JP2016515238A - 実物商品及び仮想商品の購入 - Google Patents
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Abstract
コンピューティングデバイスは、小売アプリケーション及び仮想環境アプリケーションを含み得る。小売アプリケーションは、商品購入インタフェースを表示し、ユーザからの商品を購入する要求を受信し得る。ユーザが商品を注文すると、小売アプリケーションは、商品が購入されたというインジケーションを仮想環境アプリケーションへ提供し得る。ユーザの商品の購入に応答して、仮想環境アプリケーションは、ユーザの仮想環境アカウントに、商品の仮想バージョンの所有権を与え得る。
Description
本出願は、その開示の全体が参照によって本願に組み込まれる2013年2月19日に出願された米国特許出願第13/770,752号の利益を主張するものである。
例えばソーシャルネットワークや他の対話型オンライン環境などの仮想環境は、ますます日常生活の一部となりつつある。中でも例えばフェイスブック、グーグルプラス、及びツイッターなどのソーシャルネットワークは、ユーザがオンラインアカウントを作成し、他のユーザアカウントと繋がりを持つことを可能にする。ユーザアカウントは、例えばアバター、画像、個人情報など、そのアカウントのユーザを識別する要素を含み得る。ユーザは、オンライン上の人物像を作成し他のユーザに対し自身を識別するために、自身のユーザアカウントを自分流にすることができる。他の対話型仮想環境は、セカンドライフなどの仮想世界環境、ワールドオブウォークラフトなどのオンラインゲーム環境などを含み得る。それらの仮想環境において、ユーザのアカウントは、例えば人物を表す画像、動物、空想上の生物などのアバターを有し得る。アバターはしばしば、ユーザによってカスタマイズされ、仮想環境内での体験に基づいて更新され、また他の複数の理由によって変更され得る。
図面を通して、参照される要素間の一致性を示すために参照番号が繰り返し用いられ得る。図面は、本明細書で説明される例示的な実施形態を図示するために提供され、本開示の範囲を限定することは意図されていない。
仮想環境のユーザは、例えばアバターやプロフィール画像など、自分のアカウントを表す画像をカスタマイズし得る。一部のユーザは、自身のアバターやプロフィール画像の描写に自身の現実世界の体験を反映したいと望むことがある。アバター及びプロフィール画像は、ユーザに類似するように作成され得るが、ユーザが自身のアバター及びプロフィール画像を定期的に更新しなければ、ユーザの現在進行中の人生体験がアバター及びプロフィール画像に容易に反映されることはない。一実施形態において、ユーザによって購入される実物商品が、仮想環境におけるその実物商品の仮想バージョンのユーザの所有権をトリガし得る。例えば、ユーザが実物商品を注文すると、実物商品の小売業者は、ユーザが実物商品を購入したことを示す情報を仮想環境プロバイダに提供し得る。その情報は、実物商品のインジケーション、実物商品に関連するコード、実物商品のレンダリングなどを含み得る。仮想環境プロバイダは、ユーザの仮想環境アカウントに実物商品の仮想バージョンへのアクセスを与え得る。実物商品の仮想バージョンへのアクセスは、ユーザのアバターが実物商品のレンダリングを所持または着用することを可能にすること、実物商品のレンダリングを含むようにユーザのアカウントのプロフィール画像を補強すること、ユーザが実物商品を所有していることを示すようにユーザのアカウントを変更することなどを含み得る。このように、ユーザが実物商品を購入すると、ユーザは仮想環境においてその実物商品の仮想バージョンへのアクセスも獲得する。
図1は、コンピューティングデバイス100の外観の実施形態を示す。これは説明のための一例にすぎず、当該技術分野において知られているように複数の追加の構成要素、構成、組み立て、及び組み合わせが可能であることを理解すべきである。コンピューティングデバイス100は、例えばデスクトップコンピュータやラップトップコンピュータ、タブレットコンピューティングデバイス、携帯電話、携帯型コンピューティングデバイス、または他の任意の形式のコンピューティングデバイスなど任意の形式のコンピュータであってよい。コンピューティングデバイス100は、筐体101を含み得る。筐体101は、例えば、デバイス100の構成要素を収納するのに適した、様々な種類のプラスティック、金属、ガラス、及びそれらの組み合わせなど任意の材料や材料の組み合わせからなり得る。コンピューティングデバイス100は、画像、文書、または他の任意の種類の仮想情報、及びそれらの任意の組み合わせを表示することができるディスプレイ102も含み得る。ディスプレイ102は、ディスプレイ102の1または複数のタッチの存在及び位置を感知することができるタッチスクリーンディスプレイであってもよい。タッチスクリーンディスプレイは、例えば指や手によるタッチなどユーザによるタッチ、及び例えばスタイラスなどの物体によるタッチを感知し得る。ディスプレイ102は、コンピューティングデバイス100のユーザ対話システムの一部であってよい。
コンピューティングデバイス100は、筐体101に組み込まれた1または複数のハードボタン103も含み得る。一実施形態において、1または複数のハードボタン103は、例えばホームボタンや電源ボタンなどの1つのボタンを含み得る。別の実施形態において、1または複数のハードボタン103は、例えば電源ボタン、ホームボタン、及び戻りボタンなどの少数のボタンのセットを含み得る。また別の実施形態において、1または複数のハードボタン103は、例えば一揃いのQWERTYキーボード、キーパッドなどの多数のボタンのセットを含み得る。1または複数のハードボタン103は、コンピューティングデバイス100のユーザ対話システムの一部であってよい。
コンピューティングデバイス100は、音を発するように構成されたスピーカ104及び音を受け取るように構成されたマイクロフォン105も含み得る。コンピューティングデバイス100が携帯電話である実施形態において、スピーカ104及びマイクロフォン105は、通話を行うために用いられ得る。一実施形態において、スピーカ104は、例えばコンピューティングデバイス100での視聴覚素材の再生中などに、ディスプレイ102に表示されるグラフィックに関連する音を再生するように構成され得る。別の実施形態において、マイクロフォン105は、コンピューティングデバイス100がユーザ入力として解釈し得るオーディオ音を受け取り得る。更に、図1には示さないが、コンピューティングデバイス100は、外付けマイクロフォン及び/または外付けスピーカに接続することができるオーディオポートも含み得る。コンピューティングデバイス100は、オーディオポートを介してオーディオ信号を送受信することができ、オーディオポートを介して受信したオーディオ信号を、マイクロフォン105によって受け取った音から生じたオーディオ信号を解釈するのと同様に解釈し得る。
コンピューティングデバイス100は、1または複数の光学デバイス106も含み得る。一実施形態において、光学デバイスは、例えば赤外線センサ、可視光センサ、及び/または、光及び/または電磁エネルギを感知することができる任意のデバイスなどの光学センサを含み得る。光及び/または電磁エネルギの検出は、例えばディスプレイ102のバックライトによって発する光のレベル、1または複数のハードキー103の照明、及びコンピューティングデバイス100の他の任意の態様など、コンピューティングデバイス100の構成要素を制御するためにコンピューティングデバイス100によって用いられ得る。別の実施形態において、光学デバイスは、例えばデジタルカメラなどの撮像デバイスを含み得る。撮像デバイスは、例えば相補型金属酸化膜半導体(CMOS)アクティブピクセルセンサ(APS)及び電荷結合素子(CCD)など、画像を捕捉するように構成された任意のデバイスを含み得る。1または複数の光学デバイス106によって捕捉された画像は、個々の画像またはビデオ内の一連の画像として、コンピューティングデバイス100によって記憶され得る。個々の画像及び/またはビデオ画像は、コンピューティングデバイス100によって処理され、ユーザ入力として解釈され得る。図1は、ディスプレイ102と同じ方向を指す1つの光学デバイス106を示すが、コンピューティングデバイス100は任意の数の光学デバイス106を有することが可能であり、1または複数の光学デバイス106は、例えばディスプレイ102と反対の方向を指す背面カメラのように、他の方向を指すことが可能である。
図2は、コンピューティングデバイス200の内部品の実施形態を示す。これは説明のための一例にすぎず、当該技術分野において知られているように複数の追加の構成要素、構成、組み立て、及び組み合わせが可能であることを理解すべきである。コンピューティングデバイス200は、1または複数のメモリ202に記憶された命令を実行することができる少なくとも1つのプロセッサ201を含み得る。1または複数のメモリ202は、オペレーティングシステムを実行するための命令、オペレーティングシステム内のアプリケーションを実行するための命令、システム管理エージェント及び他の任意の種類の命令を含み得る。少なくとも1つのプロセッサ201は、ディスプレイ部品203上に情報を生じ得る。ディスプレイ部品203は、ディスプレイドライバ、ディスプレイカード、ディスプレイ102、または画像または一連の画像を表示するために必要な他の任意のハードウェア及び/またはソフトウェアの1または複数を含み得る。コンピューティングデバイス200は、デバイスがネットワークを介して情報信号を送受信することを可能にするネットワークインタフェース204も含み得る。ネットワークインタフェース204は、例えば、インターネット、ワイヤードまたはワイヤレスイントラネット、セルラネットワーク、またはワイヤレスネットワークへの接続を確立するためのアダプタなど、ネットワークへ接続するための任意の種類のネットワークアダプタを含み得る。コンピューティングデバイス200は、ユーザインタフェース205も含み得る。ユーザインタフェース205は、ユーザへ情報を提供し、及び/またはユーザからの入力を受信することができる、例えばディスプレイ102、1または複数のハードボタン103、スピーカ104、マイクロフォン105、及び光学デバイス106など、1または複数の構成要素を含み得る。ユーザインタフェース205は、例えば外付けキーボード、外付けマウス、外付けマイクロフォン、外付けスピーカなど、1または複数の外付け部品も含み得る。
