JP2016511409A - モバイルフォンデバイスを使用したアラームまたはログのための電磁エネルギーの検出 - Google Patents

モバイルフォンデバイスを使用したアラームまたはログのための電磁エネルギーの検出 Download PDF

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Abstract

モバイルフォンは、エネルギーの大きさを検出するために、既存のアンテナまたは他の既存の入力電子回路を利用して電磁波を受信するように構成される。モバイルフォンは、複数の様々な周波数レンジに対応する複数の様々な通信帯域内の通信信号を、複数のアンテナを介して受信するワイヤレス受信機電子回路を有する。複数のアンテナを介して受信された電磁波のエネルギーレベルが検出される。複数の様々な周波数レンジ内のエネルギーレベルの記録が作成される。検出されたエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関して、アラームが提供される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2013年3月10日に出願された「DETECTING ELECTROMAGNETIC ENERGY FOR ALARM OR LOG USING MOBILE PHONE DEVICES」と題する米国特許出願第13/792,146号の利益を主張する。
本開示は、一般に、電磁波のエネルギーレベルを検出するためのシステム、デバイス、およびプロセスに関し、特定の実施形態では、モバイルフォンデバイスを使用し、検出されたエネルギーレベルに関するアラームおよび/またはログもしくは他の記録を提供する、電磁波のエネルギーレベルの検出システムおよび検出方法に関する。
モバイルフォンは、モバイルフォンのユーザによって吸収され得る電磁波を発生させる。加えて、現代社会では、人々は、様々な環境要因からの電磁波エネルギーに曝されている。光、マイクロ波、X線、テレビジョン(TV)、および無線送信は、すべて電磁波の例である。通常の1日全体を通して、都会または都市の環境内にいる一般的な人は、限定はしないが、通信信号送信機、電力線、地下鉄または電車のパワーレール、電子レンジ、照明および他の家庭電化製品、身体および手荷物の検査システム、MRI、X線および他の医療システムなどの発生源から、様々なエネルギーレベルおよび周波数で電磁波に曝される可能性がある。
よくある心配は、電磁波、またはそのような電磁波の特定のタイプ(特定の周波数およびエネルギーレベル)に長期にわたって曝されると、生物学的な悪影響を引き起こす可能性があることである。したがって、ユーザの近傍にある電磁エネルギーを検出するためのデバイスが提案されている。たとえば、Wendtへの米国特許第7,378,954号に記載されたようなポータブル監視デバイスは、ユーザによって携帯され、ユーザがそのデバイスを携帯するとき、その環境内の電磁場(EMF)および様々な潜在的に危険な物質を監視するように構成される。米国特許出願公開第2010/0125438号に記載された別の例では、電磁エネルギー検出器は、ユーザによって携帯されるためにモバイルフォンの中に設けられる。
人々が自分の日常活動および旅行でモバイルフォンを携帯することが普及しているので、電磁波を検出するように構成されたモバイルフォンは、そのようなユーザに、ユーザがその日全体を通して遭遇する電磁エネルギーのレベルに関する情報を提供することができる。しかしながら、モバイルフォン内に電磁エネルギーを検出するための特殊な電子回路を含めると、モバイルフォンのコストおよびサイズが増大する可能性がある。
米国特許第7,378,954号 米国特許出願公開第2010/0125438号
本開示の実施形態は、一般に、電磁波のエネルギーレベルを検出するためのシステム、デバイス、およびプロセスに関する。特定の実施形態は、そのような電磁波のエネルギーレベルの検出システムおよび検出プロセスをモバイルフォンデバイスに組み込み、検出されたエネルギーレベルに関するアラームおよび/またはログもしくは他の記録を提供する。
本開示の実施形態は、電磁波エネルギー検出器で使用するために、モバイルフォン内に存在する(たとえば、モバイルフォン内の通信電子回路および/または充電電子回路の一部として存在する)、アンテナなどの特定の電子回路を利用する。加えて、2つ以上の既存のアンテナおよび他のワイヤレス信号入力電子回路の組合せを利用することによって、本開示の実施形態は、対応する2つ以上の様々な周波数レンジの電磁エネルギーを受信する。このように、複数の既存のアンテナおよび他のワイヤレス信号入力電子回路を使用して、電磁波エネルギーの検出のために電磁波を受信することによって、さらなる電子回路およびコストを最小化しながら、システムの全検出スペクトルの範囲を拡張することができる。
本開示の実施形態によるモバイル通信デバイスは、対応する複数の様々な周波数レンジ内の信号を受信するように構成された、複数のアンテナを含む。モバイル通信デバイスはまた、複数の様々な周波数レンジに対応する複数の様々な通信周波数帯域内で、複数のアンテナを介してワイヤレス通信信号を受信するように構成された、ワイヤレス受信機電子回路を含む。デバイスはまた、複数の様々な周波数レンジ内で複数のアンテナを介して受信された電磁波のエネルギーレベルを検出するように構成された、電磁波エネルギーレベル検出電子回路を含む。デバイスはまた、(a)複数の様々な周波数レンジ内で電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルの記録、および(b)複数の様々な周波数レンジのうちの1つまたは複数の周波数レンジ内で電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラームのうちの少なくとも1つを提供するように構成された、プロセッサ電子回路を含む。
さらなる実施形態では、各アンテナは、複数のアンテナのうちの他の各アンテナが受信するように構成された周波数レンジとは異なる、様々な周波数レンジのうちの対応する1つの周波数レンジ内の信号を受信するように構成される。
さらなる実施形態では、モバイル通信デバイスは、複数の様々な周波数レンジとは異なる少なくとも1つのさらなる周波数レンジ内のワイヤレス信号を受信するためのさらなる信号受信電子回路を含み、電磁波エネルギーレベル検出電子回路は、少なくとも1つのさらなる周波数レンジ内の電磁波のエネルギーレベルを検出するようにさらに構成される。
さらなる実施形態では、さらなる信号受信電子回路は、電力充電信号を受信するように構成された充電誘導器、マイクロフォン、およびスピーカのうちの少なくとも1つを備える。
特定の実施形態では、複数の様々な通信周波数帯域は、複数の様々な周波数レンジ内にある。
特定の実施形態では、複数の様々な周波数レンジは、複数の様々な重複しない周波数帯域である。
様々な実施形態では、ワイヤレス受信機電子回路は、複数の様々な通信周波数帯域のうちの少なくとも1つの通信周波数帯域内のワイヤレス電話通信信号を受信するように構成される。
さらなる実施形態では、電磁波エネルギーレベル検出電子回路は、エネルギーレベル検出用に受信された電磁波信号を復調するための少なくとも1つの信号経路を含む。
さらなる実施形態では、プロセッサ電子回路は、電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルのピーク値を検出するように構成される。
さらなる実施形態では、プロセッサ電子回路は、検出されたピーク値を少なくとも1つのあらかじめ定義されたしきい値と比較するようにさらに構成される。
さらなる実施形態では、プロセッサ電子回路は、検出されたピーク値があらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラーム信号を供給するようにさらに構成される。
さらなる実施形態では、プロセッサ電子回路は、電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のレベルに少なくとも一部は基づいて、ユーザによる電磁波吸収の推定値を決定するように構成される。
さらなる実施形態では、プロセッサ電子回路は、さらにユーザの年齢、体重、および性別のうちの少なくとも1つを含むユーザプロファイル情報に少なくとも一部は基づいて、電磁波吸収の推定値を決定するように構成される。
さらなる実施形態では、プロセッサ電子回路は、電磁波の検出されたレベルを、電磁波のそれらのレベルが検出された検出位置および検出時間のうちの少なくとも1つに関連付けるように構成される。
さらなる実施形態では、モバイル通信デバイスは、位置情報を提供するためのGPSベースの位置検出電子回路を含み、プロセッサ電子回路は、電磁波の検出されたレベルを、位置検出電子回路によって提供された位置情報に関連付けるように構成される。
さらなる実施形態では、プロセッサ電子回路は、受信された電磁波の周波数を検出し、検出された周波数を、電磁波の既知の発生源のあらかじめ決定された周波数と比較して、受信された電磁波の1つまたは複数の潜在的な発生源を識別するように構成される。
さらなる実施形態は、通信信号および他の電磁波を受信するように複数のアンテナを配置することであって、複数のアンテナが、対応する複数の様々な周波数レンジ内の信号を受信するように構成された、配置することと、複数の様々な周波数レンジに対応する複数の様々な通信周波数帯域内で、複数のアンテナを介してワイヤレス通信信号を受信することと、複数の様々な周波数レンジ内で複数のアンテナを介して受信された電磁波の電磁波エネルギーレベルを検出することと、(a)複数の様々な周波数レンジ内で電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルの記録、および(b)複数の様々な周波数レンジのうちの1つまたは複数の周波数レンジ内で電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラームのうちの少なくとも1つを提供することとを含む、モバイル通信デバイスを動作させる方法に関する。
方法のさらなる実施形態では、各アンテナは、複数のアンテナのうちの他の各アンテナが受信するように構成された周波数レンジとは異なる、様々な周波数レンジのうちの対応する1つの周波数レンジ内の信号を受信するように構成される。
方法のさらなる実施形態は、複数の様々な周波数レンジとは異なる少なくとも1つのさらなる周波数レンジ内で、複数のアンテナに関連付けられていないさらなる信号受信電子回路を介してワイヤレス信号を受信することと、少なくとも1つのさらなる周波数レンジ内の電磁波のエネルギーレベルを検出することとを含む。
方法の特定の実施形態では、さらなる信号受信電子回路は、電力充電信号を受信するように構成された充電誘導器、マイクロフォン、およびスピーカのうちの少なくとも1つを備える。
方法の特定の実施形態では、複数の様々な通信周波数帯域は、複数の様々な周波数レンジ内にある。
方法の特定の実施形態は、複数の様々な通信周波数帯域のうちの少なくとも1つの通信周波数帯域内のワイヤレス電話通信信号を受信することをさらに含む。
方法の特定の実施形態では、電磁波のエネルギーレベルを検出することは、複数の様々な周波数レンジ内でアンテナを介して受信された電磁波のエネルギーレベルのピーク値を検出することを含む。
方法のさらなる実施形態は、検出されたピーク値を少なくとも1つのあらかじめ定義されたしきい値と比較することを含む。
方法のさらなる実施形態は、検出されたピーク値があらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラーム信号を供給することを含む。
方法のさらなる実施形態は、電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のレベルに少なくとも一部は基づいて、ユーザによる電磁波吸収の推定値を決定することを含む。
方法のさらなる実施形態では、電磁波吸収の推定値を決定することは、ユーザの年齢、体重、および性別のうちの少なくとも1つを含むユーザプロファイル情報に少なくとも一部は基づく。
