JP2016510227A - 揮発性流体を大気に送達するための装置 - Google Patents

揮発性流体を大気に送達するための装置 Download PDF

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Abstract

長期間にわたって、漏れなく揮発性流体を連続的な方式で送達するための装置が開示される。この装置は、可撓性シートと、縁部に沿って封着されて、揮発性流体を収容する閉止ポケット、つまりリザーバを形成する半硬質シートと、を含む。半硬質シートは、第1側面で可撓性シートに封着され、第2側面で蒸気透過性膜に封着される。半硬質シートは、保管中にリザーバ内に揮発性流体を収容して、揮発性流体が、装置の作動前に蒸気透過性膜と接触しないようにする。半硬質シートは区別用刻み目線を有して、作動時に形成される開口部の境界を誘導する。作動されると、蒸気透過性膜は、装置から揮発性流体を連続的に揮散させる。

Description

本発明は、揮発性流体を連続的な方式で大気に送達するための装置に関する。より具体的には、本発明は、長期間にわたって、漏れなく、揮発性流体を大気に連続的に送達するための、蒸気透過性膜を有する、低コストの使い捨て携帯装置に関する。
揮発性流体を空間へと蒸発させて、空気清浄又は悪臭の低減など様々な利益をもたらすために装置を使用することは一般に知られている。通電されていないシステム、例えば、電気エネルギーによる動力付きではないシステムは、揮発性流体を大気へと送達する一般的な方法である。
米国特許出願公開第2010/0308126A1号(Procter & Gamble Company)は、リザーバ、破裂可能な基材、リザーバに封着される蒸気透過性膜、及び破裂可能な基材と蒸気透過性膜との間に位置付けられる破裂タブを有する送達エンジンを提供する。破裂可能な基材を破り、送達エンジンを作動させるには、ユーザーの手又は送達エンジンのハウジングへの挿入によって破裂可能な基材の平面に対して垂直に破裂タブを押し付ける。破裂タブのかかる構成により、送達エンジンに容積を追加し、製造/運送費用を増加させ、早期破裂を防ぐために追加の保護包装を必要とすることがある。さらに、熱成形リザーバが使用される場合、製造中に熱成形リザーバから流体がこぼれないように、熱成形、充填、及び封着を含む水平方向の割り出し動作が必要である。これは、スループット処理を制約することがある。
米国特許第8,069,985号(Diapack Ltd.)は、シャンプーなどの製品を収容するための、封着された、単回投与の破断開封パッケージを提供する。このパッケージは、半硬質プラスチック材料及び半硬質プラスチック材料をその外周に沿って封着される可撓性プラスチックシートを含んで、1回分の製品を収容するポケットを形成する。半硬質プラスチック材料は深さの異なる切り込みを有して、制御された破断を誘導し、内容物がこのパッケージから流出する出口を形成する。長期間にわたって揮発性流体を連続的に送達するためにこの種の破断開封パッケージを使用する際に考えられる問題は、少なくとも揮発性流体の空気への揮散中に、蒸気透過性膜と半硬質プラスチック材料との間に漏れ止め封止部を形成する蒸気透過性膜を追加することである。別の考えられる問題は、作動前に揮発性流体が切り込みから漏れないようにし、切り込みが封止縁部(すなわち、バリア層がリザーバに封着される縁部)に入り込み、装置の作動後に漏れないようにする切り込みを半硬質プラスチック材料上に設計することである。
米国特許出願公開第2010/0308126A1号 米国特許第8,069,985号
したがって、長期間にわたって、漏れなく、揮発性流体を大気に連続的に送達するための、蒸気透過性膜を有する、低コストの使い捨て携帯装置に対する必要性が存在する。
本発明の一実施形態によると、揮発性流体を送達するための装置が提供され、該装置は、x軸と、y軸と、z軸と、封止縁部と、を含み、該装置は、可撓性シートと、該可撓性シートに封着されてリザーバを形成する多層半硬質シートであって、該半硬質シートは、構造層と、刻み目線付き領域及び刻み目線なし領域を画定する区別用刻み目線と、を含み、該区別用刻み目線は、該構造層の少なくとも50%を横断する深さを該z軸に沿って有する少なくとも1つの切り込みを有し、該刻み目線なし領域は、該封止縁部から約5mm〜約15mmである、多層半硬質シートと、該半硬質シートに封着される蒸気透過性膜と、をさらに含む。
本発明の別の実施形態によると、揮発性流体を送達するための装置が提供され、該装置は、x軸と、y軸と、z軸と、を含み、該装置は、揮発性流体を収容するためのリザーバをさらに含む。装置はまた、該リザーバに封着される第1シーラント層と、該第1シーラント層に封着されるバリア層と、該バリア層に封着される構造層と、所望により、該構造層に封着される第2シーラント層と、を含む、多層半硬質シートを含み、該多層半硬質シートは、上側切り込みと、下側切り込みと、を含む区別用刻み目線をさらに含み、該上側切り込みは、該構造層の少なくとも約50%を横断する深さを該z軸に沿って有し、該下側切り込みは、該第1シーラント層の少なくとも約50%を横断する。装置はまた、該半硬質シートに熱融着される蒸気透過性膜を含む。