コンピューティングデバイス200は、少なくとも1つの電力源206を含み得る。電力源206は、コンピューティングデバイス200における他の全てのまたは他の任意の構成要素に給電し得る。図2に示すように、電力源206は、プロセッサ201、メモリ202、ディスプレイ203、ネットワークインタフェース204、及びユーザインタフェース205の各々に接続され、それらに給電し得る。電力源206は、例えば1または複数の使い捨てバッテリ、再充電式バッテリなど、任意の種類の電力源であってよい。コンピューティングデバイス200が、例えばラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯電話、携帯型コンピュータなどの携帯型デバイスである実施形態において、電力源206は、電力源206を再充電する間の期間に給電する必要があり得る。他の実施形態において、コンピューティングデバイス200は、通常、コンピューティングデバイス200がアクティブである時は常に外部電力源に接続されている、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、サーバ、または他の据え置き型デバイスであってよい。そのような据え置き型コンピューティングデバイスの場合、例えばディスプレイ、ユーザインタフェース部品などの特定の要素は、コンピューティングデバイスに外付けであってもよい。
図3は、コンピューティングデバイス300におけるソフトウェアの実施形態を示す。コンピューティングデバイス300は、オペレーティングシステム301を有し得る。オペレーティングシステム301は、例えばデスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末など特定の種類のコンピューティングデバイス上で動作するように構成され得る。例えばアプリケーション302−1、302−2、・・・、302−Nなど任意の数のアプリケーションがオペレーティングシステム301にインストールされ、オペレーティングシステム301内で動作し得る。アプリケーション302は、コンピューティングデバイスのユーザに任意の数の機能を提供し得る。いくつかの例において、アプリケーション302の1つは、ウェブサイトを閲覧する能力をユーザに提供するウェブブラウザ、ユーザがメッセージを送受信することを可能にするメッセージクライアント、ユーザがソーシャルネットワークなどにアクセスすることを可能にするソーシャルネットワーキングアプリケーションなどのうち1または複数を含み得る。アプリケーション302は、例えばディスプレイ上のグラフィックの表示、スピーカやオーディオポートを介する音の再生、ネットワークインタフェースによるネットワーク通信、ユーザインタフェースを介するユーザ入力の受取りなど、コンピューティングデバイス300の構成要素による動作を要求し得る。アプリケーション302は、別のアプリケーションの支援がなくとも機能を提供することができる独立型アプリケーションであってよく、またアプリケーション302は、アプリケーション302以外と対話するように構成されてよい。
図4は、コンピューティングデバイス400で実行しているアプリケーションのディスプレイの実施形態を示す。コンピューティングデバイス400は、図4に示さない複数の他の任意の構成要素の中でもとりわけ、ディスプレイ401を有し得る。図4に示す実施形態において、ディスプレイ401は、第1のユーザインタフェース410及び第2のユーザインタフェース420を示す。第1のユーザインタフェース410及び第2のユーザインタフェース420は、同じアプリケーションによるユーザインタフェース、または異なるアプリケーションによるユーザインタフェースであってよい。図4に示す実施形態において、第1のユーザインタフェース410は、ユーザにアバターを提供し、例えばアバターに様々な衣服を着用させることによってユーザが自身のアバターをカスタマイズすることを可能にするアプリケーションに関連し得る。第2のユーザインタフェース420は、ユーザがオンライン小売店から品物を購入することを可能にするアプリケーションに関連し得る。
一実施形態において、図4に示すユーザインタフェースの配置に至るまでに、第1のユーザインタフェース410は、シャツ411及び他の衣服が完全に見えている状態であり得た。第1のユーザインタフェース410における表示は、例えば衣服のブランド及び名称(例えば、LEVI501)、購入可能な色や型、生地の種類など、衣服に関する情報を含み得た。ユーザが、例えばシャツ411などの衣料品を選択すると、第1のユーザインタフェース410のシャツ411の塗りつぶしによって示されるように、その品物が強調され得る。第1のユーザインタフェース410において衣服の項目を選択することにより、第2のユーザインタフェース420が、第1のユーザインタフェース410の一部または全体の上に重ねられ得る。第2のユーザインタフェース420は、第1のユーザインタフェース410において選択された品物411の表示421を含み得る。第2のユーザインタフェース420は、更なる機能をユーザに提供するための例えばテキストボックス、ドロップダウンボックス、コマンドボタンなど他の要素も含み得る。図4に示す実施形態において、第2のユーザインタフェース420は、選択されたシャツ421の色、サイズ、及び数量を選択するためのドロップダウンボックス、及び、ユーザが購入を実行したり第2のユーザインタフェース420を閉じたりすることを可能にするためのコマンドボタンを含む。ユーザが購入を実行することを選択すると、第2のユーザインタフェース420に関連するアプリケーションは、注文を実行することができる小売サーバに注文を送信し得る。
一実施形態において、ユーザが小売店を介して実物商品の購入を実行すると、ユーザは、仮想環境における実物商品の仮想バージョンの所有権も与えられ得る。例えば、図4に示す実施形態において、ユーザが第2のユーザインタフェース420においてシャツの購入を実行すると、ユーザは、第1のユーザインタフェース410において提供される仮想環境においてシャツの仮想バージョンを受け取ることもできる。第1のユーザインタフェース410において提供される仮想環境においてシャツの仮想バージョンを受け取ることは、ユーザが、他のユーザがシャツを閲覧し得る仮想環境の場所で、ユーザのアバターにシャツの仮想バージョンを付加できるようにすることを含み得る。図4に示す実施形態において、第1のユーザインタフェース410において提供される仮想環境によって、ユーザは、例えば図4に示すアバター着せ替えルーム内でなど限定的方法でアバターに実物商品の仮想バージョンを付加することができるが、その限定的方法以外でアバターに実物商品の仮想バージョンを付加することはできない。別の例において、仮想環境において実物商品の仮想バージョンを受け取ることは、仮想環境が、ユーザのプロフィール内でユーザによって所有される品物のリストに実物商品の仮想バージョンを付加することを含み得る。別の例において、仮想環境において実物商品の仮想バージョンを受け取ることは、仮想環境が、ユーザに、仮想環境におけるユーザのプロフィール画像に実物商品の画像を付加できるようにすることを含み得る。仮想環境において実物商品の仮想バージョンを受け取ることは、他の複数の方法で行われ得る。
次に図5を参照すると、実物商品小売サーバと対話しているコンピューティングデバイスの実施形態が示される。図5に示すシステム500は、ネットワーク530を介して接続されたコンピューティングデバイス510及び小売サーバ520を含む。コンピューティングデバイス510は、オペレーティングシステム511及び少なくとも2つのアプリケーション512及び513を含む。アプリケーション512は、小売サーバ520のオペレータによって提供される小売アプリケーションであってよい。小売アプリケーション512は、独立型アプリケーションとして動作することができ、ユーザに、購入可能な商品を検索し、それらの商品を購入するための機能を提供する。小売アプリケーション512は、購入可能な商品に関する検索語及び/またはクエリを提示する、購入可能な商品及び購入可能な商品に関する情報を識別する、ユーザにとって関心があり得る更なる商品に関する提案を受信する、購入要求を実行するために送信するなどのために小売サーバ520と通信し得る。小売サーバ520は、小売アプリケーション512と通信し、購入可能な商品に関する小売アプリケーション512からの問い合わせを提供し、商品注文購入を実行するように構成された1または複数のコンピューティングデバイスを含み得る。アプリケーション512と通信するように構成されることに加えて、小売サーバ520は、コンピューティングデバイス上で動作している従来のウェブブラウザを介してアクセス可能である1または複数のウェブサイトをホストするようにも構成され得る。
アプリケーション513は、仮想環境に関連するアプリケーションであってよい。例えば、仮想環境アプリケーション513は、ソーシャルネットワークに関連するアプリケーション、オンラインゲームに関連するアプリケーション、仮想世界に関連するアプリケーションなどであってよい。図5に示すように、小売アプリケーション512及び仮想環境アプリケーション513は、互いに通信し得る。仮想環境アプリケーション513は、商品クエリを小売アプリケーション512へ送信し、購入するための特定の商品の在庫に関して小売アプリケーション512から問い合わせ、購入され得る品物をユーザが選択したことを小売アプリケーション512に指示し、ユーザが実物商品を購入したという小売アプリケーション512からのインジケーションを受信し、小売アプリケーション512からの実物商品の仮想バージョンのレンダリングを受信することなどができる。