方法のさらなる実施形態は、電磁波の検出されたレベルを、電磁波のそれらのレベルが検出された検出位置および検出時間のうちの少なくとも1つに関連付けることを含む。
方法のさらなる実施形態は、GPS位置情報を提供し、電磁波の検出されたレベルをGPS位置情報に関連付けることを含む。
方法のさらなる実施形態は、受信された電磁波の周波数を検出し、検出された周波数を、電磁波の既知の発生源のあらかじめ決定された周波数と比較して、受信された電磁波の1つまたは複数の潜在的な発生源を識別することを含む。
本発明のさらなる実施形態によるモバイル通信デバイスは、対応する複数の様々な周波数レンジ内の信号を受信するための複数の信号受信手段と、複数の様々な周波数レンジに対応する複数の様々な通信周波数帯域内で、複数の信号受信手段を介してワイヤレス通信信号を受信するためのワイヤレス受信手段と、複数の様々な周波数レンジ内で複数の信号受信手段を介して受信された電磁波の電磁波エネルギーレベルを検出するための手段と、(a)複数の様々な周波数レンジ内で電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルの記録、および(b)複数の様々な周波数レンジのうちの1つまたは複数の周波数レンジ内で電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラームのうちの少なくとも1つを提供するためのプロセッサ手段とを含む。
さらなる実施形態によるモバイル通信デバイスでは、各信号受信手段は、信号受信手段のうちの他の各信号受信手段が受信するように構成された周波数レンジとは異なる、様々な周波数レンジのうちの対応する1つの周波数レンジ内の信号を受信するためのものである。
さらなる実施形態では、複数の信号受信手段は、複数のアンテナを備える。
さらなる実施形態では、複数の信号受信手段は、電力充電信号を受信するように構成された充電誘導器、マイクロフォン、およびスピーカのうちの少なくとも1つをさらに備える。
さらなる実施形態は、対応する複数の様々な周波数レンジ内の信号を受信するように構成された複数のアンテナと、複数の様々な周波数レンジに対応する複数の様々な通信周波数帯域内で、複数のアンテナを介してワイヤレス通信信号を受信するように構成された電子回路とを有するモバイルフォンで使用するためのコンピュータプログラム製品に関し、コンピュータプログラム製品は、複数の様々な周波数レンジ内で複数のアンテナを介して受信された電磁波の電磁波エネルギーレベルを検出することと、(a)複数の様々な周波数レンジ内で電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルの記録、および(b)複数の様々な周波数レンジのうちの1つまたは複数の周波数レンジ内で電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラームのうちの少なくとも1つを提供することとを行うためのコードを備えるコンピュータ可読記憶媒体を含む。
本開示の実施形態による、電磁波のエネルギーレベル検出用に構成されたモバイルフォンデバイスを含む通信システムの概略図である。 本開示の実施形態による、モバイルフォンデバイス内の電子回路の概略図である。 本開示の実施形態による、モバイルフォンの受信機電子回路内の電磁波のエネルギーレベル検出用の信号経路の概略図である。 本開示の実施形態に従って構成されたモバイルフォンによって検出された、検出周波数スペクトルにわたる電磁エネルギーレベルの代表例をプロットするグラフである。 本開示の実施形態による、検出周波数スペクトル内の複数の周波数レンジの各々に対する電磁エネルギーの検出されたレベルの処理の概略図である。 図5の処理の後に図4の検出された電磁エネルギーレベルの代表例をプロットするグラフである。 本開示の実施形態に従って電磁波のエネルギーレベルを検出するためのプロセスのフローチャートである。
本開示の実施形態は、一般に、電磁波のエネルギーレベルを検出するためのシステムおよびプロセスに関する。特定の実施形態は、そのような電磁波のエネルギーレベルの検出システムおよび検出プロセスをモバイルフォンデバイスに組み込み、検出されたエネルギーレベルに関するアラームおよび/またはログもしくは他の記録を提供する。
例示的な実施形態は、電話および他の一般的なモバイルフォンの動作に利用されるハードウェアおよびソフトウェアに加えて、環境において電磁波のエネルギーレベルを検出するためのハードウェアおよびソフトウェアを含む、モバイルフォンデバイスおよびモバイルフォン構成に関する。電磁波のエネルギーレベルを検出すること、および関連する動作のためのハードウェアおよびソフトウェアは、モバイルフォンの製造中に、たとえばモバイルフォンの元の製造業者の構成の一部として、モバイルフォンに組み込まれる場合がある。さらなる実施形態では、そのようなハードウェアおよびソフトウェアは、モバイルフォンの元の製造の後、モバイルフォンに追加される場合がある。
特定の実施形態は、検出されたエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値に達したときのアラーム、および/または検出されたエネルギーレベルのログもしくは他の記録を提供する。そのような実施形態は、情報(たとえば、警告、レポート、チャート、および/またはアラーム)を提供して、ユーザまたは他の人が電磁波に対するユーザの被曝に関する詳細を評価することを助けることができる。人々が自分の日常活動および旅行でスマートフォンを携帯することがますます普及しているので、本明細書に記載されるように構成されたモバイルフォンは、個人、2人以上の個人の定義されたグループ、および/またはより大きい集団が自分の日常活動全体を通して遭遇した電磁波についての情報を提供することができる。
一般的な現代のモバイルフォンデバイスは、電話通信電子回路、ならびに、いくつかのプロセッサ電子回路、1つまたは複数のディスプレイデバイス、およびキーボードまたは他のユーザ入力デバイスを含む。本開示の特定の実施形態は、電話通信機能に加えて比較的高度な処理、入力、および表示の機能を有する、通常スマートフォンと呼ばれるモバイルフォンのコンテキストで本明細書に記載される。しかしながら、本開示のさらなる実施形態は、任意の適切なタイプのモバイルフォンに実装される場合がある。
本開示の特定の実施形態では、電話通信、および/または他の一般的なモバイルフォンもしくはスマートフォンの処理動作のためにモバイルフォン内に存在する(本明細書では「既存の」電子回路と呼ばれる)ハードウェアのうちのいくつかは、電磁波のエネルギーレベル検出、ロギング、および関連する動作のためのシステムおよび処理においても使用される。たとえば、一般的なスマートフォンの構成は、様々な周波数、たとえば全地球測位システム(GPS)通信、ワイヤレスフィデリティ(WiFi)通信、符号分割多元接続(CDMA)通信、ロングタームエボリューション(LTE)通信、周波数変調(FM)通信、Bluetooth(登録商標) (BT)通信、近距離無線通信(NFC)用の周波数などの様々な信号を受信するための1つまたは複数のアンテナ(しばしば多重アンテナ)を含む。いくつかのスマートフォンは、限定はしないが、バッテリを充電するための充電入力信号を受信するための充電誘導器回路、およびオーディオ入力用のマイクロフォンまたはスピーカなどの、他のタイプのワイヤレス入力信号を受信するように構成された(または受信することが可能な)他の既存の電子回路を含む。
本開示の実施形態は、電磁波を受信して電磁エネルギーレベルを検出(または検出およびログ)するために、それらの既存のアンテナおよび/または他の入力受信電子回路のうちの1つまたは複数を利用する。特定の実施形態では、対応する2つ以上の様々な周波数レンジの電磁波を受信するために、それらの既存のアンテナまたは他の入力受信電子回路のうちの2つ以上が利用される。各々が様々な周波数レンジの電磁波を受信するために構成された、複数の既存のアンテナまたは他の入力受信電子回路を利用することによって、電磁波の比較的広い全周波数レンジ(スペクトル)内のエネルギーレベルを検出しログすることができる。
本開示のさらなる実施形態は、限定はしないが、検出プログラムおよび適用プログラムを記憶し実行して本明細書に記載された機能および動作を実現するためのプロセッサ回路およびメモリ回路、ユーザに視覚情報、聴覚情報、および/もしくは触覚情報を提供するためのディスプレイデバイスおよび関連表示電子回路、ならびに/または、ユーザ入力を受信するためのユーザ入力デバイスおよび関連入力電子回路などの、スマートフォン内の他の既存の電子回路を利用する。このように、特定の実施形態は、電磁波のエネルギーレベルを検出すること、および関連する動作のためのシステムおよびプロセスにおいて、モバイルフォン内の特定の既存の電子ハードウェアを利用するように構成される。しかしながら、さらなる実施形態は、モバイルフォン内の1つまたは複数の既存の電子回路に加えて、またはそれらの代替として、専用の検出電子回路(電磁波を検出することに専念する専用プロセッサ電子回路、専用メモリ電子回路、および/または1つもしくは複数の専用アンテナ)を利用する。
本開示の一実施形態によるモバイルフォンシステム10が図1を参照して記載され、ワイヤレスまたは部分的にワイヤレスの通信ネットワークを介した電話通信用の通信電子回路を有するモバイルフォン12を含む。ワイヤレス通信ネットワークは、たとえば、1つまたは複数のセル基地局(そのうちの1つが図1の14に表される)を含む。各基地局14は、直接、または他のネットワークデバイスを介してコアネットワーク16(電話ネットワークおよび/またはインターネットなどのワイドエリアネットワーク)と接続される。通信動作のために、モバイルフォン12は、たとえば、モバイルフォン12と基地局14との間の第1の通信リンク13、および基地局14とコアネットワーク16との間の第2の通信リンク15を介して、基地局14を経由してコアネットワークに接続するように構成される。特定の実施形態では、第1の通信リンク13はワイヤレスリンクである。第2の通信リンク15は有線リンクである。しかしながら、他の実施形態では、リンク13および/またはリンク15のいずれかまたは両方は、有線またはワイヤレス(または有線リンクとワイヤレスリンクの組合せ)であり得る。
ワイヤレス通信ネットワークは、一般化された形態で図1に示されているが、1つまたは複数のマクロセル、マイクロセル、ピコセル、および/またはフェムトセル、ならびに関連付けられたセルデバイス(図示せず)および/または他のネットワークデバイスを含む場合がある。代替または追加として、ワイヤレス通信ネットワークは、限定はしないが、基地局14を含まない他の形態の通信リンクを介して1つまたは複数のモバイルフォン12がコアネットワーク16に接続する構成などの、他の適切な構成を有する場合がある。
(モバイルフォン12および図示されていない他のモバイルフォンを含む)2つ以上のモバイルフォンは、たとえば、基地局14または他の基地局(図示せず)を介して、いつでもシステム10において通信のために接続することができる。したがって、システム10は、いつでも複数のユーザおよびユーザデバイスをサポートするように構成される。図1の図面は、1つのそのようなユーザデバイス12を示す。
図1では、サーバまたは他のコンピュータなどの、1つまたは複数のさらなるネットワーク通信デバイス18が、システム10において通信のために接続される。特定の実施形態では、そのようなさらなるネットワーク通信デバイスのうちの1つまたは複数は、下記に記載されるように、電磁波の検出、ロギング、およびレポーティングに関連する動作を実現するように構成される場合がある。システム10は、さらなるユーザデバイスおよびネットワークデバイス(図示せず)を含む場合がある。
モバイルフォン12内の電子回路のうちのいくつかの一般化された表現が図1に示される。モバイルフォン12内の電子回路は、電話通信および他のスマートフォン機能を実現するために、対応する複数の様々な周波数レンジ内の通信信号を受信するための、(図1のアンテナ20によって表された)複数のアンテナおよび他の入力受信電子回路を含む。本明細書に記載されたように、リンク13または他の通信リンクを介して受信される通信信号に加えて、複数のアンテナ20はまた、電磁波のエネルギーレベルの検出およびロギングの動作用の(対応する複数の様々な周波数レンジ内の)環境から、電磁波17を受信するために使用される。様々な周波数レンジは、周波数スケール上で互いに離間する場合がある。代替として、様々な周波数レンジのうちの1つまたは複数は、周波数レンジのうちの1つまたは複数の他の周波数レンジと重複する場合がある。
