以下に添付された図面を参照しながら本発明の望ましい実施例について具体的に説明する。本明細書で使用された用語や単語は通常的または辞典的な意味に限定して解釈されず、発明者は自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に基づいて本発明の技術的思想に合致する意味と概念に解釈される。
図1は、本発明の一実施例に係るオンライン販売システム10のブロック図である。図1を参照すれば、オンライン販売システム10は、注文者端末100、販売サーバ200、工場サーバ300、および電子決済システム400を含む。
注文者端末100は、ペットフードの注文者によって使用される。例えば、注文者端末100はデスクトップコンピューター、ノート型コンピューター、スマートフォンなどである。注文者端末100は、インターネットに接続するための有線通信手段と無線通信手段とのうち、何れか一つ以上を含む。インターネットは通信ネットワークの例示に該当する。
販売サーバ200は、ペットフードの販売者によって使用される。例えば、販売サーバ200は、一般的なサーバコンピューターである。販売サーバ200もインターネットに接続するための有線通信手段と無線通信手段との何れか一つ以上を含む。販売サーバ200は、本発明に係るオンライン販売方法を行う。これを通じて販売サーバ200は、インターネットに接続した注文者端末100にオーダーメード型のペットフードのオンライン販売サービスを提供する。
工場サーバ300は、ペットフードの製造者によって使用される。工場サーバ300と販売サーバ200は、インターネット、LAN(Local Area Network)、VAN(Value Added Network)などの通信ネットワークを通じて互いにデータを交換することができる。
ペットフードの製造者は、ペットフードを製造するだけでなく、製造されたペットフードを注文者が指定した場所に配送することもできる。したがって、工場サーバ300はペットフードの配送者によって使われることもできる。さらに、場合によって、販売サーバ200が工場サーバ300として使用されることもできる。
電子決済システム400は、注文者と販売者との間でペットフードの代金決済がオンラインで行われるようにサービスする。電子決済システム400は従来の技術を活用して具現され得る。
電子決済システム400には、PG(Payment Gateway)サーバが含まれ得る。PGサーバは、インターネット上で金融機関と行う取引を代行するサービスを提供する。PGサーバは、クレジットカード、口座振替、携帯電話を利用した決済、ARS決済などの多様な少額決済サービスを代わりに提供してくれる。
図2は、図1の販売サーバ200のブロック図である。図2を参照すれば、販売サーバ200は、受信部210、メモリ部220、送信部230、注文資格者DB240、飼料マッチングDB250及び制御部260を含む。
受信部210は、有無線回線を通じてデータを受信する。有無線回線はインターネットに接続されたり、他の装置に直接に連結されることができる。
メモリ部220は、コンピュータープログラムを格納する。メモリ部220に格納されたコンピュータープログラムには、OS(Operating System)プログラム222と応用プログラム224が含まれる。この応用プログラム224には、本発明に係るオンライン販売方法を行うためのコンピュータープログラムが含まれる。メモリ部220は、コンピュータープログラムのほかにも、本発明に係るオンライン販売方法を行う際に使用されるデータを格納する。
送信部230は、有無線回線を通じてデータを送信する。有無線回線は、インターネットに接続されたり、他の装置に直接に連結されることができる。送信部230がデータを送信する回線と受信部210がデータを受信する回線は同一であることができる。
注文資格者DB240は、注文資格者の身元情報を示すデータの集合である。注文資格者は、注文者に要求される資格要件を満たしていると確認された者をいう。本実施例において、注文者に要求される資格要件は注文者が獣医師である場合に満たされる。
注文資格者DB240には、注文資格者の個々のID、パスワード、氏名、口座情報、住所、電子メール、電話番号などの個人情報が格納される。注文資格者DB240内の情報は、セキュリティのために暗号化されることができる。
