JP2016529198A - 上側熱遮蔽体、これを含むインゴット成長装置及びこれを利用したインゴット成長方法 - Google Patents

上側熱遮蔽体、これを含むインゴット成長装置及びこれを利用したインゴット成長方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、種結晶を用いて、るつぼに収容されたシリコン融液からインゴットを成長させる装置であって、前記インゴットを成長させるための一連の工程が行われる空間を提供するチャンバーと、前記チャンバーの内部に配置されたるつぼと、前記るつぼの外側に配置されたヒーター部と、前記種結晶を固定する種結晶チャックと、前記種結晶チャックと連結された昇降手段と、前記るつぼの上側に配置され、成長したインゴットが通過できるホールを有し、前記インゴットが通過できるホールのサイズを調節できる、上側熱遮蔽体と、を含むことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、単結晶シリコンインゴットを生産するインゴット成長装置及びインゴット成長方法に関するものである。
半導体素子の材料として使用されるシリコン単結晶ウェハは、一般的にチョクラルスキー法(CZ)によって製造された単結晶インゴットをスライスして製造する。
前記チョクラルスキー法によってシリコン単結晶インゴットを成長させる方法は、 石英るつぼに多結晶シリコンを溶融させた後、種結晶(seed)をシリコン融液(melt)の表面に浸漬させ(dipping)、種結晶を引上げて細長い結晶を成長させるネッキング(necking)工程と、結晶を直径方向に成長させて目標直径に形成するショルダーリング(shouldering)工程を経る。
以後、一定な直径を有するシリコン単結晶インゴットを所望の長さに成長させるボディグローイング(body growing)工程及びシリコン単結晶インゴットの直径を徐々に減少させて行き、シリコン融液とインゴットを分離するテーリング(tailing)工程を経ることで、シリコン単結晶インゴットを成長させることができる。
ところが、種結晶がシリコン融液(melt)に接触する時、接触された種結晶の下端部の温度が融液の表面温度で急激に上昇することになり、種結晶の下端部には熱衝撃(thermal shock)が加えられる。
そして、このような熱衝撃によって種結晶にせん断応力(shear stress)が引き起されて、融液接触部位に転位(dislocation)が発生する。このように、種結晶と融液接触部位から発生した転位は、結晶の成長時に下部に伝播され、単結晶の成長に否定的な影響を与え得る。
このため、従来では、転位が単結晶に伝播されることを防ぐために、単結晶製造工程の前半にダッシュネッキング(dash necking)工程を行っていた。
前記ダッシュネッキング工程は、単結晶を細長く引上げて転位を除去する技術である。普通のネッキング工程において成長した単結晶(ネック部)の直径は、3〜5mmである。
仮に、前記ネック部の直径が5mmを超えると、ネック部の内/外部の温度差によって発生するせん断応力の大きさが増加することになり、せん断応力の増加によって、転位の伝播速度がネック部の単結晶引上げ速度より大きくなって、種結晶の下端部に発生した転位が除去されない問題が発生し得るからである。ところが、このようなダッシュネッキング工程は、転位の除去という肯定的な効果もあるが、種結晶が高重量の単結晶を支える観点では、否定的な影響を与え得る。
即ち、転位の除去のために細く形成されたネック部には、単結晶の荷重が印加されるため、ネック部の破損による単結晶の墜落事故が発生し得る。
そして、現在450mmの直径を有する単結晶は、工程の後半に行くと、その重さが1トンに達すると予想されるが、3〜5mmの細いネック部としては1トンに達する単結晶の重さを支持できない問題点がある。
したがって、ネッキング工程を行うことなく、大口径の単結晶を成長させることができる技術が求められている。
一方、最近、半導体技術が発展して単結晶シリコンインゴットが高重量、大口径化するにつれて、シリコン原料のサイズが大きくなり、るつぼ内により多くの多結晶シリコンを積層する必要がある。
このため、多結晶シリコンを加熱するためのヒーターパワーが増加することになり、ヒーターパワーの増加に伴うインゴットのコスト上昇はもちろん、単結晶の成長過程における単結晶の有転位化向上及び製品の歩留まりが低下する問題が発生した。
