JP2016520098A - ピリミジン環を含む二環式誘導体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピリミジン環を含む二環式化合物誘導体またはその薬学的に許容される塩、その製造方法、それを含む薬学的組成物、及びその用途を提供する。【解決手段】本発明に係るピリミジン環を含む二環式化合物誘導体またはその薬学的に許容される塩は、5−HT4レセプターアゴニストとして作用することにより、胃腸管運動障害、例えば、逆流性食道炎(GERD)、便秘、過敏性腸症候群、消化不良、術後イレウス、胃排出遅延症、胃麻痺症、偽性腸閉塞症、薬物誘発性通過遅延症、または糖尿病性胃アトニーなどの消化器系疾患の予防または治療に有用に適用できる。【選択図】なし

Description

本発明は、新規の5−HTレセプターアゴニスト(agonist)に係り、より詳しくは、5−HTレセプターアゴニストの活性を有する新規のピリミジン環を含む二環式誘導体またはその薬学的に許容される塩、その製造方法、それを含む薬学的組成物、及びその用途に関する。
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン、5−HT)は、中枢神経系と末梢神経系の両方において、身体中に広範囲に分布している神経伝達物質である。人体に存在するセロトニンは、95%が消化管で発見され、残りの5%は脳で発見される。セロトニンレセプターは、腸神経、腸クロム親和性細胞、消化管平滑筋、免疫組織などに存在しており、セロトニンレセプター亜型には5−HT、5−HT、5−HT、5−HT、5−HT、5−HTがある。これらの様々なレセプターとセロトニンとの相互作用は、様々な生理学的機能に繋がっており、特定のセロトニンレセプター亜型を標的とする治療剤の開発に実質的な関心が寄せられてきた。具体的には、5−HTレセプターの解明及びこれらと相互作用する薬学的物質の確認が最近重要な活動の核心となっている(Langlois and Fischmeister, J. Med. Chem. 2003, 46, 319−344)。
現在までの研究の結果、5−HTレセプターアゴニストは胃腸管運動障害の治療に有用であることが判明した。胃腸管運動障害が発生した場合、過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome、IBS)、便秘、消化不良、胃排出遅延症(delayed gastric emptying)、逆流性食道炎(gastroesophageal reflux disease、GERD)、胃麻痺症、術後イレウス(post−operative ileus)、 偽性腸閉塞症(intestinal pseudo−obstruction)、及び薬物誘発性通過遅延症(drug−induced delayed transit)などの症状が現れることがある。
代表的な5−HTレセプターアゴニストは、アミノグアニジン誘導体であるテガセロッド(Tegaserod、米国登録特許第5510353号)、ベンゾフランカルボキサミド誘導体であるプルカロプリド(Prucalopride、欧州登録特許第0445862号)、ベンズアミド誘導体であるシサプリド(Cisapride、米国登録特許第4962115号)、モサプリド(Mosapride、欧州登録特許第0243959号)などが開示されている。これらの化合物は胃腸管運動を刺激するものと知られている。
本発明者は、ピリミジン環を含む様々な二環式誘導体が5−HTレセプターアゴニストとして作用することにより、胃腸管運動障害の予防または治療に有用であることを見出した。
よって、本発明は、前述したピリミジン環を含む二環式誘導体またはその薬学的に許容される塩、その製造方法、それを含む薬学的組成物、及びその用途を提供する。
本発明の一態様によれば、ピリミジン環を含む二環式誘導体またはその薬学的に許容される塩が提供される。
本発明の他の態様によれば、前記ピリミジン環を含む二環式誘導体またはその薬学的に許容される塩の製造方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、前記ピリミジン環を含む二環式誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含む、胃腸管運動障害の予防または治療用薬学的組成物が提供される。
本発明の別の態様によれば、胃腸管運動障害の予防または治療のための薬剤の製造における使用のための、前記ピリミジン環を含む二環式誘導体またはその薬学的に許容される塩の用途が提供される。
本明細書において、用語「アルキル(alkyl)」は、直鎖状または分岐状の炭化水素ラジカルを意味する。例えば、C−Cアルキルは、1〜6個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素であって、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ネオペンチル、イソペンチルなどをすべて含む。
また、用語「アルコキシ(alkoxy)またはアルキルオキシ(alkyloxy)」は、ヒドロキシ基の水素原子がアルキルで置換されたラジカルを意味し、例えば、C−Cアルコキシはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、イソプロポキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ネオペンチルオキシ、イソペンチルオキシなどをすべて含む。
新規化合物
化学式1の化合物
本発明は、ピリミジン環を含む二環式誘導体である下記化学式1の化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する:
<化学式1>
式中、
は、フェニル基;またはピリジン基(前記フェニル基またはピリジン基は、ハロゲン、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−5アルキル、ハロゲンで置換されたC1−5アルキル、C1−5アルコキシ、ハロゲンで置換されたC1−5アルコキシ、及びヒドロキシよりなる群から選ばれた一つ以上の置換基で置換されても置換されなくてもよい)であり、
は、互いに独立して、水素;ハロゲン;アミノ;モノ−またはジ−C1−5アルキルアミノ;ニトロ;シアノ;C1−5アルキル;ハロゲンで置換されたC1−5アルキル;C1−5アルコキシ;ハロゲンで置換されたC1−5アルコキシ;C1−5アルコキシカルボニル;ヒドロキシ;またはヒドロキシカルボニルであり、
は、下記化学式I乃至IIIよりなる群から選ばれた置換基であり、
は、C1−5アルキル;フェニル、チオフェン(前記フェニル基またはチオフェン基はハロゲン、アミノ、C1−5アルキル、C1−5アルコキシ、及びヒドロキシよりなる群から選ばれた一つ以上の置換基で置換されても置換されなくてもよい)、またはジC1−5アルキルアミノ基で置換されたC1−5アルキル;またはC1−5アルコキシであり、
とR’は、互いに独立して、水素;C1−8アルキル;フェニルまたはC3−8シクロアルキルで置換されたC1−8アルキル(前記フェニル基は、ハロゲン、アミノ、C1−5アルキル、C1−5アルコキシ及びヒドロキシよりなる群から選ばれた一つ以上の置換基で置換されても置換されなくてもよい);またはC3−8シクロアルキルであり、
環Aは、C5−6シクロアルキル;フェニル;または窒素原子を含む5員乃至6員のヘテロアリールであり、
mは1または2であり、
nは0〜2である。
また、本発明の好適な態様によれば、前記化学式中、
は、フェニル基;またはピリジン基(前記フェニル基またはピリジン基はハロゲン、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−5アルキル、ハロゲンで置換されたC1−5アルキル、及びC1−5アルコキシよりなる群から選ばれた一つ以上の置換基で置換されても置換されなくてもよい)であり、
は、互いに独立して、水素;ハロゲン;C1−5アルキル;ハロゲンで置換されたC1−5アルキル;またはC1−5アルコキシであり、
は、下記化学式I乃至IIIよりなる群から選ばれた置換基であり、
は、C1−5アルキル;フェニル、チオフェン、またはジC1−5アルキルアミノ基で置換されたC1−5アルキル;またはC1−5アルコキシであり、
とR’は、互いに独立して、水素;C1−8アルキル;フェニルまたはC3−8シクロアルキルで置換されたC1−8アルキル;またはC3−8シクロアルキルであり、
環Aは、C5−6シクロアルキル;フェニル;または窒素原子を含む5員乃至6員のヘテロアリールであり、
mは1または2であり、
nは0〜2である。
また、前記化学式中、RまたはRのハロゲンで置換されたC1−5アルキルはトリフルオロメチルであることが好ましく、RのC1−5アルコキシはメトキシであることが好ましく、RのC1−5アルキルはメチルであることが好ましい。
前記化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩は、不斉炭素を含む置換基(例えば、Rの置換基)を持つことができる。この場合、化学式1の化合物またはその塩は(R)、(S)またはラセミ体(RS)などの光学異性体として存在することができる。よって、特に表記しない限り、前記化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩は、(R)、(S)またはラセミ体(RS)などの光学異性体をすべて含む。
また、化学式1の化合物またはその塩は、置換基に応じて二重結合シス(cis)またはトランス(trans)構造の幾何異性体として存在することができる。よって、特に表記しない限り、前記化学式1の化合物またはその塩はシス及びトランス構造の幾何異性体をすべて含む。
また、化学式1の化合物またはその塩は、部分立体異性体として存在することができ、特に表記しない限り、部分立体異性体またはこれらの混合物をすべて含む。
本発明の化学式1の化合物は薬学的に許容される塩の形態でありうる。前記塩は通常の酸付加塩でありうる。例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルホン酸、スルファミン酸、リン酸または硝酸などの無機酸から誘導された塩、よび酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、クエン酸、マレイン酸、マロン酸、メタンスルホン酸、酒石酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、安息香酸、サリチル酸、2−アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、シュウ酸またはトリフルオロ酢酸などの有機酸から誘導された塩を含む。前記塩は、遊離塩基形態の化学式1の化合物を化学量論的量または過量の目的する塩−形成無機酸または有機酸と適切な溶媒または溶媒の様々な混合物中で反応させて製造することができる。
化学式7の化合物
本発明は、前記化学式1の化合物の製造のために中間体として使用可能な下記化学式7の化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
<化学式7>
前記式中、R、R3、環A、m及びnは上で定義したのと同じであり、Xはハロゲンである。
前記化学式7の化合物は、R−NHと反応して前記化学式1の化合物を製造することができる。
新規化合物の製造方法
本発明は、ピリミジン環を含む二環式誘導体である前記化学式1の化合物、またはその薬学的に許容される塩を製造する方法を提供する:
化学式1の化合物の製造方法
本発明の化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法は、下記化学式4の化合物をハロゲン化して下記化学式5の化合物を製造する段階と、前記化学式5の化合物を下記化学式6の化合物と反応させて下記化学式7の化合物を製造する段階と、前記化学式7の化合物をR−NHと反応させて下記化学式1の化合物を製造する段階とを含むことができる。
前記化学式中、R、R、R3、環A、m及びnは上で定義したのと同じであり、Xはハロゲンである。
前記化学式4の化合物のハロゲン化は、オキシ塩化リンなどのハロゲン化試薬を用いて行うことができる。前記ハロゲン化は、100℃〜120℃の温度で一晩撹拌して好ましく行うことができる。また、反応速度及び/または反応収率を向上させるために、前記ハロゲン化は、触媒量のN,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルホルアミド、またはジイソプロピルエチルアミンなどの存在下で行うことができる。
前記化学式5の化合物と化学式6の化合物との反応は、テトラヒドロフラン、アルコール、クロロホルムまたはN,N−ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中で行うことができる。前記反応は室温または加温(20℃〜60℃)条件で行うことができる。また、反応速度及び/または収率を向上させるために、前記反応はトリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなどの塩基存在下で行うことができる。
前記化学式7の化合物とR−NHとの反応は、アルコール、トルエン、1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中で或いは溶媒なしで行うことができる。前記反応は加温(120℃〜140℃)条件で一晩撹拌して好ましく行うことができる。また、反応速度及び/または収率を向上させるために、前記反応はパラジウムなどの金属触媒、リガンド、及び炭酸セシウムなどの塩基存在下で行うか、或いはマイクロ波(300〜600W)の下で行うことができる。
また、前記化学式4の化合物は、下記化学式2の化合物と下記化学式3の化合物とを反応させて製造することができる。
前記化学式中、R、環A及びnは上で定義したのと同じであり、Rは水素またはC1−5アルキルである。
前記化学式2の化合物と化学式3の化合物との環化反応は150℃〜220℃の温度で好ましく行うことができる。
また、前記化学式4の化合物は、下記化学式8の化合物を下記化学式9の化合物と反応させて下記化学式10の化合物を製造し、化学式10の化合物を酸と反応させて製造することができる。
前記化学式中、R、環A及びnは上で定義したのと同じであり、Rは水素またはC1−5アルキルである。
前記化学式8の化合物と化学式9の化合物との反応は塩基または溶媒の存在下で行うことができる。前記塩基は炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどであってもよく、前記溶媒は水などの水性溶媒であってもよい。また、前記反応は室温条件で行うことができる。
前記化学式10の化合物と酸との反応は酢酸、塩酸などの有機酸または無機酸を用いて行うことができる。前記反応は水などの水性溶媒中で加温(110℃〜120℃)条件下に好ましく行うことができる。
化学式1bの化合物の製造方法
本発明の一具現例によれば、 下記化学式1aの化合物を有機酸またはハロゲン化アシルと反応させることを含む、下記化学式1bの化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法が提供される。
前記化学式中、R、R、R4、環A、m及びnは上で定義したのと同じである。
前記化学式1aの化合物と有機酸との反応は、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリス−(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩または1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物などの結合化剤、及びジイソプロピルエチルアミンまたはトリエチルアミンなどの塩基を用いた、アミド結合反応によって行うことができる。前記結合反応は、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどの有機溶媒中で行うことができる。また、前記結合反応は室温で好ましく行うことができる。
一方、前記化学式1aの化合物とハロゲン化アシルとの反応は、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミンなどの有機塩基、または水酸化ナトリウムなどの無機塩基を用いたアミド結合反応によっても行うことができる。前記結合反応は、ジクロロメタンなどの有機溶媒、または有機溶媒と水との混合溶媒を用いて行うことができる。また、前記結合反応は室温で好ましく行うことができる。
また、前記化学式1bの化合物は、下記化学式7aの化合物を有機酸またはハロゲン化アシルと反応させて下記化学式7bの化合物を製造した後、前記化学式7bの化合物をR−NHと反応させて製造することができる。
前記化学式中、R、R、R、環A、X、m及びnは上で定義したのと同じである。
前記化学式7aの化合物と有機酸との反応は、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリス−(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩または1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物などの結合化剤、及びジイソプロピルエチルアミンまたはトリエチルアミンなどの塩基を用いた、アミド結合反応によって行うことができる。前記結合反応はジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどの有機溶媒中で行うことができる。また、前記結合反応は室温で好ましく行うことができる。
一方、前記化学式7aの化合物とハロゲン化アシルとの反応は、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミンなどの有機塩基、または水酸化ナトリウムなどの無機塩基を用いたアミド結合反応によっても行うことができる。前記結合反応は、ジクロロメタンなどの有機溶媒、または有機溶媒と水との混合溶媒を用いて行うことができる。また、前記結合反応は室温で好ましく行うことができる。
前記化学式7bの化合物とR−NHとの反応は、アルコール、トルエン、1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中であるいは溶媒なしで行うことができる。前記反応は加温条件(120℃〜140℃)で一晩攪拌して好ましく行うことができる。また、反応速度及び/または収率を向上させるために、前記反応は、パラジウムなどの金属触媒、リガンド及び炭酸セシウムなどの塩基の存在下で行うか、或いはマイクロ波(300〜600W)の下で行うことができる。
化学式1cの化合物の製造方法
本発明の他の具現例によれば、化学式1aの化合物に対して、アルデヒドまたはケトン化合物を用いた還元的アミン化(reductive amination)を行うことを含む、化学式1cの化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法が提供される。
前記化学式中、R、R、R、R’、環A、m及びnは上で定義したのと同じである。
前記還元的アミン化は、水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、及びシアノ水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤を用いて行うことができる。前記還元的アミン化は、アルコールなどの有機溶媒中で行うことができ、室温または0℃以下の低温条件で行うことができる。また、反応速度及び/または反応収率を向上させるために、酢酸などが添加できる。
化学式1dの化合物の製造方法
本発明の一具現例によれば、化学式1dの化合物は、化学式7aの化合物にアミン保護基を導入して化学式7cの化合物を製造する段階、前記化学式7cの化合物をアルキル化して化学式7dの化合物を製造する段階、及び前記化学式7dの化合物をR−NHと反応させた後、前記アミン保護基を除去する段階を経て製造することができる。
前記化学式中、R、R、R、環A、X、m及びnは上で定義したのと同じであり、R’は水素であり、Pはアミン反応基である。
好ましい前記アミン保護基はtert−ブトキシカルボニルである。
前記化学式7aの化合物にアミン保護基を導入する反応は、ジクロロメタン、クロロホルム、1,4−ジオキサンなどの有機溶媒中で行うことができ、室温または0℃以下の条件で行うことができる。また、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジンなどが添加できる。
前記化学式7cの化合物のアルキル化反応は、ハロゲン化アルキルを用いて行うことができる。前記アルキル化反応は、水素化ナトリウム、カリウムt−ブトキシドなどの塩基を用いてN,N−ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中で行うことができる。前記アルキル化反応は室温で行うことができる。
前記化学式7dの化合物とR−NHとの反応は、アルコール、トルエン、1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中で、あるいは溶媒なしで行うことができる。前記反応は加温条件(120℃〜140℃)で一晩攪拌して好ましく行うことができる。また、反応速度及び/または収率を向上させるために、前記反応は、パラジウムなどの金属触媒、リガンド及び炭酸セシウムなどの塩基の存在下で行うか、あるいはマイクロ波(300〜600W)の下で行うことができる。
また、アミン保護基除去反応は、塩酸、トリフルオロ酢酸などの無機酸または有機酸を用いて酢酸エチル、メタノールなどの有機溶媒中で行うことができ、室温または0℃以下の条件で好ましく行うことができる。
また、前記化学式7dの化合物は、下記化学式7aの化合物を還元的アミン化反応させて化学式7eの化合物を製造する段階、及び前記化学式7eの化合物にアミン保護基を導入する段階を経て製造することができる。
前記化学式中、R、R、環A、X、m及びnは上で定義したのと同じであり、R’は水素であり、Pはアミン反応基である。
好ましい前記アミン保護基はtert−ブトキシカルボニルである。
前記化学式7aの化合物の還元的アミン化は、水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、及びシアノ水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤を用いて行うことができる。前記還元的アミン化は、アルコールなどの有機溶媒中で行うことができ、室温または0℃以下の条件で行うことができる。また、反応速度及び/または反応収率を向上させるために、酢酸などが添加できる。
前記化学式7eの化合物にアミン保護基を導入する反応は、ジクロロメタン、クロロホルム、1,4−ジオキサンなどの有機溶媒中で行うことができ、室温または0℃以下の条件で行うことができる。また、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジンなどが添加できる。
化学式1eの化合物の製造方法
本発明の一具現例によれば、下記化学式7fの化合物を有機アミンと反応させて下記化学式7gの化合物を製造した後、前記化学式7gの化合物をR−NHと反応させることを含む、下記化学式1eの化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法が提供される。
式中、R、R、R、環A、X、m及びnは上で定義したのと同じである。
前記化学式7fの化合物と有機アミンとの反応は、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリス−(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩または1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物などの結合化剤、及びジイソプロピルエチルアミンまたはトリエチルアミンなどの塩基を用いた、アミド結合反応によって行うことができる。前記結合反応は、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどの有機溶媒中で行うことができる。また、前記結合反応は室温で好ましく行うことができる。
前記化学式7gの化合物とR−NHとの反応は、アルコール、トルエン、1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中で、あるいは溶媒なしで行うことができる。前記反応は加温条件(120℃〜140℃)で一晩攪拌して好ましく行うことができる。また、反応速度及び/または収率を向上させるために、前記反応は、パラジウムなどの金属触媒、リガンド及び炭酸セシウムなどの塩基の存在下で行うか、あるいはマイクロ波(300〜600W)の下で行うことができる。
化学式7の化合物の製造方法
本発明の一具現例によれば、化学式7の化合物は下記化学式5の化合物を下記化学式6の化合物と反応させて下記化学式7の化合物を製造することができる。
前記化学式中、R、R、環A、m及びnは上で定義したのと同じであり、Xはハロゲンである。
前記化学式5の化合物と化学式6の化合物との反応は、テトラヒドロフラン、アルコール、クロロホルムまたはN,N−ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中で行うことができる。また、前記反応は室温または加温(20℃〜60℃)の条件で行うことができる。また、反応速度及び/または収率を向上させるために、前記反応はトリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下で行うことができる。
新規化合物を含む薬学的組成物
本発明は、治療学的有効量の前記化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む、胃腸管運動障害の予防または治療用薬学的組成物を提供する。
前記胃腸管運動障害は、例えば、逆流性食道炎(GERD)、便秘、過敏性腸症候群、消化不良、術後イレウス、胃排出遅延症、胃麻痺症、偽性腸閉塞症、薬物誘発性通過遅延症、または糖尿病性胃アトニーなどの消化器系疾患を含む。前記便秘は、慢性便秘、慢性特発性便秘、麻薬性鎮痛剤誘発性慢性便秘などを含む。また、前記消化不良は非潰瘍性消化不良及び機能性消化不良を含む。
前記薬学的組成物は、通常使用される賦形剤、崩壊剤、甘味剤、滑沢剤または香味剤などの薬学的に許容される担体を含むことができ、通常の方法によって、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤及び懸濁剤、乳剤またはシロップ剤などの経口用製剤;または注射剤などの非経口投与用製剤に製剤化できる。前記製剤は、様々な形態、例えば単回投与型または数回投与型投薬形態(dosage form)に製剤化できる。
本発明の薬学的組成物は、ラクトース、トウモロコシ澱粉などの賦形剤、ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤、乳化剤、懸濁化剤、安定化剤、及び等張化剤などを含むことができる。必要に応じて、甘味剤及び/または香味剤を加えることができる。
本発明の組成物は、経口で投与するか、或いは静脈内、腹腔内、皮下、直腸及び局所を含む非経口で投与することができる。したがって、本発明の組成物は、錠剤、カプセル剤、水性液剤または懸濁剤などの様々な剤形に製剤化できる。経口用錠剤の場合、ラクトース、トウモロコシ澱粉などの担体、及びステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤が通常添加できる。経口投与用カプセル剤の場合、ラクトース及び/または乾燥トウモロコシ澱粉が希釈剤として使用できる。経口用水性懸濁剤が必要である場合、活性成分を乳化剤及び/または懸濁化剤と結合させることができる。必要に応じて、特定の甘味剤及び/または香味剤を加えることができる。筋肉内、腹腔内、皮下及び静脈内投与の場合、活性成分の滅菌溶液が通常製造され、溶液のpHを適切に調節して緩衝させなければならない。静脈内投与の場合、溶質の総濃度は製剤に等張性が与えられるように調節されなければならない。本発明に係る組成物は、pH7.4の塩水などの薬学的に許容される担体を含む水溶液剤の形態であってもよい。前記溶液は、局所注射(local bolus injection)で患者の筋肉内血流に導入できる。
前記化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩は、患者に1日あたり約0.001mg/kg〜約10mg/kgの有効量で投与できる。勿論、前記用量は、患者の年齢、体重、感受性、症状または化合物の薬効に応じて変更できる。
また、本発明は、胃腸管運動障害、例えば、逆流性食道炎(GERD)、便秘、過敏性腸症候群、消化不良、術後イレウス、胃排出遅延症、胃麻痺症、偽性腸閉塞症、薬物誘発性通過遅延症、または糖尿病性胃アトニーの予防または治療のための薬剤の製造における使用のための、化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩の用途を提供する。
胃腸管運動障害の予防または治療方法
また、本発明は、化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する組成物を、これを必要とする対象体に投与する段階を含む、胃腸管運動障害、例えば、逆流性食道炎(GERD)、便秘、過敏性腸症候群、消化不良、術後イレウス、胃排出遅延症、胃麻痺症、偽性腸閉塞症、薬物誘発性通過遅延症、または糖尿病性胃アトニーを予防または治療する方法を提供する。
本発明の予防または治療方法に使用される前記組成物は、本明細書に記載された薬学的組成物を含む。
また、本発明の予防または治療方法で必要とする前記対象体は、哺乳類、特にヒトを含む。
本発明に係る化合物、すなわち、ピリミジン環を含む二環式誘導体またはその薬学的に許容される塩は、5−HTレセプターアゴニストとして作用することにより、胃腸管運動障害の予防または治療、例えば、逆流性食道炎(GERD)、便秘、過敏性腸症候群、消化不良、術後イレウス、胃排出遅延症、胃麻痺症、偽性腸閉塞症、薬物誘発性通過遅延症、または糖尿病性胃アトニーなどの消化器系疾患の予防または治療に有用に適用できる。
以下、本発明を参照例、実施例および試験例によってさらに詳細に説明する。ところが、これらの参照例、実施例および試験例は本発明を例示するもので、本発明を限定するものではない。
下記参照例および実施例で製造された化合物の核磁気共鳴(NMR)スペクトル分析はBruker 400MHz分光計上で行い、化学シフト(chemical shift)はppmで分析し、カラムクロマトグラフィーはシリカゲル(Merck、70〜230mesh)上で行った(W.C. Still,J. Org. Chem.43,2923,1978)。各実施例の出発物質は、文献に従って公知の化合物で合成し、或いはシグマアルドリッチ社から購入した。
参照例
参照例1.(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート
2,4−ジクロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン(1g、3.86mmol)とエタノール(15mL)の混合溶液に(3S)−(−)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン(1.08g、5.79mmol)を添加した後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、淡黄色固体の表題化合物(970mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.37(s, 1H), 7.14(s, 1H), 4.76(m, 1H), 4.38(m, 1H), 4.19(m, 1H), 4.07(m, 1H), 3.97(s, 3H), 3.96(s, 3H), 3.80(m, 1H), 2.29(m, 1H), 2.05(m, 1H), 1.45(s, 9H)
参照例2.(S)−1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミン
2,4−ジクロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン(1g、3.86mmol)とエタノール(15mL)の混合溶液に(3S)−(−)−3−(メチルアミノ)ピロリジン(580mg、5.79mmol)を添加した後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、淡黄色固体の表題化合物(950mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.48(s, 1H), 6.93(s, 1H), 4.11(m, 2H), 3.99(m, 1H), 3.93(s, 3H), 3.92(s, 3H), 3.75(m, 1H), 3.40(m, 1H), 2.46(s, 3H), 2.28(m, 1H), 1.99(m, 1H)
参照例3.(S)−1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン −4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミン
2,4−ジクロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン(1g、3.86mmol)とエタノール(15mL)の混合溶液に(3S)−(−)−3−(エチルアミノ)ピロリジン(580mg、5.79mmol)を添加した後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、淡黄色固体の表題化合物(980mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.48(s, 1H), 6.92(s, 1H), 4.13(m, 2H), 3.93(m, 1H), 3.93(s, 3H), 3.92(s, 3H), 3.70(m, 1H), 3.48(m, 1H), 2.76(m, 2H), 2.30(m, 1H), 1.95(m 1H), 1.17(t, 3H)
参照例4.(S)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
2,4−ジクロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン(1g、3.86mmol)とエタノール(15mL)の混合溶液に(3S)−(−)−3−アセトアミドピロリジン(742mg、5.79mmol)を添加した後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、淡黄色固体の表題化合物(940mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 8.17(d, 1H), 7.50(s, 1H), 7.11(s, 1H), 4.35(m, 1H), 4.11(m, 1H), 4.07(m, 2H), 3.98(s, 3H), 3.90(s, 3H), 3.70(m, 1H), 2.18(m, 1H), 2.11(m, 1H), 1.81(s, 3H)
参照例5.(R)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
<段階1>(R)−1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−アミン
2,4−ジクロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン(1g、3.86mmol)とエタノール(15mL)の混合溶液に(R)−3−アミノピペリジン二塩酸塩(1g、5.79mmol)、N,N−ジメチルイソプロピルアミン(2.7mL、15.44mmol)を添加した後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製して、淡黄色固体の表題化合物(1.1g)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO) δ 7.22(s, 1H), 7.12(s, 1H), 4.21(m, 1H), 4.00(m, 1H), 3.98(s, 6H), 3.62(m, 3H), 2.21(m, 1H), 1.98(m, 1H), 1.82(m, 2H)
<段階2>(R)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
段階1で得た(R)−1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−アミン(500mg、1.55mmol)とジクロロメタン(10ml)の混合溶液に塩化アセチル(121μL、1.70mmol)、トリエチルアミン(544μL、3.86mmol)を添加した後、常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、淡黄色固体の表題化合物(450mg)を得た。
参照例6.(S)−N−{1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
<段階1>6−メトキシキナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン
2−アミノ−5−メトキシ安息香酸(5g、29.9mmol)に尿素(5.4g、89.7mmol)を加え、反応混合物を200℃で1時間撹拌し、室温に冷却した後、1時間撹拌した。反応混合液に水(30ml)を加え、1時間常温で撹拌し、得られた生成物を濾過し、真空乾燥して淡黄色固体の化合物(4.8g)を得た。
<段階2>2,4−ジクロロ−6−メトキシキナゾリン
段階1で得た6−メトキシキナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン(4.8g、25.0mmol)とオキシ塩化リン(50mL)の混合溶液にN,N−ジメチルアミン(6.3mL、50mmol)を加えた後、110℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加え、水酸化ナトリウムを用いてpH9に塩基化した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製して、黄色固体の表題化合物(3.6g)を得た。
<段階3>(S)−N−{1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
段階2で得た2,4−ジクロロ−6−メトキシキナゾリン(500mg、2.18mmol)とエタノール(10mL)の反応液に(3S)−(−)−3−アセトアミドピロリジン(419mg、3.27mmol)を添加した後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、黄色固体の表題化合物(360mg)を得た。
参照例7.(S)−1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミン
参照例6の段階2で得た2,4−ジクロロ−6−メトキシキナゾリン(500mg、2.18mmol)とエタノール(10mL)の混合溶液に(3S)−(−)−3−(メチルアミノ)ピロリジン(327mg、3.27mmol)を添加した後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、淡黄色固体の表題化合物(400mg)を得た。
参照例8.(S)−1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミン
参照例6の段階2で得た2,4−ジクロロ−6−メトキシキナゾリン(500mg、2.18mmol)とエタノール(10mL)の混合溶液に(3S)−(−)−3−(エチルアミノ)ピロリジン(373mg、3.27mmol)を添加した後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、淡黄色固体の表題化合物(420mg)を得た。
参照例9.(R)−N−{1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
<段階1>(R)−1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−アミン
参照例6の段階2で得た2,4−ジクロロ−6−メトキシキナゾリン(500mg、2.18mmol)とエタノール(10mL)の混合溶液に(R)−3−アミノピペリジン二塩酸塩(567mg、3.27mmol)、N,N−ジメチルイソプロピルアミン(570μL、3.27mmol)を添加した後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製して、淡黄色固体の表題化合物(420mg)を得た。
<段階2>(R)−N−{1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
段階1で得た(R)−1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−アミン(420mg、1.43mmol)とジクロロメタン(10ml)の混合溶液に塩化アセチル(101μL、1.43mmol)、トリエチルアミン(602μL、4.29mmol)を添加した後、常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、淡黄色固体の表題化合物(400mg)を得た。
参照例10.(S)−1−{2−クロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル}−N−メチルピロリジン−3−アミン
<段階1>7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン
2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)安息香酸(5g、24.4mmol)に尿素(4.4g、73.1mmol)を加え、反応混合物を200℃で1時間撹拌し、室温に冷却した後、1時間撹拌した。反応混合液に水(100ml)を加え、1時間常温で撹拌し、得られた生成物を濾過し、真空乾燥して淡緑色固体の化合物(5g)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 11.58(s, 1H), 11.41(s, 1H), 8.08(d, 1H), 7.48(d, 1H), 7.45(s, 1H)
<段階2>2,4−ジクロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン
段階1で得た7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン(5g、21.7mmol)をオキシ塩化リン(30mL)に加えた後、110℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加え、水酸化ナトリウムを用いてpH9に塩基化した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製し、黄色固体の表題化合物(4.5g)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ 8.42(d, 1H), 8.32(s, 1H), 7.92(d, 1H)
<段階3>(S)−1−(2−クロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミン
段階2で得た2,4−ジクロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン(1g、3.74mmol)とエタノール(15mL)の混合溶液に(S)−(−)−3−(メチルアミノ)ピロリジン(563mg、5.62mmol)を添加した後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、黄色固体の表題化合物(560mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ 8.51(d, 1H), 7.89(s, 1H), 7.69(d, 1H), 4.17(m, 3H), 3.90(m, 1H), 3.52(m, 1H), 2.51(s, 3H), 2.35(m, 1H), 2.09(m, 1H)
参照例11.(S)−1−{2−クロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル}−N−エチルピロリジン−3−アミン