飼料マッチングDB250は、特定のペット類が有することができる身体情報を、対応するオーダーメード型飼料コード及び原料配合比にマッチングさせる。身体情報に対する原料配合比のマッチング関係は、獣医師のような専門家の検討を経て、該当身体情報に適合化されるように設定される。オーダーメード型飼料のそれぞれにマッチングされた身体情報は、特定のペット類の身体情報を構成する複数の項目に対するデータセットで構成される。
本実施例において、特定のペット類は犬である。これによって、飼料マッチングDB250は、ペットが有することのできる身体情報を、対応するオーダーメード型飼料コード及び原料配合比にマッチングさせる。販売サーバ200は、飼料マッチングDB250を利用することで、特定のペットの個体の身体情報に対応するオーダーメード型飼料コード及び原料配合比を検出することができる。
図3は、図2の飼料マッチングDB250に格納されたマッチングテーブルの例示図である。図3を参照すれば、マッチングテーブルは身体情報列251と飼料コード列252で構成される。
身体情報列251には、ペットが有することのできる身体情報が複数の項目251−1ないし10に対するデータセットで記録される。複数の項目は、品種251−1、年齢251−2、体重251−3を含む。複数の項目は、ペットが有することのできるそれぞれの疾患に対して該当するか否かをさらに含む。これらの疾患は、泌尿器疾患251−4、関節疾患251−5、消化器疾患251−6、口腔疾患251−7、肝疾患251−8、皮膚疾患251−9や心臓疾患251−10を含む。
ペットの個体の身体情報は、個々の行で、身体情報列252に記録されたデータセットによって識別される。このような行にわたって、ペットが有することのできるすべての場合の身体情報が記録される。
飼料コード列252には、該当行に記録された身体情報に対するオーダーメード型飼料の識別コードが記録される。特定の行に記録された身体情報は、同一の行に記録された飼料コードを有するオーダーメード型飼料にマッチングされる。
オーダーメード型飼料は、該当身体情報に適合化された原料配合比を有する。例えば、身体情報に心臓疾患がある場合、これに適合化された原料配合比は、アミノ酸を供給する肉類と蛋白質の含量を高め、心臓性悪液質(筋肉の浪費)を有しているペットのために、脂肪の量は増加させたものである。身体情報に心臓疾患があるが過体重である場合、これに適合化された原料配合比は、前述した場合の原料配合比で脂肪の量を相対的に減らしたものである。身体情報に皮膚疾患がある場合、これに適合化された原料配合比は、羊肉や鮭などのたんぱく質源を使用した原料の比率を増加させたものである。このように、特定のオーダーメード型飼料の原料配合比は、他の身体情報に適合化された原料配合比から該当身体情報によって特定の原料を加減して決定することができる。
それぞれの身体情報に対する原料配合比の構成は、獣医師のような専門家の検討を経て設定される。これは、オーダーメード型飼料を食べるペットの個体の安全が確保できるようにし、オーダーメード型飼料の効能が保障できるようにする。
図4は、図3において、飼料コード「000881」254に該当するオーダーメード型飼料に対する原料配合比ファイルの例示図である。図4を参照すれば、原料(Item)列261にオーダーメード型飼料の原料が記録される。比率(Ratio)列262にはそれぞれの原料がオーダーメード型飼料で占める比率が記録される。
粗蛋白質(Crude Potein)列263、粗脂肪(Crude Fat)列264、及び粗繊維(Crude Fiber)列265には、それぞれの原料が当該成分をどれだけ含有しているかが記録される。
最下行266には、各列に記録された値の合計が記録される。粗蛋白質列263に記録された値の合計267は、オーダーメード型飼料で粗蛋白質の含量を示す。粗脂肪列264に記録された値の合計268と粗繊維列265に記録された値との合計269もそれぞれオーダーメード型飼料で粗脂肪の含量と粗繊維の含量を示す。一方、オーダーメード型飼料の成分として、粗蛋白質、粗脂肪、粗繊維のほかにも、粗灰分(crude ash)などがさらに含まれることができる。
図4の原料配合比ファイルは、図3のマッチングテーブルで該当するオーダーメード型飼料にリンクされ、飼料マッチングDB250に格納される。販売サーバ200は、図3のマッチングテーブルからオーダーメード型飼料の飼料コードを検出することができ、検出された飼料コードにリンクされた原料配合比ファイルからオーダーメード型飼料の原料配合比及び成分含量を検出することができる。