本発明のインゴット成長装置及びインゴット成長方法は、前述した問題点を解決するためのものとして、インゴットの生産時、熱損失を減少させ、ネック部の直径を増加させて、転位発生のない大口径のインゴットを生産するインゴット成長装置及びインゴット成長方法を提供しようとする。
本実施例のインゴット成長装置は、種結晶を用いて、るつぼに収容されたシリコン融液からインゴットを成長させる装置であって、前記インゴットを成長させる工程が行われる空間を提供するチャンバー10と、前記チャンバー10の内部に配置され、前記シリコン融液を収容するるつぼと、前記るつぼを加熱するヒーター部と、前記種結晶を前記シリコン融液に浸漬させて引上げて、インゴットを成長させる昇降手段と、前記るつぼの上側に配置される断熱手段として、成長したインゴットが通過できるホールを有する上側熱遮蔽体と、を含み、前記上側熱遮蔽体には、前記上側熱遮蔽体のホールのサイズを調節するホールサイズ調節部が装着され、前記ホールサイズ調節部を制御する駆動部が配置されたことを特徴とする。
また、本実施例のインゴット成長方法は、るつぼに多結晶シリコンを収容するステップと、前記るつぼの上側に設けられた前記上側熱遮蔽体のホールを閉鎖するステップと、前記るつぼの加熱によってシリコン融液を形成するステップと、前記シリコン融液に種結晶をディッピングするために、前記上側熱遮蔽体のホールを種結晶が通過できるサイズに開放し、前記種結晶を前記上側熱遮蔽体のホールに通過させるステップと、前記種結晶を用いたディッピング工程とネック部を形成するネッキング工程を完了した後、前記ネック部の直径を拡張するショルダーリング工程を行いながら、前記ネック部の直径拡張に従って前記上側熱遮蔽体のホールのサイズを増加させるステップと、前記種結晶を用いてボディを形成するボディグローイング工程を行いながら、前記上側熱遮蔽体のホールを前記ボディより所定のサイズだけ大きく形成するステップと、前記種結晶を用いてテーリング工程を行うステップと、を含むことを特徴とする。
提案される本実施例によれば、上側熱遮蔽体の内部にホールサイズ調節部を装着して、種結晶が融液に浸漬される時に発生する熱衝撃を最小化することができるので、ネック部の直径を増加させることができるメリットがある。
そして、増加した直径のネック部を用いて、大口径の単結晶シリコンインゴットを安定的に生産することができるメリットがある。
また、本実施例によれば、シリコン融液の加熱時、ヒーターパワーを減少させて単結晶シリコンインゴットの品質を向上させ、コストを低減することができるメリットがある。
そして、本実施例によれば、インゴットの外側部の温度を精密に制御して、インゴットの欠陥を抑制することで、インゴットの品質を向上させることができるメリットがある。
本発明の実施例に係るホールのサイズを調節できる上側熱遮蔽体が備えられたインゴット成長装置の概略的な形状を示す。 本発明の実施例に係るホールのサイズを調節できる上側熱遮蔽体の断面を示す。 本発明の実施例に係る駆動部がホールサイズ調節部に動力を伝達する様子を示す。 本発明の実施例に係るホールサイズ調節部の分解斜視図である。 本発明の実施例に係る上側熱遮蔽体のホールの一部分が閉鎖された状態を示す。 本発明の実施例に係る上側熱遮蔽体のホールが開放された状態を示す。 本発明の実施例に係る上側熱遮蔽体が備えられたインゴット成長装置を利用してインゴットを成長させる方法を示すフローチャートである。
以下では、本実施例について添付される図面を参照して詳しく説明する。但し、本実施例が開示する事項から本実施例が有する発明の思想の範囲が定められることがあり、本実施例が有する発明の思想は、提案される実施例に対して構成要素の追加、削除、変更などの実施変形を含むといえる。
図1は、本発明の実施例に係るホールのサイズを調節できる熱遮蔽体が備えられたインゴット成長装置の概略的な形状を示す。
図1を参照すると、本発明の実施例に係るインゴット成長装置は、チャンバー10と、シリコン融液を収容するるつぼ300と、前記シリコン融液からインゴットを引上げるための種結晶600を固定するための種結晶チャック610と、前記種結晶チャック610と連結され、種結晶チャック610を昇降及び回転させるための昇降手段(図示せず)と、前記るつぼ300を加熱するヒーター部400と、前記ヒーター部400の側面で熱を遮蔽する側面熱遮蔽体500と、前記シリコン融液の熱を遮蔽するための上側熱遮蔽体200と、前記熱遮蔽体の内部に装着され、ホールのサイズを調節するホールサイズ調節部140と、前記ホールサイズ調節部140を作動させるための駆動部110と、前記上側熱遮蔽体200の上側で成長したインゴットを冷却する水冷管700と、前記駆動部110をはじめ、インゴット成長工程の全般を制御する制御部800と、を含むことができる。
