JP2016530752A - 携帯用圧電スピーカーおよびこれを備える電子機器 - Google Patents

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Abstract

本発明は、電子機器の背面に着脱可能に設けられる胴体と、胴体の所定の領域に係合した圧電スピーカーモジュールと、を備え、圧電スピーカーモジュールは、圧電素子と、圧電素子の少なくとも一つの領域と接触し、圧電素子の少なくとも一つの面から離隔されて設けられる振動伝達体と、を備える携帯用圧電スピーカーを開示する。

Description

本発明は、携帯用圧電スピーカーに係り、特に、電子機器に着脱自在に設けられ、しかも、電子機器の音量を増幅させる携帯用圧電スピーカーに関する。
ユーザーが携帯しながら使用可能な小型の携帯用電子機器は、近年、小型化、薄型化および軽量化が一層強調されている。また、単なる通信機能だけではなく、様々なマルチメディア環境やインターネット環境下で使用可能な多目的機能が付加されて、いわゆるスマートフォンとして汎用されているのが現状である。特に、マルチメディア環境に一層好適に使用できるように、スマートフォンは、一層広いスクリーンを備えており、ユーザーの使い勝手のためにタッチ方式により駆動可能なタッチスクリーンを普遍的に採用している。
一方、マルチメディアソースが再生可能なこのような携帯用電子機器は、小型化により内蔵スピーカーを備えているか、あるいは、たとえ内蔵スピーカーを備えているとしても、電力の消耗を低減するために最小限の音響のみを提供するモノスピーカーが組み込まれる。このため、ユーザーが再生しようとするマルチメディアソースを十分な音量で鑑賞するためには別途のスピーカーを接続しなければならない。
しかしながら、従来のスピーカーは体積が大きいため、ユーザーが携帯し難いという問題がある。また、従来のスピーカーを携帯用電子機器に接続するためには別途の接続線を必要とし、ユーザーが十分な音量でマルチメディアソースを鑑賞するためには、それに適したスピーカー本体と接続線を同時に携帯しなければならないという煩雑さが増す。一方、特許文献1には、振動および音響機能を有する携帯端末用ケースが開示されている。
大韓民国公開特許第10−2012−0110664号
本発明の目的は、圧電スピーカーモジュールを用いて体積が小さくて携帯しやすい携帯用圧電スピーカーを提供することである。
本発明の他の目的は、携帯用電子機器に着脱自在に設けられて携帯用電子機器の音量を増幅させる携帯用圧電スピーカーを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、携帯用電子機器に係合した状態でテーブルなどの物体の上に接触して携帯用電子機器の音量をさらに増幅させる携帯用圧電スピーカーを提供することである。
本発明の一態様による携帯用圧電スピーカーは、電子機器の背面に着脱可能に設けられる胴体と、前記胴体の所定の領域に係合した圧電スピーカーモジュールと、を備え、前記圧電スピーカーモジュールは、圧電素子と、前記圧電素子の少なくとも一つの領域と接触し、前記圧電素子の少なくとも一つの面から離隔されて設けられる振動伝達体と、を備える。
前記胴体は、電子機器の背面カバーと同じ形状を有し、前記電子機器の背面カバーが係脱された後に係合する。
前記胴体の所定の領域に開口が形成され、前記圧電スピーカーモジュールが前記開口に嵌着される。
前記圧電スピーカーモジュールは、一方の側が前記圧電素子と接続され、他方の側が外部に露出される接続端子をさらに備え、前記接続端子は、他方の側が前記電子機器の背面に設けられた出力端子と接続される。
前記胴体の一方の側面に設けられて前記電子機器の前面を覆うフリップカバーをさらに備える。
前記胴体の一方の側面に設けられて前記圧電スピーカーモジュールに電源を供給する電源供給部をさらに備える。
前記電源供給部は、前記電子機器と係合される前記胴体の第1の領域から前記電子機器の長手方向に延びた第2の領域の上に設けられる。
前記電源供給部は、外部の電源端子と接続される第1のコネクターと、前記第1のコネクターを介して供給される電源により充電されるバッテリーと、前記バッテリーの電源を増幅させる電源増幅部と、前記電源増幅部において増幅された電源を前記圧電スピーカーモジュールに供給する接続ラインと、を備える。
前記第1のコネクターと前記バッテリーとの間に設けられた回路基板をさらに備え、前記電源増幅部は、前記回路基板の上に設けられる。
前記回路基板の上に設けられ、前記第1のコネクターと対向する方向に設けられて前記電子機器と接続される第2のコネクターをさらに備える。
前記胴体の一方の側面に設けられて前記電子機器の前面および前記電源供給部の前面を覆うフリップカバーをさらに備える。
前記電子機器の背面の所定の領域に設けられて前記圧電スピーカーモジュールおよび前記電子機器に電源を供給するバッテリーをさらに備える。
前記バッテリーの一方の側に設けられて前記圧電スピーカーモジュールに供給される電源を増幅させる電源増幅部をさらに備える。
本発明の他の態様による携帯用圧電スピーカーは、電子機器の背面の所定の領域に嵌め込まれる圧電スピーカーモジュールと、前記電子機器の背面に着脱自在に設けられる胴体と、を備え、前記圧電スピーカーモジュールは、圧電素子と、前記圧電素子の少なくとも一つの領域と接触し、前記圧電素子の少なくとも一方の面から離隔されて設けられる振動伝達体と、を備える。
前記圧電スピーカーモジュールの所定の領域に嵌合突起が設けられ、前記嵌合突起に対応する領域の前記胴体に嵌合溝が設けられて前記嵌合突起が前記嵌合溝に嵌め込まれる。
本発明のさらに他の態様による携帯用圧電スピーカーは、内部に所定の空間を設ける下部および上部の振動伝達体と、前記振動伝達体内の空間に設けられる圧電素子と、前記圧電素子の上に設けられて外部の電源端子と接続される第1のコネクターと、前記第1のコネクターを介して供給される電源により充電されるバッテリーと、前記バッテリーの電源を増幅させて前記圧電素子に供給する電源増幅部と、を備え、前記下部振動伝達体は、前記圧電素子の少なくとも一つの領域と接触し、前記圧電素子の一方の面から離隔される。
前記第1のコネクターと前記バッテリーとの間に設けられる回路基板をさらに備え、前記電源増幅部は前記回路基板の上に設けられる。
前記回路基板の上に設けられ、前記電子機器と接続される第2のコネクターをさらに備える。
前記圧電素子は、分極されていない振動誘発層と、前記振動誘発層の上部および下部にそれぞれ設けられ、厚さ方向に分極されて積み重ねられる少なくとも2層以上の圧電層と、前記振動誘発層と前記圧電層との間に設けられる複数の電極と、を備え、前記それぞれの圧電層は、分極方向が互いに逆方向になるように積み重ねられる。
前記振動誘発層および前記圧電層の所定の領域に貫設される少なくとも一つのビアプラグをさらに備え、前記ビアプラグを介して同じ極性の電圧が印加される電極が接続される。
前記電極は、前記圧電素子の一方の側面および他方の側面に露出され、前記圧電素子の側面に形成される側面電極により接続される。
前記振動伝達体は、周縁部から中心部に進むにつれて前記圧電素子との間隔が大きくなるか、あるいは、等間隔を維持するように設けられる。
前記圧電スピーカーモジュールは、他方の側が振動増幅物体に接触されて音圧および出力が増幅される。
本発明のさらに他の態様による電子機器は、圧電素子と、前記圧電素子の少なくとも一つの領域と接触され、前記圧電素子の少なくとも一方の面から離隔されて設けられる振動伝達体と、を備える圧電スピーカーモジュールが背面に係合する。
前記振動伝達体は、周縁部から中心部に進むにつれて前記圧電素子との間隔が大きくなるか小さくなるように設けられるか、あるいは、等間隔を維持するように設けられる。
前記圧電スピーカーモジュールは、他方の側が振動増幅物体に接触されて音圧および出力が増幅される。
本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーは、携帯用電子機器の背面カバーと同じ形状の胴体が設けられ、胴体の所定の領域に圧電スピーカーモジュールが係合して製作される。このような携帯用圧電スピーカーの胴体を携帯用電子機器の背面に係合することにより、圧電スピーカーモジュールを用いて携帯用電子機器の音量を増幅させることができる。
また、本発明は、圧電スピーカーモジュールを用いることにより超薄型に製作可能であることから、体積が小さくて携帯しやすい。
さらに、携帯用電子機器の背面カバーと同じ形状の胴体を振動板として用いて音量を増幅させることができ、テーブル、ボックスなどの物体の上に接触する場合に音量をさらに増幅させることができる。
