JP2004519797A - 物理的に読取り可能で、実物体に印刷された識別記号を参照して仮想物体を生成する方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
本発明によると、物理的に判読可能な識別記号を含む物体に対応する仮想物体を、ユーザー側端末装置,サーバー及び両者がアクセス可能なネットワークとして定義される仮想空間で生成する方法が提供される。本方法は、前記物体の識別記号と前記物体の基本情報を連関させる段階と、ユーザー側端末装置を通じて前記物体に物理的に作用して前記識別記号を読取りする段階と、前記読取りされた識別記号を参照して前記物体の基本情報を検索する段階と、前記物体の基本情報を参照して前記物体に対応する仮想物体を生成する段階とを含む。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物体に刻印された標識の読取り及び処理に関するものであり、より詳細には、物体に刻印された標識を読取り、それを利用して附加的情報及び仮想物体を獲得する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
実世界に存在する様々な物体、特に商品に関する情報を検索する方法として、代表的な情報供給源である本を探してみる方法、または最近最も広い情報供給源の一つとして台頭しているインターネットを通じて情報を検索する方法が挙げられる。
例えば、商品を購入しようとする消費者は、購入の前に予め購入対象商品に関する情報を調べるために、関連図書を直接捜してみたりまたはインターネットを通じて関連資料を検索してみたりする。その時、当該商品を識別できる情報、例えば商品の名称または製造社が提供する製品番号を参照して図書またはインターネットで検索する。つまり、消費者は、当該商品を識別できる情報、すなわち商品の名称または製品番号を別途に控えておいて、関連図書を探しに図書館に直接行くか、またはインターネットにアクセスできる端末機に直接行って、予め控えておいた商品識別情報を基に図書館のコンピューターまたはインターネット検索エンジンを通じて関連情報を検索する。また、新聞や放送を通じて接した記事または放送プログラムと係わる更なる幅広い情報を入手しようとするときは、当該記事または放送プログラムを識別できる情報、すなわち当該記事または放送プログラムの名称やキーワードを別途に控えておいて、前例と同様に図書館で本を探してみたりインターネットを通じて関連情報を検索しなければならない。
【0003】
最近インターネットを利用したオンラインゲームやチャットサービスなどにおいて、実物体を真似て仮想物体を生成して、そのような仮想物体を表わすキャラクタをオンライン上で流通させるサービスが活性化している。仮想世界に存在する仮想物体の流通は、(株)ネオウィズのインターネットチャットサービスであるセイクラブ(http://www.sayclub.com)が行っている‘キャラクタ衣裳販売’サービスと(株)エンシーソフトのキャラクタ流通を挙げられる。
セイクラブではチャットサービスを提供するにおいて、チャット参加者を表わす、いわゆるキャラクタ−アバタ(avatar)を生成し、それを通じてチャット参加者を仮想空間で表現する。また、セイクラブはキャラクタ−アバタ(avatar)に着用させるための衣裳とアクセサリーを販売することで収益を上げている。その衣裳は、実物衣裳ではないセイクラブサービス内でのみ存在する仮想の衣服である。また、その衣裳は、実世界を通じて現金をサービス提供者に支払い、仮想空間でそのサービスが提供され、衣裳購入者間の再販売も可能である。
【0004】
(株)エンシーソフトのオンラインゲームである‘リニージ’では、ゲーム内におけるキャラクタが着用できるよろいのようなアイテムは、ゲーム内の仮想空間における仮想活動を通じて獲得できるのが原則である。しかし、ユーザたちは、サービス提供者の引き止めにもかかわらず、良いアイテムを得るために他のユーザたちに実物の現金を支払って購入することが頻繁に起るのが現状である。これによって分かるように、仮想物体の流通に対するユーザたちの関心と需要は既に相当な水準になっていると見られる。
【0005】
【発明の開示】
本発明の目的は、ネットワークを通じて、実世界に存在する物体に関する情報を仮想世界から検索してユーザに提供するための方法を提供するものである。
本発明の他の目的は、ネットワークを通じて、実世界に存在する所定の商品に関する情報を仮想世界から検索してユーザに提供し、ユーザはそれに基づく最適な購入ができる方法を提供するものである。
本発明の更なる他の目的は、実世界に存在する所定の商品に関する情報を利用し、実世界での商品に対応する仮想物体を仮想空間で生成し、それを流通させる方法を提供するものである。
本発明の目的を果たすために、本発明によると、物理的に読取り可能な識別記号が表示された物体に対応する仮想物体を、ユーザ側端末装置、サーバ、及び両者がアクセス可能なネットワークとして定義される仮想空間で生成する方法が提供される。本方法は、前記物体の識別記号と前記物体の基本情報を関連付ける段階と、ユーザ側端末装置を通じて前記物体に物理的に作用して前記識別記号を読取る段階と、前記読取られた識別記号を参照して前記物体の基本情報を検索する段階と、前記物体の基本情報を参照して前記物体に対応する仮想物体を生成する段階とを含む。
【0006】
又、本発明の目的を果たすために、他の実施例によると、物理的に読取り可能な識別記号が表示された物体に対応する仮想物体を、ユーザ側端末装置、前記仮想物体を定義する仮想物体定義データが記録されたデータベースが含まれたサーバ、及び両者がアクセス可能なネットワークとして定義される仮想空間で生成する方法が提供される。本方法は、前記物体の識別記号と前記物体の基本情報を関連付ける段階と、ユーザ側端末装置を通じて前記物体に物理的に作用して前記識別記号を読取る段階と、前記読取られた識別記号を参照して前記物体の基本情報を検索する段階と、前記物体の基本情報を上記サーバに伝送する段階と、前記サーバが物体の基本情報を参照して前記物体に対応する仮想物体を生成する段階とを含む。
【0007】
本発明の目的を果たすために、更なる他の実施例によると、物理的に読取り可能な識別記号が表示された物体と係わる情報をネットワークを通じて検索してユーザに提供するためのシステムであって、前記識別記号、物体の基本情報、及び前記物体の識別記号と前記物体の基本情報間の連関関係を記録するための第1記録領域、前記物体の基本情報に基づいて前記に対応する仮想物体を生成するための手段、前記生成された仮想物体を定義する仮想物体定義データを記録するための第2記録領域を含むホストコンピュータ、及び前記物体に物理的に作用して前記識別記号を読取るための読取り手段、前記読取られた識別記号を臨時保存するための臨時保存手段、前記臨時保存された識別記号をネットワークを通じて前記ホストコンピューターに伝送するための伝送手段を含むユーザ側端末装置を含み、前記ホストコンピューターは、前記ユーザ側端末装置が伝送した識別記号を受信するための受信手段を更に含み、前記ホストコンピューターは、前記受信手段によって受信された識別記号を参照して前記物体の基本情報を抽出し、前記抽出された物体の基本情報を参照して前記仮想物体を定義する仮想物体定義データを生成して前記第2記録領域に記録するシステムが提供される。
【0008】
【実施例】
以下、本発明による実世界の物体と係わる情報をネットワークを通じて検索してユーザに提供するための方法の一実施例を説明する。
1.本発明が適用されるためのシステム、環境、及び用語の定義
図7は、本発明による方法の一実施例が適応されるための最小限の環境を示したブロック図である。図1及び図6は、本発明による方法の一実施例が遂行される過程を示したブロック図である。図1に示された方法は、実世界に存在する物体101に関する情報を、ネットワークを通じて仮想世界から検索してユーザに提供するための過程に関するものである。図6に示された方法は、実世界に存在する物体101に関する情報をネットワークを通じて仮想世界に伝送し、仮想世界でそれに対応する仮想物体607を生成する過程に関するものである。
【0009】
図7に示したように、本発明による方法を実施するためには、実物体701と、実物体701に刻印された識別記号703と、識別記号703を読取るための読取り機705と、読取り機によって読取られた識別記号の伝逹を受けてネットワークに送出するための端末機707と、ネットワークを通じて端末機707が送出した識別記号の伝達を受けて基本情報を検索し、検索された基本情報に基づいてネットワークと接続された様々なコンピューターからの関連情報を検索するためのサーバ709と、ユーザに関する情報を記録するユーザデータベース715とを含む。本発明の他の実施例によると、基本情報に基づいて仮想物体を生成して管理するための仮想物体管理サーバ711及び生成された仮想物体情報を記録するための仮想物体データベース713を更に含む。
【0010】
本発明の他の実施例によると、仮想物体を生成するための仮想物体生成サーバ901を別に用意することができる。図9は本発明の他の実施例によって、仮想物体生成サーバ901が別に用意された動作環境を示したブロック図である。図9に示したように、本発明による方法を実施するための動作環境は、仮想物体を生成するための仮想物体生成サーバ901と、生成された仮想物体を管理するための仮想物体管理サーバ711、及び生成された仮想物体の情報を記録するための仮想物体データベース713を含む。ここで、仮想物体生成サーバ901、仮想物体管理サーバ711、及び仮想物体データベース713は、仮想物体生成システム905を構成する。
ネットワークはユーザとサーバとを接続するものであって、音声電話網、ARS、有/無線インターネットなどで構成できる。本発明の精神は、ネットワークの種類によって制限的に解釈されるものではなく、ネットワークは、広義の意味のすべての通信用手段を包括する意味として解釈されなければならない。
【0011】
図1に示された方法を実施するためには、実世界の物体101と係わり、物体の識別情報103、基本情報105、及びネットワークを通じてアクセス可能な関連情報107が定義されなければならない。また、図6に示された方法を実施するためには、実世界の物体101に対応する仮想世界の仮想物体607が定義されなければならない。
識別情報103は、物体を識別するために用いられる記号を言う。識別情報103は、実世界の物体101に刻印される情報である。
基本情報105は、当該物体に関する属性を表わす基本的な情報である。基本情報105は、ネットワーク上のサーバに記録されているのが望ましい。または、基本情報105を端末装置に記録しておくこともできる。識別情報103と基本情報105との間の連関関係を通じて、当該識別情報103が刻印されている物体101に関する属性を検索し出すことができる。
【0012】
関連情報107は、ネットワークを通じてアクセス可能な情報として、当該物体の基本情報105を通じて参照可能なネットワーク上の様々な情報を言う。関連情報107は、ネットワーク上のサーバに存在するものを用いることもでき、ネットワーク上の他のソースに存在するものを用いることもできる。
仮想物体607は、仮想空間で存在する実物体101の表象を言う。仮想物体607を表現するためには、コンピューターを通じて表示可能な形のキャラクタを利用することができる。仮想物体607と実物体101は、実物体101に関する基本情報105を通じて相互関連付けることができる。また、実物体101に関する関連情報105を通じて、仮想物体607を更に具体的に表現することも可能である。本明細書では、仮想空間というのは、ネットワーク、サーバ、ユーザ端末機などとして定義される仮想的な空間であり、上記仮想物体607が生成されて管理される上記ネットワークを通じてアクセス可能な空間を言う。このような仮想物体607は、通常的にアバタ、キャラクタなどといった名称で用いられたりする。
【0013】
図1に示された方法によると、実世界に存在する物体101には、当該物体101を識別するための識別記号103が物理的に読取り可能な形で予め刻印されている。または、図1に示したように、実世界に存在する物体101に当該物体を識別するための識別記号103を別の過程151を通じて刻印させることもできる(151)。
次に、実世界の物体101に関する基本情報105と物体101に刻印されている識別記号103とを関連付ける(152)。
ユーザの操作によって、ユーザ側端末装置は、実世界の物体101に物理的に作用して識別記号103を読取る(153)。
次に、読取られた識別記号103を参照して当該物体101の基本情報105を検索する(154)。前述したように、基本情報105がサーバに記録されている場合には、ユーザ側端末装置は、読取った識別記号103をネットワークを通じてサーバに伝送し、サーバは、当該識別記号103と関連する基本情報105を検索する。一方、基本情報105が端末装置に記録されている場合には、ユーザ側端末装置自体が基本情報105を検索する。
【0014】
検索された基本情報に基づいて上記物体と係わる関連情報107をネットワークを通じて検索する(155)。次に、検索された上記物体の関連情報と上記物体の基本情報105とを連動させる。
前に検索された基本情報105を参照し、上記基本情報105と連動された関連情報107をユーザに提供する(156)。
ユーザは、提供された関連情報107を実世界で様々な行動をするのに参照資料として活用できる(157)。
それに加えて、ユーザは、提供された関連情報を参考にして基本情報105を更新することができる。この時、基本情報105がネットワーク上のサーバにある場合には、ユーザは、ユーザ側端末装置を通じてサーバに更新指令を伝送する。基本情報105がユーザ側端末装置にある場合には、ユーザは、端末装置を直接操作して基本情報105を更新する。
【0015】
また、ユーザは、提供された関連情報107中から一部の情報のみを選択して別の記録領域に記録することを求めることができる。このようにユーザの選択した情報はサーバの記録媒体に記録され得るし、ユーザ側端末装置の記録媒体に記録され得る。
望ましくは、サーバは、ユーザが物体101の識別記号103を端末装置を利用して読取りする過程をネットワークを通じて監視しつつ、ユーザの行動状態及びサーバ利用統計を測定する。
以下、図1及び図6に示したように、本発明によるプロセスの一実施例に関して各段階別に更に詳しく説明する。
2.物体の識別記号を通じて物体に関する関連情報を獲得する方法
(1)物体に識別記号を割当て及び刻印するプロセス
先ず、一定の規則に従って、それぞれの物体を識別することができる記号を物体それぞれに割り当てる。識別記号の割当ての例として、所定の物体らを識別する独特の識別記号体系を新たに作成する。または、既存の商品に既に付いているような、いわゆるUPC/EANバーコード(barcode)のような既存のバーコード体系をそのまま用いることもできる。既存のバーコード体系をそのまま用いる場合は、商品または商品の包装紙に印刷されているバーコードを当該商品の識別記号として用いる。
【0016】
本発明の他の実施例によると、ユーザそれぞれに唯一のユーザ識別記号を割り当てることも可能である。このような実施例では、ユーザから割り当てを要請された物体に対し、ユーザ識別記号を含む識別記号を割り当てる。よって、物体の識別記号は、ユーザ識別記号部分と物体識別記号部分とを含む。このような場合には、識別記号を通じて当該物体を識別すると同時に、当該物体に係わるユーザ、例えば、持ち主または提供者も識別することが可能である。
物体に対して識別記号が割り当てられた以後は、それぞれの識別記号を物理的に読取り可能な形で物体に刻印する。このような刻印過程は、1次元または2次元バーコードを当該物体または物体の包装紙に印刷する方法も可能である。
本発明の他の実施例によると、物体の識別記号が物体の外形、色相、味、香などの当該物体の独特の属性自体であり得る。この場合は、物体の識別記号を別途に割り当てる過程と識別記号を物体に刻印する過程とが省略される。
【0017】
但し、本発明の一実施例によって、実物体を購入するときにのみ物体の識別記号を把握できるようにすることができる。そのためには、物体を購入した後、物体の包装紙を剥がすかまたは物体の識別記号を遮断している膜または包装紙を破壊したときにのみ識別記号を読取りができるようにするのが望ましい。この場合、識別記号は、任意の組み合わせで推定しやすい形ではない複雑な組合で構成されるのが望ましい。また、商品を包装するか識別記号を付ける度に個々の商品に対してそれぞれ異なる唯一の識別記号を与える。このように刻印された識別記号は、物理的、電気的、化学的、光学的、あるいはその他の方法で、コードを保護している封印のような包装紙を非可逆的に取り除かずには把握できないようになっている。また、識別記号を封じる包装紙が取り除かれたか否かは、ユーザが肉眼で確認しやすいようにすることが望ましい。例えば、紙が付いているとか、宝くじのように特殊包装が加えられているのも一実施例になり得る。
【0018】
このような識別記号の目録は、識別記号を発行する機関のサーバによってデータベースを通じて管理される。また、サーバは、それぞれの識別記号に対し、過去にユーザがネットワークを通じてサーバに当該識別記号を送ったことがあるかどうかを記録する。更に、サーバは、それぞれの識別記号に対する附加情報を保存することができる。その他附加情報については後述する。
(2)物体の識別記号と物体の基本情報を関連付けるプロセス
物体の基本情報105は、当該物体に関する属性を表わす基本的な情報105である。識別情報103と基本情報105との間の連関関係を通じて、当該識別情報103が刻印されている物体101に関する基本的な属性を検索して抽出することができる。このような基本情報105は、当該物体の関連情報をネットワーク上の様々なソースから検索するための参照語またはキーワードの役割をする。基本情報は、当該物体と係わるインターネットの特定サイトを指定するURLとすることができる。
【0019】
基本情報105は、ネットワーク上のサーバに記録されているのが望ましい。すなわち、ネットワーク上のサーバでは、様々な物体に関する基本情報105と共に、その基本情報105と物体に刻印されている識別情報との連関関係が記録されている。サーバは、別途のデータベースを構築し、そのデータベース内に物体の基本情報及び識別情報との連関関係を記録する。
図2は、本発明の一実施例によるサーバ内にデータベース構造を概略的に示した概略図である。図2に示されたデータベースは、CD、DVD、及び本などのような商品に関する識別情報と基本情報及び相互連関関係を記録した例である。図2に示された例では、EAN方式のバーコードを識別記号として用いている。
