JP2016519005A - ラベルプリンタ - Google Patents

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Abstract

テーププリンタ内に正しく位置付けられた場合に前記テーププリンタの相当する錠止要素と係合する少なくとも1部分を含むカセットであって、前記1部分が、前記カセット内に格納したロール状サプライの回転軸に直交する方向で前記カセットに沿って伸延する細長の導電性バーを含むカセットが提供される。

Description

本発明はラベルプリンタに関し、詳しくは、カセット検出手段付きラベルプリンタ及びラベルプリンタで使用するカセットに関する。
ラベルプリンタ内に受けられたカセット内に格納したテープサプライを用いるラベルプリンタは既知である。テープは、画像受け層と、接着材を介して相互に固定された裏当て層とを含む。そのようなラベルプリンタは、画像受け層上への画像印刷後、画像を有するテープ部分をラベルとして使用できるように切り離す裁断機構を含む。テープ裁断後、切り離されたテープ部分はプリンタハウジングのスリットを通してプリンタから引き出される。次いで裏当て層が除去され得、かくして画像受け層を接着材で物体に固定させることができる。
既知のラベルプリンタは印刷用のカセットをその内部に受けるカセット受けベイを含む。カセット受けベイ内には、被印刷用テープのサプライと協働するプリントヘッドが設けられる。カセット受けベイ内には、カセットがカセット受けベイ内に受けられた場合にテープのプリントヘッドとは反対側となる位置にプラテンも設けられる。印刷中、プリントヘッドはプラテンと協働し、これらプリントヘッド及びプラテン間を通過するテープに印刷する。プラテンは印刷中にテープを送るモータにより駆動され得る。あるいはプラテンを自由回転式とし、印刷中にテープを駆動する駆動ローラを追加し得る。
別の構成ではプラテンをカセット内に設け得る。そのような構成ではテープはプラテンの表面と協働する。カセット受けベイ内にカセットが受けられた場合、カセット内のプラテンはカセット受けベイ内の駆動機構と協働して印刷中にテープを駆動する。あるいはプラテンを自由回転式とし、印刷中にテープを駆動する駆動ローラを追加し得る。印刷中、カセット受けベイ内のプリントヘッドはカセット内のプラテンと協働し、これらプリントヘッド及びプラテン間を通過するテープに印刷する。
ある構成ではプリントヘッドは非印刷位置と印刷位置との間を可動である。他の構成ではプラテンが非印刷位置と印刷位置との間を可動である。更に他の構成ではプラテン及びプリントヘッドが非印刷及び印刷位置を有するよう共に可動とされる。
テープは、印刷要素からプリントヘッド上に熱を直接付加することで印刷が実施されるダイレクトサーマルタイプのものであり得る。あるいは、インクリボンを設け得、プリントヘッド上の印刷要素を介してインクリボンに熱を付加することでインクリボンから画像受けテープにインクを転写させ得る。カセットは連続テープでは無くむしろ、ロール状のダイカットラベルを含み得る。
上述した全ての構成には、印刷品質を良好化するには、印刷中にテープ及び又はインクリボンをプリントヘッドと正確に整列させる必要がある点で問題がある。更には、印刷品質良好化のために、印刷実施中はテープをプリントヘッドと正確に整列させ且つプリントヘッドを円滑に通過させる必要がある。それには、印刷及び切断中にカセットが移動しないようにするのが有益である。しかも、カセット受けベイ内のカセット位置は予め限定され且つカセット受けベイ内へのカセット挿入時に常に容易に再現されるべきである。
この問題は、印刷中に移動され得る手持ち式プリンタの場合はより大きくなる。そのような装置では印刷中にカセットを固定位置に錠止することがより重要でさえある。
WO2006/013466(DYMO)にはラベルプリンタ装置用のカセット錠止及び排出構成が記載される。テープカセットをその内部に挿入するカセット受けベイを含むラベルプリンタが提供されている。カセット受けベイには、このカセット受けベイからカセットを排出させる複数のバネ負荷式排出部材が設けられる。カセットをカセット受けベイ内に挿入すると一対の錠止部材が、排出部材により行使される偏倚力に抗してカセットを然るべく保持する。カセットを排出させるには錠止部材をカセットから脱係合させ、かくして排出部材が行使する力によりカセットをカセット受けベイから押し出させる。
上述した構成には、ユーザーがカセットをカセット受けベイに挿入する際にカセットが全ての錠止部材と正しく係合しない恐れがあるという問題がある。これは、例えば、ユーザーがカセットの一方の端部のみを押して挿入する際に生じ得る。カセットが錠止部材の全てでは無く1つと係合すると、カセットが排出部材の偏倚力に抗してカセット受けベイ内に維持され得たとしても、印刷上、カセットはプラテン及びプリントヘッドに関して正しく整列され得ない。
WO2006/013466(DYMO)は、カセット受けベイ内に挿入されたカセットを然るべく錠止するように錠止位置方向にバネ偏倚された一対の錠止部材を有する。しかしながら、ラベルプリンタ装置が突発的衝撃を受ける、即ちユーザーが落下させた場合は錠止部材がバネの偏倚力に抗して移動してカセットを解放させる恐れがある。従って、ユーザーがその後ラベルプリンタ装置を使用して印刷を再開すると、カセットはカセット受けベイ内の印刷用の正しい位置に正しく錠止されず、かくして印刷に悪影響が出るあるいは印刷不能となり得る。
更には、カセット受けベイ内に挿入したカセットが複数の錠止部材の1つ又は1つ以上と正しく係合しない場合、ユーザーにはどの錠止部材がカセットと正しく係合していないのかや、どうすればこの問題を修正し得るのかが分からない。
WO2006/013466号
従来問題を解消するラベルプリンタを提供することである。
本発明の1様相によれば、カセットであって、前記カセットがテーププリンタ内に正しく位置付けられた場合に前記テーププリンタにおける協働する錠止要素と係合する少なくとも1部分を含み、前記1部分が、前記カセット内に格納されたロール状サプライの回転軸に直交する方向で前記カセットに沿って伸延する細長の導電性バーを含むカセットが提供される。
前記細長の導電性バーの少なくとも一部は前記カセットの表面から突出することが好ましい。
前記導電性バーはその長さの少なくとも1領域において少なくとも1つの支持体内に受けられることが好ましい。
前記導電性バーはその長さの略中間部を前記少なくとも1つの支持体により支持されることが好ましい。
前記少なくとも1つの支持体は、前記導電性バーの対向端部を支持する第1及び第2受け部分を含むことが好ましい。
前記導電性バーは前記支持体内に摩擦嵌めされることが好ましい。
前記摩擦嵌めは押し嵌め及び弾発嵌めの何れかを含むことが好ましい。
前記支持体はU字形を含むことが好ましい。
前記導電性バーの、第1及び第2受け部分間のセクションは前記カセットの表面から離間されることが好ましい。
カセットは、前記導電性バーに近位して位置決めされたリブを更に含むことが好ましい。
前記リブは、導電性バーの長手方向軸に平行方向に伸延する長手方向軸を有することが好ましい。
前記導電性バーは、前記少なくとも1つの支持体及びリブの間に摩擦嵌めされることが好ましい。
前記カセットは、前記カセットの一方の側部から突出する嶺部を含み、前記嶺部は前記導電性バーを含むことが好ましい。
前記カセットは前記側部内に凹所を含み、前記嶺部は前記凹所内に位置付けられることが好ましい。
前記カセットは第2の導電性バーを含むことが好ましい。
前記第2の導電性バーは、前記カセットの、前記導電性バーから反対側の側部上に位置付けられることが好ましい。
前記カセットは、ベース部、上部及び、前記ベース部及び前記上部間を伸延する少なくとも1つの側部とを含み、前記導電性バーは前記少なくとも1つの側部上に含まれることが好ましい。
前記導電性バーは金属を含むことが好ましい。
