本願は出願番号が201410138935.6であり、出願日が2014年4月8日である中国特許出願に基づいてなされたものである。当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容は参照として本願で引用する。
本発明はスマートホーム技術分野に関わり、特にスマート端末制御方法及び装置に関わる。
関連する技術のスマートホームシステムにおいて、スマートホームにおけるスマート端末に対する遠隔制御装置は、非常に重要で且つ広範囲に応用される製品であり、あらゆる電器の制御に関する多くの機能が集中されたものであってもよい。スマートホームにおける全てのスマート端末を制御する必要があるため、遠隔制御装置には多くのボタンが備えられ、それぞれのボタンは対応する特定の状況で特定のスマート端末を制御する。ボタンが多すぎるため、電気回路の実現にあたって、それぞれのボタンの背後には多くの回路を接続する必要があり、それぞれのボタンを押した後、一連の操作が始動される。
遠隔制御装置には多すぎるボタンがあるため、ユーザは使用時、遠隔制御装置のそれぞれのボタンによって始動する操作を正確に理解する必要があるものの、多くのユーザにはそれができない。この様に遠隔制御装置の使用は複雑で、ユーザにとって操作が不便で、誤操作を起こしやすい。また、それぞれの状況及びそれぞれのスマート端末に対して対応するボタンがあるため、スマート端末の制御策を添加、修正又は削除する必要がある場合、操作はとても複雑である。従って、ユーザの既存のスマートホームに対する体験度は比較的に低くなる。
関連する技術に存在する問題を解決するために、本発明の実施例はスマート端末制御方法及び装置を提供する。
本発明実施例の第一形態によれば、スマート端末制御方法であって、現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む、スマート端末制御方法が提供される。
本発明の実施例が提供した技術方案は下記のような有益な効果を含むことができる。スマート端末の位置を取得することによって、予め設定した制御規則に基づいてスマート端末に対し自動制御を行う。これにより、ユーザのホーム内のスマート端末に対する制御は更に簡単、正確になり、ユーザのスマートホームの体験度は更に高くなる。
その他の実施例において、前記現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、周辺に向けて探測信号を送信し、スマート端末が前記探測信号に応じて返した応答信号を受信し、前記スマート端末が返した応答信号に基づいて、前記スマート端末と本端末との距離及び前記スマート端末の類型を特定することを含む。
その他の実施例において、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するステップは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、前記スマート端末に対応する所定の操作を取得し前記所定の操作に対応する所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信することを含む。
その他の実施例において、予めスマート端末の位置を設定することができる場合、スマート端末自体を制御する所定の操作を実行することができ、スマート端末の位置に基づいてその他スマート端末を制御する所定の操作を実行することもできる。こうすることで、ホーム内のスマート端末に対する制御は更に便利で手っ取り早く、且つユーザの実際のニーズに合致し、ユーザが多くの操作をしなくてもより素晴らしいスマートホーム体験を得ることができる。
その他の実施例において、前記現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、空間における本端末の相対位置を検出し、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定することを含む。
身近な設備又は移動端末を使って自体の位置及びその他スマート端末の位置を検出し、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するために使う。こうすることで、位置検出及び周辺のスマート端末の特定は更に便利で、手っ取り早くなる。
その他の実施例において、前記空間における本端末の相対位置を検出するステップは、本端末及び全てのスマート端末のためにネットワーク資源を提供するルーティング設備に向けて測位信号を送信し、前記ルーティング設備が返した、空間における本端末の相対位置を受信することを含み、前記相対位置は、前記ルーティング設備に対する相対位置及び/又は前記一つ又は複数のスマート端末に対する相対位置を含む。
ルータで身近な設備又は移動端末の位置を検出することも可能であり、これは更に便利で、正確である。更に、身近な設備というのは、機能を減少させると身近な設備の体積を小さくすることができ、これにより身近な設備が携帯し易くなり、ユーザの操作も更に少なく更に簡単になり、また身近な設備のコストを下げることもできる。
その他の実施例において、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を確認するステップは、空間における本端末の相対位置がルーティング設備に対する相対位置である場合、同一空間における前記スマート端末と前記ルーティング設備の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、空間における本端末の相対位置が前記スマート端末に対する相対位置である場合、それぞれの前記スマート端末と本端末との距離に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定することを含む。
ホームにおけるスマート家電とルータの位置は通常固定しているため、身近な設備及び移動端末の様な非固定設備は、ルータに対する相対位置又はその他スマート家電に対する相対位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定することができる。こうすることで、周辺のスマート端末の特定は更に簡単で便利になる。
その他の実施例において、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を確認するステップは、前記ルーティング設備に測位信号を送信した後、前記ルーティング設備が返す確認応答を受信することを含み、前記確認応答は、現在の本端末周辺のスマート端末に関する情報を含む。
ルータはホーム内における全てのスマート端末の位置を取得することができるため、ルータを使って現在ホーム内の任意のスマート端末周辺にあるスマート端末を特定することができ、こうすることで更に便利で正確になる。更に、腕時計等の身近な設備の機能を減少させ、身近な設備の体積を小さくすることができ、これにより身近な設備が携帯し易くなり、ユーザの操作も更に少なく更に簡単になり、また身近な設備のコストを下げることもできる。
その他の実施例において、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するステップは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信することを含み、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更するステップは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含むことを含む。
スマート端末の位置によるだけではなく、同時に現在の時間及び/又は環境情報と組み合わせることで、ホーム内のスマート端末に対する制御が更に正確で、ユーザの実際のニーズに更に合致し、ユーザのスマートホームに対する体験度を更に高めることができる。
その他の実施例において、前記方法は更に、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信する制御行為を記録、又は所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する制御行為を記録し、記録された制御行為に基づいて前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信、又は記録された制御行為に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む。
こうすることで、各種制御行為について学習して次回のスマート端末を制御する根拠にすることができ、これにより、スマート端末に対する制御はユーザの行動習慣に更に合致し、ユーザの実際のニーズに合致し、ユーザはスマートホームに対し更に優れた体験度を得ることができるようになる。
本発明の実施例の第二形態によれば、スマート端末制御装置であって、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するための特定モジュールと、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するためのコマンド送信モジュール、又は前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更するためのパラメータ設定モジュールとを含むスマート端末制御装置が提供される。
その他の実施例において、前記特定モジュールは、周辺に向けて探測信号を送信するための送信ユニットと、スマート端末が前記探測信号に応じて返した応答信号を受信するための受信ユニットと、前記スマート端末が返した応答信号に基づいて、前記スマート端末と本端末との距離及び前記スマート端末の類型を特定するための分析ユニットとを含む。
その他の実施例において、前記コマンド送信モジュールは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、前記スマート端末に対応する所定の操作を取得するための取得ユニットと、前記所定の操作に対応する所定のスマート端末に向けてパラメータ制御コマンドを送信するための送信ユニットとを含む。
その他の実施例において、前記特定モジュールは、空間における本端末の相対位置を検出するための検出ユニットと、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するための分析ユニットとを含む。
前記検出ユニットは、本端末及び全てのスマート端末のためにネットワーク資源を提供するルーティング設備に向けて測位信号を送信し、前記ルーティング設備が返した、空間における本端末の相対位置を受信するために使用される。前記相対位置は、前記ルーティング設備に対する相対位置及び/又は前記一つ又は複数のスマート端末に対する相対位置を含む。
その他の実施例において、前記分析ユニットは、空間における本端末の相対位置がルーティング設備に対する相対位置である場合、同一空間における前記スマート端末と前記ルーティング設備の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、空間における本端末の相対位置が前記スマート端末に対する相対位置である場合、それぞれの前記スマート端末と本端末との距離に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定するために使用される。
その他の実施例において、前記分析ユニットは、前記ルーティング設備に測位信号を送信した後、前記ルーティング設備が返す確認応答を受信することを含み、前記確認応答は、現在の本端末周辺のスマート端末に関する情報を含む。
その他の実施例において、前記コマンド送信モジュールは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するために使用され、前記パラメータ設定モジュールは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて自体のパラメータ設定を変更するために使用される。
その他の実施例において、前記装置は更に、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信する制御行為を記録し、又は所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する制御行為を記録するための記録モジュールと、記録された制御行為に基づいて前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するための前記コマンド送信モジュールと、記録された制御行為に基づいて自体のパラメータ設定を変更するための前記パラメータ設定モジュールとを含む。
本発明の実施例の第三形態によれば、スマートホームに応用される、スマート端末制御装置であって、プロセッサと、プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを含み、前記プロセッサは、現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更するように設定されている、スマート端末制御装置が提供される。
以上の一般説明及び以下の詳細説明は単なる例示及び解釈に過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
以下に図面と実施例を合わせて、本発明の技術方案に対して更なる詳細な説明を行う。
以下のここの図面は、明細書に合併されて明細書の一部分として明細書全体を構成し、本発明に合致する実施例を例示するとともに、明細書に合わせて本発明の原理を解釈するためのものである。
以下の図面は、本願の一部分として、本発明に対する更なる理解を図るためのものであって、明細書の一部を構成し、本発明の実施例と共に本発明を解釈し、本発明に対する限定として捉えてはいけない。
一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。
一つの例示的な実施例にかかる、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するフローチャートである。
他の例示的な実施例にかかるスマート端末の位置模式図である。
他の例示的な実施例にかかる、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するフローチャートである。