図2において、Field項目201は、データベース内のデータ項目を表わす。CD項目202、DVD項目203、及び本項目204は、それぞれ商品名がCD、DVD、及び本である場合の各データ項目の内容を表わす。
【0020】
GOD_CD項目212では最大20文字大きさのバーコードが13桁で記録される。例えば、サーバ内のデータベース内に記録されている商品がCD、DVD、及び本である場合、それぞれ13桁のバーコードが記録される。GOD_GB項目213には、1文字大きさの標準バーコード体系に従うバーコードであるか可否を示すフラッグ(flag)が記録される。図2の例ではCD、DVD、及び本がEAN規格のバーコード体系に従っているのでAと記録される。GOD_NM1項目214では最大100文字大きさの商品名が記録される。GOD_NM2項目215では最大100文字大きさの第2商品名が記録される。例えば、商品がCDの場合は、GOD_NM1項目214ではアルバム名が記録され、GOD_NM2項目215ではアーティスト名が記録される。DIS_CD4項目216では最大6文字大きさの商品の種類を区分する特定コードがそれぞれ記録される。COUNTRY_CD項目217では各商品の生産国情報が記録される。VENDOR_CD項目219では最大8文字大きさの各商品の製造社コードが記録される。VENDOR_URL項目219では最大8文字大きさの各商品の製造社URLが記録される。DIS_NM項目221では最大50文字大きさの商品分類情報が記録される。
【0021】
本発明の他の実施例によると、基本情報105を端末装置に記録しておくこともできる。このような場合は、物体の基本情報105と識別情報との連関関係も端末装置に記録しておくことが望ましい。この場合は、物体の基本情報及び識別情報の連関関係は端末装置の記録媒体内に記録される。
本発明の更なる他の実施例において、識別記号にユーザ識別記号が含まれている場合は、ユーザに関する基本情報をサーバに記録しておくことが望ましい。この場合、ユーザ識別記号と当該ユーザに関する基本情報との連関関係も記録しておく必要がある。ユーザにユーザ識別記号を割り当てる時、ユーザ基本情報もユーザから直接入力してもらい、それをデータベースに保存する。
本発明の一実施例において、識別記号として既存のさまざまな商品に印刷されているバーコードなどを利用する場合、当該バーコードを発行した機関のデータベースへのリンクを通じて、識別記号と基本情報とを連動させることができる。または、別のプログラム、例えばエージェントのようなプログラムを駆動し、当該バーコードと係わる基本情報へのリンクを自動更新するようにできる。識別記号が商品のバーコードである場合は、基本情報は、商品名、製造社、製造日、形態、味、色などの商品の属性情報を含むことができる。
【0022】
(3)物体に物理的に作用して識別記号を読取りするプロセス
ユーザ側端末装置は、物体に物理的に作用し、物体に刻印されている識別記号を読取る。識別記号が既存のバーコードである場合は、ユーザ側端末装置にはバーコードスキャナーが装着され、バーコードスキャナーが読取り機能を遂行する。
本発明の他の実施例では、識別記号は、ユーザが認知できる形で物体または物体の包装紙に刻印されている。この場合、ユーザは識別記号を認知して、その値を端末装置に直接入力する。次に、端末装置は、内蔵のソフトウエアを通じて、ユーザが入力した値を解読して物体の識別記号を導き出す。例えば、識別記号が既存のバーコードの場合は、ユーザがバーコードと共に印刷されている数字を端末装置に直接入力することがその一例になり得る。本発明の一実施例では、端末装置はセルラーフォンである。この場合、ユーザは、識別記号を認知して当該識別記号に該当する数字をセルラーフォンに直接入力する。端末装置がセルラーフォンである場合、セルラーフォンにバーコード読取機を付着し、セルラーフォンを利用して直接バーコードを読取りできるようにすることもできる。
【0023】
本発明の一実施例によると、図7に示したように、ユーザ側端末装置は、バーコードを読取りするためのバーコード読取り機705と、読取りされたバーコードを処理するための制御装置707とを含むことができる。この時、バーコード読取り機705としては、1次元または2次元バーコード読取り機のような装置を用いることができる。バーコード読取り機705は、バーコード読取り機能と読取られたバーコードの臨時保存機能を有することが望ましい。制御装置707としては、汎用のコンピューターを用いることができる。
また、バーコード読取り機705は、バーコードを読み取った後に、バーコード読取り機705のメモリーに臨時保存することもできる。この場合、バーコード読取り機705に入力されたバーコードを、その後にシリアル、USB、赤外線、ブルートゥース(Bluetooth)などの端子を通じて、PCと有線または無線で連結してPCに伝送するようにすることもできる。
【0024】
本発明の一実施例によると、バーコード読取り機(705)のメモリーに保存されたバーコードは制御装置707に有線または無線で伝送される。バーコード読取り機705及び制御装置707が有線でバーコードを送受信する場合は、バーコードは、シリアル、USB、パラレルなどのポートを通じて伝送され得る。バーコード読取り機705及び制御装置707が無線でバーコードを送受信する場合は、赤外線通信、ブルートゥース(Bluetooth)方式の近距離無線通信などを利用して伝送され得る。
(4)識別記号を参照して物体の基本情報を検索するプロセス
先ず、ユーザ側端末装置は、読取りされた識別記号をネットワーク上のサーバに伝送する。次いで、サーバは、データベースを照会しつつ、伝送されてきた識別記号と連関する基本情報を検索する。
【0025】
本発明の他の実施例によると、様々な商品の基本情報が端末装置の記録媒体に記録されている。この場合、識別情報と連関された基本情報の検索は端末装置内で行われる。
本発明の更なる他の実施例によると、読取られた識別記号をネットワーク上のサーバに伝送した後、サーバは、エージェントのようなプログラムを駆動して、ネットワーク上の別のサーバに記録されている基本情報を読み込む。
(5)基本情報に基づいてネットワーク上の様々なソースに分散している関連情報を検索して連動させるプロセス
サーバは、基本情報をネットワーク上の様々なソースに分散している関連情報を検索するのに使える形に変形する。すなわち、サーバは、当該基本情報から関連情報を検索するのに使える検索語またはキーワードを抽出する。関連情報は、ネットワーク上の任意のソースに存在する当該物体と係わる様々な情報である。このような関連情報には当該物体の販売価格、使用感想、販売処の情報などを含む。
【0026】
サーバは、基本情報から作成された検索語またはキーワードを参照してネットワーク上の様々なソースから当該物体と係わる関連情報を検索する。
本発明の他の実施例によると、エージェントのようなプログラムを利用し、検索語またはキーワードをネットワーク上の他のサーバに伝送し、次いで、他のサーバが検索語またはキーワードを参照して関連情報を検索する。このような他のサーバは、様々な関連情報を検索できる検索エンジン機能を有していることが望ましい。次いで、エージェントのようなプログラムに、上記他のサーバからの検索結果が伝送される。
次いで、サーバは、基本情報とネットワーク上の関連情報を互いに連動させる。このような連動情報、例えばリンク情報のみがサーバのデータベースに保存される。
【0027】
本発明の一実施例によると、検索された関連情報はサーバのデータベースに臨時保存され得る。これは、同一のユーザの同一の物体に対する検索要求により迅速でかつ效率的に検索動作を遂行するためである。
本発明の他の実施例によると、ユーザ側端末装置から関連情報検索の要求がない状態でも、基本情報に基づいて関連情報を周期的に自動検索し、サーバ上のデータベースの更新を継続して実行するようにできる。この場合、ユーザ側端末装置が物体の識別記号を読取った後から関連情報の検索が完了する時までの時間を短縮することができる。
上述したような実物体を購入したときにのみ物体の識別記号を把握できるようにする更なる実施例によると、識別記号を発行する機関のサーバは、ユーザが伝送した基本情報に基づいて、ユーザが購入した実物体の識別記号がサーバによって既に発行された本当の識別記号か否かを判断する。また、識別記号発行機関サーバは、本当の識別記号であると判断したときに、当該ユーザが基本情報を伝送する前に、他のユーザが既に同一の識別記号と連関された基本情報を送ったことがあるか否かを判断し、同一の実物体に対して識別記号が2回以上伝送されないようにすることができる。
【0028】
これを通じ、ユーザが購入した本当の実物体に刻印されていた識別記号であることと、既に購入した実物体に刻印されていた識別記号ではないことを保障可能である。
(6)物体の基本情報と連動された関連情報をユーザに提供するプロセス
サーバは、基本情報と連動された様々な関連情報をユーザに提供する。すなわち、サーバは、関連情報をユーザ側端末装置に伝送し、ユーザ側端末装置は、サーバから伝送された関連情報をディスプレー手段などを通じてユーザに表示する。
図3は、ユーザに関連情報を提供する一例を示した順序図である。関連情報提供プロセスが始まると(301)、サーバは、基本情報と係わる関連情報を検索する対象になるサーバの目録を作成する(302)。次いで、基本情報に当該検索サーバが検索に用いられる形に変形して伝送する(303)。検索サーバは、伝逹された変形された基本情報を利用して関連情報を検索する(304)。サーバは、検索サーバで検索された関連情報を加工するかまたは加工しないままユーザに提供する(306)。
【0029】
ユーザに提供される関連情報は、当該物体の市場価格情報、他のユーザによる使用感想、インターネット上の競売または逆競売情報などを含む。
ユーザは、提供される関連情報を、商品購入、競売参加、逆競売参加、コミュニティーに検索した情報を伝送、電子メールで検索した情報を伝送などの活動に利用することができる。
本発明の望ましい実施例では、ユーザが関連情報を閲覧した後に特定の活動をしようとする場合、当該活動に対するユーザの要求は、関連情報を提供したサーバに送られる。関連サーバでは、ユーザの要求に合う様々な附加的なプロセスを遂行する。例えば、ユーザに当該物体のインターネットショッピングモールに関する情報が提供された後、そのインターネットショッピングモールに接続して品物を購入しようとする場合、そのようなユーザの要求は、ネットワークを通じて、そのインターネットショッピングモールに直接伝逹されて購入行為が行われる。
【0030】
図4は、本発明によって関連情報を提供してもらったユーザが特定のサービスを要求する場合のプロセスの一例を示した順序図である。先ず、ユーザが附加的なサービスを要求するかまたはユーザの行為によって附加的なサービスが可能な場合、ユーザ端末機装置にボタンを表示するか提供して、ユーザに附加サービスの遂行可否を問い合わせる(402)。ユーザがボタンを押すことによって附加サービスを要求する場合(403)、当該ユーザの要求を当該関連情報を提供したサーバに伝逹し、関連情報を提供したサーバは、ユーザに要求されたサービスを遂行する(404)。次いで、当該関連情報提供サーバが伝送したサービスの結果をユーザにそのまま提供するかまたは加工して提供する(405)。
本発明の他の実施例では、関連情報を提供してもらったユーザが、当該関連情報に基づいて附加的な情報の加工をサーバに要求することもできる。例えば、ユーザに二つ以上の価格情報を含む関連情報が提供される場合、ユーザは、提供された価格情報の中から最も低い価格が保障されているショッピングモールに関する情報をもらえるようにすることもできる。この場合、サーバは、関連情報を分析して最も低い価格情報が保障されているインターネットショッピングモールに関する関連情報のみをユーザに提供する。関連情報が商品の価格情報、売買情報、競売及び逆競売情報である場合、ユーザは、当該商品の最適な購入をサーバに要求することもできる。この場合、サーバは、競売及び逆競売に自動的に参加し、売買情報及び価格情報を分析して最適な購買要求を遂行する。
【0031】
(7)ユーザが基本情報を附加または修正するプロセス
関連情報を提供されたユーザは、関連情報の一部を修正編集することができる。このような過程を通じて、サーバの基本情報はユーザによって更新できる。ユーザが検索を要求した物体に関する基本情報がないかまたはミスがある場合に本プロセスは特に有效である。基本情報がないかミスがある場合、関連情報の検索が正確に行われないため、そのような結果をもらったユーザによって基本情報を更新するようにする。
図5は、本発明によって関連情報を提供されたユーザが関連情報の一部を修正編集する過程の一例を示した順序図である。先ず、ユーザ側端末装置が読取った識別番号を通じて基本情報を検索する(502)。基本情報が存在するか否かを判別する(503)。基本情報が存在する場合、基本情報が正確か否かを判別する(504)。基本情報が正確であると判別された場合は、基本情報に基づいて関連情報を検索する(505)。基本情報が正確ではない場合は、ユーザに基本情報の変更可否を問い合わせる(506)。ユーザが基本情報を変更してほしくない場合は、既存の基本情報に基づいて関連情報を検索する(507)。ユーザが基本情報の変更を希望する場合は、後述する基本情報の追加ルーチンに分枝される。上述した基本情報存在可否の判別段階(503)で、基本情報が存在しないと判別された場合、ユーザに基本情報を追加するか否かを問い合わせる(508)。ユーザが基本情報を追加してほしくない場合、関連情報の検索は未完結となり、それをユーザに通知する(509)。ユーザが基本情報の追加を希望する場合は、ユーザが基本情報を入力する(510)。管理サーバは、ユーザが入力した基本情報の真偽可否を判断する(511)。ユーザが入力した基本情報の正確性可否を判別する(512)。ユーザが入力した基本情報が正確であると判別された場合は、それに基づいて基本情報データベースを更新する(513)。ユーザが入力した基本情報が正確ではない場合はそのまま終了する。
【0032】
(8)ユーザが物体に関する評価情報を記録するプロセス
ユーザは、特定物体に関して主観的な評価情報をサーバに記録しておくことができる。例えば、特定物体が商品である場合、ユーザは、当該商品の等級をサーバに記録することができる。ユーザの評価情報は、サーバの当該物品に関する基本情報と共に評価情報として記録される。
このようなユーザの評価情報は、他のユーザが当該物品に関する関連情報の検索を要求する場合、他のユーザに当該物品の基本情報と共に提供される。それによって、ユーザは物品に関する様々なユーザの評価情報を閲覧することができる。
また、このようなユーザの評価情報に対する他のユーザの評価情報もまたサーバに記録しておくことができる。それによって、当該物品に対するユーザの評価情報のみならず、ユーザの評価情報自体に対する信頼度を他のユーザに提供することが可能となる。
【0033】
(9)ユーザの検索結果のデータを記録するプロセス
本発明による方法は、ユーザの物体識別コード読取りの履歴を記録する過程を含むことができる。この場合には、サーバを利用しようとするユーザにユーザ固有番号を与え、ユーザの物体識別コード読取りの履歴を記録するための記録領域をサーバに用意しておき、ユーザの端末装置から物体識別コード情報が伝送されてくる度にリアルタイムに記録しておく。このようなユーザの検索履歴は、当該ユーザに提供する関連情報を検索して加工するのに参考資料として活用することができる。
また、ユーザは、関連情報を提供してもらった後に、その関連情報を選択的にサーバに記録しておくことを希望するときもある。その場合には、関連情報記録領域をサーバに用意しておき、ユーザが選択した関連情報のみを関連情報記録領域に記録しておく。ユーザが読取った物体が新聞や雑誌などといった情報を記載している媒体である場合を例に挙げて説明する。この場合、ユーザは、当該新聞や雑誌に載せられた記事に係わる関連情報を提供してもらうために、当該新聞や雑誌の記事に割り当てられている識別記号を端末装置を通じて読取る。次いで、前述したような過程を経て、ネットワーク上の様々なソースから関連情報がユーザに提供されると、ユーザは、関連情報の中から求める情報のみを選択して記録しろという指令をサーバに伝送する。サーバは、ユーザが選択した関連情報のみをサーバに用意されている記録領域に記録しておく。それによって、ユーザは、実際空間で接した新聞や雑誌の記事を仮想空間で手軽くスクラップすることが可能となる。
【0034】
(10)応用例
以下、本発明の基本的なプロセスを実際に応用する例を説明する。
先ず、関連情報を検索しようとする対象となる物体が一般商品である場合を例として説明する。この場合、識別記号は、商品または商品の表面に1次元または2次元で印刷する。基本情報は、当該商品の製造会社、一般消費価格、商品の規格、及びその他、味、香、性質などの当該商品の基本的な属性とすることができる。関連情報は、様々なサーバからの当該商品に関する使用感想、販売情報、競売及び逆競売情報などとすることができる。これにより、実際の空間で商品を接したユーザは、当該商品に関する関連情報を閲覧することによって、商品の購入行為に必要な情報を仮想空間から提供してもらえる。
【0035】
関連情報を検索しようとする対象となる物体が各種マルチメディアコンテンツを提供するための媒体である場合について説明する。この場合、関連情報を検索しようとする対象となる物体は、ビデオテープ、DVD、及びCDのようなマルチメディアコンテンツが記録された媒体である。識別記号は、当該マルチメディア媒体の包装紙または外装の表面に1次元または2次元で印刷されている。基本情報は、当該マルチメディアコンテンツの著作権者、製作社、ジャンル、及び簡単な内容がなることができる。関連情報は、当該マルチメディアコンテンツのネットワークを通じて入手可能な形の圧縮ファイル、他のユーザの感想、及び公演情報とすることができる。これにより、ユーザは、マルチメディアコンテンツを記録した媒体、例えばDVDを販売している売場で、望むDVDの識別記号のみを端末装置で読取った後、当該DVDに記録されているマルチメディアコンテンツを、ネットワークを通じて直接提供してもらって鑑賞することができる。
【0036】
関連情報を検索しようとする対象となる物体が新聞記事や放送プログラムである場合について説明する。この場合、識別記号は、当該新聞記事と共に新聞に記録されており、放送プログラムの場合は、当該放送と共に提供されるか放送プログラムの内容を案内する新聞に記録されている。基本情報は、当該新聞記事または放送プログラムの題目及び基本的な記事内容である。関連情報は、当該新聞記事または放送プログラムの関連細部情報及び関連記事などとすることができる。これにより、ユーザは、新聞や放送を見て関心のある記事またはプログラムに接する時に、その識別記号を端末装置を通じて読取ることにより、当該記事またはプログラムをネットワーク上のサーバにスクラップするか関連情報を検索することが可能である。
