JP2016514521A - 粒子線装置用アクセサリーホルダー - Google Patents

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Abstract

本発明は、粒子ビーム放射治療用装置のノズルに取付けられ、又は、ノズルと一体化されたアクセサリーホルダーに関する。アクセサリーは、アパーチャー部品、レンジフィルター、又は、ノズルの外部端と照射されるターゲットとの間のビーム経路中に置くことができる他の部品でもよい。アクセサリーホルダーは、アクセサリーをノズルから離れる又はノズルに向かうように変位させ、それによりアクセサリーをビームの方向の前後に変位させる第1変位手段と、アクセサリーをビームの経路に入る、又は、ビームの経路から外れるように変位させる第2変位手段とを有する。測定又は治療ステップは、治療により遮断されることなく、アクセサリーをビーム経路中に載置し、又は、ビーム経路外に載置して実行することができる。望ましい実施形態によれば、第1変位手段は、第2変位手段を支持するサポートロッドを線形動作させるように設計されたアクチュエーターアーム付きの偏心した軸を有し、第2変位手段は、アクセサリーが挿入されたスライド可能なドローアーを有する。

Description

[0001]
本発明は腫瘍に陽子ビームを照射する陽子ビーム治療のような粒子ビーム治療のための装置に関する。本発明は特に粒子線装置のノズルに取付けるアクセサリーホルダーに関する。
[0002]
粒子線治療において、今日、多数の照射技術が知られている。ペンシルビームスキャニング(Pencil Beam Scanning (PBS))において、例えば、サイクロトロンのような放射線源により生成された陽子ビームは、処置される腫瘍の次のレイヤーの次のポイントを標的とする。それにより、腫瘍の各レイヤーはビームにより「スキャン(またはペイント)」される。各レイヤーのポイントに対するビーム強度はコントロールされ、当該ポイントに処方された量が供給される。この技術は、散乱されたビームが、処置される腫瘍の形状に対応するように患者特有のコリメーターにより成形される、単一又は二重散乱技術に対する進歩を表している。
[0003]
PBS(ペンシルビームスキャニング)が、高価で重い患者特注のコリメーターを必要しないとしても、スキャン処理の前又はスキャン処理の間、ノズルとターゲットとの間の経路に載置される特有のアクセサリーが必要とされる。例えば、リッジフィルター、レンジ補償器、レンジシフター、側部の半影を改善するアパーチャー、処置される腫瘍に近くに位置する臓器に危険がないようにするアパーチャー等である。これらのアクセサリーは手動で取付けたり取り外したりする必要があり、それは、時間や処理設備の効率にかなりのロスを引き起こす。
[0004]
使用される照射技術にかかわらず、ターゲットに近い距離で接近する可能性のある、ノズルとターゲットの間の経路にアクセサリーを保持する手段は、利用できる動きやそれらの制御や自動化の双方の観点から、使用に対する柔軟性を一般的に欠いている。
[0005]
本発明は、粒子ビーム放射治療用装置のノズルに取付けられ、又は、ノズルと一体化されたアクセサリーホルダーに関する。アクセサリーは、アパーチャー部品、レンジフィルター、又は、ノズルの外部端と照射されるターゲットとの間のビーム経路中に置くことができる他の部品でもよい。アクセサリーホルダーは、アクセサリーをノズルから離れる又はノズルに向かうように変位させ、それによりアクセサリーをビームの方向の前後に変位させる第1変位手段と、アクセサリーをビームの経路に入る、又は、ビームの経路から外れるように変位させる第2変位手段とを有する。測定又は治療ステップは、治療により遮断されることなく、アクセサリーをビーム経路中に載置し、又は、ビーム経路外に載置して実行することができる。望ましい実施形態によれば、第1変位手段は、第2変位手段を支持するサポートロッドを線形動作させるように設計されたアクチュエーターアーム付きの偏心した軸を有し、第2変位手段は、アクセサリーが挿入されたスライド可能なドローアーを有する。
[0006]
本発明は、特許請求の範囲に記載された、アクセサリーホルダー、粒子ビーム放射装置及び方法に関する。
[0007]
