本発明の他の長所及び特徴、そしてそれらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述する実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されることではなく、互に異なる多様な形態に具現でき、単なる本実施形態は本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されることであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。
もし、定義されなかったとしても、ここで使用されるすべての用語(技術或いは科学用語を含む)はこの発明が属する従来技術で普遍的技術によって一般的に収容されることと同一の意味を有する。一般的な辞書によって定義された用語は関連された技術及び/或いは本出願の本文に意味することと同一の意味を有することと解釈され、そしてここで明確に定義された表現ではないけれとも、概念化されるか、或いは過度に形式的に解釈されない。
本明細書である構成が他の構成に連結されたという意味は必ず2つの構成が直接的に連結されるだけでなく、その他の構成が媒介されて間接的に連結されるものまで含む。本明細書で公知された構成に対する一般的な内容に関する説明は本発明の要旨を曇らないため省略することができる。本発明の図面で同一であるか、或いは相応する構成に対してはできるだけ同一の図面符号が使用される。
本発明の実施形態による血糖管理時計は血糖計を内装して血糖測定が可能である腕時計型の端末として、腕時計形状に提供されるハウジングに血糖ストリップの連結が可能であるように設置される血糖ストリップコネクターと、ハウジングに内装される血糖計を含み、血糖計は血糖ストリップが血糖ストリップコネクターに連結の時、自動に血糖測定タスクを活性化して血糖ストリップ上の血液の血糖を測定する。一実施形態として、感知部は血糖ストリップが血糖ストリップコネクターに連結されることを感知してインタラプト信号を発生し、インタラプトハンドラーはインタラプト信号にしたがって血糖計で血糖測定タスクを活性化するように制御する。
本発明の実施形態によれば、血糖計を腕時計型の端末に内装して携帯の便宜性を確保でき、使用者が血糖ストリップをハウジングに具備された血糖ストリップコネクターに連結する行為のみで、血糖計が自動に血糖測定タスクを活性化して血糖を測定するので、簡単で、簡便な方式に血糖を測定することができ、電子機器の使用方法に慣れていない使用者も容易に血糖を測定することができる。
本発明の実施形態による血糖管理時計は血糖ストリップが血糖ストリップコネクターに連結の時、血糖測定タスクを活性化して血糖ストリップ上の血液の血糖を測定し、血糖管理時計の識別子ID、血糖計によって測定された血糖情報及び血糖情報の測定時間情報を含む血糖測定データを単一データパケットに統合して自動に格納する。血糖管理時計のIDは使用者と一対一に対応するので、血糖管理時計のIDは、即ち、使用者IDを示す。単一データパケットに統合された血糖測定データは両方向無線通信を利用して使用者の個人モバイル端末又は病院サーバー等の外部機器に伝送される。
これによって、基本的な医療情報(血糖情報)に使用者の個人情報を加えて使用者個人の血糖測定データを使用者毎に便利に収集でき、外部機器を通じて血糖測定データが総合的に管理されるので、血糖測定データの活用度を高めて効果的な血糖管理医療サービスを提供することができる。また、使用者が設定された血糖測定日程に血糖を測定しなかった場合、保護者の個人端末又は医療陣の端末のような外部機器に血糖未測定通知メッセージを自動に通知することによって、徹底した血糖管理が可能であり、血糖が過度に高い緊急状況の発生の時に速やかに対処することができる。
図1は本発明の一実施形態による血糖管理時計を示す斜視図であり、図2Aは図1に図示された血糖管理時計のカバーを開放した状態を示す斜視図である。図1乃至図2Aを参照すれば、本発明の一実施形態による血糖管理時計100は腕時計の形状に提供される。血糖管理時計100はハウジング110、血糖ストリップコネクター120、血糖計130、カバー140、ディスプレー部150、使用者インターフェイス部160、及びコネクター170を具備する。
