JP2016512790A5 - - Google Patents

Description

例示的な実施形態において、結合耐火物成形型を製造する方法が開示される。方法は、熱により取り払い可能な材料を含む散逸パターンを形成する工程を含む。方法は、耐火材料を含むとともにスプルー、ゲートおよびモールド・キャビティを形成する型壁部を備える耐火物成形型を形成する工程をさらに含み、スプルーはその端部にスプルー出口を有し、ゲートは、スプルー内に開放されるゲート入口およびモールド・キャビティ内に開放されるゲート出口を含み、型は散逸パターンによって形成される。方法はスプルー出口以外の、ゲートおよびスプルーのうちの少なくとも１つにおける型壁部を通って延びる個別の開口を含むガス通気孔を形成する工程をさらに含む。方法は型壁部の外側表面上に配置されるとともに開口を覆うガス透過性カバーによりガス通気孔を覆う工程をさらに含む。ガス透過性カバーは、開口を通して型内に至る通路から、型を包囲する支持媒体を排除するように構成される。

Claims (21)

1. 結合耐火物成形型の製造方法であって、
   熱により取り払い可能な材料を含む散逸パターンを形成する工程と、
   耐火材料を含むとともにスプルー、ゲートおよびモールド・キャビティを形成する型壁部を備える耐火物成形型を形成する工程であって、前記スプルーはその端部にスプルー出口を有し、前記ゲートは、前記スプルー内に開放されるゲート入口および前記モールド・キャビティ内に開放されるゲート出口を含み、前記型は散逸パターンによって形成される、耐火物成形型を形成する工程と、
   前記スプルー出口以外の、前記ゲートおよび前記スプルーのうちの少なくとも１つにおける前記型壁部を通して延びる個別の開口を含むガス通気孔を形成する工程と、
   前記型壁部の外側表面上に配置されるとともに前記開口を覆うガス透過性カバーにより前記ガス通気孔を覆う工程とを含み、前記ガス透過性カバーは、前記開口を通して前記型内に至る通路から、前記型を包囲する支持媒体を排除するように構成されることを特徴とする耐火物成形型の製造方法。
2. 前記散逸パターンを形成する工程は、複数のパターン部を組み立てる工程を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記熱により取り払い可能な材料は、ろうまたはポリマ、あるいはこれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記散逸パターンを形成する工程は、スプルー入口と流体連通するとともに該スプルー入口から前記スプルー出口に内側に延びる前記スプルーに配置される前記散逸パターンの一部にスプルー・チャネルを形成する工程と、スプルー出口カバーにより前記スプルー出口を覆う工程とをさらに含み、前記スプルー出口カバーは、前記スプルー出口を覆うとともに前記スプルーから前記カバーの外側表面に対して設けられる前記支持媒体を排除するように構成されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記スプルー・カバーはガス透過性カバーを含むことを特徴とする請求項４に記載の方法。
6. 前記スプルー・カバーは、ガス不透性カバーを含み、さらに前記散逸パターンに通気孔チャネルを形成する工程を含み、同通気孔チャネルは、前記スプルー・チャネルと流体連通するとともに前記スプルー・チャネルから前記ガス通気孔に延びることを特徴とする請求項４に記載の方法。
7. 前記通気孔チャネルを形成する工程および前記ガス通気孔を形成する工程は、前記型壁部および前記パターンを通して前記スプルー・チャネル内に開放される穴をドリリングにより形成する工程を含むことを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 前記耐火物成形型を形成する工程は、前記散逸パターン上に結合セラミックを設ける工程を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
9. 前記結合セラミックを設ける工程は、前記散逸パターン上に無機質バインダに設けられる複数のセラミック粒子を適用する工程を含むことを特徴とする請求項８に記載の方法。
10. 前記散逸パターン上に無機質バインダに設けられる複数のセラミック粒子を適用する工程は、前記散逸パターン上に前記セラミック粒子および前記無機質バインダの複数の連続層を適用する工程を含むことを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. 前記型壁部を通して延びるガス通気孔を形成する工程は、前記型壁部を通して穴を形成する工程を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
12. 前記型壁部を通して延びるガス通気孔を形成する工程は、前記型壁部内に前記開口を形成する工程を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
13. 前記型壁部内に前記開口を形成する工程は、前記型壁部を通してドリリングにより穴を形成する工程を含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
14. 前記型壁部を通して前記開口を形成する工程は、前記ゲートおよび前記スプルーのうちの少なくとも一方に穴をドリリングにより形成する工程を含むことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
15. 前記型壁部を通して延びるガス通気孔を形成する工程は、前記ゲートまたは前記スプルー、あるいは前記ゲートおよび前記スプルーの両方に複数のガス通気孔を形成する工程を含むことを特徴とする請求項１４に記載の方法。
16. 前記複数のガス通気孔を形成する工程は、前記型壁部を通して複数の穴をドリリングによって形成する工程を含むことを特徴とする請求項１４に記載の方法。
17. 前記型壁部を通して前記複数の穴をドリリングによって形成する工程は、予め定められた数の穴であって、予め定められた穴位置および予め定められた穴径を各々有する穴をドリリングによって形成する工程を含むことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
18. 前記型内で略一様な熱応答特性が得られるように、前記予め定められた数の穴、前記予め定められた穴位置、および前記予め定められた穴径を設定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項１７に記載の方法。
19. 前記パターンの前記熱により取り払い可能な材料を取り払うために、前記スプルーの入口内に熱源から熱を適用することにより、前記型を加熱する工程をさらに含み、前記略一様な熱応答特性は、前記モールド・キャビティの略一様な温度であることを特徴とする請求項１８に記載の方法。
20. 前記ガス透過性カバーにより前記ガス通気孔を覆う工程は、前記ガス通気孔を覆うために前記型の外側表面上に金属製スクリーンあるいは多孔質の耐火材料を設ける工程を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
21. 前記ガス通気孔は、前記モールド・キャビティ内の前記型壁部を通して延びる個別の開口をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。