2,4−ジクロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン(1g、3.74mmol)とエタノール(15mL)の混合溶液に(S)−(−)−3−(エチルアミノ)ピロリジン(642mg、5.62mmol)を加えた後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、黄色固体の表題化合物(680mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ 8.50(m, 1H), 7.88(m, 1H), 7.69(m, 1H), 4.16(m, 3H), 3.83(m, 1H), 3.59(m, 1H), 2.32(m, 2H), 2.32(m, 1H), 2.04(m, 1H), 1.19(t, 3H)
参照例12.(S)−N−[1−{2−クロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド
2,4−ジクロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン(1g、3.74mmol)とエタノール(15mL)の混合溶液に(S)−(−)−3−アセトアミドピロリジン(720mg、5.62mmol)を加えた後、反応混合液を常温で一晩撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製して、黄色固体の表題化合物(600mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ 8.48(m, 1H), 7.88(m, 1H), 7.69(m, 1H), 4.51(m, 1H), 4.22~4.09(m, 3H), 3.88(m, 1H), 2.30(m, 1H), 2.11(m, 1H), 1.95(s, 3H)
参照例13.(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート
<段階1>キナゾリン−2,4−ジオール
2−アミノ安息香酸(3g、21.5mmol)と尿素(3.9g、64.5mmol)の混合物を200℃で2時間撹拌した。反応液を冷却した後、水を加え、1時間撹拌した。生成された黄色固体を濾過し、水で洗浄した後、真空乾燥して2.5gの表題化合物を得た。この化合物を追加の精製なしで次の反応に使用した。
<段階2>2,4−ジクロロキナゾリン
段階1で得たキナゾリン−2,4−ジオール(2.3g、14.2mmol)とオキシ塩化リン(10ml)の混合物を一晩還流撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加え、水酸化ナトリウムを用いてpH7〜8に塩基化した。生成された黄色固体を濾過し、水で洗浄した後、真空乾燥して2.5gの表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.28(d, 1H), 8.05-8.00(m, 2H), 7.80-7.70(m, 1H)
<段階3>(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート
3−((S)−tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン(3.37g、18.1mmol)を、段階2で得た2,4−ジクロロキナゾリン(3g、15.1mmol)とジイソプロピルエチルアミン(3.15ml、18.1mmol)のエタノール/クロロホルム(40/40ml)溶液に加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮してクロロホルムに希釈した後、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクトマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、白色固体の表題化合物(3.51g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.09(d, 1H), 7.77(d, 1H), 7.71(t, 1H), 7.40(t, 1H), 4.70(m, 1H), 4.39(m, 1H), 4.22(m, 1H), 4.10-4.02(m, 2H), 3.86(m, 1H), 2.30(m, 1H), 2.04(m, 1H), 1.45(s, 9H)
参照例14.(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(プロピル)カルバメート
水素化ナトリウム(15.5mg、0.39mmol、60wt%)を、参照例13で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(90mg、0.26mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5ml)溶液に0℃で加え、30分間撹拌した。1−ブロモプロパン(28μL、0.31mmol)を反応液に加え、室温で一晩撹拌した。水を加えて反応を終了し、酢酸エチルで抽出した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクトマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、無色オイルの表題化合物(57.7mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.09(d, 1H), 7.56(d, 1H), 7.70(t, 1H), 7.39(t, 1H), 4.60(m, 1H), 4.12(m, 2H), 3.93(m, 2H), 3.21(m, 1H), 3.10(m, 1H), 2.22(m, 2H), 1.70(m, 2H), 1.48(s, 9H), 0.91(t, 3H)
参照例15.(S)−tert−ブチルブチル{1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート
参照例13で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートおよび1−ブロモブタンを用いて参照例14と同一の方法で無色オイルの表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.09(d, 1H), 7.75(d, 1H), 7.69(t, 1H), 7.39(t, 1H), 4.59(m, 1H), 4.09(m, 2H), 3.91(m, 2H), 3.25(m, 1H), 3.11(m, 1H), 2.22(m, 2H), 1.57(m, 2H), 1.48(s, 9H), 1.30(m, 2H), 0.92(t, 3H); (収率: 50 %)
参照例16.(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(ペンチル)カルバメート
参照例13で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートおよび1−ブロモペンタンを用いて参照例14と同一の方法で無色オイルの表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.08(d, 1H), 7.74(d, 1H), 7.67(m, 1H), 7.39(t, 1H), 4.60(m, 1H), 4.09(t, 2H), 3.97-3.86(m, 2H), 3.23(m, 1H), 3.10(m, 1H), 2.22(m, 2H), 1.59(m, 1H), 1.48(m, 9H+1H), 1.32(m, 4H), 0.91(t, 3H); (収率: 56 %)
参照例17.(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(ヘキシル)カルバメート
参照例13で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートおよび1−ヨードヘキセンを用いて参照例14と同一の方法で無色オイルの表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.09(d, 1H), 7.74(d, 1H), 7.67(t, 1H), 7.38(t, 1H), 4.60(m, 1H), 4.11(m, 2H), 3.90(m, 2H), 3.23(m, 1H), 3.11(m, 1H), 2.22(m, 2H), 1.59(m, 2H), 1.48(s, 9H), 1.30(m, 6H), 0.89(t, 3H); (収率: 66 %)
参照例18.2,4−ジクロロ−8−メトキシキナゾリン
<段階1>8−メトキシキナゾリン−2,4−ジオール
2−アミノ−3−メトキシ安息香酸(5g、29.9mmol)と尿素(8.98g、149.5mmol)の混合物を220℃で4時間撹拌した。反応液を冷却した後、水を加え、1時間撹拌した。生成された黄色固体を濾過し、水で洗浄した後、真空乾燥して5.5gの表題化合物を得た。この化合物を追加の精製なしで次の反応に使用した。
<段階2>2,4−ジクロロ−8−メトキシキナゾリン
段階1で得た8−メトキシキナゾリン−2,4−ジオール(5.5g、28.6mmol)とオキシ塩化リン(25ml)の混合物を一晩還流撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加え、水酸化ナトリウムを用いてpH7〜8に塩基化した。水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクトマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製して、白色固体の表題化合物(2.1g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.83(d, 1H), 7.65(t, 1H), 7.34(d, 1H), 4.09(s, 3H)
参照例19.(S)−N−{1−(2−クロロ−8−メトキシキナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル}アセトアミド
参照例18で得た2,4−ジクロロ−8−メトキシキナゾリン(300mg、1.31mmol)と(S)−3−アセトアミドピロリジン(201mg、1.57mmol)のエタノール/クロロホルム(10/10ml)溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.23ml、1.31mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。減圧濃縮した反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクトマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、黄色オイルの表題化合物(357.5mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.65(d, 1H), 7.06(d, 1H), 6.65(s, 1H), 4.68(brs, 1H), 4.14-3.91(m, 3H+5H), 2.30(m, 1H), 2.17(m, 1H), 1.98(s, 3H)
参照例20.(S)−{1−(2−クロロ−8−メトキシキナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル}エチルアミン
参照例18で得た2,4−ジクロロ−8−メトキシキナゾリンおよび(3S)−(−)−3−(エチルアミノ)ピロリジンを用いて参照例19と同一の方法で黄色オイルの表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.69(m, 1H), 7.29-7.23(m, 1H), 7.09(m, 1H), 4.13(m, 2H), 3.97(m, 3H+1H), 3.74(m, 1H), 3.50(m, 1H), 2.73(m, 2H), 2.20(m, 1H), 1.92(m, 1H), 1.13(m, 3H); (収率: 98%)
参照例21.(R)−N−{1−(2−クロロ−8−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
参照例18で得た2,4−ジクロロ−8−メトキシキナゾリン(300mg、1.31mmol)とジイソプロピルエチルアミン(0.68ml、4.23mmol)のエタノール/クロロホルム(10/10ml)溶液に(R)−(−)−3−アミノピペリジン二塩酸塩(249mg、1.44mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。減圧濃縮した反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧濃縮して得られた残渣をジクロロメタン(10ml)に溶かし、トリエチルアミン(0.33ml、2.39mmol)と塩化アセチル(0.13ml、1.75mmol)を0℃で加え、室温で一晩撹拌した。減圧濃縮した反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクトマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=100/1)で精製し、白色固体の表題化合物(400mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.51(d, 1H), 7.41(m, 1H), 7.11(d, 1H), 6.73(s, 1H), 4.17(m, 1H), 4.03(s, 3H), 3.87-3.79(m, 4H), 2.02(s, 3H), 1.93(m, 2H), 1.74(m, 1H), 1.71(m, 1H)
参照例22.2,4−ジクロロ−5−メチルキナゾリン
2−アミノ−6−メチル安息香酸(5g、33.1mmol)と尿素(9.93g、165mmol)の混合物を150℃で6時間撹拌した。100℃で水を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、濾過した固体を0.2Nの水酸化ナトリウム水溶液(100ml)に溶かして4時間還流撹拌し、室温で1日間撹拌した。濃い塩酸水溶液を加えてpH7に中性化して生成された固体を濾過し、真空乾燥して白色固体の表題化合物(3g)を得た。
生成された白色固体(3g、17.0mmol)、N,N−ジメチルアニリン(4.3ml、34.1mmol)およびオキシ塩化リン(12ml)の混合物を4時間還流撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加え、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクトマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=50/1)で精製し、黄色固体の表題化合物(2g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.88(d, 1H), 7.83(m, 1H), 7.50(d, 1H), 3.03(s, 3H)
参照例23.(S)−N−{1−(2−クロロ−5−メチルキナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル}アセトアミド
参照例22で得た2,4−ジクロロ−5−メチルキナゾリンと(S)−3−アセトアミドピロリジンを用いて参照例13と同一の方法で白色固体の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.53(m, 1H), 7.43(d, 1H), 7.26(m, 1H), 6.03(m, 1H), 4.51(m, 1H), 3.95(m, 2H), 3.78(m, 1H), 3.59(m, 1H), 2.63(s, 3H), 2.29(m, 1H), 1.92(m, 4H); (収率: 59%)
参照例24.(S)−1−(2−クロロ−5−メチルキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミン
参照例22で得た2,4−ジクロロ−5−メチルキナゾリンと(3S)−(−)−3−(エチルアミノ)ピロリジンを用いて参照例13と同一の方法で淡黄色オイルの表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.54(m, 2H), 7.21(m, 1H), 3.84-3.74(m, 3H), 3.50(m, 1H), 3.36(m, 1H), 2.64(m, 2H+3H), 2.09(m, 1H), 1.78(m, 1H), 1.10(t, 3H); (収率: 66%)
参照例25.(R)−N−{1−(2−クロロ−5−メチルキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
参照例22で得た2,4−ジクロロ−5−メチルキナゾリンを用いて参照例21と同一の方法で淡黄色オイルの表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.64(m, 2H), 7.27(m, 1H), 4.11(m, 1H), 3.90(m, 1H), 3.57(m, 2H), 3.43(m, 1H), 2.70(s, 3H), 2.00(s, 3H), 1.78(m, 2H), 1.60(m, 2H); (収率: 56%)
参照例26.2,4−ジクロロ−8−メチルキナゾリン
<段階1>8−メチルキナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン
2−アミノ−3−メチル安息香酸(5g、33.1mmol)と尿素(5.96g、99.2mmol)の混合物を190℃で4時間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、水(70ml)を加え、1時間撹拌した。生成された固体を濾過し、真空乾燥して白色固体の表題化合物(4.88g)を得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 11.29(brs, NH), 10.42(brs, NH), 7.77(d, 1H), 7.48(d, 1H), 7.10(t, 1H), 2.35(s, 3H)
<段階2>2,4−ジクロロ−8−メチルキナゾリン
段階1で得た8−メチルキナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン(4.88g、27.7mmol)、N,N−ジメチルアニリン(2.8ml、22.2mmol)およびオキシ塩化リン(28ml)の混合物を4時間還流撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加えて生成された固体を濾過し、水で洗浄し、真空乾燥して白色固体の表題化合物(5.28g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.12(d, 1H), 7.83(d, 1H), 7.62(t, 1H), 2.75(s, 3H)
参照例27.(S)−N−{1−(2−クロロ−8−メチルキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
参照例26で得た2,4−ジクロロ−8−メチルキナゾリンと(S)−3−アセトアミドピロリジンを用いて参照例13と同一の方法で白色固体の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.87(d, 1H), 7.50(d, 1H), 7.22(t, 1H), 7.10(m, 1H), 4.57(m, 1H), 4.03-3.80(m, 4H), 2.56(s, 3H), 2.20(m, 1H), 2.10(m, 1H), 2.03(s, 3H); (収率: 73%)
参照例28.(S)−1−(2−クロロ−8−メチルキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミン
参照例26で得た2,4−ジクロロ−8−メチルキナゾリンと(3S)−(−)−3−(エチルアミノ)ピロリジンを用いて参照例13と同一の方法で白色固体の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.93(d, 1H), 7.51(d, 1H), 7.24(t, 1H), 4.11(m, 2H), 3.95(m, 1H), 3.75(m, 1H), 3.52(m, 1H), 2.73(m, 2H), 2.62(s, 3H), 2.28-2.18(m, 2H), 1.15(m, 3H); (収率: 78%)
参照例29.(R)−N−{1−(2−クロロ−8−メチルキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
参照例26で得た2,4−ジクロロ−8−メチルキナゾリンを用いて参照例21と同一の方法で白色固体の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.79(d, 1H), 7.58(d, 1H), 7.36(t, 1H), 7.07(brs, NH), 4.15(m, 1H), 3.86-3.75(m, 4H), 2.65(s, 3H), 2.03(s, 3H), 1.92(m, 2H), 1.78-1.71(m, 2H); (収率: 61%)
参照例30.2,4,7−トリクロロキナゾリン
<段階1>7−クロロキナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン
メチル2−アミノ−4−クロロ安息香酸塩を用いて参照例18の段階1と同一の方法で白色固体の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 11.34(brs, 2NH), 7.87(d, 1H), 7.18(m, 2H); (収率: 98%)
<段階2>2,4,7−トリクロロキナゾリン
段階1で得た7−クロロキナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン(5.2g、26.5mmol)とオキシ塩化リン(26ml)の混合物にジイソプロピルエチルアミン(9.21ml、52.9mmol)を加え、4時間還流撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加え、炭酸水素ナトリウムを用いてpH7〜8に塩基化した。水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクトマトグラフィー(ジクロロメタン)で精製し、白色固体の表題化合物(3.88g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.22(d, 1H), 8.01(s, 1H), 7.68(d, 1H)
参照例31.(S)−1−(2,7−ジクロロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミン
参照例30で得た2,4,7−トリクロロキナゾリンと(3S)−(−)−3−(メチルアミノ)ピロリジンを用いて参照例13と同一の方法で白色固体の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.32(d, 1H), 7.67(s, 1H), 7.51(d, 1H), 4.30-4.15(m, 4H), 4.00(m, 1H), 2.83(s, 3H), 2.58(m, 1H), 2.37(m, 1H); (収率: 88%)
参照例32.(S)−N−{1−(2−クロロ−7−フルオロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
<段階1>7−フルオロキナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン
4−フルオロアントラニル酸(5g、32.2mmol)と尿素(5.8g、96.7mmol)の混合物を220℃で1時間撹拌した。反応液を冷却した後、水を加え、1時間還流撹拌した後、さらに室温で3日間撹拌した。生成された固体を濾過し、水で洗浄した後、真空乾燥して淡黄色固体の表題化合物(5.26g)を得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 11.29(brs, 2NH), 7.95(t, 1H), 7.03(t, 1H), 6.91(d, 1H)
<段階2>2,4−ジクロロ−7−フルオロキナゾリン
段階1で得た7−フルオロキナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン(5.26g、29.2mmol)とオキシ塩化リン(85ml)の混合物を3日間還流撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加えて生成された固体を濾過し、真空乾燥して黄色固体の表題化合物(3.82g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.32(m, 1H), 7.63(d, 1H), 7.49(t, 1H)
<段階3>(S)−N−{1−(2−クロロ−7−フルオロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
段階2で得た2,4−ジクロロ−7−フルオロキナゾリンを用いて参照例19と同一の方法で白色固体の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.35(m, 1H), 7.27(m, 2H), 4.50(m, 1H), 4.19-4.04(m, 3H), 3.83(m, 1H), 2.31(m, 1H), 2.11(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 33%)
参照例33.2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
<段階1>2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール
2−シクロヘキサノンカルボン酸エチル(10ml、62.9mmol)、2−メチル−2−チオシュード尿素(9.6g、69.1mmol)および炭酸ナトリウム(10.7g、101mmol)の水溶液(110ml)を室温で4日間撹拌した。生成された固体を濾過し、真空乾燥して追加の精製なしで次の反応に使用した。
<段階2>5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2,4−ジオール
段階1で得た 2−(メチルチオ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−オール、酢酸(65ml)および水(30ml)の混合物を3日間還流撹拌した。反応液を室温に冷却した後、生成された固体を濾過し、酢酸エチルで洗浄した後、真空乾燥して白色固体の表題化合物(4.85g)を得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 10.84(s, 1H), 10.56(s, 1H), 2.30(m, 2H), 2.14(m, 2H), 1.61(m, 4H)
<段階3>2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン
段階2で得た5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2,4−ジオール(4.85g、23.9mmol)とオキシ塩化リン(20ml)の混合物を130℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加え、炭酸水素ナトリウムおよび水酸化ナトリウムで塩基化した後、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクトマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=15/1)で精製し、白色固体の表題化合物(5.1g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 2.89(m, 2H), 2.74(m, 2H), 1.88(m, 4H)
参照例34.(S)−N−{1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
参照例33で得た2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(1g、4.92mmol)と(S)−3−アセトアミドピロリジン(0.69g、5.42mmol)のクロロホルム(18ml)溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.86ml、4.92mmol)を加え、50℃で一晩撹拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=60/1)で精製し、白色固体の表題化合物(1.14g)を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 4.36(m, 1H), 3.92(m, 1H), 3.83(m, 1H), 3.77(m, 1H), 3.59(m, 1H), 2.79(m, 2H), 2.64(m, 2H), 2.15(m, 1H), 1.94(s, 4H), 1.79-1.69(m, 4H)
参照例35.(S)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート
参照例33で得た2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリンと3−((S)−tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジンを用いて参照例34と同一の方法で白色固体の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 4.63(s, 1H), 4.25(m, 1H), 3.91(m, 1H), 3.79-3.70(m, 2H), 3.54(m, 1H), 2.72(m, 4H), 2.17(m, 1H), 1.88(m, 1H), 1.78-1.72(m, 4H), 1.45(s, 9H); (収率: 55%)
参照例36.(S)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(メチル)カルバメート
参照例33で得た2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(1.5g、7.39mmol)と(3S)−(−)−3−(メチルアミノ)ピロリジン(0.87ml、8.13mmol)のクロロホルム(40ml)溶液にジイソプロピルエチルアミン(2.7ml、15.5mmol)を加え、50℃で一晩撹拌した。この反応液にジ−tert−ブチルジカルボネート(1.69ml、7.39mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合液をジクロロメタンで希釈した後、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製し、無色オイルの表題化合物(2.3g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 4.74(s, 1H), 3.80(m, 2H), 3.67(m, 1H), 3.54(m, 1H), 2.82(s, 3H), 2.71(m, 4H), 2.04(m, 2H), 1.85(m, 2H), 1.71(m, 1H), 1.59(m, 1H), 1.48(s, 9H)
参照例37.(S)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(エチル)カルバメート
参照例33で得た2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリンと(3S)−(−)−3−(エチルアミノ)ピロリジンを用いて参照例36と同一の方法で無色オイルの表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 4.56(s, 1H), 3.80(m, 2H), 3.68(m, 1H), 3.54(m, 1H), 3.28-3.15(m, 2H), 2.70(m, 4H), 2.04(m, 2H), 1.86(m, 2H), 1.69(m, 1H), 1.59(m, 1H), 1.48(s, 9H), 1.14(m, 3H); (収率: 83%)
参照例38.(R)−N−{1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
参照例33で得た2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(1g、4.92mmol)とジイソプロピルエチルアミン(3.5ml、20.2mmol)のクロロホルム(25ml)溶液に(R)−(−)−3−アミノピペリジン二塩酸塩(940mg、5.42mmol)を加え、60℃で一晩撹拌した。塩化アセチル(0.39ml、5.42mmol)を室温で加え、2日間撹拌した。反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製し、白色オイルの表題化合物(1.2g)を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.41(m, 1H), 7.23(m, 1H), 7.14(m, 1H), 4.19-3.98(m, 5H), 3.15(m, 2H), 2.49(m, 1H), 2.46(m, 3H), 2.30(s, 3H), 2.25(m, 1H+3H), 1.36(m, 3H)
参照例39.(S)−1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド
ジイソプロピルエチルアミン(3.4ml、19.7mmol)を、参照例33で製造した2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(1g、4.92mmol)と(R)−(−)−3−ピペリジンカルボン酸(0.7g、5.42mmol)のクロロホルム(25ml)溶液に加え、60℃で2日間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、メチルアミン塩酸塩(0.33g、4.92mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.94g、4.92mmol)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.67g、4.92mmol)を加えた後、室温で一晩撹拌した。反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧濃縮した。得られた残渣をエーテル/酢酸エチルを用いて結晶化し、淡黄色固体の表題化合物(436mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 6.22(m, 1H), 3.93(m, 1H), 3.74(m, 1H), 3.34(m, 1H), 3.10(m, 1H), 2.81(m, 4H), 2.49(m, 3H), 1.93-1.84(m, 4H), 1.70-1.60(m, 4H)
参照例40.(S)−N−{1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
参照例13の段階2で得た2,4−ジクロロキナゾリン(500mg、2.5mmol)と(3S)−(−)−3−アセトアミドピロリジン(480mg、3.7mmol)のエタノール/クロロホルム(15/10ml)溶液を室温で一晩撹拌した。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し、黄色オイルの表題化合物(500mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.30(d, 1H), 7.80-7.70(m, 1H), 7.63(d, 1H), 7.55-7.45(m, 1H), 4.50(t, 1H), 4.30-4.00(m, 3H), 3.90-3.80(m, 1H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.15-2.05(m, 1H), 1.95(s, 3H)
参照例41.(S)−1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミン
参照例13の段階2で得た2,4−ジクロロキナゾリン(500mg、2.5mmol)と(3S)−(−)−3−(メチルアミノ)ピロリジン(380mg、3.8mmol)のエタノール/クロロホルム(5/20ml)溶液を室温で一晩撹拌した。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、黄色固体の表題化合物(300mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.12(d, 1H), 7.80-7.60(m, 2H), 7.37(t, 1H), 4.15-3.95(m, 3H), 3.85-3.75(m, 1H), 3.45-3.35(m, 1H), 2.51(s, 3H), 2.25-2.15(m, 1H), 2.05-1.95(m, 1H)
参照例42.(S)−1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミン
参照例13の段階2で得た2,4−ジクロロキナゾリン(500mg、2.5mmol)と(3S)−(−)−3−(エチルアミノ)ピロリジン(420mg、3.8mmol)のクロロホルム(20ml)溶液を室温で一晩撹拌した。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、黄色固体の表題化合物(500mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.31(d, 1H), 7.75(t, 1H), 7.62(d, 1H), 7.48(t, 1H), 4.20-3.95(m, 3H), 3.85-3.75(m, 1H), 3.55-3.45(m, 1H), 2.80-2.65(m, 2H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.05-1.95(m, 1H), 1.17(t, 3H)
参照例43.(R)−N−{1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
参照例13の段階2で得た2,4−ジクロロキナゾリン(500mg、2.5mmol)とジイソプロピルエチルアミン(1.3ml、7.5mmol)のクロロホルム(20ml)溶液に(R)−(−)−3−アミノピペリジン二塩酸塩(480mg、2.75mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。減圧濃縮した反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。 減圧濃縮して得られた残渣をジクロロメタン(10ml)に溶かし、トリエチルアミン(0.35ml、2.5mmol)と塩化アセチル(0.18ml、2.5mmol)を0℃で加え、室温で一晩撹拌した。減圧濃縮した反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し、黄色固体の表題化合物(110mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.97(d, 1H), 7.85-7.70(m, 2H), 7.49(t, 1H), 6.85(brs, 1H), 4.20-4.10(m, 1H), 4.00-3.85(m, 2H), 3.85-3.70(m, 2H), 2.03(s, 3H), 2.00-1.65(m, 4H)
参照例44.(S)−N−{1−(2−クロロ−7−メトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
<段階1>7−メトキシキナゾリン−2,4−ジオール
2−アミノ−4−メトキシ安息香酸(5g、29.9mmol)と尿素(5.4g、89.7mmol)の混合物を200℃で2時間撹拌した。反応液を冷却した後、水を加え、1時間撹拌した。生成された褐色固体を濾過し、水で洗浄した後、真空乾燥して3gの表題化合物を得た。この化合物を追加の精製なしで次の反応に使用した。
<段階2>2,4−ジクロロ−7−メトキシキナゾリン
段階1で得た7−メトキシキナゾリン−2,4−ジオール(3g、15.6mmol)とオキシ塩化リン(10ml)の混合物を一晩還流撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加え、炭酸水素ナトリウムを用いてpH7〜8に塩基化した後、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=10/1)で精製し、白色固体の表題化合物(0.64g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.12(d, 1H), 7.37-7.20(m, 2H), 3.99(s, 3H)
<段階3>(S)−N−{1−(2−クロロ−7−メトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
段階2で得た2,4−ジクロロ−7−メトキシキナゾリン(300mg、1.3mmol)と(3S)−(−)−3−アセトアミドピロリジン(250mg、1.95mmol)のクロロホルム(5ml)溶液を室温で一晩撹拌した。減圧濃縮した反応液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮して白色固体の表題化合物(350mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.19(d, 1H), 7.07(d, 1H), 7.01(d, 1H), 4.48(t, 1H), 4.25-3.95(m, 3H), 3.92(s, 3H), 3.90-3.80(m, 1H), 2.30-2.20(m, 1H), 2.15-2.05(m, 1H), 1.95(s, 3H)
参照例45.(S)−N−{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
2,4−ジクロロピリド[3,2−d]ピリミジン(500mg、2.5mmol)と(3S)−(−)−3−アセトアミドピロリジン(480mg、3.7mmol)のエタノール/クロロホルム(15/10ml)溶液を室温で一晩撹拌した。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し、黄色オイルの表題化合物(100mg)を得た。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 8.81(s, 1H), 8.18(d, 1H), 8.03(d, 1H), 7.85-7.75(m, 1H), 4.50-4.25(m, 3H), 3.90-3.65(m, 2H), 2.30-1.80(m, 5H)
参照例46.(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート
2,4−ジクロロピリド[3,2−d]ピリミジン(2g、10mmol)と3−((S)−tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン(2g、11mmol)のクロロホルム(100ml)溶液にジイソプロピルエチルアミン(2.6ml、15mmol)をゆっくり加え、室温で一晩撹拌した。反応液を水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮して得られた微黄色固体に酢酸エチル(10mL)を加え、室温で一晩撹拌した。生成された白色固体を濾過し、酢酸エチルで洗浄した後、真空乾燥して2.6gの表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.76(s, 1H), 8.00-7.90(m, 1H), 7.75-7.65(m, 1H), 4.70-3.70(m, 5H), 2.35-1.90(m, 2H), 1.45(s, 9H)