ハウジング110は一般的な腕時計の形状を有し、その両側には使用者の腕首に着用するための腕首バンド形状の時計バンドが連結される。血糖ストリップコネクター120は血糖ストリップ10が連結できるように血糖ストリップ10に対応する形状に形成され、ハウジング110の一側にカバー140によって開放又は閉鎖されるように設置される。使用者が腕首に血糖管理時計100を着用した状態で、血糖ストリップコネクター120が使用者の身体に向かう方向に配置されるようにすることによって、血糖測定の時、血糖ストリップ10の挿入と採血過程で使用者の便宜性を高める。
血糖計130はハウジング110に内装され、血糖ストリップ10が血糖ストリップコネクター120に連結する時、自動に血糖測定タスクを活性化して血糖ストリップ10上に置かれる血液の血糖を測定する。カバー140は血糖ストリップコネクター120を開閉するようにハウジング110に設置される。カバー140は血糖ストリップコネクター120と、充電器や各種センサー又は格納媒体等が連結されるコネクター170が非使用の時、外部に露出されないように隠してデザイン機能を高め、雨水や異物質等が流れ込まれることを防止する。図2Aに図示された実施形態で、カバー140は末端側に位置したヒンジ軸(未図示)を中心として回転する構造に提供され、カバー140を持ち上げるか、或いは下げることによって、開閉する方式になされている。一実施形態として、カバー140はワンタッチ方式に押して開けたり、閉めることができるように提供され、カバー140の下面にスプリング(未図示)を具備してスプリングによって開放された状態が維持されるようにする。
血糖ストリップ10は血糖測定のために採血された血液が置かれる血液挿入部11を具備し、血糖ストリップコネクター120の内に挿入されて接続されるか、或いはそこから分離できるように提供される。血糖ストリップ10は図2Bに示したようにカバー140が開放された状態で血液挿入部11が外部に露出された状態に血糖ストリップコネクター120に連結される。ディスプレー部150はハウジング110の前面に形成され、現在の日付、時刻や血糖測定値、血糖日程通知メッセージ、血糖非正常警告メッセージ等の情報を画面に表示する。ディスプレー部150は例えば、LCD(LiquidCrystalDisplay)画面で提供されてもよい。
使用者は一般的な時計機能や血糖管理等の機能を遂行するための各種命令を使用者インターフェイス部160を通じて入力することができる。使用者インターフェイス部160は例えば、ストップウォッチボタン161、メニューボタン162、選択ボタン163を具備する。ストップウォッチボタン161は一般的な腕時計と同様にストップウォッチ機能を提供する。メニューボタン162は過去に測定した血糖測定データを確認するか、或いは血糖測定日程及びアラーム時間を確認及び設定する等の機能のために具備される。選択ボタン163は以前のメニューに復帰するか、或いは各種情報を設定した後に終了する等の機能のために具備される。
血糖管理時計100は血糖ストリップ10が血糖ストリップコネクター120に連結されない状態では一般的な腕時計の基本動作のようにディスプレー部150を通じて現在の日付と時刻等の情報を表示する。血糖ストリップ10が血糖ストリップコネクター120に連結される瞬間、血糖管理時計100は自動に一般的な時計モードから血糖測定モードに転換する。これによって、血糖計130は血糖測定タスクを実行して血糖を測定し、測定した血糖情報がディスプレー部150を通じて表示される。
使用者は別に使用者インターフェイス部160を操作しなくとも血糖ストリップ10を血糖コネクター120に挿入し、採血した血液を血糖ストリップ10に埋め込まれる行為のみで血糖値を確認できるので、簡単で、簡便な方式に血糖を測定することができる。したがって、電子機器を操作するのに慣れていない使用者も容易に血糖を測定することができる。血糖情報が測定されるか、或いは血糖ストリップ10が血糖ストリップコネクター120から分離されれば、再び血糖測定モードから一般的な時計モードに転換され、現在の日付、時間表示、ストップウォッチ、アラーム等の一般的な時計機能が遂行される。
図3は本発明の他の一実施形態による血糖管理時計を示す斜視図である。図3に図示された実施形態を説明することにおいて、図1乃至図2Bに図示された実施形態と同一であるか、或いは相応する構成に対しては重複される説明を省略する。図3に図示された実施形態で、小さくて機能が密集された血糖管理時計100で狭い空間を効率的に使用できるように、カバー140はスライドさせて開閉するスライド(slide)開閉構造で提供される。例えば、カバー140にはハウジング110に形成されたスライド溝(未図示)に沿ってスライド結合されるガイドバー(未図示)を具備する。他の例として、カバー140にスライド溝が形成され、ハウジング110にガイドバーが具備されてもよい。
