JP2016529110A - 取鍋底部及び取鍋 - Google Patents

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アレクサンダー・マラニチュ
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Abstract

本発明は、金属溶融物を処理するための金属学的取鍋の一部である取鍋底部、並びに対応する金属学的取鍋に関する。

Description

本発明は、金属溶融物を処理するための金属学的取鍋の一部である取鍋底部、並びに対応する金属学的取鍋に関する。
そのような取鍋底部は、上面及び下面、並びにこれら上面と下面との間に延びる注入チャネルを提供する耐火性セラミック本体からなる。取鍋の一部として、取鍋底部は対応する壁部分の一方の端部内に嵌合されており、壁は取鍋底部の外周から延びている。
取鍋と取鍋底部とのそれぞれが、取鍋底部が取鍋の下端部に、水平に配置された時の位置で、以降に説明される。
金属溶融物は、開口した取鍋の上端部を介して取鍋の中に注入される(鋳込まれる)。金属流れは、取鍋底部の上面に沿って注入チャネル(出口ノズル)に向かって流れるように方向を変えられる前に、まず取鍋底部に衝突し、注入チャネルは、多くの用途では、鋳込みプロセスのこの段階では充填砂によって閉止されて、金属溶融物の制御できない流出を回避する。鋳込みプロセスのこの段階中には、いくつかの問題、特に以下の問題が挙げられる。
‐金属流れが耐火性材料に衝突するときの、衝突領域に沿った耐火性材料の無視できない損耗
‐充填砂、特に取鍋底部の上面から突出する充填材料が、金属流れによって制御できない態様で洗い流され、これによって後続の鋳込みシーケンスにおいて異常及び/又は欠陥を生じさせる。
損耗の問題を解決するために、多くの解決策が提案された。そのような損耗を軽減するために、損耗しにくい耐火性材料を前記衝突領域に対して使用すること、及び/又は小さな、いわゆる衝撃パッドを提供して底部上部頂面に配置することが知られている。
充填砂の問題はいまだ解決されていない。
充填材料は、取鍋の中の金属のガス処理中にさらに問題を生じさせる。典型的には、そのような処理ガスは金属溶融物の中に、取鍋の底部及び/又は壁部に配置されたいわゆるガスパージプラグ(ドイツ語ではGasspuelsteine)を介して供給され、溶融物の容積の中に乱流を生じさせる。充填砂はここでもまた、これら乱流によって湯出しの前に誤って洗い流される。
このことは、特に、100,000〜300,000Kgの金属溶融物を有する工業的取鍋に対して>40m/hのガス体積(典型的には40〜70m/h)によって規定される、いわゆる「厳しい撹拌(hard stirring)」中に当てはまる。「優しい撹拌(soft stirring)」は、前記40m/hより低いガス体積、特に10〜30m/hの体積でのガス処理を説明する。
ガスのフラッシングによって引き起こされる問題もまた、まだ解決されていない。
また別の問題は、湯出し(金属溶融物の次の設備への流出)後に取鍋中に残存する金属の量を削減することである。典型的には、かなり大量の金属溶融物が取鍋の底部上に残って固化し、取鍋を再充填する前に処理しなければならない。
したがって本発明は、以下の課題の1つ以上を改善するための技術的解決法を提供するという目的を有する。
‐取鍋底部の上面から、その下面及び対応するノズル/滑り板等のような設備に向かって延びる注入チャネルに沿って、及び多くは注入チャネルの頂面に位置するそのような充填砂の制御できない洗い流しを軽減するか、回避すること
‐取鍋が空にされた後に取鍋中に残存している金属溶融物の体積を減少させること
水によるモデリング及び数学的研究を含む徹底的な調査中に、多くの要因、特に以下に挙げるものが上述の欠点に寄与していることが分かった。
‐溶融物の全体的な質量及び溶融物の速度。150,000〜250,000Kgの溶融鋼を備える典型的な金属学的取鍋では、充填時間はたった約4〜6分に過ぎない。
‐最も厳しい条件は、鋳込みプロセスの始めと、取鍋中の溶融物のガス処理中である。
