JP2016528171A5 - - Google Patents
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Description
10ug/mlという低用量がBus8虫における健康寿命の延長に最も効力がある。
本発明の実施形態として例えば以下を挙げることができる。
[実施形態1]
神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法であって、それを必要とするヒトに、免疫抑制を生じることなくタクロリムス又はその近い構造の類似体のトラフ全血レベルを少なくとも0.05ng/mLにする用量で、有効量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を1日1回以下投与することを含む、上記方法。
[実施形態2]
免疫抑制を生じることなくタクロリムス又はその近い構造の類似体のトラフ全血レベルを少なくとも0.05ng/mLにする用量で1日1回以下投与される、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患の治療に使用するためのタクロリムス又はその近い構造の類似体。
[実施形態3]
神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療するための医薬品の製造におけるタクロリムス又はその近い構造の類似体の使用であって、該医薬品が、1日1回投与されたときに免疫抑制を生じることなく少なくとも0.05ng/mLのトラフ全血レベルを有する量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含有する、上記使用。
[実施形態4]
トラフ全血レベルが少なくとも0.075ng/mL、少なくとも0.2ng/mL又は少なくとも0.3ng/mLである、実施形態1から3のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態5]
トラフ全血レベルが1.2ng/mL未満、1.1ng/mL未満又は1.0ng/mL未満である、実施形態1から4のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態6]
タクロリムスを用いる、実施形態1から5のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態7]
神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法であって、それを必要とするヒトに有効量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を1日1回以下投与することを含み、その用量が0.001mg/kgから0.02mg/kgである、上記方法。
[実施形態8]
0.001mg/kgから0.02mg/kgの用量で1日1回投与される、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患の治療に使用するためのタクロリムス又はその近い構造の類似体。
[実施形態9]
神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療するための医薬品の製造におけるタクロリムス又は近い構造の類似体の使用であって、該医薬品が、0.001mg/kgから0.02mg/kgのタクロリムス又はその近い構造の類似体を含有する、上記使用。
[実施形態10]
0.001mg/kgから0.02mg/kgを用いる、実施形態6から8のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態11]
0.013mg/kg以下、0.01mg/kg以下、0.0085mg/kg、又は0.007mg/kgを用いる、実施形態7から10のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態12]
0.0014mg/kg超又は0.002mg/kg超を用いる、実施形態7から11のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態13]
0.0014mg/kgから0.0085mg/kg又は0.002mg/kgから0.007mg/kgを用いる、実施形態7から12のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態14]
タクロリムスを用いる、実施形態7から13のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態15]
有効量のタクロリムス又は近い構造の類似体を1日1回以下投与して後成的改変を行い、それによって自食作用の増進及び/又は酸化ストレスの低減をもたらすことによって、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法であって、それを必要とするヒトに投与することを含む、上記方法。
[実施形態16]
後成的改変を行うことによって自食作用の増大及び/又は酸化ストレスの改善をもたらす量を1日1回以下投与することによって、タンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療するのに使用するためのタクロリムス又はその近い構造の類似体。
[実施形態17]
1日1回以下投与することによって神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療するための医薬品の製造におけるタクロリムス又はその近い構造の類似体の使用であって、該医薬品が、後成的改変を行うことによって自食作用の増大及び/又は酸化ストレスの改善をもたらす量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含有する、上記使用。
[実施形態18]
タクロリムスを用いる、実施形態15から17のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態19]
0.05mgから1.3mgのタクロリムス又はその近い構造の類似体及び医薬として許容されるその担体を含有する、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患の治療に使用するための、単位用量の医薬組成物。
[実施形態20]
