JP2016510466A - 包装材料のタイリング生産 - Google Patents

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Abstract

本明細書において説明する実施形態は、概略的に、生産グループを使用して製品グループを生産機械に動的に割り当て、生産グループを使用して指定された比率で製品グループを生産することに関する。1つのシナリオでは、コンピュータ・システムは、生産エンティティについてのプロパティに基づいて、その生産エンティティを製品グループに動的に割り当てる。生産エンティティは、生産機械を使用して生産される。次いで、コンピュータ・システムは、各製品グループを生産グループに動的に割り当て、各生産グループが、割り当てられた生産グループに属する製品グループのために生産エンティティを生産するのに利用可能な生産機械を含む。また、コンピュータ・システムは、生産エンティティが、動的に割り当てられた生産グループにおける生産機械を使用して生産されることになることを示す。【選択図】図1

Description

関連出願に対する相互引用
[0001] 本願は、"TILING PRODUCTION OF PACKAGING MATERIAL"(包装材のタイリング生産)と題し、2013年1月18日に出願した米国仮特許出願第61/754,462号に対する優先権を主張する。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
1.背景および関連技術
[0002] 商品、製品、およびその他の品目が、原産地だけでなく世界規模の市場を通じて増々入手可能になっているので、このような資材を出荷および配達のために適正に包装する必要性が増々重要になりつつある。幸い、現在入手可能な包装システムは、段ボールのような包装材料から事実上あらゆる様式の包装材を生産するために用いることができる。
[0003] 通例、ユーザは、中に収容する製品にできるだけぴったりと沿う包装材(packaging)を望む。 ぴったりと沿う程、収容される品目または製品は、損傷を受けにくくなるだけでなく、充填材(inner packaging)の必要性も減るか、または不要になる可能性もある。具体的には、段ボールのような包装材料を用いて箱またはその他の包装材の図案(design)を作成するとき、これらの素材に折り目を付け、できるだけ直角に近く折り曲げる。直角に折り目を付けて折り曲げると、包装材の強度特性が(本質的に指数的に)増加することによって、結果的に得られる箱を積み重ねるときに、損傷に対する耐久力が対応して高くなる。
[0004] 指定された寸法上の制約を満たすためには、多くの異なる様式の箱が生産されることもあり得る。異なる様式の箱は、各々、異なる利点または欠点を有するかもしれない。例えば、一部の様式の箱は、他よりも見た目が綺麗であることがあり、他の箱は、一層保護に適した特徴(feature)を備えていることもある。更に他の箱の様式では、生産および/または組立を一層迅速化することができ、他の箱の様式は、生産に必要な材料を削減すること、あるいは箱の型板(template)の組立、閉じ込み(closing)、またはその他の作業(manipulation)に必要な材料も削減することができる場合もある。
[0005] 本発明は、生産グループ(production group)を使用して、生産機械に動的に製品グループを割り当て、生産グループを使用して指定された比率で製品グループ(product group)を生産することを最適化するための、方法、機械、システム、およびコンピュータ・プログラム製品に及ぶ。
[0006] 一実施形態では、コンピュータ・システムが動的に少なくとも1つの生産エンティティ(production entity)を製品グループに、その生産エンティティの種々のプロパティに基づいて割り当てる。生産エンティティは、生産機械を使用して生産される。次いで、このコンピュータ・システムは、各製品グループを種々の異なる生産グループの内任意のものに動的に割り当てる。各生産グループは、割り当てられた生産グループに属する製品グループのために生産エンティティを生産するのに利用可能な任意の数の生産機械を含む。また、このコンピュータ・システムは、少なくとも1つの生産エンティティが、動的に割り当てられた生産グループにおいて生産機械を使用して生産されることになることも示す。
[0007] 他の実施形態では、コンピュータ・システムが、少なくとも1つの生産エンティティを製品グループに、その生産エンティティのプロパティに基づいて動的に割り当て、更に各製品グループを種々の異なる生産グループの内任意のものに動的に割り当てる。各生産グループは、割り当てられた生産グループに属する製品グループのために生産エンティティを生産するのに利用可能な生産機械を含む。更に、生産グループは、製品グループ毎に混合度を含む。混合度は、その製品グループに対して、生産グループの混合度において指定された比率で、生産エンティティが製品グループによって生産されることになることを示す。更に、このコンピュータ・システムは、その生産グループにおいて製品グループの混合度によって指定された比率にしたがって、動的に割り当てられた生産グループにおいて生産機械を使用して、少なくとも1つの生産エンティティが生産されることになることを示す。また、このコンピュータ・システムは、第1製品グループが第2製品グループよりも高いレートで生産されているために、指定された比率が満たされていないと判断することができ、その結果、確定された比率に再調整する(realign)ために、第2製品グループのために生産される生産エンティティの数を増大させることができる。
[0008] この摘要は、詳細な説明の章において以下で更に説明する概念から選択したものを簡略化された形式で紹介するために設けられている。この摘要は、特許請求する主題の主要な特徴や必須の特徴を特定することを意図するのではなく、特許請求する主題の範囲を判断する際に補助として使用されることを意図するのでもない。
[0009] 本発明の更に他の特徴および利点は、以下に続く説明において明記されており、一部はその説明から自明であり、または本発明の実施によって習得することもできる。本発明の特徴および利点は、添付した特許請求の範囲に特定して指摘した手段(instruments)および組み合わせによって、判明し習得することができる。本発明のこれらおよびその他の特徴は、以下の説明および添付した特許請求の範囲から一層明白となり、以下に明記する本発明の実施によって習得することができる。
[0010] 本発明の以上で引用したそしてその他の利点および特徴を得ることができる態様を説明するために、添付図面に示す具体的な実施形態を参照して、以上で端的に説明した本発明の更に特定的な説明を行う。これらの図面は本発明の典型的な実施形態を描画するに過ぎないこと、したがってその範囲を限定であると考えてはならないことを理解した上で、添付図面の使用を通じて、更に具体的にそして詳細に、本発明について記載し説明する。
図1は、包装材製品(packaging product)生産の最適化を促進する生産アーキテクチャの一例を示す。 図2は、包装材製品の生産を最適化する方法例のフローチャートを示す。 図3は、包装材情報表の一例を示す。 図4は、包装材生産情報を受け入れるユーザ・インターフェースの一例を示す。 図5Aは、包装材材料表の一例を示す。 図5Bは、機械データ表の一例を示す。 図6は、包装材製品の図案を選択する方法例のフローチャートを示す。 図7は、包装材図案を提示するユーザ・インターフェースの一例を示す。 図8は、原生産材料(source production material)内においてタイリング式型板を生成するように構成された生産トラック(production track)の一例を示す。 図9Aは、1対の箱のタイリング生産(tiling production)方法の一例のフローチャートを示す。 図9Bは、1対の箱のタイリング生産(tiling production)方法の一例のフローチャートを示す。 図10は、種々の実施形態を実現することができる計算環境例を示し、生産グループを使用して製品グループを生産機械に動的に割り当て、生産グループを使用して、指定された比率で製品グループを生産することを含む。 図11は、生産グループを使用して製品グループを生産機械に動的に割り当てる方法例のフローチャートを示す。 図12は、生産グループを使用して、指定された比率で、製品グループを生産する方法例のフローチャートを示す。 図13は、生産グループを使用して、製品グループを動的に生産機械に割り当てるフローチャートを示す。
[0025] 本発明は、生産グループを使用して生産機械に動的に製品グループを割り当て、生産グループを使用して指定された比率で製品グループを生産することを最適化するための、方法、機械、システム、およびコンピュータ・プログラム製品に及ぶ。
[0026] 一実施形態では、コンピュータ・システムが動的に少なくとも1つの生産エンティティを製品グループに、その生産エンティティの種々のプロパティに基づいて割り当てる。生産エンティティは、生産機械を使用して生産される。次いで、このコンピュータ・システムは、各製品グループを種々の異なる生産グループの内任意のものに動的に割り当てる。各生産グループは、割り当てられた生産グループに属する製品グループのために生産エンティティを生産するのに利用可能な任意の数の生産機械を含む。また、このコンピュータ・システムは、少なくとも1つの生産エンティティが、動的に割り当てられた生産グループにおいて生産機械を使用して生産されることになることも示す。
[0027] 他の実施形態では、コンピュータ・システムが、少なくとも1つの生産エンティティを製品グループに、その生産エンティティのプロパティに基づいて動的に割り当て、更に各製品グループを種々の異なる生産グループの内任意のものに動的に割り当てる。各生産グループは、割り当てられた生産グループに属する製品グループのために生産エンティティを生産するのに利用可能な生産機械を含む。更に、生産グループは、製品グループ毎に混合度を含む。混合度は、その製品グループに対して、生産エンティティが、製品グループの混合度において指定された比率で、製品グループによって生産されることになることを示す。更に、このコンピュータ・システムは、その生産グループにおいて製品グループの混合度によって指定された比率にしたがって、動的に割り当てられた生産グループにおいて生産機械を使用して、少なくとも1つの生産エンティティが生産されることになることを示す。また、このコンピュータ・システムは、第1製品グループが第2製品グループよりも高いレートで生産されているために、指定された比率が満たされていないと判断することができ、その結果、確定された比率に再調整するために、第2製品グループのために生産される生産エンティティの数を増大させることができる。
[0028] 本明細書において説明する実施形態は、種々のタイプの計算システムを実現することができる。これらの計算システムは、増々広範囲にわたる多様な形態を取りつつある。計算システムは、例えば、ハンドヘルド・デバイス、アプライアンス、ラップトップ・コンピュータ、デスクトップ・コンピュータ、メインフレーム、分散型計算システム、または従来計算システムとは見なされなかったデバイスであっても可能である。この説明および特許請求の範囲では、「計算デバイス」という用語は、少なくとも1つの物理および有形プロセッサと、機能を実行するためにプロセッサによって実行することができるコンピュータ実行可能命令を有することができる物理および有形メモリとを含む任意のデバイスまたはシステム(あるいはその組み合わせ)を含むように、広く定義される。計算システムは、ネットワーク環境にわたって分散されてもよく、多数の構成計算システムを含んでもよい。
[0029] 計算システムは、通例、少なくとも1つの処理ユニットおよびメモリを含む。メモリは、物理システム・メモリでもよく、揮発性、不揮発性、またはこれら2つの何らかの組み合わせであってもよい。また、「メモリ」という用語は、本明細書では、物理記憶媒体のような、不揮発性大容量ストレージを指すために使用されることもある。計算システムが分散型である場合、処理、メモリ、および/または記憶能力も分散することができる。
[0030] 本明細書において使用する場合、「実行可能モジュール」または「実行可能コンポーネント」という用語は、計算システムにおいて実行することができるソフトウェア・オブジェクト、ルーチン(routings)、またはメソッドを指すことができる。本明細書において説明する異なるコンポーネント、モジュール、エンジン、およびサービスは、計算システムにおいて実行するオブジェクトまたはプロセスとして(例えば、別個のスレッドとして)実現することもできる。
[0031] 以下に続く説明では、1つ以上の計算システムによって実行される動作を参照して、実施形態について説明する。このような動作がソフトウェアで実現される場合、この動作を実行する関連計算システムの1つ以上のプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行したことに応答して、計算システムの動作を指令する。例えば、このようなコンピュータ実行可能命令は、コンピュータ・プログラム製品を形成する1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体上に具体化されてもよい。このような動作の一例は、データの操作を伴う。コンピュータ実行可能命令(および操作されたデータ)は、計算システムのメモリに格納することができる。また、計算システムは、この計算システムが有線またはワイヤレス・ネットワークを通じて他のメッセージ・プロセッサと通信することを可能にする、通信チャネルを内蔵することもできる。
[0032] 本明細書において説明する実施形態は、特殊目的コンピュータまたは汎用コンピュータ・システムを含むこと、あるいは利用することができる。このコンピュータ・システムは、例えば、1つ以上のプロセッサおよびシステム・メモリというような、コンピュータ・ハードウェアを含む。これについては、以下で更に詳しく論ずる。システム・メモリは、メモリ全体に含まれてもよい。また、システム・メモリは、「主メモリ」と呼ばれることもあり、メモリ・バスを通じて少なくとも1つの処理ユニットによってアドレス可能なメモリ位置を含み、この場合、アドレス位置はメモリ・バス自体によってアサートされる。システム・メモリは従前では揮発性であったが、本明細書において説明する原理は、システム・メモリが部分的にまたは全体的に不揮発性である状況においても該当する。
[0033] 本発明の範囲内にある実施形態は、コンピュータ実行可能命令および/またはデータ構造を搬送または格納するための物理およびその他のコンピュータ読み取り可能媒体も含む。このようなコンピュータ読み取り可能媒体は、汎用または特殊目的コンピュータ・システムによってアクセスすることができる任意の入手可能な媒体とすることができる。コンピュータ実行可能命令および/またはデータ構造を格納するコンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体である。コンピュータ実行可能命令および/またはデータ構造を搬送するコンピュータ読み取り可能媒体は、伝送媒体である。つまり、一例として、そして限定ではなく、本発明の実施形態は、少なくとも2つの全く異なる種類のコンピュータ読み取り可能媒体、即ち、コンピュータ記憶媒体および伝送媒体を含むことができる。
