JP2016512966A - 復号システム - Google Patents

復号システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016512966A
JP2016512966A JP2015552074A JP2015552074A JP2016512966A JP 2016512966 A JP2016512966 A JP 2016512966A JP 2015552074 A JP2015552074 A JP 2015552074A JP 2015552074 A JP2015552074 A JP 2015552074A JP 2016512966 A JP2016512966 A JP 2016512966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating member
delivery device
sensor
drug delivery
drug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015552074A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6411369B2 (ja
Inventor
ジョーセフ・バトラー
ポール・リチャード・ドレイパー
Original Assignee
サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング filed Critical サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Publication of JP2016512966A publication Critical patent/JP2016512966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6411369B2 publication Critical patent/JP6411369B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/315Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
    • A61M5/31533Dosing mechanisms, i.e. setting a dose
    • A61M5/31545Setting modes for dosing
    • A61M5/31548Mechanically operated dose setting member
    • A61M5/3155Mechanically operated dose setting member by rotational movement of dose setting member, e.g. during setting or filling of a syringe
    • A61M5/31551Mechanically operated dose setting member by rotational movement of dose setting member, e.g. during setting or filling of a syringe including axial movement of dose setting member
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/24Ampoule syringes, i.e. syringes with needle for use in combination with replaceable ampoules or carpules, e.g. automatic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/315Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
    • A61M5/31565Administration mechanisms, i.e. constructional features, modes of administering a dose
    • A61M5/31566Means improving security or handling thereof
    • A61M5/31568Means keeping track of the total dose administered, e.g. since the cartridge was inserted
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/315Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
    • A61M5/31565Administration mechanisms, i.e. constructional features, modes of administering a dose
    • A61M5/31576Constructional features or modes of drive mechanisms for piston rods
    • A61M5/31583Constructional features or modes of drive mechanisms for piston rods based on rotational translation, i.e. movement of piston rod is caused by relative rotation between the user activated actuator and the piston rod
    • A61M5/31585Constructional features or modes of drive mechanisms for piston rods based on rotational translation, i.e. movement of piston rod is caused by relative rotation between the user activated actuator and the piston rod performed by axially moving actuator, e.g. an injection button
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/50General characteristics of the apparatus with microprocessors or computers
    • A61M2205/52General characteristics of the apparatus with microprocessors or computers with memories providing a history of measured variating parameters of apparatus or patient

Abstract

薬物用量ダイヤル設定モードおよび薬物用量送達モードを有する薬物送達デバイス(100)と共に使用するための復号システムであって:薬物送達デバイスの第1の回転部材(500)から符号化情報を読み取るように構成された第1のセンサ(212)と;薬物送達デバイスの第2の回転部材(400)から符号化情報を読み取るように構成された第2のセンサ(214)であって、第2の回転部材に向けられるように構成された光センサを含む、第2のセンサと;プロセッサ(202)とを含み、このプロセッサは:第1および第2のセンサから信号を受け;受けた信号から薬物送達デバイスが薬物用量ダイヤル設定モードであるか、それとも薬物用量送達モードであるかを決定するように構成される、復号システム。