本発明の実施形態による圧電スピーカーモジュールの概略図である。 本発明の実施形態による圧電スピーカーモジュールの概略図である。 本発明の実施形態による圧電スピーカーモジュールの概略図である。 本発明の実施形態による圧電スピーカーモジュールの概略図である。 本発明の圧電スピーカーモジュールに適用される圧電素子の実施形態による断面図である。 本発明の圧電スピーカーモジュールに適用される圧電素子の実施形態による断面図である。 本発明の圧電スピーカーモジュールに適用される圧電素子の実施形態による断面図である。 本発明の一実施形態による圧電スピーカーモジュールの概略断面図である。 本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明の他の実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明の他の実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明の他の実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明のさらに他の実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明のさらに他の実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明のさらに他の実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明のさらに他の実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明のさらに他の実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。 本発明による携帯用圧電スピーカーが係合した携帯用電子機器と、これを物体の上に接触した場合の特性グラフである。 本発明の他の実施形態による圧電スピーカーモジュールの分解斜視図および結合断面図である。 本発明の他の実施形態による圧電スピーカーモジュールの分解斜視図および結合断面図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態を詳述する。しかしながら、本発明は、後述する実施形態に何ら限定されるものではなく、異なる種々の形態で実現される。単に、これらの実施形態は、本発明の開示を完全たるものにし、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものである。
図1は、本発明の一実施形態による圧電スピーカーモジュールの概略図である。
図1を参照すると、本発明の一実施形態による圧電スピーカーモジュールは、圧電素子100と、圧電素子100の少なくとも両側面から、且つ、圧電素子100の一方の面から離隔されて形成された振動伝達体としての振動伝達板200と、を備える。このような圧電スピーカーモジュールは、圧電素子100と振動伝達板200との間の空間において音響が増幅されて出力される。
圧電素子100は、例えば、所定の厚さを有する四角板状に設けられる。すなわち、圧電素子100は、対向する両面、すなわち、上面および下面が設けられ、上面および下面の周縁部に沿って4つの側面が設けられる。もちろん、圧電素子100は、四角形だけではなく、円形、長円形、多角形など様々な形状に設けられてもよい。このような圧電素子100は、基板と、基板が少なくとも一方の面に形成された圧電層と、を備える。例えば、圧電素子100は、基板の両面に圧電層が形成されたバイモルフタイプに形成されてもよく、基板の一方の面に圧電層が形成されたユニモルフタイプに形成されてもよい。圧電層は少なくとも1層が積み重ねられて形成されるが、好ましくは、複数の圧電層が積み重ねられて形成される。また、圧電層の上部および下部にはそれぞれ電極が形成される。ここで、圧電層は、例えば、PZT(Pb、Zr、Ti)、NKN(Na、K、Nb)、BNT(Bi、Na、Ti)系の圧電物質を用いて形成する。さらに、圧電層は、互いに異なる方向に分極されて積み重ねられて形成される。すなわち、基板の一方の面の上に複数の圧電層が形成される場合、各圧電層は互いに反対方向の分極が交互に形成される。一方、基板は、圧電層が積み重ねられた構造を維持しながら振動が発生する特性を有する物質を用いて製作するが、例えば、金属、プラスチックなどが挙げられる。基板の少なくとも一方の端部には駆動電圧が印加される電極端子が設けられる。ところが、圧電素子100は圧電層と異物である基板を用いなくてもよい。すなわち、圧電素子100は、中心部に分極されていない圧電層が設けられ、その上部および下部に互いに異なる方向に分極された複数の圧電層が積み重ねられて形成される。このような分極されていない圧電層と分極された複数の圧電層からなる圧電素子100の様々な実施形態は、図5乃至図7を用いて後述する。
振動伝達板200は、圧電素子100の少なくとも一方の面から所定の間隔を隔てて設けられる。例えば、振動伝達板200は、圧電素子100の互いに対向する両側面に周縁部が貼着され、振動伝達板200の残りの領域が圧電素子100が一方の面から離隔されるように設けられる。このとき、振動伝達板200は、圧電素子100の周縁部から圧電素子100の中央部に進むにつれて圧電素子100との距離が大きくなるように、例えば、ドーム状に設けられる。もちろん、振動伝達板200は4つの周縁部が全て圧電素子100の側面に貼着されるようにドーム状に設けられる。このために、振動伝達板200は、例えば、圧電素子100の形状に応じて圧電素子100よりも大きく設けられる。すなわち、振動伝達板200は、圧電素子100の形状に応じて四角形に設けられ、圧電素子100の側面に貼着される領域の幅と圧電素子100の一方の面から離隔された距離を考慮して圧電素子100よりも大きく設けられる。このように圧電素子100と振動伝達板200との離隔空間が共鳴空間となる。このような圧電スピーカーモジュールは、スマートフォンなどの電子機器に接触されて設けられるが、圧電素子100側が電子機器の本体に接触される。また、このような圧電スピーカーモジュールは、電子機器に着脱自在に設けられる。例えば、電子機器の背面を覆うバッテリーカバーと同じ形状の胴体が設けられ、胴体の所定の領域に圧電スピーカーモジュールが係合して胴体が電子機器の背面に取り付けられる。さらに、電子機器の背面の所定の領域に所定の溝が形成され、溝内部に圧電スピーカーモジュールが取り付けられる。もちろん、電子機器と所定のケーブルを介して接続されてもよい。このような圧電スピーカーモジュールは、振動伝達板200が圧電素子100の振動および共鳴を外部に伝達する役割を果たす。また、振動伝達板200側がテーブル、ボックスなどの振動増幅物体に接触されるとき、出力および音圧をさらに増幅させて出力する。ここで、振動伝達板200は、金属、プラスチックなどを用いて製作してもよく、互いに異なる異種の素材を積み重ねて少なくとも2重構造に製作してもよいが、フレキシブル特性を有する物質、例えば、PETなどの樹脂を用いて製作してもよい。一方、圧電素子100と振動伝達板200との離隔距離は、圧電素子100のサイズ、圧電スピーカーモジュールが収容される電子機器の収容空間、所望の出力および音圧などによって異なる。
図2乃至図4は、本発明の他の実施形態による圧電スピーカーモジュールの概略図である。図2に示すように、圧電スピーカーモジュールは、圧電素子100と、圧電素子100の両側面から、且つ、圧電素子100の上面から離隔されてドーム状に設けられる振動伝達体としての第1の振動伝達板210と、圧電素子100の両側面から、且つ、下面から離隔されてドーム状に設けられる振動伝達体としての第2の振動伝達板220と、を備える。すなわち、本発明の他の実施形態による圧電スピーカーモジュールは、圧電素子100の上面および下面からそれぞれ所定の間隔を隔てて第1および第2の振動伝達板210、220が設けられる。ここで、第1および第2の振動伝達板210、220が圧電素子100の同じ側面に貼り付けられてもよく、互いに異なる側面に貼り付けられてもよい。すなわち、第2の振動伝達板220の周縁部が第1の振動伝達板210が貼り付けられた圧電素子100の両側面と直交する両側面に貼着される。もちろん、第1および第2の振動伝達板210、220の周縁部が圧電素子100の全ての側面に貼着されるように設けられてもよい。