本発明のさらに別の実施形態によると、揮発性流体を送達するための装置が提供され、該装置は、x軸と、y軸と、z軸と、封止縁部と、を含み、該装置は、可撓性シートをさらに含む。装置はまた、該可撓性シートに封着されて、香料混合物を収容するためのリザーバを形成する、多層半硬質シートを含む。多層半硬質シートは、該可撓性シートに熱融着される第1シーラント層であって、該第1シーラント層はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terpthalate)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、該第1シーラント層は、少なくとも約15マイクロメートルの厚さを該z軸に沿って有する、第1シーラント層と、該第1シーラント層に封着される香料耐性バリア層であって、該バリア層は、ポリエチレン、エチレンビニルアルコール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、該バリア層は、約10マイクロメートル〜約15マイクロメートルの厚さを該z軸に沿って構成し、バリア層と、該香料耐性バリア層に封着される構造層であって、該構造層は、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるプラスチックを含み、該バリア層は、該z軸に沿って約350マイクロメートルの厚さを構成し、バリア層と、刻み目線付き領域及び刻み目線なし領域を画定する区別用刻み目線であって、該区別用刻み目線は、該構造層の少なくとも約50%を横断する深さを該z軸に沿って有する少なくとも1つの切り込みを含み、該刻み目線なし領域は、該封止縁部から約5mm〜約15mmである、第1シーラント層と、所望により、該構造層に熱融着され、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、及びこれらの組み合わせからなる第2シーラント層であって、該第2シーラント層は、該z軸に沿って少なくとも約15マイクロメートル(um)の厚さを構成し、該区別用刻み目線は、該第2シーラント層を完全に横断する、第2シーラント層と、を含む。装置はまた、該半硬質シートに熱融着される微多孔膜を含む。
本明細書は、本発明を詳細に指摘し明確に請求する請求項をもって結論とするが、本発明は、添付の図面と併せてなされる以下の説明から、より一層よく理解されると考える。
本発明による装置の実施形態の切り欠き図を示す。 図1の線2−2に沿って切断した断面図を示す。 図2に示される半硬質シート30及び刻み目線40の拡大図を示す。 強度制御シートを含む、本発明による装置の実施形態を示す。 ハウジングで囲まれた、本発明による装置の切り欠き背面図を示す。 作動された、直立構成にある、図5Aの装置及びハウジングの切り欠き背面図を示す。
装置は、本明細書に記載の材料、特徴、構造、及び/又は特性の様々な組み合わせを含む、これらから本質的になる、又はこれらからなる。
本発明の装置は、芳香剤、空気清浄剤、防臭剤、消臭剤、悪臭中和剤、殺虫剤、防虫剤、薬剤、消毒剤、清浄薬、気分向上剤(mood enhancers)、及びアロマテラピー助剤を提供する目的、又は大気若しくは環境を調節、改良、ないしは別の方法で変えるように作用する流体を使用する任意の他の目的のために好適である。
図1及び2を参照すると、本発明の一実施形態に従って装置10が示されている。装置10は、可撓性シート20と、刻み目線40を有する半硬質シート30と、蒸気透過性膜50と、を含む。半硬質シート30は、装置の周縁に沿って可撓性シート20に封着される第1側面33を有し、閉止パウチ、つまりリザーバ60を形成する。装置10のこの封着された周縁は、本明細書において「縁部」15と呼ばれ、約5mmの幅であってよい。図2には1つのリザーバ60が示されているが、可撓性シート20及び半硬質シート30を使用して複数のパウチを封鎖することにより形成された、複数のリザーバが設けられてもよい。半硬質シート30は、第2側面39の縁部15に沿って蒸気透過性膜50に封着される。半硬質シート30は、リザーバ60内に揮発性流体を収容して、揮発性流体が、装置10の作動前に蒸気透過性膜50と接触しないようにする。半硬質シート30は区別用刻み目線40を有して、装置10の作動時に形成される開口部の境界を誘導する。作動されると、蒸気透過性膜50は、装置10から揮発性流体を連続的に揮散させる。揮発性流体の連続的な揮散は、漏れることなく、20日まで、30日まで、60日まで、90日まで、120日まで、又は30日〜90日の任意の期間を含むがこれらに限定されない任意の好適な期間であってよい。
用語「揮発性流体」は、本明細書で使用するとき、室温及び大気圧でエネルギー源を必要とすることなく揮発可能である材料を指す。揮発性流体は、全体的に単一の揮発性流体を含む組成物であってよい。揮発性流体はまた、全体的に揮発性流体混合物(すなわち、この混合物は2種類以上の揮発性成分を有する)を含む組成物であってよい。さらに、組成物の成分物質の全てが揮発性である必要はない。液体又はエマルションを含む、任意の量又は形態の、任意の適した揮発性流体が使用され得る。
本明細書での使用に好適な揮発性流体は、したがって担体物質(例えば、水、溶媒など)など不揮発性構成成分も有してよい。揮発性流体が本明細書において「送達される」、「揮散される」と記載されるとき、これは、その揮発性成分の揮発を指しており、その非揮発性成分が揮散される必要はないこともまた理解されるべきである。
装置10は小型であって、容易に携帯できる(例えば、衣類のポケット、財布、小銭入れなどに適合するサイズである)。図1〜4は独立型装置を示しているが、装置10は、ヒータ及びファンなど既知の拡散補助手段と共に使用されて、揮発性流体を大気に送達し得ることが想到される。
