JP2016529428A - 無人モバイルデバイス、および雪に覆われた表面、特に、氷河の雪に覆われた表面を処理するための相対的な方法 - Google Patents

無人モバイルデバイス、および雪に覆われた表面、特に、氷河の雪に覆われた表面を処理するための相対的な方法 Download PDF

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Abstract

雪および/または氷の上を移動するように作られた移動手段(2)を備え、雪の比重量を大きくするために雪に圧縮力を加えるための雪の圧縮手段(3)、および/または雪表面(5)の温度を変える手段(6)を備えることを特徴とする、雪に覆われた表面を処理するための無人モバイルデバイス(1)が記載される。

Description

本発明は、雪の上、特に、氷河または雪塊の上で稼働するように作られた無人モバイルデバイスに関する。
まず、本明細書および以下で、「無人」という用語は、モバイルデバイスに直接乗っているオペレータがいないことに関する用語であり、従って、内部ソフトウエアによって自律的に移動することができるか、またはソフトウエアまたは遠隔にいるオペレータによる制御を受け入れることができるデバイスを含むことを注記しておかねばならない。
特に、本発明のデバイスは、雪に覆われた表面を処理するために用いられる。このような用語は、本発明のデバイス、システムおよび方法を、氷河または雪塊、従って、表面に留まる雪の表面処理に使用することができることを意味する。本発明は、特に、雪に覆われた表面、特に、氷河の雪に覆われた表面を処理するために用いられる。以下の言及は、氷河の保護について特定的になされているが、本発明のデバイス、システムおよび方法は、明らかに、例えば、スキー用ゲレンデ、道などの他の雪に覆われた表面を処理するために使用することができる。
知られているように、氷河は、人類に必須の水源の代表である。
山脈地帯では、積もった雪が夏季に部分的に解け、一方、残った部分は、それより前の年に積もった層の上に留まり、氷河を形成する。
このようなプロセスを何年もの間繰り返すと、氷河の下側の層が徐々に圧縮され、氷自体を構成する微細な結晶の中に少量の空気が封入されることを特徴とする氷の層の生成を決定づける。このような少量の空気は、圧縮に加え、夏の間の雪解けにも起因する。実際に、雪の表面層が解けるときに生成する水が、雪の下側にある層に浸透し、次の冷たい時期の間に再び凍結し、すべての空隙を満たし、従って、空気の放出に起因して空隙が失われる。
圧縮しながらの解凍凍結サイクルにおいて、下側の層の氷は、非常に大きな比重量と、単位体積あたりの高い加熱遅れを獲得する。
これらの状態において、下側の層の1立方メートルの氷は、800リットルの水を含有する場合があり、このことは、同じ気候状態で、このような1立法メートルの氷が、新雪1立方メートルが解けるのに必要な時間の8倍までの時間をかけて解けることを意味する。従って、氷河の下側の層の氷は、現在の水源を保護するのに必要な、山脈地域の非常に重要な熱源であることは明らかである。
しかし、氷河の上に積もった雪のほとんどは、風によって除去される。新雪は、実際に、非常に微細な粒径を有しており、単位体積中に含まれる水分子の数に対し、非常に大量の空気を含むため、簡単に舞う。一般的に、風によって吹き飛ばされる雪は
、種々の程度の雪崩が起こり、下流に落ちていくまで、急な斜面に蓄積し、十分に低い高さに達することによって、雪は、夏季に解ける。
多くの科学研究は、近年、氷河の上に何年もかけて積もる量の雪が全体的に解け、積もった雪が全体的に解けるのに加え、この解けるプロセスにも氷の下側の層が徐々に関与することを発見した。このような現象によって、アルプス地方で数百万立方メートルの氷が失われた。
このような状態が続くことによって、永久氷河の全体的な消失を決定付け、植物および動物の世界の明らかな破滅の結果を決定付ける。
従って、氷河を保護するための効果的な方法の緊急性が感じられる。
(公知の従来技術)
氷河を保護するために、氷河表面を、夏季に日光が浸透して新雪が解けるのを防ぐ層で覆う技術が知られている。この層は、雪上車のような車両によって配置され、適切な支持材に熱により接着される。この逆に層を回収する操作は、夏季の終わりに行われ、冬の時期に雪が蓄積するように毎年繰り返される。このような方法は、特殊な材料の使用に加え、大量の熟練労働者の雇用を必要とし、その結果非常に高コストとなる。
さらに、このような方法は、太陽の作用による最も暖かい時期の雪解け作用を部分的に妨害することはできるが、冬の時期に、このような層がないときには風の侵食効果を防がず、留まった雪は、氷河の基層と有効に一体化する可能性を失われ、吹き飛ばされる。
本発明の目的は、公知技術の問題、特に、冬の時期に氷河に存在する環境状態のために、危険であり、負担が大きすぎる労働者の雇用を必要とせずに、デバイスおよび効果的な自動化された方法による雪に覆われた表面の処理、例えば、氷河の保護を解決することである。
この試みは、保護層の使用に代わるものではなく、冬季に氷河に補助的に使用することができることを注記しておかねばならない。実際に、夏の間に氷河を有用に保護するが、この層は、冬の間に氷を作り出すことができないことも事実である。従って、夏に保護層を使用し、冬にモバイルデバイスを使用する組み合わせによって、氷河を厚くするという観点で最適な結果が得られる。
これらの目的およびさらなる目的は、雪および/または氷の上を移動するように作られた移動手段を備える、雪に覆われた表面を処理し、特に、氷河を保存するための無人モバイルデバイスを用いることによって、本発明によって達成される。このデバイスは、雪に圧縮力を加え、雪の比重量を大きくするように作られた雪を圧縮するための手段、および/またはモバイルデバイスが移動する雪表面の温度を変えるための手段を備えることを特徴とする。
言い換えると、本発明のモバイルデバイスは、雪表面の温度を変えるための手段と組み合わせて、または雪表面の温度を変えるための手段の代わりに、雪表面に圧縮力を加えるための手段を備えていてもよい。
雪に加えられる圧縮力は、雪の圧縮度を決定付け、それによって、雪の比重量を大きくし、従って、雪の密度を大きくするため、氷によく似た形態になることを注記しておかねばならない。
本発明の一態様によれば、雪表面の温度を変えるための手段は、雪表面を加熱および/または冷却するための手段を備えており、言い換えると、雪表面の温度を上げるように作られていてもよく、または雪表面の温度を下げるように作られていてもよい。
以下からさらによくわかるように、好ましい実施形態によれば、デバイスの圧縮手段による雪の圧縮と、適切な加熱手段による雪表面の加熱という作用を組み合わせると、雪が氷河の基層に接着することによって、雪を効果的に圧縮する。
本発明のさらなる態様によれば、好ましくは、雪表面の冷却は、圧縮作用とは独立して起こる。
さらに、好ましくは冬の時期に雪を加熱する独立した作用と、好ましくは夏の時期に雪を冷却する独立した作用によって、本発明の目的、すなわち、雪に覆われた表面の処理、特に、氷河を保護するための氷河の処理に達することも考慮されなければならない。雪表面の加熱作用は、本発明の一態様によれば、雪解けを決定付けず、膨張した暖かい空気が結晶の結合(水分子間の結合よりもかなり弱い)を破壊するため、結晶の中に封入された空気を加熱して放出させることを注記しておかねばならない。この結合が破壊したら、周囲の空気よりも大きな体積を有する暖かい空気が放出され、雪が圧縮される。