前記導電性バーは断面が円筒形であることが好ましい。
前記カセットの主胴部はプラスチック材料を含むことが好ましい。
前記ロール状のサプライは、画像受けテープ及びインクリボンのサプライの少なくとも一方を含むことが好ましい。
本発明の他の様相によれば、ラベルプリント装置であって、カセットを受けるようになっているカセット受けベイにして、ベース部と、前記ベース部に対向する開口部と、前記ベース部及び開口部間を伸延する側壁とを有するカセット受けベイと、前記カセット受けベイ内に挿入されたカセットと係合する錠止位置を有する少なくとも1つの錠止要素を含むカセット錠止機構と、前記少なくとも1つの錠止要素が前記カセット受けベイ内に挿入されたカセットと係合したかを判定するように作動自在のカセット検出手段と、を含み、前記カセット検出手段が、前記少なくとも1つの錠止要素に配置された少なくとも1つの導電性表面を含み、前記錠止要素が、前記カセットが前記カセット受けベイ内に挿入される際に前記錠止要素を偏倚させるようカセットの表面と係合する第1表面と、カセット受けベイ内にカセットが正しく挿入された際にカセットの導電性部分と接触してカセットを維持するように構成された第2表面とを有するラベルプリント装置が提供される。
前記錠止要素の前記第1及び第2表面は傾斜されていることが好ましい。
前記傾斜された第1及び第2表面は、前記傾斜された第1及び第2表面が結合する結合部分に向けて収斂されることが好ましい。
前記錠止要素は、カセットが前記ラベルプリント装置に挿入される際にカセットの傾斜されたあるいはリブ付きの表面と係合して偏倚されるような構成を有することが好ましい。
前記錠止要素は、前記傾斜された第1表面部分に隣接する少なくとも1つの肩部を含むことが好ましい。
前記導電性表面は、前記傾斜された第2表面及び前記肩部及び前記錠止要素の後方側部を覆い、前記導電性表面の終端方向に伸延することが好ましい。
前記導電性表面は、前記傾斜された第2表面に隣り合う凹状湾曲部を含むことが好ましい。
本発明の他の様相によれば、ラベルプリント装置用カセットの製造方法であって、ベース部、上部、ベース部及び上部間を伸延する側部を有するカセット主胴部を提供するステップ、前記カセットの受け部分内に導電性バーを挿入し、前記導電性バーを前記カセットに沿って前記カセット内に収納されたロール状サプライの回転軸に直交する方向に伸延させるステップを含む方法が提供される。
前記導電性バーは前記受け部内に手動で挿入されることが好ましい。
前記導電性バーは、自動プロセスの一部として前記受け部分内に挿入されることが好ましい。
前記導電性バーは前記受け部内に摩擦嵌めされることが好ましい。
前記摩擦嵌めは押し嵌め及び弾発嵌めのいずれかであることが好ましい。
従来問題を解消するラベルプリンタが提供される。
図1は、ラベルプリンタの蓋を開放し、カセットが無い状態で示すラベルプリンタの1実施態様の上方斜視図である。 図2は図1に示すラベルプリンタの他の上方斜視図である。 図3は図1に示すラベルプリンタの第1錠止要素の位置を例示する部分斜視図である。 図4は図1に示すラベルプリンタの第1排出要素の位置を例示する部分斜視図である。 図5は図2に示すラベルプリンタの第2排出要素の位置を例示する部分斜視図である。 図6は図2に示すラベルプリンタの第2排出要素の位置を例示する部分斜視図である。 図7は、カセット受けベイ(明瞭化のためにカセットを示さない)内にカセットを組み込んだ状態における第1錠止要素及び第1排出要素の位置を例示する、図1に例示するラベルプリンタの上方斜視図である。 図8は、図7に示すラベルプリンタの他の上方斜視図である。 図9は、カセットの挿入/排出中における、図3に示す第1錠止要素の位置を例示する部分斜視図である。 図10は、カセットの挿入/排出中における、図4に示す第1排出要素の位置を例示する部分斜視図である。 図11は、カセットの挿入/排出中における、図5に示す第2錠止要素及び第2排出要素の位置を例示する部分斜視図である。 図12は、カセットの挿入/排出中における、図6に示す第3排出要素の位置を例示する部分斜視図である。 図13は図1のラベルプリンタの排出機構及び錠止機構の分解斜視図である。 図14は、排出機構を示す、図1のラベルプリンタの右側側部の側方斜視図である。 図15は図1のラベルプリンタの底部斜視図である。 図16は、ラベルプリンタの蓋が開放され且つカセットが挿入されない状態におけるプリントヘッド停止機構を示す、図1のラベルプリンタの左側側部の側方斜視図である。 図17は、第1実施態様に従うカセット検出手段を示す、図3に示す第1錠止要素の拡大斜視図である。 図18は1実施態様に従うカセットの斜視図である。 図19は図18のカセットの他の斜視図である。 図20は図18のカセットの側方断面図である。 図21は図19のカセットの側方断面図である。 図21Aは、1実施態様に従うカセットの一部の斜視図である。 図22は(i)第1及び第2錠止要素がカセットに正しく係合した状況、(ii)第1錠止要素がカセットと正しく係合し、第2錠止要素がカセットと正しく係合しない状況を示す、カセット受けベイ内に挿入されたカセットの略図である。 図23は、別態様に従うカセット検出手段を示す、図3に示す第1錠止要素の拡大斜視図である。 図24は更に他の実施態様に従うカセットの斜視図である。 図25は図24のカセットの一部の詳細を示す部分拡大斜視図である。 図26は図25のカセットの一部の部分拡大断面図である。 図27は1実施態様に従うラベルプリンタの錠止要素の斜視図である。 図28は1実施態様に従うラベルプリンタの錠止要素の斜視図である。 図29は1実施態様に従うラベルプリンタの錠止要素の斜視図である 図30は、ラベルプリント装置の、カセットと係合する錠止要素を示す部分側方断面図である。 図31は、ラベルプリント装置の蓋を閉鎖した場合における、ラベルプリント装置の、カセットと係合する錠止要素を示す部分側方断面図である。 図32は更に他の実施態様に従うカセットの斜視図である。 図33は図32のカセットの平面図である。 図33A−33Dは、図32のカセットの断面図である。 図34は、図33A−33Dの詳細図である。 図35は、図33A−33Dの詳細図である。 図36は、図33A−33Dの詳細図である。 図37は、図33A−33Dの詳細図である。 図38は更に他の実施態様に従うラベルプリンタの斜視図である。 図39は、図38のラベルプリンタの、カセットを含む状態における部分断面図である。 図41は、カセットを完全に挿入した状態における、図9のラベルプリンタの部分断面図である。 図42は、ここに記載されるカセットの実施態様を製造する装置の略図である。 図43は、他の実施態様に従うラベルプリンタの錠止要素の側面図である。 図44は、他の実施態様に従うラベルプリンタの錠止要素の側面図である。 図45は、他の実施態様に従うラベルプリンタの錠止要素の側面図である。
図1を参照するに、ラベルプリンタ2が胴部4と、蓋(又はカバー)6と、カセット受けベイ8とを含んでいる。カセット受けベイ8は胴部の上部にカセットを垂直に挿入するための上部開口を有する。あるいは開口をラベルプリンタ2の別の側部に設け得る。蓋6は上部開口を覆って閉鎖するように蝶着される。別の実施態様では蓋(又はカバー)は、その開放位置でラベルプリンタ2の胴部4から完全に脱着自在の脱着式蓋であり得る。
カセット受けベイ8は、カセットを受ける開口を形成する凹所を含む。凹所はベース部10と、このベース部10から上部開口に伸延する側壁12とにより形成される。カセット受けベイ8内にプラテン14及びプリントヘッド16が設けられる。プリントヘッド16はプラテン14方向に可動であることからプラテン14と協働して、プリントヘッド及びプラテン間を通過するテープに印刷する。プラテン14はモータ(図示せず)により駆動されて印刷中にテープを進行させる。カセットをカセット受けベイ8内に挿入するとカセットのインクリボンテークアップスプールと協働するインクリボンテークアップスプロケット18がベース部10から伸延される。スプロケット18はモータ(図示せず)により駆動されて印刷中にインクリボンをインクリボンテークアップスプールの周囲に巻装させる。印刷されたテープがそこを貫いて送られる出口を形成する出口スリット19がラベルプリンタの胴部4内に設けられる。テープの印刷済み部分を切り離して印刷済みラベルを提供する裁断機構21が出口スリット19に隣り合って設けられる。