他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。
他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。
他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。
他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。
一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御装置の模式図である。
一つの例示的な実施例にかかる特定モジュールの模式図である。
一つの例示的な実施例にかかるコマンド送信モジュールの模式図である。
一つの例示的な実施例にかかる特定モジュールの模式図である。
一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御装置のブロック図である。
一つの例示的な実施例にかかるルータの説明ブロック図である。
上記の図面を通じて、本発明の明確な実施例を例示しているが、以下にさらに具体的な内容について記述する。これら図面及び記述は、本発明の趣旨の範囲を限定するためのものではなく、特定な実施例を参照することによって、本技術分野の当業者に本発明のコンセプトを理解させるためのものである。
本発明の目的、技術方案及び利点をさらに明確にするために、以下、図面を参照しながら本発明の実施例をさらに詳しく説明する。以下の記述において、参照する図面において、他に示されていない限り、異なる図面の同じ番号は、同じ又は同様の構成要素を示す。ここで、以下に説明する本発明の例示的な実施例、及びその説明は、ただ本発明を説明し解釈するためのものであって、本発明を制限するものではない、ことを理解すべきである。
本発明のそれぞれの実施例は、例えば腕時計やブレスレット等のような身近な設備、携帯電話やタブレットPC等のような移動端末、ルータ、又はスマートテレビやスマート冷蔵庫等のようなスマート家電等などの、各種スマート端末に応用することができる。身近な設備は赤外線方式でその他のスマート端末を検出及び制御することができる。移動端末又はルータはWiFi方式でその他のスマート端末を検出及び制御することができる。
図1は一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。図1に示すように、スマート端末制御方法は各種スマート端末に用いられ、以下のようなステップを含む。
ステップS11において、現在の本端末周辺のスマート端末を特定する。
ステップS12において、スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定(予め設定した)のパラメータ設定に基づいてスマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は、スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する。
例えば、本端末がルータである場合、ルータは携帯電話を介して本端末に接続することで該携帯電話が所定の安全区域内に位置することを特定する。この時、ルータは所定の操作を実行し、所定のスマート端末に例えば電灯をオンする、エアコンをオンする、カーテンを閉める等のためのパラメータ制御コマンドを送信し、又は携帯電話に例えば携帯電話のロック解除を取り消す等のためのパラメータ制御コマンドを送信することができる。該ルータは、更に携帯電話から常に送られてくる位置情報に基づいて、携帯電話が所定の安全区域内に到達したかどうかを判断することができる。
また、例えば、本端末が携帯電話である場合、携帯電話はホームにおけるルータを検出した場合、ホームは比較的プライベートな区域であるため、それを所定の安全区域として特定することができる。これにより、携帯電話は所定の安全区域に位置していることとなり、例えば携帯電話の隠し情報を表示情報に変更する等、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する。
また、例えば、本端末がブレスレット等のユーザが身に着ける装着可能な設備である場合、スマート家電を検出することによって、該スマート端末のオン等の操作を制御することができる。例えば、ユーザがブレスレットを身に着けてテレビの前に移動すると、ブレスレットが該テレビを検出してから、該テレビに向けてオン(電源をオン)するコマンドを送信する。検出されたスマート端末が多数である場合、該多数のスマート端末の入力を制御することができる。又は、スマート端末とブレスレットの距離に基づいてどのスマート端末に電源を入れるコマンドを送信するか特定することができる。また、例えば、本端末が腕時計等の身近な設備である場合、携帯電話から本端末までの距離が安全区域内であることが検出されれば、携帯電話に自体のロック状態を解除するパラメータ制御コマンドを送信することもできる。また、相応して、本端末が携帯電話である場合、所定の設備(例えばスマートブレスレット)から本端末までの距離が安全区域内であることが検出された場合、自体のパラメータ設定を変更することができる。
本実施例において、スマート端末の位置を取得することによって、予め設定した制御ルールに基づいてスマート端末に対し自動制御を行う。これにより、ユーザのホーム内のスマート端末に対する制御はより簡単、正確になり、ユーザのスマートホームの体験度は更に高くなる。
図2は一つの例示的な実施例にかかる、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するフローチャートである。図2に示すように、一つの実施例におけるステップS11において、現在の本端末周辺のスマート端末の特定は以下のステップを含むことができる。
ステップS21において、周辺に向けて探測信号を送信する。
ステップS22において、スマート端末が探測信号に基づいて返した応答信号を受信する。
ステップS23において、スマート端末が返した応答信号に基づいて、スマート端末と本端末との距離及び前記スマート端末の類型を特定する。
例えば、図3に示すように、ルータは放射形式でホームのスマート端末(例えばスマートカーテン、スマートドア、スマートテレビ、スマート点灯等)に探測信号を送信することができる。スマート端末は探測信号を受信した後、応答信号をルータに返し、ルータは受信した応答信号に基づいてスマート端末とルータ自身との間の距離を特定するとともに、スマート端末の類型を特定することができる。例えば、スマート端末のポート番号を特定することによって、スマート端末の類型を特定することができる。腕時計、ブレスレット等の身近な設備及び移動端末等もこのような方法で現在の本端末周辺のスマート端末を特定することができる。
一つの実施例において、ルータ又は移動端末について、ステップS12は、スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、スマート端末に対応する所定の操作を取得し、所定の操作に対応する所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信することを含む。
一般的な状況において、携帯電話等の移動端末又は腕時計等の身近な設備はユーザに携帯されており、移動端末又は身近な設備の位置がユーザの居場所であると見なすことができる。
一つの適用状況において、ルータは、携帯電話が例えばリビングルームのようなホームのある場所に位置していることを検出した場合、携帯電話に対応する所定の操作を取得する。ルータは、ユーザがリビングルームで携帯電話を携帯してることを検出した場合、この状況においてどのスマート家電を制御して操作を実行するか取得する。例えば、ルータがスマートテレビにパラメータ制御コマンドを送信し、スマートテレビをオンするように制御する。勿論、所定の操作に対応する所定のスマート端末は二つ又は二つ以上であってもよい。
一つの実施例において、予めスマート端末の位置を設定することができる場合、スマート端末自体を制御する所定の操作を実行することができるし、スマート端末の位置に基づいてその他スマート端末を制御する所定の操作を実行することもできる。こうすることで、ホーム内のスマート端末に対する制御は更に便利で手っ取り早く、且つユーザの実際のニーズに合致し、ユーザが多くの操作をしなくてもより素晴らしいスマートホーム体験を得ることができる。
図4は他の例示的な実施例にかかる、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するフローチャートである。図4に示すように、身近な設備及び移動端末のような非固定的な設備について、ステップS11において、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、空間における本端末の相対位置を検出するステップS41と、同一空間におけるスマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップS42を含む。
例えば、図3と組み合わせて示されるように、もしユーザが腕時計を携帯してホームを歩いているとしたら、腕時計は空間における自体の相対位置を検出し、ルータ及びスマート家電等のようなホーム内で固定位置を有する設備に対して、腕時計は検出したルータ及びスマート家電などの固定位置に基づいて、現在の腕時計周辺のスマート端末を特定する。勿論、ルータも該方法で現在のルータ周辺のスマート端末を特定することができる。ルータとスマート家電の位置は比較的に固定しているため、相対位置又は固定位置を一度だけ特定すればよい。
その他の実施例において、身近な設備又は移動端末が自体の位置及びその他スマート端末の位置を検出し、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するために用いられる。こうすることで、位置検出及び周辺のスマート端末の特定は更に便利で、手っ取り早くなる。
その他の実施例において、身近な設備及び移動端末のような非固定設備について、空間における本端末の相対位置を検出するステップS41は、本端末及び全てのスマート端末のためにネットワーク資源を提供するルーティング設備へ測位信号を送信し、ルーティング設備が返した、空間における本端末の相対位置を受信することを含み、相対位置には、前記ルーティング設備に対する相対位置及び/又は前記一つ又は複数のスマート端末に対する相対位置が含まれる。
例えば、腕時計はホーム内のルータに測位信号を送信し、ルータは測位信号を受信した後、図2に示すような方法でホームにおける腕時計の相対位置を特定し、該相対位置を腕時計に返すことができる。こうすることで、腕時計はホームにおける自体の相対位置を取得することができる。
その他の実施例において、ルータで身近な設備又は移動端末の位置を検出することも可能であり、これは更に便利で、正確である。更に、身近な設備とは、機能を減少させると身近な設備の体積を小さくすることができ、さらに身近な設備が携帯し易くなり、ユーザの操作も更に少なく更に簡単になり、また、身近な設備のコストを下げることもできる。
その他の実施例において、身近な設備及び移動端末のような非固定設備について、同一空間におけるスマート端末の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップS42は、空間における本端末の相対位置がルーティング設備に対する相対位置である場合、同一空間におけるスマート端末とルーティング設備の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、空間における本端末の相対位置がスマート端末に対する相対位置である場合、それぞれのスマート端末と本端末との距離に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定することを含む。
例えば、腕時計はそれ自体とルータの相対位置、及び、スマート家電とルータの固定位置に基づいて、現在の腕時計周辺のスマート家電を特定することができる。又は、腕時計はそれ自体とスマート家電の相対位置、及び、スマート家電それぞれからの距離に基づいて、現在の腕時計周辺のスマート家電を特定することができる。
通常に、ホームにおけるスマート家電とルータの位置は固定しているため、身近な設備及び移動端末のような非固定設備は、ルータに対する相対位置又はその他のスマート家電に対する相対位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定することができる。こうすることで、周辺のスマート端末の特定は更に簡単で便利になる。
その他の実施例において、ルータでその他スマート端末周辺の設備を特定することができ、同一空間におけるスマート端末の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップS42は、ルーティング設備に測位信号を送信した後、ルーティング設備が返した、現在の本端末周辺のスマート端末に関する情報を含む確認応答を受信すること、を含むことができる。
例えば、腕時計がルータに測位信号を送信し、ルータが測位信号を受信した後、ホームにおける腕時計の相対位置に基づいて、ホームにおけるその他のスマート家電の固定位置又はその他のスマート家電とルータの相対位置に基づいて、現在の腕時計周辺のスマート家電を特定し、現在の腕時計周辺のスマート家電の情報を含む確認応答を腕時計に送信する。
ルータがホームにおける全てのスマート端末の位置を取得することができるため、ルータで現在のホームにおける任意のスマート端末周辺にあるスマート端末を特定することができるので、更に便利で正確になる。更に、腕時計等の身近な設備の機能を減少させ、身近な設備の体積を小さくすることができ、さらに身近な設備が携帯し易くなり、ユーザの操作も更に少なく更に簡単になり、身近な設備のコストを下げることもできる。
室内のスマート端末の数は比較的多く、リビングルームには電灯、エアコン、テレビ、オーディオ、カーテンなど等があり、ベッドルームには電灯、エアコン、テレビ、カーテン等がある。このため、スマート端末の位置にのみ基づいてどのスマート端末を制御して操作を実行するかを特定することは、ユーザの実際のニーズに合致しない可能性がある。例えば、23:00に携帯電話がベッドルームにあることを検出した場合、ユーザは電灯又はテレビをオンしたくないかもしれないし、リビングルームの温度が30℃の場合、ユーザはテレビ又はオーディオをオンするよりも、エアコンをオンしたいのかもしれない。従って、スマート端末を制御する際、時間と環境要素を考慮する必要がある。