装置10は、x軸、y軸、及びz軸に沿ってそれぞれ幅、長さ、及び深さを含む。装置10は、長さ対幅の比率が、約2:1〜約4:1、あるいは約1.5:1〜約2.5:1であるという点において、細長くてよい。装置10は、約45mm〜約55mm、あるいは約51mmの長さ、約15mm〜約30mm、あるいは約23mmの幅、約5mm〜約15mmまでの、あるいは約11mmの深さを有してよい。あるいは、リザーバ60は、約2mL〜約30mL、あるいは約2mL〜約10mL、あるいは約2mL〜約8mL、あるいは約4mL〜約6mL、あるいは約2mL、あるいは約6mLの揮発性流体を保持するような寸法であってよい。
可撓性シート
装置10は、半硬質シート30に封着可能であり、液体及び蒸気質の揮発性材料の両方にとって大きなバリアである可撓性シート20を含む。可撓性パウチ型リザーバを有すると、高生産性かつよりコスト効率の良い垂直形態での充填及び封着プロセスで、装置10の製造が可能となる。
可撓性シート20は、半硬質シート30と共に屈曲し、半硬質シート30の区別用刻み目線40を破るのに十分な可撓性をもたらす材料で作製される。可撓性シート材料は当該技術分野において既知であり、ポリエチレン(「PE」)、ポリエチレンテレフタレート(「PET」)、金属化PET、アルミニウム(「ALU」)、配向ポリプロピレン(「OPP」)、配向ポリアミド(「OPA」)、ポリアクリロニトリル(例えば、Barex(商標))、エチレンビニルアルコール(「EVOH」)、及びこれらの組み合わせ又は積層体を含んでよい。
表1は、可撓性シートの材料ブレンドと厚さとの考えられる組み合わせを示す。
Figure 2016510227
半硬質シート
装置10はまた、両側面で熱癒着される多層半硬質シート30を含む。図3を参照すると、半硬質シート30は、可撓性シート20に熱融着可能な第1側面33を有する第1シーラント層32と、バリア層34と、構造層36と、蒸気透過性膜50に熱融着可能な第2側面39を有する第2シーラント層38と、を含む。半硬質シート30の各層の間に香料耐性結合層が含まれてよい。各結合層は、水性又は有機溶媒系ポリウレタン、ポリ尿素、エチレンアクリル酸、PE、ポリプロピレン(「PP」)、無水マレイン酸、又は他の有機耐薬品性化合物を含む。いくつかの実施形態では、結合層はポリウレタンを含む。
第1シーラント層32は、可撓性シート20に熱融着可能である。第1シーラント層32は、その隣接層に熱融着可能な任意の材料で作製されてよい。図3に示される実施形態では、隣接層は可撓性シート20である。第1シーラント層32は、PE、PP、PET、又はこれらの組み合わせを含んでよい。隣接層(例えば、可撓性シート20)は、第1シーラント層32と同一材料で作製されてよい。例えば、第1シーラント層32がPEである場合、可撓性シート20もPEで作製されてよい。第1シーラント層32は、約15マイクロメートル〜約300マイクロメートル、あるいは約15マイクロメートル〜約200マイクロメートル、あるいは約15マイクロメートル〜約100マイクロメートル、あるいは約15マイクロメートル〜約50マイクロメートル、あるいは約35マイクロメートル、あるいは約20マイクロメートルの範囲の厚さをz軸に沿って有する。
バリア層34は、加えた力で破裂する(かかる破裂を助ける要素が存在しようと、存在しまいと)、任意の材料から作製されてよい。バリア層34は、保管中の揮発性流体の収容を意図しているため、香料及び溶媒など揮発性流体に対して化学的耐性を有する材料で作製されてよく、意図する使用前に揮発性流体が蒸発しないようにする。そのような材料は、蒸発又は液体に対しては不透過性である。バリア材料34に好適な材料には、ポリマーフィルム、可撓性アルミホイル、金属箔など可撓性フィルム、又は箔/ポリマーフィルム積層体など複合材料が挙げられる。好適な可撓性箔には、20マイクロメートルのアルミホイルが挙げられる。好適なポリマーフィルムには、PETフィルム、INOESによってBarex(登録商標)の商標名で販売されるものなどアクリロニトリルコポリマーバリアフィルム、クロロトリフルオロエチレン(chlorotrifuoroethylene)(例えば、Aclar(商標))、EVOH、及びこれらの組み合わせが挙げられる。コーティングされたバリアフィルムは、バリア層として使用され得ることが想到される。使用され得る、かかるコーティングされたバリアフィルムには、金属化PET、金属化PP、シリカ、又はアルミナコーティングされたフィルムが挙げられる。いずれかのバリア材料は、コーティングされていようとコーティングされていないに関わらず、単独で、及び/又は他のバリア材料との組み合わせで使用されてもよい。
バリア層34は、標準的な保管期間中に香料バリアとして機能するのに十分だが、装置10の作動時に破断開封するのに十分に薄い厚さを有する。好適なz方向の厚さには、約5マイクロメートル〜約30マイクロメートル、あるいは約5マイクロメートル〜約15マイクロメートルが挙げられる。バリア層の厚さは、選択する材料に応じて変化するであろう。例えば、アルミ箔が使用される場合、厚さは、約20〜約25マイクロメートルであってよい。
いくつかの実施形態では、半硬質シート30は、バリア層34に類似の第2、つまり追加バリア層(図示なし)を含んでよい。かかる場合、追加バリア層は、第1側面33及び可撓性シート20に熱融着可能であってよくて追加的保護をもたらし、保管中にリザーバ60内の流体が区別用刻み目線40を通過しないようにするのに役立つ。