‐取鍋底部の全体サイズ及び、衝突領域と注入チャネルとの間の距離。
‐溶融物の衝撃パッド領域から注入チャネルまでの経路上の溶融物の進路及び方向。
これら及び他の要因を考慮して、上述した欠点を、以下の特徴を備える取鍋底部を使用することによって少なくとも軽減することができることが発見された。
‐取鍋底部は、上面、下面、及びこれら上面と下面との間に延びる注入チャネルを有する耐火性セラミック本体からなる。
‐取鍋底部は、前記上面の深くされた区画(deepened section)によって画定された拡散器ボックスを備え、この拡散器ボックスは、以下の特徴によって特徴づけられている。
特に、
‐拡散器ボックスが、取鍋底部内のガスパージ要素のそれぞれまで所定の距離に配置される場合、及び/又は
‐拡散器ボックスが、衝突領域に面する拡散器ボックスの少なくとも境界線に沿って段差を有し、その段差が40〜200mmの鉛直方向高さを有する場合、及び/又は
‐拡散器ボックスが、式Iで表される最小水平方向面積Amin及び最大水平方向面積Amaxと、を有する場合、
Figure 2016529110
及び/又は
‐前記注入チャネルの入口端部が、衝突領域に面する拡散器ボックスの境界に沿った段差からオフセットして配置されている場合、
には、
‐拡散器ボックスは、取鍋底部上に注がれる金属溶融物のための衝突領域として使用される、取鍋底部の表面領域まで所定の距離に配置される。
主な特徴は、いわゆる拡散器ボックスである。用語「拡散器ボックス」は、その主な仕事、すなわち金属溶融物の取鍋から出る経路上の速度を遅くすることに手段を与えている(implement)。
この拡散器ボックスが、さらなる窪み(拡散器ボックスの底部における深くされた区画)を備えるように変化すると、かなりの改良が可能となる。この漸次的変化(金属溶融物の流出方向における大きな拡散器ボックスに続く小さな拡散器ボックス)は、1回以上繰り返されてもよく、例えば窪みに続いて、底部領域又は窪み等の一部から延在する凹空間が存在してもよい、
言い換えると、上述したような(第1の)(任意の大きさの)拡散器ボックスに加えて、これら実施形態は、(溶融物の、取鍋から注入チャネルを通じた後続の設備中への流れ方向に見て)以下のように配置された、1つ以上の追加的な拡散器ボックスによって特徴づけられる。
‐後続の拡散器ボックスは、先行の拡散器ボックスの底部(その上面)から延びる。
‐後続の(下流の)拡散器ボックスは、先行の拡散器ボックスより小さな水平方向の断面を有し、これはいずれの後続の拡散器ボックスも先行の拡散器ボックスの底部(上面)の一部のみから延びることを意味する。いずれの後続の深くされた区画の水平方向の大きさも、それ以前の深くされた区画の水平方向の大きさの10〜90%、又は15〜85%、又は20〜80%であり得る。(注入チャネルのより低い区画が始端する)最も下流の深くされた区画は、第1の拡散器ボックスの10〜50%、例えば10〜32%とすることができる。
取鍋中に残存する溶融物の主な部分は、出口チャネルの周りの、続いて配置された深くされた区画に追随するということが証明された。このことは、湯出し/空にすること(ドイツ語ではPfannenabstich)の後に取鍋の中に残存する金属溶融物の体積のかなりの削減を明白にもたらす。
したがって、本発明は‐その最も一般的な実施形態において‐上面、下面、及びこれら上面と下面との間に延びる注入チャネルを有する耐火性セラミック本体からなり、前記上面の深くされた区画によって画定された拡散器ボックスをさらに備えた取鍋底部に関し、前記拡散器ボックスは、以下の特徴によって特徴づけられている。
‐拡散器ボックスは、衝突領域として使用される取鍋底部、又は前記取鍋底部上に金属溶融物が注がれる取鍋底部の表面領域まで所定の水平方向距離に配置されている。
‐拡散器ボックスは、取鍋底部の、前記上面の鉛直方向下部の第2の上面を画定する。
‐前記第2の上面から取鍋底部の下面に向かって延び、取鍋底部の第3の上面を、第2の上面の鉛直方向下部に画定する窪み。
‐注入チャネルは、前記拡散器ボックスと、前記窪みと、を通じて延びている。