一般的に前記デバイスの移動方向に実質的に垂直の方向に力を加えるように作られた雪を圧縮するための手段と、モバイルデバイスが移動する雪表面の温度を変えるための手段は、デバイスに同時に存在してもよく、互いに組み合わせて、または独立して使用してもよく、またはデバイスに二者択一的に組み込まれてもよいことを注記しておかねばならない。
上述のように、本発明のデバイスは、氷河の特定の周囲の内側を自律的に移動することができ、圧縮手段によって、雪表面に、好ましくは、デバイスの移動方向と実質的に垂直の方向に力を加える。言い換えると、雪表面をモバイルデバイスが好ましくは所定の経路に沿って移動している間、圧縮手段は、好ましくは下方向に力を加え、雪を圧縮するように雪を押さえつけることによって、雪の比重量を大きくし、氷河の基層と一体化させることができる。
以下にもっとよく説明されるように、このような圧縮によって、雪塊の表面層を人工的に圧縮し、その比重量を大きくし、従って、氷によく似た形態になり、その結果、風の侵食作用への耐性が高まる。もっと詳細に言うと、積もった雪は、モバイルデバイスによって加えられる機械的な圧縮によって、下側の基層と一体化する。雪の比重量が大きくなることによって、雪が多くの空気を含むために風によって簡単に運ばれ、その質量に対して非常にかさばるフレーク状態が失われる。
本発明のモバイルデバイスは、さらに、上に明記した意味で無人であり、すなわち、その上にオペレータが存在しない。これにより、デバイスは、悪天候の状態で非常に長い時間、自律的に働くことができる。
上述のように、本発明の好ましい態様によれば、デバイスは、雪温を変えるための手段、特に、雪(の表面)を加熱するための手段を備えている。
雪表面に熱エネルギーを与えることによって、好ましくは、圧縮中に実質的に同一面の互いに新しい微細結晶の微視的な生成が誘発され、雪の上側表面に凍結面を生成し、風の侵食への耐性がさらに高まる。ある場合には、与えられるエネルギーは、雪の層の熱力学的状態を変えるようなエネルギーである。
さらなる可能な実施形態によれば、本発明のモバイルデバイスは、雪表面を冷却するための手段を備えている。このような手段は、好ましくは、例えば、雪温を低温に保つために夏季に使用され、雪が解けるのを遅らせる。
本発明の一態様によれば、圧縮手段は、圧縮手段が雪表面から上方向に離れている少なくとも1つの非操作位置と、圧縮手段が雪表面と接触し、雪表面に圧縮力を加える少なくとも1つの操作位置との間を移動する。この様式において、モバイルデバイスの移動中、圧縮手段は、雪と接触して雪を圧縮する操作状態に配置され、一方、モバイルデバイスがサービスステーションに向かって移動するときは、圧縮手段は、非操作状態、すなわち、雪表面と接触しない状態に置かれ、その結果、デバイスの速度が速くなり、従って、サービスステーションに戻るのに必要な時間が短くなる。
有利には、デバイ数の圧縮手段によって加えられる力は、モバイルデバイスの移動中に、雪の状態によって変えることができる。好ましくは、移動中の圧縮力の変更は、雪表面の温度の関数として行われる。
好ましい実施形態によれば、圧縮手段は、圧縮力を加えなければならない雪表面に実質的に平行になるように配置された少なくとも1つの押出表面を備える。有利には、圧縮手段は、雪に対し、表面単位あたり1500Paより大きな、好ましくは2000Paに等しい圧縮力を加える。
本発明の有利な態様によれば、少なくとも1つのモバイルデバイスは、好ましくは所定の経路に従って自動的に移動し、その結果、雪表面の圧縮操作を自動的に行うことができる。この目的のために、本発明のデバイスは、モバイルデバイス自身の位置を特定するための手段、例えば、GPSセンサ、電波送信機および/または受信機、加速度計、またはモバイルデバイスの位置を特定するための2つ以上の手段の組み合わせを備えている。
さらに、本発明の一態様によれば、モバイルデバイスは、モバイルデバイスの周囲の環境状態を検出するための少なくとも1つのセンサを備えている。少なくとも1つのセンサは、温度計、風速計、光学センサ(カメラ)、距離センサから選択される。可能な実施形態によれば、モバイルデバイスは、上述のセンサの組み合わせを備えていてもよいことを注記しておかねばならない。
本発明のモバイルデバイスは、デバイスを、好ましくは無線接続によって遠隔から制御することができるようなデータを送信および/または受信するための手段を備えていることを注記しておかねばならない。モバイルデバイスによって送信および/または受信されたデータは、氷河表面に沿うような経路、従って、移動手段のための制御データ、または、モバイルデバイスの位置を特定するための手段および/またはモバイルデバイスが稼働する環境状態を決定するためのセンサに関するデータに関するものであってもよい。さらに、データは、モバイルデバイスの残りの動作可能時間に関するものであってもよく、または、モバイルデバイス1の機械的部分および電気的部分の正しい操作に関するものであってもよい。
本発明の好ましい態様によれば、少なくとも1つのモバイルデバイスは、少なくとも1つの、好ましくは固定されたサービスステーションと連携して動き、サービスステーションは、悪天候の状態の場合にはモバイルデバイスのシェルターとなり、電力供給の操作が必要なモバイルデバイスの電力供給を可能にする。特に、サービスステーションは、モバイルデバイスが少なくとも1つの電動モータによって動いている場合には、電池または燃料電池を再充電する。
言い換えると、少なくとも1つのサービスステーションは、前記少なくとも1つのモバイルデバイスに電力を与えるための手段を備えている。
本発明の一態様によれば、少なくとも1つのサービスステーションは、前記少なくとも1つのモバイルデバイスにデータを送信し、および/または前記少なくとも1つのモバイルデバイスからのデータを受信するための手段を備えている。有利には、モバイルデバイスから/へとデータを送信/受信するためのサービスステーションは、の手段と、サービスステーションから/へとデータを送信/受信するためのモバイルデバイスの手段とが、好ましくは無線型の接続によるこれらの間の接続を確立するように連携する。
さらに、少なくとも1つのサービスステーションは、特に、悪天候の状態の場合、または少なくとも1つのモバイルデバイスの電力供給中に、シェルとなる。この観点で、少なくとも1つのサービスステーションは、少なくとも1つのモバイルデバイスを実質的に安定に保持するための手段を備えている。「実質的に安定に保持する」との表現は、サービスステーションの保持手段を操作してモバイルデバイスを離脱させなければ、少なくとも1つのモバイルデバイスがサービスステーションから離れることができないことを意味する。
本発明の一態様によれば、少なくとも1つのサービスステーションは、サービスステーション自身の高さを変えるための手段を備えており、その結果、冬季の積雪に起因する土壌の高さの上昇に高さを合わせることができる。自身の高さを変えることによって、例えば、2つ以上の伸縮可能に移動することができる部分、またはワォームを用いることによって、少なくとも1つのサービスステーションは、留まる雪によって高さが増した場合であっても、少なくとも1つのモバイルデバイスが常に到達することができる。