その他の実施例における、ステップS12において、スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は、スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて自体のパラメータ設定を変更する。
ここで、環境情報は室内の温度、湿度、明るさ、ノイズ値等などを含むことができる。
例えば、携帯電話がリビングルームにあることが検出され、現在の時間が20:00である場合、身近な設備又はルータはリビングルームの電灯にコマンドを送信し、電灯をオンするように制御することができる。または、リビングルームの温度が30℃であることが検出された場合、身近な設備又はルータはリビングルームのエアコンにコマンドを送信し、エアコンをオンするように制御することができる。または、携帯電話がリビングルームにあることが検出され、現在の時間が8:30で、リビングルームの温度が28℃である場合、ユーザがまもなくホームを出発して出勤する可能性があることを考慮して、リビングルームのエアコンをオンしない。または、携帯電話がベッドルームに位置していることが検出され、現在の時間が23:00で、ベッドルームの温度が30℃である場合、リビングルームの電灯を消し(オフ)、ベッドルームのエアコンをオンする。または、携帯電話がベッドルームに位置していることが検出され、現在の時間が23:00である場合、携帯電話は自動的に自体をサイレントモードに設定することができる。
現在の時間及び/又は環境情報に基づいて、異なる状況に対し異なる設定を行うことができ、ここでは繰り返し説明しない。
こうすることで、スマート端末の位置だけではなく、同時に現在の時間及び/又は環境情報と組み合わせることで、ホーム内のスマート端末に対する制御が更に正確で、ユーザの実際のニーズに更に合致し、ユーザのスマートホームに対する体験度を更に高めることができる。
その他の実施例において、該スマート端末制御方法の実施例は更に、スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信する制御行為を記録し、又は所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する制御行為を記録し、記録された制御行為に基づいてスマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は記録された制御行為に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む。
例えば、制御行為を記録することで、携帯電話が20:00にリビングルームに位置していることが検出された場合に通常にテレビと電灯をオンすることが記録されたので、携帯電話が20:00にリビングルームに位置していることが再び検出された場合、テレビと電灯にパラメータ制御コマンドを送信する。または、制御行為を記録することで、携帯電話が23:00にベッドルームに位置していることが検出された場合に携帯電話は通常サイレントモードに設定されることが記録されたので、携帯電話が23:00にベッドルームにあることが再び検出された場合、携帯電話自体のパラメータ設定を変更する。
記録する制御行為は、少なくとも、毎回制御するスマート端末及び制御時間を含むことができる。
次回のスマート端末に対する制御の根拠にするために、各種制御行為について学習することができ、こうすることで、スマート端末に対する制御はユーザの行動習慣に更に合致し、ユーザの実際のニーズに合致し、ユーザはスマートホームに対し更に優れた体験度を得ることができるようになる。
以下では本発明の実施例におけるいくつかの実際の適用状況について詳細な説明を行う。
図5は他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。図5に示すように、一つの実施例において、ルータは携帯電話がルーティングを接続/切断したかどうかを判断することで、スマート家電に所定の操作を実行させるように制御する。
ステップS501において、ルータは携帯電話が接続したかどうかを検出し、接続している場合にはステップ502を実行し、接続していない場合にはステップ505を実行する。
ステップS502において、ルータは現在の時間が19:00であり、室内温度が30℃であることを検出し、記録された制御行為ログを取得する。
ステップS503において、ルータは現在の時間、室内温度及び制御行為ログに基づいて、テレビ、エアコン及び給湯器をオンするように制御する。
ステップS504において、ルータは制御行為を記録し、プロセスを終了する。
ステップS505において、携帯電話がルータとの接続を切断した時間を記録する。
ステップS506において、携帯電話がルータとの接続を切断した時間が1時間を越えたかどうかを判断し、超えた場合にはステップS507を実行し、超えなかった場合にはステップS505を実行する。
ステップS507において、電灯、テレビ、エアコン及び給湯器が依然として作動されている状態にある場合、ルータは電灯、テレビ、エアコン及び給湯器をオフするように制御し、ステップ504を実行する。
ルータは、携帯電話がルーティングを接続/切断したかどうかを通じて、ユーザがホームに到着又はホームから外出したかどうかを判断し、更に所定のパラメータ設定に基づいて、ホームのスマート家電にパラメータ制御コマンドを送信することで、スマート家電に所定の操作を実行させるように制御する。
図6は他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。図6に示すように、一つの実施例において、ブレスレット、腕時計等の身近な設備は、所定のパラメータ設備に基づいて、その周辺のスマート家電等に所定の操作を実行させるように制御する。
ステップS601において、ブレスレットは放射形式で探測信号を送信する。
ステップS602において、ブレスレットは複数のスマート家電が返した応答信号を受信する。
ステップS603において、ブレスレットはエアコン、給湯器及びテレビが返した応答信号を特定し、エアコンとブレスレットとの間の距離は3メートルで、給湯器とブレスレットとの間の距離は6メートルで、テレビとブレスレットとの間の距離は4メートルであることを特定する。
ステップS604において、ブレスレットは現在の時間が19:00であり、室内温度が30℃であることを検出する。
ステップS605において、ブレスレットはスマート家電との間の距離、現在の時間及び室内温度に基づいて、エアコンとテレビをオンするように制御することを特定する。
本実施例において、ブレスレットはスマート家電との間の距離、現在の時間及び室内温度のうちの少なくとも一つのパラメータに基づいて、どのスマート家電をオンするように制御するかを決めることもできる。勿論ながら、その他の要素を、どのスマート家電をオンするように制御するかを決める根拠としてもよい。
図7は他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。図7に示すように、一つの実施例において、携帯電話はそれ自体がブレスレット、腕時計等の身近な設備又はルータの安全範囲内に位置していることを検出した場合、自体のパラメータ設定を変更し、これにより所定の操作を実行する。
ステップS701において、携帯電話はその周辺のスマート端末を特定する。
ステップS702において、携帯電話はそれ自体がブレスレット又はルータの安全範囲に位置しているかどうかを判断し、位置している場合にはステップS703を実行し、位置していない場合にはステップS704を実行する。
ステップS703において、携帯電話はスクリーンロック解除の操作を実行する。
ステップS704において、終了する。
携帯電話がブレスレットの安全範囲に位置している場合、即ち、ブレスレットを携帯しているユーザが携帯電話に接触した場合、携帯電話は自動的にスクリーンロック解除の操作を実行することができ、ユーザが使用し易くする。また、携帯電話がルータの安全範囲に位置している場合、即ち、携帯電話を携帯しているユーザがホームに帰宅した可能性がある場合、携帯電話はスクリーンロック解除以外に、例えば少額の支払いについては、ユーザがパスワード入力の必要がなく支払い可能なように、自体のその他設定を変更、又は、例えば仕事のスケジュール、アドレス帳等のような、携帯電話の隠されたプライベート情報を表示することもできる。
図8は他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。図8に示すように、一つの実施例において、スマートテレビはそれ自体がブレスレット等の身近な設備の安全範囲内に位置していることを検出した場合、スマートテレビは自体のパラメータ設定を変更する。
ステップS801において、スマートテレビは現在の本端末周辺のスマート端末を特定する。
ステップS802において、スマートテレビは自体がブレスレットの安全範囲に位置しているかどうかを判断し、位置している場合にはステップS803を実行し、位置していない場合にはステップS804を実行する。
ステップS803において、スマートテレビの電源が切られた状態の場合、自動的に電源が入り(オン)、プロセスは終了する。
ステップS804において、スマートテレビの電源が入っている(オン)場合、自動的に電源が切られ(オフ)、プロセスは終了する。
通常、身近な設備がユーザに携帯され、スマートテレビのようなスマート家電は身近な設備に対する相対位置に基づいてユーザが近くにいるかどうかを判断し、これにより自動的に電源を入れる又は電源を切る(オン・オフ)操作を実行する。
本発明のスマート端末制御方法の応用は上述した状況に限定されない。各種状況を考慮して、スマートホームのそれぞれのスマート端末に対し総合設定を行うことができ、ホーム内のスマート端末に対する制御が更に正確で、ユーザの実際のニーズに更に合致し、ユーザのスマートホームに対する体験度を更に高めることができる。
図9は一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御装置の模式図である。図9に示すように、該装置90はスマートホームに適用され、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するための特定モジュール91と、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するためのコマンド送信モジュール92と、又は前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更するためのパラメータ設定モジュール93と、を含む。
図10は一つの例示的な実施例にかかる特定モジュールの模式図である。図10に示すように、その他の実施例において、特定モジュール91は、周辺へ探測信号を送信するための送信ユニット911と、スマート端末が前記探測信号に応じて返した応答信号を受信するための受信ユニット912と、前記スマート端末が返した応答信号に基づいて、前記スマート端末と本端末との距離及び前記スマート端末の類型を特定するための分析ユニット913と、を含む。
図11は一つの例示的な実施例にかかるコマンド送信モジュールの模式図である。図11に示すように、その他の実施例において、コマンド送信モジュール92は、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、前記スマート端末に対応する所定の操作を取得するための取得ユニット921と、前記所定の操作に対応する所定のスマート端末に対しパラメータ制御コマンドを送信するための送信ユニット922と、を含む。
図12は一つの例示的な実施例にかかる特定モジュールの模式図である。図12に示すように、その他の実施例において、特定モジュール91は、空間における本端末の相対位置を検出するための検出ユニッ911'と、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するための分析ユニット912'とを含む。
その他の実施例において、検出ユニット911'は、本端末及び全てのスマート端末のためにネットワーク資源を提供するルーティング設備に向けて測位信号を送信し、前記ルーティング設備が返した、空間における本端末の相対位置を受信するために使用される。前記相対位置は、前記ルーティング設備に対する相対位置及び/又は前記一つ又は複数のスマート端末に対する相対位置を含む。
その他の実施例において、分析ユニット912'は、空間における本端末の相対位置がルーティング設備に対する相対位置である場合、同一空間における前記スマート端末と前記ルーティング設備の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、空間における本端末の相対位置が前記スマート端末に対する相対位置である場合、それぞれの前記スマート端末と本端末との距離に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定するために使用される。
その他の実施例において、分析ユニット912'は、前記ルーティング設備に測位信号を送信した後、前記ルーティング設備が返す確認応答を受信する。前記確認応答は、現在の本端末周辺のスマート端末に関する情報を含む。
その他の実施例において、コマンド送信モジュール92は、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するために使用される。
また、前記パラメータ設定モジュール93は、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて自体のパラメータ設定を変更するために使用される。
その他の実施例において、前記装置90は更に、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信する制御行為を記録し、又は所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する制御行為を記録するための記録モジュール94と、記録された制御行為に基づいて前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するためのコマンド送信モジュール92と、記録された制御行為に基づいて自体のパラメータ設定を変更するためのパラメータ設定モジュール93と、を含む。