1.2mg、0.75mg、0.6mg又は0.4mg超のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含有しない、実施形態19に記載の単位用量の医薬組成物。
[実施形態21]
0.06、0.1又は0.15mg以上を含む、実施形態19又は20に記載の単位用量の医薬組成物。
[実施形態22]
口による投与に適合させた、実施形態19から21のいずれかに記載の単位用量の医薬組成物。
[実施形態23]
疾患が筋萎縮性側索硬化症である場合に使用するための実施形態1から22のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は医薬組成物、化合物又は医薬組成物の使用。
[実施形態24]
疾患がアルツハイマー病である、実施形態1から22のいずれかに記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態25]
疾患がパーキンソン病である、実施形態1から22のいずれかに記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態26]
疾患がハンチントン病である、実施形態1から22のいずれかに記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態27]
疾患がシヌクレイン病又はタウオパシーである、実施形態1から22のいずれかに記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態28]
認知症、例えばパーキンソン病認知症及び前頭側頭型認知症、又は加齢に関連する神経毒性タンパク質の凝集の増大及び/若しくは増大した酸化ストレス若しくは自食作用の欠陥に関係する他の認知症及び記憶喪失状態である、実施形態27に記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態29]
タクロリムスを用いる、実施形態23から28のいずれかに記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態30]
0.05mgから1.2mgのタクロリムス又はその近い構造の類似体及び医薬として許容される担体を含む、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患の治療に使用するための、経口投与可能な医薬組成物の単位用量。
[実施形態31]
疾患が、ALS、パーキンソン病、アルツハイマー病、又はハンチントン病である、実施形態30に記載の使用のための単位用量。
[実施形態32]
タクロリムスを含む、実施形態30又は31に記載の使用のための単位用量。
[実施形態33]
0.9mg、0.75mg、0.65mg以下、又は0.5mg以下、又は0.45mg以下のタクロリムスを含む、実施形態30から32のいずれかに記載の使用のための単位用量。
[実施形態34]
0.05mg以上、0.1mg以上、又は0.15mg以上のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含む、実施形態30から33のいずれかに記載の使用のための単位用量。
[実施形態35]
錠剤又はカプセル剤の形態である、実施形態30から34のいずれかに記載の使用のための単位用量。
[実施形態36]
神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法であって、それを必要とする患者に医薬組成物を経口投与によって投与することを含み、該医薬組成物が、実施形態30から35のいずれかに記載の量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含む、上記方法。
[実施形態37]
タクロリムスが1日1回以下投与される、実施形態36に記載の方法。
本発明の実施形態として例えば以下を挙げることができる。
[実施形態1]
神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法であって、それを必要とするヒトに、免疫抑制を生じることなくタクロリムス又はその近い構造の類似体のトラフ全血レベルを少なくとも0.05ng/mLにする用量で、有効量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を1日1回以下投与することを含む、上記方法。
[実施形態2]
免疫抑制を生じることなくタクロリムス又はその近い構造の類似体のトラフ全血レベルを少なくとも0.05ng/mLにする用量で1日1回以下投与される、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患の治療に使用するためのタクロリムス又はその近い構造の類似体。
[実施形態3]
神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療するための医薬品の製造におけるタクロリムス又はその近い構造の類似体の使用であって、該医薬品が、1日1回投与されたときに免疫抑制を生じることなく少なくとも0.05ng/mLのトラフ全血レベルを有する量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含有する、上記使用。
[実施形態4]
トラフ全血レベルが少なくとも0.075ng/mL、少なくとも0.2ng/mL又は少なくとも0.3ng/mLである、実施形態1から3のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態5]
トラフ全血レベルが1.2ng/mL未満、1.1ng/mL未満又は1.0ng/mL未満である、実施形態1から4のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態6]
タクロリムスを用いる、実施形態1から5のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態7]
神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法であって、それを必要とするヒトに有効量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を1日1回以下投与することを含み、その用量が0.001mg/kgから0.02mg/kgである、上記方法。
[実施形態8]