参照例47.(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(メチル)カルバメート
水素化ナトリウム(86mg、2.15mmol、60wt%)を、参照例46で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート(0.5g、1.43mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に0℃で加え、10分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.11ml、1.72mmol)を反応液に加え、室温で一晩撹拌した。水を加えて反応を終了し、酢酸エチルで抽出した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮して黄色固体の表題化合物(0.6g)を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.74(s, 1H), 7.90(d, 1H), 7.70-7.65(m, 1H), 4.80-4.65(m, 2H), 4.40-4.20(m, 1H), 4.15-3.95(m, 1H), 3.80-3.70(m, 1H), 2.87(s, 3H), 2.30-2.10(m, 2H), 1.49(s, 9H)
参照例48.(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(プロピル)カルバメート
水素化ナトリウム(80mg、1.71mmol、60wt%)を、参照例46で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート(0.4g、1.14mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に0℃で加え、10分間撹拌した。1−ブロモプロパン(0.13ml、1.37mmol)を反応液に加え、室温で2時間撹拌した。水を加えて反応を終了し、酢酸エチルで抽出した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、白色固体の表題化合物(0.3g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.70(s, 1H), 7.98(d, 1H), 7.65-7.55(m, 1H), 4.90-4.55(m, 2H), 4.30-4.05(m, 3H), 3.75-3.65(m, 1H), 3.25-3.00(m, 2H), 2.30-2.10(m, 2H), 1.65-1.55(m, 2H), 1.45(s, 9H), 0.90(t, 3H)
参照例49.(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(ペンチル)カルバメート
水素化ナトリウム(86mg、2.15mmol、60wt%)を、参照例46で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート(0.5g、1.43mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に0℃で加え、10分間撹拌した。1−ブロモペンタン(0.22ml、1.72mmol)を反応液に加え、室温で3時間撹拌した。水を加えて反応を終了し、酢酸エチルで抽出した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、白色固体の表題化合物(0.4g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.70(s, 1H), 7.98(d, 1H), 7.65-7.55(m, 1H), 4.90-4.55(m, 2H), 4.30-4.05(m, 2H), 3.75-3.65(m, 1H), 3.25-3.05(m, 2H), 2.25-2.05(m, 2H), 1.70-1.48(m, 2H), 1.48(s, 9H), 1.40-1.20(m, 4H), 0.90(t, 3H)
参照例50.(R)−N−{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
<段階1>(R)−1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−アミン
2,4−ジクロロピリド[3,2−d]ピリミジン(1.2g、6mmol)とジイソプロピルエチルアミン(3.2ml、18mmol)のクロロホルム(30ml)溶液に(R)−(−)−3−アミノピペリジン二塩酸塩(1.14g、6.6mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、微黄色オイルの表題化合物(1g)を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.75(s, 1H), 8.00-7.90(m, 1H), 7.75-7.65(m, 1H), 5.50(brs, 2H), 3.60-3.20(m, 2H), 3.05-2.95(m, 1H), 2.15-1.90(m, 2H), 1.80-1.65(m, 1H), 1.65-1.45(m, 1H)
<段階2>(R)−N−{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
段階1で得た(R)−1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−アミン(0.45g、1.7mmol)をジクロロメタン(10ml)に溶かし、トリエチルアミン(0.48ml、3.4mmol)と塩化アセチル(0.14ml、1.87mmol)を0℃で加え、室温で4時間撹拌した。反応液に水を加えてジクロロメタンで抽出した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮して黄色固体の表題化合物(0.5g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.71(s, 1H), 8.05(d, 1H), 7.63(t, 1H), 6.49(brs, 1H), 4.67(brs, 2H), 4.18(brs, 2H), 3.94(brs, 1H), 2.10-1.70(m, 7H)
参照例51.(R)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}カルバメート
参照例50の段階1で得た(R)−1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−アミン(0.54g、2.1mmol)を1,4−ジオキサン(20ml)に溶かし、トリエチルアミン(0.35ml、2.5mmol)とジ−tert−ブチルジカルボネート(0.53g、2.5mmol)を室温で加え、一晩撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、白色固体の表題化合物(0.6g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.70(s, 1H), 8.10-8.00(m, 1H), 7.65-7.55(m, 1H), 5.20-3.70(m, 5H), 2.05-1.60(m, 4H), 1.41(s, 9H)
参照例52.(S)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
<段階1>2−(メチルチオ)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−オール
シクロペンタノン−2−カルボン酸エチル(30g、0.19mol)、2−メチル−2−チオシュード尿素(0.21mol)および炭酸ナトリウム(20g、0.3mol)の水溶液(400ml)を室温で2日間撹拌した。生成された固体を濾過し、真空乾燥して得られた白色固体の表題化合物(28g)を追加の精製なしで次の反応に使用した。
<段階2>6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2,4−ジオール
段階1で得た2−(メチルチオ)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−オール(27g、0.15mol)、酢酸(200ml)および水(90ml)の混合物を3日間還流撹拌した。反応液を室温に冷却した後、生成された固体を濾過し、酢酸エチルで洗浄した後、真空乾燥して微黄色固体の表題化合物(13.3g)を得た。この化合物を追加の精製なしで次の反応に使用した。
<段階3>2,4−ジクロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン
段階2で得た6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2,4−ジオール(13.3g、87.4mmol)とオキシ塩化リン(100ml)の混合物を130℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷水に加え、炭酸水素ナトリウムで塩基化した後、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=10/1)で精製し、微黄色固体の表題化合物(13g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 3.09(t, 2H), 3.00(t, 2H), 2.23(t, 2H)
<段階4>(S)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
段階3で得た2,4−ジクロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン(1g、5.3mmol)と(S)−3−アセトアミドピロリジン(0.75g、5.8mmol)のクロロホルム(20ml)溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.93ml、5.3mmol)を加え、50℃で一晩撹拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=60/1)で精製し、白色固体の表題化合物(1.3g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 6.92(brs, 1H), 4.55(brs, 1H), 3.85-3.65(m, 4H), 3.14(t, 2H), 2.79(q, 2H), 2.20-2.03(m, 4H), 2.03(s, 3H)
参照例53.(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート
参照例52の段階3で得た2,4−ジクロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン(4g、21.2mmol)と3−((S)−tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン(4.3g、23.3mmol)のクロロホルム(100ml)溶液にジイソプロピルエチルアミン(3.7ml、21.2mmol)を加え、50℃で一晩撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、白色固体の表題化合物(6.1g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 4.66(brs, 1H), 4.27(brs, 1H), 4.00-3.90(m, 1H), 3.85-3.75(m, 2H), 3.65-3.55(m, 1H), 3.10(t, 2H), 2.82(t, 2H), 2.25-2.15(m, 1H), 2.10-2.00(m, 2H), 2.00-1.90(m, 1H), 1.45(s, 9H)
参照例54.(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(メチル)カルバメート
水素化ナトリウム(0.18g、4.43mmol、60wt%)を、参照例53で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート(1.5g、2.95mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に0℃で加え、10分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.22ml、3.54mmol)を反応液にゆっくり加え、室温で一晩撹拌した。水を加えて反応を終了し、酢酸エチルで抽出した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、微黄色固体の表題化合物(1g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 4.78(brs, 1H), 3.95-3.85(m, 2H), 3.64(q, 1H), 3.60-3.50(m, 1H), 3.11(t, 2H), 2.85-2.75(m, 5H), 2.20-2.00(m, 4H), 1.48(s, 9H)
参照例55.(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(プロピル)カルバメート
参照例53で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメートおよび1−ブロモプロパンを用いて参照例54と同一の方法で微黄色固体の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 4.53(brs, 1H), 4.00-3.90(m, 2H), 3.65-3.50(m, 2H), 3.20-3.00(m, 4H), 2.82(t, 2H), 2.15-2.00(m, 4H), 1.65-1.50(m, 2H), 1.45(s, 9H), 0.89(s, 3H); (収率: 90 %)
参照例56.(R)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
参照例52の段階3で得た2,4−ジクロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン(1g、5.29mmol)とジイソプロピルエチルアミン(3.7ml、21.2mmol)のクロロホルム(30ml)溶液に(R)−(−)−3−アミノピペリジン二塩酸塩(1g、5.82mmol)を加え、60℃で一晩撹拌した。室温に冷却し、塩化アセチル(0.39ml、5.42mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。減圧濃縮した反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、白色固体の表題化合物(1g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 6.02(brs, 1H), 4.05-3.85(m, 3H), 3.55-3.45(m, 2H), 3.10-3.00(m, 1H), 2.95-2.80(m, 3H), 2.07(q, 2H), 1.98(s, 3H), 1.97-1.90(m, 1H), 1.65-1.55(m, 1H)
参照例57.(R)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}カルバメート
参照例52の段階3で得た2,4−ジクロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン(1g、5.29mmol)とジイソプロピルエチルアミン(3ml、21.2mmol)のエタノール(20ml)溶液に(R)−(−)−3−アミノピペリジン二塩酸塩(1g、5.82mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。減圧濃縮した反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧濃縮して得られた残渣をクロロホルム(20ml)に溶かし、ジイソプロピルエチルアミン(1.4ml、8mmol)とジ−tert−ブチルジカルボネート(1.35g、6.2mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応液を水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。減圧濃縮して得られた残渣にジエチルエーテル(20ml)を入れて室温で1時間撹拌した後、生成された白色固体を濾過して表題化合物(0.7g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 4.68(brs, 1H), 3.95-3.35(m, 5H), 3.10-2.90(m, 2H), 2.83(t, 2H), 2.10-1.90(m, 3H), 1.85-1.60(m, 2H), 1.50-1.45(m, 1H), 1.44(s, 9H)
参照例58.(R)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}(メチル)カルバメート
水素化ナトリウム(0.75mg、1.88mmol、60wt%)を、参照例57で得た(R)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}カルバメート(330mg、0.94mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液に室温で加え、10分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.1ml、1.41mmol)を反応液にゆっくり加え、室温で一晩撹拌した。水を加えて反応を終了し、酢酸エチルで抽出した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、無色オイルの表題化合物(280mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 4.50(d, 1H), 4.41(brs, 1H), 3.93(brs, 1H), 3.15-2.77(m, 4H), 2.78(s, 3H), 2.79-2.65(m, 2H), 2.15-2.00(m, 2H), 2.00-1.60(m, 4H), 1.47(s, 9H)
参照例59.(R)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}(メチル)カルバメート
<段階1>(R)−1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−アミン
参照例33で得た2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(1.2g、6mmol)とジイソプロピルエチルアミン(3.2ml、18mmol)のクロロホルム(30ml)溶液に(R)−(−)−3−アミノピペリジン二塩酸塩(1.14g、6.6mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応液をジクロロメタンで希釈し、水を洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧濃縮して黄色オイルの表題化合物(1.5g)を得た。この化合物を追加の精製なしで次の反応に使用した。
<段階2>(R)−tert−ブチル(1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル)カルバメート
段階1で得た(R)−1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−アミン(1.5g、5.62mmol)をクロロホルム(20ml)に溶かし、ジイソプロピルエチルアミン(1.5ml、8.61mmol)とジ−tert−ブチルジカルボネート(1.5g、6.87mmol)を室温で加え、一晩撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、白色固体の表題化合物(0.6g)を得た。この化合物を追加の精製なしで次の反応に使用した。
<段階3>(R)−tert−ブチル(1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル)(メチル)カルバメート
水素化ナトリウム(78.6mg、5.46mmol、60wt%)を、段階2で得た(R)−tert−ブチル(1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル)カルバメート(0.5g、2.73mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に0℃で加え、10分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.25ml、4.1mmol)を反応液にゆっくり加え、室温で一晩撹拌した。水を加えて反応を終了し、酢酸エチルで抽出した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、微黄色オイルの表題化合物(220mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 4.20-3.65(m, 3H), 2.90-2.50(m, 7H), 2.51(brs, 2H), 2.00-1.60(m, 8H), 1.47(s, 9H)
参照例60.(R)−1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド
ジイソプロピルエチルアミン(3.7ml、21.2mmol)を、参照例52の段階3で得た2,4−ジクロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン(1g、5.29mmol)と(R)−(−)−3−ピペリジンカルボン酸(0.75g、5.82mmol)のクロロホルム(25ml)溶液に加え、70℃で一晩撹拌した。反応液を室温に冷却した後、メチルアミン塩酸塩(0.36g、5.29mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.1g、5.82mmol)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.79g、5.82mmol)を加えた後、室温で一晩撹拌した。反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルを用いて結晶化して白色固体の表題化合物(1.1g)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 6.31(brs, 1H), 4.21(d, 1H), 4.07(d, 1H), 3.60(t, 1H), 3.30(t, 1H), 2.97(t, 2H), 2.95-2.75(m, 5H), 2.42(brs, 1H), 2.15-2.00(m, 3H), 2.00-1.90(m, 1H), 1.80-1.70(m, 1H), 1.55(d, 1H)
実施例
実施例1.(S)−N −{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−2−イル}−4−クロロベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
参照例1で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート(35mg、0.09mmol)、酢酸パラジウム(1mg、5mol%)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(5.2mg、10mol%)、炭酸セシウム(59mg、0.18mmol)、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン(15.7mg、0.11mmol)および1,4−ジオキサン(1ml)の混合物をマイクロ波(600W)下で1時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1→ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製した。得られた残渣を酢酸エチルに溶解させた後、塩酸ガスを加えて得られた固体を濾過、洗浄および乾燥させることで淡黄色の固体化合物(1.2mg)を製造した。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.62(brs, 1H), 7.52(brs, 1H), 7.15(s, 1H), 6.90(s, 1H), 6.86(s, 1H), 4.41(brs, 3H), 4.26(brs, 2H), 3.98(s, 3H), 3.90(s, 3H), 2.66(brs, 1H), 2.35(brs, 1H)
実施例2.(S)−N−{6,7−ジメトキシ−4−(3−メチルアミノピロリジン−1−イル)−キナゾリン−2−イル}−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−1,3−ジアミン
参照例2で得た(S)−1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミン(35mg、0.09mmol)、酢酸パラジウム(1mg、5mol%)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(5.2mg、10mol%)、炭酸セシウム(59mg、0.18mmol)、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン(19mg、0.11mmol)および1,4−ジオキサン(1ml)の混合物をマイクロ波(600W)の下で1時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1→ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、淡黄色固体の表題化合物(9.2mg)を製造した。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.55(s, 1H), 7.47(s, 1H), 7.20(s, 1H), 6.87(s, 1H), 6.55(s, 1H), 4.14(m, 1H), 3.99(m, 1H), 3.93(s, 3H), 3.89(s, 3H), 3.74(m, 1H), 3.39(m, 1H), 2.46(s, 3H), 2.26(m, 1H), 1.99(m, 1H)
実施例3および4
参照例3で得た(S)−1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミンにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリルまたは5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミンを反応させ、実施例2と同一の方法で実施例3および4の表題化合物を製造した。
実施例3. (S)−3−アミノ−5−{4−(3−エチルアミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−2−イルアミノ}−ベンゾニトリル
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.51(s, 1H), 7.42(s, 1H), 7.25(s, 1H), 6.87(s, 1H), 6.53(s, 1H), 4.10(m, 2H), 3.97(m, 1H), 3.92(s, 3H), 3.88(s, 3H), 3.70(m, 1H), 3.50(m, 1H), 2.79(m, 2H), 2.30(m, 1H), 1.94(m, 1H), 1.70(t, 3H); (収率: 21 %)
実施例4. (S)−N−{4−(3−エチルアミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−2−イル}−5−トリフルオロメチルベンゼン−1,3−ジアミン
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.50(s, 1H), 7.41(s, 1H), 7.20(s, 1H), 6.84(s, 1H), 6.56(s, 1H), 4.12(m, 2H), 4.00(m, 1H), 3.91(s, 3H), 3.88(s, 3H), 3.76(m, 1H), 3.53 (m, 1H), 2.80(m, 2H) 2.31(m, 1H), 1.99(m, 1H), 1.19(t, 3H); (収率: 20 %)
実施例5〜7
参照例4で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−アミノ−2−メチルベンゾニトリルまたは5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミンを反応させ、実施例2と同一の方法で実施例5〜7の表題化合物を製造した。
実施例5.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.44(s, 1H), 7.37(s, 1H), 7.29(s, 1H), 6.88(s, 1H), 6.52(s, 1H), 4.45(m, 1H), 4.14(m, 1H), 4.04(m,1 H), 3.96(m, 1H), 3.92(s, 3H), 3.86(s, 3H), 3.78(m, 1H), 2.28(m, 1H), 2.05(m, 1H), 1.96(s, 3H); (収率: 19%)
実施例6.(S)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−メチルフェニル)アミノ}−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.23(d, 1H), 7.72(d, 1H), 7.43(s, 1H), 7.26(d, 1H), 6.91(s, 1H), 4.88(m, 1H), 4.18(m, 1H), 4.10(m, 1H), 4.07(m, 1H), 4.00(s, 3H), 3.96(s, 3H), 3.82(m, 1H), 2.45(s, 3H), 2.28(m, 1H), 2.07(m, 1H), 1.93(s, 3H); (収率: 24 %)
実施例7.(S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.50(s, 1H), 7.47(s, 1H), 7.21(s, 1H), 6.91(s, 1H), 6.56(s, 1H), 4.48(m, 1H), 4.20(m, 1H), 4.09(m, 1H), 4.02(m, 1H), 3.96(s, 3H), 3.89(s, 3H), 3.82(m, 1H), 2.27(m, 1H), 2.06(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 21 %)
実施例8〜12
参照例5で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ5−アミノ−2−フルオロベンゾニトリル、5−アミノ−2−メチルベンゾニトリル、3,5−ジアミノベンゾニトリル、2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミンまたは5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミンを反応させ、実施例2と同一の方法で実施例8〜12の表題化合物を製造した。
実施例8.(R)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−フルオロフェニル)アミノ}−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.42(m, 1H), 7.62(m, 1H), 7.20(brs, 1H), 7.12(m, 2H), 7.03(s, 1H), 5.96(m, 1H), 4.26(brs, 1H), 3.80(m, 1H), 3.33(m, 1H), 3.12(m, 1H), 2.05(m, 1H), 2.02(s, 3H), 1.90(m, 1H), 1.82(m, 3H); (収率: 24 %)
実施例9.(R)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−メチルフェニル)アミノ}−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.36(d, 1H), 7.50(m, 1H), 7.22(m, 2H), 7.10(s, 1H), 7.01(s, 1H), 6.13(m, 1H), 4.25(brs, 1H), 4.02(s, 3H), 4.00(s, 3H), 3.76(m, 1H), 3.37(m, 1H), 3.20(m, 1H), 2.49(s, 3H), 2.04(s+m, 4H), 1.82(m, 1H), 1.80(m, 3H), 1.66(m, 1H); (収率: 23 %)
実施例10.(R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.59(s, 1H), 7.44(s, 1H), 7.19(s, 1H), 7.11(s, 1H), 7.02(s, 1H), 6.54(s, 1H), 6.03(brs, 1H), 4.24(brs, 1H), 4.12(s+m, 7H), 3.91(m, 1H), 3.77(brs, 1H), 3.39(m, 1H), 3.20(m, 1H), 2.15(s, 3H), 1.95(m, 1H), 1.80(m, 4H), 1.66(m, 2H); (収率: 34 %)
実施例11.(R)−N−{1−(2−[{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.96(d, 1H), 7.41(m, 1H), 7.06(m, 2H), 6.93(s, 1H), 6.72(m, 1H), 6.37(brs, 1H), 4.20(brs, 1H), 4.00(s, 3H), 3.97(s, 3H), 3.81(m, 1H), 3.54(m, 1H), 3.51(m, 1H), 3.42(m, 1H), 1.93(m, 2H), 1.88(m, 5H), 1.75(m, 2H); (収率: 19 %)
実施例12.(R)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.48(s, 1H), 7.23(brs, 1H), 7.14(m, 1H), 7.09(s, 1H), 6.98(s, 1H), 6.54(s, 1H), 6.19(m, 1H), 4.24(m, 1H), 4.01(s, 3H), 3.99(s, 3H), 3.88(m, 1H), 3.75(m, 1H), 3.47(m, 1H), 3.32(m, 1H), 1.99(m, 1H), 1.88(m, 6H), 1.75(m, 2H); (収率: 23 %)
実施例13および14
参照例6で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリルおよび5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミンに反応させ、実施例2と同一の方法で実施例13および14の表題化合物を得た。
実施例13.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.52(s, 1H), 7.48(s, 1H), 7.46(s, 1H), 7.32(s, 1H), 7.30(s, 1H), 6.55(s, 1H), 4.50(m, 1H), 4.21(m, 1H), 4.15(m, 1H), 4.06(m, 1H), 3.87(s, 3H), 2.35(m, 1H), 2.18(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 20 %)
実施例14.(S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.50(s, 1H), 7.42(s, 1H), 7.39(d, 1H), 7.26(d, 1H), 7.18(s, 1H), 6.55(s, 1H), 4.49(m, 1H), 4.19(m, 1H), 4.10(m, 1H), 3.98(m, 1H), 3.89(s, 3H), 2.27(m, 1H), 2.07(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 32 %)
実施例15および16
参照例7で得た(S)−1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミンにそれぞれ5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミンまたは3,5−ジアミノベンゾニトリルを反応させ、実施例2と同一の方法で実施例15および16の表題化合物を製造した。
実施例15.(S)−N −[6−メトキシ−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.53(s, 1H), 7.50(s, 1H), 7.42(d, 1H), 7.29(d, 1H), 7.17(s, 1H), 6.55(s, 1H), 4.12(m, 2H), 4.01(m, 1H), 3.85(s, 3H), 3.79(m, 1H), 3.41(m, 1H), 2.47(s, 3H), 2.28(m, 1H), 1.98(m, 1H); (収率: 31 %)
実施例16.(S)−3−アミノ−5−([6−メトキシ−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.49(s, 1H), 7.42(s, 1H), 7.41~7.39(m, 1H), 7.26(m, 1H), 7.24(s, 1H), 6.52(s, 1H), 4.08(m, 2H), 3.92(m, 1H), 3.83(s, 3H), 3.73(m, 1H), 3.39(m, 1H), 2.47(s, 3H), 2.26(m, 1H), 1.96(m, 1H); (収率: 21 %)
実施例17〜19
参照例8で得た(S)−1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミンにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミンまたは2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例2と同一の方法で実施例17〜19の表題化合物を製造した。
実施例17.(S)−3−アミノ−5−([4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6−メトキシキナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.50(s, 1H), 7.44(s, 1H), 7.40(m, 1H), 7.26(m, 2H), 6.53(s, 1H), 4.10(m, 2H), 3.96(m, 1H), 3.83(s, 3H), 3.70(m, 1H), 3.47(m, 1H), 2.73(m, 2H), 2.28(m, 1H), 1.92(m, 1H), 1.17(t, 3H); (収率: 27 %)
実施例18.(S)−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6−メトキシキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.53(s, 1H), 7.47(s, 1H), 7.41(d, 1H), 7.27(d, 1H), 7.18(s, 1H), 6.55(s, 1H), 4.13(m, 2H), 3.98(m, 1H), 3.84(s, 3H), 3.74(m, 1H), 3.49(m, 1H), 2.74(m, 2H), 2.28(m, 1H), 1.94(m, 1H), 1.17(t, 3H); (収率: 32 %)
実施例19.(S)−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6−メトキシキナゾリン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.94(s, 1H), 7.50(s, 1H), 7.45(d, 1H), 7.37(d, 1H), 7.28(d, 1H), 6.81(d, 1H), 4.11(m, 2H), 3.95(m, 1H), 3.85(s, 3H), 3.75(m, 1H), 3.50(m, 1H), 2.74(m, 2H), 2.28(m, 1H), 1.95(m, 1H), 1.18(t, 3H); (収率: 34 %)
実施例20〜24
参照例9で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドに5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、3,5−ジアミノベンゾニトリル、2,5−ジアミノベンゾニトリル、5−アミノ−2−メチルベンゾニトリルまたは2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例2と同一の方法で実施例20〜24の表題化合物を製造した。
実施例20.(R)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.50(m, 2H), 7.31(m, 1H), 7.26(s, 1H), 7.19(s, 1H), 6.56(s, 1H), 4.15(m, 2H), 3.94(m, 1H), 3.90(s, 3H), 3.24(m, 1H), 3.05(m, 1H), 2.05(m, 2H), 1.92(s, 3H), 1.66(m, 1H), 1.23(m, 1H); (収率: 24 %)
実施例21.(R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.54(m, 2H), 7.35(s, 1H), 7.30(m, 1H), 7.20(s, 1H), 6.55(s, 1H), 4.14(m, 2H), 3.97(m, 1H), 3.91(s, 3H), 3.24(m, 1H), 3.02(m, 1H), 2.03(m, 2H), 1.87(s, 3H), 1.63(m, 1H), 1.24(m, 1H); (収率: 20 %)
実施例22.(R)−N−(1−[2−{(4−アミノ−3−シアノフェニル)アミノ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.88(s, 1H), 7.55(d, 1H), 7.45(d, 1H), 7.27(d, 1H), 7.16(s, 1H), 6.80(d, 1H), 4.10(m, 2H), 3.97(m, 1H), 3.89(s, 3H), 3.19(m, 1H), 3.01(m, 1H), 2.04(m, 2H), 1.92(s, 3H), 1.80(m, 1H), 1.62(m, 1H); (収率: 34 %)
実施例23.(R)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−メチルフェニル)アミノ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.31(s, 1H), 7.78(d, 1H), 7.52(d, 1H), 7.33-7.27(m, 2H), 7.21(s, 1H), 4.17(m, 2H), 3.98(m, 1H), 3.91(s, 3H), 3.23(m, 1H), 3.01(m, 1H), 2.46(s, 3H), 2.04(m, 2H), 1.94(s, 3H), 1.87(m, 1H), 1.64(m, 1H); (収率: 30 %)