本発明は、ターゲットにビームを送るノズルを有し、前記ノズルに接続され、又は、前記ノズルと一体である、粒子ビーム治療装置のアクセサリーホルダーにおいて、アクセサリーを開放可能に受けて保持するように構成されたアクセサリーインターフェースと、アクセサリーが前記インターフェースにより保持されている間、前記アクセサリーが前記装置により生成されたビームの方向に前記ノズルから離れる、又は、前記ノズルに向かうように、前記アクセサリーインターフェースを第1の方向に変位させる第1変位手段と、前記アクセサリーが前記インターフェースにより保持されている間、前記アクセサリーが前記装置により生成されたビームの経路に入る、又は、ビームの経路から外れるように、前記アクセサリーインターフェースを第2の方向に変位させる第2変位手段と、を有することを特徴とするアクセサリーホルダーに関する。
[0008]
第1実施形態によれば、前記第1変位手段は、前記ノズルに対して前記第1の方向に動くように構成された第1可動部を有し、前記第2変位手段は、前記第1可動部に対して前記第2の方向に動くように構成された第2可動部を有し、前記第2可動部は、前記アクセサリーインターフェースを有する。
[0009]
第2実施形態によれば、前記第2変位手段は、前記ノズルに対して前記第2の方向に動くように構成された第2可動部を有し、前記第1変位手段は、前記第2可動部に対して前記第1の方向に動くように構成された第1可動部を有し、前記第1可動部は、前記アクセサリーインターフェースを有する。
[0010]
一実施形態によれば、第1変位手段は、ジャバラ型を有する伸縮部を有するものではない。
[0011]
望ましくは、前記第2の方向の前記変位は、前記ビームの経路に入る、又は、前記ビームの経路から外れる前記第2の方向の前記動きは、前記ビームの経路に入る、又は、前記ビームの経路から外れるトレーのスライド動作のように、線形並進動作である。
[0012]
第1実施形態によるアクセサリーホルダーにおいて、前記第1変位手段は、前記ノズルから離れる、又は、前記ノズルに向かう前記第1の方向に沿って前記第1可動部を動くように構成され、アクチュエーターアームを有する回転可能な軸更に有する。
[0013]
第1実施形態によるアクセサリーホルダーにおいて、前記第2可動部は、前記第2の方向の前後にスライドするように構成されたスライド可能なドローアーを有し、前記ドローアーは、アクセサリーを受けて固定する前記インターフェースを有する。
[0014]
本発明によるアクセサリーホルダーは、前記ノズルに接続可能なベース部を有し、前記第1変位手段及び前記第2変位手段が前記ベース部に取り付けられている。
[0015]
一実施形態によれば、アクセサリーホルダーは、前記ノズルに接続可能なベース部を有し、前記第1変位手段及び前記第2変位手段が前記ベース部に取り付けられており、前記第1変位手段は、サポート部品と、一端が前記サポート部品に付けられ、他端が前記第1可動部を支持するサポートロッドとを更に有し、前記ベース部は、前記ロッドが挿入されるガイド開口を有し、前記アームは、細長い開口を有し、前記サポート部品の円筒状端部をスライド可能に受けるように構成され、前記アームの回転が前記サポートロットを線形動作させる。
[0016]
本発明の望ましい実施形態によるアクセサリーホルダーにおいて、前記第1変位手段及び前記第2変位手段は動力化されており、遠くから動作させることができる。すなわち、変位手段の可動部を手動で動かすことがない。前記第1変位手段及び/又は前記第2変位手段は、電気式駆動手段及び/又は空気圧式駆動手段を有する。
[0017]
一実施形態によれば、前記第1の方向は、第1の線形経路の方向であり、前記第2の方向は、前記第1の方向に垂直な第2の線形経路の方向である。
[0018]
本発明は、照射源と、ノズルと、前記ノズルに取付けられ、又は、前記ノズルと一体である、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のアクセサリーホルダーとを有する粒子ビーム装置に関する。前記粒子ビーム装置は、ターゲットに対して粒子ビームをスキャンする粒子ビーム走査装置を有してもよい。
[0019]
本発明による粒子ビーム装置の一実施形態によれば、粒子ビーム装置は、前記アクセサリーホルダーに取付け可能なスナウトを更に有し、前記スナウトは、アパーチャー、レンジ補償器、リッジフィルター、レンジシフターのようなひとつ又はそれ以上のアクセサリーを保持するように構成されている。
[0020]