まず、前記チャンバー10は、半導体などの電子部品の素材として用いられるウェハ用インゴットを成長させるための所定の工程が行われる空間を提供する。
そして、前記チャンバー10の内部には、ホットゾーン構造物として、シリコン融液が収容されるるつぼ300が配置され、前記るつぼ300の下部には、荷重を支持するための支持構造体及び支持台が結合される。
そして、このような前記支持台には回転駆動装置が装着され、これによって、るつぼ300が回転及び昇降することができる。
また、前記るつぼ300の上側には、るつぼ300のシリコン融液からインゴットを成長させるための種結晶600を固定する種結晶チャック610が配置される。このような前記種結晶チャック610は、チャンバー10の上部に配置される昇降手段によって、上下移動及び回転することができる。
即ち、前記昇降手段は、前記種結晶チャック610を上下に移動させて種結晶600をシリコン融液に浸漬させた後、回転と同時に上昇させることで、インゴットを成長させることができる。
一方、前記るつぼ300の外側には、多結晶シリコンを溶融させるために熱エネルギーを供給するヒーター部400が配置され、ヒーター部400の外側には、ヒーター部400の熱がチャンバー10の外部に放出されないように断熱する側面熱遮蔽体500が設けられる。
そして、前記るつぼ300の上側には、シリコン融液から成長したインゴットが通過できるホールを有し、シリコン融液から放出される熱を遮断する上側熱遮蔽体200が設けられる。
ところで、前記インゴットを成長させる過程において、前記上側熱遮蔽体200のホールのサイズを調節することができれば、大きな利点を有することができる。
例えば、多結晶シリコンの溶融時、前記ホールを完全に閉鎖して、るつぼ300の上側に放出される熱を遮断することができる。また、種結晶を浸漬するディッピング(dipping)工程を行う時、前記ホールのサイズを種結晶600が通過できるサイズに形成し、種結晶600をシリコン融液と上側熱遮蔽体200との間に位置するようにして種結晶600を加熱した後、浸漬させることで、種結晶600がシリコン融液に浸漬される時に受ける熱衝撃(thermal shock)を減少させることができる。
これによって、前記熱衝撃の減少により、転位(dislocation)発生が抑えられ、ネック部の直径を増加させることができ、直径が増加したネック部を用いて、高重量の大口径インゴットを安定的に成長させることができる。例えば、本実施例のインゴット成長装置は、450mm以上のインゴットを安定的に生産することができる。
また、ボディグローイング(Body Growing)工程が行われる時には、ホールのサイズをボディの直径に近づくように形成して、シリコン融液の熱を外部と遮断して熱損失を低減することができ、上側熱遮蔽体200の外部では、インゴットの冷却時間を短縮させることができる利点がある。
したがって、本実施例の上側熱遮蔽体200は、ホールのサイズを調節できるホールサイズ調節部140と、前記ホールサイズ調節部140と連結され、ホールサイズ調節部140を作動させるための駆動部110と、前記駆動部110を制御する制御部800とをさらに含む。
前記ホールサイズ調節部140、駆動部110及び制御部800を、図2を参照してより詳しく説明する。
図2は、ホールのサイズを調節できる上側熱遮蔽体200の断面を示し、図3は、駆動部110によってホールサイズ調節部140が作動する様子を示す。
図2と図3を参照すると、前記上側熱遮蔽体200の内部には、ホールサイズ調節部140に動力を伝達するためのギア軸120が駆動部110に結合され、前記ギア軸120から動力を伝達されて回転するギア130がホールサイズ調節部140と結合される。
より詳しく説明すると、前記上側熱遮蔽体200には、成長したインゴットが通過するホールの側面に沿って、ホールサイズ調節部140が挿入されるための溝が構成され、前記溝の内部には、ホールサイズ調節部140が装着される。