また、図3に示すように、圧電スピーカーモジュールは、圧電素子100と、圧電素子100の少なくとも両側面から、且つ、圧電素子100の上面から離隔されてドーム状に形成される振動伝達板200と、振動伝達板200上の所定の領域に設けられる少なくとも一つのパターン230と、を備える。パターン230は、振動伝達板200の少なくとも一つの領域を切欠して形成し、振動伝達板200と同じ材質または振動伝達板200と異なる材質の物質を振動伝達板200の上に付着して形成する。このようなパターン230は、圧電素子100と接触される領域から上側に所定の長さに形成される。さらに、パターン230は、振動伝達板200の少なくとも一方の側に設けられる。
さらに、図4に示すように、圧電スピーカーモジュールは、圧電素子100と、圧電素子100の少なくとも両側面から、且つ、圧電素子100の少なくとも一方の面から等間隔にて離隔された振動伝達板200と、を備える。すなわち、図1乃至図3を用いて説明した本発明の実施形態による圧電スピーカーモジュールは、振動伝達板200が圧電素子100の少なくとも一方の面の上に周縁部から中央部に進むにつれて距離が大きくなるように、例えば、ドーム状に設けられたが、図4の圧電スピーカーモジュールは、圧電素子100と振動伝達板200との離隔距離が同じである。また、図示はしないが、圧電素子100の2つの周縁部から所定の領域まで圧電素子100と振動伝達板200との離隔距離が増加していて残りの領域において等間隔を維持してもよい。要するに、本発明の圧電スピーカーモジュールは、振動伝達板200が圧電素子100の少なくとも一方の面から所定の間隔を隔てて形成される。一方、振動伝達板200は、周縁部が圧電素子100の側面に接触された場合を例にとって説明したが、振動伝達板200は周縁部が圧電素子100の一方の面上の周縁部に接触されてもよい。
一方、図1乃至図3を用いて説明した実施形態においては、振動伝達板200が圧電素子100の2つの周縁部から中央部に進むにつれて互いの間隔が大きくなるように設けられたが、振動伝達板200が圧電素子の2つの周縁部から中央部に進むつれて互いの間隔が小さくなるように設けられてもよい。また、圧電素子100と振動伝達板200との離隔距離が少なくとも一つの領域と少なくとも他の一つの領域において互いに異なる。すなわち、振動伝達板200は、所定の曲率をもって設けられて圧電素子100の周縁部に貼り付けられる。
図5は、本発明に適用される圧電素子の一実施形態による断面図である。
図5を参照すると、本発明の一実施形態による圧電素子100は、厚さ方向に分極されて積み重ねられる第1乃至第3の圧電層110、120、130と、第3の圧電層130の下部に設けられる未分極の振動誘発層140と、振動誘発層140の下部に設けられ、厚さ方向に分極されて積み重ねられる第4乃至第6の圧電層150、160、170と、を備える。すなわち、本発明の一実施形態による圧電素子100は、振動誘発層140を中心としてその上部に第1乃至第3の圧電層110、120、130が設けられ、その下部に第4乃至第6の圧電層150、160、170が設けられる。
第1乃至第3の圧電層110、120、130は、厚さ方向に分極させて圧電特性を有する手段であり、略円形または四角形状の薄板状に形成される。第1乃至第3の圧電層110、120、130の形状は、圧電スピーカーに適用可能な圧電特性が形成される限り、提示された実施形態に何ら限定されるものではなく、種々に変更可能である。第1乃至第3の圧電層110、120、130は、分極方向が互いに逆方向になるように積み重ねられる。例えば、第1および第3の圧電層110、130は、振動誘発層140の反対方向、すなわち、上方に分極され、第2の圧電層120は、振動誘発層140の方向、すなわち、下方に分極される。第1の圧電層110は、上面に第1aの電極111が形成され、下面に第1bの電極113が形成され、第1bの電極113から第1aの電極111に向かって分極される。第2の圧電層120は、上面に第2bの電極123が形成されて第1の圧電層110の第1bの電極113に貼り付けられ、下面に第2aの電極121が形成され、第2bの電極123から第2aの電極121に向かって分極される。このとき、第1bの電極113および第2bの電極123は一体に形成されてもよい。第3の圧電層130は、上面に第3aの電極131が形成されて第2の圧電層120の第2aの電極121に貼り付けられ、下面に第3bの電極133が形成され、第3bの電極133から第3aの電極131に向かって分極される。このとき、第2aの電極121および第3aの電極131は一体に形成されてもよい。
振動誘発層140は、厚さ方向に分極されていないため圧電特性を有さないセラミック板であり、第3および第4の圧電層130、150において振動が起こることを誘発および増幅させるか、あるいは、直接的に振動板の役割を果たす。振動誘発層140の上面および下面には、第3bの電極133および第4bの電極153と電気的にそれぞれ接続される一対の電極143が形成される。このとき、振動誘発層140の上面に形成される電極143および第3bの電極133は、一体に形成されてもよい。
第4乃至第6の圧電層150、160、170は、厚さ方向に分極させて圧電特性を有する手段であり、略円形または四角形状の薄板状に形成される。第4乃至第6の圧電層150、160、170の形状は、圧電スピーカーに適用可能な圧電特性が形成される限り、提示された実施形態に何ら限定されるものではなく、種々に変更可能である。第4乃至第6の圧電層150、160、170は、分極方向が互いに逆方向になるように積み重ねられる。例えば、第4および第6の圧電層150、170は、振動誘発層140の反対方向、すなわち、下方に分極され、第5の圧電層160は、振動誘発層140の方向、すなわち、上方に分極される。第4圧電層150は、上面に第4bの電極153が形成されて振動誘発層140の電極143に貼り付けられ、下面に第4aの電極151が形成され、第4bの電極143から第4aの電極141に向かって分極される。このとき、振動誘発層140の下面に形成される電極143は、第4の圧電層150の第4bの電極153と一体に形成されてもよい。第5の圧電層160は、上面に第5aの電極151が形成されて第4の圧電層120の第4aの電極151に貼り付けられ、下面に第5bの電極153が形成され、第5bの電極153から第5aの電極151に向かって分極される。このとき、第4aの電極151および第5aの電極161を一体に形成してもよい。第6圧電層170は、上面に第6bの電極173が形成されて第5の圧電層160の第5bの電極163に貼り付けられ、下面に第6aの電極171が形成され、第6bの電極173から第6aの電極171に向かって分極される。このとき、第5bの電極163および第6bの電極173を一体に形成してもよい。
ここで、第1乃至第6の圧電層110、120、130、150、160、170の第1a、第2a、第3a、第4a、第5aおよび第6aの電極111、121、131、151、161、171は電気的に互いに接続され、第1b、第2b、第3b、第4b、第5bおよび第6bの電極113、123、133、153、163、173は電気的に互いに接続される。また、第1a、第2a、第3a、第4a、第5aおよび第6aの電極111、121、131、151、161、171と第1b、第2b、第3b、第4b、第5bおよび第6bの電極113、123、133、153、163、173は互いに絶縁される。第1乃至第6の圧電層110、120、130、150、160、170の第1a、第2a、第3a、第4a、第5aおよび第6aの電極111、121、131、151、161、171が電気的に互いに接続されるために、第1乃至第6の圧電層110、120、130、150、160、170および振動誘発層140を貫通するように形成された第1のビア孔に導電物質が埋め込まれた第1のビアプラグ180が形成される。また、第1乃至第6の圧電層110、120、130、150、160、170の第1b、第2b、第3b、第4b、第5bおよび第6bの電極113、123、133、153、163、173が電気的に互いに接続されるために、第2乃至第5の圧電層120、130、150、160および振動誘発層140を貫通するように形成された第2のビア孔に導電物質が埋め込まれた第2のビアプラグ190が形成される。
ここで、a電極とb電極が短絡されることを防ぐために、圧電層110乃至170の第1のビアプラグ180が形成された領域には第1b、第2b、第3b、第4b、第5bおよび第6bの電極113、123、133、153、163、173が形成されず、第2のビアプラグ190が形成された領域には第2a、第3a、第4aおよび第5aの電極121、131、151、161が形成されない。