注入チャネルは金属溶融物のための出口チャネル、すなわち溶融物がそれに沿って取鍋から出る通路を画定する。異なる大きさの少なくとも2つの後続の拡散器ボックスを考慮すると、注入チャネルの上部区画は、前記拡散ボックス(第1の拡散器ボックス及び窪み)によって画定され、したがって大きな断面(拡散器ボックスの水平方向延在部)の上端部、中程度の大きさの断面の中間部分(窪み)、及び小さな断面の下端部によって特徴づけられている。言い換えると、本発明による注入チャネルは、階段状の上面と、実質的に一定の断面の従来の下部とによって特徴づけられている。
上述したように、この設計は、1つ以上の深くされたさらなる区画を底部レイアウト内に加えることによって完成することができる。したがって、取鍋底部は、とりわけ
‐前記第3の上面から取鍋底部の下面に向かって延び、第3の上面の鉛直方向下に取鍋底部の第4の上面を画定する、凹空間であって、
‐注入チャネルが今やこの凹空間を同様に貫通する、凹空間、
をさらに備えることができる。
「第2の、第3の、第4の上面」は、前記流出領域の連続する深くされた区画の底部領域を画定する。
1つ、2つ、及び3つの深くされた区画を有する実施形態が示され、添付の図面及び対応する記載にさらに開示される。
階段状の凹部の、鉛直方向に下部の(下流の)凹部が常に、鉛直方向上部(上流)に配置された凹部より小さいという、この一般的な概念は、多くの特徴、とりわけ以下の特徴によって変化させる/完成させることができる。
‐取鍋底部の以下の表面:上面、第2の上面、第3の上面、第4の上面、のうちの少なくとも1つを、水平に対して傾斜させることができる。傾斜の角度は、1°の低い値と10°の高い値で、及び2°〜6°の好ましい範囲で相対的に低くすることができる。傾斜の方向及び程度は、鉛直方向に隣接する/後続の上面間で変化させることができる。1つ以上の水平方向に向いた上面はそのままとすることができる。
‐取鍋底部の以下の表面:上面、第2上面、第3の上面、第4の上面、の少なくとも1つは、三次元プロファイルを有することができる。
‐このプロファイルは、リブ、ノブ、プリズム、凹部、チャネルを備える群の少なくとも1つとすることができる。いずれかの雄又は雌のプロファイルは、注入チャネルの鉛直方向下に向いた区画に向かって、注入チャネルに対して放射状に、注入チャネルの下部の1つ以上の接線に平行若しくは注入チャネルの下部の外延部に平行に、又はそれらの組み合わせで延在することができる。雄プロファイルは、対応する拡散器ボックス、窪み、及び/又は凹空間それぞれの対応する鉛直方向高さを突出してはならないが、その2/3に限定されてもよい。
‐取鍋底部の以下の表面:第2の上面、第3の上面、第4の上面、のうちの少なくとも1つは、多角形状、円形状、若しくは楕円形状を有することができる。長方形の形状に関して、長さ/幅間の関係は、例えば、>1.5、又は>2.0、又は>2.5、又は>3.0とすることができる。同じ関係が楕円形状にも当てはまり、長さと幅とは、対向する部分間の最も長い距離と最も短い距離とによって規定される。
‐取鍋底部の次の上面は、いずれの下流の表面も、上流(上)に配置された上面の<80%、<60%、若しくは<40%でさえある全体面積を有するように寸法を決めることができる。
‐取鍋底部の後続の上面は、それらが鉛直方向にオフセットされて、それによって少なくともそれらそれぞれの周縁の一部の周りに段差(S)を形成するように寸法を決めることができる。このことは、それに沿って溶融物が流れる底部空洞の外壁に沿った段差上の形状を与える。
‐本発明は、金属の流れが、衝突領域に衝突した後、かつ注入チャネルの下部区画に入る前に取る経路に沿って1つ以上の段差を提供する。
用語「段差」は幾何学的不連続として規定される。隣接する上面区画を有する2つの直角は、わずかな変化(+/−30°、より良くは+/−20°、さらにより良くは+/−10°)が技術的な条件下で許容されるが、理想的な段差を記載する。また、少なくともそれぞれの段差の一部を湾曲させる、又は傾斜させることができる。