本発明は、ターゲットにビームを送るノズルと、前記ノズルに接続され、又は、前記ノズルと一体であるアクセサリーホルダーとを有する粒子ビーム治療装置にアクセサリーを正しい場所に配置する方法であって、前記アクセサリーホルダーは、アクセサリーを開放可能に受けて保持するように構成されたアクセサリーインターフェースと、アクセサリーが前記インターフェースにより保持されている間、前記アクセサリーが前記装置により生成されたビームの方向に前記ノズルから離れる、又は、前記ノズルに向かうように、前記アクセサリーインターフェースを第1の方向に変位させる第1変位手段と、前記アクセサリーが前記インターフェースにより保持されている間、前記アクセサリーが前記装置により生成されたビームの経路に入る、又は、ビームの経路から外れるように、前記アクセサリーインターフェースを第2の方向に変位させる第2変位手段とを有し、前記配置する方法は、前記アクセサリーを前記アクセサリーホルダーに挿入して固定するステップと、前記第1の方向及び前記第2の方向、又は、その逆の方向に沿って前記アクセサリーを変位させるステップであって、それにより、前記アクセサリーを前記ターゲットに対して所定の位置に持っていき、前記変位中は、前記アクセサリーが前記インターフェースに挿入され固定されたままである配置する方法に関する。
[0021]
本発明の方法において、前記変位は、操作者により制御される自動化された駆動手段により作動されてもよい。すなわち、前記変位は、測定され、遠くから駆動可能である。前記変位の間、手動操作は不要である。
[0022]
本発明の方法において、前記アクセサリーは、ペンシルビームスキャニングノズルと共に用いられるアパーチャー部品、レンジシフター又はリッジフィルターである、又は、前記アクセサリーは、アパーチャー部品、レンジシフター又はリッジフィルターを保持する保持手段である。
[0023]
図1は第1実施形態によるアクセサリーホルダーの動作原理を示す図である。
[0024]
図2は第2実施形態によるアクセサリーホルダーの動作原理を示す図である。
[0025]
図3は第1実施形態によるアクセサリーホルダーに含まれる各変位機構の全ての詳細を含むアクセサリーホルダーの3次元図及び分解部品配列図である。
[0026]
図4a及び図4bは、図3の実施形態によるアクセサリーホルダーにおける変位機構のひとつの詳細を示す図である。
[0027]
図5a及び図5bは、図3のアクセサリーホルダーをビーム経路中に置かれたアクセサリーホルダードローアーと共に示す図、及び、図3のアクセサリーホルダーをビーム経路から完全に引き出されたアクセサリーホルダードローアーと共に示す図である。
[0028]
図6はアクセサリーを保持するトレーを保持するアクセサリーホルダーを示す図である。
[0029]
図7はふたつのアクセサリーを保持するスナウトを保持するアクセサリーホルダーを示す図である。
[0030]
図8はスナウトが設けられたアクセサリーホルダーを患者に関する位置を示す図である。
[0031]
図1及び図2は、本発明によるアクセサリーホルダーの基本構造を示す。各ケースにおいて、ホルダー1は粒子ビーム取付け具のノズル2に取付け可能である。この詳細な記述において、ノズルはペンシルビームスキャニングのノズルとして記述されるが、本発明がこのタイプの照射ノズルに限定されるものではない。本記述の文脈において、用語「ノズル」は、粒子ソースから始まって、患者の腫瘍4のようなターゲットに向けられるスキャンビーム3を生成するのに必要な一連の部品の最後の部品を示す。ノズルは通常、照射線量を測定する線量測定装置を有する部品である。ある粒子治療装置において、ノズルはペンシルビームスキャニングを実行するためのスキャニング磁石を有している。他の粒子治療装置において、ペンシルビームスキャニングを実行するための走査マグネットは粒子ラインのより上流に配置される。例えば、小型のガントリーシステムでは、走査マグネットは最後の偏向マグネットの上流側に配置され、線量測定装置を有する最後の偏向マグネットの下流側の部品は「ノズル」と呼ばれる。
[0032]
図1及び図2の各実施形態において、アクセサリーホルダー1は、ノズル2に取付けられた(例えばボルト締めされた)ベース部5を有する。ベース部はノズルに離脱可能に取付けられることが望ましい。それにもかかわらず、本発明のアクセサリーホルダーは、処置プロセスの間ずっとノズルに取付けられており、装置の修理又はメインテナンスの場合のみ外されることを必要とされる。他の実施形態では、アクセサリーホルダーはノズルに完全に組み込まれている。そのときには、分離されたベース部は存在せず、このベース部の機能(すなわち第1変位手段及び第2変位手段)はノズル自体によって満たされる。この場合には、ベース部はノズルフレーム全体の一部である。
[0033]