第1排出要素24がカセット受けベイ8の側壁上に示される。図1ではカセット受けベイ8の左側側部上に錠止機構(図示せず)の錠止要素26も示される。錠止要素26は以下に詳しく説明される。胴部4の表面上には錠止機構を起動させるアクチュエータボタン29が設けられる。
図2を参照するに、第2排出機構(図示せず)の第2排出要素28が、カセット受けベイ8の、第1排出要素24と対向する側壁上に示される。第3排出機構(図示せず)の第3排出要素30がカセット受けベイ8の右側側部上に位置決めされる。錠止機構(図示せず)の第2錠止要素32がカセット受けベイ8の右側側部上に位置決めされる。
図3、4、5、6を参照するに、各錠止要素26、32及び排出要素24、28、30はカセット受けベイ8の側部位置に設けられ、且つ、各側部の開口を通してカセット受けベイ8内に伸延され、かくして挿入されたカセットと相互作用する。
各錠止要素26、32は凸部34と、ベース部10からカセット受けベイ8の上部開口方向に伸延される細長要素36とを含む。凸部34は細長要素36の頂端部位置にあり、カセット受けベイ8の側壁12の相当する開口を通してカセット受けベイ8の中央部方向に伸延される。各凸部34は、カセット受けベイ8に挿入されるカセットと協働して錠止要素を錠止位置から解錠位置に移動させる傾斜上面を有する。カセット受けベイ8の側壁の1つは、カセット受けベイ8内に突出してカセット受けベイ8に挿入されるカセットの相当する凹所用のガイド39を形成する部分を有する。錠止要素32はガイド39内の開口内に位置決めされ、そこからカセット受けベイ8内に伸延され、かくして組み合わせ状態下にガイド及び錠止構成を形成する。図1、2、3及び5に示す錠止要素26及び32は錠止要素の構造の一例を示すものであり、その他構成となし得る(例えば図27、29を参照)ものとする。
各排出要素24、28、30はカセット受けベイ8の側壁からカセット受けベイ8内の一部に伸延され、且つ、その他の構造要素とは結合されない自由端を有する。排出要素24、28、30は側壁の開口を通して側壁に関して直交方向に延びる細長要素36を含む。
図7及び8を参照するに、カセットがカセット受けベイ8に挿入されると第1、第2及び第3排出要素24、28、30がベース部10に押し下げられ、第1及び第2錠止要素26、32が錠止位置を取る。
図9、10、11及び12には、カセットベイ8内にカセットを挿入した場合の錠止要素26、32及び排出要素24、28、30の位置が例示される。図9、10、11及び12では明瞭化のためカセットは示されない。
カセットは挿入時に錠止要素26、32及び排出要素24、28、30と接触する。錠止要素26、32の凸部34は、カセットが挿入される際に錠止要素26、32がカセットにより側壁12内の相当する開口内に押し戻されるように傾斜された上面を有する。錠止要素26、32は、解錠位置にある。錠止要素26、32は、カセットが図7及び図8に示すように完全に装填されると錠止位置に移動するようにバネ負荷される。錠止要素26、32は、カセットがその錠止特徴部と相互作用して上方に移動するのを防止する。排出要素24、28、30はバネ負荷され、且つ、カセットの下側と協働する。
カセットを排出させるべくユーザーが排出ボタン29を押し下げると、錠止要素26、32がカセット受けベイ8の側壁12の相当する開口内に押し戻され錠止機構が解錠される。かくしてカセットは解放され、排出要素24、28、30が、カセットをプリンタ2から容易に取り出せるようカセットを押し上げる。
以下に、図13を参照して錠止機構及び排出機構を更に詳しく説明する。排出機構41が各々胴部40を含む。胴部40の第1端部40aに隣り合って孔2が貫通形成され、孔の軸は胴部40の第1端部40aと平行に配置される。孔42は円形断面を有する。胴部40の第1端部40aとは反対側の第2端部40bに沿ってラック部44が含まれる。胴部40の第1端部40aに隣り合うポイント位置、即ち、孔42に隣り合う位置から第1端部40a及び第2端部40b間に延在する平面から排出要素46が垂直に伸延される。排出要素46は、カセット受けベイ8の側壁12のスリット(図示せず)を貫いて伸延するよう構成される。排出要素46は、カセット受けベイ8の側壁12のスリット(図示せず)を貫いて伸延するように構成される。各排出機構41は、胴部40の第1端部40aの底部位置に偏倚部材48を更に含む。偏倚部材48は胴部40の平面内を孔42の軸に直交して伸延される。偏倚部材48は、排出要素46をカセット受けベイ8の側壁12の相当するスリット(図示せず)の頂端部方向に偏倚させる張力バネ50の一端に連結される。側壁12のスリットの頂端部はカセット受けベイ8の上部開口に隣り合う端部であり、スリットの底端部はカセット受けベイ8のベース部10に隣り合う端部である。
排出機構41は、胴部40の孔42を貫いて伸延するシャフト52上に取り付けられる。胴部40のラック部44に隣り合ってダンパ54が配置される。ダンパ54は胴部40のラック部44に隣り合って配置される。ダンパ54は、ダンパ取り付け部材58に回転自在に取り付けられるピニオン(あるいはギヤ)56を含む。
図14には、ラベルプリンタ2の排出機構41が示される。図14に示されるように、排出機構41はイジェクタハウジング60を含む。イジェクタハウジング60は略円筒形状を有する。排出機構41のシャフト52は、イジェクタハウジング60と同軸になるように配置される。従って、胴部40は、胴部40の第1端部40a位置に形成された孔42を貫くシャフト52によりイジェクタハウジング60内に摺動自在に取り付けられる。イジェクタハウジング60は、その長さ方向に沿った第1の細長開口(図示せず)を含む。イジェクタハウジング60の第1細長開口はカセット受けベイ8の側壁12に形成した相当するスリットと整列される。排出機構41の排出要素46は第1細長開口を貫き、側壁12のスリットを貫いてカセット受けベイ8に突入し、かくしてカセットと相互作用する。イジェクタハウジング60は、胴部40の偏倚部材48が貫く第2細長開口(図示せず)を更に含む。図14に示されるように、偏倚部材48はバネ50の下方端部、即ち、カセット受けベイ8のベース部10に最も近いバネ50の端部に装着される。イジェクタハウジング60は、第2細長開口の上部に隣り合うその上端位置に配置された固定延長部62を含む。バネ50の上端は固定延長部62に装着される。従って、バネ50は排出機構41の胴部40をイジェクタハウジング60の上端方向に偏倚させるように作用する。イジェクタハウジング60は、胴部40の第2端部40b位置のラック部44が貫く第3細長開口(図示せず)を更に含む。第3細長開口は、ラック部44がダンパ54のピニオン56と歯合するようダンパ54に関して整列される。
以下に、図13及び15を参照して錠止機構を詳しく説明する。錠止機構は2つの錠止要素26、32を含む。先に説明したように、錠止要素26、32は細長要素36及び凸部34を夫々含む。各凸部34は、カセット受けベイ8に挿入されたカセットと協働して錠止要素26、32をその錠止位置から解錠位置に移動させる傾斜上面を有する。錠止要素26、32は起動バー64により相互連結される。各錠止要素26、32は、錠止要素に関して直交方向に伸延する各連結部材66、68により起動バー64に連結される。錠止要素26、32は、起動バー64の、相互に対向する側部上に回転中心70、72を有する。回転中心70、72は、プリンタ胴部4に装着されたピボット点を含む。錠止要素26、32を錠止位置方向に偏倚させる戻りバネ74が設けられる。起動バー64は回転中心76を有し、プリンタ胴部4に配置されたピボット点をも含む。第1錠止要素26は、連結部材66の前記第1錠止要素26に関して遠位側の端部に設けたスロット78にして、起動バー64の第1端部65に設けたピン80と協働するスロットにより起動バー64に回転自在に連結される。第2錠止要素32は同様に起動バー64の第2端部に回転自在に連結される。