実施例24.(R)−N−{1−(2−[{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.94(s, 1H), 7.47(d, 1H), 7.41(m, 1H), 7.30(d, 1H), 7.19(s, 1H), 6.82(d, 1H), 4.10(m, 2H), 3.95(m, 1H), 3.90(s, 3H), 3.22(m, 1H), 3.02(m, 1H), 2.04(m, 1H), 1.92(s+m, 3+1H), 1.80(m, 1H), 1.63(m, 1H); (収率: 28 %)
実施例25.(S)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン
参照例10で得た(S)−1−(2−クロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミン(30mg、0.09mmol)と5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン(25mg、0.14mmol)の混合物をマイクロ波(600W)の下で1時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1→ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製した。得られた残渣を酢酸エチルに溶解させた後、塩酸ガスを加えて得られた固体を濾過、洗浄および乾燥させることで淡黄色の固体化合物(10.1mg)を製造した。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.31(d, 1H), 7.74(s, 1H), 7.48(s, 1H), 7.35(d, 1H), 7.30(s, 1H), 6.59(s, 1H), 4.20(m, 2H), 4.04(m, 1H), 3.91(m, 1H), 3.59(m, 1H), 2.53(s, 3H), 2.36(m, 1H), 2.11(m, 1H)
実施例26および27
参照例11で得た(S)−1−{2−クロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル}−N−エチルピロリジン−3−アミンにそれぞれ5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミンまたは3,5−ジアミノベンゾニトリルを反応させ、実施例25と同一の方法で実施例26および27の表題化合物を製造した。
実施例26.(S)−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.30(d, 1H), 7.71(s, 1H), 7.49(s, 1H), 7.35(d, 1H), 7.29(s, 1H), 6.59(s, 1H), 4.18(m, 2H), 4.09(m, 1H), 3.83(m, 1H), 3.61(m, 1H), 2.77(m, 2H), 2.31(m,1 H), 1.98(m,1 H), 1.16(t, 3H); (収率: 19 %)
実施例27.(S)−3−アミノ−5−([4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.30(d, 1H), 7.74(s, 1H), 7.47(s, 1H), 7.41(s, 1H), 7.34(d, 1H), 6.58(s, 1H), 4.16(m, 1H), 4.07(m, 1H), 3.79(m, 1H), 3.59(m, 1H), 2.76(m, 2H), 2.29(m,1H), 2.01(m, 1H), 1.23(t, 3H); (収率: 17 %)
実施例28および29
参照例12で得た(S)−N−[1−{2−クロロ−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミドにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリルまたは5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミンを反応させ、実施例25と同一の方法で実施例28および29の表題化合物を製造した。
実施例28.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.28(d, 1H), 7.78(s, 1H), 7.44(d, 1H), 7.35(d, 1H), 6.58(s, 1H), 4.51(m, 1H), 4.25(m, 1H), 4.12(m, 1H), 4.07(m, 1H), 3.84(m, 1H), 2.33(m, 1H), 2.12(m, 1H), 1.92(s, 3H); (収率: 20 %)
実施例29.(S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ 8.29(d, 1H), 7.73(d, 1H), 7.48(s, 1H), 7.35(d, 1H), 7.32(s, 1H), 6.59(s, 1H), 6.28(s, 1H), 4.52(m, 1H), 4.26(m, 1H), 4.15~4.05(m, 2H), 3.84(m, 1H), 2.33(m, 1H), 2.09(m, 1H), 1.92(s, 3H); (収率: 27 %)
実施例30. (S)−tert−ブチル1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イルカルバメート塩酸塩
参照例13で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(20mg、0.06mmol)と3,5−ジアミノベンゾニトリル(9.2mg、0.07mmol)のn−ブタノール(1ml)溶液をマイクロ波(400W)の下で1時間攪拌した。反応混合物を冷却した後、濃縮して得られた固体をジクロロメタンで洗浄し、濾過した後、真空乾燥して白色固体の表題化合物(18mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 12.68(brs, 1H), 10.29(brs, 1H), 8.25(s, 1H), 7.86(t, 1H), 7.58(d,1H), 7.45(m, 1H), 7.21(t, 2H), 6.70(s, 1H), 5.84(brs, 2NH), 4.23-3.88(m, 5H), 2.19(m, 1H), 2.03(m, 1H), 1.39(s, 9H)
実施例31.(S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル二塩酸塩
実施例30で得た(S)−tert−ブチル1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イルカルバメート塩酸塩(20mg、0.04mmol)のメタノール(2ml)溶液に塩酸ガスを加え、室温で一晩攪拌した。反応混合物を濃縮した後、メタノールとジクロロメタンで結晶化して淡黄色固体の表題化合物(14mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 12.91(brs, 1H), 10.49(brs, 1H), 8.47-8.34(m, 2H), 7.91(m, 1H), 7.64-7.52(m, 1H), 7.17(m, 2H), 6.74(s, 1H), 4.55-3.92(m, 5H), 2.40-2.27(m, 2H)
実施例32.(S)−N −{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
<段階1>(S)−tert−ブチル1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イルカルバメート塩酸塩
参照例13で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートと3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを用いて実施例30と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 12.60(brs, 1H), 10.27(brs, 1H), 8.25(s, 1H), 7.84(m, 1H), 7.57(m, 1H), 7.46(m, 1H), 7.33(m, 1H), 6.96(s, 1H), 6.66(s, 1H), 5.88(brs, 2NH), 4.22-3.73(m, 5H), 2.19(m, 1H), 2.02(m, 1H), 1.39(s, 9H); (収率: 56 %)
<段階2>(S)−N−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
段階1で得た(S)−tert−ブチル1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イルカルバメート塩酸塩を用いて実施例31と同一の方法で淡黄色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 12.91(brs, 1H), 10.93(brs, 1H), 8.36-8.16(m, 2H), 7.92(m, 1H), 7.64-7.54(m, 1H), 7.32-7.14(m, 2H), 6.69(s, 1H), 4.13-4.06(m, 5H), 2.41-2.14(m, 2H); (収率: 99 %)
実施例33.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]プロピオンアミド塩酸塩
<段階1>(S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル
実施例31で得た(S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル二塩酸塩(500mg、1.20mmol)と0.2Nの水酸化ナトリウム水溶液(10ml)の混合物を室温で2時間攪拌した。生成された固体を濾過し、50℃で真空乾燥して淡黄色固体の表題化合物(343.5mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 9.12(s, 1H), 8.11(d, 1H), 7.60(m, 1H), 7.49(m, 2H), 7.17(m, 1H), 6.43(s, 1H), 5.48(s, 2NH), 4.03(m, 2H), 3.90(m, 1H), 3.60(m, 2H), 2.06(m, 1H), 1.72(m, 1H)
<段階2>(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]プロピオンアミド塩酸塩
段階1で得た(S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル(20mg、0.06mmol)、プロピオン酸(4.8μL、0.06mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(22.2μL、0.13mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(15.9mg、0.08mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(11.2mg、0.08mmol)、およびN,N−ジメチルアセトアミド(0.5ml)の混合物を室温で一晩攪拌した。反応混合物に水を加えて生成された固体を1Nの水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、メタノールに溶解した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、酢酸エチル(1ml)に溶かした後、塩酸ガスを添加して生成された白色固体を濾過することで表題化合物(4mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.36(m, 1H), 7.86(m, 1H), 7.57(m, 2H), 7.31(m, 2H), 6.94(m, 1H), 4.54-4.07(m, 5H), 2.34(m, 1H), 2.24(m, 2H), 2.11(m, 1H), 1.10(m, 3H)
実施例34.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]ペンタンアミド
実施例33の段階1で得た(S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル(20mg、0.06mmol)、バレリン酸(6.9μL、0.06mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(22.2μL、0.13mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(15.9mg、0.08mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(11.2mg、0.08mmol)、およびN,N−ジメチルアセトアミド(0.5ml)の混合物を室温で一晩攪拌した。反応混合物に水を加えて生成された固体を1Nの水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、メタノールに溶解した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、無色オイルの表題化合物(15.2mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.08(d, 1H), 7.56(m, 1H), 7.49(m, 2H), 7.34(s, 1H), 7.18(t, 1H), 6.56(s, 1H), 4.48(m, 1H), 4.21-4.00(m, 3H), 3.81(m, 1H), 2.29(m, 1H), 2.19(m, 2H), 2.06(m, 1H), 1.58(m, 2H), 1.31(m, 2H), 0.90(t, 3H)
実施例35〜38
実施例33の段階1で得た(S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリルにそれぞれフェニル酢酸、3−フェニルプロピオン酸、2−(チオフェン−2−イル)酢酸、N,N−ジメチルグリシンを反応させ、実施例34と同一の方法で実施例35〜38の表題化合物を製造した。
実施例35.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]−2−フェニルアセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.08(d, 1H), 7.58(m, 1H), 7.50(m, 2H), 7.33(s, 1H), 7.24(m, 4H), 7.18(m, 2H), 6.56(s, 1H), 4.47(m, 1H), 4.18-4.00(m, 3H), 3.85(m, 1H), 3.50(s, 2H), 2.28(m, 1H), 2.09(m, 1H); (収率: 40 %)
実施例36.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]−3−フェニルプロピオンアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.03(d, 1H), 7.59(t, 1H), 7.49(m, 2H), 7.32(s, 1H), 7.18(t, 1H), 7.12(m, 4H), 7.02(m, 1H), 6.56(s, 1H), 4.40(m, 1H), 4.09(m, 1H), 3.88(m, 2H), 3.70(m, 1H), 2.89(t, 2H), 2.47(t, 2H), 2.17(m, 1H), 1.96(m, 1H); (収率: 46 %)
実施例37.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]−2−(チオフェン−2−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.11(d, 1H), 7.58(m, 1H), 7.50-7.47(m, 2H), 7.34(s, 1H), 7.21-7.18(m, 2H), 6.90(m, 2H), 6.56(s, 1H), 4.48(m, 1H), 4.22-3.86(m, 4H), 3.71(s, 2H), 2.29(m, 1H), 2.11(m, 1H); (収率: 16%)
実施例38.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.07(d, 1H), 7.55(t, 1H), 7.47(m, 2H), 7.30(s, 1H), 7.15(t, 1H), 6.55(s, 1H), 4.54(m, 1H), 4.18(m, 1H), 4.07(m, 1H), 3.84(m, 1H), 3.81(m, 1H), 3.01(s, 2H), 2.28(m, 6H+1H), 2.10(m, 1H); (収率: 47 %)
実施例39.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩
プロピオンアルデヒド(4.6μL、0.06mmol)を、実施例33の段階1で得た(S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル(20mg、0.06mmol)のメタノール(1ml)溶液に加え、室温で1時間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(24.5mg、0.12mmol)を加えた。反応液を室温で一晩攪拌した後、水を加えて反応を終結した。クロロホルムを加えて抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥および濾過し、溶液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、酢酸エチル(1ml)に溶かした後、塩酸ガスを添加して生成された白色固体を濾過することで表題化合物(5mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.36(m, 1H), 7.90(t, 1H), 7.62(d, 1H), 7.56(t, 1H), 7.49(s, 1H), 7.36(s, 1H), 7.03(s, 1H), 4.53-4.12(m, 5H), 3.14(m, 2H), 2.64(m, 1H), 2.44(m, 1H), 1.79(m, 2H), 1.07(t, 3H)
実施例40.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ブチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
ブチルアルデヒド(8.6μL、0.10mmol)を、実施例33の段階1で得た(S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル(30mg、0.09mmol)のメタノール(1ml)溶液に加え、室温で1時間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(24.5mg、0.12mmol)を加えた。反応液を室温で一晩攪拌した後、水を加えて反応を終結した。クロロホルムを加えて抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥および濾過し、溶液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、無色オイルの表題化合物(2.7mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.12(d, 1H), 7.58(m, 1H), 7.52-7.47(m, 2H), 7.29(s, 1H), 7.18(m, 1H), 6.56(s, 1H), 4.14(m, 2H), 4.01(m, 1H), 3.79(m, 1H), 3.54(m, 1H), 2.75(m, 2H), 2.31(m, 1H), 1.99(m, 1H), 1.56(m, 2H), 1.40(m, 2H), 0.96(m, 3H)
実施例41〜51
実施例33の段階1で得た(S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリルにそれぞれバレルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、シクロプロパンカルボキサルデヒド、ピバルアルデヒド、ベンズアルデヒド、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、5−メチル−2−ヘキサノン、またはシクロヘキサノンを反応させ、実施例40と同一の方法で実施例41〜51の表題化合物を製造した。
実施例41.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.17(d, 1H), 7.57(m, 1H), 7.52-7.47(m, 2H), 7.30(s, 1H), 7.21(t, 1H), 6.56(s, 1H), 4.15(m, 2H), 4.03(m, 1H), 3.77(m, 1H), 3.48(m, 1H), 2.71(t, 2H), 2.30(m, 1H), 1.97(m, 1H), 1.57(m, 2H), 1.36(m, 4H), 0.93(m, 3H); (収率: 3 %)
実施例42.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(イソペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.13(d, 1H), 7.58(t, 1H), 7.51-7.47(m, 2H), 7.31(s, 1H), 7.19(t, 1H), 6.56(s, 1H), 4.14(m, 2H), 4.01(m, 1H), 3.78(m, 1H), 3.54(m, 1H), 2.74(m, 2H), 2.31(m, 1H), 1.98(m, 1H), 1.67(m, 1H), 1.46(m, 2H), 0.94(d, 6H); (収率: 6 %)
実施例43.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(シクロプロピルメチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.13(d, 1H), 7.58(m, 1H), 7.52-7.49(m, 2H), 7.30(s, 1H), 7.19(m, 1H), 6.56(s, 1H), 4.15(m, 2H), 4.02(m, 1H), 3.80(m, 1H), 3.58(m, 1H), 2.61(d, 2H), 2.31(m, 1H), 2.01(m, 1H), 1.01(m, 1H), 0.56(m, 2H), 0.24(m, 2H); (収率: 6 %)
実施例44.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ネオペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.16(d, 1H), 7.58(m, 2H), 7.47(d, 1H), 7.30(s, 1H), 7.19(t, 1H), 6.56(s, 1H), 4.15(m, 2H), 3.97(m, 1H), 3.76(m, 1H), 3.44(m, 1H), 2.48(s, 2H), 2.24(m, 1H), 1.95(m, 1H), 0.95(s, 9H); (収率: 4 %)
実施例45.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ベンジルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.08(d, 1H), 7.60(m, 1H), 7.52(s, 1H), 7.46(d, 1H), 7.39(m, 2H), 7.31(m, 3H), 7.25(m, 1H), 7.17(m, 1H), 6.57(s, 1H), 4.14(m, 2H), 3.99(m, 1H), 3.87(s, 2H), 3.80(m, 1H), 3.49(m, 1H), 2.30(m, 1H), 2.03(m, 1H); (収率: 3 %)
実施例46.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(イソプロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.16(d, 1H), 7.63(t, 1H), 7.55(m, 2H), 7.23(m, 2H), 6.59(s, 1H), 4.29-4.12(m, 3H), 4.12-3.94(m, 2H), 2.50(m, 1H), 2.15(m, 1H), 1.32(m, 6H), 0.90(m, 1H); (収率: 1 %)
実施例47.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(sec−ブチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.14(d, 1H), 7.57(t, 1H), 7.50(m, 2H), 7.27(m, 1H), 7.20(m, 1H), 6.57(s, 1H), 4.19(m, 2H), 4.04(m, 1H), 3.77(m, 2H), 2.91(m, 1H), 2.36(m, 1H), 2.00(m, 1H), 1.68(m, 1H), 1.42(m, 1H), 1.17(m, 3H), 0.98(m, 3H); (収率: 3 %)
実施例48.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ペンタン−2−イルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.12(d, 1H), 7.56(t, 1H), 7.49(m, 2H), 7.29(m, 1H), 7.18(m, 1H), 6.56(s, 1H), 4.14(m, 2H), 4.01(m, 1H), 3.74(m, 2H), 2.94(m, 1H), 2.34(m, 1H), 1.95(m, 1H), 1.58(m, 1H), 1.38(m, 3H), 1.17(m, 3H), 0.95(m, 3H); (収率: 6 %)
実施例49.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ヘキサン−2−イルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.10(d, 1H), 7.57(t, 1H), 7.47(m, 2H), 7.29(m, 1H), 7.16(m, 1H), 6.55(s, 1H), 4.11(m, 2H), 3.97(m, 1H), 3.69(m, 2H), 2.87(m, 1H), 2.31(m, 1H), 1.93(m, 1H), 1.60(m, 1H), 1.35(m, 5H), 1.15(m, 3H), 0.94(m, 3H); (収率: 10 %)
実施例50.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(5−メチルヘキサン−2−イルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.11(d, 1H), 7.52(t, 1H), 7.47(m, 2H), 7.30(m, 1H), 7.18(m, 1H), 6.56(s, 1H), 4.14(m, 2H), 3.99(m, 1H), 3.73(m, 2H), 2.87(m, 1H), 2.33(m, 1H), 1.96(m, 1H), 1.58(m, 2H), 1.36(m, 1H), 1.25(m, 2H), 1.16(m, 3H), 0.91(m, 6H); (収率: 5 %)
実施例51.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(シクロヘキシルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.10(d, 1H), 7.55(t, 1H), 7.49(m, 2H), 7.28(s, 1H), 7.16(m, 1H), 6.55(s, 1H), 4.12(m, 2H), 3.96(m, 1H), 3.70(m, 2H), 2.70(m, 1H), 2.31(m, 1H), 2.02-1.92(m, 3H), 1.77(m, 2H), 1.66(m, 1H), 1.37-1.13(m, 5H); (収率: 21 %)
実施例52.(S)−N −[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
参照例14で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(プロピル)カルバメート(57.7mg、0.15mmol)と3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミン(31.2mg、0.18mmol)のn−ブタノール(1.5ml)溶液を130℃で一晩攪拌した。反応液を冷却した後、減圧濃縮して得られた残渣をn−ブタノール/ジクロロメタンで結晶化して減圧乾燥した固体をメタノール(2ml)に溶かした後、塩酸ガスを添加して生成された白色固体を濾過することで表題化合物(33.4mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 13.17(brs, 1H), 10.69(s, 1H), 9.77-9.54(m, 2H), 8.29(s, 1H), 7.90(t, 1H), 7.61(d, 1H), 7.53(t, 1H), 7.40-7.18(m, 2H), 6.78(s, 1H), 4.51-4.01(m, 5H), 2.98(m, 2H), 2.45(m, 2H), 1.71(m, 2H), 1.04(m, 3H)
実施例53.(S)−N −[4−{3−(ブチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
参照例15で得た(S)−tert−ブチルブチル{1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメートを用いて実施例52と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 13.03(brs, 1H), 10.66(s, 1H), 9.76-9.33(m, 2H), 8.50(s, 1H), 7.91(t, 1H), 7.60(d, 1H), 7.53(t, 1H), 7.40-7.14(m, 2H), 6.74(s, 1H), 4.29-4.01(m, 5H), 3.01(m, 2H), 2.40(m, 2H), 1.66(m, 2H), 1.36(m, 2H), 0.92(m, 3H); (収率: 46 %)
実施例54.(S)−N −[4−{3−(ペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
参照例16で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(ペンチル)カルバメートを用いて実施例52と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 13.15(brs, 1H), 10.75(s, 1H), 9.77-9.39(m, 2H), 8.29(s, 1H), 7.92(t, 1H), 7.60(d, 1H), 7.53(t, 1H), 7.43-7.21(m, 2H), 6.82(s, 1H), 4.52-4.30(m, 5H), 3.00(m, 2H), 2.44(m, 2H), 1.69(m, 2H), 1.32(m, 4H), 0.89(m, 3H); (収率: 43 %)
実施例55.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩
参照例16で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(ペンチル)カルバメートおよび3,5−ジアミノベンゾニトリルを用いて実施例52と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 13.09(brs, 1H), 10.64(s, 1H), 9.75-9.28(m, 2H), 8.29(s, 1H), 7.90(t, 1H), 7.60(d, 1H), 7.50(t, 1H), 7.27-7.15(m, 2H), 6.77(s, 1H), 4.50-4.22(m, 5H), 3.01(m, 2H), 2.44(m, 1H), 2.00(m, 2H), 1.18(m, 4H), 0.89(m, 3H); (収率: 74 %)
実施例56.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ヘキシルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩
参照例17で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(ヘキシル)カルバメートおよび3,5−ジアミノベンゾニトリルを用いて実施例52と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 10.85(s, 1H), 9.80-9.54(m, 2H), 8.29(s, 1H), 7.90(t, 1H), 7.59(d, 1H), 7.40(t, 1H), 7.27-7.12(m, 2H), 6.77(s, 1H), 4.35-4.06(m, 5H), 3.01(m, 2H), 2.46(m, 2H), 1.68(m, 2H), 1.34(m, 6H), 0.88(m, 3H); (収率: 79 %)
実施例57.(S)−N−[1−{2−(4−アミノ−3−シアノフェニルアミノ)−8−メトキシキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド
参照例19で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−8−メトキシキナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル}アセトアミド(30mg、0.09mmol)と2,5−ジアミノベンゾニトリル(15mg、0.11mmol)の混合物をマイクロ波(400W)の下で40分攪拌した。反応液を室温に冷却した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で塩基化してジクロロメタンで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=30/1)で精製し、淡黄色オイルの表題化合物(1.4mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.95(s, 1H), 7.71(d, 1H), 7.49(d, 1H), 7.16(m, 2H), 6.80(d, 1H), 4.56(m, 1H), 4.21-4.00(m, 3H+3H), 3.83(m, 1H), 2.27(m, 1H), 2.06(m, 1H), 1.94(s, 3H)
実施例58.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−トリフルオロメチルフェニルアミノ)−8−メトキシキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド
参照例19で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−8−メトキシキナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル}アセトアミドおよび3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを用いて実施例57と同一の方法で淡黄色オイルの表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.75(s, 1H), 7.56(s, 1H), 7.11-7.00(m, 2H), 6.87(s, 1H), 6.51(s, 1H), 5.85(brs, 1H), 4.64(m, 1H), 4.23(m, 1H), 4.00(3H+1H), 3.85(m, 2H), 2.34(m, 1H), 2.02(m, 1H+3H); (収率: 15 %)
実施例59.(S)−N −{4−(3−メチルアミノピロリジン−1−イル)−8−メトキシキナゾリン−2−イル}−5−トリフルオロメチルベンゼン−1,3−ジアミン
<段階1>(S)−{1−(2−クロロ−8−メトキシキナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル}メチルアミン
参照例18で得た2,4−ジクロロ−8−メトキシキナゾリン(300mg、1.31mmol)のエタノール/クロロホルム(10/10ml)溶液に(3S)−(−)−3−(メチルアミノ)ピロリジン(0.17ml、1.57mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧濃縮し、ジクロロメタンに溶かして水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、黄色オイルの表題化合物(371mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.70(d, 1H), 7.28(t, 1H), 7.08(d, 1H), 4.13(m, 2H), 4.05(m, 1H+3H), 3.75(m, 1H), 3.40(m, 1H), 2.50(s, 3H), 2.17(m, 1H), 1.94(m, 1H)
<段階2>(S)−N−{4−(3−メチルアミノピロリジン−1−イル)−8−メトキシキナゾリン−2−イル}−5−トリフルオロメチルベンゼン−1,3−ジアミン
段階1で得た(S)−{1−(2−クロロ−8−メトキシキナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル}メチルアミン(20mg、0.07mmol)、3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミン(14mg、0.08mmol)、酢酸パラジウム(0.77mg、0.003mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(4.0mg、0.01mmol)、炭酸セシウム(44.5mg、0.14mmol)、および無水1,4−ジオキサン(1ml)の混合物をマイクロ波(600W)の下で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、セライトで濾過した濾過液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=10/1)で精製し、淡黄色オイルの表題化合物(16.7mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.63(m, 2H), 7.04(m, 3H), 6.56(m, 1H), 4.03-3.86(m, 6H), 3.69(m, 1H), 2.43(s, 3H), 2.21(m, 1H), 1.89(m, 1H)
実施例60〜62
参照例20で得た(S)−{1−(2−クロロ−8−メトキシキナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル}エチルアミンにそれぞれ2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミン、3,5−ジアミノベンゾニトリル、または3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを反応させ、実施例57と同一の方法で実施例60〜62の表題化合物を製造した。
実施例60.(S)−N −{4−(3−エチルアミノピロリジン−1−イル)−8−メトキシキナゾリン−2−イル}−3−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.92(s, 1H), 7.73(d, 1H), 7.38(d, 1H), 7.11(m, 2H), 6.90(d, 1H), 4.15(m, 2H), 4.04-3.98(m, 1H+3H), 3.84(m, 1H), 3.55(m, 1H), 2.79(m, 2H), 2.33(m, 1H), 1.98(m, 1H), 1.19(m, 3H); (収率: 5 %)
実施例61.(S)−3−アミノ−5−{4−(3−エチルアミノピロリジン−1−イル)−8−メトキシキナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.65(m, 2H), 7.13-7.10(m, 3H), 6.54(s, 1H), 4.08-3.96(m, 6H), 3.70(m, 1H), 3.47(m, 1H), 2.74(m, 2H), 2.27(m, 1H), 1.90(m, 1H), 1.17(m, 3H); (収率: 15 %)
実施例62.(S)−N −{4−(3−エチルアミノピロリジン−1−イル)−8−メトキシキナゾリン−2−イル}−5−トリフルオロメチルベンゼン−1,3−ジアミン
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.67-7.63(m, 1H+1H), 7.05(m, 3H), 6.56(s, 1H), 4.08(m, 2H), 4.04-3.86(m, 3H+1H), 3.67(m, 1H), 3.42(m, 1H), 2.71(m, 2H), 2.24(m, 1H), 1.87(m, 1H), 1.15(t, 3H); (収率: 17 %)
実施例63〜65
参照例21で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−8−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミン、または2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例59の段階2と同一の方法で実施例63〜65の表題化合物を製造した。
実施例63.(R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−8−メトキシキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.70(s, 1H), 7.45(d, 1H), 7.19-7.13(m, 3H), 6.57(s, 1H), 4.25(d, 1H), 4.09(m, 2H), 3.98(s, 3H), 3.31(m, 1H), 3.11(m, 1H), 2.06(m, 1H), 1.93(m, 3H+1H), 1.82(m, 1H), 1.60(m, 1H); (収率: 12 %)
実施例64.(R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−トリフルオロメチルフェニルアミノ)−8−メトキシキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.72(s, 1H), 7.46(d, 1H), 7.16-7.10(m, 3H), 6.58(s, 1H), 4.24(m, 1H), 4.09-3.98(m, 5H), 3.50(m, 1H), 3.14(m, 1H), 2.02(m, 1H), 1.91(m, 3H+1H), 1.81(m, 1H), 1.62(m, 1H); (収率: 15 %)
実施例65.(R)−N−[1−{2−(4−アミノ−3−トリフルオロメチルフェニルアミノ)−8−メトキシキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.15(m, 1H), 7.43(m, 2H), 7.10(m, 2H), 6.81(m, 1H), 4.17(m, 1H), 4.00-3.92(m, 5H), 3.30(m, 1H), 3.09(m, 1H), 2.00(m, 1H), 1.86(m, 4H), 1.77(m, 1H), 1.61(m, 1H); (収率: 17 %)