図1の実施形態において、第1可動部6はベース部5上に設けられ、図中のZ軸方向、すなわち、ターゲット4に近づいたり又はターゲット4から離れたりする方向で、前記ベース部に対して動くように取付けられている。サポート及び/又はガイド部材7と適切な動力源(図示せず)は、この動きを案内して駆動するために設けられている。第2可動部8は第1可動部6上に設けられ、前記第1部に対して、Z軸方向に垂直なY軸方向で動くように取付けられている。それにより、第2可動部に取付けられたアクセサリー9は、ビーム経路に入る又はビーム経路から出るように動かすことができる。更なる駆動手段(図示せず)は、この横方向の動きを作動させるために設けられている。第2可動部8は、Z軸方向及びY軸方向に沿って動いている間、アクセサリー9を受け、アクセサリーを保持するように設けられたインターフェース(図示せず)に有している。
[0034]
インターフェースは、可動部8に取付けられ分離されたインターフェース部でもよいし、可動部8に組み込まれていてもよい。インターフェースは、例えば、アクセサリー9を取り付け、取り外し、アクセサリー9を第2可動部8にロックするロック機構付きのスロットを有する。それにより、第2可動部8の動作中、アクセサリー9は第2可動部8に取り付けられたままとなる。インターフェースは、ひとつの特定のタイプのアクセサリーを受けるように設計されているのではなく、例えば、レンジシフターやアパーチャーのように、装備される必要のある、いかなるタイプのアクセサリーを受けるように設計されていることが望ましい。有益な実施形態によれば、インターフェースは、ビーム経路に入る又はビーム経路から出るように動かすように構成された可動部(例えばドローアー(drawer))に設けられた長方形受け領域を有する。長方形受け領域はサイドビームにより区切られており、長方形受け領域にアクセサリーをスライドすることにより、アクセサリーがサイドビーム内に装着される。空気圧で操作されるロックピンのようなロック機構は、アゥセサリーを可動部に対して固定した位置に維持するために設けられる。
[0035]
したがって、インターフェースにより保持されることにより、アクセサリー9は、第1可動部及び第2可動部のいかなる位置でも、第2可動部8に取り付けられて維持される。このような方法により、アクセサリーホルダー自体からそれを取り外すことなく、アクセサリーを、ターゲットのより近くまで、及び/又は、ビーム経路内に又はビーム経路外に持っていくことができる。この機能により、ビーム経路内にアクセサリーを設ける、又は、設けないという多様な照射ステップを、治療を中断することなく実行することができる。
[0036]
図2の実施形態では、図1の実施形態と同じ機能を有するが、可動部の役割が反対である。第1可動部10はZ軸方向で可動であり、アクセサリー9を受けて保持するインターフェース(図示せず)が設けられている。第1可動部10は第2可動部11上に設けられていて、第2可動部11に対してZ軸方向に動くように構成されている。第2可動部11はそれ自体はベース部5上に設けられており、ベース部5に対してY軸方向に動くように構成されている。
[0037]
図1及び図2の両実施形態は、本発明をどのように実施するかの実施例である。記載された変位手段の全ては、電気モーターや空気圧式アクチュエータ等の、適切な運転及び駆動手段を用いた、動力式であり遠くから駆動可能である。図1に示された第1実施形態は、第2可動部8、すなわち、詳細な実施形態として更に詳述するように、ビーム方向に最小の空間を占めるように生成される、ビーム経路に対して横方向に変位する部分を設けるような望ましい選択肢である。図1及び図2の設計の変形例は、Z軸方向及びY軸方向の動きに対する特別の範囲、Z軸方向とY軸方向の間の角度、又は、Z軸方向に対して非ゼロ角度で配列された多様な方向にアクセサリーを動かす能力により得られる。第2可動部8と11は、線形並進動作、すなわち、直線に沿った動作により動かされることが望ましい。
[0038]
Z軸方向及びY軸方向は、特許請求の範囲で引用される「第1の方向」及び「第2の方向」の実施例である。これらの方向を引用する他のやり方は「縦方向」及び「横方向」である。Z軸方向で記述された動作は、特許請求の範囲で引用された「装置によって生成されたビーム方向」の動きの実施例である。Z軸に対してある角度を向いているが、可動部がターゲットに依然として向いている又は後退している動きも「装置によって生成されたビーム方向」の動きと見做す。
[0039]