モバイルフォン12内の電子回路はまた、受信機および送信機電子回路30、プロセッサ電子回路40、電子メモリ50、1つまたは複数の電子ディスプレイデバイス60、および1つまたは複数のユーザ入力デバイス70を含む。1つまたは複数の電子ディスプレイデバイス60は、限定はしないが、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)デバイス、発光ダイオード(LED)デバイス、陰極線管(CRT)デバイス、またはプラズマディスプレイデバイスなどの、任意の適切な視覚表示電子回路を含む場合がある。いくつかの実施形態では、ユーザ入力デバイス70は、1つまたは複数のディスプレイデバイス60に関連付けられたタッチスクリーン入力デバイスを備える。他の実施形態では、ユーザ入力デバイス70には、キーパッド、ボタン、または他の手動演算器が含まれる。
本開示の一実施形態によれば、(アンテナ20、受信電子回路30、プロセッサ電子回路40、メモリ50、ディスプレイデバイス60、および入力デバイス70を含む)モバイルフォン12は、電話通信および一般的なスマートフォン機能を実現するように構成される。その点において、受信機/送信機電子回路30は、アンテナ20に接続され、スマートフォンの動作に関連付けられた複数の様々な周波数レンジ内のワイヤレス通信信号を(アンテナ20を介して)受信するために、適切なRF(および他の)信号経路を含む。そのような様々な周波数レンジには、たとえば、限定はしないが、GPS、WiFi、CDMA、LTE、FM、BT、NFCなどのうちの1つまたは複数の関連付けられた周波数が含まれ得る。加えて、受信電子回路30は、電磁エネルギーの振幅の検出および走査用の適切なRF経路回路75を含むようにさらに構成される。
プロセッサ電子回路40は、メモリ50に記憶されたソフトウェアに従って、受信機/送信機電子回路30を制御するように接続された1つまたは複数のプロセッサを含む。接続は図1に示されていないが、プロセッサ電子回路40はまた、1つまたは複数の電子ディスプレイデバイス60を制御し、1つまたは複数のユーザ入力デバイス70から入力情報を受信するように接続される。メモリ50は、限定はしないが、RAM、ROM、EPROM、ディスクデバイスなどを含む任意の適切な電子メモリであり得る。
遠隔通信および他のスマートフォン動作に加えて、モバイルフォン12は、本明細書に記載されるように、電磁波のエネルギーレベルの検出およびアラーミングまたはロギングの動作を実現するようにさらに構成される。したがって、プロセッサ電子回路40は、本明細書に記載されるように、電磁波の検出およびロギングに関連する動作を実現するためのソフトウェア80(プログラム、ルーチン、データなど)を用いて動作する。ソフトウェア80は、メモリ50に記憶され、プロセッサ電子回路40が使用するために選択的にアクセスされ、取り出される場合がある。さらなる実施形態では、プロセッサ電子回路40は、ソフトウェア80に関して本明細書に記載される動作を実現するために、ファームウェア、ハードウェア、またはソフトウェア、ファームウェア、およびハードウェアの任意の組合せを用いて構成される。
ソフトウェア80は、検出モードで受信電子回路30とともに動作するように、プロセッサ電子回路40を制御するための1つまたは複数のプログラム、ルーチン、アプリケーションなどを含む。検出モードでは、モバイルフォン12は、複数のアンテナおよび他の入力受信電子回路20を介して受信された電磁波のエネルギーレベルを検出するように動作する。特定の実施形態では、電磁波のエネルギーの振幅は、複数の様々な周波数または周波数レンジ(重複する、または重複しないレンジ)の各々について検出される。
複数のアンテナおよび他の入力受信電子回路20は、モバイルフォン12が通信モードまたは充電モードで動作するとき、対応する複数の様々な周波数レンジ内のワイヤレス入力信号を受信するように特に構成される。したがって、本開示の実施形態では、それらのアンテナおよび/または他の入力受信電子回路20はまた、(アンテナおよび他の入力受信電子回路20が受信するように特に構成された周波数レンジに対応する)対応する複数の様々な周波数レンジ内の電磁波を検出するために、検出モードで利用される。
ソフトウェア80は、周波数または周波数レンジごとに検出された電磁波の量(強度またはエネルギーの大きさ)を記録(ログ)するように、プロセッサ電子回路40を制御する。特定の実施形態では、各それぞれのアンテナに関連付けられた周波数または周波数レンジごとに受信された電磁波のエネルギーレベルが検出され、記録(ログ)される。さらなる実施形態では、エネルギーレベルは、ある時間期間にわたって、複数の様々なインスタンスで(周期的、任意の時間、またはあらかじめ定義された時間に)、周波数または周波数レンジごとに検出され、記録(ログ)される。
特定の実施形態では、プロセッサ電子回路40は、ソフトウェア80を介して、電磁波に関するアラーム状態を検出し、それに応答して、(図1に示されていない)スピーカを介した可聴音、ディスプレイデバイス60上の目に見えるしるし、触覚出力デバイス(図示せず)を介した振動もしくは他の触覚信号、またはそれらの任意の組合せなどの、ユーザ検出可能なアラームを提供するように構成される。例示的なアラーム状態には、(a)周波数または周波数レンジのうちの1つの中で検出された電磁波の強度(エネルギーの大きさ)が、その周波数または周波数レンジについてあらかじめ定義されたしきい値を越える、(b)ある時間期間にわたる複数の電磁波検出の強度の合計が、特定の周波数、周波数レンジ、または検出範囲全体についてあらかじめ定義されたしきい値を越える、(c)たとえば、あらかじめ定義された時間期間内であらかじめ定義されたしきい値に、かつ/またはあらかじめ定義されたしきい値の比率よりも大きい比率で、電磁波の強度が突然増大する状態が含まれる。
さらなる実施形態では、ソフトウェア80は、ディスプレイデバイス60上の表示用に、検出された電磁波に関するレポート、チャートなどを生成し、かつ/またはモバイルフォン12に関連付けられた電子メール、テキストメッセージ、ファックス、または他の通信機構を介して通信するように、プロセッサ電子回路40をさらに制御する。特定の実施形態では、プロセッサ電子回路40は、ソフトウェア80を介して、検出情報が位置スタンプおよび時間スタンプされるように、時間情報および位置情報(たとえば、クロックデータおよびGPSデータ)と一致している検出情報を記録するようにプログラムされる。次いで、検出情報は、時間情報および/または位置情報に関連して、様々なグラフまたはレポート内で表示することができる。グラフまたはレポートは、(ユーザの1日のコースまたは他の時間期間の間)高いレベルおよび低いレベルの電磁波エネルギーがいつどこで検出されたかをユーザが理解するのを助けることができる。検出情報は、ユーザの吸収レベルを推定するアルゴリズムの中で使用することができる。グラフおよびレポートは、時間および位置に対して、推定された吸収レベルに関して生成することができる。そのようなアルゴリズムは、ソフトウェア80に含めることができ、かつ/または記憶され、サーバ18などの他のソースからアクセス可能になる場合がある。
加えて、受信された電磁波の周波数は、検出され、電磁波の既知の発生源のあらかじめ決定された周波数と比較されて、受信された電磁波の1つまたは複数の潜在的な発生源を識別することができる。たとえば、既知の発生源からの電磁波の周波数(または他の検出可能な特性)のデータベースは、記憶され、プロセッサ電子回路40によってアクセスすることができる。データベースは、モバイルフォン12のメモリ50に記憶される場合があり、かつ/または記憶され、サーバ18などの他のソースからアクセス可能になる場合がある。
特定の実施形態では、プロセッサ電子回路40は、ソフトウェア80を介して、受信された電磁波の周波数(または他の特性)をデータベース内の周波数(または他の特性)と比較して、潜在的な一致を識別するように構成される。そのような実施形態では、プロセッサ電子回路40は、たとえば、上記で説明されたレポートまたはチャートの一部として、潜在的な一致に関する情報をユーザに提供する。データベースは、(地下鉄または他の電気レール設備、高圧電力線、CRT放射などの)電磁波の既知の発生源の電磁波の周波数(または他の特性)に関する情報を含む場合がある。さらなる実施形態では、データベースは、他の潜在的な発生源を識別するのを助けるために、ユーザ入力情報で更新することができる。さらなる実施形態では、潜在的な一致を識別することに関連する処理は、モバイルフォン12から受信された検出データ(複数の周波数レンジの各々についての電磁エネルギーレベル)に基づいて、サーバ18によって遂行される。
本開示の一実施形態による、モバイルフォン12用の電気的構成のより詳細な例示的表現が、図2を参照して記載される。図2の例は、プロセッサ電子回路40がモデムプロセッサ42およびアプリケーションプロセッサ44を含む、2プロセッサ構成に基づく。モデムプロセッサ42は、電話通信信号のために遂行される処理の多くを扱い、アプリケーションプロセッサ44は、ディスプレイデバイス60に情報を表示することおよびユーザアプリケーション用のデータを処理することのために遂行される処理の多くを扱う。モデムプロセッサ42およびアプリケーションプロセッサ44は、通信、共有された処理、ならびに/またはデータおよびプログラム命令を渡すことのために互いに接続され、それらのプロセッサ間の接続は、リンク40aおよびリンク40bによって表される。不揮発性メモリ50およびディスプレイデバイス60は、それぞれリンク50aおよびリンク60aによって表された接続を介して、アプリケーションプロセッサ44に接続される。スマートフォン用の2プロセッサ構成の一例は、アプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサを利用するQualcommのチップセット製品である。
図2は2プロセッサ構成を示すが、本開示の他の実施形態は、単一のプロセッサがモデムプロセッサ42およびアプリケーションプロセッサ44に関して本明細書に記載された動作を実行する、シングルプロセッサ構成を利用する。さらに他の実施形態では、1つまたは複数(2つ以上)のプロセッサを有する他の適切なプロセッサ構成が利用される。
図2の実施形態では、アンテナ20は、各々が受信機/送信機電子回路30を介してモデムプロセッサに接続された、1次アンテナ21、ダイバーシティアンテナ22、およびGPSアンテナ23を含む。アンテナ20はまた、各々がさらなる受信機/送信機電子回路30を介してアプリケーションプロセッサ44に接続された、WiFiアンテナ24、FMアンテナ25、BTアンテナ26、およびNFCアンテナ27を含む。本開示の他の実施形態は、モバイルフォンに含まれる機構および機能に応じて、アンテナ21〜27および/またはさらなるアンテナの任意の適切な組合せを含む。
1次アンテナ21は、モバイルフォン12の電話動作中に電話通信信号を受信および送信する際に利用される。ダイバーシティアンテナ22は、(信号反射ノイズまたは他の干渉を有する環境などの)特定の環境内の通信を改善するために、電話動作で利用される。GPSアンテナ23は、(受信機電子回路30内の)GPS受信機電子回路に接続され、GPS受信機電子回路は、モデムプロセッサ42とともに動作して、衛星位置信号(GPS信号)を受信し処理する。WiFiアンテナ24は、モバイルフォン12に近接するローカルエリアネットワーク(LAN)デバイスとの接続に利用される。FMアンテナ25は、FM無線信号を受信することなどのためのFM通信に利用される。BTアンテナ26は、Bluetooth(登録商標)通信に利用される。NFCアンテナ27は、限定はしないが、クレジットカードリーダなどとの通信などの近距離無線通信に利用される。