【0037】
ユーザが伝送した識別記号がユーザが実際に購入した本当の実物体から読取られた識別記号であることを保障する実施例によると、ユーザが伝送した識別記号及びそれと連関された基本情報を参照し、ユーザが購入した実物体が本当の商品か否かを判断するのに応用することができる。例えば、ユーザが購入した実物体が貴金属またはその他真偽鑑定が必要な物体である場合、本当の物体に対してのみ識別記号を発行する。識別記号発行機関は、本当の物体に対して発行された識別記号をデータベースに記録して管理する。そして、ユーザが購入した物体に刻印されていた識別記号が識別記号発行機関のデータベースに記録されている識別記号の中のどれか一つと一致する場合にのみ、また当該識別記号がまだ伝送されたことのない場合にのみ本当の商品であると判断する。真偽可否判断の結果をユーザに通知することにより、ユーザは、自分が購入した商品が本当の商品か可否を確認することができる。
【0038】
図7に示された通信環境でネットワークが電話網である場合、特に自動応答システム(ARSシステム)が接続された電話網である場合について説明する。ユーザは、電話網を通じて自動応答システムに電話をかけ、購入した実物体の識別記号を音声で伝送するかまたは受話器に付けられた電子式ボタンを押すことでダイヤルトーンを生成して伝送する。ユーザから識別記号を伝逹してもらったARSシステムは、それを識別記号発行機関に伝送する。識別記号発行機関は、伝送された識別記号が本当の実物体の識別記号か可否を判断し、判断の結果をARSシステムに送る。次いで、ARSシステムは、判断の結果を電話網を通じてユーザの受話器に音声で通知する。これにより、ユーザは、電話のみを利用して自分が購入した実物体の真偽可否を手軽に確認することができる。
【0039】
本発明の更なる他の実施例によると、実物体を購入した人は、当該実物体の識別記号をネットワークを通じて識別記号管理サーバに伝送し、識別記号管理サーバの指示によって、当該実物体の識別記号として参照される記録領域に特別なデータ、例えば音声メッセージを記録するようにできる。それによって、実物体の購入者は、購入した実物体を第3者に贈与すると同時に識別記号を知らせる。実物体と識別記号を伝えてもらった第3者は、当該識別記号をネットワークを通じて識別記号管理サーバに伝送し、識別記号として参照される記録領域に記録された特別なデータ、例えば実物体の購入者が記録した音声メッセージを伝逹してもらう。
3.物体の識別記号を通じて仮想物体を生成、獲得、連動する方法
(1)物体への識別記号を割り当て及び刻印するプロセス
本プロセスは、物体の識別記号を通じて物体に関する関連情報を獲得する方法に関する実施例にて説明したのと類似するので詳細な説明は省略する。
【0040】
但し、本発明の一実施例によって、実物体を購入したときにのみ物体の識別記号を把握できるようにすることができる。そのためには、物体を購入した後、物体の包装紙を剥がすかまたは物体の識別記号を遮断している膜または包装紙を破壊したときにのみ識別記号を読取りすることができるようにするのが望ましい。
本発明の他の実施例によると、実物体を購入しなくても物体の識別記号を把握できるようにすることができる。この場合は、肉眼で把握するかまたは読取り機を通じて読取りができる形で識別記号が実物体に刻印されることが望ましい。
実物体がゲーム機、ゲーム用メディアなどである場合は、識別記号を上記ゲーム機及びゲーム用メディアの外装や包装紙に刻印することができる。本発明の他の実施例によると、ゲーム機やゲーム用メディアを動作させた時にゲーム機やコンピューター画面にディスプレーされる形で識別記号を刻印することができる。
【0041】
上述したように、ゲーム機やゲーム用メディアが実物体である場合、上記ゲームに登場するキャラクタ、アイテム、アニメーション、または音楽などが仮想物体とすることができる。すなわち、このような仮想物体が実際の生活でもユーザたちに人気がある場合があり、その場合、ユーザたちは、自分の端末装置にディスプレーしようとするときがある。例えば端末装置の代表的例になる携帯電話に上記キャラクタ、アイテム、アニメーション、または音楽等をディスプレーするとか、携帯電話のベル音に表わすことができ、携帯電話やPDAなどでミニゲームとして楽しもうとする。上記のような物体の識別記号は、実物体の外見や包装紙に刻印することができるし、更には実物体にプログラム化して刻印することができる。
【0042】
ゲーム進行の時に現われる画面にコード等の形で刻印させて、ユーザは、上記のコードを自分の端末装置に保存するか記憶して仮想物体を獲得しようとする時に、直接入力して仮想物体を獲得することができる。
(2)物体の識別記号と物体の基本情報を関連付けるプロセス
本プロセスは、物体の識別記号を通じて物体に関する関連情報を獲得する方法に関する実施例にて説明したのと類似するので詳細な説明は省略する。
(3)物体に物理的に作用して識別記号を読取りするプロセス
本プロセスは、物体の識別記号を通じて物体に関する関連情報を獲得する方法に関する実施例にて説明したのと類似するので詳細な説明は省略する。
(4)識別記号を参照して物体の基本情報を検索するプロセス
本プロセスは、物体の識別記号を通じて物体に関する関連情報を獲得する方法に関する実施例にて説明したのと類似するので詳細な説明は省略する。
【0043】
本発明の一実施例においては、実物体を購入した一人のユーザのみが仮想物体を獲得するようにすることができる。この場合は、ユーザが伝送した識別記号に関する情報の認証過程を経る。
認証過程の一つとして、ユーザが伝送した識別記号が、実際に販売された実物体に刻印されていた識別記号と同一であるか否かを判断する過程がある。それを通じ、ユーザが任意に入力した識別記号によって仮想物体が獲得されることを防ぎ、またユーザが実際に購入していない商品の識別記号のみを入力して仮想物体を獲得することを防ぐ。
他の認証過程として、ユーザが伝送した識別記号が既に他のユーザまたは同一のユーザによって伝送されて仮想物体の獲得に使われた識別記号であるか否かを判断する過程がある。それを通じ、1回購入された実物体に該当する既に獲得された仮想物体を再度獲得しようとする行為を防ぐことができる。
【0044】
(5)基本情報に基づいて仮想物体を生成または獲得するプロセス
サーバは、基本情報を参照して当該基本情報に該当する仮想物体を生成するかまたは既に生成された仮想物体を獲得する。サーバは、基本情報に基づいて仮想物体を新たに生成するか、または既に生成されていた仮想物体を基本情報を介して獲得することができる。
(5−1)仮想物体生成の実施例
先ず、仮想物体を新たに生成する実施例について説明する。以下、図9を参照して、仮想物体生成システムが別に用意された実施例を主に説明する。
仮想物体を生成するためのシステムについて説明する。サーバ709は、仮想物体生成システム711に生成を要請し、仮想物体生成システム711は、仮想物体を生成した後にそれをサーバ709に伝逹することができる。仮想物体の生成のためには、実物体の識別情報を通じて検索された基本情報を参照して、仮想物体を表現するためのデータを生成する。
【0045】
仮想物体生成システムは、仮想物体生成サーバと仮想物体管理サーバとを含むことができる。仮想物体生成サーバ、及び仮想物体管理サーバ、それぞれは、メモリー部、演算及び制御動作を遂行する制御部、入力部、及び出力部を含む通常的なサーバの概念として理解することができる。
仮想物体生成サーバ901は、上記サーバから基本情報を伝逹してもらって、それを記録する。そして、基本情報を参照して仮想物体を生成し、仮想物体に関する情報を記録する。仮想物体生成サーバは仮想物体生成手段を含む。本発明の他の実施例によると、仮想物体生成サーバ901は、基本情報に加え、関連情報に基づいて仮想物体を生成する。
仮想物体管理サーバは、生成された仮想物体に関するデータを記録し、ユーザ側端末装置に仮想物体に関するデータを伝送する。ユーザ側端末装置は、伝送してもらった仮想物体に関するデータに基づいて仮想物体を表示する。
【0046】
以下、特に仮想物体生成サーバの構成及び動作について詳細に説明する。
<仮想物体定義データ>
本明細書では、仮想物体を表現するためのデータを仮想物体定義データという。仮想物体定義データは、仮想物体を生成する時に必要な基本的な情報を含むことが望ましい。本発明の他の実施例では、仮想物体定義データは、基本情報に加えて関連情報を含む。
図10は、実物体の基本情報1008、1009、1010と、関連情報1011、1012、1013、1014、1015、1016に関するデータベースの構造を概略的に示したものである。
図11は、基本情報1118、1119、1120に基づいて生成された仮想物体定義データ1121、1122、1123、1124、1125、1126のデータベースの構造を概略的に示したものである。
【0047】
図12は、実物体に対する基本情報と関連情報に基づいて生成された仮想物体定義データのデータベース構造を概略的に示したものである。上記生成された仮想物体定義データを通じて仮想物体を具現することができる(1226)。
上記の基本情報を基にするか、基本情報と関連情報を基にして生成された仮想物体定義データを通じて仮想物体をグラフィック化するかアバタなどで表わすことができる。
上記データベースの構造図に基づいて、いくつかの実物体に対する仮想物体定義データの例について説明する。
例えば、実物体が衣類である場合、当該衣類の基本情報は、品名、製造社、デザイナーなどであり、それら基本情報を通じて抽出できる当該衣類を仮想物体化するのに必要な仮想物体定義データは、当該衣類の色相、サイズ、スタイル、生産年度、材質、服地の種類などを含むことができる。
【0048】
実物体が書籍である場合、当該書籍の基本情報は、書名、出版社、著者などであり、仮想物体定義データは、当該書籍の表紙、要約、ジャンル、発行年度などを含むことができる。
実物体がアルバムである場合、当該アルバムの基本情報は、アルバム名、アーティスト名、製造社などであり、仮想物体定義データは、当該アルバムのジャケット(jacket)、ジャンル、演奏時間、収録形態などを含むことができる。
実物体が家電製品である場合、当該家電製品の基本情報は、品名、製造社などであり、仮想物体定義データは、当該家電製品の色相、大きさ、用途、製造年度、アフターサービス(A/S)などを含むことができる。
【0049】
実物体がゲーム機またはゲームメディアである場合、当該ゲーム機またはゲームメディアの基本情報は、ゲーム名、製作社などであり、仮想物体定義データは、仮想物体が当該ゲーム機の仮想対応物である場合、当該ゲーム機またはゲームメディアの大きさ、材質などの外形とゲームマニュアル、製作年度などを含むことができる。本発明の他の実施例では、仮想物体が当該ゲーム機またはゲームメディアのキャラクタ、アイテム、アニメーション、效果音などである場合、仮想物体定義データは、キャラクタの形象、音響、動画像などを含むことができるし、アイテムの形象、音響、動画像、ポイントなどであり得るし、アニメーションの形象、動画像などを含むことができるし、また效果音それ自体であり得る。
実物体が玩具である場合、当該玩具の基本情報は、品名、製造社、種類などであり、仮想物体定義データは、玩具のキャラクタ形態、色相、スタイル、大きさ、材質、動作などを含むことができる。
【0050】
また、基本情報を参照して当該実物体に関する関連情報をネットワークを通じて検索し、基本情報及び関連情報に基づいて仮想物体定義データを生成することもできる。
例えば、実物体が衣類である場合、基本情報が当該衣類の製造社、品名であり、関連情報が当該衣類の色相、サイズ、生産年度、などを含む場合、上記関連情報を参照して仮想物体定義データは、色相、サイズ、生産年度による形象の変化などを含むことができる。
実物体が書籍である場合、基本情報が当該書籍の出版社、書名、著者であり、関連情報が当該書籍の表紙、発行年度、ジャンルなどを含む場合、上記関連情報を参照して仮想物体定義データは、当該書籍の表紙、発行年度の表示、ジャンルの表示などであり得る。
【0051】
実物体がアルバムである場合、基本情報が当該アルバムのアルバム名、アーティスト名、製作社であり、関連情報が当該アルバムのジャケット、ジャンル、演奏時間、収録形態などを含む場合、仮想物体定義データは、アルバムのジャケット、ジャンル表示、演奏時間表示、収録形態表示などであり得る。
実物体がゲーム機またはゲームメディアである場合、基本情報が当該ゲーム機またはゲームメディアのゲーム名、製作社であり、関連情報が当該ゲーム及びゲームメディアの色相、大きさなどの外形とゲームマニュアル、製作年度などの仮想対応物に関する関連情報と、当該ゲーム機またはゲームメディアのキャラクタ、アイテム、アニメーション、效果音などに関する関連情報があり得、上記関連情報を参照して仮想物体定義データは、仮想物体が当該ゲーム機の仮想対応物である場合、当該ゲーム機またはゲームメディアの大きさ、材質などの外形とゲームマニュアル、製作年度などの表示であり得る。本発明の他の実施例では、仮想物体が当該ゲーム機またはゲームメディアのキャラクタ、アイテム、アニメーション、效果音などである場合、仮想物体定義データは、キャラクタの形象、音響、動画像などの表示がであり得、アイテムの形象、音響、動画像、ポイントなどの表示であり得、アニメーションの形象、動画像などの表示であり得、また效果音それ自体であり得る。
【0052】
実物体が玩具である場合、当該玩具の基本情報は、品名、製造社、種類などであり、仮想物体定義データは、玩具のキャラクタ形態、色相、スタイル、大きさ、材質、動作などの表示などを含むことができる。
<仮想物体生成サーバの構造>
仮想物体生成サーバ901は、ネットワーク運営プログラムをシステムの運営体制(OS)として使うことができる。例えば、UNIX、LINUX、またはWINDOW NTのような運営プログラムをシステムの運営体制として使える。このようなOSは、応用プログラムインターフェース(API:Application Program Interface)にハイレベルの指令語を提供して仮想物体生成のための各動作を制御する。
【0053】
APIに関する細部的なメンバー函数は次のようである。
open APIは、ユーザの要請によって、映像処理モジュール、エッジ抽出モジュール、構成要素制御モジュールまたは仮想物体生成モジュールのセッションをオープンするために使われる。
close APIは、使われた応用モジュールに対するセッションを終了するのに使われる。
copy APIは、ユーザの要請によって生成された仮想物体データをコピーするのに使われる。
retrieve APIは、仮想物体生成サーバで呼び出し可能な応用モジュールを検索するのに使われる。
【0054】
status APIは、イメージ処理モジュール、エッジ抽出モジュール、構成要素制御モジュールまたは仮想物体生成モジュールの動作状態を判断するために使われる。
initialize APIは、各応用を呼び出しできるように初期化する機能を持つ。
list APIは、仮想物体の生成に使われる各構成要素またはユーザの指令に従って製作された仮想物体に関する目録を確認するのに使われる。
register APIは、ユーザの指令に従って生成された仮想物体の情報を記録するのに使われる。
unregister APIは、生成された仮想物体に対する情報を削除するのに使われる。
【0055】
read APIは、ユーザから送信されたイメージデータを読取りするのに使われる。
上記APIは、使われるモジュールによって個別的に実行され、仮想物体生成サーバは、仮想物体生成に使われる構成要素を抽出して、各構成要素を変形、合成する過程を通じて仮想物体を生成することができる。
<仮想物体の生成過程>
ユーザは、サーバ709を通じて仮想物体の生成を要請し、サーバ709は、仮想物体を新たに生成するための基本情報を仮想物体生成サーバ901に伝逹する。
仮想物体生成サーバ901は、伝逹してもらった基本情報を参照して仮想物体を直接生成、記録する。
【0056】
仮想物体管理サーバは、生成された仮想物体に関するデータを記録してユーザ側端末装置に伝送して仮想物体を表示する。
生成された仮想物体定義データは、仮想物体管理サーバ711の仮想物体データベース713に記録される。
仮想物体データベースの構造は図11、図12で示す通りである。
仮想物体は、ネットワークにアクセス可能なコンピューターの画面上に表示されることができる形象として表現される。仮想物体定義データは、仮想物体を表現するための情報、例えば画面上に表示され得る形象に関する情報を含むことができる。仮想物体に関する情報に含まれる仮想物体の形象に関する情報として、仮想物体のキャラクタをコンピューター画面に表示するためのグラフィックデータがありえる。
【0057】
仮想物体生成過程についてより詳細に説明する。
図8は、本発明による仮想物体生成過程を示した順序図である。
実世界の実物体に刻印された識別情報を通じて実物体に対する基本情報を獲得する(801)。
上記の基本情報を仮想物体生成サーバに伝逹して仮想物体生成を要請する(802)。
仮想物体生成サーバは、伝逹してもらった基本情報を参照して仮想物体を直接生成する(803)。
場合によっては、仮想物体生成サーバが直接仮想物体を生成することもできるが、別に用意された仮想物体管理サーバに生成を要請して、仮想物体管理サーバで仮想物体を生成した後、それを仮想物体生成サーバに伝逹する過程を通じて仮想物体を生成することもできる。
【0058】
生成された仮想物体に関するデータである仮想物体定義データを仮想物体管理サーバが記録して仮想空間で管理することができるし、仮想物体定義データをユーザの端末装置に伝送することができる(806)。
場合によっては、仮想物体生成の時に、基本情報を参照して当該実物体に関する関連情報をネットワークを通じて検索し、基本情報及び関連情報に基づいて仮想物体を生成することもできる(808)。
<基本情報からの仮想物体定義データ抽出方法の具体的実施例>
仮想物体生成サーバが仮想物体を生成する過程は、すなわち実物体の基本情報から仮想物体定義データを抽出する過程として要約される。
以下、基本情報から仮想物体定義データを抽出する方法の具体的な実施例について説明する。
【0059】
ある状況や物体などの主題に関する数学的模型(mathematical model)や画像模型(graphical model)などを作成する技法を模型化(模型化、 modeling)と言う。特に、コンピューター等を使って画面上でそれら模型を作成する技法が代表的な模型化に該当する。
<カメラなどで獲得した停止画像から仮想物体データを抽出及び生成する方法(実物体の画像からアバタイメージの抽出過程)