本発明のアクセサリーホルダーによる利点は、粒子ビーム装置の操作の効率性に関する。ビーム経路内にアクセサリーを設ける状態及び設けない状態での照射を、ホルダーにアクセサリーを付けたままで、かつ、処置を中断することなく、又は、少なくともアクセサリーを手動で調整することなく行うことができる。同時に、アクセサリーを、ビーム経路の方向での様々な位置に設けて照射を行うことができる。例えば、浅いターゲットボリューム、すなわち、皮膚表面に近いターゲットボリュームを処置する必要がある場合、粒子治療装置の最小エネルギーを更に減らすために、レンジシフターをビームラインに設ける必要がある。例えば、もし、粒子治療装置の最小エネルギーが患者の5cmの深さに対応しており、皮膚表面に近い浅い腫瘍を治療する必要があるなら、ビームの浸透深さを2、3cmに減少させるレンジシフターを使用する必要がある。本発明によるアクセサリーホルダーを用いることで、標準レンジシフターをアクセサリーホルダーに設け、レンジシフトする治療が必要なときには、必要なレンジシフターを設けることができる。第2可動部の動きを自動化することで、レンジシフターの取り付け又は取り外しを、放射線治療士による手動の介入なしに行うことができる。その動作は、治療室内からの制御で行うこともできるし、治療室外からの制御で行うこともできる。
[0040]
図3、4、5には、図1の原理により動作する特別の実施形態によるPBS(ペンシルビームスキャニング)用のアクセサリーの詳細が示されている。図3は、本発明によるアクセサリーホルダー1の3次元図を示す。アクセサリーホルダー1は円形のアパーチャーアクセサリーを有している。主要部材は分離されて示されている。ベース部5は、加工された板(例えば鋼板)から組み立てられた箱型の部品である。サポートプレート20には、ベース部5がノズル(図示せず)の面にボルト締めするための孔21が形成されている。底面の開口22と上面の開口23は、粒子ビームの通路のために形成されている。ベース部5に対して回転可能な軸24は、ベース部の2つの対向する側壁の穴25を貫く。軸は、ベース部に対して偏心して設置される。すなわち、軸は、開口22、23を通過するビームを遮らない位置となるように、対向する側壁に垂直なベース部の中心面に対して横方向にずれて位置する。
[0041]
2つの回転方向での軸の回転は電気モーター26により駆動される。軸24に固定され、すなわち、軸と共に回転するように、ベース部5の各側にそれぞれ2つのアクチュエーターアーム27が設けられている。アクチュエーターアームは、サポート部品30の円形突起部29を受けるように形状が定められた細長い開口28を有している。2つのサポート部品30のそれぞれには、一対の円形ロッド35が、サポート部品の開口37にロッドを挿入して、固定ピン38で固定することにより接続されている。ロッド35は、ベース部5の上面に設けられた開口39に挿入されている。細長い開口28と突起部29の形状や大きさは、細長い開口28内を突起部29が動くことで軸24の回転が開口39によって案内されてロッド35の直線運動を実行するように、それぞれの物質と共に選択されている。このメカニズムの2つの端の位置での状態は、図4aと図4bに詳細に示されている。この実施形態では、2つのアクチュエーターアーム27の形状が相違している。これらアームは、軸24のねじり変形を考慮して、ロッド35が正確で同じ動きで駆動されるように設計されている。
[0042]
4本のロッド35のセットは、この実施形態では、ロッド35の端部に取り付けられた平らな長方形フレームである第1可動部6を支持する。第2可動部は、この実施形態では、ロッド35に対して垂直に動くように構成されているスライド可能なドローアー8である。図5aと図5bは、ドローアー8の2つの端の位置での状態を示している。これにより、ドローアーが第1可動部6上を側面ガイド又はレール45により案内されることがわかる。
[0043]
ドローアー8は、サイドビーム46により区切られた長方形の受け領域を有している。その領域にアクセサリーをスライドすることよりアクセサリーを受け領域に挿入する。空気圧で操作されるロッキングピン47は、ドローアー8に対して固定された位置にアクセサリーを維持するように設けられている。それにより、この実施形態において、インターフェースは分離された部品ではなく、(特許請求の範囲で第2可動部と引用されている)ドローアーに組み込まれている。ドローアーに挿入される部品は、図に示されたアパーチャー部材9である。又は、例えばレンジシフターのように、アクセサリーを運ぶように設計されたトレー(tray)又はスナウト(snout)のようなサポート部材でもよい。サポート部品は、アパーチャー部材9に対して示された同じ方法で、ドローアーに適合すように設計されている。
[0044]
図3、4、5に示された特定の実施形態によれば、ドローアーは、ビームの中心方向に沿ってノズルから離れる又はノズルに向かって最大25cmの距離を動くことができる。望ましくは、第1の方向にアクセサリーインターフェースを動かす第1変位手段は、10cmの距離だけインターフェースを動くことを許容する。更に望ましくは、第1変位手段は、20cmの距離だけインターフェースを動くことを許容する。
[0045]