図4は本発明の一実施形態による血糖管理時計の構成図であり、図5は本発明の一実施形態による血糖管理方法を示すシークェンスダイヤグラム(sequence diagram)である。図4乃至図5に図示された実施形態を説明することにおいて、図1乃至図3に図示された実施形態と同一であるか、或いは相応する構成に対しては重複される説明を省略する。図1乃至図5を参照すれば、血糖管理時計100はハウジング110、血糖ストリップコネクター120、感知部121、インタラプトハンドラー122、血糖計130、血糖測定日程管理部131、メモリ132、カバー140、ディスプレー部150、使用者インターフェイス部160、コネクター170、通信インターフェイス部171、通信モジュール172、状態制御部173、時間測定モジュール180、アラーム発生部190、及び制御部200を含む。血糖管理時計100の各構成の機能は制御部200によって制御される。
感知部121はハウジング110内に設置され、血糖ストリップ10が血糖ストリップコネクター120に連結されることを感知してインタラプト信号(interruptevent)を発生する。例えば、血糖ストリップ10が血糖ストリップコネクター120内に挿入されれば、血糖ストリップ10の末端側がハウジング110内で電極(未図示)に接続され、これによって、抵抗や電力値が変化される。この時、感知部121は血糖ストリップ10の結合による抵抗や電力値の変化を認識して血糖ストリップ10が血糖ストリップコネクター120に連結されることを感知する(S11)。感知部121は血糖ストリップ10が血糖ストリップコネクター120に連結されることを感知する時、インタラプト信号を発生する(S12)。感知部121は血糖ストリップコネクター120と別に具備されてもよく、血糖ストリップコネクター120内に一体化されてもよい。
インタラプトハンドラー122はハウジング110内に設置され、感知部121で発生したインタラプト信号にしたがって血糖計130で血糖測定タスクを自動的に活性化するように制御するための信号(活性化制御信号)を生成する。即ち、インタラプトハンドラー122はインタラプト信号にしたがって血糖計130のタスクが選択的に活性化されるように制御する。一実施形態において、インタラプトハンドラー122はインタラプト信号のインタラプト回数をカウントし、インタラプト回数が設定された値と一致すれば、血糖計130を動作させるための活性化制御信号を生成する。仮に、インタラプト回数が設定された値と一致しなければ、ディバイス認識誤謬を示すメッセージがディスプレー部150上に表示される。インタラプトハンドラー122によって生成された活性化制御信号は制御部200に入力される。
制御部200は活性化制御信号にしたがって時計タスクのGUI(Graphical User Interface)を非活性化し、血糖計130で血糖測定タスクを実行するように制御し、血糖測定用GUIを活性化する(S14)。血糖ストリップ10上に人体から採血した血液が供給されれば(S15)、血糖計130は血糖測定タスクを実行して血糖ストリップ10上の血液の血糖を測定する。一例として、血糖ストリップ10に流れる電流は血糖にしたがって変化されるが、血糖計130は血糖ストリップ10の電流値を測定して血糖を測定する。血糖計130で測定した血糖情報は制御部200によってメモリ132に格納される(S16)。
一実施形態において、制御部200は図6に示したように、血糖管理時計100の識別子ID61と、血糖測定順序を示す一連番号62、血糖計130によって測定された血糖情報64、及び血糖情報が測定された測定時間情報63を1つのデータパケットに統合して血糖測定データ60を構築し、単一データパケットに統合された血糖測定データ60をメモリ132に格納する。このように、血糖管理時計ID、血糖情報、血糖測定時間情報を1つのデータパケット形式に統合して資料を構築することによって、使用者の個人情報と血糖情報とが含まれた意味あるデータを生成する。このように統合されたデータはスマートフォンのような個人モバイル端末機又は医療サービスのためのサーバー端末等の外部機器に伝送され、これによってデータ活用の効用性を高める。