[0034] コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ実行可能命令および/またはデータ構造を格納する物理ハードウェア記憶媒体である。物理ハードウェア記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、ソリッド・ステート・ドライブ(「SSD」)、フラッシュ・メモリ、位相変化メモリ(「PCM」)、光ディスク・ストレージ、磁気ディスク記憶デバイスまたは他の磁気記憶デバイス、あるいはコンピュータ実行可能命令の形態でプログラム・コードをまたはデータ構造を格納するために用いることができ、更に開示する本発明の機能を実現するために汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータによってアクセスし実行することができるその他のあらゆるハードウェア記憶デバイス(1つまたは複数)というような、コンピュータ・ハードウェアを含む。
[0035] 伝送媒体は、コンピュータ実行可能命令の形態としたプログラム・コードまたはデータ構造を搬送するために使用することができ、更に汎用または特殊目的コンピュータ・システムによってアクセスすることができるネットワークおよび/またはデータ・リンクを含むことができる。「ネットワーク」とは、コンピュータ・システムおよび/またはモジュールおよび/または他の電子デバイス間における電子データの移送(transport)を可能にする1つ以上のデータ・リンクとして定義する。ネットワークまたは他の通信接続(ハードワイヤ接続、ワイヤレス、あるいはハードワイヤ接続またはワイヤレスの組み合わせ)を通じてコンピュータ・システムに情報を転送または提供するとき、このコンピュータ・システムは接続を伝送媒体として見なすことができる。以上の組み合わせも、コンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれてしかるべきである。
[0036] 更に、種々のコンピュータ・システムのコンポーネントに到達すると、コンピュータ実行可能命令の形態としたプログラム・コードまたはデータ構造を自動的に伝送媒体からコンピュータ記憶媒体に(またはその逆に)転送することができる。例えば、ネットワークまたはデータ・リンクを通じて受信したコンピュータ実行可能命令またはデータ構造は、ネットワーク・インターフェース・モジュール(例えば、「NIC」)の中にあるRAMにバッファすることができ、その後最終的にコンピュータ・システムのRAMに転送すること、および/またはコンピュータ・システムにおいて揮発性が少ない(less volatile)コンピュータ記憶媒体に転送することができる。つまり、コンピュータ記憶媒体(デバイス)は、同様に伝送媒体を利用する(または主に利用するのであっても)コンピュータ・システムのコンポーネントに含むことができることは理解されてしかるべきである。
[0037] コンピュータ実行可能命令は、例えば、命令およびデータを含む。コンピュータ実行可能命令を1つ以上のプロセッサにおいて実行すると、汎用コンピュータ・システム、特殊目的コンピュータ・システム、または特殊目的処理デバイスに、一定の機能または機能の集合体を実行させる。コンピュータ実行可能命令は、例えば、バイナリー、アセンブリ言語のような中間フォーマット命令、またはソース・コードであってもよい。
[0038] 尚、本明細書において説明する原理は、多くのタイプのコンピュータ・システム構成を有するネットワーク計算環境において実施(practice)できることは、当業者には認められよう。多くのタイプのコンピュータ・システム構成には、パーソナル・コンピュータ、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、メッセージ・プロセッサ、ハンドヘルド・デバイス、マルチプロセッサ・システム、マイクロプロセッサに基づくまたはプログラマブルな消費者用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータ、移動体電話機、PDA、タブレット、ページャ、ルータ、スイッチ等が含まれる。 また、本発明は、分散型システム環境においても実施することができる。分散型システム環境では、ネットワークを通じてリンクされる(ハードワイヤ接続したデータ・リンク、ワイヤレス・データ・リンク、またはハードワイヤ接続およびワイヤレス・データ・リンクの組み合わせのいずれかによって)ローカルおよびリモート・コンピュータ・システムの双方が、タスクを実行する。したがって、分散型システム環境では、コンピュータ・システムが複数の要素コンピュータ・システムを含んでもよい。分散型システム環境では、プログラム・モジュールは、ローカルおよびリモート双方のメモリ記憶デバイスに配置することができる。
[0039] また、本発明はクラウド計算環境においても実施できることも、当業者は認めよう。クラウド計算環境は、分散されてもよいが、これが必須ではない。分散されるとき、クラウド計算環境は、1つの組織内において国際的に分散されてもよく、および/または多数の組織に跨がって所有されるコンポーネントを有してもよい。この説明およびそれに続く特許請求の範囲では、「クラウド・コンピューティング」(cloud computing)は、構成可能な計算リソース(例えば、ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、およびサービス)の共有プールへの、オンデマンド・ネットワーク接続を可能にするモデルとして定義される。「クラウド・コンピューティング」の定義は、適正に配備されたときにこのようなモデルから得ることができる他の多数の利点のいずれにも限定されない。
[0040] 更にまた、本明細書において説明するシステム・アーキテクチャは、複数の独立したコンポーネントを含むことができ、その各々がシステム全体としての機能に寄与する。このモジュール性は、プラットフォームのスケーラビリティの問題に取り組むときに、柔軟性を高めることを可能とし、このために、種々の利点が得られる。システムの複雑さおよび成長は、機能範囲が制限された小規模な(smaller-scale)部品の使用によって、一層容易に管理することができる。プラットフォームのフォールト・トレランスは、これらの疎結合モジュールの使用によって高められる。業務上の必要性から求められるに連れて、個々のコンポーネントを漸増的に増大させることができる。また、モジュール型の開発は、新たな機能を市場に投入するまでの時間の短縮となる。新たな機能は、コア・システムに影響を及ぼすことなく、追加または削除することができる。
[0041] 本発明の実施形態は、効率的および自動的に、例えば、箱の型板のような、包装材製品を生産するために最適な包装材図案を決定および選択することができる。包装材図案の決定および選択は、包装材製品情報および定義された包装材図案に基づくことができ、実施形態の中には、生産機械データ、包装材料データ、および生産環境のリアル・タイムで考慮すべき事項の内1つ以上にも基づくことができる場合もある。次いで、包装材生産機械に、選択した包装材図案にしたがって、包装材製品を生産することを命令することができる。
[0042] また、本発明の実施形態は、原包装材料内において箱型板の最適な配置も判定することができ、これによって、箱生産速度および原包装材料の効率的な使用の双方を最適化することができる。例えば、本発明の実施形態は、原包装材料内において箱型板をタイリングすることができ、1つの生産デバイスが多数の箱を並列に生産しつつ、無駄を最小限に抑えることを可能にする。原包装材内において箱型板の配列を最適化することは、最適な包装材図案を決定および選択することと共に行うことができ、または別個のプロセスにおいて行うことができる。
[0043] 図1は、包装材製品の生産最適化を促進する生産アーキテクチャの一例100を示す。図1を参照すると、生産アーキテクチャ100は、生産機械102、コンピュータ・システム104、およびデータ・ストア106を含む。図示したコンポーネントおよび機械の各々は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)、ワイド・エリア・ネットワーク(「WAN」)、更にはインターネットというようなネットワーク(またはその一部)を通じて、互いに接続されている。したがって、図示したコンピュータ・システムの各々、ならびに他の接続されているコンピュータ・システムのいずれか、機械、およびそのコンポーネントは、メッセージ関連データを作成し、ネットワークを通じてメッセージ関連データ(例えば、インターネット・プロトコル(「IP」)データグラム、および伝送制御プロトコル(「TCP」)、ハイパーテキスト・トランスファ・プロトコル(「HTTP」)、シンプル・メール転送プロトコル(「SMTP」)等のような、IPデータグラムを利用する他の上位レイヤ・プロトコル)を交換することができる。
[0044] 包装材生産機械102は、図示する生産トラック102A、102B、および102Cのような、1つ以上の生産トラックを含む。生産トラック102A、102B、および102Cには、例えば、折りたたみ連続紙または巻段ボール(rolled corrugated board)というような、包装材原料を装填することができる。図示のように、生産トラック102A、102B、および102Cの各々は、原料に対して異なる最大幅を有する。生産トラック102A、102B、および102Cが包装材製品(例えば、箱の型板)を生産するに連れて、包装材生産機械102は、使用データのローカル・ストアを維持する。包装材生産機械102は、ネットワーク通信のためにNICに含むことができる。時折または所望の間隔で、包装材生産機械102は、NICを用いて、使用データをローカル・ストアからコンピュータ・システム104および/またはデータ・ストア106に伝達することができる。包装材生産機械102の上下にある縦方向の楕円は、1つ以上の追加の包装材生産機械を生産アーキテクチャ100に含めることができることを表す。
[0045] 一般に、データ・ストア106は、包装材製品の生産を最適化するための異なるタイプの情報を格納することができる。例えば、データ・ストア106は、例えば、包装材生産機械102のような、1つ以上の包装材生産機械についての情報を格納することができる。包装材生産機械について格納する情報は、包装材生産機械の形式、包装材生産機械を作動させるコスト、包装材生産機械において入手可能な原料の種類、および包装材生産機械において包装材生産を最適化するために用いられる図案群を含むことができる。生産アーキテクチャ100の中に示すように、データ・ストア106は、更に具体的には、包装材図案表301、包装材料表501、および機械データ表502を含む。
[0046] コンピュータ・システム104は、最適化モジュール112を含む。一般に、最適化モジュール112は、包装材製品の生産を最適化するように構成されている。実施形態の中には、最適化モジュール112がリアル・タイム包装材製品設計機能を含む場合もある。包装材製品を生産しようとするとき、最適化モジュール112はデータ・ストア106を参照して、どのように包装材製品の生産を最適化するか決定することができる。最適化が決定すると、最適化モジュール112は命令を包装材生産機械に送ることができる。この命令は、決定した最適化にしたがって包装材製品を生産することを包装材生産機械に命令する。
[0047] 実施形態の中には、コンピュータ・システム104および/または包装材生産機械102が、データ・ストア106からの情報の全部または一部を利用して、どのタイプおよび/またはサイズの包装材型板を、生産機械102によって作るとよいかについて最適化する場合もある。実施形態の中には、コンピュータ・システム104および/または包装材生産機械102が、包装材製品を生産するためには、どの包装材料のトラックを用いるべきかについても最適化する場合もある。
[0048] 更に、包装材生産機械102、コンピュータ・システム104、およびデータ・ストア106を別個に図示しているが、生産機械102、コンピュータ・システム104、およびデータ・ストア106に示すコンポーネントならびにデータを組み合わせることもできる。例えば、コンピュータ・システム104を物理的に包装材生産機械102に統合するのでもよい。同様に、データ・ストア106をコンピュータ・システム104および/または包装材生産機械102に物理的に統合することもできる。
[0049] 実施形態の中には、包装材製品が箱の型板である場合もある。この箱の型板に更に細工して、(例えば、折り曲げて、縁同士を繋ぎ合わせて)、箱を形成することができる。異なる製品には、異なる種類の箱または他の包装材を使用してもよく、または望ましい場合もある。箱のサイズは、その箱の中に密閉しようとしているものに基づいて、様々にすることができる。個々の使用または用途にはどの種類および/またはサイズの箱が望ましいか判断する際に、他の種類の特徴も考慮することができる。重い物体または脆い物体を密閉する場合、例えば、ある種の材料の箱を用いること、または保護特性(例えば、糊がついたフラップ(glue flap)、一体角保護材、原寸大のフラップ(full size flap)等)を向上させた箱を用いることが要求されることがある。
[0050] つまり、一般的に記載したが、生産アーキテクチャ100のコンポーネントは、多数の異なる特徴または考慮すべき事項のいずれに基づいてでも、包装材製品の生産を最適化するために用いることができる。ある目的に適した包装材を特定する際に生産アーキテクチャ100の使用を促進するために、多数の異なる包装材の図案または種類のいずれでも考慮することができる。包装材の各種類または図案は、異なる形状、様式、または他の特徴を有すると考えられる。例えば、1つの箱の図案が、最終的な箱の幅の約半分である上面フラップおよび/または下面フラップを有することもある。他の箱の図案では、上面フラップおよび/または下面フラップが、箱の全長まででもよいものもある。これらおよび他の種類の箱も、組立のために糊付きフラップまたは固定(staple)フラップを含んでもよく、上面フラップおよび/または下面フラップに角保護材が一体化して組み込まれていてもよく、あるいは他の特徴またはそのあらゆる組み合わせを有してもよい。
[0051] 図2は、包装材製品の生産を最適化する方法の一例200のフローチャートを示す。方法200は、コンピュータ・アーキテクチャ100のコンポーネントおよびデータに関して説明する。方法200の説明の間、図3、図4、図5A、および図5Bも参照する。
[0052] 方法200は、包装材製品を生産するための包装材生産情報を受信する動作(act)を含む。包装材生産情報は、少なくとも包装材製品のサイズを定める(動作201)。例えば、コンピュータ・システム104は包装材生産情報111を受信することができる。包装材生産情報111は、包装材製品(例えば、箱)のサイズを定めることができる。包装材生産情報111は、また、最適化モジュール112が包装材製品の生産をどのように最適化するか決定するために用いることができる他の情報も含むことができる。例えば、他の情報には、生産する箱の個数、選択した図案群(design group)、生産条件、利用可能な包装材生産機械、および生産時間コストを含むことができる。
[0053] 実施形態の中には、包装材生産情報111を、他のコンピュータ・システムにおいて、またはコンピュータ・システム104の他のモジュール内においてでも、自動的に定式化する場合もある。他の実施形態では、人のユーザが包装材生産情報111を、例えば、コンピュータ・システム104または他のいずれかのネットワーク位置に設けられているユーザ・インターフェースを通じて入力する。端的に図4を参照すると、ユーザ・インターフェース401は、包装材生産情報を入力するための異なるユーザ・インターフェース制御部を示す。操作者または他のユーザがユーザ・インターフェース401を用いて、箱の寸法、生産する箱の個数、図案群の選択を入力し、生産条件を示し、利用可能な生産機械を選択し、生産時間コストを示すことができる。例えば、ユーザ・インターフェース401によって、ユーザは図案群302aを選択し、包装材生産機械102が利用可能であることを示すことができる。ユーザ・インターフェース401を通じて入力された包装材生産情報は、包装材生産情報111に含めることができる。