そして、前記ホールサイズ調節部140の外周面の一側には、ギア130が配置され、前記ホールサイズ調節部140と連結される。
このような前記ギア130の上側には、ギア軸120が延長され、駆動部110に結合される。つまり、前記上側熱遮蔽体200には、ギア軸120を配置するための垂直通路が設けられる。
即ち、前記上側熱遮蔽体200の外部に配置される駆動部110がギア軸120を回転させると、前記ギア軸120の下端に結合されたギア130が回転し、回転するギア130と噛み合っている前記ホールサイズ調節部140が動力を伝達されて動作することができる。このような一連の動作は、前記駆動部110に連結された制御部800によって制御される。
前記制御部800は、ホールのサイズを調節するために別途に設けることができ、または、インゴット成長工程の全般を制御する中央制御部がこれに該当することもできる。
図4は、本発明の実施例に係るホールサイズ調節部140の分解斜視図である。
前記ホールサイズ調節部140の作動をより詳しく説明するために図4を参照すると、前記ホールサイズ調節部140は、一般的なカメラの絞りと同じように構成されて作動することができる。
例えば、前記ホールサイズ調節部140は、上側熱遮蔽体200のホールを開閉するための複数の翼部160と、前記翼部160の上側に配置され、翼部160を軸回転させるための回転板150と、前記翼部160の下側で翼部160を支持する基板180と、を含むことができ、回転板150、翼部160及び基板180のそれぞれには、リング形状として、成長したインゴットを通過させるためのホール152、163、182が中央部に形成される。
そして、前記回転板150には、ギア130から動力を伝達されるために、円周面に沿ってギア130の歯車に噛み合うようにギア溝153が形成され、前記ギア130が回転するにつれて、回転板150はホール152、163、182の中心を軸に回転することができる。
また、前記回転板150は、翼部160の上側でスリップ回転可能に支持されるように、前記回転板150には複数個のカム溝151が外周縁に沿って等間隔に形成され、それぞれの翼部160の上部面に突出した駆動ピン161がカム孔に係合する。
これによって、前記回転板150が回転することで、駆動ピン161はそれぞれのカム溝151の内部で移動することになり、翼部160は、それぞれの端部に設けられた軸孔162(ヒンジ軸)を中心に軸回転可能になる。
即ち、それぞれの翼部160の端部には、ヒンジ軸となる軸孔162が形成され、回転板150から力を伝達されるための駆動ピン161が翼部160の上面の一側に形成される。
そして、前記軸孔162は、基板180から突出して翼部160が軸回転できるように支持する支持軸181と結合されており、それぞれの翼部160が軸孔162を回転軸に基板180の上側でスリップ回転することができる。
したがって、前記回転板150が回転して、前記カム溝151の内部に位置した駆動ピン161を移動させると、前記翼部160は軸回転し、この時、翼部160の一部は、回転方向に応じて上側熱遮蔽体200のホールまたは上側熱遮蔽体200の溝に選択的に位置することで、上側熱遮蔽体200のホール152、163、182のサイズを調節することができる。
ホールサイズ調節部140のそれぞれの構成要素についてより詳しく説明すると、まず、前記翼部160は、少なくとも3個以上に形成することができ、翼部160の個数が多くほどホール152、163、182の開放または閉鎖時にホール152、163、182のサイズを精密に調節できるようになるので、少なくとも6個以上に構成することが、ホールサイズの調節と設計構造の側面において有利であるといえる。
そして、前記翼部160の一部が上側熱遮蔽体200のホール152、163、182に位置する時には、シリコン融液の熱を遮断しなければならないので、翼部160は、反射率が高く、高温安定性が保障され、シリコン融液の汚染を防止することができる材質で構成される。
例えば、前記翼部160は、高純度の石英、グラファイト(graphite)または高純度の炭素合成物(M/I 1.0ppm以下)で構成され、表面は、反射率が高い熱分解グラファイト(Pyrolytic graphite)でコーティングされる。
つまり、前記翼部160は、複数個で構成され、それぞれの端部には、軸孔162が設けられ、上面の一側には、駆動ピン161が備えられ、高純度の炭素材質で構成される。