図3、5に示されているが本発明の一般概念にとって本質的でない他の要素は、ロッド35の動きを停止するブレーキ60、空気圧供給ライン61である。
[0046]
前述したように、アクセサリー9は、アパーチャー、レンジシフター、リッジフィルター、レンジ補償器や、他のタイプのアクセサリーでもよい。図1、2でアクセサリー9として示されたものは、アパーチャー部材、レンジシフター等の他のアクセサリーを保持する手段でもよい。図6に示す実施形態では、アクセサリー9が、図6a、図6bに示されたインターフェース81のスロットに適合するように構成されたトレー55を有する。トレー55上には、レンジシフター53や、リッジフィルターやアパーチャーのような他のアクセサリーが取り付けられている。図6bは、アクセサリーホルダー1のインターフェース81に取り付けられたトレー55を示している。それにより、この図では、アクセサリーホルダー1のインターフェース81は、中央のビーム経路3から外れた位置にある。この実施例では、トレー55が、アクセサリーホルダー部品の回転を実現する。
[0047]
図7に示された実施形態では、アクセサリー9は、第2可動部8のインターフェース81に取り付けられたスナウト50を有する。スナウト50は、例えば、インターフェース81のスロットに適合するように形成されている。スナウト50自体は、ベース100と、複数のスロットやアクセサリーが適合する他の部材の端部に設けられた突出部101とを有する構造である。それにより、スナウトは、アパーチャーやレンジ補償器やリッジフィルターやレンジシフターのような他のアクセサリーを保持することを許容する。スナウト50は、2つのアクセサリーを同時に受ける、例えば、アパーチャーやレンジ補償器のような2つのスロット(図示せず)を有する。図7aは、例えば、アパーチャーやレンジ補償器のような2つのアクセサリー51、52を保持するスナウト55を示す。図7bは、ノズル2に取り付けられ、それによりスナウト55が中央のビーム経路3に位置するアクセサリーホルダー1を示す。図7cは図7bと同じスナウト55を幾何学的に示す。スナウトは第2可動部8を用いる中央のビーム経路3から外れた位置にあり、第1可動部6の動きを用いることにより、スナウトは図7bと比較してノズルにより近い位置にある。スナウト50をアクセサリーホルダー1に取り付ける利点は、図8に示すように、アクセサリー(アパーチャー、レンジ補償器、リッジフィルター、レンジシフター)を患者に非常に近くに持ってくることができることである。例えば、頭部治療に対して、患者90の肩がスナウトと干渉しないように、小さな直径のスナウト50が用いられる。典型的には、様々な直径を有する様々なスナウトの集まりが粒子治療装置のために用意される。例えば、3つのスナウトの集まりが用意される。3つのスナウトとは、12cmまでの直径を有する円形のアクセサリーを保持するための第1のスナウト、20cmまでの直径を有する円形のアクセサリーを保持するための第2のスナウト、例えば、28cm×38cmの四角形のアクセサリーを保持するための第3のスナウトである。各スナウト50上には、所定の最大直径のアクセサリー51、52が設けられている。治療されるターゲット容量の大きさに基いて、適切な大きさのスナウトと対応するアクセサリーが選択される。この実施例では、スナウト50がアクセサリー保持部品の回転を実行する。
[0048]
図3乃至図5の実施形態に示されたものの代わりに他の変位メカニズムを用いてもよい。例えば、1組のレール上を動くことができる可変長部6を有するシステムである。それは、2重散乱装置内でコリメーターを支持し、ターゲットに近づけ又は遠ざけるように動かすことで知られている。しかしながら、実施形態によれば、ビームの方向に動く変位メカニズムは、ジャバラ型メカニズムを有することもないし、ジャバラ型メカニズムからなることもない。しかしながら、アクチュエーターアーム27とサポートロッド35を有するメカニズムは、ビーム方向で非常に小型であるという特有の利点を有する。アクセサリーホルダーが第2可動部8を更に支持して操縦できなければならないなら、アクセサリーにとって最大の動作空間を提供する。
[0049]
したがって、本発明は、PBS(ペンシルビームスキャニング)装置において主要に用いられることがわかる。そこでは、例えば、臓器を危険に晒さないようにためのアパーチャー部品を有する様々なアクセサリーを、本発明のホルダーと共に設けることができる。
[0050]