小売アプリケーション512は、仮想環境アプリケーション513と小売サーバ520との間の媒介として機能し得る。それによって、仮想環境アプリケーション513の開発者は、どのように小売サーバ520とインタフェース接続するかを正確に知らずとも、小売サーバ520とインタフェース接続することが可能になる。一実施形態において、小売サーバ520のオペレータは、例えば仮想環境アプリケーション513の開発者などのアプリケーション開発者に、仮想環境アプリケーション513が小売アプリケーション512及び/または小売サーバ520とインタフェース接続することを可能にするソフトウェア開発キット(SDK)またはアプリケーションプログラミングインタフェース(API)内のツールを提供し得る。SDKまたはAPIは、小売アプリケーション512へ商品クエリを送信するため、購入するための特定の商品の在庫に関して小売アプリケーション512から問い合わせるため、購入され得る品物をユーザが選択したことを小売アプリケーション512へ指示するため、ユーザが実物商品を購入したという小売アプリケーション512からのインジケーションを受信するため、小売アプリケーション512からの実物商品の仮想バージョンのレンダリングを受信するためなどの仮想環境アプリケーション513に関するツールを提供し得る。
仮想環境アプリケーション513と小売サーバ520との間の媒介として小売アプリケーション512を用いることは、複数の利点を有し得る。一例において、仮想環境アプリケーション513は、例えば倉庫、出荷施設、在庫などの、小売実行サーバのバックエンド全体を確立する必要なく、商品を販売する能力を付加し得る。別の例において、小売サービスオペレータは、仮想環境アプリケーション513が購入を引き起こすと、第3者アプリケーションとしてエンドユーザへ自身のサービスを直接売り込む必要なく売り上げを伸ばすことができる。小売オペレータは、仮想環境アプリケーション513によって引き起こされた購入に関して、仮想環境アプリケーション513のオペレータに報酬や対価を提供し得る。
図5に示すシステムの潜在的利点の別の例において、小売アプリケーション512は、アプリ内購入プロトコルに従って購入画面を表示するように構成され得る。アプリ内購入プロトコルを用いると、小売アプリケーション512は、ユーザには第3者アプリケーション513の一部であるかのように見えるように購入画面を表示し得る。それによってユーザは、購入画面が第3者アプリケーション513におけるユーザ体験の一部であり、ユーザが第3者からのアプリ内購入を実行しているように思う。従って、小売アプリケーション512が、第3者アプリケーション513のアプリ内機能であるように見えるように小売機能を表示するように構成される場合、第3者アプリケーション513は、それ自体の購入機能を有するように見え得る。
図5に示すシステムの潜在的利点の別の例において、コンピューティングデバイス510のユーザは、小売サーバ520が、ユーザのための関連し得るまたは提案され得る商品に関する情報を仮想環境アプリケーション513に提供することができるサービスに加入し得る。ユーザのための関連商品または提案商品は、ユーザの過去の購入品、ユーザが閲覧したが購入しなかった商品、ユーザがウィッシュリストに加えた商品などに基づき得る。仮想環境アプリケーション513が、ユーザのための関連し得るまたは提案され得る商品に関する情報を有する場合、仮想環境アプリケーション513は、仮想環境内でユーザに関連商品または提案商品のレンダリングを示し得る。仮想環境内でそれらの関連商品または提案商品を見ることは、仮想環境アプリケーション513からの購入注文を引き起こすことによってユーザが商品を購入することを促進し得る。同様に、仮想環境アプリケーション513が、あるユーザのための関連し得るまたは提案され得る商品に関する情報を有する場合、仮想環境アプリケーション513は、そのユーザと繋がりのある他のユーザに、その種の商品をより頻繁に示し得る。例えば、ソーシャルネットワーキング環境において、あるユーザのための関連し得るまたは提案され得る商品に関する情報をソーシャルネットワーキング環境が有した場合、ソーシャルネットワーキング環境は、ソーシャルネットワーク内のユーザの友人や繋がりのある人に、それらの関連商品や提案商品を表示し得る。
図6を参照すると、実物商品小売サーバと仮想環境サーバとが対話しているコンピューティングデバイスのシステム及び方法の実施形態が示される。図6に示されるシステム600は、コンピューティングデバイス610、小売サーバ620、及び仮想環境サーバ630を含み、それらは全てネットワーク640を介して接続される。コンピューティングデバイス610は、ネットワーク640を介して小売サーバ620にアクセス651し得る。一例において、コンピューティングデバイス610のユーザは、小売サーバ620にアクセス651し、購入可能な商品を検索したり、購入を実行したりするために、ウェブブラウザを用い得る。ユーザが購入を実行すると、小売サーバ620は、購入された実物商品のインジケーションを送信652し得る。購入された実物商品のインジケーションは、例えば在庫商品識別番号(SKU)コード、実物商品の仮想バージョンの描出を定義するファイル、実物商品の仮想バージョンをレンダリングするための命令、及び他のそのような情報など、実物商品の識別を含み得る。購入された実物商品のインジケーションは、ユーザまたはユーザアカウントのインジケーションも含み得る。
仮想環境サーバ630が、購入された実物商品のインジケーションを小売サーバ620から受信すると、仮想環境サーバ630は、購入された実物商品の仮想バージョンの所有権を対応するユーザアカウントに与え得る。購入された実物商品の仮想バージョンの所有権をユーザアカウントに与えることは、購入された実物商品の仮想バージョンを着用または所持することをユーザアカウントに関連するアバターに許可すること、ユーザアカウントによって所有される品物のリストに購入された実物商品の仮想バージョンを付加すること、ユーザアカウントに関連するプロフィール画像に購入された実物商品の画像を付加することをユーザに許可すること、または、仮想環境における購入された実物商品の仮想バージョンに関連する他の任意の同様の権利のうち1または複数を含み得る。
ユーザがコンピューティングデバイス610を用いて小売サーバ620にアクセス651し、実物商品の購入を実行した後、ユーザは、コンピューティングデバイス610を用いて仮想環境サーバ630にアクセス653することもできる。コンピューティングデバイス610は、仮想環境に関連するアプリケーションを用いて、ウェブブラウザを用いて、または他の任意の方法で仮想環境サーバ630にアクセスし得る。ユーザが仮想環境サーバ630にアクセス653する時、仮想環境サーバ630は既に、1または複数の購入された実物商品のインジケーションを受け取っており、購入された実物商品の仮想バージョンの所有権をユーザのアカウントに与えていてもよい。ユーザはその後、購入された実物商品のそれらの仮想バージョンにアクセスし、仮想環境におけるユーザのアカウントのアバター、プロフィール画像などをカスタマイズすることができるだろう。
次に図7を参照すると、小売サーバによって実物商品に関する注文を処理するための方法の実施形態が示される。ブロック701において、小売サーバは、ユーザ小売アカウントからの実物商品を購入する要求を受信し得る。実物商品を購入する要求は、ネットワークを介してユーザコンピューティングデバイスから受信され得る。ブロック702において、仮想環境がユーザ小売アカウントに関連するかの判定がなされる。例えば、ユーザは、ソーシャルネットワーキングアカウントなどの仮想環境アカウントをユーザが有することを過去に小売サーバに指示していることがある。ユーザは更に、仮想環境アカウントに関連するパスワード及びユーザ名を小売サーバに登録していることもある。
ブロック702において、小売サーバが、ユーザ小売アカウントに関連する仮想環境がないと判定した場合、小売サーバは、実物商品を購入する要求を処理すること703へ進み得る。実物商品を購入する要求を処理すること703は、購入価格の金額をユーザのアカウントに請求すること、実物商品をユーザへ配送することなどを含み得る。しかし、ブロック702において、小売サーバが、仮想環境がユーザ小売アカウントに関連すると判定した場合、小売サーバは、実物商品の仮想バージョンが入手可能であるかを判定すること704へ進み得る。実物商品の仮想バージョンは、小売サーバが実物商品の仮想バージョンを作成し得る場合、小売サーバが実物商品の仮想バージョンをレンダリングするためのファイルを有する場合、仮想環境が実物商品の仮想バージョンを作成し得る場合、仮想環境が実物商品の仮想バージョンをレンダリングするためのファイルを有する場合、あるいは類似する任意の複数の状況において、入手可能になり得る。
ブロック704において、小売サーバが、実物商品の仮想バージョンが入手可能ではないと判定した場合、小売サーバは、実物商品を購入する要求を処理すること703へ進み得る。しかし、ブロック704において、小売サーバが、実物商品の仮想バージョンが入手可能であると判定した場合、小売サーバは、実物商品を購入する要求を処理すること705、及び実物商品のインジケーションを仮想環境へ送信すること706へ進み得る。実物商品のインジケーションは、例えばSKUコードなどの実物商品の識別、実物商品の仮想バージョンの描出を定義するファイル、実物商品の仮想バージョンをレンダリングするための命令、及び他のそのような情報を含み得る。実物商品のインジケーションを送信706する際、小売サーバは、ユーザまたはユーザの仮想環境アカウントのインジケーションも含み得る。ブロック707において、仮想環境は、ユーザの仮想環境アカウントに実物商品の仮想バージョンの所有権を与え得る。