本発明は、同様に、少なくとも1つのモバイルデバイスと、少なくとも1つのモバイルデバイスと連携することが意図された少なくとも1つのサービスステーションとを備えるシステムに関する。有利には、それぞれのサービスステーションと連携する複数のモバイルデバイスの存在によって、モバイルデバイスが氷河表面を移動するとき、雪圧縮プロセス(以下、氷化プロセスとも呼ばれる)を迅速にするように、圧縮され、および/または種々の温度に変える(好ましくは、暖かい時期に冷却し、冷たい時期に加熱する)ように処理される氷河表面を増やすことができ、もっと大きな表面を取り扱うことができる。本発明の一態様によれば、モバイルデバイスによって圧縮された雪は、小さな垂直の突起部を有し、雪が斜めに落ちる(俗に雪が「風に舞う」)のを妨害し、俗に峡谷と呼ばれる領域に留まり、この場所から、可能ならば、過剰に蓄積するために下流に滑り落ちるのを防ぐことができる。この観点で、本発明のモバイルデバイスは、複数の垂直の突起部を生成するように雪表面を変えるための手段を備えている。好ましくは、このような手段は、モバイルデバイスの圧縮手段と一体化している。
モバイルデバイスと、モバイルデバイスと連携するように作られたサービスステーション、好ましくは、それぞれのモバイルデバイスのためのサービスステーションの数は、使用の必要性に応じて道理にかなうように変えることができ、数千のモバイルデバイスを使用することもある。
本発明は、同様に、少なくとも1つのモバイルデバイスを雪表面で移動させ、雪表面に圧縮力を加える工程、および/または少なくとも1つのモバイルデバイスを雪表面で移動させ、雪表面の温度を変える工程を含み、その結果、氷河への風の侵食を防ぐか、または妨げる、上述の種類の少なくとも1つのモバイルデバイス1を使用することによって、雪に覆われた表面を処理し、特に、氷河を保護するための方法に関する。
好ましくは、モバイルデバイスは、所定の経路に沿って移動し、所定の経路は、好ましくは、等高線に実質的に平行な線によって構築され、モバイルデバイスの移動手段をもっと効率的にする。
上述のように、少なくとも1つのモバイルデバイスの移動は、オペレータの必要がなく、自動的に雪表面の圧縮操作を行うように、モバイルデバイスの遠隔制御を与えるようにモバイルデバイスに接続する少なくとも1つのサービスステーションによって制御される。
同様に、本発明のモバイルデバイスおよび相対的な使用方法によって、冬の時期に留まる新雪を圧縮することによって、簡単に、効果的に、特に、安価に、環境に優しく氷河を保護することができることを注記しておかねばならない。実際に、氷河表面で、好ましくは、再生可能な資源からの電力が供給される、比較的寸法の小さなモバイルデバイスの自動化された移動は、モバイルデバイスが稼働する氷河に対する環境への影響および環境の持続可能性という観点で悪い影響はない。
さらに、有利には、雪の圧縮とは独立して、または雪の圧縮と組み合わせて、雪表面の温度を変えるために少なくとも1つのモバイルデバイスの移動を利用することができることを注記しておかねばならない。本発明の有利な態様によれば、雪表面の加熱は、好ましくは、雪表面の圧縮と組み合わせて用いられ、一方、雪表面の冷却は、好ましくは、雪表面の圧縮とは独立して、好ましくは、暖かい時期に行われる。
これらの利点および他の利点は、限定する目的ではなく、例示のために本明細書で報告される以下の記載および添付の図面から明らかであろう。
本発明のモバイルデバイスおよびサービスステーションの可能な実施形態の側面図 本発明のモバイルデバイスおよびサービスステーションの上面図 本発明のモバイルデバイスの圧縮手段の操作位置および非操作位置の側面図 サービスステーションの電力供給位置に入ったモバイルデバイスの側面図 本発明のモバイルデバイスを離脱させるためのサービスステーションの保持手段の移動を見ることができる側面図 サービスステーションでの供給中に雪に覆われてしまった場合に、雪からモバイルデバイスが出て行く様子を見ることができる側面図 圧縮手段が、雪表面と接触する操作位置に達するように稼働する本発明のモバイルデバイスの側面図 圧縮手段が、雪表面と接触しない非操作位置に達するように稼働する本発明のモバイルデバイスの側面図 モバイルデバイスがサービスステーションに近づく様子を見ることができる側面図 本発明のモバイルデバイスを安定に保持するためのサービスステーションの保持手段の移動を見ることができる側面図
添付の図面を参照すると、雪に覆われた表面を処理し、特に、氷河を保護するための無人モバイルデバイス1の可能な実施形態が記載される。無人モバイルデバイス1は、以下、単にデバイス1とも称され、以下からさらによくわかるように、移動手段2、雪を圧縮するための手段3および/または雪の表面温度を変えるための手段(5)を備えている。
まず、雪表面の温度変化という表現は、温度変化に関与する上側表面から始まり、好ましくはその表面での作用を行う雪層を意味することを注記しておかねばならない。
移動手段2は、氷河表面、従って、特に、雪および氷の上を移動することができる一般的な手段である。図面に示される好ましい実施形態によれば、移動手段は、少なくとも1つの無限軌道を備えている。しかし、代替的な移動手段の使用は除外されず、例えば、無限軌道による移動手段の代わりに、ある種のギアホイールを使用してもよい。
図面に示される実施形態を参照すると、無限軌道による移動手段2は、アルミニウム製の歯2aと、駆動部材として作用するピニオン2bと、無限軌道の正しい引張り状態を確保するために駆動手段2bの反対側にあるホイール2cと、2個の支持ホイール2dとを備えている。しかし、当該技術分野で知られている異なる構造の無限軌道が、本発明に必要な目的および保護範囲に含まれることは明らかである。
一般的に、移動手段2によって、モバイルデバイスが氷河に沿って、少なくとも移動方向Mに沿って移動する。特に、進行方向の変更は、知られているように、デバイス1に備わっている2個の無限軌道を選択的に制御することによって行うことができる。しかしながら、さらなる実施形態によって、モバイルデバイスの前方向の変更を決定づけるために異なる手段を使用することも除外されない。
可能な実施形態によれば、移動手段は、少なくとも1つの電動モータ2eを備えており、好ましくは、伝えられる機械力は、始動値として1500ワットに等しく、上り坂では1200Wに等しい。本明細書で報告される値は、限定的なものであることを意図しているわけではなく、実際に、さらなる可能な実施形態によれば、モバイルデバイスは、異なる特徴を有するモータを備えていてもよい。
可能な実施形態によれば、デバイスは、それぞれの無限軌道のために1個ずつ、少なくとも2個のモータを備えているか、または、4個のモータが、それぞれの無限軌道の下に対になって配置される。
少なくとも1つの電動モータ2eは、少なくとも1つの電池2f(図1Aを参照)によって動き、少なくとも1つの電池2fは、以下からさらによくわかるように、少なくとも1つの車両が周期的に接続するサービスステーション15によって再充電される。
好ましくは、少なくとも1つの電池は、重い要素であり、モバイルデバイス1の対称軸に沿って配置される。
さらなる可能な実施形態によれば、モバイルデバイス1を、少なくとも1つの燃料電池(添付の図面に示さない)によって動かすことができることを注記しておかねばならない。当該技術分野で知られているこの技術の使用は、経済および環境に与える影響という両方の観点から特に有利であり、この事実から、燃料電池によって生成する悪影響を与える水を雪表面に流し、氷化のときの圧縮性を高めることができる。