本発明は図面及び前述の説明において詳細に図示され説明されたが、その図示及び説明は、実例又は典型的のものと考えられるもので限定されるものではない。開示された実施形態に対する他の変形例は、図面、明細書及び特許請求の範囲の学習から、本発明を実施する当業者により理解され、達成され得るものである。特許請求の範囲において、単語「comprising(有する、備える)」は他の構成要素や工程を排除するものではなく、不定冠詞「a」や「an」は複数を排除するものではない。ある手段が互いに異なる従属請求項に記載されていることは、これら手段の組み合わせを用いることができ効果があることを示すものではない。特許請求の範囲におけるいかなる参照番号も、特許請求の範囲の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
[0051]
前述の説明は、本発明のある実施形態を詳述するものである。しかし、前述の説明が文章としていかに詳細であるとしても、本発明は多くのやり方で実施してもよく、開示された実施形態に限定されないとされたい。本発明のある特徴を記述するときの特定の専門用語の使用は、その専門用語がここで再定義され、その専門用語に関連する本発明の特徴の特別な特性を含むように限定されることを暗示するものではないことに留意されたい。

Claims (17)

  1. ターゲットにビームを送るノズル(2)を有し、前記ノズル(2)に接続され、又は、前記ノズル(2)と一体である、粒子ビーム治療装置のアクセサリーホルダー(1)において、
    アクセサリー(9)を開放可能に受けて保持するように構成されたアクセサリーインターフェース(81)と、
    アクセサリーが前記インターフェースにより保持されている間、前記アクセサリーが前記装置により生成されたビームの方向に前記ノズルから離れる、又は、前記ノズルに向かうように、前記アクセサリーインターフェースを第1の方向に変位させる第1変位手段と、
    前記アクセサリーが前記インターフェースにより保持されている間、前記アクセサリーが前記装置により生成されたビームの経路に入る、又は、ビームの経路から外れるように、前記アクセサリーインターフェースを第2の方向に変位させる第2変位手段と、
    を有することを特徴とするアクセサリーホルダー。
  2. 請求項1記載のアクセサリーホルダーにおいて、
    前記第1変位手段は、前記ノズルに対して前記第1の方向に動くように構成された第1可動部(6)を有し、
    前記第2変位手段は、前記第1可動部に対して前記第2の方向に動くように構成された第2可動部(8)を有し、
    前記第2可動部(8)は、前記アクセサリーインターフェースを有する
    ことを特徴とするアクセサリーホルダー。
  3. 請求項1記載のアクセサリーホルダーにおいて、
    前記第2変位手段は、前記ノズルに対して前記第2の方向に動くように構成された第2可動部(8)を有し、
    前記第1変位手段は、前記第2可動部に対して前記第1の方向に動くように構成された第1可動部(6)を有し、
    前記第1可動部(8)は、前記アクセサリーインターフェースを有する
    ことを特徴とするアクセサリーホルダー。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアクセサリーホルダーにおいて、
    前記第2の方向の前記変位は、前記ビームの経路に入る、又は、前記ビームの経路から外れる前記第2の方向の前記動きは、線形並進動作である
    ことを特徴とするアクセサリーホルダー。
  5. 請求項2記載のアクセサリーホルダーにおいて、
    前記第1変位手段は、前記ノズルから離れる、又は、前記ノズルに向かう前記第1の方向に沿って前記第1可動部(6)を動くように構成され、アクチュエーターアーム(27)を有する回転可能な軸(24)更に有する
    ことを特徴とするアクセサリーホルダー。
  6. 請求項2又は5記載のアクセサリーホルダーにおいて、
    前記第2可動部(8)は、前記第2の方向の前後にスライドするように構成されたスライド可能なドローアーを有し、
    前記ドローアーは、アクセサリー(9)を受けて固定する前記インターフェース(81)を有する
    ことを特徴とするアクセサリーホルダー。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のアクセサリーホルダーにおいて、
    前記ノズル(2)に接続可能なベース部(5)を有し、前記第1変位手段及び前記第2変位手段が前記ベース部(5)に取り付けられている
    ことを特徴とするアクセサリーホルダー。
  8. 請求項5又は6記載のアクセサリーホルダーにおいて、
    前記ノズル(2)に接続可能なベース部(5)を有し、前記第1変位手段及び前記第2変位手段が前記ベース部(5)に取り付けられており、