Description

本発明は、薬物送達デバイスの復号システムに関する。
ペン型薬物送達デバイスには、正式な医療訓練を受けていない人によって定期的な注射が行われる応用例がある。こうした応用例は、糖尿病の患者の間でますます一般的になっており、自己療法が、このような患者が自分の糖尿病の効果的な管理を行うことを可能にする。例えば、充填済み使い捨てインスリンペンを注射デバイスとして使用することができる。別法として、再使用可能ペンを使用することもできる。再使用可能ペンでは、空の薬剤カートリッジを新しいものに交換することが可能になる。
良好または完全な血糖管理のためにインスリンまたはインスリングラルギンの用量は、実現予定の血糖値に応じて個人ごとに調整されなければならない。本発明は、例えば手持ち型注射器、特にペン型注射器である注射器の復号システム、すなわち、複数用量カートリッジからの医薬品を注射により投与する種類の注射器に関する。
インスリンの自己投与を行う使用者は一般に、1から80国際単位の間で投与する必要がある。使用者はまた、自分の投与量履歴を記録する必要がある。投与量履歴は、将来の用量を計算するのに重要な要素である。
国際公開第2010/139640号
本発明の第1の態様では、薬物用量ダイヤル設定モードおよび薬物用量送達モードを有する薬物送達デバイスと共に使用するための復号システムを提供し、この復号システムは:
薬物送達デバイスの第1の回転部材から符号化情報を読み取るように構成された第1のセンサと;
薬物送達デバイスの第2の回転部材から符号化情報を読み取るように構成された第2のセンサであって、第2の回転部材に向けられるように構成された光センサを含む、第2のセンサと;
第1および第2のセンサから信号を受け;
受けた信号から薬物送達デバイスが薬物用量ダイヤル設定モードであるか、それとも薬物用量送達モードであるかを決定する
ように構成されたプロセッサと
を含む。
次に、薬物送達デバイスの現在の動作モード、例えば薬物用量ダイヤル設定モードまたは薬物送達モードをデバイスの使用者に伝えることができる。使用者は、モードを自分で決定しなくてもよい。
一実施形態では、プロセッサは、送達された薬物用量を第1のセンサから受けた信号から決定するように構成することができる。これにより、送達用量が自動的かつ正確に計算されることが可能になる。このような薬物送達デバイスの使用者は、自分の以前の用量に少なくとも一部は基づいて薬剤用量を調整する必要があることが多い。したがって、投薬された用量すべてを正確かつ自動的に記録することは有利である。
他の実施形態では、第1のセンサは、第1の回転部材に向けられるように構成された光センサを含むことができる。第1の回転部材の外面は、一連の符号化画像を含むトラックを備えることができ、光センサは、符号化画像を読み取るためにトラックに向けられるように構成することができる。符号化画像により、一意の情報が符号化されることが可能になる。各符号化画像は、第1の回転部材の一意の回転位置を表すことができる。あるいは、一連の観測された符号化画像は、第1の回転部材の回転量を決定するのに使用することもできる。
他の実施形態では、第1のセンサは、第1の回転部材と係合するように構成された1つまたはそれ以上の接点のアレイを含むことができる。第1の回転部材の外面は、導電性セグメントおよび非導電性セグメントをそれぞれのトラックが含む、符号器を共に形成する複数のトラックを備えることができ、それぞれのトラックは、1つまたはそれ以上の接点の少なくとも1つによって係合されるように構成することができる。トラックによって形成された符号器は、第1の回転部材の、一連の一意の回転位置を符号化することができる。
第2のセンサは、第2の回転部材に向けられるように構成された光センサを含む。第2の回転部材の外面は、一連の符号化画像を含むトラックを備えることができ、光センサは、その符号化画像を読み取るためにトラックに向けられるように構成することができる。符号化画像により、一意の情報が符号化されることが可能になる。各符号化画像は、第2の回転部材の一意の回転位置を表すことができる。あるいは、一連の観測された符号化画像は、第2の回転部材の回転量を決定するのに使用することもできる。
他の実施形態では、第2のセンサは、第2の回転部材と係合するように構成された1つまたはそれ以上の接点のアレイを含むことができる。第2の回転部材の外面は、導電性セグメントおよび非導電性セグメントをそれぞれのトラックが含む、符号器を形成する少なくとも1つのトラックを備えることができ、それぞれのトラックは、1つまたはそれ以上の接点の少なくとも1つによって係合されるように構成することができる。
他の実施形態では、プロセッサは、第2のセンサから受けた信号から、薬物送達デバイスにダイヤル設定された薬物用量を決定するようにさらに構成することができる。これにより、ダイヤル設定用量が自動的かつ正確に決定されることが可能になる。
第1の回転部材は、薬物送達デバイスが第1のモードのときには第1のセンサに対して回転しないように、また薬物送達デバイスが第2のモードのときには第1のセンサに対して回転するように配置することができ、第2の回転部材は、薬物送達デバイスが第1のモードおよび第2のモードのときに、第2のセンサに対して回転および並進運動するように配置することができる。第1の回転部材と第2の回転部材の間の動きの違いにより、デバイスの動作モードが決定されることが可能になる。
第1のモードは薬物用量ダイヤル設定モードとすることが、また第2のモードは薬物用量送達モードとすることができる。
導電接点ではなく光センサを使用することの利点の1つは、導電接点では機械的摩擦が生じることであり、この摩擦は、用量をダイヤル設定および投薬するのに必要な力を増大させることにより、薬物送達デバイスの使いやすさに影響を及ぼす可能性がある。
本発明は、一度使うだけの使い捨てデバイスではなく、再使用可能薬物送達デバイスとして具現化することもでき、したがって、機械的損耗がまた、問題になる可能性があり、用量検出プロセスの長期の信頼性を低下させ得る。
本発明が、再使用可能薬物送達デバイスであれ使い捨て薬物送達デバイスであれ、薬物送達デバイスに取り付けられるように構成された別個のデバイスとして具現化される場合、光センサを有することもまた、別々の(使用者組立て)部材間の機械的連結が不要であり、またアクセス開口部が不要であるので有利である。代わりに、例えば透明窓が、光センサを回転可能部材に向けるのに十分である。
本発明の第2の態様では、本発明の第1の態様の復号システムを保持するハウジングを含む、薬物送達デバイスを提供する。この薬物送達デバイスは、第1の回転部材、第2の回転部材を含むことができる。復号システムを薬物送達デバイスと一体化すると、そのデバイスの有用性が向上する。
本発明の第3の態様では、復号システムは、薬物送達デバイスに取り付けられるように構成された補助デバイスの一部とすることができる。補助デバイス内で復号システムを実装することにより、復号システムがデバイスに適用されることが、電子的監視機能を用いずに、またはあまり高度ではない監視機能を用いて、可能になる。
本発明の第4の態様では:
薬物送達デバイスの第1の回転部材から符号化情報を読み取るように構成された第1のセンサから信号を受けること;薬物送達デバイスの第2の回転部材から符号化情報を読み取るように構成された第2のセンサから信号を受けること;および
第2の回転部材からの読取値内で検出された変化があり、第1の回転部材からの読取値内で検出された変化はない場合に、薬物送達デバイスが第1のモードであると決定すること、または、第1および第2の回転部材からの読取値内で検出された変化がある場合に、薬物送達デバイスが第2のモードであると決定すること
を含む復号システムを使用する方法が提供される。
次に実施形態を例としてのみ、添付の図面を参照して説明する。
本発明で使用するのに適している薬物送達デバイスの外観図である。 本発明の実施形態による補助デバイスを示す図である。 図1の薬物送達デバイスに取り付けられた図2の補助デバイスを示す図である。 本発明を実施するのに適している電子構成要素のいくつかを示す概略図である。 図1の薬物送達デバイスの一部を形成する例示的な符号化数字スリーブを示す図である。 図1の薬物送達デバイスの一部を形成する例示的な符号化数字スリーブを示す図である。 図1の薬物送達デバイスの一部を形成する符号化部材を示す図である。 図6の符号化部材および図5aの符号化数字スリーブを示す図1の薬物送達デバイスの一部分の切取図である。
まず図1を参照すると、本発明で使用するのに適している薬剤送出デバイス100の外観図が示されている。図1に示されたデバイス100は、インスリンなどの薬剤を設定し送達するための、細長い円筒形状を有するペン型注射デバイスである。デバイス100は、第1のハウジング部材104および第2のハウジング部材106を有するハウジング102を備える。回転ダイヤル108が、第1のハウジング部材104の第1(または近位)の端部に設置される。回転ダイヤル108は、第1のハウジング部材104と実質的に同じ外径を有する。第2のハウジング部材106は、第1のハウジング部材104の第2の端部に着脱可能に連結することができる。第2のハウジング部材106は、それに針(図示せず)または同様の薬剤送達装置が装着されるように構成される。これを実現するために、第2のハウジング部材106の第2の(または遠位の)端部は、ねじ部分110を有することができる。ねじ部分110は、第2のハウジング部材106の残りの部分よりも小さい直径を有することができる。
第1の開口部112が第1のハウジング部材104に、第1のハウジング部材の遠位端に向かって設置されている。いくつかの実施形態では、第1の開口部112は、第1のハウジング部材104の中に収容された薬物デバイス機構にアクセスする窓である。いくつかの他の実施形態では、第1のハウジング部材104の中に収容された機構が見えるようにする透明なカバーが、第1の開口部112に配置される。第2の開口部114が、第1のハウジング部材104に設置されている。第2の開口部114は、第1のハウジング部材104の近位端に第1の開口部112よりも近接して設置されている。第2の開口部114は、第1のハウジング部材104のほぼ中心に設置することができる。いくつかの実施形態では、第2の開口部114は、第1のハウジング部材104の中に収容された薬物デバイス機構にアクセスする窓である。いくつかの他の実施形態では、第1のハウジング部材104の中に収容された機構が見えるようにする透明なカバーが、第2の開口部114に配置される。