再び図1乃至図5を参照すれば、メモリ132は例えば、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)等のような揮発性メモリ又は ROM(Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Electrically Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、フラッシュメモリ装置、PRAM(Phase−change RAM)、MRAM(Magnetic RAM)、RRAM(Resistive RAM)(登録商標)、FRAM(Ferroelectric RAM)(登録商標)等のような不揮発性メモリである。
ディスプレー部150は血糖値分析結果を画面に表示する。例えば、ディスプレー部150には測定した血糖値の数値と正常、非正常の可否、血糖を測定した時間、以後の血糖を測定する時間等の情報が表示される(S17)。血糖計130で血糖測定が完了されれば、血糖計タスクが非活性化され(S18)、時計GUIが活性化される(S19)。
血糖測定日程管理部131は血糖を測定する日程目録を管理する。一実施形態として、血糖測定日程管理部131は使用者の個人モバイル端末(スマートフォン等)や病院サーバー等の外部機器からの設定情報要請メッセージにしたがって設定情報を伝送し、設定情報から変更された新規設定情報を外部機器から受信し、血糖測定時間を新規設定情報にしたがって更新する。血糖測定日程管理部131の機能に対しては後に図9を参照して後述する。
コネクター170はハウジング110の外面の一側に設置され、血糖管理時計100に電源を供給するバッテリーを充電するための充電器、酸素飽和度、脈波、心拍数のような生体信号を測定するための各種センサー、血糖計130によって測定される血糖測定データを格納するか、或いは血糖管理時計100に格納された血糖測定データをコピー、移動するための移動式格納媒体等の機器と連結されるように具備される。
通信インターフェイス171はコネクター170に連結される機器と血糖管理時計100との間に各種メッセージや信号、データ等を送受信するためのインターフェイス機能を遂行する。通信インターフェイス171は多様な機器を支援し、互に異なる通信プロトコルを支援するように提供される。通信インターフェイス171はコネクター170に連結される機器にしたがって通信プロトコルを動的に活性化し、活性化した通信プロトコルにしたがって通信を遂行する。
通信インターフェイス171は、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)、I2C(Inter−Integrated Circuit bus)、SPI(Serial Peripheral Interface)、GPIO(General Purpose Input/Output)、USB(Universal Serial Bus)、PIO(Programmed Input/Output)、ADC(Analog−to−Digital Converter)等の多様な通信プロトコルを支援することができる。
一実施形態として、コネクター170に機器を連結する時、コネクター170に連結された機器から血糖管理時計100のインタラプトハンドラー122にインタラプトイベント信号が伝送される。コネクター170に連結される機器は機器毎に予め設定されているインタラプト回数を有するインタラプトイベント信号を発生する。コネクター170に連結された機器にしたがって互に異なるインタラプト回数を有するインタラプトイベント信号がインタラプトハンドラー122に伝送される。
インタラプトハンドラー122はインタラプトイベント信号のインタラプト回数をカウントする。制御部200はインタラプトハンドラー122でカウントしたインタラプト回数にしたがって通信インターフェイス171で支援する通信プロトコルの中でコネクター170に連結された機器で支援する通信プロトコルを自動に認識し、通信インターフェイス171を制御して該当通信プロトコルを活性化する。したがって、多様な機器に対応して通信インターフェイス171の通信プロトコルを動的に活性化することによって、自動に、そしてコネクター170に機器が連結されることと同時に実時間に機器と血糖管理時計100との間の通信ネットワークを設定する。