また図2を参照すれば、注文資格者DB240と飼料マッチングDB250はメモリ部230に格納されることもでき、通信ネットワークを通じて連結された外部装置に格納されることもできる。
制御部220は、受信部210、メモリ部220、送信部230、注文資格者DB240、及び飼料マッチングDB250を制御して本発明に係るオンライン販売方法を行う。
図5は、図1の販売サーバ200によって行われるオンライン販売方法20のフローチャートである。図5を参照すれば、販売サーバ200は、オンライン接続された注文者端末100からオーダーメード型飼料の注文申請を受信するS305。
販売サーバ200は、これに応答して注文者端末100に注文者情報を要請するS310。要請される注文者情報は、注文者が獣医師であることを証明できる情報である。このような情報には、注文者の獣医師資格証の写本が含まれ得る。必要に応じて注文者の住民登録証の写本などがさらに含まれ得る。
販売サーバ200は、加入者端末100から注文者情報を受信するS315。販売者は、受信した獣医師資格証の写本などに基づいて、注文者が獣医師であるか否かを判断するS320。
販売サーバ200は、販売者によって注文者が獣医師であると確認されれば、注文者にIDを付与する。販売サーバ200は、既に他の獣医師に付与したIDと重複しない限度で新たに生成したIDを付与することもでき、注文者が希望するIDを付与することもできる。パスワードは注文者が希望するものに付与される。販売サーバ20は付与したIDとパスワードを注文資格者DB240に登録する。
販売サーバ200は、注文資格者DB240に獣医師であると確認された者の他の身元情報も登録するために、注文者端末100に他の身元情報を要請する。販売サーバ200は、注文者端末100から他の身元情報を受信すると、これを注文資格者DB240に登録する。
販売サーバ200は、注文者端末100に注文者情報を要請する段階S310で、注文者の獣医師資格証の写本などを代替して注文者のIDを要請することができる。
この場合、販売サーバ200は、注文者端末100からIDを受信するとS310、受信したIDに基づいて注文者が獣医師であるかどうかを判断するS320。具体的に、販売サーバ200は、受信したIDが注文資格者DB240に格納されたものなのかどうかを判断する。注文資格者DB240にIDが格納された注文者は、すでに獣医師であると確認された者である。したがって、受信したIDが注文資格者DB240に格納されたものであれば、注文者が獣医師であると決定される。
IDの盗用を防ぐために、販売サーバ200は、注文者端末100に注文者のIDを要請する際、注文者のパスワードも共に要請することができる。販売サーバ200は、注文資格者DB240から受信したIDと一致するIDを検出すると、受信したパスワードが受信したIDと同一の行に記録されたパスワードと一致するかどうかを判断する。販売サーバ200は、パスワードが一致してこそ、注文者が獣医師であると決定する。
販売サーバ200は、注文者が獣医師ではないことが決定すれば、注文者端末100に再び注文者情報を要請する。販売サーバ200は、注文者が獣医師であることが確認されれば、注文者端末100に対象ペットの個体の身体情報を入力するためのユーザインタフェースの入力画面を提供するS325。
注文者は、注文者端末100にディスプレイされたユーザインタフェースの入力画面を通じて飼料マッチングDB250の身体情報251を構成する項目251−1ないし10のそれぞれに対して対象ペットの個体の身体情報を入力する。
例えば、対象ペットの個体は、注文者の病院を訪問した顧客が飼っているペットである。前述したように、販売サーバ200は、注文者が獣医師ではないことが決定されれば、注文者端末100に再び注文者情報を要請するだけであり、ユーザインタフェースの入力画面を提供しない。これによって、獣医師ではない者は、オーダーメード型飼料を注文できない。従って、獣医師ではない者は自分が飼っているペットのためのオーダーメード型飼料を購買するために獣医師の病院を訪問し、獣医師は訪問した顧客に代わってその顧客が飼っているペットのためのオーダーメード型飼料を注文する。