そして、前記回転板150には、駆動ピン161が係合するカム溝151が翼部160の個数だけ構成され、ギア130と対応するギア130溝が外周面に沿って少なくとも一部区間に設けられる。そして、回転板150の角には、前記回転板150、翼部160及び基板180を順に固定するための係止部154が1つ以上設けられる。
また、前記基板180の外縁部には、回転板150の係止部154が係合する係止溝が設けられており、前記翼部160がスリップ回転及び支持されるようにするために、基板180の上面には、翼部160の軸孔162に対応する支持軸181が設けられる。
図5は、本発明の実施例に係る上側熱遮蔽体200のホールのサイズが縮小した状態を示し、図6は、上側熱遮蔽体200のホールが開放された状態を示す。
図5を参照すると、前記上側熱遮蔽体200のホールに翼部160の一部が配置され、ホールのサイズが縮小した状態を示す。仮に、駆動部110によって翼部160がさらに回転することになると、ホールを完全に閉鎖することも可能であるだろう。即ち、駆動部110がギア軸120を回転させる程度に応じてホールの閉鎖程度を調節することができる。
図6を参照すると、前記翼部160の全部が上側熱遮蔽体200の溝に位置して、上側熱遮蔽体200のホールが完全に開放されている。前記駆動部110は、回転板150をホールが閉鎖される回転方向と反対方向に回転させて前記翼部160が溝に位置するようにして、ホールが開放されるようにすることができる。
即ち、前記駆動部110は、ギア軸120の回転方向と回転程度を調節して、上側熱遮蔽体200のホールサイズ調節部140を制御することで、上側熱遮蔽体200のホールのサイズを調節することができる。
前述した本発明の構成要素を利用して単結晶シリコンインゴットを生産する工程を図7を参照して説明する。
図7は、前記上側熱遮蔽体200を備えたインゴット成長装置を利用してインゴットを成長させる方法を説明するためのフローチャートである。
後述するインゴット成長工程に係る上側熱遮蔽体200のホールのサイズは、制御部800によって制御されるものとみなす。
まず、前記るつぼ300に多結晶シリコンが充填され、上側熱遮蔽体200のホールは、ホールサイズ調節部140によって完全に閉鎖されるようにする。
つまり、前記駆動部110でギア軸120を回転させて、ホールサイズ調節部140の翼部160が上側熱遮蔽体200のホールを完全に遮蔽するようにする。
以後、ヒーター部400は、るつぼ300に熱を加えて多結晶シリコンを溶融させる。この時、前記上側熱遮蔽体200によって、るつぼ300の上側は完全に閉鎖されるので、ヒーター部400の熱損失を低減することができる(S101)。
その次に、ディッピング(dipping)工程のために、種結晶600と種結晶チャック610は、昇降手段によって下降し、駆動部110は、ホールサイズ調節部140を作動させて、種結晶600が通過できるほどに上側熱遮蔽体200のホールを開放する。前記開放されたホールを種結晶600が通過してシリコン融液と上側熱遮蔽体200との間の空間に位置する。そして、種結晶600がシリコン融液から伝達される熱によって十分に加熱され、種結晶600とシリコン融液の温度差が小さくなると、種結晶600をさらに下降させてシリコン融液に浸漬する。
この時、上側熱遮蔽体200とシリコン融液との間で種結晶600が加熱される温度は、1000℃以上となる必要があり、好ましくは、1200℃以上に加熱される。種結晶600とシリコン融液との温度差が小さいほど熱衝撃(Thermal stress)を減少させることができ、熱衝撃による転位の発生も抑制することができるからである(S102)。
以後、ネッキング(Necking)工程が開始される。本実施例では、種結晶600が1200℃の温度で十分に加熱された後に浸漬されるようにして、ネック部の熱衝撃が2.0Mpa以下(好ましくは1.5Mpa以下)に形成される。そして、熱衝撃による転位の発生も抑制されるので、前記ネック部の直径を5.5mm以上に形成しても無転位のインゴットを生産することができるようになる。
この時、前記昇降手段は、種結晶600の引上げ速度(Pulling speed)を4.0mm/min以下に維持し、好ましくは、2.0mm/min以下となるようにする(S103)。