さらに、移動のためのさらなる電源を確保するために、少なくとも1つの太陽電池パネル2g(特に、図1Aの上面図を参照)がモバイルデバイス1の表面に配置されていてもよいことを注記しておかねばならない。
少なくとも1つの電動モータを備える移動手段2を明確に参照してきたが、デバイス1の推進力を、当該技術分野で知られている他の手段、例えば、従来のモータまたは革新的なモータ(例えば、水素モータ)を用いて発生させ得ることは除外されない。このような場合には、従来のモータによって伝えられる力の一部が、適切な手段によって、デバイス1自身の電気消費を供給するための電力に変換されるだろう。
当該技術分野で知られている方法によれば、移動手段2は、好ましくは、最大傾斜50°の斜面に沿ってデバイス1を移動させる。
この様式において、モバイルデバイスは、氷河の存在する曲線のほとんどを稼働することができ、同時に、デバイス1の操作に対する技術的な問題を簡単に作り出し得る制限状態から離れた状況で働くことができる。
上述のように、モバイルデバイス1は、雪に圧縮力を加えるように作られた雪の圧縮手段3を備えており、雪の圧縮手段3は、好ましくは分離しており、すなわち、デバイスの移動手段2と一致していない。
本発明の一態様によれば、モバイルデバイス1の圧縮手段3は、好ましくは、デバイス1の移動方向Mに実質的に垂直な方向Dに、比重量の増加を決定づけるために雪に力Fを加えるように作られている。
この様式において、デバイス1が移動する氷河表面、特に、留まっている雪の表面を、有利には、圧縮することができ、その後、モバイルデバイス1によって加えられる圧縮力によって、氷河の基層と一体化するように、比重量が大きくなり、従って、密度が大きくなる。
言い換えると、モバイルデバイス1の圧縮手段3は、雪表面5に実質的に下向きの力Fを加え、雪を圧縮することができる。
一実施形態において、このような圧縮手段は、少なくとも1つの押出表面3bを備え、押出表面3bは、好ましくは金属から作られており、示されている実施形態において、有利には、アルミニウムから作られており、その結果、軽量であると同時に耐久性がある。少なくとも1つの押出表面3bは、操作状態では、デバイス1の移動方向Mに実質的に平行に、すなわち、圧縮力が加えられる雪表面5に実質的に平行に配置される。この様式において、実質的に均一な圧縮力を、好ましくは上に記載した方向に、雪5に加えることができる。これに関し、図1Aおよび図6の上面図を参照のこと。
本発明の一態様によれば、圧縮手段3は、好ましくは移動可能である。
もっと詳細に言うと、圧縮手段3は、圧縮手段が雪表面5から上方向に離れている少なくとも1つの非操作位置と、圧縮手段3が雪表面と接触し、雪表面に圧縮力を加える少なくとも1つの操作位置との間を移動可能である。
これにかかわらず、可能なさらなる実施形態によれば、圧縮手段3が、雪5と接触する操作位置に固定され、保持されていてもよいことを考慮しなければならない。
同様に、可能な実施形態によれば、圧縮手段3によって雪に加えられる圧縮力Fは、モバイルデバイスの移動中に、例えば、雪温の関数として変えることができることも注記しておかねばならない。
この理由のために、モバイルデバイス1には、添付図面には示されていないが、少なくとも1つの雪温センサが備わっていてもよい。このセンサによって検出されるデータに基づき、有利には、圧縮手段3を、加えられる力を変えるように稼働させることができる。
好ましくは、デバイス1は、本体4を備えており、本体4に移動手段2が拘束され、圧縮手段3が、上述のように、モバイルデバイス1の本体に対して移動可能である。
もちろん、デバイス1の本体に対して圧縮手段を移動する異なる技術、例えば、軸に対する回転移動または並進運動を使用してもよい。
可能な実施形態によれば、例えば図面に示されるように、圧縮手段3は、本体4に対し、すべりながら回転する。言い換えると、操作位置から非操作位置への圧縮手段3の移動、その逆に、非操作位置から操作位置への圧縮手段3の移動は、圧縮手段の回転並進移動によって起こり、特に、モバイルデバイス4の本体4に対する少なくとも1つの押出表面3bの回転並進移動によって起こる。
もっと詳細に言うと、少なくとも1つの押出表面3bは、要素3aの端部に配置され、好ましくは、無限軌道のないデバイス1の本体4の機械の寸法に実質的に等しい機械の寸法を有し、押出表面3bが雪表面に対して係合していない非操作位置(図7に示される)と、押出表面3bが雪表面5に係合し、雪表面5に圧力を加えることができる操作位置(図6に示される)との間を移動可能である。
図2は、薄い実線によって示される操作位置にある圧縮手段3と、濃い実線によって示される非操作位置にある圧縮手段3を示す。
一般的に、圧縮手段3は、雪5に対し、表面単位あたり約1500Pa、好ましくは約2000Paの力を加えることができる。
このような力の適用は、当該技術分野で知られている方法によれば、例えば、油圧、空気圧、電気システムによって行われるか、または、もっと簡単に、圧縮手段3の重量および/またはモバイルデバイス自身の重量によって行われるか、または、例示する目的のために本明細書に示される1つ以上の解決策の組み合わせによって行われる。
添付図面に示される実施形態において、非操作位置から操作位置への圧縮手段3の移動は、デバイス自身の重量が押出表面3bのある後側に移動するような、モバイルデバイス1の前側部分の上昇を決定付ける。言い換えると、一実施形態によれば、モバイルデバイス1の重量によって、雪表面と接触する操作位置に配置された圧縮手段によって加えられる圧縮力が発生する。
可能な実施形態によれば、例えば添付図面に示されるように、圧縮手段3、特に、押出表面3bは、モバイルデバイス1の後側部分にある雪に圧縮力Fを加えることが注記されなければならない。言い換えると、押出表面3bは、好ましくは、前方向に移動する間に、モバイルデバイス1の後側部分のモバイルデバイス1上に配置される。
本発明の一態様によれば、モバイルデバイス1は、雪表面5の温度を変えるための手段6を備えている。上述のように、雪表面の温度を変えるための手段6は、モバイルデバイス1の圧縮手段3とは独立して、またはモバイルデバイス1の圧縮手段3と組み合わせて与えられてもよい。
さらに、雪の温度を変えるための手段6は、モバイルデバイス1に同時に存在していてもよく、または、モバイルデバイス1に相互に置き換え可能に取り付けられるように作られていてもよい。
異なる可能な実施形態によれば、雪表面の温度を変えるための手段6は、雪表面5を加熱および/または冷却するための手段を備えている。言い換えると、加熱手段を、雪を冷却するための手段と組み合わせて、または雪を冷却するための手段の代わりに使用してもよい。
雪の温度を変えるための手段6は、雪に熱を与えることができるか、または雪から熱を取り去ることができる当該技術分野で既知の要素から選択される。可能な実施形態によれば、図面に示されるように、雪を加熱するための手段6は、1つ以上の電気抵抗を備えている。
このような加熱手段6は、モバイルデバイス1が稼働する氷河表面の上の雪表面5を少なくとも加熱することができるように配置される。図1および図6に示されるように、手段6は、好ましくは、押出表面3に配置されるか、または押出表面3に少なくとも近接して配置される。
雪表面5で行われる加熱作用によって、雪5の中に、雪表面を効果的に圧縮し、小型化するために有利な氷の微細結晶の配列が得られる。
