１０モル％である請求項１に記載の組成物。
3. 前記ポリオール中のエトキシ基の割合が、前記ポリオールの合計に基づいて、少なくとも２５モル％、好ましくは少なくとも４０モル％、特に好ましくは少なくとも５０モル％である請求項１又は２に記載の組成物。
4. 前記ポリオールＢがホモポリマーである請求項１から３のいずれか一項に記載の組成物。
5. 前記ポリオールＡがブロック及び２つの末端を有するブロックコポリマーであり、前記ブロックがエトキシ基及びプロポキシ基を含み、前記ブロックコポリマーの前記２つの末端がエトキシ基のみを含む請求項１から４のいずれか一項に記載の組成物。
6. 前記ブロックコポリマーの前記２つの末端の前記エトキシ基の割合が、前記ブロックコポリマーの合計に基づいて、５モル％を超え、好ましくは少なくとも１０モル％、特に好ましくは少なくとも１５モル％である請求項１から５のいずれか一項に記載の組成物。
7. 前記塩及び／又はイオン液体が、熱可塑性ポリウレタン中に基づいて、０．１質量％〜２５質量％、好ましくは１質量％〜１０質量％、より好ましくは１．５質量％〜７．５質量％、特に好ましくは２質量％〜５質量％の量で含まれる請求項１から６のいずれか一項に記載の組成物。
8. 前記鎖延長剤が、１，３−プロパンジオールと１，４−ブタンジオール、又は１，３−プロパンジオールと１，６−ヘキサンジオール、又は１，４−ブタンジオールと１，６−ヘキサンジオール、又は１，６−ヘキサンジオールからなる群から選択される請求項１から７のいずれか一項に記載の組成物。
9. 前記ジイソシアネートが脂肪族ジイソシアネートである請求項１から８のいずれか一項に記載の組成物。
10. 少なくとも１種のポリマー及び請求項１から９のいずれか一項に記載の組成物を含む混合物。
11. 前記ポリマーが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリオキシメチレン、エチレン酢酸ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、ポリ塩化ビニル、請求項１〜９の組成物と異なる熱可塑性ポリウレタンからなる群、好ましくはポリエチレン、ポリプロピレン及びポリスチレンからなる群から選択される請求項１０に記載の混合物。
12. 請求項１〜９の組成物が、１質量％を超えて５０質量％未満、好ましくは５質量％を超えて３５質量％未満、特に好ましくは１５質量％を超えて３０質量％未満の割合の混合物で含まれる、請求項１０又は１１に記載の混合物。
13. 請求項１から９のいずれか一項に記載の組成物をポリマーの導電性向上剤として使用する方法。
14. 請求項１から９のいずれか一項に記載の組成物の製造方法であって、前記熱可塑性ポリウレタンが工程Ａで製造され、この熱可塑性ポリウレタンが工程Ｂで塩又はイオン液体と、好ましくはイオン液体と混合されることを特徴とする製造方法。
15. 請求項８から１０のいずれか一項に記載の混合物の製造方法であって、前記熱可塑性ポリウレタンが工程Ａで製造され、この熱可塑性ポリウレタンが工程Ｂで塩又はイオン液体と、好ましくはイオン液体と混合され、工程Ａ及びＢからの生成物がポリマーと混合されることを特徴とする製造方法。
16. 熱可塑性ポリウレタンであって、
    ａ）ジイソシアネート、
    ｂ）ポリオールＡ及びポリオールＢを含むポリオール、及び、
    ｃ）鎖延長剤、
    から製造され、場合により、触媒を用いて製造されたものであり、場合により、添加剤及び／又は補助剤をさらに含み、
    前記ジイソシアネートが脂肪族及び／又は脂環式ジイソシアネートであり、前記ポリオールＡがエトキシ基及びプロポキシ基を含み、前記ポリオールＢがブトキシ基を含み、前記鎖延長剤がアルカンジオールであることを特徴とする熱可塑性ポリウレタン。