    前記第1変位手段は、サポート部品(30)と、一端が前記サポート部品に付けられ、他端が前記第1可動部(6)を支持するサポートロッド(35)とを更に有し、
    前記ベース部(5)は、前記ロッドが挿入されるガイド開口(39)を有し、
    前記アーム(27)は、細長い開口(28)を有し、前記サポート部品(30)の円筒状端部(29)をスライド可能に受けるように構成され、前記アーム(27)の回転が前記サポートロット(35)を線形動作させる
    ことを特徴とするアクセサリーホルダー。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のアクセサリーホルダーにおいて、
    前記第1変位手段及び前記第2変位手段は動力化されており、遠くから動作させることができる
    ことを特徴とするアクセサリーホルダー。
  10. 請求項9記載のアクセサリーホルダーにおいて、
    前記第1変位手段及び/又は前記第2変位手段は、電気式駆動手段及び/又は空気圧式駆動手段を有する
    ことを特徴とするアクセサリーホルダー。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のアクセサリーホルダーにおいて、
    前記第1の方向は、第1の線形経路の方向であり、
    前記第2の方向は、前記第1の方向に垂直な第2の線形経路の方向である
    ことを特徴とするアクセサリーホルダー。
  12. 照射源と、
    ノズル(2)と、
    前記ノズル(2)に取付けられ、又は、前記ノズルと一体である、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のアクセサリーホルダー(2)と
    を有することを特徴とする粒子ビーム装置。
  13. 請求項12記載の粒子ビーム装置において、
    前記粒子ビーム装置は、ターゲットに対して粒子ビームをスキャンする粒子ビーム走査装置を有する
    ことを特徴とする粒子ビーム装置。
  14. 請求項12又は13記載の粒子ビーム装置において、
    前記アクセサリーホルダーに取付け可能なスナウト(50)を更に有し、
    前記スナウトは、アパーチャー、レンジ補償器、リッジフィルター、レンジシフターのようなひとつ又はそれ以上のアクセサリーを保持するように構成されている
    ことを特徴とする粒子ビーム装置。
  15. ターゲット(4)にビームを送るノズル(2)と、前記ノズル(2)に接続され、又は、前記ノズル(2)と一体であるアクセサリーホルダー(1)とを有する粒子ビーム治療装置にアクセサリーを正しい場所に配置する方法であって、
    前記アクセサリーホルダーは、
    アクセサリー(9)を開放可能に受けて保持するように構成されたアクセサリーインターフェース(81)と、
    アクセサリーが前記インターフェースにより保持されている間、前記アクセサリーが前記装置により生成されたビームの方向に前記ノズルから離れる、又は、前記ノズルに向かうように、前記アクセサリーインターフェースを第1の方向に変位させる第1変位手段と、
    前記アクセサリーが前記インターフェースにより保持されている間、前記アクセサリーが前記装置により生成されたビームの経路に入る、又は、ビームの経路から外れるように、前記アクセサリーインターフェースを第2の方向に変位させる第2変位手段とを有し、
    前記配置する方法は、
    前記アクセサリー(9)を前記アクセサリーホルダー(81)に挿入して固定するステップと、
    前記第1の方向及び前記第2の方向、又は、その逆の方向に沿って前記アクセサリーを変位させるステップであって、それにより、前記アクセサリーを前記ターゲット(4)に対して所定の位置に持っていき、前記変位中は、前記アクセサリーが前記インターフェースに挿入され固定されたままである
    ことを特徴とする配置する方法。
  16. 請求項15記載の配置する方法において、
    前記変位は、操作者により制御される自動化された駆動手段により作動される
    ことを特徴とする配置する方法。
  17. 請求項15又は16記載の配置する方法において、
    前記アクセサリー(9)は、ペンシルビームスキャニングノズルと共に用いられるアパーチャー部品、レンジシフター又はリッジフィルターである、又は、
    前記アクセサリー(9)は、アパーチャー部品、レンジシフター又はリッジフィルターを保持する保持手段(51、55)である
    ことを特徴とする配置する方法。
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