一方、可能な実施形態によれば、雪を冷却するための手段(図示せず)は、夏の時期に雪表面を冷却し、雪表面の温度を下げるように、モバイルデバイス1の末端部分に配置された少なくとも1つの二酸化炭素コンプレッサと少なくとも1つのエバポレータとを備える。
このような働きの効果は、氷河の夏季を短くし、従って、氷河の解ける時間を短くすることである。
もちろん、当該技術分野で知られており、雪表面を冷却するために使用可能な他の手段を使用してもよい。
すでに述べたように、雪を加熱するための手段は、好ましくは、圧縮手段3と組み合わせて用いられる。
これにかかわらず、可能な実施形態によれば、モバイルデバイス1は、加熱手段6を備え、圧縮手段3を備えていなくてもよく、または、モバイルデバイス1が、圧縮手段3および雪の温度を変えるための手段6の両方を備えているが、圧縮と加熱という2つの作用を別個に行ってもよい。
雪表面を冷却するための手段を、雪を加熱するための手段と組み合わせて、または雪を加熱するための手段に代えて備えていてもよく、モバイルデバイス1の圧縮手段3と組み合わせて、またはモバイルデバイス1の圧縮手段3に代えて備えていてもよいことを注記しておかねばならない。本発明の一態様によれば、モバイルデバイス1は、氷河の上のデバイスの位置を特定する手段30を備えている。当該技術分野で知られている位置を特定するための異なる手段をモバイルデバイス1に使用してもよい。例えば、デバイス1は、地球の周りの軌道を回る衛星ネットワークと通信するためのGPS受信機を備えていてもよい。これに代えて、またはこれと共に、モバイルデバイス1の位置決めは、モバイルデバイスが電波を受信/送信することができる地球の電波局を用いて行うことができる。モバイルデバイス1といくつかの電波局との間でクエリ信号を送信してから応答シグナルを受信するまでにかかる時間によって、デバイス自身の位置を特定することができる。これに代えて、またはこれに加えて、モバイルデバイスは、加速度計を備えていてもよく、加速度計は、モバイルデバイス1が受ける加速度を記録する。従って、このシステムは、デバイスの出発時の位置と、一定値である地球の重力加速度を知ることによって、デバイスの運動方程式を積分し、デバイスの位置を追跡することができる。このような方法は、デバイスの完全な自律性を可能にするが、上に提案した方法よりも正確性が低く、加速度計を操作したときからのデバイスの出発時の位置を知る必要がある。
さらに、デバイスは、好ましくは、デバイス1に関連するデータおよび/またはデバイス1の周囲の環境に関するデータを検出することができるセンサを備えている。ここに示される実施形態において、例えば、少なくとも1つの温度センサ7、少なくとも1つの光学検出システム(例えば、ウェブカメラまたはカメラ)8、少なくとも1つの風速計9、少なくとも1つの距離センサ10、データ送信/受信手段、典型的には、少なくとも1つのアンテナ11を含む手段が存在する。簡便にするために、以下、アンテナ11を、データを送信/受信するための一般的な要素として参照するが、本発明の目的から逸脱することなく、この理由のために、さらなるデバイスをデータ送信/受信手段11として本発明と共に使用してもよいことは明らかであろう。
詳細には、温度センサ7、光学検出センサ8および風速計9によって、モバイルデバイスが稼働する周囲の状態を決定する。悪い状態(以下、緊急状態としても示される)の場合、すなわち、センサ7〜10によって検出されるデータが、所定の閾値を超えている場合には、モバイルデバイス1は、安全な場所、好ましくは、以下にさらに詳細に記載されるサービスステーション15に戻るだろう。
添付の図面において、センサ7〜10および送信/受信手段11は、モバイルデバイス1の付属品に配置されるものとして示されているが、もちろん、本体に一体化されていてもよいことを注記しておかねばならない。
有利には、例えば、水平方向および/または垂直方向の距離を測定するためのデバイス1の少なくとも1つの距離センサ10によって、モバイルデバイス1の経路に沿った障害物の存在を検出する。例えば、センサ10の垂直方向の距離を使用し、モバイルデバイスの経路に沿ったクレバスの存在を検出することができる。これらの場合には、モバイルデバイスの経路が修正されるだろう。
本発明の一態様によれば、モバイルデバイスは、さらに、表面から氷を除去するための除去手段12を備えている。
この目的のために作られた異なる手段が、当該技術分野で知られており、例えば、図面に示される実施形態は、氷除去のために少なくとも1つの電気抵抗12を備えている。抵抗12の位置は、実際にはデバイス1にいくつかの抵抗を使用してもよく、氷化に最も感度が高い位置に配置されるため、単なる例示である。
氷を除去するための他の手段、例えば、強制温風を運ぶための手段、氷を破壊するように作られた袋を空気圧により膨張させるための手段などが当該技術分野で知られており、デバイス1に対し、本発明で同等に使用することができる。
本発明の一態様によれば、モバイルデバイスは、コントローラまたはCPU13をさらに備えている。
CPU13は、モバイルデバイスの種々の操作、特に、受信したデータの処理およびセンサ7〜10の制御、アンテナ11による、デバイス1の移動の制御、氷を除去するための手段12などを制御する。
特に、CPUを使用し、デバイスの移動を自律的に制御し、および/または外部から受信したデバイスの移動制御を行ってもよい。
本発明の好ましい態様によれば、モバイルデバイス1は、少なくとも1つのサービスステーション15と連携して動くことができる。
サービスステーション15は、図1、1A、3、4、8および9に模式的に示される。典型的には、サービスステーションは、固定されており、細長い本体基部を備え、この本体基部に、モバイルデバイス1と相互接続するように作られた異なる要素が拘束されていてもよい。
上述のように、少なくとも1つの固定されたステーションは、サービスステーション自身の高さを変えるための手段(添付の図面に示さない)を備えていてもよく、その結果、有利には、降った雪の高さとは独立して、少なくとも1つのモバイルデバイスに正しく供給し、保護する。
第1の態様によれば、サービスステーション15は、モバイルデバイスに電力を供給するための手段16を備えている。
示されている実施形態において、デバイス1は電気的に供給されており、ステーション15は、既知の様式で電気ネットワークまたは発電機に接続しており、モバイルデバイス1の相対的な接点18と協働するように作られた接点17を有し(図1Aを参照)、その結果、第1の接点から第2の接点へと電力が移動し、その結果、モバイルデバイス1の電池を再充電する。
好ましくは、サービスステーション15は、実質的に安定な位置にモバイルデバイスを保持するための手段19を備えており、その結果、例えば、デバイス1を効果的に再充電し、悪天候の状態の場合、例えば、強風が吹き荒れる場合には、デバイス1を保護する。可能な実施形態によれば、図1A、3、4、8および9に示されるように、少なくとも1つのモバイルデバイス1を安定な位置に保持するための手段19は、少なくとも1つの移動アームを備えている。それぞれのアームは、モバイルデバイスがサービスステーション15に近接して効果的に保持されるモバイルデバイスとの少なくとも1つの係合位置(図3および9に示される)と、デバイスが移動し、サービスステーション15から離れることができる、サービスステーション15からの離脱位置(図4に示される)との間を移動可能である。