上述した実施例における装置に関しては、それぞれのモジュールが操作を実行する具体的な方法は既に関連する実施例において詳細な説明を行っており、ここでは繰り返し説明しない。
図13は一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御装置1000のブロック図である。例えば、装置1000は、携帯電話、コンピューター、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、パーソナルデジタルアシスタント等であってもよい。
図13によれば、装置1000は、処理ユニット(プロセスアセンブリ)1002、メモリ1004、電源ユニット1006、マルチメディアユニット1008、オーディオユニット1010、入力/出力(I/O)のインタフェース1012、センサユニット1014、及び通信ユニット1016の一つ又は複数ユニットを含むことができる。
処理ユニット1002は、通常の場合、例えば表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作と関わりのある、装置1000の全ての操作を制御する。処理ユニット1002は一つ又は複数のプロセッサ1020でコマンドを実行することができ、これにより、上述した方法の全部又は一部ステップを完成する。また、処理ユニット1002はその他ユニットとのやり取りをするため、一つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理ユニット1002はマルチメディアユニット1008とのやり取りをするため、マルチメディアモジュールを含むことができる。
メモリ1004は装置1000において、操作を実行するため、各種のデータを記憶するように配置されている。これらのデータの例示は、装置1000において操作する任意のアプリケーションプログラム又は方法のコマンド、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、映像等を含む。メモリ1004は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に書き込みと消去が可能なROM(EEPROM)、電気的に書き込み可能なROM(EPROM)、書き込み可能メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスク等の全ての類型の揮発性もしくは不揮発性メモリ、又はそれらの組み合わせにより実現することができる。
電源ユニット1006は装置1000における各種ユニットに給電する。電源ユニット1006は電源管理システム、一つ又は複数の電源、およびその他の装置1000のため、電力の生成、管理及び分配と関連するユニットを含むことができる。
マルチメディアユニット1008は、前記装置1000とユーザとの間で出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例において、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するために、スクリーンはタッチスクリーンとして実現することができる。タッチ、スワイプ及びタッチパネル上の手の動きを感知するために、タッチパネルは一つ又は複数のタッチセンサを含んでいる。前記タッチセンサはタッチ又はスワイプ操作の境目を感知するだけでなく、前記タッチ又はスワイプ操作の持続時間及び圧力も感知する。一部の実施例において、マルチメディアユニット1008は一つのフロントカメラ及び/又はバックカメラを含む。装置1000が、例えば撮影モード又は映像モードなどの操作モードにある場合、フロントカメラ及び/又バックカメラは外部のマルチメディアデータを受信することができる。それぞれのフロントカメラ及びバックカメラは一つの固定の光学レンズシステム又は、焦点距離及び光学ズーム機能を有するものであってもよい。
オーディオユニット1010はオーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置されている。例えば、オーディオユニット1010は一つのマイクロフォン(MIC)を含んでおり、装置1000が呼び出しモード、記録モード及び音声認識モードのような操作モードにある場合、マイクロフォンは外部のオーディオ信号を受信するように配置されている。受信したオーディオ信号は更にメモリ1004に記憶されるか、又は通信ユニット1016を経由して送信することができる。一部の実施例において、オーディオユニット1010は更に一つの、オーディオ信号を出力するためのスピーカーを含む。
I/Oインタフェース1012は、処理ユニット1002と周辺インタフェースモジュールの間でインタフェースを提供し、上述した周辺インタフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンにはホームページボタン、音量ボタン、起動ボタン及びロックボタンが含まれるが、これに限定されない。
センサユニット1014は、装置1000に各方面の状態の評価を提供するために、一つ又は複数のセンサを含んでいる。例えば、センサユニット1014は装置1000のオン/オフ状態、ユニットの相対位置を感知することができる。前記ユニットは例えば、装置1000のディスプレイ及びキーパッドであってもよく、センサユニット1014は更に、装置1000又は装置1000の一つのユニットの位置変化、ユーザと装置1000の接触の有無、装置1000の方位又は加速/減速及び、装置1000の温度変化を検出することができる。センサユニット1014は接近センサを含むことができ、これは如何なる物理的接触がない場合においても付近の物体の存在を検出するように配置されている。センサユニット1014は更に、イメージング応用において使用される、CMOS又はCCDイメージセンサのような光センサを含むことができる。一部の実施例において、該センサユニット1014は更に、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサを含むことができる。
通信ユニット1016は、装置1000がその他設備と有線又は無線方式の通信をするように配置されている。装置1000は、例えばWiFi、2G若しくは3G、又はそれらの組み合わせなどの、通信規格に準拠した無線ネットワークに接続することができる。一つの例示的な実施例において、通信ユニット1016は放送チャンネルを経由して、外部の放送管理システムからの放送信号又は、放送関連情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信ユニット1016は更に近距離通信を促進するための近距離無線通信(NFC)モジュールを含んでいる。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及びその他の技術に基づき、実現することが可能である。
例示的な実施例において、装置1000は一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はその他の電子デバイスにより実現することができ、上述した方法を実行するために使用される。
例示的な実施例において、例えばコマンドを含むメモリ1004のような、コマンドを含む非臨時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、上述したコマンドは装置1000のプロセッサ1020によって実行されることで上述した方法を完成することができる。例えば、前記非臨時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。
非臨時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体に記録されたコマンドが移動端末のプロセッサによって実行されるとき、移動端末がスマート端末制御方法を実行できるようにするが、当該方法は、現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む。
その他の実施例において、前記現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、周辺に向けて探測信号を送信し、スマート端末が前記探測信号に応じて返した応答信号を受信し、前記スマート端末が返した応答信号に基づいて、前記スマート端末と本端末との距離及び前記スマート端末の類型を特定することを含む。
その他の実施例において、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するステップは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、前記スマート端末に対応する所定の操作を取得し、前記所定の操作に対応する所定のスマート端末に対しパラメータ制御コマンドを送信することを含む。
その他の実施例において、前記現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、空間における本端末の相対位置を検出し、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定することを含む。
その他の実施例において、前記空間における本端末の相対位置を検出するステップは、本端末及び全てのスマート端末のためにネットワーク資源を提供するルーティング設備に向けて測位信号を送信し、前記ルーティング設備が返した、空間における本端末の相対位置を受信することを含んでおり、前記相対位置は、前記ルーティング設備に対する相対位置及び/又は前記一つ又は複数のスマート端末に対する相対位置を含む。
その他の実施例において、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、空間における本端末の相対位置がルーティング設備に対する相対位置である場合、同一空間における前記スマート端末と前記ルーティング設備の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、空間における本端末の相対位置が前記スマート端末に対する相対位置である場合、それぞれの前記スマート端末と本端末との距離に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定することを含む。
その他の実施例において、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、前記ルーティング設備に測位信号を送信した後、前記ルーティング設備が返す確認応答を受信することを含み、前記確認応答は、現在の本端末周辺のスマート端末に関する情報を含む。
その他の実施例において、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するステップは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信することを含み、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更するステップは、その他の実施例において、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む。
その他の実施例において、前記方法は更に、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信する制御行為を記録し、又は所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する制御行為を記録し、記録された制御行為に基づいて前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は記録された制御行為に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む。
図14は本発明の実施例にかかるルーティング設備の構造模式図である。前記ルータ1900はスペック又は性能の違いによって比較的大きな差異が生じる可能性があり、一つ又は一つ以上の中央処理装置(central processing units,CPU)1922(例えば、一つ又は一つ以上のプロセッサ)と記憶装置1932、一つ又は一つ以上のアプリケーション1942又はデータ1944を記録する記憶媒体1930(例えば、一つ又は一つ以上の大容量記憶装置)を含むことができる。ここで、記憶装置1932と記憶媒体1930は短期記憶又は持久記憶で構わない。記憶媒体1930に記憶されたプログラムは一つ又は一つ以上のモジュール(図示せず)を含むことができ、各モジュールはルータに対する一連のコマンド操作を含むことができる。更に、中央処理装置1922を、記憶媒体1930と通信し、ルータ1900上で記憶媒体1930の一連のコマンド操作を実行するように設定することができる。
ルータ1900は一つ又は一つ以上の電源1926、一つ又は一つ以上の有線又は無線ネットワークインタフェース1950、一つ又は一つ以上の出入力インタフェース1958、一つ又は一つ以上のキーボード1956、及び/又は、一つ又は一つ以上のオペレーティングシステム1941、例えば、Windows(登録商標) Server,Mac OS(登録商標) X,Unix(登録商標),Linux(登録商標),FreeBSD(登録商標)等なども含むことができる。
当業者は明細書を検討し、ここで開示した発明を実践した後、本発明のその他の実施方案を容易に思いつくことができる。本願は本発明の全ての変更、用途又は適応性のある変化を含む。これらの変更、用途又は適応性のある変化は本発明の一般的な原理に従っており、本願において未開示の本技術分野における周知技術又は慣用技術手段を含む。
明細書及び実施例は例示的なものに過ぎず、本発明の真の範囲及び主旨は以下の特許請求の範囲によって示される。
本発明は、上記で説明した、また図面において示した精確な構造に限定されず、その範囲を逸脱しない前提のもとで種々の変更及び修正を行うことができることを理解すべきである。本発明の範囲は付された特許請求の範囲によってのみ限定される。