次に図8A、8B、8C、及び8Dを参照すると、コンピューティングデバイス上のソフトウェア部品と実物商品小売サーバとの間の対話の実施形態が示される。システム800は、実物商品を購入する要求を処理する方法と併せて、図8A、8B、8C、及び8Dの各々に示される。システム800は、ネットワーク830を介して接続されたコンピューティングデバイス810及び小売サーバ820を含む。コンピューティングデバイス810は、オペレーティングシステム811と、オペレーティングシステム811にインストールされた少なくとも2つのアプリケーション812及び813とを含む。図8A、8B、8C、及び8Dに示される図において、アプリケーション812は小売アプリケーションであってよく、アプリケーション813は仮想環境アプリケーションであってよい。小売アプリケーション812は、ネットワーク830を介して小売サーバ820と通信するように構成され得る。小売アプリケーション812は、仮想環境アプリケーション813と通信するようにも構成され得る。
図8Aは、ユーザが仮想環境アプリケーション813内で商品を選択すること840を含む方法を示す。商品は、例えば図4に示す第1のユーザインタフェース410内に示された衣服のように、仮想環境アプリケーション813のユーザインタフェース内に表示され得る。ユーザが商品を選択840すると、仮想環境アプリケーション813は、選択された商品を強調あるいは区別し得る。仮想環境アプリケーション813は、選択された商品を購入ページに表示する要求を小売アプリケーション812へ送信することもできる。ブロック841において、小売アプリケーション812は、選択された商品に関する商品購入ページを表示し得る。小売アプリケーション812は、例えば図4のディスプレイ401において第1のユーザインタフェース410の一部の上に重なった第2のユーザインタフェース420の図に示すように、仮想環境アプリケーション813の第1のユーザインタフェースの一部または全体の上に重なった第2のユーザインタフェース内に商品検索ページを表示し得る。ブロック842において、ユーザは、商品の購入に同意し得る。商品の購入に同意することは、ユーザが商品の種類や型を選択すること、支払い情報を入力すること、配送宛先を入力することなどを含み得る。
ブロック843において、小売サーバ820は、実物商品の購入に関する注文を実行し得る。実物商品を購入する要求を実行することは、購入価格の金額をユーザのアカウントに請求すること、実物商品をユーザへ配送することなどを含み得る。ブロック844において、小売サーバ820は、実物商品の仮想バージョンを識別し得る。実物商品の仮想バージョンは、実物商品の仮想バージョンを作成する小売サーバによって、実物商品の仮想バージョンをレンダリングするためのファイルを特定する小売サーバによって、実物商品の仮想バージョンをレンダリングするための命令を識別または作成する小売サーバによって、または他の任意の方法によって識別され得る。小売サーバが実物商品の仮想バージョンを識別すると、その後ブロック845において、小売サーバ820は、コンピューティングデバイス810の小売アプリケーションへ実物商品の仮想バージョンのインジケーションを送信し得る。実物商品の仮想バージョンのインジケーションは、実物商品の仮想バージョンをレンダリングするためのファイル、実物商品の仮想バージョンをレンダリングするための命令、実物商品の仮想バージョンを識別するための(例えばSKUコードなどの)コード、上記のいずれかへのリンク、または実物商品の仮想バージョンの他の任意の種類のインジケーションのうち1または複数を含む。ブロック846において、小売アプリケーション812は、実物商品の仮想バージョンのインジケーションを受信し、仮想環境アプリケーション813へインジケーションを伝達し得る。ブロック847において、仮想環境アプリケーション813は、ユーザの仮想環境アカウントに実物商品の仮想バージョンの所有権を与え得る。購入された実物商品の仮想バージョンの所有権をユーザの仮想環境アカウントに与えることは、購入された実物商品の仮想バージョンを着用または所持することを仮想環境アカウントに関連するアバターに許可すること、仮想環境アカウントによって所有される品物のリストに購入された実物商品の仮想バージョンを付加すること、仮想環境アカウントに関連するプロフィール画像に購入された実物商品の画像を付加することをユーザに許可すること、または仮想環境における購入された実物商品の仮想バージョンに関連する類似した他の任意の権利のうち1または複数を含み得る。
図8Bは、仮想環境アプリケーション813内でユーザが商品を選択すること850を含む方法を示す。ブロック851において、小売アプリケーション812は、選択された商品に関する商品購入ページを表示し得る。ブロック852において、ユーザは、商品購入ページに示される商品の購入に同意し得る。ブロック853において、小売サーバ820は、実物商品の購入に関する注文を実行し得る。ブロック854において、小売サーバ820は、実物商品が購入されたという確認を送信し得る。ブロック855において、小売アプリケーション812は、実物商品が購入されたという確認を受信し得る。小売アプリケーション812は、実物商品が購入されたという確認を受信すると、実物商品が無事に購入されたというインジケーションを表示し得る。そのようなインジケーションは、購入された実物商品の配送に関する詳細、確認番号、領収書などを含み得る。ブロック856において、小売アプリケーション812は、購入された実物商品のインジケーションを仮想環境アプリケーション813へ提供し得る。購入された実物商品のインジケーションは、小売アプリケーション812によってコンピューティングデバイス810にローカルに記憶される情報を含み得る。ブロック857において、仮想環境アプリケーション813は、実物商品の仮想バージョンの所有権をユーザの仮想環境アカウントに与え得る。購入された実物商品の仮想バージョンの所有権をユーザの仮想環境アカウントに与えることは、購入された実物商品の仮想バージョンを着用または所持することを仮想環境アカウントに関連するアバターに許可すること、仮想環境アカウントによって所有される品物のリストに購入された実物商品の仮想バージョンを付加すること、仮想環境アカウントに関連するプロフィール画像に購入された実物商品の画像を付加することをユーザに許可すること、または仮想環境における購入された実物商品の仮想バージョンに関連する類似した他の任意の権利のうち1または複数を含み得る。
図8Cは、仮想環境アプリケーション813内でユーザが商品を選択すること860を含む方法を示す。ブロック861において、小売アプリケーション812は、選択された商品に関する商品購入ページを表示し得る。ブロック862において、ユーザは、商品購入ページに示される商品の購入に同意し得る。ブロック863において、小売アプリケーション812は、購入のインジケーションを小売サーバ820へ送信し得る。ブロック864において、小売アプリケーション812は、実物商品の仮想バージョンのインジケーションを仮想環境アプリケーション813へ送信し得る。ブロック865において、仮想環境アプリケーション813は、実物商品の仮想バージョンの所有権をユーザの仮想環境アカウントに与え得る。ブロック866において、小売サーバ820は、実物商品に関する注文を実行し得る。ブロック867において、小売サーバ820は、実物商品の購入の確認を小売アプリケーション812へ送信し得る。ブロック868において、小売アプリケーション812は、実物商品が購入されたという確認を受信し得る。小売アプリケーション812は、実物商品が購入されたという確認を受信すると、実物商品が無事に購入されたというインジケーションを表示し得る。そのようなインジケーションは、購入された実物商品の配送に関する詳細、確認番号、領収書などを含み得る。図8Cに示すように、小売アプリケーション812は、小売アプリケーション812が小売サーバ820からの実物商品の購入の確認を受信する前に、実物商品の仮想バージョンのインジケーションを仮想環境アプリケーション813へ提供し得る。
図8Dは、仮想環境アプリケーション813内でユーザが商品のレンダリングを選択すること870を含む方法を示す。ブロック871において、小売アプリケーション812は、選択された商品に関する商品購入インタフェースを表示し得る。ブロック872において、ユーザは、商品購入インタフェースに示される商品の購入に同意し得る。ブロック873において、小売サーバ820は、実物商品の購入に関する注文を実行し得る。ブロック874において、小売サーバ820は、実物商品が購入されたという確認を送信し得る。ブロック875において、小売アプリケーション812は、購入された実物商品のインジケーションを仮想環境アプリケーション813へ送信し得る。ブロック876において、仮想環境アプリケーション813は、実物商品の仮想バージョンへのアクセスをユーザ仮想環境アカウントに提供し得る。
ブロック877において、小売サーバ820は、実物商品の返品を受信し得る。多くの小売業者は、購入価格の一部または全額を返金する代わりに消費者が購入した品物を返品することを許可する。例えば、ユーザは、小売サーバの倉庫へ実物商品を再び配送してよく、小売サーバ820は、実物商品が倉庫へ配送された、または倉庫によって受け取られたというインジケーションを受信し得る。ブロック878において、小売サーバ820は、実物商品の返品のインジケーションを小売アプリケーション812へ送信し得る。ブロック879において、小売アプリケーション812は、購入された実物商品のインジケーションを仮想環境アプリケーション813へ送信し得る。ブロック880において、仮想環境アプリケーション813は、実物商品の仮想バージョンへのユーザ仮想環境アカウントのアクセスを無効にし得る。このように、仮想環境アプリケーション813は、ユーザが実際に購入し返品していない実物商品のみの仮想バージョンへのアクセスを提供し得る。