通信モジュール172はハウジング110内に設置され、使用者と保護者の個人モバイル端末、病院サーバー等のような外部機器(図7の図面符号300)との間にデータを伝送するための通信インターフェイスである。例えば、通信モジュール172は血糖管理時計100で測定した血糖測定データを外部機器300に送信するか、或いは外部機器300から血糖測定日程更新データを受信するか、或いは使用者が血糖測定日程に拘らず血糖を測定しなかった場合、保護者の個人モバイル端末、病院サーバー等の外部機器300に血糖未測定を知らせるメッセージを送信する等の機能を遂行する。通信部180は、例えば、ブルートゥース(bluetooth)(登録商標)、低電力ブルートゥース(BLE;Bluetooth Low Energy)、LF送受信機又はRF送受信機等の無線通信装置に構成されることができ、血糖管理時計100と外部機器300、400との間に無線ネットワークを設定して実時間ストリーミング方式にデータを送受信する。
単一データパケット構造に統合された血糖測定データは互に異なる外部機器300、400の間に伝送されることができる。第1外部機器300は血糖管理時計100と両方向通信を遂行する端末、例えば、使用者や保護者のスマートフォン、スマートパッドのようなモバイル端末であり得る。第2外部機器400は病院サーバー機能を遂行する端末として、使用者や保護者の端末からモバイルウェブを通じて血糖測定データを受信する。一方、血糖管理時計100から病院サーバー等の第2外部機器400に血糖測定データが直接伝送されるか、或いは第2外部機器400から血糖更新情報を直接伝送して血糖管理時計100の血糖日程等を更新することもできる。
状態制御部173は無線通信のための電力消耗を最少化するように、予め設定された周期に通信モジュール172の無線通信機能を活性化又は非活性化することができる。図8は本発明の一実施形態による血糖管理装置を構成する血糖管理時計と外部機器との間にデータを伝送する方式を示すシークェンスダイヤグラムである。図4及び図8を参照すれば、血糖管理時計100の制御部200は状態制御部173によって無線通信機能が活性化された状態で広告メッセージ(advertising message)をブロードキャスティング(broadcasting)伝送する(S21)。
例えば、外部機器300で使用者や保護者又は医療陣等によって血糖管理アプリケーションが実行されれば、外部機器300は周辺信号を感知して広告メッセージをスキャニングする。外部機器300は広告メッセージに応答して広告メッセージ受信信号を血糖管理時計100に伝送してディバイス連結を遂行し、この過程で血糖管理時計100と外部機器300との間に無線ネットワークが設定される(S22)。外部機器300は血糖測定データ要請メッセージと以前の通信過程で最後に受信した血糖測定データの順序番号情報を血糖管理時計100に伝送する(S23、S24)。血糖管理時計100は血糖測定データ要請メッセージに応答して最後に送信した順序番号以後の蓄積された血糖測定データを単一データパケット単位に外部機器300に伝送する(S25〜S27)。
一実施形態として、血糖管理時計100の制御部200は無線通信機能が非活性化されるか、或いは無線通信機能が活性化されても広告メッセージに対応する広告メッセージ受信信号が外部機器300から伝送されない等の血糖管理時計100と外部機器300との間に無線通信が設定されていない場合、遅延許容(delaytolerant)方式を活用して血糖測定データを メモリ132に格納して置き、以後に外部機器300と無線ネットワークが設定されれば、格納されている血糖測定データ、即ち、血糖管理時計100のID、血糖情報、及び血糖測定時間情報が統合された血糖測定データを単一データパケット単位に外部機器300に伝送する。これによって、使用者や使用者の保護者又は医療陣は外部機器300を通じて使用者の血糖測定データを確認することができる。
血糖測定値は血糖管理時計のID及び血糖測定時間情報と統合されて1つの意味あるデータに加工された後、無線通信機能を利用して外部機器300に伝送されて使用者本人や保護者又は主治医に提供されるので、医療測定データを収集することにおいて、便宜性が提供される。さらに、医療サービス提供者は多様な使用者から収集される血糖測定データを血糖管理時計のIDを通じて使用者別に区分して、多様な使用者に対して血糖値を時間にしたがってストリーム方式に確認でき、伝送された血糖測定データを活用して患者に適合な処方を行うか、或いは血糖測定日程を調整する等の措置を遂行することができる。