前記ネッキング工程が完了した後、結晶を直径方向に成長させて目標直径に形成するショルダーリング(Shouldering)工程が行われる。この時、前記駆動部110は、ショルダー部の直径増加に合わせて上側熱遮蔽体200のホールのサイズを増加させて、シリコン融液の熱損失を最小化し、固液界面の温度勾配Gを制御して、インゴットの欠陥発生を抑制することができる(S104)。
以後、ボディグローイング(Body growing)工程が行われるが、ネック部の直径が向上して高重量に耐えられるので、大口径のボディを形成することができる。例えば、別途の装置なしに直径が450mm以上であるインゴットを生産することができる。
この時、前記駆動部110は、ホールサイズ調節部140を作動させてホールのサイズをインゴットの直径が形成される付近まで翼部160を配置させ、特に、この時インゴットの外側部と翼部160の距離を制御して、固液界面の温度勾配Gを制御することができ、シリコン融液の熱が外部に漏れることを遮断して、上側熱遮蔽体200の上側でインゴットの冷却速度を増加させることができるメリットがある。
例えば、前記駆動部110は、ホールサイズ調節部140とインゴットの衝突を防止するために、ショルダーリングとボディグローイング工程時、ホールのサイズをインゴットの直径に10mm以上の距離を有するように形成することができる。この時、前記昇降手段は、種結晶600の引上げ速度を0.3〜1.0mm/minの範囲で維持するようにすることが好ましい。
一方、インゴットの欠陥発生について簡略に説明すると、単結晶成長時、シリコン融液が固体結晶化されるにつれて、ベイカンシー型(vacancy-type)とインタースティシャル型(interstitial-type)の点欠陥(point defect)が発生し、以後、インゴットが継続的に引上げられるにつれて境界であった部分が冷却されることによって、ベイカンシ点欠陥とインタースティシャル点欠陥が互いに結合して集塊を形成し、ベイカンシー欠陥とインタースティシャル欠陥を形成する。
前記のような欠陥は、単結晶の引上げ速度Vと固液界面での温度勾配Gとの比であるV/Gを特定範囲内で制御する方法を主に用いるが、上側熱遮蔽体200のホールのサイズを調節すれば、前記温度勾配Gを精密に制御することができるようになって、前記欠陥の発生を抑制することができるようになる(S105)。
最後に、テーリング(tailing)工程を経ることで、大口径及び高品質のインゴットが生産される(S106)。
前述したようなインゴット成長装置によって、シリコン融液の加熱時、シリコン融液から流出する熱を遮断して熱損失を低減することができ、ネッキング工程が行われる前に種結晶600を加熱して熱衝撃を減少させることで、ネック部の直径を向上させることができ、また、前記ネック部の直径向上によって、より安定的な大口径のインゴットを成長させることができるメリットがある。また、上側熱遮蔽体200は、インゴットの外側部の温度を精密に調節することができるので、高品質のインゴットを生産することができるメリットがある。
以上、本発明は、図面に図示された一実施例を基に説明したが、本技術分野における通常の知識を有する者であれば、このことから様々な変形及び均等な他実施例が可能であることを理解するはずである。
(付記)
(付記1)
種結晶を用いて、るつぼに収容されたシリコン融液からインゴットを成長させるインゴット成長装置であって、
前記インゴットを成長させる工程が行われる空間を提供するチャンバーと、
前記チャンバーの内部に配置されたるつぼと、
前記るつぼの外側に配置されたヒーター部と、
前記種結晶を固定する種結晶チャックと、
前記種結晶チャックと連結された昇降手段と、
前記るつぼの上側に配置され、成長したインゴットが通過できるホールを有し、前記ホールのサイズを調節できる、上側熱遮蔽体と、
を含むことを特徴とする、インゴット成長装置。
(付記2)
前記上側熱遮蔽体は、前記上側熱遮蔽体のホールのサイズを調節するホールサイズ調節部を含むことを特徴とする、付記1に記載のインゴット成長装置。
(付記3)
前記ホールサイズ調節部を駆動することができる駆動部を含むことを特徴とする、付記2に記載のインゴット成長装置。
(付記4)
前記ホールサイズ調節部は、
前記上側熱遮蔽体のホールを開閉するための複数の翼で構成された翼部と、
前記翼部の上側に配置され、翼部を移動させるための回転板と、
前記翼部の下側に配置され、翼部を支持するための基板と、
を含むことを特徴とする、付記3に記載のインゴット成長装置。