Windowsで標準に使われている画像データ形式としてはBMP(bit map format)があり、一番汎用性が高いものはビットマップ形式である。Windowsやマッキントッシュでそのまま利用することができ、カメラ、ファクシミリ、スキャンファイル形態の停止画像等は、画像データに変換する過程を通じて、jpg、bmpまたはpngなどの形式にすることができる。
【0060】
カメラなどで獲得した停止画像を上記のイメージデータ化し、ネットワークを通じて実物体のイメージを含むイメージデータを受信し、受信されたイメージデータから仮想物体データを抽出する。上記仮想物体データを抽出する過程は、仮想物体の構成要素の模様を変形させる過程と、各構成要素を合成する過程を経って仮想物体定義データを生成する。
上記の構成要素を抽出する過程は、上記のイメージデータから仮想物体を製作するための領域を限定し、一定の領域に限定されたイメージデータのノイズをとり除いた後、上記ノイズが取り除かれたイメージデータから一連の数学的過程を経って微分データを生成する。上記微分データによって仮想物体データの構成要素に対する複数の候補領域を抽出した後、それに対する大きさ、模様を検証し、その中から決まった基準に該当する構成要素を抽出する。
【0061】
例えば、人の顔に対する停止画像から仮想物体データを抽出する方法は、顔に特徴を表わす部分に点を形成し、形成された点のデータを利用してイメージデータを生成する。他の実物体の場合も物体の種類が把握されれば、そのような過程を通じてイメージを抽出することができる。
画面上にイメージで表わすこととしてビットイメージを利用した方法がある。ビットイメージは、特にグラフィックユーザインタフェース(GUI)を持つシステムにおいて、画面に表示されるイメージを表わす記憶装置内のビットの連続的な集合を言う。ビットイメージ内のそれぞれのビットは、画面上の1画素に該当する。モノクロ画面のコンピューターでビットイメージ内のビット値は白を表わす時0、黒を表わす時1になる。ビットイメージ内の0と1のパターンが、画面上の一つのイメージを形成するモノクロドットのパターンを決定する。カラーを支援するコンピューターでは、一画素を表わすのに2以上のビットを必要とするのでピクセルイメージ(pixel image)と呼ぶ。
【0062】
より具体的には、上記の作業を遂行できるプログラムが要求され、グラフィックスプログラム(graphics program)は、絵の資料を生成して、そのイメージをファイルとして保存し、ファイルとして生成されたイメージに対する操作、変形などの処理を遂行することができるプログラムである。
上記のグラフィックスプログラムには、ビットマップイメージ(bitmap image)方式とベクターグラフィックス(vertor graphics)方式がある。
ビットマップイメージ方式は、絵をピクセル(pixel)単位で処理し、自然でかつ事実的なイメージの表現に相応しい。ベクター方式に比べてファイル用量は小さいが、イメージが拡大されると画質が悪くなる短所がある。
【0063】
ベクターグラフィックス方式は、イメージを数学的図形で表現して処理し、グラフィックイメージを拡大するかあるいは縮小しても形態をそのまま維持するが、様々な色相や複雑な線等の表現が難しい短所がある。
B.カメラなどで獲得した動画像から仮想物体データを抽出する方法
動画像を利用した仮想物体データ抽出は、実物体が見る角度によって様々な形を表わしている場合や、実物体の動作に特徴がある場合、または実物体が時間によって形態が変わる場合に、動画像を利用して仮想物体データを抽出することができる。
動画像は、短時間の間いくつかの停止画像(frame)から構成されているため、上記の停止画像で仮想物体データを抽出する方法を適用することができる。
【0064】
動画像から仮想物体データを抽出することは、数個の停止画像から仮想物体データを抽出することであるので、仮想物体に対するイメージが多数個生成され、それら多数個のイメージを一つのイメージに構成するのが必要である。イメージを立体的形象に構成するとか、時間による動作を遂行するイメージを構成することができ、モルフィング(morphing)技法を利用してイメージデータを作成することができる。
モルフィング(Morphing)というのは、ある物の形象を他の模様の映像に徐々に変化させる技法を言い、実物体の画像から仮想物体データ抽出する方法として使われ得る。ソースイメージと変形させるイメージの二つの映像が必要で、モルフィングソフトウェアは、モルフィングさせる二つの映像間の対応点を探してイメージ変形を試みる。ばらばらに分けて製作したイメージを連続的にディスプレーするのであり、それは錯視現象を利用した技法である。
【0065】
上記モルフィング技法を利用し、実物体の時間によって変形する様子をアバタで構成することができ、見る角度によって変わる様子の構成が可能である。
C.インターネットなどから獲得した停止画像ど動画像から仮想物体データを抽出する方法
インターネットなどのウェブ上で獲得した停止画像、動画像から仮想物体データを抽出する方法は、上記の停止画像や動画像から仮想物体データを抽出する方法と類似している。インターネットホームページ画像に使われている形式は主にGIF(graphic interchange format)形式である。
詳細な説明は、上記停止画像、動画像を利用したデータ抽出方法と類似するので以下省略する。
【0066】
D.画像が欠かされた基本情報から仮想物体データを抽出する方法
テキスト情報から仮想物体データを抽出するか、または音声情報などから仮想物体データを抽出することができる。
テキスト形態の基本情報は、実物体の関連情報をインターネットなどのネットワーク上の様々なソースから情報を検索、抽出するための参照語またはキーワードの役割をすることができる。上記の基本情報は、当該物体と係わるインターネットの特定サイトを指定するURLとすることができる。
画像が欠かされた基本情報の場合、サービスを運営する会社側では任意に予め実物体の基本情報、関連情報などを連動させておくため、仮想物体定義データを別に生成するか抽出する必要がない場合もある。例えば、衣類と係わる実物体に対し、その商品名に該当する名称をテキスト形態にしてユーザによって基本情報が提供されると、その商品に該当する仮想物体を別途の仮想データ抽出や生成過程なしにすぐ連動させることができる。
【0067】
(5−2)既に生成されていた仮想物体の獲得実施例
既に生成されていた仮想物体を基本情報を介して獲得する実施例について説明する。
この時、仮想物体を獲得しようとするコンピューターまたはサーバ709は、獲得しようとする仮想物体に関する基本情報を仮想物体管理サーバ711に伝送して、仮想物体の伝逹を要請する。仮想物体管理サーバ711は基本情報を参照し、それに対応する仮想物体に関する情報をデータベース713から検索する。仮想物体データベース713に記録されている仮想物体に関する情報は、それを獲得しようとするコンピューターまたはサーバ709に伝送される。
(6)仮想物体の仮想空間における管理プロセス
サーバ709は、ユーザデータベース705に記録されている仮想物体を管理する。ユーザは、サーバ709に接続して自分の仮想物体を管理するように要請することができる。
【0068】
(7)応用例
以下、本発明の基本的なプロセスを実際に応用する例について図7を参照して説明する。
先ず、チャットサービスを提供するにおいて、キャラクタ−アバタに着用させるための衣裳またはアクセサリーを仮想物体として獲得する応用例について説明する。実物体701は実際の衣類またはアクセサリーである。衣類メーカーまたはアクセサリーメーカーは、衣類またはアクセサリーを生産し、それを販売する時に、衣類またはアクセサリーに識別記号703を印刷するか露出しないように封印されたタッグの形態で附着する。識別記号703は、生産された衣類またはアクセサリーそれぞれに対し、独特の識別記号が割り当てされる。ユーザが衣類またはアクセサリーを購入して識別記号703を把握した後、それをバーコード読取り機705で読取ってコンピューター707に入力するかまたは直接識別記号に該当する文字を入力する。コンピューター707に入力された識別記号は、ネットワークを通じてチャットサーバ709に伝送される。この時、コンピューター707は、当該ユーザのチャットサーバログインIDも一緒にサーバ709に伝送する。チャットサーバ709は、ユーザのIDを確認した後に、伝送された識別記号に該当する基本情報を参照して仮想物体を生成するかまたは仮想物体サーバ711から獲得する。獲得された仮想物体に関する情報は、ユーザアカウントと連動されたユーザデータベース715に記録される。今後、ユーザがチャットサービスを利用するとき、ユーザは、自分のアカウントと連動されたデータベースに記録された仮想物体に関する情報に基づいて表現された仮想衣類またはアクセサリーを着用した形でコンピューターに表示される。チャットサービス利用の時に表示される仮想衣類またはアクセサリーは、ユーザが実際購入した実際衣類またはアクセサリーと類似した形態を有することが望ましい。
【0069】
オンラインゲームサービスを提供するにおいて、ゲームのキャラクタが着用できるアイテムを仮想物体として獲得する応用例について説明する。オンラインゲームメーカーまたは関連メーカーは、オンラインゲームメーカーがサービスするゲーム上に登場するアイテムと類似する形象または模様を持つ模型を実際の売場で販売する。例えば、オンラインゲーム上に登場するアイテムが刀である場合、実際の売場ではそれと類似する形象または模様を有する模型刀を販売する。実際の売場が模型を販売する時、模型に識別記号703を印刷するか露出しないように封印されたタッグの形態で附着する。ユーザが模型刀を購入し、識別記号703を把握した後、それをバーコード読取り機705で読取り、コンピューター707に入力するかまたは直接識別記号に該当する文字を入力する。コンピューター707に入力された識別記号は、ネットワークを通じてオンラインゲームサーバ709に伝送される。この時、コンピューター707は、当該ユーザのログインアIDも一緒にサーバ709に伝送する。オンラインゲームサーバ709は、ユーザのIDを確認した後、伝送された識別記号に該当する基本情報を参照してアイテムを生成するか、またはアイテム管理サーバ711から獲得する。獲得されたアイテムに関する情報は、ユーザアカウントと連動されたユーザデータベース715に記録される。今後、ユーザがオンラインゲームサービスを利用するときに、ユーザは、自分のアカウントと連動されたデータベースに記録されたアイテムに関する情報に基づいて表現されたアイテムを持っている形でコンピューターに表示される。オンラインゲームサービスを利用する時に表示されるアイテムは、ユーザが実際購入した模型と類似の形態を持つことが望ましい。
【0070】
ゲーム機やゲーム用メディアと係わるサービスを提供するにおいて、ゲームと係わる仮想物体、またはゲームの進行による仮想物体を獲得する応用例について説明する。ゲーム製作社は、実物体701に該当するゲーム機、またはゲーム用メディア(CD、ゲームパック)にゲームと係わる仮想物体、またはゲームの進行中、特定段階(level)の進行または解決時に、それに該当する情報を識別記号703化する。
識別記号703は、ゲームに登場するキャラクタ、アイテム、アニメーション、またはゲームの各レベル自体の情報がなることができる。
上記識別記号703を読取りしてコンピューターなどに入力するかまたは直接識別記号に該当する文字を入力すると、ネットワークを通じてゲーム製作社のサーバ709に伝送される。上記ゲーム製作社のサーバ709は、上記伝送された識別記号に該当する基本情報を参照して、キャラクタ、アイテム、アニメーションなどを生成するかまたは仮想物体管理サーバ711から上記の仮想物体を生成する。
【0071】
上記ゲーム機またはゲームメディアと係わる他の応用例について説明する。
ユーザがゲームを進行中にある1つのレベルを解決して次のレベルに引き続こうとする時、上記レベルの解決後に表われる識別記号が画面上にコードなどの形で表われると、ユーザは、上記識別記号を把握し、それを自分の端末機に保存しておき、同一のゲームを進行する時に上記識別記号をバーコード読取り機705で読取りしてコンピューター707に入力するかまたは直接識別記号に該当する文字などを入力する。コンピューター707に入力された識別記号は、上記ゲーム機やゲーム用メディアのログオンIDになって、データベースに蓄積された情報を参照して該当のレベル以後の段階を進行することができる権限が与えれる。すなわち、これまでのユーザのゲーム進行に対して蓄積された情報を仮想物体化して本発明でも適用することができる。
【0072】
本発明の概念を、仮想空間で生成された仮想物体を統合管理する形のサービスに適用することができる。例えば、上述したようなオンラインチャットサービス及びオンラインゲームサービスにおいて、二つのプロセスを通じて入力された実物体に連動された仮想物体たちを各キャラクタが有する仮想の空間で管理することができる。
例えば、ユーザはチャットサービスを利用しながら、キャラクタたちが集まる仮想の部屋を構築する。その部屋は、チャットルームを初めてオープンしたユーザが所有している仮想の部屋であり、そこは普段ユーザがサービスに接続して自分の好みに合わせて作っておく。その部屋を飾る時に自分の部屋にある品物のcodeをサーバに伝送すると、サーバはその品物が何かを検索し、その品物模様の仮想の品物をその部屋に陳列できるようにする。
【0073】
実物体を購入しなくても識別記号を把握できるようにする実施例においては、ユーザは、実物体を購入せずに識別記号のみを把握する。ユーザが把握した識別記号に基づいて、仮想空間では実物体に対応する仮想物体を生成または獲得させる。それによって、ユーザは、仮想物体を獲得するために、実物体から識別記号を把握するためにも実物体に接近しようとする試みがなされる。それを通じて、実物体は多くのユーザにPRできるという效果がある。また、そのように獲得された仮想物体がユーザの端末機に表示される時は、ユーザが把握した識別記号が刻印されている実物体の製造社または品名が一緒に表示されるようにすることができる。例えば、本実施例をオンラインゲームに応用しようとする場合、ユーザは、オンラインゲームに使うアイテムを獲得するために、アイテムに該当する実物体に接近して識別記号を把握する。ユーザが把握した識別記号を通じて生成されたアイテムは、ユーザが直接識別記号を把握した実物体の製造社または品名と一緒に端末機に表示される。それにより、実物体の製造社はオンラインゲームを通じる商品PRの效果もある。
【0074】
【産業上の利用可能性】
本発明によると、実世界に存在する物体を接したユーザは、直ちに物体に関する様々な仮想空間上の情報をリアルタイムに提供してもらうことが可能である。 また、物体が商品である場合、ユーザに当該商品に関する様々な価格情報及び販売情報を仮想空間上で検索して提供することにより、ユーザの商品購入行為に役に立つ。それにより、ユーザは購入しようとする商品に関する最低価格をリアルタイムに照会することにより、当該商品に関する最適の購入行為をするのが可能である。のみならず、ユーザに当該商品に関する価格情報と共に当該商品を販売しているインターネットショッピングモールに関するリンク情報を提供することで、当該商品のオンライン購入をリアルタイムに遂行できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による方法の一実施例が遂行される過程を示したブロック図。
【図2】
本発明の一実施例によるサーバ内のデータベース構造を概略的に示した概略図。
【図3】
本発明によってユーザに関連情報を提供するプロセスの一例を示した順序図。
【図4】
本発明によって関連情報を提供してもらったユーザが特定のサービスを要求する場合のプロセスの一例を図示した順序図。
【図5】
本発明によって関連情報を提供してもらったユーザが関連情報の一部を修正編集する過程の一例を図示した順序図。
【図6】
本発明による方法の一実施例が遂行される過程を示したブロック図。
【図7】
本発明が適用されるための通信環境を示したブロック図。
【図8】
本発明による仮想物体の生成過程を示した順序図。
【図9】
本発明が適用されるための更なる他の通信環境を示したブロック図。
【図10】
実物体の基本情報と関連情報に関するデータベースの構造を概略的に示した概略図。
【図11】
基本情報に基づいて生成された仮想物体定義データのデータベース構造を概略的に示した概略図。
【図12】
実物体に関する基本情報と関連情報に基づいて生成された仮想物体定義データのデータベース構造を概略的に示した概略図。
【発明の属する技術分野】
本発明は、物体に刻印された標識の読取り及び処理に関するものであり、より詳細には、物体に刻印された標識を読取り、それを利用して附加的情報及び仮想物体を獲得する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
実世界に存在する様々な物体、特に商品に関する情報を検索する方法として、代表的な情報供給源である本を探してみる方法、または最近最も広い情報供給源の一つとして台頭しているインターネットを通じて情報を検索する方法が挙げられる。
例えば、商品を購入しようとする消費者は、購入の前に予め購入対象商品に関する情報を調べるために、関連図書を直接捜してみたりまたはインターネットを通じて関連資料を検索してみたりする。その時、当該商品を識別できる情報、例えば商品の名称または製造社が提供する製品番号を参照して図書またはインターネットで検索する。つまり、消費者は、当該商品を識別できる情報、すなわち商品の名称または製品番号を別途に控えておいて、関連図書を探しに図書館に直接行くか、またはインターネットにアクセスできる端末機に直接行って、予め控えておいた商品識別情報を基に図書館のコンピューターまたはインターネット検索エンジンを通じて関連情報を検索する。また、新聞や放送を通じて接した記事または放送プログラムと係わる更なる幅広い情報を入手しようとするときは、当該記事または放送プログラムを識別できる情報、すなわち当該記事または放送プログラムの名称やキーワードを別途に控えておいて、前例と同様に図書館で本を探してみたりインターネットを通じて関連情報を検索しなければならない。
【0003】
最近インターネットを利用したオンラインゲームやチャットサービスなどにおいて、実物体を真似て仮想物体を生成して、そのような仮想物体を表わすキャラクタをオンライン上で流通させるサービスが活性化している。仮想世界に存在する仮想物体の流通は、(株)ネオウィズのインターネットチャットサービスであるセイクラブ(http://www.sayclub.com)が行っている‘キャラクタ衣裳販売’サービスと(株)エンシーソフトのキャラクタ流通を挙げられる。