図9は、コンピューティングデバイス上で動作している小売アプリケーションによって、実物商品に関する注文を処理するための方法の実施形態を示す。ブロック901において、実物商品のレンダリングが、第3者アプリケーション内に表示され得る。ブロック902において、小売アプリケーションは、第3者アプリケーションからの実物商品のインジケーションを受信し得る。第3者アプリケーションは、実物商品のインジケーションを小売アプリケーションへ適切に通信する能力を第3者アプリケーションに提供するためにSDKまたはAPIを用いて開発されていてもよい。ブロック903において、小売アプリケーションは、実物商品を購入するための購入画面を表示し得る。一実施形態において、第3者は、第3者アプリケーションを介して独占的に商品を販売し得る。そのような場合、小売アプリケーションは、第3者アプリケーションによって促された場合のみ、特定の商品に関する表示ページを示すように構成され得る。別の実施形態において、小売サービスのオペレータは、ユーザが第3者アプリケーション内で商品の購入を起こすと、第3者へ報酬や対価を提供し得る。ブロック904において、小売アプリケーションは、ユーザからの実物商品を購入する要求を受信し得る。
ブロック905において、小売アプリケーションは、実物商品の仮想バージョンが入手可能であるかを判定し得る。小売アプリケーションは、実物商品の仮想バージョンの入手可能性に関する情報をローカルに有してよく、あるいは小売アプリケーションは、実物商品の仮想バージョンの入手可能性に関して遠隔サーバに連絡してよい。小売アプリケーションが、実物商品の仮想バージョンが入手可能ではないと判定した場合、ブロック906において、小売アプリケーションは、実物商品の仮想バージョンが入手可能ではないと判定し、その後小売サーバは直接ブロック906へ進み、小売アプリケーションは、購入注文を実行するために実物商品に関する購入注文をサーバへ送信し得る。しかしブロック905において、小売アプリケーションが、実物商品の仮想バージョンが入手可能であると判定した場合、ブロック907において、小売アプリケーションは、購入注文を実行するために実物商品に関する購入注文をサーバへ送信してよく、ブロック908において、実物商品が購入されたという確認を受信し得る。その後ブロック909において、小売アプリケーションは、実物商品の仮想バージョンのインジケーションを第3者アプリケーションへ提供し得る。
上記実施形態は、以下の項を考慮してより深く理解され得る。
1.商品を購入する要求を処理するための方法であって、
コンピューティングデバイス上で動作している小売アプリケーションによって、前記コンピューティングデバイス上で動作している仮想環境アプリケーションからの、商品購入ページを表示する要求を受信することと、
前記商品購入ページを表示することと、
前記コンピューティングデバイスのユーザから、商品を購入する要求を、前記商品購入ページを介して受信することと、
前記小売アプリケーションから小売サーバへ前記商品を購入する前記要求を送信することであって、ここにおいて、前記小売サーバは、前記商品を購入する前記要求を実行し、前記商品の仮想バージョンが入手可能であるかを判定するように構成されることと、
前記小売アプリケーションによって、前記小売サーバから、前記商品の前記仮想バージョンのインジケーションを受信することと、
前記小売アプリケーションから前記仮想環境アプリケーションへ、前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションを提供することと
を備え、
前記仮想環境アプリケーションは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連する仮想環境アカウントへ前記実物商品の前記仮想バージョンを提供するように構成される、方法。
2.前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションは、前記商品の前記仮想バージョンをレンダリングするためのファイルを備える、項1に記載の方法。
3.前記小売サーバは、前記商品の前記仮想バージョンをレンダリングするための前記ファイルを作成するように構成される、項2に記載の方法。
4.前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションは、前記商品の前記仮想バージョンをレンダリングするための命令を備える、項1に記載の方法。
5.アプリケーションに小売機能を提供するためのシステムであって、
コンピューティングデバイスと、
前記コンピューティングデバイス上で動作する第1のアプリケーションと
を備え、前記第1のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイス上で実行する際、前記第1のアプリケーションに少なくとも、
前記コンピューティングデバイス上で動作している第2のアプリケーションから、商品のレンダリングを表示する要求を受信させ、
ディスプレイ上に前記商品をレンダリングさせ、
前記コンピューティングデバイスのユーザから前記商品を購入する要求を受信させ、
前記商品を購入する前記要求の受信に応答して、前記商品のインジケーションを前記第2のアプリケーションへ提供させる
命令を備え、前記第2のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連するアカウントへ前記商品の仮想バージョンを提供するように構成される、システム。
6.前記第2のアプリケーションは仮想環境に関連する、項5に記載のシステム。
7.前記第2のアプリケーションは、前記商品の前記仮想バージョンを用いて前記仮想環境内のアバターをカスタマイズすることを前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに許可することによって、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連するアカウントへ前記商品の前記仮想バージョンを提供するように構成される、項6に記載のシステム。
8.前記第2のアプリケーションは、前記商品の前記仮想バージョンを用いて前記仮想環境内のプロフィール画像をカスタマイズすることを前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに許可することによって、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連するアカウントへ前記商品の前記仮想バージョンを提供するように構成される、項6に記載のシステム。
9.前記第2のアプリケーションは、商品購入インタフェースを表示する前に、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに前記商品のレンダリングを表示するように構成される、項5に記載のシステム。
10.前記第2のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザによる前記商品の前記レンダリングの選択を受信したことに応答して、前記商品購入インタフェースを表示する要求を送信するように構成される、項9に記載のシステム。
11.前記第1のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイス上で実行する際、前記第1のアプリケーションに少なくとも、
前記商品を購入する前記要求を小売サーバへ送信させる命令を更に備え、
前記小売サーバは、前記商品を購入する前記要求を実行するように構成される、項5に記載のシステム。
12.前記小売サーバは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザの小売アカウントが、仮想環境アカウントに関連するかを判定するように構成される、項11に記載のシステム。
13.前記小売サーバは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザの前記小売アカウントが前記仮想環境アカウントに関連するという判定に応答して、前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションを前記第1のアプリケーションへ送信するように構成される、項12に記載のシステム。
14.前記小売サーバは、前記商品の前記仮想バージョンが入手可能であるかを判定するように構成される、項12に記載のシステム。
15.前記小売サーバは、前記商品の前記仮想バージョンが入手可能ではないという判定に応答して、前記商品の前記仮想バージョンを作成することを決定するように構成される、項14に記載のシステム。
16.前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションは、前記商品の前記仮想バージョンを識別するためのコードを備える、項5に記載のシステム。
17.前記コードは、在庫商品識別番号(SKU)コードを備える、項16に記載のシステム。
18.そこに記憶されたコンピュータ読取可能命令を有する非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体であって、前記コンピュータ読取可能命令は、コンピューティングデバイス上で実行する際、少なくとも、
前記コンピューティングデバイス上で動作している第1のアプリケーションに関連する、仮想環境を備える第1のユーザインタフェースを表示させ、
前記コンピューティングデバイスのユーザが、前記仮想環境の第1のエリアにおいて商品のレンダリングと対話することを可能にさせ、
前記コンピューティングデバイスのユーザから、前記商品の前記レンダリングの選択を受信させ、