図では第2の開口部114が、第1のハウジング部材104中に縦方向に延びて示されている。しかし、第2の開口部114は、そうしないで第1のハウジング部材104中に円周方向に、または螺旋状に延びることもできる。第1および第2の開口部112、114は、電子構成要素を含むモジュール挿入物を受けるように構成することができる。これらの挿入物は、デバイス100のハウジング102の一部分を形成する(または形成するように見える)ように、薬物送達デバイス100の製造時に取り付けることができる。
第1のハウジング部材104は、図1に示されていない他の構成要素を含むことができる。例えば、第1のハウジング部材104は、表示装置、および1つまたはそれ以上の使用者入力部を支持することができる。表示装置は、LCD表示装置、電子インク表示装置、セグメント化表示装置、または他の適切な任意のタイプの表示装置とすることができる。電子インク表示装置は、最後の画像(例えば、投与された最後の用量の時刻/日付および分量)を消費電力ゼロで表示することができるので、電池駆動デバイスに特に適し得る。使用者入力部は、ボタン、キーまたはタッチセンサ領域とすることができる。
第1のハウジング部材104は、薬物用量設定送達機構を含む。第2のハウジング部材106は、薬物カートリッジ(図1では見えない)を含む。薬剤カートリッジ内に含まれる薬物は、どんな種類の薬剤でもよく、好ましくは液状とすることもできる。第1のハウジング部材104の薬物送達機構は、第2のハウジング部材106の薬物カートリッジと係合するように構成して薬物を排出しやすくすることができる。第2のハウジング部材106は、薬物カートリッジを挿入するために、または使用済みカートリッジを取り出すために、第1のハウジング部材104から取り外すことができる。第1のハウジング部材104と第2のハウジング部材106は、適切な任意の方法、例えばねじ式またはバヨネット式連結を用いて、一緒になるように連結することができる。第1のハウジング部材104と第2のハウジング部材106は、薬物カートリッジが薬物送達デバイス100と共に恒久的に収容されるようにして、非可逆的に一緒になるように連結することができる。さらに、第1のハウジング部材104と第2のハウジング部材106は、単一のハウジング部材の一部を形成することもできる。
回転ダイヤル108は、送達予定の薬物用量を設定するために、薬物送達デバイス100の使用者によって手で回転させるように構成される。ダイヤル108は、それが第1の方向に回転するにつれてダイヤル108をハウジング102から軸方向に変位させる内部ねじ機構に連結される。デバイス100は、回転ダイヤル108を回転させることによって薬物用量が設定された後、使用者がデバイスの遠位端部に軸方向の力を作用させたときに、設定された薬物用量を送達するように構成される。一部の注射ペンデバイスでは、回転ダイヤル108は、設定された薬物用量を送達するために押し下げなければならないボタン(図示せず)を支持することができる。
図2は、図1の薬物送達デバイス100に解放可能に取り付けられるように構成された補助デバイス116の実施形態の図である。補助デバイス116は、下部材118および上部材120を含むハウジングを含む。下部材118も上部材120も、実質的に中空の半円筒形構造を有する。下部材118と上部材120は、1つの縦方向縁部に沿ってヒンジで一緒に取り付けられる。下部材118および上部材120の第2の各縦方向縁部は、ヒンジが閉じられたときに係合する。ヒンジが開かれると、補助デバイス116は、薬物送達デバイス100の周囲に嵌めることができる。クリップ(図示せず)などの締結手段を下部材118および上部材120の第2の各縦方向縁部に設けて、補助デバイス116を薬物送達デバイス100に解放可能に固定できるようにすることができる。
補助デバイス116はまた、表示装置122、および少なくとも1つの使用者入力部124を含む。表示装置122は、LCD表示装置、電子インク表示装置、セグメント化表示装置、または他の適切な任意のタイプの表示装置とすることができる。表示装置122は、薬物用量測定値およびメニュー画面などの情報を表示するように構成することができる。表示電子装置210はまた、実時間、最後の使用/注射の時刻、電池残留容量、1つまたはそれ以上の警告標示などの追加情報を示すこともできる。少なくとも1つの使用者入力部124は、押しボタンまたはタッチセンサ領域の形を取ることができる。
図2は、補助デバイス116の実現可能な構造を1つだけ表す。いくつかの他の実施形態では、補助デバイス116は、例えばハウジングの上部材120だけを含む部分的円筒形構造物と、薬物送達デバイス100の第1のハウジング部材104を抱くように構成された嵌合ユニットとを有することができる。嵌合ユニットは、第1のハウジング部材104中の凹部と係合して補助デバイス116を薬物送達デバイス100に固定する、2つ以上のアーム状の伸張部を含むことができる。
図3は、薬物送達デバイス100に固定された補助デバイス116を示す。補助デバイス116は、上ハウジング部材120の下側に配置された(また図4に関してより詳細に説明される)センサを含むことができ、このセンサは、第1のハウジング部材104内に収容された薬物送達デバイス機構の部材を見るか、またはそれと接触する。これらのセンサにより、薬物送達デバイス100にダイヤル設定され、そこから投薬される薬物用量の測定が可能になる。
次に、図4を参照すると、本発明を実施するのに適した電気回路200の概略図が示されている。回路200は、マイクロプロセッサ202、ROM204などの不揮発性メモリ、フラッシュメモリ205などの書込み可能非揮発性メモリ、RAM206などの揮発性メモリ、表示電子装置210、第1のセンサ212、第2のセンサ214、場合によりLED216、およびこれらの構成要素それぞれを連結するバス208を備える。回路200はまた、構成要素のそれぞれに電力を供給するための電池218または他の何らかの適切な電力源を備える。
回路200はデバイス100と一体化していてよい。あるいは、回路200は、補助デバイス116内に含まれてもよい。加えて、回路200は、光学式文字認識(OCR)システムまたは音響センサなどの付加センサを備えてもよい。
ROM204は、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを収納するように構成することができる。このソフトウェアファームウェアは、マイクロプロセッサ202の動作を制御することができる。マイクロプロセッサ202は、ROM内に収納されているソフトウェア/ファームウェアを実行するのにRAM206を利用して、表示電子装置210の動作を制御する。そのためマイクロプロセッサ202はまた、表示装置ドライバを含むこともできる。プロセッサ202は、以下でより詳細に説明するように、フラッシュメモリ205を利用して、ダイヤル設定用量の決定された量および/または投薬用量の決定された量を収納する。表示電子装置210は、補助デバイス116の表示装置120に相当し得る。
電池218は、第1および第2のセンサ212、214、ならびにLED216(もしあれば)を含む構成要素のそれぞれに電力を供給することができる。第1および第2のセンサ212、214、ならびにLED216への電力の供給は、マイクロプロセッサ202によって制御することができる。マイクロプロセッサ202は、第1および第2のセンサ212、214から信号を受けることができ、これらの信号を解釈するように構成される。ソフトウェア/ファームウェアおよびマイクロプロセッサ202の動作によって、適切な時間に情報を表示電子装置210に供給することができる。この情報は、第1および第2のセンサ212、214からマイクロプロセッサ202が受けた信号から決定された、設定および/または送達された薬物用量などの測定値を含むことができる。表示電子装置210はまた、実時間、最後の使用/注射の時刻、電池残留容量、1つまたはそれ以上の警告標示などの追加情報を表示するように構成することもできる。
いくつかの実施形態では、第1および第2のセンサ212、214はそれぞれ、導電接点のアレイを含み、本明細書では第1の接点および第2の接点とも呼ばれる。これらの接点は、薬物送達デバイス100の機構の回転部材上に配置された1つまたはそれ以上のトラックと係合するように配置される。第1の接点は第1の回転部材に係合し、第2の接点は第2の異なる回転部材に係合することができる。マイクロプロセッサ202は、接点への電気の供給を制御することができる。マイクロプロセッサ202は、接点アレイ中の各接点を別々にアドレス指定することができ、また接点から信号を受け、それによって、いつ接点に通電されたかを決定することができる。
本発明の他のいくつかの実施形態では、第1および第2のセンサ212、214は光センサであり、本明細書では第1の光センサおよび第2の光センサとも呼ばれる。第1および第2の光センサは、薬物送達デバイス100の機構の回転部材に向けられるように構成される。第1の光センサは第1の回転部材に向けることができ、第2の光センサは第2の回転部材に向けることができる。各光センサは、回転部材に印刷された画像またはパターンの画素化グレースケール画像を取り込むように構成することができる。印刷される画像またはパターンは、情報を光学的に符号化することができる。マイクロプロセッサ202は、光センサから取込み画像を受けるように、また符号化情報を復号するように構成される。
第1および第2のセンサ212、214として接触センサまたは光センサのどちらを選択するかは、接点タイプのセンサによって生じる摩擦があればその増加による、ならびに光センサおよびその付随するLEDの電力要求の増加などの設計要因によって決まる。さらに、光センサの使用には、回転部材の動きが生じたときにだけ光センサおよびLEDを起動するように構成された、付加スイッチを使用することが付随し得る。一般に、導電機構の電力消費は、薬物送達デバイス100が使用されていない間は無視できるほど小さい。第1と第2のセンサ212、214は、同じタイプである必要はなく、例えば、第1のセンサ212は光センサとすることができるのに対して、第2のセンサ214は接点のアレイである。