セイクラブではチャットサービスを提供するにおいて、チャット参加者を表わす、いわゆるキャラクタ−アバタ(avatar)を生成し、それを通じてチャット参加者を仮想空間で表現する。また、セイクラブはキャラクタ−アバタ(avatar)に着用させるための衣裳とアクセサリーを販売することで収益を上げている。その衣裳は、実物衣裳ではないセイクラブサービス内でのみ存在する仮想の衣服である。また、その衣裳は、実世界を通じて現金をサービス提供者に支払い、仮想空間でそのサービスが提供され、衣裳購入者間の再販売も可能である。
【0004】
(株)エンシーソフトのオンラインゲームである‘リニージ’では、ゲーム内におけるキャラクタが着用できるよろいのようなアイテムは、ゲーム内の仮想空間における仮想活動を通じて獲得できるのが原則である。しかし、ユーザたちは、サービス提供者の引き止めにもかかわらず、良いアイテムを得るために他のユーザたちに実物の現金を支払って購入することが頻繁に起るのが現状である。これによって分かるように、仮想物体の流通に対するユーザたちの関心と需要は既に相当な水準になっていると見られる。
【0005】
【発明の開示】
本発明の目的は、ネットワークを通じて、実世界に存在する物体に関する情報を仮想世界から検索してユーザに提供するための方法を提供するものである。
本発明の他の目的は、ネットワークを通じて、実世界に存在する所定の商品に関する情報を仮想世界から検索してユーザに提供し、ユーザはそれに基づく最適な購入ができる方法を提供するものである。
本発明の更なる他の目的は、実世界に存在する所定の商品に関する情報を利用し、実世界での商品に対応する仮想物体を仮想空間で生成し、それを流通させる方法を提供するものである。
本発明の目的を果たすために、本発明によると、物理的に読取り可能な識別記号が表示された物体に対応する仮想物体を、ユーザ側端末装置、サーバ、及び両者がアクセス可能なネットワークとして定義される仮想空間で生成する方法が提供される。本方法は、前記物体の識別記号と前記物体の基本情報を関連付ける段階と、ユーザ側端末装置を通じて前記物体に物理的に作用して前記識別記号を読取る段階と、前記読取られた識別記号を参照して前記物体の基本情報を検索する段階と、前記物体の基本情報を参照して前記物体に対応する仮想物体を生成する段階とを含む。
【0006】
又、本発明の目的を果たすために、他の実施例によると、物理的に読取り可能な識別記号が表示された物体に対応する仮想物体を、ユーザ側端末装置、前記仮想物体を定義する仮想物体定義データが記録されたデータベースが含まれたサーバ、及び両者がアクセス可能なネットワークとして定義される仮想空間で生成する方法が提供される。本方法は、前記物体の識別記号と前記物体の基本情報を関連付ける段階と、ユーザ側端末装置を通じて前記物体に物理的に作用して前記識別記号を読取る段階と、前記読取られた識別記号を参照して前記物体の基本情報を検索する段階と、前記物体の基本情報を上記サーバに伝送する段階と、前記サーバが物体の基本情報を参照して前記物体に対応する仮想物体を生成する段階とを含む。
【0007】
本発明の目的を果たすために、更なる他の実施例によると、物理的に読取り可能な識別記号が表示された物体と係わる情報をネットワークを通じて検索してユーザに提供するためのシステムであって、前記識別記号、物体の基本情報、及び前記物体の識別記号と前記物体の基本情報間の連関関係を記録するための第1記録領域、前記物体の基本情報に基づいて前記に対応する仮想物体を生成するための手段、前記生成された仮想物体を定義する仮想物体定義データを記録するための第2記録領域を含むホストコンピュータ、及び前記物体に物理的に作用して前記識別記号を読取るための読取り手段、前記読取られた識別記号を臨時保存するための臨時保存手段、前記臨時保存された識別記号をネットワークを通じて前記ホストコンピューターに伝送するための伝送手段を含むユーザ側端末装置を含み、前記ホストコンピューターは、前記ユーザ側端末装置が伝送した識別記号を受信するための受信手段を更に含み、前記ホストコンピューターは、前記受信手段によって受信された識別記号を参照して前記物体の基本情報を抽出し、前記抽出された物体の基本情報を参照して前記仮想物体を定義する仮想物体定義データを生成して前記第2記録領域に記録するシステムが提供される。
【0008】
【実施例】
以下、本発明による実世界の物体と係わる情報をネットワークを通じて検索してユーザに提供するための方法の一実施例を説明する。
1.本発明が適用されるためのシステム、環境、及び用語の定義
図7は、本発明による方法の一実施例が適応されるための最小限の環境を示したブロック図である。図1及び図6は、本発明による方法の一実施例が遂行される過程を示したブロック図である。図1に示された方法は、実世界に存在する物体101に関する情報を、ネットワークを通じて仮想世界から検索してユーザに提供するための過程に関するものである。図6に示された方法は、実世界に存在する物体101に関する情報をネットワークを通じて仮想世界に伝送し、仮想世界でそれに対応する仮想物体607を生成する過程に関するものである。
【0009】
図7に示したように、本発明による方法を実施するためには、実物体701と、実物体701に刻印された識別記号703と、識別記号703を読取るための読取り機705と、読取り機によって読取られた識別記号の伝逹を受けてネットワークに送出するための端末機707と、ネットワークを通じて端末機707が送出した識別記号の伝達を受けて基本情報を検索し、検索された基本情報に基づいてネットワークと接続された様々なコンピューターからの関連情報を検索するためのサーバ709と、ユーザに関する情報を記録するユーザデータベース715とを含む。本発明の他の実施例によると、基本情報に基づいて仮想物体を生成して管理するための仮想物体管理サーバ711及び生成された仮想物体情報を記録するための仮想物体データベース713を更に含む。
【0010】
本発明の他の実施例によると、仮想物体を生成するための仮想物体生成サーバ901を別に用意することができる。図9は本発明の他の実施例によって、仮想物体生成サーバ901が別に用意された動作環境を示したブロック図である。図9に示したように、本発明による方法を実施するための動作環境は、仮想物体を生成するための仮想物体生成サーバ901と、生成された仮想物体を管理するための仮想物体管理サーバ711、及び生成された仮想物体の情報を記録するための仮想物体データベース713を含む。ここで、仮想物体生成サーバ901、仮想物体管理サーバ711、及び仮想物体データベース713は、仮想物体生成システム905を構成する。
ネットワークはユーザとサーバとを接続するものであって、音声電話網、ARS、有/無線インターネットなどで構成できる。本発明の精神は、ネットワークの種類によって制限的に解釈されるものではなく、ネットワークは、広義の意味のすべての通信用手段を包括する意味として解釈されなければならない。
【0011】
図1に示された方法を実施するためには、実世界の物体101と係わり、物体の識別情報103、基本情報105、及びネットワークを通じてアクセス可能な関連情報107が定義されなければならない。また、図6に示された方法を実施するためには、実世界の物体101に対応する仮想世界の仮想物体607が定義されなければならない。
識別情報103は、物体を識別するために用いられる記号を言う。識別情報103は、実世界の物体101に刻印される情報である。
基本情報105は、当該物体に関する属性を表わす基本的な情報である。基本情報105は、ネットワーク上のサーバに記録されているのが望ましい。または、基本情報105を端末装置に記録しておくこともできる。識別情報103と基本情報105との間の連関関係を通じて、当該識別情報103が刻印されている物体101に関する属性を検索し出すことができる。
【0012】
関連情報107は、ネットワークを通じてアクセス可能な情報として、当該物体の基本情報105を通じて参照可能なネットワーク上の様々な情報を言う。関連情報107は、ネットワーク上のサーバに存在するものを用いることもでき、ネットワーク上の他のソースに存在するものを用いることもできる。
仮想物体607は、仮想空間で存在する実物体101の表象を言う。仮想物体607を表現するためには、コンピューターを通じて表示可能な形のキャラクタを利用することができる。仮想物体607と実物体101は、実物体101に関する基本情報105を通じて相互関連付けることができる。また、実物体101に関する関連情報105を通じて、仮想物体607を更に具体的に表現することも可能である。本明細書では、仮想空間というのは、ネットワーク、サーバ、ユーザ端末機などとして定義される仮想的な空間であり、上記仮想物体607が生成されて管理される上記ネットワークを通じてアクセス可能な空間を言う。このような仮想物体607は、通常的にアバタ、キャラクタなどといった名称で用いられたりする。
【0013】
図1に示された方法によると、実世界に存在する物体101には、当該物体101を識別するための識別記号103が物理的に読取り可能な形で予め刻印されている。または、図1に示したように、実世界に存在する物体101に当該物体を識別するための識別記号103を別の過程151を通じて刻印させることもできる(151)。
次に、実世界の物体101に関する基本情報105と物体101に刻印されている識別記号103とを関連付ける(152)。
ユーザの操作によって、ユーザ側端末装置は、実世界の物体101に物理的に作用して識別記号103を読取る(153)。
次に、読取られた識別記号103を参照して当該物体101の基本情報105を検索する(154)。前述したように、基本情報105がサーバに記録されている場合には、ユーザ側端末装置は、読取った識別記号103をネットワークを通じてサーバに伝送し、サーバは、当該識別記号103と関連する基本情報105を検索する。一方、基本情報105が端末装置に記録されている場合には、ユーザ側端末装置自体が基本情報105を検索する。
【0014】
検索された基本情報に基づいて上記物体と係わる関連情報107をネットワークを通じて検索する(155)。次に、検索された上記物体の関連情報と上記物体の基本情報105とを連動させる。
前に検索された基本情報105を参照し、上記基本情報105と連動された関連情報107をユーザに提供する(156)。
ユーザは、提供された関連情報107を実世界で様々な行動をするのに参照資料として活用できる(157)。
それに加えて、ユーザは、提供された関連情報を参考にして基本情報105を更新することができる。この時、基本情報105がネットワーク上のサーバにある場合には、ユーザは、ユーザ側端末装置を通じてサーバに更新指令を伝送する。基本情報105がユーザ側端末装置にある場合には、ユーザは、端末装置を直接操作して基本情報105を更新する。
【0015】
また、ユーザは、提供された関連情報107中から一部の情報のみを選択して別の記録領域に記録することを求めることができる。このようにユーザの選択した情報はサーバの記録媒体に記録され得るし、ユーザ側端末装置の記録媒体に記録され得る。
望ましくは、サーバは、ユーザが物体101の識別記号103を端末装置を利用して読取りする過程をネットワークを通じて監視しつつ、ユーザの行動状態及びサーバ利用統計を測定する。
以下、図1及び図6に示したように、本発明によるプロセスの一実施例に関して各段階別に更に詳しく説明する。
2.物体の識別記号を通じて物体に関する関連情報を獲得する方法
(1)物体に識別記号を割当て及び刻印するプロセス
先ず、一定の規則に従って、それぞれの物体を識別することができる記号を物体それぞれに割り当てる。識別記号の割当ての例として、所定の物体らを識別する独特の識別記号体系を新たに作成する。または、既存の商品に既に付いているような、いわゆるUPC/EANバーコード(barcode)のような既存のバーコード体系をそのまま用いることもできる。既存のバーコード体系をそのまま用いる場合は、商品または商品の包装紙に印刷されているバーコードを当該商品の識別記号として用いる。
【0016】
本発明の他の実施例によると、ユーザそれぞれに唯一のユーザ識別記号を割り当てることも可能である。このような実施例では、ユーザから割り当てを要請された物体に対し、ユーザ識別記号を含む識別記号を割り当てる。よって、物体の識別記号は、ユーザ識別記号部分と物体識別記号部分とを含む。このような場合には、識別記号を通じて当該物体を識別すると同時に、当該物体に係わるユーザ、例えば、持ち主または提供者も識別することが可能である。
物体に対して識別記号が割り当てられた以後は、それぞれの識別記号を物理的に読取り可能な形で物体に刻印する。このような刻印過程は、1次元または2次元バーコードを当該物体または物体の包装紙に印刷する方法も可能である。
本発明の他の実施例によると、物体の識別記号が物体の外形、色相、味、香などの当該物体の独特の属性自体であり得る。この場合は、物体の識別記号を別途に割り当てる過程と識別記号を物体に刻印する過程とが省略される。
【0017】
但し、本発明の一実施例によって、実物体を購入するときにのみ物体の識別記号を把握できるようにすることができる。そのためには、物体を購入した後、物体の包装紙を剥がすかまたは物体の識別記号を遮断している膜または包装紙を破壊したときにのみ識別記号を読取りができるようにするのが望ましい。この場合、識別記号は、任意の組み合わせで推定しやすい形ではない複雑な組合で構成されるのが望ましい。また、商品を包装するか識別記号を付ける度に個々の商品に対してそれぞれ異なる唯一の識別記号を与える。このように刻印された識別記号は、物理的、電気的、化学的、光学的、あるいはその他の方法で、コードを保護している封印のような包装紙を非可逆的に取り除かずには把握できないようになっている。また、識別記号を封じる包装紙が取り除かれたか否かは、ユーザが肉眼で確認しやすいようにすることが望ましい。例えば、紙が付いているとか、宝くじのように特殊包装が加えられているのも一実施例になり得る。
【0018】
このような識別記号の目録は、識別記号を発行する機関のサーバによってデータベースを通じて管理される。また、サーバは、それぞれの識別記号に対し、過去にユーザがネットワークを通じてサーバに当該識別記号を送ったことがあるかどうかを記録する。更に、サーバは、それぞれの識別記号に対する附加情報を保存することができる。その他附加情報については後述する。
(2)物体の識別記号と物体の基本情報を関連付けるプロセス
物体の基本情報105は、当該物体に関する属性を表わす基本的な情報105である。識別情報103と基本情報105との間の連関関係を通じて、当該識別情報103が刻印されている物体101に関する基本的な属性を検索して抽出することができる。このような基本情報105は、当該物体の関連情報をネットワーク上の様々なソースから検索するための参照語またはキーワードの役割をする。基本情報は、当該物体と係わるインターネットの特定サイトを指定するURLとすることができる。
【0019】
基本情報105は、ネットワーク上のサーバに記録されているのが望ましい。すなわち、ネットワーク上のサーバでは、様々な物体に関する基本情報105と共に、その基本情報105と物体に刻印されている識別情報との連関関係が記録されている。サーバは、別途のデータベースを構築し、そのデータベース内に物体の基本情報及び識別情報との連関関係を記録する。
図2は、本発明の一実施例によるサーバ内にデータベース構造を概略的に示した概略図である。図2に示されたデータベースは、CD、DVD、及び本などのような商品に関する識別情報と基本情報及び相互連関関係を記録した例である。図2に示された例では、EAN方式のバーコードを識別記号として用いている。
図2において、Field項目201は、データベース内のデータ項目を表わす。CD項目202、DVD項目203、及び本項目204は、それぞれ商品名がCD、DVD、及び本である場合の各データ項目の内容を表わす。
【0020】
GOD_CD項目212では最大20文字大きさのバーコードが13桁で記録される。例えば、サーバ内のデータベース内に記録されている商品がCD、DVD、及び本である場合、それぞれ13桁のバーコードが記録される。GOD_GB項目213には、1文字大きさの標準バーコード体系に従うバーコードであるか可否を示すフラッグ(flag)が記録される。図2の例ではCD、DVD、及び本がEAN規格のバーコード体系に従っているのでAと記録される。GOD_NM1項目214では最大100文字大きさの商品名が記録される。GOD_NM2項目215では最大100文字大きさの第2商品名が記録される。例えば、商品がCDの場合は、GOD_NM1項目214ではアルバム名が記録され、GOD_NM2項目215ではアーティスト名が記録される。DIS_CD4項目216では最大6文字大きさの商品の種類を区分する特定コードがそれぞれ記録される。COUNTRY_CD項目217では各商品の生産国情報が記録される。VENDOR_CD項目219では最大8文字大きさの各商品の製造社コードが記録される。VENDOR_URL項目219では最大8文字大きさの各商品の製造社URLが記録される。DIS_NM項目221では最大50文字大きさの商品分類情報が記録される。
【0021】
本発明の他の実施例によると、基本情報105を端末装置に記録しておくこともできる。このような場合は、物体の基本情報105と識別情報との連関関係も端末装置に記録しておくことが望ましい。この場合は、物体の基本情報及び識別情報の連関関係は端末装置の記録媒体内に記録される。
本発明の更なる他の実施例において、識別記号にユーザ識別記号が含まれている場合は、ユーザに関する基本情報をサーバに記録しておくことが望ましい。この場合、ユーザ識別記号と当該ユーザに関する基本情報との連関関係も記録しておく必要がある。ユーザにユーザ識別記号を割り当てる時、ユーザ基本情報もユーザから直接入力してもらい、それをデータベースに保存する。
本発明の一実施例において、識別記号として既存のさまざまな商品に印刷されているバーコードなどを利用する場合、当該バーコードを発行した機関のデータベースへのリンクを通じて、識別記号と基本情報とを連動させることができる。または、別のプログラム、例えばエージェントのようなプログラムを駆動し、当該バーコードと係わる基本情報へのリンクを自動更新するようにできる。識別記号が商品のバーコードである場合は、基本情報は、商品名、製造社、製造日、形態、味、色などの商品の属性情報を含むことができる。
【0022】
(3)物体に物理的に作用して識別記号を読取りするプロセス
ユーザ側端末装置は、物体に物理的に作用し、物体に刻印されている識別記号を読取る。識別記号が既存のバーコードである場合は、ユーザ側端末装置にはバーコードスキャナーが装着され、バーコードスキャナーが読取り機能を遂行する。