このような圧電素子100は、電源供給手段10の(+)極が、例えば、第1aの電極111に接続され、(−)極が第6bの電極173に接続されて電源が供給される。すなわち、第1a、第2a、第3a、第4a、第5aおよび第6aの電極111、121、131、151、161、171に(+)電源が印加され、第1b、第2b、第3b、第4b、第5bおよび第6bの電極113、123、133、153、163、173に(−)電源が印加される。
図6は、本発明に適用される圧電素子の他の実施形態による断面図である。
図6を参照すると、本発明の他の実施形態による圧電素子100は、厚さ方向に分極されて積み重ねられる第1乃至第5の圧電層110、120、130、150、160を備え、第3の圧電層130の厚さは、第1、第2、第4および第5の圧電層110、120、160、160の厚さよりも厚く形成される。
第1乃至第5の圧電層110、120、130、150、160の構成および形状は、上述した一実施形態に提示される第1乃至第5の圧電層110、120、130、150、160の構成に対応する。
但し、この実施形態においては、第3の圧電層130の厚さは、第1、第2、第4および第5の圧電層110、120、150、160の厚さよりも厚く形成されることが好ましい。このように第3の圧電層130の厚さを他の圧電層110、120、150、160の厚さよりも厚く形成することにより、第3の圧電層130の分極状態が他の圧電層110、120、150、160の分極状態よりも不足した状態を維持するようにして分極差による分極振動を誘発する。未説明符号180、190は、ビアプラグである。
図7は、本発明に適用される圧電素子のさらに他の実施形態による断面図である。
図7を参照すると、本発明のさらに他の実施形態による圧電素子100は、厚さ方向に分極されて積み重ねられる第1乃至第3の圧電層110、120、130と、第3の圧電層130の下部に設けられる未分極の振動誘発層140と、振動誘発層140の下部に設けられ、厚さ方向に分極されて積み重ねられる第4乃至第6の圧電層150、160、170と、を備える。また、圧電素子100は、複数の圧電層110乃至170が積み重ねられた積層体の内部に圧電層110乃至170の間に形成された複数の内部電極112、122、132、152、162、172が配設される。内部電極112、122、132、152、162、172は、積層体の両側面に交互に露出される。また、積層体の一方の側面には第1の端面電極182が形成され、これは一方の側面に露出される内部電極122、132、152、172と接続され、積層体の他方の側面には第2の端面電極184が形成され、これは他方の側面に露出される内部電極122、162と接続される、また、積層体の上部面には第1の端面電極182と接続される第1の上面電極186aおよび第2の端面電極184と接続される第2の上面電極186bが離隔されて形成され、積層体の下部面には第1の端面電極182と接続される第1の下面電極188aおよび第2の端面電極184と接続される第2の下面電極188bが離隔されて形成され、第1の上面電極186aおよび第2の上面電極186bの上にはそれぞれ外部接続のための端子が形成される。
このような本発明のさらに他の実施形態による圧電素子は、本発明の一実施形態による圧電素子と同じ構造を有するが、内部電極が外部に露出されて端面電極と接続される点で相違点がある。すなわち、本発明の一実施形態による圧電素子は、複数の圧電層を貫通するように第1および第2のビア孔が形成され、ビア孔を介して電極が互いに接続されたが、本発明のさらに他の実施形態による圧電素子は、内部電極112、122、132、152、162、172が積層体の両側面に交互に露出され、第1および第2の端面電極182、184が積層体の一方の側面および他方の側面において内部電極112、122、132、152、162、172と接続される。
図8は、本発明の一実施形態による圧電スピーカーモジュールの概略断面図であり、振動伝達板200の形状による共振周波数および音圧を特性を説明するための概略断面図である。同図に示すように、圧電素子100の周縁部から中央部に進むにつれて互いの距離が大きくなるように、例えば、ドーム状の振動伝達板200が設けられ、このとき、圧電素子100の直径R、圧電素子100の中央部aと振動伝達板200との間の第1の距離Hおよび圧電素子100の中央部aと周縁部との間の1/2地点bと振動伝達板200との間の第2の距離Lをそれぞれ変化させて共振周波数および音圧を測定して下記表に示す。すなわち、表1、表2および表3は、それぞれ直径R、第1の距離Hおよび第2の距離Lをそれぞれ変化させた場合の共振周波数および音圧を示す。
Figure 2016530752
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表1に示すように、圧電素子100の直径Rが大きくなるにつれて共振周波数は低くなり、音圧は減少する。また、表2に示すように、圧電素子100の中央部aと振動伝達板200との間の第1の距離Hが大きくなるにつれて共振周波数は増加して音圧は減少する。さらに、表3に示すように、圧電素子100の中央部aと周縁部との間の1/2地点bと振動伝達板200との間の第2の距離Lが大きくなるにつれて共振周波数および音圧が減少する。このため、所望の共振周波数および音圧が得られるように圧電素子100および振動伝達板200の形状を調節することができる。
一方、前記実施形態による圧電スピーカーモジュールは、振動伝達体としての振動伝達板200が圧電素子100の少なくとも一方の面から所定の間隔を隔てて設けられる場合を例にとって説明した。しかしながら、振動伝達板200は圧電素子100との間に共鳴空間を設ける役割を果たすため、圧電素子100との間に共鳴空間を設ける様々な物質または構造が圧電素子100に貼り付けられて圧電スピーカーモジュールが実現されてもよい。このような圧電スピーカーモジュールは、スマートフォンなどの携帯用電子機器の背面を覆う背面カバーと同じ形状の胴体に設けられて携帯用圧電スピーカーが実現されてもよく、胴体が電子機器の背面に着脱自在に設けられるが、圧電スピーカーモジュールを用いる携帯用圧電スピーカーの様々な実施形態を説明すれば、下記の通りである。
図9乃至図14は、本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図であり、電子機器の背面カバー一体型の携帯用圧電スピーカーの概略図である。すなわち、図9は、本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーの前面斜視図であり、図10は、携帯用圧電スピーカーの胴体と圧電スピーカーモジュールとの係合方式を説明するための概略図である。また、図11は、圧電スピーカーモジュールの分解斜視図であり、図12および図13は、本発明の一実施形態の変形例による携帯用圧電スピーカーの概略図である。さらに、図14は、図9による携帯用圧電スピーカーと図13による携帯用圧電スピーカーの特性を比較したグラフである。
図9乃至図13を参照すると、本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーは、電子機器10の背面と係合する胴体1000と、胴体1000の一つの領域に設けられて電子機器10と接続される圧電スピーカーモジュール2000と、を備える。圧電スピーカーモジュール2000が設けられる胴体1000は、電子機器10の背面を覆う背面カバーを係脱した後に係合する。もちろん、胴体1000が背面カバーとなって電子機器10の背面を覆うように生産されてもよい。また、図12に示すように、胴体1000の一方の側面に設けられ、電子機器10の前面を覆う大きさに設けられて電子機器10の前面を覆うフリップカバー3000をさらに備えてもよい。
まず、本発明が適用される電子機器10は、タブレットPC、スマートフォンなどの携帯用端末を備えてもよく、この実施形態においては、スマートフォンを例にとって説明する。
このような電子機器10は、所定の厚さを有する四角形状に設けられ、前面に表示部、受話部、キーボタンなどが設けられ、内部に回路装置などが設けられる。表示部は、運用状態と文字情報および映像情報を視覚的に表示し、タッチにより動作可能なタッチスクリーン機能を有する。また、電子機器10は、側面にパワーボタン、ボリューム調節ボタン、イヤホン端子、コネクターが設けられてもよい。例えば、電子機器10は、右側面にパワーボタンが設けられ、これと対向する左側面にボリューム調節ボタンが設けられる。さらに、上側面にイヤホン端子が設けられ、これと対向する下側面にコネクターが設けられる。