(付記5)
前記翼部、回転板及び基板は、リング形状に構成され、前記成長したインゴットを通過させるための開口が中央部に設けられたことを特徴とする、付記4に記載のインゴット成長装置。
(付記6)
前記翼部の少なくとも一部が前記開口に選択的に位置して、前記上側熱遮蔽体のホールのサイズを調節することを特徴とする、付記4に記載のインゴット成長装置。
(付記7)
前記翼部は、高純度の石英、グラファイトまたは高純度の炭素合成物のいずれか1つで構成されたことを特徴とする、付記4に記載のインゴット成長装置。
(付記8)
前記翼部の表面は、熱分解グラファイトでコーティングされたことを特徴とする、付記7に記載のインゴット成長装置。
(付記9)
前記上側熱遮蔽体の内部には通路が設けられ、前記通路には駆動部と連結されたギア軸が配置され、前記ギア軸の端部にはギアが設けられ、前記ギアと噛み合うギア溝が前記回転板の外周面に設けられたことを特徴とする、付記4に記載のインゴット成長装置。
(付記10)
前記駆動部は、前記ギア軸を回転させて前記上側熱遮蔽体のホールを漸次開閉することを特徴とする、付記9に記載のインゴット成長装置。
(付記11)
インゴット成長工程に従って、前記駆動部を介して前記上側熱遮蔽体のホールのサイズを制御する制御部を含むことを特徴とする、付記10に記載のインゴット成長装置。
(付記12)
インゴット成長装置の内部に配置され、シリコン融液を収容するるつぼの熱を外部と遮蔽する上側熱遮蔽体であって、
前記るつぼの上側に配置され、インゴットが通過できるホールを備えた断熱手段と、
前記断熱手段に装着され、前記断熱手段のホールのサイズを連続的に調節できるホールサイズ調節部と、
前記ホールサイズ調節部を駆動する駆動部と、
を含むことを特徴とする、上側熱遮蔽体。
(付記13)
前記ホールサイズ調節部は、
前記断熱手段のホールを開閉するための複数の翼で構成された翼部と、
前記翼部の上側に配置され、翼部を移動させるための回転板と、
前記翼部の下側に配置され、翼部を支持するための基板と、
を含むことを特徴とする、付記12に記載の上側熱遮蔽体。
(付記14)
るつぼに多結晶シリコンを収容するステップと、
前記るつぼの上側に設けられた上側熱遮蔽体のホールを閉鎖するステップと、
前記るつぼの加熱によってシリコン融液を形成するステップと、
前記上側熱遮蔽体のホールを種結晶が通過できるサイズに開放した後、前記種結晶を前記上側熱遮蔽体のホールに通過させるステップと、
前記種結晶を用いてインゴットを成長させながら、前記インゴットの直径拡張に従って前記上側熱遮蔽体のホールのサイズを増加させるステップと、
前記種結晶を用いてボディを形成するボディグローイング工程を行いながら、前記上側熱遮蔽体のホールを前記ボディより所定のサイズだけ大きく形成するステップと、
前記種結晶を用いてテーリング工程を行うステップと、
を含むことを特徴とする、インゴット成長方法。
(付記15)
前記種結晶のディッピング前に、前記種結晶を1200℃以上に加熱して、前記種結晶が前記シリコン融液に浸漬される時の熱衝撃が1.5Mpa以下で発生するようにすることを特徴とする、付記14に記載のインゴット成長方法。
(付記16)
前記ボディグローイング工程時、前記上側熱遮蔽体のホールは前記ボディの直径より10mm以上大きく形成されたことを特徴とする、付記14に記載のインゴット成長方法。
(付記17)
前記ネッキング工程時、前記ネック部の直径を5.5mm以上に形成することを特徴とする、付記14に記載のインゴット成長方法。
本実施例は、ウェハ用インゴットを生産するためのインゴット成長装置であるので、産業上の利用可能性がある。

Claims (17)

  1. 種結晶を用いて、るつぼに収容されたシリコン融液からインゴットを成長させるインゴット成長装置であって、
    前記インゴットを成長させる工程が行われる空間を提供するチャンバーと、
    前記チャンバーの内部に配置されたるつぼと、
    前記るつぼの外側に配置されたヒーター部と、
    前記種結晶を固定する種結晶チャックと、
    前記種結晶チャックと連結された昇降手段と、
    前記るつぼの上側に配置され、成長したインゴットが通過できるホールを有し、前記ホールのサイズを調節できる、上側熱遮蔽体と、
    を含むことを特徴とする、インゴット成長装置。