本発明の他の実施例では、識別記号は、ユーザが認知できる形で物体または物体の包装紙に刻印されている。この場合、ユーザは識別記号を認知して、その値を端末装置に直接入力する。次に、端末装置は、内蔵のソフトウエアを通じて、ユーザが入力した値を解読して物体の識別記号を導き出す。例えば、識別記号が既存のバーコードの場合は、ユーザがバーコードと共に印刷されている数字を端末装置に直接入力することがその一例になり得る。本発明の一実施例では、端末装置はセルラーフォンである。この場合、ユーザは、識別記号を認知して当該識別記号に該当する数字をセルラーフォンに直接入力する。端末装置がセルラーフォンである場合、セルラーフォンにバーコード読取機を付着し、セルラーフォンを利用して直接バーコードを読取りできるようにすることもできる。
【0023】
本発明の一実施例によると、図7に示したように、ユーザ側端末装置は、バーコードを読取りするためのバーコード読取り機705と、読取りされたバーコードを処理するための制御装置707とを含むことができる。この時、バーコード読取り機705としては、1次元または2次元バーコード読取り機のような装置を用いることができる。バーコード読取り機705は、バーコード読取り機能と読取られたバーコードの臨時保存機能を有することが望ましい。制御装置707としては、汎用のコンピューターを用いることができる。
また、バーコード読取り機705は、バーコードを読み取った後に、バーコード読取り機705のメモリーに臨時保存することもできる。この場合、バーコード読取り機705に入力されたバーコードを、その後にシリアル、USB、赤外線、ブルートゥース(Bluetooth)などの端子を通じて、PCと有線または無線で連結してPCに伝送するようにすることもできる。
【0024】
本発明の一実施例によると、バーコード読取り機(705)のメモリーに保存されたバーコードは制御装置707に有線または無線で伝送される。バーコード読取り機705及び制御装置707が有線でバーコードを送受信する場合は、バーコードは、シリアル、USB、パラレルなどのポートを通じて伝送され得る。バーコード読取り機705及び制御装置707が無線でバーコードを送受信する場合は、赤外線通信、ブルートゥース(Bluetooth)方式の近距離無線通信などを利用して伝送され得る。
(4)識別記号を参照して物体の基本情報を検索するプロセス
先ず、ユーザ側端末装置は、読取りされた識別記号をネットワーク上のサーバに伝送する。次いで、サーバは、データベースを照会しつつ、伝送されてきた識別記号と連関する基本情報を検索する。
【0025】
本発明の他の実施例によると、様々な商品の基本情報が端末装置の記録媒体に記録されている。この場合、識別情報と連関された基本情報の検索は端末装置内で行われる。
本発明の更なる他の実施例によると、読取られた識別記号をネットワーク上のサーバに伝送した後、サーバは、エージェントのようなプログラムを駆動して、ネットワーク上の別のサーバに記録されている基本情報を読み込む。
(5)基本情報に基づいてネットワーク上の様々なソースに分散している関連情報を検索して連動させるプロセス
サーバは、基本情報をネットワーク上の様々なソースに分散している関連情報を検索するのに使える形に変形する。すなわち、サーバは、当該基本情報から関連情報を検索するのに使える検索語またはキーワードを抽出する。関連情報は、ネットワーク上の任意のソースに存在する当該物体と係わる様々な情報である。このような関連情報には当該物体の販売価格、使用感想、販売処の情報などを含む。
【0026】
サーバは、基本情報から作成された検索語またはキーワードを参照してネットワーク上の様々なソースから当該物体と係わる関連情報を検索する。
本発明の他の実施例によると、エージェントのようなプログラムを利用し、検索語またはキーワードをネットワーク上の他のサーバに伝送し、次いで、他のサーバが検索語またはキーワードを参照して関連情報を検索する。このような他のサーバは、様々な関連情報を検索できる検索エンジン機能を有していることが望ましい。次いで、エージェントのようなプログラムに、上記他のサーバからの検索結果が伝送される。
次いで、サーバは、基本情報とネットワーク上の関連情報を互いに連動させる。このような連動情報、例えばリンク情報のみがサーバのデータベースに保存される。
【0027】
本発明の一実施例によると、検索された関連情報はサーバのデータベースに臨時保存され得る。これは、同一のユーザの同一の物体に対する検索要求により迅速でかつ效率的に検索動作を遂行するためである。
本発明の他の実施例によると、ユーザ側端末装置から関連情報検索の要求がない状態でも、基本情報に基づいて関連情報を周期的に自動検索し、サーバ上のデータベースの更新を継続して実行するようにできる。この場合、ユーザ側端末装置が物体の識別記号を読取った後から関連情報の検索が完了する時までの時間を短縮することができる。
上述したような実物体を購入したときにのみ物体の識別記号を把握できるようにする更なる実施例によると、識別記号を発行する機関のサーバは、ユーザが伝送した基本情報に基づいて、ユーザが購入した実物体の識別記号がサーバによって既に発行された本当の識別記号か否かを判断する。また、識別記号発行機関サーバは、本当の識別記号であると判断したときに、当該ユーザが基本情報を伝送する前に、他のユーザが既に同一の識別記号と連関された基本情報を送ったことがあるか否かを判断し、同一の実物体に対して識別記号が2回以上伝送されないようにすることができる。
【0028】
これを通じ、ユーザが購入した本当の実物体に刻印されていた識別記号であることと、既に購入した実物体に刻印されていた識別記号ではないことを保障可能である。
(6)物体の基本情報と連動された関連情報をユーザに提供するプロセス
サーバは、基本情報と連動された様々な関連情報をユーザに提供する。すなわち、サーバは、関連情報をユーザ側端末装置に伝送し、ユーザ側端末装置は、サーバから伝送された関連情報をディスプレー手段などを通じてユーザに表示する。
図3は、ユーザに関連情報を提供する一例を示した順序図である。関連情報提供プロセスが始まると(301)、サーバは、基本情報と係わる関連情報を検索する対象になるサーバの目録を作成する(302)。次いで、基本情報に当該検索サーバが検索に用いられる形に変形して伝送する(303)。検索サーバは、伝逹された変形された基本情報を利用して関連情報を検索する(304)。サーバは、検索サーバで検索された関連情報を加工するかまたは加工しないままユーザに提供する(306)。
【0029】
ユーザに提供される関連情報は、当該物体の市場価格情報、他のユーザによる使用感想、インターネット上の競売または逆競売情報などを含む。
ユーザは、提供される関連情報を、商品購入、競売参加、逆競売参加、コミュニティーに検索した情報を伝送、電子メールで検索した情報を伝送などの活動に利用することができる。
本発明の望ましい実施例では、ユーザが関連情報を閲覧した後に特定の活動をしようとする場合、当該活動に対するユーザの要求は、関連情報を提供したサーバに送られる。関連サーバでは、ユーザの要求に合う様々な附加的なプロセスを遂行する。例えば、ユーザに当該物体のインターネットショッピングモールに関する情報が提供された後、そのインターネットショッピングモールに接続して品物を購入しようとする場合、そのようなユーザの要求は、ネットワークを通じて、そのインターネットショッピングモールに直接伝逹されて購入行為が行われる。
【0030】
図4は、本発明によって関連情報を提供してもらったユーザが特定のサービスを要求する場合のプロセスの一例を示した順序図である。先ず、ユーザが附加的なサービスを要求するかまたはユーザの行為によって附加的なサービスが可能な場合、ユーザ端末機装置にボタンを表示するか提供して、ユーザに附加サービスの遂行可否を問い合わせる(402)。ユーザがボタンを押すことによって附加サービスを要求する場合(403)、当該ユーザの要求を当該関連情報を提供したサーバに伝逹し、関連情報を提供したサーバは、ユーザに要求されたサービスを遂行する(404)。次いで、当該関連情報提供サーバが伝送したサービスの結果をユーザにそのまま提供するかまたは加工して提供する(405)。
本発明の他の実施例では、関連情報を提供してもらったユーザが、当該関連情報に基づいて附加的な情報の加工をサーバに要求することもできる。例えば、ユーザに二つ以上の価格情報を含む関連情報が提供される場合、ユーザは、提供された価格情報の中から最も低い価格が保障されているショッピングモールに関する情報をもらえるようにすることもできる。この場合、サーバは、関連情報を分析して最も低い価格情報が保障されているインターネットショッピングモールに関する関連情報のみをユーザに提供する。関連情報が商品の価格情報、売買情報、競売及び逆競売情報である場合、ユーザは、当該商品の最適な購入をサーバに要求することもできる。この場合、サーバは、競売及び逆競売に自動的に参加し、売買情報及び価格情報を分析して最適な購買要求を遂行する。
【0031】
(7)ユーザが基本情報を附加または修正するプロセス
関連情報を提供されたユーザは、関連情報の一部を修正編集することができる。このような過程を通じて、サーバの基本情報はユーザによって更新できる。ユーザが検索を要求した物体に関する基本情報がないかまたはミスがある場合に本プロセスは特に有效である。基本情報がないかミスがある場合、関連情報の検索が正確に行われないため、そのような結果をもらったユーザによって基本情報を更新するようにする。
図5は、本発明によって関連情報を提供されたユーザが関連情報の一部を修正編集する過程の一例を示した順序図である。先ず、ユーザ側端末装置が読取った識別番号を通じて基本情報を検索する(502)。基本情報が存在するか否かを判別する(503)。基本情報が存在する場合、基本情報が正確か否かを判別する(504)。基本情報が正確であると判別された場合は、基本情報に基づいて関連情報を検索する(505)。基本情報が正確ではない場合は、ユーザに基本情報の変更可否を問い合わせる(506)。ユーザが基本情報を変更してほしくない場合は、既存の基本情報に基づいて関連情報を検索する(507)。ユーザが基本情報の変更を希望する場合は、後述する基本情報の追加ルーチンに分枝される。上述した基本情報存在可否の判別段階(503)で、基本情報が存在しないと判別された場合、ユーザに基本情報を追加するか否かを問い合わせる(508)。ユーザが基本情報を追加してほしくない場合、関連情報の検索は未完結となり、それをユーザに通知する(509)。ユーザが基本情報の追加を希望する場合は、ユーザが基本情報を入力する(510)。管理サーバは、ユーザが入力した基本情報の真偽可否を判断する(511)。ユーザが入力した基本情報の正確性可否を判別する(512)。ユーザが入力した基本情報が正確であると判別された場合は、それに基づいて基本情報データベースを更新する(513)。ユーザが入力した基本情報が正確ではない場合はそのまま終了する。
【0032】
(8)ユーザが物体に関する評価情報を記録するプロセス
ユーザは、特定物体に関して主観的な評価情報をサーバに記録しておくことができる。例えば、特定物体が商品である場合、ユーザは、当該商品の等級をサーバに記録することができる。ユーザの評価情報は、サーバの当該物品に関する基本情報と共に評価情報として記録される。
このようなユーザの評価情報は、他のユーザが当該物品に関する関連情報の検索を要求する場合、他のユーザに当該物品の基本情報と共に提供される。それによって、ユーザは物品に関する様々なユーザの評価情報を閲覧することができる。
また、このようなユーザの評価情報に対する他のユーザの評価情報もまたサーバに記録しておくことができる。それによって、当該物品に対するユーザの評価情報のみならず、ユーザの評価情報自体に対する信頼度を他のユーザに提供することが可能となる。
【0033】
(9)ユーザの検索結果のデータを記録するプロセス
本発明による方法は、ユーザの物体識別コード読取りの履歴を記録する過程を含むことができる。この場合には、サーバを利用しようとするユーザにユーザ固有番号を与え、ユーザの物体識別コード読取りの履歴を記録するための記録領域をサーバに用意しておき、ユーザの端末装置から物体識別コード情報が伝送されてくる度にリアルタイムに記録しておく。このようなユーザの検索履歴は、当該ユーザに提供する関連情報を検索して加工するのに参考資料として活用することができる。
また、ユーザは、関連情報を提供してもらった後に、その関連情報を選択的にサーバに記録しておくことを希望するときもある。その場合には、関連情報記録領域をサーバに用意しておき、ユーザが選択した関連情報のみを関連情報記録領域に記録しておく。ユーザが読取った物体が新聞や雑誌などといった情報を記載している媒体である場合を例に挙げて説明する。この場合、ユーザは、当該新聞や雑誌に載せられた記事に係わる関連情報を提供してもらうために、当該新聞や雑誌の記事に割り当てられている識別記号を端末装置を通じて読取る。次いで、前述したような過程を経て、ネットワーク上の様々なソースから関連情報がユーザに提供されると、ユーザは、関連情報の中から求める情報のみを選択して記録しろという指令をサーバに伝送する。サーバは、ユーザが選択した関連情報のみをサーバに用意されている記録領域に記録しておく。それによって、ユーザは、実際空間で接した新聞や雑誌の記事を仮想空間で手軽くスクラップすることが可能となる。
【0034】
(10)応用例
以下、本発明の基本的なプロセスを実際に応用する例を説明する。
先ず、関連情報を検索しようとする対象となる物体が一般商品である場合を例として説明する。この場合、識別記号は、商品または商品の表面に1次元または2次元で印刷する。基本情報は、当該商品の製造会社、一般消費価格、商品の規格、及びその他、味、香、性質などの当該商品の基本的な属性とすることができる。関連情報は、様々なサーバからの当該商品に関する使用感想、販売情報、競売及び逆競売情報などとすることができる。これにより、実際の空間で商品を接したユーザは、当該商品に関する関連情報を閲覧することによって、商品の購入行為に必要な情報を仮想空間から提供してもらえる。
【0035】
関連情報を検索しようとする対象となる物体が各種マルチメディアコンテンツを提供するための媒体である場合について説明する。この場合、関連情報を検索しようとする対象となる物体は、ビデオテープ、DVD、及びCDのようなマルチメディアコンテンツが記録された媒体である。識別記号は、当該マルチメディア媒体の包装紙または外装の表面に1次元または2次元で印刷されている。基本情報は、当該マルチメディアコンテンツの著作権者、製作社、ジャンル、及び簡単な内容がなることができる。関連情報は、当該マルチメディアコンテンツのネットワークを通じて入手可能な形の圧縮ファイル、他のユーザの感想、及び公演情報とすることができる。これにより、ユーザは、マルチメディアコンテンツを記録した媒体、例えばDVDを販売している売場で、望むDVDの識別記号のみを端末装置で読取った後、当該DVDに記録されているマルチメディアコンテンツを、ネットワークを通じて直接提供してもらって鑑賞することができる。
【0036】
関連情報を検索しようとする対象となる物体が新聞記事や放送プログラムである場合について説明する。この場合、識別記号は、当該新聞記事と共に新聞に記録されており、放送プログラムの場合は、当該放送と共に提供されるか放送プログラムの内容を案内する新聞に記録されている。基本情報は、当該新聞記事または放送プログラムの題目及び基本的な記事内容である。関連情報は、当該新聞記事または放送プログラムの関連細部情報及び関連記事などとすることができる。これにより、ユーザは、新聞や放送を見て関心のある記事またはプログラムに接する時に、その識別記号を端末装置を通じて読取ることにより、当該記事またはプログラムをネットワーク上のサーバにスクラップするか関連情報を検索することが可能である。
【0037】
ユーザが伝送した識別記号がユーザが実際に購入した本当の実物体から読取られた識別記号であることを保障する実施例によると、ユーザが伝送した識別記号及びそれと連関された基本情報を参照し、ユーザが購入した実物体が本当の商品か否かを判断するのに応用することができる。例えば、ユーザが購入した実物体が貴金属またはその他真偽鑑定が必要な物体である場合、本当の物体に対してのみ識別記号を発行する。識別記号発行機関は、本当の物体に対して発行された識別記号をデータベースに記録して管理する。そして、ユーザが購入した物体に刻印されていた識別記号が識別記号発行機関のデータベースに記録されている識別記号の中のどれか一つと一致する場合にのみ、また当該識別記号がまだ伝送されたことのない場合にのみ本当の商品であると判断する。真偽可否判断の結果をユーザに通知することにより、ユーザは、自分が購入した商品が本当の商品か可否を確認することができる。
【0038】
図7に示された通信環境でネットワークが電話網である場合、特に自動応答システム(ARSシステム)が接続された電話網である場合について説明する。ユーザは、電話網を通じて自動応答システムに電話をかけ、購入した実物体の識別記号を音声で伝送するかまたは受話器に付けられた電子式ボタンを押すことでダイヤルトーンを生成して伝送する。ユーザから識別記号を伝逹してもらったARSシステムは、それを識別記号発行機関に伝送する。識別記号発行機関は、伝送された識別記号が本当の実物体の識別記号か可否を判断し、判断の結果をARSシステムに送る。次いで、ARSシステムは、判断の結果を電話網を通じてユーザの受話器に音声で通知する。これにより、ユーザは、電話のみを利用して自分が購入した実物体の真偽可否を手軽に確認することができる。
【0039】
本発明の更なる他の実施例によると、実物体を購入した人は、当該実物体の識別記号をネットワークを通じて識別記号管理サーバに伝送し、識別記号管理サーバの指示によって、当該実物体の識別記号として参照される記録領域に特別なデータ、例えば音声メッセージを記録するようにできる。それによって、実物体の購入者は、購入した実物体を第3者に贈与すると同時に識別記号を知らせる。実物体と識別記号を伝えてもらった第3者は、当該識別記号をネットワークを通じて識別記号管理サーバに伝送し、識別記号として参照される記録領域に記録された特別なデータ、例えば実物体の購入者が記録した音声メッセージを伝逹してもらう。
3.物体の識別記号を通じて仮想物体を生成、獲得、連動する方法
(1)物体への識別記号を割り当て及び刻印するプロセス
本プロセスは、物体の識別記号を通じて物体に関する関連情報を獲得する方法に関する実施例にて説明したのと類似するので詳細な説明は省略する。
【0040】
但し、本発明の一実施例によって、実物体を購入したときにのみ物体の識別記号を把握できるようにすることができる。そのためには、物体を購入した後、物体の包装紙を剥がすかまたは物体の識別記号を遮断している膜または包装紙を破壊したときにのみ識別記号を読取りすることができるようにするのが望ましい。