[0054] 方法200は、複数の異なる包装材図案にアクセスする動作を含み、複数の包装材図案の各々は、包装材生産特性の組み合わせに対する値を示し、包装材生産特性の組み合わせに対して示された値は、包装材図案にしたがって包装材製品を生産するときに用いられる(動作202)。例えば、コンピュータ・システム104は包装材図案表301にアクセスすることができる。これより図3を参照すると、包装材図案表301は、図案群302、図案の特徴310、選好度得点311、選択肢312、制約308、および記述314を示す列を有する。
[0055] 図案群302は、多数の図案群302a、302b、302c、302d、302e、302f等を含む。各図案群は、1つ以上の主要図案を含むことができる。例えば、図案群302aは、主要図案304を含む。各主要図案は、指定されたアルゴリズムに関係することができ、あるいは対応する図案群における他の主要図案に対して採点、評価、またはそれ以外で関係付けることができる他の図案に関係することができる。
[0056] 図案群内において、階層を確立することができる。例えば、主要図案304aは、その中に多数の包装材図案306が定義されている。包装材図案306の各々は、それが一部をなす主要図案304aに関係付けられる。しかしながら、包装材図案306の各々は、他の包装材図案306からそれを差別化する、少なくとも1つの異なる値または異なる選択肢を、図案の特徴310、選好度得点311、選択肢312、および/または制約308に含む。例えば、異なる包装材図案306が、長さ、幅、および高さの寸法を交換し(interchanged)、図案の中にトレイおよびセパレータを追加した同じ主要図案に関係があってもよく、あるいは主要図案に共通な他の特徴または様相(aspect)に関係があってもよい。
[0057] 実施形態の中には、主要図案304aが異なる種類の箱に対応できる場合もある。例えば、主要図案304aは、一定溝付き箱紙(「RSC」:regular slotted carton)構造、原寸フラップ箱(full flap box)、角保護材一体箱(integral corner protection box)、底が別体となっている底蓋構造箱(bottom lid construction box)、および蓋構成材(lid component)を有する箱に対応することができる。他の主要図案304は、他の種類の包装材図案に対応する。各包装材図案には、その図案を形成するために用いることができる1つ以上の公式(formula)を関連付けることができる。例えば、主要図案が矩形の箱を生産するために用いられる場合、組み立てられた箱について、所望の長さ、幅、および高さを求める公式であるとよい。主要図案に基づいて、箱型板を生産する。箱型板を折り曲げて、特定の長さ、幅、および高さの箱を生産することができ、更に、特定の主要図案の他の特性または特徴も提供する。
[0058] このように、種々の包装材図案306を、主要図案304a内部の下位図案として考慮することができる。包装材図案306の各々は、同様の公式または本質的に同じ公式を、何らかの変更を加えて、用いることができる。
[0059] しかるべきときには、コンピュータ・システム104は、1つ以上の包装材料表501および機械データ表502にもアクセスすることができる。図5Aを参照すると、包装材料表501は、生産アーキテクチャ100内において入手可能な1つ以上の包装材料の様相(aspect)を示し、その一部は、包装材生産機械102において入手可能であるとよい。例えば、包装材料表501は、例えば、名称、種類、幅、厚さ、量、およびコストというような、包装材料の様相を示す。
[0060] 図5Bを参照すると、機械データ表502は、包装材生産機械102を含む、生産アーキテクチャ100における1つ以上の包装材生産機械の様相を示す。例えば、機械データ表502は、名称、付随する動作コスト(例えば、包装材製品を生産するために必要とされる、秒毎の相対的コスト)、異なる包装材料の利用可能性等を含む、包装材生産機械を示す。
[0061] 方法200は、包装材製品を生産するために、複数の異なる包装材図案の中から1つの包装材図案を選択する動作を含む。この選択は、包装材製品情報にしたがって包装材製品を生産するために選択した包装材図案の適性に基づく(動作203)。例えば、最適化モジュール106は、包装材製品情報111にしたがって包装材製品(例えば、箱の型板)を生産するための包装材製品図案306aの適性に基づいて、包装材図案306aを選択することができる。包装材料表501および/または機械データ表502の内容は、包装材図案306aを選択するときにも考慮することができる。包装材図案の選択には、包装材図案表301を考慮するあらゆる数の異なるアルゴリズム、ならびに包装材料表501および機械データ表502の1つ以上を用いることができる。
[0062] 実施形態の中には、アルゴリズムが、包装材図案表301からの1つ以上の値および/または選択肢、ならびに包装材料表501および/または機械データ表502からの1つ以上の値および/または選択肢を処理して、異なる包装材図案毎に得点値を生成する場合もある。生成した得点値に基づいて、最適化モジュール112は包装材図案を選択することができる。
[0063] 方法200は、包装材製品を生産する命令を包装材生産機械に送る動作を含み、この命令は、包装材生産機械に、定められたサイズに十分な利用可能な原料を、選択した包装材図案にしたがって用いることを命令する(動作204)。例えばコンピュータ・システム104は、生産命令114を包装材生産機械102に送ることができる。包装材生産命令114は、包装材生産情報において定められているサイズの包装材製品を作成するのに十分な原料を用いて、包装材図案306aにしたがって包装材製品を作成することを、包装材生産機械102に命令する。
[0064] 本発明の他の実施形態は、包装情報を確立し、次いでこの確立した包装情報を用いて包装材図案を選択する動作を含む。図6は、包装材製品に対して図案を選択する方法の一例600のフローチャートを示す。方法600について、図3、図4、図5A、図5B、および図7に関して説明する。
[0065] 方法600は、図案群を定義する動作(動作601)を含む。例えば、図3を参照すると、図案群302を定義することができる。図案群302は、総合的に、異なる重量、選好度、制約、およびその他の考慮すべき事項、あるいは以上の組み合わせを1組とした、複数の組に関係し、ユーザ、操作者、顧客、あるいは他の人またはエンティティが、これらを特定の図案に加味する(place)ことができる。例えば、異なる製品、異なる種類の製品(例えば、脆い製品と脆くない製品、高価な製品と安価な製品等)、異なる顧客等と用いるために、異なる図案群を考案することができる。
[0066] 方法600は、図案群内における階層を設定する動作(動作602)を含む。例えば、各図案群302には、1つ以上の異なる主要図案304を設定することができる。各主要図案304は、特定のアルゴリズムに関連を有することができ、あるいは図案群302内における他の主要図案304に対して採点、評価、またはそれ以外で関係付けることができる他の図案に関連を有することもできる。また、各主要図案304には1つ以上の包装材図案を設定することができる。例えば、主要図案304aは包装材図案306を含む。
[0067] 図案群内部で階層を設定するには、包装材図案毎に、図案の特徴310、選好度得点311、選択肢312、制約308、および記述314の内1つ以上に値を指定する動作を含むことができる。つまり、各包装材図案306は、主要図案304aに関係付けられるが、種々の異なる選択肢を含む。したがって、種々の包装材図案306を主要図案304a内部の下位図案として考慮することができ、何らかの変更を含むが、同じ公式、または本質的に同じ公式を用いることができる。例えば、異なる包装材図案306は、長さ、幅、および高さの寸法を交換し、図案の中にトレイおよびセパレータを追加した同じ主要図案に関係があってもよく、あるいは主要図案304aに共通な他の特徴または様相に関係があってもよい。
[0068] 実施形態の中には、階層を設定するときに、異なる種類の箱に対応する主要図案を確立することを含む場合もある。例えば、主要図案304の一部は、RSC構造、原寸フラップ箱(full flap box)、角保護材一体箱(integral corner protection box)、底が別体となっている底蓋構造箱(bottom lid construction box)、および蓋構成材(lid component)を有する箱に対応することができる。他の主要図案304は、他の種類の包装材図案に対応する。各包装材図案には、その図案を形成するために用いることができる1つ以上の公式を関連付けることができる。例えば、主要図案が矩形の箱を生産するために用いられる場合、公式が、組み立てられる箱について、所望の長さ、幅、および高さを求める、次いで箱型板を生産する。この箱型板を折り曲げて、特定の長さ、幅、および高さの箱を生産することができ、更に、特定の主要図案の他の特性または特徴も提供する。
[0069] 実施形態の中には、所望の箱の所望の長さ、高さ、および幅を用いることによって、1種類の包装材を生産してもよい場合もある。しかしながら、長さ、幅、および高さの値を単に変更するだけで、6通りまでの異なる組み合わせを得ることができる。つまり、ユーザが長さ、高さ、および幅の値を入力すると、種々の包装材図案306が異なる組み合わせに関係することができる(例えば、長さを高さとして、高さを幅として、そして幅を長さとして用いる)。ユーザは、1つの方法でこれらの寸法を入力することができ、次いで最適化モジュール106が6つの異なる組み合わせにおける寸法を評価することができる。例えば、ある箱が、以下の寸法を有するとする。
寸法1:12インチ
寸法2:18インチ
寸法3:14インチ
[0070] また、この同じ箱は、以下の表記法のいずれでも記述することができる。
長さ/幅/高さ
A:12インチ×17インチ×14インチ
B:12インチ×14インチ×18インチ
C:18インチ×12インチ×14インチ
D:18インチ×14インチ×12インチ
E:14インチ×12インチ×18インチ
F:14インチ×18インチ×12インチ
[0071] 最終的に、同じ寸法のこれらの組み合わせの内いずれでも、同じ全体的な寸法(即ち、12インチ×18インチ×14インチ)を有する箱を生産するために用いることができる。しかしながら、これらの寸法を公式に特定の形態で入力すると、指定されたサイズの箱を生産するために折り曲げることができる二次元型板のサイズおよび形状は様々となり得る。場合によっては、この型板の幅および長さが、長さ/幅/高さ寸法の特定の組み合わせに基づいて、変化する可能性がある。特に、包装材生産機械が、限られた1組の種類の材料(例えば、連続用紙、または特定幅の巻段ボール)しか入手する機会がない場合、型板のサイズが、この箱を生産する全体的なコストに差を生じさせる可能性がある。また、これらの異なる寸法の組み合わせは、箱を組み立てるまたは閉じるために用いられる材料の量、箱を組み立てる時間、箱を組み立てる難易度等にも影響を及ぼす可能性もある。例えば、異なる寸法の箱は、異なる量の糊または他の接着材、ホッチキス、荷造り帯、あるいは箱を用意し、直立させ、印を入れ、および/または閉じるために用いられる他の材料を必要とするかもしれない。
[0072] 例示のために、第1の箱型板について入力した寸法は、幅が約50インチ、そして長さが約64インチとすることができる。第2の箱型板について入力した寸法は、幅が約80インチ、そして長さが約40インチとすることができる。つまり、第1の箱型板および第2の箱型板双方の総面積は、3200平方インチとなる。包装材生産機械は、幅が55インチおよび幅が100インチの連続紙または巻段ボールを入手する機会を得ることができる。つまり、総面積は同じであっても、第2の箱型板を生産するためには、より多くの包装材料が必要となることもある。
[0073] 例えば、第2の箱型板を100インチ幅の材料から生産する場合、第2の箱型板を生産するために、4000平方インチ(即ち、100インチ×40インチ)の生産材料を用いる。第2の箱型板を回転させ、55インチ幅の連続用紙から生産する場合、第2の箱型板を生産するために、4400平方インチ(即ち、55インチ×80インチ)の生産材料を使用する。対照的に、第1の箱型板は55インチ幅の材料から生産することができ、用いられる総材料は3520平方インチ(即ち、55インチ×64インチ)となる。
[0074] したがって、同じ種類の箱を生産するために寸法を入力するやり方を変更すると、その箱、または箱を生産するコストに影響を及ぼすことがある。また、入力した寸法が、包装材生産の他の面に影響を及ぼす可能性もある。例えば、箱の構造的強度も変化する可能性があり(例えば、糊/固定フラップの長さを変更することにより)、組立の難易度が上がる可能性があり、箱の全体的な美的外観が変化する可能性があり、あるいは、例えば、どの寸法を長さ、幅、または高さに用いるかに基づくだけでも、多数の他の特性または特徴が変化する可能性がある。更に、主要図案304に対する他の変更も、下位図案の中で取り組むことができる(例えば、インサート(insert)または仕切り板をトレイにまたは箱内部に追加する)。
[0075] 図案群内に階層を設定するとき、例えば、美的感覚(aesthetics)、労働(labor)、生産能力、組立/材料コスト、および包装材図案毎の保護というような、1つ以上の図案の特徴310を指定することを含むことができる。また、階層を設定するとき、包装材図案毎に、選好度の得点311も指定することを含むことができる。
[0076] また、図案群内に階層を設定するとき、包装材図案毎に選択肢312を指定することを含むこともできる。例えば、図案を回転させてもよいか、左右を逆にしてもよいか(mirror)、特定の包装材図案306または主要図案304に対して多数の出力を有してもよいか否かについて示すように、選択肢312を指定することができる。一般に、主要図案(または特定の包装材図案)の回転バージョンまたは左右逆バージョンは、通常、対応する図案と同じ全体的な二次元型板寸法を有すると考えられる。図案を回転させると利点を得ることができる。例えば、包装材料(例えば、連続紙または巻段ボール)が一定の幅でしか入手できない場合もある。このため、幅60インチ×長さ40インチの型板を75インチ幅の連続紙材料によって生産してもよい。しかしながら、この型板を回転させることによって、同じ図案を、42インチ幅の連続紙材料を用いて生産することもでき、これによって、型板の生産における全体的な材料使用を削減することができる。
[0077] 多数の出力(out)を可能にする包装材図案306(例えば、図3に示すような、PD1、PD2、PD3、PD5、およびPD7)では、生産材料内において多数の型板を横に並べて生産することができる(即ち、「タイル状に並べる」)。即ち、生産材料の全体的な幅(例えば、連続段ボール)を用いて、本質的にまたは全体的に並列な複数の(例えば、2つ)包装材製品(例えば、箱型板)を生産することができる。多数の出力を可能にすることによって、多数の同じ図案を、横に並べて生産することが可能になり、あるいは異なる図案を横にならべて生産することも可能になることもある。