前記商品の前記レンダリングの前記選択の受信に応答して、前記商品に関する商品購入インタフェースを表示させ、
前記第1のアプリケーションによって、第2のアプリケーションから、前記ユーザが前記商品を購入したというインジケーションを受信させ、
前記ユーザが前記商品を購入したという前記インジケーションの受信に応答して、前記ユーザが、前記仮想環境の少なくとも第2のエリアにおいて前記商品の前記レンダリングと対話することを可能にさせる
命令を備える、非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
19.前記第1のアプリケーションは、前記小売アプリケーションに関連するソフトウェア開発キット(SDK)または前記小売アプリケーションに関連するアプリケーションプログラミングインタフェース(API)の1または複数に従って、前記商品に関する前記商品購入インタフェースを表示する前記要求を送信するように構成される、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
20.前記仮想環境の前記第1のエリアは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザのアバターが前記商品の前記レンダリングと対話し得るエリアを備える、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
21.前記商品の前記レンダリングは衣料品のレンダリングを備える、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
22.前記コンピューティングデバイスの前記ユーザが、前記仮想環境の前記第1のエリアにおいて前記商品の前記レンダリングと対話することを可能にすることは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザのアバターが、前記仮想環境内の他のユーザにはアクセス不可能なエリアにおいて前記衣料品の前記レンダリングを着用することを可能にすることを備える、項21に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
23.前記コンピューティングデバイスの前記ユーザが、前記仮想環境の少なくとも前記第2のエリアにおいて前記商品の前記レンダリングと対話することを可能にすることは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザのアバターが、前記仮想環境内の他のユーザにアクセス可能なエリアにおいて前記衣料品の前記レンダリングを着用することを可能にすることを備える、項21に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
24.前記コンピュータ読取可能命令は、コンピューティングデバイス上で実行する際、少なくとも、
前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに、前記仮想環境の前記第1のエリアにおいて前記商品に関する情報を表示させる命令を備える、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
25.前記コンピュータ読取可能命令は、コンピューティングデバイス上で実行する際、少なくとも、
少なくとも1人の他のユーザに、前記仮想環境の少なくとも前記第2のエリアにおいて前記商品に関する情報を表示させる命令を備える、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
26.前記第1のアプリケーションは、前記第2のアプリケーションから、前記ユーザに前記商品を表示する提案を受信するように構成される、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
27.前記第2のアプリケーションは、前記ユーザの閲覧履歴に基づいて前記ユーザに前記商品を表示する前記提案を提供するように構成される、項26に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
28.前記第2のアプリケーションは、前記ユーザの購入履歴に基づいて前記ユーザに前記商品を表示する前記提案を提供するように構成される、項26に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
1.商品を購入する要求を処理するための方法であって、
コンピューティングデバイス上で動作している小売アプリケーションによって、前記コンピューティングデバイス上で動作している仮想環境アプリケーションからの、商品購入ページを表示する要求を受信することと、
前記商品購入ページを表示することと、
前記コンピューティングデバイスのユーザから、商品を購入する要求を、前記商品購入ページを介して受信することと、
前記小売アプリケーションから小売サーバへ前記商品を購入する前記要求を送信することであって、ここにおいて、前記小売サーバは、前記商品を購入する前記要求を実行し、前記商品の仮想バージョンが入手可能であるかを判定するように構成されることと、
前記小売アプリケーションによって、前記小売サーバから、前記商品の前記仮想バージョンのインジケーションを受信することと、
前記小売アプリケーションから前記仮想環境アプリケーションへ、前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションを提供することと
を備え、
前記仮想環境アプリケーションは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連する仮想環境アカウントへ前記実物商品の前記仮想バージョンを提供するように構成される、方法。
2.前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションは、前記商品の前記仮想バージョンをレンダリングするためのファイルを備える、項1に記載の方法。
3.前記小売サーバは、前記商品の前記仮想バージョンをレンダリングするための前記ファイルを作成するように構成される、項2に記載の方法。
4.前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションは、前記商品の前記仮想バージョンをレンダリングするための命令を備える、項1に記載の方法。
5.アプリケーションに小売機能を提供するためのシステムであって、
コンピューティングデバイスと、
前記コンピューティングデバイス上で動作する第1のアプリケーションと
を備え、前記第1のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイス上で実行する際、前記第1のアプリケーションに少なくとも、
前記コンピューティングデバイス上で動作している第2のアプリケーションから、商品のレンダリングを表示する要求を受信させ、
ディスプレイ上に前記商品をレンダリングさせ、
前記コンピューティングデバイスのユーザから前記商品を購入する要求を受信させ、
前記商品を購入する前記要求の受信に応答して、前記商品のインジケーションを前記第2のアプリケーションへ提供させる
命令を備え、前記第2のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連するアカウントへ前記商品の仮想バージョンを提供するように構成される、システム。
6.前記第2のアプリケーションは仮想環境に関連する、項5に記載のシステム。
7.前記第2のアプリケーションは、前記商品の前記仮想バージョンを用いて前記仮想環境内のアバターをカスタマイズすることを前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに許可することによって、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連するアカウントへ前記商品の前記仮想バージョンを提供するように構成される、項6に記載のシステム。
8.前記第2のアプリケーションは、前記商品の前記仮想バージョンを用いて前記仮想環境内のプロフィール画像をカスタマイズすることを前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに許可することによって、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連するアカウントへ前記商品の前記仮想バージョンを提供するように構成される、項6に記載のシステム。
9.前記第2のアプリケーションは、商品購入インタフェースを表示する前に、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに前記商品のレンダリングを表示するように構成される、項5に記載のシステム。
10.前記第2のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザによる前記商品の前記レンダリングの選択を受信したことに応答して、前記商品購入インタフェースを表示する要求を送信するように構成される、項9に記載のシステム。
11.前記第1のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイス上で実行する際、前記第1のアプリケーションに少なくとも、
前記商品を購入する前記要求を小売サーバへ送信させる命令を更に備え、
前記小売サーバは、前記商品を購入する前記要求を実行するように構成される、項5に記載のシステム。
12.前記小売サーバは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザの小売アカウントが、仮想環境アカウントに関連するかを判定するように構成される、項11に記載のシステム。