図面に示される実施形態において、少なくとも1つのモバイルデバイス1を保持するための手段19は、実質的に水平の軸Xの周囲を回転可能な少なくとも1つのアームを備えており(例えば図4を参照)、その結果、少なくとも1つの移動アーム19は、軸Xの周囲を回転し、上下することができる。
可能な実施形態によれば、少なくとも1つのモバイルデバイスを保持するための手段、特に、少なくとも1つのアーム19は、少なくとも1つのモバイルデバイスを、降った雪の高さとは独立して保持することができるように、長さを変えることができる。可能な実施形態によれば、少なくとも1つのアーム19は、自身の長さを変えるように伸縮可能である。
さらに、サービスステーション15は、データ送信/受信手段20を備えていてもよい。例えば、デバイス1のセンサ7〜10によって与えられるデータを受信するため、データを送信するため、および/またはデバイス1を制御するためなどに、このような手段を使用してもよい。さらに、ステーション15は、送信手段20によって、少なくとも1つのステーション15と少なくとも1つのモバイルデバイス1が操作のために配置される氷河に対して遠隔に配置された中央制御ステーションと通信していてもよい。さらに、サービスステーション15も、ステーション自身の種々の装置(特に、電力を移動するための上述の手段16、保持手段19、データ送信手段20など)を制御するほかに、モバイルデバイス1に送られる制御を処理するために、CPUを備えていてもよい。
有利には、少なくとも1つのモバイルデバイス1は、移動経路に関するデータおよび/または例えば、光学検出センサによって検出された画像、外気温、雪に加えられる圧力、風速、圧縮前および圧縮後の雪温のような、モバイルデバイスのセンサ7−10によって検出されたデータを受信/送信するために連続して接続される。
言い換えると、少なくとも1つのサービスステーション15のデータを送信および/または受信する手段20は、少なくとも1つのモバイルデバイス1のデータを送信および/または受信するための手段11と無線接続によって接続する。
この様式において、有利には、モバイルデバイス1は、サービスステーション15によって、好ましくはソフトウエアを介して遠隔から制御することができる。しかし、モバイルデバイス1は、無線接続が失われ得る場合には、内部に組み込まれたソフトウエアを有する。
本発明の一態様によれば、少なくとも1つのサービスステーション15は、最大で数キロメートル離れた制御ステーションに無線接続によって接続し、次いで、遠隔の操作センターに接続してもよい。少なくとも1つのサービスステーション15に入っているソフトウエアは、遠隔の事務所によって手動で修正することができる。さらに、それぞれのモバイルデバイス1は、必要な場合には、遠隔の操作センターによって動かすこともできる。
好ましい実施形態によれば、エネルギーという観点から、それぞれのサービスステーション15は、独立しており、好ましくは、風力発電または太陽電池型の発電手段を備えている。これにかかわらず、さらなる可能な実施形態によれば、少なくとも1つのサービスステーション15は、例えば、燃料発電機によって、従来の電力を供給してもよい。
可能な実施形態によれば、出願人は、モバイルデバイス1の正しい操作を確認するために、それぞれのサービスステーション15が、再生可能な資源からの発電のために、例示的に、1kW、好ましくは2kWのシステムを必要とすると仮定した。
本発明の有利な態様によれば、以下からさらによくわかるように、モバイルデバイスの寸法を小さくすると、その操作に必要な電力を減らし続けることができる。
限定的ではない可能な実施形態によれば、モバイルデバイス1の寸法は、通常の自動車で輸送するような寸法になるように選択され、例示的に、長さ150cm、幅150cmに等しく、90kgを超えない重さであってもよい。
本発明は、同様に、上述の種類の少なくとも1つのモバイルデバイス1と少なくとも1つのサービスステーション15とを備えるシステムに関する。
有利には、多くのモバイルデバイスが存在すると、短い時間で大きな面積の氷河を圧縮することができるだろう。固定されたステーション15の数は、一般的に、それぞれのサービスステーションが1個のモバイルデバイスと接続することができる場合には、モバイルデバイスと同じ数である。
可能な実施形態によれば、3個のモバイルデバイス1が使用され、このモバイルデバイス1は、同じ数のサービスステーション15に接続することができる。3個のモバイルデバイスが使用される例は、限定的なものであることを意図しておらず、実際に、可能な実施形態によれば、1個以上のサービスステーションと、好ましくは、それぞれのモバイルデバイスのためのサービスステーションと連携する複数のモバイルデバイスが提供されてもよく、数百単位のモバイルデバイスであってもよいことを注記しておかねばならない。
それぞれのサービスステーション15は、他の2個のサービスステーション15と約500m離れており、3個のモバイルデバイス1は、180000平方メートルの内部を完全に圧縮する(氷化する)。この領域は、季節の始めに、10平方メートルごとに高さを確認するために地図化されている。これにより、9ヶ月後、すなわち、夏季の終わりの結果を評価する。
説明によって、限定することなく本明細書に報告される可能な実施形態によれば、それぞれのモバイルデバイスは、約1.4km/hの速度で60000平方メートルの表面を移動するように設計されており、電池は、デバイスが平均で2.8kmを走行することができるような動作可能時間を有し、従って、点検のための経路を含め、再充電から2時間後までの間に3000平方メートルを処理することができるような動作可能時間を有する。従って、それぞれのモバイルデバイスの全作業面積は、20工程で処理され、それぞれ再充電のために約1時間を有するため、全面積は、60時間で氷化される。60時間が終了したら、プロセスを始めから再開し、その間に積もった雪を氷化する。しかし、氷化した場合であっても、連続した風が雪塊を侵食するため、このプロセスは、雪が降らなくても繰り返され、従って、2回目の氷化は、1回目の氷化を強化する。6ヶ月で利用可能な時間が全体で4320時間であり、モバイルデバイスを、緊急状態のために、この時間の30%だけ停止させなければならないと仮定すると、モバイルデバイスが利用可能な時間は、約3000時間であり、従って、この面積は、冬期中に50回氷化され、この値は、高度が2500mより高い場所の冬期の平均積雪量の2倍に対応する。それぞれの積雪が平均で15cmであり、圧縮した氷が、平均で新雪の40%の厚みを有することがわかっており、この季節の終わりには、本発明のモバイルデバイスの年間作業結果は、高さ1.5mの氷河の増加である。この50%が夏季に解け得ると仮定すると、正味の氷河の増加は、約70cmであり、有利には、これにより、出願人によって行われた評価によれば、15年間で、1960年に存在していた氷河の量まで増える。
本発明は、同様に、雪表面5に圧縮力を加え、および/または雪表面5の温度を変えるために雪表面5で少なくとも1つのモバイルデバイスを移動させる工程を含む、上述の種類の少なくとも1つのモバイルデバイス1を使用することによって、雪に覆われた表面を処理し、特に、氷河を保護するための方法に関する。
上述のように、雪表面5の温度変化(好ましくは、雪の加熱作用)と組み合わせて、または雪表面5の温度変化の代わりに、圧縮力の作用が、例えば、氷河の風による浸食を防ぐか、または少なくとも妨げるために、留まっている新雪の氷河の基層に対する接着を決定付ける。