構造層36は、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(「PVC」)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(「ABS」)、PET、PE、PP、ナイロン、ナイロン複合材料、又はこれらの組み合わせのうちの1つの材料を含んでよい。一実施形態では、構造層は、PET、PP、又はこれらの組み合わせで作製される。構造層36は、約200マイクロメートル〜約750マイクロメートル、あるいは約300マイクロメートル〜約750マイクロメートル、あるいは約350マイクロメートル〜約700マイクロメートル、あるいは約300マイクロメートル〜約450マイクロメートル、あるいは約300マイクロメートル〜約400マイクロメートル、あるいは約300マイクロメートル〜約350マイクロメートルの範囲の厚さをz軸に沿って有してよい。
表2は、構造層36の好適な材料ブレンドと厚さとの組み合わせを示す。
Figure 2016510227
半硬質シート30はまた、蒸気透過性膜50に熱融着可能な第2側面39を有する第2シーラント層38を含む。第2シーラント層38は、PE、PP、又はこれらの組み合わせで作製されてよい。第2シーラント層38の好適な厚さは、z軸に沿って約15マイクロメートル〜約300マイクロメートル、あるいは約15マイクロメートル〜約200マイクロメートル、あるいは約15マイクロメートル〜約100マイクロメートル、あるいは約15マイクロメートル〜約50マイクロメートル、あるいは約20マイクロメートル〜約50マイクロメートル、あるいは約35マイクロメートル、あるいは約20マイクロメートルの範囲である。
いくつかの実施形態では、半硬質シート30は、約35マイクロメートル厚PEの第1シーラント層32と、約10マイクロメートル厚EVOHのバリア層34と、約450マイクロメートル厚PSの構造層36と、約35マイクロメートル厚PEの第2シーラント層38と、を含む。したがって、半硬質シートは、約530マイクロメートルの総厚、約4.90Pa(500g/m2)の典型的な重量、約16N/mm2の典型的な破断荷重、及び約1500〜約3500、あるいは約2200N/mm2の典型的な弾性率を有してよい。他の実施形態では、半硬質シート30は、約200マイクロメートルの第2シーラント層及びPP構造層の複合層と、10マイクロメートルEVOHバリア層と、200マイクロメートルPPの第1シーラント層と、を含む。他の実施形態では、半硬質シート30は、50マイクロメートルPEの第2シーラント層と、350マイクロメートルPETの構造層と、20マイクロメートルPE/10マイクロメートルEVOHのバリア層と、20マイクロメートルPEの第1シーラント層と、を含む。
半硬質シート30は、少なくとも1つの区別用刻み目線40をx−y平面に含む。「区別用刻み目線」は、半硬質シート30のx軸(又は、いくつかの実施形態ではy軸)に沿った切り込みの長さに沿って変化する切り込み深さを有する切り込みを意味する。区別用刻み目線40は、x軸、又は、いくつかの実施形態ではy軸に沿って存在してよい。区別用刻み目線40は、x軸の全長(すなわち、装置10の幅)にわたっては存在しない。むしろ、区別用刻み目線40は、区別用刻み目線40が装置の封止縁部15(すなわち、半硬質シート30が可撓性シート20及び蒸気透過性膜50に封着される位置)に到達する前に終結するように縁部15間に位置する。区別用刻み目線40を有する半硬質シート30の領域は、刻み目線付き領域44と見なされる。区別用刻み目線40の端部から延在する半硬質シート30の領域(すなわち、区別用刻み目線と同軸に沿って、又は区別用刻み目線に沿って)は、刻み目線なし領域46と見なされる。
装置10は、xy平面に任意の形式で配置された複数の区別用刻み目線を含んで、構造層36は破りやすいが、封止縁部15は破りにくいようにしてよい。いくつかの実施形態では、装置10は、2つの交差する区別用刻み目線(すなわち、xy平面に沿って互いに交差する2つの切り込み)を含んでよい。さらに、装置10は、半硬質シート30の第1側面33及び第2側面39にかかる交差する区別用刻み目線パターンを含んでよい。
半硬質シート30の刻み目線なし領域46は、封止縁部15から約5mm〜約15mm、あるいは約5mm〜約10mm、あるいは約5mmである。半硬質シート30の材料は、x軸に沿った区別用刻み目線の距離に影響してよい(例えば、弾性率が高いと、より大量の刻み目線なし領域を必要とすることがある)。縁部15に近すぎる区別用刻み目線40を形成すると、封止縁部15を破断させ、流体の漏れが生じる恐れがある。縁部15から15mmを超える区別用刻み目線40を形成すると、十分な量の揮発性流体と蒸気透過性膜50との接触を妨げ、大気への揮発性流体の送達を制限することがある。
区別用刻み目線40の断面形状は、様々な形状であってよい。これは、曲線(例えば、円の弧又は楕円の弧の形状である)であってよいか、図3に示されるようにV字型、U字型、L字型、又はこれらの組み合わせであってよい。いくつかの実施形態では、区別用刻み目線40は傾斜していてよい(すなわち、半硬質シート30の側面に対して傾斜していてよい)。
区別用刻み目線40は、単一の上側切り込み41又は上側切り込み41及び下側切り込み42を含んでよい。上側及び下側切り込みは、バリア層34を横断しない。より具体的には、上側及び下側切り込みは、区別用刻み目線40の中心部分に沿って最も深い。換言すれば、区別用刻み目線40に沿った破断は、常に段階的であり(すなわち、装置10が屈曲する程度に比例して)、したがって、装置10が比較的容易に屈曲すると、半硬質シート30は、区別用刻み目線40の中心部分に沿ってのみ破断する。そして、装置10がさらに屈曲すると、半硬質シート30の破断はまた、区別用刻み目線40の周縁部にまで及ぶ。