実施例66および67
参照例23で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−5−メチルキナゾリン−4−イル)−ピロリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリルまたは3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを反応させ、実施例59の段階2と同一の方法で実施例66および67の表題化合物を製造した。
実施例66.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5−メチルキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.44-7.27(m, 3H), 7.27(m, 1H), 7.01(m, 1H), 6.51(m, 1H), 5.87(m, 1H), 4.47(m, 1H), 3.92(m, 3H), 3.78-3.54(m, 3H), 2.62(s, 3H), 2.24(m, 1H), 1.91(s, 3H+1H); (収率: 36 %)
実施例67.(S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5−メチルキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.51-7.44(m, 2H), 7.35(m, 1H), 7.23(m, 1H), 6.99(m, 1H), 6.53(m, 1H), 5.82(m, 1H), 4.47(m, 1H), 3.87(m, 3H), 3.75-3.57(m, 3H), 2.62(m, 3H), 2.24(m, 1H), 1.85(m, 3H+1H); (収率: 27 %)
実施例68.(S)−3−アミノ−5−[5−メチル−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
<段階1>(S)−1−(2−クロロ−5−メチルキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミン
参照例22で得た2,4−ジクロロ−5−メチルキナゾリンと(3S)−(−)−3−(メチルアミノ)ピロリジンを用いて参照例13の段階3と同一の方法で黄色オイルの表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.56(m, 2H), 7.24(m, 1H), 4.08(m, 1H), 4.04(m, 2H), 3.83(m, 1H), 3.55(m, 1H), 2.65(s, 3H), 2.62(s, 3H), 2.22-2.12(m, 2H); (収率: 51 %)
<段階2>(S)−3−アミノ−5−[5−メチル−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
段階1で得た (S)−1−(2−クロロ−5−メチルキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミン(20mg、0.07mmol)と3,5−ジアミノベンゾニトリル(19mg、0.14mmol)のt−ブタノール(0.5ml)溶液をマイクロ波(300W)の下で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、ジイソプロピルエチルアミンを加えた後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、黄色オイルの表題化合物(0.7mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.49(m, 2H), 7.29(m, 2H), 7.09(m, 1H), 6.59(s, 1H), 3.93-3.42(m, 5H), 2.65(s, 3H), 2.46(s, 3H), 2.23(m, 1H), 1.84(m, 1H)
実施例69および70
参照例24で得た(S)−1−(2−クロロ−5−メチルキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミンにそれぞれ3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンまたは2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例68の段階2と同一の方法で実施例69〜70の表題化合物を製造した。
実施例69.(S)−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5−メチルキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.49(m, 2H), 7.28(m, 1H), 7.20(s, 1H), 7.04(m, 1H), 6.58(s, 1H), 3.89-3.42(m, 5H), 2.69-2.64(m, 2H+3H), 2.19(m, 1H), 1.78(m, 1H), 1.13(t, 3H); (収率: 5 %)
実施例70.(S)−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5−メチルキナゾリン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.92(m, 1H), 7.45(m, 2H), 7.19(m, 1H), 6.99(m, 1H), 6.83(m, 1H), 3.83-3.48(m, 5H), 2.61(m, 2H+3H), 2.16(m, 1H), 1.76(m, 1H), 1.11(m, 3H); (収率: 13 %)
実施例71.(R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5−メチルキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
参照例25で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−5−メチルキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド(20mg、0.06mmol)と3,5−ジアミノベンゾニトリル(21mg、0.15mmol)のt−ブタノール(1ml)溶液を一晩還流撹拌した。反応液を室温に冷却し、ジイソプロピルエチルアミンを加えた後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=50/1)で精製し、淡赤色固体の表題化合物(7.7mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.52(s, 1H), 7.48(m, 1H), 7.37(m, 1H), 7.31(s, 1H), 7.05(m, 1H), 6.58(s, 1H), 4.12-3.64(m, 3H), 3.13(m, 1H), 2.90(m, 1H), 2.76(s, 3H), 1.95(m, 2H), 1.82(s, 3H), 1.68-1.51(m, 2H)
実施例72.(R)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5−メチルキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
参照例25で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−5−メチルキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドと3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを用いて実施例68の段階2と同一の方法で黄色オイルの表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.49(m, 2H), 7.33(m, 1H), 7.23-7.14(m, 1H), 7.06(m, 1H), 4.16-3.62(m, 3H), 3.19-3.05(m, 2H), 2.72(s, 3H), 1.98(m, 2H), 1.75(s, 3H), 1.56(m, 2H); (収率: 71 %)
実施例73.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−8−メチルキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド
参照例27で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−8−メチルキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド(20mg、0.07mmol)、3,5−ジアミノベンゾニトリル(17mg、0.13mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(14μL、0.08mmol)のt−ブタノール(0.5ml)溶液をマイクロ波(500W)の下で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=30/1)で精製し、淡黄色オイルの表題化合物(1.3mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.96(d, 1H), 7.83(s, 1H), 7.49(d, 1H), 7.34(s, 1H), 7.08(t, 1H), 6.56(s, 1H), 4.47(m, 1H), 4.22(m, 1H), 4.11(m, 1H), 4.04(m, 1H), 3.80(m, 1H), 2.58(s, 3H), 2.27(m, 1H), 2.07(m, 1H), 1.95(s, 3H)
実施例74.(S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−8−メチルキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
参照例27で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−8−メチルキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドと3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを用いて実施例73と同一の方法で淡黄色オイルの表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.96(m, 2H), 7.46(d, 1H), 7.15(s, 1H), 7.05(t, 1H), 6.56(s, 1H), 4.47(m, 1H), 4.19(m, 1H), 4.11(m, 1H), 4.01(m, 1H), 3.80(m, 1H), 2.57(s, 3H), 2.24(m, 1H), 2.07(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 9 %)
実施例75および76
参照例28で得た(S)−1−(2−クロロ−8−メチルキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミンにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリルまたは3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを反応させ、実施例73と同一の方法で実施例75および76の表題化合物を製造した。
実施例75.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−8−メチルキナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.00(d, 1H), 7.83(s, 1H), 7.47(d, 1H), 7.31(s, 1H), 7.08(t, 1H), 6.56(s, 1H), 4.22-3.98(m, 3H), 3.79(m, 1H), 3.48(m, 1H), 2.79(m, 2H), 2.58(s, 3H), 2.29(m, 1H), 1.97(m, 1H), 1.17(t, 3H); (収率: 1 %)
実施例76.(S)−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−8−メチルキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.99-7.95(m, 2H), 7.46(d, 1H), 7.14(s, 1H), 7.08(t, 1H), 6.56(s, 1H), 4.15-4.11(m, 2H), 3.99(m, 1H), 3.77(m, 1H), 3.48(m, 1H), 2.76(m, 2H), 2.57(s, 3H), 2.28(m, 1H), 1.95(m, 1H) 1.18(t, 3H); (収率: 3 %)
実施例77.(R)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−8−メチルキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
参照例29で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−8−メチルキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドと3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを用いて実施例68の段階2と同一の方法で淡黄色オイルの表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.99(s, 1H), 7.72(d, 1H), 7.47(d, 1H), 7.17(s, 1H), 7.11(t, 1H), 6.58(s, 1H), 4.17(d, 1H), 4.08(m, 1H), 3.99(m, 1H), 3.24(m, 1H), 3.05(t, 1H), 2.59(s, 3H), 2.04(m, 1H), 1.94(m, 3H+1H), 1.78(m, 1H), 1.63(m, 1H); (収率: 25 %)
実施例78.(R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−8−メチルキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩
参照例29で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−8−メチルキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド(20mg、0.06mmol)と3,5−ジアミノベンゾニトリル(10mg、0.08mmol)のt−ブタノール(0.5ml)溶液をマイクロ波(300W)の下で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、濾過した生成物をジクロロメタンで洗浄し、真空乾燥して淡黄色固体の表題化合物(16.7mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.22(m, 1H), 8.01(s, 1H), 7.72(d, 1H), 7.40(t, 1H), 7.22(brs, NH), 7.11(s, 1H), 6.74(s, 1H), 4.74(m, 1H), 4.55(m, 1H), 4.04(m, 1H), 3.57(m, 1H), 3.41(m, 1H), 2.56(s, 3H), 2.10(m, 2H), 1.94(s, 3H), 1.87(m, 1H), 1.74(m, 1H)
実施例79および80
参照例29で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−8−メチルキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ2,5−ジアミノベンゾニトリルまたは2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例78と同一の方法で実施例79および80の表題化合物を製造した。
実施例79.(R)−N−[1−{2−(4−アミノ−3−シアノフェニルアミノ)−8−メチルキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.17(d, 1H), 8.02(m, 1H), 7.69(m, 1H), 7.62(brs, NH), 7.43-7.37(m, 2H), 6.86(d, 1H), 4.61(m, 1H), 4.49(m, 1H), 3.99(m, 1H), 3.48(m, 1H), 3.36(m, 1H), 2.54(s, 3H), 2.11(m, 1H), 1.98(m, 1H), 1.93(s, 3H), 1.82-1.69(m, 2H); (収率: 63 %)
実施例80.(R)−N−(1−[2−{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−8−メチルキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.17(m, 1H), 8.02(m, 1H), 7.73(brs, NH), 7.67(d, 1H), 7.35(m, 2H), 6.88(d, 1H), 4.60-4.51(m, 2H), 4.00(m, 1H), 3.48(m, 1H), 3.36(m, 1H), 2.54(s, 3H), 2.11(m, 1H), 1.98(m, 1H), 1.92(s, 3H), 1.82-1.69(m, 2H); (収率: 55 %)
実施例81.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−7−クロロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩
<段階1>(S)−N−{1−(2,7−ジクロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
参照例30で得た2,4,7−トリクロロキナゾリンと(S)−3−アセトアミドピロリジンを用いて参照例13の段階3と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.98(d, 1H), 7.64(s, 1H), 7.33(d, 1H), 6.40(m, 1H), 4.68(m, 1H), 4.19-3.88(m, 4H), 2.32(m, 1H), 2.15(m, 1H), 2.04(s, 3H); (収率: 96 %)
<段階2>(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−7−クロロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩
段階1で得た(S)−N−{1−(2,7−ジクロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドを用いて実施例30と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.29(d, 1H), 7.60(s, 1H), 7.47(d, 1H), 7.14(s, 1H), 7.08(s, 1H), 6.81(s, 1H), 4.52(m, 1H), 4.33-4.18(m, 3H), 3.96(m, 1H), 2.36(m, 1H), 2.16(m, 1H), 1.96(s, 3H); (収率: 69 %)
実施例82および83
参照例31で得た(S)−1−(2,7−ジクロロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミンにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリルまたは3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを反応させ、実施例30と同一の方法で実施例82および83の表題化合物を製造した。
実施例82.(S)−3−アミノ−5−[7−クロロ−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD+DMSO-d6) δ 8.29(d, 1H), 7.78-7.66(d, 1H), 7.48(m, 1H), 7.22-7.08(d, 2H), 6.39(s, 1H), 4.40-3.85(m, 5H), 2.82(s, 3H), 2.61(m, 1H), 2.40(m, 1H); (収率: 69 %)
実施例83.(S)−N −[7−クロロ−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD+DMSO-d6) δ 8.29(d, 1H), 7.81-7.68(d, 1H), 7.49(d, 1H), 7.19(s, 1H), 7.04(s, 1H), 6.80(s, 1H), 4.35-4.02(m, 5H), 2.79(s, 3H), 2.60(m, 1H), 2.39(m, 1H); (収率: 66 %)
実施例84.(S)−3−アミノ−5−[7−クロロ−4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル塩酸塩
<段階1>(S)−1−(2,7−ジクロロキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミン
参照例30で得た2,4,7−トリクロロキナゾリンと(3S)−(−)−3−(エチルアミノ)ピロリジンを用いて参照例13の段階3と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.29(d, 1H), 7.67(s, 1H), 7.51(d, 1H), 4.32-4.05(m, 5H), 3.23(q, 2H), 2.59(m, 1H), 2.35(m, 1H), 1.37(t, 3H); (収率: 71 %)
<段階2>(S)−3−アミノ−5−[7−クロロ−4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル塩酸塩
段階1で得た(S)−1−(2,7−ジクロロキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミンと3,5−ジアミノベンゾニトリルを用いて実施例30と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD+DMSO-d6) δ 8.25(d, 1H), 7.78-7.66(d, 1H), 7.48(m, 1H), 7.26(s, 1H), 7.11(s, 1H), 6.78(s, 1H), 4.36-4.07(m, 5H), 3.29(m, 2H), 2.61(m, 1H), 2.37(m, 1H), 1.38(m, 3H); (収率: 42 %)
実施例85および86
参照例32で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−7−フルオロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリルまたは3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを反応させ、実施例30と同一の方法で実施例85および86の表題化合物を製造した。
実施例85.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−7−フルオロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.38(m, 1H), 7.30(m, 2H), 7.15(s, 1H), 7.09(s, 1H), 6.81(s, 1H), 4.52(m, 1H), 4.33-4.18(m, 3H), 3.94(m, 1H), 2.35(m, 1H), 2.15(m, 1H), 1.96(s, 3H); (収率: 71 %)
実施例86.(S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−7−フルオロキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.37(m, 1H), 7.30-7.26(m, 2H), 7.20(s, 1H), 7.01(s, 1H), 6.81(s, 1H), 4.52(m, 1H), 4.31-4.17(m, 3H), 3.94(m, 1H), 2.37(m, 1H), 2.14(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 71 %)
実施例87.(S)−N−[1−{2−(3−シアノ−4−メチルフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド
参照例34で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド(30mg、0.10mmol)と5−アミノ−2−メチルベンゾニトリル(16.1mg、0.11mmol)のn−ブタノール(0.3ml)混合液をマイクロ波(600W)の下で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=60/1)で精製し、白色固体の表題化合物(13.7mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.18(s, 1H), 7.44(m, 1H), 7.15(t, 1H), 7.02(s, 1H), 5.89(s, 1H), 4.51(m, 1H), 3.96(m, 1H), 3.79(m, 1H), 3.73(m, 2H), 3.56(m, 1H), 2.66(s, 4H), 2.45(s, 3H), 2.21(m, 1H), 1.95(m, 4H), 1.73(m, 4H)
実施例88〜91
参照例34で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、または4−メチル−3−(トリフルオロメチル)アニリンを反応させ、実施例87と同一の方法で実施例88〜91の表題化合物を製造した。
実施例88.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.43(s, 1H), 7.11(s, 1H), 6.88(s, 1H), 6.48(s, 1H), 5.81(s, 1H), 4.48(m, 1H), 4.00-3.59(m, 4H+2NH), 2.65(m, 4H), 2.24(m, 1H), 2.20(s, 3H), 1.94(m, 1H), 1.77(m, 4H); (収率: 12 %)
実施例89.(S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.70(brs, 1H), 7.47(s, 1H), 6.97(s, 1H), 6.57-6.49(brs+s, 2H), 4.52(m, 1H), 4.00-3.92(m, 4H), 3.75(m, 2H), 2.59(m, 4H), 2.21(m, 1H), 2.04(s, 3H), 2.00(m, 1H), 1.72(m, 4H); (収率: 29 %)
実施例90.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−4−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.92(brs, 1H), 7.87(s, 1H), 7.28(m, 1H), 7.04(m, 1H), 6.68(m, 1H), 4.52(m, 1H), 4.43(s, 2H), 4.14(m, 1H), 3.94(m, 1H), 3.88(m, 1H), 3.76(m, 1H), 2.54(m, 4H), 2.26(m, 1H), 2.13(m, 4H), 1.75(m, 4H); (収率: 86 %)
実施例91.(S)−N−(1−[2−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.31(s, 1H), 7.27(s, 1H), 7.12(m, 1H), 6.97(s, 1H), 5.90(m, 1H), 4.52(m, 1H), 3.94(m, 1H), 3.80-3.73(m, 2H), 3.55(m, 1H), 2.64(m, 4H), 2.40(s, 3H), 2.19(m, 1H), 1.93(m, 4H), 1.72(m, 4H); (収率: 33 %)
実施例92.(S)−N−[1−{2−(4−アミノ−3−ニトロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩
参照例34で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド(30mg、0.10mmol)と2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミン(18.7mg、0.11mmol)のn−ブタノール(0.3ml)混合液をマイクロ波(600W)の下で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、生成された固体をジクロロメタンで洗浄し、濾過した後、真空乾燥して赤色固体の表題化合物(40.5mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.50(s, 1H), 7.38(d, 1H), 6.98(d, 1H), 4.39(m, 1H), 4.11-3.96(m, 3H), 3.72(m, 1H), 2.79(m, 2H), 2.66(m, 2H), 2.24(m, 1H), 1.95(m, 3H+1H), 1.95-1.84(m, 4H)
実施例93.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩
参照例34で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドと5−クロロ−1,3−フェニレンジアミンを用いて実施例92と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 6.89(s, 1H), 6.74(s, 1H), 6.48(s, 1H), 4.41(m, 1H), 4.11-3.96(m, 3H), 3.74(m, 1H), 2.79(m, 2H), 2.66(m, 2H), 2.29(m, 1H), 1.96(m, 1H+3H), 1.83(m, 4H); (収率: 85 %)
実施例94および95
実施例88で得た(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド、または実施例89で得た(S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミドを用いて実施例31と同一の方法で実施例94および95の表題化合物を製造した。
実施例94.(S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.94(s, 2H), 7.40(m, 1H), 4.41(m, 1H), 4.11-3.75(m, 4H), 2.85(m, 2H), 2.73(m, 2H), 2.26(m, 1H), 2.01(m, 4H), 1.86(m, 4H); (収率: 90 %)
実施例95.(S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.12(m, 1H), 7.87(s, 1H), 7.40(s, 1H), 4.41-3.73(m, 5H), 2.85(m, 2H), 2.74(m, 2H), 2.25(m, 1H), 2.01(m, 4H), 1.82(m, 4H); (収率: 90 %)
実施例96.(S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル二塩酸塩
参照例35で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(40mg、0.11mmol)と3,5−ジアミノベンゾニトリル(18.1mg、0.14mmol)のn−ブタノール(1ml)溶液をマイクロ波(450W)の下で1.5時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=60/1)で精製し、酢酸エチル(1ml)に溶かした後、塩酸ガスを添加して生成された白色固体を濾過することで表題化合物(2.5mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.46-7.17(m, 2H), 6.95-6.85(m, 1H), 4.15-4.03(m, 5H), 2.84-2.73(m, 4H), 2.46(m, 1H), 2.22(m, 1H), 1.79(m, 4H)
実施例97および98
参照例35で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートにそれぞれ3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンまたは2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例96と同一の方法で実施例97および98の表題化合物を製造した。
実施例97.(S)−N −{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.91-7.72(m, 1H), 7.25(m, 1H), 6.81(m, 1H), 4.15-4.05(m, 5H), 2.86-2.76(m, 4H), 2.45(m, 1H), 2.21(m, 1H), 1.79(m, 4H); (収率: 24 %)
実施例98.(S)−N −{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル}−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.68(m, 1H), 7.43(m, 1H), 6.9(m, 1H), 4.09-4.00(m, 5H), 2.82-2.70(m, 4H), 2.42(m, 1H), 2.18(m, 1H), 1.77(m, 4H); (収率: 21 %)
実施例99.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩
参照例36で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(メチル)カルバメート(50mg、0.14mmol)、3,5−ジアミノベンゾニトリル(21.8mg、0.16mmol)、酢酸パラジウム(0.6mg、0.003mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(2.4mg、0.005mmol)、炭酸セシウム(90.0mg、0.24mmol)および無水1,4−ジオキサン(0.7ml)の混合物を130℃で3時間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、セライトで濾過した濾過液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=100/1)で精製し、酢酸エチル(1ml)に溶かした後、塩酸ガスを添加して生成された白色固体を濾過することで表題化合物(10.6mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.85(s, 1H), 7.69(m, 1H), 7.27(m, 1H), 4.25-3.96(m, 5H), 2.86-2.82(m, 5H), 2.75(m, 2H), 2.49(m, 1H), 2.31(m, 1H), 1.82(m, 4H)
実施例100.(S)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
参照例36で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(メチル)カルバメートと3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを用いて実施例99と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.93(s, 1H), 7.80(m, 1H), 7.31(m, 1H), 4.11-3.97(m, 5H), 2.87-2.80(m, 5H), 2.76(m, 2H), 2.48(m, 1H), 2.32(m, 1H), 1.60(m, 4H); (収率: 30 %)
実施例101.(S)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩
参照例36で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(メチル)カルバメートと2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミンを用いて実施例96と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.75(s, 1H), 7.48(s, 1H), 7.07(m, 1H), 4.14-3.92(m, 5H), 2.83-2.78(m, 5H), 2.70(m, 2H), 2.44(m, 1H), 2.26(m, 1H), 1.84(m, 4H); (収率: 32 %)
実施例102〜105
参照例37で得た(S)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル(エチル)カルバメートにそれぞれ3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミン、2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼンまたは3,5−ジアミノベンゾニトリルを反応させ、実施例96と同一の方法で実施例102〜105の表題化合物を製造した。
実施例102.(S)−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.92(m, 2H), 7.37(m, 1H), 4.23-4.00(m, 5H), 3.18(m, 2H), 2.87-2.76(m, 4H), 2.48(m, 1H), 2.30(m, 1H), 1.86(m, 4H), 1.38(m, 3H); (収率: 21 %)
実施例103.(S)−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.93(m, 1H), 7.67(m, 1H), 7.30(m, 1H), 4.17-3.99(m, 5H), 3.16(m, 2H), 2.85-2.72(m, 4H), 2.46(m, 1H), 2.28(m, 1H), 1.82(m, 4H), 1.38(m, 3H); (収率: 47 %)
実施例104.(S)−4−クロロ−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.62-7.20(m, 3H), 4.22-3.98(m, 5H), 3.18(m, 2H), 2.84-2.72(m, 4H), 2.46(m, 1H), 2.28(m, 1H), 1.81(m, 4H), 1.38(m, 3H); (収率: 51 %)
実施例105.(S)−3−アミノ−5−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.76(s, 1H), 7.59(s, 1H), 7.19(m, 1H), 4.26-4.00(m, 5H), 3.20(m, 2H), 2.86-2.75(m, 4H), 2.49(m, 1H), 2.29(m, 1H), 1.86(m, 4H), 1.38(m, 3H); (収率: 31 %)
実施例106.(S)−N −[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン
実施例97で得た(S)−N−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩を2.0Nの水酸化ナトリウム水溶液で処理した(S)−N−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン(107mg、0.273mmol)のメタノール(1.5ml)溶液にプロピオンアルデヒド(19.6μL、0.273mmol)を加え、室温で1時間撹拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(115.6mg、0.545mmol)を加えた。反応液を室温で一晩撹拌した後、水を加えて反応を終結した。クロロホルムを加えて抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥および濾過し、溶液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール=100/1)で精製し、無色オイルの表題化合物(7.5mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.57(s, 1H), 7.03(s, 1H), 6.52(s, 1H), 3.89(m, 2H), 3.72(m, 1H), 3.51(m, 1H), 3.33(m, 1H), 2.73(m, 2H), 2.60(m, 4H), 2.18(m, 1H), 1.80(m, 4H), 1.65(m, 1H), 1.55(m, 2H), 0.95(m, 3H)
実施例107.(R)−N −{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
<段階1>(R)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イルカルバメート
参照例33で得た2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリンと(R)−(−)−3−アミノピペリジン二塩酸塩を用いて参照例36と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。この化合物を追加の精製なしで次の反応に使用した。
<段階2>(R)−tert−ブチル1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イルカルバメート
段階1で得た(R)−tert−ブチル1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イルカルバメートと3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを用いて実施例59の段階2と同一の方法で淡黄色オイルの表題化合物(441mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.55(s, 1H), 7.08(s, 1H), 6.97(s, 1H), 6.50(s, 1H), 4.96(m, 1H), 3.82(s, 2H), 3.56(m, 1H), 3.37-3.26(m, 3H), 2.71(m, 2H), 2.50(m, 2H), 2.02(m, 1H), 1.84(m, 4H), 1.70-1.42(m, 4H), 1.42(s, 9H); (収率: 40 %)
<段階3>(R)−N−{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
段階2で得た(R)−tert−ブチル1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イルカルバメートを用いて実施例31と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.02(s, 1H), 7.90(s, 1H), 4.42(m, 1H), 4.12(m, 1H), 3.61-3.31(m, 3H), 2.84(m, 2H), 2.70(m, 2H), 2.22(m, 1H), 1.99(m, 3H), 1.82(m, 4H); (収率: 90 %)