図6は、図5で提供されるユーザインタフェースの入力画面の例示図である。図6を参照すれば、ユーザインタフェースの入力画面400は、ペットの身体情報を構成する項目である品種410、年齢420、体重430、及び各種の疾患440に対して注文者がペットの個体の身体情報を入力できるようにする。
以下で、対象ペットの個体の品種、年齢、体重がそれぞれ「マルチーズ」、「2歳」、「2.5kg」であり、対象ペットの個体が皮膚疾患を有する場合、注文者がユーザインタフェースの入力画面400を通じて、対象ペットの個体の身体情報を入力する実施例を説明する。
注文者は、ペットの身体情報を構成する項目の中で先ず品種410に対して、対象ペットの個体の身体情報を入力するために、マウスで品種選択アイコン414をクリックする。品種選択アイコン414は、品種入力ボックス412の右側に逆三角形に位置する。
図7は、図6のユーザインタフェースの入力画面で、品種選択アイコン414がクリックされた状態を示した図である。図7を参照すれば、品種選択アイコン414のクリックによって品種入力ボックス412から品種選択ボックス416が広げられる。
品種選択ボックス416には、品種について入力できる候補のリストがディスプレイされる。このような候補は、シーズー、マルチーズ、コッカスパニエル、ヨークシャーテリア、ミニチュアピンシャ、ミニチュアシュナウザー、シベリアンハスキー、アラスカンマラミュート、ペキニズ、珍島犬、その他で構成される。使用者は、候補のリストから一つを選択する。
本実施例において、対象ペットの個体の品種はマルチーズと仮定した。これによって、注文者は、候補のリストから「マルチーズ」を選択する。選択された「マルチーズ」は品種に対して、対象ペットの個体の身体情報として入力される。
品種選択ボックス416にディスプレイされた候補のリストは多様に変形されことができる。例えば、候補のリストは、大型犬、中型犬、小型犬で構成されることができる。その他に、例えば、候補のリストは、大型犬、中型犬、小型犬に分類された後、これらのそれぞれに該当する細部の品種で構成されることができる。また、候補のリストにミックス犬の品種が含まれることもできる。
また図6を参照すれば、注文者は次に年齢420に対して、対象ペットの個体の身体情報を入力するために、マウスで年齢選択アイコン424をクリックする。年齢選択アイコン424は、年齢入力ボックス422の右側に逆三角形に位置する。
図8は、図6のユーザインタフェースの入力画面で、年齢選択アイコン424がクリックされた状態を示した図である。図8を参照すれば、年齢選択アイコン424のクリックによって年齢入力ボックス422から年齢選択ボックス426が広げられる。
年齢選択ボックス426には、年齢に対して、対象ペットの個体の身体情報で入力できる候補のリストがディスプレイされる。このような候補は、1週未満、1週以上〜2週未満、2週未満〜4週未満、4週間以上〜8週未満、8週間以上〜16週未満、16週以上〜6ヵ月未満、6ヵ月以上〜1歳未満、1歳以上〜3歳未満、3歳以上〜6歳未満、6歳以上〜10歳未満、10歳以上〜15歳未満、15歳以上〜25歳未満、25歳以上の年齢の区間で構成される。注文者は、候補のリストから一つを選択する。
本実施例において、対象ペットの個体の年齢は2歳であることを仮定した。これによって、注文者は、候補のリストから「1歳以上〜3歳未満」を選択する。選択された「1歳以上〜3歳未満」は年齢に対して、対象ペットの個体の身体情報として入力される。
また図6を参照すれば、注文者は次に体重430に対して、対象ペットの個体の身体情報を入力するために、マウスで体重選択アイコン434をクリックする。体重選択アイコン434は、体重入力ボックス432の右側に逆三角形に位置する。
図9は、図6のユーザインタフェースの入力画面で体重選択アイコン434がクリックされた状態を示した図である。図9を参照すれば、体重選択アイコン434のクリックによって体重入力ボックス432から体重選択ボックス436が広げられる。
体重選択ボックス436には、体重に対して、対象ペットの個体の身体情報で入力できる候補のリストがディスプレイされる。このような身体情報候補は、200g未満、200g以上〜300g未満、300g以上〜500g未満、500g以上〜1kg未満、1kg以上〜2kg未満、2kg以上〜3kg未満、3kg以上〜5kg未満、5kg以上〜10kg未満、10kg以上〜15kg未満、15kg以上〜20kg未満、20kg以上の体重区間で構成される。注文者は、候補のリストから一つを選択する。