図16を参照するに、排出ボタン29は、カセットが挿入され且つ蓋6が開放されている場合に、ユーザーが押すとカセット受けベイ8からカセットが排出されるよう、カセット受けベイ8に隣り合って配置される。排出ボタン29はアクチュエータ部82を含む。アクチュエータ部の上端(図示せず)は円形断面を有し、且つ、ラベルプリンタ2の上面の開口を通して伸延され、かくしてユーザーはこれを押し込むことができる。アクチュエータ部82の下端は、第1及び第2管状部分83、84と、その間部分に配置されたフランジ部85とを含む。排出ボタンのアクチュエータ部のフランジ部85はその下端位置で約45°の角度に角度付けされる。第1及び第2ボタンガイドシャフト86、87がプリンタ胴部4に取り付けられ、且つ、アクチュエータ部82の第1及び第2管状部分83、84を夫々貫き、かくして、ユーザーに押されたアクチュエータ部82の動きを案内する。第1及び第2排出ボタンバネ88、89は、アクチュエータ部82をラベルプリンタ2の上部方向に偏倚させるように第1及び第2ガイドシャフト86、87上で夫々配置される。
図17を参照するに、第1錠止要素26はカセット検出装置を含む。本実施態様ではカセット検出装置は、ワイヤ、導電性パッド、導電性材料等の第1及び第2導電性結合部306、308によりカセット検出回路310に結合された第1及び第2接触パッド302、304を含む。これらの導電性結合部は以下ではワイヤとして参照されるがこれは一例を示すのみであってワイヤを任意のその他好適な導電性構成で代替し得るものとする。第1及び第2接触パッド302、304は第1錠止要素26の凸部34の下方面(カセットと係合する表面)上に配置される。第1ワイヤ306はその一端で第1接触パッド302に結合され、且つ、細長要素36の表面に沿って第1接触パッド302から伸延され、他端でカセット検出回路310に結合される。同様に、第2ワイヤ308は第2接触パッド304をカセット検出回路310に結合する。本実施態様では第2錠止要素32には同様の第1及び第2接触パッド302、304が設けられ、第1及び第2ワイヤ306、308を夫々介してカセット検出回路310に結合される。図27〜29には更に他の錠止要素が示される。
図18には1実施態様に従うカセットが例示される。カセット400は、ベース部402と、上部404と、ベース部402を上部404に結合する側部406、408、410及び412とを含む。カセット400は、カセット400をラベルプリンタに挿入する際にプリントヘッドを受ける凹所414も含む。
カセット400は、画像受けテープ416のサプライ及びインクリボン418をも担持する。印刷された画像受けテープは出口420を介してカセットを出、インクリボンがカセット400内でインクリボンテークアップスプール422上に巻き取られる。
カセットの側部406は凹部424を含む。凹部424は、全体を番号425で示される錠止要素を含む。錠止要素425は、細長の導電性バー428がその上部に取り付けられる嶺部426を含む。導電性バー428は、円筒状又は任意のその他の、四角形、矩形、六角形等の断面を有し得る。導電性バー428は、その嶺部426の何れかの側部位置で座部又は受け部430及び432内に保持される。導電性バー428の、座部430及び432間の領域はカセット400及び嶺部426の表面から離間される。つまり、導電性バー428は嶺部426のトラフ部434をスパンする。
カセット400の凹部436は図19により明瞭に示される。
図18に関して説明された凹部424と同様に、凹部436は嶺部438も含む全体を番号437で示される錠止要素を含む。嶺部438は、その何れかの端部位置で座部又は嶺部438の受け部442、333内に保持される細長の第2導電性バー440を支持する。第2導電性バー440は、円筒形、四角形、矩形、六角形、等の任意の断面形状を有し得る。第2導電性バー440は嶺部438のトラフ部446をスパンする。
図20及び21はカセット400の断面図である。
図20には嶺部426上での導電性バー428の配置が示される。図20では導電性バー428の上面は嶺部426の上縁部(即ち座部432及び430内の)と面一に示されるが、他の実施態様では導電性バー428の各端部は座部430及び432から突出又は前記座部内に陥入され得る。
図21には嶺部438内における導電性バー440の配置が示される。導電性バー440の端部は嶺部438の座部442及び444と面一で示されるが、他の実施態様では導電性バー440の各端部はやはり、座部442及び444から突出又は前記座部内に陥入され得る。
図21Aにはカセット400’の更に他の実施態様が示される。導電性バー428’は嶺部426’上に位置付けられる。詳しくは、導電性バー428’は受け部430’及び432’間に位置付けられる。導電性バー428’は、押し嵌め又は弾発嵌め等により受け部430’及び432’間に摩擦嵌めされ得る。あるいは導電性バー428’は、グルー等の接着材により受け部430’及び432’に装着され得る。あるいは導電性バー428’は、射出成型プロセス中に型内成型され得る。カセット400’は、嶺部426’の上面から突出するリブ427’をも含む。リブ427’は、導電性バー428’に接近して位置決めされる。リブ427’は、導電性バー428’の長手方向軸と平行で且つその横方向に伸延する長手方向軸を有する。リブ427’は四角形、円形、半円形等の任意の断面形状を有し得る。リブ427’は、受け部430’及び432’間に挿入される導電性バー428’がこれら受け部間での正確な位置が保証されることを支援するガイドとして作用し得る。リブ427’は、導電性バー428’が受け部430’及び432’から弾き出されるのを止める壁としても作用する。リブ427’は、導電性バー428’がカセットから容易に外れるのをも防止し、かくして、導電性バー428’の意図せざる脱落が防止され得る。ある実施態様ではリブ427’は導電性バー428’から若干離間される。他の実施態様ではリブ427’は導電性バー428’に係合される。そのような実施態様では導電性バー428’は、正しく挿入されると受け部430’、432’及びリブ427’と摩擦係合する。本図では導電性バー428’はカセット400’の側壁から距離Z離間されるが、距離Zはゼロ(この場合は導電性バー428’はカセットの側壁とも接触する)を含む任意の距離とし得るものとする。
以下に、上述した錠止機構、排出機構、及びカセット検出手段の作動について説明する。カセット受けベイ8内にカセットが挿入されていないと、各排出機構41のバネ50は非伸張状態にあり、従って、各排出要素24、28、30はカセット受けベイ8の側壁12の相当するスロットの上端位置に配置される。錠止機構の錠止要素26、32は起動バー64に作用する戻りバネ74により錠止位置方向に偏倚される。
カセット受けベイ8内にカセットを挿入するとカセットのベース部が各排出要素24、28、30を押し下げる。すると各排出要素の胴部40がシャフト52に沿って下方に移動してバネ50を伸張させる。胴部40が下方に移動するに従い、ラック部44がダンパ54のピニオン56と歯合する。従って、ダンパ54のピニオン56はカセットが挿入されるに従い回転し、ユーザーがカセット受けベイ8にカセットを挿入する力に対する抵抗がカセットに提供される。ラック部44にピニオン56が係合することで提供される抵抗は、ユーザーがカセット受けベイ8にカセットを挿入するために必要な力が、排出機構の部品を損壊させ得る程大きくならないように選択されることが好ましい。