本発明の方法の一態様によれば、雪の温度を変える工程は、雪の圧縮作用とは独立して行うこともできることを注記しておかなければならない。本発明の方法の好ましい態様によれば、少なくとも1つのモバイルデバイスの作業経路は、あらかじめ決定され、好ましくは、モバイルデバイス1のモータが良好な生産量を有するように、等高線に基本的に平行な線で構成される。
もちろん、モバイルデバイスが氷河表面を移動する工程中、圧縮手段3は、雪表面5と接触し、雪表面に圧縮力を加える操作位置にある。
本発明の一態様によれば、雪表面5の温度を変える工程は、雪表面を加熱または冷却するために与えられる。
好ましくは、本発明の方法において、雪表面を加熱する工程は、圧縮手段3によって圧縮力を加えている間に与えられる。このような操作は、モバイルデバイス1の加熱手段6(例えば、1つ以上の電気抵抗)によって行われる。有利には、圧縮中に雪表面に熱エネルギーを与えることによって、雪の上側表面での凍結面の生成が誘発され、風の侵食への耐性がさらに高まる。
この方法は、同様に、上述の既知の手段によって雪表面を冷却する工程を含んでいてもよく、好ましくは、雪表面に圧縮力を加えることなく、好ましくは、暖かい時期に雪解けを減らすように行われる。
上にすでに述べたように、前記少なくとも1つのモバイルデバイス1の移動は、好ましくは、モバイルデバイス1に接続する少なくとも1つのサービスステーション15によって制御される。
図3〜9を参照しつつ、表面の加熱作用と組み合わせて、モバイルデバイスの移動中に圧縮力が適用される、本発明の方法の可能な実施形態のいくつかの工程をここで記載する。もちろん、雪表面の温度変化のみが行われる可能な実施形態において、この方法の工程は、圧縮手段の移動を除き(圧縮手段が存在しない場合もある)、以下に記載するものと同様であろう。
図3は、サービスステーション15の電力供給位置にあるモバイルデバイス1の側面図であり、モバイルデバイスに電力を供給するためのサービスステーション15の手段16が、モバイルデバイス1に接続している。サービスステーション15の電気接点17は、第1の接点から第2の接点へと電力が移動し、その結果、モバイルデバイス1の電池を再充電するように、モバイルデバイス1の相対的な電気接点18に接続している。
さらに、少なくとも1つのモバイルデバイス1を安定な位置に保持するための手段19、特に、1対の移動アームは、モバイルデバイス1をサービスステーション15に近接した位置に保持するように、モバイルデバイス1と係合する位置に配置されている。
モバイルデバイスの少なくとも1つの電池の充電が終了したら、雪の圧縮を開始するためにモバイルデバイスの移動が望ましいとき、サービスステーション15の保持手段19は、モバイルデバイス1を離脱させるために移動する(図4を参照)。
もっと詳細に言うと、図4から見えるように、移動可能なアーム19は、モバイルデバイス1を離脱させるように、軸Xの周りを上側に回転する。
その後、モバイルデバイス1は、サービスステーション15から離れて移動し、移動手段2が駆動したら、雪表面5の上の経路を進み始める。
図5は、シェルター中、および/またはサービスステーション15での供給期間中に覆われてしまった場合に、雪からモバイルデバイスが出て行く様子を見ることができる側面図である。進行方向Mに移動すると、デバイス1が出現する。
その後、モバイルデバイス1は、雪を圧縮しなければならない領域内で移動を開始しなければならない場所から始まる氷河の所定位置に達するまで、移動手段2によって移動することができる。
モバイルデバイス1が進行方向Mに進む動作の間に雪が圧縮されることが望ましいとき、圧縮手段3は、圧縮手段3(特に、少なくとも1つの押出表面3b)が雪表面5と接触する操作位置に達するように動く。モバイルデバイス1の移動中、雪温を変えるための手段6(特に、雪表面を加熱するための手段6)も同様に動いてもよい。
図6は、圧縮手段3が、雪表面と接触する操作位置に達するように動いた、本発明のモバイルデバイスの側面図である。
上述のように、図面に示される実施形態において、圧縮手段3は、雪表面5に接触する操作位置に達するように、モバイルデバイスの本体4に対して回転並進してもよい。
押出表面3bによって作られる押出力は、好ましくは、新雪の圧縮が効果的に行われるように、2000Paに等しい。
好ましくは、上述のように、圧縮手段(特に、押出表面3b)によって加えられる圧縮力Fは、実質的に下方向に、すなわち、雪表面5のモバイルデバイスの移動方向Mに実質的に垂直な方向Dに向かう。
上述のように、デバイスは、氷河の所定の領域を処理するように、所定の経路に沿って移動する。この季節の間、この季節の始まりのときには雪に覆われていない(元々の周囲に隣接するか、または含まれる)領域を含み得るため、デバイスが移動する場所に沿った領域が増えていくだろう。この様式で、氷河の厚みの増加に加え、氷河表面を増加させることができる。
モバイルデバイス1の移動中、モバイルデバイス1は、例えば、緊急状態の場合に、すなわち、所定の移動経路を完了するのが不可能な所定の環境状態で、または、モバイルデバイスが、あらかじめ設定した経路を終えるのに十分な動作可能時間を有していない場合に、呼び戻され、従って、サービスステーション15に向かって移動してもよい。
言い換えると、本発明の方法は、少なくとも前記少なくとも1つのモバイルデバイスが緊急状態で稼働する場合に、少なくとも1つのモバイルデバイス1を少なくとも1つのサービスステーション15に向かって移動するさらなる工程を含み、この緊急状態が、風速50km/h以上の風、好ましくは、70km/hを超える風を含むか、または激しすぎる積雪の場合、すなわち、20cm/時間を超える積雪の場合、またはデバイスの機械的な問題の場合、またはモバイルデバイスの動作可能時間が不十分な場合、または障害物の存在を検出した場合、または前記緊急状態の2つ以上の組み合わせを含む。
緊急状態において、モバイルデバイス1は、最も短い経路を通り、サービスステーション15へと移動する動き方をする。
本発明の一態様によれば、サービスステーション15に向かう移動中、圧縮手段3は、サービスステーション15に到達するための速度を上げるために、非操作位置に置かれる。
言い換えると、少なくとも1つのモバイルデバイス1が少なくとも1つのサービスステーション15に向かって移動する工程において、圧縮手段3は、圧縮手段3が雪表面5から上方向に離れた少なくとも1つの非操作位置に配置される。
図7は、圧縮手段3が雪表面と接触しない非操作位置に達するように稼働する本発明のモバイルデバイスの側面図である。あらかじめ設定した雪圧縮経路が終わったら、モバイルデバイスは、電力供給のために、特に、電池の再充電のために、サービスステーション15に戻り得ることを注記しておかねばならない。
一方、図8において、モバイルデバイス1がサービス15に近づきつつある様子を見ることができる。モバイルデバイス1がサービスステーション15に到達したら、図9に示されるように、モバイルデバイス1を安定に保持するために、サービスステーション15の保持手段19が作動する。
電池の再充電が終わったら、または好ましい環境状態に戻ったら、少なくとも1つのモバイルデバイスは、上述のようにサービスステーション15から離脱し、あらかじめ設定された道に沿って同時に雪を圧縮しつつ、移動する。

Claims (27)