‐この段差は溶融物の速度を大幅に減少させる。段差の(鉛直方向)高さは、好ましくは20〜200mmに設定され、上限もまた160mm、150mm、140mm、125mm若しくは100mmに設定することができ、一方で最小高さもまた、45mm、50mm、若しくは60mmに設定することができる。20mm未満の高さは、金属溶融物の速度に十分には影響せず、注入チャネルにおける充填砂を保護する。200mmより大きな高さは、過度なスプラッシュの故に、効果と相反する。
‐この段差は、下の(下流の)面の周縁の少なくとも一部分に沿って、例えば少なくとも50%若しくは>70%、>80%、>90%に沿って延在することができる。
‐一実施形態によれば、第2の上面(拡散器ボックスの全体的底部領域)は、式Iによる最小水平方向領域を有する。これら寸法は、有益であることが証明された。
‐取鍋底部の全上面領域の3.7〜32.9%に対応する水平方向領域を記載する拡散器ボックスによって良好な結果が達成される。最小値は、5.8%に設定することができ、一方で、より高い値は、取鍋底部の全表面積の25.5%以下とすることができる。
‐深くされた区画(拡散器ボックス、窪み、凹空間)を、取鍋の衝突領域にオフセットさせ、いずれのパージ要素にオフセットさせて配置することが有益であり、取鍋の壁部は前記深くされた区画の1つ以上を部分的に区切ることが証明された。
‐深くされた区画(窪み、凹空間、等)を配置されたいずれの下流も、多くともいずれかの上流の深くされた区画(窪み、拡散器ボックス)を有する共通の壁セクションを提供すべきである。
拡散器ボックス、窪み、及び/又は凹空間並びにいずれかのさらなる凹部の条件と設計は、溶融物が注入チャネルの下部セクションの入口端部に達する前、したがって溶融物が、注入チャネルの内部及び/又は頂部の充填材料(充填砂)と接触する前に、金属溶融物の力学的エネルギを減少させることが重要である。ガスパージ処理中の、取鍋内の溶融物の乱流を減少させることもまた重要である。
(上部)拡散器ボックスは、衝突領域まで所定の距離に配置されて、衝突領域の周りのスプラッシュの効果を低減するとともに、衝突領域と注入チャネルとの間に十分な距離を提供する。
一実施形態によれば、衝突領域の上面に沿った中心点と、拡散器ボックスの上面に沿った中心点との間の距離は、取鍋底部の最大水平方向延在部の約30〜75%であり、可能な下限は40%、45%、若しくは50%であり、可能性のある上限は65%及び70%である。1.5mに規定された取鍋底部の最小直径によって、良好な結果が500〜1200mmの距離で達成された。4mに設定された、開示されている式において考慮された最大直径によって、>4mの有効直径を有する取鍋底部の場合であってさえ、良好な結果が大きな取鍋底部に対する>1500mmの距離で達成された。
衝突領域の「中心点」は、取鍋中に流入する金属流れの長手方向中心軸が衝突する点として規定することができる。拡散器ボックスの中心点は、幾何学的な中心であり、注入チャネルの下端(対応する鉛直延在部)によって画定された領域の中に該当する。
拡散器ボックスの開示されたmでの全体サイズは、特にさらなる深くされた区画が無い場合には、式Iに従って設定することができる。1つ以上のさらなる深くされた区画を有する設計では、最も大きな拡散器ボックスの大きさはそれほど重要な意味は持たない。上限及び下限には、取鍋中の溶融物の第2の金属学的処理中のガスパージの影響が認められる。これら限界値は、拡散器ボックスによって画定された空間、特にその表面に隣接する空間の中の乱流の軽減に対して有益である。
典型的には、取鍋底部の上面に隣接する金属溶融物の速度は、最大で0.3m/sである。速い速度は「厳しい撹拌」によるものであり、遅い値は「優しい撹拌」中に優勢である。Amaxは「優しい撹拌」によって主に影響を受け、Aminは「厳しい撹拌」の場合の好ましいサイズを規定する。
言い換えると、溶融物は典型的には「優しい撹拌」と「厳しい撹拌」の合間によって取鍋の中でガス処理される。拡散ボックスの前提的なサイズは、これら両者によって規定される。