本実施例において、対象ペットの個体の体重は2.5kgであることを仮定した。これによって、注文者は、候補のリストから「2kg以上〜3kg未満」を選択する。選択された「2kg以上〜3kg未満」は体重に対して、対象ペットの個体の身体情報として入力される。
また図6を参照すれば、疾患入力ボックス442には身体情報項目に含まれた疾患のリストがディスプレイされる。このような疾患は、泌尿器疾患、関節疾患、消化器疾患、口腔疾患、肝疾患、皮膚疾患、心臓疾患で構成される。それぞれの疾患に対して右側に疾患入力アイコン444が中空になっている円形に位置する。
注文者は、対象ペットの個体が有している疾患に対する疾患入力アイコンをクリックする。疾患がない場合には何もクリックしなくてもいい。複数の疾患がある場合には、複数の疾患に対する疾患入力アイコンをクリックすることができる。
本実施例において、対象ペットの個体は皮膚疾患を有することを仮定した。これによって、注文者は疾患のリストから「皮膚」を選択する。
図10は、図6のユーザインタフェースの入力画面で「皮膚」が選択された状態を示した図である。図10を参照すれば、「皮膚」が選ばれたことで、「皮膚」に対する疾患入力アイコンの内部に中が満ちた円形表示446がディスプレイされる。選択された「皮膚」は疾患に対して、対象ペットの個体の身体情報として入力される。
また図6を参照すれば、注文者は「出る」アイコン450をクリックすることで、いつでも身体情報の入力を放棄することができる。注文者は身体情報の入力を完了すれば「転送する」アイコン460をクリックする。そうすれば、注文者端末100は項目410ないし440に対して入力された対象ペットの個体の身体情報を販売サーバ200に転送する。すなわち、注文者端末100は品種に対して入力された「マルチーズ」という身体情報、年齢に対して入力された「1歳以上〜3歳未満」という身体情報、体重に対して入力された「2kg以上〜3kg未満」という身体情報、疾患に対して入力された「皮膚」という身体情報を販売サーバ200に転送する。
販売サーバ200は、注文者端末100からこれらの身体情報を受信するS330。販売サーバ200が受信した身体情報は、注文者によって入力された対象ペットの個体の身体情報である。販売サーバ200は、受信した身体情報に基づいて対象のペットの個体のためのオーダーメード型飼料の原料配合比を決定するS335。
図11は、図6の原料配合比の決定段階S335のフローチャートである。図11を参照すれば、販売サーバ200は、飼料マッチングDB250から受信した身体情報に対応するオーダーメード型飼料の原料配合比を検出するS510。
飼料マッチングDB250には、ペットが有することのできる身体情報が対応するオーダーメード型飼料コード及び原料配合比にマッチされている。したがって、販売サーバ200は飼料マッチングDB250を利用することにより、受信した身体情報に対応するオーダーメード型飼料の原料配合比を検出することができる。
図3において、飼料マッチングDB250には、図面符号253と表示された行に品種が「マルチーズ」、年齢が「1歳以上〜3歳未満」、体重が「2kg以上〜3kg未満」、疾患が「皮膚」のみにある身体情報が記録されている。この行253の飼料コード252列には「000881」254が記録されている。販売サーバ200は飼料コード「000881」に該当する飼料を受信した身体情報に対応するオーダーメード型飼料として検出する。販売サーバ200は飼料コード「000881」にリンクされた図4の原料配合比ファイルからこのオーダーメード型飼料の原料配合比を検出する。販売サーバ200は検出された原料配合比を対象ペットの個体のためのオーダーメード型飼料の原料配合比に決定するS520。
このように注文者は、オーダーメード型飼料を直接に選択するのではなく、ペットの個体の身体情報を複数の項目に対して提供するだけであり、そのペットの個体のためのオーダーメード型飼料は専門家の検討を経て設定されたマッチング関係によって、そのペットの個体の身体情報に適合化された原料配合比を有する製品に決定される。これはペットの個体の安全の確保ができるようにし、飼料の効能を保障できるようにする。