実施例108〜117
参照例38で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ3−アミノベンゾニトリル、5−アミノ−2−メチルベンゾニトリル、5−アミノ−2−フルオロベンゾニトリル、3,5−ジアミノベンゾニトリル、3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミン、2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミン、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニルアミン、2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、または5−クロロ−1,3−ジアミノベンゼンを反応させ、実施例87と同一の方法で実施例108〜117の表題化合物を製造した。
実施例108.(R)−N−[1−{2−(3−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.37(s, 1H), 7.50(m, 1H), 7.36(m, 1H), 7.20(m, 1H), 6.97(s, 1H), 5.93(m, 1H), 4.08(m, 1H), 3.67(m, 1H), 3.45(m, 1H), 3.16(m, 2H), 2.73(m, 2H), 2.51(m, 2H), 1.90(s, 3H), 1.85-1.74(m, 8H); (収率: 30 %)
実施例109.(R)−N−[1−{2−(3−シアノ−4−メチルフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.28(s, 1H), 7.38(d, 1H), 7.17(d, 1H), 6.89(s, 1H), 6.01(m, 1H), 4.07(m, 1H), 3.67(d, 1H), 3.43(m, 1H), 3.17(m, 2H), 2.71(m, 2H), 2.49(m, 2H+3H), 1.94(s, 3H), 1.94-1.63(m, 8H); (収率: 28 %)
実施例110.(R)−N−[1−{2−(3−シアノ−4−フルオロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.33(m, 1H), 7.47(m, 1H), 7.09(m, 1H), 6.96(s, 1H), 5.85(m, 1H), 4.08(m, 1H), 3.72(m, 1H), 3.46(m, 1H), 3.13-3.05(m, 2H), 2.72(m, 2H), 2.51(m, 2H), 1.95(s, 3H), 1.84-1.58(m, 8H); (収率: 29 %)
実施例111.(R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.45(s, 1H), 7.06(s, 1H), 6.88(s, 1H), 6.50(s, 1H), 6.03(m, 1H), 4.07(m, 1H), 3.91(s, 2H), 3.73(m, 1H), 3.46(m, 1H), 3.18(m, 2H), 2.71(m, 2H), 2.50(m, 2H), 1.91(s, 3H), 1.85-1.64(m, 8H); (収率: 23 %)
実施例112.(R)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.52(s, 1H),6.94(s, 1H), 6.88(s, 1H), 6.51(s, 1H), 6.21(m, 1H), 4.05(m, 1H), 3.86(s, 2H), 3.62(m, 1H), 3.40-3.29(m, 3H), 2.72(m, 2H), 2.49(m, 2H), 1.90-1.68(m, 3H+8H); (収率: 30 %)
実施例113.(R)−N−(1−[2−{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.99(s, 1H), 7.19(d, 1H), 6.80(s, 1H), 6.68(d, 1H), 6.43(m, 1H), 4.02(m, 1H+2H), 3.48(m, 2H), 3.33(m, 2H), 2.68(m, 2H), 2.47(m, 2H), 1.89-1.60(m, 3H+8H); (収率: 37 %)
実施例114.(R)−N−(1−[2−{4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.31(m, 1H), 7.38(m, 1H), 7.11(m, 1H), 6.89(s, 1H), 5.94(m, 1H), 4.08(m, 1H), 3.61(m, 1H), 3.49(m, 1H), 3.18(m, 2H), 2.71(m, 2H), 2.50(m, 2H), 1.89(s, 3H), 1.78-1.68(m, 8H); (収率: 29 %)
実施例115.(R)−N−[1−{2−(4−アミノ−3−ニトロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.91(s, 1H), 7.23(m, 1H), 6.74(d, 2H), 6.14(m, 1H), 5.89(s, 2H), 4.07(m, 1H), 3.72(m, 1H), 3.32(m, 1H), 3.29(m, 1H), 3.18(m, 1H), 2.68(m, 2H), 2.48(m, 2H), 1.93(s, 3H), 1.89-1.63(m, 8H); (収率: 29 %)
実施例116.(R)−N−[1−{2−(3−アミノ−4−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.24(d, 1H), 7.09(d, 1H), 6.83(s, 1H), 6.73(d, 1H), 6.39(m, 1H), 4.08(m, 1H+2H), 3.62(m, 1H), 3.40-3.34(m, 3H), 2.70(t, 2H), 2.49(m, 2H), 1.86-1.63(m, 3H+8H); (収率: 35 %)
実施例117.(R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.12(s, 1H), 6.95(s, 1H), 6.76(s, 1H), 6.36(m, 1H), 6.29(s, 1H), 4.07(m, 1H), 3.75(s, 2H), 3.58(m, 1H), 3.43-3.36(m, 3H), 2.70(t, 2H), 2.49(m, 2H), 1.88-1.74(m, 3H+8H); (収率: 30 %)
実施例118.(R)−N−(1−[2−{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
実施例113で得た(R)−N−(1−[2−{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミドを用いて実施例31と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.77(s, 1H), 7.48(m, 1H), 7.10(m, 1H), 4.31(m, 1H), 4.11(m, 1H), 3.82(m, 1H), 3.22(m, 2H), 2.74(m, 2H), 2.59(m, 2H), 1.87(s, 3H), 1.87-1.61(m, 8H); (収率: 95 %)
実施例119.(R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩
参照例38で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドを用いて実施例99と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.97(s, 1H), 7.90(s, 1H), 7.46(s, 1H), 4.57(m, 1H), 4.16(m, 1H), 3.86(m, 1H), 3.43(m, 1H), 3.22(m, 1H), 2.79(m, 2H), 2.65(m, 2H), 2.05-1.68(m, 3H+8H); (収率: 29 %)
実施例120.(S)−1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピロリジン−3−カルボキサミド
<段階1>(S)−1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−カルボキサミド
ジイソプロピルエチルアミン(3.4ml、19.7mmol)を、参照例33で得た2,4−ジクロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン(1g、4.92mmol)と(S)−(+)−ピロリジン−3−カルボン酸(0.62g、5.42mmol)のクロロホルム(25ml)溶液に加え、60℃で2日間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、メチルアミン塩酸塩(0.33g、4.92mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.94g、4.92mmol)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.67g、4.92mmol)を加えた後、室温で一晩撹拌した。反応液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧濃縮した。得られた残渣をエーテル/酢酸エチルを用いて結晶化し、淡黄色固体の表題化合物(810mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 5.65(s, 1H), 3.91-3.68(m, 4H), 2.89(s, 3H), 2.72(m, 4H), 2.16(m, 2H), 1.78-1.43(m, 4H)
<段階2>(S)−1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピロリジン−3−カルボキサミド
段階1で得た(S)−1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−カルボキサミドと3,5−ジアミノベンゾニトリルを用いて実施例87と同一の方法で微黄色オイルの表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.50(m, 1H+1H), 7.04(s, 1H), 6.47(s, 1H), 5.99(s, 1H), 3.94-3.70(m, 2H+4H), 2.96(m, 1H), 2.85(s, 3H), 2.65(m, 4H), 2.22(m, 2H), 1.73-1.60(m, 4H); (収率: 20 %)
実施例121〜126
参照例39で得た(S)−1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミドにそれぞれ5−アミノ−2−メチルベンゾニトリル、5−アミノ−2−フルオロベンゾニトリル、3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミン、2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミン、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニルアミン、または4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼンを反応させ、実施例87と同一の方法で実施例121〜126の表題化合物を製造した。
実施例121.(R)−1−{2−(3−シアノ−4−メチルフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.07(s, 1H), 7.81(s, 1H), 7.53(d, 1H), 7.18(d, 1H), 6.08(s, 1H), 4.06(d, 1H), 3.85(d, 1H), 3.24(t, 1H), 3.07(t, 1H), 2.80(s, 3H), 2.70(m, 2H), 2.47(m, 6H), 1.99(m, 1H), 1.83(m, 4H), 1.68(m, 3H); (収率: 50 %)
実施例122.(R)−1−{2−(3−シアノ−4−フルオロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.17(s, 1H), 7.60(m, 1H), 7.10(m, 1H), 6.94(s, 1H), 5.82(m, 1H), 3.96(d, 1H), 3.74(d, 1H), 3.16(t, 1H), 2.99(t, 1H), 2.82(s, 3H), 2.72(m, 2H), 2.49(m, 3H), 2.01(m, 1H), 1.83-1.71(m, 7H); (収率: 17 %)
実施例123.(R)−1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.29(m, 1H), 7.17(s, 1H), 6.90(s, 1H), 6.49(s, 1H), 5.87(s, 1H), 4.08(m, 1H), 3.99(s, 2H), 3.74(d, 1H), 3.20(m, 1H), 2.95(m, 1H), 2.77(s, 3H), 2.70(m, 2H), 2.56(m, 1H), 2.48(m, 2H), 1.97(m, 1H), 1.78-1.61(m, 7H); (収率: 11 %)
実施例124.(R)−1−[2−{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.86(s, 1H), 7.31(d, 1H), 6.71(m, 2H), 5.98(s, 1H), 3.97(s, 2H), 3.84(d, 1H), 3.64(d, 1H), 3.27(t, 1H), 3.07(t, 1H), 2.73(m, 5H), 2.47(m, 3H), 1.89-1.83(m, 4H), 1.69-1.60(m, 4H); (収率: 14 %)
実施例125.(R)−1−[2−{4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.17(s, 1H), 7.51(m, 1H), 7.09(m, 1H), 6.92(m, 1H), 5.82(m, 1H), 3.92(m, 1H), 3.71(m, 1H), 3.19(m, 1H), 3.01(m, 1H), 2.80-2.71(m, 5H), 2.49(m, 3H), 1.96-1.71(m, 8H); (収率: 11 %)
実施例126.(R)−1−{2−(3−アミノ−4−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.45(s, 1H), 7.07(m, 2H), 6.61(m, 1H), 5.93(m, 1H), 4.25(s, 2H), 4.14(d, 1H), 3.76(d, 1H), 3.17(t, 1H), 3.01(t, 1H), 2.79(s, 3H), 2.69-2.46(m, 3H), 2.46(m, 2H), 1.95-1.53(m, 8H); (収率: 20 %)
実施例127〜129
参照例39で得た(S)−1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミドにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミンまたは5−クロロ−1,3−ジアミノベンゼンを反応させ、実施例92と同一の方法で実施例127〜129の表題化合物を製造した。
実施例127.(R)−1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.84(s, 1H), 7.08(s, 1H), 7.02(s, 1H), 6.75(s, 1H), 4.43(d, 1H), 4.25(d, 1H), 3.37(m, 2H), 2.72(m, 5H), 2.53(m, 3H), 2.03(m, 1H), 1.92-1.82(m, 5H), 1.68-1.62(m, 2H); (収率: 63 %)
実施例128.(R)−1−{2−(4−アミノ−3−ニトロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.29(s, 1H), 7.78(m, 1H), 7.37(d, 1H), 7.00(d, 1H), 4.39(d, 1H), 4.21(d, 1H), 3.30(m, 2H), 2.70(m, 5H), 2.57(m, 2H), 2.47(m, 1H), 1.99-1.57(m, 8H); (収率: 72 %)
実施例129.(R)−1−{2−(3−アミノ−5−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.84(s, 1H), 6.83(s, 1H), 6.68(s, 1H), 6.50(s, 1H), 4.43(d, 1H), 4.24(d, 1H), 3.30(m, 2H), 2.72(m, 5H), 2.53(m, 3H), 2.00-1.64(m, 8H); (収率: 65 %)
実施例130.(R)−1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩
参照例39で得た(S)−1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミドと3−(トリフルオロメチル)−1,5−フェニレンジアミンを用いて実施例99と同一の方法で白色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.07(s, 1H), 7.97(s, 1H), 7.45(s, 1H), 4.49(m, 1H), 4.25(m, 1H), 3.40(m, 2H), 2.80(m, 2H), 2.62(s, 3H), 2.58(m, 3H), 2.04-1.67(m, 8H); (収率: 52 %)
実施例131.(S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]キナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
参照例40で得た(S)−N−{1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド(20mg、0.07mmol)と5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン(15mg、0.08mmol)の混合物をマイクロ波(600W)の下で40分間撹拌した。室温に冷却して得られた反応物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、淡褐色固体の表題化合物(10mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.15(d, 1H), 7.62(t, 1H), 7.55-7.45(m, 2H), 7.23(t, 1H), 7.17(s, 1H), 6.61(s, 1H), 4.55-4.45(m, 1H), 4.30-4.00(m, 3H), 3.86(dd, 1H), 2.35-2.20(m, 1H), 2.15-2.05(m, 1H), 1.95(s, 3H)
実施例132〜134
参照例40で得た(S)−N−{1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ4−フルオロ−1,3−ジアミノベンゼン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、または3,5−ジアミノベンゾニトリルを反応させ、実施例131と同一の方法で実施例132〜134の表題化合物を製造した。
実施例132.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−フルオロフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.16(d, 1H), 7.64(t, 1H), 7.47(dd, 1H), 7.26(t, 1H), 7.18(dd, 1H), 6.95-6.75(m, 2H), 4.48(t, 1H), 4.30-4.00(m, 3H), 3.88(dd, 1H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.15-2.00(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 21 %)
実施例133.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−クロロフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.14(d, 1H), 7.62(t, 1H), 7.47(d, 1H), 7.28(d, 1H), 7.24(t, 1H), 7.11(d, 1H), 6.92(dd, 1H), 4.48(t, 1H), 4.30-4.00(m, 3H), 3.86(dd, 1H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.15-2.00(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 15 %)
実施例134.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.16(d, 1H), 7.63(t, 1H), 7.51(d, 1H), 7.45(s, 1H), 7.31(s, 1H), 7.25(t, 1H), 6.60(s, 1H), 4.50(t, 1H), 4.30-4.00(m, 3H), 3.87(dd, 1H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.15-2.00(m, 1H), 1.97(s, 3H); (収率: 20 %)
実施例135.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−ニトロフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル)アセトアミド
参照例40で得た(S)−N−{1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド(20mg、0.07mmol)、4−ニトロ−1,3−フェニレンジアミン(11.8mg、0.08mmol)、酢酸パラジウム(0.77mg、0.003mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(4.0mg、0.01mmol)、炭酸セシウム(44.5mg、0.14mmol)および無水1,4−ジオキサン(1ml)の混合物をマイクロ波(600W)の下で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、セライトで濾過した濾過液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、淡黄色固体の表題化合物(5mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.16(d, 1H), 7.96(d, 1H), 7.74(s, 1H), 7.70-7.55(m, 2H), 7.25(t, 1H), 6.83(d, 1H), 4.50-4.40(m, 1H), 4.30-4.00(m, 3H), 3.85(d, 1H), 2.40-2.25(m, 1H), 2.15-2.00(m, 1H), 1.96(s, 3H)
実施例136.(S)−N−(1−[2−{(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル)アセトアミド
参照例40で得た(S)−N−{1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドと2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミンを用いて実施例135と同一の方法で微黄色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.71(s, 1H), 8.16(d, 1H), 7.63(t, 1H), 7.55-7.45(m, 2H), 7.24(t, 1H), 6.95(d, 1H), 4.55-4.45(m, 1H), 4.35-4.00(m, 3H), 3.89(d, 1H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.15-2.05(m, 1H), 1.96(s, 3H); (収率: 11 %)
実施例137.(S)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン
参照例41で得た(S)−1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミン(25mg、0.1mmol)、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン(21.3mg、0.12mmol)、酢酸パラジウム(0.22mg、0.001mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(1.7mg、0.003mmol)、炭酸セシウム(81.5mg、0.25mmol)および無水1,4−ジオキサン(1ml)の混合物をマイクロ波(600W)の下で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、セライトで濾過した濾過液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、淡黄色固体の表題化合物(5mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.14(d, 1H), 7.65-7.55(m, 2H), 7.45(d, 1H), 7.20-7.10(m, 2H), 6.57(s, 1H), 4.20-4.05(m, 2H), 4.05-3.95(m, 1H), 3.85-3.75(m, 1H), 3.45-3.40(m, 1H), 2.47(s, 3H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.05-1.95(m, 1H)
実施例138および139
参照例41で得た(S)−1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)−N−メチルピロリジン−3−アミンにそれぞれ4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼンまたは3,5−ジアミノベンゾニトリルを反応させ、実施例137と同一の方法で実施例138および139の表題化合物を製造した。
実施例138.(S)−4−クロロ−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.12(d, 1H), 7.55(d, 1H), 7.45(d, 1H), 7.36(d, 1H), 7.16(t, 1H), 7.08(d, 1H), 6.95(d, 1H), 4.20-4.05(m, 2H), 4.05-3.95(m, 1H), 3.85-3.75(m, 1H), 3.45-3.35(m, 1H), 2.46(s, 3H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.05-1.90(m, 1H); (収率: 22 %)
実施例139.(S)−3−アミノ−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.11(d, 1H), 7.60-7.40(m, 3H), 7.29(d, 1H), 7.17(t, 1H), 6.55(d, 1H), 4.20-4.00(m, 2H), 4.00-3.90(m, 1H), 3.85-3.75(m, 1H), 3.45-3.35(m, 1H), 2.46(s, 3H), 2.30-2.20(m, 1H), 2.00-1.90(m, 1H); (収率: 20 %)
実施例140〜142
参照例42で得た(S)−1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)−N−エチルピロリジン−3−アミンにそれぞれ5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、3,5−ジアミノベンゾニトリル、または4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼンを反応させ、実施例137と同一の方法で実施例140〜142の表題化合物を製造した。
実施例140.(S)−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.15(d, 1H), 7.65-7.50(m, 2H), 7.46(d, 1H), 7.20-7.15(m, 2H), 6.57(s, 1H), 4.20-4.05(m, 2H), 4.02(q, 1H), 3.85-3.75(m, 1H), 3.60-3.50(m, 1H), 2.78(q, 2H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.10-1.90(m, 1H), 1.19(t, 3H); (収率: 25 %)
実施例141.(S)−3−アミノ−5−([4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.14(d, 1H), 7.65-7.45(m, 3H), 7.29(s, 1H), 7.18(t, 1H), 6.56(s, 1H), 4.20-4.05(m, 2H), 3.99(q, 1H), 3.80-3.70(m, 1H), 3.51(t, 1H), 2.76(q, 2H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.00-1.90(m, 1H), 1.18(t, 3H); (収率: 21 %)
実施例142.(S)−4−クロロ−N −[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.14(d, 1H), 7.70-7.00(m, 6H), 4.25-4.10(m, 2H), 4.10-4.00(m, 1H), 3.90-3.80(m, 1H), 3.65-3.55(m, 1H), 2.85-2.70(m, 2H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.10-1.95(m, 1H), 1.14(t, 3H); (収率: 12 %)
実施例143および144
参照例43で得た(R)−N−{1−(2−クロロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、または3,5−ジアミノベンゾニトリルを反応させ、実施例137と同一の方法で実施例143および144の表題化合物を製造した。
実施例143.(R)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]キナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.95(d, 1H), 7.80(d, 1H), 7.70-7.45(m, 3H), 7.35-7.15(m, 2H), 4.35-4.20(m, 1H), 4.95-3.35(m, 3H), 3.25-3.05(m, 1H), 2.10-1.95(m, 2H), 1.92(s, 3H), 1.91-1.55(m, 2H); (収率: 21 %)
実施例144.(R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.92(d, 1H), 7.70-7.55(m, 2H), 7.50(d, 1H), 7.35(d, 1H), 7.24(s, 1H), 6.58(d, 1H), 4.25(d, 1H), 4.15-4.00(m, 2H), 3.59(d, 1H), 3.14(t, 1H), 2.15-1.95(m, 2H), 1.93(s, 3H), 1.90-1.75(m, 1H), 1.75-1.55(m, 1H); (収率: 18 %)
実施例145〜154
参照例44で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−7−メトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、3,5−ジアミノベンゾニトリル、2,5−ジアミノベンゾニトリル、3−メトキシ−4−メチルアニリン、4−メチル−3−(トリフルオロメチル)アニリン、5−アミノ−2−メチルピリジン、4−アミノ−2−フルオロピリジン、6−アミノ−2−メチルピリジン−3−カルボニトリル、または6−アミノ−3−ピコリンを反応させ、実施例137と同一の方法で実施例145〜154の表題化合物を製造した。
実施例145.(S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−7−メトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.98(d, 1H), 7.50(s, 1H), 7.19(s, 1H), 6.83(s, 1H), 6.77(d, 1H), 6.58(s, 1H), 4.47(t, 1H), 4.20-3.90(m, 3H), 3.87(s, 3H), 3.77(dd, 1H), 2.30-2.20(m, 1H), 2.15-2.00(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 23 %)
実施例146.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−クロロフェニル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル}アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.94(d, 1H), 7.31(s, 1H), 7.07(d, 1H), 6.91(d, 1H), 6.82(s, 1H), 6.75(d, 1H), 4.43(t, 1H), 4.20-3.88(m, 3H), 3.86(s, 3H), 3.85-3.70(m, 1H), 2.35-2.20(m, 1H), 2.10-2.00(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 15 %)
実施例147.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.97(d, 1H), 7.43(s, 1H), 7.28(s, 1H), 6.86(s, 1H), 6.78(dd, 1H), 6.56(s, 1H), 4.46(t, 1H), 4.20-3.90(m, 3H), 3.88(s, 3H), 3.76(dd, 1H), 2.30-2.20(m, 1H), 2.10-2.00(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 20 %)
実施例148.(S)−N−(1−[2−{(4−アミノ−3−シアノフェニル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.99(d, 1H), 7.79(s, 1H), 7.50(d, 1H), 6.90-6.70(m, 3H), 4.46(t, 1H), 4.20-3.90(m, 3H), 3.88(s, 3H), 3.76(dd, 1H), 2.35-2.20(m, 1H), 2.15-2.00(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 15 %)
実施例149.(S)−N−(1−[7−メトキシ−2−{(3−メトキシ−4−メチルフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.02(d, 1H), 7.38(s, 1H), 7.02(s, 2H), 6.85(s, 1H), 6.81(d, 1H), 4.46(t, 1H), 4.30-4.00(m, 3H), 3.88(s, 3H), 3.84(s, 3H), 3.84-3.75(m, 1H), 2.35-2.20(m, 1H), 2.14(s, 3H), 2.10-2.00(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 25 %)
実施例150.(S)−N−(1−[2−{(3−トリフルオロメチル−4−メチルフェニル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.25(s, 1H), 8.04(d, 1H), 7.66(d, 1H), 7.27(d, 1H), 6.87(s, 1H), 6.82(d, 1H), 4.49(t, 1H), 4.30-4.00(m, 3H), 3.89(s, 3H), 3.85-3.80(m, 1H), 2.42(s, 3H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.15-2.00(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 26 %)
実施例151.(S)−N−(1−[7−メトキシ−2−{(6−メチルピリジン−3−イル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.79(s, 1H), 8.07(d, 1H), 8.02(d, 1H), 7.23(d, 1H), 6.88(s, 1H), 6.81(d, 1H), 4.47(t, 1H), 4.25-3.90(m, 3H), 3.89(s, 3H), 3.85-3.80(m, 1H), 2.48(s, 3H), 2.35-2.20(m, 1H), 2.15-2.00(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 16 %)
実施例152.(S)−N−(1−[2−{(2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.01(d, 1H), 7.88(d, 1H), 7.75(s, 1H), 7.45(d, 1H), 6.94(s, 1H), 6.83(d, 1H), 4.48(t, 1H), 4.20-3.95(m, 3H), 3.89(s, 3H), 3.85-3.75(m, 1H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.15-2.00(m, 1H), 1.96(s, 3H); (収率: 18 %)
実施例153.(S)−N−(1−[2−{(5−シアノ−6−メチルピリジン−2−イル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CDCl3) δ 8.52(d, 1H), 7.90(d, 1H), 7.78(d, 1H), 6.99(s, 1H), 6.82(d, 1H), 6.01(brs, 1H), 4.64(brs, 1H), 4.20-3.92(m, 2H), 3.92(s, 3H), 3.90-3.70(m, 2H), 2.62(s, 3H), 2.35-2.20(m, 1H), 2.20-2.05(m, 1H), 2.03(s, 3H); (収率: 12 %)
実施例154.(S)−N−(1−[7−メトキシ−2−{(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.09(d, 1H), 7.41(s, 1H), 7.22(t, 1H), 7.13(d, 1H), 6.91(s, 1H), 6.64(d, 1H), 4.49(t, 1H), 4.30-4.00(m, 3H), 3.91(s, 3H), 3.91-3.84(m, 1H), 3.84(s, 3H), 2.35-2.25(m, 1H), 2.15-2.00(m, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 15 %)
実施例155.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド
参照例45で得た(S)−N−{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドと3,5−ジアミノベンゾニトリルを用いて実施例137と同一の方法で微黄色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.43 (d, 1H), 7.74 (d, 1H), 7.55-7.44 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 6.55 (s, 1H), 4.80-3.65 (m, 5H), 2.35-2.15 (m, 1H), 2.15-1.97 (m, 1H), 1.95 (s, 3H); (収率: 29 %)
実施例156.(S)−3−アミノ−5−[{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル}アミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩
参照例46で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート(20mg、0.06mmol)と3,5−ジアミノベンゾニトリル(8.8mg、0.07mmol)、酢酸パラジウム(0.22mg、0.001mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(1.7mg、0.003mmol)、炭酸セシウム(58.6mg、0.18mmol)および無水1,4−ジオキサン(1ml)の混合物を、マイクロ波(600W)の下で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し、酢酸エチル(1ml)に溶かした後、塩酸ガスを添加して生成された白色固体を濾過することで表題化合物(3mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.80(s, 1H), 8.06(s, 1H), 8.00-7.80(m, 2H), 7.36(s, 1H), 7.00-6.90(m, 1H), 4.85-4.70(m, 1H), 4.50-4.00(m, 4H), 2.70-2.15(m, 2H)
実施例157.(S)−3−アミノ−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
参照例47で製造した(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(メチル)カルバメート(20mg、0.06mmol)と3,5−ジアミノベンゾニトリル(8.8mg、0.07mmol)、酢酸パラジウム(0.22mg、0.001mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(1.7mg、0.003mmol)、炭酸セシウム(58.6mg、0.18mmol)、および無水1,4−ジオキサン(1ml)の混合物をマイクロ波(600W)の下で1時間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=30/1)で精製し、酢酸エチル(1ml)に溶かした後、塩酸ガスを添加して生成された白色固体を濾過することで表題化合物(5mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.81(s, 1H), 8.09(d, 2H), 7.87(brs, 1H), 7.55(s, 1H), 7.10-7.00(m, 1H), 4.85-4.70(m, 1H), 4.50-4.00(m, 4H), 2.85(s, 3H), 2.80-2.30(m, 2H)