本願は出願番号が201410138935.6であり、出願日が2014年4月8日である中国特許出願に基づいてなされたものである。当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容は参照として本願で引用する。
本発明はスマートホーム技術分野に関わり、特にスマート端末制御方法、装置、プログラム及び記憶媒体に関わる。
関連する技術のスマートホームシステムにおいて、スマートホームにおけるスマート端末に対する遠隔制御装置は、非常に重要で且つ広範囲に応用される製品であり、あらゆる電器の制御に関する多くの機能が集中されたものであってもよい。スマートホームにおける全てのスマート端末を制御する必要があるため、遠隔制御装置には多くのボタンが備えられ、それぞれのボタンは対応する特定の状況で特定のスマート端末を制御する。ボタンが多すぎるため、電気回路の実現にあたって、それぞれのボタンの背後には多くの回路を接続する必要があり、それぞれのボタンを押した後、一連の操作が始動される。
遠隔制御装置には多すぎるボタンがあるため、ユーザは使用時、遠隔制御装置のそれぞれのボタンによって始動する操作を正確に理解する必要があるものの、多くのユーザにはそれができない。この様に遠隔制御装置の使用は複雑で、ユーザにとって操作が不便で、誤操作を起こしやすい。また、それぞれの状況及びそれぞれのスマート端末に対して対応するボタンがあるため、スマート端末の制御策を添加、修正又は削除する必要がある場合、操作はとても複雑である。従って、ユーザの既存のスマートホームに対する体験度は比較的に低くなる。
関連する技術に存在する問題を解決するために、本発明の実施例はスマート端末制御方法、装置、プログラム及び記憶媒体を提供する。
本発明実施例の第一形態によれば、スマート端末制御方法であって、現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む、スマート端末制御方法が提供される。
本発明の実施例が提供した技術方案は下記のような有益な効果を含むことができる。スマート端末の位置を取得することによって、予め設定した制御規則に基づいてスマート端末に対し自動制御を行う。これにより、ユーザのホーム内のスマート端末に対する制御は更に簡単、正確になり、ユーザのスマートホームの体験度は更に高くなる。
その他の実施例において、前記現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、周辺に向けて探測信号を送信し、スマート端末が前記探測信号に応じて返した応答信号を受信し、前記スマート端末が返した応答信号に基づいて、前記スマート端末と本端末との距離及び前記スマート端末の類型を特定することを含む。
その他の実施例において、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するステップは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、前記スマート端末に対応する所定の操作を取得し前記所定の操作に対応する所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信することを含む。
その他の実施例において、予めスマート端末の位置を設定することができる場合、スマート端末自体を制御する所定の操作を実行することができ、スマート端末の位置に基づいてその他スマート端末を制御する所定の操作を実行することもできる。こうすることで、ホーム内のスマート端末に対する制御は更に便利で手っ取り早く、且つユーザの実際のニーズに合致し、ユーザが多くの操作をしなくてもより素晴らしいスマートホーム体験を得ることができる。
その他の実施例において、前記現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、空間における本端末の相対位置を検出し、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定することを含む。
身近な設備又は移動端末を使って自体の位置及びその他スマート端末の位置を検出し、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するために使う。こうすることで、位置検出及び周辺のスマート端末の特定は更に便利で、手っ取り早くなる。
その他の実施例において、前記空間における本端末の相対位置を検出するステップは、本端末及び全てのスマート端末のためにネットワーク資源を提供するルーティング設備に向けて測位信号を送信し、前記ルーティング設備が返した、空間における本端末の相対位置を受信することを含み、前記相対位置は、前記ルーティング設備に対する相対位置及び/又は前記一つ又は複数のスマート端末に対する相対位置を含む。
ルータで身近な設備又は移動端末の位置を検出することも可能であり、これは更に便利で、正確である。更に、身近な設備というのは、機能を減少させると身近な設備の体積を小さくすることができ、これにより身近な設備が携帯し易くなり、ユーザの操作も更に少なく更に簡単になり、また身近な設備のコストを下げることもできる。
その他の実施例において、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を確認するステップは、空間における本端末の相対位置がルーティング設備に対する相対位置である場合、同一空間における前記スマート端末と前記ルーティング設備の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、空間における本端末の相対位置が前記スマート端末に対する相対位置である場合、それぞれの前記スマート端末と本端末との距離に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定することを含む。
ホームにおけるスマート家電とルータの位置は通常固定しているため、身近な設備及び移動端末の様な非固定設備は、ルータに対する相対位置又はその他スマート家電に対する相対位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定することができる。こうすることで、周辺のスマート端末の特定は更に簡単で便利になる。
その他の実施例において、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を確認するステップは、前記ルーティング設備に測位信号を送信した後、前記ルーティング設備が返す確認応答を受信することを含み、前記確認応答は、現在の本端末周辺のスマート端末に関する情報を含む。
ルータはホーム内における全てのスマート端末の位置を取得することができるため、ルータを使って現在ホーム内の任意のスマート端末周辺にあるスマート端末を特定することができ、こうすることで更に便利で正確になる。更に、腕時計等の身近な設備の機能を減少させ、身近な設備の体積を小さくすることができ、これにより身近な設備が携帯し易くなり、ユーザの操作も更に少なく更に簡単になり、また身近な設備のコストを下げることもできる。
その他の実施例において、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するステップは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信することを含み、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更するステップは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含むことを含む。
スマート端末の位置によるだけではなく、同時に現在の時間及び/又は環境情報と組み合わせることで、ホーム内のスマート端末に対する制御が更に正確で、ユーザの実際のニーズに更に合致し、ユーザのスマートホームに対する体験度を更に高めることができる。
その他の実施例において、前記方法は更に、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信する制御行為を記録、又は所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する制御行為を記録し、記録された制御行為に基づいて前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信、又は記録された制御行為に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む。
こうすることで、各種制御行為について学習して次回のスマート端末を制御する根拠にすることができ、これにより、スマート端末に対する制御はユーザの行動習慣に更に合致し、ユーザの実際のニーズに合致し、ユーザはスマートホームに対し更に優れた体験度を得ることができるようになる。
本発明の実施例の第二形態によれば、スマート端末制御装置であって、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するための特定モジュールと、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するためのコマンド送信モジュール、又は前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更するためのパラメータ設定モジュールとを含むスマート端末制御装置が提供される。
その他の実施例において、前記特定モジュールは、周辺に向けて探測信号を送信するための送信ユニットと、スマート端末が前記探測信号に応じて返した応答信号を受信するための受信ユニットと、前記スマート端末が返した応答信号に基づいて、前記スマート端末と本端末との距離及び前記スマート端末の類型を特定するための分析ユニットとを含む。
その他の実施例において、前記コマンド送信モジュールは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、前記スマート端末に対応する所定の操作を取得するための取得ユニットと、前記所定の操作に対応する所定のスマート端末に向けてパラメータ制御コマンドを送信するための送信ユニットとを含む。
その他の実施例において、前記特定モジュールは、空間における本端末の相対位置を検出するための検出ユニットと、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するための分析ユニットとを含む。
前記検出ユニットは、本端末及び全てのスマート端末のためにネットワーク資源を提供するルーティング設備に向けて測位信号を送信し、前記ルーティング設備が返した、空間における本端末の相対位置を受信するために使用される。前記相対位置は、前記ルーティング設備に対する相対位置及び/又は前記一つ又は複数のスマート端末に対する相対位置を含む。
その他の実施例において、前記分析ユニットは、空間における本端末の相対位置がルーティング設備に対する相対位置である場合、同一空間における前記スマート端末と前記ルーティング設備の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、空間における本端末の相対位置が前記スマート端末に対する相対位置である場合、それぞれの前記スマート端末と本端末との距離に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定するために使用される。
その他の実施例において、前記分析ユニットは、前記ルーティング設備に測位信号を送信した後、前記ルーティング設備が返す確認応答を受信することを含み、前記確認応答は、現在の本端末周辺のスマート端末に関する情報を含む。
その他の実施例において、前記コマンド送信モジュールは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するために使用され、前記パラメータ設定モジュールは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて自体のパラメータ設定を変更するために使用される。
その他の実施例において、前記装置は更に、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信する制御行為を記録し、又は所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する制御行為を記録するための記録モジュールと、記録された制御行為に基づいて前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するための前記コマンド送信モジュールと、記録された制御行為に基づいて自体のパラメータ設定を変更するための前記パラメータ設定モジュールとを含む。
本発明の実施例の第三形態によれば、スマートホームに応用される、スマート端末制御装置であって、プロセッサと、プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを含み、前記プロセッサは、現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更するように設定されている、スマート端末制御装置が提供される。
本発明の他の実施例において、プロセッサにより実行されることにより、前記スマート端末制御方法を実現することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明の他の実施例において、前記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
以上の一般説明及び以下の詳細説明は単なる例示及び解釈に過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
以下に図面と実施例を合わせて、本発明の技術方案に対して更なる詳細な説明を行う。
以下のここの図面は、明細書に合併されて明細書の一部分として明細書全体を構成し、本発明に合致する実施例を例示するとともに、明細書に合わせて本発明の原理を解釈するためのものである。
以下の図面は、本願の一部分として、本発明に対する更なる理解を図るためのものであって、明細書の一部を構成し、本発明の実施例と共に本発明を解釈し、本発明に対する限定として捉えてはいけない。
一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。