また図5を参照すれば、販売サーバ200は、決定されたオーダーメード型飼料の価格を決定するS340。決定されたオーダーメード型飼料は、決定された原料配合比を有するオーダーメード型飼料を意味する。決定されたオーダーメード型飼料の価格は決定されたオーダーメード型飼料の単価と注文容量によって算出される。
図3のマッチングテーブルに登録されたオーダーメード型飼料の個々の単価は予め設定される。設定された単価は、図3のマッチングテーブルで該当するオーダーメード型飼料にリンクされ、飼料マッチングDB250に格納される。本実施例において、飼料コード「000881」を有するオーダーメードの飼料の単価は「10,000ウォン/kg」であると仮定する。そうすれば、販売サーバ200は飼料マッチングDB250から「10,000ウォン/kg」の単価を検出する。
注文容量は注文者端末100から受信する。このために販売サーバ200は、注文者端末100に注文容量を入力できるユーザインタフェースの入力画面を転送する。このユーザインタフェースの入力画面は注文者がオーダーメード型飼料の注文容量情報を入力できるようにする。
注文者は、図6のユーザインタフェースの入力画面400と同一の方式で注文容量情報を入力することができる。つまり、注文者が注文容量を入力するためのユーザインタフェースの入力画面でマウスで注文容量選択アイコンをクリックすると、注文容量選択ボックスが広げられ、注文容量選択ボックスには、入力され得る候補のリストがディスプレイされる.候補のリストは3kg、5kg、10kg、20kgなどで構成される。注文者は、候補のリストから一つを選択する。
本実施例において、注文者は「10kg」を注文しようとすると仮定する。これによって、注文者は、候補のリストから「10kg」を選択する。選択された「10kg」は、オーダーメード型飼料の注文容量として入力される。
注文者が「転送する」アイコンをクリックすることにより、注文者端末100は、入力された注文容量情報を販売サーバ200に転送する。すなわち、注文者端末100は注文容量情報として「10kg」を販売サーバ200に転送する。
図6のユーザインタフェースの入力画面400に注文容量情報を入力するためのユーザインタフェースの入力画面を追加し、対象ペットの個体の身体情報を受信するとき、注文容量情報を共に受信することもできる。
販売サーバ200は、検出された単価に受信した注文容量を乗じて決定されたオーダーメード型飼料の価格を決定する。本実施例において、決定されたオーダーメード型飼料の価格は10,000ウォン/kg*10kg=100,000ウォンに決定される。
販売サーバ200は、注文者端末に決定された価格(「100,000ウォン」)情報を転送し、決定されたオーダーメード型飼料の飼料コード(「000881」)情報と成分含量の情報も転送するS345。飼料コードは、図3のマッチングテーブルから検出されて転送される。成分含量は図4の原料配合比ファイルから検出されて転送される。
転送された飼料コードは、注文者が後で同一の飼料を注文しようとする場合に使用されることができる。そのような場合、注文者は、今回に入力した身体情報と同一の身体情報を再度入力する必要なく、転送された飼料コードのみを入力することで、手軽に同一のオーダーメード型飼料を注文することができる。販売サーバ200は、注文者端末100から飼料コードを受信すると、図3のマッチングテーブルからその飼料コードを検出し、その飼料コードにリンクされた原料配合比ファイルから原料配合比を検出することができる。
注文者は、受信した価格情報と成分含量情報などを検討した結果、異常がなければ注文者端末100を通じて販売サーバ200に決定されたオーダーメード型飼料の購買申請情報を転送する。
注文者は、価格情報と成分含量情報などを検討した結果、異常があれば注文者端末100を通じて他のオーダーメード型飼料の購買申請情報を転送することもできる。この場合、注文者は有していたオーダーメード型飼料リストから希望するオーダーメード型飼料を選択し、販売サーバ200によって決定されたオーダーメード型飼料の代わりに自分が選択したオーダーメード型飼料の購買申請情報を販売サーバ200に転送することができる。
販売サーバ200は、注文者端末100から購買申請情報を受信するとS350、オーダーメード型飼料の配送のために注文者端末100に配送先情報を要請するS355。注文者は、注文者端末100を通じて配送先情報を入力して販売サーバ200に転送する。注文者は、配送先情報として自分の病院の住所や対象ペットの個体を飼っている顧客の自宅住所などを入力することができる。注文者は注文資格者DB240に記録された自分の住所を配送先として選択することもできる。