図3に示すようにz軸に沿った上側切り込み41の深さは、第2シーラント層38の厚さ及び構造層36の深さの約40%〜約100%、あるいは約50%〜約100%、あるいは約50%〜約90%、あるいは約60%〜約100%、あるいは約70%〜約100%、あるいは少なくとも約50%を横断する。z方向における下側切り込み42の深さは、第1シーラント層32の一部又はその全体を横断する。下側切り込み42の深さは、第1シーラント層32の深さの約50%〜約100%、あるいは約50%〜約90%、あるいは約65%、あるいは約80%を横断する。
半硬質シートが50マイクロメートルPE/350マイクロメートルPET/20マイクロメートルPE/10マイクロメートルEVOH/20マイクロメートルPEを含む場合、上側切り込み41の最大深さは、PE/PET/PE層を通って420マイクロメートルであってよく、下側切り込み42の最大深さは最後のPE層を通って20マイクロメートルであってよい。半硬質シートが200マイクロメートルPP/10マイクロメートルEVOH/200マイクロメートルPPを含む場合、区別用刻み目線40の最大深さは、上側又は下側切り込みのいずれかが200マイクロメートルであってよく、他の切り込みは200マイクロメートル未満の最大深さを有する。
蒸気透過性膜
蒸気透過性膜50は、蒸気透過性膜50が装置10の外側にあり、大気に露出されるように、第2シーラント層38の第2側面39の縁部15に封着される。蒸気透過性膜は、揮発性蒸気が装置10から流出できるようにしつつ、揮発性流体が装置10から漏れないようにするであろう。蒸気透過性膜50は、半硬質シート30が破れたときに装置10の屈曲に耐えるために十分に可撓性である。蒸気透過性膜50はまた、流体が蒸気透過性膜50から自由に流出しないようにし、したがって、漏れの問題に対処する。
理論に束縛されるものではないが、膜の物理的特性は、蒸気透過性膜50を通っての揮発性流体の拡散又は移動速度に影響を及ぼし得る。そのような特性は、使用される材料、充填剤の使用、孔径、厚さ、及び蒸発表面積を含み得る。本発明に好適な蒸気透過性膜には、米国特許出願公開第2010/0308126A1号に記載のように、所望によりシリカで充填された超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)型の膜が挙げられる。かかるUHMWPE膜には、Daramicから入手可能なDaramic(商標)V5、DSM(Netherlands)から入手可能なSolupor(登録商標)、PPG Industriesから入手可能なTeslin(商標)SP1100HD、及びこれらの組み合わせが挙げられる。これらの膜は、装置10内に揮発性流体を収容しつつ、屈曲し、この流体を自由に散逸させることができると考えられる。他の蒸気透過性膜には、従来のPE、PP、エチレンビニルアセテート、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本発明の一態様では、蒸気透過性膜50は、接触している揮発性材料の量に反応する染料を含んで、耐用期間の終了を示してよい。あるいは、膜50は、芳香剤又は揮発性流体と接触したときに透明になるように変化して、拡散の発生を示してよい。耐用期間の終了を示すための当該技術分野において既知である他の手段が、本発明の範囲内で想到される。
蒸気透過性膜50は、約0.01mm〜約1mm、あるいは約0.1mm〜0.4mm、あるいは約0.15mm〜約0.35mm、あるいは約0.25mmの厚さをz軸に沿って有してよい。
膜50の表面積は、ユーザーの好む装置10のサイズに応じて様々であってもよいことを当業者は理解するであろう。いくつかの携帯可能な実施形態では、膜の蒸発表面積は約2cm2〜約100cm2、あるいは約2cm2〜約35cm2、あるいは約10cm2〜約50cm2、あるいは約10cm2〜約45cm2、あるいは約10cm2〜約35cm2、あるいは約15cm2〜約40cm2、あるいは約15cm2〜約35cm2、あるいは約20cm2〜約35cm2、あるいは約30cm2〜約35cm2、あるいは約35cm2〜40m2であってよい。
蒸気透過性膜50は、接着剤層、熱及び/又は加圧封着、超音波ボンディング、圧着など、又はこれらの組み合わせによって、縁部15に沿って第2シーラント層38の第2側面39に固定されてよい。破れると、揮発性流体が半硬質シート30を通ってリザーバ60から流出し、蒸気透過性膜50と接触して、次いで、大気に送達される。蒸気透過性膜50は、半硬質シート30が破れるまで、揮発性流体から遮断されているため、芳香剤の強度は、蒸気透過性膜50が完全に湿潤されるとき、ゼロからその均衡比率までゆっくりと蓄積され得る。
装置10の最終構成に応じて、追加部分を追加してよい。かかる部分は、例えば、輸送中の汚染、塵埃などに対する強度制御又は保護を提供する目的で機能してよい。
図4を参照すると、装置10は、強度制御シート80を含んでよい。強度制御シート80は、装置10からの揮発性組成物の拡散を遅くする任意の材料で作製されてよい。強度制御シート80はまた、当該技術分野において入手可能な印刷可能材料で作製されて、ユーザーへの指示、装飾用アートワークなどを印刷してよい。強度制御シート80は、熱融着、圧着、接着、ないしは別の方法で蒸気透過性膜50に取り付けられてよい。図4に示される実施形態では、強度制御シート80は単一の開口部を含んで蒸気透過性膜50を露出させ、カバー82を含む。カバー82は、ユーザーが様々な程度で開放又は閉止することができて、リザーバ60から大気への揮発性流体の強度を制御する。