1つまたはそれ以上のLED216が、これらの実施形態で使用されてよく、また光センサに照明を提供するために、印刷画像/パターンに向けられる。例えば、第1および第2の光センサは、印刷画像/パターンから反射された光の強度パターンを検出することができる。LED216および光センサは、様々な光波長で動作するように構成することができる。LED216およびセンサは、例えば、赤外線で動作することができる。第1および第2の光センサのそれぞれは、一体化LED216または複数のLED216を有することができ、センサは、別々のユニットを含むことができる。ROM204に収納されているソフトウェアは、第1および第2の回転部材のそれぞれが回転しているかどうかを第1および第2の光センサから受け信号から、マイクロプロセッサ202が決定することを可能にする。
回路200は、図示されていないさらなる構成要素を含むことができる。例えば、回路200は、ハードウェアキーまたはソフトウェアキーの形の1つまたはそれ以上の使用者入力部を含むことができる。回路200は、スピーカおよび/またはマイクロフォンを含むことができる。回路200はまた、無線トランシーバ、カードスロットまたはケーブルポート(例えば、USBポート)などの、ROM204またはフラッシュメモリ205に収納された情報を除去または伝達する1つまたはそれ以上の手段を含むこともできる。
回路200は、補助デバイス116の一部分を形成することができる。第1および第2のセンサ212、214、ならびにLED216(もしあれば)は、補助デバイス116のハウジングの上部材120の下側で支持することができる。
第1および第2のセンサ212、214が接点のアレイである実施形態では、接点は、補助デバイス116が薬物送達デバイス100に固定されたときに、補助デバイス116のハウジングの下側から突出して第1および第2の開口部112、114を通過する。接点は、薬物送達デバイス100の回転部材と良好な接触が行われるように、補助デバイス116のハウジングの下側から遠ざかるように付勢されたばね付き接点とすることができる。あるいは、接点は、可撓ブラシタイプの接点とすることもできる。
第1および第2のセンサ212、214が光センサである実施形態では、光センサは、補助デバイス116のハウジングの上部材120の下側の、すぐ下の領域を見るように配置される。補助デバイス116が薬物送達デバイス100に固定されているとき、第1の光センサは第1の開口部112のすぐ上に位置決めし、第2の光センサは第2の開口部114のすぐ上に位置決めする。これらの実施形態では、第1および第2の開口部112、114は、透明カバーを有することができる。したがって、補助デバイス116が薬物送達デバイス100に固定されているとき、第1および第2の光センサは、薬物送達デバイス100の回転部材を見ることができる。
あるいは、回路200は、薬物送達デバイス100の一部を形成することもできる。これらの実施形態では、補助デバイス116は必要とされない。少なくとも第1のセンサ212を含むモジュール挿入物を、第1の開口部112で受けることができる。少なくとも第2のセンサ214を含むモジュール挿入物を、第2の開口部114で受けることができる。これらの挿入物の1つはまた、回路200の他の構成要素を含むこともできる。あるいは、これら他の構成要素は、薬物送達デバイス100のどこか別の場所で支持することもできる。導電トラックを第1のハウジング部材104の内側、または第1のハウジング部材104の内面に配置して、これら他の電子構成要素に第1および第2のセンサ212、214を連結することができる。
次に、図5aおよび図5bを参照すると、符号化数字スリーブの2つの例が示されている。これらの符号化数字スリーブは、前述の第2の回転部材である。図5aは、第1のハウジング部材104の内部の薬物用量設定送達機構の一部を形成する導電式符号化数字スリーブ300の平面図を示す。図5bは、第1のハウジング部材104の内部の薬物用量設定送達機構の一部を形成する、光学符号化数字スリーブ400の斜視図を示す。
用量設定送達機構の動作の詳細な一例は、参照によって本明細書に組み入れる特許文献1に見出すことができる。この文献は、1つの特定の薬物送達デバイス機構の詳細を示す。しかし、本発明は、異なる機構を有する多種多様の異なる薬物送達デバイスで実施することができる。
導電式符号化数字スリーブ300は、中空円筒である。符号化スリーブ300の外面302は、互いに隣接して配置された第1の螺旋トラック304および第2の螺旋トラック306を含む。第1および第2のトラック304、306のそれぞれは、導電性セグメントおよび非導電性セグメントを含む。図5で、導電性セグメントは黒色で示され、非導電性セグメントは白色で示されている。いくつかの実施形態では、第1および第2のトラック304、306のそれぞれは、測定トラックと、測定トラックのすぐ近くのグランドトラックまたは電力トラックとを含む。グランドトラックの効果は、各トラックのすべての導電性セグメント間の電気的接続を維持することである。
スリーブ300の外面302の螺旋トラック304、306は、1つまたはそれ以上の金属ストリップをスリーブ300の周囲に巻き付けることによって形成することができる。金属ストリップは、金属層を支持するための非導電性裏打ちを有することができる。非導電性裏打ちは、ストリップをスリーブ300の外面302に固定するための粘着剤を裏面に有することができる。第1と第2の螺旋トラック304、306は、非導電性ストリップによって分離することができる。他のいくつかの実施形態では、トラック304、306は、非導電性基板の上に印刷された導電性インクを含むことができる。この非導電性基板は、スリーブ300それ自体としても、スリーブ300に続いて取り付けられる第2の基板としてもよい。
他のいくつかの実施形態では、外面302は、導電性セグメントおよび非導電性セグメントを含むトラックを1つだけと、隣接電力トラックとを有することができる。さらなるいくつかの実施形態では、外面302は、2つより多いトラックを有することができる。例えば、導電性セグメントおよび非導電性セグメントをそれぞれのトラックが含む、7つまでのトラックを設けることができる。これらのトラックの導電性セグメントおよび非導電性セグメントは、すべての導電性セグメントが電気的に接続されて電力トラックの必要性がなくなるように配置することができる。
螺旋トラックのそれぞれは、共に第2のセンサ214を形成するいくつかの接点によって係合されるように構成される。接点は、安定した電気的接続が得られるように、符号化スリーブ300の外面302に当てて付勢することができる。各接点は、そのそれぞれのトラック304、306の全長に沿って、間隔をおいて配置することができる。いくつかの実施形態では、第1のトラック304は5つの接点によって係合され、第2のトラック306は2つの接点によって係合される。しかし、異なる比(例えば4:3)が使用されてもよい。他のいくつかの実施形態では、符号化数字スリーブ300上に螺旋トラックが1つだけ設けられる。このトラックは、トラックの全長に沿って間隔をおいて第2のセンサ214を形成する接点のすべてによって係合することができる。さらなるいくつかの実施形態では、隣接する7つまでの螺旋トラックが符号化数字スリーブ300上に設けられ、各トラックが単一の接点によって係合する。接点の位置に対応するために、第1のハウジング部材104中の第2の開口部114は、図1に示されたものとは異なる形状を有することができ、かつ/または2つ以上の別々の開口部から構成することができる。
マイクロプロセッサ202は、接点のそれぞれを個別にアドレス指定するように構成することができる。マイクロプロセッサ202はまた、電池214から各接点への電気の流れを制御するようにも構成される。しかし、電池218が、ある電圧を有する信号を接点の1つに供給する場合には、接点のうちのいくつか他のものもまた、螺旋トラックの導電性セグメントを介して第1の接点と電気的に接続していることにより、通電され得る。したがって電池は、ある電圧を接点の第1のもの(例えば)に供給することができ、マイクロプロセッサ202は、第1の接点との電気的接続によって通電されている接点のそれぞれから、信号を検出することができる。マイクロプロセッサ202は、接点を個別にアドレス指定できるので、異なる接点に信号を順番に、他の接点からの信号を毎回監視しながら加えることが可能である。
図5aに示された実施形態では、螺旋トラック304、306の導電性セグメントおよび非導電性セグメントは、繰返し配列の形で配置することができる。接点はトラック304、306に沿って間隔をおいて配置されているので、各接点は、同じ並びのコードのシフトバージョンを捕捉する。一実施形態では、隣接する7つの接点の1つでそれぞれが接触する、7つの隣接螺旋トラックが設けられる。したがって各接点は、導電性セグメントおよび非導電性セグメントの配列によって決まる一意のコードを、そのそれぞれのトラック上で捕捉することができる。7つの接点を有することで、7ビット符号化システムが得られる。7ビットにより、最大で2=128の一意の位置が符号化されることが可能になる。したがって、注射デバイスの全0〜80単位のダイヤル設定可能用量を、冗長な位置が利用可能な状態で「完全に符号化」することができる。接点が7つより少ないと、全0〜80単位の用量範囲は完全に符号化できないが、ダイヤル設定用量は増分で決定すること、または準完全に決定することができる。
図5bは、光学符号化数字スリーブ400を示す。数字スリーブ400の外面402は、一連の画像を含む螺旋トラック404を有する。
螺旋トラック404は、第1のセンサ212を形成する数字スリーブセンサから見えるように構成される。画像のそれぞれが情報を符号化し、マイクロプロセッサ202は、この情報を復号するように構成される。数字スリーブセンサは光センサであり、数字スリーブ400上に印刷された画像またはパターンの画素化グレースケール画像を取り込むように構成することができる。LED216が、トラック404を照明するために設けられる。
物送達デバイス100は、最大80単位の薬剤を送達するように構成することができる。したがってトラック404は、位置0から80を符号化している81個の一連の符号化画像を含むことができる。いくつかの実施形態では、画像は、黒または白に着色されたいくつかのデータビットから構成される。画像は、正方形の4つの象限で繰り返すことができる。これにより、単一の符号化画像を数字スリーブセンサから完全に見えなくする可能性のある製造許容誤差を補償することが可能になる。画像はそれぞれ、マイクロプロセッサ202が数字スリーブセンサの視野に対して画像の位置を決定できるようにするために、方向付け特性を含むことができる。他のいくつかの実施形態では、符号化画像方式は代わりに、一連のドットマトリックスパターン、一連のバーコード、または類似もしくは標準のアラビア数字を含むことができ、また位置ごとの単一の画像、または多数の繰返し画像を含むことができる。符号化画像は、トラック404の上に印刷、印づけ、刻み目づけ、エッチングなどをすることができる。