このような電子機器10は、音声通話機能、テレビ通話機能、マルチメディア機能だけではなく、様々な機能を有する。例えば、無線LAN(wireless LAN)、ブルートゥース(bluetooth)、GPS、近距離無線通信(Near Filed Communication;NFC)などの機能を有する。このため、電子機器10の内部の回路装置は、このような様々な機能が行えるように設けられる。一方、電子機器10は、その背面を覆う背面カバーが着脱自在に設けられる。背面カバーを取り外すと、電子機器10の背面には所定の領域にバッテリーが装着され、近距離無線通信(NFC)端子が露出されてもよく、カメラが設けられてもよい。また、背面カバーの内側には近距離無線通信(NFC)アンテナが設けられて近距離無線通信(NFC)端子と接続されてもよい。
胴体1000は、電子機器10に着脱自在に設けられる。すなわち、胴体1000は、電子機器10の背面を覆う背面カバーと同じ形状に設けられてもよく、背面カバーを取り外した後に電子機器10の背面に係合してもよい。
もちろん、胴体1000それ自体が背面カバーとなって電子機器10の背面と係合した状態で電子機器10が生産されてもよい。胴体1000を電子機器10に着脱自在にするために、例えば、電子機器10の背面の周縁部に少なくとも一つの係合溝(図示せず)が形成され、係合溝に対応する領域の胴体1000に少なくとも一つの係合突起(図示せず)が形成される。このため、胴体1000の係合突起が電子機器10の係合溝にはめ込まれて胴体1000が電子機器10と係合する。一方、胴体1000は、所定の範囲内において曲げなどの変形が可能なようにフレキシブルに製作される。このために、胴体1000は、ポリイミド(PI)またはポリカーボネート(PC)により製造されてもよく、金属により製作されてもよい。もちろん、胴体1000は、電子機器10の背面カバーと同じ材質により製作されてもよい。ポリイミド(PI:polyimide)は、熱伝導性プラスチックであり、機械的強度に優れており、熱的、化学的安定性に優れた高分子である。ポリカーボネート(PC:polycarbonate)は、熱可塑性プラスチックであり、耐熱性、耐衝撃性、光学的特性に優れている他、加工しやすい。一方、胴体1000には所定の第1の開口1100が形成されて圧電スピーカーモジュール2000がはめ込まれる。もちろん、胴体1000には、電子機器10の背面に露出されたカメラ(図示せず)が露出されるように第2の開口1200がさらに形成されてもよい。すなわち、第1の開口1100には圧電スピーカーモジュール2000が嵌め込まれ、第2の開口1200はカメラを外部に露出させる。一方、胴体1000には近距離無線通信(NFC)アンテナが設けられ、近距離無線通信(NFC)アンテナは圧電スピーカーモジュール2000の上に設けられて近距離無線通信(NFC)端子と接続される。すなわち、胴体1000の一つの領域に圧電スピーカーモジュール2000が設けられ、圧電スピーカーモジュール2000の上に近距離無線通信(NFC)アンテナが設けられる。
圧電スピーカーモジュール2000は、胴体1000の第1の開口1100にはめ込まれて胴体1000の所定の領域に固定される。このような圧電スピーカーモジュール2000は、例えば、図5乃至図7を用いて説明した圧電素子100を用いて、図1乃至図4を用いて説明した振動伝達体から所定の間隔を隔てて設けられる。すなわち、図1乃至図4を用いて説明した構造を基本として製作される。より具体的に、このような圧電スピーカーモジュール2000は、図11に示すように、圧電素子100と、圧電素子100上の所定の領域に設けられる接続端子300と、圧電素子100の下側に設けられる振動伝達体としてのボトム振動伝達ケース400と、圧電素子100の上側に設けられるトップカバー500と、を備える。また、前記圧電スピーカーモジュール2000は、圧電素子100をボトム振動伝達ケース400に貼着するための第1の接着テープ(図示せず)と、圧電素子100とトップカバー500を貼り合わせるための第2の接着テープ(図示せず)と、をさらに備える。ここで、ボトム振動伝達ケース400は、圧電素子100の下面から所定の間隔を隔てて設けられて図1乃至図4を用いて説明した振動伝達板200の機能をするが、振動伝達板200とは異なる構造を有し、上部のトップカバー500と位置上に区別するためにボトム振動伝達ケース400という用語を使用する。
接続端子300は、圧電素子100上の所定の領域に設けられ、圧電スピーカーモジュール2000の外部に露出される。このような接続端子300は、圧電素子100に所定の電源および音源を提供するために設けられる。すなわち、接続端子300は、電子機器10の出力端子と接続されて圧電素子100に所定の電源および音源を供給する。例えば、電子機器10の背面には近距離無線通信(NFC)端子が露出され、接続端子300は近距離無線通信(NFC)端子に接続される。このため、近距離無線通信(NFC)端子および接続端子300を介して電子機器10から電源と音源が供給されて圧電スピーカーモジュール2000が駆動される。もちろん、電子機器10の背面に近距離無線通信(NFC)端子および出力端子が別設され、近距離無線通信(NFC)端子に近距離無線通信(NFC)アンテナが接続され、出力端子に接続端子300が接続されてもよい。このような接続端子300は、例えば、フレキシブルプリント回路基板(FPCB:Flexible Printed Citcuit Board)を用いてもよい。一方、接続端子300は、圧電スピーカーモジュール2000の外側に露出された部分が胴体1000の所定の領域に密着固定されるが、胴体1000の一つの領域に収容溝が形成され、収容溝の上に接続端子300が貼着される。
ボトム振動伝達ケース400は圧電素子100を収容し、胴体1000の第1の開口1100に嵌着される。ボトム振動伝達ケース400は、基台410と、基台410の一方の面から上側に突設される係合部420と、を備える。基台410は、胴体1000の第1の開口1100よりも大きく設けられ、胴体1000の背面に露出される。このため、胴体1000の背面には基台410が胴体1000の背面よりも突出される。また、基台410は、四角形、円形、多角形などの様々な形状に設けられるが、例えば、図11に示すように、長円状に設けられる。このような基台410は、胴体1000と同じ材質により製作される。さらに、基台410は、内側面が平らな面であってもよく、所定の曲率をもって曲げられた曲面であってもよい。すなわち、基台410は、圧電素子100と対向する内面が圧電素子100から所定の間隔を隔てて設けられ、周縁部から中央部に進むにつれて離隔間隔が大きくなるように所定の曲率をもって曲げられた曲面であってもよい。係合部420は、基台410の上に所定の形状に突設されて内側に圧電素子100を収容する。このために、係合部420は、圧電素子100の形状に対応するように設けられ、基台410から上側に突設される。このため、圧電素子100の側面が係合部420の内面と接触されて固定される。また、ボトム振動伝達ケース400は、係合部420の内側に基台410よりも高い段付部を備える。段付部は、例えば、対向する両側面部の内側に側面部よりも低く設けられ、段付部の上に第1の接着テープを介して圧電素子100の周縁部が貼着される。さらに、段付部の上に圧電素子100が設けられるため、圧電素子100の一方の面と、これと対向するボトム振動伝達ケース400、すなわち、基台410の内側の平面との間に所定の空間が設けられる。
トップカバー500は、外部からの物理的な力から圧電素子100を保護するために、圧電素子100の上面を覆うように設けられる。すなわち、圧電素子100の上面の周縁部に第2の接着テープによりトップカバー500が貼着される。このようなトップカバー500は、強度および硬度が大きく、しかも、撓み難い薄い板材により形成されるが、例えば、ステンレス鋼などにより形成される。
また、トップカバー500が圧電素子100の上面に接触される場合、圧電素子100が振動するときにトップカバー500にぶつかって圧電素子100の振動がトップカバー500を介して電子機器10に伝達され、圧電素子100の振動力が低下する。これを防ぐために、圧電素子100とトップカバー500との間にクッション材(図示せず)が設けられる。すなわち、クッション材は、圧電素子100の2つの周縁部に設けられてカバー500および圧電素子100が所定の間隔を維持するようにする。