実施例158.(S)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
参照例47で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(メチル)カルバメートと5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミンを用いて実施例157と同一の方法で微黄固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.80(s, 1H), 8.15-7.85(m, 4H), 7.38(s, 1H), 5.10-4.90(m, 1H), 4.50-3.80(m, 4H), 2.95-2.75(m, 3H), 2.70-2.15(m, 2H); (収率: 18 %)
実施例159〜163
参照例48で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(プロピル)カルバメートにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、または5−アミノ−2−メチルベンゾニトリルを反応させ、実施例157と同一の方法で実施例159〜163の表題化合物を製造した。
実施例159.(S)−3−アミノ−5−([4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.80(s, 1H), 8.05(d, 1H), 7.86(s, 2H), 7.79(s, 1H), 7.35(s, 1H), 5.00-4.90(m, 1H), 4.80-4.00(m, 4H), 3.14(t, 2H), 2.75-2.25(m, 2H), 1.81(t, 2H), 1.07(t, 3H); (収率: 23 %)
実施例160.(S)−N −[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.80(s, 1H), 8.20-7.80(m, 4H), 7.45(s, 1H), 4.95(brs, 1H), 4.80-4.00(m, 4H), 3.12(q, 2H), 2.60-2.30(m, 2H), 1.82(t, 2H), 1.06(t, 3H); (収率: 21 %)
実施例161.(S)−N −[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.74(s, 1H), 8.05-7.95(m, 1H), 7.90-7.75(m, 2H), 7.55(brs, 1H), 7.12(d, 1H), 5.00-4.90(m, 1H), 4.75-4.00(m, 4H), 3.11(q, 2H), 2.75-2.30(m, 2H), 1.79(q, 2H), 1.06(t, 3H); (収率: 15 %)
実施例162.(S)−4−クロロ−N −[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.76(s, 1H), 8.01(brs, 1H), 7.82(brs, 1H), 7.50-7.30(m, 2H), 7.25-7.10(m,, 1H), 5.00-4.90(m, 1H), 4.75-4.00(m, 4H), 3.12(q, 2H), 2.70-2.25(m, 2H), 1.78(q, 2H), 1.07(t, 3H); (収率: 18 %)
実施例163.(S)−2−メチル−5−([4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.77(s, 1H), 8.10-8.00(m, 2H), 7.83(s, 1H), 7.73(dd, 1H), 7.51(s, 1H), 5.00-4.90(m, 1H), 4.75-4.00(m, 4H), 3.20-3.00(m, 2H), 2.70-2.55(m, 1H), 2.55(s, 3H), 2.54-2.25(m, 1H), 1.90-1.70(m, 2H), 1.10-1.00(m, 3H); (収率: 28 %)
実施例164.(S)−3−アミノ−5−([4−{3−(ペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
参照例49で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(ペンチル)カルバメートと3,5−ジアミノベンゾニトリルを用いて実施例157と同一の方法で微黄色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.80(s, 1H), 8.07(s, 1H), 7.99(s, 2H), 7.85(s, 1H), 7.45(s, 1H), 4.80-4.00(m, 5H), 3.17(brs, 2H), 2.75-2.25(m, 2H), 1.79(brs, 2H), 1.43(brs, 4H), 0.96(brs, 3H); (収率: 25 %)
実施例165.(R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
参照例50で得た(R)−N−{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドと3,5−ジアミノベンゾニトリルを用いて実施例157と同一の方法で微黄色固体の表題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.45(s, 1H), 7.83(d, 1H), 7.60-7.50(m, 1H), 7.44(s, 1H), 7.33(s, 1H), 6.58(s, 1H), 5.00-4.90(m, 1H), 4.20-3.70(m, 4H), 2.10-1.90(m, 2H), 1.89(s, 3H), 1.85-1.65(m, 2H); (収率: 30 %)
実施例166および167
参照例51で得た(R)−tert−ブチル{1−(2−クロロピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}カルバメートにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミンを反応させ、実施例156と同一の方法で実施例166および167の表題化合物を製造した。
実施例166.(R)−3−アミノ−5−[{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル}アミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.79(s, 1H), 8.08(d, 1H), 7.90-7.80(m, 1H), 7.70-7.50(m, 1H), 7.40-7.30(m, 1H), 7.00-6.85(m, 1H), 5.70-5.50(m, 1H), 5.00-4.80(m, 1H), 4.40-3.90(m, 2H), 3.67(brs, 1H), 2.27(brs, 1H), 2.07(brs, 1H), 2.00-1.85(m, 2H); (収率: 28 %)
実施例167.(R)−N −{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.80(s, 1H), 8.10(d, 1H), 8.00-7.80(m, 2H), 7.68(s, 1H), 7.40(s, 1H), 5.54(brs, 1H), 4.90-4.70(m, 1H), 4.42(brs, 1H), 4.15(brs, 1H), 3.69(brs, 1H), 2.27(brs, 1H), 2.10-1.80(m, 3H); (収率: 18 %)
実施例168.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
参照例52で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド(30mg、0.11mmol)と3,5−ジアミノベンゾニトリル(15.7mg、0.12mmol)のn−ブタノール(1ml)溶液を130℃で一晩撹拌した。反応液を室温に冷却した後、酢酸エチル溶液(1ml)を添加し、2時間撹拌して生成された白色固体を濾過することで表題化合物(37mg)を得た。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.16(s, 1H), 7.07(s, 1H), 6.74(s, 1H), 4.42(brs, 1H), 4.30-3.60(m, 4H), 3.16(brs, 2H), 2.91(brs, 2H), 2.26(brs, 1H), 2.16(brs, 2H), 2.03(brs, 1H), 1.95(s, 3H)
実施例169〜173
参照例52で得た(S)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、5−アミノ−2−メチルベンゾニトリル、4−メチル−3−(トリフルオロメチル)アニリン、または2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例168と同一の方法で実施例169〜173の表題化合物を製造した。
実施例169.(S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.25(s, 1H), 6.99(s, 1H), 6.73(s, 1H), 4.43(brs, 1H), 4.30-3.70(m, 4H), 3.15(brs, 2H), 2.90(brs, 2H), 2.25(brs, 1H), 2.16(brs, 2H), 2.02(brs, 1H), 1.95(s, 3H); (収率: 48 %)
実施例170.(S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−クロロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.19(s, 1H), 7.02(s, 1H), 6.75(s, 1H), 4.40(brs, 1H), 4.30-3.65(m, 4H), 3.19(brs, 2H), 2.88(brs, 2H), 2.40-2.00(m, 4H), 1.96(s, 3H); (収率: 36 %)
実施例171.(S)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−メチルフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.97(s, 1H), 7.68(s, 1H), 7.44(s, 1H), 4.43(brs, 1H), 4.30-3.60(m, 4H), 3.17(brs, 2H), 2.92(brs, 2H), 2.52(s, 3H), 2.35-2.00(m, 4H), 1.95(s, 3H); (収率: 59 %)
実施例172.(S)−N−{1−(2−[{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.15-8.00(m, 1H), 7.61(d, 1H), 7.39(d, 1H), 4.44(brs, 1H), 4.25-3.60(m, 4H), 3.17(brs, 2H), 2.93(t, 2H), 2.46(s, 3H), 2.35-2.00(m, 4H), 1.96(s, 3H); (収率: 52 %)
実施例173.(S)−N−(1−[2−{(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.51(s, 1H), 7.40(d, 1H), 7.01(d, 1H), 4.42(brs, 1H), 4.25-3.60(m, 4H), 3.20-3.10(m, 2H), 2.95-2.85(m, 2H), 2.35-2.00(m, 4H), 1.95(s, 3H); (収率: 30 %)
実施例174.(S)−3−アミノ−5−[{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}アミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩
参照例53で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメート(34mg、0.1mmol)と3,5−ジアミノベンゾニトリル(16mg、0.12mmol)、酢酸パラジウム(0.22mg、0.001mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン(1.74mg、0.003mmol)、炭酸セシウム(97.8mg、0.3mmol)および無水1,4−ジオキサン(1ml)の混合物を120℃で一晩撹拌した。反応液を室温に冷却した後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、酢酸エチル(1ml)とメタノール(1ml)に溶かした後、塩酸ガスを添加して生成された白色固体を濾過することで表題化合物(20mg)を製造した。
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.90-7.60(m, 2H), 7.23(s, 1H), 4.40-3.80(m, 5H), 3.25-3.15(m, 2H), 2.98(t, 2H), 2.60-2.40(m, 1H), 2.30-2.10(m, 3H)
実施例175〜178
参照例53で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}カルバメートにそれぞれ5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、5−アミノ−2−メチルベンゾニトリル、または4−メチル−3−(トリフルオロメチル)アニリンを反応させ、実施例174と同一の方法で実施例175〜178の表題化合物を製造した。
実施例175.(S)−N −{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.15-7.85(m, 2H), 7.40(s, 1H), 4.40-3.85(m, 5H), 3.24(brs, 2H), 3.00(brs, 2H), 2.60-2.40(m, 1H), 2.35-2.10(m, 3H); (収率: 35 %)
実施例176.(S)−N −{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−4−クロロベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.40-7.20(m, 2H), 7.10-6.95(m, 1H), 4.30-3.80(m, 5H), 3.19(brs, 2H), 3.00-2.90(m, 2H), 2.55-2.30(m, 1H), 2.30-2.10(m, 3H); (収率: 25%)
実施例177.(S)−5−[{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}アミノ]−2−メチルベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.95(s, 1H), 7.69(d, 1H), 7.45(d, 1H), 4.30-3.90(m, 5H), 3.21(t, 2H), 2.96(t, 2H), 2.52(s, 3H), 2.52-2.50(m, 1H), 2.30-2.10(m, 3H); (収率: 45 %)
実施例178.(S)−4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−N−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−アミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.01(d, 1H), 7.70-7.60(m, 1H), 7.41(t, 1H), 4.40-3.80(m, 5H), 3.25-3.10(m, 2H), 3.00-2.90(m, 2H), 2.55-2.40(m, 1H), 2.47(s, 3H), 2.35-2.10(m, 3H); (収率: 42 %)
実施例179〜183
参照例54で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(メチル)カルバメートにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、5−アミノ−2−メチルベンゾニトリル、または4−メチル−3−(トリフルオロメチル)アニリンを反応させ、実施例174と同一の方法で実施例179〜183の表題化合物を製造した。
実施例179.(S)−3−アミノ−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.15-8.00(m, 2H), 7.47(s, 1H), 4.40-3.80(m, 5H), 3.24(t, 2H), 3.00(t, 2H), 2.82 (s, 3H), 2.65-2.30(m, 2H), 2.30-2.15(m, 2H); (収率: 45 %)
実施例180.(S)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.20-7.90(m, 2H), 7.43(s, 1H), 4.40-3.80(m, 5H), 3.22(brs, 2H), 3.00(brs, 2H), 2.80(s, 3H), 2.65-2.30(m, 2H), 2.02(brs, 2H); (収率: 41 %)
実施例181.(S)−4−クロロ−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.15-7.85(m, 1H), 7.85-7.50(m, 2H), 4.40-3.80(m, 5H), 3.22(brs, 2H), 2.96(brs, 2H), 2.78(d, 3H), 2.54(brs, 1H), 2.39(brs, 1H), 2.20(brs, 2H); (収率: 25 %)
実施例182.(S)−2−メチル−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.02(s, 1H), 7.65(s, 1H), 7.46(d, 1H), 4.40-3.80(m, 5H), 3.22(brs, 2H), 2.97(t, 2H), 2.81(s, 3H), 2.52(s, 3H), 2.52-2.40(m, 1H), 2.40-2.30(m, 1H), 2.21(brs, 2H); (収率: 52 %)
実施例183.(S)−N−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−アミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.03(d, 1H), 7.70-7.60(m, 1H), 7.42(t, 1H), 4.40-3.70(m, 5H), 3.21(brs, 2H), 2.96(brs, 2H), 2.79(d, 3H), 2.54(brs, 1H), 2.47(s, 3H), 2.35(brs, 1H), 2.25-2.10(m, 2H); (収率: 45 %)
実施例184〜189
参照例55で得た(S)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}(プロピル)カルバメートにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、4−メチル−3−(トリフルオロメチル)アニリン、または5−クロロ−1,3−ジアミノベンゼンを反応させ、実施例174と同一の方法で実施例184〜189の表題化合物を製造した。
実施例184.(S)−3−アミノ−5−([4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.01(s, 1H), 7.90(s, 1H), 7.38(s, 1H), 4.45-3.90(m, 5H), 3.23(brs, 2H), 3.11(t, 2H), 2.99(brs, 2H), 2.65-2.30(m, 2H), 2.21(brs, 2H), 1.80(brs, 2H), 1.06(t, 3H); (収率: 42 %)
実施例185.(S)−N −[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.25-7.95(m, 2H), 7.46(s, 1H), 4.50-3.80(m, 5H), 3.25(brs, 2H), 3.10(brs, 2H), 3.00(brs, 2H), 2.65-2.30(m, 2H), 2.21(brs, 2H), 1.81(brs, 2H), 1.06(t, 3H); (収率: 35 %)
実施例186.(S)−N −[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.15-7.25(m, 3H), 4.50-3.70(m, 5H), 3.21(brs, 2H), 3.08(brs, 2H), 2.94(brs, 2H), 2.54(brs, 1H), 2.38(brs, 1H), 2.18(brs, 2H), 1.80(brs, 2H), 1.10-0.90(m, 3H); (収率: 29 %)
実施例187.(S)−4−クロロ−N −[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.80(s, 1H), 7.60-7.35(m, 2H), 4.50-3.70(m, 5H), 3.19(brs, 2H), 3.09(brs, 2H), 2.95(brs, 2H), 2.54(brs, 1H), 2.41(brs, 1H), 2.18(brs, 2H), 1.80(brs, 2H), 1.06(t, 3H); (収率: 28 %)
実施例188.(S)−N−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−アミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.10-8.00(m, 1H), 7.59(d, 1H), 7.42(t, 1H), 4.50-3.70(m, 5H), 3.21(brs, 2H), 3.08(brs, 2H), 2.96(brs, 2H), 2.55-2.48(m, 1H), 2.47(s, 3H), 2.31(brs, 1H), 2.20(brs, 2H), 1.77(brs, 2H), 1.05(t, 3H); (収率: 45 %)
実施例189.(S)−5−クロロ−N −[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.85-7.60(m, 2H), 7.16(s, 1H), 4.50-3.70(m, 5H), 3.22(brs, 2H), 3.10(brs, 2H), 2.97(d, 2H), 2.54(brs, 1H), 2.37(brs, 1H), 2.20(brs, 2H), 1.82(t, 2H), 1.06(t, 3H); (収率: 32 %)
実施例190〜198
参照例56で得た(R)−N−{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミドにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、5−アミノ−2−メチルベンゾニトリル、4−メチル−3−(トリフルオロメチル)アニリン、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニルアミン、5−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、または2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例168と同一の方法で実施例190〜198の表題化合物を製造した。
実施例190.(R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.06(s, 1H), 6.99(s, 1H), 6.71(s, 1H), 4.59(d, 1H), 4.37(d, 1H), 3.85(brs, 1H), 3.37(d, 1H), 3.19(t, 2H), 3.10-3.00(m, 1H), 2.91(t, 2H), 2.19(t, 2H), 2.03(brs, 1H), 1.97(s, 3H), 1.93(brs, 1H), 1.68(q, 2H); (収率: 35 %)
実施例191.(R)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.09(s, 1H), 6.93(s, 1H), 6.73(s, 1H), 4.54(d, 1H), 4.38(d, 1H), 3.85(s, 1H), 3.37(t, 1H), 3.30-3.15(m, 2H), 3.10-3.00(m, 1H), 2.91(t, 2H), 2.18(t, 2H), 2.03(brs, 1H), 1.95(s, 3H), 1.90(brs, 1H), 1.67(brs, 2H); (収率: 40 %)
実施例192.(R)−N−{1−(2−[{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.51(s, 1H), 7.29(d, 1H), 6.87(d, 1H), 4.46(d, 1H), 4.35(d, 1H), 3.82(s, 1H), 3.35-3.30(m, 1H), 3.20(t, 2H), 3.05-2.95(m, 1H), 2.87(t, 2H), 2.16(t, 2H), 2.01(brs, 1H), 1.94(s, 3H), 1.87(brs, 1H), 1.63(t, 2H); (収率: 25 %)
実施例193.(R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−クロロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.17(d, 1H), 6.96(s, 1H), 6.65(d, 1H), 4.54(brs, 1H), 4.35(brs, 1H), 3.85(brs, 1H), 3.36(brs, 1H), 3.20(t, 2H), 3.03(brs, 1H), 2.88(brs, 2H), 2.16(t, 2H), 2.03(brs, 1H), 1.96(s, 3H), 1.91(brs, 1H), 1.66(brs, 2H); (収率: 23 %)
実施例194.(R)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−メチルフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.89(s, 1H), 7.60(d, 1H), 7.43(d, 1H), 4.51(d, 1H), 4.35(d, 1H), 3.84(s, 1H), 3.36(t, 1H), 3.25-3.15(m, 2H), 3.10-3.00(m, 1H), 2.93(t, 2H), 2.52(s, 3H), 2.18(t, 2H), 2.03(brs, 1H), 1.95(s, 3H), 1.92(brs, 1H), 1.66(brs, 2H); (収率: 46 %)
実施例195.(R)−N−{1−(2−[{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.91(s, 1H), 7.54(d, 1H), 7.39(d, 1H), 4.49(d, 1H), 4.38(d, 1H), 3.84(brs, 1H), 3.35(t, 1H), 3.30-3.15(m, 2H), 3.10-3.00(m, 1H), 2.93(t, 2H), 2.47(s, 3H), 2.18(t, 2H), 2.02(brs, 1H), 1.94(s, 3H), 1.89(brs, 1H), 1.65(t, 2H); (収率: 44 %)
実施例196.(R)−N−{1−(2−[{4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.95(s, 1H), 7.71(brs, 1H), 7.37(t, 1H), 4.49(d, 1H), 4.35(d, 1H), 3.83(brs, 1H), 3.40-3.30(m, 1H), 3.30-3.15(m, 2H), 3.10-3.00(m, 1H), 2.94(t, 2H), 2.19(t, 2H), 2.02(brs, 1H), 1.94(s, 3H), 1.89(brs, 1H), 1.65(t, 2H); (収率: 51 %)
実施例197.(R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−クロロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 6.76(s, 1H), 6.67(s, 1H), 6.50(s, 1H), 4.56(d, 1H), 4.39(d, 1H), 3.86(brs, 1H), 3.40-3.30(m, 1H), 3.25-3.10(m, 2H), 3.10-3.00(m, 1H), 2.89(t, 2H), 2.25-2.15(m, 2H), 2.05(brs, 1H), 1.95(s, 3H), 1.95-1.90(m, 1H), 1.80-1.60(m, 2H); (収率: 24 %)
実施例198.(R)−N−(1−[2−{(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.33(s, 1H), 7.38(d, 1H), 7.00(d, 1H), 4.55(brs, 1H), 4.42(d, 1H), 3.82(brs, 1H), 3.40-3.30(m, 1H), 3.30-3.10(m, 2H), 3.10-3.00(m, 1H), 2.89(t, 2H), 2.17(t, 2H), 2.03(brs, 1H), 1.94(s, 3H), 1.90(brs, 1H), 1.67(q, 2H); (収率: 22 %)
実施例199〜203
参照例57で得た(R)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}カルバメートにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、または2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例174と同一の方法で実施例199〜203の表題化合物を製造した。
実施例199.(R)−3−アミノ−5−[{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}アミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.91(s, 1H), 7.80(s, 1H), 7.41(s, 1H), 4.59(d, 1H), 4.32(brs, 1H), 3.75-3.40(m, 3H), 3.16(brs, 2H), 3.00(brs, 2H), 2.30-2.15(m, 3H), 2.05-1.95(m, 1H), 1.90-1.75(m, 2H); (収率: 25 %)
実施例200.(R)−N −{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.07(s, 1H), 7.89(s, 1H), 7.42(s, 1H), 4.56(d, 1H), 4.35(brs, 1H), 3.75-3.35(m, 3H), 3.30-3.10(m, 2H), 3.10-2.95(m, 2H), 2.30-2.15(m, 3H), 2.00-1.90(m, 1H), 1.90-1.70(m, 2H); (収率: 26 %)
実施例201.(R)−N −{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.00(s, 1H), 7.76(d, 1H), 7.51(d, 1H), 4.54(d, 1H), 4.35(brs, 1H), 3.75-3.30(m, 3H), 3.30-3.05(m, 2H), 3.05-2.90(m, 2H), 2.30-2.10(m, 3H), 2.00-1.60(m, 3H); (収率: 18 %)
実施例202.(R)−N −{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−4−クロロベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.72(s, 1H), 7.62(s, 1H), 7.52(d, 1H), 4.54(d, 1H), 4.24(brs, 1H), 3.80-3.40(m, 3H), 3.30-3.05(m, 2H), 3.05-2.95(m, 2H), 2.30-2.15(m, 3H), 2.00-1.65(m, 3H); (収率: 20 %)
実施例203.(R)−N −{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−3−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.70(s, 1H), 7.37(d, 1H), 7.05(d, 1H), 4.68(brs, 1H), 4.35(brs, 1H), 3.70-3.30(m, 3H), 3.25-3.05(m, 2H), 3.05-2.95(m, 2H), 2.30-2.10(m, 3H), 1.96(brs, 1H), 1.76(brs, 2H); (収率: 15 %)
実施例204〜211
参照例58で得た(R)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}(メチル)カルバメートにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、5−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、5−アミノ−2−メチルベンゾニトリル、4−メチル−3−(トリフルオロメチル)アニリン、または2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例174と同一の方法で実施例204〜211の表題化合物を製造した。
実施例204.(R)−3−アミノ−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.89(s, 1H), 7.80(s, 1H), 7.44(s, 1H), 4.50(d, 1H), 4.16(brs, 1H), 3.86(brs, 1H), 3.66(brs, 1H), 3.43(brs, 1H), 3.25-3.10(m, 2H), 3.00(brs, 2H), 2.69(s, 3H), 2.30-2.15(m, 3H), 2.05-1.65(m, 3H); (収率: 42 %)
実施例205.(R)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.96(s, 1H), 7.77(s, 1H), 7.41(s, 1H), 4.45(brs, 1H), 4.30-3.60(m, 3H), 3.41(brs, 1H), 3.25-3.10(m, 2H), 3.05-2.95(m, 2H), 2.64(s, 3H), 2.23(brs, 3H), 2.05-1.65(m, 3H); (収率: 40 %)
実施例206.(R)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.83(s, 1H), 7.66(d, 1H), 7.36(d, 1H), 4.39(brs, 1H), 4.20-3.50(m, 3H), 3.35(brs, 1H), 3.14(brs, 2H), 2.00-2.90(m, 2H), 2.62(s, 3H), 2.30-2.10(m, 3H), 2.05-1.65(m, 3H); (収率: 25 %)
実施例207.(R)−4−クロロ−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.58(s, 2H), 7.41(d, 1H), 4.41(brs, 1H), 4.25-3.55(m, 3H), 3.38(brs, 1H), 3.14(d, 2H), 2.97(t, 2H), 2.64(s, 3H), 2.30-2.10(m, 3H), 2.05-1.65(m, 3H); (収率: 22 %)
実施例208.(R)−5−クロロ−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.65(s, 1H), 7.48(s, 1H), 7.19(s, 1H), 4.48(d, 1H), 4.16(brs, 1H), 3.89(brs, 1H), 3.63(brs, 1H), 3.41(brs, 1H), 3.16(d, 2H), 2.98(t, 2H), 2.67(s, 3H), 2.30-2.15(m, 3H), 2.05-1.65(m, 3H); (収率: 29 %)
実施例209.(R)−2−メチル−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.85(s, 1H), 7.63(d, 1H), 7.49(d, 1H), 4.44(brs, 1H), 4.12(brs, 1H), 3.81(brs, 1H), 3.64(brs, 1H), 3.35(brs, 1H), 3.14(d, 2H), 2.96(t, 2H), 2.64(s, 3H), 2.53(s, 3H), 2.30-2.15(m, 3H), 2.05-1.65(m, 3H); (収率: 40 %)
実施例210.(R)−N−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−アミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.82(s, 1H), 7.58(s, 1H), 7.45(d, 1H), 4.40(brs, 1H), 4.12(brs, 1H), 3.87(brs, 1H), 3.63(brs, 1H), 3.31(brs, 1H), 3.14(brs, 2H), 2.95(d, 2H), 2.59(s, 3H), 2.48(s, 3H), 2.30-2.15(m, 3H), 2.00-1.65(m, 3H); (収率: 38 %)
実施例211.(R)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−3−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.30(s, 1H), 7.40(d, 1H), 7.06(d, 1H), 4.44(brs, 1H), 4.30-3.50(m, 3H), 3.35-3.30(m, 1H), 3.20-3.05(m, 2H), 3.05-2.90(m, 2H), 2.65(s, 3H), 2.30-2.10(m, 3H), 2.05-1.65(m, 3H); (収率: 26 %)
実施例212〜218
参照例59で得た(R)−tert−ブチル{1−(2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}(メチル)カルバメートにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、4−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、5−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、5−アミノ−2−メチルベンゾニトリル、4−メチル−3−(トリフルオロメチル)アニリン、または2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例174と同一の方法で実施例212〜218の表題化合物を製造した。
実施例212.(R)−3−アミノ−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.72(s, 1H), 7.59(s, 1H), 7.26(s, 1H), 4.45(d, 1H), 4.08(d, 1H), 3.70-3.35(m, 3H), 2.82(t, 2H), 2.80-2.60(m, 5H), 2.30-2.20(m, 1H), 2.05-1.70(m, 5H); (収率: 35 %)
実施例213.(R)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.91(s, 1H), 7.80(s, 1H), 7.39(s, 1H), 4.40(d, 1H), 4.08(d, 1H), 3.68(t, 1H), 3.50-3.30(m, 2H), 2.83(t, 2H), 2.80-2.60(m, 5H), 2.25(brs, 1H), 2.05-1.70(m, 7H); (収率: 30 %)
実施例214.(R)−4−クロロ−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.65-7.55(m, 2H), 7.38(t, 1H), 4.37(d, 1H), 4.02(d, 1H), 3.65(t, 1H), 3.48(t, 1H), 3.36(brs, 1H), 2.80(t, 2H), 2.75-2.55(m, 5H), 2.23(brs, 1H), 2.00-1.70(m, 7H); (収率: 20 %)
実施例215.(R)−5−クロロ−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.34(s, 1H), 7.17(s, 1H), 6.94(s, 1H), 4.42(d, 1H), 4.08(d, 1H), 3.60(t, 1H), 3.46(t, 1H), 3.35(brs, 1H), 2.80(t, 2H), 2.75-2.55(m, 5H), 2.30-2.20(m, 1H), 2.00-1.70(m, 7H); (収率: 26 %)
実施例216.(R)−2−メチル−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.91(s, 1H), 7.64(d, 1H), 7.48(d, 1H), 4.40(d, 1H), 4.08(d, 1H), 3.55(t, 1H), 3.43(t, 1H), 3.34(brs, 1H), 2.80(t, 2H), 2.78-2.55(m, 5H), 2.53(s, 3H), 2.24(brs, 1H), 2.00-1.70(m, 7H); (収率: 46 %)
実施例217.(R)−N−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−アミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.85(s, 1H), 7.60(d, 1H), 7.45(d, 1H), 4.35(d, 1H), 4.08(d, 1H), 3.59(t, 1H), 3.45(t, 1H), 3.31(brs, 1H), 2.80(t, 2H), 2.78-2.55(m, 5H), 2.48(s, 3H), 2.22(brs, 1H), 2.00-1.70(m, 7H); (収率: 41 %)
実施例218.(R)−N −[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−3−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.37(s, 1H), 7.39(d, 1H), 7.05(d, 1H), 4.40(d, 1H), 4.08(d, 1H), 3.52(t, 1H), 3.45(t, 1H), 3.33(brs, 1H), 2.77(t, 2H), 2.75-2.55(m, 5H), 2.23(brs, 1H), 2.00-1.65(m, 7H); (収率: 22 %)
実施例219〜224.