符号化数字スリーブ400は、内面に螺旋ねじ山406が配置されている。数字スリーブ400は、第1のハウジング部材104に対して固定されている内側ハウジング部材にねじ山が付けられる。このねじ付連結により符号化数字スリーブ400は、回転されたとき、すなわち用量が薬物送達デバイス100にダイヤル設定される、または薬物送達デバイスから出るときに、第1のハウジング部材104に対して軸方向に動く。符号化数字スリーブ400は、用量が薬物送達デバイス100にダイヤル設定されていないときに、第1の符号化画像(位置「0」を符号化)が凹部114の直下に位置するように機構内で配置される。これにより、光センサ214から符号化画像が見えるようになる。トラック404のピッチは、数字スリーブ400が回転し、第1のハウジング部材104から外へ軸方向に動くときに、トラック404が凹部114の下に位置したままであるように、符号化数字スリーブ400および内側ハウジングのねじ山と同じである。
マイクロプロセッサ202は、ROM204に収納されたソフトウェアを使用して各画像の内容(例えば画像のどの部分が黒く、どの部分が白いか)を決定し、第2のセンサ214に対する符号化数字スリーブ400の対応する回転位置を特定するように構成される。マイクロプロセッサ202はこれを、各画像の内容を数字スリーブ400の回転位置と関連付ける、したがってダイヤル設定された薬物用量と関連付ける、ROM204に収納されたテーブルを調べることによって実現することができる。
導電式符号化数字スリーブ300はまた、雌ねじを有する(図5aでは見えない)。このねじ山は、トラック304、306が常に接点のすぐ下に位置決めするように、螺旋トラック304、306と同じピッチを有する。導電式符号化数字スリーブ300は、光符号化数字スリーブ400について上述したのと同じようにして薬物送達デバイス100に取り付けられ、ダイヤル設定時および送達時に同じように動く。
符号化数字スリーブ300、400は、ペン型注射デバイスに設けられる従来の「数字スリーブ」に取って代わることができるので、そう呼ばれる。従来の数字スリーブにはアラビア数字が印刷され、この数字は、ハウジング中の透明窓を通して使用者から見える。上述の符号化数字スリーブ300、400は、導電式/光学符号化トラックに加えてアラビア数字を有することができる。追加の透明窓を、使用者が数字を見ることができるように、第1のハウジング部材104に設けることができる。あるいは、符号化数字スリーブ300、400に数字がなくてもよい。
次に図6および図7を参照すると、図6は符号化部材500(符号化ナット500、および符号化親ねじナット500とも呼ばれる)の例を示し、図7は、薬物送達デバイス100に取り付けられた符号化部材500を示す。符号化部材500は、前述の第1の回転部材である。
符号化部材500は、以下で内側部分502および外側部分504と呼ばれる、リング材で結合された2つの同心円筒から形成される。内側部分502と外側部分504を結合するリング材は連続していてよく、あるいは、いくつかの部分的リングを含んでよい。符号化部材500の内側部分502の内面には、溝構造またはねじ山(図6では見えない)がある。
符号化部材500の内側部分502の外面は、いくつかの付勢歯506(図6に示されるような)を含むことができる。これらの歯は、離散的な回転位置に符号化部材500を制限することによってその回転浮遊がないことを確実にする、1つまたはそれ以上の付勢要素(図示せず)によって係合することができる。あるいは、付勢機能を省略し、符号化部材500の内側部分502の外面を平滑にすることもできる。
部材500の外側部分504の外面には、互いに隣接して配置されたいくつかの円形トラック508が設けられる。いくつかの実施形態では、各トラック508は、導電性セグメントおよび非導電性セグメントを含む。図6では、導電性セグメントは白色の領域として示され、非導電性セグメントは黒色の領域として示されている。部材500は、黄銅などの金属材料で作ることができる。部材500は、外面が溝および隆起を有するように機械加工することができ、これらの溝および隆起は、溝が非導電性材料で充填されたときにトラック508を形成する。いくつかの実施形態では、部材500は6つのトラック508を有する。トラック508は、すべての導電性領域が電気的に接続されるように配置することができる。
図7を参照すると、符号化部材500は、第1のハウジング部材104の遠位端に取り付けられるように構成される。符号化部材スリーブ300、400の遠位端もまた図7に見える。薬物設定送達機構のスピンドル510の一部分もまた図7に見える。スピンドル510は、薬物カートリッジのピストンに(支承部を介して)連結される。したがって、スピンドル510の軸方向運動により薬物カートリッジ内の薬剤が排出される。符号化部材500の内側部分502の内面の溝形状は、スピンドル510のねじ山と係合するように構成される。符号化部材500は、ハウジング内で軸方向に拘束されている。したがって、薬物送達デバイス100の投薬中にスピンドル510が前に進められるときに、符号化部材500は回転する。スピンドル510は、用量が薬物送達デバイス100にダイヤル設定されているとき、または薬物送達デバイスから出るときに動かない。したがって、符号化部材500はダイヤル設定時に回転しない。
符号化部材500はまた、薬物投薬時にスピンドル510が回転せず、軸方向に前に進むだけである薬物送達デバイス100で使用するのにも適している。これらの代替実施形態では、スピンドル510は、少しも大幅な軸方向距離にわたって延びることがない、1つまたはそれ以上の突起を含むことができる。これらの突起は、符号化部材500の内側部分502の内面の溝形状と係合することができ、スピンドル510が前に進むにつれて符号化部材500を回転させる。
トラック508のそれぞれは、接点によって係合されるように構成される。これらの接点は、共に第1のセンサ212を形成する。接点は、安定した電気的接続が得られるように、符号化部材500の外面に当てて付勢することができる。図6の符号化部材500は、5つの符号化トラック508、およびグランドトラックを有する。グランドトラックは、すべての導電領域が確実に一緒に接続されるようにする。したがって、電力がグランドトラック(またはいずれか他の導電性セグメント)に供給されると、すべての導電性セグメントが通電される。したがってマイクロプロセッサ202は、接点の下の導電性セグメントおよび非導電性セグメントのパターンをいつでも決定するために、電力信号が6番目の接点に加えられるようにすると共に、他の接点のそれぞれから信号を検出することができる。
いくつかの実施形態では、各トラック508は24の区域を含む。したがって、符号化部材500の完全な一回転が、24単位の送達用量に対応する。符号化部材500が、7ビット符号化システムを形成する7つのトラックを備えることが可能であるが、これは一般に必要ない。符号化部材500は送達時にしか回転しないので、符号化部材500の完全な一回転より多い回転が行われる場合でも、送達用量の絶対分量を増分で決定することができる。あるいは、導電性セグメントおよび非導電性セグメントは、準絶対コード(すなわち、2つの回転位置が同じ接点出力を有するがいくつかの位置だけ分離されており、増分で、および/または以前の回転位置を見ることによって区別できるコード)が生成されるように配置することができる。
デバイス100の投薬時、符号化部材500は上述のように回転する。このプロセスの間、電圧がグランドトラックに加えられ、信号が他の接点で監視され得る。このようにして、投薬される薬剤の量を決定および記録することができる。このような薬物送達デバイス100の使用者は、自分の以前の用量に少なくとも一部は基づいて薬剤用量を調整する必要があることが多い。したがって、投薬された用量すべてを正確かつ自動的に記録することは有利である。
他のいくつかの実施形態では、トラック508は、符号化部材500の表面に印刷された光学特性とすることができる。第1のセンサ212は、符号化部材500の表面の画像を見て取り込むように構成された光センサとすることができる。マイクロプロセッサは、その画像を第1のセンサ212から受け、符号化部材500の回転量を、したがって投薬された薬物用量を決定する。
投薬された薬物用量を決定すると、マイクロプロセッサ202は、その結果をフラッシュメモリ205に収納することができる。表示電子装置210は、投薬用量決定の結果を表示するように制御することができる。表示電子装置210は、投薬用量決定の結果を既定の時間、例えば60秒間表示することができる。別法として、または加えて、投薬用量履歴は、デバイス100の使用者または医療専門家が、フラッシュメモリ205から電子的に取り出すことができる。
ダイヤル設定用量および投薬用量を測定するのに2つの異なる回転部材、および2つの異なるセンサを使用することで、ある程度のエラー検査が行われる。マイクロプロセッサ202は、用量送達の開始時および終了時にダイヤル設定用量を監視することができる(符号化数字スリーブ300、400、および第2のセンサ214を使用して)。この情報は、符号化部材500および第1のセンサ212を使用して決定された送達用量と比較することができる。何らかの差異がある場合には、エラーの指示を生成することができる。また、符号化部材500はダイヤル設定中に回転しないので、マイクロプロセッサ202は、デバイスの動作モードを決定することもできる。第1のセンサ212から受けた信号が変化していない場合、マイクロプロセッサ202は、デバイス100がダイヤル設定モードであると推測することができる。第1のセンサ212から受けた信号が変化している場合、マイクロプロセッサ202は、デバイス100が送達/投薬モードであると推測することができる。
本発明は、使い捨てペン型薬物送達デバイスと再使用可能ペン型薬物送達デバイスの両方に使用するのに適している。再使用可能デバイスでは、薬物カートリッジを取り外し完全なカートリッジと取り替えることができる。近位方向に完全に伸長したスピンドル510は、デバイスの中にねじ込まれるか、または単純に押し戻される。このプロセスの間、符号化部材500は、投薬方向と反対の方向に回転する。マイクロプロセッサ202は、符号化部材500が反対方向に回転していることを検出するように、かつ新しいカートリッジが薬物送達デバイス100に取り付けられたと推測するように構成することができる。