一つの例示的な実施例にかかる、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するフローチャートである。
他の例示的な実施例にかかるスマート端末の位置模式図である。
他の例示的な実施例にかかる、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するフローチャートである。
他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。
他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。
他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。
他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。
一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御装置の模式図である。
一つの例示的な実施例にかかる特定モジュールの模式図である。
一つの例示的な実施例にかかるコマンド送信モジュールの模式図である。
一つの例示的な実施例にかかる特定モジュールの模式図である。
一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御装置のブロック図である。
一つの例示的な実施例にかかるルータの説明ブロック図である。
上記の図面を通じて、本発明の明確な実施例を例示しているが、以下にさらに具体的な内容について記述する。これら図面及び記述は、本発明の趣旨の範囲を限定するためのものではなく、特定な実施例を参照することによって、本技術分野の当業者に本発明のコンセプトを理解させるためのものである。
本発明の目的、技術方案及び利点をさらに明確にするために、以下、図面を参照しながら本発明の実施例をさらに詳しく説明する。以下の記述において、参照する図面において、他に示されていない限り、異なる図面の同じ番号は、同じ又は同様の構成要素を示す。ここで、以下に説明する本発明の例示的な実施例、及びその説明は、ただ本発明を説明し解釈するためのものであって、本発明を制限するものではない、ことを理解すべきである。
本発明のそれぞれの実施例は、例えば腕時計やブレスレット等のような身近な設備、携帯電話やタブレットPC等のような移動端末、ルータ、又はスマートテレビやスマート冷蔵庫等のようなスマート家電等などの、各種スマート端末に応用することができる。身近な設備は赤外線方式でその他のスマート端末を検出及び制御することができる。移動端末又はルータはWiFi方式でその他のスマート端末を検出及び制御することができる。
図1は一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。図1に示すように、スマート端末制御方法は各種スマート端末に用いられ、以下のようなステップを含む。
ステップS11において、現在の本端末周辺のスマート端末を特定する。
ステップS12において、スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定(予め設定した)のパラメータ設定に基づいてスマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は、スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する。
例えば、本端末がルータである場合、ルータは携帯電話を介して本端末に接続することで該携帯電話が所定の安全区域内に位置することを特定する。この時、ルータは所定の操作を実行し、所定のスマート端末に例えば電灯をオンする、エアコンをオンする、カーテンを閉める等のためのパラメータ制御コマンドを送信し、又は携帯電話に例えば携帯電話のロック解除を取り消す等のためのパラメータ制御コマンドを送信することができる。該ルータは、更に携帯電話から常に送られてくる位置情報に基づいて、携帯電話が所定の安全区域内に到達したかどうかを判断することができる。
また、例えば、本端末が携帯電話である場合、携帯電話はホームにおけるルータを検出した場合、ホームは比較的プライベートな区域であるため、それを所定の安全区域として特定することができる。これにより、携帯電話は所定の安全区域に位置していることとなり、例えば携帯電話の隠し情報を表示情報に変更する等、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する。
また、例えば、本端末がブレスレット等のユーザが身に着ける装着可能な設備である場合、スマート家電を検出することによって、該スマート端末のオン等の操作を制御することができる。例えば、ユーザがブレスレットを身に着けてテレビの前に移動すると、ブレスレットが該テレビを検出してから、該テレビに向けてオン(電源をオン)するコマンドを送信する。検出されたスマート端末が多数である場合、該多数のスマート端末の入力を制御することができる。又は、スマート端末とブレスレットの距離に基づいてどのスマート端末に電源を入れるコマンドを送信するか特定することができる。また、例えば、本端末が腕時計等の身近な設備である場合、携帯電話から本端末までの距離が安全区域内であることが検出されれば、携帯電話に自体のロック状態を解除するパラメータ制御コマンドを送信することもできる。また、相応して、本端末が携帯電話である場合、所定の設備(例えばスマートブレスレット)から本端末までの距離が安全区域内であることが検出された場合、自体のパラメータ設定を変更することができる。
本実施例において、スマート端末の位置を取得することによって、予め設定した制御ルールに基づいてスマート端末に対し自動制御を行う。これにより、ユーザのホーム内のスマート端末に対する制御はより簡単、正確になり、ユーザのスマートホームの体験度は更に高くなる。
図2は一つの例示的な実施例にかかる、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するフローチャートである。図2に示すように、一つの実施例におけるステップS11において、現在の本端末周辺のスマート端末の特定は以下のステップを含むことができる。
ステップS21において、周辺に向けて探測信号を送信する。
ステップS22において、スマート端末が探測信号に基づいて返した応答信号を受信する。
ステップS23において、スマート端末が返した応答信号に基づいて、スマート端末と本端末との距離及び前記スマート端末の類型を特定する。
例えば、図3に示すように、ルータは放射形式でホームのスマート端末(例えばスマートカーテン、スマートドア、スマートテレビ、スマート点灯等)に探測信号を送信することができる。スマート端末は探測信号を受信した後、応答信号をルータに返し、ルータは受信した応答信号に基づいてスマート端末とルータ自身との間の距離を特定するとともに、スマート端末の類型を特定することができる。例えば、スマート端末のポート番号を特定することによって、スマート端末の類型を特定することができる。腕時計、ブレスレット等の身近な設備及び移動端末等もこのような方法で現在の本端末周辺のスマート端末を特定することができる。
一つの実施例において、ルータ又は移動端末について、ステップS12は、スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、スマート端末に対応する所定の操作を取得し、所定の操作に対応する所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信することを含む。
一般的な状況において、携帯電話等の移動端末又は腕時計等の身近な設備はユーザに携帯されており、移動端末又は身近な設備の位置がユーザの居場所であると見なすことができる。
一つの適用状況において、ルータは、携帯電話が例えばリビングルームのようなホームのある場所に位置していることを検出した場合、携帯電話に対応する所定の操作を取得する。ルータは、ユーザがリビングルームで携帯電話を携帯してることを検出した場合、この状況においてどのスマート家電を制御して操作を実行するか取得する。例えば、ルータがスマートテレビにパラメータ制御コマンドを送信し、スマートテレビをオンするように制御する。勿論、所定の操作に対応する所定のスマート端末は二つ又は二つ以上であってもよい。
一つの実施例において、予めスマート端末の位置を設定することができる場合、スマート端末自体を制御する所定の操作を実行することができるし、スマート端末の位置に基づいてその他スマート端末を制御する所定の操作を実行することもできる。こうすることで、ホーム内のスマート端末に対する制御は更に便利で手っ取り早く、且つユーザの実際のニーズに合致し、ユーザが多くの操作をしなくてもより素晴らしいスマートホーム体験を得ることができる。
図4は他の例示的な実施例にかかる、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するフローチャートである。図4に示すように、身近な設備及び移動端末のような非固定的な設備について、ステップS11において、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、空間における本端末の相対位置を検出するステップS41と、同一空間におけるスマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップS42を含む。
例えば、図3と組み合わせて示されるように、もしユーザが腕時計を携帯してホームを歩いているとしたら、腕時計は空間における自体の相対位置を検出し、ルータ及びスマート家電等のようなホーム内で固定位置を有する設備に対して、腕時計は検出したルータ及びスマート家電などの固定位置に基づいて、現在の腕時計周辺のスマート端末を特定する。勿論、ルータも該方法で現在のルータ周辺のスマート端末を特定することができる。ルータとスマート家電の位置は比較的に固定しているため、相対位置又は固定位置を一度だけ特定すればよい。
その他の実施例において、身近な設備又は移動端末が自体の位置及びその他スマート端末の位置を検出し、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するために用いられる。こうすることで、位置検出及び周辺のスマート端末の特定は更に便利で、手っ取り早くなる。
その他の実施例において、身近な設備及び移動端末のような非固定設備について、空間における本端末の相対位置を検出するステップS41は、本端末及び全てのスマート端末のためにネットワーク資源を提供するルーティング設備へ測位信号を送信し、ルーティング設備が返した、空間における本端末の相対位置を受信することを含み、相対位置には、前記ルーティング設備に対する相対位置及び/又は前記一つ又は複数のスマート端末に対する相対位置が含まれる。
例えば、腕時計はホーム内のルータに測位信号を送信し、ルータは測位信号を受信した後、図2に示すような方法でホームにおける腕時計の相対位置を特定し、該相対位置を腕時計に返すことができる。こうすることで、腕時計はホームにおける自体の相対位置を取得することができる。
その他の実施例において、ルータで身近な設備又は移動端末の位置を検出することも可能であり、これは更に便利で、正確である。更に、身近な設備とは、機能を減少させると身近な設備の体積を小さくすることができ、さらに身近な設備が携帯し易くなり、ユーザの操作も更に少なく更に簡単になり、また、身近な設備のコストを下げることもできる。
その他の実施例において、身近な設備及び移動端末のような非固定設備について、同一空間におけるスマート端末の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップS42は、空間における本端末の相対位置がルーティング設備に対する相対位置である場合、同一空間におけるスマート端末とルーティング設備の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、空間における本端末の相対位置がスマート端末に対する相対位置である場合、それぞれのスマート端末と本端末との距離に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定することを含む。
例えば、腕時計はそれ自体とルータの相対位置、及び、スマート家電とルータの固定位置に基づいて、現在の腕時計周辺のスマート家電を特定することができる。又は、腕時計はそれ自体とスマート家電の相対位置、及び、スマート家電それぞれからの距離に基づいて、現在の腕時計周辺のスマート家電を特定することができる。
通常に、ホームにおけるスマート家電とルータの位置は固定しているため、身近な設備及び移動端末のような非固定設備は、ルータに対する相対位置又はその他のスマート家電に対する相対位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定することができる。こうすることで、周辺のスマート端末の特定は更に簡単で便利になる。
その他の実施例において、ルータでその他スマート端末周辺の設備を特定することができ、同一空間におけるスマート端末の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップS42は、ルーティング設備に測位信号を送信した後、ルーティング設備が返した、現在の本端末周辺のスマート端末に関する情報を含む確認応答を受信すること、を含むことができる。
例えば、腕時計がルータに測位信号を送信し、ルータが測位信号を受信した後、ホームにおける腕時計の相対位置に基づいて、ホームにおけるその他のスマート家電の固定位置又はその他のスマート家電とルータの相対位置に基づいて、現在の腕時計周辺のスマート家電を特定し、現在の腕時計周辺のスマート家電の情報を含む確認応答を腕時計に送信する。
ルータがホームにおける全てのスマート端末の位置を取得することができるため、ルータで現在のホームにおける任意のスマート端末周辺にあるスマート端末を特定することができるので、更に便利で正確になる。更に、腕時計等の身近な設備の機能を減少させ、身近な設備の体積を小さくすることができ、さらに身近な設備が携帯し易くなり、ユーザの操作も更に少なく更に簡単になり、身近な設備のコストを下げることもできる。