参照例60で得た(R)−1−(2−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミドにそれぞれ3,5−ジアミノベンゾニトリル、5−(トリフルオロメチル)−1,3−フェニレンジアミン、2−(トリフルオロメチル)−1,4−フェニレンジアミン、5−クロロ−1,3−ジアミノベンゼン、4−メチル−3−(トリフルオロメチル)アニリン、または2−ニトロ−1,4−フェニレンジアミンを反応させ、実施例168と同一の方法で実施例219〜224の表題化合物を製造した。
実施例219.(R)−1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.03(d, 2H), 6.74(s, 1H), 4.59(brs, 1H), 4.38(d, 1H), 3.39(t, 2H), 3.08(brs, 2H), 2.91(brs, 2H), 2.72(s, 3H), 2.52(brs, 1H), 2.25-2.15(m, 2H), 2.10-2.00(m, 1H), 1.95-1.80(m, 2H), 1.70-1.60(m, 1H); (収率: 47 %)
実施例220.(R)−1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.10(s, 1H), 6.93(s, 1H), 6.74(s, 1H), 4.60(brs, 1H), 4.40(d, 1H), 3.50-3.30(m, 2H), 3.07(brs, 2H), 2.91(t, 2H), 2.70(s, 3H), 2.51(brs, 1H), 2.17(t, 2H), 2.01(brs, 1H), 1.95-1.80(m, 2H), 1.70-1.60(m, 1H); (収率: 45 %)
実施例221.(R)−1−(2−[{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.50(s, 1H), 7.29(d, 1H), 6.86(d, 1H), 4.54(brs, 1H), 4.39(d, 1H), 3.45-3.30(m, 2H), 3.05(brs, 2H), 2.88(brs, 2H), 2.71(s, 3H), 2.47(brs, 1H), 2.25-2.15(m, 2H), 1.98(brs, 1H), 1.95-1.80(m, 2H), 1.70-1.50(m, 1H); (収率: 35 %)
実施例222.(R)−1−[2−{(3−アミノ−5−クロロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 6.80(s, 1H), 6.67(s, 1H), 6.48(s, 1H), 4.65(brs, 1H), 4.40(d, 1H), 3.45-3.30(m, 2H), 3.05(brs, 2H), 2.89(brs, 2H), 2.72(s, 3H), 2.51(brs, 1H), 2.16(brs, 2H), 2.01(brs, 1H), 2.00-1.80(m, 2H), 1.64(brs, 1H); (収率: 38 %)
実施例223.(R)−N−メチル−1−(2−[{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 7.89(s, 1H), 7.54(d, 1H), 7.38(d, 1H), 4.51(brs, 1H), 4.37(d, 1H), 3.55-3.30(m, 2H), 3.09(brs, 2H), 2.93(t, 2H), 2.71(s, 3H), 2.60-2.40(m, 4H), 2.18(t, 2H), 1.99(brs, 1H), 1.95-1.80(m, 2H), 1.70-1.60(m, 1H); (収率: 47 %)
実施例224.(R)−1−[2−{(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩
1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 8.29(s, 1H), 7.38(d, 1H), 7.00(d, 1H), 4.55(brs, 1H), 4.39(d, 1H), 3.45-3.30(m, 2H), 3.06(brs, 2H), 2.89(t, 2H), 2.71(s, 3H), 2.47(brs, 1H), 2.17(t, 2H), 1.99(d, 1H), 1.95-1.80(m, 2H), 1.70-1.60(m, 1H); (収率: 25 %)
試験例1.ヒト5−HT 4(a) が発現されたCHO−K1細胞におけるアゴニスト評価実験
ヒト5−HT4(a)が安定的に発現されるCHO−K1細胞は、Invitrogen社のGeneBlAzer HTR4−CRE−bla CHO−K1製品を購入して使用した。細胞は37℃および5%COの条件で10%牛ウシ胎仔血清(FBS)、25mM HEPES(pH7.4)、600μg/mlのハイグロマイシンB(Hygromycin B)、0.1mMの非必須アミノ酸(non−essential amino acids)、100unit/mlのフェニシリンおよび100μg/mlのストレプトマイシンが補充されたDMEM培地中で培養した。細胞の継代培養は、1週に3回行ったとともに、最大成長率が80%を超えないようにした。化合物処理の前日に、0.5%トリプシン/EDTAを用いて細胞を収去した後、1%FBS、25mM HEPES、0.1mMの非必須アミノ酸が補充されたDMEMを用いて3.125×10細胞/mlに希釈した。希釈された細胞を384ウェルプレート内にそれぞれ32μLずつ入れて(10,000細胞/ウェル)一晩培養した。試験物質と対照薬物として使用される化合物は、様々な最終薬物処理濃度の500×を100%DMSOで製作した後、培地に100倍希釈して処理することで、最終DMSOの濃度が同一に1%となるようにした。一晩培養の後、細胞のない対照群と非刺激対照群には1%DMSOの含まれた培地8μLを入れ、残りには培地で100倍希釈されて1%DMSOの含まれた対照薬物と試験物質をそれぞれ8μLずつ入れた。培養器で5時間培養した後、製作者(Invitrogen社)の教示に従って製作された基質溶液を入れて(8μL/ウェル)、暗所で2時間追加培養した。均一時間あたりcAMP濃度依存的に生成されるβ−ラクタマーゼ(beta−lactamase)による分解産物の蛍光値に基づいて5−HTレセプター効能検出を行った。Genios Pro蛍光検出器を用いて410nmの波長で興奮させた後、2つの噴出波長(波長1:465nm、波長2:535nm)での蛍光値を測定した。データは各波長でウェルの蛍光強度の比率に基づいて分析した。全てのプレートに対して、対照薬物(Tegaserod)の濃度反応性曲線(1pM〜100nM)を含ませた。試験物質のEC50値は8つの濃度条件での濃度反応性値をGraphPad Prismプログラムの非線形回帰分析によって算出した。その結果を表1に示した。
前記表1の結果から分かるように、本発明の化合物は、5−HTレセプターアゴニストとして優れた活性を有することにより、胃腸管運動障害の予防または治療に有用に適用できる。
本発明に係る化合物、すなわち、ピリミジン環を含む二環式誘導体またはその薬学的に許容される塩は、5−HTレセプターアゴニストとして作用することにより、胃腸管運動障害、例えば、逆流性食道炎(GERD)、便秘、過敏性腸症候群、消化不良、術後イレウス、胃排出遅延症、胃麻痺症、偽性腸閉塞症、薬物誘発性通過遅延症、または糖尿病性胃アトニーなどの消化器系疾患の予防または治療に有用に適用できる。

Claims (16)

  1. 下記化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩:
    <化学式1>
    式中、
    は、フェニル基;またはピリジン基(前記フェニル基またはピリジン基は、ハロゲン、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−5アルキル、ハロゲンで置換されたC1−5アルキル、C1−5アルコキシ、ハロゲンで置換されたC1−5アルコキシ、及びヒドロキシよりなる群から選ばれた一つ以上の置換基で置換されても置換されなくてもよい)であり、
    は、互いに独立して、水素;ハロゲン;アミノ;モノ−またはジ−C1−5アルキルアミノ;ニトロ;シアノ;C1−5アルキル;ハロゲンで置換されたC1−5アルキル;C1−5アルコキシ;ハロゲンで置換されたC1−5アルコキシ;C1−5アルコキシカルボニル;ヒドロキシ;またはヒドロキシカルボニルであり、
    は、下記化学式I乃至IIIよりなる群から選ばれた置換基であり、
    は、C1−5アルキル;フェニル、チオフェン(前記フェニル基またはチオフェン基はハロゲン、アミノ、C1−5アルキル、C1−5アルコキシ、及びヒドロキシよりなる群から選ばれた一つ以上の置換基で置換されても置換されなくてもよい)、またはジC1−5アルキルアミノ基で置換されたC1−5アルキル;またはC1−5アルコキシであり、
    とR’は、互いに独立して、水素;C1−8アルキル;フェニルまたはC3−8シクロアルキルで置換されたC1−8アルキル(前記フェニル基は、ハロゲン、アミノ、C1−5アルキル、C1−5アルコキシ及びヒドロキシよりなる群から選ばれた一つ以上の置換基で置換されても置換されなくてもよい);またはC3−8シクロアルキルであり、
    環Aは、C5−6シクロアルキル;フェニル;または窒素原子を含む5員乃至6員のヘテロアリールであり、
    mは1または2であり、
    nは0〜2である。
  2. は、フェニル基;またはピリジン基(前記フェニル基またはピリジン基は、ハロゲン、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−5アルキル、ハロゲンで置換されたC1−5アルキル、及びC1−5アルコキシよりなる群から選ばれた一つ以上の置換基で置換されても置換されなくてもよい)であり、
    は、互いに独立して、水素;ハロゲン;C1−5アルキル;ハロゲンで置換されたC1−5アルキル;またはC1−5アルコキシであり、
    は、下記化学式I乃至IIIよりなる群から選ばれた置換基であり、
    は、C1−5アルキル;フェニル、チオフェン、またはジC1−5アルキルアミノ基で置換されたC1−5アルキル;またはC1−5アルコキシであり、
    とR’は、互いに独立して、水素;C1−8アルキル;フェニルまたはC3−8シクロアルキルで置換されたC1−8アルキル;またはC3−8シクロアルキルであり、
    環Aは、C5−6シクロアルキル;フェニル;または窒素原子を含む5員乃至6員のヘテロアリールであり、
    mは1または2であり、
    nは0〜2である、
    請求項1に記載の化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  3. (S)−N−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−2−イル}−4−クロロベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−{6,7−ジメトキシ−4−(3−メチルアミノピロリジン−1−イル)−キナゾリン−2−イル}−5−トリフルオロメチル−ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−3−アミノ−5−{4−(3−エチルアミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−2−イルアミノ}−ベンゾニトリル;
    (S)−N−{4−(3−エチルアミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジメトキシキナゾリン−2−イル}−5−トリフルオロメチルベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−メチルフェニル)アミノ}−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−フルオロフェニル)アミノ}−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−メチルフェニル)アミノ}−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (R)−N−{1−(2−[{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド;
    (R)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド;
    (S)−N−[6−メトキシ−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−3−アミノ−5−([6−メトキシ−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−([4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6−メトキシキナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル;
    (S)−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6−メトキシキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6−メトキシキナゾリン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;
    (R)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{(4−アミノ−3−シアノフェニル)アミノ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−メチルフェニル)アミノ}−6−メトキシキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (R)−N−{1−(2−[{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6−メトキシキナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド;
    (S)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−3−アミノ−5−([4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−7−(トリフルオロメチル)キナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド;
    (S)−tert−ブチル1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イルカルバメート塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)キナゾリン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]プロピオンアミド塩酸塩;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]ペンタンアミド;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]−2−フェニルアセトアミド;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]−3−フェニルプロピオンアミド;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]−2−(チオフェン−2−イル)アセトアミド;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)キナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ブチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(イソペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(シクロプロピルメチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ネオペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ベンジルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(イソプロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(sec−ブチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ペンタン−2−イルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ヘキサン−2−イルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(5−メチルヘキサン−2−イルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(シクロヘキシルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−N−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(ブチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(ペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(ヘキシルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−[1−{2−(4−アミノ−3−シアノフェニルアミノ)−8−メトキシキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−トリフルオロメチルフェニルアミノ)−8−メトキシキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    (S)−N−{4−(3−メチルアミノピロリジン−1−イル)−8−メトキシキナゾリン−2−イル}−5−トリフルオロメチルベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−N−{4−(3−エチルアミノピロリジン−1−イル)−8−メトキシキナゾリン−2−イル}−3−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン;
    (S)−3−アミノ−5−{4−(3−エチルアミノピロリジン−1−イル)−8−メトキシキナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル;
    (S)−N−{4−(3−エチルアミノピロリジン−1−イル)−8−メトキシキナゾリン−2−イル}−5−トリフルオロメチルベンゼン−1,3−ジアミン;
    (R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−8−メトキシキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−トリフルオロメチルフェニルアミノ)−8−メトキシキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (R)−N−[1−{2−(4−アミノ−3−トリフルオロメチルフェニルアミノ)−8−メトキシキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5−メチルキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5−メチルキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−3−アミノ−5−[5−メチル−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5−メチルキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5−メチルキナゾリン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;
    (R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5−メチルキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5−メチルキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−8−メチルキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−8−メチルキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−8−メチルキナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル;
    (S)−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−8−メチルキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (R)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−8−メチルキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−8−メチルキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−[1−{2−(4−アミノ−3−シアノフェニルアミノ)−8−メチルキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−(1−[2−{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−8−メチルキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−7−クロロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−[7−クロロ−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル塩酸塩;
    (S)−N−[7−クロロ−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−[7−クロロ−4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル塩酸塩;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−7−フルオロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−7−フルオロキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−[1−{2−(3−シアノ−4−メチルフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−4−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−[1−{2−(4−アミノ−3−ニトロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピロリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イルアミノ}ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル}−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−4−クロロ−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イルアミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (R)−N−{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−N−[1−{2−(3−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (R)−N−[1−{2−(3−シアノ−4−メチルフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (R)−N−[1−{2−(3−シアノ−4−フルオロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (R)−N−[1−{2−(4−アミノ−3−ニトロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (R)−N−[1−{2−(3−アミノ−4−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−[1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−イル]アセトアミド塩酸塩;
    (S)−1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピロリジン−3−カルボキサミド;
    (R)−1−{2−(3−シアノ−4−メチルフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド;
    (R)−1−{2−(3−シアノ−4−フルオロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド;
    (R)−1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド;
    (R)−1−[2−{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド;
    (R)−1−[2−{4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド;
    (R)−1−{2−(3−アミノ−4−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド;
    (R)−1−{2−(3−アミノ−5−シアノフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩;
    (R)−1−{2−(4−アミノ−3−ニトロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩;
    (R)−1−{2−(3−アミノ−5−クロロフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル}−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩;
    (R)−1−[2−{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩;
    (S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]キナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−フルオロフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−クロロフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−ニトロフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−4−クロロ−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−3−アミノ−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル;
    (S)−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (S)−3−アミノ−5−([4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル;
    (S)−4−クロロ−N−[4−{3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル}キナゾリン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン;
    (R)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]キナゾリン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド;
    (R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−7−メトキシキナゾリン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−クロロフェニル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル}アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(4−アミノ−3−シアノフェニル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[7−メトキシ−2−{(3−メトキシ−4−メチルフェニル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(3−トリフルオロメチル−4−メチルフェニル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[7−メトキシ−2−{(6−メチルピリジン−3−イル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(5−シアノ−6−メチルピリジン−2−イル)アミノ}−7−メトキシキナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[7−メトキシ−2−{(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ}キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド;
    (S)−3−アミノ−5−[{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル}アミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−([4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−4−クロロ−N−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−2−メチル−5−([4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−([4−{3−(ペンチルアミノ)ピロリジン−1−イル}ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (R)−3−アミノ−5−[{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル}アミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (R)−N−{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−クロロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−メチルフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−{1−(2−[{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩;
    (S)−N−(1−[2−{(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピロリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−[{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}アミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−4−クロロベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−5−[{4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}アミノ]−2−メチルベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−4−(3−アミノピロリジン−1−イル)−N−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−アミン二塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−4−クロロ−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−2−メチル−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−4−{3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−アミン二塩酸塩;
    (S)−3−アミノ−5−([4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−4−クロロ−N−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (S)−N−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−アミン二塩酸塩;
    (S)−5−クロロ−N−[4−{3−(プロピルアミノ)ピロリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−{1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−{1−(2−[{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−4−クロロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−(1−[2−{(3−シアノ−4−メチルフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル)アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−{1−(2−[{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−{1−(2−[{4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−(1−[2−{(3−アミノ−5−クロロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩;
    (R)−N−(1−[2−{(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]ピペリジン−3−イル}アセトアミド塩酸塩;
    (R)−3−アミノ−5−[{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}アミノ]ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (R)−N−{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−N−{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−N−{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−4−クロロベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−N−{4−(3−アミノピペリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル}−3−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−3−アミノ−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (R)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−4−クロロ−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−5−クロロ−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−2−メチル−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (R)−N−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−アミン二塩酸塩;
    (R)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−2−イル]−3−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−3−アミノ−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (R)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−4−クロロ−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−5−クロロ−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−2−メチル−5−([4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]アミノ)ベンゾニトリル二塩酸塩;
    (R)−N−{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−アミン二塩酸塩;
    (R)−N−[4−{3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル]−3−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン二塩酸塩;
    (R)−1−[2−{(3−アミノ−5−シアノフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩;
    (R)−1−(2−[{3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩;
    (R)−1−(2−[{4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩;
    (R)−1−[2−{(3−アミノ−5−クロロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩;
    (R)−N−メチル−1−(2−[{4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩;及び
    (R)−1−[2−{(4−アミノ−3−ニトロフェニル)アミノ}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[d]ピリミジン−4−イル]−N−メチルピペリジン−3−カルボキサミド塩酸塩よりなる群から選ばれた、請求項1に記載の化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  4. 下記化学式7の化合物またはその薬学的に許容される塩:
    <化学式7>
    前記式中、R、R、環A、m及びnは請求項1で定義したのと同じであり、Xはハロゲンである。
  5. 下記化学式4の化合物をハロゲン化して下記化学式5の化合物を製造する段階と、
    下記化学式5の化合物を下記化学式6の化合物と反応させて下記化学式7の化合物を製造する段階と、
    下記化学式7の化合物をR−NHと反応させて化学式1の化合物を製造する段階とを含む、化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法:
    前記式中、R、R、R、環A、m及びnは請求項1で定義したのと同じであり、Xはハロゲンである。
  6. 下記化学式1aの化合物を有機酸またはハロゲン化アシルと反応させることを含む、化学式1bの化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法:
    前記式中、R、R、R、環A、m及びnは請求項1で定義したのと同じである。
  7. 下記化学式7aの化合物を有機酸またはハロゲン化アシルと反応させて下記化学式7bの化合物を製造した後、前記化学式7bの化合物をR−NHと反応させることを含む、化学式1bの化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法:
    前記式中、R、R、R、環A、X、m及びnは請求項1で定義したのと同じである。
  8. 下記化学式1aの化合物に対して、アルデヒドまたはケトン化合物を用いた還元的アミン化(reductive amination)反応を行うことを含む、化学式1cの化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法:
    前記式中、R、R、R、R’、環A、m及びnは請求項1で定義したのと同じである。
  9. 下記化学式7aの化合物にアミン保護基を導入して下記化学式7cの化合物を製造する段階と、
    前記化学式7cの化合物をアルキル化して下記化学式7dの化合物を製造する段階と、
    前記化学式7dの化合物をR−NHと反応させた後、前記アミン保護基を除去する段階とを含む、化学式1dの化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法:
    前記式中、R、R、R、環A、m及びnは請求項1で定義したのと同じであり、R’は水素であり、Xはハロゲンであり、Pはアミン保護基である。
  10. 下記化学式7aの化合物を還元的アミン化反応させて下記化学式7eの化合物を製造する段階と、
    前記化学式7eの化合物にアミン保護基を導入して下記化合物7dを製造する段階とを含む、化学式1dの化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法:
    前記式中、R、R、環A、m及びnは請求項1で定義したのと同じであり、R’は水素であり、Xはハロゲンであり、Pはアミン保護基である。
  11. 下記化学式7fの化合物を有機アミンと反応させて下記化学式7gの化合物を製造した後、前記化学式7gの化合物をR−NHと反応させることを含む、化学式1eの化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法:
    前記式中、R、R、R、環A、m及びnは請求項1で定義したのと同じであり、Xはハロゲンである。
  12. 下記化学式5の化合物を下記化学式6の化合物と反応させる段階を含む、化学式7の化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法:
    前記式中、R、R、環A、m及びnは請求項1で定義したのと同じであり、Xはハロゲンである。
  13. 治療学的有効量の請求項1による化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む、胃腸管運動障害の予防または治療用薬学的組成物。
  14. 前記胃腸管運動障害は逆流性食道炎(GERD)、便秘、過敏性腸症候群、消化不良、術後イレウス、胃排出遅延症、胃麻痺症、偽性腸閉塞症、薬物誘発性通過遅延症、または糖尿病性胃アトニーである、請求項13に記載の薬学的組成物。
  15. 請求項1による化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含む組成物を、これを必要とするヒトを含む哺乳類に投与することにより、胃腸管運動障害を予防または治療する方法。
  16. 胃腸管運動障害の予防または治療用薬剤の製造のための請求項1による化学式1の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含む組成物の用途。
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