特定の周波数の信号を効果的に受信する能力は、たとえば、アンテナ構造の長さ、形状、および他の特性を含む、アンテナの構成に関する様々な要因に依存する。アンテナ21〜27の各々は、特定のタイプの通信信号、したがって特定の信号の周波数または周波数レンジで使用するために構成される。下記のTable 1(表1)は、アンテナ21〜27が受信するように構成され得る周波数および周波数レンジの例を示す。
上記のTable 1(表1)に示された周波数レンジは、アンテナ21〜27用の適切な周波数レンジの代表例である。さらなる実施形態では、アンテナ21〜27のうちの1つもしくは複数(または各々)は、Table 1(表1)に示された周波数レンジとは異なる周波数レンジ内の信号用に構成される場合がある。
アンテナ21〜27の各々は、受信機/送信機電子回路30を介して、プロセッサ電子回路40(モデムプロセッサ42またはアプリケーションプロセッサ44のいずれか)に接続される。図2の実施形態では、アンテナ21、22、および23の各々は、受信機/送信機電子回路30を介してモデムプロセッサ42に接続され、アンテナ24、25、26、および27の各々は、受信機/送信機電子回路30を介してアプリケーションプロセッサ44に接続される。アンテナ21、22、23、24、25、26、および27の受信機/送信機電子回路30との電気的な接続は、それぞれ、リンク21a、22a、23a、24a、25a、26a、および27aによって表される。さらなる実施形態では、アンテナ21〜27のうちの2つ以上は、リンク21a〜27aを共有する場合がある。
受信機/送信機電子回路30は、たとえば、モバイルフォン12の電話通信動作中に、通信信号を変調および復調するための、RF増幅器、電力増幅器、スイッチ、およびフィルタ31、ならびにRF IC32およびRF IC33を含む。(増幅器、スイッチ、およびフィルタ31とともに)RF IC32およびRF IC33は、たとえば、電話またはGPS通信の動作中に、それぞれアンテナ21、22、および23とモデムプロセッサ42との間の信号経路を提供する。特定の実施形態では、そのような信号経路は、(アンテナ21および22を介して通信される電話信号のための)一般的な電話信号通信、および(アンテナ23を介して受信されるGPS信号のための)一般的なGPS信号受信で利用される信号経路と同様に構成される。
本開示の一実施形態では、(増幅器、スイッチ、およびフィルタ31とともに)RF IC32およびRF IC33のうちの1つまたは両方は、複数の周波数または周波数レンジの各々について、電磁波の強度レベル(エネルギーの大きさ)を検出するための電磁波を復調するための、アンテナ21、22、および23の各々とモデムプロセッサ42との間の1つまたは複数のさらなる信号経路を提供する。代替または追加として、アンテナ21、22、および23によって受信された電磁波信号を復調して、複数の様々な周波数レンジの各々について電磁波の強度(エネルギーの大きさ)を検出するための、アンテナ21、22、および23とモデムプロセッサ42との間の1つまたは複数のさらなる信号経路を(増幅器、スイッチ、およびフィルタ31とともに)提供するために、少なくとも1つのさらなるRF IC34が含まれる。1つまたは複数のさらなる信号経路は、電磁波用に調整されたフィルタ回路を含み、その結果、アンテナ21、22、および23を介して受信された電磁エネルギーの大きさは、アンテナ21、22、および23を介して受信された複数の周波数レンジの周波数レンジごとに、モデムプロセッサ42によって検出することができる。
RF IC32、RF IC33、およびRF IC34のうちの1つまたは複数の中の(電磁波のエネルギーレベルの復調および検出のための)さらなる信号経路300の例が図3に示される。図3の実施形態では、さらなる信号経路は、アンテナ21、22、および23を介して受信された電磁波信号用の、アンテナ21、22、および23のうちの1つまたは複数からの入力ライン302を含む。入力経路302は、(可変利得増幅器などの)増幅器304の入力端子に接続される。増幅器304の出力端子は、リンク306を介して、(可変帯域通過フィルタなどの)帯域通過フィルタ308の入力端子に接続される。帯域通過フィルタ308の出力端子は、リンク310を介して、振幅測定電子回路312の入力端子に接続される。振幅測定電子回路312は、振幅測定電子回路312に入力された信号の振幅を表す、出力ライン314上の出力信号を供給する。振幅測定電子回路312からの出力ライン314は、プロセッサ電子回路40に電磁エネルギーの振幅測定値を表す信号を供給するために、プロセッサ電子回路40に接続される。
図3のさらなる信号経路300はまた、増幅器304および帯域通過フィルタ308のうちの1つまたは両方に接続されたコントローラ316を含む。コントローラ316は、プロセッサ電子回路40から(ライン318を介して)入力信号を受信し、そのような入力信号に応答して、それぞれ制御信号ライン320および322を介して、増幅器304および帯域通過フィルタ308のうちの1つまたは両方に制御信号を供給する、任意の適切な制御電子回路を備える。特定の実施形態では、帯域通過フィルタ308は、制御ライン322上に供給された制御信号に応答して、通過する特定の周波数帯域を選択するように制御される可変帯域通過フィルタである。そのような実施形態では、入力ライン302は、接続されたアンテナ21、22、および23を介して受信された電磁エネルギー信号をさらなる信号経路300に伝達するための、各アンテナ21、22、および23が1つずつ入力ライン302に選択的かつ個別に接続され得るような方式で、アンテナ21、22、および23のうちの2つ以上(またはすべて)に(たとえば、マルチプレクサまたは他のスイッチング電子回路を介して)接続される場合がある。このようにして、マルチプレクサまたは他のスイッチング電子回路が、各アンテナ21、22、および23をさらなる信号経路300に選択的かつ個別に接続するので、アンテナ21、22、および23を介して受信された信号についての(振幅測定電子回路312からの)振幅測定値は、プロセッサ電子回路40に選択的かつ個別に供給される。
さらに、マルチプレクサまたは他のスイッチング電子回路が、各アンテナ21、22、および23をさらなる信号経路300に選択的かつ個別に接続するので、可変帯域通過フィルタ308および/または可変増幅器304は、選択的に調整されて、各アンテナ21、22、および23に関連付けられた周波数レンジ内の電磁波に適応するように、(プロセッサ電子回路40からのライン318上の制御信号に応答して)制御される。したがって、各アンテナ21、22、および23がさらなる信号経路300に選択的に接続されるので、可変帯域通過フィルタ308の周波数レンジは、それぞれ各アンテナ21、22、および23の周波数レンジに対応するように変更される。
このように、アンテナ21が(上記で説明されたマルチプレクサまたは他のスイッチング電子回路を介して)さらなる信号経路300に接続されているとき、プロセッサ40は、ライン318上に信号を供給して、アンテナ21に関連付けられた周波数レンジ内の電磁波エネルギーを測定するためにさらなる信号経路300を調整するように、コントローラ電子回路316を制御する。コントローラ電子回路316は、ライン320およびライン322のうちの1つまたは両方に適切な制御信号を供給して、アンテナ21に関連付けられた周波数レンジに適応するために可変帯域通過フィルタ308の帯域および増幅器304の利得を選択することによって、さらなる信号経路300を調整する。同様に、アンテナ22が(上記で説明されたマルチプレクサまたは他のスイッチング電子回路を介して)さらなる信号経路300に接続されているとき、プロセッサは、ライン318上に信号を供給して、アンテナ22に関連付けられた周波数レンジ内の電磁波エネルギーを測定するためにさらなる信号経路300を調整するように、コントローラ電子回路316を制御する。さらなる信号経路300へのアンテナ23の接続のために、同様の動作が遂行される。
このようにして、アンテナ21、22、および23に関連付けられた様々な周波数レンジ内の電磁波の振幅測定値が取得され、プロセッサ電子回路40に供給される。他の実施形態では、複数のさらなる信号経路300(たとえば、別個のアンテナ21〜23ごとの別個の信号経路300、またはアンテナ21〜23の全部ではないが一部のための共有された信号経路300)が利用される場合がある。さらに他の実施形態では、1つまたは複数のさらなる信号経路300の使用の代替として、またはそれに加えて、電磁波のエネルギーレベルを測定するための他の適切な手段が利用される場合がある。
上記で説明されたように、特定の実施形態では、さらなる信号経路300(たとえば、RF IC32もしくはRF IC33内のさらなる信号経路またはさらなる信号経路RF IC34)は、プロセッサ電子回路40の制御下で、受信された電磁波の復調のために、関連付けられたRF IC(または他の信号経路)内の受信機電子回路に、アンテナ21、22、および23の各々を選択的および個別に接続する、マルチプレクサまたはスイッチ構成(図示せず)を含む。さらなる実施形態では、マルチプレクサまたはスイッチ構成は、RF増幅器、電力増幅器、スイッチ、およびフィルタ31に含まれる。マルチプレクサは、プロセッサ電子回路40の制御下で、電磁波の検出動作のために、受信機電子回路および/またはモデムプロセッサ42に各アンテナを1つずつ接続するために、アンテナ21、22、および23を走査するように動作することができる。増幅器、スイッチ、およびフィルタ31とRF IC32、RF IC33、およびRF IC34との間の接続は、それぞれリンク31a、リンク31b、およびリンク31cによって表される。RF IC32、RF IC33、およびRF IC34とプロセッサ電子回路40(たとえば、モデムプロセッサ42)との間の接続は、それぞれリンク32a、リンク33a、およびリンク34aによって表される。
受信機/送信機電子回路30は、WiFi信号、FM信号、Bluetooth(登録商標)信号、およびNFC信号のために、アンテナ24〜27とアプリケーションプロセッサ44との間に、フィルタおよびスイッチ35ならびにWiFi-BT-FMチップ36を含む。WiFi-BT-FMチップ36は、アンテナ24〜27を介して受信されたWiFi信号、BT信号、FM信号、およびNFC信号用の受信機信号経路を提供するように構成された電子回路を含む。
フィルタおよびスイッチ35ならびにWiFi-BT-FMチップ36は、たとえば、WiFi、FM、BT、またはNFCの通信動作中、アンテナ24〜27とアプリケーションプロセッサ44との間の信号経路を提供する。特定の実施形態では、そのような信号経路は、一般的なWiFi、FM、BT、またはNFCの信号通信電子回路内で利用される信号経路と同様に構成される。
(たとえば、上記で説明されたさらなる信号経路300と同様の)1つまたは複数のさらなる信号経路が、アンテナ24〜27とアプリケーションプロセッサ44との間に提供される(たとえば、フィルタおよびスイッチ35ならびにWiFi-BT-FMチップ36のうちの1つまたは複数の中に提供される)。そのようなさらなる信号経路は、アンテナ24〜27に関連付けられた複数の周波数レンジの各々について、電磁波を復調して強度レベル(エネルギーの大きさ)を検出すために提供される。したがって、RF-IC34、フィルタおよびスイッチ35、ならびに/またはWiFi-BT-FMチップ36のうちの少なくとも1つは、電磁波用に調整されたさらなる信号経路(300)または他の適切な回路を含み、その結果、アンテナ24〜27を介して受信された電磁エネルギーの大きさは、アンテナ24〜27を介して受信された複数の周波数レンジの周波数レンジごとに、アプリケーションプロセッサ44によって検出することができる。図2の実施形態では、フィルタおよびスイッチ35とWiFi-BT-FMチップ36との間の接続は、たとえば、RFノイズ干渉を最小化するために、それぞれ別々のリンク35a、35b、および35cによって表される。WiFi-BT-FMチップ36とプロセッサ電子回路40(たとえば、アプリケーションプロセッサ44)との間の接続は、リンク36aによって表される。