販売サーバ200は、注文者端末100から配送先情報を受信するとS360、注文者端末100に決定されたオーダーメード型飼料の代金に対する決済を要請するS365。代金に対する決済は電子決済システム400を通じて行われることができる。
販売サーバ200は、決済が完了されればS370、代金が決済されたオーダーメード型飼料の製造および配送を指示するS375。このために、販売サーバ200は、工場サーバ300に代金が決済されたオーダーメード型飼料の製造指示情報及び配送指示情報を転送する。製造指示情報及び配送指示情報は、決定された原料配合比、オーダーメード型飼料の容量、配送先の住所、注文者の電話番号などを含むことができる。工場サーバ300が飼料コードと原料配合比のマッチングテーブルを有している場合、販売サーバ200は決定された原料配合比の代わりに、決定されたオーダーメード型飼料の飼料コードを転送することもできる。注文者の電話番号などは注文資格者DB240から検出されて転送される。
工場サーバ300側は、決定された原料配合比を有するオーダーメードの飼料を製造して配送先の住所に配送する.オーダーメード型飼料の製造と配送がそれぞれ異なる主体によって行われることもできる。
このようにオーダーメード型飼料の製造は、取引が実現された後にオーダーメード型で行われる。これは販売者が飼料を予め製造して備蓄しておき、注文者との取引きが実現すれば、備蓄しておいた飼料を配送する従来の技術に比べて相対的により新鮮な飼料を提供できるようにする。また、これは販売者が在庫の負担なく多様な種類のペットフードを販売できるようにする。
ペットの個体がそれぞれ異なる多様な身体情報を有することにもかかわらず、注文者は対象ペットの個体の身体情報に適合化された飼料の提供を受けることができる。したがって、対象ペットの個体の健康維持または回復を保障することができる。
販売サーバ200は、代金決済が完了すればS370、注文者の口座に手数料を振替するS380。注文者の口座番号は注文資格者DB240から検出される。
単に獣医師のみが注文を可能にし、取引が実現された後に獣医師に手数料を振替することで、獣医師は手数料を通じて直接的な収益を創出できるだけでなく、飼料を注文しようと訪問する顧客から間接的な収益を創出することもできる。飼料を注文するために獣医師を訪問する顧客も獣医師を通じて飼料を注文することによって飼料の安全性及び信頼性をさらに確保することができる。
注文者に要求される資格要件は、注文者が獣医師と同等であると認められる場合にも満たされるものと拡大され得る。例えば、資格要件は注文者がペット同好会の場合にも満たされるものと拡大され得る。
本発明に係るオンライン販売方法は、犬のほかに、猫などの他のペット類に対しても適用されることができる。この場合に、対象ペット類の身体情報を構成する項目は、当該ペット類に適合したものに変更され、オーダーメード型飼料の原料配合比もそれによって変更される。
本発明は、コンピューターで読み取りが可能な記録媒体に、コンピューターが読み取り可能なコードとして具現化することが可能である。コンピューターが読み取り可能な記録媒体はコンピューターシステムによって読み取られるデータが格納されるすべての種類の記録装置を含む。コンピューターが読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などがあり、また、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた転送)の形態で具現されるものも含む。また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが格納及び実行されることができる。
以上、本発明について、その望ましい実施例を中心にして説明した。本発明が属する技術分野で通常の知識を持った者は、本発明の本質的な特性から脱しない範囲で変形された形で具現できる。よって、開示された実施例は限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮される。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それと同等の範囲内にある全ての差異点は本発明に含まれる。