[0078] 包装材製品を並列に生産するための包装材製品のタイリング(tiling)は、包装材製品を生産する速度および効率を著しく高めることができ、制限される包装材生産機械のハードウェアの利用を最大限高めるのに役立つことができる。更に、生産材料の幅全体を実質的に使用することによって、生産材料の無駄を大幅に減らすことができ、潜在的には根絶することができる。多数の型板を横に並べて生産することについて、少なくとも図8および図9を参照して、更に詳しく論ずる。
[0079] 以上の説明では、連続材料または他の包装材料のサイズ、および/または包装材および/または包装型板の寸法について特定的に述べた。尚、これらの寸法は例に過ぎず、異なる様々の図案を用いることができる状況の例を例示するために提示したことは認められてしかるべきである。包装材図案表301では、図案群302、主要図案304、そして包装材図案306にも寸法が含まれていない。これは単に任意選択であるが、寸法を入れないことによって、より広い範囲の包装材を考慮することが可能になると考える。
[0080] 例えば、製品サイズ毎または可能な包装材のサイズ毎に図案群を定義する代わりに、包装材図案表における定義に似た定義の方が確実(robust)であり、製品種類を図案群302毎に指定することを可能にする。各主要図案304および包装材図案下位群306は、広範囲の包装材のサイズを評価できるように、包装型板のサイズを計算する公式を有するとよい。更に、実施形態の中には、1つの図案群が他の図案群の階層の中に入ることもある。例えば、1つの図案群を選択することにより、1つ以上の他の図案群、ならびにその中にある主要および/または包装材図案304、306も考慮することができる。
[0081] 実施形態の中には、ユーザまたはコンピュータ・システムが、図案群に対する制約(restriction)308に値を指定する場合もある。方法600は、制約(restriction)/制限(constraint)を指定する動作(動作603)を含む。包装材図案表301において、主要図案304または包装材図案306は、制約および/または制限(例えば、制約308)を指定することができる。例えば、包装材図案には、サイズの制約を指定することができる(例えば、最大寸法は34インチ未満でなければならない)。この特定的な例では、包装材図案は、いずれの寸法も指定された値まで許容することができる。寸法が指定された値を超過した場合、所望の包装材生産機械によって型板を生産できないかもしれない可能性があり、生産されても望ましくない折り目線が入る可能性があり、あるいは他の何らかの特徴またはその組み合わせが入る可能性もある。
[0082] いずれの種類の制限または制約でも指定することができる。例えば、絶対サイズまたは寸法上の制約を適用することができ、相対的サイズまたは寸法上の制約を適用することができる(例えば、長さ対幅の比は、7:1未満でなければならない)。制約または制限は、特定の包装材生産機械を、その図案を生産するために用いることに限定すること、またはそのように要求することもあり、あるいは特定の品質の連続紙材料を用いることに限定すること、またはそのように要求することもある。勿論、制約または制限を特定するには、他の考慮すべき事項も用いることができる。つまり、制約または制限が存在する場合、特定の図案を他の考慮すべき事項または使用から除外する条件を指定するために用いることができる。
[0083] 実施形態の中には、ユーザまたはコンピュータ・システムが、選好度(preference)の得点311の値、あるいは図案群についての他の優先順位(priority)またはコストの値を指定する場合もある。方法600は、選好度/優先順位/コストを指定する動作(動作604)を含む。選好度または優先順位は、多数の異なるカテゴリのいずれでも指定することができる。例えば、包装材図案表301では、選好度または優先順位を図案の特徴310に対して指定することができる。選好度、優先順位、コスト等を指定するときに用いることができる図案の特徴の例には、美的外観(aesthetic appearance)、労働時間、生産能力、組立/閉鎖材料コスト、保護能力、またはその他の選好度、あるいはその組み合わせが含まれる。
[0084] 図案310に関する特徴に対する値の1つ以上(全ても可能)の組み合わせに重み付けすることができる。値に自動的に重み付けし指定することができ、あるいは技術者または他のユーザ、操作者、あるいは本明細書において記載するシステムを知ることができる人によって指定することができる。例えば、異なる図案の特徴には各々異なる重み付けをすることができる。特定の図案群302が脆い物体または重い物体と共に用いられそうな場合、箱の保護能力が特に重要になると考えられる。一方、図案群302が高価な製品または高級な顧客のために用いられようとする場合、美的外観が特に重要になると考えられる。大量の製品には、労働時間、生産能力、組立材料コスト等を高く評価することができる。
[0085] したがって、多数の異なるやり方のいずれでも、異なる図案に関係する特徴310に重み付けすることによって、各図案群302を考慮することができる。更に、異なる図案群302には、異なる種類の主要図案304および包装材図案306が考慮される可能性がある。例えば、図案群302の中には、一体角保護材のある箱を考慮しなくてもよいこともあり(例えば、追加の保護を全く必要としない製品、または奇妙な形状をした製品)、一方、一部の図案群302だけに、2つ以上の別個の部品で生産される型板を考慮すればよい(例えば、大型製品用の図案群302)こともある。つまり、各図案群302は、特徴310を評価し重み付けするやり方でカスタム化するだけでなく、どの主要図案304および/または包装材図案306が特定の図案群302内において選択肢として含まれるかにしたがって、カスタム化することができる。
[0086] 多数の異なる図案の特徴310および選好度の得点311が、包装材図案表301において明示的に示されている。包装材図案の中には、図案の特徴310の各々および/または選好度の得点311に対する値が指定されないものもある。実施形態の中には、図案の特徴310のいずれにも値を指定しない場合もある。つまり、選好度の得点311に対する値は、個々の図案に指定される1つの値でよい。選好度の得点311に対する値は、その図案群にとって重要であると見なされる図案に関する特徴の個々の組み合わせに基づくことができる。選好度の値は、数値(例えば、0から100までの目盛り上)、文字値(例えば、AおよびFの間の値)、コスト値(例えば、図案係数310に基づく箱を生産するのに伴うコスト)、または他のいずれかの種類の値、あるいはその組み合わせとすることができる。
[0087] 方法600は、追加情報を設定する動作(動作605)を含む。例えば、ここで図5Aおよび図5Bを参照すると、包装材料表501および機械データ表502も設定することができる。包装材料表501は、生産アーキテクチャ100内部で入手可能な1つ以上の包装材料の様相を記述するために設定することができる。例えば、包装材料表501は、入手可能な連続紙生産材料の幅、このような連続紙材料の入手可能な量、および各種類の材料のコストというような、包装材料の様相を記述する。機械データ表502は、生産アーキテクチャ100内部で入手可能な1つ以上の包装材生産機械の様相を記述するために設定することができる。例えば、機械データ表502は、秒当たりの運転コスト(運転コスト)および異なる包装材料サイズの入手可能性(access)というような、包装材生産機械の様相を記述する。
[0088] 本発明の実施形態は、1つ以上の最適な包装材図案を選択または特定するために利用可能な情報を用いるリアル・タイム図案最適化システムを含む。図案情報、包装材料情報、および包装材生産機械情報に基づいて、包装材製品の図案を選択することができる。また、リアル・タイム図案最適化システムは、別のユーザが入力したジョブ特定情報(例えば、操作者から)も、図案選択を容易にするために考慮することができる。
[0089] 方法600は、ジョブ特定情報を入力する動作(動作606)を含む。例えば、手短に図4に再度戻ると、リアル・タイム図案最適化システムは、ユーザ・インターフェース401を通じて入力されたジョブ特定情報を考慮することができる。ジョブ特定情報は、1つの箱、多数の同じ箱、または多数の異なる箱に対するジョブを示すことができる。ユーザ・インターフェース401において情報を入力するとき、操作者または他のユーザは、用いようとしている図案群というような、情報を入力することができる。先に注記したように、各図案群は異なる種類の包装材図案を含むことができる。
[0090] 加えて、または代わりに、各図案群は、異なる図案に関する特徴に、異なるやり方で重み付けすることもできる。例えば、ユーザ・インターフェース401に図示されているように、1つ以上の図案群302が、その図案群の基本的記述と共に特定される。この記述は、サイズ、重量、製品カテゴリ、または操作者がどの図案群を考慮すればよいか識別するために用いることができる他の情報を含むことができる。実施形態の中には、多数の図案群を考慮のためにユーザが選択する場合もある。
[0091] 方法600は、情報を更新する動作(動作607)を含む。例えば、ユーザ・インターフェース401は、ユーザが寸法情報を入力できる種々の欄を示す。操作者は、例えば、所望の箱が寸法A、B、およびCを有することを知ることができる。この場合、このような寸法は、ユーザ・インターフェース401のしかるべき欄に入力することができる。寸法情報は、多数の異なる単位でも同様に入力することができる。例えば、本システムは、インチ、フィート、センチメートル、メートル、または他の寸法単位で寸法を要求することができる。また、指定された値を入力する単位を、ユーザが指定できるのでもよい。例えば、ドロップ・ダウン・ボックス(drop-down box)によって、単位をセンチメートルではなくインチで示すことを、ユーザが指定できるようにしてもよい。
[0092] 他の情報も入力することができる。例えば、ユーザ・インターフェース401において、操作者または他のユーザが、生産条件についての情報を入力することができる。事故が起きて生産が遅延または停止した場合、この状態を入力することができる。生産が停止または遅延したことを示すために、チェック・ボックスまたは他の入力メカニズムを用いることができる。また、ユーザ・インターフェース401は、時間コスト(time cost)を入力するために用いることができる。生産が停止または遅延する程時間コストを増大することができる。前述のように、時間コストは、生産時間を評価するために用いることができる。生産コストが高い場合、リアル・タイム最適システムは、生産時間を短縮する解決策を探すことができる。追加の情報も入力することができる。例えば、連続紙または他の生産材料の入手可能性(availability)についての情報、停止中の生産機械の識別、またはその他の情報、あるいはその組み合わせも指定することができる。
[0093] 方法600は、承認された図案の最終候補(solution)を特定する動作(動作608)を含む。例えば、リアル・タイム図案最適化システムは、指定された図案群における各主要図案を評価するために、寸法情報、および図案制約に関してユーザが指定した他の情報を考慮することができる。ユーザが図案制約に関して入力した情報を満たす図案を、承認された図案の最終候補として特定する。承認された最終候補のリストをユーザに表示すること、および/または格納すること(例えば、データ・ストア106に)ができる。
[0094] リアル・タイム図案最適化システムは、図案群におけるいずれかの図案に対して指定された制約またはその他の制限を評価することができる。例えば、ある図案に制約があり、この制約が満たされない場合(例えば、サイズの制約、寸法上の制約、包装材生産機械の制限、材料品質の制限等)、この図案を、利用可能な最終候補のリストから除外することができる。他の制約または制限も評価することができる。例えば、連続紙または生産機械の利用可能性(例えば、特定の機械上でなければ生産できない)、時間コスト(例えば、時間コストがある値よりも低い場合またはある値の間にある場合にのみ用いる)に関する追加の制約があってもよく、あるいは他の要素、または以上のあらゆる組み合わせに基づく追加の制約があってもよい。
[0095] 方法600は、材料コストを計算する動作(動作609)を含む。例えば、リアル・タイム図案最適化システムは、包装材生産機械において(例えば、包装材生産機械102において)利用可能な連続紙の幅を特定することができる。承認された最終候補毎に、リアル・タイム図案最適化システムは、図案を生産するために用いられる連続紙材料の量を計算することができる。用いられる連続紙材料の量は、包装材型板の底面積(footprint)だけでなく、連続紙の幅に基づく連続紙材料の全体的な使用にも基づくことができる。
[0096] したがって、幅が50インチで長さが30インチの包装材型板は、1500平方インチの面積を有すればよい。しかしながら、60インチの幅がある連続紙から包装材型板を生産する場合、全体的な材料の使用は1800平方インチになると考えられる。同じ図案を回転させたバージョンであれば、潜在的に幅が32インチある連続紙から生産することができ、回転させたバージョンは、約1600平方インチの連続紙材料を用いて生産することもできる。つまり、材料コストの計算には、包装材生産機械に利用可能な入手可能な材料を考慮することも含むとよく、それらの異なるサイズ、品質、および量が含まれる。
[0097] 連続紙材料の使用が分かっていれば、コストを計算することができる。例えば、0.03ドル/平方フィートのコストを有する連続紙材料については、1600平方インチの連続紙材料の全体的コストは、約0.33ドルになるであろう。そして、1800平方インチの連続紙材料の全体的コストは、約0.38ドルになるであろう。したがって、異なる幅の入手可能な連続紙材料、ならびに図案群302内における種々の主要図案304および下位図案306に基づいて、連続紙材料について、多数の異なるコストを得ることができる。更に、連続紙材料の幅が異なれば、異なるコストが伴うこともある。例えば、連続紙の品質は様々であり、1つの連続紙材料のコストが他のものと比較して高くなることもある(例えば、平方フィート毎のコストが、異なる連続紙毎に様々となる)。他の実施形態では、生産者が特定の幅の連続紙を大売り出しして(close-out)、このような連続紙材料にはより低いコストを指定できるようにしたい場合もある。
[0098] ある図案を生産するために用いられる材料の量、つまり箱またはその他のパッケージの材料コストは、どのような箱を生産すべきか決定する際の1つの要素(factor)になり得る。しかしながら、他の要素も考慮することができる。例えば、前述のように、図案群302内にある各主要図案または包装材図案304、306には、図案に関する特徴310に基づいて、特定の値または選好度が指定されていてもよい。したがって、リアル・タイム図案最適化システムは、最適な図案を特定する前に、多数の図案に関する特徴を考慮することができる。
[0099] 例えば、より低い材料コストで箱型板を生産しても、コストがかかる組立/閉鎖材料、または高い労務コストが、この箱の組立に伴うこともあり得る。これらおよびその他の要素が、より低い材料コストよりも勝る可能性があり、その結果、代わりの図案を選択することになる。他の実施形態では、材料コストが低い図案が、乏しい美的感覚または保護能力を有することもあり得る。その結果、リアル・タイム図案最適化システムが種々の様相を評価するとき、美的品質および/または保護品質に高い重みまたは選好度がある図案群が、1つの図案が他の図案よりも相対的に材料コストが低いことに勝る場合もある。