他の実施形態では、強度制御シート80は、調整可能通気孔、つまりは孔を有してよい。例えば、強度制御シート80は、1つ以上の通気孔を有する通気孔付き層と、通気孔の上に位置付けられた通気孔なし層と、を含んでよい。通気孔付き層又は通気孔なし層は、摺動するか、旋回して、通気孔を露出させて、リザーバ60から大気への揮発性流体の強度制御を可能にする。通気孔のサイズを増加させると、揮発性流体の送達が増加し得る。通気孔の開口部は、様々な手段を使用してユーザーが制御できる。ユーザーは、通気孔を開く、部分的に開く、部分的に閉じる、又は閉じることができる。
図5A及び5Bを参照すると、装置10は、強度制御特徴及び装置10の直立スタンドとして機能する、ハウジング90を含んでよい。ハウジング90はまた、輸送及び小売店での展示用に装置10の外装として機能することができる。ハウジング90は、紙、ボール紙、及びプラスチックなど任意の市販の材料で作製されてよい。
ハウジング90は、装置10を包囲する単一パネルで作製されてよく、図5A及び5Bに示されるように、片側に固定される。ハウジング90はまた、少なくとも部分的に装置10を囲む任意の構成で、接着剤などを使用して貼り合わされた複数のパネルで形成されてよい。輸送中及び/又は装置の作動前に、ハウジングは、図5Aに示されるように平坦構成であってよい。ハウジングは、小売店で展示用フックから吊り下げるために開口部92を含んでよい。ハウジング90は、ユーザーに装置を示すウィンドウ94を画定してよい。ウィンドウ94は、可撓性シート30を露出させる透明シートを含んでよいか、ウィンドウ94は、ハウジング90内の遮るもののない開口部であってよい。いくつかの実施形態では、ハウジング90はウィンドウ94を含まない。
装置10は、そこから延在するタブ96を含んでよい。装置10は、装置を約90度屈曲させて切り込み40を破ることにより、一工程で作動され、直立状態に配置される。これは、図5Bに示されるように、ハウジング10内でノッチ98方向に装置のタブ96の側面を押すことによって実行され得る。図5Bでは、蒸気透過性膜50の側面が約90度屈曲させられる。屈曲させられると、タブ96がノッチ98に挿入される。このようにして、タブ96はノッチ98に固定され、揮発性流体の大気への送達を促進しつつ、装置10を直立位置に立てる。
揮発性流体
揮発性流体は、香油の形態であってもよい。最も従来型の芳香剤物質は揮発性精油である。揮発性流体は、香料供給元から市販される揮発性有機化合物であることができる。さらに、揮発性流体は、合成により又は天然に形成された物質であることができる。例としては、ベルガモット、ダイダイ、レモン、マンダリン、ヒメウイキョウ、シダーリーフ、クローブリーフ、シダーウッド、ゼラニウム、ラベンダー、オレンジ、オリガナム、プチグレン、ホワイトシダー、パチョリ、ネロリ(neroili)、ローズアブソリュートなどの油が挙げられるが、これらに限定されない。空気清浄剤又は芳香剤の場合には、異なる揮発性流体は、類似する、関連する、補完する、又は対照的であり得る。
揮発性流体はまた、周囲温度で気相へ昇華する能力又は液体に香りを与えるのに用いられる能力を有する結晶性固体の形態が起源であってよい。いずれかの好適な結晶性固体が、いずれかの好適な量又は形態において使用されてもよい。例えば、好適な結晶性固体として、バニリン、エチルバニリン、クマリン、トナリド、カロン、ヘリオトロペン、ムスクキシロール、セドロール、ムスクケトンベンゾヘノン(musk ketone benzohenone)、ラズベリーケトン、メチルナフチルケトンβ、サリチル酸フェニルエチル、ベルトール、マルトール、メープルラクトン、プロオイゲノールアセテート、エヴェミルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
しかしながら、揮散習慣の問題を避けようと試みて、異なる揮発性流体が使用される場合、揮発性流体は密接に似ているのは望ましくない場合がある。さもなければ、揮散を体験している人々は、異なる物質が放出されていることに気づくことができない。異なる揮散は、各々が異なる揮発性流体を提供する(例えば、ムスク、花、果物の揮散など)複数の送達システムを使用して提供されることができる。異なる揮散は、共通のテーマ又は何らかの他の方式により相互に関連付けられることができる。異なるが相補的な揮散の例は、桂皮の揮散とリンゴの揮散であってもよい。
本発明の揮発性流体に加えて、装置10は、任意の既知の悪臭組成物を含んで臭いを中和してもよい。適した悪臭組成物には、シクロデキストリン、反応性アルデヒド、及びイオノンが挙げられる。
組成物は、組成物が、それぞれが25℃で約1Pa(0.01torr)未満のVPを有する揮発性流体を総重量の約10%〜約100%で、あるいは、それぞれが25℃で約13Pa(0.1torr)未満のVPを有する揮発性流体を総重量の約40%〜約100%で、あるいは、それぞれが25℃で約13Pa(0.1torr)未満のVPを有する揮発性流体を総重量の約50%〜約100%で、あるいは、それぞれが25℃で約40Pa(0.3torr)未満のVPを有する揮発性流体を総重量の約90%〜約100%で含む、揮発性流体混合物を含むように配合され得る。一実施形態では、揮発性流体混合物は、それぞれが25℃で約0.5Pa(0.004torr)〜約4.7Pa(0.035torr)のVPを有する揮発性流体を総重量の0%〜約15%で、及びそれぞれが25℃で約13Pa(0.1torr)〜約43.3Pa(0.325torr)のVPを有する揮発性流体を総重量の0%〜約25%で、並びにそれぞれが25℃で約4.7Pa(0.035torr)〜約13Pa(0.1torr)のVPを有する揮発性流体を総重量の約65%〜約100%で含んでよい。揮発性流体の飽和蒸気圧を取得する1つの源は、U.S.Environmental Protection Agencyから入手可能なEPI Suite(商標)、バージョン4.0である。