アンテナ21〜27に関連付けられた周波数レンジ内の電磁エネルギーの大きさの検出のために、それらのアンテナを介して電磁波信号を受信することに加えて、またはその代替として、さらなる実施形態は、大きさの検出用の電磁波信号を受信するために他の入力受信電子回路を利用する。そのような他の入力受信電子回路は、たとえば、ワイヤレス充電電子回路、オーディオマイクロフォンおよびオーディオスピーカの一つまたは複数、または、ワイヤレス電磁波を受信することが可能な誘導器および/もしくは他の電子回路を有する他のデバイスを含む、ワイヤレス電磁波を受信するために構成されたか、または受信することが可能な任意の電子回路である。
たとえば、図2の実施形態では、モバイルフォン12は、プロセッサ電子回路40(モデムプロセッサ42およびアプリケーションプロセッサ44)を含む、モバイルフォン12の構成要素に電力を供給し、それらのための電力を管理するための、バッテリ(図示せず)などの電力貯蔵デバイスに接続された電力管理集積回路(PMIC)90を含む。特定の実施形態では、PMIC90はまた、受信機/送信機電子回路30、メモリ50、ディスプレイデバイス60、およびオーディオコーデック92のための電力を供給および制御するために接続される。
PMICとプロセッサ電子回路40との間の接続は、PMIC90とプロセッサ42および44との間の1つまたは複数の制御信号ライン90aおよび90b、ならびにPMIC90とプロセッサ42および44との間の1つまたは複数の電力信号ライン90cおよび90dを含む。プロセッサ電子回路40とPMIC90との間の制御信号および関連する通信は、制御信号ライン90aおよび90b上で供給される。プロセッサ電子回路40に電力を供給するための電力信号は、電力信号ライン90cおよび90d上で供給される。
PMIC90は、バッテリまたは他の電力貯蔵デバイス(図示せず)を充電するための充電信号を受信するための、(誘導器94によって表された)1つまたは複数の誘導器または他のワイヤレス信号受信電子回路を含む。本開示の特定の実施形態では、PMIC90の誘導器94は、誘導器94に関連付けられた周波数レンジ内のエネルギーの大きさの検出用の電磁波を受信するために利用される。したがって、誘導器94は、アンテナ21〜27を介して受信される電磁波の周波数レンジとは異なる少なくとも1つの周波数レンジ内の電磁波を受信することができる。その点において、PMIC90は、電磁波用に調整されたフィルタ回路を含み、その結果、誘導器94を介して受信された電磁エネルギーの大きさは、誘導器94を介して受信された周波数レンジについて、モデムプロセッサ42またはアプリケーションプロセッサ44によって検出することができる。
加えて、モバイルフォン12内のマイクロフォンおよび/またはスピーカ95に関連付けられたさらなる誘導器は、マイクロフォンおよび/またはスピーカ95の誘導器に関連付けられた周波数レンジ内のエネルギーの大きさの検出用の電磁波を受信するために利用される。したがって、マイクロフォンおよび/またはスピーカの誘導器は、アンテナ21〜27を介して受信される電磁波の周波数レンジとは異なる少なくとも1つの周波数レンジ内の電磁波を受信することができる。その点において、オーディオコーデック92は、電磁波用に調整されたフィルタ回路を含み、その結果、マイクロフォンおよび/またはスピーカの誘導器を介して受信された電磁エネルギーの大きさは、その誘導器を介して受信された周波数レンジについて、モデムプロセッサ42またはアプリケーションプロセッサ44によって検出することができる。オーディオコーデック92とのマイクロフォンおよびスピーカ95の電気的な接続は、リンク95aによって表される。同様に、オーディオコーデック92とのプロセッサ電子回路40の電気的な接続は、リンク92aによって表される。
オーディオコーデック92は、プロセッサ42および44が処理するためのオーディオ信号を復調するための適切な復調回路を含む。本開示の特定の実施形態によれば、オーディオコーデック92内の復調回路は、マイクロフォンおよび/またはスピーカ95の誘導器によって受信された電磁波のピークレベルを検出するために、ピーク検出器として使用される。オーディオコーデック92は、モバイルフォン12が通信モードで動作しているときに一般的なオーディオ処理などのオーディオ信号動作を実現するように、かつモバイルフォンが検出モードで動作しているときに低周波の電磁波のピークレベルを検出するように、(特にオーディオコーデック92に関連付けられたソフトウェア80もしくは他のソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せを介して)制御される。
特定の実施形態では、充電誘導器94ならびにマイクロフォンおよびスピーカ誘導器95(ならびに/または他のさらなる入力受信電子回路)は、アンテナ21〜27が受信するように構成された周波数または周波数レンジとは異なる周波数または周波数レンジ内の入力電磁波信号を受信する。たとえば、(たとえば、マイクロフォンおよびスピーカ95用の)一般的なマイクロフォンまたはスピーカの誘導器は、約20Hz〜20kHzの周波数レンジ内の電磁波信号を受信することができる。一般的なワイヤレス充電誘導器(たとえば、誘導器94)は、約20kHzから10MHzの周波数レンジ内の電磁波信号を受信することができる。
このように、アンテナ21〜27についてTable 1(表1)に示された周波数または周波数レンジ内の電磁波とともに、(充電誘導器ならびにマイクロフォンおよびスピーカ誘導器などの)他の入力受信電子回路の周波数レンジ内の電磁波を検出することによって、全検出範囲は、検出用の単一の既存アンテナの使用と比べて比較的大きくなることができる。Table 1(表1)および上記の段落内の例示的な周波数レンジの場合、システム用の全検出範囲は、(いくつかのギャップを有する)20Hzから2480MHzまでと2.4GHzから5GHzまでであり得る。
本明細に記載されたように、(モデムプロセッサ42およびアプリケーションプロセッサ44を含む)プロセッサ電子回路40は、検出モードでアンテナ21〜27および/または他の入力受信電子回路によって受信された周波数および周波数レンジ内の電磁波のエネルギーレベルを検出(または検出およびログ)する動作を行うように、かつ通信モードで標準的な電話およびスマートフォンの機能および動作を実行する動作を行うように、構成される。プロセッサ電子回路40は、(たとえば、通信モードではないときに、または通信モードにいる間にバックグラウンドで)周期的に、または任意のあらかじめ定義されたかもしくは擬似ランダムの間隔で、検出モードの動作を遂行するように構成される場合がある。特定の実施形態では、各検出モードの動作は、アンテナ21〜27および他の入力受信電子回路のうちの1つまたは複数から受信された周波数内の電磁波のエネルギーレベルのサンプルの1つまたは複数の検出に関与する。
このように、Table 1(表1)に示されたアンテナ21〜27のすべてと上記で説明された充電誘導器94ならびにマイクロフォンおよびスピーカ95によって提供されたさらなる周波数レンジとの組合せの全検出範囲(周波数スペクトル)を使用して、プロセッサ電子回路40は、(単一の既存アンテナの周波数レンジと比べて)比較的大きい全検出範囲にわたって電磁エネルギーレベルを検出する。図4は、所与の検出動作において、その全検出範囲(周波数スペクトル)にわたって受信(および検出)された可能性がある電磁エネルギーレベルのプロット100の説明のための例を示す。
図4の説明のための例は、所与の検出サンプルにおける各アンテナ21〜27ならびに他の入力受信デバイス94および95を介して受信および検出された電磁波の強度(またはエネルギーの大きさ)を示す。複数のサンプルは、たとえば、ある時間期間にわたって検出される電磁波エネルギーの比率および/または累積量に関してプロットまたは報告するために、その時間期間にわたって検出され得る。エネルギーの大きさはプロット100の垂直軸102に示され、周波数はプロット100の水平軸104に示される。各々のアンテナおよび誘導器によって受信された電磁エネルギーのエネルギーレベルは、全周波数スペクトルの一部として示され、検出されたスペクトルの各部分は、検出されたスペクトルのその部分がそれを介して受信されたアンテナまたは他の入力受信デバイスに対応する参照文字で図4に標示される。図4の説明のための例は、アンテナ21、22、および26ならびにデバイス94および95を介して受信および検出されている電磁エネルギーの額面のレベルを示し、額面よりも大きいレベルは、アンテナ23、24、25、および27を介して受信および検出されている(アンテナ23、25、および27を介して受信された電磁波エネルギーの強度はしきい値126よりも大きい)。
特定の実施形態では、プロセッサ電子回路40は、電磁波の検出されたレベルのログなどの情報を記録するように構成される。さらなる実施形態では、プロセッサ電子回路40は、電磁波の検出されたレベルに関するレポート、表示、警告、アラーム、または他のユーザ知覚可能情報を提供するように構成される。たとえば、レポートまたは表示は、図4に示されたプロットと同様に、電磁波のエネルギーレベルおよび周波数のプロットを示すことができる。
さらなる実施形態では、プロセッサ電子回路40はまた、周波数スペクトル内のギャップ(たとえば、それぞれのアンテナおよび誘導器によってカバーされるスペクトルの部分の縁部の間の図4に示されたギャップ)を最小化または除去するように構成される。たとえば、図5に示されたように、プロセッサ電子回路40は、アンテナ21〜27ならびに他の入力受信電子回路94および95を介して受信されたデータ112に適切な補償関数110を適用して、プロットを円滑化しギャップを埋めるように構成される場合がある。アンテナ21〜27および他の入力受信電子回路ごとに、周波数スペクトル104(図4)上の(他の範囲と重複するか、または重複しない)特定の範囲を画定するために、カットオフ関数114も適用することができる。補償関数110およびカットオフ関数114の適用後、データ112は補償(または改良)されたデータ116になる。特定の実施形態では、補償(または改良)されたデータ116は、図4のプロットよりも分析および/または理解することが容易である、改良されたプロット内でプロットされ(かつレポートおよび/視覚表示に含まれ)得る。
図6は、図4のプロット100内のデータに基づくが、データが図5の補償関数およびカットオフ関数に従って処理された、改良されたプロット120の一例を示す。図4と同様に、図6のプロットでは、エネルギーの大きさはプロット120の垂直軸122に示され、周波数はプロット120の水平軸124に示される。しかしながら、図4のプロット100とは異なり、図6のプロット120は、検出周波数スペクトルにわたって連続している。図6のプロット120は、ディスプレイデバイス60に表示されるか、(たとえば、電話、電子メール、テキストメッセージング、ファックス、もしくはモバイルフォン12の他の通信機能を使用して)別の人もしくはエンティティに送信されるか、または他の方式で使用され得る。
たとえば、プロット120は、検出周波数スペクトルにわたって受信および検出された電磁エネルギーレベルを、あらかじめ定義されたしきい値126と比較するために使用され得る。特定の実施形態では、しきい値126は、たとえば、垂直軸122のあらかじめ定義された強度(大きさ)のレベルにある水平線として図6に示されたように、プロット120とともに表示され得る。さらなる実施形態では、あらかじめ定義されたしきい値および/またはあらかじめ定義されたしきい値を越える検出されたエネルギーレベルを識別するための他の適切なしるし128が表示内で使用される。
このように、上述されたように、プロセッサ電子回路40は、適切な補償関数110を適用して、全周波数スペクトル内の検出された周波数レンジ間の、図4に示されたギャップを埋めるように構成され得る。さらなる実施形態では、周波数スペクトル内のそのようなギャップは、他の適切な方式で埋められる。たとえば、そのようなさらなる実施形態では、アンテナ21〜27、充電誘導器94、および/またはマイクロフォンもしくはスピーカ95の誘導器は、Table 1(表1)または上記の段落に示された周波数レンジを拡張またはシフトして、ギャップの一部または全部を埋めるように構成される。さらなる実施形態では、1つまたは複数のさらなるアンテナが提供され、1つまたは複数のさらなるアンテナは、ギャップの一部または全部を埋める周波数レンジ内の電磁波を受信するように構成される。さらなる実施形態では、特別に構成されたアンテナ、さらなるアンテナ、および/または補償関数の任意の組合せが、検出された周波数スペクトル内のギャップを埋めるために利用される。