時間測定モジュール180はハウジング110内に設置され、時間情報を測定する。血糖ストリップ10が血糖ストリップコネクター120から分離されている場合、制御部200によって一般的な時計の機能に該当する時計タスクが遂行され、時間測定モジュール180で認識した日付と時刻とがディスプレー部150上に表示される。血糖ストリップ10が血糖ストリップコネクター120に連結されれば、時計タスクは非活性化され、血糖測定タスクが開始され、ディスプレー部150上に血糖計130で測定した血糖測定データがディスプレーされることができる。
アラーム発生部190は予め設定された血糖測定時間になれば、血糖測定時間が到来したことを知らせるアラームを発生する。したがって、血糖測定時間を知らせる機能を通じて、使用者は正確な時間に血糖を測定することができる。アラーム発生部190は、例えば、振動を発生する振動モーター191や、アラーム音を発生するスピーカー192を含む。他の例として、アラーム発生部190はディスプレー部150上にメッセージを表示するか、アラームランプを点灯する等の異なる方式に使用者に血糖測定時間が到来したことを知らせてもよい。一方、使用者や保護者又は医療陣のスマート端末やコンピューター等の外部機器300、400で血糖管理のための専用プログラムが動作している場合、該当外部機器300、400でもアラーム音とポップアップ等の方式に血糖測定時間を知らせることも可能である。
本発明の実施形態で、血糖管理時計100は血糖計130で測定した血糖値が臨界範囲から外れた場合、警報を発生する警報発生部(未図示)をさらに含む。警報発生部はアラーム発生部190と同一の方式或いは異なる方式に使用者に血糖値が非正常的な数値であることを知らせる。例示的に、警報発生部は血糖値が臨界範囲から外れた場合、ディスプレー部150を通じて危険状況を表示するか、或いはスピーカーを通じて警告音を発生する等の方式以外に、赤色警報灯を点滅する等の方式に使用者に危険性を知らせてもよい。
血糖値が正常的な範囲から外れる場合、血糖管理時計100の通信モジュール172は血糖測定データと非正常的な数値であることを知らせるメッセージ等を保護者端末や病院サーバー等の外部機器に伝送するか、或いは危険状況を通知する文字メッセージを保護者の個人モバイル端末に伝送することができる。使用者が設定された血糖測定時間に血糖を測定しなかった場合、血糖管理時計100の通信モジュール172は使用者が血糖を測定しなかったことを知らせるメッセージ(血糖未測定通知メッセージ)等を保護者端末や病院サーバー等の外部機器に伝送するか、或いは血糖測定不履行を通知する文字メッセージ(SMS、MMS等)を保護者の個人モバイル端末に伝送することができる。
図9は本発明の一実施形態による血糖管理時計と外部機器との間に設定情報を伝送して血糖測定日程を更新することを示すシークェンスダイヤグラムである。図4及び図9を参照すれば、血糖管理時計100は広告メッセージ(advertising message)をブロードキャスティング(broadcasting)伝送し(S31)、外部機器300は広告メッセージに応答して広告メッセージ受信信号を血糖管理時計100に伝送してディバイス連結を遂行する(S32)。外部機器300で血糖管理時計100に設定情報要請メッセージを伝送すれば(S33)、これに応答して血糖管理時計100は血糖測定日程に関して現在設定されている設定情報を伝送する(S34)。
続いて、使用者や保護者又は医療陣が外部機器300を利用して血糖測定日程を既存設定情報から新しい設定情報に変更すれば(S35)、修正された新規設定情報が外部機器300から血糖管理時計100に伝送される(S36)。血糖管理時計100は外部機器300から受信した新規設定情報にしたがって血糖測定日程を更新し(S37)、更新された日程をディスプレー部150を通じて表示する(S38)。最後に、血糖管理時計100は外部機器300に設定情報更新完了通知メッセージを伝送する(S39)。図9に図示された実施形態では外部機器300を通じて血糖測定日程を更新するが、血糖管理時計100を利用して血糖測定日程を更新することも可能である。