Claims (14)

  1. 薬物用量ダイヤル設定モードおよび薬物用量送達モードを有する薬物送達デバイス(100)と共に使用するための復号システムであって:
    薬物送達デバイスの第1の回転部材(500)から符号化情報を読み取るように構成された第1のセンサ(212)と;
    薬物送達デバイスの第2の回転部材(400)から符号化情報を読み取るように構成された第2のセンサ(214)であって、第2の回転部材に向けられるように構成された光センサを含む、第2のセンサと;
    第1および第2のセンサから信号を受け;
    受け信号から薬物送達デバイスが薬物用量ダイヤル設定モードであるか、それとも薬物用量送達モードであるかを決定する
    ように構成されたプロセッサ(202)と
    を含む前記復号システム。
  2. プロセッサは、第1のセンサから受けた信号から、送達された薬物用量を決定するように構成される、請求項1に記載の復号システム。
  3. 第1のセンサは、第1の回転部材に向けられるように構成された光センサを含む、請求項1または2に記載の復号システム。
  4. 第1の回転部材の外面は、一連の符号化画像を含むトラック(508)を備え、ここで、光センサは、符号化画像を読み取るためにトラックに向けられるように構成される、請求項3に記載の復号システム。
  5. 第1のセンサは、第1の回転部材と係合するように構成された1つまたはそれ以上の接点のアレイを含む、請求項1または2に記載の復号システム。
  6. 第1の回転部材の外面は、符号器を共に形成する複数のトラック(508)を備え、それぞれのトラックは、導電性セグメントおよび非導電性セグメントを含み、それぞれのトラックは、1つまたはそれ以上の接点の少なくとも1つによって係合されるように構成される、請求項5に記載の復号システム。
  7. 第2の回転部材の外面は、一連の符号化画像を含むトラック(404)を備え、光センサは、符号化画像を読み取るためにトラックに向けられるように構成される、請求項1に記載の復号システム。
  8. 第2のセンサは、第2の回転部材と係合するように構成された1つまたはそれ以上の接点のアレイを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の復号システム。
  9. 第2の回転部材の外面は、符号器を形成する少なくとも1つのトラック(304、306)を備え、それぞれのトラックは、導電性セグメントおよび非導電性セグメントを含み、それぞれのトラックは、1つまたはそれ以上の接点の少なくとも1つによって係合されるように構成される、請求項8に記載の復号システム。
  10. プロセッサは、第2のセンサから受けた信号から、薬物送達デバイスにダイヤル設定された薬物用量を決定するようにさらに構成される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の復号システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の復号システムを保持するハウジング(104)を含む、薬物送達デバイス。
  12. 第1の回転部材、第2の回転部材を含む、請求項11に記載の薬物送達デバイス。
  13. 復号システムは、薬物送達デバイス(100)に取り付けられるように構成された補助デバイス(116)の一部である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の復号システム。
  14. 復号システムを使用する方法であって:
    薬物送達デバイス(100)の第1の回転部材(500)から符号化情報を読み取るように構成された第1のセンサ(212)から信号を受けること;
    薬物送達デバイスの第2の回転部材(400)から符号化情報を読み取るように構成された第2のセンサ(214)から信号を受けること;および
    第2の回転部材からの読取値内で検出された変化があり、第1の回転部材からの読取値内で検出された変化はない場合に、薬物送達デバイスが薬物用量ダイヤル設定動作モードであると決定すること、または、第1および第2の回転部材からの読取値内で検出された変化がある場合に、薬物送達デバイスが薬物用量送達動作モードであると決定すること
    を含む前記方法。
JP2015552074A 2013-01-15 2014-01-13 復号システム Active JP6411369B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13151371 2013-01-15
EP13151371.5 2013-01-15
PCT/EP2014/050468 WO2014111341A1 (en) 2013-01-15 2014-01-13 A decoding system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016512966A true JP2016512966A (ja) 2016-05-12
JP6411369B2 JP6411369B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=47683532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015552074A Active JP6411369B2 (ja) 2013-01-15 2014-01-13 復号システム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9561332B2 (ja)
EP (1) EP2945673B1 (ja)
JP (1) JP6411369B2 (ja)
CN (2) CN104936640B (ja)
DK (1) DK2945673T3 (ja)
HK (1) HK1211510A1 (ja)
TR (1) TR201903053T4 (ja)
WO (1) WO2014111341A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019526384A (ja) * 2016-09-09 2019-09-19 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 読取りデバイス、薬物送達デバイス、および読取りデバイスと組み合わせた薬物送達デバイス
JP2020501721A (ja) * 2016-12-15 2020-01-23 イーライ リリー アンド カンパニー 感知システムを備えた薬剤送達デバイス
JP2020501657A (ja) * 2016-12-08 2020-01-23 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 注射デバイス
JP2021524299A (ja) * 2018-05-17 2021-09-13 サノフイSanofi 注射デバイス用のタッチ感応ラベル
JP2022507905A (ja) * 2018-11-23 2022-01-18 サノフイ 薬物送達デバイス用の電子インクラベル
US11813437B2 (en) 2015-07-29 2023-11-14 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Sensor device for a drug delivery device
US11918788B2 (en) 2015-01-16 2024-03-05 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Sensor for use with a drug delivery device
US11964133B2 (en) 2015-01-21 2024-04-23 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Supplemental device for attachment to a pen injector and determination of a set dose amount using optical incremental encoder