特定の実施形態では、プロセッサ電子回路40の電磁波の検出、補償、分析、および表示の機能は、不揮発性メモリ50に記憶されたソフトウェアおよびデータを介して制御される。プロセッサ42および44のうちの1つまたは両方は、本明細書に記載された検出、補償、分析、および表示の動作に関連する様々な処理機能を遂行するために利用することができる。たとえば、一実施形態では、モデムプロセッサ42は、ソフトウェア80を介して、モデムプロセッサ42と接続された複数のアンテナ21〜23および他の入力受信電子回路によってカバーされるすべての周波数レンジについて、図4のスペクトルチャートに関連するデータを取得および/または収集するように構成される。そのような実施形態では、アプリケーションプロセッサ44は、ソフトウェア80を介して、アプリケーションプロセッサ44と接続された複数のアンテナ24〜27および他の入力受信電子回路によってカバーされるすべての周波数レンジについて、図4のスペクトルチャートに関連するデータを取得および/または収集するように構成される。加えて、アプリケーションプロセッサ44は、ソフトウェア80を介して、図4の検出周波数スペクトル(または検出周波数スペクトルの分析)に含めるために、モバイルフォン12自体によって発生した電磁放射を推定するようにさらに構成される。
特定の実施形態では、アプリケーションプロセッサ44および/またはPMIC90は、ソフトウェア80を介して、限定はしないが、(GPS信号受信、加速器、歩数計などを介した)あらかじめ定義されたレベル、および/または、あらかじめ定義されたしきい値(たとえば、低レベルのしきい値)に達するモバイルフォン12のバッテリ内の貯蔵された電力のレベルの上または下の動きの検出などのあらかじめ定義されたイベントを検出すると、低電力動作機能を実施してバッテリ電力消費を低減するように構成される。低電力動作機能は、たとえば、いくつかの電力を消費する不要な機能の動作を禁止することによって、バッテリ電力消費を低減することができる。
特定の実施形態では、ソフトウェアは、アンテナ21〜27ならびに/あるいは(PMIC誘導器94および/またはマイクロフォンもしくはスピーカ95の誘導器などの)他の入力受信電子回路のうちの1つまたは複数によって受信された電磁エネルギーが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたかどうかを検出するように、プロセッサ電子回路40を制御することができる。あらかじめ定義されたしきい値はメモリ50に記憶される。たとえば、受信された電磁エネルギーのレベルは、瞬間の検出されたレベルがしきい値を越えたかどうかを判定するために、あらかじめ定義されたレベルしきい値と比較される。プロセッサ電子回路40は、電磁エネルギーの検出された瞬間のレベルがしきい値を越えたとき、(ディアスプレイデバイス60および/またはスピーカ95を介して)アラームを提供するように構成される。
代替または追加として、ある時間期間にわたってユーザによって吸収される電磁エネルギーの量は、その時間期間にわたって検出された電磁エネルギーのレベルを考慮に入れる推定アルゴリズムを使用して、推定することができる。推定アルゴリズムは、ユーザ入力デバイス(たとえば、図1の70)を介してユーザによって入力されているユーザプロファイルデータを含む、他の要因を考慮に入れることができる。そのようなユーザプロファイルデータは、ユーザの年齢、体重、性別、妊娠状態、および/または、電磁エネルギーの吸収もしくはそのような吸収の影響に関係することができる他の要因のうちの1つまたは複数を含む場合がある。そのような実施形態では、(図5のしきい値レベル126などの)アラーム、警告、または他の情報を発行すべきか否かを判定するためのしきい値は、(様々なしきい値が様々なプロファイルデータを有するユーザに提供されるように)ユーザプロファイルデータに少なくとも部分的に依存する。
推定アルゴリズムはまた、環境とは別に、ユーザの電話自体からの電磁波の推定値を考慮に入れることができる。そのような実施形態では、プロセッサ電子回路40は、ソフトウェア80を介して、(限定はしないが、使用の時間期間、信号周波数、および使用モード、カメラまたは近接検出器によって測定されたユーザの体からの電話の距離などの一つまたは複数)モバイルフォン12の使用に関係する要因に基づいて、モバイルフォン12自体によって生成された電磁波のユーザの吸収量を推定するように構成される。そのような推定値は、吸収された電磁エネルギーの総量、または(限定はしないが、1時間または1日などの)あらかじめ定義された時間期間当たりに吸収された総量についてであり得る。このように、特定の実施形態では、プロセッサ電子回路40は、ソフトウェア80を介して、受信された電磁波のレベルを検出し、アルゴリズムを使用して(1時間当たり、1日当たりなどの)ユーザによる電磁吸収を推定するように構成され、アルゴリズムは、ユーザプロファイル情報(年齢、体重、性別、妊娠状態など)を利用し、吸収レベルがあらかじめ定義されたしきい値を越えたとき、アラーム、警告、または他の情報が生成および/または表示されるようにする。
特定の実施形態では、(アプリケーションプロセッサ44などの)プロセッサ電子回路40は、検出に関するレポートおよびチャートを生成するように、プログラムされるか、または場合によっては構成される。特定の実施形態では、アプリケーションプロセッサ44は、電磁波エネルギーの各検出されたレベルに位置および時間の記録(またはスタンプ)を関連付けるために、時間情報および位置情報(たとえば、クロックデータおよびGPSデータ)と一致している検出情報を記録するようにプログラムされる。
加えて、プロセッサ電子回路40は、時間情報および/または位置情報に関連して、様々なグラフまたはレポートのうちの1つまたは複数の中に検出情報を表示するようにプログラムされる。たとえば、プロセッサ電子回路40は、列挙されたタイプまたはスタイルのうちの1つまたは複数をユーザが選択することを可能にする方式で、利用可能なグラフまたはレポートのタイプまたはスタイルのリストを表示するようにプログラムされる場合がある。プロセッサ電子回路40は、列挙されたグラフまたはレポートのタイプまたはスタイルの選択に関するユーザ入力を受信するようにさらにプログラムされ、そのようなユーザ入力は、たとえば、ユーザ入力デバイス70を介して受信される場合がある。プロセッサ電子回路40は、グラフまたはレポートのタイプまたはスタイルの選択のユーザ入力に応答し、本明細書に記載された電磁波の検出動作から取得されたデータを使用して、選択されたタイプまたはスタイルのグラフまたはレポートを生成するようにさらにプログラムされる。
グラフまたはレポートは、(たとえばユーザの1日のコースまたは他の時間期間の間)高いレベルおよび低いレベルの電磁波エネルギーがいつどこで検出されたかをユーザが理解するのを助けることができる。検出情報は、上記で説明されたように、ユーザの吸収レベルを推定するアルゴリズムで使用することができる。グラフおよびレポートは、時間および位置に対して、推定された吸収レベルに関して生成することができる。
加えて、受信された電磁波の周波数は、検出され、電磁波の既知の発生源のあらかじめ決定された周波数と比較されて、受信された電磁波の1つまたは複数の潜在的な発生源を識別することができる。たとえば、既知の発生源からの電磁波の周波数(または他の検出可能な特性)のデータベースは、記憶され、アプリケーションプロセッサ44によってアクセスすることができる。アプリケーションプロセッサ44は、受信された電磁波の周波数(または他の特性)をデータベース内の周波数(または他の特性)と比較して、潜在的な一致を識別する。アプリケーションプロセッサ44は、たとえば、上記で説明されたレポートまたはチャートの一部として、潜在的な一致に関する情報をユーザに提供する。データベースは、(地下鉄または他の電気レール設備、高圧電力線、CRT放射などの)電磁波の既知の発生源を含む場合がある。データベースは、他の潜在的な発生源を識別するのを助けるために、ユーザ入力情報で更新することができる。
本開示の実施形態により、本明細書に記載された動作を遂行するために、様々なプロセスを利用することができる。例示的なプロセス200が図7を参照して記載される。しかしながら、他の実施形態は他の適切なプロセスを利用する。
図7を参照すると、プロセス200は電磁放射監視手順202の開始で開始する。202で手順を開始すると、プロセッサ電子回路40は、RFフロントエンド回路ならびにアンテナおよび他の入力電子回路をオンにし、(204で示されたように)複数のアンテナおよび他の入力電子回路の各々のための信号経路を走査する。アンテナおよび他の入力電子回路用の信号経路は、アンテナおよび他の入力電子回路の各々によって受信された電磁波エネルギーの強度(大きさ)に関する情報を検出および取得するために走査される。206で示されたように、走査データ(電磁波エネルギーの検出された強度に関する情報)は、アンテナおよび他の入力電子回路ごとに、メモリ50(および/またはサーバ18に関連付けられたメモリ)に転送される。
208で、プロセッサ電子回路40は、アンテナまたは他の入力電子回路のうちのいずれかが通信動作(電話信号または他の通信信号の送信または受信)に使用されているかどうかを判定するようにさらに構成される。アンテナまたは他の入力電子回路が通信動作に使用されている場合(208でのはい)、210で、プロセッサ電子回路40(および/またはサーバ18に関連付けられたプロセッサ電子回路)は、環境電磁放射の推定値として以前の走査データを再使用し、通信動作を実行している際にモバイルフォン12によって発生したさらなる電磁放射の推定量を加算する。(210で)推定された放射を決定した後、またはアンテナもしくは他の入力電子回路が通信動作に使用されていないと208で判定すると(208でのいいえ)、212で、プロセッサ電子回路40(および/またはサーバ18に関連付けられたプロセッサ電子回路)は、図4および図6を参照して上述されたように、走査データのすべてを1つの周波数スペクトルチャートの中に蓄積する。
(212で)走査データを蓄積すると、プロセッサ電子回路40は、214で、走査持続時間タイマが満了したか否かを判定する。アンテナおよび他の入力受信電子回路のすべてが電磁波エネルギーについて走査されたとき、走査持続時間タイマは満了する。走査持続時間タイマが満了した場合(214でのはい)、プロセスは手順204に戻る。一方、走査持続時間タイマが満了しなかった場合(214でのいいえ)、216で、(たとえば、GPS信号があらかじめ定義されたしきい値を越えた位置内の変化または位置内の変化の比率を示すかどうかを判定すること、モバイルフォン12内の加速器、歩数計、または他の動きもしくは位置の検出デバイスの出力が、あらかじめ定義されたしきい値を越えた動きもしくは位置内の変化または変化の比率を示す信号を出力したかどうかを判定することによって)、ユーザの位置があらかじめ定義されたしきい値を越えた量だけ変化したか否かの判定が行われる。216で取得された動き/位置変化データが、少なくともあらかじめ定義された量または比率だけ、動きまたは位置における変化を示すあらかじめ定義されたしきい値を越えた場合(216でのはい)、プロセスは手順204に戻る。一方、216で取得された動き/位置変化データがあらかじめ定義されたしきい値を越えなかった場合(216でのいいえ)、プロセスは手順214に戻る。モバイルフォン12がオンにされたままである間、プロセスは続行する。