血糖測定データは血糖管理時計100で使用者インターフェイス部160のメニューボタン162を操作して確認するか、或いは外部機器300、400、例えば、スマート端末やコンピューターの専用プログラムを通じて確認することができる。図10は本発明の一実施形態による血糖管理時計を構成するディスプレー部を通じて血糖測定データを確認する過程を示す図面である。図1乃至図3及び図10を参照すれば、血糖管理時計100が一般的な時計タスクを遂行する時計モードに動作する場合、図10の(a)に示したようにディスプレー部150には基本的に現在の日付と時間とが表示される。
血糖ストリップコネクター120に血糖ストリップ10を挿入すれば、時計モードから血糖測定モードに転換され、これによって血糖計130で血糖測定タスクが自動に活性化され、図10の(b)に示したようにディスプレー部150上に“血糖測定待機中”というメッセージが表示される。血糖計130で血糖測定を完了すれば、図10の(c)に示したようにディスプレー部150上に測定値が表示された後、再び図10の(a)に図示されたような時計モードに復帰する。
時計モードで使用者がメニューボタン162を押すと、図10の(d)に図示されたようなメニューリーストがディスプレー部150上に表示され、メニューリーストの第1番目のアイテムである“血糖値確認”項目にカーソルが位置する。メニューボタン162を押すたびにかーソルは隣接する他の項目に移動される。“血糖値確認”項目にカーソルが位置した状態で選択ボタン163を入力すれば、図10の(e)に図示されたような血糖値リーストが表示される。血糖値リーストには血糖を測定した日付と時間情報、血糖測定値が含まれる。使用者はメニューボタン162を利用してカーソルを移動して血糖値を確認でき、選択ボタン163を入力すれば、再びメニューリースト画面に戻る。
図11は本発明の一実施形態による血糖管理時計を通じて血糖測定時間を設定する過程を示す図面である。図11の(a)に示したように、メニューボタン162の選択ボタン163を利用してディスプレー部150上に表示されるメニューリーストで“血糖測定時間設定”項目を選択すれば、図11の(b)に図示されたような血糖測定日程リーストが表示される。この時、血糖測定日程リーストで更新する項目を選択した後、図11の(c)乃至(e)に示したように、修正、削除項目を選択して血糖測定日程を修正、削除するか、或いは確認を選択して血糖測定日程リーストに戻ることができる。一方、新しい血糖測定日程を追加する場合、図12の(a)に図示されたような血糖測定日程リースト画面で“Empty”項目を選択し、図12の(b)に図示された画面で“追加”項目を選択した後、図12の(c)乃至(e)に示したように血糖を測定割時間情報を入力する。
本発明の実施形態は慢性疾患である血糖疾患に苦しむ患者や、個人ヘルスケアに関心を有する使用者に腕時計型に提供される血糖管理時計100に内装されて連動動作する血糖計130を支援することによって、血糖測定の時、便宜性を提供する。本発明の実施形態によれば、血糖ストリップコネクター120に血糖ストリップ10を連結する行為だけで、そして外部機器300、400、例えば、使用者スマートフォンのアプリケーションを実行する行為だけで、血糖測定及びデータ伝送のためのすべての動作が自動に遂行され、血糖管理時計100と外部機器との間に無線通信機能を遂行するための操作が最小化される。したがって、使用者が簡単で、容易に血糖を測定することができ、高齢の患者等のように電子機器の操作に慣れていない使用者も特別な難しいさ無しで血糖測定データ収集が可能である。
本発明の実施形態によれば、使用者が設定された血糖測定日程に合わせて血糖を測定するようにアラームを発生し、測定した血糖値が危険数値に該当するか、或いは使用者が血糖測定日程に拘らず血糖を測定しなかった場合、血糖管理時計100の無線送受信機能を活用して、使用者や保護者又は医療専門家に該当情報を自動に通知することによって、より徹底に血糖を管理でき、血糖が過度に高い緊急状況の発生の時に速やかに対処することができる。したがって、糖尿病及び関連合併症を予防でき、血糖疾患による社会的費用を減らすことができる。
以上の実施形態は本発明の理解を助けるために提示されたものであり、本発明の範囲を制限しなく、これから多様な変形可能である実施形態も本発明の範囲に属することを理解すべきである。本発明の技術的保護範囲は特許請求範囲の技術的思想によって定まられ、本発明の技術的保護範囲は特許請求範囲の文言的記載その自体に限定されることではなく、実質的に技術的価値が均等な範疇の発明に対してまで及ぶことを理解すべきである。