「厳しい撹拌」が優勢である場合には、拡散器ボックスの表面の全体的なサイズは<(Amin+Amax)/2とすることができ、最良にはAminに可能な限り近く、一方、「優しい撹拌」が優勢である場合には、>(Amin+Amax)/2とすることができ、最良にはAmaxに可能な限り近い。ちょうど(Amin+Amax)/2である表面積は、2つの代替例間での歩み寄りの結果である。同様の結果を、(Amin+Amax)/2の+/−10%若しくは+/−20%の範囲内の拡散器ボックスの全体的な表面積によって達成することができる。
「厳しい撹拌」の場合には、開示された範囲の、特に>80mm若しくは>100mmの上端における段差の高さを有する拡散器ボックスを提供することがさらに好ましい。
全ての実施形態において、充填砂は、上述したような取鍋底部の従来の設計と比べて、ガスパ−ジ中にはほとんど洗い流されることはない。
充填材料の突発的な損耗を減少させるために、いずれのガスパージ要素と注入チャネルとの間の距離をも最小値に維持することがさらに有利である。好ましくは、拡散器ボックスの領域にはガスフラッシュ/パージ要素はなく、最小距離は対応して、衝撃点と注入チャネルとの間の最小距離に規定される。
下の表は、分散器ボックスのいわゆる第2の上面の有効な最大値及び最小値をmで挙げている。
Figure 2016529110
それは、前記窪み及び凹空間のような後続の深くされた区画の数(1…n)によって変化する場合がある。
最大絶対値(Amax)は、2.3m、2.2m、2.1m、若しくは2.0mに設定することができる。拡散器ボックスの全体的なサイズ(Amin)は、重要であるとともに、金属溶融物が拡散領域に亘って分配され、よってさらに速度を下げることを可能にする。Amaxは、十分な(最小)距離を衝突領域(及び/又はガスパージ要素)と、注入チャネルと、の間に可能にするために重要である。同じことは、下流方向の拡散器ボックスに続くさらなる深くされた区画に対しても当てはまる。
最後に、連続する深くされた空間の位置と、注入チャネルの下部区画とは、必要とされる効果に影響を与える。注入チャネルの下部区画の鉛直軸を、いずれの段差に対してもオフセットして、また、取鍋の壁に対してオフセットして配置することが推奨される。
Xmm(例えば40mm)の直径を有する注入チャネルの場合には、注入チャネルの下部部分と、いずれかの対応する段差との間の最小距離は、3X(例えば120mm)でなければならないが、7X若しくはそれ以上に達する場合がある。
本発明は、上述のような底部を備える取鍋を含む。(取鍋及び取鍋底部の)両方が、添付の図面に示されている。
本発明は、衝突領域と、拡散器ボックスとの間の突起のようなダムによって特徴づけられた実施形態を提供し、それによって、前記衝突領域から前記拡散ボックスに向かって底部領域に沿って流れる溶融物の速度をさらに減速させる。この突起は、対応する金属溶融物が衝突領域に衝突した後にそれに沿って衝突領域から分散器ボックスの中に流れる方向に実質的に垂直に延在する。言い換えると、溶融物は、この突起の前で一時的に停止させられ、前記妨害物を通過した後にのみ、その流れを続けることができる。
本発明のさらなる特徴は、従属請求項及び別の出願書面から得ることができる。
拡散器ボックスのサイズは、代替的に、若しくは式Iへの追加的な条件として、以下に示す式IIによって規定することができる。拡散器ボックスのこのように好ましい領域は、式Iと、式IIと、のそれぞれによって特徴づけられている。
min=x+10/161・ln[M]
max=5y+4/25・ln[M]
ここで、
x=0.16〜0.20、y=0.20〜0.16
M=関連する取鍋(1000Kg)中の金属溶融物の見かけの質量
min、Amaxの単位は平方メータ(m)であり、以下の可能性のある限られた範囲を有する。
x=0.16〜0.17、y=0.20〜0.19
x=0.16〜0.18、y=0.20〜0.18
添付の図面は、本発明の実施形態を図示する。