室内のスマート端末の数は比較的多く、リビングルームには電灯、エアコン、テレビ、オーディオ、カーテンなど等があり、ベッドルームには電灯、エアコン、テレビ、カーテン等がある。このため、スマート端末の位置にのみ基づいてどのスマート端末を制御して操作を実行するかを特定することは、ユーザの実際のニーズに合致しない可能性がある。例えば、23:00に携帯電話がベッドルームにあることを検出した場合、ユーザは電灯又はテレビをオンしたくないかもしれないし、リビングルームの温度が30℃の場合、ユーザはテレビ又はオーディオをオンするよりも、エアコンをオンしたいのかもしれない。従って、スマート端末を制御する際、時間と環境要素を考慮する必要がある。
その他の実施例における、ステップS12において、スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は、スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて自体のパラメータ設定を変更する。
ここで、環境情報は室内の温度、湿度、明るさ、ノイズ値等などを含むことができる。
例えば、携帯電話がリビングルームにあることが検出され、現在の時間が20:00である場合、身近な設備又はルータはリビングルームの電灯にコマンドを送信し、電灯をオンするように制御することができる。または、リビングルームの温度が30℃であることが検出された場合、身近な設備又はルータはリビングルームのエアコンにコマンドを送信し、エアコンをオンするように制御することができる。または、携帯電話がリビングルームにあることが検出され、現在の時間が8:30で、リビングルームの温度が28℃である場合、ユーザがまもなくホームを出発して出勤する可能性があることを考慮して、リビングルームのエアコンをオンしない。または、携帯電話がベッドルームに位置していることが検出され、現在の時間が23:00で、ベッドルームの温度が30℃である場合、リビングルームの電灯を消し(オフ)、ベッドルームのエアコンをオンする。または、携帯電話がベッドルームに位置していることが検出され、現在の時間が23:00である場合、携帯電話は自動的に自体をサイレントモードに設定することができる。
現在の時間及び/又は環境情報に基づいて、異なる状況に対し異なる設定を行うことができ、ここでは繰り返し説明しない。
こうすることで、スマート端末の位置だけではなく、同時に現在の時間及び/又は環境情報と組み合わせることで、ホーム内のスマート端末に対する制御が更に正確で、ユーザの実際のニーズに更に合致し、ユーザのスマートホームに対する体験度を更に高めることができる。
その他の実施例において、該スマート端末制御方法の実施例は更に、スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信する制御行為を記録し、又は所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する制御行為を記録し、記録された制御行為に基づいてスマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は記録された制御行為に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む。
例えば、制御行為を記録することで、携帯電話が20:00にリビングルームに位置していることが検出された場合に通常にテレビと電灯をオンすることが記録されたので、携帯電話が20:00にリビングルームに位置していることが再び検出された場合、テレビと電灯にパラメータ制御コマンドを送信する。または、制御行為を記録することで、携帯電話が23:00にベッドルームに位置していることが検出された場合に携帯電話は通常サイレントモードに設定されることが記録されたので、携帯電話が23:00にベッドルームにあることが再び検出された場合、携帯電話自体のパラメータ設定を変更する。
記録する制御行為は、少なくとも、毎回制御するスマート端末及び制御時間を含むことができる。
次回のスマート端末に対する制御の根拠にするために、各種制御行為について学習することができ、こうすることで、スマート端末に対する制御はユーザの行動習慣に更に合致し、ユーザの実際のニーズに合致し、ユーザはスマートホームに対し更に優れた体験度を得ることができるようになる。
以下では本発明の実施例におけるいくつかの実際の適用状況について詳細な説明を行う。
図5は他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。図5に示すように、一つの実施例において、ルータは携帯電話がルーティングを接続/切断したかどうかを判断することで、スマート家電に所定の操作を実行させるように制御する。
ステップS501において、ルータは携帯電話が接続したかどうかを検出し、接続している場合にはステップ502を実行し、接続していない場合にはステップ505を実行する。
ステップS502において、ルータは現在の時間が19:00であり、室内温度が30℃であることを検出し、記録された制御行為ログを取得する。
ステップS503において、ルータは現在の時間、室内温度及び制御行為ログに基づいて、テレビ、エアコン及び給湯器をオンするように制御する。
ステップS504において、ルータは制御行為を記録し、プロセスを終了する。
ステップS505において、携帯電話がルータとの接続を切断した時間を記録する。
ステップS506において、携帯電話がルータとの接続を切断した時間が1時間を越えたかどうかを判断し、超えた場合にはステップS507を実行し、超えなかった場合にはステップS505を実行する。
ステップS507において、電灯、テレビ、エアコン及び給湯器が依然として作動されている状態にある場合、ルータは電灯、テレビ、エアコン及び給湯器をオフするように制御し、ステップ504を実行する。
ルータは、携帯電話がルーティングを接続/切断したかどうかを通じて、ユーザがホームに到着又はホームから外出したかどうかを判断し、更に所定のパラメータ設定に基づいて、ホームのスマート家電にパラメータ制御コマンドを送信することで、スマート家電に所定の操作を実行させるように制御する。
図6は他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。図6に示すように、一つの実施例において、ブレスレット、腕時計等の身近な設備は、所定のパラメータ設備に基づいて、その周辺のスマート家電等に所定の操作を実行させるように制御する。
ステップS601において、ブレスレットは放射形式で探測信号を送信する。
ステップS602において、ブレスレットは複数のスマート家電が返した応答信号を受信する。
ステップS603において、ブレスレットはエアコン、給湯器及びテレビが返した応答信号を特定し、エアコンとブレスレットとの間の距離は3メートルで、給湯器とブレスレットとの間の距離は6メートルで、テレビとブレスレットとの間の距離は4メートルであることを特定する。
ステップS604において、ブレスレットは現在の時間が19:00であり、室内温度が30℃であることを検出する。
ステップS605において、ブレスレットはスマート家電との間の距離、現在の時間及び室内温度に基づいて、エアコンとテレビをオンするように制御することを特定する。
本実施例において、ブレスレットはスマート家電との間の距離、現在の時間及び室内温度のうちの少なくとも一つのパラメータに基づいて、どのスマート家電をオンするように制御するかを決めることもできる。勿論ながら、その他の要素を、どのスマート家電をオンするように制御するかを決める根拠としてもよい。
図7は他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。図7に示すように、一つの実施例において、携帯電話はそれ自体がブレスレット、腕時計等の身近な設備又はルータの安全範囲内に位置していることを検出した場合、自体のパラメータ設定を変更し、これにより所定の操作を実行する。
ステップS701において、携帯電話はその周辺のスマート端末を特定する。
ステップS702において、携帯電話はそれ自体がブレスレット又はルータの安全範囲に位置しているかどうかを判断し、位置している場合にはステップS703を実行し、位置していない場合にはステップS704を実行する。
ステップS703において、携帯電話はスクリーンロック解除の操作を実行する。
ステップS704において、終了する。
携帯電話がブレスレットの安全範囲に位置している場合、即ち、ブレスレットを携帯しているユーザが携帯電話に接触した場合、携帯電話は自動的にスクリーンロック解除の操作を実行することができ、ユーザが使用し易くする。また、携帯電話がルータの安全範囲に位置している場合、即ち、携帯電話を携帯しているユーザがホームに帰宅した可能性がある場合、携帯電話はスクリーンロック解除以外に、例えば少額の支払いについては、ユーザがパスワード入力の必要がなく支払い可能なように、自体のその他設定を変更、又は、例えば仕事のスケジュール、アドレス帳等のような、携帯電話の隠されたプライベート情報を表示することもできる。
図8は他の例示的な実施例にかかるスマート端末制御方法のフローチャートである。図8に示すように、一つの実施例において、スマートテレビはそれ自体がブレスレット等の身近な設備の安全範囲内に位置していることを検出した場合、スマートテレビは自体のパラメータ設定を変更する。
ステップS801において、スマートテレビは現在の本端末周辺のスマート端末を特定する。
ステップS802において、スマートテレビは自体がブレスレットの安全範囲に位置しているかどうかを判断し、位置している場合にはステップS803を実行し、位置していない場合にはステップS804を実行する。
ステップS803において、スマートテレビの電源が切られた状態の場合、自動的に電源が入り(オン)、プロセスは終了する。
ステップS804において、スマートテレビの電源が入っている(オン)場合、自動的に電源が切られ(オフ)、プロセスは終了する。
通常、身近な設備がユーザに携帯され、スマートテレビのようなスマート家電は身近な設備に対する相対位置に基づいてユーザが近くにいるかどうかを判断し、これにより自動的に電源を入れる又は電源を切る(オン・オフ)操作を実行する。
本発明のスマート端末制御方法の応用は上述した状況に限定されない。各種状況を考慮して、スマートホームのそれぞれのスマート端末に対し総合設定を行うことができ、ホーム内のスマート端末に対する制御が更に正確で、ユーザの実際のニーズに更に合致し、ユーザのスマートホームに対する体験度を更に高めることができる。
図9は一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御装置の模式図である。図9に示すように、該装置90はスマートホームに適用され、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するための特定モジュール91と、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するためのコマンド送信モジュール92と、又は前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更するためのパラメータ設定モジュール93と、を含む。
図10は一つの例示的な実施例にかかる特定モジュールの模式図である。図10に示すように、その他の実施例において、特定モジュール91は、周辺へ探測信号を送信するための送信ユニット911と、スマート端末が前記探測信号に応じて返した応答信号を受信するための受信ユニット912と、前記スマート端末が返した応答信号に基づいて、前記スマート端末と本端末との距離及び前記スマート端末の類型を特定するための分析ユニット913と、を含む。
図11は一つの例示的な実施例にかかるコマンド送信モジュールの模式図である。図11に示すように、その他の実施例において、コマンド送信モジュール92は、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、前記スマート端末に対応する所定の操作を取得するための取得ユニット921と、前記所定の操作に対応する所定のスマート端末に対しパラメータ制御コマンドを送信するための送信ユニット922と、を含む。
図12は一つの例示的な実施例にかかる特定モジュールの模式図である。図12に示すように、その他の実施例において、特定モジュール91は、空間における本端末の相対位置を検出するための検出ユニッ911'と、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するための分析ユニット912'とを含む。
その他の実施例において、検出ユニット911'は、本端末及び全てのスマート端末のためにネットワーク資源を提供するルーティング設備に向けて測位信号を送信し、前記ルーティング設備が返した、空間における本端末の相対位置を受信するために使用される。前記相対位置は、前記ルーティング設備に対する相対位置及び/又は前記一つ又は複数のスマート端末に対する相対位置を含む。
その他の実施例において、分析ユニット912'は、空間における本端末の相対位置がルーティング設備に対する相対位置である場合、同一空間における前記スマート端末と前記ルーティング設備の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、空間における本端末の相対位置が前記スマート端末に対する相対位置である場合、それぞれの前記スマート端末と本端末との距離に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定するために使用される。
その他の実施例において、分析ユニット912'は、前記ルーティング設備に測位信号を送信した後、前記ルーティング設備が返す確認応答を受信する。前記確認応答は、現在の本端末周辺のスマート端末に関する情報を含む。
その他の実施例において、コマンド送信モジュール92は、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するために使用される。
また、前記パラメータ設定モジュール93は、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて自体のパラメータ設定を変更するために使用される。