13.前記小売サーバは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザの前記小売アカウントが前記仮想環境アカウントに関連するという判定に応答して、前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションを前記第1のアプリケーションへ送信するように構成される、項12に記載のシステム。
14.前記小売サーバは、前記商品の前記仮想バージョンが入手可能であるかを判定するように構成される、項12に記載のシステム。
15.前記小売サーバは、前記商品の前記仮想バージョンが入手可能ではないという判定に応答して、前記商品の前記仮想バージョンを作成することを決定するように構成される、項14に記載のシステム。
16.前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションは、前記商品の前記仮想バージョンを識別するためのコードを備える、項5に記載のシステム。
17.前記コードは、在庫商品識別番号(SKU)コードを備える、項16に記載のシステム。
18.そこに記憶されたコンピュータ読取可能命令を有する非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体であって、前記コンピュータ読取可能命令は、コンピューティングデバイス上で実行する際、少なくとも、
前記コンピューティングデバイス上で動作している第1のアプリケーションに関連する、仮想環境を備える第1のユーザインタフェースを表示させ、
前記コンピューティングデバイスのユーザが、前記仮想環境の第1のエリアにおいて商品のレンダリングと対話することを可能にさせ、
前記コンピューティングデバイスのユーザから、前記商品の前記レンダリングの選択を受信させ、
前記商品の前記レンダリングの前記選択の受信に応答して、前記商品に関する商品購入インタフェースを表示させ、
前記第1のアプリケーションによって、第2のアプリケーションから、前記ユーザが前記商品を購入したというインジケーションを受信させ、
前記ユーザが前記商品を購入したという前記インジケーションの受信に応答して、前記ユーザが、前記仮想環境の少なくとも第2のエリアにおいて前記商品の前記レンダリングと対話することを可能にさせる
命令を備える、非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
19.前記第1のアプリケーションは、前記小売アプリケーションに関連するソフトウェア開発キット(SDK)または前記小売アプリケーションに関連するアプリケーションプログラミングインタフェース(API)の1または複数に従って、前記商品に関する前記商品購入インタフェースを表示する前記要求を送信するように構成される、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
20.前記仮想環境の前記第1のエリアは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザのアバターが前記商品の前記レンダリングと対話し得るエリアを備える、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
21.前記商品の前記レンダリングは衣料品のレンダリングを備える、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
22.前記コンピューティングデバイスの前記ユーザが、前記仮想環境の前記第1のエリアにおいて前記商品の前記レンダリングと対話することを可能にすることは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザのアバターが、前記仮想環境内の他のユーザにはアクセス不可能なエリアにおいて前記衣料品の前記レンダリングを着用することを可能にすることを備える、項21に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
23.前記コンピューティングデバイスの前記ユーザが、前記仮想環境の少なくとも前記第2のエリアにおいて前記商品の前記レンダリングと対話することを可能にすることは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザのアバターが、前記仮想環境内の他のユーザにアクセス可能なエリアにおいて前記衣料品の前記レンダリングを着用することを可能にすることを備える、項21に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
24.前記コンピュータ読取可能命令は、コンピューティングデバイス上で実行する際、少なくとも、
前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに、前記仮想環境の前記第1のエリアにおいて前記商品に関する情報を表示させる命令を備える、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
25.前記コンピュータ読取可能命令は、コンピューティングデバイス上で実行する際、少なくとも、
少なくとも1人の他のユーザに、前記仮想環境の少なくとも前記第2のエリアにおいて前記商品に関する情報を表示させる命令を備える、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
26.前記第1のアプリケーションは、前記第2のアプリケーションから、前記ユーザに前記商品を表示する提案を受信するように構成される、項18に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
27.前記第2のアプリケーションは、前記ユーザの閲覧履歴に基づいて前記ユーザに前記商品を表示する前記提案を提供するように構成される、項26に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
28.前記第2のアプリケーションは、前記ユーザの購入履歴に基づいて前記ユーザに前記商品を表示する前記提案を提供するように構成される、項26に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
上記の箇所において説明されたプロセス、方法、及びアルゴリズムの各々は、1または複数のコンピュータまたはコンピュータプロセッサによって実行されるコードモジュールにおいて具現化され、それによって完全にまたは部分的に自動化され得る。コードモジュールは、例えばハードドライブ、ソリッドステートメモリ、光学ディスクなどの任意の種類の非一時的コンピュータ読取可能媒体またはコンピュータ記憶装置に記憶され得る。プロセス及びアルゴリズムは、特定用途向け回路において一部または全部が実行され得る。開示されたプロセス及びプロセスステップの結果は、例えば揮発性または不揮発性記憶装置などの任意の種類の非一時的コンピュータ記憶装置に、持続的にまたは一時的に記憶され得る。
上述された様々な特徴及びプロセスは、互いに独立して用いられ得るか、あるいは様々な方法で結合され得る。全ての可能な結合及び副結合は、本開示の範囲内に収まるように意図される。更に、特定の方法またはプロセスのブロックは、いくつかの実装形態において省略され得る。本明細書で説明される方法及びプロセスはまた、任意の特定の順序に限定されることはなく、それらに関連するブロックや状態は他の適切な順序で実行され得る。例えば、説明されたブロックや状態は、具体的に開示された順序以外の順序で実行されてよく、あるいは複数のブロックや状態が1つのブロックや状態に結合され得る。例示的なブロックや状態は、順番に、並行して、あるいは他の方法で実行され得る。ブロックや状態は、開示された例示的な実施形態に追加され得るか、またはそれらから除去され得る。本明細書で説明された例示的なシステム及び構成要素は、説明されたものと異なって構成され得る。例えば、要素は、開示された例示的な実施形態に追加され、それらから除去され、またはそれらと比べて再構成され得る。
また、様々な項目が使用中にメモリまたは記憶装置に記憶されるように説明されること、及びそれらの項目やその一部はメモリ管理及びデータ保全性の目的でメモリと他の記憶装置との間で移動され得ることが理解されるであろう。あるいは、他の実施形態において、ソフトウェアモジュール及び/またはシステムの一部または全部が、別のデバイス上のメモリにおいて実行し、コンピュータ間通信を介して上述したコンピューティングシステムと通信し得る。更に、いくつかの実施形態において、システム及び/またはモジュールの一部または全部が、例えば少なくとも部分的に、1または複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、標準集積回路、コントローラ(例えば、適切な命令を実行することによって、及びマイクロコントローラ及び/または組込み型コントローラを含むことによって)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD)などを含むがそれらに限定されないファームウェア及び/またはハードウェアにおいてなど他の方法で実行または提供され得る。モジュール、システム、及びデータ構造の一部または全部が、適切なドライブによって、または適切な接続を介して読み取られるように、例えばハードディスク、メモリ、ネットワーク、またはポータブルメディア物品などのコンピュータ読取可能媒体に(例えば、ソフトウェア命令や構造化データとして)記憶されてもよい。システム、モジュール、及びデータ構造は、ワイヤレスベース及びワイヤード/ケーブルベースの媒体を含む様々なコンピュータ読取可能送信媒体上で(例えば、搬送波や他のアナログまたはデジタル伝搬信号の一部として)生成されたデータ信号として送信されてもよく、(例えば、単一または多重化アナログ信号の一部として、あるいは複数の個別のデジタルパケットやフレームとして)様々な形式をとってよい。そのようなコンピュータプログラム製品は、他の実施形態において他の形式をとってもよい。従って、本発明は、他のコンピュータシステム構成を用いて実行され得る。