従来技術の取鍋の長手方向断面図及び上面図である。 1つだけの拡散器ボックスを有する取鍋の長手方向断面図及び上面図である。 隣接する部品を有する拡散ボックスのわずかに異なる形状の拡大された長手方向断面図である。 図3の実施形態のさらなる断面図である。 図4による図において1つのさらなる窪みを有するさらなる実施形態の図である。 図4による図において1つのさらなる窪みと1つのさらなる凹空間とを有する第3の実施形態の図である。
同じ符号は、同じであるか、若しくは少なくとも同様の特徴を提供する部品に対して使用されている。
図1の取鍋は、上部水平面10o及び下部水平面10uを有する、円形状の、水平方向に延在する底部10を有する。略円筒状の取鍋壁部12は、取鍋底部10の外周円10pから上方に延びる。取鍋の開放された上端は、符号14で表されている。
金属流れは、矢印Mによって示されており、素の開放端14によって取鍋に入り、取鍋底部10の上面10oの衝突領域10iに衝突する前に、鉛直方向下方に流れる。
金属流れの少なくとも一部は、その流れ(矢印F)を、前記衝突領域10iにオフセットして配置された注入チャネル16に向かって継続させ、前記注入チャネル16は、上面10oから下面10uへ延びる。
図1に示すように、前記注入チャネル16はいわゆる充填砂FSで充填され、サンドコーン(sand cone)SCをチャネル16の頂部にみることができる。充填材料は、取鍋を充填する間は金属溶融物をチャネルから離間させている。それは、取鍋は充填されているときに、意図しないタッピングを回避するように作用する。それは、鋳造プロセス内で重要な機能を有する。
図1による従来技術の取鍋において、砂SCは溶融物流れ(矢印F)によって洗い流され、後続の鋳造プロセスに重大な不確実性及びリスクを生じさせる。この充填材料は、溶融物のガスパージプラグによる溶融物のガス処理の場合には、さらに少なくとも部分的に洗い流され、そのうちの1つが図示されてGPによって示されている。
図2及び3による取鍋の設計は、前記注入チャネル16の上部の周りに拡散器ボックスDBを提供し、前記衝突領域10iからオフセットする。
拡散器ボックスDBは、上面10o内の凹部、すなわち上面10oの隣接する領域に対して深くされた区画によって特徴づけられており、したがって、前記拡散ボックスの境界Bに沿って段差Sを提供する。拡散器ボックスDBの上面区画は、ここでは第2の上面10odとして参照されている。前記段差Sの垂直部分は、底部上面10o及び第2の上面10odの隣接する区画両方に対して直角を形成する。
拡散ボックスDBは、主に長方形状の第2の上面10odを有する。ブローノズル(ドイツ語ではLochstein)18が、拡散器ボックスDBの底部部分10d中に配置される。前記ブローノズル18の中央貫通開口部は、注入チャネル16の下部を画定し、一方で拡散ボックスDBそれ自体は注入チャネル16の拡幅された上部を画定する。
内部ノズル20(それ自体既知である)が下流の前記ブローノズル18の下部内に配置され、続いて従来の態様で滑り平板24、26及び外側ノズル22を有するスライディングゲートが配置される。
注入チャネル16の下部は、図1と同様に、ブローノズル18の最上部のサンドコーンSCを含む充填砂FSで充填されている。
前記拡散ボックスDBの寸法は以下のとおりである。
‐段差Sの高さ:100mm
‐長さ:1370mm、幅:1085mm
‐ノズル20、22に沿った鋳込みノズルの直径d:80mm
‐(上面10oに沿った)衝突領域10iの拡散ボックスDBの中心点CP1と、第2の上面に沿った中心点CP2と、の間の距離:2200mm
‐取鍋底部10の内径:3530mm
溶融物流れMは従来のように(CP1が中心衝突点である状態で)衝突領域10iに衝突するが、次いでその速度は前記拡散器ボックス及び、特に前記段差Sによって注入チャネル16の下部区画への経路上で遅くなり、同時に溶融物流れMの方向を2度、変える(図3:F、F’、F”)。
この手段によって、フィラー材料FSは取鍋がほとんど完全に充填され、注入チャネル16が従来のように開かれるまで、洗い流されることから保護される。