さらに、図13に示すように、胴体1000の内面には圧電スピーカーモジュール2000を取り囲むようにクッション材1300が設けられる。クッション材1300が設けられることにより、圧電スピーカーモジュール2000の体積空間が設けられ、圧電スピーカーモジュール2000の振動による電子機器10の異音がなくなる。ここで、クッション材1300は、例えば、シリコン材質であり、圧電スピーカーモジュール2000を取り囲むように円形、四角形などの様々な形状に設けられる。
さらに、クッション材1300は、胴体1000に取り付けられてもよく、胴体1000の上に設けられる所定の収容空間1310にはめ込まれてもよい。すなわち、圧電スピーカーモジュール2000を取り囲むように所定の間隔を隔てて第1および第2の隔壁が設けられ、第1および第2の隔壁の間にクッション材1300がはめ込まれる。このとき、クッション材1300は電子機器10の背面に接触されるが、クッション材1300が高過ぎると、胴体1000が電子機器10に係合できないため、電子機器10に胴体1000が係合可能な高さにクッション材1300が設けられることが好ましい。このようにクッション材1300が設けられると、図14に示すように、クッション材1300を用いない場合に比べて低周波数帯域において音圧が高くなり、共振周波数も低くなる。すなわち、図14は、クッション材を用いた図13による携帯用圧電スピーカー(A)と、クッション材を用いない図9による携帯用圧電スピーカー(B)の共振周波数および音圧を示すグラフである。同図に示すように、0.1kHz〜1kHzの周波数においてクッション材を用いる場合(A)の音圧は63.0dBであり、クッション材を用いない場合(B)の音圧は56.6dBである。また、1kHz〜10kHzの周波数においてクッション材を用いる場合(A)の音圧は93.4dBであり、クッション材を用いない場合(B)の音圧は91.0dBである。
また、0.3kHz〜20kHzにおいてクッション材を用いる場合(A)の音圧は88.7dBであり、クッション材を用いない場合(B)の音圧は84.0dBである。さらに、共振周波数は、クッション材を用いる場合(A)に1.0kHzであり、クッション材を用いない場合(B)に1.4kHzであり、共振周波数における音圧は、クッション材を用いる場合(A)に95.4dBであり、クッション材を用いない場合(B)に94.0dBである。
前記本発明の一実施形態による携帯用圧電スピーカーは、胴体1000の所定の領域に形成される第1の開口1100に圧電スピーカーモジュール2000がはめ込まれて製作されたが、胴体1000の所定の領域に嵌合溝(図示せず)が設けられ、圧電スピーカーモジュール2000の所定の領域に嵌合突起(図示せず)が設けられて嵌合突起が嵌合溝にはめ込まれるように製作されてもよい。このために、圧電スピーカーモジュール2000の背面、すなわち、基台410の背面に2つの嵌合突起が設けられ、胴体1000の内側から圧電スピーカーモジュール2000の嵌合突起が胴体1000の嵌合溝にはめ込まれる。このとき、基台410は、圧電素子100と同じ大きさに設けられる。また、胴体1000に第1の開口1100が形成されず、胴体1000の一つの領域に収容空間が設けられて収容空間内に圧電スピーカーモジュール2000がはめ込まれて収容される。すなわち、基台410と同じ形状に胴体1000と一体に外側に他の領域よりも突出された突出領域が設けられてその内側に収容空間が設けられ、収容空間内に圧電スピーカーモジュール2000がはめ込まれる。
図15乃至図17は、本発明の他の実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図である。すなわち、図15および図16は、本発明の他の実施形態による携帯用圧電スピーカーの概略図および分解斜視図であり、図17は、その変形例による携帯用圧電スピーカーの概略図である。
図15および図16を参照すると、本発明の他の実施形態による携帯用圧電スピーカーは、電子機器10の背面と係合される胴体1000と、胴体1000の一つの領域に設けられて電子機器10と接続される圧電スピーカーモジュール2000と、胴体100の一つの領域に設けられて圧電スピーカーモジュール2000に電源を供給する電源供給部4000と、を備える。また、図17に示すように、胴体1000の一方の側面から電子機器10の前面を覆うフリップカバー3000をさらに備えてもよい。一方、圧電スピーカーモジュール2000は、本発明の一実施形態において既に説明されたため、以下ではその説明を省略する。
胴体1000は、電子機器10の背面に対応する第1の領域1000aと、第1の領域1000aの下側に設けられて電源供給部4000が設けられる第2の領域1000bと、を備える。すなわち、胴体1000は、第1の領域1000aが電子機器10のサイズに対応するように設けられて電子機器10の背面が係合し、電子機器10の下側に対応する第1の領域1000aの下側に第2の領域1000bがさらに設けられる。このとき、電子機器10は、背面カバーが取り外された状態で胴体1000の第1の領域1000aと係合する。すなわち、本発明の一実施形態と同様に、電子機器10の背面カバーが取り外された後に胴体1000が電子機器10の背面と係合する。また、第1の領域1000aと第2の領域1000bとの間には胴体1000の底面よりも高い中間壁1000cが設けられる。中間壁1000cは、例えば、電子機器10のコネクターが設けられる下側の高さに設けられる。すなわち、胴体1000の第1の領域1000aには周縁部に複数の係合突起(図示せず)が設けられて電子機器10の係合溝(図示せず)に嵌着され、中間壁1000cが電子機器10の下側面と同じ高さに形成されて下側面に接触される。このとき、中間壁1000cには、例えば、電子機器10のコネクターに対応する中央部がコネクターのサイズに見合う分だけ切欠されて第1の溝1310が形成される。また、中間壁1000cには、中央部から一方の側に離隔された所定の領域が所定のサイズに見合う分だけ切欠されて第2の溝1320が形成される。一方、胴体100の第1の領域1000aには所定のサイズの第1の開口1100が形成され、第1の開口1100内には圧電スピーカーモジュール2000が嵌め込まれる。また、胴体1000の第1の領域1000aの所定の領域、例えば、圧電スピーカーモジュール2000が嵌め込まれる第1の開口1100の下側には、例えば、近距離無線通信(NFC)アンテナ、DMBアンテナ、ブルートゥースアンテナが取り付けられる空間が設けられる。このようなアンテナが取り付けられる空間は、例えば、電子機器10のバッテリーが取り付けられる空間に対応する。一方、胴体1000の第1の領域1000aの上に取り付けられて第1の領域1000aを覆うために上部カバー1400が設けられる。すなわち、胴体1000の第1の領域1000aには圧電スピーカーモジュール2000、アンテナなどが設けられて外部に露出されるが、上部カバー1400がこれらを覆ってこれらが外部に露出されることを防ぐ。一方、上部カバー1400は、少なくとも第1の領域1000aのサイズに対応するように設けられ、圧電スピーカーモジュール2000の接続端子300が電子機器10の近距離無線通信(NFC)端子と接続される部分が切欠される。
電源供給部4000は、電子機器10の下側に対応する胴体1000の一つの領域に設けられる。すなわち、電源供給部4000は、胴体100の第1の領域1000aから延びる第2の領域1000bに設けられる。このような電源供給部4000は、圧電スピーカーモジュール2000に電源を供給するために設けられ、圧電スピーカーモジュール2000の駆動に必要な電源を生成して供給する。電源供給部4000は、外部の電源供給端子またはデータ供給端子と接続される。また、電源供給部4000は、電子機器10と接続される。すなわち、外部の電源供給端子またはデータ供給端子が電源供給部4000の一方の側に接続され、電子機器10が電源供給部4000の他方の側に接続される。このような電源供給部4000は、バッテリー4100と、回路基板4200と、第1および第2のコネクター4300、4400と、下部カバー4500と、を備える。バッテリー4100は、第1のコネクター4300と接続される電源供給端子を介して供給される電源により充電される。回路基板4200は、上側に第1および第2のコネクター4300、4400が設けられ、下側がバッテリー4100に接続される。また、第1のコネクター4300は、外部の電源供給端子またはデータ供給端子と接続され、第2のコネクター4400は電子機器10と接続される。以下、このような電源供給部4000についてより具体的に説明する。まず、第2の領域1000bは、中間壁1000cの第1の溝1310に対応する領域の一部が切欠されて第3の溝1330が形成される。第3の溝1330に対応するように第1のコネクター4300が設けられ、第1の溝1310に対応するように第2のコネクター4400が設けられる。ここで、第1のコネクター4300は外部に露出されないように電源供給部4000の内部に埋め込まれ、第2のコネクター4400は第1の領域1000a側に露設される。