カセットがカセット受けベイに完全に挿入されると錠止要素26、32はカセットの相当部分と係合し、排出要素24、28、30によりカセットのベース部上に行使される力に抗してカセットをカセット受けベイ8内に保持する。詳しくは、第1錠止要素26の凸部34がカセット400の導電性バー428と係合する。従って、第1錠止要素26の第1及び第2接触パッド302、304は導電性バー428と接触する。導電性バー428は、錠止要素が導電性バー428と係合すると第1及び第2接触パッド間に導電性結合部が創出されるような寸法とされる。同様に、第2錠止要素32の凸部34は導電性バー440と係合する。従って、第2錠止要素32の第1及び第2接触パッド302、304はカセット400の導電性バー440と接触する。導電性バー440は、錠止要素が錠止部材と係合すると第1及び第2接触パッド間に導電性結合部が創出されるような寸法とされる。
カセット検出回路310は、第1及び第2錠止要素26、32がカセットの導電性バー428及び440と係合したことを、各錠止要素26、32の第1及び第2接触パッド302、304間の抵抗、電圧又は電流の測定値、あるいはこの測定値をアナログ又はデジタル測定値に置換することで検出し得る。例えば、仮に電圧が第1接触パッドに印加されると、第1及び第2接触パッド302、304間に各導電性バー428及び440を介して電流が流れる。従って、カセット検出回路はこの電流の流れを検出することで、第1及び第2錠止要素26、32がカセットと正しく係合しているかを判定できる。
図22(i)を参照するに、カセットが正しく挿入され、第1及び第2錠止要素26、32が共に正しく係合されると、カセット検出回路はカセットは正しく挿入されたと判定し、印刷が開始され得る。図22(ii)を参照するに、例えば、カセットが非一様な力により挿入されると錠止要素の一方がカセットと正しく係合されない恐れがある。この場合、第2錠止要素32の第1及び第2接触パッド303、304はカセット400の導電性バー440とは接触しないためこれらパッド間には電流は流れない。カセット検出回路は第2錠止要素32がカセットと正しく係合していないと判定する。
カセット検出回路が、錠止要素26、32の1つ又は1つ以上がカセットと正しく係合していないと判定すると、ラベルプリンタコントローラ(図示せず)はラベルプリンタを制御して印刷を防止する。更には、コントローラは、液晶ディスプレイであり得るディスプレイ手段(図示せず)を介し、ユーザーにカセットが正しく挿入されていないことを通知し得る。本実施態様ではカセット検出回路は、1つ又は1つ以上の錠止要素26、32のどれがカセットと正しく係合していないかを判定するように作動自在である。従って、コントローラはディスプレイ手段を介してユーザーに、どの錠止要素がカセットと係合していないかを、及び更には、カセットを正しく挿入するための対処をユーザーに通知し得る。例えば、コントローラはディスプレイ手段上に図22(ii)に類似の図式図を表示させ、カセットを正しく挿入するにはカセットのどちらの側部を押せば良いかを表示させ得る。そのような表示は、例えば、プリンタが落下による突発的衝撃を受けたことで1つ又は1つ以上の錠止要素がカセットから脱係合された場合にも表示され得る。前記表示は、カセットを組み込んだラベルプリンタを搬送中に1つ又は1つ以上の錠止要素がカセットから脱係合した場合でも表示され得る。
カセットが正しく挿入されると、カセット検出回路は錠止要素26、32とカセットとの係合を検出し、コントローラは印刷を開始させる。
印刷後、カセットはユーザーが排出ボタン29を押すことにより排出され得る。排出ボタン29が押されるとアクチュエータ部82が下方に移動し、角度付けされたフランジ部85を起動バー64の第1端部65に押し付ける。図15を再度参照するに、アクチュエータバー82はその回転中心76の周囲を反時計方向(図で見て)に回転する。従って、第1錠止要素26の連結部材66が回転中心70の周囲を時計方向に回転して第1錠止要素26を解錠位置に移動させる。同時に、第2錠止要素32の連結部材68が回転中心72の周囲を反時計方向に回転して第2錠止要素32を解錠位置に移動させる。
錠止要素26、32が解錠位置を取るとカセットは排出要素24、28、30により行使される力により自由移動する。排出機構41の伸張バネ50が収縮するに従い、排出要素24、28、30はカセット受けベイ8の側壁12の相当するスリットを上昇してカセット受けベイ8からカセットを押し出す。同時に各排出機構41のラック部44が相当するダンパ54のピニオン56と歯合する。従って、ラック部44とピニオン56との係合により排出要素24、28、30の上昇移動に対する抵抗が提供される。かくして、ダンパ54を用いることで、伸張バネ50の力による排出要素の上昇方向の加速が減衰される。かくしてカセットはカセット受けベイ8から徐々に排出される。ダンパ54のピニオン56により提供される抵抗の度合いは、ダンパ取り付け部58に関するピニオン潤滑に使用するオイルの粘度により決定され得る。
他の実施態様では、錠止要素の1つのみに、この特定の錠止要素がカセットと係合したことを検出する接触パッドを設け得る。この場合、接触パッドを設けた錠止要素がカセットと正しく係合しているかがユーザーに通知され得る。接触パッドを設けた1つの錠止要素は、テープ上に画像が形成される位置に正しく隣り合ってカセットが位置決めされたことが検出されるよう、プリントヘッドに隣り合って位置決めされることが好ましい。他の実施態様では、ラベルプリンタにカセット受けベイ内にカセットを保持するために設けられる錠止要素は1つのみである。この場合、単一の錠止要素にカセットの挿入を検出する前記接触パッドを設け得る。単一の錠止要素はプリントヘッドに隣り合って位置決めされることが好ましい。
図23を参照するに、更に他の実施態様が示され、第1錠止要素26には、ワイヤあるいはその他等の任意の好適なフォーマットであり得る導電性結合部306によりカセット検出回路310に結合された単一の接触パッド302が設けられる。同様に、第2錠止要素32に、ワイヤ306あるいはその他等の導電性結合部によりカセット検出回路310に結合した単一の接触パッドが設けられる。本実施態様では、カセットの、2つの導電性錠止要素間に導電性結合部を設け得る。カセットが正しく挿入されると回路が完結する。
図24には他の実施態様のカセットが示される。カセット500はベース部502と、上部504と、ベース部502を上部504に結合する側部506とを含む。画像受けテープ516のサプライがカセット500内に格納され、印刷後は出口520を介してカセットから排出される。カセット500は、ラベルプリンタに挿入された場合にプリントヘッドを受ける凹所514も含む。
カセット500は、全体を番号525で示され、図18及び19に示すカセットの錠止部分と類似の錠止部分をも含む。
錠止部分525は、カセット500の側部506の周囲に延びるリブ又は嶺部526を含む。座部530及び532が嶺部526の上面に座着され、導電性バー528が座部、又は受け部530及び532によりその何れかの端部位置で支持される。
錠止部分525の詳細は図25及び26に示される。
図25には導電性バー528が座部530及び532により支持される様子が示される。錠止部分525は、座部530及び532間の導電性バー528がスパンするトラフ部534も含む。導電性バー528はやはり任意の断面形状を有し得る。
図26にはカセット500の断面図が示される。導電性バー528の下方縁部が座部530及び532間でトラフ534内に載置され、その上部はトラフ534の突出部に座着される。他の実施態様では導電性バーは座部530及び532間の領域内でカセット500の表面から離間され得る。