0.001mg/kgから0.02mg/kgの用量で1日1回投与される、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患の治療に使用するためのタクロリムス又はその近い構造の類似体。
[実施形態9]
神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療するための医薬品の製造におけるタクロリムス又は近い構造の類似体の使用であって、該医薬品が、0.001mg/kgから0.02mg/kgのタクロリムス又はその近い構造の類似体を含有する、上記使用。
[実施形態10]
0.001mg/kgから0.02mg/kgを用いる、実施形態6から8のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態11]
0.013mg/kg以下、0.01mg/kg以下、0.0085mg/kg、又は0.007mg/kgを用いる、実施形態7から10のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態12]
0.0014mg/kg超又は0.002mg/kg超を用いる、実施形態7から11のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態13]
0.0014mg/kgから0.0085mg/kg又は0.002mg/kgから0.007mg/kgを用いる、実施形態7から12のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態14]
タクロリムスを用いる、実施形態7から13のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態15]
有効量のタクロリムス又は近い構造の類似体を1日1回以下投与して後成的改変を行い、それによって自食作用の増進及び/又は酸化ストレスの低減をもたらすことによって、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法であって、それを必要とするヒトに投与することを含む、上記方法。
[実施形態16]
後成的改変を行うことによって自食作用の増大及び/又は酸化ストレスの改善をもたらす量を1日1回以下投与することによって、タンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療するのに使用するためのタクロリムス又はその近い構造の類似体。
[実施形態17]
1日1回以下投与することによって神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療するための医薬品の製造におけるタクロリムス又はその近い構造の類似体の使用であって、該医薬品が、後成的改変を行うことによって自食作用の増大及び/又は酸化ストレスの改善をもたらす量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含有する、上記使用。
[実施形態18]
タクロリムスを用いる、実施形態15から17のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は化合物の使用。
[実施形態19]
0.05mgから1.3mgのタクロリムス又はその近い構造の類似体及び医薬として許容されるその担体を含有する、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患の治療に使用するための、単位用量の医薬組成物。
[実施形態20]
1.2mg、0.75mg、0.6mg又は0.4mg超のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含有しない、実施形態19に記載の単位用量の医薬組成物。
[実施形態21]
0.06、0.1又は0.15mg以上を含む、実施形態19又は20に記載の単位用量の医薬組成物。
[実施形態22]
口による投与に適合させた、実施形態19から21のいずれかに記載の単位用量の医薬組成物。
[実施形態23]
疾患が筋萎縮性側索硬化症である場合に使用するための実施形態1から22のいずれかに記載の方法、使用のための化合物又は医薬組成物、化合物又は医薬組成物の使用。
[実施形態24]
疾患がアルツハイマー病である、実施形態1から22のいずれかに記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態25]
疾患がパーキンソン病である、実施形態1から22のいずれかに記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態26]
疾患がハンチントン病である、実施形態1から22のいずれかに記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態27]
疾患がシヌクレイン病又はタウオパシーである、実施形態1から22のいずれかに記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態28]
認知症、例えばパーキンソン病認知症及び前頭側頭型認知症、又は加齢に関連する神経毒性タンパク質の凝集の増大及び/若しくは増大した酸化ストレス若しくは自食作用の欠陥に関係する他の認知症及び記憶喪失状態である、実施形態27に記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態29]
タクロリムスを用いる、実施形態23から28のいずれかに記載の方法、使用のための化合物若しくは医薬組成物、又は化合物若しくは医薬組成物の使用。
[実施形態30]
0.05mgから1.2mgのタクロリムス又はその近い構造の類似体及び医薬として許容される担体を含む、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患の治療に使用するための、経口投与可能な医薬組成物の単位用量。
[実施形態31]
疾患が、ALS、パーキンソン病、アルツハイマー病、又はハンチントン病である、実施形態30に記載の使用のための単位用量。
[実施形態32]
タクロリムスを含む、実施形態30又は31に記載の使用のための単位用量。
[実施形態33]
0.9mg、0.75mg、0.65mg以下、又は0.5mg以下、又は0.45mg以下のタクロリムスを含む、実施形態30から32のいずれかに記載の使用のための単位用量。
[実施形態34]