本明細書で用いられる条件を表す語句、中でも例えば「〜し得る」、「〜し得た」、「〜かもしれない」、「〜してよい」、「例えば」などは、例外が明記されるか、使用される文脈において異なるように理解されない限り、一般に、特定の特徴、要素、及び/またはステップを特定の実施形態が含み、かつ他の実施形態が含まないことを伝えることが意図される。従って、そのような条件を表す語句は、一般に、特徴、要素、及び/またはステップが1または複数の実施形態のために何らか必要であること、あるいは、1または複数の実施形態が、オーサ入力またはプロンプティングがあるなしに関わらず、それらの特徴、要素、及び/またはステップが任意の特定の実施形態に含まれ、または実行されるかを決定するための論理を必然的に含むことを暗示することは意図されない。「備える」、「含む」、「有する」などの用語は同義であり、非制限的な形式で包括的に用いられ、追加の要素、特徴、行動、動作などを除外するものではない。また、「または」という用語は、包括的意味で(かつ排他的意味ではなく)用いられるので、例えば要素のリストを接続するために用いられる場合、「または」という用語は、リスト内の要素の1つ、一部、または全部を意味する。
特定の例示的な実施形態が説明されてきたが、それらの実施形態は単に一例として提示され、本明細書で開示される発明の範囲を限定することは意図されない。従って、上記発明の一切は、特定の特徴、特性、ステップ、モジュール、またはブロックが必要または不可欠であることを暗示することは意図されない。実際、本明細書で説明される新規の方法及びシステムは、他の様々な形式で具現化され得る。更に、本明細書で説明される方法及びシステムの形式における様々な省略、代替、及び変更が、本明細書で開示される発明の主旨から逸脱することなくなされ得る。添付の特許請求の範囲及びその均等物は、本明細書で開示される発明のいくつかの範囲及び主旨に収まるようにそれらの形式や変形例を包括することが意図される。
Claims (15)
- 商品を購入する要求を処理するための方法であって、前記方法は、
コンピューティングデバイス上で動作している小売アプリケーションによって、前記コンピューティングデバイス上で動作している仮想環境アプリケーションから、商品購入ページを表示する要求を受信するステップと、
前記商品購入ページを表示するステップと、
前記コンピューティングデバイスのユーザから、商品を購入する要求を、前記商品購入ページを介して受信するステップと、
前記小売アプリケーションから小売サーバへ前記商品を購入する前記要求を送信するステップであって、前記小売サーバは、前記商品を購入する前記要求を実行し、前記商品の仮想バージョンが入手可能であるかを判定するように構成されているステップと、
前記小売アプリケーションによって、前記小売サーバから、前記商品の前記仮想バージョンのインジケーションを受信するステップと、
前記小売アプリケーションから前記仮想環境アプリケーションへ、前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションを提供するステップと、
を含み、
前記仮想環境アプリケーションは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連する仮想環境アカウントへ前記実物商品の前記仮想バージョンを提供するように構成される、
方法。 - 前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションは、前記商品の前記仮想バージョンをレンダリングするためのファイルを備える、
請求項1に記載の方法。 - 前記小売サーバは、前記商品の前記仮想バージョンをレンダリングするための前記ファイルを作成するように構成される、
請求項2に記載の方法。 - 前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションは、前記商品の前記仮想バージョンをレンダリングするための命令を備える、
請求項1に記載の方法。 - アプリケーションに小売機能を提供するためのシステムであって、前記システムは、
コンピューティングデバイスと、
前記コンピューティングデバイス上で動作する第1のアプリケーションと、
を備え、
前記第1のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイス上で実行する際、前記第1のアプリケーションに少なくとも、
前記コンピューティングデバイス上で動作している第2のアプリケーションから、商品のレンダリングを表示する要求を受信させる命令と、
ディスプレイ上に前記商品をレンダリングさせる命令と、
前記コンピューティングデバイスのユーザから、前記商品を購入する要求を受信させる命令と、
前記商品を購入する前記要求の受信に応答して、前記商品のインジケーションを前記第2のアプリケーションへ提供させる命令と、
を備え、
前記第2のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連するアカウントへ前記商品の仮想バージョンを提供するように構成される、
システム。 - 前記第2のアプリケーションは、仮想環境に関連する、
請求項5に記載のシステム。 - 前記第2のアプリケーションは、前記商品の前記仮想バージョンを用いて前記仮想環境内のアバターをカスタマイズすることを前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに許可することによって、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連するアカウントへ前記商品の前記仮想バージョンを提供するように構成される、
請求項6に記載のシステム。 - 前記第2のアプリケーションは、前記商品の前記仮想バージョンを用いて前記仮想環境内のプロフィール画像をカスタマイズすることを前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに許可することによって、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連するアカウントへ前記商品の前記仮想バージョンを提供するように構成される、
請求項6に記載のシステム。 - 前記第1のアプリケーションは、前記コンピューティングデバイス上で実行する際、前記第1のアプリケーションに少なくとも、
前記商品を購入する前記要求を小売サーバへ送信させる命令
を更に備え、
前記小売サーバは、前記商品を購入する前記要求を実行するように構成される、
請求項5に記載のシステム。 - 前記小売サーバは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザの小売アカウントが、仮想環境アカウントに関連するかを判定するように構成される、
請求項9に記載のシステム。 - 前記小売サーバは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザの前記小売アカウントが前記仮想環境アカウントに関連するという判定に応答して、前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションを前記第1のアプリケーションへ送信するように構成される、
請求項10に記載のシステム。 - 前記商品の前記仮想バージョンの前記インジケーションは、前記商品の前記仮想バージョンを識別するためのコードを備える、
請求項5に記載のシステム。 - コンピュータ読取可能命令が記憶された非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体であって、前記コンピュータ読取可能命令は、コンピューティングデバイス上で実行する際、少なくとも、
前記コンピューティングデバイス上で動作している第1のアプリケーションに関連する、仮想環境を備える第1のユーザインタフェースを表示させる命令と、
前記コンピューティングデバイスのユーザが、前記仮想環境の第1のエリアにおいて商品のレンダリングと対話することを可能にさせる命令と、
前記コンピューティングデバイスのユーザから、前記商品の前記レンダリングの選択を受信させる命令と、
前記商品の前記レンダリングの前記選択の受信に応答して、前記商品に関する商品購入インタフェースを表示させる命令と、
前記第1のアプリケーションによって、前記第2のアプリケーションから、前記ユーザが前記商品を購入したというインジケーションを受信させる命令と、
前記ユーザが前記商品を購入したという前記インジケーションの受信に応答して、前記ユーザが、前記仮想環境の少なくとも第2のエリアにおいて前記商品の前記レンダリングと対話することを可能にさせる命令と、
を備える、
非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。 - 前記第1のアプリケーションは、前記小売アプリケーションに関連するソフトウェア開発キット(SDK)または前記小売アプリケーションに関連するアプリケーションプログラミングインタフェース(API)のうちの1つまたは複数に従って、前記商品に関する前記商品購入インタフェースを表示する前記要求を送信するように構成される、
請求項13に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。 - 前記仮想環境の前記第1のエリアは、前記コンピューティングデバイスの前記ユーザのアバターが前記商品の前記レンダリングと対話し得るエリアを備える、
請求項13に記載の非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体。
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