[00100] 方法600は、選好度の得点を指定する動作(動作610)を含む。例えば、リアル・タイム図案最適化システムは、動作608からの承認された最終候補毎に、選好度の得点を指定することができる。方法600は、選好度の得点および材料コストを組み合わせる動作(動作611)を含む。例えば、リアル・タイム図案最適化システムは、動作609によって計算した材料コストを、動作610によって割り当てた選好度の得点と組み合わせることができる。
[00101] 選好度の得点および材料コストを組み合わせる、またはそれ以外で得点値を求めるのに望ましいアルゴリズムであれば、いずれでも用いることができる。例えば、1組の承認された図案選択肢は、表1に示すような、以下の値および材料コスト値を含むことができる。
Figure 2016510466
[00102] 次に、図案毎の選好度の値および材料コストの値を、総合的な得点を得るように組み合わせることができる。一例によれば、選好度の値および材料コストの値を正規化して、選好度の得点を計算するときに、等しい重みを与えるとよい。例えば、図案毎の選好度の値は、各値を最大の選好度の値で除算することによって正規化することができる。つまり、図案5は1.00の正規化された選好度の値を有することができる。
[00103] 材料コストの値も正規化することができる。例えば、図案毎の材料コストの値は、各値を最小の材料コストの値で除算することによって正規化することができる。つまり、図案2は、1.00の正規化された材料コストの値を得ることができる。図案2の2倍のコストを有する値が0.00の正規化された値を有すると仮定すると、正規化された値は、次の式で得ることができる。
NMCV=MCV*(−1)/MMCV−2
ここで、NMCVは、正規化された最小材料コストの値、
MVCは、材料コストの値、そして
MMCVは、最小材料コストの値である。
[00104] 次いで、正規化選好度値および材料コスト値に等しく重み付けし、合計することができる。得点値によって並び替えられた図案によって、表2は表1からの図案に対する得点値を示す。
Figure 2016510466
[00105] したがって、表2では、選択された図案群において指定された材料コストおよび選好度値の特定の組み合わせにしたがって、図案4が最も高い得点値を有することが分かる。用いた選好度値は、異なる重み、選好度、または優先順位を異なる図案の特徴310に付ける1つ以上のアルゴリズムまたは考慮すべき事項に基づくとよい。更に、記載した正規化方法は、選好度値および材料コストに基づいて得点値を計算する単なる1つのメカニズムに過ぎない。
[00106] 他の実施形態では、選好度および/または材料コストを、他のやり方で正規化する、重み付けする、またはそれ以外で用いる、あるいは以上の組み合わせとしてもよい。例えば、選好度値を直接コストに変換し、これを材料コストに加算して、材料コストを正規化する必要をなくすようにしてもよい。他の実施形態では、最小材料コストではなく、材料コストを、最大および最小コスト間の差に基づいて正規化する。更に他の実施形態では、異なる計算、アルゴリズム、正規化、および/または他の要素、ならびにその組み合わせも考慮することができる。
[00107] 方法600は、上位の最終候補を特定する動作(動作612)を含む。例えば、リアル・タイム図案最適化システムは、上位の最終候補を表2から特定することができる。つまり、表2からの得点値を用いて、追加のまたは最終的な考慮すべき事項に対する最終候補の数を限定する。更に、図案群302は、多数の異なる主要図案304および多数の包装材図案306を、主要図案302内における下位図案として含むことがある。実際に、採点および考慮するとよい可能な選択肢は、数百や数千にはならないまでも、数十には容易になり得る。このため、得点値を用いて、例えば、上位10個の最終候補というような、最上位にある1組の最終候補を特定する。表2から、上位7つの最終候補を特定することができるが、7つまたは10個よりも多いあるいは少ない最終候補も、上位の最終候補として特定することができる。
[00108] 多数の上位最終候補を特定するか否かには関係なく、リアル・タイム図案最適化システムは、次に、包装材製品を生産するために用いる1つの図案を選択することができる。実施形態の中には、選択される図案が、得点値のみに基づいて選定されることもある。他の実施形態では、上位最終候補を操作者にユーザ・インターフェースを通じて提示し、選択された図案をユーザに選択させてもよい。また、ユーザ・インターフェースは、相対的得点値を示すこともでき、更には計算または得点値計算の根拠も潜在的に示すことができる。
[00109] 更に他の実施形態では、特定した上位最終候補を更に処理して、上位最終候補のリストを更に厳密に求める。例えば、生産時間に基づいて、上位最終候補を更に評価することができる。本明細書において注記したように、生産時間は、ある業界および/またはある生産時点では特に重要になることがある。稼働中の生産システムでは、包装材生産機械が隘路になることもあり、生産時間の短縮によってスループットを向上させることができる。他の時間では、生産遅延または生産停止が生産の未処理残を生ずる場合もあり、生産時間の重要性が増大する。更に他の場合では、生産機械が過剰な利用可能容量を有し、生産時間が殆どまたは全く懸念にならない場合もある。
[00110] 方法600は、生産時間をシミュレートする動作(動作613)を含む。例えば、リアル・タイム図案最適化システムは、動作612において特定した上位最終候補について生産時間をシミュレートすることができる。実施形態の中には、生産時間のシミュレーションが、1つ以上の生産機械についてリアル・タイム図案最適化システムが維持している知識に基づく場合もある。生産時間は、対応する計算に対するリソースの必要性に基づいて、上位最終候補または全ての最終候補についてシミュレートすることができる。
[00111] 表3に示すように、既に特定されている10個の図案から、生産時間をシミュレートすることにより、処理のために上位の7つを選択した。以下の表は生産時間を含むが、付随するコストを付加的にまたは代わりに用いてもよい。例えば、異なる機械を用い、異なるコストが付随する場合、生産値は、図案型板を生産する特定の機械に付随するコスト値であるのでもよい。
Figure 2016510466
[00112] 方法600は、生産時間を選好度得点および材料コストと組み合わせる動作(動作614)を含む。例えば、リアル・タイム図案最適化システムは、動作613からの生産時間を、動作610からの選好度得点および動作609からの材料コストと組み合わせることができる。生産時間は、材料コストを正規化するために先に示したのと同様のやり方で正規化することができる(即ち、図案7が1.00の値を有し、生産に2倍の長さを要する図案が0.00の正規化値を有するように)。表4は、表1からの上位7つの図案について総合得点を示す。総合得点は、選好度値、材料コスト、および生産時間に等しく重み付けすることができる。
Figure 2016510466
[00113] 表4に示すように、図案4には最も高い総合得点が与えられており、一方これら上位図案の内、図案3の総合得点が最も低い。得点に得られる値は、正規化値の合計に基づくことができる。しかしながら、平均得点、コスト値、重み付け合計、あるいは総合得点を計算する他のアルゴリズムまたはやり方も用いることができる。
[00114] 方法600は、重複(doublet)を排除する動作(動作615)を含む。例えば、リアル・タイム図案最適化システムは、表4における図案から重複を排除することができる。リアル・タイム図案最適化システムは、更に採点および図案を厳密に求めおよび/または処理して、全ての重要な面(aspect)で少なくとも大部分が類似しており、潜在的に同様である(alike)図案を特定することができる。例えば、いくつかの図案が同一のまたは非常に似ている選好度値、材料コスト、および/または生産時間を有する場合、このような同様の図案(即ち、重複)は、1つを除いて全て排除することができる。加えて、または代わりに、排除のための重複の検討は、図案の種類(例えば、RSC全長フラップ、一体角保護材、底蓋等)または他の様相を含む、他の様相を評価することも含むことができる。
[00115] 方法600は、上位最終候補を特定する動作(動作616)を含む。例えば、リアル・タイム最適化システムは、表4から上位最終候補を特定することができる(重複の排除を行ってまたは行わずに)。例えば、最も高い得点を得た図案を選択し、生産のために転送することができる。あるいは、ある数の上位図案(例えば、上位5つの図案)を選択することもできる。上位のある数の図案を選択する場合、いずれの数値でも用いることができる。例えば、5つよりも多いまたは少ない図案を、上位図案の数として選択するのでもよい。
[00116] 方法600は、生産のために図案を選択する動作(動作617)を含む。例えば、リアル・タイム図案最適化システムは、包装材生産機械102における生産のために図案を選択することができる。実施形態の中には、リアル・タイム図案最適化システムが自動的に、上位に採点された図案を生産のために自動的に転送する場合もある。しかしながら、他の実施形態では、操作者に上位の図案の数、あるいは任意に全ての図案または他の何らかの数の図案を知らせることもできる。例えば、図7を参照すると、ユーザ・インターフェース701が操作者または他のユーザに、上位の図案から1つの図案を選ぶ選択肢を与える。
[00117] 上位3つの図案を操作者に提示する場合、操作者は何もしないことを選択することができ、これによって最上位に採点された図案が生産のために転送されることになる。操作者は、操作者がこの選択を無効にしないことを積極的に選択することができ、または操作者が選択しないまま指定時間が過ぎた後、最上位の図案を処理のために包装材生産機械に転送することができる。あるいは、操作者が異なる図案を生産のために転送することを望む場合、操作者は他の選択肢(例えば、上位2番目から5番目に格付けされた図案)の図案から1つを選択することができる。更に他の代替案では、操作者がいずれの最終候補も望まないことを示してもよく、操作者は異なる利用可能な図案(例えば、以前に採点したが、上位ではない図案の1つ)を選択することができる。
[00118] 更にユーザ・インターフェース701に示すように、組み立てられた箱の写真、箱の型板、または他の何らかの画像を用いて、種々の入手可能な箱を図式的に示すこともできる。他の実施形態では、情報または名称だけで箱を特定する。したがって、箱や型板の画像を操作者に提示する必要がないことは認められてしかるべきである。
[00119] したがって、本発明の実施形態は、格納されている情報および/またはリアル・タイムの情報に基づいて、包装材製品の生産を自動的に最適化することを含む。実施形態の中には、包装材製品の要求を受けて、リアル・タイム図案最適化システムが、1つ以上の図案群についての情報にアクセスする場合もある。1つ以上の図案群は、多数の図案の選択肢を含む。多数の図案選択肢に対して、格納されている規準および/またはリアル・タイムの規準に基づいて採点を付ける。この採点に基づいて、本システムの操作者による生産および/または選択のために、1つ以上の上位の図案を特定する。
[00120] 既に述べたように、本発明の実施形態は、原生産材料内において多数の型板(例えば、箱の型板)を横並びで(side-by-side)(またはタイル状に)生産することも含む。即ち、生産アーキテクチャ100は、各生産トラック(例えば、生産トラック102A、102B、および102C)上において実質的に並列な2つ以上の型板の生産を容易にすることができる。生産中における型板のタイリング(tiling)は、先に論じたように、格納されている情報および/またはリアル・タイム情報に基づいて、包装材製品の生産を自動的に最適化する一部として実行することができる。例えば、包装材図案表301、または別のデータ構造は、図案群302の可能な組み合わせおよび配列、主要な図案304、および/または一緒にタイリングすることができる包装材図案306についての情報を収容することができる。この情報は、適した包装材図案を選択するときに、最適化モジュール112によって用いることができる。あるいは、生産中における型板のタイリングは、別個のプロセスとして実行することもできる。
[00121] 図8は、1つ以上の実施形態にしたがって、原生産材料内においてタイリング型板を生産するように構成された生産トラック800の一実施形態を示す。生産トラック800は、例えば、図1の生産トラック102A、102B、102Cの内1つ以上を表すことができる。
[00122] 図示のように、生産トラック800は、材料装填トレイ802、型板生産デバイス804(例えば、構成設定可能な切断または打ち抜き加工装置)、および材料排出トレイ806を含む。生産トラック800は、原包装材料808aを材料装填トレイ802において受け取り、この原包装材料808aを型板生産デバイス804に供給するように構成される。原包装材料808は、通例、連続用紙または巻段ボールであるが、プラスチック、ビニール、または包装材製品を作成するのに適した他の材料というような、他の包装材料も含むことができる。
[00123] 型板生産デバイス804は、命令(例えば、コンピュータ・システム104によって生成されるような生産命令114)に従って、包装材製品(例えば、箱)用型板を打ち抜きおよび/または切断して、原包装材料808aを得るように構成される。例えば、生産トラック800は、材料排出トレイ806上に、処理された包装材料808bを出力したように図示されている。包装材料808bは、タイリング構成即ち横並び構成となっている2つの包装材型板809aおよび809bを含む。このようにするときに、生産トラック800は、図示する実施形態では、2つの箱型板を並列に生産しながら、同じサイズの1つの箱型板を生産するとしたら生じていた無駄の量を大幅に低減する。
[00124] 尚、本発明に限って、原包装材料808aを生産トラック800に装填するメカニズム、および処理された包装材料808bを生産トラック800から降ろすメカニズムは、図示した材料装填トレイ802および材料排出トレイ806による以外の方法でも遂行できることは言うまでもない。例えば、1つ以上の実施形態は、コンベヤ・プラットフォーム(conveyer platform)を利用し、またはトレイやプラットフォームを使用せずに動作することもある。
[00125] 生産トラック800は、2つの同一のタイリング型板808aおよび809bを生産したことが図示されているが、本発明の実施形態は、種々の異なる型板の種類、形状、サイズ、および向きのいずれでも生産することができ、これらの異なる型板は、しかるべきタイリング構成であればいずれでも構成される。このように、生産トラック800は、並列タイリング様式で複数の型板を生産することができ、各型板は異なる箱形、形状、サイズを有する。更に、生産トラック800は、2つの型板809aおよび809bを並列タイリング様式で生産したことが図示されているが、生産トラック800は、いずれの数の型板でも、並列タイリング様式で生産することもできる(たとえば、3つ以上)。
[00126] 生産トラック800は、いずれの数の特性を有する箱であってもそれに合わせて型板を生産することができる。前述のように、異なる種類の箱または他の包装材が、異なる包装計画に合わせて使用されることが望ましい場合、または異なる包装計画のために望ましいことがあり得る。箱のサイズおよび箱に含まれる付加的な特徴は、その箱の中に入れられるものに基づいて、様々である可能性がある。たとえば、重い物体または脆い物体を入れるときには、ある種の材料の箱を使用すること、あるいは保護または構造特性を高めた箱(例えば、糊がついたフラップ(glue flap)、一体角保護材、原寸大のフラップ(full size flap)、ヌナタブ(nunatabs)等)を使用することが必要になる。生産トラック800は、これらの特徴を有する箱を、並列タイリング様式で生産するように構成することができる。例えば、生産トラック800は、糊付きフラップを有する箱を生産することができ、そうするときに、箱をタイリングするには、第1の箱の糊付きフラップのエッジが、第2の箱の糊付きフラップのエッジと同一線上に来るように、箱型板をタイリングすることを伴うことができる。更に、生産トラック800は、ヌナタブによって繋がれて対になった箱を生産することもできる。例えば、ヌナタブは、糊帯(glue strip)に近接して位置付けられるとよい。