揮発性流体の粘度は、揮発性流体が蒸気透過性膜50に送達される方法及びタイミングを制御してよい。例えば、低粘度の揮発性流体は、高粘度の揮発性材料よりも、速く流れ得る。したがって、膜は、最初に低粘度の材料によって湿潤し得る。低粘度の位相よりわずかに低粘度である、又は同様な粘度である、揮発性流体がより高粘度になるほど、重力によってリザーバに残り得る。したがって、低粘度の揮発性流体は、蒸気透過性膜50に送達されることができ、より速く大気に揮散され得る。蒸気透過性膜40への液体の浸透を防ぐのに役立てるために、揮発性流体は、約23cP未満の粘度及び約33mN/m未満の表面張力を有してよい。
一実施形態では、揮発性流体を含有する組成物は、約1.0cP〜約25cP未満、あるいは約1.0cP〜約23cP未満、あるいは約1.0cP〜約15cP未満の粘度を有してよい。
揮発性流体を含有する組成物は、組成物が約19mN/m〜約33mN/m未満、あるいは約19mN/m〜約30mN/m未満、あるいは約19mN/m〜約27mN/m未満の表面張力を含み得るように、設計されてよい。
本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用されるとき、単数形「a」、「an」、及び「the」は、その内容について別段の明確な指示がない限り、複数の指示対象を包含する。したがって、例えば「揮発性流体」は、複数の揮発性流体を含み得る。
本明細書全体を通じて記載されるあらゆる数値範囲には、こうしたより広い数値範囲内に入るそれよりも狭いあらゆる数値範囲が、こうしたそれよりも狭い数値範囲が全て本明細書に明確に記載されているかのように、包含される。例えば、「1〜10」の規定された範囲は、最小値1から最大値10の間の(かつ最小値1及び最大値10を包含する)任意の及び全ての部分範囲すなわち、最小値1又はそれ以上で始まり、最大値10又はそれ以下で終わる全ての部分範囲(例えば1〜6.1、3.5〜7.8、5.5〜10等)を含むと見なされるべきである。
さらに、本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
任意の相互参照又は関連特許若しくは関連出願を含む本明細書に引用される文献はすべて、明らかに除外されるか又は別の方法で限定されないかぎり、それらの全容を本明細書に参照によって援用する。いずれの文献の引用も、こうした文献が本明細書で開示又は特許請求されるすべての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、あるいは、こうした文献が、単独で、又は他のすべての参照文献との任意の組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。さらに、本文書内の用語のいずれかの意味又は定義が、参照によって援用される文書内の同じ用語のいずれかの意味又は定義と矛盾する場合、本文書においてその用語に付与される意味又は定義が優先するものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (17)

  1. 揮発性流体を送達するための装置であって、前記装置が、x軸と、y軸と、z軸と、封止縁部と、を含み、前記装置がさらに、
    a.可撓性シートと、
    b.前記可撓性シートに封着されてリザーバを形成する多層半硬質シートであって、前記半硬質シートが、
    i.構造層と、
    ii.刻み目線付き領域及び刻み目線なし領域を画定する区別用刻み目線であって、前記区別用刻み目線が、前記構造層の少なくとも50%を横断する深さを前記z軸に沿って有する少なくとも1つの切り込みを含み、前記刻み目線なし領域が前記封止縁部から5mm〜15mmである、区別用刻み目線と、を含む、多層半硬質シートと、
    c.前記半硬質シートに封着される蒸気透過性膜と、を含む、装置。
  2. 前記刻み目線なし領域が、前記封止縁部から5mm〜10mmである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記半硬質シートが第1シーラント層をさらに含み、前記区別用刻み目線が上側切り込みと、下側切り込みと、を含み、前記下側切り込みが、前記第1シーラント層の少なくとも50%を横断する深さを前記z軸に沿って有する、請求項1に記載の装置。
  4. 前記半硬質シートが、前記構造層及び前記蒸気透過性膜に封着される第2シーラント層をさらに含み、前記第2シーラント層が、ポリエチレン、ポリプロピレン、及びこれらの組み合わせからからなる群から選択される材料を含む、請求項1に記載の装置。
  5. 前記半硬質シートが、前記構造層に封着される香料耐性バリア層をさらに含み、エチレンビニルアルコール、金属箔、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含む、請求項1に記載の装置。