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD746288S1 (en) * 2013-08-02 2015-12-29 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Display for use with pen-type injection device
WO2016030348A1 (en) * 2014-08-25 2016-03-03 Novo Nordisk A/S Accessory device with snap feature
DK3204081T3 (da) * 2014-10-06 2020-09-14 Sanofi Aventis Deutschland Supplerende anordning til montering på en injektionsanordning til bestemmelse af den indstillede og/eller indgivne dosis med ocr-billedbehandling, inklusive en fremgangsmåde til blændingsreduktion
EP3058973A1 (en) * 2015-02-19 2016-08-24 Sanofi-Aventis Deutschland GmbH Supplemental device for removable attachment to a medicament injection device
WO2016138634A1 (zh) 2015-03-03 2016-09-09 创新精密仪器有限公司 药物信息监测装置和药物信息监测式注射装置
EP3067081A1 (en) * 2015-03-12 2016-09-14 Sanofi Drug delivery device
TW201731543A (zh) 2015-12-10 2017-09-16 賽諾菲阿凡提斯德意志有限公司 可移除地附接於藥物輸送裝置之感測裝置
US11083853B2 (en) 2015-12-28 2021-08-10 Novo Nordisk A/S Rotary sensor assembly with low-power feature
CN108697855B (zh) * 2016-01-06 2022-04-22 赛诺菲-安万特德国有限公司 药物输送装置
WO2017147198A1 (en) * 2016-02-22 2017-08-31 West Pharmaceutical Services, Inc. A labeling apparatus for a medical device
CA3018732C (en) 2016-03-25 2021-04-20 Eli Lilly And Company Determination of a dose set and delivered in a medication delivery device
WO2017184401A1 (en) 2016-04-19 2017-10-26 Eli Lilly And Company Determination of a dose in a medication delivery device using two moving arrays with teeth and a sensor
HRP20220838T1 (hr) 2016-07-15 2022-10-14 Eli Lilly And Company Modul za detekciju doze za uređaj za davanje lijeka
US9636464B1 (en) 2016-08-01 2017-05-02 Innovative Precision Instruments Limited Drug delivery device and a drug information detection device
AU2017308724B2 (en) 2016-08-12 2020-04-09 Eli Lilly And Company Dose sensing mechanism in a medication delivery device
CN114099856A (zh) 2016-09-09 2022-03-01 赛诺菲-安万特德国有限公司 附接至注射装置的数据收集设备
CN109789277B (zh) * 2016-10-13 2022-03-29 艾斯曲尔医疗公司 用于药剂输送装置的控制器
DE102017215035A1 (de) * 2017-08-29 2019-02-28 Robert Bosch Gmbh Injektionsvorrichtung sowie entsprechendes Injektionsmessverfahren
KR102654708B1 (ko) * 2017-11-23 2024-04-03 사노피 로터리 엔코더를 포함하는 약제 주사 장치
WO2019121449A1 (en) * 2017-12-18 2019-06-27 Sanofi Dose recording device
JP7344899B2 (ja) * 2018-03-26 2023-09-14 ペイシェンツ ペンディング リミテッド 液体送達キャップ装置、システム、および方法
EP3545994A1 (en) * 2018-03-28 2019-10-02 Sanofi Injection device comprising a detector
TW202010527A (zh) * 2018-08-31 2020-03-16 榮晶生物科技股份有限公司 劑量紀錄裝置及劑量紀錄方法
CN114641327A (zh) * 2019-10-28 2022-06-17 赛诺菲 用于注射装置的标签
JP2023524729A (ja) * 2020-05-06 2023-06-13 サノフイ 注射デバイス用補助デバイス
CN116113459A (zh) 2020-08-04 2023-05-12 赛诺菲 药物递送装置及其模块
EP4326364A1 (en) * 2021-04-23 2024-02-28 Sanofi Electronic encoder module and drug delivery device herewith