[00127] 図9は、1対の箱についてのタイリング生産方法の一例900のフローチャートを示す。方法900は、コンピュータ・アーキテクチャ100および生産トラック800のコンポーネントおよびデータに関して説明する。
[00128] 方法900は、包装しようとする複数の品目を識別する品目データにアクセスする動作(動作901)を含む。例えば、コンピュータ・システム104は、2つ以上の品目を包装することを示す情報を、ユーザ入力によってまたはデータ・ストア(例えば、データ・ストア106)におけるデータによって受け取ることができる。この情報は、例えば、物体の種類、物体の寸法、耐久特性等を含むことができる。実施形態の中には、動作901が、先入れ先出し(FIFO)待ち行列、後入れ先出し(LIFO)スタック等というような、包装しようとする品目の待ち行列にアクセスすることを含むことができる場合もある。
[00129] また、方法900は、複数の品目の各々について、包装要件を判定する動作も含む(動作902)。例えば、コンピュータ・システム104は、これまでに説明した実施形態を利用して、複数の品目の各々について包装要件を自動的に(または実質的に自動的に)判定することができる。包装要件を判定するには、データ・ストア106における情報を用いて、潜在的に可能な包装材図案および潜在的に可能な包装材料を選択することを含むことができる。つまり、しかるべきときには、コンピュータ・システム104は、包装材表501または機械データ表502の内1つ以上にもアクセスすることができる。例えば、図5Aを参照すると、包装材表501は、生産アーキテクチャ100内において入手可能な包装材を示し、その一部が包装材生産機械102において入手可能であると考えられる。例えば、包装材表501は、包装材料の名称、種類、幅、厚さ、量、およびコストというような情報を含む。更に、図5Bを参照すると、機械データ表502は、生産アーキテクチャ100における包装材生産機械についての情報を含む。例えば、機械データ表502は、包装材生産機械についての情報を含み、名称、付随する動作コスト(例えば、包装材製品を生産するために必要とされる秒毎の相対的コスト)、機械における異なる包装材料の入手可能性などを含む。したがって、動作902は、1つ以上の実施形態では、複数の品目の各々について包装要件を判定するときに、少なくとも図2(即ち、包装材製品の生産を最適化する方法200)および/または図6(包装材製品の図案を選択する方法600)に関連付けて既に説明した1つ以上の動作を利用することができる。
[00130] あるいは、コンピュータ・システム104は、包装要件を提示する早急な入力をユーザに促すこと、品目種別を包装要件とマッピングするデータベースを調べること、または包装要件を判定する他のいずれかの適したメカニズムを使用することもできる。
[00131] 方法900は、包装材生産機械においてタイリング生産のために1対の箱サイズを選択する動作を含む。この1対の箱サイズは、複数の品目の内第1の1つ以上の品目を包装するための第1の箱サイズを含み、更に複数の品目の内第2の1つ以上の品目を包装するための第2の箱サイズを含み、これら1対の箱サイズは、第1の1つ以上の品目および第2の1つ以上の品目に対する包装要件を満たし、包装材生産機械は、1つ以上の包装材生産機械の中から選択される(動作903)。例えば、コンピュータ・システム104における最適化モジュール112は、包装要件に基づいて、複数の品目の各々について最適化された箱サイズを決定することができる。最適化された箱サイズは、品目毎の各箱サイズの適性、一緒にしてタイリングできる箱サイズ、利用可能な生産機械の種類および/または寸法、コストについての考慮事項、ユーザの選好度、あるいは包装材製品の生産を最適化することに関して本開示において説明した他のあらゆる要素の内1つ以上に基づいて選択することができる。尚、1対の箱サイズを選択することは、品目毎に同じ箱サイズを選択すること、または異なる品目に異なる箱サイズを選択することを伴うことができることは認められよう。状況によっては、同一品目に異なる箱サイズを選択することもあり得る(例えば、生産の利用可能性、タイリングできる箱サイズ等というような要素に基づいて)。
[00132] 1対の箱サイズを選択し、1つ以上の包装材生産機械の中から包装材生産機械を選択することに関連して、動作903は、指定された時点において、(a)複数の品目の各々についての包装要件、(b)梱包システムの特性、および(c)1つ以上の包装材生産機械の各々についての包装機械特性を集合的に分析する動作を含む(動作904)。例えば、動作904は、包装材生産機械102(および他のあらゆる生産機械)の分析、およびこれらの機械におけるあらゆる生産トラックの分析を、包装要件に鑑みて、伴うことができる。この分析は、包装材生産機械(1つまたは複数)の現在および今後の作業負荷、各機械を動作させるコスト、各機械における原材料の入手可能性、各生産トラックの最大幅等を考慮に入れることを含むことができる。
[00133] また、動作903は、集合的分析に基づいて、ある時間期間に箱生産を1つ以上の包装材生産機械にどのように割り当てるか決定する動作も含む(動作905)。例えば、前述の動作904の分析に基づいて、所与の現在における機械および材料の入手可能性を仮定して、所与の時間期間中に特定の生産機械の特定の生産トラックにおいて、第1および第2の箱をタイリング配置で生産することによって、品目に対する特定の包装要件が最良に満たされると判断することができる。また、箱生産をどのように割り当てるかについての決定は、タイリングしようとする箱型板または半加工品(blank)の寸法を比較し、型板/半加工品毎に寸法が互いに指定された閾値以内であることを確認することも含むことができる。寸法が互いに指定された閾値以内でない場合、動作905は、箱型板または半加工品が指定された閾値内に入るように、これらの内1つ以上の図案を修正することを含むことができる。
[00134] 動作905は、集合的分析に基づいて、1対の箱サイズを包装材生産機械に合わせる動作を含む(動作906)。例えば、1対の箱サイズを、包装材生産機械102に合わせることができる。動作906は、生産機械に装填される包装材料が、要求された箱の生産をタイリングできるだけ十分に大きいと判断することを含むことができる。また、動作906は、1対の箱を生産することによって生ずる可能性があるあらゆる無駄を判別し、この無駄が容認できる許容範囲以内であることを確保することを含むこともできる。また、動作906は、生産機械が要求された負荷を扱うことができると判断することも含むことができる。
[00135] また、方法900は、選択に応答して箱生産命令を生成する動作も含み、この箱生産命令は、包装材生産機械において第1の箱サイズの箱と第2の箱サイズの箱との生産をどのようにタイリングするか指示することも含むことができる(動作907)。例えば、コンピュータ・システム104は、生産機械102における生産トラック(例えば、生産トラック102A、102B、または102Cの内1つ)に、原材料(raw material)を使用して複数のタイル状包装生産物を作成することを命令する生産命令114を生成することができる。
[00136] 加えて、方法900は、箱生産命令を包装材生産機械に送る動作も含む(動作908)。例えば、コンピュータ・システム104は、タイリング並列様式で箱を生成するために、生産機械102に生産命令114を送ることができる。
[00137] 以上、1対の箱を並列に生産するというコンテキストにおいて方法900について説明したが、方法900は、いずれの数の箱であってもいずれのタイリング構成で生産する場合にも適用可能である。例えば、方法900は、3通りのサイズの箱を一緒にしてタイリングすること、4通りのサイズの箱を一緒にしてタイリングすること、5通りのサイズの箱を一緒にしてタイリングすること等を含むこともできる。
[00138] 4つのサイズの箱をタイリングするとき、方法900は、タイリング生産のために第2対の箱サイズを選択することを含めばよい。第2対の箱サイズには、複数の品目の内第3の1つ以上の品目を包装するための第3の箱サイズと、複数の品目の内第4の1つ以上の品目を包装するための第4の箱サイズとを含む。次いで、更なる分析に基づいて、第3および第4の箱サイズを、他の箱サイズと、いずれかのしかるべき構成でタイリングすることができる。実施形態の中には、例えば、第3または第4の箱の一方または双方を、第1または第2の箱の一方または双方と並列に、少なくとも部分的に、生産できる場合もある。
[00139] したがって、本発明の実施形態は、並行、タイル状に箱型板または半加工品を生産する方法も含む。このようにすると、箱を作成する速度および効率を向上することができ、生産ハードウェアを最適に利用することができ、無駄を低減するのに役立てることができる。
[00140] 図10は、コンピュータ・システム1001を含む計算環境1000について説明する。コンピュータ・システム1001は、クラウド計算システムを含む、任意のタイプの計算システムでよい。この説明および以下の特許請求の範囲では、「クラウド・コンピューティング」とは、構成可能な計算リソース(例えば、ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、およびサービス)の共有プールに対する、オンデマンド・ネットワーク・アクセスを可能にするモデルとして定義される。「クラウド・コンピューティング」の定義は、このようなモデルが適正に配備されたときに得ることができる他の多数の利点のいずれにも限定されない。
[00141] 例えば、クラウド・コンピューティングは、現在、構成可能な計算リソースの共有プールに対する、遍在的で便利な、オンデマンド・アクセスを提供するように、市場において採用されている。更に、構成可能な計算リソースの共有プールは、可視化によって素早くプロビジョニングされ、少ない管理の手間またはサービス・プロバイダの相互作用で公表され(release)、次いでしかるべく規模を調整することができる。
[00142] クラウド計算モデルは、オンデマンド・セルフ・サービス、広帯域ネットワーク・アクセス、リソース蓄積(pooling)、迅速な順応性、計測済みサービス等というような、種々の特性で構成することができる。また、クラウド計算モデルは、例えば、サービスとしてのソフトウェア(「SaaS」)、サービスとしてのプラットフォーム(「PaaS」)、およびサービスとしてのインフラストラクチャ(「IaaS」)というような種々のサービス・モデルの形態を取ることもできる。また、クラウド計算モデルは、プライベート・クラウド、共同体クラウド、パブリック・クラウド、ハイブリッド・クラウド等というような、異なる配備モデルを使用して配備することもできる。この説明および特許請求の範囲では、「クラウド計算環境」とは、クラウド・コンピューティングが採用される環境のことである。
[00143] 以上で説明したクラウド計算環境に加えて、本明細書において説明した機能はいずれも、少なくとも部分的に、1つ以上のハードウェア・ロジック・コンポーネントによって実行することができる。例えば、そして限定ではなく、使用することができるハードウェア・ロジック・コンポーネントの例示的なタイプには、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定プログラム集積回路(ASIC)、特定プログラム標準製品(ASSP)、システム・オン・ア・チップ・システム(SOC)、複合プログラマブル・ロジック・デバイス(CPLD)、および他のタイプのプログラマブル・ハードウェアが含まれる。つまり、コンピュータ・システム1001は、実行可能命令を処理することができるハードウェアであれば、いずれのタイプでもよい。
[00144] 計算システム1001は、種々のタスクを実行するために多数の異なるモデルを含む。例えば、割り当てモジュール1010は、生産エンティティを製品グループに動的に割り当てることができる。つまり、生産エンティティ1030の内1つを製品グループ1に割り当てることができ(1032A)、1つ以上を製品グループ2(1032B)に割り当てることができ、1つ以上を製品グループ3(1032C)に割り当てることができる。尚、使用される製品グループは3つよりも多くてもまたは少なくてもよいことは言うまでもない。更に、少なくともある場合には、製品グループに割り当てられる生産エンティティがないこともあり得ることも言うまでもない。生産エンティティは、箱、カートン、封筒、またはその他の包装材を含む、任意のタイプの包装材を含むことができる。製品グループには、生産エンティティのプロパティに基づいて、生産エンティティが割り当てられない場合もある。つまり、各製品グループ(1032A〜C)は0個以上の生産エンティティを有する場合がある。
[00145] 前述のように、各生産エンティティは、付随する1組のプロパティ1031を有する。これらのプロパティは、長さ、幅、高さ、重量、現在地、製品ブランディング (branding)、またはその他のプロパティを含むことができる。各製品グループには、一定のプロパティを有する生産エンティティを割り当てることができる。例えば、製品グループ1(1032A)には、少なくとも長さが36インチで幅が24インチのカートン(例えば、「大きな」箱)を割り当てることができ、一方製品グループ2(1032B)には、長さ15インチおよび幅10インチ未満のカートン(例えば、「小さな」箱)を割り当てることができる。尚、これらの数値は任意に選択されたこと、そして生産エンティティを製品グループに割り当てるときには、実質的にあらゆる生産エンティティのプロパティが使用されてもよいことは言うまでもない。
[00146] 各製品グループは、生産グループ(1033Aまたは1033B)に属することもできる。製品グループは、例えば、ユーザがその製品グループの生産をある時間期間停止することを望む場合、 生産グループが割り当てられなくてもよい。製品グループと同様、図10には2つの生産グループが示されているが、2つよりも多いまたは少ない生産グループが使用されてもよいことは明らかである。各生産グループには、生産機械が割り当てられていてもよい(例えば、生産機械1、2、および3(それぞれ、1035A、1035B、および1035C)。例えば、割り当てられた製品グループの生産をある時間期間停止することをユーザが望む場合、生産グループに生産機械が関連付けられていなくてもよい。これらの生産機械は、以上で説明した包装材生産機械102と同様または同一である。実際には、生産機械は、製品グループにおいて指定された生産エンティティを作る。
[00147] 生産グループは、それらの製品グループの各々について、製品グループ毎の混合度を指定し、生産機械を使用して、指定された混合度で、これらの製品グループの生産エンティティを生産する。例えば、製品グループ1(1032A)および製品グループ2(1032B)の生産エンティティが、1:2の比率で(生産グループ1(1033A)の混合度1034Aによって)生産されようとする場合、生産機械1は、製品グループ1のカートン1つ毎に、製品グループ2のカートンを2つ生産する。これについては、それぞれ、図11および図12の方法1100および1200に関して、以下で更に詳しく説明する。