図32には更に他の実施態様に従うカセットが示される。カセット700はベース部702と、上部704と、側部706、708、710及び712とを含む。カセットはプリントヘッド凹部714をも含む。カセットの特徴部の幾つかは中心線715に関して対称的である。例えば、錠止部分725は中心線715に関して対称である。これにより、カセット700は、相互に鏡像をなす2つのタイプのカセット受けベイ内で使用可能となる。
錠止部分725は、座部又は受け部730及び732によりその何れかの端部位置で受けられる第1導電性バー728を含む。第1導電性バー728は、細長リブ727をその上部に取り付ける嶺部726の上方に位置決めされる。
錠止部分725は、座部又は受け部762及び764によりその何れかの端部位置で受けられる第2導電性バー760と、導電性バー760に隣り合って位置決めされた細長リブ766とをも含む。
図33にはカセット700の平面図が示される。導電性バー728は本図では見えている。1つ又は1つ以上の導電性バー(図32に示される側部に類似の)を含む更に他の錠止要素711もまた側部710上にあることを認識されよう。
図33Aは図33の線X−Xに沿ったカセット700の断面図である。本図では導電性バーはカセット内にある。詳細Aについては図34を参照されたい。
図33Bは図33の線X−Xに沿ったカセット700の断面図である。本図では導電性バーは省略されている。詳細Bについては図35を参照されたい。
図33Cは図33の線Y−Yに沿ったカセット700の断面図である。本図では導電性バーはカセット内にある。詳細Cについては図36を参照されたい。
図33Dは図33の線Y−Yに沿ったカセット700の断面図である。本図では導電性バーは省略されている。詳細Dについては図37を参照されたい。
図34には図33の詳細Aが示される。詳細Aは錠止部分711の導電性バー776及び778を通る断面図である。導電性バー776は受け部又は座部780内に受けられ、導電性バー778は受け部又は座部782内に収納される。
図35には詳細Bが示される。本図では導電性バー776及び778は明瞭化のために省略されている。本図から、受け部780は、垂直に伸延してカセットの上部704に合致する後壁784までテーパ付けされていることを認識されよう。つまり、後壁784は、導電性バー776が収納される(図34に示すように)下方の領域に傾斜する傾斜壁786に連結される。受け部780もまた領域788を含み、前記領域788も、導電性バー776が収納された領域に合致するべく傾斜される。
これらの傾斜壁は導電性バー776の挿入を容易化する。傾斜面786及び790は導電性バー776をその挿入時に円滑に且つ正しく位置付けるガイドとして作用する。後壁784は導電性バー776を位置付けた場所から横方向に離間され、導電性バー776が挿入される際のユーザーの手又は自動化された装置アイテムのための空間をも提供する。(図42も参照されたい。)
導電性バーの座部又は受け部を形成する材料は多少の弾性又は柔軟性も有する。かくして、座部は導電性バーが挿入され得るように若干弾発的に離間され、次いで元の位置に弾発的に戻り、導電性バーをしっかりと保持する。
受け部782が類似構造を有することを認識されよう。この構造はカセットの、導電性バーが位置付けられるその他領域、例えば座部730、732、762及び764にも適用される。
図36には図33Cの詳細Cが示される。本図は導電性バー776及び778に沿った略中間部の線Y−Yに沿った断面である。本図にはリブ792及び794が明瞭に示される。
図37は、導電性バー776及び778を省略して示す線Y−Yに沿った断面である。図37にもリブ792及び794は明瞭に示される。これらのリブは、図21Aで説明したリブ427’、図32に関して説明されたリブ727及び766の如く作用する。
ラベルプリンタ内のカセットを錠止するための、例えば図3、5、17、22及び23等に示される錠止要素26及び32が説明された。
図27〜29には、錠止要素の別態様が示される。錠止要素は図27では全体を番号626で示される。錠止要素626は、カセット上の相当する導電性部材と係合する導電性トラック628及び630を含む。錠止要素626は、錠止部分から上方に突出する傾斜部632をも含む。傾斜部632の何れかの側部は、導電性トラック628及び630がその上部に夫々取り付けられる肩部642及び644である。錠止要素626は、直立支柱形態の主胴部634をも含む。
図28から理解されるように、導電性トラック628は錠止要素626の前側部から傾斜部629に沿って伸延され、錠止要素の上面を横断して肩部642を越え、次いで錠止要素626の後側部637へと下降する。従って、導電性トラック628は第1端部636から、プリンタ回路と接続され得る端子638に伸延すると見なし得る。導電性トラック628は、第1端部636に近位する凹湾部640をも含む。凹湾部は組み立てを支援し得る。導電性トラック630(図28には示さず)は導電性トラック628と同一様式下に伸延される。
錠止要素626の反対側側部637、特には導電性トラック628及び630の反対側側部は図29に最良に示される。図29には錠止要素626の結合部645も明瞭に示される。結合部645は、錠止要素626がその内部に保持され得るよう、ラベルプリント装置内の相当する孔内に貫入する。
図29には、導電性トラック内の孔を貫いて突出する凸部650及び652も示される。凸部650及び652は、ヒートステーキプロセスにより胴部上に導電性トラックを組み付けるためのものである。ヒートステーキプロセス中、ヒートステーキ処理された凸部650及び652が溶融する。
図30及び31には錠止要素626’と、その内部に挿入されたカセット400’との相互作用が示される。カセット400’は導電性バー428’を含む。錠止要素626’は、カセット400’の導電性バー428’と相互作用して、テーププリント装置内にカセット400’が正しく装填されたことを検出する導電性トラック628’及び630’を含む。錠止要素626’の傾斜部632’の目的も本図から認識されよう。カセット400’がテーププリンタ装置に挿入されるに従い、嶺部426’が錠止要素626’の傾斜部632’に作用し、かくして錠止要素626’を矢印X方向に移動させる。カセットが所定距離挿入され、嶺部426’及び導電性バー428’が錠止要素626’の最内側に面する部分の下方に移動すると錠止要素626’は矢印Y方向に弾発的に戻り、かくして導電性バー428’(及び結局はカセット400’)が錠止要素626’により然るべく保持される。図30及び31には蓋650’も示される。蓋650’は、テーププリント装置のカセット受けベイ内に突出する凸部又は“ドアパル”652’を含む。
凸部652’の機能が図31を参照することにより最良に認識される。本図ではカセット受けベイの蓋650’は閉鎖位置で示され、凸部652’の底端部654’は錠止要素626’の上部と係合している。従って、矢印X方向への錠止要素626’の移動は凸部652’により阻止される。これにより、蓋650’が閉じていると錠止要素626’とカセットの錠止部分との係合が維持されることが保証される。従ってカセット400’はテーププリント装置内でしっかりと保持される。これは、プリンタの落下又は強い振動を受けた場合でさえカセットがしっかり保持されることも保証される。
図38には他の実施態様に従うポータブル式のラベルプリンタ802が示される。ラベルプリンタ802は、プリントヘッド816を含むカセット受けベイ808を含む。ラベルプリンタ802は錠止要素826をも含む。錠止要素826は図22、23及び27〜29に関して説明された錠止要素におけると同一又は類似様式下に作動するように構成される。ラベルプリンタ802は蓋850も含む。
図39はラベルプリンタ802の断面図である。本図では図32〜37に関して説明されたタイプのカセット700が部分的に組み込まれる。本カセットは尚、錠止要素826と接触し、従って錠止要素826はその休止位置、即ち、カセット受けベイ808内に部分的に突入する位置にある。