すなわち、バッテリー4100と、回路基板4200と、第1および第2のコネクター4300、4400が第2の領域1000bに設けられ、その上部に下部カバー4500が覆われると、電源供給部4000の下側には第1のコネクター4300が埋め込まれた溝が露出され、電源供給部4000の上側には第2のコネクター4400が突出される。また、第1のコネクター4300は電源供給端子またはデータ供給端子がはめ込まれるサイズに設けられ、第2のコネクター4400は電子機器10のコネクターにはめ込まれるサイズに設けられる。すなわち、電源供給端子またはデータ供給端子が第1のコネクター4300に嵌め込まれ、第2のコネクター4400は電子機器10のコネクターに嵌め込まれる。第1および第2のコネクター4300、4400は下側に設けられる回路基板4200と接続される。また、回路基板4200の下側にバッテリー4100が設けられ、回路基板4200の一つの領域から延びて接続ライン4210が形成される。
このため、回路基板4200は第1のコネクター4300を介して供給される電源によりバッテリー4100が充電され、バッテリー4100の電源が接続ライン4210を介して圧電スピーカーモジュール2000に供給される。ここで、回路基板4200の上には電源増幅回路が設けられ、電源増幅回路を用いて圧電スピーカーモジュール2000に供給される電源を増幅させる。すなわち、圧電スピーカーモジュール2000は、電子機器10の駆動電源よりも高い電源により駆動されるが、圧電スピーカーモジュール2000の駆動電源を電源供給部4000において生成して供給する。さらに、回路基板4200の一方の側に設けられる接続ライン4210は、中間壁100cの第2の溝1320を介して第1の領域1000aに設けられる圧電スピーカーモジュール2000と接続される。一方、第2のコネクター4400が電子機器10と接続されるため、第1および第2のコネクター4300、4400を介して電子機器10に電源またはデータを供給することができる。このため、携帯用圧電スピーカーを用いて音量を増幅させながら電子機器10を充電することができる。このとき、電子機器10が充電されるとき、電源供給部4000のバッテリー4100も一緒に充電され、バッテリー4100により圧電スピーカーモジュール2000が駆動される。
前記本発明の実施形態による携帯用圧電スピーカーは、電子機器10に着脱自在に設けられ、電子機器10の背面カバーと同じ形状の胴体1000を振動を伝達する媒介体として用いて電子機器10から供給される音量を増幅させる。また、携帯用圧電スピーカーが係合した電子機器10を振動が伝達可能なテーブル、ボックスなどの物体の上に接触させると、電子機器10の音量がさらに増幅される。このとき、内部に共鳴空間が設けられたボックスなどを用いる場合、音量がさらに増幅される。また、本発明の実施形態による携帯用圧電スピーカーは、圧電スピーカーモジュール2000が胴体1000よりも突出するため、ボックスなどの物体に振動が手軽に伝達される。このような本発明は、大きな音量と向上した音質を要求するスマートフォンおよびタブレットPCなどにいずれも適用可能である。
一方、前記本発明の実施形態による携帯用圧電スピーカーは、少なくとも一部が電子機器10の背面カバーと同じ形状に製作されて電子機器10の背面に係合した。しかしながら、本発明の携帯用圧電スピーカーは、様々な形状に製作されて電子機器10と係合してもよい。すなわち、図18に示すように、電子機器10の背面の所定の領域に溝12が形成され、溝12に圧電スピーカーモジュール2000がはめ込まれてもよい。このとき、圧電スピーカーモジュール2000は、電子機器10とは反対方向に所定の突出部2500が形成され、突出部2500は胴体1000の所定の領域に形成される嵌合溝1500にはめ込まれてもよい。
また、図19に示すように、携帯用圧電スピーカー2600を電子機器10から隔てて設け、無線にて音源が供給されてもよい。もちろん、接続ラインを用いて電子機器10のイヤホン端子と接続してもよい。このような携帯用圧電スピーカー2600は、図20に示すように、下側からパッド2610と、下部カバー2620と、圧電素子100と、バッテリー2630と、回路基板2640および上部カバー2650を備える。下部カバー2620は、内部に所定の空間が形成される略四角形状に設けられ、底面と、底面の周縁部から上側に延びる側面部と、を備える。側面部の少なくともいずれか一つは、所定の領域に少なくとも一つの溝が形成される。下部カバー2620の下側にはパッド2610が設けられる。パッド2610はシリコン材質により形成され、下部カバー2620の周縁部に沿って略四角形のリング状に設けられる。このようなパッド2610は、携帯用圧電スピーカーが置かれる物体の上部面と携帯用圧電スピーカーが所定の間隔を維持するようにする。下部カバー2620の内側空間には、圧電素子100と、バッテリー2630および回路基板2640が設けられる。ここで、圧電素子100は、下部カバー2620から所定の間隔を隔てて設けられるが、例えば、下部カバー2620の底面と側面部との間に側面部よりも低く段付部が設けられ、段付部の上に圧電素子100の周縁部が接着テープなどにより貼着される。バッテリー2630は、回路基板2640と接続されて外部から供給される電源により充電される。回路基板2640は、上側に少なくとも一つのコネクター2642が設けられる。コネクター2642のいずれか一つには、下部カバー2620の溝を介して嵌め込まれる電源端子がはめ込まれる。また、コネクター2642の他の一つは、接続ラインなどを用いて電子機器10のイヤホン端子と接続される。さらに、回路基板2640には電源増幅回路が設けられ、電源増幅回路を介して圧電素子100に供給される電源を増幅させる。すなわち、バッテリー2630に充電された電源を回路基板2640の電源増幅回路において増幅させた後に圧電素子100に供給する。上部カバー2650は、下部カバー2620と同じ形状に設けられ、側面部が下部カバー2620の側面部と接触されてその内部の構成物を気密に維持する。
一方、本発明による携帯用圧電スピーカーは、胴体1000に設けられる圧電スピーカーモジュール2000に電子機器10の背面と係合するバッテリーを介して電源が供給される。また、バッテリーの内部には電源を増幅させる増幅部が設けられて圧電スピーカーモジュール2000に増幅された電源を供給する。すなわち、図21に示すように、携帯用圧電スピーカーは、圧電スピーカーモジュール2000が設けられた胴体1000が電子機器10の背面に係合し、電子機器10には電子機器10を駆動するための電源と圧電スピーカーモジュール2000を駆動するための電源を供給するためのバッテリー5100が係合する。すなわち、バッテリー5100は、携帯用圧電スピーカーの駆動時に電子機器10と係合して電子機器10および圧電スピーカーモジュール2000を駆動し、電子機器10の背面のバッテリー収容溝16内に嵌着される。このとき、電子機器10および圧電スピーカーモジュール2000は互いに異なる電源により駆動されるが、例えば、圧電スピーカーモジュール2000が電子機器10よりも高い電源により駆動される。このため、圧電スピーカーモジュール2000に供給される電源を増幅させなければならないが、このために、図22(a)に示すように、バッテリー5100の一方の側に増幅部5200が設けられる。増幅部5200には接続端子が設けられて圧電スピーカーモジュール2000の接続端子300と接続され、これにより、圧電スピーカーモジュール2000には増幅部5200を介して増幅された電源が供給されて駆動される。また、図22(b)に示すように、バッテリー5100の他方の側に増幅部5200およびブルートゥースモジュール5300が設けられる。
前記本発明の実施形態による携帯用圧電スピーカーは、圧電スピーカーモジュール2000を電子機器10に取り付けてテーブル、ボックスなどの物体の上に接触させる場合、共振周波数および音圧をさらに高めることができる。すなわち、図22は、圧電スピーカーモジュール付き電子機器10が物体に接触されていない場合(A)と物体の上に接触される場合(B)の特性を比較したグラフである。このとき、物体として180mm×180mm×50mmのサイズの直方体状の紙製のボックスを用いた。また、ボックスの上に接触された電子機器10は150gの重量を有し、100mmの距離から5Vrmsの測定電圧にて測定した。物体に接触されていない場合(A)には共振周波数が1.2kHzであるが、物体に接触される場合(B)には共振周波数が0.5kHzであり、圧電スピーカーモジュール2000付き電子機器10が物体の上に接触された場合、共振周波数が低周波において発生することが分かる。