次いで回転する溶融物が前記拡散器ボックスの前記領域から大幅に減少した速度でかなりの程度で前記拡散器ボックスの前記領域からオーバーフローするので、(従来の)溶融物のガス処理の場合でさえ、充填材料は、ほとんど無傷でその場所に維持される。取鍋底部10に設けられたいくつかのガスパージプラグのうちの1つは、GPとして示される。その長手方向中心軸とCP2との間の距離は、1020mmである。
図3は取鍋の壁12からオフセットして配置された、すなわち、周縁上に延びる境界線/周縁B及び段差Sを有する、拡散器ボックスDBを示す。それは、(金属溶融物MSの流れ方向Fにおいて見たときに)前記段差の前の、及び/又は注入チャネル16の前のリブRとして形成されたバリアからなる任意の特徴を含んで、溶融物の速度をさらに下げる。前記バリアは、衝突領域10iから注入チャネル16の下部部分への溶融物の経路における矢印F、F’、F”によって示される溶融物の主方向であるCP1とCP2との間の直線に垂直に配置されている。このバリアは、起伏を有する面区画、ダム、プリズム、又はその種のものを含む1つ以上の突出する形状によって置き換えることができる。
図4は、図3の実施形態を、図示を改善するためのより図的な方法で、かつ図5及び6の実施形態との比較で示している。
図5の取鍋底部10は、以下の特徴によって図4の取鍋底部と異なる。
第2の上面10od(拡散器ボックスDBの最下面)は、以下で窪みINと称される、さらなる深くされた区画を含む。
窪みINは、拡散器ボックスDBより小さな水平方向断面を有し、拡散器ボックスDBの周縁の段差Sまで所定の距離を延在し、それによってさらなる段差S2と、第3の上面10oiを提供する。
注入チャネル16の下部区画は、前記第3の上面10oiから下方に延在する。
図6の実施形態では、窪みINに続いて(金属流れFの流れ方向に)凹空間RSを有し、それによって第4の上面10or、3つの側面のさらなる段差S3(第4は隣接する段差S2と同一面にある)、及び窪みINより小さな水平方向断面を提供する。注入チャネル16の上部区画は拡散器ボックスDBの中空空間、窪みIN及び凹空間RSによって画定されているが、その下部部分は、凹空間RSから下方に延在する。
この実施形態では、第3の上面10oiは水平方向に対して4°だけ傾斜している。
全ての実施形態は、金属流れの、注入チャネル16の下部部分への経路上の金属流れに対する、前記深くされた区画(拡散器ボックスDB、窪みIN、凹空間RDそれぞれ)及びそれらの対応する段差S、S2、S3によって提供された、いくつかのずれ(deviations)によって特徴づけられ、それによって、溶融物の速度を減速させ、残存する溶融物が取鍋からほぼ完全に出ることを可能にする。
10 本体
10o 上面、表面領域
10u 下面
10i 衝突領域
10od 第2の上面
10oi 第3の上面
10or 第4の上面
16 注入チャネル
CP1、CP2 中心点
DB 拡散器ボックス
GP ガスパージプラグ
IN 窪み
RS 凹空間
S 段差

Claims (14)

  1. 上面(10o)、下面(10u)、及び前記上面(10o)と前記下面(10u)との間に延びる注入チャネル(16)を有する耐火性セラミック本体(10)からなる取鍋底部であって、
    前記上面(10o)の深くされた区画によって画定された拡散器ボックス(DB)をさらに備え、前記拡散器ボックス(DB)は、以下の特徴;
    a)前記拡散器ボックスは、前記取鍋底部上に注がれた金属溶融物のための衝突領域(10i)として使用される取鍋底部の表面領域(10o)まで所定の水平方向距離に配置される、
    b)前記拡散ボックスは、前記取鍋底部の、前記上面(10o)の鉛直方向下の第2の上面(10od)を画定する、
    c)窪み(IN)が、前記第2の上面(10od)から、取鍋底部の前記下面(10u)に向かって延び、前記第2の上面(10od)の鉛直方向下に取鍋底部の第3の上面(10oi)を画定する、
    d)前記注入チャネル(16)が、前記拡散ボックス(DB)及び窪み(IN)を通じて延びる、
    によって特徴づけられている、取鍋底部。