図40ではカセットは更に挿入されている。カセットの錠止部分725は錠止要素826と接触し、従って、ラベルプリンタの胴部内に押し戻され又は偏向されてカセット受けベイを出る。これはカセットの反対側の、錠止部分711が錠止要素832と接触する部分でも生じ、かくして錠止要素832はカセット受けベイを出てラベルプリンタ胴部に入る。
図41ではカセット700はラベルプリンタ802内に完全に挿入され、蓋850は閉鎖されている。本図では錠止要素826及び832はカセットの錠止部分725及び711の上部上を通過し、従って錠止要素826及び832はその休止位置方向に弾発的に戻され、その一部がカセット受けベイ808内に突入される。図22(i)及び図31に関して説明したと類似様式において、錠止要素826(及びその導電性部分)は錠止部分725の導電性バー728と接触し、かくしてカセットの正しい挿入が検出され得る。同様に、錠止部分832は、錠止部分711の導電性バー776と結合することによりカセットの挿入を検出し得る。図41には、蓋850が、カセットが完全に挿入され且つ蓋850が閉鎖されている場合に錠止要素826及び832と夫々係合して錠止要素をカセット錠止部分に対して固定する凸部860及び862をも含むことが示される。
ラベルプリンタの単数あるいは複数の錠止要素が、カセットをラベルプリンタに挿入する際に偏向させる傾斜面を有する幾つかの実施態様が説明された。他の実施態様ではカセットの表面は、カセットがカセット受けベイ内に受けられる際にラベルプリンタの錠止要素を偏向させるよう傾斜又はリブ付けされ得る。そのような実施態様ではラベルプリンタの単数又は複数の錠止要素は必ずしも相当する傾斜面を有するとは限らない。他の実施態様ではラベルプリンタのカセット及び単数あるいは複数の錠止要素の何れも、相当する傾斜面を有する。
ある実施態様によれば改良されたカセット錠止及び検出が提供され得ることを認識されたい。カセットの錠止部分上にカセット検出用の導電性部材を設けることで、カセットの正しい挿入及び錠止が検出され得る。更には、カセット錠止部分の、導電性バー等の特定構造はある実施態様ではカセット検出手段としてのみ作用せず、導電性部材自体が錠止機能をも提供し得る。例えば、テーププリント装置の好適に設計された錠止要素自体が、相当する導電性バーあるいはその他の、カセット上の錠止部分上に“フック”され、かくしてカセットをしっかりと保持し得る。
ある実施態様によれば、カセット検出特徴構成を含むカセットの改良された製造方法も提供される。例えば図18を再度参照するに、導電性バー428はカセットの製造ステップとしてカセット400に装着され得る。導電性バー428はカセット400に手動で装着され得、あるいはカセット製造の自動化されたプロセスの一部としてカセットに固着され得る。
導電性バー428はカセット製造法の任意の好適なステージでカセット400に固着され得る。例えば、ベース部402、上部404、側部406、408、410及び412を相互に装着する以前に固着され得る。あるいは、導電性バー428は他の方法で製造されたカセットに固着され得る。導電性バー428用の押し嵌めを提供する受け部430及び432の設計は、導電性バー428をカセット400に迅速且つ容易に装着させ得ることから製造方法を容易化させる。導電性バー428及び座部あるいは受け部430及び432間には任意のその他タイプの摩擦嵌め、例えば弾発嵌めも使用できる。
導電性バー428は、自動化されたプロセス、例えば、導電性バー428を受け部430及び432に挿入するよう構成されたロボットアームを使用するプロセスによりカセットに固着させ得る。
図42には導電性バー926をカセット900に挿入する様子を示す略図である。装置902はカセット900に導電性バーを挿入する構成を有する。装置902は、矢印904で示すように垂直方向に移動可能である。この装置は図面で見て手前及び向こう側にも移動可能である。ある実施態様では装置は図42に関する左右方向にも可動である。装置902はアーム部分906を含む。装置は、例えばホッパ内で導電性バーのサプライを保持し得、あるいはサプライから導電性バーを収集し、それをカセット900に挿入し得る。装置902は、任意の既知の方法、例えば、吸引、あるいは機械的グリッパ、磁気的グリッパあるいはその他により導電性バー926を保持し得る。装置902は、導電性バー926を、例えば、矢印904方向で垂直移動させることで、あるいはその他方法、例えば空気圧によりカセットに押し込み得る。装置のアーム906は、導電性バー926を挿入させるためにカセットに近接させる必要があることを認識されよう。従って、カセットの、導電性バーの受け部に隣り合う空間910が設けられ、前記空間が、アーム906が導電性バー926を挿入する間の移動空間を提供する。これは、導電性バー776の収納部分から後壁784が離間して示される、例えば図35からも認識されよう。
図43〜45には、他の実施態様に従う、ラベルカセットに係合する構成を有するラベルプリンタの錠止要素が示される。図43では錠止要素は全体を番号1026で示される。本図では導電性トラック1028は錠止要素1026とは別個に示される。図44及び45に示されるように(以下に詳しく説明される)、導電性トラック1028がカセット上の相当する導電性部材と係合してラベルプリンタ内へのその正しい挿入を検出し得るよう、導電性トラック1028は錠止要素1026に装着される構成を有する。
錠止要素1026は、錠止要素をラベルプリンタのカセット受けベイに結合させる結合部1027を含む。錠止要素1026は、錠止要素1026の主胴部から外側に突出する傾斜部1032をも含む。導電性トラック1028は、一般に第1端部1036と、第2端部1038とを含む。本実施態様では第2端部1038は導電性トラックの端子を含む。第1端部1036は、錠止要素1026のスロット1054及び1056を貫いて夫々挿入されるように構成された2つのトラック1050及び1052を含む。導電性トラック1028の第1端部1036は、錠止要素1026の傾斜部1032の輪郭を辿るように操作され得るように賦形される。
図44には、錠止要素1026に部分的に装着された導電性トラック1028が示される。導電性トラック1028の挿入を完了させるため、導電性トラックの第2端部1038を矢印A方向に押し倒し、錠止要素1026の後側部に接触させる。導電性トラック1028の第1端部1036もまた、錠止要素1026の傾斜部1032の輪郭を辿るように操作され得る。
ある実施態様では、ラベルプリンタ内に挿入された第1側部1060は錠止要素1026の“前”側部であり且つラベルプリンタのカセット受けベイの内側を向いていると見なし得る。錠止要素1026の“反対”側部1062は第1側部1060に対向し、且つ、ラベルプリンタのカセット受けベイに挿入されるとこのカセット受けベイの外側を向く。
図45には、導電性トラック1028を装着した状態における、錠止要素1026の前側部1060が示される。本図から、導電性トラック1028の前方の第1端部1036の導電性トラック1050及び1052は錠止要素1026の傾斜部1032の輪郭に追随して折り返されていることを認識されよう。導電性トラック1028の第2端部1038は錠止要素1026のスロット1070を貫いた状態で示される。
以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をなし得ることを理解されたい。
2 ラベルプリンタ
4 プリンタ胴部
8 カセット受けベイ
10 ベース部
12 側壁
14 プラテン
16 プリントヘッド
18 インクリボンテークアップスプロケット/スプロケット
19 出口スリット
21 裁断機構
24 排出要素/第1排出要素
26 錠止要素/第1錠止要素
28 排出要素/第2排出要素