本発明の他の実施例によると、実物体を購入しなくても物体の識別記号を把握できるようにすることができる。この場合は、肉眼で把握するかまたは読取り機を通じて読取りができる形で識別記号が実物体に刻印されることが望ましい。
実物体がゲーム機、ゲーム用メディアなどである場合は、識別記号を上記ゲーム機及びゲーム用メディアの外装や包装紙に刻印することができる。本発明の他の実施例によると、ゲーム機やゲーム用メディアを動作させた時にゲーム機やコンピューター画面にディスプレーされる形で識別記号を刻印することができる。
【0041】
上述したように、ゲーム機やゲーム用メディアが実物体である場合、上記ゲームに登場するキャラクタ、アイテム、アニメーション、または音楽などが仮想物体とすることができる。すなわち、このような仮想物体が実際の生活でもユーザたちに人気がある場合があり、その場合、ユーザたちは、自分の端末装置にディスプレーしようとするときがある。例えば端末装置の代表的例になる携帯電話に上記キャラクタ、アイテム、アニメーション、または音楽等をディスプレーするとか、携帯電話のベル音に表わすことができ、携帯電話やPDAなどでミニゲームとして楽しもうとする。上記のような物体の識別記号は、実物体の外見や包装紙に刻印することができるし、更には実物体にプログラム化して刻印することができる。
【0042】
ゲーム進行の時に現われる画面にコード等の形で刻印させて、ユーザは、上記のコードを自分の端末装置に保存するか記憶して仮想物体を獲得しようとする時に、直接入力して仮想物体を獲得することができる。
(2)物体の識別記号と物体の基本情報を関連付けるプロセス
本プロセスは、物体の識別記号を通じて物体に関する関連情報を獲得する方法に関する実施例にて説明したのと類似するので詳細な説明は省略する。
(3)物体に物理的に作用して識別記号を読取りするプロセス
本プロセスは、物体の識別記号を通じて物体に関する関連情報を獲得する方法に関する実施例にて説明したのと類似するので詳細な説明は省略する。
(4)識別記号を参照して物体の基本情報を検索するプロセス
本プロセスは、物体の識別記号を通じて物体に関する関連情報を獲得する方法に関する実施例にて説明したのと類似するので詳細な説明は省略する。
【0043】
本発明の一実施例においては、実物体を購入した一人のユーザのみが仮想物体を獲得するようにすることができる。この場合は、ユーザが伝送した識別記号に関する情報の認証過程を経る。
認証過程の一つとして、ユーザが伝送した識別記号が、実際に販売された実物体に刻印されていた識別記号と同一であるか否かを判断する過程がある。それを通じ、ユーザが任意に入力した識別記号によって仮想物体が獲得されることを防ぎ、またユーザが実際に購入していない商品の識別記号のみを入力して仮想物体を獲得することを防ぐ。
他の認証過程として、ユーザが伝送した識別記号が既に他のユーザまたは同一のユーザによって伝送されて仮想物体の獲得に使われた識別記号であるか否かを判断する過程がある。それを通じ、1回購入された実物体に該当する既に獲得された仮想物体を再度獲得しようとする行為を防ぐことができる。
【0044】
(5)基本情報に基づいて仮想物体を生成または獲得するプロセス
サーバは、基本情報を参照して当該基本情報に該当する仮想物体を生成するかまたは既に生成された仮想物体を獲得する。サーバは、基本情報に基づいて仮想物体を新たに生成するか、または既に生成されていた仮想物体を基本情報を介して獲得することができる。
(5−1)仮想物体生成の実施例
先ず、仮想物体を新たに生成する実施例について説明する。以下、図9を参照して、仮想物体生成システムが別に用意された実施例を主に説明する。
仮想物体を生成するためのシステムについて説明する。サーバ709は、仮想物体生成システム711に生成を要請し、仮想物体生成システム711は、仮想物体を生成した後にそれをサーバ709に伝逹することができる。仮想物体の生成のためには、実物体の識別情報を通じて検索された基本情報を参照して、仮想物体を表現するためのデータを生成する。
【0045】
仮想物体生成システムは、仮想物体生成サーバと仮想物体管理サーバとを含むことができる。仮想物体生成サーバ、及び仮想物体管理サーバ、それぞれは、メモリー部、演算及び制御動作を遂行する制御部、入力部、及び出力部を含む通常的なサーバの概念として理解することができる。
仮想物体生成サーバ901は、上記サーバから基本情報を伝逹してもらって、それを記録する。そして、基本情報を参照して仮想物体を生成し、仮想物体に関する情報を記録する。仮想物体生成サーバは仮想物体生成手段を含む。本発明の他の実施例によると、仮想物体生成サーバ901は、基本情報に加え、関連情報に基づいて仮想物体を生成する。
仮想物体管理サーバは、生成された仮想物体に関するデータを記録し、ユーザ側端末装置に仮想物体に関するデータを伝送する。ユーザ側端末装置は、伝送してもらった仮想物体に関するデータに基づいて仮想物体を表示する。
【0046】
以下、特に仮想物体生成サーバの構成及び動作について詳細に説明する。
<仮想物体定義データ>
本明細書では、仮想物体を表現するためのデータを仮想物体定義データという。仮想物体定義データは、仮想物体を生成する時に必要な基本的な情報を含むことが望ましい。本発明の他の実施例では、仮想物体定義データは、基本情報に加えて関連情報を含む。
図10は、実物体の基本情報1008、1009、1010と、関連情報1011、1012、1013、1014、1015、1016に関するデータベースの構造を概略的に示したものである。
図11は、基本情報1118、1119、1120に基づいて生成された仮想物体定義データ1121、1122、1123、1124、1125、1126のデータベースの構造を概略的に示したものである。
【0047】
図12は、実物体に対する基本情報と関連情報に基づいて生成された仮想物体定義データのデータベース構造を概略的に示したものである。上記生成された仮想物体定義データを通じて仮想物体を具現することができる(1226)。
上記の基本情報を基にするか、基本情報と関連情報を基にして生成された仮想物体定義データを通じて仮想物体をグラフィック化するかアバタなどで表わすことができる。
上記データベースの構造図に基づいて、いくつかの実物体に対する仮想物体定義データの例について説明する。
例えば、実物体が衣類である場合、当該衣類の基本情報は、品名、製造社、デザイナーなどであり、それら基本情報を通じて抽出できる当該衣類を仮想物体化するのに必要な仮想物体定義データは、当該衣類の色相、サイズ、スタイル、生産年度、材質、服地の種類などを含むことができる。
【0048】
実物体が書籍である場合、当該書籍の基本情報は、書名、出版社、著者などであり、仮想物体定義データは、当該書籍の表紙、要約、ジャンル、発行年度などを含むことができる。
実物体がアルバムである場合、当該アルバムの基本情報は、アルバム名、アーティスト名、製造社などであり、仮想物体定義データは、当該アルバムのジャケット(jacket)、ジャンル、演奏時間、収録形態などを含むことができる。
実物体が家電製品である場合、当該家電製品の基本情報は、品名、製造社などであり、仮想物体定義データは、当該家電製品の色相、大きさ、用途、製造年度、アフターサービス(A/S)などを含むことができる。
【0049】
実物体がゲーム機またはゲームメディアである場合、当該ゲーム機またはゲームメディアの基本情報は、ゲーム名、製作社などであり、仮想物体定義データは、仮想物体が当該ゲーム機の仮想対応物である場合、当該ゲーム機またはゲームメディアの大きさ、材質などの外形とゲームマニュアル、製作年度などを含むことができる。本発明の他の実施例では、仮想物体が当該ゲーム機またはゲームメディアのキャラクタ、アイテム、アニメーション、效果音などである場合、仮想物体定義データは、キャラクタの形象、音響、動画像などを含むことができるし、アイテムの形象、音響、動画像、ポイントなどであり得るし、アニメーションの形象、動画像などを含むことができるし、また效果音それ自体であり得る。
実物体が玩具である場合、当該玩具の基本情報は、品名、製造社、種類などであり、仮想物体定義データは、玩具のキャラクタ形態、色相、スタイル、大きさ、材質、動作などを含むことができる。
【0050】
また、基本情報を参照して当該実物体に関する関連情報をネットワークを通じて検索し、基本情報及び関連情報に基づいて仮想物体定義データを生成することもできる。
例えば、実物体が衣類である場合、基本情報が当該衣類の製造社、品名であり、関連情報が当該衣類の色相、サイズ、生産年度、などを含む場合、上記関連情報を参照して仮想物体定義データは、色相、サイズ、生産年度による形象の変化などを含むことができる。
実物体が書籍である場合、基本情報が当該書籍の出版社、書名、著者であり、関連情報が当該書籍の表紙、発行年度、ジャンルなどを含む場合、上記関連情報を参照して仮想物体定義データは、当該書籍の表紙、発行年度の表示、ジャンルの表示などであり得る。
【0051】
実物体がアルバムである場合、基本情報が当該アルバムのアルバム名、アーティスト名、製作社であり、関連情報が当該アルバムのジャケット、ジャンル、演奏時間、収録形態などを含む場合、仮想物体定義データは、アルバムのジャケット、ジャンル表示、演奏時間表示、収録形態表示などであり得る。
実物体がゲーム機またはゲームメディアである場合、基本情報が当該ゲーム機またはゲームメディアのゲーム名、製作社であり、関連情報が当該ゲーム及びゲームメディアの色相、大きさなどの外形とゲームマニュアル、製作年度などの仮想対応物に関する関連情報と、当該ゲーム機またはゲームメディアのキャラクタ、アイテム、アニメーション、效果音などに関する関連情報があり得、上記関連情報を参照して仮想物体定義データは、仮想物体が当該ゲーム機の仮想対応物である場合、当該ゲーム機またはゲームメディアの大きさ、材質などの外形とゲームマニュアル、製作年度などの表示であり得る。本発明の他の実施例では、仮想物体が当該ゲーム機またはゲームメディアのキャラクタ、アイテム、アニメーション、效果音などである場合、仮想物体定義データは、キャラクタの形象、音響、動画像などの表示がであり得、アイテムの形象、音響、動画像、ポイントなどの表示であり得、アニメーションの形象、動画像などの表示であり得、また效果音それ自体であり得る。
【0052】
実物体が玩具である場合、当該玩具の基本情報は、品名、製造社、種類などであり、仮想物体定義データは、玩具のキャラクタ形態、色相、スタイル、大きさ、材質、動作などの表示などを含むことができる。
<仮想物体生成サーバの構造>
仮想物体生成サーバ901は、ネットワーク運営プログラムをシステムの運営体制(OS)として使うことができる。例えば、UNIX、LINUX、またはWINDOW NTのような運営プログラムをシステムの運営体制として使える。このようなOSは、応用プログラムインターフェース(API:Application Program Interface)にハイレベルの指令語を提供して仮想物体生成のための各動作を制御する。
【0053】
APIに関する細部的なメンバー函数は次のようである。
open APIは、ユーザの要請によって、映像処理モジュール、エッジ抽出モジュール、構成要素制御モジュールまたは仮想物体生成モジュールのセッションをオープンするために使われる。
close APIは、使われた応用モジュールに対するセッションを終了するのに使われる。
copy APIは、ユーザの要請によって生成された仮想物体データをコピーするのに使われる。
retrieve APIは、仮想物体生成サーバで呼び出し可能な応用モジュールを検索するのに使われる。
【0054】
status APIは、イメージ処理モジュール、エッジ抽出モジュール、構成要素制御モジュールまたは仮想物体生成モジュールの動作状態を判断するために使われる。
initialize APIは、各応用を呼び出しできるように初期化する機能を持つ。
list APIは、仮想物体の生成に使われる各構成要素またはユーザの指令に従って製作された仮想物体に関する目録を確認するのに使われる。
register APIは、ユーザの指令に従って生成された仮想物体の情報を記録するのに使われる。
unregister APIは、生成された仮想物体に対する情報を削除するのに使われる。
【0055】
read APIは、ユーザから送信されたイメージデータを読取りするのに使われる。
上記APIは、使われるモジュールによって個別的に実行され、仮想物体生成サーバは、仮想物体生成に使われる構成要素を抽出して、各構成要素を変形、合成する過程を通じて仮想物体を生成することができる。
<仮想物体の生成過程>
ユーザは、サーバ709を通じて仮想物体の生成を要請し、サーバ709は、仮想物体を新たに生成するための基本情報を仮想物体生成サーバ901に伝逹する。
仮想物体生成サーバ901は、伝逹してもらった基本情報を参照して仮想物体を直接生成、記録する。
【0056】
仮想物体管理サーバは、生成された仮想物体に関するデータを記録してユーザ側端末装置に伝送して仮想物体を表示する。
生成された仮想物体定義データは、仮想物体管理サーバ711の仮想物体データベース713に記録される。
仮想物体データベースの構造は図11、図12で示す通りである。
仮想物体は、ネットワークにアクセス可能なコンピューターの画面上に表示されることができる形象として表現される。仮想物体定義データは、仮想物体を表現するための情報、例えば画面上に表示され得る形象に関する情報を含むことができる。仮想物体に関する情報に含まれる仮想物体の形象に関する情報として、仮想物体のキャラクタをコンピューター画面に表示するためのグラフィックデータがありえる。
【0057】
仮想物体生成過程についてより詳細に説明する。
図8は、本発明による仮想物体生成過程を示した順序図である。
実世界の実物体に刻印された識別情報を通じて実物体に対する基本情報を獲得する(801)。
上記の基本情報を仮想物体生成サーバに伝逹して仮想物体生成を要請する(802)。
仮想物体生成サーバは、伝逹してもらった基本情報を参照して仮想物体を直接生成する(803)。
場合によっては、仮想物体生成サーバが直接仮想物体を生成することもできるが、別に用意された仮想物体管理サーバに生成を要請して、仮想物体管理サーバで仮想物体を生成した後、それを仮想物体生成サーバに伝逹する過程を通じて仮想物体を生成することもできる。
【0058】
生成された仮想物体に関するデータである仮想物体定義データを仮想物体管理サーバが記録して仮想空間で管理することができるし、仮想物体定義データをユーザの端末装置に伝送することができる(806)。
場合によっては、仮想物体生成の時に、基本情報を参照して当該実物体に関する関連情報をネットワークを通じて検索し、基本情報及び関連情報に基づいて仮想物体を生成することもできる(808)。
<基本情報からの仮想物体定義データ抽出方法の具体的実施例>
仮想物体生成サーバが仮想物体を生成する過程は、すなわち実物体の基本情報から仮想物体定義データを抽出する過程として要約される。
以下、基本情報から仮想物体定義データを抽出する方法の具体的な実施例について説明する。
【0059】
ある状況や物体などの主題に関する数学的模型(mathematical model)や画像模型(graphical model)などを作成する技法を模型化(模型化、 modeling)と言う。特に、コンピューター等を使って画面上でそれら模型を作成する技法が代表的な模型化に該当する。
<カメラなどで獲得した停止画像から仮想物体データを抽出及び生成する方法(実物体の画像からアバタイメージの抽出過程)
Windowsで標準に使われている画像データ形式としてはBMP(bit map format)があり、一番汎用性が高いものはビットマップ形式である。Windowsやマッキントッシュでそのまま利用することができ、カメラ、ファクシミリ、スキャンファイル形態の停止画像等は、画像データに変換する過程を通じて、jpg、bmpまたはpngなどの形式にすることができる。
【0060】
カメラなどで獲得した停止画像を上記のイメージデータ化し、ネットワークを通じて実物体のイメージを含むイメージデータを受信し、受信されたイメージデータから仮想物体データを抽出する。上記仮想物体データを抽出する過程は、仮想物体の構成要素の模様を変形させる過程と、各構成要素を合成する過程を経って仮想物体定義データを生成する。
上記の構成要素を抽出する過程は、上記のイメージデータから仮想物体を製作するための領域を限定し、一定の領域に限定されたイメージデータのノイズをとり除いた後、上記ノイズが取り除かれたイメージデータから一連の数学的過程を経って微分データを生成する。上記微分データによって仮想物体データの構成要素に対する複数の候補領域を抽出した後、それに対する大きさ、模様を検証し、その中から決まった基準に該当する構成要素を抽出する。
【0061】
例えば、人の顔に対する停止画像から仮想物体データを抽出する方法は、顔に特徴を表わす部分に点を形成し、形成された点のデータを利用してイメージデータを生成する。他の実物体の場合も物体の種類が把握されれば、そのような過程を通じてイメージを抽出することができる。
画面上にイメージで表わすこととしてビットイメージを利用した方法がある。ビットイメージは、特にグラフィックユーザインタフェース(GUI)を持つシステムにおいて、画面に表示されるイメージを表わす記憶装置内のビットの連続的な集合を言う。ビットイメージ内のそれぞれのビットは、画面上の1画素に該当する。モノクロ画面のコンピューターでビットイメージ内のビット値は白を表わす時0、黒を表わす時1になる。ビットイメージ内の0と1のパターンが、画面上の一つのイメージを形成するモノクロドットのパターンを決定する。カラーを支援するコンピューターでは、一画素を表わすのに2以上のビットを必要とするのでピクセルイメージ(pixel image)と呼ぶ。
【0062】
より具体的には、上記の作業を遂行できるプログラムが要求され、グラフィックスプログラム(graphics program)は、絵の資料を生成して、そのイメージをファイルとして保存し、ファイルとして生成されたイメージに対する操作、変形などの処理を遂行することができるプログラムである。
上記のグラフィックスプログラムには、ビットマップイメージ(bitmap image)方式とベクターグラフィックス(vertor graphics)方式がある。
ビットマップイメージ方式は、絵をピクセル(pixel)単位で処理し、自然でかつ事実的なイメージの表現に相応しい。ベクター方式に比べてファイル用量は小さいが、イメージが拡大されると画質が悪くなる短所がある。
【0063】
ベクターグラフィックス方式は、イメージを数学的図形で表現して処理し、グラフィックイメージを拡大するかあるいは縮小しても形態をそのまま維持するが、様々な色相や複雑な線等の表現が難しい短所がある。
B.カメラなどで獲得した動画像から仮想物体データを抽出する方法