  6. 前記半剛性シートが、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリスチレン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも3種類の材料を含み、好ましくは、前記半硬質シートが、ポリエチレン、エチレンビニルアルコール、及びポリプロピレンを含む、請求項1に記載の装置。
  7. 前記構造層が200マイクロメートル厚ポリプロピレンを含み、前記半硬質シートが200マイクロメートル厚ポリプロピレンの第1シーラント層と、10マイクロメートル厚エチレンビニルアルコールのバリア層と、35マイクロメートルの第2シーラント層と、をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  8. 前記半硬質シートが2200N/mm2の弾性率を有する、請求項1に記載の装置。
  9. 前記装置が、前記リザーバに収容された揮発性流体混合物をさらに含み、前記揮発性流体混合物が、それぞれが25℃で40Pa(0.3torr)未満のVPを有する揮発性流体を総重量の90%〜100%で含み、好ましくは、前記装置が、前記リザーバに収容された香料混合物をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  10. 前記蒸気透過性膜が、0.01〜0.03マイクロメートルの平均孔径、好ましくは0.02マイクロメートルの平均孔径を含む微多孔膜である、請求項1に記載の装置。
  11. 前記蒸気透過性膜の蒸発表面積が2cm2〜35cm2である、請求項1に記載の装置。
  12. 前記蒸気透過性膜に取り付けられた強度制御シートをさらに含む、請求項1に記載の装置。
  13. 前記装置がハウジング内に収容される、請求項1に記載の装置。
  14. 前記ハウジングがノッチを含み、前記装置が、前記装置から延在するタブをさらに含み、前記タブが前記ノッチに挿入されるように構成される、請求項13に記載の装置。
  15. 揮発性流体を送達するための装置であって、前記装置が、x軸と、y軸と、z軸と、を含み、前記装置がさらに、
    a.揮発性流体を収容するためのリザーバと、
    b.多層半硬質シートであって、
    i.前記リザーバに封着される第1シーラント層と、
    ii.前記第1シーラント層に封着されるバリア層と、
    iii.前記バリア層に封着される構造層と、
    iv.所望により、前記構造層に封着される第2シーラント層と、を含み、
    前記多層半硬質シートが、上側切り込みと、下側切り込みと、を含む、区別用刻み目線をさらに含み、前記上側切り込みが、前記構造層の少なくとも50%を横断する深さを前記z軸に沿って有し、前記下側切り込みが、前記第1シーラント層の少なくとも50%を横断する深さを前記z軸に沿って有する、多層半硬質シートと、
    c.前記半剛性シートに熱融着される蒸気透過性膜と、を含む、装置。
  16. 前記下側切り込みが、前記第1シーラント層の少なくとも50%を横断する深さを前記z軸に沿って有する、請求項15に記載の装置。
  17. 揮発性流体を送達するための装置であって、前記装置が、x軸と、y軸と、z軸と、封止縁部と、を含み、前記装置がさらに、
    a.可撓性シートと、
    b.前記可撓性シートに封着され、香料混合物を収容するためのリザーバを形成する多層半硬質シートであって、前記半剛性シートが、
    i.前記可撓性シートに熱融着される第1シーラント層であって、前記第1シーラント層がポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、前記第1シーラント層が、前記z軸に沿って少なくとも15マイクロメートルの厚さを有する、第1シーラント層と、
    ii.前記第1シーラント層に封着される香料耐性バリア層であって、前記バリア層が、ポリエチレン、エチレンビニルアルコール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料を含み、前記香料耐性バリア層が、10マイクロメートル〜15マイクロメートルの厚さを前記z軸に沿って構成する、香料耐性バリア層と、
    iii.前記香料耐性バリア層に封着される構造層であって、前記構造層が、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるプラスチックを含み、前記構造層が、350マイクロメートル〜700マイクロメートルの厚さを前記z軸に沿って構成する、構造層と、
    iv.刻み目線付き領域及び刻み目線なし領域を画定する区別用刻み目線であって、前記区別用刻み目線が、前記構造層の少なくとも50%を横断する深さを前記z軸に沿って有する少なくとも1つの切り込みを含み、前記刻み目線なし領域が前記封止縁部から5mm〜15mmである、区別用刻み目線と、
    v.所望により含まれる、前記構造層に熱融着される第2シーラント層であって、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、及び組み合わせからなる群から選択される材料を含み、前記第2シーラント層が存在する場合、前記第2シーラント層が少なくとも15マイクロメートルの厚さを前記z軸に沿って構成し、前記区別用刻み目が前記第2シーラント層を完全に横断する、第2シーラント層と、を含む、多層半硬質シートと、
    c.前記半硬質シートに熱封着される微多孔膜と、を含む、装置。
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