  2. (a)前記第3の上面(10oi)から取鍋底部の前記下面(10u)に向かって延在するとともに、前記取鍋底部の第4の上面(10or)を前記第3の上面(10oi)の鉛直下方に画定する凹空間(RS)と、
    (b)同様に前記凹空間(RS)を通じて延びる注入チャネル(16)と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の取鍋底部。
  3. 取鍋底部の以下の表面:前記上面(10o)、前記第2の上面(10od)、前記第3の上面(10oi)、前記第4の上面(10or)のうちの少なくとも1つが、水平に対して傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の取鍋底部。
  4. 取鍋底部の以下の表面:前記上面(10o)、前記第2の上面(10od)、前記第3の上面(10oi)、前記第4の上面(10or)のうちの少なくとも1つが、三次元形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の取鍋底部。
  5. 前記形状が、リブ、ノブ、プリズム、凹部、チャネルからなる群のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項4に記載の取鍋底部。
  6. 前記取鍋底部の以下の表面:前記第2の上面(10od)、前記第3の上面(10oi)、前記第4の上面(10or)のうちの少なくとも1つが、多角形状、円形状、又は楕円形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の取鍋底部。
  7. 前記取鍋底部の隣接する前記上面(10o、10od;10od、10oi;10oi、10or)は、前記上面(10or、10oi、10od)が前記取鍋底部の前記下面(10u)に近接するように寸法を決められており、全体の面積が頂部に配置された前記表面(10oi、10od、10o)の<60%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の取鍋底部。
  8. 前記取鍋底部の隣接する前記上面(10o、10od;10od、10oi;10oi、10or)は、鉛直方向に20〜200mmだけオフセットしており、それによってそれらそれぞれの周縁の少なくとも一部の周りに段差(S)を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の取鍋底部。
  9. 前記段差(S)は、前記上面(10od、10oi、10or)の下部の前記周面の少なくとも50%に沿って延在することを特徴とする請求項8に記載の取鍋底部。
  10. 前記第2の上面は、
    Figure 2016529110
    を有し、ここで
    r=取鍋底部の半径であって、r≧0.75mであり、≧2mの有効半径を有するすべての取鍋底部に対してrmax=2mである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の取鍋底部。
  11. 前記拡散ボックス(DB)は、前記取鍋底部の全上面領域(10o)の3.7〜32.9%に対応する水平方向断面積を表わすことを特徴とする請求項1又は2に記載の取鍋底部。
  12. 前記取鍋底部の水平方向最大延在部の30〜75%である、前記衝突領域(10i)の上面に沿った中心点(CP1)と、前記拡散器ボックス(DB)の前記上面(10od)に沿った中心点(CP2)と、の間の距離を有する、請求項1又は2に記載の取鍋底部。
  13. 前記取鍋底部の水平方向延在部の最大長さの30〜75%である、前記取鍋底部(10)に配置されたガスパージプラグ(GP)の長手方向中心軸と、前記拡散器ボックス(DB)の前記上面(10od)に沿った前記中心点(CP2)と、の間の所定の距離を有する、請求項1又は2に記載の取鍋底部。
  14. 請求項1及び任意に請求項2〜13のうちの1つ以上に記載の取鍋底部の特徴の組み合わせを有する、金属学的取鍋。
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