0.05mg以上、0.1mg以上、又は0.15mg以上のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含む、実施形態30から33のいずれかに記載の使用のための単位用量。
[実施形態35]
錠剤又はカプセル剤の形態である、実施形態30から34のいずれかに記載の使用のための単位用量。
[実施形態36]
神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法であって、それを必要とする患者に医薬組成物を経口投与によって投与することを含み、該医薬組成物が、実施形態30から35のいずれかに記載の量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含む、上記方法。
[実施形態37]
タクロリムスが1日1回以下投与される、実施形態36に記載の方法。
Claims (31)
- 神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法において使用するための、タクロリムス又はその近い構造の類似体を含む医薬組成物であって、それを必要とするヒトに、免疫抑制を生じることなくタクロリムス又はその近い構造の類似体のトラフ全血レベルを少なくとも0.05ng/mLにする用量で、1日1回以下投与される、上記医薬組成物。
- トラフ全血レベルが少なくとも0.075ng/mL、少なくとも0.2ng/mL又は少なくとも0.3ng/mLである、請求項1に記載の医薬組成物。
- トラフ全血レベルが1.2ng/mL未満、1.1ng/mL未満又は1.0ng/mL未満である、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
- タクロリムスを含む、請求項1から3のいずれかに記載の医薬組成物。
- 神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法において使用するための、タクロリムス又はその近い構造の類似体を含む医薬組成物であって、それを必要とするヒトに1日1回以下投与され、タクロリムス又はその近い構造の類似体の用量が0.001mg/kgから0.02mg/kgである、上記医薬組成物。
- 用量が0.001mg/kgから0.02mg/kgである、請求項5に記載の医薬組成物。
- 用量が0.013mg/kg以下、0.01mg/kg以下、0.0085mg/kg以下、又は0.007mg/kg以下である、請求項5又は6に記載の医薬組成物。
- 用量が0.0014mg/kg超又は0.002mg/kg超である、請求項5から7のいずれかに記載の医薬組成物。
- 用量が0.0014mg/kgから0.0085mg/kg又は0.002mg/kgから0.007mg/kgである、請求項5から8のいずれかに記載の医薬組成物。
- タクロリムスを含む、請求項5から9のいずれかに記載の医薬組成物。
- 神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法において使用するための、タクロリムス又は近い構造の類似体を含む医薬組成物であって、それを必要とするヒトに1日1回以下投与して後成的改変を行い、それによって自食作用の増進及び/又は酸化ストレスの低減をもたらす、上記医薬組成物。
- タクロリムスを含む、請求項11に記載の医薬組成物。
- 0.05mgから1.3mgのタクロリムス又はその近い構造の類似体、及び医薬として許容されるその担体を含有する、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患の治療に使用するための、単位用量の医薬組成物。
- 1.2mg超、0.75mg超、0.6mg超又は0.4mg超のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含有しない、請求項13に記載の単位用量の医薬組成物。
- 0.06mg以上、0.1mg以上又は0.15mg以上を含む、請求項13又は14に記載の単位用量の医薬組成物。
- 口による投与に適合させた、請求項13から15のいずれかに記載の単位用量の医薬組成物。
- 疾患が筋萎縮性側索硬化症である、請求項1から16のいずれかに記載の医薬組成物。
- 疾患がアルツハイマー病である、請求項1から16のいずれかに記載の医薬組成物。
- 疾患がパーキンソン病である、請求項1から16のいずれかに記載の医薬組成物。
- 疾患がハンチントン病である、請求項1から16のいずれかに記載の医薬組成物。
- 疾患がシヌクレイン病又はタウオパシーである、請求項1から16のいずれかに記載の医薬組成物。
- 疾患が認知症、例えばパーキンソン病認知症及び前頭側頭型認知症、又は加齢に関連する神経毒性タンパク質の凝集の増大及び/若しくは増大した酸化ストレス若しくは自食作用の欠陥に関係する他の認知症及び記憶喪失状態である、請求項21に記載の医薬組成物。
- タクロリムスを含む、請求項17から22のいずれかに記載の医薬組成物。
- 0.05mgから1.2mgのタクロリムス又はその近い構造の類似体、及び医薬として許容される担体を含む、神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患の治療に使用するための、経口投与可能な医薬組成物の単位用量。
- 疾患が、ALS、パーキンソン病、アルツハイマー病、又はハンチントン病である、請求項24に記載の使用のための単位用量。
- タクロリムスを含む、請求項24又は25に記載の使用のための単位用量。
- 0.9mg以下、0.75mg以下、0.65mg以下、又は0.5mg以下、又は0.45mg以下のタクロリムスを含む、請求項24から26のいずれかに記載の使用のための単位用量。
- 0.05mg以上、0.1mg以上、又は0.15mg以上のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含む、請求項24から27のいずれかに記載の使用のための単位用量。
- 錠剤又はカプセル剤の形態である、請求項24から28のいずれかに記載の使用のための単位用量。
- 神経細胞におけるタンパク質凝集体の沈着を特徴とする疾患を治療する方法において使用するための、請求項24から29のいずれかに記載の量のタクロリムス又はその近い構造の類似体を含む医薬組成物であって、それを必要とする患者に経口投与される、上記医薬組成物。
- 1日1回以下投与される、請求項30に記載の医薬組成物。
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