  2. 前記上側熱遮蔽体は、前記上側熱遮蔽体のホールのサイズを調節するホールサイズ調節部を含むことを特徴とする、請求項1に記載のインゴット成長装置。
  3. 前記ホールサイズ調節部を駆動することができる駆動部を含むことを特徴とする、請求項2に記載のインゴット成長装置。
  4. 前記ホールサイズ調節部は、
    前記上側熱遮蔽体のホールを開閉するための複数の翼で構成された翼部と、
    前記翼部の上側に配置され、翼部を移動させるための回転板と、
    前記翼部の下側に配置され、翼部を支持するための基板と、
    を含むことを特徴とする、請求項3に記載のインゴット成長装置。
  5. 前記翼部、回転板及び基板は、リング形状に構成され、前記成長したインゴットを通過させるための開口が中央部に設けられたことを特徴とする、請求項4に記載のインゴット成長装置。
  6. 前記翼部の少なくとも一部が前記開口に選択的に位置して、前記上側熱遮蔽体のホールのサイズを調節することを特徴とする、請求項4に記載のインゴット成長装置。
  7. 前記翼部は、高純度の石英、グラファイトまたは高純度の炭素合成物のいずれか1つで構成されたことを特徴とする、請求項4に記載のインゴット成長装置。
  8. 前記翼部の表面は、熱分解グラファイトでコーティングされたことを特徴とする、請求項7に記載のインゴット成長装置。
  9. 前記上側熱遮蔽体の内部には通路が設けられ、前記通路には駆動部と連結されたギア軸が配置され、前記ギア軸の端部にはギアが設けられ、前記ギアと噛み合うギア溝が前記回転板の外周面に設けられたことを特徴とする、請求項4に記載のインゴット成長装置。
  10. 前記駆動部は、前記ギア軸を回転させて前記上側熱遮蔽体のホールを漸次開閉することを特徴とする、請求項9に記載のインゴット成長装置。
  11. インゴット成長工程に従って、前記駆動部を介して前記上側熱遮蔽体のホールのサイズを制御する制御部を含むことを特徴とする、請求項10に記載のインゴット成長装置。
  12. インゴット成長装置の内部に配置され、シリコン融液を収容するるつぼの熱を外部と遮蔽する上側熱遮蔽体であって、
    前記るつぼの上側に配置され、インゴットが通過できるホールを備えた断熱手段と、
    前記断熱手段に装着され、前記断熱手段のホールのサイズを連続的に調節できるホールサイズ調節部と、
    前記ホールサイズ調節部を駆動する駆動部と、
    を含むことを特徴とする、上側熱遮蔽体。
  13. 前記ホールサイズ調節部は、
    前記断熱手段のホールを開閉するための複数の翼で構成された翼部と、
    前記翼部の上側に配置され、翼部を移動させるための回転板と、
    前記翼部の下側に配置され、翼部を支持するための基板と、
    を含むことを特徴とする、請求項12に記載の上側熱遮蔽体。
  14. るつぼに多結晶シリコンを収容するステップと、
    前記るつぼの上側に設けられた上側熱遮蔽体のホールを閉鎖するステップと、
    前記るつぼの加熱によってシリコン融液を形成するステップと、
    前記上側熱遮蔽体のホールを種結晶が通過できるサイズに開放した後、前記種結晶を前記上側熱遮蔽体のホールに通過させるステップと、
    前記種結晶を用いてインゴットを成長させながら、前記インゴットの直径拡張に従って前記上側熱遮蔽体のホールのサイズを増加させるステップと、
    前記種結晶を用いてボディを形成するボディグローイング工程を行いながら、前記上側熱遮蔽体のホールを前記ボディより所定のサイズだけ大きく形成するステップと、
    前記種結晶を用いてテーリング工程を行うステップと、
    を含むことを特徴とする、インゴット成長方法。
  15. 前記種結晶のディッピング前に、前記種結晶を1200℃以上に加熱して、前記種結晶が前記シリコン融液に浸漬される時の熱衝撃が1.5Mpa以下で発生するようにすることを特徴とする、請求項14に記載のインゴット成長方法。
  16. 前記ボディグローイング工程時、前記上側熱遮蔽体のホールは前記ボディの直径より10mm以上大きく形成されたことを特徴とする、請求項14に記載のインゴット成長方法。
  17. 前記ネッキング工程時、前記ネック部の直径を5.5mm以上に形成することを特徴とする、請求項14に記載のインゴット成長方法。
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