[00148] 以上で説明したシステムおよびアーキテクチャに関して、開示する主題にしたがって実現することができる方法(methodologies)は、図11および図12のフローチャートを参照すると、一層良く認められよう。説明の簡素化のために限って、これらの方法は、一連のブロックとして示し、説明することとする。しかしながら、特許請求する主題は、これらのブロックの順序に限定されないことは理解されそして認められてしかるべきである。何故なら、一部のブロックは異なる順序で、および/または本明細書において図示および説明されるもの以外のブロックと同時に行われてもよいからである。更に、図示されるブロックの全てが、以下で説明する方法を実現するために必要ではないこともある。
[00149] 図11は、生産グループを使用して、製品グループを生産機械に動的に割り当てる方法例1100のフローチャートを詳細に示す。方法1100について、コンピュータ・アーキテクチャ1000のコンポーネントおよびデータに関して説明する。
[00150] 方法1100は、少なくとも1つの生産エンティティについての1つ以上のプロパティに基づいて、この生産エンティティを製品グループに動的に割り当てる動作を含み、生産エンティティは生産機械を使用して生産されることになる(動作1101)。例えば、割り当てモジュール1010は、生産エンティティ1030の内0個以上を製品グループ1、2、3(それぞれ、1032A、1032B、および1032C)の内0個以上に動的に割り当てることができる。生産エンティティは、それらのプロパティに基づいて、異なるグループに割り当てられてもよい。例えば、生産エンティティ・プロパティ1031の内の1つが、ブランド名であってもよい。つまり、ブランド名1を有する生産エンティティは製品グループ1に行き、ブランド名2を有する生産エンティティは製品グループ2に行く等としてもよい。他のプロパティには、長さ、幅、高さ、重量、またはその他のプロパティを含むこともできる。場合によっては、生産エンティティが、プロパティ1031の組み合わせに基づいて割り当てられてもよい(割り当て1011によって)。つまり、例えば、製品グループ3は、ブランド名3を有し、最小高さが24インチであり、最大幅が10インチである箱を含むのでもよい。これは、プロパティ分類の実質的にあらゆる組み合わせの中の一例に過ぎない。
[00151] 場合によっては、ユーザ1005が、どの生産エンティティをどの製品グループに割り当てるか指定することもできる(入力1006によって)。加えてまたは代わりに、予め定められた方針にしたがって、または何らかの他の指示によって、生産エンティティが製品グループに割り当てられてもよい。つまり、一定のプロパティ1031を有する生産エンティティ1030が製品グループ2(1032B)に行くことをある方針が示した場合、これらの生産エンティティは、この確立された方針にしたがって、割り当てモジュール1010によって自動的に割り当てられることが可能である。
[00152] 次に、方法1100は、各製品グループを複数の異なる生産グループの内任意のものに動的に割り当てる動作を含み、各生産グループは、割り当てられた生産グループに属する製品グループのために生産エンティティを生産するのに利用可能な任意の数の生産機械を含む(動作1102)。前述のように、生産グループは実質的にあらゆる数の製品グループでも含むことができる。図1に示したように、生産グループ1(1033A)は、製品グループ1および2を含み、一方生産グループ2(1033B)は製品グループ2および3を含む。したがって、製品グループは、多数の異なる製品グループの一部であることが可能である。
[00153] 各生産グループの製品グループは、この生産グループと関連付けられている生産機械によって処理される。つまり、生産機械1(1035A)は生産グループ1と関連付けられ、製品グループ1および2(1032Aおよび1032B)の生産エンティティは、生産機械1によって生産される。同様に、生産機械2および3(1035Bおよび1035C)は生産グループ2(1033B)と関連付けられているので、製品グループ2および3(1032Bおよび1032C)の生産エンティティは、生産機械2および3によって生産される。したがって、生産機械1(1030P1)によって生産される生産エンティティは、製品グループ1または2のいずれかのプロパティ1031P1を有し、生産機械2および3(1030P2および1030P3)によって生産される生産エンティティは、製品グループ2または3のいずれかのプロパティ(1032Pおよび1032P3)を有する。
[00154] また、方法1100は、動的に割り当てられた生産グループにおける生産機械の内少なくとも1つを使用して、少なくとも1つの生産エンティティが生産されることになることを示す動作も含む(動作1103)。つまり、指示モジュール1015は、生産グループに関連付けられた生産機械(1つまたは複数)を使用して、1つ以上の生産エンティティが生産されることになることの指示1016を、生産機械1、2、または3のいずれにも送ることができる。したがって、先の例におけるように、指示モジュール1015は、製品グループ1および/または2の生産エンティティが生産されることになることを、生産機械1(1035A)に示すことができる。場合によっては、これらの生産エンティティは、指定された比率で生産される。これについては、以下で更に詳しく説明する。
[00155] 場合によっては、生産機械が生産エンティティを生産しているとき、これらは所与の生産グループのための生産エンティティを生産するのを終了することもできる。例えば、生産機械2および3(1035Bおよび1035C)が製品グループ2および3(1032Bおよび1032C)のために生産エンティティを生産しており、生産機械2がグループ2のために生産エンティティを生産するのを終了する場合、次いでグループ3のために生産エンティティを生産し始めることができる。あるいは、新たな製品グループを生成する、または他のソースからアクセスすることもでき、他の場合では空運転していたはずの生産機械によって、この新たな製品グループのための生産エンティティを処理することができる。新たに生成される製品グループはいずれも、恐らくはユーザ1005によって指示されるような、指定プロパティを有する生産エンティティを含むことができる。更に、この新たな製品グループは、以前の製品グループと同じ比率で生産することができ、または異なる比率で生産することもできる。
[00156] また、生産機械は、ある種の生産エンティティの生産(例えば、包装材)材料を使い果たすこともあり得る。つまり、例えば、コンピュータ・システム1001は、生産機械1(1035A)が製品グループ2のための生産エンティティを生産している(場合によっては、指定された比率で)間に、生産材料を使い果たしてしまい、製品グループ2の生産エンティティの生産が、生産機械2(1035B)または何らかの他の生産機械において開始されなければならないと判断することもあり得る。この場合、生産比率は維持されてもよく、または材料を使い果たした生産機械1を補うために必要に応じて動的に変更されてもよい。これより、指定された比率での生産エンティティの生産について、図12の方法1200に関して論ずることにする。
[00157] 図12は、生産グループを使用して、指定された比率で製品グループを生産するための方法1200のフローチャートを示す。これより、コンピュータ・アーキテクチャ1000のコンポーネントおよびデータを頻繁に参照しながら、方法1200について説明する。
[00158] 方法1200は、少なくとも1つの生産エンティティについての1つ以上のプロパティに基づいて、この生産エンティティを製品グループに動的に割り当てる動作を含み、生産エンティティは、生産機械を使用して生産されることになる(動作1201)。つまり、例えば、割り当てモジュール1010は、生産エンティティのプロパティ1031に基づいて、生産エンティティ1030を製品グループ1〜3に動的に割り当てることができる。生産エンティティの各々は、どの製品グループに生産エンティティが割り当てられるか、およびどの生産グループに製品グループが割り当てられるかに応じて、最終的に、生産機械によって生産される。
[00159] 方法1200は、複数の異なる生産グループの内任意のものに、各製品グループを動的に割り当てる動作を含み、各生産グループは、割り当てられた生産グループに属する製品グループのために生産エンティティを生産するのに利用可能な任意の数の生産機械を含む。更に、生産グループは、製品グループ毎に混合度を含み、生産エンティティが、当該製品グループに対して生産グループの混合度において指定された比率で、製品グループによって生産されることになることを示す(動作1202)。前述のように、多数の生産グループの内任意のものに各製品グループを割り当てることができる。各生産グループは、各製品グループが生産されるべき混合度または比率を含む。例えば、生産グループ1(1033A)は、製品グループ1(1032A)および製品グループ2(1032B)が、この生産グループと関連付けられた生産機械(図1における生産機械1(1035A))によって、2:1の比率で生産されることになることを示す、製品グループ毎混合度1034Aを含むことができる。つまり、生産機械1は、それが製品グループ2のために製品エンティティを1つ生産する毎に、製品グループ1の生産エンティティを2つ生産する。尚、これは、使用されてもよい多くの異なる比率の一例に過ぎないことは言うまでもない。この比率は、ユーザ(例えば、1005)によって指定されてもよく、生産エンティティの生産中に動的に更新されてもよい。
[00160] 更に、方法1200は、その生産グループにおける製品グループの混合度によって指定される比率にしたがって、動的に割り当てられた生産グループにおける生産機械の少なくとも1つを使用して、少なくとも1つの生産エンティティが生産されることになることを示す動作も含む(動作1203)。指示モジュール1015は、指示1016を、指定された製品グループを生産することになっている生産機械に送ることができる。つまり、製品グループ2および3(1032Bおよび1032C)のための生産エンティティが、1:3の混合度1034Bにしたがって(生産グループ2(1033B)に示される通り)生産機械2および3(1035Bおよび1035C)において生産されることになっている場合、指示1016は、グループ3の生産エンティティ3つ毎に製品グループ2のための生産エンティティ1つの割合で生産を開始するために、生産機械2および3に送ることができる。生産グループは、別段指定されなければ、製品グループ毎混合度1034Bで生産エンティティを生産する。場合によっては、優先順位が高い指示を受けたとき混合度を更新することもでき、優先順位が高い生産エンティティ程、高い割合(rate)で生産されることになる。
[00161] 図13は、指定された比率を使用して生産エンティティをどのように生産することができるかについて異なる例を2つ示す。前述のように、待ち行列1301における生産エンティティ(即ち、包装材)は、生産エンティティのプロパティに基づいて分類される(1302)。これらは、実質的にいずれの数のグループにでも分類できるが、ここでは、3つのグループ、即ち、製品グループ1(1303A)、製品グループ2(1303B)、および製品グループ3(1303C)に分類する。製品グループ1および2は、生産グループ1(1304A)に割り当てられ、製品グループ2および3は生産グループ2(1304B)に割り当てられる。生産グループ1に対して指定された製品グループ毎比率は、グループ2のために生産される生産エンティティが75%であり、グループ1のために生産される生産エンティティが25%である。次いで、生産機械1および2(1307Aおよび1307B)は、グループ1(1303A)からの生産エンティティ1つ毎に、グループ2(1303B)からの生産エンティティ3つの割合で、生産エンティティ1308を生産する。生産グループ2に対して指定された製品グループ毎比率は、グループ3のために生産される生産エンティティが60%であり、グループ2のために生産される生産エンティティが40%である。次いで、生産機械3および4(1307Cおよび1307D)は、製品グループ2(1303B)からの生産エンティティ2つ毎に製品グループ3(1303C)からの生産エンティティ3つの割合で、生産エンティティ1309を生産する。これらの例は、多くの異なる例の内の2つに過ぎず、例示の目的に限って示されだけである。
[00162] コンピュータ・システム1001の比率監視1020は、種々の生産グループからの生産エンティティの生産を監視するために使用することもでき、更に種々の生産機械にわたって各製品グループ毎混合度が維持されていることを確認することもできる。実施形態の中には、比率監視モジュール1020は、第1製品グループが第2製品グループよりも高い割合で生産されているために、指定された生産比率が満たされていないと判断できる場合もある(任意の動作1204)。例えば、比率監視モジュールは、製品グループ2および3のための生産エンティティが、これらの製品グループに対して指定された製品グループ毎混合度1034Bで生産されてないと判断することもできる。次いで、生産管理モジュール1025は、確定されている比率に再調整するために、ある製品グループのために生産される生産エンティティの数を増大または減少させることができる(任意の動作1205)。このように、比率監視モジュール1020および生産管理モジュール1025を使用して、コンピュータ・システム1001は、継続的に生産エンティティの生産を監視し、生産エンティティが適正な比率で生産されることを確保することができる。
[00163] 一実施形態では、コンピュータ・システム1001は、例えば、生産機械2(1035B)が、第1製品グループの対応する生産グループにおいて指示された比率で、製品グループ2(1032B)のための生産エンティティを生産し終えたと判断することができる。次いで、指示モジュール1015は、他の指定された製品グループ(例えば、製品グループ3)の生産機械2における生産を開始するために使用され、第2製品グループの対応する生産グループにおいて指示された比率で開始することができる。このように、この例では、生産終了前に製品グループ2の生産エンティティが生産されていた同じ比率で、製品グループ3の生産エンティティが生産される。
[00164] また、生産管理モジュール1025は、生産中の任意の時点において、製品グループにおける現在の生産エンティティのプロパティに基づいて、指定された生産グループ内にある他の生産機械の方が、指定された製品グループを生産するためには設備が備わっていると判断することもできる。例えば、生産機械2の方が大きな箱を生産するのが得意であり(即ち、より効率的である)、一方生産機械3は小さい箱を生産するのが得意であった場合、どの機械が当該生産エンティティを生産するために最も設備が備わっているかに基づいて、生産を機械間でシフトすることも可能である。つまり、上の例では、生産機械3が大きな箱を生産してきており、生産機械2が利用可能であると判断された場合、大きな箱の生産は生産機械2にシフトされる。この切り替えの後には、いずれの既存の製品グループ毎混合度1034Bも維持される。つまり、生産機械3は、生産機械2が携わっていた生産エンティティの生産を、製品グループ毎混合度において指定された比率で開始する。