29 アクチュエータボタン/排出ボタン
30 排出要素/第3排出要素
32 錠止要素/第2錠止要素
34 凸部
36 細長要素
39 ガイド
40 胴部
40a 第1端部
40b 第2端部
41 排出機構
42 孔
44 ラック部
46 排出要素
48 偏倚部材
50 張力バネ/伸張バネ
52 シャフト
54 ダンパ
56 ピニオン
58 ダンパ取り付け部
60 イジェクタハウジング
62 固定延長部
64 起動バー
65 第1端部
66、68 連結部材
70、72 回転中心
74 バネ
76 回転中心
78 スロット
80 ピン
82 アクチュエータ部、起動バー
83 管状部分
85 フランジ部
86 ボタンガイドシャフト
302 接触パッド
303 第1接触パッド
304 第2接触パッド
306 導電性結合部/第1ワイヤ
308 導電性結合部/第2ワイヤ
310 カセット検出回路
400 カセット
402 ベース部
404 上部
406 側部
414 凹所
416 テープ
418 インクリボン
420 出口
424 凹部
425 錠止要素
426 嶺部
428 導電性バー
430、432 座部
434 トラフ部
436 凹部
438 嶺部
440 第2導電性バー
442、444 座部
446 トラフ部
500 カセット
502 ベース部
504 上部
506 側部
514 凹所
516 テープ
520 出口
525 錠止要素
526 嶺部
528 導電性バー
530 座部
534 トラフ部
626 錠止要素
628 導電性トラック
629 傾斜部
630 導電性トラック
632 傾斜部
634 主胴部
636 第1端部
637 後側部/反対側側部
638 端子
640 凹湾部
642 肩部
645 結合部
650 凸部
700 カセット
702 ベース部
704 上部/上部
706 側部
711 錠止要素
714 プリントヘッド凹部
715 中心線
725 錠止要素
726 嶺部
727 細長リブ/リブ
728 第1導電性バー/導電性バー
730、732、762、764 座部
760 第2導電性バー/導電性バー
766 細長リブ
776、778 導電性バー
780、782 部
784 後壁
786 傾斜壁、傾斜面
788 領域
792 リブ
802 ラベルプリンタ
808 カセット受けベイ
816 プリントヘッド
826、832 錠止要素
850 蓋
860 凸部
900 カセット
902 装置
904 矢印
906 アーム部分/アーム
910 空間
926 導電性バー

Claims (27)

  1. テーププリンタの協働する錠止要素と係合する少なくとも1部分を含むカセットであって、
    前記1部分が、前記カセットが前記プリンタ内で正しく位置付けられた場合に前記錠止要素と係合し、前記要素が、前記カセット内に格納されたロール状サプライの回転軸に直交する方向で前記カセットに沿って伸延する細長の導電性バーを含むカセット。
  2. 前記細長の導電性バーの少なくとも一部が前記カセットの表面から突出する請求項1に記載のカセット。
  3. 前記細長の導電性バーがその長さに沿った少なくとも1つの領域において少なくとも1つの支持体内に受けられる請求項1又は2に記載のカセット。
  4. 前記細長の導電性バーが、その長さに沿った略中間部において前記少なくとも1つの支持体により支持される請求項3に記載のカセット。
  5. 前記少なくとも1つの支持体が、前記細長の導電性バーの対向する端部を支持する第1及び第2受け部を含む請求項1〜3の何れかに記載のカセット。
  6. 前記細長の導電性バーが前記支持体内に摩擦嵌めされる請求項3〜5の何れかに記載のカセット。
  7. 前記摩擦嵌めが、押し嵌め及び弾発嵌めの何れかである請求項6に記載のカセット。
  8. 前記支持体がU字形を含む請求項3〜7の何れかに記載のカセット。
  9. 前記導電性バーの、前記第1及び第2受け部間のセクションが前記カセットの表面から離間される請求項5及び請求項5を引用する請求項に記載のカセット。
  10. 前記導電性バーに近位して位置決めされたリブを更に含む請求項1〜9の何れかに記載のカセット。
  11. 前記リブが、導電性バーの長手方向軸と平行方向に伸延する長手方向軸を有する請求項10に記載のカセット。
  12. 導電性バーが、少なくとも1つの支持体及びリブ間に摩擦嵌めされる請求項3〜9の何れかを引用する請求項10又は請求項11に記載のカセット。
  13. カセットが、前記カセットの側部から突出する嶺部を含み、前記嶺部が導電性バーを含む請求項1〜12の何れかに記載のカセット。
  14. 前記カセットが前記側部に凹所を含み前記嶺部が前記凹所内に位置付けられる請求項13に記載のカセット。
  15. 前記カセットが第2導電性バーを含む請求項1〜14の何れかに記載のカセット。
  16. 前記第2導電性バーが、前記導電性バーとは反対側で前記カセットの側部上に位置付けられる請求項15に記載のカセット。
  17. カセットが、ベース部と、上部と、前記ベース部及び上部間を伸延する少なくとも1つの側部とを含み、導電性バーが前記少なくとも1つの側部上に含まれる請求項1〜16の何れかに記載のカセット。
  18. 前記導電性バーが金属を含む請求項1〜17の何れかに記載のカセット。
  19. 導電性バーが円筒状断面を有する請求項1〜18の何れかに記載のカセット。
  20. ラベルプリント装置用カセットの製造方法であって、
    ベース部と、上部と、前記ベース部及び上部間を伸延する側部とを有するカセット主胴部を提供するステップ、
    前記カセットの受け部内に導電性バーを挿入し、前記導電性バーを前記カセット内に格納したロール状サプライの回転軸と直交する方向で前記カセットに沿って伸延させるステップ、
    を含む方法。
  21. 前記導電性バーが自動化されたプロセスの一部として前記受け部内に挿入される請求項20に記載の方法。
  22. 前記導電性バーが前記受け部内に摩擦嵌めされる請求項20または21に記載の方法。
  23. 前記摩擦嵌めが、押し嵌め及び弾発嵌めの何れかを含む請求項22に記載の方法。
  24. ラベルプリント装置であって、
    カセットを受けるようになっているカセット受けベイにして、ベース部と、前記ベース部に対向する開口部と、前記ベース部及び開口部間を伸延する側壁と、を有するカセット受けベイと、
    カセット錠止機構にして、前記カセット受けベイに挿入されたカセットと係合する錠止位置を有する少なくとも1つの錠止要素を含むカセット錠止機構と、
    カセット検出手段にして、前記少なくとも1つの錠止要素が、前記カセット受けベイに挿入されたカセットと係合したかを判定するように作動自在のカセット検出手段と、
    を含み、
    前記カセット検出手段が、前記少なくとも1つの錠止要素上に配置された少なくとも1つの導電性表面を含み、
    前記錠止要素が、前記カセットが前記カセット受けベイに挿入される際に前記カセットの表面と係合して前記錠止要素を偏倚させる第1表面と、前記カセットが前記カセット受けベイに正しく挿入された場合にカセットの導電性部分と接触して前記カセットを保持するように構成された第2表面とを含むラベルプリント装置。
  25. 前記錠止要素の第1及び第2表面が傾斜される請求項24に記載のラベルプリント装置。
  26. 傾斜された前記第1及び第2表面が、傾斜された前記第1及び第2表面を結合する結合部分方向に収斂される請求項25に記載のラベルプリント装置。
  27. 前記カセットが前記ラベルプリント装置に挿入される際に前記錠止要素が前記カセットの傾斜された又はリブ付きの表面と係合することにより前記錠止要素が偏倚されるように構成される請求項24〜26の何れかに記載のラベルプリント装置。
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