上述された実施形態では、対応する複数の様々な周波数レンジ内の信号を受信するための複数の信号受信手段の例は、複数のアンテナ21〜27、充電誘導器94、ならびにマイクロフォンおよびスピーカ95の任意の適切な組合せを含む。他の実施形態では、そのような信号受信手段は、ワイヤレス電磁波エネルギーを受信するように構成された他の適切な電子回路を含む。加えて、複数の様々な周波数レンジに対応する複数の様々な通信周波数帯域内で、複数の信号受信手段を介してワイヤレス通信信号を受信するためのワイヤレス受信機手段の例示的な実施形態は、受信機電子回路30またはその任意の適切な部分を含む。加えて、複数の様々な周波数レンジ内で複数の信号受信手段を介して受信された電磁波の電磁波エネルギーレベルを検出するための手段の例示的な実施形態は、RF IC32、RF IC33、RF IC34、WiFi-BT-FMチップ36、増幅器、フィルタおよびスイッチ31もしくは35、図3に示されたような電子回路、ならびに/またはプロセッサ電子回路40のうちの1つまたは複数を通る信号経路を含む。(a)複数の様々な周波数レンジ内で電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルの記録、および(b)複数の様々な周波数レンジのうちの1つまたは複数の周波数レンジ内で電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラームのうちの少なくとも1つを提供するためのプロセッサ手段の例示的な実施形態は、プロセッサ電子回路40を含む。
「例」または「例示的」という単語は、本明細書では、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書に記載されたいずれの実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。本明細書に記載された技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多重化(OFDM)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SCFDMA)ネットワークなどの様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W-CDMA)および低チップレート(LCR)TD-SCDMAを含む。cdma2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格を包含する。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash-OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRA、E-UTRA、およびGSM(登録商標)は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。ロングタームエボリューション(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSの最新のリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM(登録商標)、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は当技術分野で知られている。
本開示は例示的な実施形態に基づいて上述されている。しかしながら、本開示は、いかなる特定の方式においても、上述された実施形態に限定される必要はなく、本開示の主題から逸脱することなく様々な改善および変更を行うことができる。
たとえば、図2を参照して上述された実施形態は、複数の様々な周波数レンジ内の電磁波信号を受信するための、複数の既存のアンテナ21〜27ならびに(充電誘導器94および/またはマイクロフォンもしくはスピーカ95の誘導器などの)他の既存の入力受信電子回路を含む。しかしながら、他の実施形態は、(電磁波のエネルギーレベル検出動作に専念する)1つまたは複数の追加された専用のアンテナまたは入力受信電子回路と組み合わせて、既存のアンテナまたは既存の入力受信電子回路のうちのただ1つを利用する場合がある。さらに他の実施形態は、1つまたは複数の追加された専用のアンテナまたは入力受信電子回路と組み合わせて、複数の既存のアンテナおよび/または既存の入力受信電子回路を利用する場合がある。
また、上述された実施形態は、チャート、レポートを生成し、検出されたエネルギーレベルを有する時間情報および/または位置情報(すなわち、エネルギーレベルが検出された時間および/または位置に対応する検出されたエネルギーレベルの時間スタンプ項目および/または位置スタンプの項目)を提供するために、プロセッサ電子回路40を利用する。しかしながら、他の実施形態では、チャート、レポートを生成し、時間情報および/または位置情報をエネルギーレベルと関連付けるためのプロセスは、サーバ18に関連付けられた処理電子回路によって遂行される。そのような実施形態では、モバイルフォン12は、検出されたエネルギーレベル、時間および/または位置に対応するデータをサーバ18に通信する。また、そのような実施形態では、サーバ18は、複数のモバイルフォン12からそのような情報を受信して、チャート、レポート、および2つ以上の(たとえば、多くの)モバイルフォンユーザの集団に関連する他の情報を生成することができる。
開示されたプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法である。設計の選好に基づいて、プロセス内のステップの特定の順序または階層は、本開示の範囲内にとどまりながら再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を提示しており、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
本明細書で開示された実施形態に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者はさらに諒解されよう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、一般的にそれらの機能性に関して上述されてきた。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、記載された機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示された実施形態に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路の一部または全部は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
本明細書で開示された実施形態に関連して記載された方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアに具現化されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールに具現化されるか、またはその2つの組合せに具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体内に存在する場合がある。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、かつ記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在する場合がある。ASICはユーザ端末内に存在する場合がある。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別構成要素として存在する場合がある。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装される場合がある。ソフトウェアに実装された場合、それらの機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信される場合がある。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得るし、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。加えて、いずれの接続も適切にコンピュータ可読媒体と称される。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(「DSL」)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。前記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
開示された実施形態の前記の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態への様々な修正が当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく、他の実施形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示された実施形態に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与られるべきである。
10 モバイルフォンシステム
12 モバイルフォン
13 第1の通信リンク
14 基地局
15 第2の通信リンク
16 コアネットワーク
17 電磁波
18 サーバ
20 アンテナ
21 1次アンテナ
21a リンク
22 ダイバーシティアンテナ
22a リンク
23 GPSアンテナ
23a リンク
24 WiFiアンテナ
24a リンク
25 FMアンテナ
25a リンク
26 BTアンテナ
26a リンク
27 NFCアンテナ
27a リンク
30 受信機および送信機電子回路
31 RF増幅器、電力増幅器、スイッチ、およびフィルタ
31a リンク
31b リンク
31c リンク
32 RF IC
32a リンク
33 RF IC
33a リンク
34 RF IC
34a リンク
35 フィルタおよびスイッチ
35a リンク
35b リンク
35c リンク
36 WiFi-BT-FMチップ
36a リンク
40 プロセッサ電子回路
40a リンク
40b リンク
42 モデムプロセッサ
44 アプリケーションプロセッサ
50 電子メモリ
50a リンク
60 電子ディスプレイデバイス
60a リンク
70 ユーザ入力デバイス
75 RF経路回路
80 ソフトウェア
90 電力管理集積回路(PMIC)
90a 制御信号ライン
90b 制御信号ライン
90c 電力信号ライン
90d 電力信号ライン
92 オーディオコーデック
92a リンク
94 誘導器
95 マイクロフォンおよび/またはスピーカ
95a リンク
100 電磁エネルギーレベルのプロット
102 垂直軸
104 水平軸
110 補償関数
112 データ
114 カットオフ関数
116 補償(または改良)されたデータ
120 改良されたプロット
122 垂直軸
124 水平軸
126 しきい値レベル
128 しるし
200 例示的なプロセス
300 信号経路
302 入力ライン
304 増幅器
306 リンク
308 帯域通過フィルタ
310 リンク
312 振幅測定電子回路
314 出力ライン
316 コントローラ
318 ライン
320 制御信号ライン
322 制御信号ライン

Claims (35)

  1. 対応する複数の様々な周波数レンジ内の信号を受信するように構成された、複数のアンテナと、
    前記複数の様々な周波数レンジに対応する複数の様々な通信周波数帯域内で、前記複数のアンテナを介してワイヤレス通信信号を受信するように構成された、ワイヤレス受信機電子回路と、
    前記複数の様々な周波数レンジ内で前記複数のアンテナを介して受信された電磁波のエネルギーレベルを検出するように構成された、電磁波エネルギーレベル検出電子回路と、
    (a)前記複数の様々な周波数レンジ内で前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルの記録;および(b)前記複数の様々な周波数レンジのうちの1つまたは複数の周波数レンジ内で前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された前記電磁波のエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラーム;のうちの少なくとも1つを提供するように構成された、プロセッサ電子回路と
    を備える、モバイル通信デバイス。