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504779A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 ノボ・ノルデイスク・エー/エス 電子検知手段を有する注射器具
WO2011117212A1 (en) * 2010-03-22 2011-09-29 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Device and method for determining information related to a medical device
WO2012140097A2 (en) * 2011-04-11 2012-10-18 Novo Nordisk A/S Injection device incorporating dose monitoring
WO2013004844A1 (en) * 2011-07-07 2013-01-10 Novo Nordisk A/S Drug delivery injection pen with add-on dose capturing and display module

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5681275A (en) * 1988-10-07 1997-10-28 Ahmed; Abdul Mateen Ophthalmological device with adaptable multiple distribution plates
EP2258425B1 (en) * 2001-05-16 2013-01-30 Eli Lilly and Company Medication injector apparatus
DE10133216B4 (de) * 2001-07-09 2005-01-27 Tecpharma Licensing Ag Positionsdetektion
GB0304823D0 (en) * 2003-03-03 2003-04-09 Dca Internat Ltd Improvements in and relating to a pen-type injector
US7291131B2 (en) * 2003-05-05 2007-11-06 Physicians Industries, Inc. Infusion syringe
WO2006045523A1 (en) 2004-10-21 2006-05-04 Novo Nordisk A/S Medication delivery system with a detector for providing a signal indicative of an amount of an ejected dose of drug
CA2738880A1 (en) * 2008-11-06 2010-05-14 Novo Nordisk A/S Electronically assisted drug delivery device
US9238106B2 (en) * 2009-06-01 2016-01-19 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Dose setting mechanism for priming a drug delivery device
US10034982B2 (en) 2009-06-01 2018-07-31 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Spindle for a drug delivery device
US9248239B2 (en) * 2010-11-29 2016-02-02 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Drug delivery device having linked dose dial components
EP2732245B1 (en) * 2011-07-15 2019-12-25 Sanofi-Aventis Deutschland GmbH A drug delivery device

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504779A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 ノボ・ノルデイスク・エー/エス 電子検知手段を有する注射器具
WO2011117212A1 (en) * 2010-03-22 2011-09-29 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Device and method for determining information related to a medical device
WO2012140097A2 (en) * 2011-04-11 2012-10-18 Novo Nordisk A/S Injection device incorporating dose monitoring
WO2013004844A1 (en) * 2011-07-07 2013-01-10 Novo Nordisk A/S Drug delivery injection pen with add-on dose capturing and display module

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11918788B2 (en) 2015-01-16 2024-03-05 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Sensor for use with a drug delivery device
US11964133B2 (en) 2015-01-21 2024-04-23 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Supplemental device for attachment to a pen injector and determination of a set dose amount using optical incremental encoder
US11813437B2 (en) 2015-07-29 2023-11-14 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Sensor device for a drug delivery device
JP2019526384A (ja) * 2016-09-09 2019-09-19 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 読取りデバイス、薬物送達デバイス、および読取りデバイスと組み合わせた薬物送達デバイス
JP6993406B2 (ja) 2016-09-09 2022-01-13 サノフィ-アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 読取りデバイス、薬物送達デバイス、および読取りデバイスと組み合わせた薬物送達デバイス
US11400230B2 (en) 2016-09-09 2022-08-02 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Reading device, drug delivery device and drug delivery device in combination with a reading device
JP7069167B2 (ja) 2016-12-08 2022-05-17 サノフィ-アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 注射デバイス
US11338094B2 (en) 2016-12-08 2022-05-24 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Injection device
JP2020501657A (ja) * 2016-12-08 2020-01-23 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 注射デバイス
JP2020501721A (ja) * 2016-12-15 2020-01-23 イーライ リリー アンド カンパニー 感知システムを備えた薬剤送達デバイス
JP2021524299A (ja) * 2018-05-17 2021-09-13 サノフイSanofi 注射デバイス用のタッチ感応ラベル
JP2022507905A (ja) * 2018-11-23 2022-01-18 サノフイ 薬物送達デバイス用の電子インクラベル
JP7430186B2 (ja) 2018-11-23 2024-02-09 サノフイ 薬物送達デバイス用の電子インクラベル

Also Published As

Publication number Publication date
HK1211510A1 (en) 2016-05-27
TR201903053T4 (tr) 2019-03-21
CN110064101A (zh) 2019-07-30
JP6411369B2 (ja) 2018-10-24
EP2945673A1 (en) 2015-11-25
WO2014111341A1 (en) 2014-07-24
DK2945673T3 (en) 2019-03-25
CN104936640A (zh) 2015-09-23
CN110064101B (zh) 2022-04-12
US20150343152A1 (en) 2015-12-03
US9561332B2 (en) 2017-02-07
EP2945673B1 (en) 2018-12-05
CN104936640B (zh) 2019-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6411369B2 (ja) 復号システム
JP6316312B2 (ja) 用量ダイヤル設定モードと用量送達モードとを区別するための追加のセンサを有するペン型薬物注射デバイスおよび光学用量値復号システム
JP6775549B2 (ja) 絶対角度用量エンコーダ機構(absolute angular dose encoder mechanism)を有するペン型薬物注射デバイス
US11213629B2 (en) Sensor for use with a drug delivery device
JP6849645B2 (ja) 光学的用量符号化および複号システムを有するペン型薬物注射デバイス
JP6316313B2 (ja) 用量エンコーダ機構(doseencodermechanism)および用量設定/用量送達モードスイッチを有するペン型薬物注射デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6411369

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250