  1. 雪および/または氷の上を移動するように作られた移動手段(2)を備え、雪に圧縮力(F)を加えるために雪を圧縮し、雪の比重量を大きくするための圧縮手段(3)、および/または雪表面(5)の温度を変えるための変更手段(6)を備えることを特徴とする、雪に覆われた表面を処理するための無人モバイルデバイス(1)。
  2. 雪表面(5)の温度を変える手段(6)が、雪表面(5)を加熱および/または冷却する手段を備えている、請求項1に記載のモバイルデバイス。
  3. 前記圧縮手段(3)が、圧縮手段(3)が雪表面(5)から上方向に離れている少なくとも1つの非操作位置と、圧縮手段(3)が雪表面(5)と接触し、雪表面に圧縮力を加える少なくとも1つの操作位置との間を移動可能である、請求項1または2に記載のモバイルデバイス。
  4. 前記圧縮手段(3)が、雪(5)に対し、表面単位あたり1000Paより大きな、好ましくは2000Paに等しい圧縮力を加える、請求項1〜3のいずれか一項に記載のモバイルデバイス。
  5. 前記圧縮手段(3)が、少なくとも1つの押出表面(3b)を備えている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のモバイルデバイス。
  6. 前記移動手段(2)が、少なくとも1つの電池および/または少なくとも1つの燃料電池によって動く少なくとも1つの電動モータ(2e)を備えている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のモバイルデバイス。
  7. 前記モバイルデバイスの位置を特定するための特定手段(30)を備えている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のモバイルデバイス。
  8. デバイスの位置を特定する手段(30)が、GPSセンサ、電波送信機および/または受信機、加速度計、またはモバイルデバイスの位置を特定する2つ以上の手段の組み合わせから選択される、請求項7に記載のモバイルデバイス。
  9. 前記モバイルデバイスが稼働する環境状態を検出するための少なくとも1つのセンサ(7〜10)を備え、前記少なくとも1つのセンサが、温度計、風速計、光学センサ、距離センサから選択されるか、または前記デバイスが、前記センサの組み合わせを含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のモバイルデバイス。
  10. モバイルデバイス(1)の表面から氷を除去するための除去手段(12)を備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のモバイルデバイス。
  11. データ送信および/または受信手段(11)を備えることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のモバイルデバイス。
  12. 前記圧縮手段(3)によって加えられる前記圧縮力(F)は、雪表面(5)を前記モバイルデバイスが移動する間に変えることができる、請求項1〜11のいずれか一項に記載のモバイルデバイス。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の少なくとも1つのモバイルデバイス(1)と、前記少なくとも1つのモバイルデバイス(1)のための少なくとも1つのサービスステーション(15)とを備えるシステム。
  14. 前記少なくとも1つのサービスステーションが、前記少なくとも1つのモバイルデバイス(1)に電力を供給するための手段(16)を備える、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記少なくとも1つのサービスステーション(15)が、前記少なくとも1つのモバイルデバイス(1)から/へのデータ送信/受信手段(20)を備える、請求項13または14に記載のシステム。
  16. 前記少なくとも1つのサービスステーション(15)が、少なくとも1つのモバイルデバイス(1)を実質的に安定に保持するための手段(19)を備える、請求項13〜15のいずれか一項に記載のシステム。
  17. 前記圧縮手段(3)によって雪に圧縮力を加え、雪の比重量を大きくするため、および/または雪表面(5)の温度を変えるために、雪表面で前記少なくとも1つのモバイルデバイス(1)を移動する工程を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の少なくとも1つのモバイルデバイス(1)の使用によって、雪に覆われた表面を処理する方法。
  18. 雪表面(5)の温度を変える工程が、雪表面の加熱または冷却を与える、請求項17に記載の方法。
  19. 前記氷河表面で前記少なくとも1つのモバイルデバイス1を移動する工程中、前記圧縮手段(3)は、雪表面(5)と接触し、雪に圧縮力を加える操作位置にある、請求項17または18に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つのモバイルデバイス(1)が、所定の経路に従って前記氷河表面を移動する、請求項17〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記圧縮手段(3)によって前記圧縮力(F)が雪表面に加えられるときに雪表面を加熱する工程を含む、請求項17〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記少なくとも1つのモバイルデバイス(1)の移動が、少なくとも1つのサービスステーション(15)と連携する、請求項17〜21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 少なくとも前記少なくとも1つのモバイルデバイスが緊急状態で稼働する場合に、前記少なくとも1つのモバイルデバイス(1)を前記少なくとも1つのサービスステーション(15)に向かって移動するさらなる工程を含み、前記緊急状態が、風速50km/h以上の風を含むか、または激しい積雪の場合、またはデバイスの機械的な問題の場合、またはモバイルデバイスの動作可能時間が不十分な場合、または障害物の存在を検出した場合、または前記緊急状態の2つ以上の組み合わせを含む、請求項17〜22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記少なくとも1つのモバイルデバイス(1)を前記少なくとも1つのサービスステーション(15)に向かって移動する工程中、前記圧縮手段(3)は、前記圧縮手段(3)が雪表面(5)から上方向に離れた前記少なくとも1つの非操作位置に配置される、請求項23に記載の方法。
  25. 雪表面に加えられる圧縮力が、前記少なくとも1つのモバイルデバイス(1)の移動中に変えられる、請求項17〜24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 請求項13〜16のいずれか一項に記載のシステムの使用を特徴とする、請求項17〜25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 氷河を保護するため、またはスキー用ゲレンデまたは雪に覆われた道の表面を処理するための請求項1〜12のいずれか一項に記載のデバイス、または請求項13〜16のいずれか一項に記載のシステムの使用。
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