  2. 各アンテナが、前記複数のアンテナのうちの他の各アンテナが受信するように構成された前記周波数レンジとは異なる、前記様々な周波数レンジのうちの対応する1つの周波数レンジ内の信号を受信するように構成された、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  3. 前記複数の様々な周波数レンジとは異なる少なくとも1つのさらなる周波数レンジ内のワイヤレス信号を受信するためのさらなる信号受信電子回路をさらに備え、前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路が、前記少なくとも1つのさらなる周波数レンジ内の電磁波のエネルギーレベルを検出するようにさらに構成された、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  4. 前記さらなる信号受信電子回路が、電力充電信号を受信するように構成された充電誘導器、マイクロフォン、およびスピーカのうちの少なくとも1つを備える、請求項3に記載のモバイル通信デバイス。
  5. 前記複数の様々な通信周波数帯域が、前記複数の様々な周波数レンジ内にある、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  6. 前記複数の様々な周波数レンジが、複数の様々な重複しない周波数帯域である、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  7. 前記ワイヤレス受信機電子回路が、前記複数の様々な通信周波数帯域のうちの少なくとも1つの通信周波数帯域内のワイヤレス電話通信信号を受信するように構成された、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  8. 前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路が、エネルギーレベル検出用に受信された電磁波信号を復調するための少なくとも1つの信号経路を含む、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  9. 前記プロセッサ電子回路が、前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルのピーク値を検出するように構成された、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  10. 前記プロセッサ電子回路が、検出されたピーク値を少なくとも1つのあらかじめ定義されたしきい値と比較するようにさらに構成された、請求項9に記載のモバイル通信デバイス。
  11. 前記プロセッサ電子回路が、検出されたピーク値があらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラーム信号を供給するようにさらに構成された、請求項9に記載のモバイル通信デバイス。
  12. 前記プロセッサ電子回路が、前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のレベルに少なくとも一部は基づいて、ユーザによる電磁波吸収の推定値を決定するように構成された、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  13. 前記プロセッサ電子回路が、さらにユーザの年齢、体重、および性別のうちの少なくとも1つを含むユーザプロファイル情報に少なくとも一部は基づいて、電磁波吸収の前記推定値を決定するように構成された、請求項12に記載のモバイル通信デバイス。
  14. 前記プロセッサ電子回路が、電磁波の検出されたレベルを、電磁波のそれらのレベルが検出された検出位置および検出時間のうちの少なくとも1つに関連付けるように構成された、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  15. 位置情報を提供するためのGPSベースの位置検出電子回路をさらに備え、前記プロセッサ電子回路が、電磁波の検出されたレベルを、前記位置検出電子回路によって提供された位置情報に関連付けるように構成された、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  16. 前記プロセッサ電子回路が、前記受信された電磁波の周波数を検出し、前記検出された周波数を、電磁波の既知の発生源のあらかじめ決定された周波数と比較して、前記受信された電磁波の1つまたは複数の潜在的な発生源を識別するように構成された、請求項1に記載のモバイル通信デバイス。
  17. 通信信号および他の電磁波を受信するように複数のアンテナを配置するステップであって、前記複数のアンテナが、対応する複数の様々な周波数レンジ内の信号を受信するように構成された、ステップと、
    前記複数の様々な周波数レンジに対応する複数の様々な通信周波数帯域内で、前記複数のアンテナを介してワイヤレス通信信号を受信するステップと、
    前記複数の様々な周波数レンジ内で前記複数のアンテナを介して受信された電磁波の電磁波エネルギーレベルを検出するステップと、
    (a)前記複数の様々な周波数レンジ内で前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルの記録、および(b)前記複数の様々な周波数レンジのうちの1つまたは複数の周波数レンジ内で前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された前記電磁波のエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラームのうちの少なくとも1つを提供するステップと
    を含む、モバイル通信デバイスを動作させる方法。
  18. 各アンテナが、前記複数のアンテナのうちの他の各アンテナが受信するように構成された前記周波数レンジとは異なる、前記様々な周波数レンジのうちの対応する1つの周波数レンジ内の信号を受信するように構成された、請求項17に記載の方法。
  19. 前記複数の様々な周波数レンジとは異なる少なくとも1つのさらなる周波数レンジ内で、前記複数のアンテナに関連付けられていないさらなる信号受信電子回路を介して、ワイヤレス信号を受信するステップと、
    前記少なくとも1つのさらなる周波数レンジ内の電磁波のエネルギーレベルを検出するステップと
    をさらに含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記さらなる信号受信電子回路が、電力充電信号を受信するように構成された充電誘導器、マイクロフォン、およびスピーカのうちの少なくとも1つを備える、請求項19に記載の方法。
  21. 前記複数の様々な通信周波数帯域が、前記複数の様々な周波数レンジ内にある、請求項17に記載の方法。
  22. 前記複数の様々な通信周波数帯域のうちの少なくとも1つの通信周波数帯域内で、ワイヤレス電話通信信号を受信するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  23. 電磁波のエネルギーレベルを検出するステップが、前記複数の様々な周波数レンジ内で前記アンテナを介して受信された電磁波のエネルギーレベルのピーク値を検出するステップを含む、請求項17に記載の方法。
  24. 検出されたピーク値を少なくとも1つのあらかじめ定義されたしきい値と比較するステップをさらに含む、請求項23に記載の方法。
  25. 検出されたピーク値があらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラーム信号を供給するステップをさらに含む、請求項23に記載の方法。
  26. 前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のレベルに少なくとも一部は基づいて、ユーザによる電磁波吸収の推定値を決定するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  27. 電磁波吸収の前記推定値を決定するステップが、ユーザの年齢、体重、および性別のうちの少なくとも1つを含むユーザプロファイル情報に少なくとも一部は基づく、請求項26に記載の方法。
  28. 電磁波の検出されたレベルを、電磁波のそれらのレベルが検出された検出位置および検出時間のうちの少なくとも1つに関連付けるステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
  29. GPS位置情報を提供し、電磁波の検出されたレベルを前記GPS位置情報に関連付けるステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  30. 前記受信された電磁波の周波数を検出し、前記検出された周波数を、電磁波の既知の発生源のあらかじめ決定された周波数と比較して、前記受信された電磁波の1つまたは複数の潜在的な発生源を識別するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  31. 対応する複数の様々な周波数レンジ内の信号を受信するための複数の信号受信手段と、
    前記複数の様々な周波数レンジに対応する複数の様々な通信周波数帯域内で、前記複数の信号受信手段を介してワイヤレス通信信号を受信するためワイヤレス受信機手段と、
    前記複数の様々な周波数レンジ内で前記複数の信号受信手段を介して受信された電磁波の電磁波エネルギーレベルを検出するための手段と、
    (a)前記複数の様々な周波数レンジ内で前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルの記録、および(b)前記複数の様々な周波数レンジのうちの1つまたは複数の周波数レンジ内で前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された前記電磁波のエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラームのうちの少なくとも1つを提供するためのプロセッサ手段と
    を備える、モバイル通信デバイス。
  32. 各信号受信手段が、前記信号受信手段のうちの他の各信号受信手段が受信するように構成された前記周波数レンジとは異なる、前記様々な周波数レンジのうちの対応する1つの周波数レンジ内の信号を受信するためのものである、請求項31に記載のモバイル通信デバイス。
  33. 前記複数の信号受信手段が複数のアンテナを備える、請求項31に記載のモバイル通信デバイス。
  34. 前記複数の信号受信手段が、電力充電信号を受信するように構成された充電誘導器、マイクロフォン、およびスピーカのうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項33に記載のモバイル通信デバイス。
  35. 対応する複数の様々な周波数レンジ内の信号を受信するように構成された複数のアンテナと、前記複数の様々な周波数レンジに対応する複数の様々な通信周波数帯域内で、前記複数のアンテナを介してワイヤレス通信信号を受信するように構成された電子回路とを有するモバイルフォンで使用するためのコンピュータプログラムであって、
    前記複数の様々な周波数レンジ内で前記複数のアンテナを介して受信された電磁波の電磁波エネルギーレベルを検出することと、
    (a)前記複数の様々な周波数レンジ内で前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された電磁波のエネルギーレベルの記録、および(b)前記複数の様々な周波数レンジのうちの1つまたは複数の周波数レンジ内で前記電磁波エネルギーレベル検出電子回路によって検出された前記電磁波のエネルギーレベルが、あらかじめ定義されたしきい値を越えたことに関するアラームのうちの少なくとも1つを提供することと
    を行うためのコードを含む、コンピュータプログラム。
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