その他の実施例において、前記装置90は更に、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信する制御行為を記録し、又は所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する制御行為を記録するための記録モジュール94と、記録された制御行為に基づいて前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するためのコマンド送信モジュール92と、記録された制御行為に基づいて自体のパラメータ設定を変更するためのパラメータ設定モジュール93と、を含む。
上述した実施例における装置に関しては、それぞれのモジュールが操作を実行する具体的な方法は既に関連する実施例において詳細な説明を行っており、ここでは繰り返し説明しない。
図13は一つの例示的な実施例にかかるスマート端末制御装置1000のブロック図である。例えば、装置1000は、携帯電話、コンピューター、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、パーソナルデジタルアシスタント等であってもよい。
図13によれば、装置1000は、処理ユニット(プロセスアセンブリ)1002、メモリ1004、電源ユニット1006、マルチメディアユニット1008、オーディオユニット1010、入力/出力(I/O)のインタフェース1012、センサユニット1014、及び通信ユニット1016の一つ又は複数ユニットを含むことができる。
処理ユニット1002は、通常の場合、例えば表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作と関わりのある、装置1000の全ての操作を制御する。処理ユニット1002は一つ又は複数のプロセッサ1020でコマンドを実行することができ、これにより、上述した方法の全部又は一部ステップを完成する。また、処理ユニット1002はその他ユニットとのやり取りをするため、一つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理ユニット1002はマルチメディアユニット1008とのやり取りをするため、マルチメディアモジュールを含むことができる。
メモリ1004は装置1000において、操作を実行するため、各種のデータを記憶するように配置されている。これらのデータの例示は、装置1000において操作する任意のアプリケーションプログラム又は方法のコマンド、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、映像等を含む。メモリ1004は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に書き込みと消去が可能なROM(EEPROM)、電気的に書き込み可能なROM(EPROM)、書き込み可能メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスク等の全ての類型の揮発性もしくは不揮発性メモリ、又はそれらの組み合わせにより実現することができる。
電源ユニット1006は装置1000における各種ユニットに給電する。電源ユニット1006は電源管理システム、一つ又は複数の電源、およびその他の装置1000のため、電力の生成、管理及び分配と関連するユニットを含むことができる。
マルチメディアユニット1008は、前記装置1000とユーザとの間で出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例において、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するために、スクリーンはタッチスクリーンとして実現することができる。タッチ、スワイプ及びタッチパネル上の手の動きを感知するために、タッチパネルは一つ又は複数のタッチセンサを含んでいる。前記タッチセンサはタッチ又はスワイプ操作の境目を感知するだけでなく、前記タッチ又はスワイプ操作の持続時間及び圧力も感知する。一部の実施例において、マルチメディアユニット1008は一つのフロントカメラ及び/又はバックカメラを含む。装置1000が、例えば撮影モード又は映像モードなどの操作モードにある場合、フロントカメラ及び/又バックカメラは外部のマルチメディアデータを受信することができる。それぞれのフロントカメラ及びバックカメラは一つの固定の光学レンズシステム又は、焦点距離及び光学ズーム機能を有するものであってもよい。
オーディオユニット1010はオーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置されている。例えば、オーディオユニット1010は一つのマイクロフォン(MIC)を含んでおり、装置1000が呼び出しモード、記録モード及び音声認識モードのような操作モードにある場合、マイクロフォンは外部のオーディオ信号を受信するように配置されている。受信したオーディオ信号は更にメモリ1004に記憶されるか、又は通信ユニット1016を経由して送信することができる。一部の実施例において、オーディオユニット1010は更に一つの、オーディオ信号を出力するためのスピーカーを含む。
I/Oインタフェース1012は、処理ユニット1002と周辺インタフェースモジュールの間でインタフェースを提供し、上述した周辺インタフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンにはホームページボタン、音量ボタン、起動ボタン及びロックボタンが含まれるが、これに限定されない。
センサユニット1014は、装置1000に各方面の状態の評価を提供するために、一つ又は複数のセンサを含んでいる。例えば、センサユニット1014は装置1000のオン/オフ状態、ユニットの相対位置を感知することができる。前記ユニットは例えば、装置1000のディスプレイ及びキーパッドであってもよく、センサユニット1014は更に、装置1000又は装置1000の一つのユニットの位置変化、ユーザと装置1000の接触の有無、装置1000の方位又は加速/減速及び、装置1000の温度変化を検出することができる。センサユニット1014は接近センサを含むことができ、これは如何なる物理的接触がない場合においても付近の物体の存在を検出するように配置されている。センサユニット1014は更に、イメージング応用において使用される、CMOS又はCCDイメージセンサのような光センサを含むことができる。一部の実施例において、該センサユニット1014は更に、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサを含むことができる。
通信ユニット1016は、装置1000がその他設備と有線又は無線方式の通信をするように配置されている。装置1000は、例えばWiFi、2G若しくは3G、又はそれらの組み合わせなどの、通信規格に準拠した無線ネットワークに接続することができる。一つの例示的な実施例において、通信ユニット1016は放送チャンネルを経由して、外部の放送管理システムからの放送信号又は、放送関連情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信ユニット1016は更に近距離通信を促進するための近距離無線通信(NFC)モジュールを含んでいる。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及びその他の技術に基づき、実現することが可能である。
例示的な実施例において、装置1000は一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はその他の電子デバイスにより実現することができ、上述した方法を実行するために使用される。
例示的な実施例において、例えばコマンドを含むメモリ1004のような、コマンドを含む非臨時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、上述したコマンドは装置1000のプロセッサ1020によって実行されることで上述した方法を完成することができる。例えば、前記非臨時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。
非臨時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体に記録されたコマンドが移動端末のプロセッサによって実行されるとき、移動端末がスマート端末制御方法を実行できるようにするが、当該方法は、現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む。
その他の実施例において、前記現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、周辺に向けて探測信号を送信し、スマート端末が前記探測信号に応じて返した応答信号を受信し、前記スマート端末が返した応答信号に基づいて、前記スマート端末と本端末との距離及び前記スマート端末の類型を特定することを含む。
その他の実施例において、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するステップは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、前記スマート端末に対応する所定の操作を取得し、前記所定の操作に対応する所定のスマート端末に対しパラメータ制御コマンドを送信することを含む。
その他の実施例において、前記現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、空間における本端末の相対位置を検出し、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定することを含む。
その他の実施例において、前記空間における本端末の相対位置を検出するステップは、本端末及び全てのスマート端末のためにネットワーク資源を提供するルーティング設備に向けて測位信号を送信し、前記ルーティング設備が返した、空間における本端末の相対位置を受信することを含んでおり、前記相対位置は、前記ルーティング設備に対する相対位置及び/又は前記一つ又は複数のスマート端末に対する相対位置を含む。
その他の実施例において、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、空間における本端末の相対位置がルーティング設備に対する相対位置である場合、同一空間における前記スマート端末と前記ルーティング設備の固定位置に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定し、空間における本端末の相対位置が前記スマート端末に対する相対位置である場合、それぞれの前記スマート端末と本端末との距離に基づいて現在の本端末周辺のスマート端末を特定することを含む。
その他の実施例において、同一空間における前記スマート端末の固定位置に基づいて、現在の本端末周辺のスマート端末を特定するステップは、前記ルーティング設備に測位信号を送信した後、前記ルーティング設備が返す確認応答を受信することを含み、前記確認応答は、現在の本端末周辺のスマート端末に関する情報を含む。
その他の実施例において、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信するステップは、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信することを含み、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更するステップは、その他の実施例において、前記スマート端末が所定の安全区域内に位置している場合、現在の時間及び/又は環境情報に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む。
その他の実施例において、前記方法は更に、前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信する制御行為を記録し、又は所定のパラメータ設定に基づいて自体のパラメータ設定を変更する制御行為を記録し、記録された制御行為に基づいて前記スマート端末又は所定のスマート端末にパラメータ制御コマンドを送信し、又は記録された制御行為に基づいて自体のパラメータ設定を変更することを含む。
図14は本発明の実施例にかかるルーティング設備の構造模式図である。前記ルータ1900はスペック又は性能の違いによって比較的大きな差異が生じる可能性があり、一つ又は一つ以上の中央処理装置(central processing units,CPU)1922(例えば、一つ又は一つ以上のプロセッサ)と記憶装置1932、一つ又は一つ以上のアプリケーション1942又はデータ1944を記録する記憶媒体1930(例えば、一つ又は一つ以上の大容量記憶装置)を含むことができる。ここで、記憶装置1932と記憶媒体1930は短期記憶又は持久記憶で構わない。記憶媒体1930に記憶されたプログラムは一つ又は一つ以上のモジュール(図示せず)を含むことができ、各モジュールはルータに対する一連のコマンド操作を含むことができる。更に、中央処理装置1922を、記憶媒体1930と通信し、ルータ1900上で記憶媒体1930の一連のコマンド操作を実行するように設定することができる。
ルータ1900は一つ又は一つ以上の電源1926、一つ又は一つ以上の有線又は無線ネットワークインタフェース1950、一つ又は一つ以上の出入力インタフェース1958、一つ又は一つ以上のキーボード1956、及び/又は、一つ又は一つ以上のオペレーティングシステム1941、例えば、Windows(登録商標) Server,Mac OS(登録商標) X,Unix(登録商標),Linux(登録商標),FreeBSD(登録商標)等なども含むことができる。
当業者は明細書を検討し、ここで開示した発明を実践した後、本発明のその他の実施方案を容易に思いつくことができる。本願は本発明の全ての変更、用途又は適応性のある変化を含む。これらの変更、用途又は適応性のある変化は本発明の一般的な原理に従っており、本願において未開示の本技術分野における周知技術又は慣用技術手段を含む。
明細書及び実施例は例示的なものに過ぎず、本発明の真の範囲及び主旨は以下の特許請求の範囲によって示される。
本発明は、上記で説明した、また図面において示した精確な構造に限定されず、その範囲を逸脱しない前提のもとで種々の変更及び修正を行うことができることを理解すべきである。本発明の範囲は付された特許請求の範囲によってのみ限定される。