一方、前記実施形態による圧電スピーカーモジュールは、圧電素子100から離隔されてボトム振動伝達ケース400が設けられる場合を例にとって説明したが、振動伝達板200がボトム振動伝達ケース400内に設けられてもよい。すなわち、図24および図25に示すように、圧電素子100の少なくとも一方の側に圧電素子100から離隔されるように設けられる振動伝達板200を備える圧電スピーカーがボトム振動伝達ケース400とトップカバー500との間の空間に設けられて圧電スピーカーモジュールが実現されてもよい。ここで、圧電素子100は、ボトム振動伝達ケース400に接着テープ450により貼着される。また、トップカバー500が圧電素子100の上面に接触される場合、圧電素子100が振動するときにトップカバー500にぶつかって圧電素子100の振動がトップカバー500を介して電子機器10に伝達され、圧電素子100の振動力が低下する。これを防ぐために、圧電素子100とトップカバー500との間にクッション材550が設けられる。すなわち、クッション材400は圧電素子100の2つの周縁部に設けられてカバー500と圧電素子100が所定の間隔を維持するようにする。
本発明の技術的思想は前記実施形態により具体的に記述されたが、前記実施形態はその説明のためのものであり、その制限のためのものではないということはいうまでもない。
また、本発明の技術分野における当業者であれば、本発明の技術思想の範囲内において様々な実施形態が採用可能であるということが理解できるであろう。

Claims (27)

  1. 電子機器の背面に着脱可能に設けられる胴体と、
    前記胴体の所定の領域に係合した圧電スピーカーモジュールと、
    を備え、
    前記圧電スピーカーモジュールは、
    圧電素子と、
    前記圧電素子の少なくとも一つの領域と接触し、前記圧電素子の少なくとも一つの面から離隔されて設けられる振動伝達体と、
    を備える携帯用圧電スピーカー。
  2. 前記胴体は、電子機器の背面カバーと同じ形状を有し、前記電子機器の背面カバーが係脱された後に係合する請求項1に記載の携帯用圧電スピーカー。
  3. 前記胴体の所定の領域に開口が形成され、前記圧電スピーカーモジュールが前記開口に嵌着される請求項2に記載の携帯用圧電スピーカー。
  4. 前記胴体の所定の領域が外側に突出され、その内側に収容空間が設けられて前記圧電スピーカーモジュールが前記収容空間に嵌着される請求項2に記載の携帯用圧電スピーカー。
  5. 前記圧電スピーカーモジュールは、一方の側が前記圧電素子と接続され、他方の側が外部に露出される接続端子をさらに備え、前記接続端子は、他方の側が前記電子機器の背面に設けられる出力端子と接続される請求項2に記載の携帯用圧電スピーカー。
  6. 前記圧電スピーカーモジュールの上に設けられる近距離無線通信(NFC)アンテナをさらに備える請求項5に記載の携帯用圧電スピーカー。
  7. 前記電子機器の背面に近距離無線通信(NFC)端子がさらに設けられ、前記近距離無線通信(NFC)アンテナは、前記近距離無線通信(NFC)端子と接続される請求項6に記載の圧電スピーカー。
  8. 前記胴体の一方の側面に設けられて前記電子機器の前面を覆うフリップカバーをさらに備える請求項5に記載の携帯用圧電スピーカー。
  9. 前記胴体の内側に前記圧電スピーカーモジュールを取り囲むように設けられるクッション材をさらに備える請求項5または請求項8に記載の携帯用圧電スピーカー。
  10. 前記胴体の一方の側面に設けられて前記圧電スピーカーモジュールに電源を供給する電源供給部をさらに備える請求項2に記載の携帯用圧電スピーカー。
  11. 前記電源供給部は、前記電子機器と係合される前記胴体の第1の領域から前記電子機器の長手方向に延びた第2の領域の上に設けられる請求項10に記載の携帯用圧電スピーカー。
  12. 前記電源供給部は、外部の電源端子と接続される第1のコネクターと、
    前記第1のコネクターを介して供給される電源により充電されるバッテリーと、
    前記バッテリーの電源を増幅させる電源増幅部と、
    前記電源増幅部において増幅された電源を前記圧電スピーカーモジュールに供給する接続ラインと、
    を備える請求項11に記載の携帯用圧電スピーカー。
  13. 前記第1のコネクターと前記バッテリーとの間に設けられる回路基板をさらに備え、前記電源増幅部は、前記回路基板の上に設けられる請求項12に記載の携帯用圧電スピーカー。
  14. 前記回路基板の上に設けられ、前記第1のコネクターと対向する方向に設けられて前記電子機器と接続される第2のコネクターをさらに備える請求項13に記載の携帯用圧電スピーカー。
  15. 前記胴体の一方の側面に設けられて前記電子機器の前面および前記電源供給部の前面を覆うフリップカバーをさらに備える請求項12に記載の携帯用圧電スピーカー。
  16. 前記電子機器の背面の所定の領域に設けられて前記圧電スピーカーモジュールおよび前記電子機器に電源を供給するバッテリーをさらに備える請求項2に記載の携帯用圧電スピーカー。
  17. 前記バッテリーの一方の側に設けられて前記圧電スピーカーモジュールに供給される電源を増幅させる電源増幅部をさらに備える請求項16に記載の携帯用圧電スピーカー。
  18. 電子機器の背面の所定の領域に嵌め込まれる圧電スピーカーモジュールと、
    前記電子機器の背面に着脱自在に設けられる胴体と、
    を備え、
    前記圧電スピーカーモジュールは、
    圧電素子と、
    前記圧電素子の少なくとも一つの領域と接触し、前記圧電素子の少なくとも一方の面から離隔されて設けられる振動伝達体と、
    を備える携帯用圧電スピーカー。
  19. 前記圧電スピーカーモジュールの所定の領域に嵌合突起が設けられ、前記嵌合突起に対応する領域の前記胴体に嵌合溝が設けられて前記嵌合突起が前記嵌合溝に嵌め込まれる請求項18に記載の携帯用圧電スピーカー。
  20. 内部に所定の空間を設ける下部および上部の振動伝達体と、
    前記振動伝達体内の空間に設けられる圧電素子と、
    前記圧電素子の上に設けられて外部の電源端子と接続される第1のコネクターと、
    前記第1のコネクターを介して供給される電源により充電されるバッテリーと、
    前記バッテリーの電源を増幅させて前記圧電素子に供給する電源増幅部と、
    を備え、
    前記下部振動伝達体は、前記圧電素子の少なくとも一つの領域と接触し、前記圧電素子の一方の面から離隔される携帯用圧電スピーカー。
  21. 前記第1のコネクターと前記バッテリーとの間に設けられる回路基板をさらに備え、前記電源増幅部は前記回路基板の上に設けられる請求項20に記載の携帯用圧電スピーカー。
  22. 前記回路基板の上に設けられ、前記電子機器と接続される第2のコネクターをさらに備える請求項21に記載の携帯用圧電スピーカー。
  23. 前記振動伝達体は、周縁部から中心部に進むにつれて前記圧電素子との間隔が大きくなるか小さくなるように設けられるか、あるいは、等間隔を維持するように設けられる請求項1乃至請求項22のうちのいずれか1項に記載の携帯用圧電スピーカー。
  24. 前記圧電スピーカーモジュールは、他方の側が振動増幅物体に接触されて音圧および出力が増幅される請求項23に記載の携帯用圧電スピーカー。
  25. 背面に圧電スピーカーモジュールが係合し、
    前記圧電スピーカーモジュールは、
    圧電素子と、
    前記圧電素子の少なくとも一つの領域と接触し、前記圧電素子の少なくとも一方の面から離隔されて設けられる振動伝達体と、
    を備える電子機器。
  26. 前記振動伝達体は、周縁部から中心部に進むにつれて前記圧電素子との間隔が大きくなるか小さくなるように設けられるか、あるいは、等間隔を維持するように設けられる請求項25に記載の電子機器。
  27. 前記圧電スピーカーモジュールは、他方の側が振動増幅物体に接触されて音圧および出力が増幅される請求項26に記載の電子機器。
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