動画像を利用した仮想物体データ抽出は、実物体が見る角度によって様々な形を表わしている場合や、実物体の動作に特徴がある場合、または実物体が時間によって形態が変わる場合に、動画像を利用して仮想物体データを抽出することができる。
動画像は、短時間の間いくつかの停止画像(frame)から構成されているため、上記の停止画像で仮想物体データを抽出する方法を適用することができる。
【0064】
動画像から仮想物体データを抽出することは、数個の停止画像から仮想物体データを抽出することであるので、仮想物体に対するイメージが多数個生成され、それら多数個のイメージを一つのイメージに構成するのが必要である。イメージを立体的形象に構成するとか、時間による動作を遂行するイメージを構成することができ、モルフィング(morphing)技法を利用してイメージデータを作成することができる。
モルフィング(Morphing)というのは、ある物の形象を他の模様の映像に徐々に変化させる技法を言い、実物体の画像から仮想物体データ抽出する方法として使われ得る。ソースイメージと変形させるイメージの二つの映像が必要で、モルフィングソフトウェアは、モルフィングさせる二つの映像間の対応点を探してイメージ変形を試みる。ばらばらに分けて製作したイメージを連続的にディスプレーするのであり、それは錯視現象を利用した技法である。
【0065】
上記モルフィング技法を利用し、実物体の時間によって変形する様子をアバタで構成することができ、見る角度によって変わる様子の構成が可能である。
C.インターネットなどから獲得した停止画像ど動画像から仮想物体データを抽出する方法
インターネットなどのウェブ上で獲得した停止画像、動画像から仮想物体データを抽出する方法は、上記の停止画像や動画像から仮想物体データを抽出する方法と類似している。インターネットホームページ画像に使われている形式は主にGIF(graphic interchange format)形式である。
詳細な説明は、上記停止画像、動画像を利用したデータ抽出方法と類似するので以下省略する。
【0066】
D.画像が欠かされた基本情報から仮想物体データを抽出する方法
テキスト情報から仮想物体データを抽出するか、または音声情報などから仮想物体データを抽出することができる。
テキスト形態の基本情報は、実物体の関連情報をインターネットなどのネットワーク上の様々なソースから情報を検索、抽出するための参照語またはキーワードの役割をすることができる。上記の基本情報は、当該物体と係わるインターネットの特定サイトを指定するURLとすることができる。
画像が欠かされた基本情報の場合、サービスを運営する会社側では任意に予め実物体の基本情報、関連情報などを連動させておくため、仮想物体定義データを別に生成するか抽出する必要がない場合もある。例えば、衣類と係わる実物体に対し、その商品名に該当する名称をテキスト形態にしてユーザによって基本情報が提供されると、その商品に該当する仮想物体を別途の仮想データ抽出や生成過程なしにすぐ連動させることができる。
【0067】
(5−2)既に生成されていた仮想物体の獲得実施例
既に生成されていた仮想物体を基本情報を介して獲得する実施例について説明する。
この時、仮想物体を獲得しようとするコンピューターまたはサーバ709は、獲得しようとする仮想物体に関する基本情報を仮想物体管理サーバ711に伝送して、仮想物体の伝逹を要請する。仮想物体管理サーバ711は基本情報を参照し、それに対応する仮想物体に関する情報をデータベース713から検索する。仮想物体データベース713に記録されている仮想物体に関する情報は、それを獲得しようとするコンピューターまたはサーバ709に伝送される。
(6)仮想物体の仮想空間における管理プロセス
サーバ709は、ユーザデータベース705に記録されている仮想物体を管理する。ユーザは、サーバ709に接続して自分の仮想物体を管理するように要請することができる。
【0068】
(7)応用例
以下、本発明の基本的なプロセスを実際に応用する例について図7を参照して説明する。
先ず、チャットサービスを提供するにおいて、キャラクタ−アバタに着用させるための衣裳またはアクセサリーを仮想物体として獲得する応用例について説明する。実物体701は実際の衣類またはアクセサリーである。衣類メーカーまたはアクセサリーメーカーは、衣類またはアクセサリーを生産し、それを販売する時に、衣類またはアクセサリーに識別記号703を印刷するか露出しないように封印されたタッグの形態で附着する。識別記号703は、生産された衣類またはアクセサリーそれぞれに対し、独特の識別記号が割り当てされる。ユーザが衣類またはアクセサリーを購入して識別記号703を把握した後、それをバーコード読取り機705で読取ってコンピューター707に入力するかまたは直接識別記号に該当する文字を入力する。コンピューター707に入力された識別記号は、ネットワークを通じてチャットサーバ709に伝送される。この時、コンピューター707は、当該ユーザのチャットサーバログインIDも一緒にサーバ709に伝送する。チャットサーバ709は、ユーザのIDを確認した後に、伝送された識別記号に該当する基本情報を参照して仮想物体を生成するかまたは仮想物体サーバ711から獲得する。獲得された仮想物体に関する情報は、ユーザアカウントと連動されたユーザデータベース715に記録される。今後、ユーザがチャットサービスを利用するとき、ユーザは、自分のアカウントと連動されたデータベースに記録された仮想物体に関する情報に基づいて表現された仮想衣類またはアクセサリーを着用した形でコンピューターに表示される。チャットサービス利用の時に表示される仮想衣類またはアクセサリーは、ユーザが実際購入した実際衣類またはアクセサリーと類似した形態を有することが望ましい。
【0069】
オンラインゲームサービスを提供するにおいて、ゲームのキャラクタが着用できるアイテムを仮想物体として獲得する応用例について説明する。オンラインゲームメーカーまたは関連メーカーは、オンラインゲームメーカーがサービスするゲーム上に登場するアイテムと類似する形象または模様を持つ模型を実際の売場で販売する。例えば、オンラインゲーム上に登場するアイテムが刀である場合、実際の売場ではそれと類似する形象または模様を有する模型刀を販売する。実際の売場が模型を販売する時、模型に識別記号703を印刷するか露出しないように封印されたタッグの形態で附着する。ユーザが模型刀を購入し、識別記号703を把握した後、それをバーコード読取り機705で読取り、コンピューター707に入力するかまたは直接識別記号に該当する文字を入力する。コンピューター707に入力された識別記号は、ネットワークを通じてオンラインゲームサーバ709に伝送される。この時、コンピューター707は、当該ユーザのログインアIDも一緒にサーバ709に伝送する。オンラインゲームサーバ709は、ユーザのIDを確認した後、伝送された識別記号に該当する基本情報を参照してアイテムを生成するか、またはアイテム管理サーバ711から獲得する。獲得されたアイテムに関する情報は、ユーザアカウントと連動されたユーザデータベース715に記録される。今後、ユーザがオンラインゲームサービスを利用するときに、ユーザは、自分のアカウントと連動されたデータベースに記録されたアイテムに関する情報に基づいて表現されたアイテムを持っている形でコンピューターに表示される。オンラインゲームサービスを利用する時に表示されるアイテムは、ユーザが実際購入した模型と類似の形態を持つことが望ましい。
【0070】
ゲーム機やゲーム用メディアと係わるサービスを提供するにおいて、ゲームと係わる仮想物体、またはゲームの進行による仮想物体を獲得する応用例について説明する。ゲーム製作社は、実物体701に該当するゲーム機、またはゲーム用メディア(CD、ゲームパック)にゲームと係わる仮想物体、またはゲームの進行中、特定段階(level)の進行または解決時に、それに該当する情報を識別記号703化する。
識別記号703は、ゲームに登場するキャラクタ、アイテム、アニメーション、またはゲームの各レベル自体の情報がなることができる。
上記識別記号703を読取りしてコンピューターなどに入力するかまたは直接識別記号に該当する文字を入力すると、ネットワークを通じてゲーム製作社のサーバ709に伝送される。上記ゲーム製作社のサーバ709は、上記伝送された識別記号に該当する基本情報を参照して、キャラクタ、アイテム、アニメーションなどを生成するかまたは仮想物体管理サーバ711から上記の仮想物体を生成する。
【0071】
上記ゲーム機またはゲームメディアと係わる他の応用例について説明する。
ユーザがゲームを進行中にある1つのレベルを解決して次のレベルに引き続こうとする時、上記レベルの解決後に表われる識別記号が画面上にコードなどの形で表われると、ユーザは、上記識別記号を把握し、それを自分の端末機に保存しておき、同一のゲームを進行する時に上記識別記号をバーコード読取り機705で読取りしてコンピューター707に入力するかまたは直接識別記号に該当する文字などを入力する。コンピューター707に入力された識別記号は、上記ゲーム機やゲーム用メディアのログオンIDになって、データベースに蓄積された情報を参照して該当のレベル以後の段階を進行することができる権限が与えれる。すなわち、これまでのユーザのゲーム進行に対して蓄積された情報を仮想物体化して本発明でも適用することができる。
【0072】
本発明の概念を、仮想空間で生成された仮想物体を統合管理する形のサービスに適用することができる。例えば、上述したようなオンラインチャットサービス及びオンラインゲームサービスにおいて、二つのプロセスを通じて入力された実物体に連動された仮想物体たちを各キャラクタが有する仮想の空間で管理することができる。
例えば、ユーザはチャットサービスを利用しながら、キャラクタたちが集まる仮想の部屋を構築する。その部屋は、チャットルームを初めてオープンしたユーザが所有している仮想の部屋であり、そこは普段ユーザがサービスに接続して自分の好みに合わせて作っておく。その部屋を飾る時に自分の部屋にある品物のcodeをサーバに伝送すると、サーバはその品物が何かを検索し、その品物模様の仮想の品物をその部屋に陳列できるようにする。
【0073】
実物体を購入しなくても識別記号を把握できるようにする実施例においては、ユーザは、実物体を購入せずに識別記号のみを把握する。ユーザが把握した識別記号に基づいて、仮想空間では実物体に対応する仮想物体を生成または獲得させる。それによって、ユーザは、仮想物体を獲得するために、実物体から識別記号を把握するためにも実物体に接近しようとする試みがなされる。それを通じて、実物体は多くのユーザにPRできるという效果がある。また、そのように獲得された仮想物体がユーザの端末機に表示される時は、ユーザが把握した識別記号が刻印されている実物体の製造社または品名が一緒に表示されるようにすることができる。例えば、本実施例をオンラインゲームに応用しようとする場合、ユーザは、オンラインゲームに使うアイテムを獲得するために、アイテムに該当する実物体に接近して識別記号を把握する。ユーザが把握した識別記号を通じて生成されたアイテムは、ユーザが直接識別記号を把握した実物体の製造社または品名と一緒に端末機に表示される。それにより、実物体の製造社はオンラインゲームを通じる商品PRの效果もある。
【0074】
【産業上の利用可能性】
本発明によると、実世界に存在する物体を接したユーザは、直ちに物体に関する様々な仮想空間上の情報をリアルタイムに提供してもらうことが可能である。 また、物体が商品である場合、ユーザに当該商品に関する様々な価格情報及び販売情報を仮想空間上で検索して提供することにより、ユーザの商品購入行為に役に立つ。それにより、ユーザは購入しようとする商品に関する最低価格をリアルタイムに照会することにより、当該商品に関する最適の購入行為をするのが可能である。のみならず、ユーザに当該商品に関する価格情報と共に当該商品を販売しているインターネットショッピングモールに関するリンク情報を提供することで、当該商品のオンライン購入をリアルタイムに遂行できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による方法の一実施例が遂行される過程を示したブロック図。
【図2】
本発明の一実施例によるサーバ内のデータベース構造を概略的に示した概略図。
【図3】
本発明によってユーザに関連情報を提供するプロセスの一例を示した順序図。
【図4】
本発明によって関連情報を提供してもらったユーザが特定のサービスを要求する場合のプロセスの一例を図示した順序図。
【図5】
本発明によって関連情報を提供してもらったユーザが関連情報の一部を修正編集する過程の一例を図示した順序図。
【図6】
本発明による方法の一実施例が遂行される過程を示したブロック図。
【図7】
本発明が適用されるための通信環境を示したブロック図。
【図8】
本発明による仮想物体の生成過程を示した順序図。
【図9】
本発明が適用されるための更なる他の通信環境を示したブロック図。
【図10】
実物体の基本情報と関連情報に関するデータベースの構造を概略的に示した概略図。
【図11】
基本情報に基づいて生成された仮想物体定義データのデータベース構造を概略的に示した概略図。
【図12】
実物体に関する基本情報と関連情報に基づいて生成された仮想物体定義データのデータベース構造を概略的に示した概略図。
Claims (12)
- 物理的に読取り可能な識別記号が表示された物体に対応する仮想物体を、ユーザ側端末装置、サーバ、及び両者がアクセス可能なネットワークとして定義される仮想空間で生成する方法であって、
前記物体の識別記号と前記物体の基本情報を関連付ける段階と、
ユーザ側端末装置を通じて前記物体に物理的に作用して前記識別記号を読取る段階と、
前記読取られた識別記号を参照して前記物体の基本情報を検索する段階と、
前記物体の基本情報を参照して前記物体に対応する仮想物体を生成する段階と、
を含む仮想物体の生成方法。 - 物理的に読取り可能な識別記号が表示された物体に対応する仮想物体を、ユーザ側端末装置、前記仮想物体を定義する仮想物体定義データが記録されたデータベースが含まれたサーバ、及び両者がアクセス可能なネットワークとして定義される仮想空間で生成する方法であって、
前記物体の識別記号と前記物体の基本情報を関連付ける段階と、
ユーザ側端末装置を通じて前記物体に物理的に作用して前記識別記号を読取る段階と、
前記読取られた識別記号を参照して前記物体の基本情報を検索する段階と、
前記物体の基本情報を前記サーバに伝送する段階と、
前記サーバが物体の基本情報を参照して前記物体に対応する仮想物体を生成する段階と、
を含む仮想物体の生成方法。 - 前記物体の基本情報は、前記ネットワークと接続しているサーバのデータベースに記録され、
前記物体の基本情報を検索する段階は、
前記ユーザ側端末装置が前記識別記号をネットワークを通じてサーバに伝送する段階、及び
前記サーバが前記データベースを照会して前記伝送された識別記号と連関付けられた基本情報を検索する段階を含む、請求項1または2に記載の仮想物体の生成方法。 - 前記物体の基本情報は、前記ユーザ側端末装置の記録領域に記録され、
前記物体の基本情報を検索する段階は、
前記ユーザ側端末装置が記録領域を照会して前記読取られた識別記号と関連付けられた基本情報を検索する、請求項1又は2に記載の仮想物体の生成方法。 - 前記識別記号は、前記物体の表面または物体の包装紙にバーコードスキャナーによって読取り可能な形で印刷され、
前記ユーザ側端末装置はバーコードスキャナーを含み、
前記識別記号の読取り段階は、前記バーコードスキャナーが物体の表面または物体の包装紙に印刷されている識別記号を読取りする段階を含む、請求項1又は2に記載の仮想物体の生成方法。 - 前記識別記号は、前記物体の表面または物体の包装紙に印刷され、前記物体の包装紙を剥がすかまたは物体の識別記号を遮断している膜または包装紙を破壊するときにのみ識別記号を読取ることができ、
前記識別記号は、前記個々の物体に対して唯一に割り当てられ、前記サーバは、前記物体に割り当てられた識別記号を記録するデータベースを含み、
前記仮想物体を生成する段階は、
前記伝送された基本情報に対応する識別記号が前記データベースに記録されているか否かを判断し、前記判断の結果、前記データベースに記録されている場合に限って前記仮想物体を生成する、請求項1又は2に記載の仮想物体の生成方法。 - 前記仮想物体を生成する段階は、
前記基本情報を基に前記仮想物体を前記ネットワーク上の仮想空間に生成するための仮想物体定義データを生成する段階、及び
前記生成されたデータを前記ネットワークと接続しているサーバのデータベースに記録する段階を更に含む、請求項1に記載の仮想物体の生成方法。 - 前記検索された基本情報を参照して前記物体と係わる関連情報を前記ネットワークを通じて検索する段階、
前記仮想物体の生成段階は、前記基本情報及び前記関連情報を参照して前記仮想物体を生成する、請求項1に記載の仮想物体の生成方法。 - 前記仮想物体を生成する段階は、
前記基本情報及び関連情報を基に前記仮想物体を前記ネットワーク上の仮想空間に生成するための仮想物体定義データを生成する段階、及び
前記生成されたデータを前記ネットワークと接続しているサーバのデータベースに記録する段階を更に含む、請求項7に記載の仮想物体の生成方法。 - 前記仮想物体は、オンラインチャットサービスにおいてキャラクタ−アバタが所有できる仮想のアイテムである、請求項1又は2に記載の仮想物体の生成方法。
- 前記仮想物体は、オンラインゲームサービスにおいてキャラクタが所有できる仮想のアイテムである、請求項1又は2に記載の仮想物体の生成方法。
- 物理的に読取り可能な識別記号が表示された物体と係わる関連情報をネットワークを通じて検索してユーザに提供するためのシステムであって、
前記識別記号、物体の基本情報、及び前記物体の識別記号と前記物体の基本情報との間の連関関係を記録するための第1記録領域、前記物体の基本情報にづいて前記に対応する仮想物体を生成するための手段、前記生成された仮想物体を定義する仮想物体定義データを記録するための第2記録領域を含むホストコンピューター、及び
前記物体に物理的に作用して前記識別記号を読取るための読取り手段、前記読取られた識別記号を臨時保存するための臨時保存手段、前記臨時保存された識別記号をネットワークを通じて前記ホストコンピューターに伝送するための伝送手段を含むユーザ側端末装置を含み、
前記ホストコンピューターは、前記ユーザ側端末装置が伝送した識別記号を受信するための受信手段を更に含み、
前記ホストコンピューターは、前記受信手段によって受信された識別記号を参照して前記物体の基本情報を抽出し、前記抽出された物体の基本情報を参照して前記仮想物体を定義する仮想物体定義データを生成して前記第2記録領域に記録するシステム。
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