[00165] 場合によっては、比率監視モジュール1020は、生産グループの混合度がもはや指定された製品グループに対して満たされていないと判断することもあり得る。つまり、図13において、生産機械1および2(1307Aおよび1307B)がもはや製品グループ1および2(1303Aおよび1303B)からの生産エンティティを1:3の比率で生産していない場合(例えば、生産機械1が材料を使い果たしたため、または指定された数の生産エンティティを終了したため)、生産機械1において既に指定されている1:3の比率で新たな製品グループを生産することができる。つまり、新たな生産グループからの生産エンティティが、生産グループ2(1303B)の3つ毎に1つ生産される。この例では、生産機械1は、新たな製品グループが追加される前は、ある時間空運転しているのでもよい。比率を維持するために、生産機械1は、新たな製品グループのための生産エンティティを大多数生産して生産比率に再調整することを試してもよい。このような場合、新たな製品グループの生産は、比率に再調整するときに、指定された数に制限されればよい。このように、機械1が空運転していた間に経過した時間量には関係なく、この比率に再調整するために費やされる時間は、指定された数の生産エンティティに限定されてもよい。
[00166] 更にまた、他の例では、比率監視モジュール1020は、製品グループ(例えば、製品グループ3(1032C))が生産する製品エンティティを使い果たしたと判断することもあり得る。したがって、製品グループ3のための生産エンティティはある時間期間生産されない。この時間期間の満了時に、コンピュータ・システム1001は、製品グループ3の生産エンティティを再度生産すべきことを判断することができる。このような場合、製品グループが生産エンティティを使い果たしていた間に飛ばされた生産エンティティを補おうとすることなく、製品グループ3の生産エンティティに対して以前に指定された混合度が維持される。飛ばされた生産エンティティはいずれも、引き続き比率に算入されることが可能である。つまり、生産エンティティが再度生産グループに追加されるとき、比率監視モジュールは、生産比率が維持されていることを示し続ける。
[00167] 実施形態の中には、他の製品グループに対して代用製品グループを指定できる場合もある。例えば、製品グループ3(1032C)が、製品グループ2(1032B)に対する代用製品グループとして指定されるのでもよい。このような場合、生産エンティティは、他のグループ(グループ2)のための生産エンティティの代わりに、指定された代用生産グループ(グループ3)のために生産されることが可能である。生産エンティティが代用グループ(グループ3)のために生産されるとき、この生産エンティティは、他の製品グループ(グループ2)の生産エンティティであるとして、混合度に算入される。このように、生産比率を維持するために、製品グループを入れ替えることもできる。つまり、生産比率は種々の異なる方法で維持することができ、これらの方法には、代用グループを提供する、飛ばされた生産エンティティを算入する、および調整(realignment)の間に生産される生産エンティティを制限することが含まれる。また、生産比率の変更が望まれる場合には、生産の間に変更することもできる。
[00168] 場合によっては、生産エンティティのプロパティ(またはプロパティ値でもよい)が他のプロパティよりも優先されてもよい。したがって、これらのプロパティを有する生産エンティティは、他の生産エンティティよりも高い優先度で生産される。例えば、生産エンティティがブランド名1、ブランド名2、およびブランド名3のプロパティを有し、ブランド名1および2が3よりも優先される場合、ブランド名1およびブランド名2プロパティを有する製品エンティティが、指定された混合度で生産され、一方ブランド名3プロパティを有する生産エンティティは飛ばされる。確定された優先順位に合わせて生産エンティティが飛ばされる場合、少なくともある場合には、優先順位付けを補償するために、確定された混合度を調整することはない。更にまた、ある生産エンティティ・プロパティに優先順位を付けるのと同様、指定されたプロパティまたはプロパティ値を有する生産エンティティに対して、生産を中止する(一時的または永続的)こともできる。
[00169] 以上のように、生産グループを使用して、製品グループを生産機械に動的に割り当てる方法、システム、およびコンピュータ・プログラム製品について説明した。更に、生産グループを使用して指定された比率で製品グループを生産する方法、システム、およびコンピュータ・プログラム製品についても説明した。
[00170] 本発明は、その主旨や本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定的な形態でも実現することができる。記載した実施形態は、あらゆる観点において、例示であり限定ではないと考えることとする。したがって、本発明の範囲は、以上の説明ではなく、添付した特許請求の範囲によって示されるものとする。特許請求の範囲の均等の意味および範囲に該当する全ての変更は、それらの範囲に含まれるものとする。

Claims (20)

  1. 以下を含むコンピュータ・システムであって、
    1つ以上のプロセッサと、
    システム・メモリと、
    コンピュータ実行可能命令が格納された1つ以上のコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、生産グループを使用して製品グループを生産機械に動的に割り当てる方法を前記コンピュータ・システムに実行させる、1つ以上のコンピュータ読み取り可能記憶媒体とを含み、前記方法が、
    少なくとも1つの生産エンティティについての1つ以上のプロパティに基づいて、前記生産エンティティを製品グループに動的に割り当てる動作であって、前記生産エンティティが生産機械を使用して生産されることになる、動作と、
    各製品グループを複数の異なる生産グループの内任意のものに動的に割り当てる動作であって、各生産グループが、前記割り当てられた生産グループに属する製品グループのために生産エンティティを生産するのに利用可能な複数の生産機械の内任意のものを含む、動作と、
    前記動的に割り当てられた生産グループにおける前記生産機械の内少なくとも1つを使用して、少なくとも1つの生産エンティティが生産されることになることを示す動作と、
    を含む、コンピュータ・システム。
  2. 請求項1記載のコンピュータ・システムにおいて、前記指定された数の生産エンティティが、前記動的に割り当てられた生産グループにおける前記生産機械の内少なくとも1つを使用して生産される、コンピュータ・システム。
  3. 請求項2記載のコンピュータ・システムにおいて、前記指定された数の生産エンティティが、生産グループに対応して指示される混合度に基づく、コンピュータ・システム。
  4. 請求項3記載のコンピュータ・システムにおいて、前記生産グループに対する前記混合度が、前記生産グループの生産エンティティが前記生産グループの前記生産機械によって生産される比率を指定する、コンピュータ・システム。
  5. 請求項4記載のコンピュータ・システムであって、更に、
    前記1つ以上の生産機械の内第1生産機械が、第1指定製品グループを、前記第1製品グループの対応する生産グループにおいて示される前記比率で生産し終えたと判断する動作と、
    第2指定製品グループの前記第1生産機械において、前記第2製品グループの対応する生産グループにおいて示される前記比率で生産を開始する動作と、
    を含む、コンピュータ・システム。
  6. 請求項5記載のコンピュータ・システムにおいて、前記第1生産機械が前記第1指定製品グループの製品エンティティを生産し終えたと判断したときに、新たな製品グループが動的に生成され、前記動的に生成された製品グループが、1つ以上の指定生産エンティティ・プロパティを有する生産エンティティを含む、コンピュータ・システム。
  7. 請求項6記載のコンピュータ・システムにおいて、前記動的に生成された製品グループが、前記第1製品グループと同じ比率で生産される、コンピュータ・システム。
  8. 請求項4記載のコンピュータ・システムにおいて、1つ以上の優先される生産エンティティ・プロパティを含む生産エンティティが、前記優先される生産エンティティ・プロパティを含まない生産エンティティを除外して生産されるように、前記生産エンティティ・プロパティに優先度が与えられ、
    多数の製品グループに属する優先生産エンティティが、前記確定された混合度で生産され、優先されない生産エンティティが飛ばされる、コンピュータ・システム。
  9. 請求項5記載のコンピュータ・システムにおいて、前記第1生産機械が前記第1指定製品グループの生産エンティティを生産し終えたと判断したとき、前記第1製品グループに対する生産を飛ばす動作を実行する、コンピュータ・システム。
  10. 請求項9記載のコンピュータ・システムにおいて、飛ばされた前記第1指定製品グループが、前記第1製品グループの対応する生産グループによって指定される比率に引き続き算入される、コンピュータ・システム。
  11. 請求項4記載のコンピュータ・システムであって、更に、
    複数の生産機械の内前記任意のものの第1生産機械が、前記第1製品グループの対応する生産グループにおいて示される前記比率で第1指定製品グループを生産するのに適した材料を使い果たしたと判断する動作と、
    前記1つ以上の生産機械の内第2生産機械において、前記第1製品グループの対応する生産グループにおいて示される比率で生産を開始する動作と、
    を含む、コンピュータ・システム。
  12. 請求項4記載のコンピュータ・システムにおいて、前記比率が、前記少なくとも1つの生産機械における生産エンティティの生産中に、動的に変更可能である、コンピュータ・システム。
  13. 以下を含むコンピュータ・システムであって、
    1つ以上のプロセッサと、
    システム・メモリと、
    コンピュータ実行可能命令が格納された1つ以上のコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、生産グループを使用して指定された比率で製品グループを生産する方法を前記コンピュータ・システムに実行させる、1つ以上のコンピュータ読み取り可能記憶媒体とを含み、前記方法が、
    少なくとも1つの生産エンティティについての1つ以上のプロパティに基づいて、前記生産エンティティを製品グループに動的に割り当てる動作であって、前記生産エンティティが、生産機械を使用して生産されることになる、動作と、
    各製品グループを複数の異なる生産グループの内任意のものに動的に割り当てる動作であって、各生産グループが、前記割り当てられた生産グループに属する製品グループのために生産エンティティを生産するのに利用可能である複数の生産機械の内任意のものを含み、前記生産グループが、更に、前記製品グループに対する前記生産グループの混合度において指定される比率で、生産エンティティが製品グループによって生産されることになることを示す、製品グループ毎の混合度を含む、動作と、
    少なくとも1つの生産エンティティが、前記動的に割り当てられた生産グループにおける前記生産機械の内少なくとも1つを使用して、前記生産グループにおいて前記製品グループの混合度によって指定される前記比率にしたがって生産されることを示す動作と、
    を含む、コンピュータ・システム。
  14. 請求項13記載のコンピュータ・システムであって、更に、
    前記生産グループ内にある第2の異なる生産機械の方が、指定された製品グループを生産するためには、設備が整っていることを、前記製品グループに割り当てられた前記生産エンティティのプロパティに基づいて判断する動作と、
    前記指定された製品グループのための生産エンティティが、前記第2の異なる生産機械において生産されることを示す動作と、
    を含む、コンピュータ・システム。
  15. 請求項14記載のコンピュータ・システムであって、更に、
    前記生産グループの混合度がもはや前記指定された製品グループに対して満たされないと判断する動作と、
    前記指定された混合度に再調整するために、第2の異なる製品グループが、前記指定された製品グループが生産されていた前記生産機械において生産されることになることを示す動作と、
    を含む、コンピュータ・システム。
  16. 請求項15記載のコンピュータ・システムにおいて、前記第2の異なる製品グループの生産が、前記指定された混合度に再調整するときに、指定された数に制限される、コンピュータ・システム。
  17. 請求項13記載のコンピュータ・システムであって、更に、
    少なくとも1つの製品グループが、当該製品グループのための生産エンティティがある時間期間生産されないように、生産する生産エンティティを使い果たしたと判断する動作と、
    前記時間期間の満了時に、前記製品グループの生産エンティティが生産されることになることを決定する動作と、
    前記飛ばされた生産エンティティを補おうとすることなく、前記製品グループの生産エンティティに対して以前に指定された混合度を維持する動作と、
    を含む、コンピュータ・システム。
  18. 請求項13記載のコンピュータ・システムであって、更に、
    指定された製品グループに対して代用製品グループを指定する動作と、
    前記指定されたグループのための生産エンティティの代わりに、前記指定された代用生産グループの1つ以上の生産エンティティを生産する動作であって、前記指定された代用製品グループの前記生産エンティティが、前記指定された製品グループの生産エンティティとして、前記混合度に算入される、動作と、
    を含む、コンピュータ・システム。
  19. 以下を含むコンピュータ・システムであって、
    1つ以上のプロセッサと、
    システム・メモリと、
    コンピュータ実行可能命令が格納された1つ以上のコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、生産グループを使用して指定された比率で製品グループを生産する方法を前記コンピュータ・システムに実行させる、1つ以上のコンピュータ読み取り可能記憶媒体とを含み、前記方法が、
    生産機械を使用して生産される少なくとも1つの生産エンティティについて1つ以上の生産エンティティ・プロパティを判定する動作と、
    前記少なくとも1つの生産エンティティの判定された生産エンティティ・プロパティに基づいて、前記少なくとも1つの生産エンティティを1つ以上の製品グループに動的に割り当てる動作と、
    各製品グループを複数の異なる生産グループの内任意のものに動的に割り当てる動作であって、各生産グループが、前記割り当てられた生産グループに属する製品グループのために生産エンティティを生産するのに利用可能である複数の生産機械の内任意のものを含み、前記生産グループが、更に、前記生産グループの混合度において指定される比率で、生産エンティティが製品グループによって生産されることになることを示す混合度を含む、動作と、
    指定された数の生産エンティティが、前記動的に割り当てられた生産グループにおける前記生産機械の内少なくとも1つを使用して、前記生産グループに対する混合度によって指定される前記比率にしたがって生産されることを示す動作と、
    第1製品グループが第2製品グループよりも高い割合で生産されているために、前記指定された比率が満たされていないと判断する動作と、
    前記確定された比率に再調整するために、前記第2製品グループのために生産される生産エンティティの数を増加する動作と、
    を含む、コンピュータ・システム。
  20. 請求項19記載のコンピュータ・システムにおいて、前記指定された比率が再度満たされていると判断したときに、前記第2製品グループのために生産される生産エンティティの数が減少される、コンピュータ・システム。
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